トリノ五輪の日本選手団が帰国との事。
各国の選手も帰国したんでしょうな・・・と、しんみりしながらネットでいろんな後日談を読んでみたり。
そんな中、既に今回の五輪が最後になるであろうハシェク以外にも、ヤーガーもその旨をもらしていたり・・・。
何だか次のバンクーバーでは、チェコの試合にヤーガーがいないのかぁ・・・と思うと寂しいなぁ(まぁ、今34歳だし無理もないか)。
ロシアもカスパライティスは次回はいない筈だし、カナダのサキックも地元開催とはいえ微妙だわ(ましてやあのカナダの選手層を考えると)。
フィンランドもセラニは今回がラストだろうね・・・。
NHLでは引き続きプレイしてくれるだろうけど、祖国の代表として出場する五輪はまた別格だと本当に痛感させてくれた、このセラニのコメント。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/gorin/hockey/news/20060228k0000m050080000c.html
スラリとスマートな男前セラニにここまで言わせるなんて・・・特別なんだろうなぁ。
そんなセラニが大量出血し、負傷しても望んだ金メダルへの思いは若手選手が引き継いでくれるんだろうけど・・・。
本当にお疲れさまでした。
各国の選手も帰国したんでしょうな・・・と、しんみりしながらネットでいろんな後日談を読んでみたり。
そんな中、既に今回の五輪が最後になるであろうハシェク以外にも、ヤーガーもその旨をもらしていたり・・・。
何だか次のバンクーバーでは、チェコの試合にヤーガーがいないのかぁ・・・と思うと寂しいなぁ(まぁ、今34歳だし無理もないか)。
ロシアもカスパライティスは次回はいない筈だし、カナダのサキックも地元開催とはいえ微妙だわ(ましてやあのカナダの選手層を考えると)。
フィンランドもセラニは今回がラストだろうね・・・。
NHLでは引き続きプレイしてくれるだろうけど、祖国の代表として出場する五輪はまた別格だと本当に痛感させてくれた、このセラニのコメント。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/gorin/hockey/news/20060228k0000m050080000c.html
スラリとスマートな男前セラニにここまで言わせるなんて・・・特別なんだろうなぁ。
そんなセラニが大量出血し、負傷しても望んだ金メダルへの思いは若手選手が引き継いでくれるんだろうけど・・・。
本当にお疲れさまでした。
ISBN:4576060201 文庫 井野上 悦子 二見書房 2006/02 ¥870
昨日届いた二見の今月の新刊、何とか今月中に読了(笑)
いやー、これは一読の価値ありの1冊でした。
何よりも、このテンポと書き込み具合のロマンティック・スリラーを日本語で読める時代になったという嬉しさもあったり。
もっとも、それはひねくれ趣味のことのさんの感想なので、大半の方には当てはまらないかと(^^;
奇しくも、今月二見からもう1冊出たSEPと同じような職業のヒロインの作品となっている。
ただし、こちらのモーガンはセックス・セラピストの精神科医。
この設定を見ると、ついついシリーズ・ロマンスのBrazeとかのホットなものにありがちの絵空事的エキセントリックなヒロインを思い出すのだが、モーガンというキャラクターを、緻密に内面から書き綴ったM・J・ローズの筆力の前にそれは杞憂に終わった。
セラピストの自己に対するセラピー、過去へのトラウマ、そして眠っていた性への疼きを描いている部分は秀逸である。
キャラクターがこれだけ完成度が高いと話そのものの歪みが少なく、このようなテーマの作品にも関わらずさくさくと読み進められるのだから、いかにキャラクター造詣が重要なのかわかるというものだ。
そのモーガンに対峙するのが、ニューヨーク市警の刑事ノア。
これがまた・・・昨今のロマサスによくある男性ホルモンむんむん(爆)の刑事ヒーローとは一線を画していたり。
繊細でいて大胆、クールでありながら激しいんですから。
彼もまた過去を引きずり、真の正義を求めて故郷ニューオリンズからニューヨークにきたという複雑なキャラクターとなっていた。
ピアノを優雅に弾き語り、料理も得意、既に生活に困らない程度の財産を持ちながらも、自身を形成している「刑事」という仕事を本当に愛している。
いや、もう、おっさん好きの某お友達に即メールしちゃったよ(^^ゞ
「好みの筈!!」と萌え予報を(爆)
いくら刑事生活に慣れようが、今だ被害者達に静かに祈りを呟く彼と、全ての迷える少女たちを救おうとする彼女が出会ったのは運命というか何というか・・・。
二人が一緒だと、会話がなくても、心が通じ合っているというのが何とも優しく書かれていて、官能的場面との落差がまた面白い。
ことのさんはこういう地味な描写の積み重ねに心動かされるタチなので、ここも○でした。
丹念に淡々と書き積まれていったピースが、面白いぐらいにミスリードを誘いつつ上手にネタばらしをし、スリラーとしても成立していて無理がないのが心憎い。
こんな新人なら、アンソニー賞の最終選考に残っても不思議ではないということか?
もっとも、濃厚なエロティック・ロマンスを期待の方には肩すかしかと思いますが、正直ヤッてるだけ(爆)のB級エロ作品なんかで萎えるよりもよっぽどこちらの方が官能的。
ロマンスがないワケじゃないが、多いワケじゃない。
母としてのモーガン、医者としてのモーガン、人間としてのモーガンを描く事にあれだけページを費やしているのだし、作者M・J・ローズの思惑はそこにあるのだろう。
既にこのモーガン・シリーズの2冊目を書き上げてしまったM・J・ローズだが、まだあと数作は読ませて頂けるようなのでこれは嬉しい。
モーガンとノアの関係がこの後どうなってゆくのか、読める日がくるのを楽しみに待っています。
余談であるが、この作品、原書はMIRA BOOKSの書き下ろし作品なのである。しっかりこの文庫にも「Harlequin Enterprises」とある。
こんなアンソニー賞最終選考まで残った作品の翻訳権を、それこそあっさり赤の他人(爆)である二見書房に奪われた系列会社、日本ハー○クイン社の面目は何処?(^^;
まぁ、もっともMIRA文庫から出されてもこのミス(『このミステリーがすごい!』)にも、IN POCKETSの翻訳ミステリ投票の目録にすら載せてもらえないんだし、それじゃこの作品を布教する足枷にしかならんから・・・二見さん、よくやった?!(爆)
これを見ると、系列会社という立場に胡坐かいて呑気にしているとイタイ目見るぞ・・・という、まるきりソ○マガに美味しい親会社のロマンス作品を片っ端から版権取られているラ○ダムハウスを見ているようです(爆)。
こんなところまで、H○社とラン○ムは似ていて笑えないまま、書き逃げといたしましょう・・・(脱兎←既に遅し。汗)
昨日届いた二見の今月の新刊、何とか今月中に読了(笑)
いやー、これは一読の価値ありの1冊でした。
何よりも、このテンポと書き込み具合のロマンティック・スリラーを日本語で読める時代になったという嬉しさもあったり。
もっとも、それはひねくれ趣味のことのさんの感想なので、大半の方には当てはまらないかと(^^;
奇しくも、今月二見からもう1冊出たSEPと同じような職業のヒロインの作品となっている。
ただし、こちらのモーガンはセックス・セラピストの精神科医。
この設定を見ると、ついついシリーズ・ロマンスのBrazeとかのホットなものにありがちの絵空事的エキセントリックなヒロインを思い出すのだが、モーガンというキャラクターを、緻密に内面から書き綴ったM・J・ローズの筆力の前にそれは杞憂に終わった。
セラピストの自己に対するセラピー、過去へのトラウマ、そして眠っていた性への疼きを描いている部分は秀逸である。
キャラクターがこれだけ完成度が高いと話そのものの歪みが少なく、このようなテーマの作品にも関わらずさくさくと読み進められるのだから、いかにキャラクター造詣が重要なのかわかるというものだ。
そのモーガンに対峙するのが、ニューヨーク市警の刑事ノア。
これがまた・・・昨今のロマサスによくある男性ホルモンむんむん(爆)の刑事ヒーローとは一線を画していたり。
繊細でいて大胆、クールでありながら激しいんですから。
彼もまた過去を引きずり、真の正義を求めて故郷ニューオリンズからニューヨークにきたという複雑なキャラクターとなっていた。
ピアノを優雅に弾き語り、料理も得意、既に生活に困らない程度の財産を持ちながらも、自身を形成している「刑事」という仕事を本当に愛している。
いや、もう、おっさん好きの某お友達に即メールしちゃったよ(^^ゞ
「好みの筈!!」と萌え予報を(爆)
いくら刑事生活に慣れようが、今だ被害者達に静かに祈りを呟く彼と、全ての迷える少女たちを救おうとする彼女が出会ったのは運命というか何というか・・・。
二人が一緒だと、会話がなくても、心が通じ合っているというのが何とも優しく書かれていて、官能的場面との落差がまた面白い。
ことのさんはこういう地味な描写の積み重ねに心動かされるタチなので、ここも○でした。
丹念に淡々と書き積まれていったピースが、面白いぐらいにミスリードを誘いつつ上手にネタばらしをし、スリラーとしても成立していて無理がないのが心憎い。
こんな新人なら、アンソニー賞の最終選考に残っても不思議ではないということか?
もっとも、濃厚なエロティック・ロマンスを期待の方には肩すかしかと思いますが、正直ヤッてるだけ(爆)のB級エロ作品なんかで萎えるよりもよっぽどこちらの方が官能的。
ロマンスがないワケじゃないが、多いワケじゃない。
母としてのモーガン、医者としてのモーガン、人間としてのモーガンを描く事にあれだけページを費やしているのだし、作者M・J・ローズの思惑はそこにあるのだろう。
既にこのモーガン・シリーズの2冊目を書き上げてしまったM・J・ローズだが、まだあと数作は読ませて頂けるようなのでこれは嬉しい。
モーガンとノアの関係がこの後どうなってゆくのか、読める日がくるのを楽しみに待っています。
余談であるが、この作品、原書はMIRA BOOKSの書き下ろし作品なのである。しっかりこの文庫にも「Harlequin Enterprises」とある。
こんなアンソニー賞最終選考まで残った作品の翻訳権を、それこそあっさり赤の他人(爆)である二見書房に奪われた系列会社、日本ハー○クイン社の面目は何処?(^^;
まぁ、もっともMIRA文庫から出されてもこのミス(『このミステリーがすごい!』)にも、IN POCKETSの翻訳ミステリ投票の目録にすら載せてもらえないんだし、それじゃこの作品を布教する足枷にしかならんから・・・二見さん、よくやった?!(爆)
これを見ると、系列会社という立場に胡坐かいて呑気にしているとイタイ目見るぞ・・・という、まるきりソ○マガに美味しい親会社のロマンス作品を片っ端から版権取られているラ○ダムハウスを見ているようです(爆)。
こんなところまで、H○社とラン○ムは似ていて笑えないまま、書き逃げといたしましょう・・・(脱兎←既に遅し。汗)