赤いリボンの殺意 イヴ&ローク20 (ヴィレッジブックス)
2009年5月1日 新刊レビュー
イヴ&ロークシリーズ最新刊、読了。
泣いた。マジ泣いた。
何でこんなに冊数重ねていて、このクオリティを保てて、そして読者の心を揺さぶる作品が書けるのだ?!
まさに恐るべしバケモノ、ノーラ・ロバーツ!!
で、今回はレイプ殺人事件にまつわるあれやこれやなんだが、もう、今回はイヴとピーボディの友情と愛情に、泣けた。
イヴが、あのつらい過去をピーボディに告白した場面で泣き、ピーボディが犯人に襲われて重態になった場面で更に号泣。
イヴの擬似家族の、何と大きくなった事か。
そして、それぞれの友情とそれぞれの愛情があふれ出ていて、彼らのちょっとした言動、ちょっとした場面にホロホロしてしまって・・・あー。駄目。思い出してまた泣いてしまうよ、今回は。
ピーボディが目覚めて、一人静かに泣くイヴにメイヴィスが寄り添う場面でとどめだったよ。
サスペンス部分としては、犯人をスケープゴートに使うという、これまた達者なところを見せられながらも、オチは途中で分かってしまっていたんだけど。
だが、イヴの言葉ではないが、あの人の本性が分かってなお読ませるのはやはりすごい。
今回は、ロークは半歩下がってイヴを支えた、というところか。
男子チームとしては、やはりマクナヴだろうな・・・うわ。やっぱピーボディの目覚める前までのくだりはもらい泣きもいいとこ。
あんなに紆余曲折を経て、ここまできたんだな、このカップルも・・・とか感慨深い。
かといって、泣くばかりではなく、毎度お馴染み「これでなくっちゃDEATHでないっしょ!」というコミカルな鉄板場面も押えていて、その緩急っぷりも流石、なのである。
いやー、とうとうあのイヴのポンコツ車が、ピーボディの口八丁によりハイクオリティ新車に代替!(笑)
メカオタク坊やロークすらも試運転して納得してしまうあの新車・・・メカ音痴のイヴにコキ使われ寿命はいかほどなのだろうか?(笑)
メカ音痴といったら、とうとうあの相性最悪の自動販売機たちに対し「間接購入」まで導入する羽目に(笑)。
あ、20巻では、かのキャンディ泥棒を出し抜いたのね > イヴ(笑)。
でも、多分今回一番笑ったのはアレだな・・・最強妊婦メイヴィスによる分娩付き添い指名された際の、泣く子も黙るローク夫妻の慌てふためくヘタレ具合!(爆)
ああ、これが伏線だったのね(原書で読んで爆笑したんですよ、この出産シーン。笑)。
こんなところを見ているとかわいいんだよねー。この二人(笑)。
今回もそんなこんなで大満足です。
早く21巻読みたいな~♪
泣いた。マジ泣いた。
何でこんなに冊数重ねていて、このクオリティを保てて、そして読者の心を揺さぶる作品が書けるのだ?!
まさに恐るべしバケモノ、ノーラ・ロバーツ!!
で、今回はレイプ殺人事件にまつわるあれやこれやなんだが、もう、今回はイヴとピーボディの友情と愛情に、泣けた。
イヴが、あのつらい過去をピーボディに告白した場面で泣き、ピーボディが犯人に襲われて重態になった場面で更に号泣。
イヴの擬似家族の、何と大きくなった事か。
そして、それぞれの友情とそれぞれの愛情があふれ出ていて、彼らのちょっとした言動、ちょっとした場面にホロホロしてしまって・・・あー。駄目。思い出してまた泣いてしまうよ、今回は。
ピーボディが目覚めて、一人静かに泣くイヴにメイヴィスが寄り添う場面でとどめだったよ。
サスペンス部分としては、犯人をスケープゴートに使うという、これまた達者なところを見せられながらも、オチは途中で分かってしまっていたんだけど。
だが、イヴの言葉ではないが、あの人の本性が分かってなお読ませるのはやはりすごい。
今回は、ロークは半歩下がってイヴを支えた、というところか。
男子チームとしては、やはりマクナヴだろうな・・・うわ。やっぱピーボディの目覚める前までのくだりはもらい泣きもいいとこ。
あんなに紆余曲折を経て、ここまできたんだな、このカップルも・・・とか感慨深い。
かといって、泣くばかりではなく、毎度お馴染み「これでなくっちゃDEATHでないっしょ!」というコミカルな鉄板場面も押えていて、その緩急っぷりも流石、なのである。
いやー、とうとうあのイヴのポンコツ車が、ピーボディの口八丁によりハイクオリティ新車に代替!(笑)
メカオタク坊やロークすらも試運転して納得してしまうあの新車・・・メカ音痴のイヴにコキ使われ寿命はいかほどなのだろうか?(笑)
メカ音痴といったら、とうとうあの相性最悪の自動販売機たちに対し「間接購入」まで導入する羽目に(笑)。
あ、20巻では、かのキャンディ泥棒を出し抜いたのね > イヴ(笑)。
でも、多分今回一番笑ったのはアレだな・・・最強妊婦メイヴィスによる分娩付き添い指名された際の、泣く子も黙るローク夫妻の慌てふためくヘタレ具合!(爆)
ああ、これが伏線だったのね(原書で読んで爆笑したんですよ、この出産シーン。笑)。
こんなところを見ているとかわいいんだよねー。この二人(笑)。
今回もそんなこんなで大満足です。
早く21巻読みたいな~♪
5月に入ったばかりですが、って既に半分ぐらいはチェックしていた来月の新刊予定なんぞを覚え書き。
ヴィレッジブックス villagebooks
THE DARK HIGHLANDER(原題) カレン ・マリー ・モニング
キス・キス・キス キス・キス・キスシリーズ(7)(仮) ローリ ・フォスターほか
See How She Dies(原題) リサ ・ジャクソン
オークラ出版 マグノリアロマンス
真夜中のキス ララ・エイドリアン
ライブ・ミー・クレイジー ナンシー・ウォレン
宙出版 オーロラブックス
公爵と百万ポンドの花嫁 ジュリアン・マクリーン
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
運命のキス メアリー・ジョー・パトニー
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
王子に魔法をかけられて パトリシア・グラッソ
トゥルーブラッド(1)闇夜の訪問者 シャーレイン・ハリス
お嬢様はヴァンパイア(1)恋したっていいじゃない!! キンバリー・レイ
シークレット リサ・マリー・ライスほか
竹書房 ラズベリーブックス
海と空の宿る瞳 ソフィア・ナッシュ
まだ見ぬあなたに野の花を ジュリア・クイン
ハーレクイン社 MIRA文庫
幸せを売る王女 クリスティーナ・ドット
夢に想うは愛しき君 ブレンダ・ジョイス
愛をつなぐ道 リンダ・ラエル・ミラー
原書房 ライムブックス
恋のめまい エロイザ・ジェームズ
灼熱の虜 リサ・ジャクソン
扶桑社 扶桑社ロマンス
スレイブ・ドゥ・センセーション(仮) ナリーニ・シン
スキャンダル(上下)(仮) ノーラ・ロバーツ
二見書房 二見ミステリ文庫
デス・エンジェル(原題) リンダ・ハワード
コンフェッションズ・アット・ミッドナイト(原題) ジャッキー・ダレサンドロ
イン・ザ・スリル・オブ・ザ・ナイト(原題) キャンディス・ハーン
ぶんか社 フローラブックス
誘惑は甘い調べにのせて ノエル・マック
愛の指令はあなたから恋する女スパイ ジェンナ・ピーターセン
えっと、扶桑さんのノーラって・・・講談社版の新訳?(^^;
それはさておいて。
わー、ソフィア・ナッシュまで日本上陸するんだ、ってどんだけヒストリカルだらけなんでしょ~かね(^^ゞ
あと驚いたのは、集英社(伏せてなんてやらねー。笑)に放置されっぱなしのシャーレイン・ハリスが昨今のパラノーマルブームによって別シリーズ扱いで、別出版社から翻訳、という事態に(笑)。
思わず「頼むよ。集英社以外だろうな、おい」とか確認しちゃったよ(爆)。
一番の楽しみは勿論カレン・マリー・モニングなんだが、あと2冊しかストックないんだよなぁ・・・Highlanderシリーズ。
うう、早く再開してほしいんだけどなぁ、タイトルだけ決まってそのまんまの8巻カム!!なのに。
二押しは、ナリーニ・シン・・・って、1冊で終わりませんよーに(-人-)
三押しはダレサンドロで。
6月は内容的に、ちと肩から力抜けて読めるかな(^^ゞ
冊数は相変わらずだが、原書房はどっちもオチすら拾わないってのは分かっているし(爆)、もはやリンダ新刊に飛びつく時代は終わったしな > 暴言(爆)
しかし、このパラノーマルとヒストリカル極左ってカンジは続くんかねぇ・・・既に北米では、一連のパラノーマルバブルは細分化が進み、現在アーバン・ファンタジー・ロマンス最盛期に突入。
となると、それにならってローリ・フォスター別名義をどっかが版権取るのも時間の問題かな、とか > 日本出版関連
+余談+
毎度の穴埋めは、毎度の初稿はチラ見程度に。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/118411169.html
あー。連休中に残り埋めておきます > 多分ね。うん。
ヴィレッジブックス villagebooks
THE DARK HIGHLANDER(原題) カレン ・マリー ・モニング
キス・キス・キス キス・キス・キスシリーズ(7)(仮) ローリ ・フォスターほか
See How She Dies(原題) リサ ・ジャクソン
オークラ出版 マグノリアロマンス
真夜中のキス ララ・エイドリアン
ライブ・ミー・クレイジー ナンシー・ウォレン
宙出版 オーロラブックス
公爵と百万ポンドの花嫁 ジュリアン・マクリーン
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
運命のキス メアリー・ジョー・パトニー
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
王子に魔法をかけられて パトリシア・グラッソ
トゥルーブラッド(1)闇夜の訪問者 シャーレイン・ハリス
お嬢様はヴァンパイア(1)恋したっていいじゃない!! キンバリー・レイ
シークレット リサ・マリー・ライスほか
竹書房 ラズベリーブックス
海と空の宿る瞳 ソフィア・ナッシュ
まだ見ぬあなたに野の花を ジュリア・クイン
ハーレクイン社 MIRA文庫
幸せを売る王女 クリスティーナ・ドット
夢に想うは愛しき君 ブレンダ・ジョイス
愛をつなぐ道 リンダ・ラエル・ミラー
原書房 ライムブックス
恋のめまい エロイザ・ジェームズ
灼熱の虜 リサ・ジャクソン
扶桑社 扶桑社ロマンス
スレイブ・ドゥ・センセーション(仮) ナリーニ・シン
スキャンダル(上下)(仮) ノーラ・ロバーツ
二見書房 二見ミステリ文庫
デス・エンジェル(原題) リンダ・ハワード
コンフェッションズ・アット・ミッドナイト(原題) ジャッキー・ダレサンドロ
イン・ザ・スリル・オブ・ザ・ナイト(原題) キャンディス・ハーン
ぶんか社 フローラブックス
誘惑は甘い調べにのせて ノエル・マック
愛の指令はあなたから恋する女スパイ ジェンナ・ピーターセン
えっと、扶桑さんのノーラって・・・講談社版の新訳?(^^;
それはさておいて。
わー、ソフィア・ナッシュまで日本上陸するんだ、ってどんだけヒストリカルだらけなんでしょ~かね(^^ゞ
あと驚いたのは、集英社(伏せてなんてやらねー。笑)に放置されっぱなしのシャーレイン・ハリスが昨今のパラノーマルブームによって別シリーズ扱いで、別出版社から翻訳、という事態に(笑)。
思わず「頼むよ。集英社以外だろうな、おい」とか確認しちゃったよ(爆)。
一番の楽しみは勿論カレン・マリー・モニングなんだが、あと2冊しかストックないんだよなぁ・・・Highlanderシリーズ。
うう、早く再開してほしいんだけどなぁ、タイトルだけ決まってそのまんまの8巻カム!!なのに。
二押しは、ナリーニ・シン・・・って、1冊で終わりませんよーに(-人-)
三押しはダレサンドロで。
6月は内容的に、ちと肩から力抜けて読めるかな(^^ゞ
冊数は相変わらずだが、原書房はどっちもオチすら拾わないってのは分かっているし(爆)、もはやリンダ新刊に飛びつく時代は終わったしな > 暴言(爆)
しかし、このパラノーマルとヒストリカル極左ってカンジは続くんかねぇ・・・既に北米では、一連のパラノーマルバブルは細分化が進み、現在アーバン・ファンタジー・ロマンス最盛期に突入。
となると、それにならってローリ・フォスター別名義をどっかが版権取るのも時間の問題かな、とか > 日本出版関連
+余談+
毎度の穴埋めは、毎度の初稿はチラ見程度に。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/118411169.html
あー。連休中に残り埋めておきます > 多分ね。うん。
ヒースの野に秘めた愛 (ソフトバンク文庫NV)
2009年4月30日 新刊レビュー
サマンサ・ジェイムズのマクブライド・トリロジー1冊目、読了。
いやー、スコットランド一家ものというので期待したが・・・したが・・・期待しすぎたよ、すまん! > 誰に謝っているのか謎(笑)
以前、お友達とメールしていて「兄貴、いや。姉貴ヒロインって最近多いよね」「いや、むしろ ヘタレヒーロー が多すぎて、それのバランスとるには相手が肝っ玉やら姉貴にならんと話が崩壊するからでないのかい?」とかいう、えらく真理をついた話題になった事がある(笑)。
で、この話だ。
まさに、それを地でいく、弱腰というか、奈落の底に穴掘っているというか、ネガティヴというか、マイナスイオンのイオン抜いたヘタレヒーローというか(笑)。
うだうだうだうだと女子顔負けに悔恨日記を綴っているのがまたトホホ(^^;;
とある不幸な事故により妻子を亡くし、みずからも傷を負ってすっかり引き篭りとなっている資産家サイモンが、うっかり公爵家令嬢アナベルと出会ってしまい、うっかりスキャンダルに巻き込まれ、うっかり便宜結婚する羽目になるという・・・。
で、これまたアナベルが、気高き公爵家の、兄二人に挟まれて育った負けん気強い男気ヒロインだったせいで、引き篭り巣をひっくり返され、過去を暴かれがぶり寄り・・・いや。包み込むように癒されて背中を押されて前進する、という、ロマンス王道な展開。
だが、どうも読んでいてサイモンの家族を奪う事になったコーンウォールの荒々しい気候も、アナベルの故郷であるスコットランドの景色も、どうも浮かばないんですよ。
で、その分、心理描写に心血注いでいるか、と聞かれたら、これも生煮え状態で(^^;
うう、可もなく不可もないってどうしようもない・・・。
というか、ヒーローだけならともかく、ことのさんにはヒロインのアナベルもそんなに魅力的には思えなかったので余計か(^^;;
とにかく「ええい、しっかりしろお前!!」と、読みながらサイモンを脳内で100発はどついたであろう1冊(笑)。
この1冊目だけなら、確実に脱落だろうが、残り2冊がアナベルの兄ちゃん二人(スコッツ男)の話なので、とりあえずラストまでお付き合いします(笑)。
幸い(?)、1冊目には次回ヒーローとなる次男エイダン兄ちゃんは名前しか出てきていないので(インドに赴任中)、再読する必要性もないし(核爆)。
いやー、スコットランド一家ものというので期待したが・・・したが・・・期待しすぎたよ、すまん! > 誰に謝っているのか謎(笑)
以前、お友達とメールしていて「兄貴、いや。姉貴ヒロインって最近多いよね」「いや、むしろ ヘタレヒーロー が多すぎて、それのバランスとるには相手が肝っ玉やら姉貴にならんと話が崩壊するからでないのかい?」とかいう、えらく真理をついた話題になった事がある(笑)。
で、この話だ。
まさに、それを地でいく、弱腰というか、奈落の底に穴掘っているというか、ネガティヴというか、マイナスイオンのイオン抜いたヘタレヒーローというか(笑)。
うだうだうだうだと女子顔負けに悔恨日記を綴っているのがまたトホホ(^^;;
とある不幸な事故により妻子を亡くし、みずからも傷を負ってすっかり引き篭りとなっている資産家サイモンが、うっかり公爵家令嬢アナベルと出会ってしまい、うっかりスキャンダルに巻き込まれ、うっかり便宜結婚する羽目になるという・・・。
で、これまたアナベルが、気高き公爵家の、兄二人に挟まれて育った負けん気強い男気ヒロインだったせいで、引き篭り巣をひっくり返され、過去を暴かれがぶり寄り・・・いや。包み込むように癒されて背中を押されて前進する、という、ロマンス王道な展開。
だが、どうも読んでいてサイモンの家族を奪う事になったコーンウォールの荒々しい気候も、アナベルの故郷であるスコットランドの景色も、どうも浮かばないんですよ。
で、その分、心理描写に心血注いでいるか、と聞かれたら、これも生煮え状態で(^^;
うう、可もなく不可もないってどうしようもない・・・。
というか、ヒーローだけならともかく、ことのさんにはヒロインのアナベルもそんなに魅力的には思えなかったので余計か(^^;;
とにかく「ええい、しっかりしろお前!!」と、読みながらサイモンを脳内で100発はどついたであろう1冊(笑)。
この1冊目だけなら、確実に脱落だろうが、残り2冊がアナベルの兄ちゃん二人(スコッツ男)の話なので、とりあえずラストまでお付き合いします(笑)。
幸い(?)、1冊目には次回ヒーローとなる次男エイダン兄ちゃんは名前しか出てきていないので(インドに赴任中)、再読する必要性もないし(核爆)。
恋の伝説 (ライムブックス ワ 1-3)
2009年4月29日 新刊レビュー
ローリ・ワイルドの新刊、読了~♪
『世界の果てまできみと一緒に』のスピンオフで、前作の物語のきっかけとなった、前作ヒロインの双子の妹キャシーのお話。
前作同様、笑ったわー。
というか、前作が奔放な妹を守る為に奔走している双子姉の話なら、今回は奔放な異父弟に翻弄されている兄の話、っていうその規則性から既にやられた(笑)。
そうなのよー。今回の、あのとんでもキャシーのお相手となるのが、真逆キャラできました・・・な、考古学者のハリソンくん。
このハリソンくんが・・・ああ、恐ろしくことのニーズで萌え!萌え!萌えーっっでした・・・うっとり。
オタクキャラに萌えを感じるワタクシとしては、眼鏡くんで几帳面で若干ボケ気味なのに、いざという時に使える男のハリソン、かなりいいカンジです(笑)。
個人的には、知人談「(ハリソンのような)きまじめな赤ん坊にはお目にかかったことがない。おもちゃがあっても遊ばず、ばらばらに分解して、元通り組み立てなおすことばかりしていた」ってのがツボすぎました・・・三つ子の魂、とはよく言ったもんだ(^^ゞ
そんな正反対の二人が、盗まれたエジプトの秘宝と消えたハリソンの異父弟アダムを追っての珍道中。
珍道中は世界を股にかけたものを前作ではやっていましたな・・・前作の「ココナツ林の匍匐前進」に匹敵したのは今回は何といっても「大人のオモチャによるガラガラヘビ偽装」でしょうか(爆)。
もう、ローリ・ワイルド作品というのは、こういう映像を想像して拭き出すようなコミカルさが随所に見られるんですよね。
そして、それと同じぐらいロマンチックな映像場面も随所に。
不器用な筈のハリソンなんだが、読めば読む程にいろんな意味で凄腕テクニシャンでないか!!と思ったわ・・・特にあのモナーク蝶の孵化をキャシーに見せて心から謝る場面は秀逸すぎる。
あそこ、きゅんきゅん通り越してうるっときた。
謝り足りない肉弾戦メイン(笑)の昨今のロマンス本ヒーローと一線を画したセンシティヴで詩人なハリソンに、そりゃあ今までろくでもない男にばかり出会ってきたキャシーのハートもとろけるってもんだわ。
ラスト近くの、あの思い出の品を渡す場面もうるっ、だ。
ハリソン、かわいすぎーっ。乙女すぎーっ!! > びったんびったん
怪しい秘密組織やら、怪しい伝説やら、とにかく胡散臭いものをコミカルに独特に料理して作品に取り込んでしまうワイルドの手腕に脱帽しつつ。
あー、でも驚いたのは、前作ヒーローである、あのヘタレなデイヴィッドが、何とあの後 FBIで出世して栄転し奥さんのマディーを連れて引越していた というのが、笑劇 衝撃でした(笑)。
あのヘタレくんが、どうやって出世したのだ?!
もしかして、仕事の最後のツメは必ずしっかり者の奥さんがオリンピック出場の合間に片手間でこなしていたのか?!(爆)
そんなこんなで、ラブラブで、何ともコミカルでキュートなワイルド節炸裂の1冊。
勿論、今回もお気に入り(^^)
『世界の果てまできみと一緒に』のスピンオフで、前作の物語のきっかけとなった、前作ヒロインの双子の妹キャシーのお話。
前作同様、笑ったわー。
というか、前作が奔放な妹を守る為に奔走している双子姉の話なら、今回は奔放な異父弟に翻弄されている兄の話、っていうその規則性から既にやられた(笑)。
そうなのよー。今回の、あのとんでもキャシーのお相手となるのが、真逆キャラできました・・・な、考古学者のハリソンくん。
このハリソンくんが・・・ああ、恐ろしくことのニーズで萌え!萌え!萌えーっっでした・・・うっとり。
オタクキャラに萌えを感じるワタクシとしては、眼鏡くんで几帳面で若干ボケ気味なのに、いざという時に使える男のハリソン、かなりいいカンジです(笑)。
個人的には、知人談「(ハリソンのような)きまじめな赤ん坊にはお目にかかったことがない。おもちゃがあっても遊ばず、ばらばらに分解して、元通り組み立てなおすことばかりしていた」ってのがツボすぎました・・・三つ子の魂、とはよく言ったもんだ(^^ゞ
そんな正反対の二人が、盗まれたエジプトの秘宝と消えたハリソンの異父弟アダムを追っての珍道中。
珍道中は世界を股にかけたものを前作ではやっていましたな・・・前作の「ココナツ林の匍匐前進」に匹敵したのは今回は何といっても「大人のオモチャによるガラガラヘビ偽装」でしょうか(爆)。
もう、ローリ・ワイルド作品というのは、こういう映像を想像して拭き出すようなコミカルさが随所に見られるんですよね。
そして、それと同じぐらいロマンチックな映像場面も随所に。
不器用な筈のハリソンなんだが、読めば読む程にいろんな意味で凄腕テクニシャンでないか!!と思ったわ・・・特にあのモナーク蝶の孵化をキャシーに見せて心から謝る場面は秀逸すぎる。
あそこ、きゅんきゅん通り越してうるっときた。
謝り足りない肉弾戦メイン(笑)の昨今のロマンス本ヒーローと一線を画したセンシティヴで詩人なハリソンに、そりゃあ今までろくでもない男にばかり出会ってきたキャシーのハートもとろけるってもんだわ。
ラスト近くの、あの思い出の品を渡す場面もうるっ、だ。
ハリソン、かわいすぎーっ。乙女すぎーっ!! > びったんびったん
怪しい秘密組織やら、怪しい伝説やら、とにかく胡散臭いものをコミカルに独特に料理して作品に取り込んでしまうワイルドの手腕に脱帽しつつ。
あー、でも驚いたのは、前作ヒーローである、あのヘタレなデイヴィッドが、何とあの後 FBIで出世して栄転し奥さんのマディーを連れて引越していた というのが、
あのヘタレくんが、どうやって出世したのだ?!
もしかして、仕事の最後のツメは必ずしっかり者の奥さんがオリンピック出場の合間に片手間でこなしていたのか?!(爆)
そんなこんなで、ラブラブで、何ともコミカルでキュートなワイルド節炸裂の1冊。
勿論、今回もお気に入り(^^)
宿敵はこの森の彼方に (ヴィレッジブックス)
2009年4月24日 新刊レビュー
ハンナ・ハウエルの初翻訳、ハイランド・シリーズ1冊目、読了~。
原書の時に思った事が、日本語になって顕著に感じた1冊というか何というか(笑)。
だって、この作品、別にハイランド設定でなくてもいいじゃん ってところです。ええ。
やはり、ハイランドものに読者が期待するって、キルトとかバグパイプとかベタなものじゃないですか。
そこまでいかなくても、戦いの場面にはクレイモアとか、食事の場面にはポリッジとかキッパーとか、景色にはハイランド特有のロッホ(湖)とか、ちょっとしたところに「ああ、やっぱりスコットランドねぇ」って感じるもんだ(オタク全開)。
なのに、この作品にはそれらが 皆無 に近い。
そこにあるのは、ハイランドのクラン同士の争い中でっせ~、という漠然とした設定があるのみ。
まぁ、百歩譲ってロッホはない地域としても(予測している舞台は周囲から逆算してパースシャーとアンガスの中間地点ぐらいだと思っているんですが > ドンコイル)、どこの話だか本当に分からない(^^;
彼らのアイデンティティとか、宗教観とかそういう類のものも全く読み取る事が出来ず、まるで作者の脳内だけでヒートアップして展開したものを一部分チラ見している気分になってしまったのは私だけなのか(笑)。
そんな設定が薄っぺらい中で展開されるロマンスだが・・・いやー。
何と言うか、キャラクターも薄い(笑)。
ラブラブな主人公たちの、波乱万丈な話なんだが・・・するーっと読めて、それで終わる(笑)。
悪人キャラもステレオタイプで先が読めすぎて安心してページを進められるし(それって侮辱に等しいのでは。爆)、ヒーローのおバカさ加減も物足りない(笑)。
多分、ヒロインもヒーローも優等生平均値並の上程度なので、それ以上ツッコミしようがないので萌えないのであろう、ことのさん(爆)。
そうだな。
もしかして一番ウケたのは、ヒロイン叔父のヒーロー評かもしれない。
「ああ、わたしはあんなに茶色だらけの男を見た事がない。(中略)あの男が茶色い服を着て司祭の前に立たないでくれるといいんだが。 丸太と間違えそうだ 」
・・・つまりは遠回しに使えないでくの棒って事デスカ?(爆) とか思った(笑)。
叔父さんが実は一番のお気に入りキャラかもしれんな。
あとは青田買いなので、三男の将来 心配なタラシ予備軍 有望なエリック少年(笑)。
続き続いているこのシリーズを「萌えワードがあんま無いからこの1冊だけでいいや」と、1冊目で原書脱落したのはあながち間違いではなさそうだ(笑)。
2冊目のヒーローとなるヒーロー弟も、今回のヒロインに失恋して傷心の旅に出るところで終わったが、どこをどう読んでもそんな失意にまで陥るような彼女への激しい想いを読み取れなかったので、ここも上滑り的薄っぺら~い感じが(^^ゞ
そんなこんなで、2冊目出たとしても落ちで読むかな、程度。
ハイランドものだから、何でも食いつくってところまではいかないのもスコッツオタクゆえなのだ(ちゅどーんっ)
原書の時に思った事が、日本語になって顕著に感じた1冊というか何というか(笑)。
だって、この作品、別にハイランド設定でなくてもいいじゃん ってところです。ええ。
やはり、ハイランドものに読者が期待するって、キルトとかバグパイプとかベタなものじゃないですか。
そこまでいかなくても、戦いの場面にはクレイモアとか、食事の場面にはポリッジとかキッパーとか、景色にはハイランド特有のロッホ(湖)とか、ちょっとしたところに「ああ、やっぱりスコットランドねぇ」って感じるもんだ(オタク全開)。
なのに、この作品にはそれらが 皆無 に近い。
そこにあるのは、ハイランドのクラン同士の争い中でっせ~、という漠然とした設定があるのみ。
まぁ、百歩譲ってロッホはない地域としても(予測している舞台は周囲から逆算してパースシャーとアンガスの中間地点ぐらいだと思っているんですが > ドンコイル)、どこの話だか本当に分からない(^^;
彼らのアイデンティティとか、宗教観とかそういう類のものも全く読み取る事が出来ず、まるで作者の脳内だけでヒートアップして展開したものを一部分チラ見している気分になってしまったのは私だけなのか(笑)。
そんな設定が薄っぺらい中で展開されるロマンスだが・・・いやー。
何と言うか、キャラクターも薄い(笑)。
ラブラブな主人公たちの、波乱万丈な話なんだが・・・するーっと読めて、それで終わる(笑)。
悪人キャラもステレオタイプで先が読めすぎて安心してページを進められるし(それって侮辱に等しいのでは。爆)、ヒーローのおバカさ加減も物足りない(笑)。
多分、ヒロインもヒーローも優等生平均値並の上程度なので、それ以上ツッコミしようがないので萌えないのであろう、ことのさん(爆)。
そうだな。
もしかして一番ウケたのは、ヒロイン叔父のヒーロー評かもしれない。
「ああ、わたしはあんなに茶色だらけの男を見た事がない。(中略)あの男が茶色い服を着て司祭の前に立たないでくれるといいんだが。 丸太と間違えそうだ 」
・・・つまりは遠回しに使えないでくの棒って事デスカ?(爆) とか思った(笑)。
叔父さんが実は一番のお気に入りキャラかもしれんな。
あとは青田買いなので、三男の将来
続き続いているこのシリーズを「萌えワードがあんま無いからこの1冊だけでいいや」と、1冊目で原書脱落したのはあながち間違いではなさそうだ(笑)。
2冊目のヒーローとなるヒーロー弟も、今回のヒロインに失恋して傷心の旅に出るところで終わったが、どこをどう読んでもそんな失意にまで陥るような彼女への激しい想いを読み取れなかったので、ここも上滑り的薄っぺら~い感じが(^^ゞ
そんなこんなで、2冊目出たとしても落ちで読むかな、程度。
ハイランドものだから、何でも食いつくってところまではいかないのもスコッツオタクゆえなのだ(ちゅどーんっ)
J・R・ウォードのBDBシリーズ2冊目、読了~。
1冊目よりは好みだったかも・・・というのは、多分、1冊目よりことのさんニーズ必須の一発芸カラーというか、いい意味でのアホ加減の按配がこなれてきたからであろう(爆)。
2冊目のヒーローは、ハリウッドことレイジ(垂れ流し美形。笑)。
いやー、大型ワンコというより、ゴジラってのがツボなんですが、ここぞというところでヘタレてくれるのが◎(笑)。
人間のメアリに一目ぼれならぬ一聴ぼれってのに、何かいいモノを感じますな。
このシリーズの女性キャラというのは、肝っ玉お姉さんが多いようで、今回のメアリもそうでした。
ま、ワンコを躾けるにはやはりそうでないと(爆)。
脳内がお笑いなことのさん、このシリーズ読んでいるとどうもシリアスシーンなのに妙に変換してしまうクセがあるようで(^^;
レイジの変身シーンに、とあるマンガの一コマに変換されるのはともかく、あの涙・涙のレイジがメアリの命を助ける為に< 書の女神 >様に掛け合った際に、あの惨い問答無用の条件を突きつけられた場面でも、もらい泣きより先に、冷静にこんな風に思ったり。
「ああ、等価交換(by鋼の錬金術師)か・・・『持っていかれたーっ!』なカンジね」 > をいっ!
いや、こういうツッコミし甲斐があって次々とページをめくりたくなるような楽しく読める作品は少ないんですよ。
楽しくツッコミ連打されてなお、独自の世界感が崩れない、勢いも削がれないってこれはパラノーマルの黄金率。
なにせスカは、ツッコミしながらその設定と世界感のザルさ荒さに怒りが止まらないから(笑)。
そういえば、洋楽や海外ドラマや北米プロスポーツが大好きなことのさん、この作品に出てくるサブカルチャーの推移と傾向とキャラクター達による主観が非常に面白く読めているんですが・・・巷のロマンス読者にはどうなんだろ。
いえね、Vとブッチのレッドソックス狂なところを見るたび、先日、某お姉さん(MLBにも造詣深くてお流石。うきき)と話していたようなツッコミをしては楽しんでいるという、全くその読み方はどうよ、な読者なんだけど(実は、レイジの名前を聞くたびに、某ロックバンドの名前に変換される阿呆なんで。笑)。
ノーラ作品もそうなんだよねー。サブカル描写は、作者のプライベート投影とも言えるんで余計。
ただ、そこから作品が痛んでくるので諸刃の剣。
さて、次回はZか。
翻訳も決まっているようなので、のんびり待ちますわ(笑)。
1冊目よりは好みだったかも・・・というのは、多分、1冊目よりことのさんニーズ必須の一発芸カラーというか、いい意味でのアホ加減の按配がこなれてきたからであろう(爆)。
2冊目のヒーローは、ハリウッドことレイジ(垂れ流し美形。笑)。
いやー、大型ワンコというより、ゴジラってのがツボなんですが、ここぞというところでヘタレてくれるのが◎(笑)。
人間のメアリに一目ぼれならぬ一聴ぼれってのに、何かいいモノを感じますな。
このシリーズの女性キャラというのは、肝っ玉お姉さんが多いようで、今回のメアリもそうでした。
ま、ワンコを躾けるにはやはりそうでないと(爆)。
脳内がお笑いなことのさん、このシリーズ読んでいるとどうもシリアスシーンなのに妙に変換してしまうクセがあるようで(^^;
レイジの変身シーンに、とあるマンガの一コマに変換されるのはともかく、あの涙・涙のレイジがメアリの命を助ける為に< 書の女神 >様に掛け合った際に、あの惨い問答無用の条件を突きつけられた場面でも、もらい泣きより先に、冷静にこんな風に思ったり。
「ああ、等価交換(by鋼の錬金術師)か・・・『持っていかれたーっ!』なカンジね」 > をいっ!
いや、こういうツッコミし甲斐があって次々とページをめくりたくなるような楽しく読める作品は少ないんですよ。
楽しくツッコミ連打されてなお、独自の世界感が崩れない、勢いも削がれないってこれはパラノーマルの黄金率。
なにせスカは、ツッコミしながらその設定と世界感のザルさ荒さに怒りが止まらないから(笑)。
そういえば、洋楽や海外ドラマや北米プロスポーツが大好きなことのさん、この作品に出てくるサブカルチャーの推移と傾向とキャラクター達による主観が非常に面白く読めているんですが・・・巷のロマンス読者にはどうなんだろ。
いえね、Vとブッチのレッドソックス狂なところを見るたび、先日、某お姉さん(MLBにも造詣深くてお流石。うきき)と話していたようなツッコミをしては楽しんでいるという、全くその読み方はどうよ、な読者なんだけど(実は、レイジの名前を聞くたびに、某ロックバンドの名前に変換される阿呆なんで。笑)。
ノーラ作品もそうなんだよねー。サブカル描写は、作者のプライベート投影とも言えるんで余計。
ただ、そこから作品が痛んでくるので諸刃の剣。
さて、次回はZか。
翻訳も決まっているようなので、のんびり待ちますわ(笑)。
過ちのキスは謎の香り (オーロラブックス)
2009年4月19日 新刊レビュー
エリザベス・ボイルの2冊目、読了~♪
1冊目同様、ばあちゃんキャラは元気だし、未来の主人公たちはスタンバイして縦横無尽に活躍するし、で大ウケでした(笑)。
今回の主役は、前作にてとんでも酔っ払いご乱心の末のスキャンダルに、さすがの公爵兄ちゃんも堪忍袋の緒がぶち切れて身一つで勘当された公爵家の三男坊にて暴れん坊なジョン(ジャック)と、そのスキャンダルの被害者で縁談をぶち壊されてこちらも両親から放り出された平民資本家の娘ミランダ(ジェイン)。
いや、前作を読んでるゆえに、あの最悪な契約縁談がぶち壊れて良かったじゃん、と思ってたら・・・あのミランダの欲深親・・・とんでもなかった。
スキャンダルの結果、実の娘の存在を抹殺していたとはコンチクショーだわ・・・余りのえげつなさに驚いた。
金には困らないようにしていたのは罪悪感なのか、はたまた口封じなのか・・・どっちにしろ、前作で垣間見えたミランダの芯の強さの欠片が、悲しくもこれを開花させる羽目になったのだが。
母校に偽名を使って身を潜め礼法教師をしている、というパターンは想定内だが、家政教師もしていて、挙句に財テクまでしているとは・・・ふ。好きだわー、そういうゼニ勘定にも長けた根性ある女は!(笑)
ま、そんなところにも偶然でやってくるのが、とんでも災難体質なジャックなんだが・・・(^^ゞ
しかし、こっちも驚いた。
仮にも、前作ヒロインのエマリンの生みの親(爆)であるジャックが、エマリン好き好き大好きーっっな萌え萌え旦那のセジウィック男爵アレックスと絶交とな?!
というか、9年もたってるから、あのお茶目なテンプルトン侯爵が、ダイアナにとっ捕まって・・・あ、いや。年貢を納めて既婚者になっている!(爆)
えっと、つまりはTHE DANVERSシリーズ(テンプルくんとダイアナさんの珍道中は別シリーズなのだよ。うん)と前後してしまったのね・・・確か、二人の話の設定は1809年だから、翌年の話なんだが・・・9年の空白はやはり長かった(^^;;
しかし、そんな長い時間をかけてすっかり改心(?)しても、災難体質は変わらないのねジャック(^^ゞゞと思いつつ、苦笑しながら読むが、面白くって止まらない!
いろんな伏線を張っておいて、そうくるのか、と。
まぁ、あの突風のような出会いですら運命よろしくだったので、二人の不器用なやりとりが何とも愛おしい。
いやー、ラスト近くまで何もナシな事以上に、あの出会いのキスをどんだけお互い後生大事にしていたか、って・・・わー。ジャック、うっかり乙女系(笑)。
そんなジャックの手綱を取りつつ、あの俺様公爵兄ちゃんをもあやつり、財テク手腕を発揮する今後のミランダの姿は安易に想像出来ますな・・・ピムさん、ミランダをヘッドハンティングしてた方が良かった?!(爆) > あ、でも西インド諸島にも手ごわくイノシシな奥様情報員いるし人材は豊富(前作参考。笑)。
でも、これは余談になってもいいから、セジウィックとジャックは仲直りさせてあげてほしいなぁ。
手ごわくなったミランダと、あのエマリンとの再会とか想像しただけで楽しいじゃないですか、うん(旦那たち、いい迷惑。爆)。
いやはや、でもミランダの教え子三人娘のキャラクターが、ボイルらしく際立っていて良かったですな~。
どうも縁結びもの書かせるとホンマうまいよ。
お気に入りは勿論ダッチェス・・・と言いたいが、意外にワタクシはタリーのがご贔屓なのよ。双子ちゃんは。
ピピンに関しては、どうもあの食い気プリンセスなところが『S・A』の某キャラのように思えてならなくって(もぎゅっもぎゅっ。笑)、脳内イメージが勝手に変換されてしまった(^^ゞ
で、キチンとここで伏線よろしく書かれていますね。
ピピンの将来のダーリンになるダッシュがよく見れば若い事に・・・いやー。確かに若い船長じゃんな > ピピン達と5つしか変わらない青い若造くんなのさ。だから乙女系ポエマー(爆)。
これからも翻訳続けてもらえるみたいだけど、ピピンの話の原書が今月末にやっとこさ出る状態だしなぁ・・・ふむ。
合間にテンプルトンの話、挟んで出してもらえません? > 出版社さん
1冊目同様、ばあちゃんキャラは元気だし、未来の主人公たちはスタンバイして縦横無尽に活躍するし、で大ウケでした(笑)。
今回の主役は、前作にてとんでも酔っ払いご乱心の末のスキャンダルに、さすがの公爵兄ちゃんも堪忍袋の緒がぶち切れて身一つで勘当された公爵家の三男坊にて暴れん坊なジョン(ジャック)と、そのスキャンダルの被害者で縁談をぶち壊されてこちらも両親から放り出された平民資本家の娘ミランダ(ジェイン)。
いや、前作を読んでるゆえに、あの最悪な契約縁談がぶち壊れて良かったじゃん、と思ってたら・・・あのミランダの欲深親・・・とんでもなかった。
スキャンダルの結果、実の娘の存在を抹殺していたとはコンチクショーだわ・・・余りのえげつなさに驚いた。
金には困らないようにしていたのは罪悪感なのか、はたまた口封じなのか・・・どっちにしろ、前作で垣間見えたミランダの芯の強さの欠片が、悲しくもこれを開花させる羽目になったのだが。
母校に偽名を使って身を潜め礼法教師をしている、というパターンは想定内だが、家政教師もしていて、挙句に財テクまでしているとは・・・ふ。好きだわー、そういうゼニ勘定にも長けた根性ある女は!(笑)
ま、そんなところにも偶然でやってくるのが、とんでも災難体質なジャックなんだが・・・(^^ゞ
しかし、こっちも驚いた。
仮にも、前作ヒロインのエマリンの生みの親(爆)であるジャックが、エマリン好き好き大好きーっっな萌え萌え旦那のセジウィック男爵アレックスと絶交とな?!
というか、9年もたってるから、あのお茶目なテンプルトン侯爵が、ダイアナにとっ捕まって・・・あ、いや。年貢を納めて既婚者になっている!(爆)
えっと、つまりはTHE DANVERSシリーズ(テンプルくんとダイアナさんの珍道中は別シリーズなのだよ。うん)と前後してしまったのね・・・確か、二人の話の設定は1809年だから、翌年の話なんだが・・・9年の空白はやはり長かった(^^;;
しかし、そんな長い時間をかけてすっかり改心(?)しても、災難体質は変わらないのねジャック(^^ゞゞと思いつつ、苦笑しながら読むが、面白くって止まらない!
いろんな伏線を張っておいて、そうくるのか、と。
まぁ、あの突風のような出会いですら運命よろしくだったので、二人の不器用なやりとりが何とも愛おしい。
いやー、ラスト近くまで何もナシな事以上に、あの出会いのキスをどんだけお互い後生大事にしていたか、って・・・わー。ジャック、うっかり乙女系(笑)。
そんなジャックの手綱を取りつつ、あの俺様公爵兄ちゃんをもあやつり、財テク手腕を発揮する今後のミランダの姿は安易に想像出来ますな・・・ピムさん、ミランダをヘッドハンティングしてた方が良かった?!(爆) > あ、でも西インド諸島にも手ごわくイノシシな奥様情報員いるし人材は豊富(前作参考。笑)。
でも、これは余談になってもいいから、セジウィックとジャックは仲直りさせてあげてほしいなぁ。
手ごわくなったミランダと、あのエマリンとの再会とか想像しただけで楽しいじゃないですか、うん(旦那たち、いい迷惑。爆)。
いやはや、でもミランダの教え子三人娘のキャラクターが、ボイルらしく際立っていて良かったですな~。
どうも縁結びもの書かせるとホンマうまいよ。
お気に入りは勿論ダッチェス・・・と言いたいが、意外にワタクシはタリーのがご贔屓なのよ。双子ちゃんは。
ピピンに関しては、どうもあの食い気プリンセスなところが『S・A』の某キャラのように思えてならなくって(もぎゅっもぎゅっ。笑)、脳内イメージが勝手に変換されてしまった(^^ゞ
で、キチンとここで伏線よろしく書かれていますね。
ピピンの将来のダーリンになるダッシュがよく見れば若い事に・・・いやー。確かに若い船長じゃんな > ピピン達と5つしか変わらない青い若造くんなのさ。だから乙女系ポエマー(爆)。
これからも翻訳続けてもらえるみたいだけど、ピピンの話の原書が今月末にやっとこさ出る状態だしなぁ・・・ふむ。
合間にテンプルトンの話、挟んで出してもらえません? > 出版社さん
夜明けを待ちながら (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
2009年4月16日 新刊レビュー
シャノン・マッケナの新刊、読了~。
前回の単発長編作品がうんざりするようなものだったので、今回、恐々と読んでみましたが・・・あら。予想より面白かったわ(笑)。
某お姉さん(笑)と先日話していたんだが、マッケナ作品というのは、ヒーローの大型ワンコ度合いを愛でるのは読者としてのテンプレなんだわ、と(笑)。
そういう意味では、今回の作品のヒーローのサイモンはグッジョブ!!なまでのワンコっぷりである(笑)。
特に、ヒロインのエレンと二人、正体不明の暴漢に襲われて格闘の末、泥だらけになった後のあれやこれやの場面はまさに!
ホットなラブシーンよりも、お風呂でいちゃいちゃバーニング!!よりも(笑)、エレンにお風呂に入れられて「さあ、すすぎの時間よ 」と言われているあの部分だけで、レトリバー系なカンジで萌えっすよ(爆)。
話は、マッケナらしいバッドボーイ故郷に帰る、ってヤツで、それに彼の伯父の謎の死が絡んでくるというサスペンス仕立て。
まぁ、ぬるいのはいつもの事なので、犯人はミエミエで穴だらけなんだが・・・壊れた感じのする黒幕のムードで乗り切ろうというものか。
サイドロマンスのエレンの婚約者ブラッドと、元カノのコーラのやりなおしに関しては、もう少し書き込んでもよかったかなぁ、とは思う。
コーラの負けん気の強さ、芯の強さは好きだからね。
ブラッドがスノッブかと思ったら、それ以上にここの両親が醜悪なエセスノッブだったから、そこまで嫌味に感じずに済んだけど。
親といったら、エレンの母親が・・・えっと、前半ではどう解釈していいのか分からない人でした(^^;
愛情薄いウーマンリヴ女性なのか、はたまた母性薄き女性なのか、と。
実際、エレンは幼い頃に家族の愛情に飢えていたからこそ、孤独な少年だったサイモンと心寄せ合って育っていったという件があるってのに・・・物語後半の今、現在、いい人なんだよ、母ちゃん!どっち?善人?それとも悪人?!
キャラ造詣過程が迷走しているのか?! > マッケナさん
ま、実の母というにはナニだが、あれが年の離れた女友達だと思うと妙にしっくりくるんだけど。
そうなのよ。そう読むと非常にしっくりなのよ・・・それはそれで微妙だが(^^;
この母ちゃんにかかると、さすがのサイモンも形無しである(笑)。
とにかく、お姫様と大型ワンコ上等!!というテンプレに則っての物語だが、お姫様エレンが・・・うう。いじらしいのよ~。
ぶきっちょな頑張り屋でかわいいのに、実際は何と姉貴なんだ!(笑)
ワンコが しつけ悪いおバカなんで すぐに殻に閉じこもったりパニくって逃亡したりするのに、まぁ、よく付き合うというかお嬢様育ちなのに懐広いっちゅーか(^^ゞ
将来も、ワンコをしつけるが如く、奥さんというよりトップブリーダーっぷりが発揮されるのは想像に難くないエレンである(爆)。
ホットでラブラブなワンコヒーローもの、という意味では堪能出来たな。
ただ、あの伯父の隠した証拠を発見するあたり・・・あれは唐突というか、いきなりすぎだ(^^A
神様のお告げというか、夢オチに近いもんを感じてトホホとなったわ・・・伯父の一筋縄ではいかないというところから、すごいギミック期待したのにあっけなく肩透かし(笑)。
次回のマッケナ翻訳は、いつものシリーズか。
といっても、タマラ姐さんへの前哨戦程度という認識しかないが > ワタクシ(笑)
しかし、マッケナ読んだ後にはいつもさっぱりしたものが読みたくなるのは反動か・・・(^^ゞゞ
前回の単発長編作品がうんざりするようなものだったので、今回、恐々と読んでみましたが・・・あら。予想より面白かったわ(笑)。
某お姉さん(笑)と先日話していたんだが、マッケナ作品というのは、ヒーローの大型ワンコ度合いを愛でるのは読者としてのテンプレなんだわ、と(笑)。
そういう意味では、今回の作品のヒーローのサイモンはグッジョブ!!なまでのワンコっぷりである(笑)。
特に、ヒロインのエレンと二人、正体不明の暴漢に襲われて格闘の末、泥だらけになった後のあれやこれやの場面はまさに!
ホットなラブシーンよりも、お風呂でいちゃいちゃバーニング!!よりも(笑)、エレンにお風呂に入れられて「さあ、すすぎの時間よ 」と言われているあの部分だけで、レトリバー系なカンジで萌えっすよ(爆)。
話は、マッケナらしいバッドボーイ故郷に帰る、ってヤツで、それに彼の伯父の謎の死が絡んでくるというサスペンス仕立て。
まぁ、ぬるいのはいつもの事なので、犯人はミエミエで穴だらけなんだが・・・壊れた感じのする黒幕のムードで乗り切ろうというものか。
サイドロマンスのエレンの婚約者ブラッドと、元カノのコーラのやりなおしに関しては、もう少し書き込んでもよかったかなぁ、とは思う。
コーラの負けん気の強さ、芯の強さは好きだからね。
ブラッドがスノッブかと思ったら、それ以上にここの両親が醜悪なエセスノッブだったから、そこまで嫌味に感じずに済んだけど。
親といったら、エレンの母親が・・・えっと、前半ではどう解釈していいのか分からない人でした(^^;
愛情薄いウーマンリヴ女性なのか、はたまた母性薄き女性なのか、と。
実際、エレンは幼い頃に家族の愛情に飢えていたからこそ、孤独な少年だったサイモンと心寄せ合って育っていったという件があるってのに・・・物語後半の今、現在、いい人なんだよ、母ちゃん!どっち?善人?それとも悪人?!
キャラ造詣過程が迷走しているのか?! > マッケナさん
ま、実の母というにはナニだが、あれが年の離れた女友達だと思うと妙にしっくりくるんだけど。
そうなのよ。そう読むと非常にしっくりなのよ・・・それはそれで微妙だが(^^;
この母ちゃんにかかると、さすがのサイモンも形無しである(笑)。
とにかく、お姫様と大型ワンコ上等!!というテンプレに則っての物語だが、お姫様エレンが・・・うう。いじらしいのよ~。
ぶきっちょな頑張り屋でかわいいのに、実際は何と姉貴なんだ!(笑)
ワンコが
将来も、ワンコをしつけるが如く、奥さんというよりトップブリーダーっぷりが発揮されるのは想像に難くないエレンである(爆)。
ホットでラブラブなワンコヒーローもの、という意味では堪能出来たな。
ただ、あの伯父の隠した証拠を発見するあたり・・・あれは唐突というか、いきなりすぎだ(^^A
神様のお告げというか、夢オチに近いもんを感じてトホホとなったわ・・・伯父の一筋縄ではいかないというところから、すごいギミック期待したのにあっけなく肩透かし(笑)。
次回のマッケナ翻訳は、いつものシリーズか。
といっても、タマラ姐さんへの前哨戦程度という認識しかないが > ワタクシ(笑)
しかし、マッケナ読んだ後にはいつもさっぱりしたものが読みたくなるのは反動か・・・(^^ゞゞ
シャンパンゴールドの妖精 (ラベンダーブックス)
2009年4月11日 新刊レビュー
ニコール・ジョーダンの恋愛戦争シリーズ2冊目、読了~♪
今回もいやはや、カワイイ出来で満足でした(^^)
今回の主人公は、スキャンダルのせいでひどい目にあってきたローリング姉妹の次女で三人中一番の美人であるロズリン。
そして、お相手は前回の主人公の片割れであるタンヴァース伯爵マーカスの親友・アーデン公爵アンドリュー。
美男美女上等!!のこのシリーズの中でも群を抜いたこの二人、前作以上の突飛な出会い方から「あ、ツボ(萌)」と思ったわ。
ガチガチ文系なのに、思考回路が理系なロズリンの言い分、いちいち「ごもっとも。ごもっとも」なんだよね(笑)。
苦労人なのに、夢を見がちな女性かと思いきや、いい意味で裏切られたわ。
この翻訳リージェンシー・ロマンス絶世期の中、婚活ヒロインって意外に貴重なワケよ、ええ。
結婚したくないヒロインなら、それこそいーっぱいいっぱいいるけど(^^ゞ
・・・まぁ、婚活内容に問題があっただけで(爆)。
でも、これもまた理詰めよね。本職に聞くべし、ってのは。
アン・スチュワートの名作の主人公じゃないが、泥棒からお宝守りたいなら泥棒に任せろ、ってぐらいに、男性の誘惑方法なら、その道の本職(?)である高級娼婦や放蕩者に聞け、と(笑)。
そこでミイラとりがミイラに、ってのが王道なんだけど、それすら嫌味なくスマートで、それでいてホットで悶々する様がキュートだったりするんだな公爵サマ(^^ゞ
いやはや、本当にあのドリューのロズリンを思って悶々鬱々嫉妬メラメラとする様が、読者の母性本能をくすぐる的確なパーツ揃いかと(笑)。
しかし、例外とした女性が親友の妹であるエレノアと、このロズリン・・・ドリュー、密かにMっ気あり?(爆)
働く事、学ぶ事、人を思う事が自然に出来るロズリンという伴侶を得る為の苦労あれやこれや・・・前半がロズリンの婚活物語なら、後半はドリューの婚活物語だな。
不覚にも、あの彼女を思って身を引く場面は、ドリューの余りの乙女っぷりにもらい泣きしそうになりました(笑)。
バカ公爵なら、何ら感情移入もないんだが、いかんせんこのシリーズのヒーローさん達ってば、皆して勤勉勤労でマメ男でいいヤツなんだもんなぁ(^^ゞゞ
そんなこんなで、今回もお気に入り♪
サブプロットとなったウィニフレッドの話も切なくて、それでいてうるうるものでした。
さて。今回の作品で全ての布石伏線が引かれた状態で、3冊目の三女リリアンとクレイボーン侯爵のじゃじゃ馬ならしものに突入。
あ、これは7月に翻訳版が出るんですね。それはまた早い仕事具合ですな。
7月が楽しみです(^^)
今回もいやはや、カワイイ出来で満足でした(^^)
今回の主人公は、スキャンダルのせいでひどい目にあってきたローリング姉妹の次女で三人中一番の美人であるロズリン。
そして、お相手は前回の主人公の片割れであるタンヴァース伯爵マーカスの親友・アーデン公爵アンドリュー。
美男美女上等!!のこのシリーズの中でも群を抜いたこの二人、前作以上の突飛な出会い方から「あ、ツボ(萌)」と思ったわ。
ガチガチ文系なのに、思考回路が理系なロズリンの言い分、いちいち「ごもっとも。ごもっとも」なんだよね(笑)。
苦労人なのに、夢を見がちな女性かと思いきや、いい意味で裏切られたわ。
この翻訳リージェンシー・ロマンス絶世期の中、婚活ヒロインって意外に貴重なワケよ、ええ。
結婚したくないヒロインなら、それこそいーっぱいいっぱいいるけど(^^ゞ
・・・まぁ、婚活内容に問題があっただけで(爆)。
でも、これもまた理詰めよね。本職に聞くべし、ってのは。
アン・スチュワートの名作の主人公じゃないが、泥棒からお宝守りたいなら泥棒に任せろ、ってぐらいに、男性の誘惑方法なら、その道の本職(?)である高級娼婦や放蕩者に聞け、と(笑)。
そこでミイラとりがミイラに、ってのが王道なんだけど、それすら嫌味なくスマートで、それでいてホットで悶々する様がキュートだったりするんだな公爵サマ(^^ゞ
いやはや、本当にあのドリューのロズリンを思って悶々鬱々嫉妬メラメラとする様が、読者の母性本能をくすぐる的確なパーツ揃いかと(笑)。
しかし、例外とした女性が親友の妹であるエレノアと、このロズリン・・・ドリュー、密かにMっ気あり?(爆)
働く事、学ぶ事、人を思う事が自然に出来るロズリンという伴侶を得る為の苦労あれやこれや・・・前半がロズリンの婚活物語なら、後半はドリューの婚活物語だな。
不覚にも、あの彼女を思って身を引く場面は、ドリューの余りの乙女っぷりにもらい泣きしそうになりました(笑)。
バカ公爵なら、何ら感情移入もないんだが、いかんせんこのシリーズのヒーローさん達ってば、皆して勤勉勤労でマメ男でいいヤツなんだもんなぁ(^^ゞゞ
そんなこんなで、今回もお気に入り♪
サブプロットとなったウィニフレッドの話も切なくて、それでいてうるうるものでした。
さて。今回の作品で全ての布石伏線が引かれた状態で、3冊目の三女リリアンとクレイボーン侯爵のじゃじゃ馬ならしものに突入。
あ、これは7月に翻訳版が出るんですね。それはまた早い仕事具合ですな。
7月が楽しみです(^^)
ガチなものから、あらら別に続いてもらわんでも、なものまで来月の新刊予定が出たのでチェーック(笑)
オークラ出版 マグノリアロマンス
偽りの花婿は未来の公爵 ジェシカ・ベンソン
罪深き愛につつまれて マヤ・バンクス
宙出版 オーロラブックス
無垢な令嬢と危険な契約 サリ・ロビンス
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
聖なる死のアート チェリー・アデア
詐欺師に魅せられて ニコル・バード
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
その微笑みにご用心 ジル・シャルヴィス
原書房 ライムブックス
あぶない誘惑 スーザン・イーノック
夢で逢いましょう レイチェル・ギブソン
扶桑社 扶桑社ロマンス
パースート(仮) リサ・マリー・ライス
キス・インザ・ダーク(仮) キンバリー・ローガン
見書房 二見ミステリ文庫
ブロウ・アウト(原題) キャサリン・コールター
バイ・ラブ・アンダン(原題) スーザン・イーノック
ぶんか社 フローラブックス
ハイランドの騎士に魅せられて スー・エレン・ウェルダー
情熱のぬくもり闇の勇者たち(2) クリスティーナ・ドット
ヴィレッジブックス villagebooks
SECOND SIGHT(原題) アマンダ ・クイック
RIDING LESSONS(原題) サラ・グルーエン
COLD SLICE(原題) L・T・フォークス
TIGER EYE(原題) マージョリー ・M ・リュウ
竹書房 ラズベリーブックス
夜明けの窓から口づけを エリザベス・ソーントン
囚われの姫君と偽りの騎士 ジュリア・レイサム
何か、4月と比べると5月は地味だな、って麻痺したのか?! > ことのさん
ガチはラベンダーの2冊(あ、ここに書いてねーや。笑)とドットかな。
あとギブソンとクイックはお約束。
しかし二見さんの三巻目が出る前にしっかりアーケイン・ソサエティ・シリーズ、追いつくのが何ともニクイというか流石というか(笑)。
あー、CC二見はSSシリーズではないか!これはキターッ!!楽しみ~♪
SBさんはグラッソ、落ちた?(^^;;
あと、もし、ライムのイーノックがサムとリック復活なら、ガチ大本命はこれにしといて下さい、って事で! > びったんびったん
いやー、去年出た二見のヒストリカルのイーノックが笑えるぐらい記憶から欠落しまくった凡打だったのであとがき失念してましたが(暴言)、また出るんですねヒストリカルも(笑)。
ま、とりあえず大半はまた読んでるでしょう、って事ね(^^ゞ
GWは8連休で予定真っ白けー、だし、精進しろってハナシだわ(笑)。
+余談+
新アニメ見るのに忙しいので(爆)、まぁ、残りは適当に?(笑)な、いつもの。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/116625095.html
あの、素人調査なものである拙ブログ記事の初稿はあくまで推定推敲なんで全てがあっているとは限らない、っていうのは暗黙の了解でしてよ?(^^;
あたしゃ別に本職でも何でもないんで、そこんとこご了承よろしく。
オークラ出版 マグノリアロマンス
偽りの花婿は未来の公爵 ジェシカ・ベンソン
罪深き愛につつまれて マヤ・バンクス
宙出版 オーロラブックス
無垢な令嬢と危険な契約 サリ・ロビンス
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
聖なる死のアート チェリー・アデア
詐欺師に魅せられて ニコル・バード
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
その微笑みにご用心 ジル・シャルヴィス
原書房 ライムブックス
あぶない誘惑 スーザン・イーノック
夢で逢いましょう レイチェル・ギブソン
扶桑社 扶桑社ロマンス
パースート(仮) リサ・マリー・ライス
キス・インザ・ダーク(仮) キンバリー・ローガン
見書房 二見ミステリ文庫
ブロウ・アウト(原題) キャサリン・コールター
バイ・ラブ・アンダン(原題) スーザン・イーノック
ぶんか社 フローラブックス
ハイランドの騎士に魅せられて スー・エレン・ウェルダー
情熱のぬくもり闇の勇者たち(2) クリスティーナ・ドット
ヴィレッジブックス villagebooks
SECOND SIGHT(原題) アマンダ ・クイック
RIDING LESSONS(原題) サラ・グルーエン
COLD SLICE(原題) L・T・フォークス
TIGER EYE(原題) マージョリー ・M ・リュウ
竹書房 ラズベリーブックス
夜明けの窓から口づけを エリザベス・ソーントン
囚われの姫君と偽りの騎士 ジュリア・レイサム
何か、4月と比べると5月は地味だな、って麻痺したのか?! > ことのさん
ガチはラベンダーの2冊(あ、ここに書いてねーや。笑)とドットかな。
あとギブソンとクイックはお約束。
しかし二見さんの三巻目が出る前にしっかりアーケイン・ソサエティ・シリーズ、追いつくのが何ともニクイというか流石というか(笑)。
あー、CC二見はSSシリーズではないか!これはキターッ!!楽しみ~♪
SBさんはグラッソ、落ちた?(^^;;
あと、もし、ライムのイーノックがサムとリック復活なら、ガチ大本命はこれにしといて下さい、って事で! > びったんびったん
いやー、去年出た二見のヒストリカルのイーノックが笑えるぐらい記憶から欠落しまくった凡打だったのであとがき失念してましたが(暴言)、また出るんですねヒストリカルも(笑)。
ま、とりあえず大半はまた読んでるでしょう、って事ね(^^ゞ
GWは8連休で予定真っ白けー、だし、精進しろってハナシだわ(笑)。
+余談+
新アニメ見るのに忙しいので(爆)、まぁ、残りは適当に?(笑)な、いつもの。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/116625095.html
あの、素人調査なものである拙ブログ記事の初稿はあくまで推定推敲なんで全てがあっているとは限らない、っていうのは暗黙の了解でしてよ?(^^;
あたしゃ別に本職でも何でもないんで、そこんとこご了承よろしく。
楽園に落ちた天使 (ラズベリーブックス)
2009年4月4日 新刊レビュー
ローラ・リー・ガークの2月刊、読了~。
真剣に何度も泣いてしまったわ、この1冊ってば。
多分、他のガーク作品と比べるとホットさは少ないし、それでいてロマンス部分の割合は低いかもしれない。
が、非常に上手な作り方で、それでいて美しいのだ。
心の吐露が、情景が、そしてつたないやりとりの全てが。
全てを失った人間の再生の物語というものは、よくあるロマンス王道パターン。
この作品の主人公たちも、失った者同士。
戦争で家族を、富を失ったヒロイン・オリヴィアと、他国による侵攻によって土地を、飢饉によって家族を、裏切りによって信仰と信念と誇りを失ったヒーロー・コナー。
ただ、オリヴィアは亡くした親友の娘三人を育て、農場を切り盛りするポジティヴさ全開のキャラに対し、コナーの絶望の深さは目を覆う程。
自分を恥じて国に帰れない悲哀、信仰にすがり絶望を味わった末、心までも放浪者となった苦悩は痛々しい。
そんな彼が、放浪の賭けボクサーに零落れたが、自分自身を偽れない不器用さゆえに、オリヴィアと出会うのはまさに運命というか。
未婚のまま三人の少女の母親となった、無垢で純真なオールドミスのオリヴィアと、そしてその三人の娘とコナーの奇妙な同居生活が、非常にゆったり描かれていてこれがかなりツボなのだ。
昨今のスピーディな展開のロマンス同様、この作品もよくよく見てれば数ヶ月程度の期間に起こった話なのだが、それを感じない空気というか。
特に、心も体も傷ついたコナーと、オリヴィアと三人の娘たちとのやりとりが秀逸すぎる!
もう、ミランダの雷のエピソードで、ベッキーのダンスレッスンで、キャリーのダンスカードの話で、そのつど泣いてしまったわ・・・。
それだけでなく、とにかく、いろんな角度で、いろんな描写で、いろんな出来事を絡めて、合間に悲惨な過去場面をフラッシュバックのように挿入しながら、コナーの再生の物語を紡いでゆく様がすごすぎた。
そんな中でも、やはりオリヴィアがまるごとコナーを包んで癒して愛するところは、もう泣けて泣けて。
本当にコナーじゃなくても「愛してくれてるんだ」って感動を口に出したくなるぐらい。
またアイルランド人のコナーゆえに、ゲール語連発してくれるのがセクシーなんだわ。
娘たちに、オリヴィアに、愛しはじめた愛しい女たちにゲール語で語りかける様はもう・・・反則もいいトコで・・・腰砕けもんですってば!!(握りコブシ)
あの数々の反則ワザだけで、既に今シーズンのマスト・ヒーローに躍り出たってカンジよ!
南北戦争後のアメリカ南部という、アメリカン・ロマンスど真ん中直球設定かと思いきや、アイルランドの情勢や移民事情を絡めての展開もグイグイと引き込まれました。
鉄道建設に関し、オリヴィアがかたくなに買収を拒み土地を死守し地に足をつけて暮らす様といい『風と共に去りぬ』のようなニュアンスも感じるし。
何より派手さが余りないのに、全てが丹念に書かれていて満足度が充実したものになっているんだよね。勢いを伴ったものよりもずっしり重い満足感。
とにかく全部が素晴らしすぎて、何度読んでも飽き足りない。
最後の家族のやりとりから、子供たちが寝た後に交わされる二人の会話とかベタだけど、それが全然いやみじゃなくって心温かくなったり。
奇を衒わない素朴な原点回帰が何よりもロマンス基本、といったところか。
真剣に何度も泣いてしまったわ、この1冊ってば。
多分、他のガーク作品と比べるとホットさは少ないし、それでいてロマンス部分の割合は低いかもしれない。
が、非常に上手な作り方で、それでいて美しいのだ。
心の吐露が、情景が、そしてつたないやりとりの全てが。
全てを失った人間の再生の物語というものは、よくあるロマンス王道パターン。
この作品の主人公たちも、失った者同士。
戦争で家族を、富を失ったヒロイン・オリヴィアと、他国による侵攻によって土地を、飢饉によって家族を、裏切りによって信仰と信念と誇りを失ったヒーロー・コナー。
ただ、オリヴィアは亡くした親友の娘三人を育て、農場を切り盛りするポジティヴさ全開のキャラに対し、コナーの絶望の深さは目を覆う程。
自分を恥じて国に帰れない悲哀、信仰にすがり絶望を味わった末、心までも放浪者となった苦悩は痛々しい。
そんな彼が、放浪の賭けボクサーに零落れたが、自分自身を偽れない不器用さゆえに、オリヴィアと出会うのはまさに運命というか。
未婚のまま三人の少女の母親となった、無垢で純真なオールドミスのオリヴィアと、そしてその三人の娘とコナーの奇妙な同居生活が、非常にゆったり描かれていてこれがかなりツボなのだ。
昨今のスピーディな展開のロマンス同様、この作品もよくよく見てれば数ヶ月程度の期間に起こった話なのだが、それを感じない空気というか。
特に、心も体も傷ついたコナーと、オリヴィアと三人の娘たちとのやりとりが秀逸すぎる!
もう、ミランダの雷のエピソードで、ベッキーのダンスレッスンで、キャリーのダンスカードの話で、そのつど泣いてしまったわ・・・。
それだけでなく、とにかく、いろんな角度で、いろんな描写で、いろんな出来事を絡めて、合間に悲惨な過去場面をフラッシュバックのように挿入しながら、コナーの再生の物語を紡いでゆく様がすごすぎた。
そんな中でも、やはりオリヴィアがまるごとコナーを包んで癒して愛するところは、もう泣けて泣けて。
本当にコナーじゃなくても「愛してくれてるんだ」って感動を口に出したくなるぐらい。
またアイルランド人のコナーゆえに、ゲール語連発してくれるのがセクシーなんだわ。
娘たちに、オリヴィアに、愛しはじめた愛しい女たちにゲール語で語りかける様はもう・・・反則もいいトコで・・・腰砕けもんですってば!!(握りコブシ)
あの数々の反則ワザだけで、既に今シーズンのマスト・ヒーローに躍り出たってカンジよ!
南北戦争後のアメリカ南部という、アメリカン・ロマンスど真ん中直球設定かと思いきや、アイルランドの情勢や移民事情を絡めての展開もグイグイと引き込まれました。
鉄道建設に関し、オリヴィアがかたくなに買収を拒み土地を死守し地に足をつけて暮らす様といい『風と共に去りぬ』のようなニュアンスも感じるし。
何より派手さが余りないのに、全てが丹念に書かれていて満足度が充実したものになっているんだよね。勢いを伴ったものよりもずっしり重い満足感。
とにかく全部が素晴らしすぎて、何度読んでも飽き足りない。
最後の家族のやりとりから、子供たちが寝た後に交わされる二人の会話とかベタだけど、それが全然いやみじゃなくって心温かくなったり。
奇を衒わない素朴な原点回帰が何よりもロマンス基本、といったところか。
フォーチュンクッキーに想いをのせて (ヴィレッジブックス)
2009年3月30日 新刊レビュー
シャノン・マッケナのアンダーソン名義の中篇、読了。
ひょんな事から放浪のアクセサリー・デザイナーとなったエマが、田舎に居を求め、そこの大家で園芸家のジャックと恋に落ちる、というお話。
するーっと読み始め、するーっと読み終わった(笑)。
まぁ、前作がヒロインのドアマット具合に辟易して呼吸困難になりかけた事を思うとそれは朗報、と思うべきなんだが、いかんせん どこでどう盛り上がっていいのか分からず拍手のタイミングを逸してエンドロールを迎えた観客気分 なのはどうしてなのか(^^;
いや、エマが芸術家として非凡で多才なのは分かるんだが、どうもそれが上滑りに思えてならず(男事情に左右されているのも鑑みて)、1本スジが通ったような凛とした様は感じず。
そうしたところが、ヒロインとして魅力を感じず。
対するジャックですが、これが幼少の頃から親戚知人をたらい回しにされたが故のトラウマという、しっかりした設定があってそれに基づいての言動だから読ませてくれる。
園芸家という、何とも地味なところに過去のエピソードを絡めているあたりもナイスなカンジ。
そこなんだよな・・・もしかして、キャラクター造詣所要時間の割合はヒロイン1分、ヒーロー9分の割合じゃなかろーか?!って具合か(笑)。
そんな二人が、相思相愛になったかと思いきや、キャリア話が仲を阻む・・・という王道展開に、想定内のその後にオチときた。
どうもキャラに思いいれがなかった分、優等生な中篇ロマンス作品であろうこの作品に対し「ゆるーく凡打」という辛口なものが、ことのさんの感想となった。
一読で十分だな、うん。
余談ですが、新刊文庫帯に対し「これって何かピントずれてる」とか思ったりしたのは私だけなんですかね。
別に極限まで人生行き詰ってないし、貯金もあるし、新しく居を構えてそこで自分のお店を開こうとしていて、それって前向きもいいとこじゃない?
何か違うぞ帯文句、と(笑)。
ひょんな事から放浪のアクセサリー・デザイナーとなったエマが、田舎に居を求め、そこの大家で園芸家のジャックと恋に落ちる、というお話。
するーっと読み始め、するーっと読み終わった(笑)。
まぁ、前作がヒロインのドアマット具合に辟易して呼吸困難になりかけた事を思うとそれは朗報、と思うべきなんだが、いかんせん どこでどう盛り上がっていいのか分からず拍手のタイミングを逸してエンドロールを迎えた観客気分 なのはどうしてなのか(^^;
いや、エマが芸術家として非凡で多才なのは分かるんだが、どうもそれが上滑りに思えてならず(男事情に左右されているのも鑑みて)、1本スジが通ったような凛とした様は感じず。
そうしたところが、ヒロインとして魅力を感じず。
対するジャックですが、これが幼少の頃から親戚知人をたらい回しにされたが故のトラウマという、しっかりした設定があってそれに基づいての言動だから読ませてくれる。
園芸家という、何とも地味なところに過去のエピソードを絡めているあたりもナイスなカンジ。
そこなんだよな・・・もしかして、キャラクター造詣所要時間の割合はヒロイン1分、ヒーロー9分の割合じゃなかろーか?!って具合か(笑)。
そんな二人が、相思相愛になったかと思いきや、キャリア話が仲を阻む・・・という王道展開に、想定内のその後にオチときた。
どうもキャラに思いいれがなかった分、優等生な中篇ロマンス作品であろうこの作品に対し「ゆるーく凡打」という辛口なものが、ことのさんの感想となった。
一読で十分だな、うん。
余談ですが、新刊文庫帯に対し「これって何かピントずれてる」とか思ったりしたのは私だけなんですかね。
別に極限まで人生行き詰ってないし、貯金もあるし、新しく居を構えてそこで自分のお店を開こうとしていて、それって前向きもいいとこじゃない?
何か違うぞ帯文句、と(笑)。
あなたという仮面の下は (ライムブックス)
2009年3月27日 新刊レビュー
エリザベス・ホイトの初邦訳にてデビュー作、プリンス三部作1冊目読了~♪
読み終わりたくなかったぐらい面白かった♪♪
最近、どうもリージェンシー食傷気味のところに、この作品、目からウロコもいいトコ。
何て主要キャラクターがガチなんだ!ってこと。キタコレ!!
欠点も全て含めて、こんなに全てが愛らしい主人公カップルってちょっとお目にかかれませんな。
天然痘で家族全てを亡くし、自身もその跡が残り、それがコンプレックスになっているスウォーティンガム伯爵エドワード。
そして、家族の為にそのエドワードの秘書として働く未亡人アンナ。
どちらもバツイチ、アラサー同士という、これはこれでなかなか珍しい設定かと(片方だけでなく両方、というのがね)。
偶然の出会いから、雇い主と雇い人となり、お互い惹かれあうが、身分の違いなどもあって気持ちを掻き消す毎日。
これがまた、エドワードの悶々だけならよくある話だが、アンナの側に関しても活き活きと書かれているのがまたナイス。
とにかく、よく会話するかと思ったら、ただ二人一緒にいるだけでその場を彩ったりするもんだからスゴイ。
何といっても、悶々と欲求不満を解消すべくエドワードがロンドンの秘密クラブのような売春宿に出かけるくだりが一番目からウロコというか、傑作。
「私の事を憎からず思っておきながらそんなトコに行くなんてーっ!他の女相手にーっ」とばかりの勢いで追いかけて、身元を偽りそこでエドワードの相手になるという・・・とんでもない淑女もあったもんだ(笑)。
痛快すぎてツボキタコレ!!(笑)
いや、そんな痛快なところばかりでなく、飄々としたエドワードの小ネタボケ満載っぷりとか、負けん気の強いアンナの肝っ玉っぷりとか、その二人のボケツッコミ夫婦漫才具合とかも傑作で(笑)。
この二人、過去の出来事のせいでナイーヴなところに更にトラウマが、って設定なんですが・・・いかんせん、やりとりがきゅんきゅんかわいい上に面白すぎて、上手にそのネガティヴ部分をオブラートにつつんでくれていたり。
そのくせして、ラブシーンはホット極めたり・・・その落差がこんなに感じない自然で且つ絶妙な筆力が圧巻です。
エロばかりが浮いてるとか、そういうの全然杞憂もんです。
むしろエロがかわいいです、ええ。エドワードのキャラゆえでしょうか(爆)。
脇役もビバ!!で、アンナの亡き夫の母親、同居中のメイド兼料理人、珍ファッション・リーダー(爆)のエドワードの屋敷の家令、毒舌意地悪じいさんなエドワードの近侍、アンナが道端で拾う娼婦、そしてその娼婦の妹などなど多彩。
そんな脇役の中、エドワードの親友イズリー子爵と、友人ハリー・パイは三部作の今後の主人公たちですが、この二人も人を喰ったような飄々さが良ろしゅうございますな。むふっ。
でも、脇役多しといえど、決してガチャガチャと存在がうるさいって事はなく、ピンポイントごとに上手にアンナに、エドワードに絡んできて上手い書きっぷり。
しかーし、読まれた方にはこの作品の最高の脇役が エドワードの飼い犬 だというのは、もうお分かりよね(笑)。
初登場時点では、エドワードによって名付けを放棄され名無し状態で、それがまたウケたり。
「おい、犬」「こら、犬」「バカ者、犬め」等(笑)。
そんなワンコに最初から懐かれ(「このバカ者め。飼い主を忘れているとしか思えない」等、愚痴っぽいエドワード。笑)、これではワンコがかわいそうじゃないの・・・と、名付け親になるべく、いろんな名前候補を羅列するアンナがまた面白い。
そんな中「デューク(公爵)はどうですか?」と聞かれて「・・・犬の方が立場が上になる」と真面目に返すエドワードにギガントモエ!(爆)
結局、「ジョック」になるけど、この件も傑作すぎました・・・最初から最後まで、大活躍のこのワンコだけでも見る価値あり(笑)。
とにかく、何度読んでもこれは面白かった(^^)
ロマンスとしても、主人公二人が何と言うか、非常にロマンチストなところとシニカルなところが絶妙にマッチしていて、それなのに直球勝負な感じが清々しく(笑)。
キャラクターが活き活きしていると、読んでいる方も勢いつくし、ストーリー造りがしっかりしていると更に物語に入り込める。
続編も翻訳決定しているとの朗報も。
次はあの解凍系くんっぽいハリー・パイとのこと。うわ、楽しみ♪
そういう朗報があると、いい作家、そして作品にめぐり合えた幸せをまた噛み締めて再読にかかれますな(^^)
読み終わりたくなかったぐらい面白かった♪♪
最近、どうもリージェンシー食傷気味のところに、この作品、目からウロコもいいトコ。
何て主要キャラクターがガチなんだ!ってこと。キタコレ!!
欠点も全て含めて、こんなに全てが愛らしい主人公カップルってちょっとお目にかかれませんな。
天然痘で家族全てを亡くし、自身もその跡が残り、それがコンプレックスになっているスウォーティンガム伯爵エドワード。
そして、家族の為にそのエドワードの秘書として働く未亡人アンナ。
どちらもバツイチ、アラサー同士という、これはこれでなかなか珍しい設定かと(片方だけでなく両方、というのがね)。
偶然の出会いから、雇い主と雇い人となり、お互い惹かれあうが、身分の違いなどもあって気持ちを掻き消す毎日。
これがまた、エドワードの悶々だけならよくある話だが、アンナの側に関しても活き活きと書かれているのがまたナイス。
とにかく、よく会話するかと思ったら、ただ二人一緒にいるだけでその場を彩ったりするもんだからスゴイ。
何といっても、悶々と欲求不満を解消すべくエドワードがロンドンの秘密クラブのような売春宿に出かけるくだりが一番目からウロコというか、傑作。
「私の事を憎からず思っておきながらそんなトコに行くなんてーっ!他の女相手にーっ」とばかりの勢いで追いかけて、身元を偽りそこでエドワードの相手になるという・・・とんでもない淑女もあったもんだ(笑)。
痛快すぎてツボキタコレ!!(笑)
いや、そんな痛快なところばかりでなく、飄々としたエドワードの小ネタボケ満載っぷりとか、負けん気の強いアンナの肝っ玉っぷりとか、その二人のボケツッコミ夫婦漫才具合とかも傑作で(笑)。
この二人、過去の出来事のせいでナイーヴなところに更にトラウマが、って設定なんですが・・・いかんせん、やりとりがきゅんきゅんかわいい上に面白すぎて、上手にそのネガティヴ部分をオブラートにつつんでくれていたり。
そのくせして、ラブシーンはホット極めたり・・・その落差がこんなに感じない自然で且つ絶妙な筆力が圧巻です。
エロばかりが浮いてるとか、そういうの全然杞憂もんです。
むしろエロがかわいいです、ええ。エドワードのキャラゆえでしょうか(爆)。
脇役もビバ!!で、アンナの亡き夫の母親、同居中のメイド兼料理人、珍ファッション・リーダー(爆)のエドワードの屋敷の家令、毒舌意地悪じいさんなエドワードの近侍、アンナが道端で拾う娼婦、そしてその娼婦の妹などなど多彩。
そんな脇役の中、エドワードの親友イズリー子爵と、友人ハリー・パイは三部作の今後の主人公たちですが、この二人も人を喰ったような飄々さが良ろしゅうございますな。むふっ。
でも、脇役多しといえど、決してガチャガチャと存在がうるさいって事はなく、ピンポイントごとに上手にアンナに、エドワードに絡んできて上手い書きっぷり。
しかーし、読まれた方にはこの作品の最高の脇役が エドワードの飼い犬 だというのは、もうお分かりよね(笑)。
初登場時点では、エドワードによって名付けを放棄され名無し状態で、それがまたウケたり。
「おい、犬」「こら、犬」「バカ者、犬め」等(笑)。
そんなワンコに最初から懐かれ(「このバカ者め。飼い主を忘れているとしか思えない」等、愚痴っぽいエドワード。笑)、これではワンコがかわいそうじゃないの・・・と、名付け親になるべく、いろんな名前候補を羅列するアンナがまた面白い。
そんな中「デューク(公爵)はどうですか?」と聞かれて「・・・犬の方が立場が上になる」と真面目に返すエドワードにギガントモエ!(爆)
結局、「ジョック」になるけど、この件も傑作すぎました・・・最初から最後まで、大活躍のこのワンコだけでも見る価値あり(笑)。
とにかく、何度読んでもこれは面白かった(^^)
ロマンスとしても、主人公二人が何と言うか、非常にロマンチストなところとシニカルなところが絶妙にマッチしていて、それなのに直球勝負な感じが清々しく(笑)。
キャラクターが活き活きしていると、読んでいる方も勢いつくし、ストーリー造りがしっかりしていると更に物語に入り込める。
続編も翻訳決定しているとの朗報も。
次はあの解凍系くんっぽいハリー・パイとのこと。うわ、楽しみ♪
そういう朗報があると、いい作家、そして作品にめぐり合えた幸せをまた噛み締めて再読にかかれますな(^^)
恋におちた放蕩貴族 (オーロラブックス)
2009年3月24日 新刊レビュー
パトリシア・ワデルの初翻訳、Gentlemen’s Clubシリーズ1冊目、読了~。
表紙からもっと官能メインの昨今はやりのリージェンシーかと思いきや、ベースは意外と素朴でそれでいて古典おとぎ話というか。
細部までよく出来ていました。
牧師の娘ヒロインが身寄りが亡くなり、貧乏きわめて・・・という設定はよくあるが、意外になかったのがこの「お針子」。
何か、そのままイモ蔓に地元に残って亡き父親の牧師と同じように地域に密着しては、住民を見守り、助けというものが多い中、このヒロインのイヴリンは「自分で洋裁店を持ちたい」という、実現可能な未来のビジョンを持つ変り種。
しかも「別に流行の先端のロンドンでなくても、適度な町程度で」「頭金程度はあるけどそれでは心もとないから、実地を兼ねてお店で働いてお金を貯めよう」等、非常に地に足ついた妙齢のお姉さん(笑)。
いやはや、雇われ者の苦労やら愚痴やらもしっかりあって、自分の才能を過信とまではいかなくても正当に評価しては物事をクールに見ていてナイスです。
さて、そんな彼女がお店に偶然やってきたウォルサム侯爵マーシャルと出会う。
お互い、一目ぼれなんだが、所詮は由緒ある貴族とお針子・・・その場限りの出会いの筈が、思い込んだらまっしぐら!!なマーシャルの勢いか、はたまた呪いか、イヴリンが窃盗の嫌疑を掛けられて拘置所送りになりそうになる。
下心もあるが、保護心にスイッチが入ったマーシャルは彼女の保護を申し出る。
いろんな手を使って、彼女を愛人にすべく誘惑の限りを尽くそうとするんだが、なにせ相手は清らかなだけでなく、牧師の娘って事で苦労する羽目に(^^;
やっと彼女を自分のものにしたらしたらで「恋人にはなったけど、愛人にはなりません。さよなら」とか面と向かって言われ、先代侯爵が亡くなってから引き篭りになってしまっている継母のコンパニオンにして、自分の手元に引き寄せようとしたら「恋人にはなりましたけど、愛人にはなりませんって事で夏の間だけはそのコンパニオンの仕事をお引き受けします。あとはお別れです」と先手必勝よろしく宣言したりと非常にしてやられっぱなし(笑)。
でも、やれ誘惑されたじゃ何だと嘆いて自分ばかり被害者ぶってるヒロインよりも、それはそれ、これはこれ、と割り切り、いろいろ悩む事は多いけど、それ以上に得られる幸せな気持ちとかを考慮するイヴリンみたいな芯のある女性のが好きだわ。
そんな彼女にすっかりペースを崩されて、悶々して振り回されているマーシャルがかわいいんだわ(笑)。
で、最初にも言ったが、確かに官能的でホットなラブシーンが多く描かれているのも事実なこの作品。
きっとそっちの部分をクローズアップして書評されるんでしょうけど。
しかし、それ以上に鈍感なマーシャルの、彼女との他愛ないやりとりで心の平穏が紡がれてゆく様とか、自分の気持ちを知りつつも相手に愛を返してもらえないイヴリンの心情の機微とか、そちらの方がことのさんはよほど印象に残った。
勿論、物語の展開上(笑)、そんなラブラブの二人がラスト近くに離れ離れになる事はお約束なんだが・・・そこではじめて自分の気持ちに気付くマーシャルのおバカさ加減はさておき(置くんかい。笑)、父親同様の公爵様にその気持ちを吐露しながら泣いている姿は何ともよかった。
いやはや、泣いた甲斐もあって、何でもお見通しの公爵様は偶然なんだか必然なんだか行方知れずだったイヴリンを探し出すんだが(笑)。
マーシャルの異母妹の年かさの方を貴族の令嬢の典型的な俗物タイプとして、そして年少の異母妹をその真逆に描いたりして、脇役配置もそつなし。
継母のコンスタンスの人生再生を手助けし、友情を育んでゆくイヴリンの有能な手腕、そんな彼女をサポートしながら心配する敏腕なマーシャルの秘書ドラックスもいい味。
そして、出番は少ないのにかなりインパクトの強い前出の公爵、何より次回ヒーローにてマーシャルの親友グランビー伯爵は◎かと(笑)。
イヴリンにすげなくされてヤケ酒を喰らうべく、マーシャルがグランビー伯爵を巻き込む場面はアホでサイコーでした(笑)。
そんなこんなで、思っていたよりも意外にツボな作品だったか(笑)。
やはり、自分の足で立っている気骨あるヒロインが真ん中にいると話がシャンとしているね。
そんなヒロインに振り回されるヒーローって図式が好きなんだ、って再認識しつつ、結局はラブラブな二人が根が悪人でなく勤勉勤労で素直だったってのが最大の要因なのかも。
たとえ、伯爵がただの元・牧師の娘にてお針子と結婚!!という、当時じゃ絶対ありえなさそうな身分違いのハッピーエンドでもね。
いや、ふとこれとよく似た話をバーバラ・カートランド作品内に思い出したんだが、あれは「身を隠し、生活費を稼ぐ為にお針子をしている貴族令嬢」だったわ(たしか『ふたつの顔のタリア』だったか?)。
恋に落ちた行方不明のお針子捜して憔悴の高貴な貴族紳士、ってのでふと思い出したり。
表紙からもっと官能メインの昨今はやりのリージェンシーかと思いきや、ベースは意外と素朴でそれでいて古典おとぎ話というか。
細部までよく出来ていました。
牧師の娘ヒロインが身寄りが亡くなり、貧乏きわめて・・・という設定はよくあるが、意外になかったのがこの「お針子」。
何か、そのままイモ蔓に地元に残って亡き父親の牧師と同じように地域に密着しては、住民を見守り、助けというものが多い中、このヒロインのイヴリンは「自分で洋裁店を持ちたい」という、実現可能な未来のビジョンを持つ変り種。
しかも「別に流行の先端のロンドンでなくても、適度な町程度で」「頭金程度はあるけどそれでは心もとないから、実地を兼ねてお店で働いてお金を貯めよう」等、非常に地に足ついた妙齢のお姉さん(笑)。
いやはや、雇われ者の苦労やら愚痴やらもしっかりあって、自分の才能を過信とまではいかなくても正当に評価しては物事をクールに見ていてナイスです。
さて、そんな彼女がお店に偶然やってきたウォルサム侯爵マーシャルと出会う。
お互い、一目ぼれなんだが、所詮は由緒ある貴族とお針子・・・その場限りの出会いの筈が、思い込んだらまっしぐら!!なマーシャルの勢いか、はたまた呪いか、イヴリンが窃盗の嫌疑を掛けられて拘置所送りになりそうになる。
下心もあるが、保護心にスイッチが入ったマーシャルは彼女の保護を申し出る。
いろんな手を使って、彼女を愛人にすべく誘惑の限りを尽くそうとするんだが、なにせ相手は清らかなだけでなく、牧師の娘って事で苦労する羽目に(^^;
やっと彼女を自分のものにしたらしたらで「恋人にはなったけど、愛人にはなりません。さよなら」とか面と向かって言われ、先代侯爵が亡くなってから引き篭りになってしまっている継母のコンパニオンにして、自分の手元に引き寄せようとしたら「恋人にはなりましたけど、愛人にはなりませんって事で夏の間だけはそのコンパニオンの仕事をお引き受けします。あとはお別れです」と先手必勝よろしく宣言したりと非常にしてやられっぱなし(笑)。
でも、やれ誘惑されたじゃ何だと嘆いて自分ばかり被害者ぶってるヒロインよりも、それはそれ、これはこれ、と割り切り、いろいろ悩む事は多いけど、それ以上に得られる幸せな気持ちとかを考慮するイヴリンみたいな芯のある女性のが好きだわ。
そんな彼女にすっかりペースを崩されて、悶々して振り回されているマーシャルがかわいいんだわ(笑)。
で、最初にも言ったが、確かに官能的でホットなラブシーンが多く描かれているのも事実なこの作品。
きっとそっちの部分をクローズアップして書評されるんでしょうけど。
しかし、それ以上に鈍感なマーシャルの、彼女との他愛ないやりとりで心の平穏が紡がれてゆく様とか、自分の気持ちを知りつつも相手に愛を返してもらえないイヴリンの心情の機微とか、そちらの方がことのさんはよほど印象に残った。
勿論、物語の展開上(笑)、そんなラブラブの二人がラスト近くに離れ離れになる事はお約束なんだが・・・そこではじめて自分の気持ちに気付くマーシャルのおバカさ加減はさておき(置くんかい。笑)、父親同様の公爵様にその気持ちを吐露しながら泣いている姿は何ともよかった。
いやはや、泣いた甲斐もあって、何でもお見通しの公爵様は偶然なんだか必然なんだか行方知れずだったイヴリンを探し出すんだが(笑)。
マーシャルの異母妹の年かさの方を貴族の令嬢の典型的な俗物タイプとして、そして年少の異母妹をその真逆に描いたりして、脇役配置もそつなし。
継母のコンスタンスの人生再生を手助けし、友情を育んでゆくイヴリンの有能な手腕、そんな彼女をサポートしながら心配する敏腕なマーシャルの秘書ドラックスもいい味。
そして、出番は少ないのにかなりインパクトの強い前出の公爵、何より次回ヒーローにてマーシャルの親友グランビー伯爵は◎かと(笑)。
イヴリンにすげなくされてヤケ酒を喰らうべく、マーシャルがグランビー伯爵を巻き込む場面はアホでサイコーでした(笑)。
そんなこんなで、思っていたよりも意外にツボな作品だったか(笑)。
やはり、自分の足で立っている気骨あるヒロインが真ん中にいると話がシャンとしているね。
そんなヒロインに振り回されるヒーローって図式が好きなんだ、って再認識しつつ、結局はラブラブな二人が根が悪人でなく勤勉勤労で素直だったってのが最大の要因なのかも。
たとえ、伯爵がただの元・牧師の娘にてお針子と結婚!!という、当時じゃ絶対ありえなさそうな身分違いのハッピーエンドでもね。
いや、ふとこれとよく似た話をバーバラ・カートランド作品内に思い出したんだが、あれは「身を隠し、生活費を稼ぐ為にお針子をしている貴族令嬢」だったわ(たしか『ふたつの顔のタリア』だったか?)。
恋に落ちた行方不明のお針子捜して憔悴の高貴な貴族紳士、ってのでふと思い出したり。
雨の日にはおいしいキスを (ラズベリーブックス)
2009年3月22日 新刊レビュー
ジャッキー・ダレサンドロのコンテンポラリーがとうとう日本上陸、って事で読了~♪
もう、最初から最後まできゅんきゅんに可愛くって心癒されましたわ♪
ヒストリカルとコンテンポラリー、このダレサンドロがどう区別してくるのか、と思ったらこれまた痛快!
自分の基本は大きく変えず、イメージも変えず、なのにこの書き分けっぷりは天晴れ!
とにかく愛さずにはいられないキャラクター達、ロマンス王道なプロットなどはそのままで、とっても顕著なコンテンポラリー内容になっていました。
ほら、ダイアナ・パーマーとか 大御所作家の中には「おいおい。これホンマに21世紀の現在を舞台にしてんのか?(^^;;」とか首を傾げるアナログっぷりにドン退きするものもありますが、この作家に関してはノープロブレムでした。
いやはや。これ読んでたら「そうそう。この当時(2000年)、こんなのあったあったー」みたいな懐かしさもあったんですが、それでも10年近くたった今読んでも全然違和感ナッシング!
それって、コンテンポラリーを書くには結構重要かと。
コックのメラニーと会計士のクリスの、頓珍漢で笑いが止まらない凸凹ロマンス譚なんだが、二人が一緒にいると必ず水難が起こるというお約束がまたたまらんスマッシュ!(笑)
メラニーの作る素朴な料理の何と美味しそうな事ったら、最初にすんごいネガティヴな印象で登場だったクリスもあっさり陥落するってもんです(笑)。
二人がお互い恋に落ちないように、ともがきあがくんだが、己のホルモンを擬人化して脳内会話しているのが似た者同士すぎ(爆)。
二人共、ぶっちぎり妄想魔人だし(爆)。
クリスなんて、悶えて寸止めされすぎてホンマ死にそうなんだが、それがまたかわいくってブラボーっ(笑)。
でも、こんな奇跡のようなメンズくん、ちょっといないんでない?(^^;
車は直せる、洗浄機も直せる、ユーモアのセンスもあって、ヒロインの祖母を大切にしてくれて、気配りが出来る、毎度おやつ様を持参までしちゃって、ちょっとハーレーなんて乗りこなせてしまうテニスをはじめスポーツ抜群のイケメンなんて!!
・・・それを端的に、いや、顕著に表したメラニーのモノローグがまた傑作!
いつまでも羊のクローンなんて作ってないで、さっさとこのクリスのクローンを作るべきだ
ぷっ。
確かにな(笑)。
でも、恋愛ボケしているだけではなく、このクリスが1本スジが通っているのが、ダレサンドロのキャラ造詣の凄さというか天晴れさというか。
ほら、何度も書いたけど「デキる男」という表看板背負ったヒーローが、ほいほい仕事そっちゃのけでつがいのミンク化しているのは、ある一線越えるとドン退きもんなんですってば(^^;
職業倫理の面においての彼の言動は、責任感ある実直な性格の現れゆえなんですが、そこを恋愛との板挟みにする展開もうまかったわ。
そして、一度は終わったかに見えた彼女との仲を諦めずに誠意を持って更に頑張っちゃうところもキターッ!!
ああ、何てスゴイんだ・・・やっぱりクローン化賛成よ(笑)。
直球勝負な展開、エッチでキュートでポップで、ってまさに単発ロマンスに最近求めていたものだわ、これ。
肩も凝らないけど、かといって読み捨てってワケでもない。
何度も再読しては、幸せ~な気分に浸りつつクスクス笑える事請け合いの1冊。
お気に入り蔵書、確定♪
さて、そのうちあのレシピのソース作るかな(笑)。
作品の中で、メラニー指導の下、クリスが作るんだが本当に美味しそうでしたので(^^)
もう、最初から最後まできゅんきゅんに可愛くって心癒されましたわ♪
ヒストリカルとコンテンポラリー、このダレサンドロがどう区別してくるのか、と思ったらこれまた痛快!
自分の基本は大きく変えず、イメージも変えず、なのにこの書き分けっぷりは天晴れ!
とにかく愛さずにはいられないキャラクター達、ロマンス王道なプロットなどはそのままで、とっても顕著なコンテンポラリー内容になっていました。
ほら、
いやはや。これ読んでたら「そうそう。この当時(2000年)、こんなのあったあったー」みたいな懐かしさもあったんですが、それでも10年近くたった今読んでも全然違和感ナッシング!
それって、コンテンポラリーを書くには結構重要かと。
コックのメラニーと会計士のクリスの、頓珍漢で笑いが止まらない凸凹ロマンス譚なんだが、二人が一緒にいると必ず水難が起こるというお約束がまたたまらんスマッシュ!(笑)
メラニーの作る素朴な料理の何と美味しそうな事ったら、最初にすんごいネガティヴな印象で登場だったクリスもあっさり陥落するってもんです(笑)。
二人がお互い恋に落ちないように、ともがきあがくんだが、己のホルモンを擬人化して脳内会話しているのが似た者同士すぎ(爆)。
二人共、ぶっちぎり妄想魔人だし(爆)。
クリスなんて、悶えて寸止めされすぎてホンマ死にそうなんだが、それがまたかわいくってブラボーっ(笑)。
でも、こんな奇跡のようなメンズくん、ちょっといないんでない?(^^;
車は直せる、洗浄機も直せる、ユーモアのセンスもあって、ヒロインの祖母を大切にしてくれて、気配りが出来る、毎度おやつ様を持参までしちゃって、ちょっとハーレーなんて乗りこなせてしまうテニスをはじめスポーツ抜群のイケメンなんて!!
・・・それを端的に、いや、顕著に表したメラニーのモノローグがまた傑作!
いつまでも羊のクローンなんて作ってないで、さっさとこのクリスのクローンを作るべきだ
ぷっ。
確かにな(笑)。
でも、恋愛ボケしているだけではなく、このクリスが1本スジが通っているのが、ダレサンドロのキャラ造詣の凄さというか天晴れさというか。
ほら、何度も書いたけど「デキる男」という表看板背負ったヒーローが、ほいほい仕事そっちゃのけでつがいのミンク化しているのは、ある一線越えるとドン退きもんなんですってば(^^;
職業倫理の面においての彼の言動は、責任感ある実直な性格の現れゆえなんですが、そこを恋愛との板挟みにする展開もうまかったわ。
そして、一度は終わったかに見えた彼女との仲を諦めずに誠意を持って更に頑張っちゃうところもキターッ!!
ああ、何てスゴイんだ・・・やっぱりクローン化賛成よ(笑)。
直球勝負な展開、エッチでキュートでポップで、ってまさに単発ロマンスに最近求めていたものだわ、これ。
肩も凝らないけど、かといって読み捨てってワケでもない。
何度も再読しては、幸せ~な気分に浸りつつクスクス笑える事請け合いの1冊。
お気に入り蔵書、確定♪
さて、そのうちあのレシピのソース作るかな(笑)。
作品の中で、メラニー指導の下、クリスが作るんだが本当に美味しそうでしたので(^^)
熱い風の廃墟 (ヴィレッジブックス)
2009年3月15日 新刊レビュー
スーザン・ブロックマンのTSS7巻、読了~。
TSS新たな第二シリーズの幕開けでございますな。
前作ラストにて、トム・パオレッティが設立した会社「トラブルシューターズ・インク」を中心に、相変わらずのSEAL第16チーム、FBIも出張っての展開。
ただし、さすがに第二シリーズの1冊目という事で、今回はいつもの第二次世界大戦に関連したサブストーリーはカットして、TSIのお披露目に専念した模様。
・・・とはいえど、さすがにブロックマン。
直球勝負はいつもの事ながら、今回もヘヴィな設定をもってきましたな。
え?何がって?
サブロマンスとして展開したデッカーとソフィアのロマンスね。
これだからこそシングルタイトルの醍醐味なんだけど・・・きれいごとばかりじゃない、という事がね。
そういう意味では、メインロマンスとして描かれたナッシュとテスのロマンスは、立派に王道ロマンスか・・・もっとも、あのナッシュの×××っぷりは、もはや伝説かと(爆)。
かわいくキュートな外見のせいで人に保護欲を起こさせるテスが、ブロックマンお得意の傷ついた男を丸ごと包み込む高島屋ヒロインなように、実にこのカップルがバランスがとれている。
ほら。 ヘタレ美形と肝っ玉お嬢さん だし(爆)。
影あり過去あるヒーローが全てを語らない為、会話の主導権を握ろうと彼女の科白を遮るってのはロマンス本デフォルトだが、いかんせんこのカップルの場合は逆だ(笑)。
自分では全てを必死で隠したつもりが、テスは全てを知っていて、ナッシュは勝手にジタバタしていただけ、と一刀両断である(笑)。
・・・多分、いや絶対、死ぬまでテスにお尻に敷かれたまんまだと思うよ > ナッシュ(笑)。
いつもの過去回想部分がない分、前後するのが少なかったから読みやすかったんだが反面、何だか物足りないって気分も(^^ゞ
これはTSS読者ゆえなのか?(笑)
デッカーとソフィアのあれやこれやは、今までのサムリスやマックスとジーナのように、小出し状態でのろのろと進むんだが。
ま、あと2冊でマックス編には一旦カタがつくから(ついでにモリーとジョーンズも片付くし。笑)、そういう意味ではのんびり焦らしプレイを楽しむのもオツかと(笑)。
次回ヒーローの わんこ コズモも登場し、巻末おまけ短編ではサムリス+ジュールズも登場のサービスの1冊だから、回想部分がないのを補って余りあると思うべしか(^^ゞ
・・・もっともね、コズモ、次回主役といってもねぇ・・・サブで展開した筈のジュールズのロマンスに全てもってかれた影薄い気の毒クン という、初版発売当時の圧倒的書評多数を思い出します(爆)。
それでも楽しみです(笑)。
1冊1冊重ねる事によって、中年の純情を描いていろんな意味で炸裂したマックスの巻に近付く、と思うとえ~んやこ~ら♪♪(爆)
さ。久々に読もっかな。続きを原書墓場で(^^)
+余談+
そういえば、今回からTSS翻訳陣に加入された島村さん。
さすが、ミステリ翻訳スキルがお高いので非常にナイスな翻訳でした~。
軽妙な部分に関しても、コージーで磨かれたところが遺憾なく発揮されていて、実は今までのシリーズ既刊の中で会話と緩急に関しては一番翻訳がしっくりきたように思いました。
いくつか「くくっ」とウケた訳があったから、あとから原書本文と照会してみよっと♪
TSS新たな第二シリーズの幕開けでございますな。
前作ラストにて、トム・パオレッティが設立した会社「トラブルシューターズ・インク」を中心に、相変わらずのSEAL第16チーム、FBIも出張っての展開。
ただし、さすがに第二シリーズの1冊目という事で、今回はいつもの第二次世界大戦に関連したサブストーリーはカットして、TSIのお披露目に専念した模様。
・・・とはいえど、さすがにブロックマン。
直球勝負はいつもの事ながら、今回もヘヴィな設定をもってきましたな。
え?何がって?
サブロマンスとして展開したデッカーとソフィアのロマンスね。
これだからこそシングルタイトルの醍醐味なんだけど・・・きれいごとばかりじゃない、という事がね。
そういう意味では、メインロマンスとして描かれたナッシュとテスのロマンスは、立派に王道ロマンスか・・・もっとも、あのナッシュの×××っぷりは、もはや伝説かと(爆)。
かわいくキュートな外見のせいで人に保護欲を起こさせるテスが、ブロックマンお得意の傷ついた男を丸ごと包み込む高島屋ヒロインなように、実にこのカップルがバランスがとれている。
ほら。 ヘタレ美形と肝っ玉お嬢さん だし(爆)。
影あり過去あるヒーローが全てを語らない為、会話の主導権を握ろうと彼女の科白を遮るってのはロマンス本デフォルトだが、いかんせんこのカップルの場合は逆だ(笑)。
自分では全てを必死で隠したつもりが、テスは全てを知っていて、ナッシュは勝手にジタバタしていただけ、と一刀両断である(笑)。
・・・多分、いや絶対、死ぬまでテスにお尻に敷かれたまんまだと思うよ > ナッシュ(笑)。
いつもの過去回想部分がない分、前後するのが少なかったから読みやすかったんだが反面、何だか物足りないって気分も(^^ゞ
これはTSS読者ゆえなのか?(笑)
デッカーとソフィアのあれやこれやは、今までのサムリスやマックスとジーナのように、小出し状態でのろのろと進むんだが。
ま、あと2冊でマックス編には一旦カタがつくから(ついでにモリーとジョーンズも片付くし。笑)、そういう意味ではのんびり焦らしプレイを楽しむのもオツかと(笑)。
次回ヒーローの
・・・もっともね、コズモ、次回主役といってもねぇ・・・サブで展開した筈のジュールズのロマンスに全てもってかれた影薄い気の毒クン という、初版発売当時の圧倒的書評多数を思い出します(爆)。
それでも楽しみです(笑)。
1冊1冊重ねる事によって、中年の純情を描いていろんな意味で炸裂したマックスの巻に近付く、と思うとえ~んやこ~ら♪♪(爆)
さ。久々に読もっかな。続きを原書墓場で(^^)
+余談+
そういえば、今回からTSS翻訳陣に加入された島村さん。
さすが、ミステリ翻訳スキルがお高いので非常にナイスな翻訳でした~。
軽妙な部分に関しても、コージーで磨かれたところが遺憾なく発揮されていて、実は今までのシリーズ既刊の中で会話と緩急に関しては一番翻訳がしっくりきたように思いました。
いくつか「くくっ」とウケた訳があったから、あとから原書本文と照会してみよっと♪
ライラックの天使 (ハーレクイン文庫)
2009年3月12日 新刊レビュー
デボラ・シモンズの新刊、読了~♪
この本、超お気に入りになってしまったわっっ♪
デボラ作品って、やっぱりヒーローありきなんだけど、この作品の主役であるモアランド子爵クリスチャン・・・何ということのニーズなのか!
待ってたのよ、こんなヒーローをっっ(・∀・)イイ!!
というか、多分このクリスチャン、J・A・クレンツ作品が苦手な人にはきっと苦手な部類に入ると思う(笑)。
何故なら、愛すべきお茶目さ以上にその飄々さが前面に出ているから(笑)。
そして、巷のリージェンシー・ロマンスのデフォルトなヒーローを真っ向から逆をいっているその設定。
いや、いてもおかしくないじゃん?
お勉強嫌いでオックスフォードを卒業出来なかったイケメン伊達男も(笑)。
女に、酒に、馬に、博打にうつつをぬかし、なおかつオックスフォードやケンブリッジを主席で卒業した何でも出来すぎるリゲインCMよろしく24時間戦っているよーな資産家貴族ヒーローなんて見飽きた読者には、クリスチャンは新鮮かと(笑)。
何よりこのクリスチャン、実に等身大でステキ。
自分を過信せず、所詮は伯爵の地位を継ぐけどそこの切り盛りは適度にこなせる程度の財政手腕だとか、小難しい理論を翳すより、まずは実践というのとかね。
自分の好きな事には夢中になっちゃうけど、興味ない事はアンテナ向かないし、一度にいっぱいの事は掛け持ち出来ないからってちょっと不器用なとこも。
ヒロインのアビゲイルの身を案じて、彼女の部屋を見張るに至り、金にあかして部下や使用人に見張らせる事も出来る立場なのに、自分で寝ずに毎日こっそり警護しているところとかね・・・ああ、不器用だけど、真心こもっててキュンキュンじゃありませんかっ。
不器用すぎて、いつもそのせいでうっかり朝御飯食べそこねたりするけど(爆)。
もうね、クリスチャンについて語るだけで満足しちゃうぐらいなのよホント!
すんごい妄想大暴走星人だし!(爆)
暴走しすぎて、後ろ姿が見えませーんっ!(笑)
アビゲイルの依頼による幽霊退治劇の筈が、お宝探しも絡んでの凸凹話に展開なんですが、このアビゲイルのツン具合と、クリスチャンのツンデレ属性が異常なマッチングを!
もはや話の展開よりも、クリスチャンの妄想と、アビゲイルのツン返しの方がウエイト重!(爆)
クリスチャンも大概にして「変」だが、アビゲイルも配線が微妙でいいカンジです・・・声を大にして 己の眼鏡萌え属性を訴えるヒロイン ってどうよ?!(笑)
しかも、それを聞いてわざわざ偽眼鏡くんに扮するクリスチャンもどうよ?!(爆) > かわいすぎーっ!!
お似合いの二人だわ~。あらゆる面で(笑)。
ホットなラブシーン乱発が横行するヒストリカルロマンスばかりな中、寸止め具合といい、ラブラブきゅんきゅん具合といい、何というか非常に古典のような、それでいて愛らしい作品でしたな。
ラストに、実はこれ、××ものでした~、っていうのもグッジョブ!
あのラストの回想場面の何とかわゆい事か!
リリカルで幸せ~な気分な読後でしたね。
クリスチャンがじいちゃんっ子だったというのもツボな、お気に入り蔵書確定の1冊♪
ああ、久々に新刊定価買いして良かった♪と思った本でした。
癒されたい人、クスッとした笑いとツンデレなロマンスをお求めの方、是非どうぞ(笑)
この本、超お気に入りになってしまったわっっ♪
デボラ作品って、やっぱりヒーローありきなんだけど、この作品の主役であるモアランド子爵クリスチャン・・・何ということのニーズなのか!
待ってたのよ、こんなヒーローをっっ(・∀・)イイ!!
というか、多分このクリスチャン、J・A・クレンツ作品が苦手な人にはきっと苦手な部類に入ると思う(笑)。
何故なら、愛すべきお茶目さ以上にその飄々さが前面に出ているから(笑)。
そして、巷のリージェンシー・ロマンスのデフォルトなヒーローを真っ向から逆をいっているその設定。
いや、いてもおかしくないじゃん?
お勉強嫌いでオックスフォードを卒業出来なかったイケメン伊達男も(笑)。
女に、酒に、馬に、博打にうつつをぬかし、なおかつオックスフォードやケンブリッジを主席で卒業した何でも出来すぎるリゲインCMよろしく24時間戦っているよーな資産家貴族ヒーローなんて見飽きた読者には、クリスチャンは新鮮かと(笑)。
何よりこのクリスチャン、実に等身大でステキ。
自分を過信せず、所詮は伯爵の地位を継ぐけどそこの切り盛りは適度にこなせる程度の財政手腕だとか、小難しい理論を翳すより、まずは実践というのとかね。
自分の好きな事には夢中になっちゃうけど、興味ない事はアンテナ向かないし、一度にいっぱいの事は掛け持ち出来ないからってちょっと不器用なとこも。
ヒロインのアビゲイルの身を案じて、彼女の部屋を見張るに至り、金にあかして部下や使用人に見張らせる事も出来る立場なのに、自分で寝ずに毎日こっそり警護しているところとかね・・・ああ、不器用だけど、真心こもっててキュンキュンじゃありませんかっ。
不器用すぎて、いつもそのせいでうっかり朝御飯食べそこねたりするけど(爆)。
もうね、クリスチャンについて語るだけで満足しちゃうぐらいなのよホント!
すんごい妄想大暴走星人だし!(爆)
暴走しすぎて、後ろ姿が見えませーんっ!(笑)
アビゲイルの依頼による幽霊退治劇の筈が、お宝探しも絡んでの凸凹話に展開なんですが、このアビゲイルのツン具合と、クリスチャンのツンデレ属性が異常なマッチングを!
もはや話の展開よりも、クリスチャンの妄想と、アビゲイルのツン返しの方がウエイト重!(爆)
クリスチャンも大概にして「変」だが、アビゲイルも配線が微妙でいいカンジです・・・声を大にして 己の眼鏡萌え属性を訴えるヒロイン ってどうよ?!(笑)
しかも、それを聞いてわざわざ偽眼鏡くんに扮するクリスチャンもどうよ?!(爆) > かわいすぎーっ!!
お似合いの二人だわ~。あらゆる面で(笑)。
ホットなラブシーン乱発が横行するヒストリカルロマンスばかりな中、寸止め具合といい、ラブラブきゅんきゅん具合といい、何というか非常に古典のような、それでいて愛らしい作品でしたな。
ラストに、実はこれ、××ものでした~、っていうのもグッジョブ!
あのラストの回想場面の何とかわゆい事か!
リリカルで幸せ~な気分な読後でしたね。
クリスチャンがじいちゃんっ子だったというのもツボな、お気に入り蔵書確定の1冊♪
ああ、久々に新刊定価買いして良かった♪と思った本でした。
癒されたい人、クスッとした笑いとツンデレなロマンスをお求めの方、是非どうぞ(笑)
まだ今月、1/3しかたってないのに、早くも来月の新刊の算段をはじめるのね(^^;
というか、ここできたかオークラ出版!!
しかもシリーズでとってるパラノーマルをあえてはずしての創刊・・・それよりも、なぜにまた花の名前なんだろう・・・「マグノリア」って(^^;;
ハーレクイン社 MIRA文庫
素晴らしきソフィー ジョージェット・ヘイヤー
オークラ出版 マグノリアロマンス
愛のレッスンは秘やかに ロビン・ショーン
危険なエクスタシーの代償 ラリッサ・イオーネ
宙出版 オーロラブックス
黒の伯爵と魔法の乙女 ジェン・ホリング
過ちのキスは謎の香り エリザベス・ボイル
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
復讐の輪舞 シルヴィア・デイ
ゴマブックス ゴマ文庫
Tempting Evil(上下) アリスン・ブレナン
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
ヒースの野に秘めた愛 サマンサ・ジェイムズ
その瞳を信じて シンディ・ジェラード
竹書房 ラズベリーブックス
乙女と月と騎士 リン・カーランド
原書房 ライムブックス
同居生活 リサ・クレイパス
恋の伝説 ローリ・ワイルド
扶桑社 扶桑社ロマンス
エンジェルフォール(仮) ノーラ・ロバーツ
ハウ・トゥ・アブダクト・ア・ハイランド・ロード(仮) カレン・ホーキンス
二見書房 二見ミステリ文庫
ゴールデン・バーバリアン(原題) アイリス・ジョハンセン
ラヴァー・エターナル(原題) J・R・ウォード
マイ・フェア・ミストレス(原題) トレイシー・アン・ウォレン
ぶんか社 フローラブックス
魔法のような誘惑を ノエル・マック
黒い光の誘惑 アリソン・ケント
ヴィレッジブックス villagebooks
VISIONS IN DEATH イヴ&ローク(20) J ・D ・ロブ
BLOODY BONES アニタ・ブレイク・シリーズ(4) ローレル ・K ・ハミルトン
TAKEOVER リサ ・ブラック
一番楽しみはヘイヤーとクレイパスかな、これだと。
ガチ勝負だとハミルトンとウォードだけど、これは人好き好きだし(笑)。
翻訳者の名前でだと、In Deathシリーズに久々に中谷ハルナさん復帰なのが嬉しいわ~。彼女の翻訳分はやはり段違いなのよね、ノーラ作品って。
でもって、二見さんはあのトラップ・シリーズ最後の1冊を放置して新シリーズに手をつけるんですね > トレイシー・アン・ウォレン
・・・あの罠シリーズはスカだったけど、こっちはリベンジで読んでみるかな?(笑)
ジェン・ホリングは1冊目のスカっぷりと脇役時でさえ魅力を感じなかった今回のヒロインを考えると躊躇するが、ヒーローの伯爵さまだけは気になるんだよね。落ちで確認すっか(^^;
ボイルは、あの駄目駄目くんが主役となるとなっては読まずにはいられませんな!(笑)
ホーキンスは、前作が当たりだったので今回も新刊買い~♪♪
新しい作家さんとかシリーズやレーベルは大抵お試しせずにはいられないので、そんなこんなで、まぁ、多分大半は買って読んでるでしょう(爆)。
+余談+
空白だらけなのは、多分、そのうち埋めます、って毎回の事で(^^ゞ
http://cool-book-new.seesaa.net/article/114949154.html
でも、ラベンダーがお休みな分、何となく4月って少ない?とか勘違い思い違いをしているぐらい、既に麻痺(^^ゞゞ
というか、ここできたかオークラ出版!!
しかもシリーズでとってるパラノーマルをあえてはずしての創刊・・・それよりも、なぜにまた花の名前なんだろう・・・「マグノリア」って(^^;;
ハーレクイン社 MIRA文庫
素晴らしきソフィー ジョージェット・ヘイヤー
オークラ出版 マグノリアロマンス
愛のレッスンは秘やかに ロビン・ショーン
危険なエクスタシーの代償 ラリッサ・イオーネ
宙出版 オーロラブックス
黒の伯爵と魔法の乙女 ジェン・ホリング
過ちのキスは謎の香り エリザベス・ボイル
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
復讐の輪舞 シルヴィア・デイ
ゴマブックス ゴマ文庫
Tempting Evil(上下) アリスン・ブレナン
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
ヒースの野に秘めた愛 サマンサ・ジェイムズ
その瞳を信じて シンディ・ジェラード
竹書房 ラズベリーブックス
乙女と月と騎士 リン・カーランド
原書房 ライムブックス
同居生活 リサ・クレイパス
恋の伝説 ローリ・ワイルド
扶桑社 扶桑社ロマンス
エンジェルフォール(仮) ノーラ・ロバーツ
ハウ・トゥ・アブダクト・ア・ハイランド・ロード(仮) カレン・ホーキンス
二見書房 二見ミステリ文庫
ゴールデン・バーバリアン(原題) アイリス・ジョハンセン
ラヴァー・エターナル(原題) J・R・ウォード
マイ・フェア・ミストレス(原題) トレイシー・アン・ウォレン
ぶんか社 フローラブックス
魔法のような誘惑を ノエル・マック
黒い光の誘惑 アリソン・ケント
ヴィレッジブックス villagebooks
VISIONS IN DEATH イヴ&ローク(20) J ・D ・ロブ
BLOODY BONES アニタ・ブレイク・シリーズ(4) ローレル ・K ・ハミルトン
TAKEOVER リサ ・ブラック
一番楽しみはヘイヤーとクレイパスかな、これだと。
ガチ勝負だとハミルトンとウォードだけど、これは人好き好きだし(笑)。
翻訳者の名前でだと、In Deathシリーズに久々に中谷ハルナさん復帰なのが嬉しいわ~。彼女の翻訳分はやはり段違いなのよね、ノーラ作品って。
でもって、二見さんはあのトラップ・シリーズ最後の1冊を放置して新シリーズに手をつけるんですね > トレイシー・アン・ウォレン
・・・あの罠シリーズはスカだったけど、こっちはリベンジで読んでみるかな?(笑)
ジェン・ホリングは1冊目のスカっぷりと脇役時でさえ魅力を感じなかった今回のヒロインを考えると躊躇するが、ヒーローの伯爵さまだけは気になるんだよね。落ちで確認すっか(^^;
ボイルは、あの駄目駄目くんが主役となるとなっては読まずにはいられませんな!(笑)
ホーキンスは、前作が当たりだったので今回も新刊買い~♪♪
新しい作家さんとかシリーズやレーベルは大抵お試しせずにはいられないので、そんなこんなで、まぁ、多分大半は買って読んでるでしょう(爆)。
+余談+
空白だらけなのは、多分、そのうち埋めます、って毎回の事で(^^ゞ
http://cool-book-new.seesaa.net/article/114949154.html
でも、ラベンダーがお休みな分、何となく4月って少ない?とか勘違い思い違いをしているぐらい、既に麻痺(^^ゞゞ
甘い鎖にしばられて (フローラブックス)
2009年3月8日 新刊レビュー
ジェンナ・ピーターセンの初翻訳本、読了~。
いやー、ははは。
読みながら、何か奥歯に物が挟まったような気分がぬぐえず、何かそこまで出てきて思い出しきれないようなモヤモヤ感がありました。
が、あとがき読んでスッキリ(笑)。
ああ、そうか。この作家、 あのスカ短編集のスカ話書いたジェス・マイケルズの別名義なんですね!!(『天使の甘い罠』ソフトバンク文庫刊)
どうりで、高級娼婦とかいう突飛な設定の割に上滑りなのですね。納得(笑)。
どうりで系統似通ったエロプレイ(爆)が多い筈だわ(爆)。
ま、もっとも最初読んで思ったのは「これって、リサ・ヴァルディス『パッション』のパクリ?」でしたから(爆)。
だって、こんなに似通った設定が並ぶと、そうも言いたくもなりますよな。
・実の母親の不義
・その母親が親友に宛てた不義の事実を告白する 頭の悪い物的証拠手紙
・不義の結果生まれた息子(ヒーローの弟)
・証拠となる手紙をネタにした脅迫
・脅迫によるヒーローへの結婚の強要
・弟を守る為に結婚を承諾するヒーロー
ただ、前出のヴァルディスは、その原因となる母親の言動がつぶさに描写され、あんなひとでなし母親から、脅迫相手から、弟をどうしても守りたいというヒーローの気持ちが分かるようになっている。
が、この作品だと元凶の母親、科白の一つもなく、ただ突飛なまでに彼女の不義の事実のみが放置されている。
母親とヒーローの関係、弟と母親との関係、父親と母親との関係、まーったく書いてなくて、ただ過去に不倫しました、って言われてもねぇ。
母親が悪女か気の毒な女かも読者には知らされず裏の事情もないまま?
夫婦間のいさかいもないまま?
ねぇ、それってどうなの?!みたいな。
これでは、すっかり成人した弟を、ヒーローが何から守りたいのかピントが合わない(弟でなくても「何で言わないんだよ」と言いたくなるわよ)。
そうだから「何でそこまですんの?母親と対決もせず、ひたすら勝手に自己犠牲ムードに浸ってねぇ」と醒めて読んでしまったよ・・・。
そういう意味で、このヒーローのジャスティン、若干ご勘弁願いたい。
一夜だけ共にして、あとは奥さんを放っておいて自分は放蕩三昧しておいて、それを彼女に知られてどう出た?この男。
「君の耳に入るようなら、もっとつつましくやった」などという類の言い訳ですよ?!
居直りかよ、コイツ。
嫉妬しまくりのラブラブヒーローのように見えるかもしれないけど、よくよく読めば自分で勝手につっ走り、自分で勝手に自滅しているだけじゃん。
まぁ、あんな行き当たりばったりの計画で行方不明の友人探しをしにロンドンにやってきたヒロインも「おいおい(^^;」だが、まだヒロインのがマシですがな。
ほら、あれだけひどい目にあわされながらも、何も知らないながらもしっかり自分の足で立って、田舎の領地を切り盛りし、ろくでなしヒーローの資産を増やす芸当までやってのけたもの。
呑気に長期大陸旅行してました~♪とかいう、緊張感の欠片もない夫と違ってさ。
・・・この作家、ヒーローの 脳みそ造詣に問題アリなの?(爆)
最後のとってつけたような、ヒロイン父のどうでもいい中途半端な改心といい、こっちもどうでもいいヒロイン親友の高級娼婦との結婚に踏み切る決心したヘタレ子爵といい、どうでもいい事だらけのオチ満載の1冊。
セクシーヒストリカルロマンスっていうより、ヒーローとヒロインがひたすらイタしているだけの官能B級エロティカヒストリカルって気がしてなりません・・・。
ていうか、あれだけ社交界の公式の場で高級娼婦のフリしまくっておいて、メイクや衣装だけごまかしても、整形するワケじゃないんだし、カラコンもない時代なのに、のこのこ伯爵夫人として再度社交界に登場してもバレないわ!って、その根拠なき自信はどこから?!って思うのは私だけなのか・・・(苦笑)。
そんなこんなで、こぞって再読しようとは思わない、設定がザルもいいとこな1冊でした(笑)
いやー、ははは。
読みながら、何か奥歯に物が挟まったような気分がぬぐえず、何かそこまで出てきて思い出しきれないようなモヤモヤ感がありました。
が、あとがき読んでスッキリ(笑)。
ああ、そうか。この作家、 あのスカ短編集のスカ話書いたジェス・マイケルズの別名義なんですね!!(『天使の甘い罠』ソフトバンク文庫刊)
どうりで、高級娼婦とかいう突飛な設定の割に上滑りなのですね。納得(笑)。
どうりで系統似通ったエロプレイ(爆)が多い筈だわ(爆)。
ま、もっとも最初読んで思ったのは「これって、リサ・ヴァルディス『パッション』のパクリ?」でしたから(爆)。
だって、こんなに似通った設定が並ぶと、そうも言いたくもなりますよな。
・実の母親の不義
・その母親が親友に宛てた不義の事実を告白する
・不義の結果生まれた息子(ヒーローの弟)
・証拠となる手紙をネタにした脅迫
・脅迫によるヒーローへの結婚の強要
・弟を守る為に結婚を承諾するヒーロー
ただ、前出のヴァルディスは、その原因となる母親の言動がつぶさに描写され、あんなひとでなし母親から、脅迫相手から、弟をどうしても守りたいというヒーローの気持ちが分かるようになっている。
が、この作品だと元凶の母親、科白の一つもなく、ただ突飛なまでに彼女の不義の事実のみが放置されている。
母親とヒーローの関係、弟と母親との関係、父親と母親との関係、まーったく書いてなくて、ただ過去に不倫しました、って言われてもねぇ。
母親が悪女か気の毒な女かも読者には知らされず裏の事情もないまま?
夫婦間のいさかいもないまま?
ねぇ、それってどうなの?!みたいな。
これでは、すっかり成人した弟を、ヒーローが何から守りたいのかピントが合わない(弟でなくても「何で言わないんだよ」と言いたくなるわよ)。
そうだから「何でそこまですんの?母親と対決もせず、ひたすら勝手に自己犠牲ムードに浸ってねぇ」と醒めて読んでしまったよ・・・。
そういう意味で、このヒーローのジャスティン、若干ご勘弁願いたい。
一夜だけ共にして、あとは奥さんを放っておいて自分は放蕩三昧しておいて、それを彼女に知られてどう出た?この男。
「君の耳に入るようなら、もっとつつましくやった」などという類の言い訳ですよ?!
居直りかよ、コイツ。
嫉妬しまくりのラブラブヒーローのように見えるかもしれないけど、よくよく読めば自分で勝手につっ走り、自分で勝手に自滅しているだけじゃん。
まぁ、あんな行き当たりばったりの計画で行方不明の友人探しをしにロンドンにやってきたヒロインも「おいおい(^^;」だが、まだヒロインのがマシですがな。
ほら、あれだけひどい目にあわされながらも、何も知らないながらもしっかり自分の足で立って、田舎の領地を切り盛りし、ろくでなしヒーローの資産を増やす芸当までやってのけたもの。
呑気に長期大陸旅行してました~♪とかいう、緊張感の欠片もない夫と違ってさ。
・・・この作家、ヒーローの
最後のとってつけたような、ヒロイン父のどうでもいい中途半端な改心といい、こっちもどうでもいいヒロイン親友の高級娼婦との結婚に踏み切る決心したヘタレ子爵といい、どうでもいい事だらけのオチ満載の1冊。
セクシーヒストリカルロマンスっていうより、ヒーローとヒロインがひたすらイタしているだけの官能B級エロティカヒストリカルって気がしてなりません・・・。
ていうか、あれだけ社交界の公式の場で高級娼婦のフリしまくっておいて、メイクや衣装だけごまかしても、整形するワケじゃないんだし、カラコンもない時代なのに、のこのこ伯爵夫人として再度社交界に登場してもバレないわ!って、その根拠なき自信はどこから?!って思うのは私だけなのか・・・(苦笑)。
そんなこんなで、こぞって再読しようとは思わない、設定がザルもいいとこな1冊でした(笑)
満月の夜はあなたと (フローラブックス)
2009年3月7日 新刊レビュー
キャシー・ラヴの「恋するヴァンパイア」シリーズ4冊目にして最終巻、読了~♪
ああ、もうヤング一家とこれでお別れかと思ったら寂しいです。うっうっ。
こんなにお気に入りの一家、最近なかったもんで。うっうっ。
今回の主役は、ヤング一家の末っ子にして紅一点であるエリザベス。
前作ラストでヴァンパイアの兄三人と衝撃の再会を果たした彼女、何とウェアウルフちゃん。
過酷な運命を歩んできた彼女は現在、次兄クリスチャンの住むウエストバージニアに居を構え、ウェアウルフを人間に戻す特効薬研究にいそしむ毎日。
いや、ここがこのシリーズだなぁ、と思って笑った。
パラノーマルの荒唐無稽さを、居直った茶目っ気で迎え撃っているじゃない?(笑)
特効薬って! 血清って!!みたいな(笑)。
今までのパラ作品でのウェアウルフの苦悩を、斜め上から飛び道具系で攻めてきましたー、みたいな(笑)。
そんな彼女が、最近モヤモヤ。
で、兄夫婦の経営するカラオケバーに行ったところ、ビビビッときた人間の男が一人。
ロックオン状態で、その人間・ジェンセンを追いかけるが・・・というお話。
また、そこからが、このシリーズのシリーズたる由縁な展開が。
まさか、狼ちゃんの運命の相手が 獣医 というあたり、読者をくってます(リース兄ちゃん夫婦のヴァンパイアと葬儀屋娘ってのに匹敵。笑)。
物語の中でも、体に変調を来したエリザベスが事あるたびに「医者よりもアナタの方が私にぴったり」と言ったりして、緊迫した場面なのにプッと噴出してしまいました。
しかし、今までウェアウルフって「ヒーロー」が多かったので、「ヒロイン」の、しかも「発情期」のとなると・・・もう、ウケた(笑)。
エリザベスの兄貴っぷりったら!(爆)
うぉりゃーっ、いくぜベイベー!!みたいな・・・ぷっ。戸惑い、揺れ動く様の度合いからいうと、ジェンセンのが乙女かも(爆)。
それと、ウェアウルフのつがいの設定が何とも独特で、他作品と比べるとふわふわっと宙から5センチばかり浮いてる気がします。
どちらかというと、肉食獣なムードでがっつりがぶりよりっ、ってカンジのウェアウルフのつがいの認識なんだけど、ここでは混乱している若いエリザベスを言い含めるブロディのような契約的なものもあって、しかも浮気し放題ときた。
その振り幅だからこそ、ジェンセンという「本当の運命の伴侶」という、二重展開が出来たんでしょうけど。
・・・いや。この二人、もう周囲おかまいなしのフォーリンラヴっぷり垂れ流し!
このカップルのつがいに関するオチが少々、いや、かなり力技もいいトコでも、二人がラブラブにエッチだから、それでいっかー、みたいな(単に呆れてる?笑)。
血清のオチなんか、微笑ましいじゃありませんか(笑)。
生真面目な読者だと「おいおいーっ」って言いそうだけど、甘ちゃん読者なんでいいです、ワタクシ的には!(笑)
個人的には、クリスチャンとセバスチャン兄ちゃんのコンビの「ヴァンパイア・ナビ」のヘタレ具合が非常にツボでしたが・・・使えねーっ、みたいな(笑)。
そんなこんなで、ヤング一家シリーズはこれにて終了~。
最後の最後に、一家勢ぞろいの上、まとも(?)な結婚式と赤ちゃんというオチがついた大団円でしたな~(^^)
微笑ましさ倍増(^^)
でもって、作品中に出てきたレンのお話、翻訳されないのかな?
職業(ミュージシャン。しかもロック)とか、とってもツボなんですけどぉ。
出版社さん、是非とも翻訳の方、お願いします(-人-)
ああ、もうヤング一家とこれでお別れかと思ったら寂しいです。うっうっ。
こんなにお気に入りの一家、最近なかったもんで。うっうっ。
今回の主役は、ヤング一家の末っ子にして紅一点であるエリザベス。
前作ラストでヴァンパイアの兄三人と衝撃の再会を果たした彼女、何とウェアウルフちゃん。
過酷な運命を歩んできた彼女は現在、次兄クリスチャンの住むウエストバージニアに居を構え、ウェアウルフを人間に戻す特効薬研究にいそしむ毎日。
いや、ここがこのシリーズだなぁ、と思って笑った。
パラノーマルの荒唐無稽さを、居直った茶目っ気で迎え撃っているじゃない?(笑)
特効薬って! 血清って!!みたいな(笑)。
今までのパラ作品でのウェアウルフの苦悩を、斜め上から飛び道具系で攻めてきましたー、みたいな(笑)。
そんな彼女が、最近モヤモヤ。
で、兄夫婦の経営するカラオケバーに行ったところ、ビビビッときた人間の男が一人。
ロックオン状態で、その人間・ジェンセンを追いかけるが・・・というお話。
また、そこからが、このシリーズのシリーズたる由縁な展開が。
まさか、狼ちゃんの運命の相手が 獣医 というあたり、読者をくってます(リース兄ちゃん夫婦のヴァンパイアと葬儀屋娘ってのに匹敵。笑)。
物語の中でも、体に変調を来したエリザベスが事あるたびに「医者よりもアナタの方が私にぴったり」と言ったりして、緊迫した場面なのにプッと噴出してしまいました。
しかし、今までウェアウルフって「ヒーロー」が多かったので、「ヒロイン」の、しかも「発情期」のとなると・・・もう、ウケた(笑)。
エリザベスの兄貴っぷりったら!(爆)
うぉりゃーっ、いくぜベイベー!!みたいな・・・ぷっ。戸惑い、揺れ動く様の度合いからいうと、ジェンセンのが乙女かも(爆)。
それと、ウェアウルフのつがいの設定が何とも独特で、他作品と比べるとふわふわっと宙から5センチばかり浮いてる気がします。
どちらかというと、肉食獣なムードでがっつりがぶりよりっ、ってカンジのウェアウルフのつがいの認識なんだけど、ここでは混乱している若いエリザベスを言い含めるブロディのような契約的なものもあって、しかも浮気し放題ときた。
その振り幅だからこそ、ジェンセンという「本当の運命の伴侶」という、二重展開が出来たんでしょうけど。
・・・いや。この二人、もう周囲おかまいなしのフォーリンラヴっぷり垂れ流し!
このカップルのつがいに関するオチが少々、いや、かなり力技もいいトコでも、二人がラブラブにエッチだから、それでいっかー、みたいな(単に呆れてる?笑)。
血清のオチなんか、微笑ましいじゃありませんか(笑)。
生真面目な読者だと「おいおいーっ」って言いそうだけど、甘ちゃん読者なんでいいです、ワタクシ的には!(笑)
個人的には、クリスチャンとセバスチャン兄ちゃんのコンビの「ヴァンパイア・ナビ」のヘタレ具合が非常にツボでしたが・・・使えねーっ、みたいな(笑)。
そんなこんなで、ヤング一家シリーズはこれにて終了~。
最後の最後に、一家勢ぞろいの上、まとも(?)な結婚式と赤ちゃんというオチがついた大団円でしたな~(^^)
微笑ましさ倍増(^^)
でもって、作品中に出てきたレンのお話、翻訳されないのかな?
職業(ミュージシャン。しかもロック)とか、とってもツボなんですけどぉ。
出版社さん、是非とも翻訳の方、お願いします(-人-)