クレスリー・コールのマッカリック兄弟トリロジー最終話、読了。
このボリュームに、あれは盛り過ぎだろ!!(爆)

そういうワケです(は?
既刊2冊のホニャララっぷりをリカバリするには、この最終話の主役であるイーサン兄ちゃんにかかっているワケなのは分かるんだが・・・もう、余りにコテコテのトッピング山盛りでワロタ!
でも、それが古典芸能ロマンス的で何とも言えん味わいなのが、憎らしいわ・・・思わずウケまくりつつ一気読みよ?!(爆)

まぁ、まだ新刊棚にバリバリ陳列されているので読んでもらうのが一番早いんだが、昔懐かしい白R(また出た。笑)のモーティマーやペニーさんの初期作品とか愛読していた人にはたまらん盛り具合です(笑)。
簡単に言うと、若い頃に悪女に欺かれ、顔に醜い傷を負わされたヒーロー(イーサン)の、復讐と愛の濃ゆいおバカ話なんだが(おいっ)。
たかだか440ページの本に、その傷を負わされたところからはじまるてんこ盛り具合なのだよ!
箇条書きにしても「おいおい、コールさんや。どんだけ盛ればいいんだ?!」と思わずツッコミ必死な展開!(笑)

・運命の女性マデレン(マディ)に出会い、情熱的なひと時を過ごしながら別れる
・秘密組織の任務中に敵にやられて死にかけるイーサン
・マディが、自分の顔に傷をつけた理由となった敵の実の娘と判明
・あれだけ一族にまつわる呪いを既刊2冊で語っておきながら、ここではあっさり過去のものとなっていて、気付けば「家系の為に跡継ぎを」とかいう展開
・敵に復讐すべく、マディの父親の借金を全て裏で牛耳り、敵の女(マディの母)を路頭に放り出した事実を隠してマディと再会
・貧困の為に金持ち老人貴族と結婚しようと観念するマディの縁談を裏で画策して潰すイーサン
・一攫千金玉の輿を狙って、ヤクザまがいの男に借金してまで遠征費用を捻出するという崖っぷちマディとその仲間たち(^^;
・路頭に放り出され、母と共にパリの貧民地区に流れ着き、のちに孤児となったマディの悲惨な過去に衝撃を受けるイーサン
・敵の女が死んだと聞かされ、孤児のマディが自分の復讐の巻き添えで長年の極貧生活を強いられたと知っても彼女を諦めきれないと悩む
・愛人にすればいいと思ってのこのこやってきたのに、疑り深いマディに「結婚か白紙かどっちか」とキッパリ言われ、過去の事情を語らないまま色々ごまかす気満々で結婚を口約束
・過去を隠しているが故に、後ろめたさもありつつも、彼女への思いが抑えられないイーサンに対し、悲惨な育ちから結婚という誓約と安定を望むマディとのいざこざの末にイーサン逆ギレ
・酒場にくり出すも彼女愛しさに沈没したイーサン、自分のやらかした失態に泡をふきまくり、マディを逃すべからず!と急遽結婚へと邁進
・頑張って速攻結婚した矢先に、さっきの酒場でオネイチャン達につけられた口紅の痕跡が発見される!!(ガーンッ)

・・・いえ、これで全部じゃありません(^^;
この後にすんごい、もう読んでるこっちが酸欠になりそうな大クライマックス(ここの過剰なまでの盛りっぷりは、これまでの分がお子様レベルという気もせんでも)が待ってますが、問題はもの箇条書きをこなしたら「残り100ページ!」というとんでもない状況になっていた事です(^^;
しかも、この残り少ない中に、1巻から持ち越した三男コートの妻アナリアの出産シーンまであるってどういう事?!ww
いや、盛ってもらうのはいいんですが、余りに残りページの無さからか、あの大クライマックスが駆け足を通り越して音速レベルで展開しているので、もはや酸欠通り越して溺れそうでした(爆)。

いやぁ・・・しかし・・・まさかそうくるのか!
敵の娘とか、借金絡みとかいうコテコテの古典芸能ロマンス小道具てんこ盛りを久し振りに堪能しました(^^;
それこそ胸焼けレベルまで(爆)。
そして、異様なまでのイーサン兄ちゃんのデレ具合がヤヴぁい!(^^ゞ
己がマディの災難の元凶と分かってなお、彼女の苦悩を思って泣くわ、やせっぽちの彼女を肥らせる事に情熱を注いだり、甘やかす為のあれやこれやも全てハンパない(^^ゞ
そしてヘタレ兄弟の長男はやっぱりヘタレでしたヤッホー!!みたいな(笑)。
そんなヘタレ長男のお相手となるマディは・・・何とも、これは凄いヒロインだな!
踏まれても蹴られても起き上がるお嬢ちゃんとはこの事だな・・・あの展開ならドアマット女まっしぐらの筈なのに、あくまで選択肢を模索しては這い上がる。
最下層の生活を強いられた故に物事を白黒で見ない、正論をぶちかます事もなくひたすら前向き(老成しすぎているという気もするが、ヘタレで後ろ向きなイーサンには丁度いいか。笑)。
なにげに、アニキで高島屋ヒロインだが、それにしても・・・突き抜けたバカップルっぷりだよな・・・この二人(^^ゞゞ

既刊の主人公たちのその後も垣間見れるラストだが、それ以上にこの二人を思うままに書ききったという感がある一冊(配分には若干問題ありだが。笑)。
冗談で先日書いた2巻の感想に、シリーズに対する評価リカバリは最終巻のイーサン兄ちゃんの本にかかっているぞ!などと書いたが、十分にリカバリしましたよ、ええ・・・笑いもあり、もらい泣き 笑い もあったりして、3冊の中ではぶっちぎりこの巻推し!!
面白かったよ・・・ツッコミどころ満載の昼メロ調なのは否めないけどね(爆)。
前から欲しいとは思ってたところ、昨日までキャンペーンで半額だったので買いました。

「半額、つまり、二枚で一枚分のお値段って事よね( ̄▽ ̄)」

だからって、二枚とも、どっちのカラーも買うなよ、ってハナシです(これだから大人って

さっさと届きましたものを見ると、1枚持ってる大判のガーゼストールよりも軽い!
そして発色がいい!!
断然お出かけのお供向きですよ、これ。
くるくるっと筒状にするとペットボトル以下のボリュームだしバックに収納しやすい。

まぁ、現在持ってる、某有名通販会社オリジナルのチェックガーゼストールは、いつも使いながら内心舌打ちしていた ので、今回の購入によりすっぱり見切りつけられるという説も(笑)。

そう、それはグリーン系なので、最初、このガーゼストール買う時もパープルチェックだけでいいかな、と思いましたが、心の声がだだ洩れでした(爆)

どこのブラックウォッチのタータンパターンにくっきりはっきり赤のラインが入ってるんじゃコノヤロー!!オタクなめんなよ!!

・・・黒ことのもいいとこですな(爆)。
いや、多分普通に「グリーン系チェック」とでもしてればよかったのに、うっかり見栄はって「ブラックウォッチ」と名乗ったばかりにオタク地雷ちゅどーん!!ってハナシ(^^ゞ
あと、某国製なのでゴワゴワなんだよね。何回洗っても・・・こっちは日本の今治産。くったりくるのも楽しみです(^^)
ジェイン・アン・クレンツのヒストリカル執筆名義、アマンダ・クイックのアーケイン・ソサエティ・シリーズ新刊、読了。
シリーズ愛読者うっしっし、クレンツ読者更にうっしっしの一冊。

アーケイン・ソサエティものとしては、過去編2冊目。
しかし、そこはクレンツが各名義を駆使して書いているこのシリーズの、クロスラインものの醍醐味。
実に読んでいて、現代編(クレンツ名義分)に通じる、もしくはルーツの解説、謎解きめいたエピソードや設定が次々と登場するので、それだけでもう満足しちゃうところだ(笑)。

今回の主役は水晶を操る超能力者リオーナ。
彼女はかつて、母親が所有し、盗まれた不思議なパワーを秘めた水晶「オーロラ・ストーン」を探し、とある屋敷にたどり着いた。
しかし、そこに同じく水晶を探す者が現れた。
彼の名前はサディアス・ウェア。
この催眠術を使う超能力者は、かつてはアーケイン・ソサエティ所有だった水晶オーロラ・ストーンを捜し求めていた。
この偶然の出会いから、二人はオーロラ・ストーンを狙う邪悪な存在から狙われる事になるが・・・。

と、まぁ、よくあるクレンツものの出だしだが、いやはや。
ミもフタもない言い方をするなら、 序盤でいきなり敵の毒ガスにやられたうっかりヒーローだよサディアスってば!(笑ってはイカンのだが、それ以外に言い様がない。笑)
毒ガスから救ったリオーナのDekiっぷり、有能っぷりもクレンツの書くヒロインの典型的パターンなのがまた嬉し。
しかもリオーナ、ワンコ飼い ですってよ!!(この時点でクレンツ愛読者、感涙。笑)
そのワンコがどう見てもオオカミ、しかもたまに ヒーローより有能くさく(爆) (実際、クライマックスで敵の組織サード・サークルに囚われたリオーナを救出するに至り、このワンコのフォッグ、「俺様についてきな!」って勢いでサディアスを彼女の元に導く。かっけーよワンコ様!!爆)って、それでいてサディアスとオス同士の友情(?)なんかもあったりして、ひゃひゃひゃー!!
サディアスの大伯母様のヴィクトリアも、ワンコの遠吠えに言及したりと、今回はワンコ好きツボを尽く押えた感が(笑)。
個人的に大好きなのは、深夜にこっそり行動を起こそうと思っていたサディアスを発見したフォッグが、寝ている飼い主リオーナを起こし、その隣で前足2本を窓枠にちょこんと置いてジーッと窓から家政婦よろしくガン見している場面(笑)。
つうか、ワンコにガン見でバレる隠密行動をとるヒーローって!!(爆)

何度も言うように、クレンツ作品というのはノーラ作品と楽しみ方が似ている。
どっかで見た事あるような設定のキャラクター達が、どっかで読んだような話の展開を達者に乗り切り、オシャレで小気味いいテンポでロマンスとか、家族とか、友情とかの良さをバランスよく味わうのだ。
それをマンネリと呼ぶなら、それでいい。私はそのマンネリさを手堅く心地よい芸風と見なしているから。
でも、そういう点を鑑みなくても、この巻でシリーズ全体を、既存の設定の数々をうまくつないだなぁ、とクレンツの茶目っ気ある達者さに拍手もん。
この作品だと、リオーナの先祖は、アーケイン・ソサエティの中では裏切り者と烙印を押された女妖術師。
ここは現代版ソサエティでいうとレイン(『消せない想い』)と立場は同じ。
そして、サディアスは最初の時点では単なるソサエティの調査員という触れ込みなのに、よくよく聞いたらジョーンズ一族でシルヴェスター・ジョーンズ直系の子孫というのは全くもって、現代版のジェイク(『許される嘘』)そのもの。
それどころか、今回の一冊にて、過去編の1冊目『運命のオーラに包まれて』では疑念で終わっていたものが、確信に代わりました。
ケイレブ・ジョーンズ、まさに現代版のファロンの直系の先祖と断言せずにはいられませんよ?!
ヴィクトリアン時代にファロンが紛れ込んでるのか、と思いましたわケイレブの発言の数々に(笑)。
前作で登場したヤヌスクラブの二人、アダムとピアースもしっかり登場し、過去編のキーとして今回も活躍。
現代編で「夜陰」と呼ばれている敵対組織の原型とも思える組織が、まだ小分割されている様とか(原題はそこからきている。「第三分会」)、現代編ではすっかりお馴染みになったソサエティの縁結びシステム「アーケイン・マッチ」の設立に至ったところとか、ソサエティと切っても切れない調査会社「ジョーンズ&ジョーンズ」がケイレブによって設立された理由とか、とにかくシリーズ愛読者にはこの一冊は全てをつなぐリング的存在として押えてほしいですね。

リオーナもサディアスも大好きだし、ヴィクトリア大伯母様もケイレブも勿論良かったんだが、やっぱり今回のツボはワンコのフォッグだったかも(笑)。
お話としても面白く、特撮チックなクライマックスのリオーナの圧巻の反撃とかワクワクして読みました(ヒーロー到着前にカタつける雄雄しいヒロインで。笑)。
ロマンスも、ここんとこのクレンツ作品の中ではドラマティックなエロさがあってとっても満喫、家族ものとしてもグッジョブ!
いやー。いいもん読んだ!って気分です。
しっかり伏線らしき場面も幾つもまかれていて、今後も楽しみだわ。
早くケイレブの話、読みた~い!!
『花とゆめ』掲載作品は雑誌でリアルタイムに読んでいるので、コミックによる保存用作品は描きおろし目的。これもそう。

んで、その描きおろし4コマに今回も吹きまくり。
大久保くん、どんだけ~っ!! > そしてなにげに港ちゃんがアニキ(多分、お兄ちゃんが乙女だからだな。爆)

今回は、真夏ですが冬のお話メイン(笑)。
冬休みの帰省と、あやべんのお話の前半がこの巻には収録。
あやべんの話の後半は雑誌掲載時に私、うっかりホロホロ泣いてしまったので今から次回が楽しみです。
この作品のヤバいところは、こんだけコメディなのに泣かせるところとか緩急がズバ抜けているところ。

しかし、雑誌の時はさらっと読んでいたけど、コミックスになって再度読むと・・・あら(^^;
驚いた。すんごい小さいコマで、その後の展開があっさり伏線よろしく豪快にネタばれしてる!(爆)
既にその「結果」を知っているから、あのコマに気付いたんですが、まさか三ヶ月以上先の雑誌のネタがあんなところに!!(爆)
再読って大事なのね、と思いました(笑)。
コパも終わり、そろそろ夏アニメの脱落組と継続組が確定しつつある今日この頃(笑)。
継続組の1本は・・・ ここに載せられない紳士レベルの一作(爆) なので・・・(何となく分かっている紳士淑女の皆様、まぁ、そういう事です。爆)はっはっは。

それはさておき。
そんな継続視聴作品の中でも手堅くて毎週楽しみなのがこちら『 うさぎドロップ 』。
年下の叔母りん(いや。年下というレベルは越えていて、保育園児ですから!)と暮らす主人公の大吉くんのハートウォームな作品ながら、随所にきゅーんとなるんですよね。
初回の、あのお葬式の場面でポロッときちゃってね。
「ああ、これはきっと見続けるんだろうな」と思ったよ、あの瞬間。
りんちゃんが超絶にカワイイのよぉぉぉ!!

これ、実写映画にもなるんですね。
しかもりん役が、ただいま大ブレイクの芦田愛菜ちゃん・・・核心犯だなヲイ(^^;
映画館に行くとなるとナニだが、そのうち見てみたいぞ。
付録の レストローズのBag in Bag のせいか、さっさと各ネット書店も店頭も売り切れた今月号。
たまたま今日、コンビニ振込に寄ったらそこにあったのよねー(笑) > さすが田舎!ww

丁度もらい物のQUOカード500円分あったんで、サクッと捕獲してみたけど・・・わぉ。
噂に違わぬ デカさ(爆) だな、オイ!!
これはもはやイン・バックというより、立派にサブですから!!(笑)
実際、ワタクシのお弁当箱+ペットボトル、その他ラクラク入りますよ(笑)。

もっとも、イン・バックというよりサブ用に捕獲したから私はいいんですが。
これに必要なものを全部入れて、大きなトートとかにざっくり入れて持ち運び併用で使おうかな、と。
取り外し可能ポーチについては、そのうち使い道を考えます(笑)。

マリンものとか気になるの、他にもいっぱいあったけど、これで来月のsweetまでは付録付き雑誌はお預け。
sweet9月号は鉄板の「アレ」ですから!(これで3年連続購入だわん。笑)
この前、京都のハーレクイン茶話会の後にお友達の皆さんとお茶していた時に、この本もここにあげてないという話になりました(笑)。
思い出した理由が、3冊目買ったけど、2冊目が購入理由じゃないYO(爆)という話の流れだったという(オイオイ)。
そんなこんなで、クレスリー・コールのマッカリック家トリロジー2冊目、読了(してたよ)。
三部作随一の盛り下げ役バンザイ(爆)。

え?
いきなりそれかい、って?!
だってさー。
理由はご想像通りかと思いますが。ええ、ヒロインです。
ヒロインのジェーン・ウェイランドです。
冒頭から序盤、読みながらずーっと「何、この スイーツ女 ?!」ってカンジでした。
切ない片思いとか、無垢なお嬢さんとか、そういったコテコテのものばかりを求めていたワケじゃないけど・・・この自己チュー完結型なアラサー女に、一体何を期待しろと?!(笑)
頭の回転が速いように言われているけど、その言動は正にスイーツ!!
打算的に結婚を考えている件はよく出来てはいるが、それを構築するに至る言動がその年齢とは相容れないぐらいいちいち阿呆、あ、いや。頭悪い、違った・・・まぁ、いい(捨てるな。笑)。
幼稚とまでは言わないけど、好きにすれば?!って気になって読んでたよ。
親戚一同と徒党を組んで、傍若無人なゴシップレディっぷりを前面に押し出して、暗殺者という裏の顔を持つヒーローのヒューとの対比を狙ったのかは知りませんが、やりすぎ。

ヒーローのヒューが暗殺者になった件も、何かイマイチ動機付けが弱い気がするが、それはまだマシか。
例の『運命の書』の呪い云々よりも、ヒューがジェーンを崇め奉る様の方がよほどタチ悪い呪いに思えたりするのは私が歪んだ読者だからか?(^^;
ジェーンの命を守る為に、と契約結婚してから復讐に燃える元仲間の暗殺者から逃亡・・・逃亡?!
そりゃ知らなかった。
新刊帯の「命がけの愛の逃避行」という凄い詐欺まがいの煽り文句に、飲んでたコーヒー吹くかと思ったレヴェル(爆)。
実際、読んでもらえば分かるが、どう読んでもコート(1巻の主役。ヒューの弟)の持ち家(あばら家)のリフォームがてら、温泉旅行の趣すら(^^;;
山奥の閉鎖空間で、二人だけの世界でロマンス話を進めたいというのは分かるんだが、いかんせん暗殺者が笑えるぐらいあっさり追跡してきてるのに、何て安直な!という(笑)。
それならいっそ、我侭なお嬢様を過酷な逃避行の旅の相棒にし、極限状態でロマンスを進めた方が設定的に説得力があったかと。

ロマンス小説としてその部分だけを抜き出して読んだとしても、キャラクターそのものが余り魅力的でないので、盛り上がりに欠けるところ、設定に穴だらけなのでどうしていいのか(笑)。
寸止めなら何でもいい、というワケではないというのを思い知った気も(爆)。
一番盛り上がったのは・・・おーっと。
うっかりボンヤリしていたイーサン兄ちゃんが元仲間の暗殺者にうっかりやられた場面かもしれんぞ(^^;
改心したヒューがジェーンを迎えに行くクライマックスも、感動的にならんとイカンだろうに、スイーツ2号、スイーツ3号といった従妹たちに囲まれて、ジェーンが為になる 阿呆 話しているとこに、気の毒にアウェイ感全開で飛び込んだ哀れなヒューという図式に見えてしまった(爆)。
オチもよく分からなくて、無理くり納めたっぽいんですけど・・・いや。実際、ここに関してはジェーンの意見ってすごく的確なんだよね。
面識ないヒューの義理の妹(1冊目のヒロインであるアナリア)が妊娠したからって、それで全て丸く収まるって言われてもどうしろと?!となるわ、本当に。
そこまでの時間とか、葛藤とか、苦悩とかはどうしろと?!と。
何だか解せないなぁ、と悶々としたものが(^^ゞ

そんなこんなで、1冊目が平均点よりやや下、といったところ、2冊目も同様、いや。むしろその下にポジショニングされてしまい、残念うぃる(^^;
こうなったら、3冊目、ラストのイーサン兄ちゃんにこのシリーズの総評価起死回生大逆転を狙ってもらって・・・って、すんごいプレッシャーだな、兄ちゃん!!(爆)
頑張れ、兄ちゃん!!(爆) > ラスト主役に丸投げかいっ!!ww
思えば、全仏テニスから全英テニス、AKB48の総選挙にアルバム、PVコレクション発売、コパに女子W杯と結局はサッカーオフシーズンになってもある意味休みナシ!(笑)
テレビ前で体力と時間を消耗、結果、読んでいる本で、ここに載せずにそのまま忘れそうになっている本達が目の前に・・・orz

そんな中のこちら、ロリさんのヴィジテーション・シリーズ。
双子兄のブルース兄ちゃん(職業・牧師)のターンの巻。
予想以上の兄ちゃんのステキ男子っぷりに、最初から最後まで胸熱!!

前作にて、双子弟ブライアンが運命の女性フェイと出会ってめでたく年貢を納めたのを見て、兄ちゃんのしんみりモードがラストでした。
いやー、あれからどうなるかと思いきや、何か既に原題が全てを物語っているというか(あれですよ。メグ・ライアンの出世作品のパロディまんま。最初見て吹いた。笑)。
彼が出会ったのが、人生やりなおしを決意し、ヴィジテーションの街を目指す元娼婦のシン。
強引に真逆の設定キャラクターを持ってくるのはちょっと安易だと思ったんですが、そこはやっぱりロリさんで読ませるんだよなー。
その年齢でイバラな人生を歩んできたシンの根深い人間不信、特に男性不信っぷりにどうブルース兄ちゃんが挑むのかというのを上手く描いてます。
特に、シンという人物を置いて、ブルース自身も自分を見つめなおすきっかけとなるとかいうのを、信心と微妙に絡めたりするあたり。
決してシンに無理強いはせずに、でも迫るところは迫ったり、そしてそれを反省したりして、とにかく乙女の如くくるくるといろんな表情を見せるんだ、これが(笑)。
途中からは、シンが押せ押せになってきてどっちが達者なんだ?!って勢いになってくるけど、キャラ強烈な設定のシンを、あのブルースの終始まったり感で煙にまく、と言ったら変だが実際そんなカンジなのだ。
それでも、どっちも達観していて、それでいて不器用。
これがまたロリさんお得意の、ボーイ・ミーツ・ガールものエリアに引き込んでの展開なんだけど・・・まぁ、それの舞台がヴィジテーションゆえに変人、いや。個性的キャラクターばかりが周囲にいて、あーんな事やらこーんな事に(^^;
もっとも、リミッター解除の兄ちゃんのあの明るいエッチっぷりは弟を超越していたくさいが(爆)。

今回の話は、シンをヴィジテーションという街に導くに至って、かの謎の不思議くん(笑)ジェイミーとの不可思議な縁という禁じ手を使ったというのが、ロリさんがこの一連のシリーズの幕引きらしきものを考えたのが読者にもよく分かる。
だからこそ、総力戦序章という印象すらしていた。
実際、シンを付け狙う人物についての対策を、ジェイミーだけでなくかなり早い段階でヴィジテーションの男どもに情報開示してチーム・ヴィジテーション状態(^^;
(もっともジョーの尾行は若干残念度が。笑)
ロマンス面はラブラブラーブラブながら、ピュア優先でもんぞりうつぐらいのガチ寸止め!(爆)
あの寸止め萌え萌えっぷりだけでも、ブルース兄ちゃんリスペクト!(笑)
脇役もヴィジテーションの皆さん勢揃いに近く、それぞれをなるほど、というところに配置して話を進めて、シンを周囲から固めていってたという(^^;
楽しく読めて、きゅんきゅんして、でもって一連のシリーズに沿った話にしたというところで勿論の良作。

さて。ここまできて、残るはあと2冊。
今回でもう予告を通り越して、序章入っちゃった?!な、保安官代理スコットとアリックス・ウィンストンが次(笑)。
というか、こんな後にくるとは想定外だよ、ってぐらいだなオイ(^^ゞ
ラストを飾るジェイミーくんにたどり着くまで、引き続きヴィジテーション・ワールドを楽しみたいと思います♪

AKB48 マジすか学園

2011年7月22日 TV
・・・ここだけは、ここにだけは手を出すまい!!と思っていたのに!!

ついつい、レンタル会員の更新特典で1枚無料だよ、と言われホイホイとこれの1巻をレンタルしたのよ私ってば!!
なんて迂闊な!なんてノーガードな!!

ハマりすぎて、ちょっと今、動悸息切れ激しいよ私?!

明日、この1巻返却したら2巻!
2巻を絶対借りてこなきゃー!!(ハァハァハァ...

とりあえず、ムショーにホルモン焼き食べたい とか思ってしまいます(さしこ?!
あ、でもね、ワタクシの推しは、これに関してはサド(麻里子様)ではなくガクラン(佐江ちゃん)かもしれません(爆)。
誰だよ、このキャラ考えたの!
ガクランだけで私、ご飯五杯はいけます(キリッ

・・・箱、そのうち買うか?(これだから大人ってば。汗
お友達がツイッターで呟いてたので、この前ネット書店を利用した際についでに購入。
台湾リピーターの彼女がなかなか良さげなツイートをしていたのが購入決意だったので、口コミ購入、いや。つぶやき購入だな(笑)。

別冊ならぬ付録に大判地図付きなんですねー。
根っからの地図好きとしては、これはナイスです(^^)
こういうの見てると、また近いうちに台湾に行きたくなるなぁ・・・次は来年かな(^^ゞ

というか、この本、さっきAmazonで見たらもう完売してた。
発売されてまだ10日足らずなのに?!
・・・いいタイミングで買っておいて良かったわ(^^A
ええ、勿論観戦しましたよ!

FIFA Women’s World Cup 2011 FINAL (FIFA女子ワールドカップ2011ドイツ大会 決勝戦 アメリカ対日本) をね!

・・・思えば昨日の時点で、なでしこ廃人フラグ立ちまくりだったわ(^^;
昨日、昼間のうちに仮眠をところどころとっておいてはみたものの、昨日の日記にもあった通りうっかり『テンペスト』見てしまい、貴重な一時間ロス(オイ!笑)。
その後、20時から現地フランクフルトより日本代表サポのアシシさんがUst生放送するんで今回も参加!(ことのさんのツイッター知ってる方は、たまにUst共有ツイが連打されるのをご存知かと。その時は大抵が彼のサッカーUstに参加している。笑)
前回同様、今回も録音ナッシングのオフレコ満載ぶっちゃけ放送なので最初からかじりつき、一時間予定がロスタイム通り越して延長、90分間、日本女子サッカーネタ漬け放送を堪能しまくり、いやがおうでも盛り上がり!(真剣に「コアラのマーチ」を買いに深夜コンビニに走ろうかとすら思った。爆)
そのままガガーッと翌朝の準備開始したけど、やっぱり一時間ロスが響いた(笑)。
ほら、観戦用の日本代表マフラータオルやら、観戦の友となるコーラやスポーツドリンク、ポテチに甘味とかも準備して麦茶を煮出したり(笑)。

さすがに睡眠時間がホニャララなので、キックオフ30分前ぐらいに携帯のアラームを設定してセレモニーは半分捨てて、と思い寝た!
・・・のに、興奮しすぎてアラーム設定より軽く30分以上早く勝手に目覚めた(どこの遠足当日の子供だよ。爆)。
新聞配達のバイクを出迎え、まだ夜もあけてない三時だコノヤロー!もう好きにして状態(爆)。

まぁ、ね。
試合に関しては一切語りませんわ。
あれをどう語ったとしても、事実には到底足元にも及ばない。
ただ、20年以上サッカーファンしてきて、あの決勝アンセムを日本戦で聞こうなんて、私の生きてるうちに叶うなんて思ってもみなかった。
三人に一人が経験者、という女子サッカー大国アメリカ(そもそも考え方の違いなんですよ。アメリカの四大スポーツをご存知とは思いますが、あちらの親御さんが娘にスポーツやらせる際に比べる基準のひとつがアイスホッケーなんだから。「そうね、アイスホッケーよりは怪我しないわよね。サッカーなら」・・・たまんねぇワイルドな比較だな。苦笑)にですよ。
最後に澤選手と岩淵選手が同じピッチに立った時に、いろんな事が頭を過ぎってPK戦前にもう涙ぐんでる始末(^^;

今まで男子の影に隠れていたが故に、今があるともいえる。
変に彼女たちが長きに渡って築いてきたものを、資本主義の傲慢さで歪めてほしくないと思うのは私だけかしら。
リーガ・エスパニョーラ(スペインサッカーリーグ)が大好きな私は、女バルサスタイルと呼ばれる彼女たちのパスサッカーが大好きなのです。
女子の場合、男子と違って体力差は歴然なので移動距離、走行距離にも影響する。
歴史も浅めだし、女子が国際級舞台でサッカーをする事すら簡単でない国も少なくなく(宗教上とか色々と)、受け皿問題とか難しい事は確か。
だからこそ、これからも彼女たちが笑顔でサッカーし続けてられるといいな、と思います。

最後になりましたが、世界一おめでとうございます。
サッカーファンをしていて良かった、と心底思わせて下さってありがとうございます。
ワールドカップを日本人が掲げる瞬間を、同じ時間を遠い日本からとはいえ味合わせて下さって、重ね重ねありがとうございます。
思い出して、今だ涙が出ます(T▽T)

テンペスト

2011年7月17日 TV
原作の方を読むつもりが、割に早い段階で映像化の話を聞いたので「じゃあ、それで先に」と思ったドラマが本日よりNHKプレミアムで開始。

・・・見てみたけど、余りの斜め上っぷりに、凍りつきながら一回目を見終えました、ってカンジ(^^ゞ

池上さんの作品そのものらしく、少女の過酷で波乱万丈な成長記録とかいうのもあって(「シャングリラ」もそうだったよな)、確かに骨格はしっかりしています。
しかし、もはやGacktと高岡早紀の想定外な怪演っぷりは全てを超越していて、あの二人だけで化け物屋敷・・・いえ。別次元かと(^^;

BSプレミアムの場合、これの前の番組が大河ドラマ「江」の前倒し放送分があるからそれを見てからそのまま惰性で、という流れで見続けそうな予感(笑)。

しかし、あの冒頭の竜のCG部分だけで萎えた視聴者、絶対いると思うわ。。。
あれはやりすぎです。。。
夏の新アニメがはじまり、一応初回ぐらいは見てみようという事で、せっせこせっせこ見ておりますが。
わー。某乙女ゲーがアニメになった某プリンス☆は、いろんな意味でいたたまれなくなって初回脱落しました(キリッ

食わず嫌いはしない、食って嫌いになるんだ!をモットー(?)にしているせいか、本も濫読だけど、そういう意味ではアニメも濫視聴(笑)。
今の時点で7本ぐらい、7月開始アニメ見たけど2本がことの的にズバ抜け。

1本が『輪るピンクドラム』、そしてもう1本がこの『神様のメモ帳』。

前者はホラ、ウテナの幾原さんが本気出したオリジナル作品だから、細部に至るまでのクオリティな上に、キャラデザが『~ざくろ』の星野リリィさん。
ガチだろ、アンタら!!ってとこ(笑)。

で、この後者なんですが、人気ラノベ原作って事なんだけど、全然原作も知らずに「ニート探偵」という設定のみを頭に入れて見ましたが・・・これがすんごく面白かった!
個性的なキャラクター達の中に、ごく普通の高校生男子の主人公を放り込むというよくあるパターンなんだけど。

ちょっと原作にも興味出てきているんですが、今のところはこのクオリティのアニメ版で満足なんで、来週も楽しみに見るとします(^^)
しっかし、なにげにサブキャラの声優が豪華よっ!櫻井くんに小野Dだなんてっww

あ、でも、まだ残っているんだよね。
新アニメ・・・開始になっていないのもある(笑)。
最後には何本残るのやら・・・最近は1クールに1~2本しかないから(^^ゞ
サラ・マクリーンのLove by Numbersシリーズ2冊目読了~。
きゅんきゅん炸裂、大満足(#・ω・#)

いやー。
2冊目のヒーローが、1冊目のヒーローのラルストン侯爵ガブリエルの双子の弟ニックというから、どんな内容かと思いきや・・・どうしよう。
ことの萌えツボそのまんま!
どんだけ 災難ホイホイ体質 なのーっ!(笑)
予想以上にニックが真面目というか、ほんわかさんだったのが意外だったというか。顔に傷を負って以降、厭世家になりそうな設定の中、隠遁もせずに女性断ちしてマイペースに生活している好青年(?)だったというか。
ここんとこ読んだロマンス本に、あのまったり具合はなかなかなかったかと(^^ゞ
そんな彼が、うっかり婦人雑誌の特集記事「射止めたい紳士リスト」に名指しされてしまったのが運のツキ(^^;
侯爵の弟で次男、肩書きは古代遺跡研究家だが、イケメンで個人としても資産家のニックの元に怒涛のように攻め込んでくる未婚女性、令嬢を抱えるママン達との死闘(爆)にウンザリし、ロンドンから逃げるべさ~と思っていた矢先、やってきたのが1巻にも登場したレイトン公爵サイモン。
友人である彼は、行方不明となっている彼の妹を探してほしいと依頼してきたのだ。かつて、その探索能力で名を馳せた追跡人だったニックに。

さて、そのニックが親友ロックと公爵家の令嬢を探す旅に出てたどり着いた先はヨークシャー。
令嬢の足取りがそこで途絶え、さて、ここで調査を・・・と思ったところ、暴れ馬に轢かれそうになった女性を助ける事に。
彼女の名前はイザベル。
ロンドンで悪名高き「ろくでなし伯爵」レディック伯爵の令嬢にて、伯爵亡き後は現伯爵の姉として屋敷を切り盛りしている頑張り屋。
ニックの名前は、屋敷に住まう「同居人たち」から雑誌の件を聞かされていたが、彼女は父親亡き後の困窮具合を打破すべく、自宅にある彫刻コレクションの鑑定を依頼する相手を探していたのだが・・・。

個性的なキャラクターを絶妙に配するマクリーンの作品だけあって、冒頭からグイグイ引き込まれる作り。
特に困っている女性を見ると助けずにはいられない優しいニックが、てんこ盛り問題を抱え込んでいるイザベルを放ってはおける筈もなく、そこに本来ニックがヨークシャーの田舎までやってきた理由の公爵令嬢探索が絡んでややこしい事に。
本当にニックがいい人で、ろくでなしの父親のせいで男性不審に陥っているイザベルでなくても癒されるんだ、これが。
ただ、やっぱりニックも女性によって傷ついた過去を持つので、そこはぎこちなく不器用なやりとりも多い。でも、そのもどかしさが、またきゅんきゅんなのよ!
あ、前作同様にホットでエロなところはガチで、今回は彫刻を絡めての見事なまでの芸術的でステキ描写の数々。寸止めはお約束でっ(笑)。

二人の結婚に至るまでの紆余曲折が長くて、結婚してからがあっという間すぎたという気もしないでもないが(笑)。
でも、どんだけマメで尽す男なんだニック!
時にはホロリとなるような、昔、よく読んだリリカルなロマンスにあるような心情を洩らし、反面、メロメロで丸ごと難しい気性のイザベルを愛するなんてDekiよ、Dekiっ!!
しかも、問題を抱えているイザベルの屋敷の住人丸ごとバチコイ!
その上のとどめがメガネ美形!(鑑定作業の際にニックはメガネかけるんだが、イザベルがその姿をこっそり見て己のメガネ萌え属性を自覚し、吐露する場面は秀逸よ?!笑)
これを惚れずしてどうするよマジ!!

そんなこんなで、とってもニックに萌えまくり、親友のロックにきゅんきゅんし、あっという間に一気読みの一冊。
件の雑誌記事を非常に上手に絡めて、既出のキャラクターも美味しく絡めての満足の出来で、1冊目と甲乙付け難し(個人的には、ヒーローならこっち、ヒロインなら一冊目のカリーかな)。
この巻でも、あえて負のイメージを勝たせた「あの人」が次回のヒーローとなるって事は、ますます展開予想がつかないな。いい意味で。
ヒロインが、ラルストン侯爵の異父妹ジュリアーナとくればなおさら。
今から楽しみすぎるわ~。翻訳も決まってるし、本当に楽しみ!
ゲイル・キャリガーの英国パラソル奇譚2巻、読了。
古典かっ!(「長谷部かっ」の口調でどぞ。笑)

いや、まぁ、内容は読んでもらうとして(おい)。
だって、正直この2巻が出て、読了し1巻に戻り、また2巻・・・と、エンドレス再読しまくっていて、他の本を読もうという気すらなくなっているんで、どうしていいのか分からん以上にどう書いていいのか!(居直りかっ。爆)
普通のSF読者とか、FT読者はともかく、ここで翻訳ロマンス読者があのラストシーンを読んで「白R(※ ハーレクインロマンスの初期作品を一部ファンはこう呼ぶ。表紙が白ベースのデザインだから。あと「R」というのはハーレクインロマンスを示す記号。これがイマージュなら「I」となる)かっ!!」とツッコミしている姿が想像に難くありません(笑)。
だってアナタ、俺の子供じゃない! なんて展開、白Rど真ん中じゃあーりませんかっ!!
もうね、読んだ瞬間に魂が震えたよ?! > ことの@アホすぐる
そこらへんに、古典芸能的翻訳ロマンススキルが妙に活きてしまってどうなのよワタシ、みたいなところでしょうか。
全5巻から逆算すると、ここでそのターンをもってくる時点で、キャリガーがこの衝撃の事実を、呼び水的ファクターとしてとらえているのが分かるんですが、そう読む読者がどこまでいるのか(^^ゞ

いやはや。
1巻がロマンスを、ラブイチャ重視していたとしたら、この巻は何とスチームパンクへの傾倒を惜しみなくさらけ出している事か。
いや、ラブイチャも惜しみないんだがね(笑)。
そんな傾倒っぷりを具現しているキャラクターが今回から登場しましたしね。
女性発明家マダム・ルフォー。
実にいい。いいよ、男装のマッド・サイエンティストなマダム!
もうね、マダムの作る小道具がいちいちイアン・フレミングの洗礼を幼少の頃に浴びた身にはたまらんスマッシュ!!(笑)
アレクシアのパラソルなんてもうアナタ、ドラえもんの四次元ポケットばりにエライ事に!(注文した旦那も旦那だが、よくもまぁ、それを具現出来るもんだ、と感心しきり)
それ以上に、マダムのおフランス~♪なカンジが、そういう意味も込めて三倍増しナイス(笑)。
あのアケルダマ卿に、アレクシア以外でへんてこりんな呼び名をされる人物が増えようとは(爆)。

今回は舞台がスコットランド、アレクシアの旦那であるマコン卿コナルの故郷となるんだが、コナルの過去と共に、アレクシアの出生も絡んだ「魂なき者」たるものの起源、根源のようなものを突き詰める旅の始まりのように思えた。
それは、アレクシアの死んだ父親を知る人物が、昼間族以外に異界族に一人、また一人と増えていっている事でも分かる。
最初の時点で動かさざる現実として尽き付けられた「魂なき者」という存在だが、読者どころかアレクシア本人すらも深く理解出来ていないのだ。
これから先、生前は旅人だった父親同様に、アレクシアが自分のルーツを探す為に旅に出るのが必然とはいえど、それに対してあのファクター。
やはり、古典ロマンスだろ!(えっへん)

曲がった事が嫌いで、規律を重んじるコナルが、かの件の謎が解明されて嫁さんに懇願土下座的展開(爆)になるかどうかは、この先、ええ、この先の話。
マダム以外にも、新しく登場したウールジーのガンマであるチャニング少佐、コナルの直系の子孫シドヒーク、そしてコナルの元いたキングエア人狼団のメンバー、そして既出のキャラクターも、この巻でかなり動きがあったりしてこれからが期待である。
特に奇妙奇天烈帽子ファッション番長アイヴィ、コナルの従者にて役者のタンステルと駆け落ちしちゃったもんだから・・・というか、もう既にネタバレしちゃっている気もするけど。女優デビューって(実に違和感ナッシング!普段の言動がもう女優ばり。笑)。
マダム・ルフォーの登場により、アレクシアのアイデンティティーの解析に加速は必死。だからこそ、この巻の、あの事件は必要だった。
ほろ苦く、そして上手い。引きの上手さとか異常。ドキドキもんだ。

さて。翻訳の続きが出るかどうかを質問し、回答明言させるには、相手が悪い。
なにせ 早川書房 だ(笑) > そこっ。笑うところじゃないし!!
とりあえず、待てない以上にハヤカワのこれまでの行状から鑑みて信用出来ないので原書で3巻と4巻買いました(は?
このままだと、多分、彼岸キャンプ目前ですキケーン!!( ̄▽ ̄;)
本日夕方、帰宅してゴソゴソしていたら、新聞の配達所のオジサンがやってきた。

「もうそろそろ契約更新の時期なんで~」

あら、もう?
毎回毎回「別の新聞にするんで解約します」と言われるのを覚悟したような顔でウチにやってくるのよね、オジサン(笑)。
何故なら、ウチは隣近所で唯一の 毎日新聞 を契約している家だからだ。
昔はもっとあったらしいけど、どっかのオレンジ色のウサギ球団の親会社新聞(爆)のセコい洗剤おまけ攻撃とか、とある有名新聞の執拗な勧誘攻撃に皆さんやられて、気付けばこんな状況に(^^;

残りものゆえに目立つからかねー。
やたらめったら以前はあったのよ。勧誘が。
でも、来た勧誘全部、父と娘でぶった斬りし続けて、気付けばもう来なくなってだいぶたつ(笑)。

酷い断り文句は父親のこれだな。
Y新聞の勧誘に向かって「 お前んとこのオーナーが交代するならちょっとは考えてやってもいいぞ 」(よくあるパターンだが、何でそんなに上から口調。爆)
まぁ、娘も似たようなモノか。
「あ、私、巨人アレルギーなんですぅぅぅ~」(ひでぇ。爆)

定番の断り文句は「連載小説読んでるから」なんですが、これは本当だったりします。
実際、毎日新聞の連載小説ってクオリティ高くてベストセラーになったり、テレビ化映画化も多いんですよ。
現在NHKでドラマやってる『下流の宴』もそう。
あれ、毎回読んで、黒木瞳が演じるイケ好かない母親の失墜っぷりにニヨニヨしていました(爆)。

でもね、もし他社の勧誘がきたら今なら絶対ドヤ顔でこう言うわ。

「だって、一番早く西原理恵子の 毎日かあさん が読める新聞、毎日しかないし」

これを連載初回から新聞掲載分でずーっと読んできているってのは、ちょっと自慢よ?!
だから、あのガンちゃん(西原さんの長男)が今やもう中学生、ひよちゃんも大きくなって小学校高学年っていうのに本当に感慨深くて、時間の流れをリアルタイムに感じます。
日曜日に出かけるとしても、まずこれを読んでから出かけます。
もはや、この「毎日かあさん」は私の週末に無くてはならないものです(キッパリ

というワケだからオジサン。
少なくとも、この連載があるだけでも契約し続けるから安心して(笑)。
暑さ本格的になったという事で、先日からこちらを使用中。

ドクターブロナー(Dr.Bronner’s)マジックソープバー(固形石鹸)ペパーミント

ええ、あの有名なマジックソープの固形版です(笑)。
前々から気になっていたものの、結構な価格なのでお試しっていうには・・・と思ってたところ、行きつけのドラッグストアの棚入れ替えの時にこのペパーミントバーだけが半額以下になっていたので二個捕獲しておいたんですよね(笑)

夏本番になったら使おう、と思った理由はこれなんだけど。

ペパーミント:さわやかな刺激性を持っています。夏のお風呂上がりにはヒンヤリとして気分爽快になります。

ほらね(笑)。
素材がナチュラルゆえに、オイルのアシも早くこの梅雨とは思えない暑さもあって早めに使用開始したけど、なかなか良いぞ♪
スースーってほどではないけど、確かにさっぱり。
液体の方だとストレートすぎるけど、バータイプだとそこまででもないという口コミもあって、これを身体だけでなく、週数回、頭皮クレンジング に使っております( ̄▽ ̄)
泡立てネットでたっぷりモチモチの泡を作ってね。
作った泡にいつも使用しているシャンプーを少し混ぜれば洗髪も出来るし、髪がキシキシとなるのを最小限に出来るし。
普通にシャンプーするよりサッパリするでよー♪
それでもキシみが出る時は、後からいつもよりコンディショナー重点でリカバリすればOK。

というワケで、まさに文字通り「頭のてっぺんからつま先まで」使ってます(爆)。
あー、良かった。底値で二個捕獲しておいて。
惜しみなくバンバン使えるわ( ̄▽ ̄)
久し振りの翻訳ミステリ新刊買いが、これ!(笑)
ヒストリカル・ロマンスの始祖ジョージェット・ヘイヤーによる英国本格ミステリ!

・・・笑った。
最初から最後までとにかく笑った。
何でこれが、このサプライズ・エンディングものが自分のスタイルを崩さずに書けるんだ、ヘイヤーって(笑)。
ミステリ読者として最初、穿った読み方をしてしまったんだよね。
ほら、晒し台に両足つっ込んだ紳士の死体ってのに、横溝的見立てキターッ!!とかさ(笑)。
そこは、読んでもらえば分かるんですが。

とにかく、この登場人物たちの饒舌で、しかも大半が斜め上かっとび系なのがいかにもヘイヤー作品。
特にヴェレカー一家、配線違いの変人だらけ(笑)。
画家のケネスと妹のアントニアは、異母兄が殺された事によって事件の渦中に放り込まれているんだが、そこでテンプレな巻き込まれ式ミステリになっていないのが何ともはや。
どっちかというと、この二人の配線が奇妙すぎ且つマイペースすぎて周囲の人間が否応もなく巻き込まれているフシが(爆)。
もうね、全てがおかしくって、こんな事件を、いや。この一家に関わってしまった担当のハナサイド警視に軽く同情すらしますね!(笑)
そう、ここでは強烈すぎる個性の渦中の人間たちが狂言廻しのような言動で読者を煙にまき、唯一(?)の常識人である(いや、この人も十分ブラックで斜め上なんだが、いかんせん他のメンツが凄すぎて普通に見えるマジック。笑)一家の従弟にて弁護士のジャイルズを素人探偵に配し、ハナサイド警視はそのジャイルズを見守り、サポートし、そして一緒に事件を解決していくというスジ。
ヘイヤーゆえに、しっかりロマンスもあって、そこをニヨニヨ楽しみつつも、コージーのような、本格のような独特の空気感のある作品そのものに舌を巻きました。

事件そのものは単純。
ただしその単純さゆえに、我々読者が失読しそうなところを何と上手についてきたのか。
そう、犯人はきっとこの人なんだろうなー、という人。
予想を裏切らないというか(笑)。
そこをね、あの氾濫する軽快且つブラックユーモアに溢れた会話の数々の中に惜しみなく散りばめられたヒントを拾っていくんです。
あっけない、でもあっというラストをお楽しみ下さい(本当に出血大サービス状態です。笑)。
「あんだけ出してきた胡散臭い設定は何だったんだ?!」的なサプライズ・エンディングとも言えますが(爆)。

いやー。実に楽しかった!
キャラクター達も強烈でクセ者揃い、犬までナイス!(笑)
部長刑事のヘミングウェイさんに至っては、ミステリものでの定番ポジション、横溝でいうところの「よーし!犯人はコイツだ!」的な、古畑でいえば今泉くん。そこすらミステリ読みにはたまりません(笑)。
このハナサイド警視シリーズ、続きも翻訳されるんですってよ?!
んまぁ、素晴らしいわ!!
今度はニコチン毒殺人とか・・・エラリアンとか涙目もんね。ニコチンよ?!
しかもクリスティばりのロマンス名手ばりの仕掛け付きとか。
古典本格ミス愛好の紳士淑女の皆様、wktkして翻訳を待て!! (キリッ


+余談+
ただね、一箇所だけ、一箇所だけ20世紀、1935年作品としては残念な翻訳があったんですけどね。
時代背景、時代設定からは、その訳はない(キッパリ
あそこだけだったから、気付いていない人も多そうだけど。
縁あって、というか キルトつながり で鑑賞出来る事になりました(笑)。
週末のお楽しみ予定♪

パディントン駅は、本当に大きくてクラシックな部分と最新の部分が同居している不思議な駅でした。
お友達がこのクリスティーの『パディトン発4時50分』の愛読者で、パディトン駅が見たい!!と言ったのも納得。
『オリエントの殺人』といい、元々、鉄道ミステリのルーツの一つってここだな私。

そういえば、ロンドンの歴史ある拠点駅のうち、パディトン駅、ユーストン駅、ヴィクトリア駅、ウォータールー駅は利用したんですが。
一番クラシカルな印象はやっぱりヴィクトリア駅かな。
あとはキングズ・クロス駅を使ってみたいなぁ。
今はユーロスター発着がウォータールーからセント・パンクラス駅になっているから、あそこも利用したい。

保存鉄道といい、トマスクック推奨路線といい、鉄道好きにとっては、かの国イギリスぐらい野望が尽きないところはありません(笑)。
本日発売のこちら、勿論特装版で予約してました。
帰宅してから、アホのように何度も何度も読み返してうっかり夜中です(キリッ

・・・が。
さっきまで延々長々と書いた感想日記(ここ最近では長編小説の感想よりも長かった。爆)が鯖不調でアップロード時にあっさりバミューダトライアングルばりに消えてしまい、正直いま泣きそうです(^^;

私がイギリス兄ちゃんとフランス兄ちゃんに対する偏愛をぶちかましすぎたからか?!
それとも鬼守銭奴なオランダ兄ちゃんを絶賛しすぎたせいか?!

・・・まぁ、いいや(^^ゞ
今回のホロリ泣き大賞は、ぶっちぎりフランス兄ちゃんの話。
時節ネタ大賞は、勿論セーシェルちゃんの「英国王子さま」ネタ(笑)。
個人的大ウケは、ウクライナ姉ちゃんの「相手に心を伝えるおまじない=おっぱいを出せばいいのよ!!!」(爆)。
あるあるあるネタは、日本人の「外行き」と「部屋着」ネタ(核爆)。

ああ、他にもお気に入りがいっぱい♪
またまた1巻から読み返してしまいそうだわ~っ♪
新キャラもいっぱいだし、ヘタ知識もいちいち吹いた(笑)。

勿論、特装版冊子でイギリス兄ちゃんが民族衣装編でキルト姿になった件 は外せませんが、いかんせんオタク度が勝っていて「スポーランが無い!!」「これはスケイン・ドゥーじゃないっ!」「ガーターフラッシュも欲しいところだわ」などとつぶやいたのは秘密です(爆)。

とりあえず、今回掲載の「歩く早さ」の1位が知りたいんで、ご存知の方はツイッターかBBSの方にでも(笑)。
オランダ兄ちゃんより早歩きって、誰?!(気になる

< 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 >