淑女にささげるキスの作法 (ラズベリーブックス)
2010年7月31日 新刊レビュー
ローラ・リー・ガークの新シリーズ「ガール・バチェラー・シリーズ」1冊目、読了。
おややっ、これはヒストリカルだよねっ、と思った次第。
いえいえ、何がかというと、この物語のベースが、なんですよ。
よくよくコンテンポラリーで見かける鉄板設定だったので、ヒストリカルだよな、と再確認したくなるぐらいでしたのよ(笑)。
お話が、こんなカンジ。
出版社社長秘書のエマはアラサーの独身女性。
いつか作家になる事を夢見ながら、せっせと作品を書きつつ、社長であるマーロウ子爵ハリーの元で献身的に働いていた。
それこそ、バツイチ男前の社長の事を煙たくボヤきつつ、スケジュール管理から彼の家族や愛人宛のプレゼント選びまで完璧にこなす日々。
そんなエマの30歳誕生日当日、今まで何度も渡しては「出版には値しない」とハリーに却下されていた彼女の原稿を、彼は実はキチンと読んでいなかった事が判明。
憤りの中、とある出来事がきっかけで今までの己の、我慢に我慢を重ねた人生に気付き心機一転。
今まで書き溜めていた作品たちを売り込み、作家として身を立てようと決意し、仕事を辞めたのだ。
さて、ここで困ったのはハリー。
エマが秘書として有能すぎた為、彼女抜きではもはや業務に支障きたしまくり。
背に腹は変えられず、エマに復職してもらう為に彼女の元を訪れるのだが・・・という話。
ほらね。
これの冒頭に「ヴィクトリア時代」ってのを入れなければ、よくある現代のOLものと思うでしょ?!
実際、読んでいても身分とか、独身女性の自由の無さとか、あの時代背景特有の部分がなければ違和感がないのよ。
だから、最近コテコテのヒストリカル読むのに疲れたのよ、とかコンテンポラリーの上司と秘書ものがお好きな方ならサクサク読めると思うの、これ。
上司(雇い主)と有能な働く女性というのは、前のギルティ・シリーズ1冊目と殆ど同じといっていい。
ましてや、地味な外見でお難いヒロイン、挙句博識な才女というのまでシンクロしている。
だから読み始めた時は「ああ、ワンパタかー。ガークさんや」と思ったのも事実。
ただし、こちらのシリーズの方が・・・何と言ったらいいんだろう。
より開けた感? いや、より読みやすさ感が出ているのだ。
テンポの良さ、題材の親しみやすさとかは格段上。
作者のスキルがあがった故に、読者側に常に立ったとまでは言わないが、そういう類の上手さのレベルアップはひしひしと感じたな。
まぁ、そんな上手さに踊らされて、とっても楽しくすいすい読めたから、それはそれで満足だし(笑)。
そうよ、冒頭のやられキャラ的扱いヒーローのハリーが笑えるの何のって!
自分が読んでも全然つまんない!と思っていたエマのコラムがロンドン中を席巻し、自分が買収しようとしていたライバル会社の買値を倍増させる売上げをたたき出したり(笑)。
自宅では、祖母や母や姉妹たちがそのコラムの信者となっているだけでもウンザリなのに、癒しを求めてクラブにやってきてもコラム話題がついて回ってオーマイガッ!!だし(^^ゞ
何より、エマがやめた直後のハリーの会社のコント真っ青の総崩れっぷりを笑わずしてどうする?!(爆)
どんだけ秘書に権限与えてたんだ、お前は!!と総ツッコミ必死ww
そんなヘタレ(ええっ)なハリーだが、秘書として連れ戻そうとしていたエマの本当の姿を知るにつれて、どんどん気持ちが傾いてしまう様は何ともミイラとりがミイラよろしく。
何より、エマの本当の姿と共に、傷ついた過去を知りながらも、前妻のひどい仕打ちのせいで臆病になってしまい二の足を踏むところなどの二面性もしっかり描かれていたり。
しかし、やはりこの話はヒロインのエマを読むべき話だと思う。
環境のせいとか、いろんな状況下、抑圧された生活を営んできた彼女だが、肝心なところでの芯の強さは特筆すべきなのだ。
流されているように思える彼女だが、その時、その状況の中でしっかり足を踏みしめて生きている。
仕事もしっかりこなし、その有能っぷりはそれこそ彼女一人がいないだけで会社そのものの操業の危機を招くまでのDekiっぷり。
その上、自分の夢である作家を目指して原稿を書き続け、地道に貯金までしている。
そんな彼女がここぞとばかりに、安定した仕事を投げ捨て、作家として身を立てようと行動を起こし、それが成功する様を「出来すぎだろー」と思うより先に、人の話をしっかり聞く事が出来、何事にも全力に取り組む彼女ならありえる、と妙に納得してしまうのである。
だからこそ、ハリーと恋に落ちても一生懸命で、肝っ玉も据わっているからこそ、自分から彼に別れも告げられる。
しっかり面と向かって、彼に別離を告げる場面などは、本当に凛々しいまでである。
そして、またゼロからやり直そうとする様を見て応援したくなる。
ヒロインが強い話、という意味でもコンテンポラリー的かもしれない。
おとぎ話のようなラストと思われがちかもしれないが、浮かされたように恋愛感情のみを貪るかと思いきやさりげない機微を見せるやりとり、ハリーがエマの去ったコテージで一人佇む場面など、十分の読み応えあるロマンスです。
あのとどめの、お年寄り夫婦とハリーの会話でポロッと泣いてしまったぐらいよ、一人ぼっちのコテージでのモノローグ場面の秀逸さったら!
そんなこんなで、前のギルティ・シリーズは3冊目がネックとなってしまい評価が一気にしょっぱくなった(笑)のもあってか、こっちのシリーズのがお気に入り度がアップかな?
ヒーロー、ヒロインともに満足した納得の1冊です。
次回以降も翻訳されるのかしら・・・地味に楽しみに待っておくとします(^^)
おややっ、これはヒストリカルだよねっ、と思った次第。
いえいえ、何がかというと、この物語のベースが、なんですよ。
よくよくコンテンポラリーで見かける鉄板設定だったので、ヒストリカルだよな、と再確認したくなるぐらいでしたのよ(笑)。
お話が、こんなカンジ。
出版社社長秘書のエマはアラサーの独身女性。
いつか作家になる事を夢見ながら、せっせと作品を書きつつ、社長であるマーロウ子爵ハリーの元で献身的に働いていた。
それこそ、バツイチ男前の社長の事を煙たくボヤきつつ、スケジュール管理から彼の家族や愛人宛のプレゼント選びまで完璧にこなす日々。
そんなエマの30歳誕生日当日、今まで何度も渡しては「出版には値しない」とハリーに却下されていた彼女の原稿を、彼は実はキチンと読んでいなかった事が判明。
憤りの中、とある出来事がきっかけで今までの己の、我慢に我慢を重ねた人生に気付き心機一転。
今まで書き溜めていた作品たちを売り込み、作家として身を立てようと決意し、仕事を辞めたのだ。
さて、ここで困ったのはハリー。
エマが秘書として有能すぎた為、彼女抜きではもはや業務に支障きたしまくり。
背に腹は変えられず、エマに復職してもらう為に彼女の元を訪れるのだが・・・という話。
ほらね。
これの冒頭に「ヴィクトリア時代」ってのを入れなければ、よくある現代のOLものと思うでしょ?!
実際、読んでいても身分とか、独身女性の自由の無さとか、あの時代背景特有の部分がなければ違和感がないのよ。
だから、最近コテコテのヒストリカル読むのに疲れたのよ、とかコンテンポラリーの上司と秘書ものがお好きな方ならサクサク読めると思うの、これ。
上司(雇い主)と有能な働く女性というのは、前のギルティ・シリーズ1冊目と殆ど同じといっていい。
ましてや、地味な外見でお難いヒロイン、挙句博識な才女というのまでシンクロしている。
だから読み始めた時は「ああ、ワンパタかー。ガークさんや」と思ったのも事実。
ただし、こちらのシリーズの方が・・・何と言ったらいいんだろう。
より開けた感? いや、より読みやすさ感が出ているのだ。
テンポの良さ、題材の親しみやすさとかは格段上。
作者のスキルがあがった故に、読者側に常に立ったとまでは言わないが、そういう類の上手さのレベルアップはひしひしと感じたな。
まぁ、そんな上手さに踊らされて、とっても楽しくすいすい読めたから、それはそれで満足だし(笑)。
そうよ、冒頭のやられキャラ的扱いヒーローのハリーが笑えるの何のって!
自分が読んでも全然つまんない!と思っていたエマのコラムがロンドン中を席巻し、自分が買収しようとしていたライバル会社の買値を倍増させる売上げをたたき出したり(笑)。
自宅では、祖母や母や姉妹たちがそのコラムの信者となっているだけでもウンザリなのに、癒しを求めてクラブにやってきてもコラム話題がついて回ってオーマイガッ!!だし(^^ゞ
何より、エマがやめた直後のハリーの会社のコント真っ青の総崩れっぷりを笑わずしてどうする?!(爆)
どんだけ秘書に権限与えてたんだ、お前は!!と総ツッコミ必死ww
そんなヘタレ(ええっ)なハリーだが、秘書として連れ戻そうとしていたエマの本当の姿を知るにつれて、どんどん気持ちが傾いてしまう様は何ともミイラとりがミイラよろしく。
何より、エマの本当の姿と共に、傷ついた過去を知りながらも、前妻のひどい仕打ちのせいで臆病になってしまい二の足を踏むところなどの二面性もしっかり描かれていたり。
しかし、やはりこの話はヒロインのエマを読むべき話だと思う。
環境のせいとか、いろんな状況下、抑圧された生活を営んできた彼女だが、肝心なところでの芯の強さは特筆すべきなのだ。
流されているように思える彼女だが、その時、その状況の中でしっかり足を踏みしめて生きている。
仕事もしっかりこなし、その有能っぷりはそれこそ彼女一人がいないだけで会社そのものの操業の危機を招くまでのDekiっぷり。
その上、自分の夢である作家を目指して原稿を書き続け、地道に貯金までしている。
そんな彼女がここぞとばかりに、安定した仕事を投げ捨て、作家として身を立てようと行動を起こし、それが成功する様を「出来すぎだろー」と思うより先に、人の話をしっかり聞く事が出来、何事にも全力に取り組む彼女ならありえる、と妙に納得してしまうのである。
だからこそ、ハリーと恋に落ちても一生懸命で、肝っ玉も据わっているからこそ、自分から彼に別れも告げられる。
しっかり面と向かって、彼に別離を告げる場面などは、本当に凛々しいまでである。
そして、またゼロからやり直そうとする様を見て応援したくなる。
ヒロインが強い話、という意味でもコンテンポラリー的かもしれない。
おとぎ話のようなラストと思われがちかもしれないが、浮かされたように恋愛感情のみを貪るかと思いきやさりげない機微を見せるやりとり、ハリーがエマの去ったコテージで一人佇む場面など、十分の読み応えあるロマンスです。
あのとどめの、お年寄り夫婦とハリーの会話でポロッと泣いてしまったぐらいよ、一人ぼっちのコテージでのモノローグ場面の秀逸さったら!
そんなこんなで、前のギルティ・シリーズは3冊目がネックとなってしまい評価が一気にしょっぱくなった(笑)のもあってか、こっちのシリーズのがお気に入り度がアップかな?
ヒーロー、ヒロインともに満足した納得の1冊です。
次回以降も翻訳されるのかしら・・・地味に楽しみに待っておくとします(^^)
毎週楽しみにしているのが、このドラマ。
毎回毎回、長瀬智也演じる主人公のうぬぼれくん(仮。笑)が一目惚れしては事件に巻き込まれ、一目惚れ相手が犯人というとんでもドラマ。
クドカンと智也のコラボというだけで見るつもりだったけど、脇役チョイ役ゲスト女優にと、毎回あれだけクドカン作品関係者を連ねられては・・・か、核心犯だなありゃ(^^ゞ
年なのか、連続ドラマを見る体力・気力がない中、本当にこれだけは楽しくて仕方ない!
毎回フラれるたび、手柄を立てているヘタレっぷりがたまりませんな。
今週、とうとううぬぼれの5番目エントリーされちゃって、彼の未来はどっち?(^^ゞ
TOKIOの新曲が、毎回エンディングの残念すぎる智也@うぬぼれくんのBGMなのが何ともはや・・・うひひ。
発売が楽しみですww
毎回毎回、長瀬智也演じる主人公のうぬぼれくん(仮。笑)が一目惚れしては事件に巻き込まれ、一目惚れ相手が犯人というとんでもドラマ。
クドカンと智也のコラボというだけで見るつもりだったけど、脇役チョイ役ゲスト女優にと、毎回あれだけクドカン作品関係者を連ねられては・・・か、核心犯だなありゃ(^^ゞ
年なのか、連続ドラマを見る体力・気力がない中、本当にこれだけは楽しくて仕方ない!
毎回フラれるたび、手柄を立てているヘタレっぷりがたまりませんな。
今週、とうとううぬぼれの5番目エントリーされちゃって、彼の未来はどっち?(^^ゞ
TOKIOの新曲が、毎回エンディングの残念すぎる智也@うぬぼれくんのBGMなのが何ともはや・・・うひひ。
発売が楽しみですww
オオカミさんと七人の仲間たち
2010年7月29日 アニメ・マンガ
事前予想通り(?)、 2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会に全てを持っていかれ、夏の新アニメはほぼ一話だけ見て脱落三昧。
前クールから続いているもの、『GIANT KILLING』『会長はメイド様』ぐらいで、新アニメとして見ているのは結局3本だけと気付きました(^^ゞ
1本は『戦国BASARA2』、もう1本が『ぬらりひょんの孫』だけど、残りもう1本が自分でも意外だったこちら。
オオカミさんと七人の仲間たち
いや、毎回面白い。
ラノベ原作なんだけど、一話完結でそれでいてキャラクター達もとっても個性的でかわいいし。
ツンデレで貧乳なオオカミさんと、ヘタレな猟師くんを中心に皆、ツボつきまくり(^^)
何より、和洋問わずのおとぎ話キャラクターをモチーフに、結構グッとくるエピソードとかもってくるところとかよく出来てるんだ、これが。
・・・くっ。
実は3本の新アニメの中で一番お気に入りだったりする。
サッカー録画にかまけててHDD残量の為に一話見てさっさと消したのを今頃惜しい、と思っているぐらい(笑)。
(ぬらりひょんは、BS11でもやってるからいくらでもリカバリ出来るのに。笑)
・・・今度、古本屋さんで原作、探してみよっかな?とか一瞬思ったが、部屋に転がる読む本ストックの量を鑑みて、おとなしく(?)アニメ鑑賞にとどめておく事にしました(爆)。
そのうち、BS11あたりで再放送された時には保存版にするかもww
前クールから続いているもの、『GIANT KILLING』『会長はメイド様』ぐらいで、新アニメとして見ているのは結局3本だけと気付きました(^^ゞ
1本は『戦国BASARA2』、もう1本が『ぬらりひょんの孫』だけど、残りもう1本が自分でも意外だったこちら。
オオカミさんと七人の仲間たち
いや、毎回面白い。
ラノベ原作なんだけど、一話完結でそれでいてキャラクター達もとっても個性的でかわいいし。
ツンデレで貧乳なオオカミさんと、ヘタレな猟師くんを中心に皆、ツボつきまくり(^^)
何より、和洋問わずのおとぎ話キャラクターをモチーフに、結構グッとくるエピソードとかもってくるところとかよく出来てるんだ、これが。
・・・くっ。
実は3本の新アニメの中で一番お気に入りだったりする。
サッカー録画にかまけててHDD残量の為に一話見てさっさと消したのを今頃惜しい、と思っているぐらい(笑)。
(ぬらりひょんは、BS11でもやってるからいくらでもリカバリ出来るのに。笑)
・・・今度、古本屋さんで原作、探してみよっかな?とか一瞬思ったが、部屋に転がる読む本ストックの量を鑑みて、おとなしく(?)アニメ鑑賞にとどめておく事にしました(爆)。
そのうち、BS11あたりで再放送された時には保存版にするかもww
Cath Kidston キャスキッドソンHankie
2010年7月28日 ファッション・コスメ
へへっ。
以前からこれは買う予定でいたところ、割引価格+送料無料のタイミングに遭遇したのでポチっとな♪
勿論買ったのは、Britannia Blue ですよ(笑)。
届いたのをおバカのように、ニマニマ笑いながら眺めております > バカすぎる!!
あのエディンバラ城とバクパイパーさんを見ているだけでハッピーな気分になれるあたり、単純極まりないww
ぼちぼちと、一個一個、この柄のアイテムは揃えていきたいんで、まだもう少し楽しみ期間は続くかな。
かといいつつ、もうすぐ秋冬新作も登場してくるんだよね・・・うは。
新作に気に入る柄があるかどうかも気になるけど、これで価格下がってくるかしらね・・・春夏柄だし。
うふ。そうなってくると、ボックストートやラージブックトート捕獲も近いか?!(^ω^)
以前からこれは買う予定でいたところ、割引価格+送料無料のタイミングに遭遇したのでポチっとな♪
勿論買ったのは、Britannia Blue ですよ(笑)。
届いたのをおバカのように、ニマニマ笑いながら眺めております > バカすぎる!!
あのエディンバラ城とバクパイパーさんを見ているだけでハッピーな気分になれるあたり、単純極まりないww
ぼちぼちと、一個一個、この柄のアイテムは揃えていきたいんで、まだもう少し楽しみ期間は続くかな。
かといいつつ、もうすぐ秋冬新作も登場してくるんだよね・・・うは。
新作に気に入る柄があるかどうかも気になるけど、これで価格下がってくるかしらね・・・春夏柄だし。
うふ。そうなってくると、ボックストートやラージブックトート捕獲も近いか?!(^ω^)
貴婦人と謎の黒騎士(イソラ文庫)
2010年7月27日 新刊レビュー
ルーシー・ブルーの初邦訳本、読了。
あーあ、やっちまった!!
何がって?
それは、 この本がハヤカワ文庫から出ているという事を考慮せずに購入して読んだ事 です。
最後まで読んで「あれ、これってどうみても終わってないよね?まだ主人公たちにオチがついてないよね」と思ったら案の定、三部作の1冊目。
勿論、公式ホームページにはそんなフシはなく、続編翻訳をにおわせる1文字すらない ・・・驚かないけどね。
ハヤカワだし。そりゃーあなた、ハヤカワだしっっ!!
げんなり。
己の学習能力の無さは、早川書房に対する幻滅さと似たりよったりになってきたわ(~_~;
作品そのものはとっても面白かったんですよ。
十字軍に参加したアイルランド騎士サイモンが、遠征地で悪徳吸血鬼にしてやられて己も吸血鬼となってしまった故に、その呪いを解くべく、魔術師オーランドと共に伝説の聖杯探しの旅をする事に。
ケルトの秘密が眠る城にたどり着いたサイモンは、いつしかその城の女主人であるイザベルと恋に落ちる・・・というお話で、従来の吸血鬼よりもむしろ、土着的なものを感じるのは中世が舞台となっているからかな。
いや、それがむしろあっているんですよ。
近世を舞台にしたものより、更に泥くさいというか。
イザベルがドルイドに属した血筋なのもあって、更に土着感が増しているし。
聖遺物探索ものはかなり好きなので、それだけでも読んでたろうけど、それに独自の世界観のバンパイアを絡ませたのはこのルーシー・ブルーならでは。
いや、皆さんきっとバンパイアものだから吸血やら、日の光の下で塵となって消えるとか鉄板場面をご想像でしょうが・・・この作品は違うのよね。
血まみれで一気に首を刎ねるとか、心臓を抉られた死体とか、一歩間違えなくても、軽くホラーだし(^^ゞ
しかし、この主人公のサイモンくんの苦悩の日々が何というか。
吸血鬼となって最初に手をかけてしまったのが、友人だったというトラウマを抱えつつ孤高の旅人もいいとこ。
ごく普通の青年だったのに、うっかり悪徳吸血鬼に見込まれたせいでひどい運命の元に・・・もっとも、うっかりはうっかりを生むとまでは言わないが・・・あの通りすがり(?)の行き倒れトリスタンくんを吸血鬼にしちゃったのは、ちょっと噴いたけど(これこれ)。
つうか、トリスタンのあのイノシシよろしくな猪突猛進っぷりと吸血鬼って、あんまりお勧めな組み合わせじゃないのね・・・トリスタンや。サイモンの話を聞いてやって~っ(^^ゞゞ
そういう意味では、血の姉妹となってしまった呪われた乙女ロクサーナにも、すぐに話の腰を折られていた事も考えると・・・サイモン、駄目エリート傾向なのかしら・・・でもイザベルに向かっての数々の愛の告白は、玄人ポエマーばりなのでいいとします(いいのかっ。笑)。
いや、でも本当にあのサイモンの「君とともに年をとり、息子たちが太陽の下で大きくなるのを見たい」っていう台詞にうるっときちゃった分、オチはお預け、続き翻訳は未定となっているので・・・くそーっ。私の涙を返せ!!とまではいかないが、何かを殴りたい気持ちになった事は否定はしない(笑えない)。
作品そのものに罪がない分、憤りも大きいというか。
そんなこんなで、読む事は止めませんが薦めません。
続き物の1冊だけ出されて、というのがジェイン・アン・クレンツの『緑の瞳のアマリリス』とか一話完結のトリロジーならともなく、ここでは主人公たちの未来が続編にかかっているから余計タチ悪い。
読んでもらった方なら「何でここまできて、続き白紙とか言えるの?!信じられないっっ!!」というラストページですもの。
先日公式ブログであったアンケートに「ここ(ハヤカワ)の続き物は続きが出ないから避ける」という意見があったが、まさにそんな状況。
あーあ。パトリシア・ブリッグズといい、益々ここの翻訳ロマンス(とくにパラノーマルジャンル)への残念さが増しただけなのか。
せっかく、テレサ・マデイラスの二部作をしっかり翻訳予定伝えて続編出してくれたから改心(?)したのかと思った私が甘ちゃんだったのか?!
・・・このままだと、ドナ・アンドリューズの鳥シリーズとか、カリン・スローターとか前出のクレンツとか、シリーズものをかじっては捨てるハヤカワ文庫への20年近い恨み節呪い節になりそうだからもうやめます(爆)。
あーあ、やっちまった!!
何がって?
それは、 この本がハヤカワ文庫から出ているという事を考慮せずに購入して読んだ事 です。
最後まで読んで「あれ、これってどうみても終わってないよね?まだ主人公たちにオチがついてないよね」と思ったら案の定、三部作の1冊目。
勿論、公式ホームページにはそんなフシはなく、続編翻訳をにおわせる1文字すらない ・・・驚かないけどね。
ハヤカワだし。そりゃーあなた、ハヤカワだしっっ!!
げんなり。
己の学習能力の無さは、早川書房に対する幻滅さと似たりよったりになってきたわ(~_~;
作品そのものはとっても面白かったんですよ。
十字軍に参加したアイルランド騎士サイモンが、遠征地で悪徳吸血鬼にしてやられて己も吸血鬼となってしまった故に、その呪いを解くべく、魔術師オーランドと共に伝説の聖杯探しの旅をする事に。
ケルトの秘密が眠る城にたどり着いたサイモンは、いつしかその城の女主人であるイザベルと恋に落ちる・・・というお話で、従来の吸血鬼よりもむしろ、土着的なものを感じるのは中世が舞台となっているからかな。
いや、それがむしろあっているんですよ。
近世を舞台にしたものより、更に泥くさいというか。
イザベルがドルイドに属した血筋なのもあって、更に土着感が増しているし。
聖遺物探索ものはかなり好きなので、それだけでも読んでたろうけど、それに独自の世界観のバンパイアを絡ませたのはこのルーシー・ブルーならでは。
いや、皆さんきっとバンパイアものだから吸血やら、日の光の下で塵となって消えるとか鉄板場面をご想像でしょうが・・・この作品は違うのよね。
血まみれで一気に首を刎ねるとか、心臓を抉られた死体とか、一歩間違えなくても、軽くホラーだし(^^ゞ
しかし、この主人公のサイモンくんの苦悩の日々が何というか。
吸血鬼となって最初に手をかけてしまったのが、友人だったというトラウマを抱えつつ孤高の旅人もいいとこ。
ごく普通の青年だったのに、うっかり悪徳吸血鬼に見込まれたせいでひどい運命の元に・・・もっとも、うっかりはうっかりを生むとまでは言わないが・・・あの通りすがり(?)の行き倒れトリスタンくんを吸血鬼にしちゃったのは、ちょっと噴いたけど(これこれ)。
つうか、トリスタンのあのイノシシよろしくな猪突猛進っぷりと吸血鬼って、あんまりお勧めな組み合わせじゃないのね・・・トリスタンや。サイモンの話を聞いてやって~っ(^^ゞゞ
そういう意味では、血の姉妹となってしまった呪われた乙女ロクサーナにも、すぐに話の腰を折られていた事も考えると・・・サイモン、駄目エリート傾向なのかしら・・・でもイザベルに向かっての数々の愛の告白は、玄人ポエマーばりなのでいいとします(いいのかっ。笑)。
いや、でも本当にあのサイモンの「君とともに年をとり、息子たちが太陽の下で大きくなるのを見たい」っていう台詞にうるっときちゃった分、オチはお預け、続き翻訳は未定となっているので・・・くそーっ。私の涙を返せ!!とまではいかないが、何かを殴りたい気持ちになった事は否定はしない(笑えない)。
作品そのものに罪がない分、憤りも大きいというか。
そんなこんなで、読む事は止めませんが薦めません。
続き物の1冊だけ出されて、というのがジェイン・アン・クレンツの『緑の瞳のアマリリス』とか一話完結のトリロジーならともなく、ここでは主人公たちの未来が続編にかかっているから余計タチ悪い。
読んでもらった方なら「何でここまできて、続き白紙とか言えるの?!信じられないっっ!!」というラストページですもの。
先日公式ブログであったアンケートに「ここ(ハヤカワ)の続き物は続きが出ないから避ける」という意見があったが、まさにそんな状況。
あーあ。パトリシア・ブリッグズといい、益々ここの翻訳ロマンス(とくにパラノーマルジャンル)への残念さが増しただけなのか。
せっかく、テレサ・マデイラスの二部作をしっかり翻訳予定伝えて続編出してくれたから改心(?)したのかと思った私が甘ちゃんだったのか?!
・・・このままだと、ドナ・アンドリューズの鳥シリーズとか、カリン・スローターとか前出のクレンツとか、シリーズものをかじっては捨てるハヤカワ文庫への20年近い恨み節呪い節になりそうだからもうやめます(爆)。
A04 地球の歩き方 スコットランド&湖水地方 2010~2011
2010年7月26日 OUTLANDER
96年版からコンプしているので、勿論先月発売されたこちらの最新号もコレクション入り(笑)。
しかし刊を重ねるにつれ、見やすくなっているものの、だんだん味気ないというか物足りなく思えてならないのはことのさんだけかしら?(^^ゞ
イマイチ写真が以前からのと違わないが大半なのも気になる中、エディンバラに来年完成する路面電車(これが完成すると140年ぶりに路面電車が通るんですって、エディンバラ!)の記事は、鉄道大好きことのさんのツボだった事は言うまでもないか(爆)
絶対乗りたい、いや。乗るぞ!!
前号(2008~2009年版)は使ってないのでキレイなまんまなのが逆に寂しいですので、この号は書き込みしたり、手にしながら街歩きしてヨレていたり出来るように・・・今度こそは、ジェイミーゆかりの土地のひとつ、湖水地方にも行きたいしね(-人-)
今のところは、眺めながら脳内旅行に勤しみますww
つうか、まずは地道に貯金しろ?!www
しかし刊を重ねるにつれ、見やすくなっているものの、だんだん味気ないというか物足りなく思えてならないのはことのさんだけかしら?(^^ゞ
イマイチ写真が以前からのと違わないが大半なのも気になる中、エディンバラに来年完成する路面電車(これが完成すると140年ぶりに路面電車が通るんですって、エディンバラ!)の記事は、鉄道大好きことのさんのツボだった事は言うまでもないか(爆)
絶対乗りたい、いや。乗るぞ!!
前号(2008~2009年版)は使ってないのでキレイなまんまなのが逆に寂しいですので、この号は書き込みしたり、手にしながら街歩きしてヨレていたり出来るように・・・今度こそは、ジェイミーゆかりの土地のひとつ、湖水地方にも行きたいしね(-人-)
今のところは、眺めながら脳内旅行に勤しみますww
つうか、まずは地道に貯金しろ?!www
壁の花の舞踏会 (ラズベリーブックス)
2010年7月25日 新刊レビュー
前作がとってもお気に入りだったので、勿論新刊買いしましたオリヴィア・パーカーの一連シリーズ、読了(してました)。
くうぅぅ~っ、カワユス!!
今回の主役は、前作にて登場した前作ヒロインであるマデリンの親友シャーロット。
前作ラスト近くで彼女が片思いしていた相手にフラれるところから、ちょうど今回は始まるわけでして。
そんなこんなで、前作をお読みの方なら、そんなシャーロットのお相手が誰かはすぐ分かるかと。
そうです。あの放蕩者ロスベリー伯爵アダムです。
いやー、清々しいまでの天然なシャーロットが、あのアダム相手に、じいさん結婚相手候補を避ける為のあれやこれやの作戦上、友情話を持ちかける時点で「あらら」と思ったら案の定・・・放蕩者というのは、後天的トラウマからきているようなものだったアダム、既に壁の花だったシャーロットにご執心でした、という展開に(笑)。
しかも、そこにアダムのお祖母ちゃんが未婚の孫を憂い、強行手段(?)に走ったものだから余計ややこしい話に。
跡継ぎを設ける為に結婚しなければならない事がバレるやいなや、独身貴族の結婚リスト筆頭に踊り出たアダムだが、それまでの素行の悪さが手伝いシャーロットの両親の評価は最低もいいとこ(笑)。
そして、彼女以外にでっちあげ婚約者は思いつかないものだから、フランス語しか話せない祖母の話など分からないだろ、と踏んでお芝居に担ぎ出すんだが・・・これがウケまくり。
評判最低のアダムの招待を受けるに至って、シャーロットは自分の母親にアダムを「ゲイだ」と説明するんだな、こりゃ(^^;
おいおいおいーっ。
しかも、フランス語が完全に分からないのはシャーロットの母親だけで、シャーロット自身はスピーキングは殆ど出来ないが、ヒヤリングは出来るというのを説明していなかったのが、随所にネタと絡み合ってくる。
爆笑したのは、お祖母様がシャーロットを見てのフランス語での第一声。
「 あなたの胸はヒラメみたいにぺったんこね 」
・・・ばあちゃん、ひでーっっ!!(爆)
これを面と向かって言われて、フランス語が聞き取れるシャーロットが顔色ひとつ変えなかったのは天晴れ(^^;
そんなお祖母ちゃんをたしなめつつ、そんな貧乳でもシャーロットが好き好きでたまらんアダムの萌えっぷりがかわいいんです!(笑)
だが、そんなきゅんきゅんな二人では満足しきれない祖母ちゃん、更にすごい手に出る事に!ww
ここは読んでもらうとしてここでは書きませんが、スコットランドとイングランドの昔からの確執とかの文献をいっぱい読んでることのさん、国境話の件に大ウケしまくってました(笑)。
お嬢さんのシャーロットが、実はおきゃんでしっかり者で肝っ玉なところがどんどん出てくるし、何より1冊目で放蕩者のレッテルを貼られていたアダムが一皮剥けば、きゅんきゅんな乙女系でメロメロくんだというのが相まって、前作に負けないラブラブっぷり炸裂!
読んでて微笑ましいったらありゃしないっ。
脇役も相変わらずがっちり固められていて、前作でも暗躍したロザリンド様が今回も大傑作でございました。
酔っ払ったアダムが、彼女の屋敷の窓の下でシェイクスピアをそらんじた時のあの対応!ドリフのコントっすか?!(爆)
(それをしっかり覚えてて、自分の屋敷の窓にやってきた時にアダムに言ったりして、かすかに嫉妬しているシャーロットが可愛いんだな、これがまた。萌)
シャーロットの片思いの相手で、前作でも登場したトリスタンが今回は何だかいい人で出てくるのもこれまた一興・・・もっとも、友人アダムにしてみりゃ恋敵だからどっか消えて!!!!ってカンジなんだろうけど(笑)。
前作でくっついたガブリエルとマデリン夫婦は新婚旅行なう、だったけど。
それでもやっぱり、最凶 最強脇役は、アダムのお祖母ちゃんでしたがね!
最後の一行に、驚愕と共にスタンディング・オベーション必死よ?!
とにかく、最初から最後まで・・・あれだけ悶え萌え寸止めくらいまくっての展開をよくぞ乗り切ったアダム!!と言いたい(爆)。
勿論、きゅんきゅんゆえに、ラストもクスッとなるとってもかわいい1冊でした。
シリーズはまだまだ続くようで、原書の方でやっとロザリンドが主役の1冊が出たばかりの模様。
あのロザリンド様が、どんな男を餌食に・・・いや。陥落させるのか、期待せずにはいられませんねっ!
これは絶対翻訳してもらわないとーーっ!!
待っていますので、是非ともよろしくお願いします! > 出版社様
くうぅぅ~っ、カワユス!!
今回の主役は、前作にて登場した前作ヒロインであるマデリンの親友シャーロット。
前作ラスト近くで彼女が片思いしていた相手にフラれるところから、ちょうど今回は始まるわけでして。
そんなこんなで、前作をお読みの方なら、そんなシャーロットのお相手が誰かはすぐ分かるかと。
そうです。あの放蕩者ロスベリー伯爵アダムです。
いやー、清々しいまでの天然なシャーロットが、あのアダム相手に、じいさん結婚相手候補を避ける為のあれやこれやの作戦上、友情話を持ちかける時点で「あらら」と思ったら案の定・・・放蕩者というのは、後天的トラウマからきているようなものだったアダム、既に壁の花だったシャーロットにご執心でした、という展開に(笑)。
しかも、そこにアダムのお祖母ちゃんが未婚の孫を憂い、強行手段(?)に走ったものだから余計ややこしい話に。
跡継ぎを設ける為に結婚しなければならない事がバレるやいなや、独身貴族の結婚リスト筆頭に踊り出たアダムだが、それまでの素行の悪さが手伝いシャーロットの両親の評価は最低もいいとこ(笑)。
そして、彼女以外にでっちあげ婚約者は思いつかないものだから、フランス語しか話せない祖母の話など分からないだろ、と踏んでお芝居に担ぎ出すんだが・・・これがウケまくり。
評判最低のアダムの招待を受けるに至って、シャーロットは自分の母親にアダムを「ゲイだ」と説明するんだな、こりゃ(^^;
おいおいおいーっ。
しかも、フランス語が完全に分からないのはシャーロットの母親だけで、シャーロット自身はスピーキングは殆ど出来ないが、ヒヤリングは出来るというのを説明していなかったのが、随所にネタと絡み合ってくる。
爆笑したのは、お祖母様がシャーロットを見てのフランス語での第一声。
「 あなたの胸はヒラメみたいにぺったんこね 」
・・・ばあちゃん、ひでーっっ!!(爆)
これを面と向かって言われて、フランス語が聞き取れるシャーロットが顔色ひとつ変えなかったのは天晴れ(^^;
そんなお祖母ちゃんをたしなめつつ、そんな貧乳でもシャーロットが好き好きでたまらんアダムの萌えっぷりがかわいいんです!(笑)
だが、そんなきゅんきゅんな二人では満足しきれない祖母ちゃん、更にすごい手に出る事に!ww
ここは読んでもらうとしてここでは書きませんが、スコットランドとイングランドの昔からの確執とかの文献をいっぱい読んでることのさん、国境話の件に大ウケしまくってました(笑)。
お嬢さんのシャーロットが、実はおきゃんでしっかり者で肝っ玉なところがどんどん出てくるし、何より1冊目で放蕩者のレッテルを貼られていたアダムが一皮剥けば、きゅんきゅんな乙女系でメロメロくんだというのが相まって、前作に負けないラブラブっぷり炸裂!
読んでて微笑ましいったらありゃしないっ。
脇役も相変わらずがっちり固められていて、前作でも暗躍したロザリンド様が今回も大傑作でございました。
酔っ払ったアダムが、彼女の屋敷の窓の下でシェイクスピアをそらんじた時のあの対応!ドリフのコントっすか?!(爆)
(それをしっかり覚えてて、自分の屋敷の窓にやってきた時にアダムに言ったりして、かすかに嫉妬しているシャーロットが可愛いんだな、これがまた。萌)
シャーロットの片思いの相手で、前作でも登場したトリスタンが今回は何だかいい人で出てくるのもこれまた一興・・・もっとも、友人アダムにしてみりゃ恋敵だからどっか消えて!!!!ってカンジなんだろうけど(笑)。
前作でくっついたガブリエルとマデリン夫婦は新婚旅行なう、だったけど。
それでもやっぱり、
最後の一行に、驚愕と共にスタンディング・オベーション必死よ?!
とにかく、最初から最後まで・・・あれだけ悶え萌え寸止めくらいまくっての展開をよくぞ乗り切ったアダム!!と言いたい(爆)。
勿論、きゅんきゅんゆえに、ラストもクスッとなるとってもかわいい1冊でした。
シリーズはまだまだ続くようで、原書の方でやっとロザリンドが主役の1冊が出たばかりの模様。
あのロザリンド様が、どんな男を餌食に・・・いや。陥落させるのか、期待せずにはいられませんねっ!
これは絶対翻訳してもらわないとーーっ!!
待っていますので、是非ともよろしくお願いします! > 出版社様
ヘタリア World Series vol.1【初回限定版】 [DVD]
2010年7月23日 アニメ・マンガ
ああ、一ヶ月前に発売されてからアホのようにリピってるのにすっかりこれの感想書くのを忘れてました的な~(ポーランド風。笑)。
ま、主要キャスト国がサッカー大国揃いだし、W杯ボケも彼らなら許してくれてるよねっテヘッ > 意味不明
そんなこんなで第三シーズンです。
今回は新しいカンジでキャストも新顔がチラホラ。
ギリシアさんとトルコさんの関連は、これからまだまだ出てくるので楽しみ。
が、この巻に限っては、今までインポーズで出たうんちくがないのがちょっと寂しいし、何よりトルコさんの「オレは日本にいろいろと世話になっているんだ!」という台詞はその事情を知ってないと「???」となると思うんですが(^^ゞ
原作ファンが買っているからいいだろ、っていうところかもしれないが、あれはちょっと、なぁ(^^;
アニメだけ見てない人には不親切だと思ったところの一つ。
あとは個人的にお気に入りだった、カナダさんとアメリカのキャッチボールが収録されていたのは嬉しかった。
それと、笑えないネタとしてはあれかな。フランス兄ちゃんにイタリアが「色々ウチから持ってったもの返して」といったネタ・・・確かにモナリザ返せないよな、すっかりパリの観光名物になっちゃってるし!!ww
噴いたのは、フランス兄ちゃんの地味な軍服ネタと、アヘン戦争以降の中国の憂鬱のロシアのオチ(ロシア、しっかりチャイナ服着て豚まん食ってるし!笑)。
今回の映像特典は・・・やった。やっちまったよ。
本編収録時間より特典映像のが時間長いんですけど!! みたいな(笑)。
東京アニメフェアであった、枢軸三人による限定トークショーが収録されていて楽しく見ました。
ヘタリア関係のイベントって全く見た事なかったから新鮮だったな、私には。
つうか、浪川くんはご本人も・・・(ゴニョゴニョ)。
これ見て以来、ランチパックを見るたびにヘタリアを思い出してなりませんww
次の巻は8月か~。
本当に顕著に枢軸ネタが減りつつあるので存続の危機だわね・・・ほら。私のように圧倒的連合贔屓もいる事だし(^^ゞ
三期、全4巻既に予約しきっているのでとことんお付き合いしますわよ!ww
ま、主要キャスト国がサッカー大国揃いだし、W杯ボケも彼らなら許してくれてるよねっテヘッ > 意味不明
そんなこんなで第三シーズンです。
今回は新しいカンジでキャストも新顔がチラホラ。
ギリシアさんとトルコさんの関連は、これからまだまだ出てくるので楽しみ。
が、この巻に限っては、今までインポーズで出たうんちくがないのがちょっと寂しいし、何よりトルコさんの「オレは日本にいろいろと世話になっているんだ!」という台詞はその事情を知ってないと「???」となると思うんですが(^^ゞ
原作ファンが買っているからいいだろ、っていうところかもしれないが、あれはちょっと、なぁ(^^;
アニメだけ見てない人には不親切だと思ったところの一つ。
あとは個人的にお気に入りだった、カナダさんとアメリカのキャッチボールが収録されていたのは嬉しかった。
それと、笑えないネタとしてはあれかな。フランス兄ちゃんにイタリアが「色々ウチから持ってったもの返して」といったネタ・・・確かにモナリザ返せないよな、すっかりパリの観光名物になっちゃってるし!!ww
噴いたのは、フランス兄ちゃんの地味な軍服ネタと、アヘン戦争以降の中国の憂鬱のロシアのオチ(ロシア、しっかりチャイナ服着て豚まん食ってるし!笑)。
今回の映像特典は・・・やった。やっちまったよ。
本編収録時間より特典映像のが時間長いんですけど!! みたいな(笑)。
東京アニメフェアであった、枢軸三人による限定トークショーが収録されていて楽しく見ました。
ヘタリア関係のイベントって全く見た事なかったから新鮮だったな、私には。
つうか、浪川くんはご本人も・・・(ゴニョゴニョ)。
これ見て以来、ランチパックを見るたびにヘタリアを思い出してなりませんww
次の巻は8月か~。
本当に顕著に枢軸ネタが減りつつあるので存続の危機だわね・・・ほら。私のように圧倒的連合贔屓もいる事だし(^^ゞ
三期、全4巻既に予約しきっているのでとことんお付き合いしますわよ!ww
前のイギリス分が、とんでもローテンションになるシロモノだったので、最初から低空飛行で見たこちら(^^ゞ
湖水地方が、想像していたよりあっさりしていたけど、手堅くまとめたかな?
まぁ、鉄道がヴァージンの古い車体なあたり、映像の鮮度の劣化を証明していたのがトホホだったけど。乗った路線、乗った鉄道会社だったから余計でした(^^;;
ただ、ブロンテ姉妹の故郷・ハワースを特集していたのは◎。
鉄道もので、ここをチョイスするのは珍しいんで、キースリーまでの旅程は楽しく見れましたし、勿論ハワース、そしてブロンテ博物館、トップ・ウィセンズなどを鑑賞。
この部分だけでも買った甲斐はあったかな?
あとは名作の舞台、という事でこれもガチなストラトフォード・アポン・エイボンとシェークスピアも登場。
オックスフォードもついてきて、なかなか。
ただ「名作の舞台」というなら、どうせならミルズの「くまのプーさん」まで入れてくれればよかったのに。ロンドンまでの余計な車内案内は省いて(苦笑)。
保存鉄道を二本、セヴァーン・バレー鉄道とレイクサイド&ハヴァーズウエイト鉄道を入れてくれたのは嬉しいが、車窓からの映像はともかく、鉄道車体そのものの映像がいかんせんイマイチだったかも。
セヴァーン・バレー鉄道は某国営放送オンエア分のがやはり秀逸だったな、私としては。
このお値段で、ポイントも使っていたので、適度に満足したかな。
のんびり鑑賞するには、むしろ前の『鉄道発祥の国~スコットランドの古城をめざして』よりこっちのが良かった、と思う次第。
いや、単にスコットランドを出せば納得、って話じゃないのよ!!
こういう企画ものは、コンセプトは重要だ、というワケ。
湖水地方が、想像していたよりあっさりしていたけど、手堅くまとめたかな?
まぁ、鉄道がヴァージンの古い車体なあたり、映像の鮮度の劣化を証明していたのがトホホだったけど。乗った路線、乗った鉄道会社だったから余計でした(^^;;
ただ、ブロンテ姉妹の故郷・ハワースを特集していたのは◎。
鉄道もので、ここをチョイスするのは珍しいんで、キースリーまでの旅程は楽しく見れましたし、勿論ハワース、そしてブロンテ博物館、トップ・ウィセンズなどを鑑賞。
この部分だけでも買った甲斐はあったかな?
あとは名作の舞台、という事でこれもガチなストラトフォード・アポン・エイボンとシェークスピアも登場。
オックスフォードもついてきて、なかなか。
ただ「名作の舞台」というなら、どうせならミルズの「くまのプーさん」まで入れてくれればよかったのに。ロンドンまでの余計な車内案内は省いて(苦笑)。
保存鉄道を二本、セヴァーン・バレー鉄道とレイクサイド&ハヴァーズウエイト鉄道を入れてくれたのは嬉しいが、車窓からの映像はともかく、鉄道車体そのものの映像がいかんせんイマイチだったかも。
セヴァーン・バレー鉄道は某国営放送オンエア分のがやはり秀逸だったな、私としては。
このお値段で、ポイントも使っていたので、適度に満足したかな。
のんびり鑑賞するには、むしろ前の『鉄道発祥の国~スコットランドの古城をめざして』よりこっちのが良かった、と思う次第。
いや、単にスコットランドを出せば納得、って話じゃないのよ!!
こういう企画ものは、コンセプトは重要だ、というワケ。
ホット・ターゲット (ヴィレッジブックス)
2010年7月21日 新刊レビュー
スーザン・ブロックマンのTSSシリーズ8巻、読了(してました)。
さて、ここで問題です。この巻の主役は誰でしょう? ファイナル・アンサー?!(爆)
・・・冗談抜きで。
え、この巻の主役って ジュールズ・キャシディFBI捜査官 だよね?(真剣)
だって、思い出してドキドキしたり涙ぐむのはジュールズ関連8割、コズモ関連2割だもの(当社比)。
それこそ、この巻の原書発売当時、数々の書評に「ゲイの恋愛事情の影に隠れてしまった哀れな主役コズモ」と書かれましたが、まさに!ww
片方がガチすぎて、どうもストレート恋愛事情が薄く、そしてサラッと流れてしまった感が(^^;
あれでは、おとぎ話と密着ドキュメンタリーを比べるようなもんじゃないか(^^;
というワケで、男性同士の恋愛事情ものがどうも駄目、とおっしゃられる方は、下巻収録の番外短編のサムとアリッサだけ読んで下さい(おーいっ。だからコズモの立場はーーっ?!笑)。
あ、お話は、母親の怪我の看病の為に長期休暇をとっていたSEAL第16チームのコズモが、かつての上官トム・パオレッティに依頼されてハリウッドの女性プロデューサーであるジェインの護衛チームに参加する事になるところからはじまる。
ジェインが製作している映画の題材と内容のせいで、カルト集団の糾弾の的となり脅迫される羽目になるが、その件に遡る類似事件との関連からFBIが捜査に乗り出していた。
脅迫者の魔の手が迫りくる中、最初は反目しあっていたコズモとジェインはお互いの本当の姿を知るにつれ惹かれあっていく。
そして、それと同時にジュールズも、運命のいたずらに翻弄されていくのだが・・・。
・・・とにかく驚いたのがコズモだ。
どうだ、あのパーフェクトっぷりは!!常にチームでは男前だが無口で控えめだったけど・・・うわ。主役(笑)になった途端に炸裂したよ。
まさか、無口の理由がおしゃべりなママンの傍で育った反動とは!(爆)
最強ママン、ツワモノおとうちゃんとおじさんの個性的家族に囲まれて育った・・・いやはや。純粋培養なピュアSEALくんでしたのねアナタ!
きちんと相手の話が聞ける、反省出来る、謝れる、そして彼女を包み込んでくれるヒーローとなれば・・・裏の特技(爆)があってもノープロブレムよ!ww
・・・でも・・・でも・・・そんなコズモも、今回は相手が悪かった。
今回、久し振りにこのシリーズの裏テーマでもある第二次世界大戦モチーフのサブプロットが復活し、ジェインの製作する映画の題材として登場するんだが、これが当時のゲイカップルの回想録を絡めたものだったんで・・・ここに恐ろしいまでにシンクロしまくった人物たちが脇役として配置されたのがコズモの敗因(ええっ?!)だった。
そう、このシリーズでは初期からお馴染みのレギュラーでもあるFBI捜査官ジュールズ・キャシディである。
最初からカミングアウトしていた彼が、この任務を前に私生活で同棲していた恋人である俳優アダムと別れていたところも関係してくる。
彼の前に再び現れたアダムが、実はジェインの映画オーディション選考コネにジュールズを使おうと考えていたところとか、脆くなっているところを直撃されてフラフラになっているのに毅然と任務を全うしているところとか、もうグッときちゃって。
そんなところで皮肉にも運命の出会いをしちゃったものだから・・・よりによって、まだゲイの自覚なき状態の彼と出会ってしまったものだから・・・。
天使のような魅力の持ち主だが、アルコール中毒目前のようなジェインの弟で俳優のロビンと出会ってしまって・・・おおお。
もう何か、ガチすぎて息をするのも苦しい絡み具合なんだよ、ジュールズとロビンとアダムが!
アダムを悪人と決め付ける事など絶対出来ないし、憎めない。
ましてやロビンのくそったれなだめんず極めたりっぷりは、深層に何という爆弾を埋め込んでいるんだブロックマンは!
しかも、あの一夜の件は、二重、三重の意味でボディブローのようにきいてくる根源からの揺さぶりである。
そういう意味では、家族の変わらない愛情の中、自分を偽らず暮らしてきたジュールズは幸運だったのかもしれないが、だからといってあんなに苦しむ謂れはない。
彼が、ラスト近くにロビンに言った印象的な言葉が全てを物語っている。
「ぼくは陽の当たる場所で生きていく資格がある」
あの一言が、アダムの苦悩、ロビンの葛藤、細かく書かれたサブプロットと、そのモデルになったジャックの数々の言葉、そして何よりブロックマンが愛息子に送った献辞が全てシンクロして号泣した。マジ。
そうだ。
ジュールズには資格があるからこそ、ブロックマンは安易にここで未来を提示なんてしなかった。
あえて別れさせた。妥協はない。だからこそなおの事、あの場面が大好きだ。
迷い子のようなロビンの姿に、ブロックマンがこのシリーズをはじめとする作品たちで書いてくる、常に現在アメリカ社会が抱える闇の部分の断片の多くが見え隠れする。
崩壊家庭、家族間のDV、依存症、トラウマ、そして同性愛。
彼が今後どうなるのか、「陽の当たる場所」、つまりジュールズと再び合間見えるのかを気にして、これからのシリーズ続刊翻訳を待ってしまう事でしょう。
それぐらい、今回は特別の巻でした。
ああ、バカな子ほどかわいい、っていうけど、ロビンよぉ・・・頑張れよ。
そんなこんなで、もう何を書いてもガチそうなんでここらへんでやめときます(笑)。
推薦なんてしませんよ、ええ(爆)。
私一人だけでも絶賛して大満足して、っていう自己中心的感想しかないです(^^;
この次が長々と気をもませてくれた恋するオッサン、あ、いや。マックス・バガットの「ジーナちゃん追いかけて三千里」話、しかもモリーとジョーンズを絡めての本気モードなんですが、しっかりジュールズも活躍よ?!
最初から、恋に苦しむジュールズを拝んだりして、バカたれに彼とお揃いにすべくミッキーのマグを買おうかと思ったわww
サムリスがくっついてしまって、脇役か短編でしか拝めないし(あ、ちなみに今回収録は次回のマックスの原書に収録されていた短編なんですよね。あれ?この話、どこに載ってたっけ、読んでるよな・・・と確認した。笑)、マックスが次回で年貢を納めるとなると、もうこれからはジュールズの幸せがいつ叶うか、を楽しみに待ちつつシリーズを読み続ける事ですわね。おほほ(^^)
+余談+
・・・いや、スマン。
嘘つきました!
どっちにしろ、全部持ってるし知ってます・・・すんませんすんませんっ、ジュールズ目的で某巻なんてオーディオを予約して買ったバカたれです!!(爆)
さて、ここで問題です。この巻の主役は誰でしょう? ファイナル・アンサー?!(爆)
・・・冗談抜きで。
え、この巻の主役って ジュールズ・キャシディFBI捜査官 だよね?(真剣)
だって、思い出してドキドキしたり涙ぐむのはジュールズ関連8割、コズモ関連2割だもの(当社比)。
それこそ、この巻の原書発売当時、数々の書評に「ゲイの恋愛事情の影に隠れてしまった哀れな主役コズモ」と書かれましたが、まさに!ww
片方がガチすぎて、どうもストレート恋愛事情が薄く、そしてサラッと流れてしまった感が(^^;
あれでは、おとぎ話と密着ドキュメンタリーを比べるようなもんじゃないか(^^;
というワケで、男性同士の恋愛事情ものがどうも駄目、とおっしゃられる方は、下巻収録の番外短編のサムとアリッサだけ読んで下さい(おーいっ。だからコズモの立場はーーっ?!笑)。
あ、お話は、母親の怪我の看病の為に長期休暇をとっていたSEAL第16チームのコズモが、かつての上官トム・パオレッティに依頼されてハリウッドの女性プロデューサーであるジェインの護衛チームに参加する事になるところからはじまる。
ジェインが製作している映画の題材と内容のせいで、カルト集団の糾弾の的となり脅迫される羽目になるが、その件に遡る類似事件との関連からFBIが捜査に乗り出していた。
脅迫者の魔の手が迫りくる中、最初は反目しあっていたコズモとジェインはお互いの本当の姿を知るにつれ惹かれあっていく。
そして、それと同時にジュールズも、運命のいたずらに翻弄されていくのだが・・・。
・・・とにかく驚いたのがコズモだ。
どうだ、あのパーフェクトっぷりは!!常にチームでは男前だが無口で控えめだったけど・・・うわ。主役(笑)になった途端に炸裂したよ。
まさか、無口の理由がおしゃべりなママンの傍で育った反動とは!(爆)
最強ママン、ツワモノおとうちゃんとおじさんの個性的家族に囲まれて育った・・・いやはや。純粋培養なピュアSEALくんでしたのねアナタ!
きちんと相手の話が聞ける、反省出来る、謝れる、そして彼女を包み込んでくれるヒーローとなれば・・・裏の特技(爆)があってもノープロブレムよ!ww
・・・でも・・・でも・・・そんなコズモも、今回は相手が悪かった。
今回、久し振りにこのシリーズの裏テーマでもある第二次世界大戦モチーフのサブプロットが復活し、ジェインの製作する映画の題材として登場するんだが、これが当時のゲイカップルの回想録を絡めたものだったんで・・・ここに恐ろしいまでにシンクロしまくった人物たちが脇役として配置されたのがコズモの敗因(ええっ?!)だった。
そう、このシリーズでは初期からお馴染みのレギュラーでもあるFBI捜査官ジュールズ・キャシディである。
最初からカミングアウトしていた彼が、この任務を前に私生活で同棲していた恋人である俳優アダムと別れていたところも関係してくる。
彼の前に再び現れたアダムが、実はジェインの映画オーディション選考コネにジュールズを使おうと考えていたところとか、脆くなっているところを直撃されてフラフラになっているのに毅然と任務を全うしているところとか、もうグッときちゃって。
そんなところで皮肉にも運命の出会いをしちゃったものだから・・・よりによって、まだゲイの自覚なき状態の彼と出会ってしまったものだから・・・。
天使のような魅力の持ち主だが、アルコール中毒目前のようなジェインの弟で俳優のロビンと出会ってしまって・・・おおお。
もう何か、ガチすぎて息をするのも苦しい絡み具合なんだよ、ジュールズとロビンとアダムが!
アダムを悪人と決め付ける事など絶対出来ないし、憎めない。
ましてやロビンのくそったれなだめんず極めたりっぷりは、深層に何という爆弾を埋め込んでいるんだブロックマンは!
しかも、あの一夜の件は、二重、三重の意味でボディブローのようにきいてくる根源からの揺さぶりである。
そういう意味では、家族の変わらない愛情の中、自分を偽らず暮らしてきたジュールズは幸運だったのかもしれないが、だからといってあんなに苦しむ謂れはない。
彼が、ラスト近くにロビンに言った印象的な言葉が全てを物語っている。
「ぼくは陽の当たる場所で生きていく資格がある」
あの一言が、アダムの苦悩、ロビンの葛藤、細かく書かれたサブプロットと、そのモデルになったジャックの数々の言葉、そして何よりブロックマンが愛息子に送った献辞が全てシンクロして号泣した。マジ。
そうだ。
ジュールズには資格があるからこそ、ブロックマンは安易にここで未来を提示なんてしなかった。
あえて別れさせた。妥協はない。だからこそなおの事、あの場面が大好きだ。
迷い子のようなロビンの姿に、ブロックマンがこのシリーズをはじめとする作品たちで書いてくる、常に現在アメリカ社会が抱える闇の部分の断片の多くが見え隠れする。
崩壊家庭、家族間のDV、依存症、トラウマ、そして同性愛。
彼が今後どうなるのか、「陽の当たる場所」、つまりジュールズと再び合間見えるのかを気にして、これからのシリーズ続刊翻訳を待ってしまう事でしょう。
それぐらい、今回は特別の巻でした。
ああ、バカな子ほどかわいい、っていうけど、ロビンよぉ・・・頑張れよ。
そんなこんなで、もう何を書いてもガチそうなんでここらへんでやめときます(笑)。
推薦なんてしませんよ、ええ(爆)。
私一人だけでも絶賛して大満足して、っていう自己中心的感想しかないです(^^;
この次が長々と気をもませてくれた恋するオッサン、あ、いや。マックス・バガットの「ジーナちゃん追いかけて三千里」話、しかもモリーとジョーンズを絡めての本気モードなんですが、しっかりジュールズも活躍よ?!
最初から、恋に苦しむジュールズを拝んだりして、バカたれに彼とお揃いにすべくミッキーのマグを買おうかと思ったわww
サムリスがくっついてしまって、脇役か短編でしか拝めないし(あ、ちなみに今回収録は次回のマックスの原書に収録されていた短編なんですよね。あれ?この話、どこに載ってたっけ、読んでるよな・・・と確認した。笑)、マックスが次回で年貢を納めるとなると、もうこれからはジュールズの幸せがいつ叶うか、を楽しみに待ちつつシリーズを読み続ける事ですわね。おほほ(^^)
+余談+
・・・いや、スマン。
嘘つきました!
どっちにしろ、全部持ってるし知ってます・・・すんませんすんませんっ、ジュールズ目的で某巻なんてオーディオを予約して買ったバカたれです!!(爆)
俺様ティーチャー(第8巻)
2010年7月20日 アニメ・マンガ
昨日はこの日記鯖が見事落ちていましたww
そんなこんなで、日付はあえて「20日」にしつつ、書いてるのは21日EATH!みたいなww
で、俺ティー最新刊です。
雑誌を定期購読しているので、内容は知っているんですが、書き下ろしが読みたくて買っている作品の一つ。
・・・この画像に、新刊帯が掲載されていないのが残念でなりません。
帯文句が キラキラ 腹黒生徒会長(ハート) ですよ?!(爆)
何だか、ここんとこずっと帯、キテるなー > 俺ティーww
内容は夏休み編の残り半分、それと新学期・番長編だな。
個人的にお気に入りだった柿本さんが今回、唯一だった書下ろしのネタだったのが嬉しくてなりません!
柿本さんラヴ!!www
是非ともウチにもガンガン来て下さい・・・でもさすがに下着は自分で管理しますけどっ!(爆)
何だか気付けば8巻か。
親ロマより長い連載になるとは思わなかったけど、よくよく考えたら親ロマは読みきりから連載になったけど、俺ティーは最初から連載だった。
その事を考えると、椿さんの中ではしっかり書きたい世界が最初から構築されていて当然のハナシなのかしらん。
次回9巻は、あの笑い死にするかと思った「あのメイド喫茶」を含む文化祭メインの番長編完結編ね。
大好きなのよね、桶川番長。その番長の真骨頂でしたもの、このクールは。
早くまとめて読み返したいな(^^)
そんなこんなで、日付はあえて「20日」にしつつ、書いてるのは21日EATH!みたいなww
で、俺ティー最新刊です。
雑誌を定期購読しているので、内容は知っているんですが、書き下ろしが読みたくて買っている作品の一つ。
・・・この画像に、新刊帯が掲載されていないのが残念でなりません。
帯文句が キラキラ 腹黒生徒会長(ハート) ですよ?!(爆)
何だか、ここんとこずっと帯、キテるなー > 俺ティーww
内容は夏休み編の残り半分、それと新学期・番長編だな。
個人的にお気に入りだった柿本さんが今回、唯一だった書下ろしのネタだったのが嬉しくてなりません!
柿本さんラヴ!!www
是非ともウチにもガンガン来て下さい・・・でもさすがに下着は自分で管理しますけどっ!(爆)
何だか気付けば8巻か。
親ロマより長い連載になるとは思わなかったけど、よくよく考えたら親ロマは読みきりから連載になったけど、俺ティーは最初から連載だった。
その事を考えると、椿さんの中ではしっかり書きたい世界が最初から構築されていて当然のハナシなのかしらん。
次回9巻は、あの笑い死にするかと思った「あのメイド喫茶」を含む文化祭メインの番長編完結編ね。
大好きなのよね、桶川番長。その番長の真骨頂でしたもの、このクールは。
早くまとめて読み返したいな(^^)
いくど季節が巡っても (ハーレクイン・ディザイア)
2010年7月18日 新刊レビュー
アネット・ブロードリック久々の新刊、いえ。23年前の化石発掘 の結果の1冊、読了。
といっても、これ、もう翻訳諦めて何年も前に原書古書を入手していたんだけどね。
やっぱりアネットさんらしく、ラプラブきゅんきゅん(^^)
どうも、スピンオフがうっかり先に翻訳されてしまっている場合、ネタばれしてしまってお話にノリきれないんだけど。
これの場合は、続編の3/5が、今回の本の裏展開部分なのでまだ被害(?)は少な目といったところか(笑)。
そんなこんなで、今回の主人公は既刊では新婚夫婦として登場している二人。
都会で女性誌の編集者として働いているフェリシアと、彼女の兄アダムの共同経営者であるデーン。
既読分では、どうもアダムの視点なのでデーンがもう一つの職業「潜入麻薬捜査官」として現役なのかどうかが分からないままだったが(原書で読んでも分かりませんでした。笑)、やっぱりここでもラストまで読んでも分からなかった(笑)。
アネットさんらしくて、ウケてしまったよ(^^;
つまり、そこは重要でないのね。
彼女はホンマに毎回、潔すぎるぐらい興味ないところはバッサリ斬りまくって話を展開させるから(^^ゞ
それを言うと、あの悪の富豪サンチアゴさんは続編でもあんまりな斬られっぷりオチのキャラだったが、今回は重要キャラ的にフェリシアを拉致軟禁したり、それとなくデーンを脅したりしているのにあっさり捨てコマ扱い!(爆)
あんなにいい人(?)なのに、あっさり斬られ逮捕されててあんまりすぎて・・・ウケた(爆)。
まぁ、直接ロマンスには関係ないからいっか、なところか?ww
というワケで、ここでは、アダムの突然の行方不明に、5年ぶりに帰郷するフェリシアと、そんな彼女を出迎えるデーンとのやりとりに全てのウエイトを置いている。
こんなにお互いを好き過ぎて、お互いを大事に思いすぎてじれったい二人、最近のホット上等な展開の本ではないですねー。
淡い初恋が、同時に一生に一度の恋だった、というキラキラした古典。
年上すぎて彼女を宝物のように扱うデーンだが、話が進むにつれ、最初に会った時からフェリシアのいい下僕、いや。騎士だったところが窺える(笑)。
何というか、10歳年下の少女にメロメロになってしまった働き者の純朴なお兄さんの10年以上に及ぶ葛藤の日々というか(^^ゞ
でも、これを読んだあとに『アダムの恋物語』を引っ張り出してきて読んだけど、すごいシンクロっぷりでした。
実際、今回のフェリシアとデーンの本の最後数ページの、あのアダムの語りがあるからこそ、続編があそこまでメキシコへ再び戻る彼の描写の簡潔さが頷ける。
これは片方だけ、って本じゃないな。
『ジャングル・ロマンス』の関連作品まさかの翻訳!!の時も言ったけど、これを読んでないと『アダムの恋物語』が淡々としたものに思えるんだよね。
アダムが何故、捜査官の世界に身を投じたとか、とかデーンとの関係を分かってないとしっくりこないもの。
まさに対の本です、この2冊は。どっちが欠けても駄目。
だから、文庫でも作家プレゼンツ再版でもいいから、新しくアネット作品を知った読者に読ませられる環境にしてあげてほしかったな。
彼女の作品は中期に傑作が多い事を考慮すると、これからの再版タイトルも関連作などをあらかじめ想定して、じっくり考慮してほしいもんです、ええ。
しかし、この『いくど季節が巡っても』を読了してから『アダムの恋物語』を読んで再認識した。
アダム兄ちゃんって、近年まれに見る純粋培養の素直クンだったんだ!(笑)
親友と妹の関係を理解しているフシ、とこの妹視点親友視点の作品では妹に思われていたがフェリシアよ。兄ちゃん、単に思わせぶりなだけで本当は肝心なところは気付いてなかったようだぞ。買いかぶりすぎたか?!(爆)
そして、アダム兄ちゃんにかすかなヘタレ疑惑が浮上したのは、残念なのかはたまた美味しいのか?!(核爆)
といっても、これ、もう翻訳諦めて何年も前に原書古書を入手していたんだけどね。
やっぱりアネットさんらしく、ラプラブきゅんきゅん(^^)
どうも、スピンオフがうっかり先に翻訳されてしまっている場合、ネタばれしてしまってお話にノリきれないんだけど。
これの場合は、続編の3/5が、今回の本の裏展開部分なのでまだ被害(?)は少な目といったところか(笑)。
そんなこんなで、今回の主人公は既刊では新婚夫婦として登場している二人。
都会で女性誌の編集者として働いているフェリシアと、彼女の兄アダムの共同経営者であるデーン。
既読分では、どうもアダムの視点なのでデーンがもう一つの職業「潜入麻薬捜査官」として現役なのかどうかが分からないままだったが(原書で読んでも分かりませんでした。笑)、やっぱりここでもラストまで読んでも分からなかった(笑)。
アネットさんらしくて、ウケてしまったよ(^^;
つまり、そこは重要でないのね。
彼女はホンマに毎回、潔すぎるぐらい興味ないところはバッサリ斬りまくって話を展開させるから(^^ゞ
それを言うと、あの悪の富豪サンチアゴさんは続編でもあんまりな斬られっぷりオチのキャラだったが、今回は重要キャラ的にフェリシアを拉致軟禁したり、それとなくデーンを脅したりしているのにあっさり捨てコマ扱い!(爆)
あんなにいい人(?)なのに、あっさり斬られ逮捕されててあんまりすぎて・・・ウケた(爆)。
まぁ、直接ロマンスには関係ないからいっか、なところか?ww
というワケで、ここでは、アダムの突然の行方不明に、5年ぶりに帰郷するフェリシアと、そんな彼女を出迎えるデーンとのやりとりに全てのウエイトを置いている。
こんなにお互いを好き過ぎて、お互いを大事に思いすぎてじれったい二人、最近のホット上等な展開の本ではないですねー。
淡い初恋が、同時に一生に一度の恋だった、というキラキラした古典。
年上すぎて彼女を宝物のように扱うデーンだが、話が進むにつれ、最初に会った時からフェリシアのいい下僕、いや。騎士だったところが窺える(笑)。
何というか、10歳年下の少女にメロメロになってしまった働き者の純朴なお兄さんの10年以上に及ぶ葛藤の日々というか(^^ゞ
でも、これを読んだあとに『アダムの恋物語』を引っ張り出してきて読んだけど、すごいシンクロっぷりでした。
実際、今回のフェリシアとデーンの本の最後数ページの、あのアダムの語りがあるからこそ、続編があそこまでメキシコへ再び戻る彼の描写の簡潔さが頷ける。
これは片方だけ、って本じゃないな。
『ジャングル・ロマンス』の関連作品まさかの翻訳!!の時も言ったけど、これを読んでないと『アダムの恋物語』が淡々としたものに思えるんだよね。
アダムが何故、捜査官の世界に身を投じたとか、とかデーンとの関係を分かってないとしっくりこないもの。
まさに対の本です、この2冊は。どっちが欠けても駄目。
だから、文庫でも作家プレゼンツ再版でもいいから、新しくアネット作品を知った読者に読ませられる環境にしてあげてほしかったな。
彼女の作品は中期に傑作が多い事を考慮すると、これからの再版タイトルも関連作などをあらかじめ想定して、じっくり考慮してほしいもんです、ええ。
しかし、この『いくど季節が巡っても』を読了してから『アダムの恋物語』を読んで再認識した。
アダム兄ちゃんって、近年まれに見る純粋培養の素直クンだったんだ!(笑)
親友と妹の関係を理解しているフシ、とこの妹視点親友視点の作品では妹に思われていたがフェリシアよ。兄ちゃん、単に思わせぶりなだけで本当は肝心なところは気付いてなかったようだぞ。買いかぶりすぎたか?!(爆)
そして、アダム兄ちゃんにかすかなヘタレ疑惑が浮上したのは、残念なのかはたまた美味しいのか?!(核爆)
夏休み、三連休なう。
って事で、昨夏はずーっとエヴァ深夜再放送見て過ごしていたのを思い出して、本日は会員更新特典レンタル無料券もあったのでこちらを鑑賞会してみたわ。
同じであって、同じでない。
新ヒロインであるマリの投入から始まり、テレビシリーズでお馴染みのところから全く新しい物語へと動く。
べらぼうにクオリティがあがったと同時に、エヴァのキモであるカルト部分がかなり消えてオールラウンダーへのエンターテイメント化傾倒が著しく感じる。
ただ、アスカ贔屓の私には余りに辛い新展開な事は確か。
今回の「破」では、余りに彼女に関しての情報量欠如に何度も泣きそうになってしまい、余りのシンジとレイ中心上等のラストへの怒涛展開に唖然呆然・・・あ、でも言っていいですか?
あの音楽云々、思わず引いたのは私だけデスカ?!(((((^^;;
ただ、新ヒロインのマリは否定はしないです。
むしろ気に入りました(^^)
あと一部レギュラーの声優変更は戴けないわ・・・もっとも、10年以上もたつとテレビ版ではナチュラルだった子安ボイスが、すっかり悪キャラ子安節がちょい出てしまっててちょっとウケたww
しかし、第三弾『エヴァンゲリヲン新劇場版・Q』まで何年かかるんですかねー?
つか、納得のいく結末で終わるのかねー?!
そういう意味では、エヴァ関連も山手線化が激しいと再認識した本日の鑑賞会でした(^^ゞ
って事で、昨夏はずーっとエヴァ深夜再放送見て過ごしていたのを思い出して、本日は会員更新特典レンタル無料券もあったのでこちらを鑑賞会してみたわ。
同じであって、同じでない。
新ヒロインであるマリの投入から始まり、テレビシリーズでお馴染みのところから全く新しい物語へと動く。
べらぼうにクオリティがあがったと同時に、エヴァのキモであるカルト部分がかなり消えてオールラウンダーへのエンターテイメント化傾倒が著しく感じる。
ただ、アスカ贔屓の私には余りに辛い新展開な事は確か。
今回の「破」では、余りに彼女に関しての情報量欠如に何度も泣きそうになってしまい、余りのシンジとレイ中心上等のラストへの怒涛展開に唖然呆然・・・あ、でも言っていいですか?
あの音楽云々、思わず引いたのは私だけデスカ?!(((((^^;;
ただ、新ヒロインのマリは否定はしないです。
むしろ気に入りました(^^)
あと一部レギュラーの声優変更は戴けないわ・・・もっとも、10年以上もたつとテレビ版ではナチュラルだった子安ボイスが、すっかり悪キャラ子安節がちょい出てしまっててちょっとウケたww
しかし、第三弾『エヴァンゲリヲン新劇場版・Q』まで何年かかるんですかねー?
つか、納得のいく結末で終わるのかねー?!
そういう意味では、エヴァ関連も山手線化が激しいと再認識した本日の鑑賞会でした(^^ゞ
リラックマ4クママンガ 1
2010年7月16日 アニメ・マンガ
本日発売のリラックマ本、予約購入しているあたりすんませんww
ホームページで殆ど読んでいるんだけど、やっぱり「書籍版」として欲しかったんですよね。
書き下ろしもあるし、ページ数表示の左側がパラパラマンガになっていたり、とそこはお楽しみもいっぱい(^^)
100本ぐらいの大ボリュームの4コマを一度に読むのもカタルシスですな。
しかし、一気読みして再認識したのは、コリラックマがどんどんいろんな意味で黒くなってきている件(爆)。
特にぬいぐるみさんとアヒルのラジコンさんによる「本音」はお気に入り(笑)。
あと、カオルさんがどんどんアニキになってきているのも気になるので、これからもどんどん続けていってもらって、2巻、3巻と出してもらいたいな♪
・・・読んでるうちに連休中、足湯に行きたい気分になりましたww
ホームページで殆ど読んでいるんだけど、やっぱり「書籍版」として欲しかったんですよね。
書き下ろしもあるし、ページ数表示の左側がパラパラマンガになっていたり、とそこはお楽しみもいっぱい(^^)
100本ぐらいの大ボリュームの4コマを一度に読むのもカタルシスですな。
しかし、一気読みして再認識したのは、コリラックマがどんどんいろんな意味で黒くなってきている件(爆)。
特にぬいぐるみさんとアヒルのラジコンさんによる「本音」はお気に入り(笑)。
あと、カオルさんがどんどんアニキになってきているのも気になるので、これからもどんどん続けていってもらって、2巻、3巻と出してもらいたいな♪
・・・読んでるうちに連休中、足湯に行きたい気分になりましたww
ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)
2010年7月15日 アニメ・マンガ
本日発売の新刊コミックス(^^)
最初、読んだ時に「ハヤカワの『フリモント嬢と奇妙な依頼人』(ダイアン・デイ)と、北村薫の覆面作家シリーズのミックスみたいだな」と思ってたんですが、単行本になったのでお買い上げ~♪
まとめて読んでもやっぱり面白かったな。
ジゼル嬢の虜になる周囲のキャラクターたちでなくても、いやー。あのお嬢様ならイチコロだわ!!
ヘタレなエリックくん、お嬢様が大人になるまで待てるのかしらね・・・っていうか、恋愛モードになるまで何年かかるやら(^^ゞゞ
そこまで続けてもらいたいわ、是非とも!
恋のライバル、いっぱいそうだけど > 美人ストリッパーのコレットお姉さま(♀)を筆頭にww
書き下ろしも、何ちゅうか、ジゼルらしくってかわいくって大ウケだった。
もっとも、あれは他人事ではないよな、大半の読者が(^^ゞ
早く2巻出ないかな~(^^) > 1巻、今日出たばかりですから!!www
最初、読んだ時に「ハヤカワの『フリモント嬢と奇妙な依頼人』(ダイアン・デイ)と、北村薫の覆面作家シリーズのミックスみたいだな」と思ってたんですが、単行本になったのでお買い上げ~♪
まとめて読んでもやっぱり面白かったな。
ジゼル嬢の虜になる周囲のキャラクターたちでなくても、いやー。あのお嬢様ならイチコロだわ!!
ヘタレなエリックくん、お嬢様が大人になるまで待てるのかしらね・・・っていうか、恋愛モードになるまで何年かかるやら(^^ゞゞ
そこまで続けてもらいたいわ、是非とも!
恋のライバル、いっぱいそうだけど > 美人ストリッパーのコレットお姉さま(♀)を筆頭にww
書き下ろしも、何ちゅうか、ジゼルらしくってかわいくって大ウケだった。
もっとも、あれは他人事ではないよな、大半の読者が(^^ゞ
早く2巻出ないかな~(^^) > 1巻、今日出たばかりですから!!www
買っちゃった♪
2010年7月14日 ファッション・コスメ
以前からレスポのショルダーをメインに使った時に、レスポ以外のサブバッグが欲しいな、と思ってたんで。
で、奈良に行った時にフラリ入ったセレクトショップでキャスのバックを色々見ている時に、cowboy whiteって画像で見るより、コットンアイテムだと赤が落ち着いていたのが面白かったんで。
で、何かこの柄で普段使いものが欲しいな、とか考えてみたりしたり、あと、キャスさんのよくやってらっしゃる「二個持ち」に向いてる型だったらなおいいな、と。
そしたら、これがあったのでついつい(^^ゞ
普通のブックトートより、持ち手部分が強いカンジで、本とか入れるのに向いてそうだしOKだな。
届くのが今から楽しみです♪
で、奈良に行った時にフラリ入ったセレクトショップでキャスのバックを色々見ている時に、cowboy whiteって画像で見るより、コットンアイテムだと赤が落ち着いていたのが面白かったんで。
で、何かこの柄で普段使いものが欲しいな、とか考えてみたりしたり、あと、キャスさんのよくやってらっしゃる「二個持ち」に向いてる型だったらなおいいな、と。
そしたら、これがあったのでついつい(^^ゞ
普通のブックトートより、持ち手部分が強いカンジで、本とか入れるのに向いてそうだしOKだな。
届くのが今から楽しみです♪
いえ、冷蔵庫 (画像参考)を(笑)。
既に10年以上使っていた冷蔵庫、コンプレッサー稼動がだんだん厳しい状況になってきていたので。
一度入ると、なかなか切れない。
でも、こんな急に買う筈ではなかったのに・・・父ちゃんの、言い得て妙なあの一言だな、やっぱり。
「あの冷蔵庫の音、ブブゼラ並みにイラっとする 」(爆)
昨日、家電量販店に行って、店員さんといろいろやりとりして・・・まぁ、つまりはそうね。
ことのさんが先頭で行った時点で、店員さんは気の毒な話だった、という事で(^^;
(リターンが大きいであろうメーカーの流行機種のセールストークをはなっから無視された挙句、好き放題言い放ったオチが値引き上等!!な客なんて、そりゃあ店員には災難としか・・・。笑)
今日配達してもらって既に働いてくれてます。
本当に、先代と比べると静かだわ(^^ゞ
大人三人でも、このサイズを持て余してしまう、冷蔵庫スカスカな一家なんだけどね(笑)。
家電全般、取扱説明書やら何やらを熟読して使いこなし、噛み砕いて両親に説明する役は問答無用でことのさんの仕事なんで、これからボチボチ読むとします(^^;;
既に10年以上使っていた冷蔵庫、コンプレッサー稼動がだんだん厳しい状況になってきていたので。
一度入ると、なかなか切れない。
でも、こんな急に買う筈ではなかったのに・・・父ちゃんの、言い得て妙なあの一言だな、やっぱり。
「あの冷蔵庫の音、ブブゼラ並みにイラっとする 」(爆)
昨日、家電量販店に行って、店員さんといろいろやりとりして・・・まぁ、つまりはそうね。
ことのさんが先頭で行った時点で、店員さんは気の毒な話だった、という事で(^^;
(リターンが大きいであろうメーカーの流行機種のセールストークをはなっから無視された挙句、好き放題言い放ったオチが値引き上等!!な客なんて、そりゃあ店員には災難としか・・・。笑)
今日配達してもらって既に働いてくれてます。
本当に、先代と比べると静かだわ(^^ゞ
大人三人でも、このサイズを持て余してしまう、冷蔵庫スカスカな一家なんだけどね(笑)。
家電全般、取扱説明書やら何やらを熟読して使いこなし、噛み砕いて両親に説明する役は問答無用でことのさんの仕事なんで、これからボチボチ読むとします(^^;;
銀の瞳に恋をして (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
2010年7月11日 新刊レビュー
リンゼイ・サンズのアルジェノ・シリーズ1冊目、読了~。
いや~、笑った笑った!!
前に翻訳されたサンズのリージェンシーものを読んで、この作家はシチュエーション・コメディ的なものがお得意なのかしら、と思ってこの作品。
確かに、そうだわ。
しかも、細かいところがのちに、笑える伏線になっているのがイチイチうけまくった(^^ゞ
パラノーマルもの、しかもヴァンパイアものもこれだけ世間に溢れ返っていたら、そこに独自性を加えないと没個性のまま、大量増産された作品たちに埋もれてしまう。
そんな中、シリーズがこれだけ続いているというのには理由があるんだろうな、と思いフタを開けたら・・・ひーっひっひっひ。
そうきたか。
科学の力の副産物、ナノによる効果!SFくさいじゃないか!!
でも、アトランティス起源っていうのはシェリリン・ケニヨンのダークハンター・シリーズの根底と同じだ。
アトランティス=滅んだというキーなのかな、と思ったり。
そんなこんなで、今回の主人公はアルジェノ家の長男にて、人間界では作家として働いているルサーン。
600年以上生きて、すっかり引き篭りとなってしまった彼だが、家族の恋愛記録をドキュメンタリーで書いたところ、うっかり「パラノーマル・ロマンス」として出版されてしまい大人気となってしまう。
そして、新しく彼の担当となった編集者ケイトが、そんな彼をサイン会、はたまたファンイベントに引っ張り出す為にコンタクトを取ってくるのだが・・・というお話。
この時点で、内輪ネタが炸裂しまくるので、なるべくなら北米ロマンス出版事情を少しかじってもらえていると倍楽しめるかも。
特に、ロマンティック・タイムズ誌のイベントは、定期購読者なのでもうあのビジュアルがその都度浮かんでは、腹を抱えて笑ってしまったわ・・・。
あちらの女性って、その、日本人と比べると、いろんな意味でボリュームが凄くって、それでなくても引き篭りなルサーンでなくても大挙されたら恐怖以外の何者でもなく、しかもあのRT誌のイベントはもはや、日本でいうところのコミケ状態で・・・あわわ(@@;
作家と編集者というカップルは、割に鉄板なんですが、そこにヴァンパイアを加えるとは・・・恐るべしリンゼイ・サンズ!(笑)
笑ってはイカンのだろうが、いちいちルサーンとケイトが細かい自虐ネタ炸裂させるものだからずっと笑ってた気がします。
それも全然違和感なく、丁々発止でテンポがいいものだからすいすい読めます。
細かいところがネタになっているという件は、冒頭付近で結婚式間近のルサーンの弟エティエンの愛用棺桶とか、ケイトがルサーンを称して、ヴァンパイアものドラマ人気の先駆者である『バフィー・ザ・ヴァンパイアキラー』のヒーローを皮肉って「エンジェル気取り」と言ったりするのが、後々にしっかりネタ回収されているのがあっぱれなの!
もっとも、最初の時点で「百害あって一利なし」とテレビなんぞ発明されてからこの方見た事ないルサーン、という設定ありきだからこそ、物語後半になってケイトの同僚編集者クリスくんによってテレビの面白さを教えられ、すっかりテレビ好きになってしまった落差と相まって二倍笑える仕組みになっている。
読者でなくても「アンタ、テレビなんて害だ」とか言ってたじゃん!!とかツッコミ必死よ?!(^^ゞ
そんな感じで、細かいネタに笑いっぱなしなんだが、ロマンスとしてもテンプレなのが秀逸。
どう読んでもツンデレくんなルサーンだよね、これww
いつも不機嫌そうなルサーンが笑った瞬間、「クララが立ったー!」ならぬ「ルサーンが笑ったー!!」って、そのギャップ萌えにケイトでなくてもやられちゃうわ(^^ゞ
600年も生きてるのに、何というか、 ヘタレ炸裂 不器用で世話焼かずにはいられないって感じなんだもん、ルサーンって。ケイトの母性本能メガヒットだけでなく、イベント参加中の他のオバサマ達をも世話焼きまくり!ww
ボケまくりで、ルームサービスのところでは真っ裸のまま大騒ぎしたり。
特にあのルサーンのコドピース騒動の場面は、ヒストリカル・ロマンス読者必見のアホシーンですよ! > 全力で褒めてます!!ww
異種の恋愛ものとなると、種族間の葛藤とかそういうものがパラノーマルにはついてくるが、このシリーズに関しては心配ないかな。
とにかく、ラスト近くのクリスの言葉に集約されているが、前向きなのである。
それこそ清々しいまでである。
きゅんきゅんしまくり、そしてほっこりし、ラストに清々しく前進する。
読後がこんなに気持ちいいと、パラノーマルを敬遠している人でも、ちょっと読んでもらえるんじゃないのかしら、とか、20年以上パラノーマルを読み続けている身としては嬉しい作品だった(甘ちゃんのご都合主義と言われてもいいの。甘ちゃん読者だから。都合いい時だけ。爆)。
あとがきにもあるように、この作品がシリーズの最初を飾っているが時系列としては3冊目となる。
なるほど、と納得する解説なので、あえてネタばれを前提にしてこのルサーンの作品を1冊目にもってきた作者の意図や意味を汲むには秀逸なあとがき、作品読了後に読んで頂きたい(読む前に、はさすがに薦めないが。笑)。
翻訳順が、発行順と違っていてのネタばれではない。
そこには、ルサーンの職業やら、彼の家族内でのポジションが関係してくるというものなので・・・でも、つまりは内輪ネタ(作家ネタ)の、更に内輪ネタ(自分のこれからのシリーズ続刊ネタ)という、二重の意味を持たせているのが、やはりクセ者なのかリンゼイ・サンズ(笑)。
そんなこんなで、大満足の1冊だったんだが、この中で重要なアイテムの一つ「棺桶」の持ち主で今回は結婚式をあげている三男エティエンのお話が2冊目。
あえて、この中で物語のキモをことごとくネタばれさせている。
そこまでバラしておいて、どうなるのか・・・今までとは少し違った視点で読む事になりそうな1冊である。
ありがたい事に、既に翻訳も決定している。
早く読める事を、そしてあの憎めないキャラ揃いのアルジェノ一家との再会を楽しみにしていましょう♪
いや~、笑った笑った!!
前に翻訳されたサンズのリージェンシーものを読んで、この作家はシチュエーション・コメディ的なものがお得意なのかしら、と思ってこの作品。
確かに、そうだわ。
しかも、細かいところがのちに、笑える伏線になっているのがイチイチうけまくった(^^ゞ
パラノーマルもの、しかもヴァンパイアものもこれだけ世間に溢れ返っていたら、そこに独自性を加えないと没個性のまま、大量増産された作品たちに埋もれてしまう。
そんな中、シリーズがこれだけ続いているというのには理由があるんだろうな、と思いフタを開けたら・・・ひーっひっひっひ。
そうきたか。
科学の力の副産物、ナノによる効果!SFくさいじゃないか!!
でも、アトランティス起源っていうのはシェリリン・ケニヨンのダークハンター・シリーズの根底と同じだ。
アトランティス=滅んだというキーなのかな、と思ったり。
そんなこんなで、今回の主人公はアルジェノ家の長男にて、人間界では作家として働いているルサーン。
600年以上生きて、すっかり引き篭りとなってしまった彼だが、家族の恋愛記録をドキュメンタリーで書いたところ、うっかり「パラノーマル・ロマンス」として出版されてしまい大人気となってしまう。
そして、新しく彼の担当となった編集者ケイトが、そんな彼をサイン会、はたまたファンイベントに引っ張り出す為にコンタクトを取ってくるのだが・・・というお話。
この時点で、内輪ネタが炸裂しまくるので、なるべくなら北米ロマンス出版事情を少しかじってもらえていると倍楽しめるかも。
特に、ロマンティック・タイムズ誌のイベントは、定期購読者なのでもうあのビジュアルがその都度浮かんでは、腹を抱えて笑ってしまったわ・・・。
あちらの女性って、その、日本人と比べると、いろんな意味でボリュームが凄くって、それでなくても引き篭りなルサーンでなくても大挙されたら恐怖以外の何者でもなく、しかもあのRT誌のイベントはもはや、日本でいうところのコミケ状態で・・・あわわ(@@;
作家と編集者というカップルは、割に鉄板なんですが、そこにヴァンパイアを加えるとは・・・恐るべしリンゼイ・サンズ!(笑)
笑ってはイカンのだろうが、いちいちルサーンとケイトが細かい自虐ネタ炸裂させるものだからずっと笑ってた気がします。
それも全然違和感なく、丁々発止でテンポがいいものだからすいすい読めます。
細かいところがネタになっているという件は、冒頭付近で結婚式間近のルサーンの弟エティエンの愛用棺桶とか、ケイトがルサーンを称して、ヴァンパイアものドラマ人気の先駆者である『バフィー・ザ・ヴァンパイアキラー』のヒーローを皮肉って「エンジェル気取り」と言ったりするのが、後々にしっかりネタ回収されているのがあっぱれなの!
もっとも、最初の時点で「百害あって一利なし」とテレビなんぞ発明されてからこの方見た事ないルサーン、という設定ありきだからこそ、物語後半になってケイトの同僚編集者クリスくんによってテレビの面白さを教えられ、すっかりテレビ好きになってしまった落差と相まって二倍笑える仕組みになっている。
読者でなくても「アンタ、テレビなんて害だ」とか言ってたじゃん!!とかツッコミ必死よ?!(^^ゞ
そんな感じで、細かいネタに笑いっぱなしなんだが、ロマンスとしてもテンプレなのが秀逸。
どう読んでもツンデレくんなルサーンだよね、これww
いつも不機嫌そうなルサーンが笑った瞬間、「クララが立ったー!」ならぬ「ルサーンが笑ったー!!」って、そのギャップ萌えにケイトでなくてもやられちゃうわ(^^ゞ
600年も生きてるのに、何というか、
ボケまくりで、ルームサービスのところでは真っ裸のまま大騒ぎしたり。
特にあのルサーンのコドピース騒動の場面は、ヒストリカル・ロマンス読者必見のアホシーンですよ! > 全力で褒めてます!!ww
異種の恋愛ものとなると、種族間の葛藤とかそういうものがパラノーマルにはついてくるが、このシリーズに関しては心配ないかな。
とにかく、ラスト近くのクリスの言葉に集約されているが、前向きなのである。
それこそ清々しいまでである。
きゅんきゅんしまくり、そしてほっこりし、ラストに清々しく前進する。
読後がこんなに気持ちいいと、パラノーマルを敬遠している人でも、ちょっと読んでもらえるんじゃないのかしら、とか、20年以上パラノーマルを読み続けている身としては嬉しい作品だった(甘ちゃんのご都合主義と言われてもいいの。甘ちゃん読者だから。都合いい時だけ。爆)。
あとがきにもあるように、この作品がシリーズの最初を飾っているが時系列としては3冊目となる。
なるほど、と納得する解説なので、あえてネタばれを前提にしてこのルサーンの作品を1冊目にもってきた作者の意図や意味を汲むには秀逸なあとがき、作品読了後に読んで頂きたい(読む前に、はさすがに薦めないが。笑)。
翻訳順が、発行順と違っていてのネタばれではない。
そこには、ルサーンの職業やら、彼の家族内でのポジションが関係してくるというものなので・・・でも、つまりは内輪ネタ(作家ネタ)の、更に内輪ネタ(自分のこれからのシリーズ続刊ネタ)という、二重の意味を持たせているのが、やはりクセ者なのかリンゼイ・サンズ(笑)。
そんなこんなで、大満足の1冊だったんだが、この中で重要なアイテムの一つ「棺桶」の持ち主で今回は結婚式をあげている三男エティエンのお話が2冊目。
あえて、この中で物語のキモをことごとくネタばれさせている。
そこまでバラしておいて、どうなるのか・・・今までとは少し違った視点で読む事になりそうな1冊である。
ありがたい事に、既に翻訳も決定している。
早く読める事を、そしてあの憎めないキャラ揃いのアルジェノ一家との再会を楽しみにしていましょう♪
愛を想う王女―ロスト・プリンセス・トリロジー〈3〉 (MIRA文庫)
2010年7月3日 新刊レビュー
W杯廃人クラスタなので、すっかり読書日記をうっちゃり状態(^^;
試合も残り少ないし、ここでじんわりリハビリしていかねば・・・って、ビョーキだって自覚あるんだwww
そんなこんな(?)で、クリスティーナ・ドットのロスト・プリンセス・トリロジー最終話、読了(してました)。
シリーズ3冊読み終えて、いつも家族とか兄弟姉妹とか、友情とかあったかいものが読後感の大半を占める、手堅い秀作作家の、想定内なのにとっても幸せ気分な1冊。
今回の主人公は、どちらも満を持した二人。
ヒーローは最初から登場し、既刊2冊のヒロイン達の恋の成就を図らずも見守り、時には手助けした、リカルテ王国皇太子レインジャー。
ヒロインは、「失われた王女たち」の長女にて、ボーモンターニュ王国の第一王女で王位継承者であるソーチャ。
既刊から、ソーチャだけが他の二人とは別のところに亡命させられ、そこから行方知れず状態。
それもこれも、彼女は王位継承者なので追っ手が第一に狙う人物だからこそ。
10年たち、スコットランドの孤島にある修道院で成長した彼女が、ある日、島に流れ着いた漁師を発見。
無骨で単純なその漁師アルノーにいらつく反面、何やら好意らしい感情も持つソーチャだが、それもその筈。
その男は漁師に身をやつし、正体を隠してソーチャの元にたどり着いたレインジャーその人だから。
いやはや、今まで色んな格好に、身分に身をやつしてはボーモンターニュの王女3姉妹を捜し求めて旅し続けたレインジャーくん。
見つけた妹姫二人は、さっさとお手付き状態で、やっぱりそもそもの婚約者だったソーチャを探して祖国に連れて帰らないと、自分の国を反逆者の手から取り戻す為の援軍をボーモンターニュから出してもらえない。
いろいろ考慮して、単なる漁師としてソーチャに近付いて彼女の気持ちをゲットするんだ、という考えは、まぁ、よくある「そんな都合よくいくもんですか」みたいな展開(笑)。
海千山千の修道院院長にあっさり出し抜かれ、あわや死体遺棄未遂プレイの憂き目にあいそうに(^^;;
ソーチャは先に祖国に向かって旅立ってしまうんだが・・・ここが大ウケ(^^;
修道院で10年間かけて成長するまでは、あの鉄の女である皇太后様に王位を継ぐ人間として教育を受けてきたソーチャなので、どんなヒロインかしら・・・とか思ってたら、やられた。
何ともキュートな天然ちゃん!ww
レインジャーが彼女の身を案じて後を追う中、男装して陽気に酒場で知り合ったばかりのおっちゃんやお兄ちゃん達と肩を組みながら、おっぱいソングを大合唱していたり!(爆)
合流してからも、暗殺者にやられそうになってあわや、といった直後に、暗殺者の馬にさっさと名前をつけて愛でていたり(笑)、馬を売りに行った後にはご飯を食べる為に売春宿に行って娼婦のお姉さん達と和気あいあいしてたり(笑)。
とにかく、突拍子もなくって、それでいてやる事なす事が可愛らしいんだっ!
読みながら、クスクス笑い続けているものだから、レインジャーの恥じている過去の描写やら、苦悩やらに物語が引き摺られる事もなくいいテンポのまま進む。
いやー、三人姉妹とも魅力的なんだけど、ことのさんはこのソーチャが一番かわいくって仕方ないっっ!
王位継承者としての自覚もあるけど、それと共に自分の気持ちにも素直。
物事を考え、そして状況を打破しようとするんだよね(天然なんで、レインジャーの心の中のツッコミ炸裂だけど。笑)。
無垢だけど、それでいてセクシーなんで落差がまたたまりません。
レインジャーでなくてもメロメロになっちゃうわ、これは。
レインジャーだけでなく、ソーチャに接した人達は、皆して彼女が大好きになってしまうんですよね。カリスマとか高貴なオーラとかいうのを超越した、無類の人好きされる人なつっこさというか。
結局、巧妙に正体を隠した状態のままソーチャと結婚したレインジャーだが、お約束のようにしっぺ返しを喰らい続ける羽目に(^^;
結婚式翌日の、亡命者村の皆のあの新婚二人に対するツッコミ三昧の会話てんこ盛りには、女性チーム、男性チーム共に爆笑せずにはいられない(^^ゞ
いやー。レインジャーの若さゆえのおバカさから、悪女に引っかかって国を転覆させかけた件を読んで「こ、これはバーバラ・カートランド作品の王族ヒーローのテンプレ?!」などとちょっと興奮してしまうあたり(だって、ヨーロッパの架空の小国の皇太子なんて、まさにそのもの鉄板よ。笑)、無駄に長いロマンス読み歴トホホって感じなんですが(^^ゞ
そこから8年間の投獄生活、拷問経験を経過して成長してプチ解脱したのかと思ったら、最後のツメが甘いあたりがまたよろしww
あれだけソーチャにぞっこん惚れてて、それもよく自覚していないおバカさんっぷり。
彼女のコンプレックスでもあるにんじん色の髪を切ろうかしら発言に激怒したり、彼女の周囲にいる全ての男にメラメラ嫉妬心全開だし、自分以外の人間に笑顔を向けるのすらプンスカ怒るし・・・うわ、心狭っww
にんじん色の髪の件のあたり、若干しょっぱいポエマーっぷり(おいおい)を披露してみたり、どうもドM臭が漂ってならんぞレインジャー!!ww
最後のあたりに、お互い死にかけて、気持ちを伝えなきゃ的展開はちょっとあからさま過ぎたんだけど、それでもやっぱり最初から最後まで上手かった。
皇太后おばあさまの「王女に継がせてこんな寒いところでなく、あったかいイタリアかスペインで隠居するまでは!」とかいうのも妙にリアルで笑えるし。
わら人形を身代わりに、悪人の罠から逃れたレインジャーに「忍者か、お前はっWW」などと軽くツッコミしつつも、やっぱり二人が最後に「運命の相手」だったというオチにたどり着いているのを拍手をしてしまう自分がいたしなぁ(笑)。
3冊通じて共通の、やっぱり読後に感じたほっこり感というあたり、ドットはことのさんにとっての癒し作家なんだな、と再認識。
早くドットの次の作品の翻訳が読みたいな(^^)
試合も残り少ないし、ここでじんわりリハビリしていかねば・・・って、ビョーキだって自覚あるんだwww
そんなこんな(?)で、クリスティーナ・ドットのロスト・プリンセス・トリロジー最終話、読了(してました)。
シリーズ3冊読み終えて、いつも家族とか兄弟姉妹とか、友情とかあったかいものが読後感の大半を占める、手堅い秀作作家の、想定内なのにとっても幸せ気分な1冊。
今回の主人公は、どちらも満を持した二人。
ヒーローは最初から登場し、既刊2冊のヒロイン達の恋の成就を図らずも見守り、時には手助けした、リカルテ王国皇太子レインジャー。
ヒロインは、「失われた王女たち」の長女にて、ボーモンターニュ王国の第一王女で王位継承者であるソーチャ。
既刊から、ソーチャだけが他の二人とは別のところに亡命させられ、そこから行方知れず状態。
それもこれも、彼女は王位継承者なので追っ手が第一に狙う人物だからこそ。
10年たち、スコットランドの孤島にある修道院で成長した彼女が、ある日、島に流れ着いた漁師を発見。
無骨で単純なその漁師アルノーにいらつく反面、何やら好意らしい感情も持つソーチャだが、それもその筈。
その男は漁師に身をやつし、正体を隠してソーチャの元にたどり着いたレインジャーその人だから。
いやはや、今まで色んな格好に、身分に身をやつしてはボーモンターニュの王女3姉妹を捜し求めて旅し続けたレインジャーくん。
見つけた妹姫二人は、さっさとお手付き状態で、やっぱりそもそもの婚約者だったソーチャを探して祖国に連れて帰らないと、自分の国を反逆者の手から取り戻す為の援軍をボーモンターニュから出してもらえない。
いろいろ考慮して、単なる漁師としてソーチャに近付いて彼女の気持ちをゲットするんだ、という考えは、まぁ、よくある「そんな都合よくいくもんですか」みたいな展開(笑)。
海千山千の修道院院長にあっさり出し抜かれ、あわや死体遺棄未遂プレイの憂き目にあいそうに(^^;;
ソーチャは先に祖国に向かって旅立ってしまうんだが・・・ここが大ウケ(^^;
修道院で10年間かけて成長するまでは、あの鉄の女である皇太后様に王位を継ぐ人間として教育を受けてきたソーチャなので、どんなヒロインかしら・・・とか思ってたら、やられた。
何ともキュートな天然ちゃん!ww
レインジャーが彼女の身を案じて後を追う中、男装して陽気に酒場で知り合ったばかりのおっちゃんやお兄ちゃん達と肩を組みながら、おっぱいソングを大合唱していたり!(爆)
合流してからも、暗殺者にやられそうになってあわや、といった直後に、暗殺者の馬にさっさと名前をつけて愛でていたり(笑)、馬を売りに行った後にはご飯を食べる為に売春宿に行って娼婦のお姉さん達と和気あいあいしてたり(笑)。
とにかく、突拍子もなくって、それでいてやる事なす事が可愛らしいんだっ!
読みながら、クスクス笑い続けているものだから、レインジャーの恥じている過去の描写やら、苦悩やらに物語が引き摺られる事もなくいいテンポのまま進む。
いやー、三人姉妹とも魅力的なんだけど、ことのさんはこのソーチャが一番かわいくって仕方ないっっ!
王位継承者としての自覚もあるけど、それと共に自分の気持ちにも素直。
物事を考え、そして状況を打破しようとするんだよね(天然なんで、レインジャーの心の中のツッコミ炸裂だけど。笑)。
無垢だけど、それでいてセクシーなんで落差がまたたまりません。
レインジャーでなくてもメロメロになっちゃうわ、これは。
レインジャーだけでなく、ソーチャに接した人達は、皆して彼女が大好きになってしまうんですよね。カリスマとか高貴なオーラとかいうのを超越した、無類の人好きされる人なつっこさというか。
結局、巧妙に正体を隠した状態のままソーチャと結婚したレインジャーだが、お約束のようにしっぺ返しを喰らい続ける羽目に(^^;
結婚式翌日の、亡命者村の皆のあの新婚二人に対するツッコミ三昧の会話てんこ盛りには、女性チーム、男性チーム共に爆笑せずにはいられない(^^ゞ
いやー。レインジャーの若さゆえのおバカさから、悪女に引っかかって国を転覆させかけた件を読んで「こ、これはバーバラ・カートランド作品の王族ヒーローのテンプレ?!」などとちょっと興奮してしまうあたり(だって、ヨーロッパの架空の小国の皇太子なんて、まさにそのもの鉄板よ。笑)、無駄に長いロマンス読み歴トホホって感じなんですが(^^ゞ
そこから8年間の投獄生活、拷問経験を経過して成長してプチ解脱したのかと思ったら、最後のツメが甘いあたりがまたよろしww
あれだけソーチャにぞっこん惚れてて、それもよく自覚していないおバカさんっぷり。
彼女のコンプレックスでもあるにんじん色の髪を切ろうかしら発言に激怒したり、彼女の周囲にいる全ての男にメラメラ嫉妬心全開だし、自分以外の人間に笑顔を向けるのすらプンスカ怒るし・・・うわ、心狭っww
にんじん色の髪の件のあたり、若干しょっぱいポエマーっぷり(おいおい)を披露してみたり、どうもドM臭が漂ってならんぞレインジャー!!ww
最後のあたりに、お互い死にかけて、気持ちを伝えなきゃ的展開はちょっとあからさま過ぎたんだけど、それでもやっぱり最初から最後まで上手かった。
皇太后おばあさまの「王女に継がせてこんな寒いところでなく、あったかいイタリアかスペインで隠居するまでは!」とかいうのも妙にリアルで笑えるし。
わら人形を身代わりに、悪人の罠から逃れたレインジャーに「忍者か、お前はっWW」などと軽くツッコミしつつも、やっぱり二人が最後に「運命の相手」だったというオチにたどり着いているのを拍手をしてしまう自分がいたしなぁ(笑)。
3冊通じて共通の、やっぱり読後に感じたほっこり感というあたり、ドットはことのさんにとっての癒し作家なんだな、と再認識。
早くドットの次の作品の翻訳が読みたいな(^^)
フィガロ・ジャポン本誌のイギリス関連の記事をチョイスして再編集した1冊が出ました、って事で購入。
本誌1・5冊分ぐらいの価格で、欲しい記事がまとまっているし、読んだ事ないのもあったので保存用に、と買って正解(^^)
湖水地方にかなりのページ数をさいてくれているので、これは読み応えあり。
ちょっと嬉しかったのは、次回スコットランド旅行するならちょっと行ってみたいな、と思っていたピトロッホリーの記事があった事かな。
エディンバラのところでは、行ったお店が掲載されていたり(笑)。
三年前に出た1冊まるごとスコットランドの号には確かに敵わないけど、これはこれで満足の1冊でしたよ♪♪
本誌1・5冊分ぐらいの価格で、欲しい記事がまとまっているし、読んだ事ないのもあったので保存用に、と買って正解(^^)
湖水地方にかなりのページ数をさいてくれているので、これは読み応えあり。
ちょっと嬉しかったのは、次回スコットランド旅行するならちょっと行ってみたいな、と思っていたピトロッホリーの記事があった事かな。
エディンバラのところでは、行ったお店が掲載されていたり(笑)。
三年前に出た1冊まるごとスコットランドの号には確かに敵わないけど、これはこれで満足の1冊でしたよ♪♪