ISBN:4596800502 新書 仁嶋 いずる ハーレクイン 2007/12 ¥1,160

ダイアナ・パーマーの新刊、中篇短編の二本立て、読了〜。
というか、これ、かなり前に読んでたの。
だって、SEPの『麗しのファンシー・レディ』上巻の口直しとして、下巻より先に思わずそこにあったこの本をひっ掴んだから(爆)

で、総括だが前半の『嫌いになれなくて』は、いつもの年の差M属性ものとしてサラッと斜めに流して読んだ(笑)。
というか、どうもあのヒロインのある事ない事を噂にして流した会計士、よく分からないんですが(^^;
あんな自己チューな事をやっといて、まるで何事もなかったかのようにキミ(ヒロインのテディ)はカレ(ヒーローのキング)の事が好きなんだね・・・しみじみ、ボクもキミの事が好きだったのに、とかほざき始めた時は、その配線の脈絡の無さに呆然(爆)。
どうみてもアンタ、ヒール(悪役)ですからっ!
突然、降って湧いたような三文善人ごっこされても、読者は目が点です!(爆)
どうもダイアナのヒロインでモデルをやっているキャラは、もれなく事件か事故に巻き込まれるテンプレートがあるようです(^^ゞ

で、二本目の短編『孤独が終わるとき』・・・いやー。驚いた。
だって、普通の、地味でしみじみくるロマンスなんだもん!←どうよ、その驚き!(笑)
いや、スカに身構えて読んでて「あれ」「あれれ」と・・・やもめヒーローと、年若い子持ち未亡人ヒロインとの、不器用なロマンスに、ヒロインの子供である少年がとってもいい味を出していて、余計な脇役とかもいなくって、本当にしみじみ普通なのだ←だから、そこが食いつくポイントなのか?!
本当に、これはダイアナが書いたのか?!とか、友達と失礼な事まで言ってたり←それってどうなのよ?!
どれだけ己がスカ慣れしていたか、反省しました(笑)。
無茶苦茶サイコーっっ、というワケではなく、本当に地に足のついたほのぼの地味〜、なロマンスでしたが、口直しどころか、ちょっと癒された(^^ゞ

余談ですが、この短編を読んで、某お姉さまにタレコミせずにはいられなかった箇所(爆)。
(ヒロインの)手が半分埋もれている
・・・どんだけ毛深いんだ、このヒーローのホリスターっっ!(核爆)
あと今年も数日で終わりです。
でもって、やっぱり掃除はエンドレス状態・・・来年早々変更になるゴミ分別、何か便利でスペースのいらないゴミ箱ってないかしら・・・とか、目の前の現実より逃避気味(^^ゞ

画像のようなもの、買うか > だから目の前の現実が先っ!!

とりあえず、ヤフオクにちまちま出してはリサイクル。
オクに出すのも億劫な山は、この週末は箱ごとオフ持込だな。マジ。
いろいろお友達に送らなければならん荷物の山、
あれを発送すれば少しスペースが出来るのでは?!つうか、発送待ち、待たせすぎ > 天の声
そんな切羽詰っているのに、何故か懸賞ハガキ書いてるし(笑)。

何故、師走ってこんなに焦ったモードなんでしょうかね。
DNAに組み込まれているのかしら。。。

明日もまだ会社行かないと。。。
ISBN:4789732312 文庫 林 啓恵 ヴィレッジブックス 2007/12 ¥872

ローリ・フォスターのヴィジテーション・シリーズ新刊、読了〜♪
とっても楽しかったわ〜♪♪

今回の主人公は、前作『さざ波に寄せた願い』の主役ジョー・ウィンストンの友人(笑)でバウンティハンター仲間(爆)でもあるブライアン・ケリーと、お懐かし『愛のオークション』のヒロインであるブランディの姉(義姉)のシェイ・ソマーズの二人。
いやはや、こっちとあっちをサクサクッと上手につなげて違和感ないのはさすがロリさんっ!
懐かしい凸凹カップル、ラストで久々に拝めましたな。

お話は、困っている人を救う事を生甲斐にし、日々猪突猛進に戦う(笑)麗しき富豪未亡人シェイが、何故か娼婦と勘違いされてヤバ系イケメン牧師の運営するセーフハウスに連行(?)されるところから始まる。
この牧師というのが、ホンモノの牧師ブルースが、どっかの誰かにどつかれ負傷し、その謎を追う為にこっそり彼と入れ替わった双子の弟ブライアンだった事から、更にややこしい事情となる。
お互い、もう初めて会った時から萌え萌えきゅーんっ、なのにシェイは正体はバラせないわでウズウズ、ブライアンは牧師に化けてる手前、手は出せないわで常に元気にコンニチワ状態で悶々悶々・・・うっとり←ことのさん視点(ちゅどーんっ)。

でもって、寂しい過去が災いし、自分の事は二の次にしちゃう他己モード全開のシェイが、たどたどしく牧師さん運営のセーフハウスに住む元娼婦のお嬢さん達と絆を結んでゆく様がかわいくってねぇ。
あの猪突猛進さ、普通はてんぱりすぎて、かわいくないヒロインの典型なんだけど、このシェイに関してはDeki女が、ちょこっと不器用なところを見せる度合いがロリさん、絶妙の書き具合なのよ。
でもって、自分の気持ちに素直。
どうよ、そのストレートさっ、というものでなく、逆に微笑ましいんだ。
いや〜、ストーカーよろしくシェイを盗み見ているブライアン(プチ変態←違。爆)でなくてもきゅんきゅんメロメロになっちゃうぞ〜っ。
バツイチ同士の二人の恋愛というには、まぁ、恐ろしくホットなのに何故かたどたどしくって、そこがまた萌え度を増すのだ(笑)。
いいね〜、言動がキュンキュンメロメロでスイートなラブラブカップルものって〜。
何か心があったかくなるわ(^◇^)

ブルース兄ちゃん殴打事件から、あれよあれよと巻き込まれたシェイの身にも危険が迫り、何度もひどい目にあわされる。
ここらへんも事件のゆるゆる具合と頓珍漢なキャラ具合が絶妙で、正体がバレて喧嘩別れしたブライアンとの再会・・・の筈が、牧師兄ちゃんと勘違いしているものんだから、彼を襲う(爆)シェイの場面は大ウケ。
ブルース兄ちゃん、別の意味で開眼してしまったり(爆)。
いや、やはりこの本も、ヴィジテーション住まいのクセ者中心に脇役がいい味を出していてね〜。
まずはブライアンの双子の兄にて牧師のブルース。
この彼が・・・ぷっ。真面目な牧師な筈なんだが、ちょっと配線が変(爆)。
前出のシェイに押し倒される場面は本当に出色だわ(笑)。
あの配線じゃ、ヴィジテーション住まいはガチ運命としか・・・ジェイミーの親戚かと思ったよ一部(爆)。
で、前回の主人公夫婦・・・その女という女を腰砕けにさせる女殺しジョーも、人妻になっても髪はイケイケなルナも・・・相変わらずでステキ(笑)。
前回同様、ウィローの彼氏ゆえ、将来の舅(?)ジョーに威嚇され続けるクレイも健在(笑)、CIAも驚きの諜報活動もどきを続けるオースティン少年も元気(笑)。
ヴィジテーションの平和を守るのが仕事だが、自分の心の平和はジョーの妹アリックスのせいで崩壊寸前の保安官スコットさんも今日も気の毒に元気(爆)。
でも、やっぱり・・・今回もヴィジテーション名物、ジェイミー・クリードに尽きましたな!
ブライアンに何か恨みでもあるのか?!ってぐらい、彼とシェイがうっふんあっはんと盛り上がり最高潮の場面になると、すごいタイミングでお告げにやってくるんだもん!(笑い死)
遠隔地にいる時は電話でまで邪魔をする・・・ヒャッホー!ブラボー!!サイコーッッ!!!(爆)
そして、今回も言いたい事だけ言って消えまくり・・・しかしジェイミーさんよ。あの速度で走ってくる自動車の前にいきなりお告げに参上ってのは・・・は、はは(^^ゞ
本当、最高だわアナタ(^^ゞ

次回は、開眼(?)した牧師さんブルース兄ちゃんの1冊。
早く上陸するといいね・・・っていうか、ジェイミー・クリードまでまだまだあるから急いで下さいっっ!(切実)
クリスマスイブですが、日付変わって帰宅したので午前中は沈没してました。あ〜れ〜っっ(^^;;

これが普通に日曜なら、何時に帰宅しようが何時に就寝しようがヒーロータイム起床しているんだが、月曜ってのがいけません > 何がイカンのかは謎。。。

そんな昨日のヒーロータイム、ゲキレンにてメレちゃんの垂涎もののミニスカサンタさん姿を拝んでしまいました・・・あんなエッチでカワイイものを朝から拝めば寿命が延びるってもんですなっ!(完全なオッサンではないか。汗)
電王は・・・もう、腰が抜けるぐらいシリアスで・・・そ、それで次回はそうなのっ?!
・・・ああ、何か、ハンカチ用意しとかないと(涙)。

そういう昨日もありー、の本日。
午後から始動したんだが、まずは・・・ふ。ホームセンターで「ポスト」購入。
いや、老朽化している今のを26日の年内ラストの不燃ゴミの日に出す為にも早く取り替えないと(^^ゞ
そして次は・・・てへ。新しくオープンしたブック○フに偵察・・・偵察に行った筈が、早くも12月20日刊が落ちてたのでHQの高いものをチョイスして。
・・・つうか、今月の新刊文庫もたんまりあったし(全部読んでたけど。汗)あんなに早く落とされていいのか(笑)。
そこからクリスマスケーキを買いにケーキ屋、次にチキンを買いにケンタッキーフライドチキンへ・・・は?

ドライブスルーは本日中止 予約のない方はお並び下さい

・・・何?この張り紙?!
そして、迂闊なことのさんは寒空にチキンの為の店外の行列に並ぶ羽目に・・・(~_~;
ら、来年は予約しとくーっっ!!(しくしく)

そんな自分の迂闊さが身に染みたチキンは美味しかったです(ちゅどーんっ)。
明日、会社で使い物になってなさそうだが・・・あと4日行けば休み・・・あと4日・・・。
今年のライブ納めをしてきました〜、って事で、2年ぶりのKinKiKidsです(笑)。
ツアー初日、幾ら時間配分がピンとこないからって・・・やってくれるぜ3時間オーバー(爆)。
おかげさまで、帰宅したら午前様よ、オネーサン達(^^ゞ

セットリストとか、簡単なライブ日記はまた後日。

いや、でも新アルバム『Φ』を初めて聴いた時、光一ソロは絶対エロ大魔王振り付けだと妄想暴走していたのに、意外におとなしくってガッカリ?(^^;
つうか「何故に脱いでないのだっ?!」とか小声でツッコミしたのはワタクシだけでしょーか?(^^ゞ
そして、いつもなら光一がやりそうな演出でソロをやったのが剛だったのよねー。
うんうん。ダンス、頑張ってたよね・・・足元、アディダスだけど(笑)。

そして、やっぱりイタイ恋愛の深淵をこんなにあっさり自作し、歌う彼らに頭が下がる。
「銀色 暗号」、スゴイね。ナマで聴くと。

デビュー10周年という事で、スクリーンに懐かしい映像が映りましたが、ことのさんの脳内のも人間失格なあの頃の思い出(爆)が走馬灯のように・・・走馬灯のように思い出が・・・って、死ぬ前じゃなくっても流れるんだ(爆)。
どっちかというと、羞恥プレイって気も(^^ゞ
ISBN:4789732320 文庫 阿尾 正子 ヴィレッジブックス 2007/12 ¥840

スーザン・ブロックマンのTSSシリーズ6巻、とうとう日本上陸しました1冊、上下巻読了。
とにかく、内容は原書持ってるから知ってるし、これを読むと絶対再読したくなるから本当は内職とか全部終わってから読もうと考えていたけど、やっぱり手にしたら読んでた(笑)。
まぁ、そんなもんだ。

もっとも、既に前巻にて大半の重要エピソードを出しているので、この巻は広げた風呂敷をたたむ巻、というカンジがするのも事実なんだが(^^ゞ
このシリーズでお馴染みの過去の回想を含む3つの恋愛が同時に進んでいくという意味では、ブロックマンがこの巻は余りにサムとアリッサの事後処理(爆)に全力投球したせいか、どうもピントがしっかり合っていないところもたびたび。
そうなのよー。
ウォルターとドットの恋愛に関しては、非常に物足りない。
こじんまりまとまっている、というと良く聞こえるが、人種問題という重いものを並行させたが故にロマンスはかなりおざなり・・・とまではいかなくても、ちょっと読者任せな部分も見受ける。
何より、サムにとっては重要である親友にして、ウォルターの孫でもあるノアの扱いが中途半端(^^ゞ
おいおい。スーザンさんや、アナタらしゅーないぞ。
ノアとその妻クレアの夫婦関係に関して、何やら不穏なものをにおわせる文面をチラホラ書いておいて何もナシ?!みたいな。
もうね、やっぱり今まで5冊かけてサムリスのロマンスについて延々とエピを重ね続けたツケがここできた。
本当に、ノアは単なるウォルターとサムと結びつける為の手段だったのか、という悲しい疑問すら浮かぶんだよね、あの扱いが。
全てが全てを書けないのは分かっているが、彼女の達者ぶりから考えるとここは首を傾げる箇所なのだ。

サムとアリッサのロマンスについては、納まるところに納まったという感想が第一で、好きなカップルながら非常に冷めた目で見ているという事に今回気付いたり(^^ゞ
むしろ、自分自身が理解出来ない程のジーナへの激しい気持ちに戸惑い、そしてアリッサという心の安らぎ処を失くすかもしれない、LOVEじゃないけど、限りなくそれに近い感情を彼女に持つマックスの揺れ動く乙女心フクザツなオッサン心(笑)を持て余す様の方がことのさんにとってはこの巻のツボなんだなぁ、と再認識(爆)。
これからが大変なんだけどね、おじさんってば(^^ゞ
お茶目なパジャマ姿すら垂涎もので、本当に困ったちゃんだわ(^^ゞ
あとは、どんだけジュールズがご贔屓かというのも再認識(萌)。

そう。
今回の同時進行する2つ目のロマンスが、このマックスとジーナのお話。
むしろ、こちらの方に胸を掻きむしるような焦燥感を感じたあたり、今までの巻のサムリスのポジションらしきもの、と考えたり。
この巻の、うまいながらも若干のピントの合わなさ具合を感じるのはきっと、今まで3つのポイントからキレイなお約束のシリーズ特有の形を成していたものが、トムとケリーの恋愛にも一つの区切りをつけたり、前巻で最高潮に盛り上がったメアリ・ルーとイブラハムのロマンスの決着とか、その上にテロリストの始末(笑)までしなけりゃいかんかったというものだとは思うんだが。
いやー、忙しい巻だった。
しかし、いくら忙しいからって、スーザン・ブロックマンはこの巻でやってはイカン事を一つやった、とことのさんは思うのだ。
いくらてんこ盛りだったから、って。

ドンの、ドニー・ダコスタの死を、あんなに軽く書いてはいけなかったのだ。

かりにも、前巻のヒロインの兄(つまりTSSのマルドゥーンの義理の兄)にして、物語でも重要な役目を果たしているキャラクターをあんなにあっさり殺してはいかん。
確かにテロリストの自動車爆弾なんてもんに遭遇して、そんな目にあってもおかしくない。
ただあんな風に数行で全て終わった事になってしまうとなると・・・何とも世知辛いというか、キャラクターに愛をもって接するブロックマンの所業とは思えなかったり(ましてや、ブロックマンは、この憎めなく愛らしいドンというキャラをすごく愛していたのが前巻読んだ読者にも分かるから二倍解せない)。
妹が、彼の死に対してどう対応したのかすら書かなかった。
メアリ・ルーと娘ヘイリーに去られ、独りになったサムにとっては、隣人の彼は孤独を慰めてくれる優しい存在になっていたからこそ余計解せないのだ。

若干の誤訳(笑)とかそんなものよりも、ブロックマン女史のこことノアの扱いがことのさんのこの巻の評価を分ける事になった、としておこう(だから、この巻を読むと、どうしてもシリーズ最高峰だと思ってる3巻と4巻を再読したくなるのよ。笑)。
美味しいエピが沢山てんこ盛りしても、一つでもその扱いを疎かにするというのは恐ろしい事だ、と痛感。

さて、これ以降はトムの作った民間組織「トラブルシューター」を中心に、シリーズ第二期に突入。
いや、そこは勿論、SEAL第16チームとの絡みもあるぞいっ。
ここからは第二次世界大戦に絡むロマンスは為りを潜めるが、並行するロマンスは相変わらず。
そうなのよ。マックスとジーナとか、ジュールズとか(笑)。
もうね、今回男泣きしたコズモなんて、ジュールズのあれやこれやに主役を喰われた気が今だしてならないんだが(爆)。
ちなみにそんなコズモは8巻、マックスは9巻という事で、気長にお待ち下さい?(笑)
で、ジュールズは12巻・・・ふ。ノーカットCD買ったのでジュールズのロマンスを年末年始エンドレスで聴くのじゃっ!(爆)

これだからことのさん、王道じゃないのね。
サムじゃなく、ワイルドカードにマックスにジュールズってアナタ・・・(^^ゞ
ISBN:4576072293 文庫 加藤 洋子 二見書房 2007/12/20 ¥830

リンダ・ハワードの新刊、読了。
はい、サヨナラ!(爆)

いや、前作『チアガール・ブルース』もイマイチな印象だったことのさんには、その続編(「スピンオフ」ではなく「続編」)のこの作品、イマイチを通り越したものとなりましたハラショーっ!(笑)

お話は、前作でくっついたブレアと、その婚約者ワイアット。
さて結婚しましょう、という事ですったもんだしている間に、何故かブレアの命が狙われる事件が続出、しかも結婚式の用意もしなけりゃいかん、という時間に追われた1冊。
犯人はまぁ、前作を読んでいたら何となく予想範囲内かな、というもんで、まぁ、それはいいとして(のっけから捨て気味)。

このシリーズ、ヒロインであるブレアの一人称で進行するというタイプのものなんですが。
ハッキリ言ってしまうと、リンダ・ハワード、一人称小説に向いてないにも程がある、という結論に結びつくのはことのさんだけか?(笑)
もう、読んでいて・・・余りにご本人の筆力とその一人称の似合わなさ具合に翻訳具合も手伝って、居心地悪くてイタくて笑いがフリーズ(^^ゞ
そうねー。
無理やり若作り訳に勤しんで自爆した戸○奈○子センセイの字幕を思い出しました(爆)。

このタイプって、かつて一世を風靡した『ブリジット・ジョーンズの日記』を代表としたシングルトンものではお馴染みなのですが、シングルトンの場合は割にモノローグというか、独り言が多いのに対して、この作品は饒舌で軽妙な丁々発止な会話を得意とするヒロインによるものなので・・・あ。イタっ。
一人称で、モノローグをするにも、この丁々発止を用いたら・・・そう。読まれた方は、お気付きかと。
このブレア、しょーもない事ですら、やたらめったら読者に対して同意を求めまくるのだ。

「〜でしょ?」
「〜じゃない?」
「〜思う?」などなど。

・・・勘弁してくれ。ウザい、ウザすぎる
ティーンネイジャーならともかく、バツイチ30越え女に延々それされて、最後まで気分いい読者でいる程、ことのさんの心は広くない(きっぱり)。
なまじ、この女がブロンド美人で、頭の回転が速く、成功したビジネスウーマンなのが嫌味度合いを増すんだな、これが。
しかもどう読んでも、上からモノを言ってるから、更に嫌味度、アーップ!!
ホンモノのかわいこちゃん白痴(笑)なら、ちっとは見逃してやれるのに、このブレアは何もかもが計算づく。思わず、昔スマスマで中居くんがやっていた「計算マコちゃん」を彷彿させてくれ、気分は傍でツッコミする横山めぐみです(爆)。

もう話は、前作読んでない人にはまるきり分からない、遠い親戚の葬式で聞かされると遠縁者の近況よろしく、どうでもいい事が中心にあったりするし(笑)。
山なしオチなし意味なしな凡作だからいいんだけど(暴言)、キャラ萌え本を狙ったにしろ、このキャラは賛否両論。
勿論、ことのさんは「」です。わはは。
萌えどころか、萎えまくり。。。

軽く読んで笑って終わる、という意味でリンダ版ラノベと言われたりもしているが、ねぇ(^^ゞ
別に、その意味だったら他の作家の本でもいいワケで。
もっと一人称を軽妙に達者に扱える作家はいるワケで(イヴァノヴィッチとか)。
確かに、本全体のムードはコミカルでライトなんだけど、それに振り回されて、ブレアのキャラ個性という軸以外、何ら特筆すべきものがあるようには思えない。
リンダ先生がいろいろ模索してらっしゃるのは分かるんですが、この手のハナシは正直、もう勘弁願いたい。
彼女のコミカルな話は『パーディーガール』がピークだったと思うし、ああいう地に足がついたヒロイン書くのが上手で読んでいてホッとするのよね。

でもって、何故に「続編」なのかと、この原書が出た当時思ったわけ。
リンダ先生が言うには、このキャラがお気に入りになっちゃって脳内で勝手に続き話が出来ちゃって〜、らしいが(何だか同人誌作るオタクの決意表明のようだ。爆)。
ことのさんはもっと冷たい疑問を述べたな。
昔ほど、魅力的な新しいキャラクター造詣が出来なくなっているから、既存のキャラを使わざるをえないのではないのか、と。
それなら悲しい話である。
『くちづけは眠りの中で』で、マディーナとニエマ夫婦のその後がチラリと出てきたが、もし、今のような、ご自分自身「これだっ!!」と言えるようなガチ設定が出来ず、グッと胸をわし掴みにされるようなストーリー作りを出来ない状況なら、あえて彼らのスピンオフは書かないでもらいたいと思うのはファンの我侭か。
「あーあ。書かなきゃよかったよ、続編なんて」とため息まじりに言われるようなスカ本になるぐらいなら、思い出は美しいままでいたいもんだ。。。(遠い目)

+余談+
巻末に、あのクリスピー・クリーム・ドーナツを使ったブレッドプディングのレシピが載っていたが・・・「歯が痛くなる程甘い」・・・いや、あのオリジナル・グレーズド自体が甘いのに、更にそれにコンデスミルクにバターを加え・・・挙句、糖衣までかける?!
それって、痛いを通り越して歯の詰め物が溶けるわっっ(~_~;
寒い日が続きますね。
今夜のことのさん家の夕飯はすき焼き〜♪
うまうまっ!!

で、そのすき焼き鍋、見た記憶ないので「あれ。新品買ったの?」と母親に聞いたらこんな返事が。
「・・・アンタが以前、懸賞で当てた『中華の鉄人・陳健一さんのすき焼き鍋』だわよ・・・(^^;」(2006年7月7日の日記参照)

・・・あ。すっかり忘れてた(笑)。
当たったのはいいが、そのまま箱のまま放置してそこから記憶なかった!(爆)
こんなもんです、ことのさんの懸賞に対する姿勢なんて(^^ゞ

でもコレ、IH対応でとってもいいお鍋だったらしく、父も母もすっかりお気に入り。
「これで次は餃子やなっ!」
それは美味そうですな・・・なにせ中華の鉄人の鍋(うっとり)。

+余談+
あ。そうだ。今月末締め切りの懸賞ハガキ、あと○枚書かないとねっ(笑)。
年内、残る可燃ごみの日は6回?(^^;
明日はドラッグストアの特売にて、ガラスクリーナーとか大掃除関連ものがっつり購入といくか。
SEPの新刊、というか、化石発掘翻訳本、読了。
やっぱり上下に分けないでも1冊でも出せたじゃない、という合わせて750ページ程度(レンガリアンには薄く感じるのよ。自爆)。

・・・えっと、ここで終わっていいですか?(^^ゞ

というのは冗談として(笑)。
まぁ、でもちょっと本音。
『レディ・エマ〜』を読んだ時に、あのテディくんがどーしても気になったから原書で買いました。この『FancyPants』。
その時に、最初の方でうんざりしたんです。
浅はかで頭弱い女と、その一族について、延々と描かれた序盤に(ざっくり)。
「どうして私だけ」「どうしてこの私がよりによってこんな目に」等、SEP作品のいい意味で居直り肝っ玉ヒロインが何よりも大好きな身には、あの現状把握の出来なさ具合はもはや言葉も出ないもので。
日本語で読んでも、それは同じでした。
いや、拾い読みしか出来ない英語よりも、なまじ達者でいらっしゃる岡さんの翻訳版は、その素晴らしさゆえにうんざり度が増して読めるのです(爆)。

で、もう、このヒロインのフランセスカの浅はか具合が極まった前半はもう割愛する。
書くにも、どう書いていいのか分からないぐらい、絶対同性の友人としてはこんな女はいらん、と思わせてくれますもんで(笑)。
たとえ、ご贔屓キャラであるテディくんの母親だろーが、後年、肝っ玉姐御として君臨しようが、そんなの関係ねぇ!!
この作品に関しては、とにかくことのさんの地雷直撃だったのよ。
何で、母親が死んで財政的に逼迫していて、地道に銭を稼ごうとせずに気取った雌孔雀のように、見栄えばかりを気にして、挙句、ホイホイ甘言にのってアメリカくんだりまで働いた経験も何もないのに一流女優気取りで博打よろしく渡航してんのか?
そこからヒーローであるダリーに会うまで、会ってからも空回り三昧で、読んでてぐったりした。
男が自分を見れば、自分に傅くのが当たり前、自分はトップにいて当たり前、なのに何故こんなにうまくいかないの?ともう、思い込み過多なはき違い言動連打で萎えも萎えも萎えまくり。
あれをコミカルさというなら、そんなコミカルは理解出来ないし、したくありませんから(笑)。
後年、テレビレポーターとして彼女が成功しても良かった、とかいう共に喜ぶ気持ちはない。
SEPヒロインに関して、こんな冷たい客観的視線を投げかけられるのは『愛はジャスミンの香り』ヒロインのキットと双璧か(笑)。
だって、かわいくないもん。
美人かもしれないし、ポジティヴかもしれないけど、全然かわいく思えないもんっ。
ことのさんにとって、ハグしたくなるよりどつきたくなるSEPヒロインなんていらーん(爆)。

これでヒーローのダリーが出来た男なら、少しはマシなんだが、この男、今まで翻訳されたSEP作品最低ヒーローの称号をやってもいいぐらい(爆)。
何せ、その時点ではまだ結婚している事実を明確にせず、ヒロインとヤッちまった末に妊娠させた男ですからな。
既に結婚生活は終わってる?
もはや、妻であるホーリー・グレイスとは夫婦生活もないから?
んな事知るかい。
んじゃあ、さっさと離婚してろよ。
それなのに、この夫婦、お互いの傷を舐めあい、傷にせっかく出来るかさぶたをお互いではがしては、またうっとり自己憐憫に浸る為にまだ夫婦でいるとしか思えない・・・あれに同情してもらい泣き出来る程、ことのさんは出来た読者じゃありません。
最初に、ホーリー・グレイスが別の男が出来た時点で別れてりゃあ、まだマシなのに、自分も対抗して別の女とヤッちまい、そしてそれを頻繁に感傷的モノローグで思い返してはまた憐憫に浸る・・・勝手に奈落に穴掘ってろコノヤロー、と思いますね(笑)。
そんな歪んだ関係を、周囲も、そして本人達も治そうとはしない。
夫婦ではないけど、親友で家族だし・・・って詭弁を垂れるが、まだ夫婦じゃない、法律上で立派に。キモい詭弁だ。
それなのにこの男、10年後に再会し、妊娠を隠し、そして自分の子供をこっそり出産していたフランセスカを責めるのだ。
フランセスカもはっきり面と向かって言ってやりゃー良かったのに。
「だってアンタ、あの時結婚してたから、この子はどっちにしろ私生児じゃないの。どの面下げて私にそんな事言うのよ。『結婚してるんだ』の一言すらまともに私に言えないくせに、そんな立場なのか?」と(笑)。
まぁ、このダリーの言い訳がまたすごい。
ホーリー・グレイスの名前は、何度も彼女(フランセスカ)の前で言ったから(自分の妻なのは)知ってる筈だ、とか。
分かるかいっ!エスパーじゃねーんだからテメーの脳みその中なんか読めねーよ!口に出して言え!!
・・・もはやアホ過ぎて話にならねー。
第一、ホーリー・グレイスを最初に妊娠させた状況といい、10年後にフランセスカを妊娠させた状況といい、まぁ、学習能力の無さよ。
SEPヒーローのお約束は、図体のデカいお茶目なおバカさん(笑)なんだが、それはアクマで好きという気持ちが嵩じて妙な事をやらかしたり、傲慢さゆえに頓珍漢な言動しちゃうからなんだが・・・この若かりし頃のダリーは単なるマジバカって気がするわ・・・。
現実逃避で言い訳三昧のこんな男にした一因、妻のホーリー・グレイスにもあると思うよホント。

で、脇役ロマンスにも定評あるSEP作品なんだが、そのダリーの妻ホーリー・グレイス・・・何?これ。
こんな偽善者、知らん。
フランセスカやダリーに偉そうに能弁垂れる場面が幾つか見受けられるが、何様だ?
前出の通りの歪んだ夫婦関係の上に胡坐かいてのらくらやった挙句の芸能界への華麗なるサクセスストーリー、何と薄っぺらくて上滑りな事か。
虐待されていた過去、ダリーとの結婚生活、亡くした息子、気の毒エピはてんこ盛りだが、全く読者のツボにも箸にもかからない(^^;
心の美しい人は、外見も美しい、というフランセスカとの対称を狙ったのかも知れないが、どっちもどっちって気がする(笑)。
同性友人としては、こっちも勘弁願いたい(爆)。
SEP作品至上、最もイタイ頓珍漢脇役キャラのコンテストがあったら是非推薦したい一人である(爆)。

かろうじて、そのホーリー・グレイスの後の彼氏となるゲリー・ジャフがまだ少々マシなキャラ造詣していたか、ってカンジだが、それでもやっぱり設定ばかりが浮いていて彼の個性への反映度合いは読んでいてそんなに伺えない。
というか、このゲリーも含め、前出のメインキャラ3人の大人げ無さ具合、いや。思考言動の幼稚さ具合が、物語を非常に殺伐としたものにしていると感じたのはことのさんだけか?
あんな過去設定があって、年月がたって経験を積んで尚、子供の言い訳のような幼稚な理論を四人が手を変え、品を変え振り回して物語を展開させていくんだから。

・・・そうね。
この本、やっぱりことのさんにとっては原書買った際の目的がそのまんまかと。
10歳のテディくんと、父親であるダリーとの和解(?)とか、テディくんの幼少期の武勇伝とか、テディくんとスキートのナイス・コンビとか、テディくんの知能指数が何故、あのバカ親二人の遺伝から出てきたのか、とか(笑)。
いやん、ほら。青田買いことのさんとしては、そこは譲れないしっ!(爆)
そう。
だから、ことのさんにとってはこの分冊、テディ少年登場の下巻だけでいいかも。再読するなら(爆)。
あとは『レディ・エマ〜』を詳しく読む為の資料程度、という位置付けか。

過去の作品の取扱というのは賭けである。
ましてや、SEPの残り初期未訳2冊もMIRAから翻訳が決まったというから余計に。
お友達も言ってたが、その人が巷に、万民に認められた作品というのは侮れない存在なのである。
ひとつの「目安」としても。
この作品は、彼女がブレイクする前の作品だという事を、これから読む方には頭の隅っこに置いておいてほしいかも。
この作品が、SEPに接する最初の本なら・・・お願い!この本は我慢大会でも、他の本は素晴らしいのよっ!ここで挫折しないでっ!と言っておいて、この日記はここで終わる。

+独り言+
MIRAが翻訳する残り2冊、ハニーちゃんはまだ巷に認められている部類に入るので、まぁ、これを後にして下さい(ぼそ)。
まぁ、ディーンくんが二見さんが出してくれる事も確定しているので、そっちをメインの楽しみにしてます(^^ゞ

さむっ

2007年12月17日 スポーツ
週明けから冷えた会社は冷蔵庫状態。
ああ、あと来週いっぱい行けば休みだから頑張れ、ことのさんっ > とりあえず自分で励ましてみる(笑)。

昨日は毎度お馴染みの早起きヒーロータイムに異変が・・・いや。
お友達の皆さん、余りの電王のシリアスで凄い展開に携帯メールすら打てないぐらいでしたのよ!
もう、早く続きを、あのからくりを見せてくれいっ!!
物語の佳境を寂しがるより、もう惹き込まれてしまってこんな時期にやっぱりドキドキしちゃうんだよ。
凄いよね、電王。
一年間、睡眠削ってハマった価値あるドラマだわマジ。

クラブW杯は、ACミラン執念の優勝で幕を閉じた。
試合後、ミランのシンボル・プレイヤーでもあるマルディーニ様、これでやれる事は全てやったと6月現役引退を明言。
ミランの背番号3番は永久欠番となる。彼の愛息子が受け継がない限り。
世界中のマルディーニ・ファンの嘆きが聞こえるようだな。
バルサのプジョルとか(^^ゞ
薄々この引退は知っていた事だからこそ(この大会の為に一年延ばしたってのが執念だわ・・・)、日本テレビのつまんねー演出連打の放送にかなりの殺意を抱いたりも。
KYなお笑い(名前は伏せない。タカアンドトシ、アナタ達です。よっぽど次長課長の河本くん呼んでもらった方がミランへの愛や造詣の深さ故に納得も出来たわ)のギャグや、ゲストの過去映像流している暇あるなら、彼の現役最後のシーズンを一秒でも長く映せ!(--;
インザーギのシュート、ピルロとの連携など美味しいものを沢山拝ませてもらったが、やはり旬のものの勢いには叶わない。
この大会はカカに始まり、カカに終わった(^^ゞ
そりゃあ、あの小顔で可愛い奥さんをもってしても「今夜は妻には遠慮してもらってトロフィー抱いて寝る(爆)」と彼に言わしめたバロンドール受賞直後だもんね〜。

ああ、寒い。
これだけ寒いと読書は停滞・・・の筈だが、とりあえずSEP上下巻、読破。
読破というより、斜め叩き砕いたというカンジもするが(笑)。
何せ、途中口直しにダイアナ・パーマーの新刊短編読んだぐらい追い詰められていたのだから、砕いたというのは正解か(爆)。
だって、あれ原書でも前半がまるで我慢道場だった印象があったんだが・・・間違ってなかったもん(爆)。
あ、でもダイアナ、もう一本残ってる(^^ゞ
とりあえず、TSS祭りに入る前にこれからリンダ・ハワード新刊読むか(笑)。
ああ、TSSが、サムリスがこの本のお口直しに待機してるなんてゴーカねっ(何か違うし。爆)。
あ、他にもクレンツも待機させてたわ。
ロリさんもあるしね(CCはこの前のイケてないバイキング本の後遺症のせいで新刊購入でなくてもいいって気になってきた。寒いこんな時期にDVもんは読みたくないな・・・)。

・・・早く冬休みに入らないかしらん(^^ゞ
というか、会社が休みでなくても冬眠したいってのが本音なんだが(爆)。
ISBN:4562043326 文庫 織原 あおい 原書房 2007/12/10 ¥930

ローリ・ワイルドの日本初上陸の1冊、読了〜♪

もうね、のっけからコクっていい?
好き好き大好きチョー好きっっこの1冊!!

はふっ。失礼しました(^^ゞ
もう、全てにおいてこんなにツボメガヒット連発の1冊ってなかったわ!
のっけからラストまで、クスクス笑ったり、しんみりしたり、もう幸せで幸せで読み終えたくなかった。ホント。
また、よく出来てるんだ。細かいところから、茶目っ気効いた設定、掛け合い抜群な台詞のやりとり、そしてサイドロマンスの粋さ。
還暦越えカップルをあんなにキュートに書いてもらっちゃって、ありがたやありがたや(^人^)

さて。お話だが、金持ちイケメンとクロゴケグモが苦手な女私立探偵チャーリー。
もう、この時点で拍手喝采なんだね。
クロゴケグモが苦手な理由が余りにリアルで・・・幼少の頃、クロゴケグモにお尻を噛まれて病院送りになったヒロインって、もうウケた!ありがとうっっ!!
そんな彼女のところに、彼女の祖母と一緒にどこかに消えた祖父を探しにやってくるのが、そんなチャーリーの天敵のクモ・・・あ、違った。金持ちイケメンのメイソン青年(笑)。
そこから、祖父と祖母を探す為の二人の珍道中が始まるんだが・・・これがもう最高!
順調だった筈が、チャーリーの愛車コルヴェットはレッカーされ、メイソンの財布は盗まれ、更に旅程が進むにつれ、メイソンの愛車ベントレーはクラッシュ(ここの場面がまた傑作なんだわ。爆)、慌てて飛び乗ったバスツアーは何故か新婚カップルのテレビ番組撮影中の移動バス、二人して新婚夫婦のフリをする羽目に・・・そして見事にこれがあらゆる話の流れにつながる、その違和感の無さと、達者さ。天晴れである。
ガチガチの堅物にならざるを得なくなった石橋を叩いて渡るメイソンと、「攻撃は最大の防御なり」とばかりに常に前向き、当たって砕けろなチャーリーとの正反対ゆえの頓珍漢な道中のやりとりが、楽しくて楽しくて(笑)。
怪しいヤツらにつけられているんだが、それを目くらましするんだか墓穴掘ってるんだか、という言動とかもあったりコミカルであっという間にページが進むんだよね。

というか、ことのさん、こんなにツボにハマった台詞を次々口にするヒーローってすんごい久し振りなの!
砂漠近くの廃墟となった映画スタジオに潜入する際の、あの頓珍漢極まりない台詞なんてガツン!ときたわ〜。
でも、ぼくの靴はローファーだし、日焼け止めローションはホテルに置いてきたんだよ
もう、こんなおバカさん、殴っていいのかハグっていいのかわからんよ!(爆)
いや、バカほどカワイイってやつか?!(爆)
メイソンの脳内モノローグも傑作で、イケナイ事を考えると三つ又の巨大フォークを持った悪魔が囁きかけるらしく、非常に一人ボケツッコミに忙しい(爆)。
ボケているだけでなく、メロウでスイートな台詞も抜群。
それでいて、真摯な姿勢でチャーリーに向かうのが、また◎なの。

そんなメイソンに対するチャーリーが・・・うふ(^m^)
これって、ツンデレ系よね(笑)。
ていうか、彼女のメイソンに対する態度って・・・あれだよね。
好きな女の子の事を思わずイジめてしまう、恋に悩む捻くれた少年のよう(笑)。
もうメロメロなのに、どうしても素直になれないし、天敵だし・・・でツンツンな態度をとっちゃうんだけど、これまたよく出来た展開で、二人の距離を一気に縮めてしまうきっかけがもう一つの天敵クモ(笑)。
いや〜ん。コミカルな筈が超キュートだよね、ここ。
そりゃあ、メイソンの中の悪魔も折れますわ(^^ゞ

サイドストーリーとして展開するのが、この二人の祖母メイベリーンと祖父ノーランなんだが・・・これが、素晴らしく孫二人とシンクロニティでナイス。
自力で自動車の修理をしちゃうメイベリーン祖母ちゃんと、のんびりおっとりなイケメンのノーラン祖父ちゃん。
しかも、物語の始まるきっかけとなる「ある事件」も二人の過去に密接に関係していて、読む側を全く退屈させない。
もう、二人の過去がきゅんきゅんなんだわ〜。
人生やりなおし、いや。第二のスタートというべきこのロマンス、ドタバタした中でゆったりしたムードでステキなの!
日本でもお馴染み、あのアカデミー賞授賞式の会場でのすったもんだのラスト近くは、映像が思い浮かんで二倍楽しめますね。
いや、あえてあの裏方も裏方、しかし一般人には不可思議極まりない存在であろう会計事務所にスポットを当てるそのアイデア、ワイルド女史、天晴れ!(笑)

脇役もお約束なキャラの、その配置がナイス。
メイソンの恋人にして鋼鉄のセレブ・キャリアウーマンのダフネ、かっとんだ悪人であるメイベリーンの息子にしてチャーリーの父親でもあるエルウッド、その他、ヌケてる二人組殺し屋、旅の道連れとなったテレビ番組関係の皆さん、全部が○。

男性陣、祖父と孫、多分名家のはみだしっこなこの二人が非常に愛おしく感じました。
坊ちゃんなのに「じいちゃん」って言ってるところがグー♪
そんな二人を、包み込むと同時にスリスリしちゃうような女性陣もまたよいの。
いいね。ストレスなく読めて、キャラ全てが愛おしい本って。
ローリ・ワイルドの本、他にも読みたくなりました。
HQから出ている分、アフロディーテあたりで翻訳してくれないかしらん。
新しいDVDプレイヤーも購入したし、これからは高画質再生よ〜♪とばかりに、ウキウキとこちらを鑑賞(^^)

進藤学 R

萌えっス・・・テラモエっす!!
このMMVの一連のシリーズの中では一番お気に入りになったよっ!
前半の、ベトナム・ホーチミンでの旅人映像もクオリティ高いし、何故か大抵ある半裸でのスポーツ等の場面も、この進藤くんのがピカイチ!(えこ贔屓って気も。笑)
あのアルゼンチン・タンゴ場面見た時には合掌しかけたわ・・・いいモン見せてもらったわ・・・南無南無(爆)。

・・・しかし、このシリーズのありがたくないビミョーなコスプレ場面・・・あれ・・・ゲ○の美容師?(^^;
もう、それを活き活きと演じているあたりが彼ゆえんか?(^^ゞ
ドン引きしかねない場面が、妙に噴出してしまったわ・・・。

そしてメイキング。
うわ〜♪演じてないオフモード進藤くんのお喋りだわ〜♪
そうそうっ、そうなのっ。
あんなカンジでハキハキとお話してくれるのっ(萌)。

・・・はふぅ。
彼と握手会でお話したのは、今年の1月か。
もうすぐ一年近くたつのね・・・久し振りに、ナマ進藤くんのステージを拝みたくなりました(^^)
リサ・クレイパスのボウ・ストリート・シリーズ2巻、読了〜。
つうか、読了して大分たってしまったんだけど(^^ゞ

すっとこどっこいにシリーズ最後の3巻から翻訳され、ネタバレしまくっていたロス卿とミス・ソフィア(原書タイトルは『Lady Sophia’s Lover』だが、彼女は子爵令嬢なのでMissの方が親の爵位を考えてよくない?まぁ、そんな細かいツッコミはいいけど)が主役の1冊。
いやー、一番面白かったね。3冊中で(これでなく、あの3冊目でRITAを取っているあたり、RITAを「ロマンス界の○木賞」と暴言を吐くことのさん。そう、その作品で取らせろよ!!と万民が認めるナイス本でなく、後から取って付けたように若干ピントがズレた作品で慌てて受賞させるから。爆)。
一番、読む手が止まらなかった。

清らかちゃんヒロインと荒んだ過去持ち厭世家で独身主義ヒーローな他の2冊と違い、この本は世間の荒波にもまれたヒロインであるソフィアと、バツイチなワーカホリックであるロス卿の話なものだから、ちょっと味わい深いのよね〜。
んで、「ボウ・ストリートの修道士」とまで呼ばれるロスの・・・あの一目見て恋に落ちたソフィアに対する悶え寸止め具合はもう・・・読んでるこっちがいやんいやんっ!!と踊るね、マジ!(爆)
ソフィアも、復讐の為にロスに近寄ったという設定ですが、何だかんだでしっかり仕事はこなすし、ロス卿の面倒もせっせこみるし、くっきりはっきり性質もあって周囲を虜にするDeki女なワケでいい按配。
ロマンス読みだが、基本的に仕事を丸投げして色ボケするような主人公には魅力を感じないのもあって、このしっかりしたキャラクター作りは拍手。
二人の最初はぎこちないやりとりが、ちょっとづつウィットを絡めて進行し、そして甘々になっていくその過程がステキなのだ。
他の2冊があれやこれやで急ピッチなのと比べると、本当にこの1冊は時間の流れがゆったりしているように感じた。

とにかく、お互いの懐の深さがあったからこそ、あのソフィアの弟ニック・ジェントリーことジョン・シドニーのキャラが活きてくる。
3巻では既に落ち着いた感じすらしたニックが、ここではあのとんがり具合(爆)。
いやん。ツンデレだと思ってたが、ここで既に全開!ってぐらいで嬉しいぞ(笑)。
いや、それがまたロス卿の落ち着き具合、前作にて伴侶を得たモーガンのどっしり構えたところと比べて、その脆さや若さを顕著に表していてうまいわホント。

でも、やはり順序通りに出してあげたかったな・・・これ。
ニック以上に、あんなに己の中の倫理感とか色んなものと葛藤して、苦しんであの結論を出したロス卿が憐れだ(^^ゞ
時間の経過と共に、人間って丸くなったりするじゃない。
そういう意味では、リアルタイムの感情の機微って大事よ。
特にああいう物語の核を成す設定となる場面は。

とりあえず、もう一回最初から通して再読する前に、我が家の原書墓場に埋没(?)しているらしい、あのドクター・リンリーが主役のスピンオフを発掘しときます(^^ゞ
リンリーさんや・・・あんな困ったちゃんな舅(爆)を持つのね。うは。
本日は週末に降臨した冬ボー様でお買い物の日!(笑)
ここ近年、家電店では消耗品や周辺機器しか買ってなかったので、ちょっと楽しみで(笑)。

購入したのはSHARP AQUOSハードディスク・DVDレコーダー。
勿論、この時期なので地上デジタルチューナー内蔵のものにしました。
これから2011年まで、こんな田舎でも地デジ対応チャンネルは増えるだろうし、BSデジタルの録画もしたいから「ダブル録画」という謳い文句でこの秋に出たばかりのタイプね。

店頭で店員さんつかまえて、自分のしたい事、使い勝手のよい配線内容等を延々話していたらこれを勧められたのだ(笑)。

さすがに皆さん、ボーナス直後の方も多いらしく家電店大忙し。
14時ぐらいに訪問設置の筈が、気付けば17時(^^ゞ
まぁ、急いでなかったからいいけど(笑)。

係員さんが設置している横で、WOWOWアナログの画像劣化とか、たまりすぎたビデオテープをDVDに落として保存したいからそれ用の配線を、とかこれまた延々と話すことのさん(笑)。
でも、希望している事を明確にしていたせいか、係員さんもサクサクと配線してくれるんだな、これが。
元々地デジのチューナーとしての役割を考えていたので、メーカー保障の一年だけでは心もとないから、有償の5年保障をオプションでくっつけた。
2011年のアナログ放送完全終了時もまだ保障期間だぞ、と。
転ばぬ先の杖である。

で、設置と設定完了〜。
この田舎、とりあえず地デジになっているのがNHKとNHK教育。
さっそく試しに見たら・・・わぁ。テレビいっぱいに画像が!(笑)
しかもキレイぞ、画質!
んで、BSデジタルも見たけどこっちもキレイ!!
これはさっさとWOWOWアナログ、デジタルに切り替えないと!
うへ。そしたらリーガ・エスパニョーラを高画質でドン・・・っていうか、待ってろEURO2008!(萌)

ついで(?)に、家電店で父ちゃんが欲しいといったポケットラジオとか、蛍光灯の新品とかグロー球とかの消耗品もがっつり購入。
DMについてたラッキーナンバー抽選も、何故か当たっていて割引券その場で使ったり、ちょっと嬉しいおまけ。
粗品とか、あと他にももらったり、そこらはちゃっかり(^^ゞ

+余談+
本日のスーパーヒーロータイム、何だかヲタモード(笑)。
ゲキレンは、ロン様の手下はいきなり「ギガント」「〜ッス」を連呼し、高速タイピングでカキコするヲタだった・・・はっ!
まさかロン様役の川野くんがマニアでポジティヴヲタなのがバレているのか?!(ちゅど〜んっ)
そんな手下と豪快などつき漫才をするメレちゃんにテラ萌え! > アンタも立派なヲタだわよ(爆)
電王は・・・いやー。シリアスムードの中、じんわりくる場面が多々。
リュウタの「答えは聞いてない」も久々だわ〜。
そんな中、デネブのあの笑激の駅長グッズ大人買いはどうかと思うんだが・・・侑斗、絶対あの駅長Tシャツ、パジャマにするのすら拒否するわよ(爆)。
そして、その後のプリキュア5だが・・・いや。こまち。
落ち着け。相手は毛玉だぞ!とかいうツッコミをしてしまう汚れた大人でゴメン!(^^ゞ
次回予告のチラ見で、ココがシュークリーム持ってたような・・・はっ!メタボの恐怖再び?!(爆)
ISBN:4270101415 文庫 白木るい ランダムハウス講談社 2007/12/01 ¥945

キャサリン・コールターのヒストリカル新刊、読了〜。
今回はヴァイキング・シリーズの1冊という事で期待していたのですが・・・肩透かしの1冊でした(いきなりかいっ。笑)。

何と言ったらいいのですかねぇ・・・コールターがこの作品で一体何を書きたかったのか、全くといっていい程に読者側としては見えてきません(笑)。
ヒーローの復讐もの、ヒロインの周囲魅了もの、醜悪な家族との確執もの、部族を囲んでのやりとりもの、お互いの新人生スタートもの、権力闘争に巻き込まれもの、国家のっとりもの・・・だから、どれ?(笑)
全部書きたいのか、はたまた美味しいところだけ本人はチョイスして話を紡いだのかは知らないが、こんな散漫な読後を抱く本はちょっとご勘弁、だわ(^^;
だって、本当にどこに焦点絞っているのか分からない。
妻子や部下をヒロインであるミラナの異父兄に虐殺されたヒーロー・ロリックの熾烈な復讐ものかと思いきや・・・このロリック、うっかり君でのっけから捕まっているし(^^;
復讐とミラナへの愛情との板挟みに苦しみ葛藤するのかと思いきや、あっさり思考切り替え、そのくせして家族や部下に囁かれて手のひらさっさと返すし。自分の意見や思考はどうしたんだ、お前?!
この男に首長としてのカリスマは感じないし、もう言い草がひたすら阿呆で萎えたわ・・・。
で、ヒロインのミラナだが、ひとでなし異父兄に虐待されて生活してるのかと思ったら女主人として結構のびのびやっているではあーりませんか!
確かに鞭打ちされたりしているけど、何だかとってつけたような白々しさを感じずにはいられなかったわ・・・だって、異父兄をすんごく嫌っているとか憎んでいるとかいうものも感じないし。
第一、異父兄に対して一線引いていて且つ冷静。
ロリック側の事情が分かってからの対応なんか、本当に半分とはいえ血のつながりあるのか?(^^; ってぐらい。まるきり他人への反応。
そんなのを人質にとって、案外しくじった?ロリックは(爆)。
それに周囲を魅了している、とカリスマヒロインいうより彼女の場合は「隣にいそうな憎めない勝気な妹」というポジションのように思える。
そう、設定の器はデカイが本人はそうでもない、等身大のお嬢さんってカンジ。
だからこそ、崇められているというより可愛がられている、仲間に入っている、というか。

全ての元凶であるミラナの異父兄のアイナーにしても、よく分からない。
異父妹であるミラナによからぬ邪念を抱いているようなニュアンスを書きながら実際、何も行動も起こしてりゃしねぇ。ヘタレか?(笑)
愛人達をはべらせ、美しい少年すら手篭めにしているが、それも上滑りの印象を拭えず(^^;
せめて全員ミラナにそっくりな部分を持っていたとか、そういう設定でもあれば納得する項目が一つでも出来るのに、ただ無意味にはべらせているだけなんだもん・・・。
で、その異父妹をジジイ国王に売り飛ばして、日銭を稼ごうとするんだが、この国王サイドの事情(詳しくはネタバレなので書かないですが)に関しては・・・だから、何?!みたいな。
ワケ分からない。
のっとりに進展するその思考回路が、読んでいて謎を通り越してもはやどっか別のところで勝手にやってくれという感想しかない(爆)。
だから、どうなの?!と思ったの、ことのさんだけですか?
処女にこだわる理由も分からないし(どっかの誰かにそっくりなミラナに子供生ませるのが目的なら別にいいじゃん)。
こんな作った作家本人も理解してなさそげな設定を、物語2/3ぐらいの地点にいきなり投下されてもどうしろっていうんだ・・・。
その事情のオチの付け方もなぁ・・・微妙。エピローグの吟遊詩人の演奏が虚しく宙を舞ってますがな。
それを聞いてどうしろと?(笑)

また、ミラナの命を狙う殺人未遂事件が二回起こるんだが・・・これも、どうもなぁ(^^ゞ
真犯人は事あるごとに名前が出てくるからバレバレなんだが、その理由でその行動?
・・・これも肩透かしすぎ(笑)。
せめてロリックの亡き妻の親族だったとか怨恨の深さが必要なところに、あのアホ犯人の下半身思考による下半身事情の為の事件だったわけ?(笑)
しかも起こるタイミングが・・・これまたしらけた(笑)。

この本で読んでいて面白かったのは、中盤ぐらいからの奴隷女エンティと、ロリックの幼馴染ハフターの頓珍漢なやりとりと、ロリックの愛犬ぐらいだな。
しかし、それだけであの物語破綻本全てを読みきるパワーがあるかと聞かれたら答えは「No」だ(笑)。
別にヴァイキング設定にする必要性があったのか?という根本的設定にまず疑問を持つのだが(笑)、今のところ再読はないピントずれしまくりの1冊と言えるな(爆)。

忘年会

2007年12月7日 おでかけ
本日は忘年会でした。
いや〜、持つべきは飲み屋街の顔とも言うべき上司か(^^;
本日の会場である店のオーナーのツレだった彼の一本の電話で、「飲み放題メニュー」が下がって、本当のフリードリンクとなった(笑)。
ここぞとばかりに高い焼酎を飲みまくる浅ましい同僚達(^^ゞ

あと、メニューに載ってないものが続々登場したり。
車なので飲めなかったけど、食べる方で十分元は取ったわホント。

次回も彼を連れて行こう、と先輩とのハナシ(爆)。
レベッカ・ウインターズの新刊、読了〜。
今回は・・・ああ。やめてくれりゃあいいのに、な作家凶作競作のトップバッター(^^;
ロイヤルロマンス競作・・・好きだよなぁ、この設定(失笑)。

毎度ひねった設定を用いてくるウインターズだが、今回はヒーローであるジーノ(ルドルフォ)の兄がアルツハイマーを発病し、その家族を描いた事かな。
ハーレクインでは比較的一歩踏み込んだこんな設定ですが、このイマージュのボリュームとハーレクインコード(爆)に阻まれて有耶無耶に・・・ああ、勿体ない。
これは内容としてもスーパーロマンスのボリュームでお願いしたかったかも。

で、物語だが夫を浮気相手との不倫旅行らしいヨーロッパ旅行の事故で亡くした未亡人アリーの渡航から始まる。
相手側の残された遺族を慰め、悲しみを分かち合えたら・・・とイタリアの公爵家を訪れる。
しかし、著名な公爵家に群がるパパラッチと勘違いされて、公爵の弟ジーノにより見事に無実の罪を擦り付けられかけて留置所送りに。いやん(^^;
しかし、このアリーさんがまぁ・・ナイーヴでピュアでとっても真面目なフェアリーちゃんだった事から、事は厄介に(笑)。
頭ごなしに誤解していたジーノの脳天をガツンっとやっちゃうぐらいの彼女のピュアピュアオーラは強烈でした(^^ゞ
もうメロメロになっちゃって大変っ・・・唯一、アリーだけが気付いてないが(笑)。

そういえば、音楽家ヒロインは多いですが、バイオリニストは珍しい方かな?
ピアニストが圧倒的な印象だし。
またとっても才能あるんだけど、つつましく勤め人オーケストラ職員として暮らしていて地味好みのことのさんニーズ。
それを言うなら、ヒーローのジーノはもっとつつましやか。
以前はプレイボーイプリンスとして名高かったのに、あっさり自分が好きだった植物の栽培を職業にすべく農夫に(笑)。
これよっ。これなのよね、ウインターズ作品お得意の設定の妙、ってのは。
農夫ヒーローは沢山いるだろうけど、お花を愛でる、緑の手を持った公爵家の息子ってのがステキ〜♪
脇役の、ジーノの姪のソフィアも愛らしくってよかったし。

アリーの亡くなった夫の事故は、実は仕組まれたものだった・・・というものも、あれは本当にジーノとアリーを急いでくっつける為のスパイスとしてしか認識がなく(笑)。
いや、いっそなかった方が良かった・・・とか思ったり。
だから、この本はキャラで優秀点、しかしストーリーで及第点よりちょい下という評価をしてしまうのだった。
いっそロイヤルロマンスとか銘打たなくって、普通に公爵家の息子なだけ、そしてそんな殺人事件じみたものがなかったらもっと良かったのになぁ、これ(笑)。
公爵末裔なんてヨーロッパにはゴロゴロいるじゃん。
あえて「ロイヤル」なんて祭り上げないわよ、きっとミルズ・アンド・ブーンのベースの原書じゃ。そこら北米発信シリーズのロイヤルへの執着というか(爆)

・・・競作テーマを真っ向から否定か?(爆)
師走に入り、あらゆる意味で浮き沈みの激しい毎日です。ことのです(笑)。

昨日は帰宅してメールチェックをして、来年のポルノグラフィティのホールツアーに落選したという通知を発見・・・がっくし(~_~;
何の為のファンクラブなんだろうか・・・ふと、そんな事を考えてしまうわ。ブツブツ。
しかもたった一回しか、それしか申し込みしていないのにっ!
なまじエグイ会員番号(4ケタ。しかも前半)を持っているファンクラブ開設時からのファンだから愚痴は恨み節となる(笑)。

で、その通知発見の30分後に友達からメールが。
「何とか取れたよ〜♪」
わ〜いっ(^▽^)/~
友達に先行予約にてチケットを頼んでいたのはこちら

http://asahi.co.jp/event/den-o/

・・・終わってるよ、ことのさん(^^;; とか言わないよーに。
本人が一番分かっているからっ!(自爆)
でもっ、どーしても番組も盛り上がっている今、侑斗役の中村優一くんを一度ナマで拝んでおきたかったのよっ!
・・・えっと、このトークショーの時には終わってるのかしらん(^^ゞ
まぁ、幸い(?)、これに関しては一人でコッソリ行くのではなく4人の集団で特攻状態だから恥の掻き捨て仲間いるしいいや(爆)。

当日、よろしゅうお願いしますわ。ウフ(^m^)
ISBN:4596308365 新書 泉 智子 ハーレクイン 2007/11 ¥700

久し振りにハーレクインから出たロリさんとボンドの合本、読了〜。
満足満足(^^)

いやはや、ロリさんに関しては、まさか四年もたってからハリス・ブラックの話を読めるとは思わなかった(^^ゞ
すっかり記憶から薄れていたが、さすがにのっけからバックとイーサンとライリーの名前を3人並べられると「あ、あれっ(^^ゞ」となった次第(笑)。
名前ばかりのライリー登場なんで、残念ながらご贔屓のブッチは出てこなかったけど(爆)。
ロリさんの場合、長いものもうまいんですが、短編がこれまたそれ以上にべらぼうに上手い。
今回はあのガチガチの独身主義者のハリスが、ちょっとした日常から自分の気持ちの変化に気付く、その過程があのボリュームでおしいく描かれていたり。
彼にとって友達以上恋人未満の存在だったクレアが、生涯のパートナーだと気付く事になるきっかけが・・・これまた突飛で思わずページをめくる手が止まりませんでしたな。
何せ、身元不明のヌード写真の女性からのラブレターですから(笑)。
ホットなやりとり以上に、フランクなイチャイチャとか、軽妙なやりとり、ハリスの男友達たちの相変わらずのところとかクスクス笑えた一本。
よくもこれだけつなげたスピンオフ・ワールド、久々登場のデーンとアレックがドン鈍すぎてこれまたウケましたが(爆)。
ただ、過去の既刊を読んでればシーリアを「セリア」なんて訳はしないだろうな、とちと思ったり(ぼそ)。
さて、これであと残る独身はバックのみ・・・って、あるんですよ。ええ、既に。
そう、彼の話は今回のハリスの話のすぐ後ぐらいに短編として書き下ろされています。
未訳なだけでね。てへっ(直球勝負。爆)

ここらへん並べてみたり
http://cool-book-new.seesaa.net/article/70936042.html

ボンドの方は、ロリさん以上に達者。
あの胸が痛いまでのサマンサと、昔の恋人のティーグのやりとりに読む速度が増す一方でした。
途中までは良かったんだが、ラストがややドタバタしちゃった気がするなぁ。
復讐する筈が、自分の凝り固まった考えを突きつけられる事になったティーグ、というのも想定内なんだけど、それでもやっぱりすごい筆力。
ただ、ヒーローのティーグに関してはグイグイひきつけられるんだが・・・ヒロインのサマンサがねぇ。ちょっとことのさんの苦手なタイプでねぇ・・・傲慢でKYな女(^^;
ティーグ、この女のどこがいいのだ・・・と何度も思うんだが(^^;;
それゆえに、読んでもらうと賛否両論出るのは分かっていますが(笑)。
ティーグの飼っている犬の出てくる場面が何とも物悲しいところと微笑ましいところにスパイスのように効いていたり、小物使いもうまいんだな、相変わらず。
ストーリーのクオリティとしては、こっちの方が多分すごいんでしょう・・・ただ好みの問題として、ことのさんはキャラ萌え系のロリさんの話のが好みだったりした(笑)。
このボリュームでは余韻云々もないので、ちょいイタイものよりも、おバカでキュートな話の方が読後もいいので好まれるのである > 当社調べ(爆)
低空飛行。
長い一週間だわ〜。そんなこんなで金曜には忘年会もあるし。

昨日の日曜は、朝一番のヒーロータイムに激変が!
ゲキレンジャーがそんな事に!!
ゴウ兄さんの「迷ったぜ」にウケているうちに、あれよあれよで衝撃の展開!
そうくるのか・・・というか、マスター・シャーフーって本当に全然ジャンの正体に気付いてなかったの?(^^ゞ
理央様が気付いていて、その師匠であった筈のシャーフーが気付かない・・・何だかなぁ、である(汗)。
ああ、生き別れの兄弟説を押していた身としては肩透かしという気もせんでもないが、ここで理央様の年齢がかなり実際より上という事に・・・(^^ゞ
そして電王も核心に迫ってきたなぁ〜。
そうなんだよね。イマジン達の存在を肯定している特異点の良太郎ですら、事実は曲げられないんだよね。
しかし、あの最初の方の土管の侑斗とデネブの場面・・・当たり前のようにゼロライナーが鎮座しているが、どー見ても変だろうがっ!何で誰もツッコミしないのよっ!(爆)

そんな忙しい(?)テレビタイムを終えて、ちと買い物に。
何でしょーか、あの大型スーパーの玩具売り場の盛況っぷりは!
クリスマス・プレゼントを買う大人の皆さん、何故にそんなに切羽詰ったモードなんでしょーか、って遠巻きに見てました(笑)。
帰宅して軽くランチをとって延々とプチ引き篭り状態になって掃除。
来年から地区のゴミ分別が今より厳しくなるらしいので、今年のうちにやっつけられるものはやっつけておかねばならない事になりましたのよーん(^^ゞ

画像は最近気になっている本。
いやー。こんな本もあるのか、と感心しきりである。
腐海撲滅ガイドブックとして一読すべきか?(^^ゞ

+余談+
とうとう決まったEURO2008の本戦のグループ分け。
こんなカンジ。
<グループA>
スイス
チェコ
ポルトガル
トルコ
<グループB>
オーストリア
クロアチア
ドイツ
ポーランド
<グループC>
オランダ
イタリア
ルーマニア
フランス
<グループD>
ギリシャ
スウェーデン
スペイン
ロシア

ドイツ、クジ運いいなぁ・・・と思うよりも先に、余りのグループCの集まり具合に絶句(^^ゞ
・・・ああ、この中にイングランドの名前がないのにまた凹むんだが・・・(~_~;

+業務連絡+
ボウさん、lukさん>
昨日賞品を発送完了しております。到着まで今しばらくお待ち下さいね。

< 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 >