ISBN:4562043008 文庫 数佐 尚美 原書房 2005/11 ¥1,000

さて、昨夜読んだライムブックス創刊分。
好きな卵焼きを最後に残すか、はたまた最初に食うか・・・って、これはドラマ『ラブとエロス』だったな。
智也のドラマの中でもエロくて、それでいて恐ろしくHQでお気に入りの一作だった・・・って脱線しましたがな(^^ゞ
そんな話をしたのは、目の前に出たばかりのMIRAのキャンディス・キャンプ新刊、ランダムハウス講談社のヘザー・ローウェル、ライムブックスのもう1冊のリサ・クレイパス、そしてこの本が並んでいて「さぁ、どれから読むかな(^^ゞ」っていう状態だったからだ(爆)。

んで、この本を読んだ。
いや、違う・・・読んでしまった・・・読み終えてしまった。私のバカバカっっってのが正しい。
こんな・・・こんな好み直撃ツボ直撃だーだー泣いてケラケラ笑って読んだ後にほんわか幸せ〜な気分になれる本を・・・ああ、なんで一番最初に読んだりしたのよっっ!!
こんな本は最後のお楽しみにとっておいて、まずは面白いのだが、どこをどう読んでも金太郎飴万歳!!なキャンディス・キャンプ(褒めているらしい。爆)からいくべきだったのよ!>錯乱気味か?(^^;;

読んでて、シカゴ・スターズ・シリーズ、ボナー・ブラザーズ・シリーズの他の本のあらゆる場面とのリンクがくすぐったくて、それがまた心地良い。
この本の主人公達、ボビー・トムとグレイシーがケヴィンとモリーの娘・ヴィクトリアの洗礼式に子供連れで来たのは何年後かねぇ(笑)。
翻訳者さんがイマイチ、このシリーズの人物関係等を把握していらっしゃらないように見受ける訳も一部あったりしたが、そんなのはご愛嬌。
この話のハッピーさはとびっきりである。
ヒーローのボビー・トムの数々の描写は、SEPがよく描く大人子供ヒーローの自分探し的ものを感じる。
大きな図体で、中身は駄々っ子。
稚気に飛んだキャラクターが好きなことのさんにはたまらない設定ですね。
ヒロインのグレイシーも、SEPがよく描く逆境を跳ね返すヒロイン系なのだが、それに慈愛や博愛が絶妙に混じっていて、これではテラローザの街の住民じゃないけどメロリンになっちゃうね〜(^^)
毎回脇役の恋愛もうまく絡めて描くSEPだが、今回のヒーローのママンの話も秀逸である。
小道具の使い方から軽妙洒脱な会話、流れるというか跳ねるような物語、全てが文句なくステキで、読んでいる間は時間を忘れていた。

で、読み終えた時、幸せという気分が一番だったが、二番目が前出の「最後のお楽しみにとっておきゃよかった」だったんですよ(笑)

でも、負けてません。
一日も早く再読したいから、他の3冊を黙黙読むぜいっ!と、会社でせっせこ2冊目に選んだキャンディス・キャンプを読んでました>ことのさん(アホ)
この本の原書は本棚になく、どうしてもあのボビー・トムとグレイシーの会話を原書で読んでみたくてさっきネットでついつい買ったし!>ことのさん(アホアホ)

・・・なんか、とりとめのないコントのようだが、つまり、ことのさん的萌え本という事です。
他人がどうこう言おうと、ことのさん的には超萌えでハッピーな本なのよ。てへ(^^ゞ