昨日のくたばり具合から、低空飛行というか墜落寸前状態で出社・・・。
体調悪いと、やっぱり汗のかき方がおかしいのよね。
っていうか、危険なかき方。
念のために制服下に着てるタンクトップを予備に数枚持って行ったんだけど、何時間かおきに着替えてました(~_~;
汗かきっぱなしで冷房で冷やされると風邪悪化だからね、それはやはり前もって。
タオルとかも持って行ってたし(^^ゞ
スポーツドリンクも大量に飲んでみたが、汗になるばかり(^^ゞ
いや、巷が暑かったんだけどね、体調以上に(^^;;

この週末は本当に養生あるのみ、だな。
部屋の片付けが進んでいいかも(自爆)
ISBN:4596218420 新書 結城 玲子 ハーレクイン 2006/08 ¥672

8月5日刊、久々のウインターズ新刊読了〜。
いや、もうこれだから彼女の作品ってのはっっ!!新刊買いやめられないぜっっ!!っていう、嬉しい1冊でした。

ここ近年のHQさんから出る本って、どうもいい意味での裏切りがなく、読み終わってから蔵書に残るのも少ないのよね。
しかも、昔のようにこのシリーズにはこのムード、この雰囲気!!みたいな「王道」的なものもなく、ハーレクイン・シリーズとシルエット・シリーズの境目もよく分からず、テキサスにシークが生息していたりとか、もはやどこに向かっているのか分からない状態でして(笑)。

まぁ、そんな中、驚くばかりのイマージュ読んだぞ!!って気分にさせてくれました。
お読みになった方、お気付きですか?
この二人、子供までいるのに作中で一度もエッチ場面が直接的に描かれていない事を(笑)。
ある意味、ヒーローのトリスが気の毒になったりしたよ・・・一番美味しい部分の記憶がふっ飛んでるんだから(^^ゞ

12年前、19歳のトリスと結婚の約束をした18歳のレイチェルだが、その後に彼から何の連絡もなかったのは、彼が事故で記憶を失っていたからで・・・。
これだけだと、よくある話になるのだが、そこはウインターズ。
一通の手紙からの急激な展開に至るまで、12年間をかけていたりするんだよね。
勿論、二人のロマンス再燃というのが話のメインなのだが、家族というものをあのボリュームの中で何と丁寧に描いていることか。
18歳の娘が未婚のまま妊娠したと分かっても、娘と孫娘を慈しみ守ったヒロインの両親。
特に母親は、ヒーローに捨てられたと思い、辛さから彼の思い出の品を処分した娘に黙って「いつかこれを彼に・・・」と、それらをひっそり保存していたりして。
頑なになっていたヒーローの心を解きほぐす役目の一端を担ったりするんだな、それが。
あと、記憶喪失事故から12年後にいきなり孫娘がいると分かったヒーローの両親。
ヒーローの兄夫婦(長男夫婦)を事故で亡くし、更にそんな事になっていたりとする中、落ち着いた対応が読んでいてもほっとしたり。
自分の実の息子も大事だけど、冷静に、公平に物事を見て時には息子を諭したりして下さるのもよかったわ。
いや、しかし「彼女が連絡してくれなかったと怒っているんだろうが、そもそも婚前に関係持ってまだ若い彼女を未婚の母にしたのはお前だろーに」とばかりのばっさり斬りには拍手?(笑)
複雑な環境におかれてしまったヒーローの甥がまた、何ともいい味で。
屈折しているのかと思わせておいて、あのラスト近く「僕たち二人で〜」にはウルウルきたよ〜。
そして、12年前の運命の船旅で二人の間に出来た娘ナタリーが・・・もう、11歳とは思えない達者な子で(^^ゞ
12年後に再会し、娘を挟んで恋を再び、という展開だけではなく、周囲の人たちとの間との絆を再確認し、全てを包み込むようなハッピーエンドを迎える。
実際、ヒーローはもし彼女が別の男と結婚したとしても、自分の気持ちは変わらないし、彼女と娘の幸せを傍で見守っていこうとまで思ったりするんだよね。
その結論にたどり着くには、自分だけでは無理だったのは読めば分かるし、またそれが心地いいんだが。
こういう作品だと、読んだ後にいい気持ちでいられるんだけどね。
舞台も、ウインターズがかつていたスイスなものだから、その活き活きとした描写が物語と上手に絡まっていてよかったよ〜。
思わずレマン湖の景色をPC壁紙にしちゃったもん、今夜から(^^ゞ

個人的には、12年前のヒーローの荷物の中にウエイン・グレツキー(カナダの誇る名アイスホッケープレイヤー。現役引退し、今年あったトリノ冬季五輪ではカナダの男子アイスホッケー代表チームのゼネラルマネージャー)のサイン色紙があったというあたりはプププッでしたが(笑)。
主役二人の娘がホッケーやっているんだけど(父親に似て名選手の模様。笑)、ことのさん好みのいい描写でしたわ♪
ISBN:4596511438 新書 三浦 万里 ハーレクイン 2006/08 ¥641

アネットさんのクレンショー4兄弟最終話、読了〜。
最後の主役を務めるのは、末っ子ジェイソンくん(^^)
この話が一番評価がいいんですが・・・ぷぷっ。やっぱアネットさんだわ〜。
今回のヒロインであるレスリーが逃亡しなけりゃいけないハメに陥った、目撃した殺人事件なんだが・・・やっぱり事件そのものはどうでもいいんだな、アネットさんよ!(爆)
もう、ここまでくると笑うしかないその潔さよ?!
レスリーの住んでる街、マフィアはいるわ、そいつらと癒着している警察いるわとノワール・ノベル並みの腐敗具合なのに、それでもやっぱりその後悪人達がどうなったかとかはどうでもいいんですよ、アネットさんは!(爆)
イントリーグやインティメットでロマサス路線お書きの作家さん、これぐらいのロマンス至上主義の潔さはやはり無理ですか?(爆)

クレンショー一家全員登場となったこの巻、やっぱり大家族とか牧場ものとか書かせると彼女はすごくいいのを再認識。
そう、傷だらけになったジェイソン、逃げるレスリー、二人をまとめて包み込むのが結局クレンショー一家の牧場なのよね。
このあたり、キャラウェイ・シリーズを思い出した。
困った立場に追い込まれていながら、ヒロインはウイットに飛んでいてポジティブなのもいいよね。
ぷぷっとなったのは、前回のヒーローであるジュード兄ちゃんとレスリーの会話。
クレンショーの男と結婚した女性は幸せね、と言う彼女に、んじゃ嫁さんに毎晩2時間おきにクレンショーの赤ん坊(しかも双子)にミルクを飲ませる特権を与えられて幸せだね、と言わないと!!と・・・殴られるぞ、ジュードよ(笑)。

あと、これは・・・画期的じゃないの?と思った箇所があるんだが。
よく病気や妊娠の際にヒロインを気遣い世話をやくヒーローっていうのは見るが・・・今回のジェイソン、これはナイス。
珍しいもの、見た気がしません?(^^ゞ
生○痛で苦しむヒロインの世話焼きヒーローよ?!
初日が特にひどくって・・・と丸まるレスリーに電気パッドを持ってきたり、あったかい飲み物はいるかい?コーヒーは?!とかもうマメなの何のって。
おいおい、今年のベストマメ男ヒーロー候補に殴り込みたいのか、ジェイソンよ!(笑)
男兄弟、むさくるしい男ばかりの従弟達に囲まれて育った筈なのに・・・ママのお仕込みがよかったのか?!(笑)
苦しむ君を見たくない〜、とかっていう台詞、生○痛なのでいつもこんな感じなの?と続くんだが(^^ゞ

クレンショーものはこれで一旦終わるが、ファンからのお手紙についついまた続編を書いてくれちゃっているアネットさん・・・いい人だ(笑)。
今年はまだもう1冊、アネットさんを翻訳で拝める事が決定した。
12月、ということは『The Man Means Business』の翻訳ね。
これは単発ものなんだけど、各方面からも評価いい1冊なのでお楽しみに♪