今年、翻訳を一番楽しみにしていたかもしれない、ヘイヤーの名作。
読み終わって、そしてまた読んで、更に読んで・・・と終わりが来ない、抱腹絶倒の変人大集合、じゃじゃ馬ならしならぬ放蕩者ならしの最高傑作(爆)。

褒めてるんですよ?!
めいっぱい褒めてるんですよ?!(爆)

『愛の陰影』から四半世紀ばかり経過。
エイヴォン公爵ジャスティンとレオニーの間に生まれた愛息子ドミニクくん。
生まれながらにヴィダル侯爵の地位を持った上、あの両親、その上にあの叔父、あの叔母とあっては・・・っていうか、よくぞ成人まで生きてたなコイツ!ってのが正直な感想(笑)。
父親に負けず劣らずの極悪な放蕩者、という世間の評判だが、とどのつまりは両親の血を濃ゆーく受け継いだだけでは?!(笑)
冷静なジャスティン父ちゃんではなく、瞬間湯沸し器 情熱的なレオニー母ちゃんに似たのがありありと(^^;
冒頭の、舞踏会に行く途中でドミニクが追いはぎにあった絡み場面にこの物語でのアラステア一族の全てが凝縮されているようで非常に読み手を引き込みます。
さっさと追い剥ぎを殺して、死体を放置プレイして舞踏会に行っちゃったドミニクの「だって、舞踏会に死体を持ってっても役立たないじゃん」という理屈もすごいし、母親と同じ思考回路なのも笑うんだが、それ以上なのが父親。

「さっさと殺したのは大変結構だが、(死体を放置した件は)締めがだらしない」

・・・もうね、ここだけでも10回ぐらい読み返したわ私!(核爆)
ブラヴォー!ジャスティン父ちゃん!!(爆)

そんなドミニクだが、傍若無人が祟り、とうとう父親に最後通牒を突きつけられて国外退去させられる羽目に。
ここもまた・・・えーっと、笑いが止まらないんデスガ(^^;
普通は、家族一族の名誉やら評判を守る為に放蕩息子を放り出すのが定番。
しかしこのアラステア家に「普通」はありえなく、公爵が息子を国外に放り出す理由は、自分そっくりな放蕩っぷり乱暴っぷりそのものではないのだ。
人が死のうが、一文無しになろうが、ゴシップになろうが、そんな事はどうでもいい。
ただただ、愛する奥さん(レオニー母ちゃん)を困惑させ、心配させた。それのみ。
つうか、20数年たってなお、どんだけベタ甘なんだ、この バカップル 夫婦!(呆)
レオニーはレオニーで、ドミニクが公爵そっくりで悪魔呼ばわりされている事に「むしろ私に似てるからなのにっ!」とか、頓珍漢に怒ってるし(^^ゞ
ママン大好きのドミニクは、父親に逆らうでもなくフランスに行く決心を・・・まぁ、そこで普通に行かないのが彼なんだけど。
その時に付き合っていた、頭の悪い美人、あ、いや。頭の弱い美人、あ、違った。中味がない美人で中産階級の娘ソフィアを連れてって旅のお楽しみでもすっかー、とか呑気な目論みをば(笑)。
それを阻んだのが、ソフィアの姉にて未亡人家庭の柱ともいえるメアリー。
どうせあんな放蕩者、結婚なんか考えてくれてないんだから、ここで妹の評判を守らないと!と暗躍。
策を労じて密会現場に行ったはいいものの、そこがまさかのフランスの旅の為の港!
騙されてカーッと頭に血が上ったドミニクに脅されて、あれよあれよと船に乗せられる羽目に!

船酔いでリバース、という、ヒロインにとって屈辱的なところをドミニクに世話を焼かれている時点で「あ、この人、思っているより・・・」と思っていたところ、うっかり(?)彼をピストルで撃つ事に(笑)。
・・・ここからが、何というか、トップブリーダーも驚くメアリーのしつけ教室全開(笑)。
何か百戦錬磨の暴れん坊ドミニクが、メアリーにいいようにあしらわれている様が・・・超カワイイのよ!
ひどい間違いをしてしまったのと、メアリーの祖父が公爵の友人にて著名な将軍なのもあって評判を守る為に結婚を申し込むにもあっさりソデにされてしまったり、でも諦めずイケイケゴーゴー!!だったり(笑)。
いいよー、ドミニク。
駄々っ子っぷりが、まぁ、何とかわいい!
メアリーは、乱暴な言動の裏に彼の本来の姿を感じ、段々と惹かれていってはいるものの自分と彼との身分違いをしっかり自覚していて、自らの気持ちを抑えて求婚を断り続ける事に。

そんな二人の不器用なやりとりに、斜め上上等!!なアラステア一族が絡むものだから・・・は、腹が痛い!
変人まみれの一族(雇い人まで変人揃い。笑)の中、ファニーさんの息子(ドミニクの従兄)ジョンの余りの普通さ堅実さが逆に際立っていてその滑稽さに笑わずにはいられない(笑)。
こんな一族を脅迫しようとした時点で、メアリーの愚かな母親の命運は尽きていたとしか(^^;;
ええ、何せ息子を溺愛するレオニーの怒りに火を注いでしまった(爆)。
ジョンの妹にて同じくドミニクの従妹ジュリアナの恋愛を絡めてのドタバタの中に、そんな怒髪天状態のレオニーが渡仏、お供に狂言廻しな義弟ルパートとなれば、もうワクワクよ?!(恋愛ものでありながら、どんだけー。笑)
また、すっかりしつけられた感があるドミニクのワンコっぷりが細かくネタで、ジュリアナの婚約者に連れられて身を隠したメアリーを追うところでも、男性側でなく「僕のメアリーが(逃亡の)指揮をとってるに違いない」と変なところで誇らしげだったり(^^ゞ

このドタバタ劇をどう読むかによって、この作品を受け入れるかどうかが決まるかな?
ただ私は息つく暇ないハイスクリューボールコメディを、この古典でやっていて、全然違和感ない事に感動せずにはいられないです。
何よりも、クセ者 救いがたい変人 揃いのアラステア一家を落としまくるメアリーのDekiヒロインっぷりが天晴れ!
というか、クライマックスのジャスティン父ちゃんとメアリーとの会話の何とハイスペック且つハイクオリティな事よww
マイペースな父ちゃんの、息子が懐中びんのジンをメアリーの喉に無理やり流し込むぞコノヤロー!と威した件についての「洗練されていないやり方を遺憾に思う」という評が吹かずにはいられないが、そんな父ちゃんですら舌を巻く彼女の放蕩者ならしっぷり!

「彼を扱うのは簡単なんです・・・やり方さえ心得てさえいれば」

このメアリーの台詞に、父ちゃんの頭の中では「息子の 見張り番 伴侶キターッ!これでレオニーの心痛が減る!!」とファンファーレが鳴ったに違いない(所詮、嫁至上主義バカ。爆)。
しかし、20数年、親でも手を焼いた暴れん坊ドミニクを、あそこまで飼いならすメアリーもすごいけど、やっぱりラスボスは父ちゃんだった(笑)。
何というか、放蕩者ならしヒロインものって数あるけど、それはヒーローがメロメロになって自主的に改心するってのが大半なので、これだけ強制的且つ段階的にしつけていくってのは珍しいかと(^^ゞ
そんなこんなで、最初から最後まで笑い続けて終わった、最高に斜め上な一冊。
たとえ読者を選ぼうが、前作の退廃的なムードが木っ端微塵だろうが、変人率高かろうがとってもお気に入り!
やっぱりヘイヤー、私にとってははずれないわ。
これからも細々でいいので翻訳続けてほしいです(-人-)
今月発売の4期、World Series6巻目で~す。
もう今回はイギリス兄ちゃん満載で、最初から最後までニヨニヨ笑いが止まりませんよ?!(萌)
あのイタリアとイギリスの差には、ちょい吹いた > 個人的感想だが、あのアバディーン出身のスパイをちょっと訛らせてくれていたら完璧だったのに(爆)。

原作でもお気に入りで、アニメ化されたのが嬉しいエピソードも今回かなりあって、世界滅亡ネタはいい出来でしたね。
ちっちゃいフランス兄ちゃんと、ちっちゃいイギリス兄ちゃんがナイスなのは当然として、ハンガリー姉ちゃんが秀逸!
あとスイスに対する日本の妄想ネタは、見た人は「あるあるあるあるーっ」となった筈!(笑)
スイスは他にもちょいちょいと・・・というか、パスタが無くなって半狂乱になるロマーノにドイツがじゃがいも、スイスがチーズを持参するのはお約束(笑)

映像特典は前回に続き、台湾イベントの後編。
しかし、浪川くんが「ここは秋葉原でもなく池袋でもないんです。台湾なんですが・・・これから行くのはアニメイトです!」ってアニメイト台北店に行ったのには・・・わはは(^^;
あと、彼が行ったカキ氷の店はIce Monster(ピングァン)だよね(笑)。
マンゴーフラッペ食べて、本当に驚いてた浪川くんのあの顔を見て、食べるまでそこまでマンゴーに熱心でなかったのに現物食べた途端にすっかり虜になった某お友達を思い出しました(笑)
一年ぶりの新刊です(^^)
前巻、不穏な予感を秘めたラストだったのでどうなるかと思ったら・・・アラン家執事モネさん、ちょっと、いや、かなりツボ!(笑)
そして、なにげにジゼルの部屋の腐海具合に「あるあるあるある・・・」とか思ったりする読者、多発かと(あの大量の本が床に積まれている光景を見て涙、ネコのアルセーヌにその山を崩されて積ん読本が雪崩を起こしている光景に更に涙。爆)。

今回は、このモネさん登場編と、もうひとりの「何でも屋」ギー編がメイン。
うん、でもギー編はジゼルが「何でも屋」をしていく上で通過すべき経験だったってカンジですね。
個人的には、今回から登場のバーのマスターもステキかと(笑)。
書き下ろしが多いのも、このコミックス版の楽しみのひとつなんですが。
アルセーヌのとなり歩き編は吹いた(^^;

今回ラストで、エリックくんの投稿した小説が選考を突破。
さてはて、作家エリック誕生も近いのか?!
・・・次回、また一年先かな(^^; 遠いわ((^^;;
別のお店のですが、この前限定ナイターセールでプチプラのターコイズのさざれブレスがあったのでポチってみた。
単発で使うには、ちょっと石が小さいけど、クラック水晶ブレスとかと合わせて使えばいいか、と思い。

石そのものはいい石だったので、いいお買い物でしたかな。
内径サイズが選択出来なかったので、どうかな、と思ってたらジャストサイズだったしラッキー(^^ゞ
これからのシーズン、デイリーに使いたい色だわターコイズって。
雑誌でリアルタイムで読んでいるので、コミックスは書き下ろしとか、柱目的。
なのでネットでの送料あわせのタイミングで注文っていうのが最近のパターンかな?

今回は鞍馬編突入だったので、書き下ろしはどうか、と思ってたら柱6の二郎に胸キュン(爆)。
何というか、巴衛もだが、人ならざる者たちのフォーリンラヴっぷりって、読んでるこっちがテレちゃうぐらいカワイイんだよね(^^;
でも、鞍馬のお山でのご贔屓は天然すぎる天然の翠郎お兄ちゃんだったりします(笑)。
女人禁制のお山で育つとああ珍配線になるのか・・・鞍馬、ある意味、下山していて正解?!(爆)

もつれもつれるラブの嵐かと思いきや、何と天晴れや奈々生!!の鞍馬編のラストが大好きなので、コミックスに収録される10巻の発売が今から楽しみです(^^)
ゲイル・キャリガーのデビュー作にて、初翻訳作品、読了♪
今年上半期、ことの的最高の萌え本がここにあり(笑)。

最初、この本が翻訳されると聞いて大喜びしたものの、そこが早川書房だというので顔をしかめた記憶があります(爆)。
既にRT誌でも大絶賛されていて、シリーズは全5作と知っていたので「えー。ハヤカワじゃあ、一冊出た後はお得意の放置プレイじゃん」と(笑えない)。
そんなこんなで、新刊で買うかどうかを躊躇していたところ、新刊帯に2冊目の発売予告があったので「あ。少なくとも2巻までは日本語で読めるんだ」と思って買った次第(^^;
(でも、これと同じ事した方、いると思うんですけどー。笑)
以前、翻訳ミステリーのコラムで読んだ記事の中にもあったんですが、昔からのコテコテのハヤカワとか創元の翻訳作品読者って、どう評したらいいのか分からないが「あるスキル」があると思うんですよ。
それこそ、翻訳だけでなく、作品そのものの選出眼にも(^^ゞ
読み終えて思ったのは、この作品はハヤカワと創元以外だと出しても魅力が一部損なわれるのではないか、という事。
だから、複雑ながら、ここから翻訳版が出たというのは、ある面ではプラスだったと思わずにはいられないんですよね・・・これだけのSFファンタジー面でのスチーム・パンクさをヴィクトリアンでやれるってので。
設定の一つ一つが、まぁ、ヲタ心をくすぐるガジェットに溢れていて、その元ネタを思ってはウシシヒャヒャヒャと楽しいの何のって(笑)。
もっとも、ホムンクルスと見て日本人読者の大半は「ああ、『鋼の錬金術師』か(笑)」とか思うんでしょうな(私もです。爆)。

19世紀のイギリスに舞台を置き、人類が吸血鬼や人狼たちの共存する世界。
主人公にて「魂なき者」アレクシアは、偶然にも吸血鬼を刺殺してしまうのだが、それは恐ろしい陰謀の一角に過ぎなかった。
異界管理局の人狼捜査官マコン卿の取調べを受ける羽目になった彼女だが、そこからはぐれ吸血鬼や人狼の失踪事件に関わる事に・・・というお話なんだが、その設定が巧みで読むのが止められない。
というより、アレクシアとマコン卿の凸凹ラブっぷりが余りにあからさまで(笑)、どんだけ不器用なんだおまいら!!ってカンジで、マコン卿の副官ライオール教授ではないが、思わず老婆心丸出しでツッコミしながら読まずにはいられません(爆)。
マコン卿が、スコットランド高地からやってきた人狼くんという設定なので、彼が興奮したり焦ったりするとスコッツ訛が出るのですが、それが翻訳だと毎度ベタな関西弁変換(笑)。
ネイティヴ関西人としては、その関西弁のアホっ子ぷりに萌え倍増、赤毛系スコッツゆえに更に倍(爆)。
もう、あのキルト着たアレクシアの姿を妄想しちゃったりして、挙句、オオカミの求愛行動ともいえる「雌狼のダンス」に至ってはツンデレのツンが過ぎて通じてないトホホさに愛!!(爆)
最後までロマンス部分が素晴らしく、ロマコメ王道ともいえる周囲の脇役に振り回されながらの展開で、主役カップルが抜群にDekiなのがよろし。
たとえ、真っ裸上等!!(文字通り。爆)なヒーローでも(笑)。
何かマコン卿のことばかり延々と吠えてしまったけど、アレクシアについても語りだすととまらないわ~。
末期書痴の雑学女王というだけでもことのさん的にナイス!なのに、まぁ、天晴れなぐらいの食欲魔人なのがキタコレ(笑)。
何かヴィクトリアンのヒロインに、これだけ食べ物への留まらない執着心と異様に細かい食料描写をくっつけるってどうよ?!(爆)
でもって、お尻のサイズは気になるけど食べるのはやめない、って漢なところも大好き(笑)。
脇役も個性的で、やっぱりお気に入りは人狼団の副官であるライオール教授だわ。
あの渋さと真面目さにお茶目なところがくっついてくるのがたまらんスマッシュ!!
あと魔のファッション番長二人も欠かせないわね。
ロンドンの最高齢吸血鬼のアケルダマ卿と、アレクシアの親友アイヴィ(笑)。
特にアイヴィのボンネット(帽子)の描写は、毎回息を呑む斜め上っぷりでin Deathシリーズのメイヴィスばりに素晴らしすぎました(爆)。
あ、じゃあ、アケルダマ卿はマクナヴか(爆爆)。
というか、当て馬よろしく出てきたアメリカ人科学者マクドゥーガルくんは本当にそのものだったらしく、本文にも「捜査が終了すると同時にすっかりアレクシアにも忘れ去られた」とか書かれていて、オチながら思わず吹いた(笑)。

よくある三角関係のまま、とかいう事もなく、この1巻でお互いの気持ちを確かめ合い、めでたく結婚した二人。
エピローグが結婚式というのもなかなか、と思ってたら・・・いやはや。
人狼団、面白すぎ!「ふさふさ集団」キタキターッ!!(爆)
これから、あのふさふさ一味のアルファ雌がアレクシア、って考えただけで笑えるんですけど(爆)。

そんなこんなで、もうすっかりこの独自の世界観にハマりました。
イギリスが異界の者を受け入れ、新世界のアメリカがそれを否定、南北戦争に異界の者たちの存在も少なからず関わっているという解釈がしっくりきた。
それを宗教、人種と捉えるか、はたまたこうやってネオ・パンク風にアレンジするかによってここまで広がりを見せるのかと驚き。
何度読み返しても飽きない本って、嬉しいね。
次回は、マコン卿の故郷スコットランドが舞台との事!
おお、このシリーズではかの地はどんな風に味付けされているのか今から楽しみ♪
そして、新婚となったあの二人の珍道中を思うと(爆)。
付録目的でちょいちょい買っていたファッション誌ですが、さすがにあれだけショルダー系トートバックばかりじゃマンネリ通り越しました(笑)。
で、今年に入って買ったのって、夏のお弁当用に保冷トートを、と先月の『リンネル』買ったぐらいですが・・・今回はこれを買ってしまった。

理由は明白です。

第二付録がリラックマの一筆箋 だからです(キリッ

いや~ん♪かわいい~っっ♪♪
単品の売り物なら、大人買いも辞さないまったりなハチミツ色のかわいさ~(萌)。

まぁ、店頭でもまだまだあったし、売り切れる程でもなさそうなのでどうやって買うのが一番お得かしら、と発売日に店頭で確認して以来、待機してました(爆)。

で、ネットのアンケートキャンペーンでamazonギフト券が当たったので、それを横流しに投入、本日到着した次第(爆爆)。
だからさ、第二付録が目的な時点でダウナーなワケよ?!ww

本誌の方は、さっき全部読んだ(ここらが根っからの本好き。何でも読みます残さず読みます。笑)。
堀北ちゃんのアニエスの白ワンピ姿のグラビアは、ちょっと神だったぉ(うっとり)。
あと、今回から優木まおみちゃんが参加って聞いてたけど、やっぱいいよー!
脱マンネリのところで彼女が持ってた、とあるプチプラの2wayバック、私も最初に他のところで見て「欲しいな~」とは思ったけど使いこなせそうにないから断念したんだよね(^^;
まおみちゃんが持つと、あんなプチ価格のアイテムがお高そうに見えた(笑)。
他にもマリ・クレのボディ用保湿液とか、色んなアイテムをチェックするのに忙しい(笑)。
このテの雑誌って最近一読で即処分なんだけど、今回はまだまだ読みそうだ(^^ゞ

・・・そういえば、おそらく殆どの購入者の目的であろう、第一付録のポール&ジョーシスターのキルティングポーチ はといえば・・・うん。評判通りとってもいいですね。新作のペイズリー柄の大きめサイズで(棒読み。笑)。

・・・ペイズリーが思ったよりシックな色に仕上がっていて、本当に大きいんで
殆ど持ち運びない会社のロッカー置き用備品ポーチにでもしときますわ(核爆)
つい先日、同じお店で別のUVカットガーゼマフラーを買いました。
ええ、買いました。
なのに、また買ったんですか?とかいう質問が出そうですが、こんな事情です。

先日買った分は、もれなく現物を見た母に「母の日のプレゼント、これでいいよ( ̄▽ ̄)」 とかいう、カツアゲ状態の接収に遭いもはや手元にありません (ありえそうなハナシだな、オイ)

で、先日のタイムセールで安くなっていた&送料無料だったので、こっちを自分用に買ってみた(^^;
カラー選びで迷って、何色か大人買いしようかと思ったけどキングギドラみたいに首が複数あるわけでもないので、ラピスブルー を購入。
現物は、ブルーというより赤みがかっていて、ラベンダーとアクアの中間というか絶妙なカラーでした。
おお、全然ブルーって感じじゃなくて、こっちのが好みだよ!
さ、デイリーに使うべさ(笑)
エリン・マッカーシーのヴァンパイア4部作、とうとうこのパラ・バブルにのっかって日本上陸~(笑)。
なんちゅうか、よく笑ったよ(爆)。

これって多分、キャシー・ラヴの恋するヴァンパイア・シリーズを面白おかしく読める、寛容な読者向け。
決して生真面目なパラマーマル読者には勧めません、ってカンジ(笑)。
あと、ノリツッコミ出来ない人にも向かないな(爆)。
だって、パラノーマルものに数々の阿呆設定あれど ヴァンパイアの大統領選挙 なんて、斜め上かっとび!なものはさすがにないだろ(爆)。
もうね、色んなとこが細かくアホで、愛すべきアホ本だったのよ!! > 目一杯褒めてます(爆)

そもそも、あらすじにあるように、デキる女検事補アレクシスが、ラスヴェガスのカジノ王にたぶらかされた妹を救出する為に単身乗り込んできた!ってのにも、そのアホさがついてくる。
カジノホテルのオーナーであるイーサンは、実はヴァンパイアでした!ってだけでは物足りないらしく、ヴァンパイアの世界の現役大統領で、再選目指して選挙に立候補しているというとんでも設定が(^^ゞ
しかも、アレックスの妹ブリタニーとの出会いが、 彼女が歯医者で、イーサンが選挙に備え歯のクリーニングにきて出逢った ってのが笑わずにいられるかー!!(笑)
何だか堅物の選挙対策マネージャーのシーマスが「票稼ぎにはやっぱり結婚してイメージアップを!」とか、どこぞのコンテンポラリーロマンスまんまの展開(^^;
偶然にも、というか必然的にブリタニーは、本人の気付かないところでヴァンパイアと人間のハーフという事で、じゃあそっち方面の票確保の為に婚約を!!という運びなんだが・・・その設定もゆるーいカンジなのがご愛嬌といったところか(笑)。

いやね、これだけヴァンパイアものロマンスがあふれていたら、もうガチだったりシリアスだったりするのは慣れっこじゃないですか(^^ゞ
じゃあ、そんな中に毛色の違うものが迷い込んできたら新鮮に写るし、何よりそれが小気味良いラブコメ調だと読んでてノリもいいワケです。
何より、1000年近くも生きて(?)きたマスターヴァンパイアのイーサンが、すっかり元気なアレクシスに振り回され、メロメロになって初めて本物の恋に落ちる様が何ともかわいいんだ、これが(笑)。
読んでもらえば分かるんですが、このヒロインのアレクシスが漫才でいうところのツッコミ専門なので、笑わずにはいられないんです。全てにおいて。
150センチちょいのちっちゃい身長がコンプレックスなんだけど、まぁ、それを自虐ネタとして使うわ使うわ、笑い過ぎて腹が痛いぐらい(^^;
彼女曰く「9歳児レベルの身長」を底上げする為に、強迫観念のように凄いハイヒールはいているんですが、そんなちっちゃい彼女が元気にツッコミするのがイーサンにはたまらん萌えらしく、そんな自分に危機を感じたりしておかしいったら(^^ゞ
多分、舞台がアメリカっていうのもあるんでしょうし、生粋のヤンキー娘のアレクシスと、元々イングランドの騎士だったイーサンのギャップっていうのが、この話の面白みの一つだな。
とにかく、あのアレクシスのマシンガンツッコミの数々だけでも、ことのさんは十分楽しめた(笑)。
あとは、育ちのいいイーサンのおとぼけっぷりか。
何というか、ホニャララネタで思わず吹いたのはあれだな。

簡易テントが設営されている (爆)

そんなネタはいっぱいあるんだが、真面目なイーサンが客観的にモノローグでそれじゃあ、吹かずにはいられない(笑)。
意外と妄想大魔王なのが、ナイスよイーサン!!(爆)
人間のアレクシスと、ヴァンパイアのイーサンとのハッピーエンドをどうもってくるのか、と思って読んでいたところ・・・あれは、まぁ、想定内オチだな。
ただ、そんな時でもアレクシスはアレクシス様だったけど(^^;

脇役も個性的で、既に残り3冊の主人公たちがこの一冊目で全て揃っているのもナイス。
天然というか、理解しがたい不思議ちゃんなアレクシスの妹ブリタニーは、この巻で運命の相手に出会っているのですが・・・このお相手のフランス人ヴァンパイア、コービンが・・・えーっと、あの・・・ところつまりヘタレ?!(笑)
何だか、ヘタレ化学者ヴァンパイアと不思議ちゃん歯医者の話・・・誰が話の収拾つけるんだ、ってカンジだわ(^^;
次回は、堅物の選挙マネージャーのシーマスくんのお話だそうで・・・なんか、雇い主がとんでもない嫁もらったせいで、苦労の絶えない彼のロマンスをひっそり応援したいと思います(ぷっ)。
最終巻は、400年ひきこもりしていたイーサンの妹のお話だそうで・・・お相手は・・・はっ。これはね、やっぱりね、楽しみにとっておかないと!

とにかく、ヴァンパイアという異形の存在をコミカルにとらえ、更に独自の世界観をミックスさせたこのシリーズ、すっかりお気に入りになりました(^^)
ポップでキュート、何よりキャラクターが愛さずにはいられない。
ミニマムなアレクシスは、ここ最近のパラもの作品の中で出色のヒロインでした。
24時間、常に戦っているカンジがね(爆)。
マヤ・バンクス、まさかまさかのコルター家もの2冊目、上陸(笑)。
いつも思うが、ヘタレな男子とアニキな女子を書かせると何でこの作家さん、活き活きしてるんだか(笑)。

そんなこんなで、中味には深くは触れませんが(笑)。
つまりは、まぁ、前回同様そんなワケです、ハイ、って事で(^^ゞ
・・・だってこれ以上、何を言えというのだ?!
親子二代続いての4Pもの です!!とでも言えと?! > いや、言うてるしアンタ(爆)。

ただ、読んでて思ったのは、このテの一発芸的設定は2冊目となると、その効果は薄れるな、と(^^ゞ
ヒロインであるリリーに対し、コルター三兄弟の長男セスが一目惚れし、その後に次男マイケル、三男ディロンと順々に会っていきトコロテンなあたりはシリーズものの惰性的な部分もちょっと見え隠れしている。
設定云々よりも、三兄弟の個性の違いの妙を楽しむという視点から読むといったところかな、今回は。
それはそれでオタクとしては楽しめるので全然オッケーなんだが(笑)。
特に、ヒーロー達三人が自虐ネタのように、自分たちの実の父親は誰だ話をしているあたり、核心犯(^^ゞ
でも、癒し系のセス=イーサンっていうのは全面的に納得だが、ディロン=アダムというより、ディロンの六割はイーサンで出来てます(バファリンのCM口調でどぞ。笑)って気がするわ。あの異常すぎる世渡り上手さは(爆)。
マイケル=アダムっていうのはオチ上等(爆)。

前回は本当に閉鎖された山奥でのマタギ話に近いもんがあったが、今回の場合は三兄弟がそれぞれ職業を別とし、それぞれに「あるあるあるー」なものゆえに、大人のファンタジーとしては按配的に難しかったか。
だが、そこは前作で熱狂的支持者を得たこの一家のシリーズもの続編という免罪符の元、力技で読みきれたり。
これぞシリーズものマジック!少なくとも私は大ウケしまくってましたもの(笑)。

さて、これをお読みの方には、一つの疑問が残りましたな。
「・・・三兄弟だけじゃなく、ホリーさんってば女の子まで産んでるじゃん!その娘はどーなるの?!」という(^^ゞ
あります。
マヤ・バンクス、この末っ子キャリーの本、出してます(笑)。
それが日本上陸するかは、まぁ、ぶっちゃけ今回の本の売れ行き次第でない?のかしら(^^ゞゞ
バンクスは先に、別作品が日本上陸予定みたいだし、キャリー本翻訳は気長に待つとしよう(爆)。

連休中にWOWOWでテレビ放送分11話と、映画版2本を一挙放送していましたこちら。
テレビ放送時に全部見ていたので、今回は映画編2本を鑑賞。

東のエデン劇場版I The King of Eden 東のエデン劇場版II Paradise Lost ね。

あの後、どうなったのか気になったから見たとはいえ・・・結局は、ゲームは終わっても根底にあるものは終わってないってオチよね、つまり。
微妙に納得いかないんですけど(^^ゞ
ただ、あの物語の世界観からするに、あのラストが一番良かったという事ですかね。
何だか『妖怪人間ベム』ばりに、ほら、アナタのすぐ傍に正義の味方(滝沢くん)がいるけど気付いてない、的な(笑)。

しかし、スケールのデカイ話ながら、キャラクター達が相変わらず秀逸だわ。
やっぱり一番お気に入りは、テレビ編同様、カープファンのパンツくんです・・・あれだけ出世してもカップ麺食ってるのがカッケーっす!!(爆)
リンゼイ・サンズのアルジェノ&ローグハンター・シリーズ2冊目、読了~。
笑った笑った!!皆さん、相変わらずで(笑)。

1冊目のルサーン編にて既にネタバレしているこの巻の内容なんだが・・・ネタバレしてなお、笑えるんだよこれが!(笑)
そんなこんなで、今回の主役はアルジェノ家の三男にて、ゲームクリエイターのエティエン。
お相手は検死官レイチェル。
精神に異常をきたした男につけ狙われるエティエンの騒動に巻き込まれ、斧で叩き斬られる羽目になったレイチェルを助ける為に、彼は彼女をヴァンパイアにしてしまう。
それは一生に一度だけ、人間をヴァンパイアにする事が可能という生涯の伴侶に関わるルールに触れるもので・・・。

というか、二人の出会いからして爆笑なんですが(^^;
なにせ、レイチェルの職場にある遺体安置所に担ぎ込まれたホトケさんが、そもそもアンデッドのヴァンパイアであるエティエンだったという滑稽さ(笑)。
しかも一回だけでなく二回も担ぎ込まれ、二度目に至っては爆破によるこんがり焼死体(カリカリくん@レイチェル名付け)なあたり、うっかりヘタレなエティエンに涙が(爆)。
そして、ヴァンパイアになったレイチェルの珍騒動がはじまるんですが・・・いやはや(^^;
『ハイランダー』とか『バフィー~恋する十字架~』とか、ドラマや映画をネタにひたすら、ひとりボケツッコミ大会というか、細かいネタ満載で波状攻撃的に笑いのツボ直撃(^^ゞ
人間から、永遠の命を持つヴァンパイアになったレイチェルの苦悩を描かれているのかと思いきや、そこはこのシリーズらしく飄々と進み、そしてなによりコミカル。
血を吸う訓練の頓珍漢さ、日常のあれこれを非常にテンポよく書いてくれるものだから、読み手も楽しみながら、この独自の世界観に浸れます。
しかし、今まであった色んなパラノーマルも、ラブコメも、まさか ヒロインの(ヴァンパイア)歯型がヒーローのホニャララにくっきりはっきり残って、それ(爆)を家族に発見される羞恥プレイ極み までは想定外!(核爆)
笑い死にするかと思ったわ(^^;;
家族一族巻き込んでのこの世界観、既読分であった筈なのに、語り手と主観が違っただけで全然新鮮!
あれはちょっと驚き。
1巻の主役だったルサーン兄ちゃんは、ここではひたすら小説のネタくり、いや。リサーチの為に自動筆記マシーン状態(笑)。
エティエンの妹リシアンナと婚約者のグレッグについては、更に踏み込んだ設定が、人間からヴァンパイアになったレイチェルに説明するという形で語られていてこれが秀逸。
しかし、ヴァンパイアが吸う血・・・そうだよね。
ここで語られている、その血の持ち主の人間の属性がそのまま血に現れるっていうのは妙に納得だわ。
アルコール依存症の人間、糖尿病の人間などなど・・・そこまで踏み込んだ解釈をしているのに、何故か馬鹿馬鹿しく、そして目からウロコなのが何とも(そして、ママンが甘いもの大好きで、その血糖値高い血液が好物、ってのに吹いた。笑)。
今までって、麻薬依存症程度しかその点には触れてなくって「汚染された血液」とおおまかなくくりだったけど、ここは凄いな。リシアンナの話では更にここに焦点が当たりそうだな。
ママンとバスチャン兄ちゃんは今回も頼れるサポート役として大活躍・・・ですが、今回のアルジェノ一族のMVPはなんといっても従弟のトーマス!
もう、暗躍しすぎだよトーマスってば!
若くって(といっても200歳。笑)イケメンで、何よりお茶目で、一服盛るのに大忙し?!(爆)

というワケで、エティエンとレイチェルがハッピーエンドなのは分かっていても、ここまでくるまでの紆余曲折が堪能出来て楽しゅうございました( ̄▽ ̄)
次回はバスチャン兄ちゃんのお話だけど、既にママンの魔の手(?)がここでも嗅ぎ取られますな(ニヤリ)。
これだけキャラクターが増えても全然ヘヴィでなく、むしろ楽しくって♪
次の発売が今から楽しみでございます♪
秋冬の帽子って結構持ってるけど、夏の帽子って難しいよね。
蒸れるの嫌だし、かといってキャップも難しい(キャップ好きだからあるけど。笑)。
キャスケットで夏向け、ってあるかしら、とかねてより思っていたり。

で、ネットを見ていたところ、網目が大きくALLシーズン快適 という、目指していたラインのものを発見。
しかもその日だけ、通常の割引価格から更に600円近く値引きの限定セール価格だったのよ!
いつも帽子買ってるお店のと比べるとほぼ半額になる。
うおっ、ラッキー♪♪

到着後にレビュー書いたら送料無料?
書く書く♪♪
ってワケで、希望カラーもあってお得気分でポチ。

お店から発送連絡もあったし、届くの楽しみだわ( ̄▽ ̄)ノ
冷房がとにかく駄目なので、ストール、マフラー類は必須なんで、何枚あってもいいアイテム。
昨夏はストライプとチェックがリバーシブルになったガーゼマフラー愛用していたけど、カラーのせいか柄がはっきりしていてアウターかち合う事もしばしば(^^;

で、ぼんやりネット見てたらUVカットのこれがGWにセール価格になっていたので。
ストライプだけど、淡くて殆ど分からないってのが決め手になったという何ともはや。
ここのショップの製品はどれもレビュー評価高かったのでお店の名前は知ってたので迷う事なくポチ。
無地のも同時にセールしていたけど、こっちのがツボだったのよね。
使ってみてよければ、他のも捕獲しそうだわ(^^ゞ
ジェニファー・アシュリーのパラノーマル・ヒストリカル・ロマンス読了。
マグノリアロマンスからは初の翻訳だが、この作品があえてここから出たのを妙に納得してしまったのは私だけなのか?
「二見からでなく、オークラから出たのは正解!」とか即思ったのは駄目読者なんだろーか?!(爆)

そんなこんなで、お話はヒストリカル・ロマンス定番の摂政時代。
イングランドの片隅、のどか~なリトル・マーチング村に暮らす準男爵の娘ペネロピ。
過去に下劣な男二人との婚約を破棄した以外は、ごくごく平穏(?)な日々を送っている。
そんな彼女の元に、ヨーロッパの小国ヌベンガリア王国の時期国王ダミアンが花嫁探しにやってきた。
王国の宗家の血をひく系統の娘を。
それがペネロピだったものだから、そこから彼女の平穏な生活は急展開する羽目に、というお話。

これだけなら、いにしえのバーバラ・カートランド作品の「そんな、聞いた事もない規模の架空のヨーロッパの小国の王様の花嫁探しなんてっ」となるのだが、いかんせんそこがアシュリーゆえに普通にはいかんかった模様(笑)。
今までのロマンス小説での架空のヨーロッパ小国のデフォルテというのは、マジャール人の血統濃いという布石から騎馬民族、とか程度だったが、ここではえらく大きく出ました。
さすがです。解釈が突き抜けてました。

先祖代々野蛮な民族=エッチ上等 (核爆)

もうね、このヌベンガリア王国の先祖代々のお約束がいちいちアホ、いや。斜め上すぎて、ダミアンの相談役のサシャじいちゃんが真面目に言うたびに腹抱えて笑えるの何のって!
婚約の儀式の珍項目っぷりといい、あれはもう、エロファンタジーもいいとこでは?(笑)
何より、予言に従い、渋々と花嫁探しにやってきた筈のダミアンが、ペネロピの正体を知らないままに彼女を見た瞬間に「運命の女の子、キターッ(≧▽≦)」と暴走し始めてからというもの、何度殺されそうになっても、何度死にそうになっても、何度お邪魔ムシに妨害されようとエンジン全開に悶えまくってイケイケゴーゴー!!という、ペネロピ好き好きキャーッ!!な姿勢を貫いているあたり、シリアスと思わしき場面ですら、何だかのほほーん(笑)。
実際、ダミアンの生い立ちといい過去といい、悲惨極まりないのに、それを逆手にとって放浪の放蕩プリンスの地位を確立しているあたり、しぶとい(^^;
その伝説っぷりが、もはや生けるセクスィー王子(爆)。
こんだけ下ネタ列伝持ちのプリンス・チャーミングはお目にかかった事はないな、うん(爆)。
それでいて、それが憎めないってのがまた笑わせるというか(^^ゞ

大筋はおとぎ話(大人のおとぎ話ですが。爆)なので、勿論「王子様とお姫様は幸せに暮らしましたとさ」というラストなんだけど、そこに至るまでのクセ者揃いの脇役も忘れてはいけないね。
ダミアンの親友で陽気なスコットランド人イーガン、側使えでありながら同時に親友でもあるウイットに富んだペトリ、相談役サシャ、ペネロピの親友で利発なメイガン、頭が少々足りないというか微妙なペネロピの母、その母の恋人にてメイガンの父親マイケルなどなど。
ダミアンと敵対するヌベンガリアの大公アレクサンデルすら、非常に面白いキャラクター造詣で興味深かった。
あとファンタジー色を出す為なのか、ヌベンガリアの伝説の生き物、半分人間、半分悪魔のシフター「ロゴシュ」なるものが登場するのだが、この子ロゴシュのウルフがかわいくってねー。
ペネロピに助けられ、すっかり懐いて、ツルの恩返しならぬロゴシュの恩返し状態ではっきり言ってダミアンよりも有能な事もしばしば(^^;
クライマックス場面では「そうくるか!」と思いましたもん(^^;

まぁ、そんなこんなでお話そのものはのどか~な設定の筈が、セクシーでホットなロマンスとなってしまっていて、その落差がたまらなく面白かったな(笑)。
主役二人のラブラブエッチッチがページ数の半分を占めるであろう、ある意味潔いまでの直球勝負な一冊(爆)。
子供(世継ぎの王子様)が育って、あの超バカップルな親を毎日見てグレない事を祈ります(笑)。
公開当時、全然近くの映画館でも、車で行けるシネコンでもしてなくて涙をのんだのがこの映画。
この連休にあわせ、WOWOWではテレビシリーズ『 涼宮ハルヒの憂鬱 』の全28話一挙放送と共に、この映画版をオンエアしてくれるというので楽しみにしていたんですが・・・うーっ。泣きそうになってしまった(うるり)。
長門ファンとしては、もうラストは涙うるうるだわ!

良かったよー!
良すぎて、昨日のオンエアで見て、今日録画していたの見て、また見てる(^^;;
何度見ても飽きないんですっ(キリッ

とにかく、このクオリティ、本気だわ京アニ&角川っ!
テレビでやっていたものを長編映画化すると、ゴニョゴニョになる事が多いけど、これに関してはそんな心配皆無でした!
何とすごい展開の数々を、160分の長編で作画クオリティ落とさずによくぞ!
SOS団の皆が、大画面であれやこれややってくれていたんだなー、とか思うともっと公開劇場を拡大してほしかった・・・とか、思わず恨み節(^^;

・・・アニメ、最初から見ようかしら(^^; > おい。明日で連休終わりだぞ!!ww
この本の発売直後ぐらいから色んな事があったせいか、既読でありながら覚え書きしていない本がチラホラあるのを思い出したり(^^;
ちなみに、これの事を書いてないのを思い出したの「あー、ベニエ食べたい。あっつあつの粉砂糖満点のベニエ!!」と思ったのがキッカケ(食べ物ってすごい。爆)

レビューってものではなく、覚え書き程度の雑記になりますが。
もう二ヶ月近くたっているので今更参考に、と仰る方も少ないでしょうし、何よりこのシリーズに対し、公平なモノ書きなんぞ私にはありえませんので(笑)。

今回の主役は、ウェアハンターのヴェイン。
彼に関しては既に初出『夜を抱く戦士-タロン』にて、幾つかの設定公開がありましたが、この巻はちょうどあの巻の途中ぐらいから時間がバッティングしたところがプロローグとなっていたりします。
読み方としては、タロンの巻を再読してからがベスト(そうすると、もれなくこの巻と対になっているウルフを読みたくなるんですが。ああジレンマ!萌)。
そこでは、ヴェインが運命の相手で今回のヒロインであるブライドと遭遇する場面も出てくるので丁度いいし。
で、そのブライドですが・・・いやー。久々にやってきました。
ふっかふか系ヒロイン!(笑)
そんなふかふかぽよよ~んな彼女を、ワンワンワンッ!!とイヌ科オオカミ全開に拝め奉るヴェインがパねぇ!!(爆)
実際、作品中にブライドも何度もこんなイケメンでお金持ちで優しい男が何で私?!とか思うんですが、彼の生い立ちと育ちを考えると当然といったら当然な成り行きだな・・・愛情に恵まれて育った彼女がかもし出すオーラみたいなものが、極限になっていたヴェインを引き寄せても、ねぇ。
もっとも、ヴェインがただのカタガリならともかく、やっかいな秘密をも抱えていたりしてそこがまた何とも上手い。
二重、三重と設定を絡ませるのはケニヨンのお得意技だが、今回のヴェインの分はフュリーと表裏一体となっていてまさに秀逸( 実際、作品中でアルカディアの村で育ったフュリーの事をアルカディア達は「何か違う」と思って彼が特殊能力を開花させるとにらんでいたが、あながち間違いではない。単にアルカディアとカタガリが入れ違っていたわけで。能力的にオオカミのアルカディアの最高位はヴェイン、カタガリの最高位に順ずるものはフュリーとケニヨンは公式に設定してる。彼がきちんと教育されてきていれば今更、な話となるのだがね )。
まぁ、何よりもヴェインのラブラブ萌え萌えっぷりだけで満腹ってハナシも(爆)。


今回の巻を読んで、このシリーズにおけるウェアハンターについて脳内整理したくて、何冊か久々に原書も引っ張り出してきたけど、ふーむふむむ。
ニコレット(ママ)のあの世界での地位を考えると・・・ファング、頑張れ(笑)。
(力関係というか、ハンター能力を並べた場合、ベアのカタガリの最高位にいるのがこのママン。だからサンクチュアリは治外法権同然なのよん。笑)
あと、小道具の細かさは相変わらず。
出版社さま、ここまできたので、そろそろキンリー・マクレガーのヒストリカル・ロマンス、翻訳してみませんこと?!ww
フュリーと犬の珍コンビとか、ストレスで引き篭りしていてもおかしくないアッシュのおでかけ事情やら、シュミの破天荒っぷりとか、キリアン家の日常とか、本当に細かいところまでシリーズ読者を楽しませてくれますな。
先の展開をいろいろ思うと、ここで既に涙ぐんでしまったりとか、どストライクに一冊楽しみました。
半年に一回の楽しみですが、ちまちまでいいんで翻訳を続けて下さる事に感謝しつつ(-人-)
これを買ってた事をド忘れしていました(笑)。
片付けしていて、不要本をまとめていた時に思い出した次第(^^ゞ
一読はしているので、中をパラパラしていただけで脳内チェックしていたアイテムとかはすぐ思い出したし(買うかどうかはともかく。爆)。

いえ、ローカルギフト券消費も兼ねてだったのですが、目当ては勿論 キャトル・セゾン の保冷トートバック(笑)。
これからの季節、お弁当持参するのに保冷トートのがいいな、と思ってたところにこれだったし。

カラーも私好みだったし、付録とはいえ毎度クオリティ高いリンネルらしい縫製なのはいいが、予想よりはデカかった(笑)。
これだと、350mlのペットボトルを凍らせて保冷材代わりにして一緒に入れてもいいぐらいかも、うん。
ファスナーの両端に隙間あるのが気になるが、そこらは冷やしおしぼり代わりに大判のタオルハンカチをおけば解決だな。

節電の夏、創意工夫の夏となりそうなのですが、こういう手持ちアイテム活用を考えるのは決して嫌いじゃないので( ̄▽ ̄)
今日はがっつり雨っていうから!
昨日は晴れてるって気象予報士さんがこぞって言うから!!
だから昨日のうちに布団干そうとか、コタツ布団撤収とか色々考えてたけど・・・フタをあけたら、昨日の天気はイマイチを通り越してイマ3ぐらい(^^;
そして今日の雨は・・・えーっと、キツネの嫁入りですか?!ってぐらい、あっという間に降り終わりました(笑)。
せめて天気に負けず(?)、予告通りにコタツは撤収したわ・・・つうて、単にコタツ布団を剥がしてラグにするだけなんですが(^^ゞ

明日は本当に晴れるんだな?!
本当だな?!とか思いつつ、地道に細々と片付けなんぞをしつつ連休は過ぎていきます(^^ゞ

そういえば、以前、この日記にも書きましたが、ことのさんが懸賞で当てたBRITA (ブリタ) ポット型浄水器なんですが、あれ以来すっかり無くてはならないものに。
お茶も珈琲も紅茶も、全然違いますよ?!
それの交換用カートリッジがもう終わるから、また注文しといて~!と、父親が言うので、さっそくネットにて。
amazon見てたら【限定増量パック】 3+1個パック ってあるから、ええっ?!と思って見たら、三個の価格で一個カートリッジ増量との話。
えーっ、一個おまけってスゴイ!!
一個あたりの単価を考えると、即ポチもんでした( ̄▽ ̄)ノ
ジャッキー・ダレサンドロのメイフェア・シリーズ最終巻、読了~♪
やったぞ、負の法則も何のその!!

えーっと、この日記やら私の年末ランキングを読んでらっしゃる方にはお馴染みのアレです、ええ。
脇役の時はとっても魅力的なのに、主役になった途端に残念すぎるキャラになる法則 」(爆)

いっそこの一冊を抹殺してしまいたい、あのまま脇役のままなら等、かつていろんなシリーズもの、スピンオフもので歯噛みなさった読者も多いかと思われます(笑)。
そして、今回、満を持してその法則に挑んだヒーローがいます。
メイフェア・シリーズだけでなく、他のスピンオフものでまで魅力的な脇役として場を席巻したアメリカ人大富豪ローガン・ジャンセンその人。
最初から、一番彼の話が読みたかった読者なんですが、いかんせんこれまでの法則から考えてそれはそれで恐ろしく(^^;
でも、読んでみるとウイットに富んだローガンは主役になっても彼のまんま!
そしてお相手となる、「ロンドン婦人読書会」の最後の独身にて一番の美女である伯爵令嬢エミリーも、やんちゃでお茶目なものだから、話全体がえらくシリアスな部分が多い筈なのに、ぷぷっと吹き出す事もしばしば(^^ゞ
正直「お前ら、アホだろ?!」的なツッコミ必死のところも多いのですが(エミリーの自作自演の女吸血鬼の件を筆頭に)、それさえも無問題!(笑)

話そのものは、よくある植民地住民の代表格ともいえる成金大富豪のローガンと、貧乏伯爵家の令嬢エミリーの相互ツンデレものなんですが・・・おい。
それは反則だろ、ローガンよ。
何だ、その ハンパない妄想大魔王で寸止め王子っぷり は!! > びったんびったん
あの男前の悶えっぷりと、世慣れていそうでその実、ボケっぷり満載だったところとか、ギャップ萌えも手伝い、まさに祭り状態(いろんな意味で。笑)。
幼い頃に身内を亡くし、孤独のまま生きていたローガンが、愛情あふれる一家に育った天真爛漫なエミリーにきゅんきゅんしまくる様は、昨今のエロエロエッサイム話と比べると、なんちゅうーか一昔、いや二昔ぐらい古い話でしょ?とか言われてもいいの。
エミリーの家族や親友に対する愛情の仕草を離れたとこで見ながら、一人じゃ使いきれないぐらいお金を持っていても、お金じゃ買えないものの存在をローガンを通して痛感したり、そんな彼を愛情と信頼で包み込むエミリーの姿とか、それはそれは古き好きロマンスなワケ。
保護欲にかられ、エミリーを守りたい、というローガンと同じぐらいエミリーも彼を、彼の心を慈しんでいてとても微笑ましい。
かといって、あれだけ焦らされた結果、終盤にやっとこさ(?)夫婦になった際のローガンのはじけっぷりは思わずウケた(笑)。
新妻がまたガチで負けてなくって、二倍ウケたラブシーンなんだけど(笑)。

ローガンの過去の因縁そのものは、ちょっと消化不良なのは否めないけど、あれはエッセンスと思って割り切る事にして・・・というか、最大のミステリーが残ったままだけど!
実務係のアダムの挙動不審の数々って、結局何だったんですか?! っていうのね。
何事もなかったかのように、ガン無視されていて、逆に想像を掻きたてられます(爆)。
胃痛は犯人に一服盛られていてのもので、目的はローガンの身辺を手薄にする為だった とか考えすぎの感すら(^^ゞ
おーい、ダレサンドロさんやー。あれ、ホンマにどうなっているんですかー?!ww

まぁ、それはさておき(置くんかいっ)、既刊の主役たちも今回大集結。
特にローガンが主役だったので、平民でボウ・ストリートの巡査であるギデオン大活躍(^^;
キャロリンの件は、まさに二昔前の設定とも思いつつも、ダニエルのあの憔悴っぷりに改めて彼の長年の片思いっぷりを再認識した次第(もっとも倒れて頭ボコッとたんこぶ状態、ってのがいかにもダレサンドロ作品だなぁ、と変なところで感心しました。笑)。
個人的には、アメリカ人ローガンと、無表情のイギリス人執事ルパートの仁義なき戦い(?)が大好きでした(笑)。
あと、規格外大賞としてエミリーの一家も(特にあのお茶目なママンは大反則です。爆)。
ここまでワンコを引っ張るとは思わなかったわ・・・ラスト作品にワンコ集団とは!(笑)
そんなこんなで、主役も脇役も動物も十分に楽しめました一冊で、エピローグにもあるように、まさに大団円。
ゆるーいかもしれないけど、でもいいじゃない?
4冊、最初から最後まで、ずーっと微笑ましく楽しく読めたってだけですごいよ?!
うん。お気に入りシリーズがお気に入りのままエンドマークを迎えてくれる、そのすごさを再確認しました。
次のダレサンドロ作品の翻訳、どれがくるか分からないけど引き続き作家買い確定です(^▽^)

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