ふ、ふふ。夜中三時まわるまで「ラスボス・プルシェンコ劇場」(爆)を見ていて、その後寝ましたら、起きたらエライ時間でした(^^;;

さっそく着替えて今夜のホッケーTV観戦の為に食料買い出しに出かける(笑)。
昨日の日記で書いていたハロー・キティだが、2リットルのだとマグネットクリップなんですが、それにもアイスホッケー版がある事を店頭で知り、悩む事なく購入・・・って、あたしゃ当分このリ○トンリモーネ以外飲めませんよ・・・(~_~;;

現在、5匹のホッケー・キティが手元に(アホすぎ)。
チームはやはり、フルメンバーと控え込みの人数(ネコだが。爆)で揃えるべきでしょうか?!(自爆)

この写真リンクに飛ぶと、全種類の画像がありますが、是非カーリングのアホさをご自分でお確かめあれ(爆)

そんなこんなで、この後はホッケー観戦に邁進予定〜。
ISBN:4576060198 文庫 宮崎 槙 二見書房 2006/02 ¥950

またもホッケーにやられて忘れてた(^^;
SEPの翻訳最新刊、読了〜。

毎回思うのだが、この作家さんは「人間」を書くのが上手だと思う。
今回も言ってはナニだが、主要登場にまともな凡人は一人もいない(笑)。おむつをした幼児でさえだ(爆)。
それでいて、非常に愛らしい、憎めないキャラクター造詣のオンパレードでどんどん物語にのめり込んでゆく。
ヒロインのイザベルも、よくありがちのガチガチの頑な女ではない。職業が心理学者、育ちにも問題アリなのだが、それすらも超越した慈愛に満ちたちょっと(かなり)変わった女性だった。
人を分析したがり、支配したがるというより、自分の懐に全部抱え込んでしまうといった感すらあった。
本当にかわいらしくて、笑えて、こんな先生ならカウンセリングも悪くないんじゃないかという気にさせられる(笑)。
ヒーローのレンは・・・これまたSEPお得意の屈折したおバカさん男前なのだが、今回のは職業が「人気サイコパス俳優」というので屈折に磨きがかかっていた(^^;;
憎めない、稚気に満ちたってのは相変わらずなのだが、今回の場合は「コスプレ(変装)」というおまけまでついてきた(笑)。
彼が元妻の子供達と対峙している描写は、思わずクスクス笑いが漏れまくりです。
ラスト近くで、レンがやっと自分の気持ちに気付いた後の怒涛の展開、まさにモーゼの十戒並みに海が割れた勢いでしたな(笑)。
エピローグも、茶目っ気溢れていて、まさに真骨頂。
「双子かい!!」と、そっくりな悪魔のチビちゃん達におまるのしつけをしているレンを思い浮かべて大ウケしてしまったわ(^^;

脇役が魅力的で、SEPお約束の同時進行するもう一個のロマンスもよいのはいつもですが。
今回のレンの元妻トレーシーとその夫ハリーの仲直り劇は、ちょっと他作品のサイドストーリーと比べるとインパクト弱かったかな?(^^ゞ
子供達の強烈な描写に押され気味っていうのもあったけど。

いや、もしかして・・・物語の舞台に負けたのかもしれない。
それぐらい、SEPはトスカーナの小さな街を魅力的に描いてしまったのである。
イタリアンにそれほど執着のないことのさんでさえ、この作品を読んでいてイタリア料理がムショウに食べたくなってしまったぐらいだ。
単なるピザでもいいや・・・近いうちに食べる事にします。
そして、再度この本を読むの。
読後がこんなに幸せ気分になれるSEP作品、だからやめられないのである。