大好きにならずにいられない (ライムブックス)
2009年3月5日 新刊レビュー
レイチェル・ギブソンの新刊にて、彼女のデビュー作、読了~。
コトノモエ、キターーーーーーーーーッッ(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚) 以上(きっぱり)
・・・だって、これ以上、言い様がないんだもん。
SEP好きな人になら、この図体デカいおバカさんヒーローはお約束でいいよね、とか、ちょっとエキセントリックだけどふっかふかヒロイン可愛いよねっ、とか娘がサイコーとか、そんなロマンス本らしい話は、もうことのさん的にはどうでもいいのかもしれない(いきなりそれかい。笑)。
だってアナタ、この本ぐらい ナショナルホッケーリーグ(NHL)好きにはたまらんスマッシュ!!なロマンス本、お目にかかった事ないんだもんっ!
ああ、この設定、ヤー子(ヤロミール・ヤーガー/元チェコ代表)がデビュー当時でないのっ!
ペンギンズの暴れん坊ロン毛王子時代ーっっ♪♪ > びったんびったん
あたしゃ、当時ホッケーシャツも持ってたんだわよーっ!! > びったんびったん
ブレのプレーオフのあのやんちゃっぷりとか(あとがきに「貴公子」とか書かれているけど、どっちかというとやはり、彼は「ロシアン・ロケット」ですから、クールな特攻部隊長ってカンジー。そんな彼も今やロシアチームの首脳陣の一人だわよ)、ロワの健在っぷりとか、グレツキー様とか、もう出てくる実在の選手の顔が思い浮かびすぎて、読んでる最中ずーっとニヤけてましたがな! > 完全にヤバイ読者
ヒーローがホッケー選手という事もあって、脇役もホッケー選手が多いんだけど、いちいち小ネタが、ホッケー好きにはたまりませんな(笑)。
キチンとヒーローを反省室(ペナルティー・ボックスといって、反則を犯した選手が入るリンクサイドにある隔離スペースの事。エキサイトしていたりしょげてたりと百面相しているのも一目瞭然なんで、ワタクシ的には、ここが非常にイケメン・ウォッチ・スペースで「反省室」と呼んで愛でている。爆)にも入れてくれてグッジョブ!(笑)
サイドストーリーでヒロイン親友と恋に落ちる同僚はゴーリー(ゴールキーパー)だし・・・ゴーリーといえば、ロワの名前が出てハシェクの名前が出てこなかった事に軽く悲しみを覚えつつ。
そんなこんなで、こんなにリアルにヒーローの職業をビジュアル的に思い描いて読んだせいか、非常に変な偏愛と思いいれが勝手に湧き出てやまない1冊となってしまったわ・・・。
もうね、このヒーローのジョンって、ホッケーしか才能ないんじゃないのか、ってぐらいの人間的にゆるい抜け作男で、本当の意味で「愛する」って事を知らない典型的な「図体デカイおバカさん」なワケだ。
そんな彼が、チームのオーナーの結婚式で、オーナーのトロフィー・ワイフになる筈だったジョージアンヌの逃亡劇を手伝ったところから話が始まるんだが。
とにかく、この後のジョンの言動はひたすらサイテーな部類に入る。
一夜を共にして、まるで何もなかったかのように彼女を追い出すくだりは、まぁ、バカも極めたりというハナシだ(裏の事情があるんだが)。
因果応報で、数年後に、密かに自分の子供を生み育てていた彼女と再会してしまうあたりは、お約束な。
しかし、そこからが「やり直し」ともいえない、何か一部は微笑ましいが大半が大人気ない二人のすったもんだが展開(笑)。
まずは肉体ありき、フェロモンありき!!なこの二人、君らティーンネイジャーか?!っていう頭悪そげなイチャイチャなそこいらに散漫(爆)。
そりゃー、ジョージアンヌの親友メイでなくても、そこツッコミ、みたいな(^^ゞ
そんな親二人の至らなさ(?)を、一人でリカバリしそうな勢いなのがシークレット・ベビーの育った姿・・・6歳になった二人の娘レキシー。
かわいいんだよね、この子の大人ぶったところと、子供らしいところとのギャップやあれやこれやが。
このレキシーの存在が、二人のやり直しを早くする役目をしてくれたんだけど、でも子供がいなくても復縁してたんじゃないの?ってぐらい、結局はお互いスキスキスキーなんだけどね(^^ゞ
しかし、あの図体のジョンが、レキシーにねだられてバービー人形でパーマ屋さんごっこをしている場面は本当に秀逸でした・・・きゅんきゅんしちゃったわ。
真剣に「バービーは骨っぽすぎて現実にいたとしても俺の好みじゃない」とか考えながら、その人形にレギンスはかせているジョンに笑いが止まらなかったよ(^^ゞ
最初のウエディングドレス逃亡劇と、ラストのプロポーズがすごいドラマティックな分、それ以外は割に全体的に淡々とした場面展開、キャラクターの軽妙な会話、ガチなやりとり、ホットというよりキッチュなラブシーン、それらの積み重ねという印象があります。
それがいいんだけど。意味ないふり幅よりも積み重ね。
あと、男友達同士の会話(といってもホッケー同僚たちによる上映会のツッコミ大会。笑)、女友達同士の会話(巨乳ヒロインとツンな貧乳の友達。笑)は、よくいうノーラ作品のパジャ・パーティー的でお気に入り(^^)
何より、圧倒的印象を残したのが、その「女の子女の子」した、ジョージアンヌの周辺の小道具の描写!
最初は二人の関係と同様にぎこちなく違和感感じていたのに、気付けば朱に交わりすぎて感化されているジョンがいて、そこが微笑ましく、ロマンスの進行具合を端的に現していたなぁ、と。
ゴツいおバカなお兄ちゃんが、お花やレースのあふれた「家」の中で、犬や子供や愛する女性に囲まれ、幸せな気分になるまでの紆余曲折でしたな。
ことのさん的には、エピローグなしの方が余韻があったとは思うんだけど。
そんなこんなで、万民に勧めるかと聞かれたら「No」。
ただ、ことのさんにとっては超お気に入りの1冊だな~。SEP好きな方には、向いているかもしれない、とは思うけど、自信はないかも(^^;
でも、いいの。ことのさん的には当たりだから、一人でこっそり再読してしゃーわせ気分を味わいます(笑)
コトノモエ、キターーーーーーーーーッッ(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚) 以上(きっぱり)
・・・だって、これ以上、言い様がないんだもん。
SEP好きな人になら、この図体デカいおバカさんヒーローはお約束でいいよね、とか、ちょっとエキセントリックだけどふっかふかヒロイン可愛いよねっ、とか娘がサイコーとか、そんなロマンス本らしい話は、もうことのさん的にはどうでもいいのかもしれない(いきなりそれかい。笑)。
だってアナタ、この本ぐらい ナショナルホッケーリーグ(NHL)好きにはたまらんスマッシュ!!なロマンス本、お目にかかった事ないんだもんっ!
ああ、この設定、ヤー子(ヤロミール・ヤーガー/元チェコ代表)がデビュー当時でないのっ!
ペンギンズの暴れん坊ロン毛王子時代ーっっ♪♪ > びったんびったん
あたしゃ、当時ホッケーシャツも持ってたんだわよーっ!! > びったんびったん
ブレのプレーオフのあのやんちゃっぷりとか(あとがきに「貴公子」とか書かれているけど、どっちかというとやはり、彼は「ロシアン・ロケット」ですから、クールな特攻部隊長ってカンジー。そんな彼も今やロシアチームの首脳陣の一人だわよ)、ロワの健在っぷりとか、グレツキー様とか、もう出てくる実在の選手の顔が思い浮かびすぎて、読んでる最中ずーっとニヤけてましたがな! > 完全にヤバイ読者
ヒーローがホッケー選手という事もあって、脇役もホッケー選手が多いんだけど、いちいち小ネタが、ホッケー好きにはたまりませんな(笑)。
キチンとヒーローを反省室(ペナルティー・ボックスといって、反則を犯した選手が入るリンクサイドにある隔離スペースの事。エキサイトしていたりしょげてたりと百面相しているのも一目瞭然なんで、ワタクシ的には、ここが非常にイケメン・ウォッチ・スペースで「反省室」と呼んで愛でている。爆)にも入れてくれてグッジョブ!(笑)
サイドストーリーでヒロイン親友と恋に落ちる同僚はゴーリー(ゴールキーパー)だし・・・ゴーリーといえば、ロワの名前が出てハシェクの名前が出てこなかった事に軽く悲しみを覚えつつ。
そんなこんなで、こんなにリアルにヒーローの職業をビジュアル的に思い描いて読んだせいか、非常に変な偏愛と思いいれが勝手に湧き出てやまない1冊となってしまったわ・・・。
もうね、このヒーローのジョンって、ホッケーしか才能ないんじゃないのか、ってぐらいの人間的にゆるい抜け作男で、本当の意味で「愛する」って事を知らない典型的な「図体デカイおバカさん」なワケだ。
そんな彼が、チームのオーナーの結婚式で、オーナーのトロフィー・ワイフになる筈だったジョージアンヌの逃亡劇を手伝ったところから話が始まるんだが。
とにかく、この後のジョンの言動はひたすらサイテーな部類に入る。
一夜を共にして、まるで何もなかったかのように彼女を追い出すくだりは、まぁ、バカも極めたりというハナシだ(裏の事情があるんだが)。
因果応報で、数年後に、密かに自分の子供を生み育てていた彼女と再会してしまうあたりは、お約束な。
しかし、そこからが「やり直し」ともいえない、何か一部は微笑ましいが大半が大人気ない二人のすったもんだが展開(笑)。
まずは肉体ありき、フェロモンありき!!なこの二人、君らティーンネイジャーか?!っていう頭悪そげなイチャイチャなそこいらに散漫(爆)。
そりゃー、ジョージアンヌの親友メイでなくても、そこツッコミ、みたいな(^^ゞ
そんな親二人の至らなさ(?)を、一人でリカバリしそうな勢いなのがシークレット・ベビーの育った姿・・・6歳になった二人の娘レキシー。
かわいいんだよね、この子の大人ぶったところと、子供らしいところとのギャップやあれやこれやが。
このレキシーの存在が、二人のやり直しを早くする役目をしてくれたんだけど、でも子供がいなくても復縁してたんじゃないの?ってぐらい、結局はお互いスキスキスキーなんだけどね(^^ゞ
しかし、あの図体のジョンが、レキシーにねだられてバービー人形でパーマ屋さんごっこをしている場面は本当に秀逸でした・・・きゅんきゅんしちゃったわ。
真剣に「バービーは骨っぽすぎて現実にいたとしても俺の好みじゃない」とか考えながら、その人形にレギンスはかせているジョンに笑いが止まらなかったよ(^^ゞ
最初のウエディングドレス逃亡劇と、ラストのプロポーズがすごいドラマティックな分、それ以外は割に全体的に淡々とした場面展開、キャラクターの軽妙な会話、ガチなやりとり、ホットというよりキッチュなラブシーン、それらの積み重ねという印象があります。
それがいいんだけど。意味ないふり幅よりも積み重ね。
あと、男友達同士の会話(といってもホッケー同僚たちによる上映会のツッコミ大会。笑)、女友達同士の会話(巨乳ヒロインとツンな貧乳の友達。笑)は、よくいうノーラ作品のパジャ・パーティー的でお気に入り(^^)
何より、圧倒的印象を残したのが、その「女の子女の子」した、ジョージアンヌの周辺の小道具の描写!
最初は二人の関係と同様にぎこちなく違和感感じていたのに、気付けば朱に交わりすぎて感化されているジョンがいて、そこが微笑ましく、ロマンスの進行具合を端的に現していたなぁ、と。
ゴツいおバカなお兄ちゃんが、お花やレースのあふれた「家」の中で、犬や子供や愛する女性に囲まれ、幸せな気分になるまでの紆余曲折でしたな。
ことのさん的には、エピローグなしの方が余韻があったとは思うんだけど。
そんなこんなで、万民に勧めるかと聞かれたら「No」。
ただ、ことのさんにとっては超お気に入りの1冊だな~。SEP好きな方には、向いているかもしれない、とは思うけど、自信はないかも(^^;
でも、いいの。ことのさん的には当たりだから、一人でこっそり再読してしゃーわせ気分を味わいます(笑)
グレイの瞳に花束を (ラベンダーブックス)
2009年3月1日 新刊レビュー
ニコール・ジョーダンの初翻訳にて「恋愛戦争」シリーズ1冊目、読了~。
激しくもないが、かといってだるくもない、非常にテンポよい心地よい1冊でとっても満足でした(^^)
何というか、よく言うけどストレスフリー、みたいな(笑)。
さて、ここにイケメン三人、頭のてっぺんからつま先まで独身主義な悪友な放蕩者たちがいました。
その中に一人、ありがたくもない伯爵の地位と共に、スキャンダルまみれな一族ローリング家の三姉妹の後見人の役目も引き継いでしまった男がいた。
名前はマーカス。毎日が退屈で退屈で仕方ない日々を送っていた。
とりあえず面倒だから、ありあまる資産から大金の持参金をぶら下げて、姉妹まとめてどっかに嫁にやって厄介払いするつもりが、この姉妹、絶対結婚なんてしませーん!!と、直接会う前から新伯爵さまと全面対決状態。
そんな中、三姉妹の長女アラベラがマーカスのところに殴りこんできてからの、あれやこれやのお話。
結局、ミイラとりがミイラ状態、美人で気位も高く頭の回転も早いのに、何故か独占欲と同時に保護欲をも沸き沸きわっきーにさせるアラベラをてっとり早く自分の奥さんにしちゃえ~♪と、縦横無尽に奮闘する究極のラブラブマメ男マーカスの奮闘記というか(笑)。
いやー、こんなに早い段階で改心する放蕩者もなぁ・・・潔すぎっ(笑)。
マーカスの暗躍っぷりを読むにつれ、彼の冒頭部分の 旗本 退屈男っぷりは何だったのだ・・・ってぐらい、アラベラと出逢ってからは一日一日が知力・体力・時の運状態(爆)。
いろんな意味で割れ鍋に綴じ蓋だ(爆)。
何か、カワイイよなー。このマーカスって。面倒見はいいし、我慢強いし、かといって努力は惜しまないし・・・さしずめ「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」といったところか。
そんなホトトギス、いや。ちがった(笑)。
ヒロインのアラベラだが、よくある設定の筈の彼女だが、微妙な按配が絶妙なナイスキャラでしたな。
ひどい目にあってきたからこそ、自分たちの食いぶちは自分たちで稼ごう!!と意気込み、それを実現させるバイタリティと、全てを否定せずに一家を追い出した社交界に対しても、未練とかをきちんと正面から認めている清々しさとか。
思考や意見が片方に寄り過ぎてしまうと、末っ子のリリィのようになってしまうところ、そこは年長者、というべきか。
人間不信になっていた彼女が、マーカスの誘惑レッスンと共にたわいない日常の触れ合いで開花してゆく様は、何とうまいことか。
ま、でも、これだけラブラブラブラブしてたら、何か反対しているリリィやアーデン公爵のが無粋、とも思えてしまうぐらい、本編の大半は二人のホットなのにきゅんきゅんなやりとりで埋め尽くされている。
・・・シラフで考えたら、こっそり部屋に忍び込んで、バラの花びらをせっせこ彼女のベッドに均等に敷き詰めて、ポプリ代わりにタンスの下着棚にも!!みたいな行動する伯爵様をどうか、というハナシもあるが(爆)、それをツッコミしていたらロマンス読みとしては駄目なのでスルーよ、スルー!(爆)
二人のラブラブきゅんきゅんてんこ盛りにあてられ、ラストにゃ、これ以上幸せになれんのじゃないのか?!ってぐらい読んでるこっちがハト胸になりそうな錯覚すら覚えたハッピーエンドまできたから、とっても大満足(笑)。
うまくてゆるくって、それでいてほっこり(^^)
今後もペースよく翻訳上陸してくれるようなんで、そっちの意味でもストレスフリーだわね。
今月には、三姉妹の中で唯一「婚活」(笑)している次女ロズリンと、イケメン三人髄一のツンデレくんアーデン公爵(ドリュー)のお話も出るし。
とりあえず、あの公爵がどうアホになって陥落するのか、それが何よりも楽しみです(笑)。
+余談+
でもねぇ、何だか原書で確認したくなった箇所が多々。
一番おかしいのは、マーカスの妹エレノアに関しての表記。
いや、男爵に加え伯爵の地位も次いだマーカスの妹とはいえ、何で突然「レディ・エレノア」呼ばわりなの?
レディって、公爵一族の女性に付くもんでしょ?
普通にそのまま「ミス・エレノア」ではないの?(カートランドのノートではそう読んだ記憶があるんだけど←彼女のノートに敵う資料はないよな。ヒストリカルロマンス読みにとっての雑学は)・・・どなたか、原書お持ちの方・・・あ!!最近のRT誌でレビューしてたや、この出たばっかの4巻!
あとからちょっと確認してみよっと。
ご存知の方あーんど原書確認出来る方、BBSにでも情報下さいませ(ぺこり)
激しくもないが、かといってだるくもない、非常にテンポよい心地よい1冊でとっても満足でした(^^)
何というか、よく言うけどストレスフリー、みたいな(笑)。
さて、ここにイケメン三人、頭のてっぺんからつま先まで独身主義な悪友な放蕩者たちがいました。
その中に一人、ありがたくもない伯爵の地位と共に、スキャンダルまみれな一族ローリング家の三姉妹の後見人の役目も引き継いでしまった男がいた。
名前はマーカス。毎日が退屈で退屈で仕方ない日々を送っていた。
とりあえず面倒だから、ありあまる資産から大金の持参金をぶら下げて、姉妹まとめてどっかに嫁にやって厄介払いするつもりが、この姉妹、絶対結婚なんてしませーん!!と、直接会う前から新伯爵さまと全面対決状態。
そんな中、三姉妹の長女アラベラがマーカスのところに殴りこんできてからの、あれやこれやのお話。
結局、ミイラとりがミイラ状態、美人で気位も高く頭の回転も早いのに、何故か独占欲と同時に保護欲をも沸き沸きわっきーにさせるアラベラをてっとり早く自分の奥さんにしちゃえ~♪と、縦横無尽に奮闘する究極のラブラブマメ男マーカスの奮闘記というか(笑)。
いやー、こんなに早い段階で改心する放蕩者もなぁ・・・潔すぎっ(笑)。
マーカスの暗躍っぷりを読むにつれ、彼の冒頭部分の
いろんな意味で割れ鍋に綴じ蓋だ(爆)。
何か、カワイイよなー。このマーカスって。面倒見はいいし、我慢強いし、かといって努力は惜しまないし・・・さしずめ「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」といったところか。
そんなホトトギス、いや。ちがった(笑)。
ヒロインのアラベラだが、よくある設定の筈の彼女だが、微妙な按配が絶妙なナイスキャラでしたな。
ひどい目にあってきたからこそ、自分たちの食いぶちは自分たちで稼ごう!!と意気込み、それを実現させるバイタリティと、全てを否定せずに一家を追い出した社交界に対しても、未練とかをきちんと正面から認めている清々しさとか。
思考や意見が片方に寄り過ぎてしまうと、末っ子のリリィのようになってしまうところ、そこは年長者、というべきか。
人間不信になっていた彼女が、マーカスの誘惑レッスンと共にたわいない日常の触れ合いで開花してゆく様は、何とうまいことか。
ま、でも、これだけラブラブラブラブしてたら、何か反対しているリリィやアーデン公爵のが無粋、とも思えてしまうぐらい、本編の大半は二人のホットなのにきゅんきゅんなやりとりで埋め尽くされている。
・・・シラフで考えたら、こっそり部屋に忍び込んで、バラの花びらをせっせこ彼女のベッドに均等に敷き詰めて、ポプリ代わりにタンスの下着棚にも!!みたいな行動する伯爵様をどうか、というハナシもあるが(爆)、それをツッコミしていたらロマンス読みとしては駄目なのでスルーよ、スルー!(爆)
二人のラブラブきゅんきゅんてんこ盛りにあてられ、ラストにゃ、これ以上幸せになれんのじゃないのか?!ってぐらい読んでるこっちがハト胸になりそうな錯覚すら覚えたハッピーエンドまできたから、とっても大満足(笑)。
うまくてゆるくって、それでいてほっこり(^^)
今後もペースよく翻訳上陸してくれるようなんで、そっちの意味でもストレスフリーだわね。
今月には、三姉妹の中で唯一「婚活」(笑)している次女ロズリンと、イケメン三人髄一のツンデレくんアーデン公爵(ドリュー)のお話も出るし。
とりあえず、あの公爵がどうアホになって陥落するのか、それが何よりも楽しみです(笑)。
+余談+
でもねぇ、何だか原書で確認したくなった箇所が多々。
一番おかしいのは、マーカスの妹エレノアに関しての表記。
いや、男爵に加え伯爵の地位も次いだマーカスの妹とはいえ、何で突然「レディ・エレノア」呼ばわりなの?
レディって、公爵一族の女性に付くもんでしょ?
普通にそのまま「ミス・エレノア」ではないの?(カートランドのノートではそう読んだ記憶があるんだけど←彼女のノートに敵う資料はないよな。ヒストリカルロマンス読みにとっての雑学は)・・・どなたか、原書お持ちの方・・・あ!!最近のRT誌でレビューしてたや、この出たばっかの4巻!
あとからちょっと確認してみよっと。
ご存知の方あーんど原書確認出来る方、BBSにでも情報下さいませ(ぺこり)
リサ・マリー・ライスの新シリーズ、読了~。
相変わらず、いい意味で、どこをどう読んでもライス印の1冊でした(爆)。
いや、これは最大の褒め言葉なんですが(笑)。
危険な軍人あがりのフェロモン垂れ流しヒーローくんが、お姫様のような美しいヒロインにメロメロな状態のまま暴走列車よろしくガッツンガッツン攻めて堕とす、みたいな(爆)。
出版社変われど、シリーズ変われど、ある意味その根幹は変わらない。
マンネリだろうが、金太郎飴だろうが、それはロマンス小説のデフォルトだから。
ロマンス読みにとって真骨頂だから。
しかし、そこはかとなく気を使ったのかは謎だが「あ。社長シリーズよりもエロが若干ヤワだわ。ECでなくハーパーだから?」とか思ったりもしたが(笑) > 絶対マヒしている(爆)。
しかし、今回のヒーローであるジャック(ベン)の尽くしっぷり、書いても書いてもまだ足りない、ってぐらいスゴイ(^^;
何か、餓死寸前の子供ワンコがかわいい女の子に拾われて命を救われ、成長して恩返しにやってくる、ってカンジだ・・・種馬 ワンコの恩返し?(爆) > 某お友達に布教されたCDもじって「官能おとぎ話」というか(^^ゞゞ
養父となる大佐にも文字通り「拾われた」のもあるし、やはり大型ワンコじゃー(笑)。
今までの既刊ヒーローが大人同士のボーイ・ミーツ・ガールだが、これは本当のボーイ・ミーツ・ガールだからすごい。
初恋のパワーというか、脳内妄想の果てというか・・・しかも、彼女の為なら金も命も何もかもいらんっ、ってその潔さがもはや斜め上にかっとび過ぎて、そりゃーヒロインのキャロラインでなくても微妙に怖い(爆)。
悲惨な状況ながら、全てを諦めたワケでなく、あくまで一生懸命で前向きなこのキャロラインもすごいが。
両親を失い、財産を失い、たった一人の肉親である弟は事故のせいで重度の障害を持ち、その彼の世話をしながら、店を切り盛りし、なおかつ幸せを掴もうと男性とのお付き合いを試みていたってのが(ことごとく失敗するけど)。
こういう悲惨な状況に置かれたヒロインって、大抵がもういっぱいいっぱいで溺れそうな状況なのに、ホント前向き。
一文無しで凍死しそうですら顔を上げているそんな様じゃあ、冷静になろうと我慢しているジャックもイチコロだな(^^ゞ
ラストの、あの宝石のオチとか、職業意識の全くない上にイケ好かないヒロイン友人女がイマイチだが(私だけか?この友人ジェナの、極限に貧乏で苦労しているキャロラインに対する自己チューな言動にカチン、ときたのは)、悪人は悪人らしくてなかなか良いかと。
ま、そんな事も些細な事。
全ては二人のため~に~世界はある~の~♪♪な、居直り上等!!な、ジャックとキャロラインのイチャイチャ萌え萌えエッチッチよろしいあれやこれやが全てを凌駕するから、それでいいんですがね(爆)。
それが正しいLMR作品の読み方?(爆)
林さんの絶妙な翻訳も手伝って、なお楽しめましたわ♪
とりあえず、このシリーズ、続きも翻訳してもらえそう?(^^ゞ
一年後でもいいので、お願いします(ペコリ)
相変わらず、いい意味で、どこをどう読んでもライス印の1冊でした(爆)。
いや、これは最大の褒め言葉なんですが(笑)。
危険な軍人あがりのフェロモン垂れ流しヒーローくんが、お姫様のような美しいヒロインにメロメロな状態のまま暴走列車よろしくガッツンガッツン攻めて堕とす、みたいな(爆)。
出版社変われど、シリーズ変われど、ある意味その根幹は変わらない。
マンネリだろうが、金太郎飴だろうが、それはロマンス小説のデフォルトだから。
ロマンス読みにとって真骨頂だから。
しかし、そこはかとなく気を使ったのかは謎だが「あ。社長シリーズよりもエロが若干ヤワだわ。ECでなくハーパーだから?」とか思ったりもしたが(笑) > 絶対マヒしている(爆)。
しかし、今回のヒーローであるジャック(ベン)の尽くしっぷり、書いても書いてもまだ足りない、ってぐらいスゴイ(^^;
何か、餓死寸前の子供ワンコがかわいい女の子に拾われて命を救われ、成長して恩返しにやってくる、ってカンジだ・・・
養父となる大佐にも文字通り「拾われた」のもあるし、やはり大型ワンコじゃー(笑)。
今までの既刊ヒーローが大人同士のボーイ・ミーツ・ガールだが、これは本当のボーイ・ミーツ・ガールだからすごい。
初恋のパワーというか、脳内妄想の果てというか・・・しかも、彼女の為なら金も命も何もかもいらんっ、ってその潔さがもはや斜め上にかっとび過ぎて、そりゃーヒロインのキャロラインでなくても微妙に怖い(爆)。
悲惨な状況ながら、全てを諦めたワケでなく、あくまで一生懸命で前向きなこのキャロラインもすごいが。
両親を失い、財産を失い、たった一人の肉親である弟は事故のせいで重度の障害を持ち、その彼の世話をしながら、店を切り盛りし、なおかつ幸せを掴もうと男性とのお付き合いを試みていたってのが(ことごとく失敗するけど)。
こういう悲惨な状況に置かれたヒロインって、大抵がもういっぱいいっぱいで溺れそうな状況なのに、ホント前向き。
一文無しで凍死しそうですら顔を上げているそんな様じゃあ、冷静になろうと我慢しているジャックもイチコロだな(^^ゞ
ラストの、あの宝石のオチとか、職業意識の全くない上にイケ好かないヒロイン友人女がイマイチだが(私だけか?この友人ジェナの、極限に貧乏で苦労しているキャロラインに対する自己チューな言動にカチン、ときたのは)、悪人は悪人らしくてなかなか良いかと。
ま、そんな事も些細な事。
全ては二人のため~に~世界はある~の~♪♪な、居直り上等!!な、ジャックとキャロラインのイチャイチャ萌え萌えエッチッチよろしいあれやこれやが全てを凌駕するから、それでいいんですがね(爆)。
それが正しいLMR作品の読み方?(爆)
林さんの絶妙な翻訳も手伝って、なお楽しめましたわ♪
とりあえず、このシリーズ、続きも翻訳してもらえそう?(^^ゞ
一年後でもいいので、お願いします(ペコリ)
ハッピーエンドを見つけたら (ヴィレッジブックス)
2009年2月24日 新刊レビュー
シャノン・マッケナの初期作品で、シャノン・アンダーソン名義の中篇、読了~。
・・・さて。ここでさっきの日記の最後の一行を思い出してもらえれば(笑)。
この本、ポイント使っての実質無料入手の1冊でした(爆)。
つまりは、そうです(笑)。
大工ヒーローのリーアムはとっても好みで良かったんだよぉぉ~っ。
働き者だし、マメ男だし、何より自分が愛する女性に求めるのと全く逆の女性に惹かれ、悩む様もかなり良かったわ。
・・・ですが、その相手が、どうもことのさんには駄目でした。
ヒロインのナンシーが・・・駄目すぎたぁ~っっ!!
というか、何デスカ、アレ。
ワーカホリックのキャリアウーマンっていうより、ただの ドアマット女 にしか思えなくって、もう何回本をボコって投げ捨てたくなったか(ーー;
自分を利用するだけ利用して、結婚直前であっさり捨てた婚約者たち(複数)のエージェントとして働くにあたり、「プライベートとビジネスは別モノ」とかほざいて、何じゃいこのアホンダラーっっ!!!(ーー;;という愚行の数々。
誰が、プロの、プロの、プロのエージェントが、電話一本24時間でホイホイと、いつでも現金調達をはじめ宅配業務から、自分を過労死寸前破産寸前にまで追い込んでクライアントに、返ってくるアテもなく無謀な金貸しすっかよー!!
そんなの業務としても、経営者としても初心者でもやらねーよ!
どんだけプライベートモードで仕事やってるんデスカ?!と目を疑ったわ・・・それがクライアントの為になっているかといったら、全くもってなってなくって、むしろ足枷になっているように読み取れる始末。
死ぬ覚悟で、そのクライアントを売る為の覚悟してんのかといったら、クライアントに対しても色んな事に対してもトゲトゲしく愚痴愚痴愚痴言ってて・・・えーっと、言っていいですか?
アンタ、ウザすぎ > バッサリ
もうね、彼女の空回り具合と、捨てられた自覚すらイマイチなく、安物ドアマットよろしく引き続き元カレ達(元カレの嫁にまで。殴)に足蹴にされているドMな様は、たとえお相手のリーアムが素晴らしくっても、ロマンス本として足引っ張りまくってゲンナリでした。
後半、改心したけど、時は既に遅し。
そんなこんなで、あのドアマット女が消えてくれるなら再読もあるんでしょうが、残念ながら(爆)ヒロインなので消えてくれませんので、一読のみ。
サヨ~ナラ~(笑)
・・・さて。ここでさっきの日記の最後の一行を思い出してもらえれば(笑)。
この本、ポイント使っての実質無料入手の1冊でした(爆)。
つまりは、そうです(笑)。
大工ヒーローのリーアムはとっても好みで良かったんだよぉぉ~っ。
働き者だし、マメ男だし、何より自分が愛する女性に求めるのと全く逆の女性に惹かれ、悩む様もかなり良かったわ。
・・・ですが、その相手が、どうもことのさんには駄目でした。
ヒロインのナンシーが・・・駄目すぎたぁ~っっ!!
というか、何デスカ、アレ。
ワーカホリックのキャリアウーマンっていうより、ただの ドアマット女 にしか思えなくって、もう何回本をボコって投げ捨てたくなったか(ーー;
自分を利用するだけ利用して、結婚直前であっさり捨てた婚約者たち(複数)のエージェントとして働くにあたり、「プライベートとビジネスは別モノ」とかほざいて、何じゃいこのアホンダラーっっ!!!(ーー;;という愚行の数々。
誰が、プロの、プロの、プロのエージェントが、電話一本24時間でホイホイと、いつでも現金調達をはじめ宅配業務から、自分を過労死寸前破産寸前にまで追い込んでクライアントに、返ってくるアテもなく無謀な金貸しすっかよー!!
そんなの業務としても、経営者としても初心者でもやらねーよ!
どんだけプライベートモードで仕事やってるんデスカ?!と目を疑ったわ・・・それがクライアントの為になっているかといったら、全くもってなってなくって、むしろ足枷になっているように読み取れる始末。
死ぬ覚悟で、そのクライアントを売る為の覚悟してんのかといったら、クライアントに対しても色んな事に対してもトゲトゲしく愚痴愚痴愚痴言ってて・・・えーっと、言っていいですか?
アンタ、ウザすぎ > バッサリ
もうね、彼女の空回り具合と、捨てられた自覚すらイマイチなく、安物ドアマットよろしく引き続き元カレ達(元カレの嫁にまで。殴)に足蹴にされているドMな様は、たとえお相手のリーアムが素晴らしくっても、ロマンス本として足引っ張りまくってゲンナリでした。
後半、改心したけど、時は既に遅し。
そんなこんなで、あのドアマット女が消えてくれるなら再読もあるんでしょうが、残念ながら(爆)ヒロインなので消えてくれませんので、一読のみ。
サヨ~ナラ~(笑)
令嬢Aの探偵クラブ (ラズベリーブックス) (ラズベリーブックス)
2009年2月22日 新刊レビュー
ロビン・デハートの初翻訳本、読了~。
とっても面白かった(^^)
・・・といっても、極地的感想かもしれませんがね(笑)。
ことのさんが、 コナン・ドイル作品愛読者でなおかつ ワトソニアンだったというのが多聞にして影響大かと。
そうなんです。実にこの1冊、かのシャーロック・ホームズ・シリーズを上手にスパイスとして利用しているのですよ。
章の頭は全て、シャーロック・ホームズ・シリーズの作品からの引用です。
読者にはウハウハもんですがな!!
この作品のヒロイン、ヴィクトリア時代の良家の令嬢アメリアは、熱狂的シャーロキアン(笑)。
(注釈 「シャーロキアン」というのは、シャーロック・ホームズ・ファンの総称。そしてホームズの助手であるワトソンくんのファンは総じて「ワトソニアン」というんですよ)
いやー、もう最初っから、このアメリアの 二次元キャラ萌えっぷり、腐女子として拍手喝采(笑)。
もう、作品内でワトソンはこきおろされまくり(笑)。
挙句、好きが嵩じて創作活動に!!!・・・っても、ホームズ BL同人誌とかではなく(爆)、単にフツーの創作ミステリ小説なんですが(笑)。
そんな彼女には、 オタク友達が三人いて、四人揃って オタクサークル女性アマチュア探偵クラブを作って、密かに活動中・・・あらゆる意味でいいカンジです(笑)。
そんな時、アメリアの父親が大事にしていたエジプト王妃「ネフェルティティ」の胸像が何者かに盗まれる(思わず「ナポレオン像でないのね(笑)」と思うのは、ドイル読者ゆえか。笑)。
父親は、知り合いの息子で元ロンドン警視庁勤めで現在、私立探偵のコリンを雇う事にしたのを聞き、アメリアはこの機会に小説のネタにもなるから、とコリンの助手として立候補するが・・・というお話。
とにかく、このアメリアとコリン、何といったらいいのか・・・ピュアピュアでねぇ。
最近、やれ恋愛遊戯だ駆け引きだ何だのヒストリカルを読んできていた分、二人のピュアさがまぶしくて(笑)。
地味かもしれない。かなり地味で変化に乏しい二人かもしれない。
しかし、何とも不器用でかわいくって、自分の好きな事、興味ある事に関して目をキラキラさせながら語れる、とっても愛いキャラなの~♪
コリンの研究がまた、ミステリ読者にはたまらんスマッシュな「指紋解析」で(オタ系なのがグッジョブ。爆)、また指紋採取に関してのあれやこれやも微笑ましいんだな、これが。
でも、指紋を採取するには、貴婦人相手の場合は手袋を脱いででないと無理なのは承知だけど・・・ここが傑作なんだわ。
コリンってば、手袋を脱ぐアメリアにキターッ!モエーッ!!もいいトコで・・・いつも手袋にある飾りボタンの数を数えては「ああ、あの数ならすぐに外せて・・・」と妄想に耽るのに忙しい(笑)。
そして、アメリアはというと、コリンが脳内妄想していたシャーロック・ホームズそっくり!!からはじまり、段々と判官贔屓モードに突入(笑)。
「だって、コリンってばホームズよりも男前っっ!!」となってくりゃあ立派なもんです、ハイ(^^ゞ
いや、ホンマに二人とも微笑ましすぎ(笑)。
カップルになってからも、ラブラブなのに、育ちやら何やらのしがらみですれ違いになっても、その不器用ながら、人にばかり責めを投げない真摯な姿勢が好印象以外の何者でもないのです。
だからこそ、読後感もすっきり爽やか清々しいーっ。
さて。アメリアの オタ友 仲間三人、それぞれに気になる伏線らしきものがチラホラ。
是非とも、地味ーっに翻訳続行願いたい(笑)
とっても面白かった(^^)
・・・といっても、極地的感想かもしれませんがね(笑)。
ことのさんが、 コナン・ドイル作品愛読者でなおかつ ワトソニアンだったというのが多聞にして影響大かと。
そうなんです。実にこの1冊、かのシャーロック・ホームズ・シリーズを上手にスパイスとして利用しているのですよ。
章の頭は全て、シャーロック・ホームズ・シリーズの作品からの引用です。
読者にはウハウハもんですがな!!
この作品のヒロイン、ヴィクトリア時代の良家の令嬢アメリアは、熱狂的シャーロキアン(笑)。
(注釈 「シャーロキアン」というのは、シャーロック・ホームズ・ファンの総称。そしてホームズの助手であるワトソンくんのファンは総じて「ワトソニアン」というんですよ)
いやー、もう最初っから、このアメリアの 二次元キャラ萌えっぷり、腐女子として拍手喝采(笑)。
もう、作品内でワトソンはこきおろされまくり(笑)。
挙句、好きが嵩じて創作活動に!!!・・・っても、ホームズ
そんな彼女には、
そんな時、アメリアの父親が大事にしていたエジプト王妃「ネフェルティティ」の胸像が何者かに盗まれる(思わず「ナポレオン像でないのね(笑)」と思うのは、ドイル読者ゆえか。笑)。
父親は、知り合いの息子で元ロンドン警視庁勤めで現在、私立探偵のコリンを雇う事にしたのを聞き、アメリアはこの機会に小説のネタにもなるから、とコリンの助手として立候補するが・・・というお話。
とにかく、このアメリアとコリン、何といったらいいのか・・・ピュアピュアでねぇ。
最近、やれ恋愛遊戯だ駆け引きだ何だのヒストリカルを読んできていた分、二人のピュアさがまぶしくて(笑)。
地味かもしれない。かなり地味で変化に乏しい二人かもしれない。
しかし、何とも不器用でかわいくって、自分の好きな事、興味ある事に関して目をキラキラさせながら語れる、とっても愛いキャラなの~♪
コリンの研究がまた、ミステリ読者にはたまらんスマッシュな「指紋解析」で(オタ系なのがグッジョブ。爆)、また指紋採取に関してのあれやこれやも微笑ましいんだな、これが。
でも、指紋を採取するには、貴婦人相手の場合は手袋を脱いででないと無理なのは承知だけど・・・ここが傑作なんだわ。
コリンってば、手袋を脱ぐアメリアにキターッ!モエーッ!!もいいトコで・・・いつも手袋にある飾りボタンの数を数えては「ああ、あの数ならすぐに外せて・・・」と妄想に耽るのに忙しい(笑)。
そして、アメリアはというと、コリンが脳内妄想していたシャーロック・ホームズそっくり!!からはじまり、段々と判官贔屓モードに突入(笑)。
「だって、コリンってばホームズよりも男前っっ!!」となってくりゃあ立派なもんです、ハイ(^^ゞ
いや、ホンマに二人とも微笑ましすぎ(笑)。
カップルになってからも、ラブラブなのに、育ちやら何やらのしがらみですれ違いになっても、その不器用ながら、人にばかり責めを投げない真摯な姿勢が好印象以外の何者でもないのです。
だからこそ、読後感もすっきり爽やか清々しいーっ。
さて。アメリアの
是非とも、地味ーっに翻訳続行願いたい(笑)
情熱の香り (フローラブックス)
2009年2月17日 新刊レビュー
クリスティーナ・ドット、今度はフローラブックスから登場しました。
しかも彼女の初のパラノーマル・シリーズ。
各会社から、ヒストリカル(ハーレクイン社)、コンテンポラリー(原書房)、パラノーマル(ぶんか社)ときれいに分けて刊行されているのは、これはこれで正解かな、と思いますね。
そんなこんなで、ドットのDarknessシリーズ(日本版は「闇の勇者たち」シリーズ・・・うーん。勇者、ってかなり話の内容的に違う気がしますが)1冊目、読了。
パラノーマルでありながら、ドットらしい軽妙なテンポとキッチュなキャラ造詣で、サクサク読めるのがこのシリーズの強みと思いました。
世界感も、極寒のロシアの大地を舞台に形成された歪んだ価値観と宗教観から生まれた悪魔と契約した異形のバリンスキ一族をベースにして、一組の本物の愛情からその栄華に綻びが生じるという、何ともロマンス小説ビバ!というもので、かなりヨシでございます。
というか、何か、ワイルダー一家はシルエット作品を読んでいるような気持ちにさせられますね・・・一家揃ってごはん食べて楽しい話して、愛が溢れています。
いつまでたっても奥さんもらわない息子に嘆く父コンスタンチンとか典型的よね。
でも、そこはやはり異形の一族ゆえに、失踪した三男エイドリックの転落背景も、少しだけ語られたものでもパラノーマルの堕ちたヒーローの原型というか(これから彼のやり直しがどう描かれるのか。まさに復活の物語だわね)。
ラブラブで駆け落ちした父コンスタンチンと母ゾラナの過去ですら、ヒリヒリと痛ましい、普通でない出会いな事は安易に想像がつくもので。
それは、バリンスキ一族が悪魔との契約で得た「内なる野獣」とは決して切り離せない一族の男性の持って生まれた性なんだけど。
パラノーマルロマンスでは、それは重要なキーとなるのだけどね(いろんな要素と組み合わせて)。
で、今回の主役は、ワイルダー一族の長男ジェイシャ(オオカミ)と、彼の会社の部下で秘書でもあるアンのお話。
ドットの話というのは、潔いまでの直球と、クセになる変化球がすごい按配で構成されているのですが・・・今回は本当に驚くまでの早さでジェイシャがオオカミに変身するというのが彼女に知れてしまうあたり、潔すぎ(笑)。
アンに対し、ロックオンを決め込んでからのジェイシャのイケイケやれやれっぷりはドット作品のヒーローだなぁ、とうふふ(^m^)
でも、読み進めるにつれて、ジェイシャなんてたかだかオオカミに変身する程度じゃんか (完全にパラ読みすぎで麻痺しすぎ。爆)という事に気付きました・・・いやー。ジェイシャ以上に隠し球持ち でしたのは、むしろヒロインのアンの方でした(^^ゞ
こういうびっくり箱をあっさりシリーズ1冊目で持ってくるあたり、何と言うかサービス心旺盛なエンターテイナーというか。
お互いいじめっこになったり、意地をはったりしつつも根本的には最初から最後までラブラブえっちっち垂れ流しなこの二人(笑)。
ここらへんも潔さか?!(爆)
今回のヒロインのアンの「特性」も、ワイルダー兄弟の末っ子にて唯一の女の子ファイアバードの●●の真相も、次回以降持ち越しというわりに、1冊まるごと堪能出来ました。
とどのつまりは、パラだろうがこれって、今までお互い気になっていた相手とあるきっかけ(でもそのきっかけが「彼がオオカミに変身しました」っていうのはかなり斜めかっとび。爆)によってラブラブになれた、というロマンスのテンプレ展開だから分かりやすいお約束さもプラス要因としてあり。
ちょっとした茶目っ気もあったりして、これはお気に入りシリーズ確定~♪(というか、ことのさん、ドット作品はみんな好きなんだけど。笑)
しかし1冊目から、胡散臭い事極まりない敵役のバリンスキ一族をはじめ、愛すべきワイルダー一家、裏ありありな巡査部長、アンの育て親同様な頭の回転の早いツンな修道女といい、一筋縄ではいかないキャラを沢山並べられてしまっては、これは残り3冊とも付き合え、って事ね(^^ゞ
次回ヒーローは、コンスタンチン父ちゃん曰く「考古学者なんて冒険家と一緒だ。インディ・ジョーンズを見ろ」(笑)な次男ルリックくん(タカ)。
お相手はもうバレバレなんで(笑)、あとは早く読める事を願うのみ(-人-)
しかも彼女の初のパラノーマル・シリーズ。
各会社から、ヒストリカル(ハーレクイン社)、コンテンポラリー(原書房)、パラノーマル(ぶんか社)ときれいに分けて刊行されているのは、これはこれで正解かな、と思いますね。
そんなこんなで、ドットのDarknessシリーズ(日本版は「闇の勇者たち」シリーズ・・・うーん。勇者、ってかなり話の内容的に違う気がしますが)1冊目、読了。
パラノーマルでありながら、ドットらしい軽妙なテンポとキッチュなキャラ造詣で、サクサク読めるのがこのシリーズの強みと思いました。
世界感も、極寒のロシアの大地を舞台に形成された歪んだ価値観と宗教観から生まれた悪魔と契約した異形のバリンスキ一族をベースにして、一組の本物の愛情からその栄華に綻びが生じるという、何ともロマンス小説ビバ!というもので、かなりヨシでございます。
というか、何か、ワイルダー一家はシルエット作品を読んでいるような気持ちにさせられますね・・・一家揃ってごはん食べて楽しい話して、愛が溢れています。
いつまでたっても奥さんもらわない息子に嘆く父コンスタンチンとか典型的よね。
でも、そこはやはり異形の一族ゆえに、失踪した三男エイドリックの転落背景も、少しだけ語られたものでもパラノーマルの堕ちたヒーローの原型というか(これから彼のやり直しがどう描かれるのか。まさに復活の物語だわね)。
ラブラブで駆け落ちした父コンスタンチンと母ゾラナの過去ですら、ヒリヒリと痛ましい、普通でない出会いな事は安易に想像がつくもので。
それは、バリンスキ一族が悪魔との契約で得た「内なる野獣」とは決して切り離せない一族の男性の持って生まれた性なんだけど。
パラノーマルロマンスでは、それは重要なキーとなるのだけどね(いろんな要素と組み合わせて)。
で、今回の主役は、ワイルダー一族の長男ジェイシャ(オオカミ)と、彼の会社の部下で秘書でもあるアンのお話。
ドットの話というのは、潔いまでの直球と、クセになる変化球がすごい按配で構成されているのですが・・・今回は本当に驚くまでの早さでジェイシャがオオカミに変身するというのが彼女に知れてしまうあたり、潔すぎ(笑)。
アンに対し、ロックオンを決め込んでからのジェイシャのイケイケやれやれっぷりはドット作品のヒーローだなぁ、とうふふ(^m^)
でも、読み進めるにつれて、ジェイシャなんてたかだかオオカミに変身する程度じゃんか (完全にパラ読みすぎで麻痺しすぎ。爆)という事に気付きました・・・いやー。ジェイシャ以上に隠し球持ち でしたのは、むしろヒロインのアンの方でした(^^ゞ
こういうびっくり箱をあっさりシリーズ1冊目で持ってくるあたり、何と言うかサービス心旺盛なエンターテイナーというか。
お互いいじめっこになったり、意地をはったりしつつも根本的には最初から最後までラブラブえっちっち垂れ流しなこの二人(笑)。
ここらへんも潔さか?!(爆)
今回のヒロインのアンの「特性」も、ワイルダー兄弟の末っ子にて唯一の女の子ファイアバードの●●の真相も、次回以降持ち越しというわりに、1冊まるごと堪能出来ました。
とどのつまりは、パラだろうがこれって、今までお互い気になっていた相手とあるきっかけ(でもそのきっかけが「彼がオオカミに変身しました」っていうのはかなり斜めかっとび。爆)によってラブラブになれた、というロマンスのテンプレ展開だから分かりやすいお約束さもプラス要因としてあり。
ちょっとした茶目っ気もあったりして、これはお気に入りシリーズ確定~♪(というか、ことのさん、ドット作品はみんな好きなんだけど。笑)
しかし1冊目から、胡散臭い事極まりない敵役のバリンスキ一族をはじめ、愛すべきワイルダー一家、裏ありありな巡査部長、アンの育て親同様な頭の回転の早いツンな修道女といい、一筋縄ではいかないキャラを沢山並べられてしまっては、これは残り3冊とも付き合え、って事ね(^^ゞ
次回ヒーローは、コンスタンチン父ちゃん曰く「考古学者なんて冒険家と一緒だ。インディ・ジョーンズを見ろ」(笑)な次男ルリックくん(タカ)。
お相手はもうバレバレなんで(笑)、あとは早く読める事を願うのみ(-人-)
汚された令嬢 (扶桑社ロマンス)
2009年2月15日 新刊レビュー
バーバラ・ピアスの初翻訳本、読了~。
なかなかナイスな1冊でございましたな、コレ。
何がって、ヒストリカルには稀有なストレスフリーだったという点でナイスかと(笑)。
随所にアホさもあって、それがことのさんツボでございました(爆)。
公爵令嬢のフェイアーは、初めての夜を捧げた相手が、実は自分の父親に捨てられた元愛人の手先で、自分が罠にはめられた事を知り・・・という話なのだが。
いやー、どうなるかと思ったらこのフェイアー、無垢ながら恐ろしく気丈で罠にはめられても何のその、汚名を背負ってもイケ好かない悪人たちに負けるもんかい!!と顔をあげて生活しているというのが気に入った(笑)。
ウジウジとなるわけでもなく、親友とお出かけもするし、舞踏会にも出かける。
何より、相手を呪うと同時に自分の至らなさを承知し、その現実を直視している潔さがいいのだ。
実際にはありえないんでしょうが、名誉を汚された公爵令嬢さまが、やれ田舎に引っ込めだの罠にはめた相手と結婚しろだの海外に長期旅行に出てくれだのいう家族の懇願をつっ撥ねて、ですから。
その勢いじゃあ、悪人たちが描いていた通りに話が展開しなかったのも当然か・・・貴族たちも「あそこまで燦然となさっているんだしねぇ」と、それこそフェイアーの勢いの煙に撒かれたカンジ?(笑)
さて、ここで彼女がどうにかして目にものを見せてやりたい!と願っている悪人二人に、代わりに復讐してあげるよ~、と登場するのがヒーローで平民あがりの成り上がり紳士マッカス。
・・・ぷっ。このマッカスがサイコーっ!!
久々の平民ヒーローという以上に、この逆境に負けない、しかも男前マメ男なラブラブくん、ポイント高いです(笑)。
一目ぼれしたフェイアーに対し、最初は更なる上層貴族社会への切符と思っていたから取引を持ちかけた筈なのだが・・・何か数ページでそれをすっかり忘れている感が(^^ゞゞ
取引内容の為のターゲットだったのに、気付けば愛するフェイアーを傷つけた相手だからこそ普通にさっくり殺すだけでは飽き足らない、じわじわ甚振って晒しなぶり殺しに・・・ってあたり、復讐する当人以上に怖い(笑)。
とんでも過去を持つマッカスと、とんでも家族を持つフェイアー・・・何というか、こんなツーと言えばカー!!みたいなドンピシャなカップル、いませんぜー(笑)。
お互い、相手の事になると気丈で知的なところが鈍くなってしまってそれがかわいいんだよね。
でもってホットなラブシーン以上に、ちょっとした触れ合いからがまずラブラブだし、ユーモアに富んだ会話も微笑ましいし。
まぁ、しかし本当にフェイアーの指摘じゃないが、マッカスくん、寝る間もないぐらい暗躍しまくり(^^ゞ
ラストのドタバタプロポーズ劇すら、何だか微笑ましく、悪人の因果応報も最後までくっきりハッキリ書かないのにあきらかなのがまたオサレで◎。
設定からすると極悪親な筈のフェイアーの両親、公爵夫妻ですら何だか斜め上にかっ飛びすぎていて憎めません(笑)。
そんなこんなで、ストレスもたまらず、ラブラブで軽~く濃厚なヒストリカルを楽しみたいって人向けかも。
さてはて。この本、続編がありまして本編中に「公爵家の呪い」という、早死にを予言されまくっているフェイアーの兄で、次期公爵であるテメス侯爵が主人公の1冊。
翻訳も決まっているようで、これは楽しみです(^^)
あの飄々としたテムが、どんな相手にとっ捕まるんだか・・・今回の主人公たちのその後も出てきたらいいな(^^)
なかなかナイスな1冊でございましたな、コレ。
何がって、ヒストリカルには稀有なストレスフリーだったという点でナイスかと(笑)。
随所にアホさもあって、それがことのさんツボでございました(爆)。
公爵令嬢のフェイアーは、初めての夜を捧げた相手が、実は自分の父親に捨てられた元愛人の手先で、自分が罠にはめられた事を知り・・・という話なのだが。
いやー、どうなるかと思ったらこのフェイアー、無垢ながら恐ろしく気丈で罠にはめられても何のその、汚名を背負ってもイケ好かない悪人たちに負けるもんかい!!と顔をあげて生活しているというのが気に入った(笑)。
ウジウジとなるわけでもなく、親友とお出かけもするし、舞踏会にも出かける。
何より、相手を呪うと同時に自分の至らなさを承知し、その現実を直視している潔さがいいのだ。
実際にはありえないんでしょうが、名誉を汚された公爵令嬢さまが、やれ田舎に引っ込めだの罠にはめた相手と結婚しろだの海外に長期旅行に出てくれだのいう家族の懇願をつっ撥ねて、ですから。
その勢いじゃあ、悪人たちが描いていた通りに話が展開しなかったのも当然か・・・貴族たちも「あそこまで燦然となさっているんだしねぇ」と、それこそフェイアーの勢いの煙に撒かれたカンジ?(笑)
さて、ここで彼女がどうにかして目にものを見せてやりたい!と願っている悪人二人に、代わりに復讐してあげるよ~、と登場するのがヒーローで平民あがりの成り上がり紳士マッカス。
・・・ぷっ。このマッカスがサイコーっ!!
久々の平民ヒーローという以上に、この逆境に負けない、しかも男前マメ男なラブラブくん、ポイント高いです(笑)。
一目ぼれしたフェイアーに対し、最初は更なる上層貴族社会への切符と思っていたから取引を持ちかけた筈なのだが・・・何か数ページでそれをすっかり忘れている感が(^^ゞゞ
取引内容の為のターゲットだったのに、気付けば愛するフェイアーを傷つけた相手だからこそ普通にさっくり殺すだけでは飽き足らない、じわじわ甚振って晒しなぶり殺しに・・・ってあたり、復讐する当人以上に怖い(笑)。
とんでも過去を持つマッカスと、とんでも家族を持つフェイアー・・・何というか、こんなツーと言えばカー!!みたいなドンピシャなカップル、いませんぜー(笑)。
お互い、相手の事になると気丈で知的なところが鈍くなってしまってそれがかわいいんだよね。
でもってホットなラブシーン以上に、ちょっとした触れ合いからがまずラブラブだし、ユーモアに富んだ会話も微笑ましいし。
まぁ、しかし本当にフェイアーの指摘じゃないが、マッカスくん、寝る間もないぐらい暗躍しまくり(^^ゞ
ラストのドタバタプロポーズ劇すら、何だか微笑ましく、悪人の因果応報も最後までくっきりハッキリ書かないのにあきらかなのがまたオサレで◎。
設定からすると極悪親な筈のフェイアーの両親、公爵夫妻ですら何だか斜め上にかっ飛びすぎていて憎めません(笑)。
そんなこんなで、ストレスもたまらず、ラブラブで軽~く濃厚なヒストリカルを楽しみたいって人向けかも。
さてはて。この本、続編がありまして本編中に「公爵家の呪い」という、早死にを予言されまくっているフェイアーの兄で、次期公爵であるテメス侯爵が主人公の1冊。
翻訳も決まっているようで、これは楽しみです(^^)
あの飄々としたテムが、どんな相手にとっ捕まるんだか・・・今回の主人公たちのその後も出てきたらいいな(^^)
マイ・バレンタイン〈2009〉愛の贈りもの
2009年2月14日 新刊レビュー
たまには時節ものを読むのもいいかも、と、こちらをチョイスして読んでみました(笑)。
軽く読めて手軽でいいし(^^ゞ
目当てのロリさんの短編はかわいかった~♪
幼馴染同士のお話だけど、ガテン系ヒロインと食堂経営のヒーローという、これまたクスクスッとなる設定の妙(笑)。
ああ、リードって典型的な茶目っ気マメ男なロリさんお得意ヒーローですってば(笑)。
しかし、予習なく読んでましたが、同時収録のマーガレット・ムーアの短編・・・そうなの?(^^;
あの羊飼いクンの息子がヒーローに?!(しみじみ)
HSを創刊号からつれづれ読んでた身としては、何だか感慨深~い・・・。
リズ・フィールディングは、「ベラ・ルチア」ものの番外編なのね。ふむ。
といっても、あのシリーズ、1冊読んで頓挫したけど(笑)。
サンドラ・マートンもするり読んで終わり、ってカンジでした。
ま、息抜き程度に読む本ですな(笑)
軽く読めて手軽でいいし(^^ゞ
目当てのロリさんの短編はかわいかった~♪
幼馴染同士のお話だけど、ガテン系ヒロインと食堂経営のヒーローという、これまたクスクスッとなる設定の妙(笑)。
ああ、リードって典型的な茶目っ気マメ男なロリさんお得意ヒーローですってば(笑)。
しかし、予習なく読んでましたが、同時収録のマーガレット・ムーアの短編・・・そうなの?(^^;
あの羊飼いクンの息子がヒーローに?!(しみじみ)
HSを創刊号からつれづれ読んでた身としては、何だか感慨深~い・・・。
リズ・フィールディングは、「ベラ・ルチア」ものの番外編なのね。ふむ。
といっても、あのシリーズ、1冊読んで頓挫したけど(笑)。
サンドラ・マートンもするり読んで終わり、ってカンジでした。
ま、息抜き程度に読む本ですな(笑)
幸せの宿る場所 (ライムブックス)
2009年2月11日 新刊レビュー
リサ・クレイパスの新刊、一年ぶりのコンテンポラリー読了~。
・・・疲れた > そうきたか(笑)
ワタクシ、一人称小説というものにそんなに偏見もなく、よく巷で聞く「一人称ものは読み辛い」というのも何のそのタイプなんですが・・・この作品に限っては、一人称が辛い理由があった。
一人称で語るヒロインのヘイヴンが、DV被害者で尚且つパワハラ被害者という事だ。
もう、延々と続くその類の場面描写(しかも主観的描写)にさすがに何を読んでも最後まで読み抜くことのさんも何度か萎えた(^^;
確かに話そのものは面白く、よく作られていて読む速度は落ちないし、続きが気になるからページをめくるんだが・・・何と言うか、DV被害者の主観的文章を延々読んでいる、パワハラの陰湿なイジメ描写を延々読んでいると・・・一種の閉塞感に捉われ、気付くと一旦リセットの深呼吸をする為に本を置くのだ。
これは、何というか、最近読んだ本にはない現象だったかも。
しかし、くらたま様のだめんずウォーカーそのまんまで、DV夫にボコられてとうとう命からがら逃げ出した後に「何で離婚の話しているの?ちょっと待ってよ」という反応は・・・読んでるこっちが「ちょっと待ってよ」だわ(^^;
ああ、駄目だ。私に代わりにボコらせろ、というカッカしたところにそんな冷や水をかけるような発言は勘弁して、って気分だった。あそこ。
それに加えて、陰険女上司の嫌がらせオンパレード・・・いや。女の方が陰険度合いは高いとは分かっているが、お局様を通り越した、まさにテロリスト並のクソ女だった。
ラストに都落ち状態で田舎の零細企業でアシスタント職に着いたらしいが、是非とも因果応報な目にあってほしい、と読者全ての願いか?(笑)
そんな不幸を呼び寄せる体質らしいヘイヴンの人生やり直しの道連れになるのが、前作のもう一人の主役ハーディ。
ああ、ハーディ・・・何でそんな、イバラ道のようなとこにばかり首突っ込むの、とヒロインのヘイヴンでなくても言いたくなる。
まさに白馬の王子症候群つうか、悪魔のような外聞とは真逆の、尽くす男の真骨頂。
これが「一人称」でなければ、いつものヒストリカル作品におけるクレイパスの作風ならもっとハーディのあれやこれやを堪能出来たんでしょうがね。
うーん、ちょっとハーディについて堪能したとまではいかなかったか。
もっとも、前作読んでればお分かりでしょうが、あくまでコンテンポラリーに関してはヒロインの一人称に拘っているがゆえなんでしょうがね。
苦労人なのに、あくまで茶目っ気と優しさを忘れないハーディ、ああ、そのセンシティヴなところもたまりません!(萌)
そんなこんなで脇役であるヘイヴンのDV夫と陰険女上司については語りたくもない程のいい意味での素晴らしいドス黒いキャラ描写は圧巻。
褒めたくないんだが、本当にうますぎた。読んでて萎えるぐらい(笑)。
そして前回の主役リバティと、その夫ゲイジだが・・・いやー。今回、多分一番キャラ自身を満喫堪能出来たのはこのゲイジ兄ちゃんではなかろうか?!
もう兄ちゃん、最高!
ヘイヴンを守ろうとするところ、妻のリバティとその間に出来た息子にメロメロなその姿。
いやはや、前作でゲイジに萌えたワタクシ、前作並みに今回のあのちょっとの出番のゲイジのあれやこれやに萌えました!
そして、次回ヒーローになるヘイヴンの次兄ジャック・・・うーん。想定内レベルかな、今のところ。
主役になったらもっと化けるのかしら?(^^ゞ
ヘイヴンの親友トッドも、ナイスなキャラだけど、もう少し登場場面が欲しかったな。何か彼に関しては消化不良かも。美味しいキャラなのに勿体無い。
前作がヒロインのリバティの成長ものだったからハマったのか、はたまたあっちの方が単に好みで面白かったのか。
前作と比べると、今回はイマイチのれない部分多かったかも。
面白かったけど、及第点ってところかな。
男性キャラを書かせると抜群なクレイパスだが、そんなにすごい魅力的でないヒロインを始点とした 女性一人称だとその強みは十分に活かせないといったところなのか(核心突きすぎ。笑)
コンテンポラリー次回作に期待しつつ・・・ああ、勿体無い。ハーディなんていう名キャラを・・・(ぶつぶつ)。
・・・疲れた > そうきたか(笑)
ワタクシ、一人称小説というものにそんなに偏見もなく、よく巷で聞く「一人称ものは読み辛い」というのも何のそのタイプなんですが・・・この作品に限っては、一人称が辛い理由があった。
一人称で語るヒロインのヘイヴンが、DV被害者で尚且つパワハラ被害者という事だ。
もう、延々と続くその類の場面描写(しかも主観的描写)にさすがに何を読んでも最後まで読み抜くことのさんも何度か萎えた(^^;
確かに話そのものは面白く、よく作られていて読む速度は落ちないし、続きが気になるからページをめくるんだが・・・何と言うか、DV被害者の主観的文章を延々読んでいる、パワハラの陰湿なイジメ描写を延々読んでいると・・・一種の閉塞感に捉われ、気付くと一旦リセットの深呼吸をする為に本を置くのだ。
これは、何というか、最近読んだ本にはない現象だったかも。
しかし、くらたま様のだめんずウォーカーそのまんまで、DV夫にボコられてとうとう命からがら逃げ出した後に「何で離婚の話しているの?ちょっと待ってよ」という反応は・・・読んでるこっちが「ちょっと待ってよ」だわ(^^;
ああ、駄目だ。私に代わりにボコらせろ、というカッカしたところにそんな冷や水をかけるような発言は勘弁して、って気分だった。あそこ。
それに加えて、陰険女上司の嫌がらせオンパレード・・・いや。女の方が陰険度合いは高いとは分かっているが、お局様を通り越した、まさにテロリスト並のクソ女だった。
ラストに都落ち状態で田舎の零細企業でアシスタント職に着いたらしいが、是非とも因果応報な目にあってほしい、と読者全ての願いか?(笑)
そんな不幸を呼び寄せる体質らしいヘイヴンの人生やり直しの道連れになるのが、前作のもう一人の主役ハーディ。
ああ、ハーディ・・・何でそんな、イバラ道のようなとこにばかり首突っ込むの、とヒロインのヘイヴンでなくても言いたくなる。
まさに白馬の王子症候群つうか、悪魔のような外聞とは真逆の、尽くす男の真骨頂。
これが「一人称」でなければ、いつものヒストリカル作品におけるクレイパスの作風ならもっとハーディのあれやこれやを堪能出来たんでしょうがね。
うーん、ちょっとハーディについて堪能したとまではいかなかったか。
もっとも、前作読んでればお分かりでしょうが、あくまでコンテンポラリーに関してはヒロインの一人称に拘っているがゆえなんでしょうがね。
苦労人なのに、あくまで茶目っ気と優しさを忘れないハーディ、ああ、そのセンシティヴなところもたまりません!(萌)
そんなこんなで脇役であるヘイヴンのDV夫と陰険女上司については語りたくもない程のいい意味での素晴らしいドス黒いキャラ描写は圧巻。
褒めたくないんだが、本当にうますぎた。読んでて萎えるぐらい(笑)。
そして前回の主役リバティと、その夫ゲイジだが・・・いやー。今回、多分一番キャラ自身を満喫堪能出来たのはこのゲイジ兄ちゃんではなかろうか?!
もう兄ちゃん、最高!
ヘイヴンを守ろうとするところ、妻のリバティとその間に出来た息子にメロメロなその姿。
いやはや、前作でゲイジに萌えたワタクシ、前作並みに今回のあのちょっとの出番のゲイジのあれやこれやに萌えました!
そして、次回ヒーローになるヘイヴンの次兄ジャック・・・うーん。想定内レベルかな、今のところ。
主役になったらもっと化けるのかしら?(^^ゞ
ヘイヴンの親友トッドも、ナイスなキャラだけど、もう少し登場場面が欲しかったな。何か彼に関しては消化不良かも。美味しいキャラなのに勿体無い。
前作がヒロインのリバティの成長ものだったからハマったのか、はたまたあっちの方が単に好みで面白かったのか。
前作と比べると、今回はイマイチのれない部分多かったかも。
面白かったけど、及第点ってところかな。
男性キャラを書かせると抜群なクレイパスだが、
コンテンポラリー次回作に期待しつつ・・・ああ、勿体無い。ハーディなんていう名キャラを・・・(ぶつぶつ)。
ラブレッスン (フローラブックス)
2009年2月10日 新刊レビュー
シェリル・ホルトのフローラブックスからの2冊目翻訳分、読了~。
いや~、やはり突き抜けたこの痛快なまでのエロ具合(笑)。
でいて、決して読後は悪くないってのはスゴイなぁ、といつも思うのよね。
キャラ力ゆえ、かしら。
このホルトの書くキャラというのには、一定のペースというかリズムがあるよね。
スネ夫な放蕩者ヒーローと、無垢ながらあっぱれエッチなヒロインというのがそれなんだけど、今回もその枠内で・・・エライ事に(^^ゞ
で、この作品なんですが、賭博場を経営する伯爵の庶子ジェイムズの元に、とんでもない悩みを抱えた貴族の女性アビゲイルがやってくるところから始まるんだが・・・やられた(^^;
本当にこの作家、とんでもない変化球を投げてくるよ(^^;;
男女のあれやこれやについて教えを請うヒロイン多けれど、ホルトの書くヒロインってのは・・・配線がピュアすぎて突き抜けている度合いがすごいせいか、とんでも話に進展する事に(笑)。
途中でジェイムズがボヤくが、確かに怪物を作ってしまったよアナタ(^^;;
大半がホットを通り越したバーニング級のエロでエッチなのだが、ステレオタイプの悪役、悲しい過去のせいのお約束のすれ違いなど、何だかエロ以外はお馴染みロマンスっていいわ、ってカンジの慎ましさ?(爆)
・・・単に読んでる私が麻痺しているだけ?!(爆)
脇役は慎ましいまでのピュアピュアキャラなヒーローの異母弟チャールズと、ヒロインの妹キャロラインを筆頭に定番想定内キャラが多い中、異色だったのはヒーロー母アンジェラ様だったな(笑)。
登場するたびに拍手喝采したくなる素晴らしき女優っぷり・・・「様」を付けないといかんぜよ、みたいな勢いの斜めかっ飛びキャラでした(爆)。
あのお母様にかかっては、若者だけでなく、やり直し再婚なさった伯爵様もくーるくるですわねハハハ(^^;
まぁ、あの伯爵様、いろんな意味で使えないからあれぐらい姐御妻でないと駄目か(爆)。
そんなママと、スネ夫具合が格上すぎたイケメン兄ちゃん持ったせいで、何かマイケルくん影薄~い・・・いつか救済してあげて下さい(-人-)
で、結局どうなの?!と聞かれると・・・この作品、前作『子爵のくちづけに目覚めて』よりも好き!という事なんですね。ええ。
ジェイムズのスネ具合以上に、センシティヴな可愛さがキタ!キタコレ!!でしたのよね・・・たまにアホだし(笑)。
チャールズと腹を割った会話のところの父親を利用して自分の株を上げちゃおう、とかいうあからさまなアホ具合がツボ(爆)。
ふ。まぁ、そんなジェイムズがとどがつまり、母ちゃん並の根性座ったアビゲイルと出会ったのは、遭うべくして、という事ね。
魂の救済というか、過去の浄化というか、納まるところに納まったというか・・・きっと尻に敷かれっぱなしなんだろうなジェイムズ(^^ゞゞ
ま、幸せだからいっか(笑)
いや~、やはり突き抜けたこの痛快なまでのエロ具合(笑)。
でいて、決して読後は悪くないってのはスゴイなぁ、といつも思うのよね。
キャラ力ゆえ、かしら。
このホルトの書くキャラというのには、一定のペースというかリズムがあるよね。
スネ夫な放蕩者ヒーローと、無垢ながらあっぱれエッチなヒロインというのがそれなんだけど、今回もその枠内で・・・エライ事に(^^ゞ
で、この作品なんですが、賭博場を経営する伯爵の庶子ジェイムズの元に、とんでもない悩みを抱えた貴族の女性アビゲイルがやってくるところから始まるんだが・・・やられた(^^;
本当にこの作家、とんでもない変化球を投げてくるよ(^^;;
男女のあれやこれやについて教えを請うヒロイン多けれど、ホルトの書くヒロインってのは・・・配線がピュアすぎて突き抜けている度合いがすごいせいか、とんでも話に進展する事に(笑)。
途中でジェイムズがボヤくが、確かに怪物を作ってしまったよアナタ(^^;;
大半がホットを通り越したバーニング級のエロでエッチなのだが、ステレオタイプの悪役、悲しい過去のせいのお約束のすれ違いなど、何だかエロ以外はお馴染みロマンスっていいわ、ってカンジの慎ましさ?(爆)
・・・単に読んでる私が麻痺しているだけ?!(爆)
脇役は慎ましいまでのピュアピュアキャラなヒーローの異母弟チャールズと、ヒロインの妹キャロラインを筆頭に定番想定内キャラが多い中、異色だったのはヒーロー母アンジェラ様だったな(笑)。
登場するたびに拍手喝采したくなる素晴らしき女優っぷり・・・「様」を付けないといかんぜよ、みたいな勢いの斜めかっ飛びキャラでした(爆)。
あのお母様にかかっては、若者だけでなく、やり直し再婚なさった伯爵様もくーるくるですわねハハハ(^^;
まぁ、あの伯爵様、いろんな意味で使えないからあれぐらい姐御妻でないと駄目か(爆)。
そんなママと、スネ夫具合が格上すぎたイケメン兄ちゃん持ったせいで、何かマイケルくん影薄~い・・・いつか救済してあげて下さい(-人-)
で、結局どうなの?!と聞かれると・・・この作品、前作『子爵のくちづけに目覚めて』よりも好き!という事なんですね。ええ。
ジェイムズのスネ具合以上に、センシティヴな可愛さがキタ!キタコレ!!でしたのよね・・・たまにアホだし(笑)。
チャールズと腹を割った会話のところの父親を利用して自分の株を上げちゃおう、とかいうあからさまなアホ具合がツボ(爆)。
ふ。まぁ、そんなジェイムズがとどがつまり、母ちゃん並の根性座ったアビゲイルと出会ったのは、遭うべくして、という事ね。
魂の救済というか、過去の浄化というか、納まるところに納まったというか・・・きっと尻に敷かれっぱなしなんだろうなジェイムズ(^^ゞゞ
ま、幸せだからいっか(笑)
3月の発売予定がもう出た。
また買う本がいっぱい、って事ね(^^ゞ
宙出版 オーロラブックス
恋におちた放蕩貴族 パトリシア・ワデル
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
白い薔薇のため息 ダイアナ・パーマー
プロムの夜に恋をして タラ・ジャンセン
ゴマブックス ゴマ文庫
Killing Fear(上下) アリスン・ブレナン
集英社 集英社文庫
あたしの手元は10000ボルト ジャネット・イヴァノヴィッチ
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
もう一度恋をしたくて シェリー・トマス
恋におちたパイロット ジル・シャルヴィス
竹書房 ラズベリーブックス
雨の日にはおいしいキスを ジャッキー・ダレサンドロ
はしばみ色の甘い誘惑 ジュリア・ロンドン
ハーレクイン社 ハーレクイン文庫
ライラックの天使 デボラ・シモンズ
ハーレクイン社 MIRA文庫
熱き心は迷宮を照らし キャット・マーティン
永遠を紡ぐ家 リンダ・ラエル・ミラー
この胸に愛を刻んで カーリー・フィリップス
原書房 ライムブックス
The Raven Prince(仮) エリザベス・ホイト
Dark Room(仮) アンドレア・ケイン
扶桑社 扶桑社ロマンス
トゥウィキッド・トゥテイム(仮) ソフィー・ジョーダン
ライオンハート(仮) コニー・メイスン
二見書房 二見ミステリ文庫
あの夏の秘密(原題) バーバラ・フリーシー
サン・キスド(原題) キャサリン・アンダーソン
リターン・トゥ・ミー(原題) シャノン・マッケナ
ぶんか社 フローラブックス
甘い鎖にしばられて ジェンナ・ピーターセン
満月の夜はあなたと キャシー・ラヴ
ヴィレッジブックス villagebooks
SOMEONE TO WATCH OVER ME(上下)(原題) ジュディス・マクノート
HIGHLAND DESTINY(原題) ハンナ・ハーウェル
BIT OF A GYPSY(原題) シャノン・アンダーソン
ジュリア・ロンドン、今までのシリーズじゃないからスコッツもの期待したのにRogues of Regent Streetシリーズかぁ・・・あれ、4冊あるんだけど(^^ゞ
ダレサンドロのコンテンポラリーは先にこちらから・・・というか、いい加減、ハー●クイン社がキチンと未訳T出せよ、みたいな(笑)。
以前に原書読みのお友達が「巷の王子ブームにのって出せばいいのに」と言って褒めていたホイトがとうとう日本上陸。めでたい。
一番の楽しみはこれかしらね。
別格ガチは勿論、キャシー・ラヴ(爆)。
数年待たされましたジャンセンは、既に旬は過ぎた感もありますが、今後の翻訳推進の為に購入確定。
MIRAは全て落ち待ち、扶桑は更に100円棚になった頃でいいかしらね・・・ジョーダン、前作が凡打すぎましたので、あれのスピンオフと言われても、みたいな(^^;;
あ、一ヶ月延びたハーウェルも楽しみですな。一年ぶりぐらいのアンダーセンも買い。
・・・結局は何だかんだで読むんだけどね、殆どの新刊(爆)
+余談+
まぁ、先行でいつも埋めながらやっているんですが(笑)
http://cool-book-new.seesaa.net/article/113524508.html
空欄は、まぁ、毎度お馴染み気が向いたらそのうちに(笑)
また買う本がいっぱい、って事ね(^^ゞ
宙出版 オーロラブックス
恋におちた放蕩貴族 パトリシア・ワデル
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
白い薔薇のため息 ダイアナ・パーマー
プロムの夜に恋をして タラ・ジャンセン
ゴマブックス ゴマ文庫
Killing Fear(上下) アリスン・ブレナン
集英社 集英社文庫
あたしの手元は10000ボルト ジャネット・イヴァノヴィッチ
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
もう一度恋をしたくて シェリー・トマス
恋におちたパイロット ジル・シャルヴィス
竹書房 ラズベリーブックス
雨の日にはおいしいキスを ジャッキー・ダレサンドロ
はしばみ色の甘い誘惑 ジュリア・ロンドン
ハーレクイン社 ハーレクイン文庫
ライラックの天使 デボラ・シモンズ
ハーレクイン社 MIRA文庫
熱き心は迷宮を照らし キャット・マーティン
永遠を紡ぐ家 リンダ・ラエル・ミラー
この胸に愛を刻んで カーリー・フィリップス
原書房 ライムブックス
The Raven Prince(仮) エリザベス・ホイト
Dark Room(仮) アンドレア・ケイン
扶桑社 扶桑社ロマンス
トゥウィキッド・トゥテイム(仮) ソフィー・ジョーダン
ライオンハート(仮) コニー・メイスン
二見書房 二見ミステリ文庫
あの夏の秘密(原題) バーバラ・フリーシー
サン・キスド(原題) キャサリン・アンダーソン
リターン・トゥ・ミー(原題) シャノン・マッケナ
ぶんか社 フローラブックス
甘い鎖にしばられて ジェンナ・ピーターセン
満月の夜はあなたと キャシー・ラヴ
ヴィレッジブックス villagebooks
SOMEONE TO WATCH OVER ME(上下)(原題) ジュディス・マクノート
HIGHLAND DESTINY(原題) ハンナ・ハーウェル
BIT OF A GYPSY(原題) シャノン・アンダーソン
ジュリア・ロンドン、今までのシリーズじゃないからスコッツもの期待したのにRogues of Regent Streetシリーズかぁ・・・あれ、4冊あるんだけど(^^ゞ
ダレサンドロのコンテンポラリーは先にこちらから・・・というか、いい加減、ハー●クイン社がキチンと未訳T出せよ、みたいな(笑)。
以前に原書読みのお友達が「巷の王子ブームにのって出せばいいのに」と言って褒めていたホイトがとうとう日本上陸。めでたい。
一番の楽しみはこれかしらね。
別格ガチは勿論、キャシー・ラヴ(爆)。
数年待たされましたジャンセンは、既に旬は過ぎた感もありますが、今後の翻訳推進の為に購入確定。
MIRAは全て落ち待ち、扶桑は更に100円棚になった頃でいいかしらね・・・ジョーダン、前作が凡打すぎましたので、あれのスピンオフと言われても、みたいな(^^;;
あ、一ヶ月延びたハーウェルも楽しみですな。一年ぶりぐらいのアンダーセンも買い。
・・・結局は何だかんだで読むんだけどね、殆どの新刊(爆)
+余談+
まぁ、先行でいつも埋めながらやっているんですが(笑)
http://cool-book-new.seesaa.net/article/113524508.html
空欄は、まぁ、毎度お馴染み気が向いたらそのうちに(笑)
輝きのレッドリリー ガーデントリロジー3 (扶桑社ロマンス)
2009年2月5日 新刊レビュー
ノーラ・ロバーツのガーデン・トリロジー最終巻、読了~♪
きゃ~んっ、一番お気に入りの巻となりましたわ。予想通り(^▽^)/
今回の主人公は、1巻にて運命の恋に落ちた同士(どっちも自覚なし。周囲には周知の事実。爆)、シングルマザーのヘイリーと、園芸センターのオーナーの長男で接ぎ木専門家のハーパー。
いや、既刊2冊でも、かなり美味しいキャラだったこの二人だが、主人公になったらどうなるんだろう・・・と思ったら、あら。まぁ。
古き良きノーラの微笑ましいシルエット作品を彷彿させてくれるロマンスが展開しているではありませんか!
元々ノーラ作品って、主人公たちがアラサーな事が多いけど(前作はだから変り種。笑)、この二人はその中でも若い部類に入りますね。
またそこが良かったのよね。
二人のたどたどしいところは、良き理解者でもある家族が、友達が手助けしてくれる。これぞノーラ作品、というワケだ。
まさにベタ褒めだが、仕方ない。
「こういう本を求めていたのよ、ノーラには!!」という言葉が自然と出てくる。
それは、長い間たまりにたまっていた長年の愛読者としてのフラストレーションが、まるで京極の憑き物落としのようにすーっと消えたが故なのだ!(笑)
で、今回の最重要脇役は・・・そう。
1巻で誕生した、ヘイリーの娘リリー(もうすぐ二歳)である(笑)。
こんな素晴らしいキューピッドは早々お目にかかれません、ってぐらい、美味しいところ持っていきっぱなし(笑)。
既に既刊にて、ハーパーがこの赤ん坊にメロメロなのはお分かりだが、この巻ではそのデレアホっぷりが炸裂している(爆)。
それは母親のヘイリーでなくても「私よりも娘の方がいいのね・・・(^^;;」と言いたくなるぐらい突き抜けている。
その突き抜けっぷりは、赤ん坊(二歳足らず)を賛美するモノローグが、ロマンスヒーローのヒロインへのそれに匹敵する具合からもよく分かってもらえるかと(笑)。
また、このリリーがハーパー大好き大好きーっっ!!!ってのがあからさますぎでビバ!
母親に抱っこされていても、視界にハーパーが入ったら最後、ロックオン状態もいいとこ(爆)。
こんな激しい相思相愛カップル(?)、なかなかいませんぜ(笑)。
ヘイリーとハーパーがお互いの気持ちに気付いて、恋愛関係になってからは・・・いやー。テレてしまうぐらいラブラブ萌え萌えで、これがまたカワイイんだ。
間にリリーを挟んで、三人川の字状態のような関係が、微笑まずして何とするか、ってぐらい◎。
でもって、これがここまで微笑ましくなる最大の理由は・・・いい意味で、ハーパーがお坊ちゃんだから、なんだよね。
あの奇跡の純粋培養のような、ピュアピュアくんによくぞ育てたロズさんや!!と拍手喝采もんである。
彼だって、怒りもあるし、嘆きもある。悩みもするし、後悔もする。
でも、そんな時に彼は、当たり前のように親友であるデヴィッドに、新しく義理の父親になったミッチに、そして最愛の母親であるロズに相談するのである。
このストレートさは本当に恐れ入った。
育てられ方が、育ち方が、これを自然とさせる大人にしたという事で、そして周囲にも恵まれたという事でもある。
その周囲だからこそ、相手であるヘイリーも同じように、打ち明ける事が出来るようになってゆくのだなぁ、と・・・ぎこちないながらも。
ま、ヘイリーがポジティヴの塊のような気質だから、ってのもあるんだけど。
しかし、ヘイリーがびっくり妊娠しちゃった宣言の際の、あのハーパーの科白は拍手を通り越している・・・ブラボーすぎ。
「ぼくの世界は空は青くって、愛し合う二人が子供を授かったら結婚する事になっているんだ」
・・・何時代の人間デスカ?(^^ゞ ってぐらいあっけらかーんっ♪ですな。
「ハーパーの花嫁」と一番年齢も近く、シングルマザーという立場も同じヘイリーに、亡霊が憑依するという、何ともオカルトなところがありながらも、そこはノーラらしくあくまで穏やか。
「ハーパーの花嫁」ことアメリアに関しては哀れみはあれど、幻想を抱かない、抱かせない淡々とした展開も、ここ最近の作品で、負のキャラにも肩入れしてどっちつかず的な印象を抱かせたところと違っていて好印象でした。
最後には、純粋培養なハーパーのストレートさがうまく幕を閉じさせ、達者なロズが収拾をつけたという、アシュビー親子あっぱれ、ね。
各キャラクターも、三巻までくると円熟味を増してきて、本当に愛着わきましたね。
ステラの子供たちもすっかり義父のローガンと凸凹親子っぷりに磨きがかかってるし(ワンコも相変わらず元気で。あの溺れたかのようなポーズは噴出してしまったわ。笑)、ステラの参謀っぷりはもはや鬼軍曹もんだわ(笑)。
しかし、前回主人公のミッチとロズ・・・義理もあるけど、じいちゃんばあちゃんか・・・元気にラブラブなジジババだわ(笑)。
でもね、今回、レギュラーの中での一番良かった脇役は、ぶっちぎりデヴィッドさんよね!!
あっちこっちに暗躍し、移動悩み相談室よろしくハーパーに、ヘイリーに良きアドバイスを与えたりサポートしたり、大活躍でした!
ヘイリーが、彼に結婚式の花婿への引渡し役をお願いするところは本当に、家族の輪がつながったなぁ、という感じでこみ上げてくるものがありました。
ハーパーの親友だから、花婿のベストマンという選択もあったろうけど、こっちの方が断然いいわ。
ああ、実はシリーズ3冊通して一番ご贔屓は不動で彼でしたの、ことのさん(ハーパーは次点。笑)。
あ~、楽しくツボなトリロジーだったな。
久々に、ノーラ節を堪能したって気分で、これは蔵書確定です♪
こんなトリロジー、また書いてくれないかしらねぇ。
「家族」とか「友達」とか「子供」とか、つつましい狭いコミュニティで、心あったまる世界感が彼女の持ち味だと思うの。
ロブ名義ですら、イヴの擬似家族たちが根底にあるんだから、これは否定出来ないと思う。
ただ、どうも近年は、いろいろ模索なさっているから、なぁ(^^;;
次のトリロジー翻訳版は年末かな?
今年はロマサス長編(つまり邦訳では長編上下巻もの)が連続して上陸しそうですが、期待していいのかしら?(^^ゞ
きゃ~んっ、一番お気に入りの巻となりましたわ。予想通り(^▽^)/
今回の主人公は、1巻にて運命の恋に落ちた同士(どっちも自覚なし。周囲には周知の事実。爆)、シングルマザーのヘイリーと、園芸センターのオーナーの長男で接ぎ木専門家のハーパー。
いや、既刊2冊でも、かなり美味しいキャラだったこの二人だが、主人公になったらどうなるんだろう・・・と思ったら、あら。まぁ。
古き良きノーラの微笑ましいシルエット作品を彷彿させてくれるロマンスが展開しているではありませんか!
元々ノーラ作品って、主人公たちがアラサーな事が多いけど(前作はだから変り種。笑)、この二人はその中でも若い部類に入りますね。
またそこが良かったのよね。
二人のたどたどしいところは、良き理解者でもある家族が、友達が手助けしてくれる。これぞノーラ作品、というワケだ。
まさにベタ褒めだが、仕方ない。
「こういう本を求めていたのよ、ノーラには!!」という言葉が自然と出てくる。
それは、長い間たまりにたまっていた長年の愛読者としてのフラストレーションが、まるで京極の憑き物落としのようにすーっと消えたが故なのだ!(笑)
で、今回の最重要脇役は・・・そう。
1巻で誕生した、ヘイリーの娘リリー(もうすぐ二歳)である(笑)。
こんな素晴らしいキューピッドは早々お目にかかれません、ってぐらい、美味しいところ持っていきっぱなし(笑)。
既に既刊にて、ハーパーがこの赤ん坊にメロメロなのはお分かりだが、この巻ではそのデレアホっぷりが炸裂している(爆)。
それは母親のヘイリーでなくても「私よりも娘の方がいいのね・・・(^^;;」と言いたくなるぐらい突き抜けている。
その突き抜けっぷりは、赤ん坊(二歳足らず)を賛美するモノローグが、ロマンスヒーローのヒロインへのそれに匹敵する具合からもよく分かってもらえるかと(笑)。
また、このリリーがハーパー大好き大好きーっっ!!!ってのがあからさますぎでビバ!
母親に抱っこされていても、視界にハーパーが入ったら最後、ロックオン状態もいいとこ(爆)。
こんな激しい相思相愛カップル(?)、なかなかいませんぜ(笑)。
ヘイリーとハーパーがお互いの気持ちに気付いて、恋愛関係になってからは・・・いやー。テレてしまうぐらいラブラブ萌え萌えで、これがまたカワイイんだ。
間にリリーを挟んで、三人川の字状態のような関係が、微笑まずして何とするか、ってぐらい◎。
でもって、これがここまで微笑ましくなる最大の理由は・・・いい意味で、ハーパーがお坊ちゃんだから、なんだよね。
あの奇跡の純粋培養のような、ピュアピュアくんによくぞ育てたロズさんや!!と拍手喝采もんである。
彼だって、怒りもあるし、嘆きもある。悩みもするし、後悔もする。
でも、そんな時に彼は、当たり前のように親友であるデヴィッドに、新しく義理の父親になったミッチに、そして最愛の母親であるロズに相談するのである。
このストレートさは本当に恐れ入った。
育てられ方が、育ち方が、これを自然とさせる大人にしたという事で、そして周囲にも恵まれたという事でもある。
その周囲だからこそ、相手であるヘイリーも同じように、打ち明ける事が出来るようになってゆくのだなぁ、と・・・ぎこちないながらも。
ま、ヘイリーがポジティヴの塊のような気質だから、ってのもあるんだけど。
しかし、ヘイリーがびっくり妊娠しちゃった宣言の際の、あのハーパーの科白は拍手を通り越している・・・ブラボーすぎ。
「ぼくの世界は空は青くって、愛し合う二人が子供を授かったら結婚する事になっているんだ」
・・・何時代の人間デスカ?(^^ゞ ってぐらいあっけらかーんっ♪ですな。
「ハーパーの花嫁」と一番年齢も近く、シングルマザーという立場も同じヘイリーに、亡霊が憑依するという、何ともオカルトなところがありながらも、そこはノーラらしくあくまで穏やか。
「ハーパーの花嫁」ことアメリアに関しては哀れみはあれど、幻想を抱かない、抱かせない淡々とした展開も、ここ最近の作品で、負のキャラにも肩入れしてどっちつかず的な印象を抱かせたところと違っていて好印象でした。
最後には、純粋培養なハーパーのストレートさがうまく幕を閉じさせ、達者なロズが収拾をつけたという、アシュビー親子あっぱれ、ね。
各キャラクターも、三巻までくると円熟味を増してきて、本当に愛着わきましたね。
ステラの子供たちもすっかり義父のローガンと凸凹親子っぷりに磨きがかかってるし(ワンコも相変わらず元気で。あの溺れたかのようなポーズは噴出してしまったわ。笑)、ステラの参謀っぷりはもはや鬼軍曹もんだわ(笑)。
しかし、前回主人公のミッチとロズ・・・義理もあるけど、じいちゃんばあちゃんか・・・元気にラブラブなジジババだわ(笑)。
でもね、今回、レギュラーの中での一番良かった脇役は、ぶっちぎりデヴィッドさんよね!!
あっちこっちに暗躍し、移動悩み相談室よろしくハーパーに、ヘイリーに良きアドバイスを与えたりサポートしたり、大活躍でした!
ヘイリーが、彼に結婚式の花婿への引渡し役をお願いするところは本当に、家族の輪がつながったなぁ、という感じでこみ上げてくるものがありました。
ハーパーの親友だから、花婿のベストマンという選択もあったろうけど、こっちの方が断然いいわ。
ああ、実はシリーズ3冊通して一番ご贔屓は不動で彼でしたの、ことのさん(ハーパーは次点。笑)。
あ~、楽しくツボなトリロジーだったな。
久々に、ノーラ節を堪能したって気分で、これは蔵書確定です♪
こんなトリロジー、また書いてくれないかしらねぇ。
「家族」とか「友達」とか「子供」とか、つつましい狭いコミュニティで、心あったまる世界感が彼女の持ち味だと思うの。
ロブ名義ですら、イヴの擬似家族たちが根底にあるんだから、これは否定出来ないと思う。
ただ、どうも近年は、いろいろ模索なさっているから、なぁ(^^;;
次のトリロジー翻訳版は年末かな?
今年はロマサス長編(つまり邦訳では長編上下巻もの)が連続して上陸しそうですが、期待していいのかしら?(^^ゞ
愛の調べは翡翠色 (ラズベリーブックス)
2009年2月2日 新刊レビュー
ローラ・リー・ガークのギルティ・シリーズ2冊目、読了~。
やはり予想に違わぬ手堅い読後の満足感を得ましたわ・・・予想よりも、シリアス度合いが高かったけど(笑)。
今回の主役は、前作にて斜め上にかっとんでいらっさった配線違い(爆)の天才音楽家ディラン・ムーア。
いや、そうきましたか。
作曲活動に煮詰まっているが故、っていうのは想定内だったけど、まさかそんな裏事情が!
何か、思ってたよりもいい意味で不器用で、図体デカイおバカさんでした(笑)。
そんな彼が、自ら命を絶とうとしていた時に、偶然出会った女性。
彼女・・・グレースに再会した時から、止まっていた彼の時間と音楽が進む、という古典的展開なのだが、これがガークの手にかかると平凡にはなりえなかった。
このグレースの「過去」が、ヒストリカル・ロマンスのヒロインとしては異質でありましたから。
よくことのさんは「割れ鍋に綴じ蓋カップル」と称しますが、この二人も変則バージョンとはいえど、まさにそれそのもの(^^ゞ
一度の熱情のような恋愛の結果ゆえに放浪の身となったグレースと、音楽至上主義が故に周囲を傷つけていたディランの、スローないろんな面を含む再構築の物語というか。
彼女の「過去」を通して、ディランが自分の「過去」を振り返る場面が、必然的に出てきたのは(そこを乗り越えないとハッピーエンドにはならないが故)うまかったなぁ。
・・・まぁ、ディランのラスト近くの自暴自棄っぷり、素晴らしく古典鬼畜ヒーロー的行動で、ちょっとドキドキしました(笑)。
いや、脳内ストーリーをドラマティックに仕立て上げるよりも、まずは人の話聞けよ、みたいな(爆)。
だって、ディラン・・・頭いい筈なのに、ボケまくっていて何だか思考回路が昼メロヒロイン のようで(^^ゞゞ
グレースとの再会とほぼ時を同じぐらいにして、ディランの元にやってきた彼の娘イザベルとのやりとりも、ディラン側、グレース側とも秀逸。
イザベルの、あのディランのミニチュア女の子版としか思えない、小悪魔な言動の数々はぷぷっと微笑まずにはいられないですな(笑)。
シェークスピアの『オセロ』の感想文は大ウケしてしまった(^^ゞ
あの達者っぷりじゃ、優秀な外交官であるディランの口煩い兄イアンも形無しである(爆)。
でもやっぱり、小さい子供な事は事実で、そんなイザベルの垣間見える等身大の言動が、グレースと、そしてディランを少しづつ変えてゆくのが読者にもよく分かるのが◎。
しかも、それをきれいごとでなく、痛々しいまでのところまで切り込んで展開させているのがすごかった。
ロマンスも濃厚だったけど、他にも繋がりとか、再生とか、悔恨とか、和解とか、癒しとか、読後にいろんな感情がごちゃごちゃになった。
だが、そんな風に、他の作品にはない変わった「余韻」というのが、いかにもガーク作品らしいとも思った。
万民に勧めるかと言うと「No」かもしれない。
だが、ことのさんはこの作品、とても好きだな。噛めば噛む程に味が出るというか。
斜め上にかっとんでなかったけど(笑)、それでもグッジョブでした。
さて、次回はあの、 あのハモンド子爵夫妻の夫婦やリ直し編!
・・・っていうか、既刊2冊の時点ではあんまり興味ないんですけど・・・特にハモンド子爵。印象最悪だから(^^;;
今回の主人公たち、そしてトレモア公爵夫妻の赤ちゃんが生まれたかどうか気になるから買うけど(笑)。
内心、次の次に待機しているイアン兄さんのがすんごく段違いに気になるし(爆)。
やはり予想に違わぬ手堅い読後の満足感を得ましたわ・・・予想よりも、シリアス度合いが高かったけど(笑)。
今回の主役は、前作にて斜め上にかっとんでいらっさった配線違い(爆)の天才音楽家ディラン・ムーア。
いや、そうきましたか。
作曲活動に煮詰まっているが故、っていうのは想定内だったけど、まさかそんな裏事情が!
何か、思ってたよりもいい意味で不器用で、図体デカイおバカさんでした(笑)。
そんな彼が、自ら命を絶とうとしていた時に、偶然出会った女性。
彼女・・・グレースに再会した時から、止まっていた彼の時間と音楽が進む、という古典的展開なのだが、これがガークの手にかかると平凡にはなりえなかった。
このグレースの「過去」が、ヒストリカル・ロマンスのヒロインとしては異質でありましたから。
よくことのさんは「割れ鍋に綴じ蓋カップル」と称しますが、この二人も変則バージョンとはいえど、まさにそれそのもの(^^ゞ
一度の熱情のような恋愛の結果ゆえに放浪の身となったグレースと、音楽至上主義が故に周囲を傷つけていたディランの、スローないろんな面を含む再構築の物語というか。
彼女の「過去」を通して、ディランが自分の「過去」を振り返る場面が、必然的に出てきたのは(そこを乗り越えないとハッピーエンドにはならないが故)うまかったなぁ。
・・・まぁ、ディランのラスト近くの自暴自棄っぷり、素晴らしく古典鬼畜ヒーロー的行動で、ちょっとドキドキしました(笑)。
いや、脳内ストーリーをドラマティックに仕立て上げるよりも、まずは人の話聞けよ、みたいな(爆)。
だって、ディラン・・・頭いい筈なのに、ボケまくっていて何だか思考回路が昼メロヒロイン のようで(^^ゞゞ
グレースとの再会とほぼ時を同じぐらいにして、ディランの元にやってきた彼の娘イザベルとのやりとりも、ディラン側、グレース側とも秀逸。
イザベルの、あのディランのミニチュア女の子版としか思えない、小悪魔な言動の数々はぷぷっと微笑まずにはいられないですな(笑)。
シェークスピアの『オセロ』の感想文は大ウケしてしまった(^^ゞ
あの達者っぷりじゃ、優秀な外交官であるディランの口煩い兄イアンも形無しである(爆)。
でもやっぱり、小さい子供な事は事実で、そんなイザベルの垣間見える等身大の言動が、グレースと、そしてディランを少しづつ変えてゆくのが読者にもよく分かるのが◎。
しかも、それをきれいごとでなく、痛々しいまでのところまで切り込んで展開させているのがすごかった。
ロマンスも濃厚だったけど、他にも繋がりとか、再生とか、悔恨とか、和解とか、癒しとか、読後にいろんな感情がごちゃごちゃになった。
だが、そんな風に、他の作品にはない変わった「余韻」というのが、いかにもガーク作品らしいとも思った。
万民に勧めるかと言うと「No」かもしれない。
だが、ことのさんはこの作品、とても好きだな。噛めば噛む程に味が出るというか。
斜め上にかっとんでなかったけど(笑)、それでもグッジョブでした。
さて、次回はあの、 あのハモンド子爵夫妻の夫婦やリ直し編!
・・・っていうか、既刊2冊の時点ではあんまり興味ないんですけど・・・特にハモンド子爵。印象最悪だから(^^;;
今回の主人公たち、そしてトレモア公爵夫妻の赤ちゃんが生まれたかどうか気になるから買うけど(笑)。
内心、次の次に待機しているイアン兄さんのがすんごく段違いに気になるし(爆)。
リンゼイ・サンズの初翻訳本、読了~♪
いやーっ、まぶしいっ!!(爆)
何がまぶしいかって、何だこのピュアピュアさ加減 ってば!!みたいな(笑)。
汚れ読者にとって、照れるぐらいまぶしい(爆)。
最初から最後まで久し振りにリリカルスイッチ入りっぱなしでしたわ。
というか、ヒーローかヒロインどちらかが微笑ましい、というのはよくあるが、二人揃ってというのは稀有かと(^^ゞ
しかも突き抜けているよ・・・天然モードが(笑)。
ある意味、バカップルという言葉も浮かんだが・・・いや。この乙女系カップルは、そんな既存の言葉を超越しているよな(笑)。
かなりなDekiヒーローのエイドリアン、何でそんなに絶妙にボケているのか?!とか(逢引を計画したはいいが、うっかり庭先で居眠りとか。笑)、ウィットに富んだ頭の回転が速いヒロインのクラリッサ、何でそんなに絶妙にズレているのか?!とか(ド近眼というだけでは済まされない事例が絶妙に隙間産業のように織り込まれている。グッジョブ!笑)。
でも、友達と言ってたんだけど、このクラリッサの「近眼」って、近眼でなく「弱視」じゃないのかなぁ・・・と。
『赤毛のアン』を初めて読んだ大昔、マリラの目のくだりの時も少しそう思ったんだけど、この時代にはまだこの弱視という概念が存在していなかったのかしら。
そんな彼女のド近眼が話のキモになっているというのが、最近多すぎて食傷気味のリージェンシーとヴィクトリアンの他の作品とは一線を画していたんですがね。
いやはや、笑った笑った・・・奇想天外な騒動を巻き起こしまくり(笑)。
でも、どんなトラブルメーカーでも、憎めない愛らしいクラリッサにメロメロクラクラ!!(オヤジギャグかい。爆)
最初っから、そんなクラリッサにラブラブメロメロなエイドリアン、3のつく数でなくてもアホになっている有り様(爆)。
イカした男前が腰砕けにメロメロアホーになっている姿こそ、一番微笑ましいのかもしれない、とかふと思ったり(爆)。
クラリッサをイジめる継母リディアをはじめ、エイドリアンの従弟レジナルドなど個性的な脇役も素晴らしいが(個人的にはやはーりエイドリアンの 黒執事キブルさんが萌え!笑)、とにかくホットなラブシーン満載なのに(寸止めも満載でなおグッジョブ!爆)、照れずには読めないピュアピュア度合い高な二人の萌え萌えラブラブ駄目っぷりが突出しているのがまた◎。
そうなのよ。脇役のあれやこれやも気になるが(レジー陥落の序曲とか。笑)、やはりがっつり二人のロマンス部分を堪能出来たのが嬉しかった。
二人のいちゃつきっぷりの前では、殺人未遂事件も陰湿なイジメも、何だか些細な事、って気になったもんな(^^ゞ
とにかく、この世知辛い時代に、ここまで「おとぎ話」のような展開をあえてもってくるその采配に拍手。
でも、おとぎ話とはそうは相容れない細かいところまでの伏線やらディティールにもこだわっていて、そういう周到な玄人っぷりがまたニクイ。
疲れた時に、ウフフアハハとお花や何やファンシーなものに囲まれて笑いながら読みたいきゅんきゅんに癒し、の1冊。
超ツボに入ったかも。サンズの他の作品の上陸も望みます(^^)
いやーっ、まぶしいっ!!(爆)
何がまぶしいかって、何だこのピュアピュアさ加減 ってば!!みたいな(笑)。
汚れ読者にとって、照れるぐらいまぶしい(爆)。
最初から最後まで久し振りにリリカルスイッチ入りっぱなしでしたわ。
というか、ヒーローかヒロインどちらかが微笑ましい、というのはよくあるが、二人揃ってというのは稀有かと(^^ゞ
しかも突き抜けているよ・・・天然モードが(笑)。
ある意味、バカップルという言葉も浮かんだが・・・いや。この乙女系カップルは、そんな既存の言葉を超越しているよな(笑)。
かなりなDekiヒーローのエイドリアン、何でそんなに絶妙にボケているのか?!とか(逢引を計画したはいいが、うっかり庭先で居眠りとか。笑)、ウィットに富んだ頭の回転が速いヒロインのクラリッサ、何でそんなに絶妙にズレているのか?!とか(ド近眼というだけでは済まされない事例が絶妙に隙間産業のように織り込まれている。グッジョブ!笑)。
でも、友達と言ってたんだけど、このクラリッサの「近眼」って、近眼でなく「弱視」じゃないのかなぁ・・・と。
『赤毛のアン』を初めて読んだ大昔、マリラの目のくだりの時も少しそう思ったんだけど、この時代にはまだこの弱視という概念が存在していなかったのかしら。
そんな彼女のド近眼が話のキモになっているというのが、最近多すぎて食傷気味のリージェンシーとヴィクトリアンの他の作品とは一線を画していたんですがね。
いやはや、笑った笑った・・・奇想天外な騒動を巻き起こしまくり(笑)。
でも、どんなトラブルメーカーでも、憎めない愛らしいクラリッサにメロメロクラクラ!!(オヤジギャグかい。爆)
最初っから、そんなクラリッサにラブラブメロメロなエイドリアン、3のつく数でなくてもアホになっている有り様(爆)。
イカした男前が腰砕けにメロメロアホーになっている姿こそ、一番微笑ましいのかもしれない、とかふと思ったり(爆)。
クラリッサをイジめる継母リディアをはじめ、エイドリアンの従弟レジナルドなど個性的な脇役も素晴らしいが(個人的にはやはーりエイドリアンの
そうなのよ。脇役のあれやこれやも気になるが(レジー陥落の序曲とか。笑)、やはりがっつり二人のロマンス部分を堪能出来たのが嬉しかった。
二人のいちゃつきっぷりの前では、殺人未遂事件も陰湿なイジメも、何だか些細な事、って気になったもんな(^^ゞ
とにかく、この世知辛い時代に、ここまで「おとぎ話」のような展開をあえてもってくるその采配に拍手。
でも、おとぎ話とはそうは相容れない細かいところまでの伏線やらディティールにもこだわっていて、そういう周到な玄人っぷりがまたニクイ。
疲れた時に、ウフフアハハとお花や何やファンシーなものに囲まれて笑いながら読みたいきゅんきゅんに癒し、の1冊。
超ツボに入ったかも。サンズの他の作品の上陸も望みます(^^)
首飾りが月光にきらめく (ヴィレッジブックス)
2009年1月26日 新刊レビュー
アマンダ・クイックの新刊、読了~♪
いやはや、今回も手堅く、そしてクレンツ節炸裂の1冊でございました(^^)
今回はしょっぱなからいきなり、ヒロインであるルイーザ(ジョアンナ)が人を殺めてしまったところから始まるという、どう考えてもショッキングなはじまりなのに・・・何というか、クレンツはどこまでいってもクレンツ。
何だか淡々としていて、あくまでそれは「事実」だけど、大して重要なことではなく物語の展開に必要なスパイスの一つなのよ、といわんばかりのスタンスで(笑)。
いや、本当にあっさりスルー同様に、時は過ぎて、ヒーローとなるアンソニー登場と、名前を変えたルイーザとの頓珍漢なやりとりから再開となっているから(^^ゞ
そこからは、テンプレよろしくクレンツのロマンティック・コージーが進んでいくのですが。
とにかくこのルイーザが、叩かれても叩かれても起き上がってきそうな気骨の持ち主で素晴らしい(笑)。
親の借金の為に無一文近い状態になりながら、残された父親の遺品でもある貴重な本を元に本屋を開業したくだりもしかり、人を殺してしまった直後の逃亡のからくりといい、身を隠してからの匿名新聞記者として名前をあげるまでのくだりもしかり、とにかく頭の回転が速くバイタリティにあふれている。
「働かざる者、食うべからず」とばかりに、自らの信念に従いせっせこ働く様はまたよろし。
よろめき系ヒロインの苦手なことのさん、こういうヒロインは大歓迎である。
殺人に関しては、どう見ても正当防衛の上(強姦殺人を防ぐ為)、正義の鉄槌だったので(相手は連続強姦殺人事件の犯人で、ストーカー、暴力事件ほか犯罪歴のオンパレードの経歴の持ち主)、周囲の大半がそれこそ作者同様に「いや、どうでもいいし。むしろよくやった」といわんばかりでウケた(笑)。
好奇心強く、微妙に配線がおかしく、そして竹を割ったような性格でしたな。
そして、そのお相手となるヒーローのアンソニーだが・・・いやー。これもクレンツヒーローのいいテンプレ様(笑)。
変人一族唯一の常識人で・・・常識?
いや、それはあくまで、クレンツの書く範囲での話だろうが(爆)。
元軍人にて、配線違いの一族の中で唯一の財務管理能力および財テク能力を持つマメ男くん(笑)。
眼鏡に地味なドレスをまとったルイーザを、最初から気になって気になってモヤモヤ悶々しているんのはいいんですが・・・いつも彼女に言いくるめられて真面目にくーるくるくるしている様が非常に楽しい(爆)。
かつての婚約者の死にまつわる調査からルイーザと知り合い、それが運命の相手になるとは本人は知ってか知らずかたえず妄想は大暴走しているのも◎(笑)。
とうとう一線を越えてしまったところも、彼女の頑なな心を変えて結婚にこぎつけようとしたあれやこれやも、ホットなラブシーンの筈なのだが・・・微妙にアンソニーがヘタレでかわいいのだ(爆)。
そうなのよ。かわいいのよ、このアンソニーって(笑)。
そして、この話を彩る個性的な脇役の数々にも拍手だわ~。
ルイーザの庇護者にて喰えない老婦人エマを筆頭に、暗黒街の帝王とその彼女もとってもステキ(^^)
いろんな事件の裏にいた「黒幕」の天晴れさ、そして図太さには、何か久々にいい悪役を拝ませてもらった気分に(笑)。
しかし、アンソニーの一家というとんでも変人一家がかなりおいしいところの大半を持っていった感が・・・(^^ゞ
いやー、父ちゃんステキ!!(爆)
母ちゃんも、妹も、立派に配線違いでブラボー!!(爆)
・・・クレンツって、こういう配線違いキャラ書かせると本当に活き活きしているんだよねぇ(^^ゞゞ
もっともここに嫁いできても、あのルイーザなら違和感なく馴染むのは・・・当人たちのお墨付き(父曰く「うちの家族にはあつらえむきの婦人」。笑)。
・・・何故にこんな割れ鍋に綴じ蓋カップルを毎回手を変え品を変え作品にして、それでいて毎回手堅く面白いものにするんだろう、クレンツってば。
本当にそこはスゴイと思うわー。
そんなこんなで今回も大満足(^^)
次回翻訳作も楽しみなので早く読みたいな~♪
いやはや、今回も手堅く、そしてクレンツ節炸裂の1冊でございました(^^)
今回はしょっぱなからいきなり、ヒロインであるルイーザ(ジョアンナ)が人を殺めてしまったところから始まるという、どう考えてもショッキングなはじまりなのに・・・何というか、クレンツはどこまでいってもクレンツ。
何だか淡々としていて、あくまでそれは「事実」だけど、大して重要なことではなく物語の展開に必要なスパイスの一つなのよ、といわんばかりのスタンスで(笑)。
いや、本当にあっさりスルー同様に、時は過ぎて、ヒーローとなるアンソニー登場と、名前を変えたルイーザとの頓珍漢なやりとりから再開となっているから(^^ゞ
そこからは、テンプレよろしくクレンツのロマンティック・コージーが進んでいくのですが。
とにかくこのルイーザが、叩かれても叩かれても起き上がってきそうな気骨の持ち主で素晴らしい(笑)。
親の借金の為に無一文近い状態になりながら、残された父親の遺品でもある貴重な本を元に本屋を開業したくだりもしかり、人を殺してしまった直後の逃亡のからくりといい、身を隠してからの匿名新聞記者として名前をあげるまでのくだりもしかり、とにかく頭の回転が速くバイタリティにあふれている。
「働かざる者、食うべからず」とばかりに、自らの信念に従いせっせこ働く様はまたよろし。
よろめき系ヒロインの苦手なことのさん、こういうヒロインは大歓迎である。
殺人に関しては、どう見ても正当防衛の上(強姦殺人を防ぐ為)、正義の鉄槌だったので(相手は連続強姦殺人事件の犯人で、ストーカー、暴力事件ほか犯罪歴のオンパレードの経歴の持ち主)、周囲の大半がそれこそ作者同様に「いや、どうでもいいし。むしろよくやった」といわんばかりでウケた(笑)。
好奇心強く、微妙に配線がおかしく、そして竹を割ったような性格でしたな。
そして、そのお相手となるヒーローのアンソニーだが・・・いやー。これもクレンツヒーローのいいテンプレ様(笑)。
変人一族唯一の常識人で・・・常識?
いや、それはあくまで、クレンツの書く範囲での話だろうが(爆)。
元軍人にて、配線違いの一族の中で唯一の財務管理能力および財テク能力を持つマメ男くん(笑)。
眼鏡に地味なドレスをまとったルイーザを、最初から気になって気になってモヤモヤ悶々しているんのはいいんですが・・・いつも彼女に言いくるめられて真面目にくーるくるくるしている様が非常に楽しい(爆)。
かつての婚約者の死にまつわる調査からルイーザと知り合い、それが運命の相手になるとは本人は知ってか知らずかたえず妄想は大暴走しているのも◎(笑)。
とうとう一線を越えてしまったところも、彼女の頑なな心を変えて結婚にこぎつけようとしたあれやこれやも、ホットなラブシーンの筈なのだが・・・微妙にアンソニーがヘタレでかわいいのだ(爆)。
そうなのよ。かわいいのよ、このアンソニーって(笑)。
そして、この話を彩る個性的な脇役の数々にも拍手だわ~。
ルイーザの庇護者にて喰えない老婦人エマを筆頭に、暗黒街の帝王とその彼女もとってもステキ(^^)
いろんな事件の裏にいた「黒幕」の天晴れさ、そして図太さには、何か久々にいい悪役を拝ませてもらった気分に(笑)。
しかし、アンソニーの一家というとんでも変人一家がかなりおいしいところの大半を持っていった感が・・・(^^ゞ
いやー、父ちゃんステキ!!(爆)
母ちゃんも、妹も、立派に配線違いでブラボー!!(爆)
・・・クレンツって、こういう配線違いキャラ書かせると本当に活き活きしているんだよねぇ(^^ゞゞ
もっともここに嫁いできても、あのルイーザなら違和感なく馴染むのは・・・当人たちのお墨付き(父曰く「うちの家族にはあつらえむきの婦人」。笑)。
・・・何故にこんな割れ鍋に綴じ蓋カップルを毎回手を変え品を変え作品にして、それでいて毎回手堅く面白いものにするんだろう、クレンツってば。
本当にそこはスゴイと思うわー。
そんなこんなで今回も大満足(^^)
次回翻訳作も楽しみなので早く読みたいな~♪
気高きレディの初恋 (オーロラブックス)
2009年1月25日 新刊レビュー
ロレイン・ヒースの初翻訳本、読了~。
いや~、うまい。うん。
一気に読んでしまいましたよ。
・・・で? > だからそう身構えるなよ、しょっぱなから(爆)
いえ、本当にうまいしんですよ。
随所にホロッときたし、何よりヒーローのアーチの地味なイカし具合と心優しいマメ男っぷりにうっとりしましたね。
ラストの、愛する相手を思って身をひくところなんて、そりゃー古典ロマンスのヒロインばりでもらい泣きもんでしたよ。
元々、田舎の教師として充実した生活を送っていたところに降って湧いた伯爵位の継承、慣れない貴族としての生活にキレもせず、悪癖に走らず、地道にせっせこ頑張るあたりも好印象~(笑)。
で、どこがどうなって言葉を濁しているのか・・・って、もうお分かりかと。
ヒロインのカミラですよ、ええ(爆)
最初、数章でおなかいっぱいになった(^^;
先代の伯爵未亡人として、そりゃあ苦労したんでしょうけど。
影でこっそり慈善に励んでいたんでしょうけど・・・でもね、弁護士でなくてもツッコミしたいよな。
アナタ、当代の伯爵の金を幾らこっそり慈善事業に貢いでるからって、湯水のように使う謂れはないのでは?(^^;;
ビタ一文残されていないのは驚きはないが(なにせあからさまな後妻)、だからっていって・・・お屋敷に住ませてもらっているだけでもありがたい、という立場なのに・・・あれだけ貴族の決まりだ何だをアーチに能書き垂れて、自分に関してはノープロブレム(しかも金銭絡み)、っていうのは都合よすぎ。
まぁ、アーチ自身が「別にいい」って言うんですから、それはスルーしたとしても・・・どうも解せないのが、あれだけ親身になってくれている秘書リリアンに対しての最初のくだりなのよね。
あんな有能で親身になってくれて、自分の秘密に職をかけて付き合ってくれているリリアンに対し、本人に直接でなく心の中とはいえ・・・ 外見の欠点ばかりをあげつらってクソミソに言っている ・・・何様?(ーー;
後にアーチの真心と献身によって、氷の女王様がやさしくなった時にすら・・・リリアンに関しては何もリアクションはナシ。
てか謝り足りないよアンタ!! とか思ったのは私だけか?!(笑)
だから、苦労して、貧民街から伯爵夫人にまで上り詰めたがゆえに、愛よりも権力とか栄華とかを求める寂しい女、という設定なんでしょうし、その彼女の心情の機微に関しては天晴れなぐらい達筆なんですが・・・あの謝り足りなさが 単なる見栄っ張りのイケ好かない女というレッテルを貼らざるをえなくなりました、ははは(とりあえず笑っとけ)。
ラスト近くには、楽しいまでのどんでん返しがあったけど・・・あくまで行動を起こすのは、先に傷つくのはアーチなのね・・・と諦めのため息が出たのも確かかも。
もう、献身的だしピュアだし・・・田舎に帰って元の生活に戻っても彼女を思う様にきゅんきゅんしちゃったわ。
だからヒーローに対しては、ね (思わず太文字)
・・・何かラスト見てると、ヒロイン追いかけて秘書もメイドもやってくるが・・・早まってないか?!とか思ったりした(爆)。
ああ、改心したんだけど・・・ちょっとした部分に引っかかってしまう心狭い読者なのよね、ワタクシ。
脇役、気になるキャラが多かった中、ハリントン公爵リースが、あのカミラの元婚約者だったという首を傾げそうな設定があったので、その分の未訳が翻訳されないかしら・・・どうやってあの女から逃げたのか どうやって、今の奥さんとハッピーになったのか読みたいわ。
でもって、次回翻訳はカウボーイから、あれよあれよで伯爵さまになってしまったトマスくんのお話の模様~♪
トマスくん、ちょい出演だが、一番気になるキャラなので楽しみ~♪
えっと、ヒロイン・・・「彼女」ならいいな(^^)
いや~、うまい。うん。
一気に読んでしまいましたよ。
・・・で? > だからそう身構えるなよ、しょっぱなから(爆)
いえ、本当にうまいしんですよ。
随所にホロッときたし、何よりヒーローのアーチの地味なイカし具合と心優しいマメ男っぷりにうっとりしましたね。
ラストの、愛する相手を思って身をひくところなんて、そりゃー古典ロマンスのヒロインばりでもらい泣きもんでしたよ。
元々、田舎の教師として充実した生活を送っていたところに降って湧いた伯爵位の継承、慣れない貴族としての生活にキレもせず、悪癖に走らず、地道にせっせこ頑張るあたりも好印象~(笑)。
で、どこがどうなって言葉を濁しているのか・・・って、もうお分かりかと。
ヒロインのカミラですよ、ええ(爆)
最初、数章でおなかいっぱいになった(^^;
先代の伯爵未亡人として、そりゃあ苦労したんでしょうけど。
影でこっそり慈善に励んでいたんでしょうけど・・・でもね、弁護士でなくてもツッコミしたいよな。
アナタ、当代の伯爵の金を幾らこっそり慈善事業に貢いでるからって、湯水のように使う謂れはないのでは?(^^;;
ビタ一文残されていないのは驚きはないが(なにせあからさまな後妻)、だからっていって・・・お屋敷に住ませてもらっているだけでもありがたい、という立場なのに・・・あれだけ貴族の決まりだ何だをアーチに能書き垂れて、自分に関してはノープロブレム(しかも金銭絡み)、っていうのは都合よすぎ。
まぁ、アーチ自身が「別にいい」って言うんですから、それはスルーしたとしても・・・どうも解せないのが、あれだけ親身になってくれている秘書リリアンに対しての最初のくだりなのよね。
あんな有能で親身になってくれて、自分の秘密に職をかけて付き合ってくれているリリアンに対し、本人に直接でなく心の中とはいえ・・・ 外見の欠点ばかりをあげつらってクソミソに言っている ・・・何様?(ーー;
後にアーチの真心と献身によって、氷の女王様がやさしくなった時にすら・・・リリアンに関しては何もリアクションはナシ。
てか謝り足りないよアンタ!! とか思ったのは私だけか?!(笑)
だから、苦労して、貧民街から伯爵夫人にまで上り詰めたがゆえに、愛よりも権力とか栄華とかを求める寂しい女、という設定なんでしょうし、その彼女の心情の機微に関しては天晴れなぐらい達筆なんですが・・・あの謝り足りなさが 単なる見栄っ張りのイケ好かない女というレッテルを貼らざるをえなくなりました、ははは(とりあえず笑っとけ)。
ラスト近くには、楽しいまでのどんでん返しがあったけど・・・あくまで行動を起こすのは、先に傷つくのはアーチなのね・・・と諦めのため息が出たのも確かかも。
もう、献身的だしピュアだし・・・田舎に帰って元の生活に戻っても彼女を思う様にきゅんきゅんしちゃったわ。
だからヒーローに対しては、ね (思わず太文字)
・・・何かラスト見てると、ヒロイン追いかけて秘書もメイドもやってくるが・・・早まってないか?!とか思ったりした(爆)。
ああ、改心したんだけど・・・ちょっとした部分に引っかかってしまう心狭い読者なのよね、ワタクシ。
脇役、気になるキャラが多かった中、ハリントン公爵リースが、あのカミラの元婚約者だったという首を傾げそうな設定があったので、その分の未訳が翻訳されないかしら・・・
でもって、次回翻訳はカウボーイから、あれよあれよで伯爵さまになってしまったトマスくんのお話の模様~♪
トマスくん、ちょい出演だが、一番気になるキャラなので楽しみ~♪
えっと、ヒロイン・・・「彼女」ならいいな(^^)
狼とワルツを (ヴィレッジブックス)
2009年1月24日 新刊レビュー
ステファニー・ローレンスのバー・シンスター・シリーズ2冊目、読了~♪
いやはや、今回もお約束な展開にお約束なオチ、そしてどこまで行数を割くんだ、ってぐらいのラブシーンの数々を堪能させて頂きました(笑)。
いや、ホント。
原書読みのお友達が昔「うまいんだが、何ページも丹念にホットなそのものシーンをお書きになられる作家よな・・・たまに飽きるが、それが味なんだろう(笑)」と言ってらしたのが、まさに、ってカンジ(^^ゞ
今回の主人公はヴェーン。
前回のラスト、あの賭けがホノーリアにバレて賭け金全て没収、挙句教会の古びた屋根の修理代にしてやられた直後から始まるのが、シリーズもの醍醐味というか「ぷぷっ」となるというか・・・核心犯(笑)。
しかも、デヴィルと同じように嵐にあって、そのツケで運命の女性に出会う、ってのが・・・いいねぇ。テンプレ万歳!(爆)
お相手のホノーリア、ヴェーンの教母の姪、って事で全くつながりがない、ってワケじゃないのでまた事が複雑に。
いっそ全く関係ない他人なら、ちょっとお熱いお付き合いして、あとくされなくお別れ、ともいけるが、さすがにそうはいかない(^^ゞ
つうか、そういう思考回路、本当にシンスターらしいというか(笑)。
で、お相手のペイシェンヌだが・・・あはは。
やっぱりこのタイプがきたか!
頑固なんだが、自分が悪いと思ったらたとえ泥の中を徒歩で散歩する羽目になろうが謝るのを辞さない、いい意味での頑固さ。
そんな彼女にすっかりペースを狂わされ、くーるくるくるしているイケメンなヴェーンが・・・間抜けに笑えます(^^;
せっせせっせと尽くしているのに、いっつも大事なところで彼女にしてやられてちゅど~んっ!みたいな(爆)
でも、まぁ、怖いぐらいの気配りマメ男だわ、ヴェーンってば。
自然体なのがまた・・・ニクイアンチクショー!ってカンジかしら?(笑)
でも、結局は割れ鍋に綴じ蓋、ラブラブなのはお約束なんだよね。
ああ、だからこのテンプレ具合がたまらんスマッシュ!!なのであります。ええ。
ヴェーンを足止めせざるを得なくなった「幽霊」騒ぎも、犯人は何か最初からミエミエで、あくまでエサというかスパイスというニュアンスがありありと感じられますが、それを通して教母ミニーさん家の頓珍漢な同居人たちの人と成りを示すには効果的でしたね。
脇役としては、前作主人公たちのカメオ出演にはいたくご満足でしたわ~。
やっぱデヴィルとホノーリア、大好き(^^)
ちっちゃいセバスチャンも、すっかりやんちゃになって・・・ぷっ。
いぶし銀のスライゴも健在でしたわね!
そして、従弟たちやら弟やら、バー・シンスターの皆様も一族の女性軍も相変わらずで(笑)。
次回はスキャンダルの巻ですね~。
さてはて、どんな災難と面倒に遭遇するやら。
早く読みたいです~♪
いやはや、今回もお約束な展開にお約束なオチ、そしてどこまで行数を割くんだ、ってぐらいのラブシーンの数々を堪能させて頂きました(笑)。
いや、ホント。
原書読みのお友達が昔「うまいんだが、何ページも丹念にホットなそのものシーンをお書きになられる作家よな・・・たまに飽きるが、それが味なんだろう(笑)」と言ってらしたのが、まさに、ってカンジ(^^ゞ
今回の主人公はヴェーン。
前回のラスト、あの賭けがホノーリアにバレて賭け金全て没収、挙句教会の古びた屋根の修理代にしてやられた直後から始まるのが、シリーズもの醍醐味というか「ぷぷっ」となるというか・・・核心犯(笑)。
しかも、デヴィルと同じように嵐にあって、そのツケで運命の女性に出会う、ってのが・・・いいねぇ。テンプレ万歳!(爆)
お相手のホノーリア、ヴェーンの教母の姪、って事で全くつながりがない、ってワケじゃないのでまた事が複雑に。
いっそ全く関係ない他人なら、ちょっとお熱いお付き合いして、あとくされなくお別れ、ともいけるが、さすがにそうはいかない(^^ゞ
つうか、そういう思考回路、本当にシンスターらしいというか(笑)。
で、お相手のペイシェンヌだが・・・あはは。
やっぱりこのタイプがきたか!
頑固なんだが、自分が悪いと思ったらたとえ泥の中を徒歩で散歩する羽目になろうが謝るのを辞さない、いい意味での頑固さ。
そんな彼女にすっかりペースを狂わされ、くーるくるくるしているイケメンなヴェーンが・・・間抜けに笑えます(^^;
せっせせっせと尽くしているのに、いっつも大事なところで彼女にしてやられてちゅど~んっ!みたいな(爆)
でも、まぁ、怖いぐらいの気配りマメ男だわ、ヴェーンってば。
自然体なのがまた・・・ニクイアンチクショー!ってカンジかしら?(笑)
でも、結局は割れ鍋に綴じ蓋、ラブラブなのはお約束なんだよね。
ああ、だからこのテンプレ具合がたまらんスマッシュ!!なのであります。ええ。
ヴェーンを足止めせざるを得なくなった「幽霊」騒ぎも、犯人は何か最初からミエミエで、あくまでエサというかスパイスというニュアンスがありありと感じられますが、それを通して教母ミニーさん家の頓珍漢な同居人たちの人と成りを示すには効果的でしたね。
脇役としては、前作主人公たちのカメオ出演にはいたくご満足でしたわ~。
やっぱデヴィルとホノーリア、大好き(^^)
ちっちゃいセバスチャンも、すっかりやんちゃになって・・・ぷっ。
いぶし銀のスライゴも健在でしたわね!
そして、従弟たちやら弟やら、バー・シンスターの皆様も一族の女性軍も相変わらずで(笑)。
次回はスキャンダルの巻ですね~。
さてはて、どんな災難と面倒に遭遇するやら。
早く読みたいです~♪
またも新レーベルかいな・・・
2009年1月17日 新刊レビュー他にもやる事があるのに、気付けばうろうろ調べ物(^^;
この現実逃避さが、何ともことのさんらしいというか何というか。
しかし、パラノーマル・ロマンスの飽和的バブル状態に、新会社が新レーベルで参戦となると話は違ってきたりする。
ちゅうか、版元でその会社名を英語で見た際にピンときた自分もどうよ、というハナシだ(爆)。
とりあえず、希望は発売日が他の会社の新刊とかぶらない程度のズラし日程・・・そうだな。5日発売、どうですか?みたいな > 誰も見てねーよ(爆)
それよりも、ガチな本の版権の行方がいまだ未定なのが気になる作家もあったりして、それはまた今後の展開なのか。
そんな事を考えながら、おやつ様に頂いたロールケーキなんぞパクつく。
ここのね。
http://www.the-food.com/hanshin-seika/index.htm
ここの洋菓子部門の。
美味いよ、シンプルながら非常に素材が活きていて美味い。
余り出回ってないようだが、卵黄たっぷり編がこれまたカステラ巻きのようで美味い。つか、歯ごたえも若干感じつつ(笑)。
この現実逃避さが、何ともことのさんらしいというか何というか。
しかし、パラノーマル・ロマンスの飽和的バブル状態に、新会社が新レーベルで参戦となると話は違ってきたりする。
ちゅうか、版元でその会社名を英語で見た際にピンときた自分もどうよ、というハナシだ(爆)。
とりあえず、希望は発売日が他の会社の新刊とかぶらない程度のズラし日程・・・そうだな。5日発売、どうですか?みたいな > 誰も見てねーよ(爆)
それよりも、ガチな本の版権の行方がいまだ未定なのが気になる作家もあったりして、それはまた今後の展開なのか。
そんな事を考えながら、おやつ様に頂いたロールケーキなんぞパクつく。
ここのね。
http://www.the-food.com/hanshin-seika/index.htm
ここの洋菓子部門の。
美味いよ、シンプルながら非常に素材が活きていて美味い。
余り出回ってないようだが、卵黄たっぷり編がこれまたカステラ巻きのようで美味い。つか、歯ごたえも若干感じつつ(笑)。
天使の甘い罠 (ソフトバンク文庫NV)
2009年1月13日 新刊レビュー
ソフトバンク文庫のヒストリカル短編集、読了~。
はは、いろんな意味ですごい本でした・・・。
思わず版元を確認せずにはいられなかったぐらい・・・内容薄いエロてんこもり本だったので(爆)。
三本で、好みからいうとやはりラブラブアイウォンチューカマンベイベーなハイランド男だけで三本目のジュリア・テンプルトンを押すんだけど(笑)。
いや、だってあの話、アホ だし(爆)。
タイムトリップものにおける、飛んだ先でのトラベラーの位置付けというものは非常に設定のキモである筈なのだが・・・。
この作品、短編であるがゆえなのか、はたまたこの作家、豪気なのかは謎だが・・・そのキモをしてうやむや上等!! という捨てっぷり(笑)。
キャラクター達も、お互いにメロメロなのでそんなことは些細な事とばかりに完全スルー・・・いや、イカンだろ(爆)。
一発芸好きのことのさんでも、この居直りっぷりはさすがに呆れて拍手してしまったわ(^^ゞ
次に、となると二本目のレダ・スワンか。
清らかちゃんだが中味は超エッチな貧乏ヒロインのお話。
ヒーローが金持ちでなく、食うには困らない金を自分で働いて稼いでいる庶民で、初めて会った時から気になるヒロインの為に有り金はたいて娼館に迷い込んだ彼女の「時間」を買うんだが。
いや~、すごい寸止め っぷりでしな。ははは。
かといっても、一読でいいです、ってカンジだが。
・・・1本目は・・・どうでもいいや。
だから、プロ意識のない、仕事うっちゃり主人公は地雷なんですってば!
それがボウ・ストリートの捕り手をクビになった理由が下半身のだらしなさ からくるとなると余計・・・いや、本人は利用されただ何だと申しておりますが、でもたいして愛してなかった体の関係優先の女なんだから、そんな事ぐらいちっとは考えろよ、とツッコミせずにはいられないですな(笑)。
美貌の女娼館主人のヒロインは・・・どうでもいいや。最初の婚約のくだりでも、これっぽっちもかわいそうな気になれませんでしたもの、この人(捨てるな。爆)。
ま、一度読めばいいんでない?な1冊とはいえ、1本目で萎えきってしまった感が否めません(爆)。
もっとも、あれをラストにもってこられたら怒り心頭だったから、尻上りに丁度いい並びだったのかも(笑)
はは、いろんな意味ですごい本でした・・・。
思わず版元を確認せずにはいられなかったぐらい・・・内容薄いエロてんこもり本だったので(爆)。
三本で、好みからいうとやはりラブラブアイウォンチューカマンベイベーなハイランド男だけで三本目のジュリア・テンプルトンを押すんだけど(笑)。
いや、だってあの話、アホ だし(爆)。
タイムトリップものにおける、飛んだ先でのトラベラーの位置付けというものは非常に設定のキモである筈なのだが・・・。
この作品、短編であるがゆえなのか、はたまたこの作家、豪気なのかは謎だが・・・そのキモをしてうやむや上等!! という捨てっぷり(笑)。
キャラクター達も、お互いにメロメロなのでそんなことは些細な事とばかりに完全スルー・・・いや、イカンだろ(爆)。
一発芸好きのことのさんでも、この居直りっぷりはさすがに呆れて拍手してしまったわ(^^ゞ
次に、となると二本目のレダ・スワンか。
清らかちゃんだが中味は超エッチな貧乏ヒロインのお話。
ヒーローが金持ちでなく、食うには困らない金を自分で働いて稼いでいる庶民で、初めて会った時から気になるヒロインの為に有り金はたいて娼館に迷い込んだ彼女の「時間」を買うんだが。
いや~、すごい寸止め っぷりでしな。ははは。
かといっても、一読でいいです、ってカンジだが。
・・・1本目は・・・どうでもいいや。
だから、プロ意識のない、仕事うっちゃり主人公は地雷なんですってば!
それがボウ・ストリートの捕り手をクビになった理由が下半身のだらしなさ からくるとなると余計・・・いや、本人は利用されただ何だと申しておりますが、でもたいして愛してなかった体の関係優先の女なんだから、そんな事ぐらいちっとは考えろよ、とツッコミせずにはいられないですな(笑)。
美貌の女娼館主人のヒロインは・・・どうでもいいや。最初の婚約のくだりでも、これっぽっちもかわいそうな気になれませんでしたもの、この人(捨てるな。爆)。
ま、一度読めばいいんでない?な1冊とはいえ、1本目で萎えきってしまった感が否めません(爆)。
もっとも、あれをラストにもってこられたら怒り心頭だったから、尻上りに丁度いい並びだったのかも(笑)
ノーラ・ロバーツのガーデン・トリロジー2冊目、読了~。
いや~、やっぱり私、このシリーズ好きだわ、と思った1冊でありました。
だから、くどいぐらい連呼するが、ノーラに関してはワタクシ「人類の存亡」だ「地球の滅亡」だをかけて戦う話やらを求めてはいないんですよ(笑)。
親子とか、兄妹姉妹とか、友達とかいう、地に足ついた「家族」とかコミュニティものがこんなに素晴らしいのに、何故に スカ居心地悪い、他人のフンドシで相撲とってるぐらいな勢いの作品を書きたがるのかどうも・・・はは。
まぁ、隣の芝生は青く見えるっていうし、なんだろうが(笑)。
で、このシリーズである。
2冊目は、園芸センター「イン・ザ・ガーデン」のオーナーにて最前線で商売を取り仕切るロズと、彼女の家に居座る幽霊「ハーパーの花嫁」を調査する為にやってきた系図学者ミッチとのお話。
お互い、バツニとバツイチ、子供も成人している40代の大人のロマンスで、とってもいいカンジでした。
何かね、痒いところに手が届く気心しれた、且つロマンティックな関係 ってすごい理想というか、ある意味究極のゴール地点だわよ(笑)。
お互いの領域(園芸と系図調査)には不可侵条約(まるでオタクカップルのようだ。笑)、でもって一人でいたいタイミングも阿吽に分かり、その上でお互い甘やかしてくれる時は甘甘て・・・やっぱノーラってば、本当に場数踏んでるというか(笑)。
この中で、ミッチが「イン・ザ・ガーデン」に関係する人達が全てロズの家族だと指摘する場面がある。
まさにそうなのである。
大きなハーパー邸というお屋敷の中に、大きな擬似家族が出来ています、みたいな。
クリスマスのプレゼント選び、パーティー、ちょっとした朝食、ティータイム、ディナーに子守り場面ですら「ああ、ノーラらしいな」とうっとりほっこりする描写の数々がとても嬉しい。
そんな平穏な場面ばかりでなく、離婚したロズの二人目の夫の悪行ゆえに面倒に巻き込まれ、騒動が起こるんだが、それも今までは一人で対処していたのに、ある時はロズの代わりにステラやヘイリーが怒り、そして成長した息子のハーパーがロズを守り、勿論ミッチも彼女の傍にいて味方になる。
時間の流れとか、状況の変化とか、ゆるやかにさりげなく書かれていて、それと共にロズの恋愛に対する自己分析やら心境の変化も描かれる。
しかし、ステレオタイプの詐欺師悪人らしく、口から自滅したあのオチとボッコボコ騒動は・・・いやー。ミッチの息子ジョッシュではないが、たまにはお堅い行事に参加するとすごいモンが拝めるんだな、と(笑)。
ミッチのアルコール依存症という過去やら、ロズの離婚にまつわるドロドロ劇とかはあくまでスパイス程度、といったところで、ひたすら二人のささやかなやりとりの積み重ねがまた◎。
いいじゃない、ウォルマートでお買い物中にばったり、とか(笑)。
ノーラの定番ともいえる「女の子パーティー」と「男の子パーティー」も健在だったし(笑)。
あのロズの次男オースティンの靴によるジャグリング場面は傑作もいいトコ!
ああ、待ってました!!みたいな(爆)。
さて、次回は3冊目ラストー。
一番楽しみにしていたロズの息子ハーパーと、ロズのところにやってきたシングルマザーのヘイリーのロマンス。
今回の1冊で、カッコイイ場面も多かった反面、どうも天然系のボケ配線も若干窺えるハーバーくんだがどうなるか?(笑)
どう考えてもヘイリーの尻にしかれるのはガチ、ってカンジだが頑張れ(笑)。
「ハーパーの花嫁」も正体はほぼ分かったので、あとはどんなオチが、ハーパーとヘイリーのロマンスに絡められるのかが楽しみですな。
いや~、やっぱり私、このシリーズ好きだわ、と思った1冊でありました。
だから、くどいぐらい連呼するが、ノーラに関してはワタクシ「人類の存亡」だ「地球の滅亡」だをかけて戦う話やらを求めてはいないんですよ(笑)。
親子とか、兄妹姉妹とか、友達とかいう、地に足ついた「家族」とかコミュニティものがこんなに素晴らしいのに、何故に
まぁ、隣の芝生は青く見えるっていうし、なんだろうが(笑)。
で、このシリーズである。
2冊目は、園芸センター「イン・ザ・ガーデン」のオーナーにて最前線で商売を取り仕切るロズと、彼女の家に居座る幽霊「ハーパーの花嫁」を調査する為にやってきた系図学者ミッチとのお話。
お互い、バツニとバツイチ、子供も成人している40代の大人のロマンスで、とってもいいカンジでした。
何かね、痒いところに手が届く気心しれた、且つロマンティックな関係 ってすごい理想というか、ある意味究極のゴール地点だわよ(笑)。
お互いの領域(園芸と系図調査)には不可侵条約(まるでオタクカップルのようだ。笑)、でもって一人でいたいタイミングも阿吽に分かり、その上でお互い甘やかしてくれる時は甘甘て・・・やっぱノーラってば、本当に場数踏んでるというか(笑)。
この中で、ミッチが「イン・ザ・ガーデン」に関係する人達が全てロズの家族だと指摘する場面がある。
まさにそうなのである。
大きなハーパー邸というお屋敷の中に、大きな擬似家族が出来ています、みたいな。
クリスマスのプレゼント選び、パーティー、ちょっとした朝食、ティータイム、ディナーに子守り場面ですら「ああ、ノーラらしいな」とうっとりほっこりする描写の数々がとても嬉しい。
そんな平穏な場面ばかりでなく、離婚したロズの二人目の夫の悪行ゆえに面倒に巻き込まれ、騒動が起こるんだが、それも今までは一人で対処していたのに、ある時はロズの代わりにステラやヘイリーが怒り、そして成長した息子のハーパーがロズを守り、勿論ミッチも彼女の傍にいて味方になる。
時間の流れとか、状況の変化とか、ゆるやかにさりげなく書かれていて、それと共にロズの恋愛に対する自己分析やら心境の変化も描かれる。
しかし、ステレオタイプの詐欺師悪人らしく、口から自滅したあのオチとボッコボコ騒動は・・・いやー。ミッチの息子ジョッシュではないが、たまにはお堅い行事に参加するとすごいモンが拝めるんだな、と(笑)。
ミッチのアルコール依存症という過去やら、ロズの離婚にまつわるドロドロ劇とかはあくまでスパイス程度、といったところで、ひたすら二人のささやかなやりとりの積み重ねがまた◎。
いいじゃない、ウォルマートでお買い物中にばったり、とか(笑)。
ノーラの定番ともいえる「女の子パーティー」と「男の子パーティー」も健在だったし(笑)。
あのロズの次男オースティンの靴によるジャグリング場面は傑作もいいトコ!
ああ、待ってました!!みたいな(爆)。
さて、次回は3冊目ラストー。
一番楽しみにしていたロズの息子ハーパーと、ロズのところにやってきたシングルマザーのヘイリーのロマンス。
今回の1冊で、カッコイイ場面も多かった反面、どうも天然系のボケ配線も若干窺えるハーバーくんだがどうなるか?(笑)
どう考えてもヘイリーの尻にしかれるのはガチ、ってカンジだが頑張れ(笑)。
「ハーパーの花嫁」も正体はほぼ分かったので、あとはどんなオチが、ハーパーとヘイリーのロマンスに絡められるのかが楽しみですな。