黙黙と買い物

2005年11月19日 お買い物
今日は病院で診察日なのでさっさと家を出る。
多分、インフルエンザの予防接種が増えているせいか、なんかいつもより繁盛(?)していていつもよりは待った気が(^^ゞ

診察を終え、薬局で薬を受け取り、さて街へ。

先日から懸賞で当たっていたギフトカードが3社計4000円ばかりになっていたので、デパートへと(笑)。
いや、田舎だと使用可能店が少なく不便なのでこういう時に使ってしまいたいのよね。
だからHQ新刊も地元で買わずに今日に持ち越していた(笑)

まずは書籍売り場でvillegebooksの新刊を2冊(もう1冊は今度、ネット書店で買う予定)、HQ新刊を2冊購入。
それでポイントカードがいっぱいになり、500円お買い物券が発行されたので、それを使って父の希望の御座候(ようするに「今川焼」「大判焼」なんだけど、それのブランド名)を購入。
更にデパ地下で、今夜の夕飯に・・・と神戸コロッケ、牡蠣フライなんかを購入。
駐車券とレシートをサービスカウンターで見せて駐車場無料券を発行してもらう。

ギフトカード、当たるのは嬉しいけど、やはり現ナマが一番便利ですな(^^ゞ

嵐の予感

2005年11月19日 新刊レビュー
ISBN:4270100184 文庫 仁木 めぐみ ランダムハウス講談社 2005/11/13 ¥998

かのエリザベス・ローウェルの愛娘であり作家でもあるヘザー・ローウェルのデビュー作。
読んでみて、このページ数をこれだけのレベルで仕上げる新人らしからぬ筆力に驚きました。

話自体は、ロマンティック・サスペンスのお手本のようだ。
殺人現場を目撃してしまい犯人に執拗に狙われる美人ヒロインと、その犯人を追って彼女と出会う刑事として登場する男前ヒーローという主役二人の設定からまず安心する(笑)。
脇役も、魅力的なヒーローの相棒、コケティッシュで勝気なヒロインの親友など、配置もうまい。
サスペンスとして読むと、これまた「お手本」というか「優等生」な出来なのだ。
多分、この作家は犯人が誰でもよくって、それは重要ではないんだろうな・・・と、読んでて思った。
そう思っても不思議じゃないぐらいラスト近くでドタバタと犯人が判明する。
これが「ミステリー」なら犯人はこじつけじゃん!!とはり倒したくなるが、全く違う。
この話においては、正体がバレるまで悪あがきするよりも、ヒロインを執拗につけまわし、恐怖に陥れ、読者共々ドキドキハラハラさせるのが犯人にとって一番重要な役割なのだ(笑)。
読者も、いつの間にか犯人探しよりも、いつ、どこで犯人がヒロインのクレアにどうやってコンタクトをとってくるか・・・という方がよっぽど気になっている事に気付く。
ローウェルが狙ったのはそれではなかろうか?

そして、そのドキドキハラハラしながらの犯人との直接対決までに二人のロマンスが進行する。
とにかく、この二人のやりとりがよくって、脇役達がそれを上手に盛り上げる。
ロマンスのみに焦点を絞っている筈の最近のHQ作品よりも、作品内のロマンス部分だけでも圧倒勝ち(笑)。
サスペンスとロマンスの按配も見事、蛇足的な作家としての欲や色気など見せずラストまで自分のペースを守って、「分かりやすいお手本」としてエンドマークを付けたその手腕。
最近じゃ、大物作家でも難しい事ではないのかしら・・・それをデビュー作で意識なくやってのけたのか?
だとしたら、あっぱれである(笑)。

ちょっとチャプター1個あたりのワード数が少なく、チャプターばかりが多くなっているのが気になったが、場面だけでなく場所が変わった時点でチャプターを変えるのが、この作家の手法なのだろうか?
これは次作にて判明するかな・・・って、あるのか?翻訳(^^;

久々に、良作のロマサスを読ませてもらいました(^^)
また彼女の作品を翻訳してほしいなぁ〜♪

余談であるが、お友達が最初に読んで即メールしてきた謎の訳。

カンティコ

・・・FBIの本拠地って、クワンティコじゃなかった?(^^ゞ
本当に、これじゃFBI本拠地がメキシコあたりに引っ越したかと思ってしまっちゃうね(爆)