テレビ三昧

2006年2月25日 スポーツ
・・・って事で、朝から地上波でエキシビションを見ながら朝食を食べたり。
いやはや。どうも某お友達のラスボスという説に激しく頷かずにはいられない王者っぷりでしたな、プルシェンコ王子(笑)。
それが終わるとちょこっと買い物に出る。

いやはや。昨日友達から貰ったリ○トンリモーネのペットボトルのキャンペーンおまけがコレのアイスホッケーだったばかりに、とりあえず予備確保に走った(^^;

http://www.sanrio.co.jp/news/welcome.html

赤ユニなのよ!
ことのさん、ハロー・キティには全く興味ないが、コレは別。
あと4体確保してチーム作ろうかな・・・(アホ)。
笑えるのが、全8種類で、ホッケー、スピードスケート、スノーボード、フィギィアスケート、スキージャンプ、ボブスレーは選手なのだが、なぜかカーリングに関してはカーリングのストーンにキティちゃんがコスプレっているのである(爆)
あと、残り一個の雪ダルマっていうのも謎だわ。。。
いや、明日行って大人買いして全部揃えておこっかな(^^;
ついで(?)に、ホッケーチーム編成を・・・ >やめとけ!

帰宅してからは、ホッケーの準決勝ロシア×フィンランドを見ながら昼食。
いやはや。圧巻である。あのロシア相手に4-0なんて結果を叩き出したフィンランド!
主力キーパーが脱臼で欠場しようが、エースの前歯が三本ふっ飛ぼうが(それまで自前を確保していた事に解説者と共に驚いた。笑)決勝だ!
そんな中、思わずロシアチームベンチにいる"ロシアン・ロケット"こと今チームのTMであるパベル・ブレ様(長野、ソルトレイクのメダリストでもあります)の哀愁漂う姿が大写しにされていて萌えていたのはことのさんだけか?!(^^;
しかし、この前に行われていたスウェーデン×チェコで、スウェーデンが快勝したので、チェコはそのロシアと銅メダルを争う事になったのですが・・・(^^;;
今大会、NHLシーズン開始から絶好調でポイントランキングのトップ争いをしていたヤーガーへのチェックは各チーム尋常ではないので、あのロシア相手にどこまで頑張れるんだろうか・・・あうあう。
でも、薄めの北欧国男前達による、スマートな対決だよな。前回のソルトレイクが濃い北米国男前対決だったから真逆?(爆) >今オリンピックのフィナーレを飾る男子ホッケー決勝

そんな事を考えながら、引き続きBSでエキシビションを再び見る(笑)
終わる頃におやつを食べ、続けてテレビをつけていたらカーリングの三位決定戦・・・これ、ライブで昨夜見たからいっか。
しばらく、部屋でお掃除しながら、まったり。あと『情熱のアフロディーテ』CD聴きながらお友達に手紙書いたり、懸賞はがき書いたり。

再びテレビの前に陣取り、今度はカーリング男子の決勝を見ながら早めの夕飯にお好み焼きを食べる。
いやはや、すごかったね。フィンランド×カナダ(^^;
ホッケーとは逆に、こちらはカナダの圧勝。
特にあの試合を決めた6点を叩き出した原動力、26歳のカナダのサードの彼はすごかった!
シュート率96%って・・・殆どパーフェクトに近くって、ダブルテイクアウトどころかトリプルテイクアウトまで決めたあの勇姿、何か彼の肩に降臨しているとしか思えなかった(爆)

今は、これ書きながらBSでやっているフィギィアの録画リレーのアイスダンス観戦中。
デンコワ姉さん、麗しいですな、いつ見ても。
今夜はこのままラストのエキシビションのプルシェンコ王子のハング・アップ祭り(爆)までリレーにお付き合いっす(笑)。
明日のホッケーの連戦観戦までは、優雅〜にね。
ふ、ふふ。夜中三時まわるまで「ラスボス・プルシェンコ劇場」(爆)を見ていて、その後寝ましたら、起きたらエライ時間でした(^^;;

さっそく着替えて今夜のホッケーTV観戦の為に食料買い出しに出かける(笑)。
昨日の日記で書いていたハロー・キティだが、2リットルのだとマグネットクリップなんですが、それにもアイスホッケー版がある事を店頭で知り、悩む事なく購入・・・って、あたしゃ当分このリ○トンリモーネ以外飲めませんよ・・・(~_~;;

現在、5匹のホッケー・キティが手元に(アホすぎ)。
チームはやはり、フルメンバーと控え込みの人数(ネコだが。爆)で揃えるべきでしょうか?!(自爆)

この写真リンクに飛ぶと、全種類の画像がありますが、是非カーリングのアホさをご自分でお確かめあれ(爆)

そんなこんなで、この後はホッケー観戦に邁進予定〜。
ISBN:4576060198 文庫 宮崎 槙 二見書房 2006/02 ¥950

またもホッケーにやられて忘れてた(^^;
SEPの翻訳最新刊、読了〜。

毎回思うのだが、この作家さんは「人間」を書くのが上手だと思う。
今回も言ってはナニだが、主要登場にまともな凡人は一人もいない(笑)。おむつをした幼児でさえだ(爆)。
それでいて、非常に愛らしい、憎めないキャラクター造詣のオンパレードでどんどん物語にのめり込んでゆく。
ヒロインのイザベルも、よくありがちのガチガチの頑な女ではない。職業が心理学者、育ちにも問題アリなのだが、それすらも超越した慈愛に満ちたちょっと(かなり)変わった女性だった。
人を分析したがり、支配したがるというより、自分の懐に全部抱え込んでしまうといった感すらあった。
本当にかわいらしくて、笑えて、こんな先生ならカウンセリングも悪くないんじゃないかという気にさせられる(笑)。
ヒーローのレンは・・・これまたSEPお得意の屈折したおバカさん男前なのだが、今回のは職業が「人気サイコパス俳優」というので屈折に磨きがかかっていた(^^;;
憎めない、稚気に満ちたってのは相変わらずなのだが、今回の場合は「コスプレ(変装)」というおまけまでついてきた(笑)。
彼が元妻の子供達と対峙している描写は、思わずクスクス笑いが漏れまくりです。
ラスト近くで、レンがやっと自分の気持ちに気付いた後の怒涛の展開、まさにモーゼの十戒並みに海が割れた勢いでしたな(笑)。
エピローグも、茶目っ気溢れていて、まさに真骨頂。
「双子かい!!」と、そっくりな悪魔のチビちゃん達におまるのしつけをしているレンを思い浮かべて大ウケしてしまったわ(^^;

脇役が魅力的で、SEPお約束の同時進行するもう一個のロマンスもよいのはいつもですが。
今回のレンの元妻トレーシーとその夫ハリーの仲直り劇は、ちょっと他作品のサイドストーリーと比べるとインパクト弱かったかな?(^^ゞ
子供達の強烈な描写に押され気味っていうのもあったけど。

いや、もしかして・・・物語の舞台に負けたのかもしれない。
それぐらい、SEPはトスカーナの小さな街を魅力的に描いてしまったのである。
イタリアンにそれほど執着のないことのさんでさえ、この作品を読んでいてイタリア料理がムショウに食べたくなってしまったぐらいだ。
単なるピザでもいいや・・・近いうちに食べる事にします。
そして、再度この本を読むの。
読後がこんなに幸せ気分になれるSEP作品、だからやめられないのである。
・・・を20時半から延々見続け、最後の試合も先ほど終了。
スウェーデンの優勝、フィンランドの準優勝、3位はチェコとなりました。

いやはや。結果を先に見ると楽しみが減るから、3位決定戦は結果を見ずに放送を見ていましたが・・・結論は「結果見ててもよかったよ、これ」という試合内容だった(^^;
いやー、荒れた試合でした。
ロシアは早々に得点ゲッターのコバルチェクを危険行為による退場処分で欠き、チェコもその際に主力選手の一人クヴィナが負傷して試合に出れなくなった。
2ピリの終了間際には、ヤーガーがさがってしまって試合終了までリンクに出てこなかったし(~_~;
怪我しててもおかしくない各チームのチェックとプレッシャーだったとはいえ、あの負けん気の強い彼があっさり下がっているあたりがこの試合内容を端的に物語っているのか?(いや、ヤーガーとラングからのアシストでのジドリツキーのロングシュートは素晴らしかったけど)
ロシア相手に2-0で勝っていて、最後にロシアがキーパーあげて全員攻撃になった際にひょいとルーズパックを捕獲して、無人のゴールにとどめの1点を追加したという何とも大味というか、何つーかな・・・(^^;
まぁ、歴史が物語るように因縁のロシア相手に勝って銅メダルという事で、メダル授与の際のヤーガーはそれなりに笑顔だったが、「金」を取る為にNHLポイントレースを途中離脱してここにきて「銅」。
という事であの人の脳内はNHLに戻ってるだろ、既に(^^ゞ
思えば、ハシェクが負傷欠場した時点でチェコの運命は決まっていたのか?
そしてロシアは・・・一体何があったのか?!ってぐらい噛み合いのないゲーム内容だった。
オベツィキン(絶対次回五輪も出てくるよ、この子は。まだまだ若いもの!)のスティックにキスしての勝利の祈りも通じなかったよ、本当に。完封されちゃったよ(^^;
NHLに戻ったらチームメイトなんだし、ヤーガーに分析してもらうのもあり? >カスパライティス(^^;

そして決勝。
これは結果だけ見たらいい試合だった。点数、ショット・オン・ゴール数から見ても互角。
しかし、見ていた方はとにかく「どうしたんだよ、フィンランド?!今までと動き違うじゃん!!」みたいな叫びが抑えられなかったかと。
とにかくずーっとずっとスウェーデンが攻めて攻めて攻めて攻めて攻めて・・・(エンドレス)。
つまり、自分らのプレイをさせてもらえないのよ。
いや、そんな中でもフィンランドの得点は2点とも素晴らしかったのよね。
1点目のティモネンのシュートの際は、セラニからのパックを押し込む際にさりげなくサク・コイブのスクリーンとかあったり(おかげで何度も得点内容に訂正入って笑えたけど。爆)。
二点目のペルトネンのシュートも絶品でしたわ。
バックショットからのパックを逆から入ってきて見事にショット。
そんな試合も、3ピリ開始10秒のリドストロムのブルーラインからのロングシュートが決定打となって勝利の女神はスウェーデンに微笑んだ。
守って守って守ってチャンスを待ったのに、肩に力が入っているのかフィンランド選手のスティックが笑えないぐらいに連鎖反応でチャンスのたびに折れてゆくのは見ていて怖かった・・・。
思えばリドストロムのシュートの際も、サク・コイブのスティックが折れてベンチに取りに戻って瞬間、4-3というパワープレイと同じ状態を不可抗力で作ってしまったのもあったのだ。
ちなみにその瞬間、ことのさんは好物のアロエヨーグルトを食べはじめたところで、フェイスオフ直後に一体何が起こったのか頭が働かず、スプーン咥えたままで呆然としてました(爆)

ペナルティ・シュートになったか?!というところでは一歩足りなかったり、最後の全員攻撃にも何度もチャンスがありながらゴールに嫌われていたり・・・と、何かツキの無さが今までの試合の分もまとめて一度にやってきたのかフィンランド(^^;; って感じでした・・・。
「苦手意識」っていうのもあったのかな。お隣同士宿敵同士だし(^^;;

最後に愚痴を・・・。

N○Kさん、トリノ五輪の最終を飾る花形競技アイスホッケーの表彰式を放送しないってどういう事ですか?!3位の銅メダル授与と記念撮影は放送しておいて、肝心の金と銀の授与を省くって何の為のライブ放送?!

失礼しました。本当にこれは愚痴りたかったのよ・・・。
とりあえず、今、総合で録画の3位決定戦がやってるから、こっちの決勝録画編集放送分でメダル授与の瞬間が少しでも見れる事を期待して続けて見ていますが・・・なかったら・・・ショックだな(涙)
結局、あの後チェコ×ロシアの3位決定戦を延々と地上波で見てしまい、気付けば2時近い・・・。
そのまま起きて閉会式見た方が早い、って時間でしたが、外ではすごい風で冷えてきたし布団にもぐりました。
んで、未読HQを読んでて・・・気絶寝していた模様(^^A

A○azonからの荷物到着で起こされたら・・・何かすごい時間だったわ(苦笑)

買っておいた期間限定のブルーベリーのカスタードケーキをもぐもぐ食べながら、届いた新刊文庫を読み始める。
トリノ五輪の期間・・・特にホッケー男子が始まってからの読書ペースを沈滞っぷり・・・いや。停止っぷりはちょっと目を覆うばかりである(^^;
五輪も終わったし、追い上げ開始せねば(^^ゞ

今年に入り、「1日1冊ペース」というのを掲げ、専用手帳に毎日タイトルを記入しているのだが。
いや、読めない日もあるのは仕方ないから、1日2冊読めたら、それは2日分ノルマ達成!とか、自分にかなり甘い決め事だが、これのおかげか本の整理はカメの歩みだが進んでいる。
2月は28冊読んでクリアだが、まだ○冊足りません・・・3月にハイペースでこのデポジットを解消せねば(^^ゞ

目指せ、未読消化! >無理そ〜(^^;;
トリノ五輪の日本選手団が帰国との事。
各国の選手も帰国したんでしょうな・・・と、しんみりしながらネットでいろんな後日談を読んでみたり。

そんな中、既に今回の五輪が最後になるであろうハシェク以外にも、ヤーガーもその旨をもらしていたり・・・。
何だか次のバンクーバーでは、チェコの試合にヤーガーがいないのかぁ・・・と思うと寂しいなぁ(まぁ、今34歳だし無理もないか)。
ロシアもカスパライティスは次回はいない筈だし、カナダのサキックも地元開催とはいえ微妙だわ(ましてやあのカナダの選手層を考えると)。
フィンランドもセラニは今回がラストだろうね・・・。
NHLでは引き続きプレイしてくれるだろうけど、祖国の代表として出場する五輪はまた別格だと本当に痛感させてくれた、このセラニのコメント。

http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/gorin/hockey/news/20060228k0000m050080000c.html

スラリとスマートな男前セラニにここまで言わせるなんて・・・特別なんだろうなぁ。
そんなセラニが大量出血し、負傷しても望んだ金メダルへの思いは若手選手が引き継いでくれるんだろうけど・・・。
本当にお疲れさまでした。
ISBN:4576060201 文庫 井野上 悦子 二見書房 2006/02 ¥870

昨日届いた二見の今月の新刊、何とか今月中に読了(笑)

いやー、これは一読の価値ありの1冊でした。
何よりも、このテンポと書き込み具合のロマンティック・スリラーを日本語で読める時代になったという嬉しさもあったり。
もっとも、それはひねくれ趣味のことのさんの感想なので、大半の方には当てはまらないかと(^^;

奇しくも、今月二見からもう1冊出たSEPと同じような職業のヒロインの作品となっている。
ただし、こちらのモーガンはセックス・セラピストの精神科医。
この設定を見ると、ついついシリーズ・ロマンスのBrazeとかのホットなものにありがちの絵空事的エキセントリックなヒロインを思い出すのだが、モーガンというキャラクターを、緻密に内面から書き綴ったM・J・ローズの筆力の前にそれは杞憂に終わった。
セラピストの自己に対するセラピー、過去へのトラウマ、そして眠っていた性への疼きを描いている部分は秀逸である。
キャラクターがこれだけ完成度が高いと話そのものの歪みが少なく、このようなテーマの作品にも関わらずさくさくと読み進められるのだから、いかにキャラクター造詣が重要なのかわかるというものだ。
そのモーガンに対峙するのが、ニューヨーク市警の刑事ノア。
これがまた・・・昨今のロマサスによくある男性ホルモンむんむん(爆)の刑事ヒーローとは一線を画していたり。
繊細でいて大胆、クールでありながら激しいんですから。
彼もまた過去を引きずり、真の正義を求めて故郷ニューオリンズからニューヨークにきたという複雑なキャラクターとなっていた。
ピアノを優雅に弾き語り、料理も得意、既に生活に困らない程度の財産を持ちながらも、自身を形成している「刑事」という仕事を本当に愛している。
いや、もう、おっさん好きの某お友達に即メールしちゃったよ(^^ゞ
「好みの筈!!」と萌え予報を(爆)

いくら刑事生活に慣れようが、今だ被害者達に静かに祈りを呟く彼と、全ての迷える少女たちを救おうとする彼女が出会ったのは運命というか何というか・・・。
二人が一緒だと、会話がなくても、心が通じ合っているというのが何とも優しく書かれていて、官能的場面との落差がまた面白い。
ことのさんはこういう地味な描写の積み重ねに心動かされるタチなので、ここも○でした。

丹念に淡々と書き積まれていったピースが、面白いぐらいにミスリードを誘いつつ上手にネタばらしをし、スリラーとしても成立していて無理がないのが心憎い。
こんな新人なら、アンソニー賞の最終選考に残っても不思議ではないということか?
もっとも、濃厚なエロティック・ロマンスを期待の方には肩すかしかと思いますが、正直ヤッてるだけ(爆)のB級エロ作品なんかで萎えるよりもよっぽどこちらの方が官能的。
ロマンスがないワケじゃないが、多いワケじゃない。
母としてのモーガン、医者としてのモーガン、人間としてのモーガンを描く事にあれだけページを費やしているのだし、作者M・J・ローズの思惑はそこにあるのだろう。

既にこのモーガン・シリーズの2冊目を書き上げてしまったM・J・ローズだが、まだあと数作は読ませて頂けるようなのでこれは嬉しい。
モーガンとノアの関係がこの後どうなってゆくのか、読める日がくるのを楽しみに待っています。

余談であるが、この作品、原書はMIRA BOOKSの書き下ろし作品なのである。しっかりこの文庫にも「Harlequin Enterprises」とある。
こんなアンソニー賞最終選考まで残った作品の翻訳権を、それこそあっさり赤の他人(爆)である二見書房に奪われた系列会社、日本ハー○クイン社の面目は何処?(^^;
まぁ、もっともMIRA文庫から出されてもこのミス(『このミステリーがすごい!』)にも、IN POCKETSの翻訳ミステリ投票の目録にすら載せてもらえないんだし、それじゃこの作品を布教する足枷にしかならんから・・・二見さん、よくやった?!(爆)
これを見ると、系列会社という立場に胡坐かいて呑気にしているとイタイ目見るぞ・・・という、まるきりソ○マガに美味しい親会社のロマンス作品を片っ端から版権取られているラ○ダムハウスを見ているようです(爆)。
こんなところまで、H○社とラン○ムは似ていて笑えないまま、書き逃げといたしましょう・・・(脱兎←既に遅し。汗)

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