とうとうここまできてしまいました・・・。
全6枚、最後の一枚!

DD-BOYS Vol.6

最後の一枚は、このシリーズの象徴ともとれた柳くんを中心にまわりました。
競走馬の世話をして、その馬をレースで優勝させる事を任務として任された柳くんですが、何とも随所にもらい泣きするところがいっぱい。
人間が怖い、という本音が言動に垣間見えて、本当に彼の歩んできた、そして歩んでいる道の険しさを再認識した。
馬を世話する事によって心を開いて癒されて、そして前進してゆく様が、もう番組とかいう枠を越えていました。
泣くなという方が無理だわよ。
シリーズ全部見たからこそ、この回のカタルシスが味わえたというのもあるか。

ラストのメンバー全員初心に戻ってのリスタート的な設定も良かったんだけど、これはやはり柳くんの起こした奇跡に尽きた。
確率論から言っても、すごい事だわ本当に。

パート2とかしないかしら、この番組・・・。
ほら、特典映像で荒木くんも言ってたし「全国!」とか(笑)

Break the Chain

2008年3月26日 音楽
Tourbillon 藤林聖子 鳴瀬シュウヘイ CD エイベックス・マーケティング 2008/03/26 ¥1,260

本日発売のこちら〜♪
ネット予約していたものが巨大な箱にて到着しました(@@;

CD一枚だけなのに何故?!

・・・ふ。何とポスターが入ってました(笑)。
なんちゅーか、CDだけならメール便でも送れるのにご丁寧にデカイ箱で・・・まぁ、おかげで発売日に到着してたんだろうけど(^^;

初回プレス分にはトレカ封入という文字に、思わず妄想大暴走しましたね、1分程度だけど(笑)。「名護のトレカなんてあったらもっとCD、買いか?!私(萌)」とかいう(爆)
勿論、普通(?)にキバのトレカでしたが、萌えてると妄想は果てしないもんです(爆)。

明日からカーステ、Ryuichiオンリーね。ほほ(^◇^)/
週明けは残業からはじまる(^^ゞ
まぁ、稼いだ分、楊柳シフォンワンピースを思わずモバイルからポチっていて意味はないが(爆)。
これは細身デニムにあわせてチュニック風に着る気で見ていたんだが、身体だけでなく精神的に疲れている時にそういうお買い物サイトを見るのはイカンね(^^;;
気付いたらついついポチポチしているんだもん(笑)。

今日は、EURO2008マガジン最新号オンエアの日なのでさっさと帰宅したけどさ(笑)。
スペイン特集・・・トーレス坊やの居直りっぷり(「僕が生まれてない年だから分からない」ってアナタ、カシージャスどころかラウールも生まれてませんがな。爆)と、クールなカシージャスのパーフェクト回答との落差がトホホで涙が出そうになったわクイズ大会(^^ゞ
いやー。次回はオランダだよね。
是非、ファンニステルローイにクイズをやらせてくれ!俺様回答がいっぱい出そうで楽しそうじゃん!!(爆)

つうか、余りに高画質でHDDに落とし過ぎたせいで容量残量がピーンチ!!
明日ぐらいから、せっせこダビングせんとヤバイ!!
・・・つか、イングランドの親善試合が明日、スペインの親善試合が明後日放送あるし!!
・・・時間との戦いだわ(^^A
購入されてもうすぐ四ヶ月、今だ相変わらず海外鉄道番組と、欧州サッカーしか録画されていないHDDだけどさ。はは。
ISBN:4789732835 文庫 石原 未奈子 ヴィレッジブックス 2008/03 ¥840

好評短編集「キス・キス・キス」第四弾、読了〜♪

前作は正直、ナンシー・ウォレン以外は即抹殺ものでしたが(爆)、それに比べると小ぶりなカンジの作品が揃っていて、こっちのが読後感は優等生ながら○。
もっとも、二本目のジル・シャルヴィスは凡打だったけど(きっぱり。笑)。
だって、ヒロインに全然魅力を感じないもん(爆)。
心配の余り胃を悪くする程に旦那を追い詰めている自覚のないまま、危険のあるところにひょこひょこ頭を突っ込み、彼女が何を証明しようとしているのかっていうのは、まるでジブリ映画『ハウルの動く城』を見た際の素朴な疑問と通じるものがあった。
「アンタ、一体何と戦ってるワケ?」ってさ(笑)
そう。このテの危険に首突っ込んで反省しない女は、つまりはことのさんにとって地雷系なのだ(笑)。

久々のデニソンは相変わらずセクシーな作品で、それでいて再会ものとしてコンパクトにまとまった話でした。
あのボリュームでは、精神的葛藤とか、若さゆえの迷いとか細かいところまで求めるのはナニだが、まぁ、うまいかな。
キャラクターが魅力的かと聞かれると「No」だけど(いや、それは重要ポイントの一つなのでは?!爆)。

で、つまりはロリさん短編に尽きた、という事なのだよ(笑)。
ロリさんがお得意の、セクシーで茶目っ気あるマメなイケメンヒーローが大活躍しちゃう、コミカルでメロメロな1本でした♪
いやー、このヒーローのルシャス、SWAT隊員で且つ女性専用アパートの大家さんって設定だけで萌え!(笑)
しかも、弱いものの味方、まさにヒーローそのものなのだが・・・またここでロリさん節が炸裂・・・きたぞワンコ(爆)。
ルシャスが任務中に出会った野良犬くんと、彼とのやりとりがすごく良いのよね。
でもって任務に、人命救助に貢献したワンコにルシャスが「ヒーロー」と名付けたりして、クスクスッって感じなのよね。この茶目っ気がたまらんわ〜(萌)。
そのルシャスのお相手となるのが、彼のアパートの住人であるマーシーの双子の姉ベサニー。
もうね、この按配がたまんないのだ!
地面から5センチばかりフワフワ浮いてるようなお色気不思議ちゃんマーシーと、リアリストでツンツンなベサニー・・・外見がほぼ同じなのに、ルシャスは初対面からベサニーにあらぬ妄想の数々を掻き立てられるが故に見分けがつく、とか。
ああ、それってば愛ね、とか白々しくツッコミながら読まずにはいられない(爆)。
ルシャスのイカす寸止め連打と、ベサニーのツンデレちゃんっぷりがもうたまりません!(萌)

はぁ〜。セクシーなのもいいんだけど、やっぱりこんな風にキャラクターが魅力的だったり、お話がウィットに富んでたり、主人公たちの丁々発止がロマコメ読みには嬉しいの。
心の触れ合いとか、機微とか、きゅんきゅんしたものを求めているワケ。
お話が破綻していて、ひたすら二人がイタしているだけ(爆)、とかいうのはもう勘弁、とか思ったわ、つくづく。

次の本はどうなるかしら〜。佳作秀作を期待したい!
Brava以外からもたまにチョイスしてもらっているようなので、これは今後も楽しみにしたいです。
マッケナは食傷気味だからもういい・・・とか思ったりするから余計(^^ゞ
ああ、残り少ないっていうのに、またまた見てしまった・・・。
クセにやるっちゅーか、中毒性が高い番組だったのね、コレってば!!

DD-BOYS Vol.5

ズッキーと皆川くんのライフガードに関しては、余り海に縁の無いせいかピンとこないのが正直なところだが(をいっ。笑)、最初からその仕事に関して認識なしで放り込まれたゆえの戸惑いというものがリアルだわ。

シロタンの歌ものに関しては、前回よりも「物作り」という観点でいくとヘヴィな仕事だったよね・・・ただ歌うのにではなく、一から、だから。

しかし、一番ツボで一番真剣に見たのは五十嵐くんの保育士さんだった。
いやー、最後にエンヤとちゃんなかが応援にきた時はホロリとしちゃったわ・・・ちゃんなかのピンクのウサギちゃんが異様に似合ってたのはともかく(爆)。
でも、いきなりかっこいいウルトラマンのお兄さんが自分の通ってる保育園にやってきたら・・・アタシが子供なら興奮しすぎて、帰宅してからもナチュラルハイで発熱しそうだよ(^^ゞ

今回の特典映像は、初回から今まで収録されなかった「運命のセリフ」後の未公開シーン編もあって大興奮!
てか、本編70分で特典81分・・・すごいよ、DD-BOYSってば(笑)
ダイアナ・パーマーの新刊、読了〜(笑)。
いやー、もうこの厚みだけでサヨナラしたいところを伝統芸能よろしくアホ鬼畜ヒーローの暴言に耐えるドアマット女の年の差ものを堪能しました(嘘。笑)。

何だか、読めば読む程にキャラクター全員の設定のシュールさに萎えたというのが正解か(笑)。

ヒーローは・・・なんつーても所詮ダイアナ作品のヒーローなので、この程度の鬼畜具合と阿呆具合は立派に想定内とか思えてしまうんだな(麻痺です。爆)。
母親に見捨てられ、アル中の父親に虐待されて育った・・・割には、しっかりその父親の跡を継いでるんだよな、このジェイソンって。
そして過去に真剣に付き合ったアホ女にひどい目にあわされてひねくれた・・・というか、どうもダイアナの牧場主ヒーローにあてがわれる過去のイケてない女のテンプレートというのは「都会の女」「派手な女」「つまんない仕事を優先する女」という三種の神器らしきものを感じるな(^^;
で、その女に隠れて中絶されていたという・・・割には毎度毎度避妊もしないのねアンタ(笑)。
デキて逆ギレするぐらいなら、最初から用心してりゃいいのに、と万民のツッコミじゃん(^^;;
そこらへん、下半身暴走と脳みその足りなさ具合は王道か・・・案の定、嫌だ嫌だとかいいながらおぼこのヒロインであるケイトを妊娠させ、強引に結婚に持ち込むんだよね。
何だか、自分のプライドと体面ばかり気にしてて非常に子供っぽくて嫌(笑)。
そして、やたらとケイトを攻撃するのに、彼女の貧乏さ具合をグサグサ指摘するんだが・・・その割に、エラそうに自慢していた牧場の経営を傾けるんだから何だかなー・・・しかも、何をやってそこまで傾けたのか、そこまで借金が膨らんだのか謎!(笑)
別に肉牛市場の低迷とか、天災による困窮とかのくだりも全くなく、突然降って湧いた借金っぷりに、物語の細かい設定が破綻して行き当たりばったり迷宮入りしかけている事が窺える、と思うのはことのさんだけか(笑)。

迷宮入りというと、このヒロインのケイトも設定全てが迷宮入りもんである(笑)。
妊娠して「子供はどうしても欲しいわ」とか言ってる割に、異常出血しているのに何ともないわっ!!と医者に行かず、医者に相談するに至るところでも「予約が取れなかったから」とかズルズル先延ばしにしたりして・・・根拠なき思い込みが過ぎるというか(^^;;
っていうか、そんな事すら些細な事!!とか思わせるのが・・・このケイト、ファッション・デザイナー希望なのだが、本文を読んでいる限りこの女にはハンカチ一枚すら注文したくないと思わせる、どこをどうやれば売れっ子デザイナーになるのか全く理解出来ないダサさ爆裂のセンスの持ち主だという事だ!(爆)
実際、奇天烈な格好でパーティーに出かけて恥をかく事が二度・・・確かにあれはドン引きもんである(爆)。
そんな、自分のお手製の服を着ている彼女に周囲が我先にと服を作ってくれ、と注文する様はもはや読んでいてB級ホラーのようだった(爆)
ヒーローの言う事は正しい、と思った数少ない(ちーんっ)ところが、彼女に服を作らせらずに高級デパートで買え、というくだりだ(爆)。
しかも、一番驚愕なのはそんな彼女が売れっ子になるという事だ・・・ありえねぇ!(爆)

他にも、成人していて結婚もしているのに、兄貴と同居、生活費の一切合財を兄貴に出してもらってるクセして「僕は牧場の仕事よりも画家になりたい!」とか夢物語ほざいてるジェイソンの弟ジーンとか。
自分と嫁の食い扶持ぐらい稼いで、それから睡眠削って絵に全てを費やしている、とかいう必死さも見えず、単なる甘えたボンボンの戯言に聞こえるんだよね。義務というか、幼い頃に身を挺してアル中の父親からかばって、そして自分の面倒を見てくれた兄への義理も果たさず・・・幾ら才能があっても偽善者もいいとこ。
それを言うなら、そのジーンの嫁チェリーも自己中心的なギャルにしか思えないわ・・・そんなに旦那の才能信じてるなら、貧乏覚悟で兄貴のところから出ろよ。
吠えるだけ吠えて、毎日テレビでドラマ見て家政婦さんが作った美味しい御飯食べてだらだらしている有閑ヤング主婦でしょ?しかも微妙にケイトへの物言いはお情けチックに上から視点・・・あれじゃあ説得力なし。

ジェイソンと母親との和解とか、なかなかよく書けていたところもあったけど、キャラクターそのものがウザイ言動を重ね過ぎて萎えたまま終わりました、って事で(笑)。
再読? ・・・ありえねぇ!!(爆)
止まらないわ〜、これ。見始めると!!
勿体ない、と思いつつ、また見てしまった(笑)

DD-BOYS Vol.4

いやー。衝撃的だったわ・・・あの加治くんのおなか(@@;
でもって、あの過酷な断食道場事情もすごかった・・・このDVD貸してくれた某お友達に趣味と実益兼ねて「シロタンと加治くん後追いして(爆)二人して入ろっか?」とか誘いたい気分が意志弱いワタシが先に脱落しそうだ(^^;;

瀬戸丸のダルマ作りも積み重ねてゆく過程がすごかったわ。
そして、荒木くん、熊井くん、中川くんの和太鼓は・・・もらい泣きした。続ける事も勇気なら、ここまできたのに、あえて諦める事も勇気、と荒木くんの潔さというか男前さを再認識。
センシティヴな彼の芯の強さにもらい泣きしつつ、惚れ直しました。今までの数々の挑戦の中で、一番うるうるきたかも。

・・・しかし、そんなうるうる泣きの感動も最後に収録されていたちゃんなかの女装(和服)に持っていかれた気がするわ・・・何だかなぁ、ことのさん・・・なカンジ(爆)。
でもって、エンヤの大衆演芸用の白塗り、何だかヅカの男役の和物メイクに激似してたとか思ったり(笑)。

特典映像の大衆演芸の本番、大ウケしました(笑)
TOKIO2年ぶりのツアーの大阪初日♪

TOKIO LIVE TOUR 2008 SUGAR

やっぱり彼らはナマだよ。
コレだよ。
とっても満喫しましたわ(^◇^)/

個人的に大好きなシングル曲「ひかりのまち」をナマで聞けたのも嬉しかったけど、嬉しい驚き一番はなんちゅーても「本日、未熟者」での松岡の和太鼓だわ・・・ああ。ツボ。イカす!

ほっかむりフードといい、松岡ジャンキーを再認識。うっとり。

楽しい2時間半でした。
夏の第二弾ライブ・・・地方ドサ廻りでも行きたいっス・・・。
やっぱりどこをフラフラしていても、結局ココに戻ってくるんだわ、ことのさんってば(^^ゞ

簡単なライブ日記はまた後日。
もう、やっぱりコレはクセになるってば!!
という事で、続けて鑑賞。

DD-BOYS Vol.3

いやー。しょっぱなから、五十嵐くんにヤラレタ・・・キタキターッ!!
あの野生児っぷり、きゅんきゅんよ!(爆)
中川くんとオオクワガタ捕獲かぁ、、、そういえば昔、夏休みのラジオ体操始まる前にクワガタやカブトムシとりに行ったわ〜(田舎の子なんでね、ことのさん。笑)、とか懐古モードに浸りつつ。

しかし、この番組がどれだけガチかというのを足立くんのホスト体験と、そして皆川くんのアクロバット訓練で痛感・・・もう、画面から目を逸らしたくなるぐらい、その追い詰められている彼らの表情が、番組だというのを忘れそうになる。

そして彼らとの世代のギャップを感じたのが、荒木くんと熊井くんの兵庫県民コンビの回。
同じ県民のことのさんだが、熊井くんがあの阪神淡路大震災の時に3歳だったという事実に無言になったり・・・あの時はもう勤め人だったよ、あたしゃ(^^;;
忘れもしない、目覚ましが鳴る前にすごい地鳴りと揺れで目覚め、ベッドの上で動く事すら出来ず、そうしてたら棚に置いてたCDがふっ飛んできた朝の事。
これ、以前から荒木くんやシロタン、ズッキーとかのブログで瓦番ルックの写真を見ていたので気になっていたのよね。
で、鑑賞しました。

OUT OF ORDER 〜偉人伝心〜

面白かった。予想していたより。
にしおかすみこのボンテージ姿の女王バチだけでも見た甲斐がありました(爆)。
やっぱりお気に入りはエンヤと加治くんのライト兄弟かな(^^)

特典映像Discの方で、日替わり瓦番の「偉人ラップ」を堪能しましたが・・・瀬戸丸クンよ。
「2分に命をかけて」って、思ったよりキミ、スポ根系なのね(笑)。
歌唱力ではやはりシロタンが圧倒的、でリズム感が良かったと思ったのが五十嵐くんとまーくんかな?
まーくんにイジられっぱなしのちゃんなかにも拍手?(^^ゞ
でも「見せる」という意味では、決して技術とか飛びぬけて上手くないんだけど、ステージ場数とそのコンビネーションのかみ合いの良さもあって、荒木くんとズッキーのコンビに軍杯をあげたいわワタシ。
たとえラップをちとかましても(笑)。
あとねー、大くんが着物に溺れているお子様のような印象が・・・あうう。かわういぞ(爆)

あの偉人ラップ、CDになったら欲しいです(笑)。
思わず口ずさんでいます(爆)
ISBN:4812434181 文庫 旦 紀子 竹書房 2008/03/10 ¥870

ローラ・リー・ガークのGuiltyシリーズ1冊目、というか彼女の初邦訳本、読了〜♪

久し振りに、しっかり者ながら恋愛に関しては不器用な清らかちゃんヒロインと、解凍系くんヒーローとのナイスなロマンス読ませてもらいましたわ(^◇^)
遺跡からの出土品、花言葉とか小道具の使い方も粋でセクシー、でもってピュアさも同時に表してして上手だった。
くくっ、と笑う小道具とかもあるしね。ヒロインであるダフネが作業中にしているブサイクなエプロンとか(笑)。
焚書ならぬ焚衣ものですよ、ヒーローのアントニーには(爆)。

お話はというと、遺跡の発掘とそれらの出土品から作ろうとしている博物館に熱心な公爵アントニーに雇われている修復師ダフネ。
カリスマあふれる公爵に対し、ほのかな恋心を抱いていたダフネが、彼の彼女に対する心無い発言をこっそり聞いてしまい、心機一転、仕事を辞めて彼から離れようとする。
修復師としては超一流な彼女がいない事には折角の自分の計画が頓挫してしまう。何とか彼女を引きとめようとするんですが、そうやっているうちに今まで気付かなかった彼女の本当の姿が見えてきて・・・という傲慢ヒーロー陥落もの王道ロマンスの展開・・・いや、王道じゃないか。
こんなに優秀で博識な「職人」ヒロイン、ヒストリカルじゃあまずお目にかかれないもんな。
それでいて、自分の仕事に自信と誇りを持っている。これがまた素晴らしいのよね。
父親に死なれて母方の祖父からは絶縁状を叩きつけられたうら若い乙女が、根性出してイギリスまでの切符握り締めて就職活動、っていいぞ!その頑張り!!
有能で、茶目っ気があって、それでいてかわいいんだよね。
ブサイクなエプロンの下には、ナイスバデーが隠れていたというお約束設定より、彼女の中味の充実さが何ともツボ。
清らかちゃんなのに、あの場数の踏んだ肝の据わりっぷりは笑いが止まりませんな・・・世界各国を股にかけた彼女と、ある意味プチ引き篭りなヒーローくん(笑)。
やはりボケた女よりも、デキる女がキュートという方が胸ときめくわ〜(萌)。

そして、そんな彼女を最初は仕事をするだけの機械と見なしていたアントニーだが・・・ああ。どうしましょ。そのカチンコチンの凍り具合と、それがダフネへの気持ちを少しづつ持て余し、悶えてゆく過程で溶けてゆく様がキタ!キタキタキターッ!!
公爵という地位を、望まないのに幼い頃から継ぎ、しかもその際の父親の死に関するトラウマのせいで、彼女よりもむしろ自分の方が「機械」のようだという事に気付かないアントニー、むしろダフネの境遇よりもより一層ほろ苦いものを感じる。
いや、うまいぞここらへん。
愛ゆえに身を滅ぼし、子供達を精神的にも肉体的にも置き去りにした父親を見た彼を、ダフネじゃないが責められない。
また、この公爵様がよく仕事するんだわ。
どうもリージェンシーやヴィクトリアンもののヒーロー、放蕩三昧で恋の駆け引きばかりが全面的に出ているのが当たり前(ロマンスだしね)の中、アントニーは公爵としての勤めに献身し、唯一の家族となった妹の身を案じ、館の切り盛りを指示し、そして遺跡発掘に対して時間を割いて挙句自ら半裸状態でせっせこ掘り起こししているんだからスゲー(^^ゞ
で、ダフネに対して引き止め大作戦を展開すべく、花言葉を諳んじ、ワルツを踊り、ピクニックにまで行ってしまう・・・ふ。いいぞ、そのエブリデー全力疾走なカンジが(笑)。
仕事せんと役目果たさんと色恋にばかりかまけて、そのくせエラソーな阿呆ヒーローがどうも駄目なことのさんなのでね。ほほ。

彼ら二人の軽妙で丁々発止な会話、それでいてきゅんきゅんなちょっとしたやりとり、その絡み具合が本当に絶妙。
ああ、ロマンスってこんなにほわ〜んとしたかわいくって萌えるものなのよねぇ本当は、と噛み締めてみたり。
昨今の世知辛い、ホットを通り越して意味なくイタシてるだけの本に食傷気味な分、この間合いと焦らし具合はどうよ、ってぐらい。マジ。
二人の内面や機微の描写に行数をかけ、チュウ止まりで半分以上通過した時には拍手喝采したよ(笑)。
ラストの、訥々としたところもうるっとしちゃって秀逸でした。
お気に入り本、確定ね(^◇^)

次回は、あの黒尽くめのキテる(笑)天才作曲家ディラン・ムーアのお話なのよね。
いや、是非読みたいぞ。翻訳よろしくです(^人^)
でもって、今回の二人のその後なんかちょこっと見せてもらえると嬉しいんだけど(萌)
シケた本(爆)を読んだ後は、やっぱり元気に笑いたいので、勿体なーいっ、と思いつつガチなこちらを鑑賞(笑)

DD-BOYS Vol.2

わわっ!反則よっっ!!
いきなり、いきなりちゃんなか編だなんてっ!(萌)
人見知りで小心者の中村くんの「お友達100人作ろうプロジェクト」・・・ああ、最初の柱の影に隠れて皆の様子を窺っていた(『巨人の星』の明子姉ちゃんのようだ。爆)ところからスタートし、最後には得意のダンスで知り合った子達と時間を忘れて座り込んでは熱心に話しこんでいる姿に、お姉さんもらい泣きよっ!(うるっ)

加治くん、ズッキー、まーくんのお笑いライブ、柳くんとエンヤの釣り・・・もうバラエティっていう事を忘れて見入っていたよ。
エンヤの超ロングシュートなんか・・・正直、あれは入らないだろ、距離的に無理だろう・・・と思って見てたから余計に、入った瞬間にテレビの前で唖然としたよ。
本当に、何事も最初から「出来ない」とか「無理だ」と決め込むのはイカンという事だな、うん。

特典映像の、コントの厳しい現実コメントとか見ていて痛いぐらい。
オンエアされていないところでも、この番組がスゴかった事が窺えるというところですな。
ISBN:4821151499 文庫 日向ひらり ぶんか社 2008/03/01 ¥870

フローラブックス3冊目、エイミー・ガーヴェイの初翻訳本、読了。

・・・。
えっと、この本を読んで思った事。

ここのレーベルの本、もう新刊定価買いは絶対ない(爆)

創刊から3冊でここまで確信を持てるって、別の意味でスゴイけどさ(笑)。
このすちゃらかレベル(暴言か。笑)の本ばかり集めてレーベル持続とは・・・かつての角川スカーレット文庫以上に短命という気がしてきたぞ(^^;;
あの当時は、翻訳ロマンスが読める環境が今ほど恵まれていなくて、読む本の選択肢が限られていて、ノーラ・ロバーツを待機させておいてその中での休刊だったからすごくショックだったけどさ・・・。
今や入れ食いの如く、各出版社からロマンス文庫が毎月、しかもクオリティの高いものが出版されていて、ロマンス読者にとって「選べる自由」がある。
その中で、この本たぁ・・・神経が太いのか(爆)。
いや、エロ方面にターゲットを絞ったにしても、これだけ魅力ない本をわざわざ選ばなくても、他にいっぱい未訳のエロティカ系レーベルの中に良作はあるっていうのに・・・リーディングして、これが面白い、と思ったから翻訳されたんでしょうけど、ねぇ(^^ゞ

話は、傾きかけた歴史あるホテルのオーナーであるオリビアと、そこにやってきたカリスマ・シェフのリースのロマンスなのだが・・・ああ、最初から半分ぐらいにくるまで、このヒロインが恐ろしく苦痛の種でした(爆)。
今まで読んできたロマンス本の中に、古いホテルを切り盛りし奮闘するヒロインというのは何人もいたが、こんなバカ女には初めてお目にかかりました(ばっさり)。
毎日毎日、かつてのホテルの栄光やノスタルジーに白昼夢の船を漕ぎ現実逃避しているこの女のどこにヒーローであるイカしたリースが惚れたのか・・・理解し難いものが(爆)。
だって、ありえない。
自分がオーナーのホテルのレストランにて、お客様が食事中に老朽化したシャンデリアが落下してきたのに、自分は叔父との話し合いが大事、とばかりにその場所に対して何もせずに別の場所にて話し合いをしようとするんですから!
客の料理の中にガラスの破片が入っていたりしても関係ないとばかりに。
そのくせして、ヒーローがホテルの老朽化に言及すると噛み付くんだからやってられません。
古めかしいものでもメンテナンスすればそれなりなのに、それをおざなりにして白昼夢に浸り、老朽化に拍車を掛けているくせして何事だ・・・。
もう、その薀蓄具合もオーナーとして、社会人としてすべき事を全くやってないので、ただのウザイ戯言にしか読めません、ことのさんには(ちーんっ)。

夢みがちの夢子ちゃんヒロイン、という設定にしたかったんでしょうが・・・彼女はホテルオーナーで、雇い人にも、お客様にも責任ある立場なのに・・・何事?(^^;;としか受け取れません。
確かにかわいくって男には保護欲は駆られるかもしれませんが、同性社会人から見たら、単なる常識知らずのはた迷惑な女にしか見えない(爆)。
この人に雇われていたら、毎月給料もらえるか心配し続け状態だよ。。。

ヒーローのリースと出会ってから、やっと社会人としてのスイッチが入ったんですが(笑)、ことのさんの視点では既にヒロインとしてリカバリ手遅れ(爆)。
おかげさま(?)で、ヒーローのリースに集中して読めたというハナシも(笑)。
かーなーり、ことのさんツボ直撃の好みクンでした・・・女の趣味が悪い以外は(爆)。
マメ男のメロメロドッキューンくん、しかも料理上手(シェフだし。笑)。
細かい描写がまたクスッとなるんだよね。かわいく悶えるプチ・ストーカー具合が(笑)。
でもって、現世に脳みそがない女オリビア(斬りっぱなし。爆)には、リースが着ているTシャツにアーセナル(爆)とプリントしてあるのが、彼が典型的イングランド人イギリス人の若い男性ってのを端的に表しているのを理解してくんないし(笑)。
自分と恋人になった途端にホテル再建に目覚めては自分の事をおざなりにする彼女に対し、鬱々しながらもせっせこ尽くすんだわー。かわいいよホント(^^ゞ

・・・ヒーローはかなりいいんだけどな。
脇役もいいんだけどな。
でも、前半のヒロインの白昼夢具合に耐えられないので再読はナシ(爆)
レベッカ・ウインターズの新刊、読了〜。
久々のロイヤルものでしたが、さすがウインターズ。
相変わらず捻った設定でしたな。
今回は、ヨーロッパにある小国の王様と、彼が若い頃のアメリカ滞在中にうっかり(笑)羽目をはずした際に関係を持ち、彼の子供を生んだ女性の姉との、シークレットベイビーを間に挟んでのロマンス。
でも、どちらかというと、国王様アレックスと、その息子フィリップ、そしてフィリップの伯母にて義理の母親であるダレル3人の家族としての絆に少しウエイトが置かれていたかな。

ティーンネイジャーになり、難しい年頃になったフィリップの為に、とあえて封印していた彼の実の父親であるアレックスにコンタクトを取ろうとするところから物語は始まるのだが・・・いかんせんウィンターズ。
メロメロゲッチュー!!な出会い、お約束!(笑)
何か、婚約者がいて愛のない政略結婚寸前のアレックスの元に、かわいく献身的なダレルが飛び込んでくるあたり、ほんわか〜なのだが、シリアスな事情はしっかり絡めてくるんだ。
いやはや、よくありがちの速攻政略結婚中止!!とはならないんだよね。
馬鹿正直に未婚子持ち国王として、正面から婚約者に聞くんだよね。
「で、どないでっか?引き続き結婚するとなったら、この子も付いてくるけど?」というカンジで(^^;; > なぜ関西弁?(^^ゞ
高貴な婚約者は嫌、と言ってあっさり破談になるんだが、そこはかとなくアレックスの全身から「やった。ラッキー!」オーラがあふれている・・・そう。どう見てもダレルにメロメロなアレックス、彼女を得るための自由の身欲しさに、国家レベルの婚約の破棄を賭けて博打に出た(爆)。
国王の地位を賭けての博打ですよ・・・(^^ゞ

そう。どちらかというと、ヒロインのダレルが地に足が着いているようで、ヒーローのアレックスがかなりキテるか(笑)。
お城のバルコニーにあるロープつたってダレルの部屋に行ったりしてある意味笑いの取れる(?)国王様かも(笑)。
その息子であるフィリップも、最初の反抗期じみた描写が抜けると・・・似た者親子の要諦が(笑)。
父親方の従弟たちとのやりとりの数々は、思わずククッと笑ってしまいますな。
父親であるアレックスと、従弟たちの父親でアレックスの従弟でもあったチャールズとのあれこれにシンクロニティしているのもうまいな、さすが。
でもって舞台がスイスなもんだから、ウィンターズお得意のご当地ネタが炸裂してて物語に勢いつけてるし。
昔の作品で登場した修道院のセントバーナードのネタも、今回は息子に首ったけなアレックスがフィリップに、ともらってきた子犬だったり(^^)

・・・いや。
地に足の着いた筈のダレルも、フィリップの伯母にて義母で、そしてアレックスのハニーちゃんだけありますか(笑)。
これにはウケた(笑)。

管理者の命令により、王の搭乗禁止(爆)

わっはっは!!
電話かけてもチーン、だし(笑)

国王の地位を狙われる話とか、他にも幾つかある周囲絡んだ設定などは、あくまでエッセンス程度。
とにかく、主役二人とその息子を中心にした、ほんわかした1冊でした(^^)
ポチ(笑)。
いや、お昼休みにモバイルから見ていたら、まだ欲しかったカラーのマルチストライプ・ストールがギリギリ残っていたから(笑)。
ポイントも使って、ワンコインって事で(^^ゞ

何色あってもいいかな、と思うストールは、どちらかというと送風や冷房が天敵なことのさんにはおしゃれ用というよりオールシーズン雪山遭難防止用なんだけど(ちゅどーんっ)。

つつましやかなお買い物です、相変わらず(笑)。
バラエティの後は、ドラマもいいかな、と思いこちらを鑑賞。

ロケットボーイズ DVD-BOX

3枚+特典Disk、平日夜にサッカーやらドラマやらの間をぬってちまちま三日間かけて見ましたが・・・面白かった!
ガチガチの文系のことのさんだけど、この理系作品の非常にヲタ爆裂なところがツボで、それでまた・・・ところどころホロホロさせてくれちゃうのよね。
引き篭りのカジシンの父親を皆して呼ぶ場面の、レインマンくんにもらい泣きしそうになったわ・・・うるっ。
エンヤ演じるカジシンの成長ものだけど、家族ものとも、友情ものとも、恋愛ものともとれるナイスな按配(^^)

でもさ、定番だけど同性視聴者から見たら絶対に安田美沙子演じるマドンナ・・・いらねー、ってカンジ(笑)。
断然、好きなカジシン相手に素直になれなくってつっぱってしまうツンデレな茉莉ちゃんのがラヴっす!!

脇役も全員が個性的なんだけど、柳くん演じるドラゴン・・・いいわぁ。クールでさ。萌えだわ(^◇^)/
しかし、ダンナ役の瀬戸丸の学ラン姿・・・うーむ。襟足が気になりました(^^;;
瀬戸丸の首がスラリと長すぎるんだろーか。。。

いい作品にめぐり合えたスタッフやキャスト同士も仲が良かったのが、端々から見受けられた特典Diskも堪能しました〜。
本編では台詞の欠片もなかったニヒルな翔さんの声を聞くと、何だかこそばゆかったけど(爆)
ISBN:4576080113 文庫 旦 紀子 二見書房 2008/02/29 ¥870

スーザン・ドノヴァンの初邦訳本、読了。

最初に謝っておく。
すまんっ!こんなステキな本を定価買いしてない(ポイント使って半額程度で購入)私を許してくれ!!
・・・そう。こんなに、泣いて、笑って、そしてハッピーな気分になれた隅から隅まで堪能した一冊に対して非常に失礼な事をしてしまった・・・とか思った。マジ。

何と言ったらいいのか。
とにかく、これは読んでもらってナンボ、の地に足つきながらも、ちょっとおとぎ話チックなロマコメなのです。
バツイチの3人の子持ち美容師のサム(サマンサ)が、とある事からイケメン政治家ジャックの選挙戦の為に、彼の婚約者役を演じる羽目に。
偽りの関係の筈が、本当にお互い恋に落ちてしまい、でもそれを言えずに婚約者のふりをする、という何ともややこしい話に、サムの3人の子供達、ジャックにフラれた復讐心にあふれる美人ニュースキャスターだ、その彼女に執着するメタボなロビイスト、敏腕選挙参謀やら、サムの親友にて姐御なシングルマザー美容師とナイスなその息子くん、鋼鉄の意志を持つジャックの母、挙句サムのダメ元夫まで入り乱れた状態なんですが・・・これが面白い程のアンサンブル具合。

そんな群集ものかと思いきや、これがストレートなまでのロマンスなんだわ。
とにかく、二人の茶目っ気に溢れ、それでいてセクシーなやりとりがよろしいのーっ!
ジャックの留まらないまでの妄想三昧なところとかも(爆) > そのフェチ極めた数々の妄想たちを現実にすべく日々精進していてまた天晴れ!(爆)
実際に3人の子供のママであるサムなんだが、何もかもを持っているかに見え、実はぽっかり心の中に穴の開いたままの愛情に飢えたジャックを丸ごと包み込むかのような包容力がステキなのだ。
そして、ジャックの、何かと気の回るイケメンでマメ男だが、実は図体はデカいが中味は子供のまんまのようなところがキュンキュンときます。
もうね、こんなに素直にシクシク泣いちゃえる政治家くん、どうなんだ?!ってぐらいカワイイの!!
キタキタキターッ!
ギザカワユス!モエ!!テラモエ!!!はぁはぁはぁ > 落ち着け(笑)

ホント、あのフットボール選手としてのキャリアを一瞬で奪われてしまって以来「生きてなかった」ジャックの、自分の半生振り返りというか、再出発のあれやこれやをあんなにうまく、サムとのロマンスや、彼女の子供たちとの触れ合いでおとぎ話のように書かれては、もうヤラレタ。
この作者にヤラレタ。
もらい泣きしまくって困ったよ。
しっとり押し捲りかと思いきや、ユーモアもたっぷりで、これまたナイス!
サムの末っ子ダコタとのやりとりは特に秀逸で、あのトイレトレーニング場面はもう・・・腹を抱えて笑い転げました(爆)。
そして、オチの彼のモノローグがとどめ!(核爆)

悪役らしきキャラもいるのだが、それがまたキョーレツな描写ですっかり読んでて笑いすぎて腰砕けになって憎めなかったり(そう。親知らず抜歯のところです。爆)、それぞれに不器用だったり。
ロマンスだけでなく、愛情の再確認、女友達の絆の強さ、ぎこちないけど家族の再出発とか。
色んな面を、このボリュームでうまく書かれていて驚く程です。
それはキャラ造詣がしっかりしているから出来たんでしょうけど。

そう。この本は主役二人は勿論のこと、全てのキャラクターを愛さずにはいられないキュートな1冊なのだ。
SEP作品がお好きな方に是非とも薦めたい。
泣いて、笑って、そしてハッピーな読後に浸れるから。
つい、思い出してクスクス笑ってしまっちゃえる1冊だから。

ことのさんの蔵書の定位置確保、確定の作品。
ああ、ありがたや。こういう自分にとっての大当たり本があるから、新しい翻訳作家にまだ冒険する勇気も湧いてくるってもんだ。
彼女の他の作品の日本上陸も、強く希望します。
お友達から以前、某動画投稿サイトにあった分で教えてもらっていて、それで見た分も面白かったんですが、今回DVDを全巻まとめてお借りしたので特典映像も堪能出来るのがラッキー♪

DD-BOYS Vol.1

いやー。
こんなガチ番組、若手だから出来るんだろうけど・・・スゴイな(^^;;
和田くんの一人箱根駅伝完走はもらい泣きしてしまったわ・・・もはやバラエティじゃないわよ、あれ。
シロタンの弾き語りもズッキーのわんこそば大食いも堪能(^^)

・・・そういえば、特典映像でエンヤが巨大とんかつ定食を前に、そのカツのデカさよりも「水」がない事に驚愕していたのにひどく頷いてしまったわ・・・。
そうよ、そうなの!
定食屋で、なにげに出される湯のみに入った熱いお茶・・・あれは猫舌の持ち主にはサービスではなく責め苦なのよーっ!!(思いっきり頷き。笑)
そういえば、まだこのメイキングを見ていない事に今頃気付きました(笑)、って事で(^^ゞ

デンライナーの車窓から 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!メイキング

来月には新作映画公開っていうのに、アタシってば!!(爆)

でも見ていてつくづく思ったわ・・・佐藤くんってば、何て女優泣かせな程の小顔さんなのっ!!
隣に絶対並びたくなくなる程にキレイだし・・・でもって、もうハグりたくなるぐらい華奢だしっ! > 駄目なお姉さんモード(爆)。
個人的には、R良太郎の紫のメッシュのエクステつけてるところよりも、K良太郎の黄色のエクステつけてるところに萌えました(^m^)

でもって、中村くんは・・・ちっ。
映像少なくってよ!東宝さんってばっ!!
・・・ご贔屓のオーナーの映像が美味しかったから許すけど(爆)。

あー。そういえば、この映画、映画館で見てウルウルしちゃったんだよなー。
そのうち宿題が落ち着いたら電王全部レンタルしてきてぶっ続けで見たいわ・・・って、あと○○枚も宿題DVDあるのに、寝言言ってんじゃないわよーっ! > ことのさん(ちゅどーんっ)

・・・本も読みたい、DVDも見たい、テレビも見たい・・・って時間が足りません。
会社員でなければもっとマシな消化速度なのかしらん(マジ考えるな。笑)
ISBN:4562043377 文庫 岡本千晶 原書房 2008/03/10 ¥950

ジュディス・アイボリーの新刊、読了〜♪
彼女の本の中で、日本上陸する前から読みたかったのが初邦訳だった『舞踏会のレッスンへ』とこの本。
いやー。これで念願かなったわ。アイボリーに関しては(笑)。

元々、彼女のお話って古典のモチーフとか影響が色濃くって、それでいて独特。
今回はアイボリー版『美女と野獣』ともいうか何というか。
ただ、しかし、そこはクセ者アイボリー。
幾つものギミックに似た世界構築があって、一筋縄じゃあいかない話となっていて、隅から隅まで気が抜けない。

20世紀初頭、アメリカきっての富豪令嬢ルイーズが、親に決められた結婚相手、フランス貴族シャルルに嫁ぐ為に乗った客船から物語は始まる。
シャルルは、彼女の父親が持つ捕鯨船で捕獲される特別な香料の原料が欲しく、ルイーズはアメリカでは自分の居場所を見つけられずにいる空虚な生活から逃れる為に結婚に合意。
お互い、フランスの地で対面する筈が、シャルルが偶然、ルイーズ親子と一緒の客船に乗り合わせた事からややこしい事に(^^ゞ

そう。シャルルが、自分の正体を隠してもうすぐ自分の嫁になるルイーズを誘惑しようなんて悪戯心を起こしたばかりに(^^ゞ

ツンツンな「美女」ルイーズが、若さと一途さ炸裂に正体を隠したシャルルに気持ちをぶつけてゆく様は、微笑ましいと同時に、若さ故の脆さとか痛みとか、色んなものを読み取れる。
そこがまた何とも切なく、百戦錬磨のシャルルでなくてもよろめいてしまいますな。
そして、百戦錬磨のプレイボーイである「野獣」のシャルルが・・・もう、完全なミイラとりがミイラ(^^;;
もう、元気の有り余っている勢い満々の18歳のお嬢さんの性への探究心に火を付けて見事自爆状態なのが・・・いやん。かわいいぞ(爆)。

客船での暗闇の密会は、船の到着と共に終わりを告げざるを得ないのは分かっているのだが。
ここでシャルルは正体を隠したまま忽然とルイーズの前から消えて、本来の自分、フランス貴族で彼女の婚約者シャルルとして出会う事を選択したんだよね。
ほら。自分はもう素直になったルイーズにすっかりメロメロドッキューンだし、甘やかしてラブラブに愛でる気満々だし(笑)。
・・・若くして老成してしまった、そんなシャルルが失念していた事。
若さゆえに、ルイーズが一途に正体不明の船上での、本来の自分を見出してくれた「暗闇の恋人」への、恐ろしいまでの義理堅い恋心を捨てなかった事。
そう、あまりの滑稽な状態となってしまったその現状。
自分の恋敵が、何ともう一人の自分(笑)。
策士が策を講じ過ぎて、自ら自爆しているのだ(笑)。
・・・ルイーズにお預け喰らわされて、どうにも腹がたっても、殴る相手は・・・じ、自分?!(爆)

もうね、このフランスに到着してからの、シャルルの何とも阿呆な、それでいてどーしようもない自爆っぷりと悶えっぷりと寸止め具合が・・・ことのさんには大喝采もので(笑)。
客船の暗闇の密会場面のホットさよりも、ちょっとした触れ合いに悶え、ほんの少しの視線で狂いそうになる、その濃厚なまでのシャルルの心理描写が本当に秀逸なの。
「いい大人が、さ」と苦笑しつつ、本当に切なく、いい意味で粘質で後から後からジワジワくるんだわ。

本当に彼女に恋してしまったシャルルの、もどかしさとか、場数踏んでる筈が妙に心もとないところとか、ルイーズのちょっとした言動に翻弄される様は完全に途中で立場逆転(^^ゞ
そんな駄目駄目っぷりが・・・なんちゅーのか・・・ツボ?(^^ゞ
ここまでの意気地の無さ・・・あ、違うか。根性座ってないのか(同じじゃん。爆)が、デキる男のくせして本気の恋愛が絡むとヘタレ化一気に加速でステキ(爆)。
とにかく、細かいエピソードや薀蓄や台詞の積み重ねが、シャルルとルイーズの間の距離を物語り、ルイーズにとっての「二度目の恋」として読ませてくれる。
ああ、うまいなぁ、アイボリー。踊らされっぱなしです。読んでて。

ハッピーエンドといえばかなりのど真ん中ハッピーエンド。
でも、読後の何とも混沌とした胸中は、他のロマンス小説とは一線を画する。
何度も読んで、何度も噛み締めて、そして誰かと語りたくなる。
余韻に浸る、というか、探求心が疼かざるをえない1冊。
クセになるという事だ。
超クセ者本大好きのことのさんのお気に入り殿堂入り確定。

< 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 >