サラ・マクリーンの初翻訳作品、読了~♪
きゃ~っっ♪今年になって読んだ本の中でピカイチだったわ!!

ヤングアダルト出身の若手作家の作品という事で、気軽に読んでみたのですが・・・いやー。売れ残りヒロインと、放蕩者ヒーローの王道物ながらに実に胸きゅんしまくり。
随所随所に吹き出す軽妙さ、かと思ったら切なさ炸裂で思わずホロリとなってしまう場面も多く、結構なボリュームながら一気読み。
しかし、何かどの時代でも妙齢の独身姉に対し、妹が先に縁談が決まってしまった際の周囲の反応というか言動というか・・・笑えないぐらいリアルだったわ(~_~;;
いや、ホントに(~_~;;

お話は、裕福な伯爵家の令嬢で、愛する家族に囲まれて暮らしている妙齢の伯爵令嬢カリーが主役。
社交界デビュー以来、ろくでもない男性にばかり求婚され続け、気付けば28歳。
そんな彼女の10歳年下の妹が、社交界デビューするやいなや恋愛結婚で、公爵を射止めた事が発端となる。
妹が、行き遅れの姉の老後の心配までしていた事を知りショックも深く、傷つき、何よりどうして今のような状況になったのかを嘆き、自棄気味になる。
伯爵の兄の唆しもあり、これまで模範的令嬢として暮らしてきた自分を捨て去るべく、大決心。
決して身分の高い、しかも女性がやってはならない「冒険リスト」を作成するに至った。
その9か条は、フェンシング、葉巻、酒場で一杯、クラブで賭け事などのとんでも内容。
そして、そのリストの最初の項目「情熱的なキス」をすべく、社交界デビューの時からずっと憧れ続けた放蕩者と名高いラルストン侯爵ガブリエルの家に突撃。
ちょうどその日、昔に彼とその双子の弟を残し出奔した母親が、イタリアで生んだ父親違いの異父妹を引き取る事になっていたガブリエル。
社交界でも、素晴らしい家柄と評判を持つカリーは、庶子である異父妹の後見人としてはうってつけ。
ここぞとばかりに、突拍子のないカリーの申し出を交換条件に、キスの相手を引き受けるのだが、というもの。

予想通りの、ミイラとりがミイラに話です(笑)。
自分の思い通り、物事を進めようと取引した筈の百戦錬磨の厭世家ガブリエルが、知的ながらピュアなカリーに振りに振り回される羽目に(笑)。
一つ一つ、カリーの冒険リストから項目が出てくるたびに、アリ地獄にどっぷりハマっているかのガブリエルに笑うしかない(^^ゞ
愛を否定する彼と、ロマンティックで愛を信じるカリーとのすれ違いと葛藤、その絡み具合を実にリスト項目がナイスな演出をするんですわ。
気付けば、冒険リスト達成プロジェクトの相棒状態になってしまっているし、メロメロだし嫉妬しまくりなのにそれでも悪あがきしているし(笑)。
しかし、そうは簡単にいかないという話の繰り方も、テンプレなアイテムを使いつつ上手かった。
カリーの持参金を狙う借金まみれの伊達男男爵とガブリエルのカリーの結婚に関する賭けなんて、カリー本人にバレるのを前提に使っているのありありなんだが、それでもあのタイミングが凄かった。
結婚式に突入しようとしている電撃婚約のその日のうち!
実際、彼の事を本気で愛しているカリーと、彼女の名誉を傷つけたからと求婚したガブリエルとの、もどかしい以上に切ないやりとりから、ガブリエルのトラウマとなっている過去の出来事の吐露、求婚を承諾、婚約から結婚話進行、賭け発覚による別離までがほぼ24時間ぐらいでジェットコースターばりに展開ですよ?!
ジャック・バウアー(by『24』)も驚きです(爆)。

最後まで、カリーの作った冒険リストが物語の中心で狂言廻しのようにちんまり座っていて、その周りを個性的なキャラクター達がくるくる回って踊っているようなとても楽しい作品です。
でも何よりも、カリーとガブリエルのセクシーなところも多々ありつつも、基本に忠実なきゅんきゅんな恋愛模様が実にハマりました。
ええ、あのガブリエルの 寸止め連発 によるアホさ加減炸裂はうっとりでございましたわ(笑)。
そこよ。そこを読んで欲しいワケ(違)。
いや、カリーの凛としたヒロインっぷりも負けてません。
ずーっと片思いしていたガブリエルに求婚されても、妥協せずに自分を貫き通し、何より全てにおいて微笑ましいし、愛らしい。
これではガブリエルもやられて当然だな(^^ゞ
混乱した気持ちを紛らわせようと、本棚整理をはじめたところなんて思わず吹いたり(笑)。

脇役も個性的で、愛すべきキャラクターばかり。
カリーの年の離れた妹マリアナも、完璧キャラのようで本当にカリーではないが愛さずにはいられない同性にもウケのいい、ちょっと毒舌美人だし、ファッションセンスは宇宙人レベルで、いつもハイテンションだが憎めないお母さんとか(笑)。
そして、そんな女系一族の中で唯一の男性にて、いつも妹たちに振り回されているけど、お茶目ながら芯はとっても頼りになるお兄ちゃんのアレンデール伯爵ベネディック。
ベネディックが、妹カリーを管理しきれてない、と文句ばかり言うガブリエルに肩をすくめて「そばに妹がいないで育った人はこれだから」とか「妹を止めようなんて無駄だよ。諦めろ」とかシレッと言いつつ、苦労が偲ばれるところがウケた(爆)。
そして、ひょっこり出てきては、双子の兄をからかい、諭し、慰めなど美味しいところを披露するガブリエルの弟ニコラスも良いぞ~。
ひょっこり物語冒頭で、イタリアからやってきた二人の異父妹ジュリアーナがこれまた秀逸。
イタリア育ちの彼女の目を通し、イングランド社交界のなんたらとか、貴族女性のしたきりとかを風刺していて、二倍楽しめるキャラクターなのですよ、彼女。
生い立ちのせいで、一部の人間には決して受け入れてもらえない立場の彼女を、彼女本人への好意と友情から丸ごと受け入れるカリー一家のあったかさ、母親のせいで歪になってしまった家庭環境を抱えて今まできたガブリエルの一家の対比もにおわせつつ。
この一冊にて、彼女の未来についても伏線がひかれていて「ええっ、そうなのよね。これは、この人なのよね!!」と思ってしまった身としては、是非とも今後もこのサラ・マクリーンの作品の翻訳を出版社さまにはお願いしたい。
是非とも読みたい(思わずポチりそうになったよ、原書)続編は、まずは双子弟ニック、続いて異父妹ジュリアーナ。
たとえタイトルがネタばれでもいいんです!!ww
しかし、芸が細かいなぁ・・・この一冊が「9」、ニックが「10」、ジュリアーナが「11」(笑)。
・・・オチとして、ベネディック兄ちゃんには「13」で不吉ネタで決めてほしいかも。
駄目ですか、マクリーンさん?執筆予定に入れてもらえません?!(爆)

続きも楽しみながら、この一冊だけでも大満足です。
お気に入りです。
まぁ、興ざめだったのは、物語の核となるカリーのリストの中に、クラブでの賭け事があるんですが、そのクラブを「 メンズ・クラブ 」とか翻訳していた事かしらねー。
叶姉妹かよ?!( ̄▽ ̄;) とツッコミしましたよ思わず・・・別に「紳士クラブ」でいいじゃない。
実際、カリーがリスト作成した時には「紳士のクラブで」とあったのに、途中からメンズ・クラブ、メンズ・クラブ、メンズ・クラブ・・・歴史もので勘弁してくれ、ってぐらい(~_~;
下訳をチェックし、統一しきれていないのかしら、とか下世話に考えてしまいました・・・前もあったよな、この翻訳者さん。同じ単語が、一冊の中でくい違ってたとか(原書で持ってた本だから、一目で分かったんだった。ぼそっ)
ジーナ・ショウォルターのLords of the Underworldシリーズ2冊目、読了。
何となく慣れてきたな、このごたまぜ感に(笑)。

そんなこんなで、前作を読んでいていい意味でなくツッコミ三昧になりながら読んだ2冊目の主役は、「死」の番人ルシアン。
常にクールな彼の心を動かしたのは、オリンポスきっての問題児、「無秩序」の女神アニヤ。
一目見た時からルシアンに惹かれるアニヤだが、彼女は出生にまつわる呪いのせいで、男性と愛を交わす事が出来ないという秘密があった。
そしてルシアンの元に、アニヤの持つ万能鍵を狙うタイタン族の王クロノスから命令がくだる。
アニヤの命を奪え、という。

と、まぁ、「死」をつかさどる魔物を心に宿すルシアンなので、生死に関係する展開になるとは思ったけど・・・いやー。凄い後付設定の嵐でそっちのが驚いた(^^;
特に、クロノスの策略で不死である筈のルシアンが急激に弱っていった後半の件だが、中に魔物を飼っている彼らの生死をそんな簡単に左右出来るなら、さっさともっと別の策を練ってとっととアニヤを陥落させろよクロノス!!とツッコミしたのはことのさんだけでしょうかね(^^ゞ
そもそも何でタイタン族が脱獄出来たのか、といった謎は今回のアニヤの生い立ち、そしてその後の出来事で解明されましたが。

とにかくルシアンの、何というかその属性に違わぬアニヤの無秩序具合に振り回される様が、何ともかわいく・・・え?気の毒?
というか、どう見てもルシアン、ドM なので本望のように思えるんですがー(笑)。
よくある解凍系ヒーローというには、悶え具合がちょっと違う気がするのよね・・・確かに、生死をかけた苦悩とかもあるんだけど、その一生懸命さが愛いのだ(笑)。
ルシアンのお相手となるアニヤだけど・・・このヒロインに関しては賛否両論かと思いますな。
ええ、前作のアシュリンも好き嫌いの分かれるタイプだけど、こっちのアニヤの場合はそのエキセントリックさゆえにもっと極端に分かれる(^^ゞ
ことのさんは好きなんだけどね、このキュートさ、サブカル・ジャンキーさはガールズ全開で。
ただし、物語を引っかき回す狂言廻しとしての時と、ロマンスヒロインとしての時とを比較すると・・・ちょっと苦しいかも(^^ゞ
うん、ロマンス場面だとルシアンのが断然ヒロインっぽかった(笑)。

混沌とした世界観は相変わらずなんだけど、だんだん変な意味で作者に余裕が出てきたのが窺える。
思わず吹いたのは、アニヤとラブラブな雰囲気になっていたところに、死にかけの人が出て「死」の魔物と同化しているルシアンが、魂をあの世に導くべくテレポートした場面だな(笑)。
慌ててたので、真っ裸のままテレポートしてきたルシアンを見た死にかけながらの、女のひとこと「ここは天国?」(爆)。
顔に傷があるとはいえ、元々イケメン、その上にセクシーなガタイのお兄ちゃんが真っ裸で現れたら、ねぇww
ルシアンに関しては、真っ裸にシーツ1枚で拘束されている姿を「征服」の番人ストライダーが、写メールで仲間にドナドナしたところも爆笑でしたな(^^;;
あとは、今回悲劇に見舞われる「淫欲」の番人パリスが、アメリカ人女性シエナに向かって聞いた「まさかキミの名前は『ア』で始まらないよな?」的な質問・・・仲間がアで始まる名前の女に次々と陥落しているとはいえ、これは滑稽でワロタww

結局、話そのものは勢い良く読めたけど、4つの聖遺物とか復活した2つの神殿とか新しいアイテムまで登場して、解決された謎より新たに追加された謎のが多かった(^^ゞ
しかも聖遺物、ドラえもんのアイテムかーっ?!っていう能力があったりして、やっぱりこの作家が深く追求しないまま本能のままに厨二路線をつっ走っているのが何となく窺える(^^;;
だってさ、最初に登場したものより後に登場するアイテムやキャラのが強いってのは分かるけど、そこまで引っ張ってきたプロットを自分であざ笑うレベルにまでつき抜けるのは、パラノーマルとしてはアウトよ?!(^^ゞ
「強制の檻」の特性は特にそう思ったわ・・・それじゃ、今まで万能鍵で揉めてたじらし部分の長さは何だったの?!と。
あと、せっかくルシアンが乙女思考にロマンスを培ってくれているのに、パリスの件とか、次回ヒーローである「苦痛」の番人レイエスの件とかが同時進行していて、しかも今回は前作で全く布石もなかったアニヤの生い立ち説明まであったりするものだから、前作にも増して右往左往しすぎ。
だーかーらー、メインストリームに集中させなさい!!
特にヒーローがルシアンなんだから勿体ない!!
思うに、パリスの件はこの巻で シエナの死 まで詳細書かず、再び合流してからのみを書いてあえて空白の部分を作り、パリスが主役の巻の回想場面で投入すべきだったのでは?と思います。
それだけでも、だいぶ読者としてはメインの二人に集中出来る度合いが高くなるのになぁ・・・。

というワケで、面白かったんですが、前作よりドタバタ感と厨二感は増した気がしないでもない(笑)。
期待の「病」の番人トリンなんて、三年寝太郎状態で終わったよ今回(爆)。
次回のヒーローは、前出通り「苦痛」の番人レイエス。
お相手は1冊目から登場しているダニカ・・・そういえば、何でタイタン族がダニカ一家を狙っているかも曖昧なままスルーされてたよな今回も・・・ギリギリの主役巻で全部入れるの?!
・・・それは盛りすぎでは?(小声)
いえ、勿論買ってバッチリ読みますけどね(^^ゞ
そしてネットで注文していたのがメール便にて到着したのがこの最新号。
いや、買わなきゃイカンでしょ(笑)。
そして、隅から隅まで舐めるように読んで1日が終わりました、ってオチですが(笑)。

ちなみに一番吹いたのは、予想通り(?)オシムの6試合徹底解剖でした。
えーっと、オシムのヤットくん(遠藤)へのツンデレ、いや。ヤンデレ発言の数々だけでも買った甲斐がある と言ったら言い過ぎでしょうか?(爆)

本当なら、本田のインタビューとか、香川の記事とか、いま一番ホットな長友の記事で盛り上がるべきところ、オシムに全てもっていかれた気がしてなりませぬ(爆)。
いやー。ヤットくん、オシムに愛されてるなぁ(棒読み)。

そしてこれを読んで、DVDに落としたアジア杯映像がまた見たくなりました( ̄▽ ̄)
いやん。
うっかり買ったままにしていたら、次号が発売されちゃったでないのー!!というワケで、前号を慌てて読んでいる間抜けなことのさん(^^;;

勿論、この号の購入目的はイニエスタたん(≧▽≦)/ > この時点で、女子としてはどうか、とかいうツッコミは一切受け付けません(キリッ

何というか、悶えんばかりの特集内容でしたね。
ワタクシ、リーガ・エスパニョーラでひっそり応援している2チームのうち片方がアスレティック・ビルバオなので(その昔、ハーレクイン・イマージュでレベッカ・ウインターズの書いたバスクものでバスク文化に興味を持ち、色々調べそれ以来このチームをひっそり応援している)。
もう片方がアトレティコ・マドリードなのは言うよしもがな、ですが(^^ゞ
そんなチームとかそういう枠を越えて好きな選手がイニエスタなので・・・いや。好きっていうより偏愛が過ぎるというハナシも(爆)。

香川絡みでドルトムントの特集もあったけど、この記事も面白かったし、ご贔屓のエジル(レアル・マドリード/ドイツ代表)の記事も楽しめました(誰ですか。イニエスタでエジルとくるなら、ことのさんは面食いじゃないのね等失礼なのは!!ww)。
買って正解の号でしたわ・・・最初は、表紙のイニエスタたんだけでも補完計画!!彼が今後Number表紙になる可能性を考えたら・・・絶対貴重!!!とか思ってたのはナイショですがね(ひっでーファンだな、ヲイ!!)
ジェニファー・アシュリーのマッケンジー4部作の1冊目、読了。
噂に違わぬクセ者作品っぷりと、何より作者のガチなその創り込みに拍手喝采。

最初、この作家が殆どこの名義では書いていなかったコンテンポラリーが翻訳されるのを知った時に、何となく「あ。上陸するかも、マッケンジー」と思ったらビンゴでしたね。
余りに原書発売当時の評価が高かったので、読むのが勿体ないと思った程でしたが(せこい。笑)、何しろ読み始めたら止まらない。
個性的なキャラクター達が、実に人を喰ったかの如きいろんな斜め上っぷりで右往左往に攻めてくる(褒めている。爆)。
そう、この話のキャラクターでは、守りに入っているキャラクターがいない(笑)。
それこそアナタ、最初の最初で、とんでも性癖出オチ消えキャラになるかと思った、ヒロインの婚約者(爆)すら、ヒーローを際立たせる為かと思う再度登場、という捨て身な攻めっぷり(爆)。

そんなこんなで、今回の主役はキルモーガン公爵家の四男イアン。
既出のロマンス小説には、今だかつてお目にかからなかったヒーローでございますな。
美貌の貴公子ながら驚異的な記憶力、希少物の蒐集癖、複雑な数式を解き、一度聴いた音楽を完璧に再現出来るなどの反面、嘘がつけず、冗談が通じず、人と視線が合わせられないなど、とにかく個性的というだけでは済まない際立ち具合。
そんな彼が、未亡人ベスと知り合った事により、今まで止まっていたかの彼の時間と世界が動きはじめる。
そして、過去に起こった殺人事件と、彼の背景と過去が複雑に絡み合ってきて・・・というお話。

まぁ、殺人事件と犯人はこの際スルーしてもいいんじゃね?(^^ゞってレベルのプロットでしたが(笑)。
重要な筈なのに、何だこのミエミエでバレバレなザルさ!!と、逆に「あ。この作者にとってはこの殺人事件はイアンとハート兄ちゃんの確執の象徴的なものであって、それ以上のものじゃないのか。うんっ、それなら納得!!」などと勝手に納得する始末(笑)。
そうでないと、ベスではありませんがフェローズ警部補の無能さを面と向かって貶さずにいられないじゃないですか。この給料ドロボー!!みたいに(爆)。
もっとも、実際にその点が無茶ガチだったとしても、あのイアン・マッケンジーという人物の前では、読者としてはどうでもいい、と思ったかも(^^ゞ
それぐらい、何というか・・・えーっと、何でしょう。あのイアンの何をおいても抱きしめてあげたい気持ちになってしまうセンシティヴな人物造詣!
姐御なベスでなくても、ハグしたくなりますよ、彼に関しては。
傲慢な部分も持ち合わせていて、更にあの怯えた少年のまま図体だけ大きくなったかの内面、自分を持て余しているかの言動すらギャップ萌えでキュン死確定ですよ?!
しかもそれがセクシーなイケメンときた日にはアナタ、作者の核心犯的なものをひしひしと感じます(笑)。

そして、そんな複雑極まりないイアンの運命の相手となった未亡人ベスですが・・・何というか、イアンの過去が波乱万丈なら、ベスも負けてなかったり(^^;
冒頭の婚約から婚約破棄までのスピーディなところも、読んでいるとマッケンジー一家のとんでもっぷりが目立っていて見逃しがちですが、立派にベスも雄雄しいってもんです(笑)。
イアンを丸ごと包み込む肝っ玉っぷりが、ハート兄ちゃんとのガチ対決場面の端々に出ていて思わずクスッとなるところがまたいいんですよね。
実際、イアンが収容されていた施設の責任者や担当者を調べあげて知った日には、イアンの敵討ち!!とばかりにメにもの見せていても驚きませんよ、この人(^^;;
ここ近年読んだ中で、これだけ精神的にタフなヒロインはなかなかいなかったかと思いますが、単なる勝気なだけで行動が伴わないキャラクターと違って筋が通っているのも◎。
そんな二人のセクシーなロマンスの進行っぷりが思ったより早いのが、全然気にならなかったのはそのブレのないキャラクター造詣だったからかしら。
彼ら二人が出逢ってから、フランスにて再会、結婚し帰国、そしてラストのクライマックスまでの期間の短さがそんなに感じなかったんですもの。
既に4部作と公言しているだけあって、あらゆる続編への布石、伏線をたんまり詰め込んだにしては、しっかりロマンス部分も書かれているのも気に入ったし(あ、だからか。サスペンス部分がゆるーいのは。笑)。

そんなこんなで、すっかりお気に入りとなりましたこの一冊。
ロマンスもばっちりなんですが、いかんせん 変人 配線違いキャラ大好きクラスタのことのさん、マッケンジー一家に心わし掴みにされました(爆)。
ことのさんのオタク視点からいっても、この作者がガチ設定組んでるのが分かりましたし。
いやー、マッケンジーのクラン・タータンの色合いがきちんと描かれていてニヤニヤしちゃいましたね(思わず実物引っ張り出して更にニヤニヤしていたのは秘密です。爆)。
ちょっとしたところが本当にツボで、一箇所「あ、ここの翻訳キターッ!!原書読みたくなった、ここ!!」と思わず吹いたところもあったり(笑)。
ただ、気になったのは、このキルモーガン公爵領の場所設定か。
話を読んでいると、彼らはユーストン駅からグラスゴー駅まで北上し、そこからエディンバラ駅に横移動しているでしょ?(このルートは湖水地方を横目にするなだらかな景色の路線ですね。乗ったけど)
ハート兄ちゃんが、ヴィクトリア女王の事を言及する場面からも想像するとパースシャーあたりでないかと思うのよね(ブレア城がモデル?)。
でも、昔からの有名なマッケンジー・クランの勢力範囲だと、グラスゴー駅から更に北上するルートでないとおかしいのよね。うん。
既に1881年だと、その北上ルートは鉄道開通しているし。
で、そうするとここのマッケンジー家の家系図がヒントになってくる。
ここの家系図だと、1745年のカローデンの戦いで一家断絶寸前にまでなっていて、当時のマッケンジー一家の5兄弟のうち4人があの戦いで戦死していると推察される。
五男がからくも跡を継いだみたいだけど。
その当時の所領がどうなったのか、イングランド軍に焼き討ちされた城を再建したとあったがあのハイランド清掃の時期をどう乗り切ったのか、イングランド政府から爵位を認められたのは先代公爵からなので、そのあたりを逆算してもう少し調べてみようかと思ったり。
ここの一族のルーツはバノックバーンの戦いあたりみたいなので。
何か、久々にスコッツオタク魂に火をつけられたかも(^^ゞゞ

というワケなので、今後の続編でそのあたり語られるかもしれないので、是非とも翻訳版、お願いします!!
次のマック兄ちゃんも勿論読みたいけど、青田買い上等!!なことのさんにはキャメロン兄ちゃんの息子ダニエルくんもたまらんスマッシュなんです!
いや、何よりハート兄ちゃんがまだ37歳だったと知った時の衝撃が一番大きいんですが(爆)。
嫌だわ、あんな37歳、とかいいませんが(爆爆)。
先日、この日記でも書いた腹巻きパンツだが、すんごく良いの!!
いや、マジにワタクシ、ユ●クロのヒート●ックよりも断然こっちのヒートウォーム推し!!になってしまいました( ̄▽ ̄)
おなか全部すっぽり隠れるおかげか、腰の冷えも減ってとってもお気に入り。
パンツルックでかがんでも、背中からペロンとならないし更に◎。
二枚買っておいたけど、デイリーに使っているので、まだまだ春先でも使える事を考慮し、追加購入を考えていたところ、処分価格になりましたので、色違いも込みでポチっとな!

で、送料無料にする為に同梱アイテムをば・・・と思っていたところ、前から気になっていたこっちのアイテムが値下げ+送料無料になっていたのでこれに決定。

美容保湿成分配合★お肌を潤すヒートウェア[HotMilky]ソフトウォームミルキー使用☆ロンTワンピース

普通のロンTでも良かったんだけど、その丈の保温インナーなら他にも手持ちあるし、柄トレンカとか薄めのボトムにドルマンワンピを春先に合わせる時にはこれもいいんではないかと思いまして。
ワードロープ的には1枚持ってれば十分だし、来シーズンの時までに使い潰せるだろうしね。
しかし、これだけインナーが高機能になっていれば真冬の薄着ギャルも納得しちゃうな、とか思うオバサンであります(笑)。
あっという間に時間が過ぎる、特に今日この頃(^^;
真剣に冬眠したいです > いろんな意味で

体調も絶不調の中、楽しみといったら海外サッカー見る事ぐらいだったりするかも。
でも時間がない時や集中力欠ける時には、やっぱりアニメや紀行番組、あと音楽番組とか見てボーッとしているかも(笑)。
そんなこんな(?)で、これのBGMならぬBGVはケイティ・ペリーのライヴ映像だったりする。
じ、実はそんなに好きじゃなかったりするんですが( ̄▽ ̄;)
あれだけの歌唱力に、あの「後付で創られた感満々のキャラクター」がどうも居心地悪くって(ほら。元々は別の路線でデビューされた方だし。苦笑)。
キャラクターというのは、中途半端は駄目だと思うのよね・・・いっそガガたんぐらい突き抜けてほしいワケww
あと彼女のメイクが・・・瞼のあたりは一種ホラーじみていると思っているクラスタなんで(^^ゞ
今年のグラミーのノミネートなので、ぼんやり聞いていたりはするんですがね。
どちらかというと、彼女よりはミランダ・ランバートとかレディ・アンテベラムのが好きだったりする。
あー、でも今年はやっぱり完全復活したエミネムの年になるのかな。
最初、今回年間最優秀楽曲にノミネートされているリアーナをフィーチャーしたあの曲の対訳を見た時に「・・・で、DV男とドアマット女のガチソング?!( ̄▽ ̄;)」とブラックなエミネム節炸裂すぎてドン引きしかけましたのは秘密です(爆)。
いや、ここは笑えないとこなんですが(リアーナは実生活でDV被害にあったというのは有名な話なので)。

で、そんなグラミー賞の生中継を録画すべく、せっせこHDD整理している次第。
全豪テニスも全部あった分は見終わったし、アジア杯もダビング完了。
今週は1日出勤も少ないから、まだ精神的にもマシなので頓挫していた、各方面への荷造りやら手紙やらも少しづつ。
3連休も予定も入れず、ひたすらダラダラして過ごすつもりなのですが(笑)。
昔は、それを勿体ない休日の過ごし方と考えていましたが、ダラダラ過ごしたくても出来ない状況を鑑みてきたりすると、これが一番贅沢なのでは、とつくづく思うようになりました・・・年だな(^^ゞゞ

いつものペースに戻りつつあるのは、春に向かっているからか。
はたまた、悟りをひらき始めたのか?(笑)
北米で人気のパラノーマル・ロマンス・シリーズ「Lord of the underworld」1冊目、読了。
さて、これはどこをどう褒めれば?(笑)

いや、それがまずことのさんの頭を過ぎったコメントでした(笑)。
広げた風呂敷が余りに天晴れな広げ方ではなかったところに、作者が「あ。こんなネタもいいわね。あんなネタもいいわね」と思いついた事を盛りすぎてぐちゃぐちゃシワになっちゃった感が否めません(^^ゞ
そう。「後付設定」が余りに多すぎて、せっかくの独自の面白い世界観が微妙に歪んでいるのよね。
こんなにメインストリームに集中出来ないと、せっかくあれだけのメロメロ大型ワンコヒーローなマドックスが憐れだわ(^^ゞ

気になったところを思い出して箇条書きにしてみた。

・ギリシアの神々とタイタン族の区別が余りに曖昧すぎ(笑)
・ヒロインの所属している「世界超心理協会」の存在そのものを知ってなかった番人一同のうっかり度(笑)
・ハイテクで金儲けしたり、ナンパしに街に繰り出しているくせに「世俗に疎い隠遁生活」と言われた際の残念な矛盾感(笑)
・ギリシア組番人の突然のブダペスト登場でとってつけたように浮上した「袂を分かつ過去」の件(笑)
・番人たちを付け狙うハンターの存在の曖昧さと、過去描写にあった狡猾さとは相容れなかったあっけなさ加減(あれではショッカーばりではないか。笑)

・・・その他にも細かいところが沢山あったが、それらをリアルタイムに読みながらツッコミするのがこのシリーズの楽しみ方なんだ、と途中で居直ったことのさん(爆)。
何なのかな・・・ヤングアダルト作品に近い感じだな。この混沌としたぶっつけ本番感とキャラ萌え前提の展開(^^ゞ

そんなこんなで、お話は「パンドラの箱」に閉じ込められていた、いろんな諸悪の魔物をある戦士たちが解き放ってしまった報いに、ギリシア神に己たちの心の中にその魔物を封じ込められてしまった。
戦士たちは、内なる魔物と残酷な呪いと戦いながら暮らす「番人」となった。
それから長い時が経ち、ギリシアの神々を倒しタイタン族がオリンポスを支配する。
ほぼ、それと同じ頃に運命が動きだした。
番人たちが暮らす、ブダペストの森の奥深くに、決死の思いで己の忌まわしい能力から逃れる為に訪れた女性アシュリン。
そんな彼女の前に現れたのは、「暴力」の番人の戦士、マドックスだった。

と、まぁ、ボーイ・ミーツ・ガールものじゃないの普通の、ってカンジなんですが、いかんせん登場人物は多いし、書ききれてないキャラクター設定と描写が右往左往しすぎてて(^^;
いや、シリーズものだし1冊目だし、それはある程度仕方ないとは思うけど、もう少し整理出来たのでは?とは思うんだよね。
そのエピソード、ここでなくてももう少し先でも良かったのでは?逆にこのエピソードはもうちょっと前に出してた方が効果的では?!的なものも多々。
何より、場面が飛びすぎ、尻切れすぎで、前出通り落ち着かないんだよね。読んでいて。
あれだけやられると、こういう話には不可欠なスピード感が削げますよ。
ただ、戦士のキャラクター達に関しては、適度に萌え要素を込めた頑張り感はありますね(笑)。
戦隊モノ的な6人だったし(その後にはギリシア組が加入して増えすぎだけど。エグザイルかっちゅーの。爆)。
唯一の女戦士で、「悲嘆」の番人カメオなんか、お兄ちゃん読者向けの解凍系でゾクゾクする程に出来はいいんですがね(笑)。
今回の主人公のマドックスなんか、典型的の独占欲の塊のような、大型ワンコくんでラブラブメロメロだったのに・・・脇役多すぎて群集に紛れた感が否めないのはどうしてだろうww

そんなこんなで、ヒーローは頑張ったのに、多勢に無勢にやられた気分な読後感な一冊でした(笑)。
2冊目以降もぼちぼち読んで、ここで出てきたいろんな伏線が回収されてくのかを確かめたいと思います(^^ゞ
次のヒーローは「死」の番人ルシアンかー。
ストイックなルシアンの相手が「彼女」なのも必然っちゃー必然だな。いかにもテンプレなカップリングだわ(笑)
ウチの父親は、衣類とか食べ物とかに関してはあれ欲しい、これ食べたいとか言うんですが、こと趣味のものに関してはそういうのを言わない人なんですが。
今回、珍しくおねだりしたのがこのCD。

「ラジオで聴いてたら、懐かしい曲がいっぱいでなー。3枚組で高いんやけど・・・父の日の前倒しでアカン?(^^ゞ」

そこまで言うなら、買ってあげますよ。
というか、ことのさん自身も、キダ先生が宣伝がてらいろんな番組で、これに収録されている懐かしい曲を聞いて「あら、面白い企画CDね」と思っていたことだし!

で、届いたものを毎日、毎日・・・それこそ毎日あっち聴いて、こっち聴いてとすっかりお気に入りの父ちゃん。
そういえば、二枚目収録の「ABCヤングリクエスト」の曲の冒頭、♪ハガキで当てよう 車と壱万円♪というのが・・・いや、まぁ。
そういう事ですの。
その謳い文句の通り、ヤンリクにてハガキで壱万円当たった事のある人が、私なの(爆) ってオチです(笑)。
当時、ハガキ作りに目覚めた頃でして、出したはいいが当選発表の放送を聴いてなくって近所の方が「●●ちゃん、名前呼ばれてたよ」と母ちゃんに教えて下さり判明したという・・・(当時からこんなオチかい。笑)。
この番組には、いろんなノベルティもらったクチです。
それこそ、星座スプーンとか。

もっとも、そんなのよりもこのCDの真骨頂は膨大なCMソングにありますな。
関西人なら、笑いこける事請け合いな収録曲の数々。
「かに道楽」「くいだおれ」「有馬兵衛向陽閣」とか、もう・・・(T▽T)
(これ読んだ人、電波状態でまわっているかと。爆)
でもキダ先生、関西だけでなく関東やら東北のCMソングも作ってらっしゃったのねー。
「小山ゆうえんち『おやま!あれま!』」とか、「宝文堂」とかww
あと今回、このCDにて「日本海みそ」のCMソングが春夏秋冬のバージョンがある事を始めて知りましたよ!!ww

しかし、残業から帰ってぐったりしているところに♪獲~れ獲れぴ~ちぴち かに料理~♪とか♪有馬兵衛の向陽閣へ~♪とか聞こえてきた日にゃ・・・笑うしかありませんぜ?!(^^;;

あ。無理やりそのうち聴かせるお友達(ネイティヴ関西人のお友達はヤバイね。爆)が出てくるかもしれませんが、怖いもの聴きたさで斥候立候補もやぶさかではありませんことよ?!ww
クレンツの1992年の作品の翻訳新刊、読了~。
手堅くクレンツ節のあれこれを、細かいところで味わえた一冊でした(^^)

何度も何度も言いますが、クレンツの作品こそ時代劇的クラスタなのです。
その、毎回マンネリに出てくるアイテムやテンプレ設定を見つけてウッシッシwwと楽しめる読者だけが楽しむ、典型的リピーター向け(笑)。
それゆえに、冒頭にてヒロインであるケイティが、勤め先である一族企業の経営再建を託すべく、一族から疎まれてよそ者扱いされている創始者の孫息子ルークに会いに行った場面にて、クセ者ヒーローであるルークが飼い犬を引き連れて登場した瞬間に「キターッッ(^∀^)」と思ったあたり、ことのさんは立派なクラスタ(笑)
しかも、その飼い犬ジークが 常に己の餌皿を持参する癖を持つ となっては、もう、笑うなってのが無理!!
ルークとの会話(?)や、ケイティとのやりとりも吹き出すものばかりで最高でした。
このジークのあれやこれやの傑作ワンコっぷりを拝んだだけでも、この本を新刊買いした甲斐があったというものです(爆)。

そして、そのワンコ以上に傑作なのがヒーローのルークなんだけど・・・えーっと、もしかしなくてもバツイチ男ヒーローにしては、凄くこの人、珍しくない?
ここまで夭逝した妻と自分の関係を冷静に判断し、隠遁している理由も死んだ妻を美化しているワケでもなく、純粋に色々面倒だから隠遁しているというのも(^^;
間違いを間違いと認められるし、何よりどれだけ自分にとってマイナスな情報を突きつけられようが、自分の中でしっかり噛み砕いて理解し、ヒロインを信じれる芯の強さ。
意外にないのよ、これ。
ほら、ヒロインの話は聞かない癖に、自分の根拠なき意見に酔ってアカの他人の甘言には踊らされて暴挙に及ぶ阿呆ヒーローっていうのが、古典的ロマンスヒーローだから(暴言。爆)。
クレンツ作品を読むのが、ことのさんにとってストレスにならない理由の一つは、そういう古典的な段階を超越している既に一種の悟りを開いた配線違いのヒーローがお得意だから、という事なんですね(^^ゞ
そういう点もクレンツ節なんですが、彼女の作品によくある「師匠と弟子」パターンもしっかりありました。
ケイティの未成年の弟マークと、ルークの関係はまさにそれ。
クレンツの書く男の子同士のあれやこれやって、作品の中でケイティがボヤいていたけど、まさにお約束。
ノーラの書く、女子のガールズトークに匹敵する大好きなお約束パターンだわ♪
そして、マークの精神鍛錬を兼ねて、と空手道場に連れていくあたりもクレンツならでは!(勿論ルークは有段者で黒帯)

そんなクセ者なルークのお相手となるケイティだが、仕事のデキる女でありながら、その一生懸命さは冷静なルークから見ていると、単なる災難体質(笑)。
クールだった筈なルークが、本人は認めたがらないであろうケイティの熱血っぷりに振り回され、あれやこれやと一族の尻拭いに奮闘する様は何ともシニカルで、本人でなくても苦笑するしかない描写の数々(^^ゞ
今の仕事をやめ、弟が大学に入ったらいよいよ手作りビストロのお店作って独立起業よ!!と、とってもパワフルでかわいいんですが、あの常に不気味な色合いのフードプロセッサーの中味をガコンガコンまわしている姿は、やはり魔女の毒鍋のよう(笑)。
ケイティのように、第三者があのギルクリスト一族を「機能不全一族」と言うならともかく、クレンツ作品にこれまたよくあるとんでもキャラ巣窟な一家の一員が自らそれを認めて口にしたのも、やっぱりルークって珍しいキャラだな、と思った(笑)。
だって、大抵怖いまでの無自覚なんだもん(^^ゞ
とにかく、何か何処かが欠けている家族の形ばかりがあったこの作品の中で、ケイティの家に毎晩夕飯をお呼ばれに行ってくつろぐルークとワンコの姿にほっこりしましたね。
そんな中、自らケイティが作った日本そばを揃ってすすっている夕飯場面 はもはや、読者サービスとも思える傑作場面でした(爆)。
本当にクレンツって、東洋ネタ大好きだよねー(^▽^)

ヒーローが、彼女に結婚を申し込もうとして、断られたらどうしよう、と悶々していたり、ヒロインもちょっと彼の事を想いすぎて、気丈なのに泣いてしまったりときゅんきゅんに不器用なところと、ホットなラブシーンとの落差がまたとても良くって、最初から最後まで楽しめました。
何より企業転覆を狙った陰謀すらも煙にまくが如く、ルークに、そして何よりクレンツにあっさりしてやられた事ですね。
ほら、あれこそまさに時代劇的幕切れじゃありませんこと?!
「これにて一件落着。そして皆、幸せになりましたとさ」(笑)。
これだから、クレンツ読者はやめられませんww
さて。
皆様ご存知すぎる、あの「はやぶさ」関係の本です。
といっても、子供向け絵本なんですけどね(笑)。
お友達のJさん(仮名。笑)が、この本を買っていて「子供さんのいる人に~」とか言ってたので(しかし、どう見てもリアクションは「大きなお友達向けだよっ」だったけど。爆)、それなら本好きの姪っ子に買ってあげようという伯母バカなんですが(^^ゞ

その話を両親にし、「私宛に荷物届くから」とだけ伝えておいたところ・・・何と 爺バカの父ちゃんが、孫娘の読む本だからワシも読む!と届いた本を開封して検閲していたのです (爆)。
(普段は私宛の荷物なんか開封しないのに、今回は気になったらしいので。笑)

「で、どうやった?」
「うーん。ワシが想像しとったより イカロスが丸かった というか」
「・・・丸い。確かに(^^;」
「しかし、●●さん(Jさんのこと)はさすが理系やなー。こんな本も読んでるんやな」
「・・・そうだね(大きなお友達で、単なる萌えのなせるワザなんだけど > 心の声)」

送る前にことのさんも読んでみましたが、カワイイけど、かなり難しい事も書いてあるよね、これって。
全部、漢字にはふりがなもあるし、上の姪だけでなく、甥も読んでくれるといいんだけど。
個人的には、金星さんの睫毛に萌えましたww
いや、先日、限定送料無料だったので、前から気になっていたものをポチっておいたものが本日届いたのですよ。
7つの機能で体を温める♪カイロポケット付♪ヒートウォーム使用☆腹巻きパンツなんですがね(笑)。

Mタイプのを、色違いで2枚ばかり。
2枚買っても、ユニ●ロのヒートテックのショートパンツ1枚分だしとか、自分自身に言ってるし(^^ゞ

このヒートウォーム、色々シリーズがあるんですが、この腹巻きパンツだけはなかなか送料無料にならなくてねぇ。
他のは手持ちアイテムで事足りるけど、これだけが欲しかったので様子見ていましたところ、先日ナイターバーゲンで限定送料無料になったのでポチっとな(笑)。

タイトルは、何でもこのシリーズは「+2.5度のあったかさ」というのが売りらしくてそんな謳い文句になっているらしく(笑)。
でもね、腰痛持ちのことのさんには腹巻きっていうより、腰巻きなワケなの。
腰を冷やすのは大敵ですからね。
カイロポケット、背中に欲しいぐらいです(爆)。

デイリーでガンガン使っていきますよ。
なにせワンコイン価格なので、気兼ねもないったらww
最新の「花とゆめ」の付録がドラマCDで、2作品収録のうちの片方がこの作品なんですが・・・(^^;

ナレーションが主役ですか?!この作品!! って勢いです(爆)。いや、たしかに櫻井くんがナレーション担当だから沢山使いたいのは分かるけど・・・あれじゃ、ちょっと出歯亀も極めたりで、やりすぎって気がしたわ・・・。

私はヒロインの声を担当している浅川さんが、セカキラの万葉ちゃん以来、好きな声優さんの一人なのでもっと声を聞きたかったのです。
そりゃあ、花ゆめなんだし、読者は女の子(女性)中心ですが、女子が皆、男性声優さんばかり好き!!っていうのはちょっと極端な考えだと思うわ。

実際、ことのさんは好きな声優、と聞かれたら迷う事なく「朴さんと釘宮さんが双璧!!」と答えます(笑)。
甲斐田ゆきさんも絶対はずせません。能登さんも茅原さんも好きすぎます・・・単なる女性声優好きクラスタというのはさておいて > おくなww

せっかく声優さんになる為に頑張っている子たちがテーマの作品なんだし、読んでいる読者の中にも同じ夢を追っている女の子も少なくないと思います。
萌え重視でなく、そんな子たちに「こんな風にやってみたいなー」と思わせるような付録であっても良かったんでない?と思った次第。
これだけ、ドンピシャリな題材、他にないのに!!
・・・もう、今週号読んで「これを豪華男性声優で、作品の中でBLドラマCD作成を実録する、とかいうCD化は勘弁・・・」と思った(^^;
この作品に、そんなものは求めてないんですけど・・・((^^;;

最近、猫も杓子も付録が豪華になっている雑誌類だけど、そんな付録たちに明確なコンセプトを感じるようなモノが少ないからこそ、そんな風にも考えました。
ツイッターでの予告通り、本日は美容院へGo!
本当は先週に行く筈が、雪で断念したんですよね・・・ははは(^^ゞ
美容院では担当くんに、昨夜の日本対カタールを見たであろう、と決め込まれたんですが・・・当たりなので反論出来ずww
二ヶ月半も行ってなかったので、頭が軽くなった次第(笑)

掃除、片付けしている時に友達がやってきたのでだべって午後の時間を過ごす。
持参してきたのは、去年も出たチョコレート炭酸だけど・・・何事?!今年は何か、すごい名前ついてるよ?!
不思議の国のスパークリングチョコレート ってナニ?!www
しかも毎度のように「いや、一人で全部飲むのはちょっと。だから持ってきた」ってww
味は昨年のよりチョコ度はちょい増しだが、後味と香りのチョコ度は断然増し!(笑)
だからといって、推薦はしませんが(爆)。

明日は1日、引き篭り予定。
だいぶ、モノ減らしが進んだんですが、全然部屋が片付いたように見えないのは何故なんでしょうかね。うん(^^;;
えーっと、各方面への荷造りも頑張って、休憩がてらに全豪テニス見ます。
え?休憩ですよ、ええ・・・多分 > 駄目すぎる
以前、ことのさんがチェック柄にやられて今秋からの新作であるCROCS blitzenを買った、という日記を書きましたが。
あれには続きがありました(^^;;

ことのさんが履いてるのを見た母ちゃんが「いいなー、それ。お母さんも欲しい!」とねだったものだから、また格安のをネットで買ったんです。
丁度今月は母ちゃんの誕生月だし、プレゼントでいいよ、と。
さすがに同じ色、柄はナニなので、母ちゃんにカーキ、ことのさんはチョコレートとなにげに色を変えて(^^ゞ

すると、今度はそれを見ていた父ちゃんが「ワシの冬用サンダル、もうくたびれててなー。安いのでいいから、新しいのをそのうち・・・いや、何も言うてないぞ。そんな、クロックスやなんか」とか。
いや、しっかり言ってるし!!(爆)

でも、さすがにチェック柄やら、オートミールのモコモコを還暦越えた父ちゃんに履け、というのもホニャララなので・・・と、結局同じ今シーズンの新作であるこれにしてみました。

CROCS blitzen corduroy khaki/chocolate

・・・これが、今日届いたんですが・・・イヤだわ。
これが一番、見たカンジあったかそうだよ!!ファーだよ!!
まぁ、この前の冬タイヤ交換とバッテリー交換の工賃代わりと思って買ったけど、これは当たりだわ。
本人もとっても大喜びだし。
というか、ことのさんも欲しくなっちゃったわ、このコーデュロイ(これこれ。笑)。

さて、気付きました?
ことのさんと母ちゃんは、色違い、柄の色違いの同じタイプで、母ちゃんと父ちゃんはボア部分の柄違いの、ベースはお揃い色(カーキ)という事に(笑)。
うっかり履き間違いしそうなクラスタは、鉄板で母ちゃんだなww
シャーナ・ガレンのMisadventures in Matrimonyシリーズ1冊目、読了。
・・・昨年のうちに読んでりゃ良かった(^^;

何がかというと、とても気に入ったからなんですよね。
昨年のうちに読んでいたら、絶対その場の勢いもあってことのさんの2010年の30冊に入れていたのは確実・・・ううむ。すまん(^^ゞ

あ。かといって、すごーくドラマティック!!とか、波乱万丈!!とか、クライマックス連発!!とかそういうのではないのであしからず(笑)。
お話はよくある、機能不全家族の中で、美人の妹ばかりを贔屓され、使用人同様にこき使われ父親に虐待されている姉キャサリンがヒロイン。
あまりに酷い扱いゆえ、すっかり男性恐怖症となり、一生結婚しない宣言を、仲良し従妹三人と共に高らかに宣誓して数年後。
ある時、妹に結婚話が浮上した事によりやっかい払いを目論む父親に、身売り同然の扱いを強要される。
脅迫に屈した結果、何故か妹の婚約者である伯爵と結婚させられる羽目に・・・という。

話そのものは、自分のキャリアの為に妻を欲しがったヒーローのヴァレンタイン伯爵クイントくんが、見た目重視でキャサリンの妹エリザベスをうっかり選んだ事が全ての事の発端(^^;
強欲な父親は、美人なエリザベスなら、伯爵程度でなく(かといって、クイントはのちに侯爵位を継ぐ事が決定しているんですが)、小国の王位を持つ人間すらもゲットできるだろう!!と取らぬタヌキの皮算用したのだが・・・既に結婚する事は公表されてしまっていた。
待てよ、ワシのもう一人の娘・・・イケてない方の地味な姉を押し付けてしまえば一石二鳥!という事で、娘婿となる予定のクイントに結婚式当日に一服盛って結婚を成立させてしまったというとんでも展開(^^;

ここまでだと、何かとんでもない話のように思いますが、クイントくんってば基本的にいい人だから、読者としては妹エリザベスのような性格激悪の頭弱いガミガミ女と結婚を免れたという幸運を拍手せずにはいられませんでした(笑)。
本当にあのケイティ(キャサリン)の家族の機能不全っぷり、DVっぷりを物語冒頭から序盤まで延々読まされているものだから、この仕組まれた結婚が少しづつホンモノになっていく描写にきゅんきゅんせずにはいられません。
何より結婚式前から、クイントは裏表のない個性的な美貌のケイティの事が気になって仕方ない状態だったので(それでも、政治的に考えたら社交家の妹を、というあたり浅はかなんだが。笑)、ロマンス進行にも拍車がかかるというものです。
父親からの虐待のせいで、極度の男性不信に陥っているケイティを、慈しみつつ誘惑し、そして本当の奥さんにしようと日々努力するクイントが何とも良かったわー。
いい家に愛されて育ったお坊ちゃん故に、人の悪いところよりも良いところに目を向けようとするクイントの気質が、ここではプラスに働いたのもあって、二人の不器用ながらのラブラブっぷりは初々しくってウシシッ、となる事うけあい。
そんなクイントに、徐々に心を開いて、活き活きと、そして花開くように美しくなるケイティの描写は古典的ながら、これぞロマンス!!といったところか。
もっとも、ラブラブすぎて、悶々寸止め状態だった期間を取り戻すべく、な勢いが凄かったけど(^^ゞゞ

しかし「二兎を追うものは一兎も得ず」とは良く言ったもので、このテーマが二重に使われているんですよね、上手に。
一つは、更に大きな獲物を狙った強欲なケイティの父親の企みは、結局は婚約破棄扱いとなったエリザベスのところにはロクな求婚話も来ずという展開。
ケイティの場合は養っていても、使用人同様にコキ使っていたし、有能だった上にたいしてお金を使う事もなかった。
が、エリザベスの場合、我侭な上、役にも立たないし贅沢に慣れているからお金は湯水のように使うという(^^;
思わず「ザマーミロ」と思うのは当然の反応ね(^^ゞ
最後の最後、土壇場になるまで、エリザベスの正体に気付かなかったクイントを見て「・・・ふっ、男ってば外見にばっか騙されて馬鹿ね」と、読者はみな鼻で笑った事でしょう(^^;;
そして、そもそも政治家として入閣する為に奥さんを欲しがっていたクイントにも現実が突きつけられる。
あまりに仕事を優先しすぎ、その上に対人恐怖症に近い、騒がしいところが苦手なケイティにパーティを主催するように頼んでしまって最後通牒騒ぎに(^^ゞ
せっかく心を開いてくれたケイティが、家にロクに寄り付かず、執り付かれたかのように仕事に没頭する夫の有様に、家出する寸前になってしまったり。
ここではパーティの雑務を分配する、とか妥協案とか出たりするんですが、ここらへんのノリはコンテンポラリーちっくでクスッと笑っちゃった(^^ゞ
というか、あれよね。
こっちのクイントの場合は、あのおとぎ話よね。
池から女神さまが出てきて「お前が落とした斧は~」ってヤツww
愛するケイティと一緒にいれないような、何より彼女を悲しませるようなら政治家として頂点に立たなくてもいいです、って。
「そもそも、政治の道に進んだのは愛する人たちを幸せにしたいからだったのに」と気付くんですが、そこまでたどり着くのに時間がかかってしまった自分の不甲斐なさをボヤくぐらい、何とも愛らしいクイントだわ(笑)。
そうしたら「キミは正直者だから」と、奥さんとしっかり結ばれて、その上に大臣任命もされるという、全てを手にしました、という大ハッピーエンド。
出来すぎだろー、とは思いますが、契約結婚やら偽装結婚からそこにホンモノのロマンスが芽生えてくるって、昔からのロマンス読みにはたまらんテンプレなのよ!

そんなラブラブ主人公二人は勿論たーっぷり書かれていて、それこそちょっとした呟き的なモノローグとかも満載で、それがいちいち的を得ていて面白いんですが、多分その主役カップルと同じぐらいの存在感があったのは・・・やっぱりあれだな。
ケイティが幼い頃に、仲良し従妹たちと作った独身カルテット!
もう、彼女たちのあれやこれやが、リージェンシー時代とは思えないパジャマ・パーティやらガールズ・トークを彷彿させてくれて楽しいったら!!
それに行動派なものだから、窓から新婚家庭に侵入したり、とんでもない格好して首相官邸を襲撃したり(爆)。
そういうガールズもの、大好きなので読んでいて楽しいの何のって(もっとも、新郎のクイントはそうは思ってなかったけど。笑)。
シリーズは、残る独身の従妹たちがそれぞれ主人公となるんですが、楽しみすぎますね。
次回は、海賊志望のジョゼフィンが主役との事!
翻訳も決まっていて、発売は3月との事・・・読みますよ、ええ!絶対に読みます!!
だから、残り2冊、シリーズ全部翻訳してあげて下さいね。
このカルテット、一人でも欠けたら成り立たないわ!!
単発だしアンソロジーだからいいや、と思って買った久々のイソラ文庫新刊。
まぁ、自腹ゼロだからいいんだけど(爆)。

毎日ドタバタしていて、読書する気力も半減しているので丁度いいボリュームだったけど・・・中味は問題でした(笑)。
特に2本目のE・C・ハーディの作品・・・何ですか、あの 男百人斬り な勢いのヒロインは(^^;
読んでいて、何度「・・・コイツ、ディスっていいっスか?いや、いっそリムらせてくれ!!」と思った事か(笑)。
もうね、同性的に絶対にこんな友達欲しくねー!!と思わせてくれたヒロインでしたね(笑)。
きっとこの話の感想聞かれたら、「年下のかわいいヒーローを、初恋の相手という皮をかぶった蜘蛛女が頭からバリバリ喰っちまった的なー」とか言いそうです(爆)。
今からでも遅くない。こんな女、やめとけ!!ww

・・・はっ。
ついつい蜘蛛女(もう名前すら思い出せない。ヒーローの名前は思い出せるのに。笑)の毒にやられてしまいました(^^;
そういう意味で、一番手堅い、古典的ながらロマンスらしいロマンスを読んだという印象を持てたのは3本目のケイト・ノーブルの作品。
これがデビュー作とかいうハナシだが、いや、コンパクトながらよく出来てるよ。
テンプレだけど、すれ違いとか、嫌な女の妨害とか、本当にハーレクイン・ロマンスを読んでる気分になりました。
ヒーローが海運関係の会社を経営している、とか、ヒロインは弟の未亡人だとか。
うししっ、ってカンジで読んでました(笑)。

で、この本の看板であろうマッケナの作品ですが・・・思い出すのに時間かかった。
そっか。そうなのかー。ヒロイン、あのお茶目なロビンなんだね!
(ヴィレッジブックス刊『キス・キス・キス』←一番最初の本)
どっかで見たような会社の名前やらキャラクターの名前だと思ったわ・・・その後の話らしく、あの時の主人公たちに双子の赤ちゃんが出来てたり・・・(笑)。
マッケナ作品らしく、軽妙なやりとりとホットなラブシーン、そしてヒーローが刑事というのもあって、事件に巻き込まれたりと中篇でかなりの詰め込み具合。
ご丁寧に、二人っきりで山荘に篭って、とかいうシチュエーションも出来上がっていてホットさにも拍車がかかるってもんです。
そう、最近読んだ有名作家の短編・中篇の中ではよく出来ているレベルだと思うの。
思うんだけど・・・ことのさんの思考回路がねじ曲がっていたせいで、どうも笑ってしまって(^^;;

ヒーローが担当していた事件には、共犯者がいてそいつが凶行に及ぼうとして事件に巻き込まれるんですが・・・その精神異常者の犯行が、いわゆる見立て殺人で、死体にあるものを加えておくんです。
あれですね。『羊たちの沈黙』のように、死体の口の中に異物をメッセージとして入れるんです。それが、コマドリの卵だったんです・・・あ、ここでオチが分かった人もいるか(笑)。
相棒を逮捕され、自殺に追い込まれた共犯者はヒーローに復讐すべく、ヒーローの恋人であるロビンを標的にしようと目論見ます。
ご存知の方も多いでしょうが、ここのコマドリっていうのは、欧米人ならすぐそこに結びつくであろう『マザーグース』の唄が有名すぎる元ネタとすぐに推察出来ます。
実際、ヒーローの恋人の名前が、ロビン(コマドリ)と知った時に犯人が「まぁ!何て事!!これは運命だわ!!」とばかりに沸き立つシーンもあるぐらいです。

ええ、欧米人ならね。
でもね、ことのさんは日本人なの。
しかも残念な日本人だから、あのコマドリっていう件を読んだ瞬間に、脳内に クックロビン音頭 (byパタリロ)がまわりまくったワケ!!(爆)
ああ、台無しさ(爆) > せっかくのそこそこより上のレベルの中篇を、一気にコントレベルに落せることのさん@鬼読者ww

・・・で、何がいいたいかというと、アンソロジーというのは、3本のうち1本でも当たりが出たら儲けモノというハナシではなく(笑)。
この程度のコント、いや。コメントしか出ないのが、この本のそこそこさを物語っているというオチ?!(笑)
とりあえず、最後に残ったダニー兄ちゃんの話は、マッケナ自身も以前、サイトで書きたいと言ってたんでそのうちどこかでお目にかかれると思いますが、その時は「あ!あのクックロビン音頭の続編!!」とかいう残念すぎる思い出し方だけはしないであげてね(爆爆)
クレスリー・コールのヒストリカル作品、マッカリック兄弟三部作の1冊目、読了~。
そこそこ、うん。そこそこだな(笑)。

期待が大きすぎたのか、はたまた先にローア・シリーズを読んでいるのが悪かったのか。
クレスリー・コールにしては、まぁ、そのキャラクター造詣がイマイチというか馬力がないというか(^^ゞ
特にこの物語の設定が、ヒストリカルにしては歴史に左右されるというよりはキャラクター達に重点が置かれている分、ちょっと厳しいものが(^^ゞ

そんなこんなで、設定は19世紀なかば。
ピレネー山中の小国アンドラの名家の令嬢でスペイン・カスティーリャ王家の系譜の子孫であるアナリアが、兄の命と引き換えにスペインの覇権を狙う悪徳将軍から政略結婚を迫られていた。
そんな時、川のほとりで瀕死のスコットランド傭兵コートランドを拾う。
連れて帰り手当てしながら、彼に反発しつつも惹かれていき、コートもまた彼女に惹かれるのだが、そんな想いを告げられない事情があって・・・。

いや、そこだよ。
何がかって、コートがアナリアに想いを告げられない事情が・・・ちょっと肩が落ちた(^^;
いや、本人たちには真面目で深刻な事情なんでしょうけど・・・それこそ本編で、アナリアや、アナリアの兄アレイクス、後にその奥さんになるオリビアじゃないけど「おいおい((^^;;」となった。
そういうのって、ファンタジーとかパラノーマルでは当たり前かもしれないけど、元々この話をそういうカテゴライズのところに設定していないのに、そんな突発的な本一冊をデン!!ともってこられて物語の根幹に据えたのは・・・ちょっと感心しない(^^;
だって、それに左右されるんだから当人たちでなくても、そこはツッコミしたくなるわ(笑)。
それに、コートたち傭兵の件も軽く流されている感じがしました。
あの時代なら、ローランドならともかく、まだハイランドの大半はあそこまで経済、文化的に復興はしていないし、高地連隊がやけにあっさり軍務から解放されて帰国したりしていて、挙句に歴然たる貧富の差だけがあそこにはあった。
本当に不思議だったわ・・・コートの家の家庭内格差が壮絶すぎて(^^ゞ
・・・そもそも、この設定のタイムテーブルだと誰と戦ってたんだ、あの帰国してきた連隊の皆さん(^^ゞ
あと、アナリアがカスティーリャ王家の血統でカタルーニャ語(サッカーファンのワタクシ、ここが非常に萌えポイントでした。カタルーニャ!!!)を話すという設定はともかく、悪徳スペイン人将軍がスペイン中央政権に食い込んでいる描写が余りになくて荒唐無稽にも程があり、妄想と戯言三昧のオッサンにしか思えなかったのはことのさんだけですか?(爆)
まぁ、そんな細かいことはさておき > おくのか(笑)

キャラクター的には、何というか・・・やっぱり期待しすぎた?!
というか、ヒロインのアナリアが全然ことのさん的に理解しがたくて、読み進めるのに時間かかった・・・高貴さゆえ、というには、母親の不貞を信じ込んでいて苦悩している割に、人の苦悩には鈍感すぎ。
えらくヒーローのコートがハイランダーというので、思い込みからの上から物言い連打で、前半は特に萎えた(^^;
思わず言いたくなるじゃないですか。
有名花嫁学校に、実家から6頭馬車に迎えに来られて自分の人生決められてしまう事に憤慨? ふん。ハイランダーなんてね、羊飼う為に住む場所から追い立てられて、移住も叶わず路頭に迷って餓死した人もいるんだよ、この時代!!(コートの領地に関する件がこれです)
後半、改心したけど、やっぱりそこまでは好きにはなれなかったキャラだったわ・・・。
ヒーローのコートも、実はちょっと残念だった。
ハイランダーなら何でもいい、というワケではないんです、ことのさん(キリッ
自分のクランへの誇りとか余り読み取れないし、確かに長男や次男と比べると三男の彼は何も持ってないかもしれないけど、終始その事を愚痴愚痴言われるとなぁ・・・(^^ゞ
裸一貫、戦いで一攫千金、領地を取り戻すぞ!!という意気込みも軽~く感じてしまったり。自分の傭兵軍団とのやりとりも、薄っぺらかったし。
これで自分の命を預けるとかいう戦いはしたくないな、とは思った(^^;
二人のラブラブに至るまでを楽しむ、というより、コートの寸止め具合も好みな設定だったにも関わらず萌えなかった・・・やはり、キャラクター造詣って大事だわ、と思った(^^;

そういう意味で、ことのさん好みだったのはむしろ、悪徳将軍の娘オリビアだな。
彼女のが、まだ分かりやすい造詣でした。
生い立ち故に、仮面を纏うように本心を隠して、本人の機転でやりくりしている。
アレイクスへの契約結婚の話を持ちかけるところも良かったわ。
ツンツンだけど、後半に入って、ビジネスだった筈のアレイクスにデレた時にはニヤニヤしてしまったわ読みながら(笑)。
対する男やもめのアレイクス兄ちゃん・・・へ、ヘタレ?(^^;
捕まっているところとか、殴られているところとか、撃たれたところとかしか出てこーん!!(爆)
新しい奥さんがDekiで良かった?!ww

まぁ、この巻はこのシリーズの登場人物紹介と、時代設定、あと人物背景を紹介するもの、と割り切ってサクサクと読みました(笑)。
ヒーローとヒロインのキャラ的厚みの足りないところは、ホットなラブシーンで補ったという印象も(笑)。
残り2冊、ヒュー兄ちゃんとイーサン兄ちゃんも読むつもりだし、面白かったのですが、ローア・シリーズほどは夢中にはならなかったのが本音です。はい。
あと余談ですが、ヒュー兄ちゃんの、愛する女性への悶え追っかけワンコっぷりにローア・シリーズの某ライキーくんの原型を見た気がします(爆)。
学習の無さだな(^^ゞ
クローゼットにあった不要品を処分したら、ついつい安心して(何にだ?笑)お買い物しちゃうあたり。
で、花柄でなく、地味なものを買ってみました。久々のキャス買い(^^ゞ

Cath Kidston Day bag spot khaki

このテのトートって、お出かけには向いてないんだが、いかんせんマイカー組なので、車での移動による買い物やお出かけには向いてますんで。
ここでネイビーでなく、カーキを選んでいるのがことのさんらしいというか(笑)。
この前のカーキのモッズコートと合わせて使うんだ♪

最近、ご無沙汰だったキャスだけど、新作の柄は気になるんだよね~。
また今年もツボな柄があったらいいんだけど。
いや、あったら財政的に困るのか?!ww
ぼちぼち新作アニメの初回放送がはじまるのですが、6本ばかり見てとりあえず、今のところ1本だけ2回目も見ようと思ったのがコレww

http://newtype.kadocomic.jp/zombie/

いや、初回が余りに アホすぎて (褒めてます。爆)「これは何も考えたくない時の為にHDDに置いておきたい!!」と思った次第(核爆)。
主人公の男の子がいきなり殺されてゾンビとして出てくるだけでも凄かったが、あの女装しての伊勢海老モンスターとの対決はもはやカオスすぎてガン見もの!(笑)
伊勢海老が学ラン着てるのが更にアホで拍手だわ。
毎回、このテの枠はあるのですがね・・・それが アホ枠 になるか おっぱい枠 になるかの違いで(爆)。
今クールのおっぱい枠は断然『Rio~』なんだけど、あれにはそそられなかったんで、このゾンビは確定(笑)。

まだまだ新アニメ、登場するので選定は続きますよ?!
だって、残業から帰ってきて遅いご飯一人で食べながら、ガチなドラマとか、あんまり好きでないタレントが出てくるバラエティとかだらだら見るの嫌だもん。
その点、アニメは30分なのでお手軽なのさww

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