霧の宮殿と真珠の約束
2008年4月21日 新刊レビュー
クリスティーナ・ドットのガヴァネス・シリーズ2冊目、読了〜。
いや〜、ウケた(笑)。
前作が、ジャングルブックのモーズリ系のヒーローなら、今回もやってきましたとんでもクン(笑)。
このシリーズのヒーローってもしかして、一芸くんつながりなのか?!とか思わせてくれる設定でしたね。
鼻持ちならない強引・傲慢・ゴーイングマイウェイの3GO主義のケリッチ伯爵デボン・マシューズ。
暴れん坊でお茶目で図体のデカイおバカさんなヒーローに滅法弱いことのさんに、このデボンは確信犯のようでした・・・。
いや、あのデボンの過去!
少年の頃、ケンジントン宮殿で覗き見の挙句、蔓棚から落下しナマの尻見せ・逆さ釣りの刑とはこはいかに?!(爆)
(前作のウィンターといい、ベランダから落下するのがお約束なのか。笑)
今回のヒロインであるパメラはえらくこの件に関してクールだけど・・・ナマ尻を大公開なんて笑ってしまうだろ、思い出しただけで!(爆)
もうね、こんな絵面を想像しただけで笑いがこみ上げてくる設定、このドットのお得意なんだろうけど、それにやられちゃうの。
傲慢なケリッチが、ある切羽詰った事情で孤児を引き取って礼儀作法を仕込む為に家庭教師斡旋所を訪れた時から、滑稽で頓珍漢な笑いが止まらない事情がポンポン提示されるのだが・・・美人すぎるのと、あと過去にケリッチと因縁のあるパメラがイケてない女の変装してくるんだが・・・編み棒を髪に挿してくるとはこはいかに?!(爆)
・・・こんな風にこの二人、丁々発止な会話といい、留まらないパッション!!といい、割れ鍋に綴じ蓋もいいとこ(笑)。
こんな阿呆なベストカップル、ちょっとなかなかいないわよ(褒めているらしい。爆)。
デキるんだか、ヌケているんだか、という按配がどっちのキャラにも活きていて、それがまた心地よい具合なのよね。
どちらも貴族の生まれながら、癖の悪い片親のせいで、もう一人の片親の苦労を目の当たりにしながら育ったせいで屈折している度合いまでぴったんこカンカン(^^ゞ
もう、最初っからツンデレ全開な放蕩者ケリッチが、実は初恋相手(パメラなのだが、本人達は自覚なし。笑)を追い求めていたという中味は不器用なピュアくんだったというのがキタ!ロマンスツボ、キタキタ!!な作品という事なんですが(笑)。
ヒロインもツンデレちゃんかと思ったら、実は中味はしっかり者を更に上いくアニキ〜っっ!!なところが萌え!(爆)
そしてまた、脇役が秀逸なのよ!
ケリッチが引き取り、パメラが教える事になった孤児の少女ベスのナイスなキャラから、お茶目炸裂のケリッチの祖父レイナード侯爵といい(このチビちゃんとじいちゃんのコンビも最高なのだ。笑)。
傑作じいちゃんキャラが好きな方、この本は必読かと(爆)。
物語の核の一つとなっている贋札作り事件に関しても、ミスリードもしっかりしていてオチがまたいい。
人を喰ったというか、シニカルというか。非常にいい。
設定に破綻がなく、しかも細かいところまで気が配られていて、群衆扱いなチョイ役の台詞ですら気を抜けないぞ、と(笑)。
とにかく面白くてあっという間に読めた。
よく笑った気がするわ、この作品・・・ぷぷっ。コメディじゃないんだけど、間合いの妙とか、設定の妙とかを駆使した1冊かと。
さて、次は3人の残る一人、ハナ。
早いうちに読めるといいな。
いや〜、ウケた(笑)。
前作が、ジャングルブックのモーズリ系のヒーローなら、今回もやってきましたとんでもクン(笑)。
このシリーズのヒーローってもしかして、一芸くんつながりなのか?!とか思わせてくれる設定でしたね。
鼻持ちならない強引・傲慢・ゴーイングマイウェイの3GO主義のケリッチ伯爵デボン・マシューズ。
暴れん坊でお茶目で図体のデカイおバカさんなヒーローに滅法弱いことのさんに、このデボンは確信犯のようでした・・・。
いや、あのデボンの過去!
少年の頃、ケンジントン宮殿で覗き見の挙句、蔓棚から落下しナマの尻見せ・逆さ釣りの刑とはこはいかに?!(爆)
(前作のウィンターといい、ベランダから落下するのがお約束なのか。笑)
今回のヒロインであるパメラはえらくこの件に関してクールだけど・・・ナマ尻を大公開なんて笑ってしまうだろ、思い出しただけで!(爆)
もうね、こんな絵面を想像しただけで笑いがこみ上げてくる設定、このドットのお得意なんだろうけど、それにやられちゃうの。
傲慢なケリッチが、ある切羽詰った事情で孤児を引き取って礼儀作法を仕込む為に家庭教師斡旋所を訪れた時から、滑稽で頓珍漢な笑いが止まらない事情がポンポン提示されるのだが・・・美人すぎるのと、あと過去にケリッチと因縁のあるパメラがイケてない女の変装してくるんだが・・・編み棒を髪に挿してくるとはこはいかに?!(爆)
・・・こんな風にこの二人、丁々発止な会話といい、留まらないパッション!!といい、割れ鍋に綴じ蓋もいいとこ(笑)。
こんな阿呆なベストカップル、ちょっとなかなかいないわよ(褒めているらしい。爆)。
デキるんだか、ヌケているんだか、という按配がどっちのキャラにも活きていて、それがまた心地よい具合なのよね。
どちらも貴族の生まれながら、癖の悪い片親のせいで、もう一人の片親の苦労を目の当たりにしながら育ったせいで屈折している度合いまでぴったんこカンカン(^^ゞ
もう、最初っからツンデレ全開な放蕩者ケリッチが、実は初恋相手(パメラなのだが、本人達は自覚なし。笑)を追い求めていたという中味は不器用なピュアくんだったというのがキタ!ロマンスツボ、キタキタ!!な作品という事なんですが(笑)。
ヒロインもツンデレちゃんかと思ったら、実は中味はしっかり者を更に上いくアニキ〜っっ!!なところが萌え!(爆)
そしてまた、脇役が秀逸なのよ!
ケリッチが引き取り、パメラが教える事になった孤児の少女ベスのナイスなキャラから、お茶目炸裂のケリッチの祖父レイナード侯爵といい(このチビちゃんとじいちゃんのコンビも最高なのだ。笑)。
傑作じいちゃんキャラが好きな方、この本は必読かと(爆)。
物語の核の一つとなっている贋札作り事件に関しても、ミスリードもしっかりしていてオチがまたいい。
人を喰ったというか、シニカルというか。非常にいい。
設定に破綻がなく、しかも細かいところまで気が配られていて、群衆扱いなチョイ役の台詞ですら気を抜けないぞ、と(笑)。
とにかく面白くてあっという間に読めた。
よく笑った気がするわ、この作品・・・ぷぷっ。コメディじゃないんだけど、間合いの妙とか、設定の妙とかを駆使した1冊かと。
さて、次は3人の残る一人、ハナ。
早いうちに読めるといいな。
危険な公爵を夫にする方法
2008年4月16日 新刊レビュー
ジュリア・ロンドンの初邦訳本、読了〜。
「不運なデビュタント」シリーズの1冊目ですね。
彼女の作品は、いつもRT誌でも評価が高くて、このシリーズも、発売当時に一面広告で見ていたので「ああ、あれか」とは思ったんですが。
日本語で読めるとはいやはや(笑)。
何故か我が家の原書墓場にもかなり前から他のシリーズですが数冊あったりして、縁を感じます(勝手に。爆)。
で、シリーズ1冊目の今回、主役はデビュタント3人の最年長にてフォアチャイルド姉妹の姉エヴァと、ミドルトン侯爵ジェイリッド。
母親の急死で、財産を継父に奪われてしまった3人。
財産のない貧乏娘など、求婚者ドン退きって事で・・・何とかせねば!という状態に。
とりあえず先頭バッターは私から!というエヴァ。
かたや、放蕩者の侯爵様、結婚なんてどうでもいいや〜と、美人な未亡人の愛人とよろしくやる日々。
しかし昔から確執だらけの父親の公爵ジジイから、イケてない馬面の高貴な女性との結婚を強要され、進退窮まった状態。
とりあえず、てっとり早くまだマシな女を見つけて結婚せんとな!というジェイリッド。
これがまた、二人して初めて会った時からきゅん、としておきながら「この結婚はお互いの利害が一致したもの」と言い張って、あれやこれやのすれ違い。
これで・・・また、久々にお目にかかった。
よく古典ハーレクインである、ヒロインを憎からず思っているのに自分の主張を押し通すべく、愛しい彼女を遠ざけては鬱々しているこのバカチンがぁぁぁ〜!というヒーロー(爆)。
本当に、これはスゴ鬼畜とまではいかんでも、その屈折し損ねた言動の阿呆さと切なさの按配は、古き良き時代の濃ゆいロマンス本のテイストで(笑)。
きっとR読者、嫌いじゃないわ、このパターン(笑)。
キャラが際立っているワケでもないけど、とにかく二人の細かい心理描写の積み重ねによって構築された物語というか。
その分、設定時点でかなりの箇所がおざなりになっているのも否めないけどね。
たとえば継父が、社交界からの鼻つまみ者のように書かれているが具体的なところもなく、とか(笑)。
主人公達にしても、特にジェイリッドの○○○のところ・・・すごい取ってつけた説明じみた台詞に「おいおい(^^;」とはなったけど(^^ゞ
それでも、やっぱりラストの、あの元愛人交えてのすれ違い連打に、ホロリときちゃったんだよなー。
エヴァの壊れた気持ちと、そんなエヴァを見て自分自身も傷ついている事に気付かないジェイリッドとか。
「好き」っていう気持ちが肯定出来ず、自分も相手も傷つけるって何てアナログなっ、とか言いながらホント嫌いじゃないのよね・・・(^^ゞ
だって、最後に○○中のヒロインと、ベタベタのヒーローなんて典型的じゃないのっ!(萌)
負けん気の強いエヴァが、初心者なのに元娼婦で現侍女のサリーに頓珍漢な高度テク満載の男性誘惑手管を伝授されたり(爆)とか、元宝石店店員の現執事の頓珍漢な言動(笑)とかコミカルな部分もあるけど、全体的にホットでメロウ系かな。
不完全機能じみた家族関係も話に影響を及ぼすけど、何だかんだと乗り越えた二人の話、ともとれる。
次回は、今回、生き別れの親戚を訪ねるべくウェールズに旅立ったデビュタントの真ん中、エヴァとフィービーの従姉にあたるグリアのお話。
いや、この話を読んだ人は本当にエヴァとフィービーと同じツッコミをしながらグリアの話を早く読みたいと思うんですよね。
「ミステー・パーシーって、一体ダレ?!」(爆)
早めに読ませてもらいたいですね、ええ(笑)
「不運なデビュタント」シリーズの1冊目ですね。
彼女の作品は、いつもRT誌でも評価が高くて、このシリーズも、発売当時に一面広告で見ていたので「ああ、あれか」とは思ったんですが。
日本語で読めるとはいやはや(笑)。
何故か我が家の原書墓場にもかなり前から他のシリーズですが数冊あったりして、縁を感じます(勝手に。爆)。
で、シリーズ1冊目の今回、主役はデビュタント3人の最年長にてフォアチャイルド姉妹の姉エヴァと、ミドルトン侯爵ジェイリッド。
母親の急死で、財産を継父に奪われてしまった3人。
財産のない貧乏娘など、求婚者ドン退きって事で・・・何とかせねば!という状態に。
とりあえず先頭バッターは私から!というエヴァ。
かたや、放蕩者の侯爵様、結婚なんてどうでもいいや〜と、美人な未亡人の愛人とよろしくやる日々。
しかし昔から確執だらけの父親の公爵ジジイから、イケてない馬面の高貴な女性との結婚を強要され、進退窮まった状態。
とりあえず、てっとり早くまだマシな女を見つけて結婚せんとな!というジェイリッド。
これがまた、二人して初めて会った時からきゅん、としておきながら「この結婚はお互いの利害が一致したもの」と言い張って、あれやこれやのすれ違い。
これで・・・また、久々にお目にかかった。
よく古典ハーレクインである、ヒロインを憎からず思っているのに自分の主張を押し通すべく、愛しい彼女を遠ざけては鬱々しているこのバカチンがぁぁぁ〜!というヒーロー(爆)。
本当に、これはスゴ鬼畜とまではいかんでも、その屈折し損ねた言動の阿呆さと切なさの按配は、古き良き時代の濃ゆいロマンス本のテイストで(笑)。
きっとR読者、嫌いじゃないわ、このパターン(笑)。
キャラが際立っているワケでもないけど、とにかく二人の細かい心理描写の積み重ねによって構築された物語というか。
その分、設定時点でかなりの箇所がおざなりになっているのも否めないけどね。
たとえば継父が、社交界からの鼻つまみ者のように書かれているが具体的なところもなく、とか(笑)。
主人公達にしても、特にジェイリッドの○○○のところ・・・すごい取ってつけた説明じみた台詞に「おいおい(^^;」とはなったけど(^^ゞ
それでも、やっぱりラストの、あの元愛人交えてのすれ違い連打に、ホロリときちゃったんだよなー。
エヴァの壊れた気持ちと、そんなエヴァを見て自分自身も傷ついている事に気付かないジェイリッドとか。
「好き」っていう気持ちが肯定出来ず、自分も相手も傷つけるって何てアナログなっ、とか言いながらホント嫌いじゃないのよね・・・(^^ゞ
だって、最後に○○中のヒロインと、ベタベタのヒーローなんて典型的じゃないのっ!(萌)
負けん気の強いエヴァが、初心者なのに元娼婦で現侍女のサリーに頓珍漢な高度テク満載の男性誘惑手管を伝授されたり(爆)とか、元宝石店店員の現執事の頓珍漢な言動(笑)とかコミカルな部分もあるけど、全体的にホットでメロウ系かな。
不完全機能じみた家族関係も話に影響を及ぼすけど、何だかんだと乗り越えた二人の話、ともとれる。
次回は、今回、生き別れの親戚を訪ねるべくウェールズに旅立ったデビュタントの真ん中、エヴァとフィービーの従姉にあたるグリアのお話。
いや、この話を読んだ人は本当にエヴァとフィービーと同じツッコミをしながらグリアの話を早く読みたいと思うんですよね。
「ミステー・パーシーって、一体ダレ?!」(爆)
早めに読ませてもらいたいですね、ええ(笑)
コニー・ブロックウェイの新刊、読了〜♪
読んだ後もとっても幸せな気分で、ついつい再読してしまったぐらいに、全てが全てにおいて必然的、とも言えるストーリーテラーなブロックウェイの本領発揮作品。
ある偏屈な貴族の男の遺言により、ある男女がとある地所を巡っての「賭け」に巻き込まれる羽目に。
婦人参政権論者のリリーが、その地所を五年間切り盛りして利益を上げればリリーの勝ちで地所は彼女のもの。
しかし利益が上がらなければ、正式な相続人である貴族の男の甥アヴェリーのものに。
勝負を断れば、自分が信じてやってきたものを否定する事になる、しかし最初から彼女が負ける事を見越したような賭けにのるか・・・二者択一。
結局、彼女は勝負に挑み、リリーが地所経営に奮闘している間、アヴェリーは世界中の秘境を旅し、すっかり有名な探険家として名をあげる事に(笑)。
地所を巡って争う二人だが、手紙にてやりとりを重ねていく間に、何やら不可思議な絆らしきものが芽生えてきたり。
そして、運命の五年目がやってきて・・・、というハナシ。
いやー、元々「手紙もの」にメロメロ弱いことのさんだが、このウィットに富んだ巧みな手紙の数々!最高です!!
そして、手紙に付随するものを巡っての遠い離れた場所にいるはずの二人のテンポよいやりとり、憎いまでの上手さである。
意地っ張りのリリーの送ってきたお手当てのイングランド紙幣は、アヴェリーのいるフランスの植民地であるコンゴの奥地じゃあ役立たない、とばかりの比喩じみた描写しかり、アヴェリーの送ってきた図体はデカくて全く実用性のないワニしかり(笑)。
しかも、それらが後々に登場して、またいろんな事情と絡まってゆく様もすごい。
まるで、常に傍にいる二人が恋に落ちてゆく様を見ているような錯覚に陥るぐらい巧妙なのだ。
本当に、特に最初の方の、あの親友を旅で亡くしてしまったアヴェリーの手紙を読んで、ラスト近くに登場するリリーのその手紙に対する返事を読んで・・・不覚にも泣いてしまった。
だーだー泣いてしまった。
やっぱりリリーはリリーで、でもってこんな彼女ならアヴェリーでなくても愛さずにはいられなくって。
最初から、この家族らしい家族を持たない二人が「ミルハウス」という地所によってめぐり合い、不器用ながら二人で歩んでゆくように決められた運命もの、というか。
その生い立ちゆえに、結婚制度を否定するリリーと、子供あふれる家庭が欲しくてたまらないアヴェリーが、出会う前から恋に落ちているのは読者は手紙のくだりを読んで分かっているわけだから、ねぇ・・・そのもどかしさ、最後のリリーの中の葛藤や、互いの歩み寄りも秀逸な按配なのだわ本当に。
もうねー、最初から最後まできゅんきゅんしまくっちゃって・・・ホンマにもう・・・キタキタキタキターッ!テラモエ!キタキタ!!←ジタバタびったんびったん > こんなカンジで読みながら悶えまくってました(^^ゞ
こんなにヒロインもヒーローも愛すべきキャラだと、ロマンス読みとしてはこれぐらい壊れても仕方ない?(爆)
全てにおいてあったかくて、お互いの機知あふれる丁々発止なやりとりで周囲の人間をも、いい意味で巻き込んでいく主人公二人の描写は、もっともっと読んでいたいという欲求にかられる類のものであって。
美しい田舎の地所を中心に、彼らの擬似家族ともいうべき、これまた愛すべきキャラクター達が集まっていて、もうほっこりするしかないね。
お約束の少年の初恋ネタから(しかも大人になっても、やっぱり・・・ってあのラスト近くの一行がキタ!笑)、お色気メイド達の頓珍漢さとか(笑)。
アヴェリーの探検仲間もこれまた、少しだけの登場なのに胸わし掴み状態でグッジョブ!!なのであるよ。
個人的には策士でデキる女ポリーさんがご贔屓なの(笑)。
読んでない方、「ローズハンター・トリロジー」でブロックウェイに躓いた方、これは別格なので読むべし。
ああ、いい本読んだなぁ・・・もう、いいや。今月もう他の本、読まなくても、とか思ってしまうぐらい笑って、泣いて、ほっこりできる大満足な1冊。
こういう小気味よい、それでいてハッピーなロマンス本が読めた時には本当に後は延々と余韻に浸っているだけでもいいのよね。
ありがたや、ありがたや(^人^)
+独り言+
さて、残るブロックウェイの翻訳権獲得済み作品は、かのハイランド三部作・・・内心は、この今回の鉄板作品を一番最後の翻訳にしてほしかったのよね・・・。
これと比べられると・・・なぁ・・・(^^ゞ
ツライんだよなぁ(^^ゞゞ
読んだ後もとっても幸せな気分で、ついつい再読してしまったぐらいに、全てが全てにおいて必然的、とも言えるストーリーテラーなブロックウェイの本領発揮作品。
ある偏屈な貴族の男の遺言により、ある男女がとある地所を巡っての「賭け」に巻き込まれる羽目に。
婦人参政権論者のリリーが、その地所を五年間切り盛りして利益を上げればリリーの勝ちで地所は彼女のもの。
しかし利益が上がらなければ、正式な相続人である貴族の男の甥アヴェリーのものに。
勝負を断れば、自分が信じてやってきたものを否定する事になる、しかし最初から彼女が負ける事を見越したような賭けにのるか・・・二者択一。
結局、彼女は勝負に挑み、リリーが地所経営に奮闘している間、アヴェリーは世界中の秘境を旅し、すっかり有名な探険家として名をあげる事に(笑)。
地所を巡って争う二人だが、手紙にてやりとりを重ねていく間に、何やら不可思議な絆らしきものが芽生えてきたり。
そして、運命の五年目がやってきて・・・、というハナシ。
いやー、元々「手紙もの」にメロメロ弱いことのさんだが、このウィットに富んだ巧みな手紙の数々!最高です!!
そして、手紙に付随するものを巡っての遠い離れた場所にいるはずの二人のテンポよいやりとり、憎いまでの上手さである。
意地っ張りのリリーの送ってきたお手当てのイングランド紙幣は、アヴェリーのいるフランスの植民地であるコンゴの奥地じゃあ役立たない、とばかりの比喩じみた描写しかり、アヴェリーの送ってきた図体はデカくて全く実用性のないワニしかり(笑)。
しかも、それらが後々に登場して、またいろんな事情と絡まってゆく様もすごい。
まるで、常に傍にいる二人が恋に落ちてゆく様を見ているような錯覚に陥るぐらい巧妙なのだ。
本当に、特に最初の方の、あの親友を旅で亡くしてしまったアヴェリーの手紙を読んで、ラスト近くに登場するリリーのその手紙に対する返事を読んで・・・不覚にも泣いてしまった。
だーだー泣いてしまった。
やっぱりリリーはリリーで、でもってこんな彼女ならアヴェリーでなくても愛さずにはいられなくって。
最初から、この家族らしい家族を持たない二人が「ミルハウス」という地所によってめぐり合い、不器用ながら二人で歩んでゆくように決められた運命もの、というか。
その生い立ちゆえに、結婚制度を否定するリリーと、子供あふれる家庭が欲しくてたまらないアヴェリーが、出会う前から恋に落ちているのは読者は手紙のくだりを読んで分かっているわけだから、ねぇ・・・そのもどかしさ、最後のリリーの中の葛藤や、互いの歩み寄りも秀逸な按配なのだわ本当に。
もうねー、最初から最後まできゅんきゅんしまくっちゃって・・・ホンマにもう・・・キタキタキタキターッ!テラモエ!キタキタ!!←ジタバタびったんびったん > こんなカンジで読みながら悶えまくってました(^^ゞ
こんなにヒロインもヒーローも愛すべきキャラだと、ロマンス読みとしてはこれぐらい壊れても仕方ない?(爆)
全てにおいてあったかくて、お互いの機知あふれる丁々発止なやりとりで周囲の人間をも、いい意味で巻き込んでいく主人公二人の描写は、もっともっと読んでいたいという欲求にかられる類のものであって。
美しい田舎の地所を中心に、彼らの擬似家族ともいうべき、これまた愛すべきキャラクター達が集まっていて、もうほっこりするしかないね。
お約束の少年の初恋ネタから(しかも大人になっても、やっぱり・・・ってあのラスト近くの一行がキタ!笑)、お色気メイド達の頓珍漢さとか(笑)。
アヴェリーの探検仲間もこれまた、少しだけの登場なのに胸わし掴み状態でグッジョブ!!なのであるよ。
個人的には策士でデキる女ポリーさんがご贔屓なの(笑)。
読んでない方、「ローズハンター・トリロジー」でブロックウェイに躓いた方、これは別格なので読むべし。
ああ、いい本読んだなぁ・・・もう、いいや。今月もう他の本、読まなくても、とか思ってしまうぐらい笑って、泣いて、ほっこりできる大満足な1冊。
こういう小気味よい、それでいてハッピーなロマンス本が読めた時には本当に後は延々と余韻に浸っているだけでもいいのよね。
ありがたや、ありがたや(^人^)
+独り言+
さて、残るブロックウェイの翻訳権獲得済み作品は、かのハイランド三部作・・・内心は、この今回の鉄板作品を一番最後の翻訳にしてほしかったのよね・・・。
これと比べられると・・・なぁ・・・(^^ゞ
ツライんだよなぁ(^^ゞゞ
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夜明けが来るまで見られてる
2008年4月12日 新刊レビュー
スーザン・ブロックマンの新刊、読了〜。
TSSシリーズではない単独長編でしたが、読み応えある1冊でした。
読むのに時間かかったけどね、TSSの●倍ぐらい(笑)。
・・・まぁ、読まれた方は、何故ことのさんが時間かかったのかお分かりかと(^^ゞ
ははっ。
そうなの。このヒロインのケイトなんだよね、引っかかりポイント(笑)。
最初の1/4ぐらいで真剣にこの女(ーー;・・・という気分になりました(笑)。
いや、確かにプロとして神経質になるのも分かるし、それぐらいヒーローのジェリコの評判が悪いものだったから仕方ない、と言われたらそれまでなんでしょうが。
その、己がどれほどのものかは知らないが、人を人とも思わないジェリコへの侮蔑的言動に思わず「何様?」と呟いたのはことのさんだけだろうか・・・。
恐ろしいぐらい、ここはブロックマンの上手さなんだろうけど、いきなりこのデフレ調テンションでは読む速度も落ちるってもんだわ・・・。
彼女のトラウマもヘヴィなんだけど、どうもそれを差し引きしてもジェリコとの互いの信頼エリアにたどり着く前に読んでてくたびれた状態(^^ゞ
後半のあの、母性あふれる巻き返しがなかったら挫折していたかも(^^ゞ
それで、その相手となる酒とドラッグにやられて落ちぶれたイケメン俳優のジェリコが・・・ああ、これぞブロックマンの真骨頂、というべきキャラだったわ。
とんでもないどん底ヒーローなんだけど、もうなんちゅーか母性本能やられちゃうんだよ、これが。
その生い立ちゆえに、自分をさらけ出せずにあらゆる場面で「演じる」事で自分を守ってきた彼の、何とセンシティヴな事か。
それでいて、ウィットもあって、おバカさんで。
彼が、自分をさらけだしてケイトの胸で泣く場面までの、そのもどかしさも良かったわ。
最初、読んでてキャサリン・サトクリフ『緋色の十字架』のブランドンを思い出した。
よく似てるよ、酒におぼれてキャリアどん底にまで追い込んだり、生い立ちゆえの根深いトラウマ持ってたり(ブランドンの方がピュアだけど。笑)。
もっとも、こっちはあれよあれよで気付けばトップ俳優に返り咲きなのがすごいご都合主義だが(^^;
二人のロマンスが、ブロックマン節定番なんだけど、ジェリコが、ケイトのその豊満なお胸にふかふか癒されているのが結構ツボだったかも(笑)。
へちゃ胸のヒロインがお得意のブロックマンには異色の爆乳ちゃんだったわね(爆)。
アルコール依存症やドラッグ、同性愛、家族内DV、人種問題について深く切り込んで書いているのも彼女らしかった。
ここでジェリコとケイトのロマンスと同時進行するのが、18歳の黒人俳優ジャマールと、15歳の人気女優スージーのロマンスなんだが・・・キタ!
キタキタキターッッ!!テラモエ!!キタ!ピュアピュアオーラ攻撃!(びったんびったん)
はふぅ。もう、ヒロインのケイトに萎えた分の何倍、いや。何十倍もこの二人の小さな恋のメロディ状態にギャフン!っす(萌)。
いやはや、ここは人種云々よりも・・・スージーの年齢という壁が立ちはざかりました・・・清々しいまでの正攻法でドッキドキざますね(笑)。
ホンマ、いい拾い物した気分です。
こんなに精神的に清々しいイケてる少年キャラ、久しくお目にかかっていませんでしたから、ヨゴレなおばさん読者にはまぶしい程です(爆)。
青田買い女としては、あのジャマールというキャラは、でっかいニンジンもいいトコでした・・・カンフル剤よろしく、彼の場面が読みたくてラストまできていたフシが(ちゅどーんっ)。
しかし、あそこがちょっと。
ラスト近くの、あの数ページ・・・何か、いらなかったかも(^^;;とか思うのよね。
あえて、あんな青天の霹靂みたいな突発事件を起こしてまでケイトとジェリコのハッピーなエンドロールに導かなければならんかったのか?と。
もう少し、他に書き様があったのではないのか?と考えてしまうのだ。
ああ、ジャマールとスージーのあのきゅんきゅんな別れが、その直後の騒動のせいでザザーッと流された気分。プンスカ。
そんなこんなで、ヒーローと脇役少年に萌えた1冊でした、って事ね(爆)。
ブロックマンの本って、こんなカンジで女キャラは全然だけど男キャラが突出している作品がかなりの確率で出てくるんだよね・・・ガチヒーロー作家、というところか(笑)。
TSSシリーズではない単独長編でしたが、読み応えある1冊でした。
読むのに時間かかったけどね、TSSの●倍ぐらい(笑)。
・・・まぁ、読まれた方は、何故ことのさんが時間かかったのかお分かりかと(^^ゞ
ははっ。
そうなの。このヒロインのケイトなんだよね、引っかかりポイント(笑)。
最初の1/4ぐらいで真剣にこの女(ーー;・・・という気分になりました(笑)。
いや、確かにプロとして神経質になるのも分かるし、それぐらいヒーローのジェリコの評判が悪いものだったから仕方ない、と言われたらそれまでなんでしょうが。
その、己がどれほどのものかは知らないが、人を人とも思わないジェリコへの侮蔑的言動に思わず「何様?」と呟いたのはことのさんだけだろうか・・・。
恐ろしいぐらい、ここはブロックマンの上手さなんだろうけど、いきなりこのデフレ調テンションでは読む速度も落ちるってもんだわ・・・。
彼女のトラウマもヘヴィなんだけど、どうもそれを差し引きしてもジェリコとの互いの信頼エリアにたどり着く前に読んでてくたびれた状態(^^ゞ
後半のあの、母性あふれる巻き返しがなかったら挫折していたかも(^^ゞ
それで、その相手となる酒とドラッグにやられて落ちぶれたイケメン俳優のジェリコが・・・ああ、これぞブロックマンの真骨頂、というべきキャラだったわ。
とんでもないどん底ヒーローなんだけど、もうなんちゅーか母性本能やられちゃうんだよ、これが。
その生い立ちゆえに、自分をさらけ出せずにあらゆる場面で「演じる」事で自分を守ってきた彼の、何とセンシティヴな事か。
それでいて、ウィットもあって、おバカさんで。
彼が、自分をさらけだしてケイトの胸で泣く場面までの、そのもどかしさも良かったわ。
最初、読んでてキャサリン・サトクリフ『緋色の十字架』のブランドンを思い出した。
よく似てるよ、酒におぼれてキャリアどん底にまで追い込んだり、生い立ちゆえの根深いトラウマ持ってたり(ブランドンの方がピュアだけど。笑)。
もっとも、こっちはあれよあれよで気付けばトップ俳優に返り咲きなのがすごいご都合主義だが(^^;
二人のロマンスが、ブロックマン節定番なんだけど、ジェリコが、ケイトのその豊満なお胸にふかふか癒されているのが結構ツボだったかも(笑)。
へちゃ胸のヒロインがお得意のブロックマンには異色の爆乳ちゃんだったわね(爆)。
アルコール依存症やドラッグ、同性愛、家族内DV、人種問題について深く切り込んで書いているのも彼女らしかった。
ここでジェリコとケイトのロマンスと同時進行するのが、18歳の黒人俳優ジャマールと、15歳の人気女優スージーのロマンスなんだが・・・キタ!
キタキタキターッッ!!テラモエ!!キタ!ピュアピュアオーラ攻撃!(びったんびったん)
はふぅ。もう、ヒロインのケイトに萎えた分の何倍、いや。何十倍もこの二人の小さな恋のメロディ状態にギャフン!っす(萌)。
いやはや、ここは人種云々よりも・・・スージーの年齢という壁が立ちはざかりました・・・清々しいまでの正攻法でドッキドキざますね(笑)。
ホンマ、いい拾い物した気分です。
こんなに精神的に清々しいイケてる少年キャラ、久しくお目にかかっていませんでしたから、ヨゴレなおばさん読者にはまぶしい程です(爆)。
青田買い女としては、あのジャマールというキャラは、でっかいニンジンもいいトコでした・・・カンフル剤よろしく、彼の場面が読みたくてラストまできていたフシが(ちゅどーんっ)。
しかし、あそこがちょっと。
ラスト近くの、あの数ページ・・・何か、いらなかったかも(^^;;とか思うのよね。
あえて、あんな青天の霹靂みたいな突発事件を起こしてまでケイトとジェリコのハッピーなエンドロールに導かなければならんかったのか?と。
もう少し、他に書き様があったのではないのか?と考えてしまうのだ。
ああ、ジャマールとスージーのあのきゅんきゅんな別れが、その直後の騒動のせいでザザーッと流された気分。プンスカ。
そんなこんなで、ヒーローと脇役少年に萌えた1冊でした、って事ね(爆)。
ブロックマンの本って、こんなカンジで女キャラは全然だけど男キャラが突出している作品がかなりの確率で出てくるんだよね・・・ガチヒーロー作家、というところか(笑)。
子爵のくちづけに目覚めて
2008年4月8日 新刊レビュー
さて。創刊からそのレベルのホニャララさで思わず唸ってしまっていたフローラブックスの新刊、読了。
勿論、定価買いはなく、自腹切りもない状態で購入(笑)。
で、RT誌でもお馴染みのシェリル・ホルトの初翻訳だったのですが・・・思ってたよりまともだった(笑)。
いや、いつもレビューにホットを通り越して轟々と萌え、いや燃えるバーニング(しかも☆が並ぶ。笑)という印象が余りにあったので(^^ゞ
しかし読んでみて、軽妙で丁々発止な会話、憎めないキャラクター達、何よりシリアスな設定になる筈が微妙に配線違いじみた頓珍漢なところがきゅんきゅんさをそそったのだ(笑)。
亡き牧師の娘エマは、ある日新しい領主であるウェイクフィールド子爵に立ち退きを通告される。
女の細腕で病身の母と、幼い妹の生活を一挙に背負い、それで且つ地元の住民達の面倒をせっせこ見ながら生きているエマ、ここから追い出されたら行くあてなんて勿論ない。
他の立ち退きを通達された住人達も寄る辺なき弱者ばかり。
こうなったら直談判!と、悪名高き子爵ジョンのところに出で向く。
愛人お持込で放蕩に耽り、ヤケっぱち気味に毎日浮かれて生きているジョンとしては、こういうお小言の多い女の言う事に付き合ってられん(^^;
で、厄介払いを兼ねて無理難題を押し付ける。
「君の身体で自分を楽しませてくれたら立ち退き撤回してもいいよ」と。
どうだ、無理だろう!さっさと帰れ〜!!というジョンに対し、アニキなエマ、あっさり(?)了承(笑)。
むしろ立場逆転とばかりにイニシアチブを取り、詳細記載の証文まで用意させる始末(爆)。
ここまでで既に度肝抜かれた気分だけど、ここからがまぁ、なんつーか・・・ことのニーズで(笑)。
さっさと本番(笑)に入り、14番勝負(爆)を終わらせる気のジョンに対し、まるで千夜一夜ものがたりの如く、ひらりひらりとジョンをかわすエマ(笑)。
しかも、放蕩者の根性矯正モードな、さすが牧師の娘!!というような手腕で、今日は領地のあっち、明日はこっち、といって連れまわしまくり(笑)。
根はそんなに極悪人ではない、むしろ弱腰なジョンが、まぁ、エマに振り回される事ったら・・・下半身は悶々、そして胸はきゅんきゅん状態で(爆)。
おあずけ喰らったワンコのようです、ホンマ(爆)。
そうなのよね。
ホットなんだけど、自分の気持ちを持て余す、図体のデカイおバカさんのジョンが何ともかわいくってねー(笑)。
寸止め連打だし(ここ、キモよ勿論。笑)。
そこはかないお色気と、純真さが絶妙な味を出しているエマも、とっても味のあるヒロインでして。
頑張り屋でしっかり者なのに・・・ああ、読めば読む程のツンデレちゃんさよ!(萌)
真面目なシーンなのに、海千山千の放蕩者ジョンへの、あの避妊に対する説教場面はもう、他のおバカなロマンスヒーローにも読ませたいぐらいで(笑)。
お話ラスト近くも、王道の悪役暗躍によるすれ違い極まった展開から、何故か萌え暴走したジョンの悦に入ったエマん家への放火オチは絶妙(爆)。
しかも、かねてよりかわいいエマが着ているみすぼらしいドレス(しかもエマのプライドが高いので、金持ちくんなのに彼女にシンプルなドレス一枚も買わせてもらえない鬱憤も加算。笑)に怒りを感じていたジョン、妊婦なのにえっこらおっちら働きすぎてぶっ倒れたエマをまっ裸にして着ているもの全てまで燃やす、一人キャンプファイアー状態(爆)。
いやー。放蕩者の陥落ものは多いけど、これはヒロイン自らもヒーローに「虚勢してくれる?」と言い放つ、虚勢ものなのかしらん?(笑)
実際、その陥落っぷりと虚勢っぷりは見事(爆)。
こういう軽妙できゅんきゅんでクスクス笑えるものなら、ホットを通り越したバーニングでもいいな♪と思った次第。
実際、主人公二人のやりとりだけで堪能できました。
脇役もなかなか味あるキャラが多いんだけど、今回は主役二人に軍杯。
ヒーローの異母兄イアンなんて、奥深いキャラなんだけどね。
彼のスピンオフは・・・ありだな、こりゃ。
スコッツくん、期待っす。読みたいですね(^◇^)
で、結論。
この本は、おバカでかわいいヒーローくんゆえ、蔵書行き確定(笑)。
勿論、定価買いはなく、自腹切りもない状態で購入(笑)。
で、RT誌でもお馴染みのシェリル・ホルトの初翻訳だったのですが・・・思ってたよりまともだった(笑)。
いや、いつもレビューにホットを通り越して轟々と萌え、いや燃えるバーニング(しかも☆が並ぶ。笑)という印象が余りにあったので(^^ゞ
しかし読んでみて、軽妙で丁々発止な会話、憎めないキャラクター達、何よりシリアスな設定になる筈が微妙に配線違いじみた頓珍漢なところがきゅんきゅんさをそそったのだ(笑)。
亡き牧師の娘エマは、ある日新しい領主であるウェイクフィールド子爵に立ち退きを通告される。
女の細腕で病身の母と、幼い妹の生活を一挙に背負い、それで且つ地元の住民達の面倒をせっせこ見ながら生きているエマ、ここから追い出されたら行くあてなんて勿論ない。
他の立ち退きを通達された住人達も寄る辺なき弱者ばかり。
こうなったら直談判!と、悪名高き子爵ジョンのところに出で向く。
愛人お持込で放蕩に耽り、ヤケっぱち気味に毎日浮かれて生きているジョンとしては、こういうお小言の多い女の言う事に付き合ってられん(^^;
で、厄介払いを兼ねて無理難題を押し付ける。
「君の身体で自分を楽しませてくれたら立ち退き撤回してもいいよ」と。
どうだ、無理だろう!さっさと帰れ〜!!というジョンに対し、アニキなエマ、あっさり(?)了承(笑)。
むしろ立場逆転とばかりにイニシアチブを取り、詳細記載の証文まで用意させる始末(爆)。
ここまでで既に度肝抜かれた気分だけど、ここからがまぁ、なんつーか・・・ことのニーズで(笑)。
さっさと本番(笑)に入り、14番勝負(爆)を終わらせる気のジョンに対し、まるで千夜一夜ものがたりの如く、ひらりひらりとジョンをかわすエマ(笑)。
しかも、放蕩者の根性矯正モードな、さすが牧師の娘!!というような手腕で、今日は領地のあっち、明日はこっち、といって連れまわしまくり(笑)。
根はそんなに極悪人ではない、むしろ弱腰なジョンが、まぁ、エマに振り回される事ったら・・・下半身は悶々、そして胸はきゅんきゅん状態で(爆)。
おあずけ喰らったワンコのようです、ホンマ(爆)。
そうなのよね。
ホットなんだけど、自分の気持ちを持て余す、図体のデカイおバカさんのジョンが何ともかわいくってねー(笑)。
寸止め連打だし(ここ、キモよ勿論。笑)。
そこはかないお色気と、純真さが絶妙な味を出しているエマも、とっても味のあるヒロインでして。
頑張り屋でしっかり者なのに・・・ああ、読めば読む程のツンデレちゃんさよ!(萌)
真面目なシーンなのに、海千山千の放蕩者ジョンへの、あの避妊に対する説教場面はもう、他のおバカなロマンスヒーローにも読ませたいぐらいで(笑)。
お話ラスト近くも、王道の悪役暗躍によるすれ違い極まった展開から、何故か萌え暴走したジョンの悦に入ったエマん家への放火オチは絶妙(爆)。
しかも、かねてよりかわいいエマが着ているみすぼらしいドレス(しかもエマのプライドが高いので、金持ちくんなのに彼女にシンプルなドレス一枚も買わせてもらえない鬱憤も加算。笑)に怒りを感じていたジョン、妊婦なのにえっこらおっちら働きすぎてぶっ倒れたエマをまっ裸にして着ているもの全てまで燃やす、一人キャンプファイアー状態(爆)。
いやー。放蕩者の陥落ものは多いけど、これはヒロイン自らもヒーローに「虚勢してくれる?」と言い放つ、虚勢ものなのかしらん?(笑)
実際、その陥落っぷりと虚勢っぷりは見事(爆)。
こういう軽妙できゅんきゅんでクスクス笑えるものなら、ホットを通り越したバーニングでもいいな♪と思った次第。
実際、主人公二人のやりとりだけで堪能できました。
脇役もなかなか味あるキャラが多いんだけど、今回は主役二人に軍杯。
ヒーローの異母兄イアンなんて、奥深いキャラなんだけどね。
彼のスピンオフは・・・ありだな、こりゃ。
スコッツくん、期待っす。読みたいですね(^◇^)
で、結論。
この本は、おバカでかわいいヒーローくんゆえ、蔵書行き確定(笑)。
予定とあわせてちょいちょい覚え書き。
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
悪党紳士のマイ・フェア・レディ ダイアナ・パーマー
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫 NV
情熱の密林 シンディ・ジェラード
理想の花嫁 サマンサ・ジェイムズ
竹書房 ラズベリーブックス
シャンパン・ロマンティック スーザン・マレリー
早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫
遺伝子捜査官アレックス 殺意の連鎖 ローリー・アンドリューズ
二見書房 二見ミステリ文庫
ワイフ・トラップ(原題) トレイシー・アン・ウォレン
・・・ここまでは前作、もしくはそれまでにイタイ目にあっているレーベルや作家や出版社なので落ちか、もしくはタダ入手の時のみ新刊買い、というところか(^^;
あ、でもダイアナはもうやめた・・・ご丁寧にランダムさん、発売日をライムやラズベリーと一緒の10日に変更してくれたので迷う事なく斬り捨てられます(爆)
あ、それならこの2冊も待機に追加か(笑)。
ぶんか社 フローラブックス
あなたの牙に首ったけ キャシー・ラブ
ハーレクイン社 MIRA文庫
南の島の花嫁 キャサリン・コールター
前者はその邦題センスで萎えてしまったので保留、というハナシもあるんだが(爆)。
後者は前作が、というかもしかせんでも私はこの人のヒストリカルは苦手なんだろうか、という説も(^^;
で、ここからはガチ(笑)。
二見書房 二見ミステリ文庫
アンド・エイブル(原題) ルーシー・モンロー
ハーレクイン社 MIRA文庫
月夜に咲く孤独 ジェイン・A・クレンツ
氷のハートが燃えるまで スーザン・アンダーセン
原書房 ライムブックス
あの夏の湖で(仮) レイチェル・ギブソン
世界の果てまできみと一緒に(仮) ローリ・ワイルド
扶桑社 扶桑社ロマンス
ウーマン・オン・ザ・ラン(仮) リサ・マリー・ライス
沈黙の谷(仮) ノーラ・ロバーツ
集英社 集英社文庫
スカーレット・ピンパーネル紅はこべ バロネス・オルツィ
ヴィレッジブックス villegebooks
この身を悪魔に捧げて(上下) ステファニー・ローレンス
アウトランダー14 燃ゆる十字架のもとに(2) ダイアナ・ガバルドン
アニタ・ブレイク・シリーズ(3)(仮) ローレル・ハミルトン
いやー『紅はこべ』が新訳で出るんなら新刊買いはガチっしょ!!
この試みはいいと思うわ。
モンローは、お待たせのホットワイヤー・・・噂のママ、参上?(笑)
ローレンスは、まぁ、あれだけ白々しくも嬉しげに予告しておいたのでウチに来ていらっしゃる方は今更ですな、はは(^^;;
彼女の最高傑作とも謳われている『Devil’s Bride』、日本上陸にございまーす!!
そんでもってレンガは、ちょうど折り返し地点分。
後からどこだったか確認しとこっと・・・ことのさんお気に入りのお散歩はまだだったかしらん(^^ゞ
とりあえず、全く真っ白な状態で挑む、という意味のガチな楽しみはLMRだな(爆)
5月は踊りまくり確定(爆)
+余談+
細かいところはまぁ、後ほど(^^;
http://cool-book-new.seesaa.net/article/91372047.html
PC重いから作業していてイラつくんデスガ(笑えない)。
やっぱGWに再セットアップの荒療治すっか。。。
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
悪党紳士のマイ・フェア・レディ ダイアナ・パーマー
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫 NV
情熱の密林 シンディ・ジェラード
理想の花嫁 サマンサ・ジェイムズ
竹書房 ラズベリーブックス
シャンパン・ロマンティック スーザン・マレリー
早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫
遺伝子捜査官アレックス 殺意の連鎖 ローリー・アンドリューズ
二見書房 二見ミステリ文庫
ワイフ・トラップ(原題) トレイシー・アン・ウォレン
・・・ここまでは前作、もしくはそれまでにイタイ目にあっているレーベルや作家や出版社なので落ちか、もしくはタダ入手の時のみ新刊買い、というところか(^^;
あ、でもダイアナはもうやめた・・・ご丁寧にランダムさん、発売日をライムやラズベリーと一緒の10日に変更してくれたので迷う事なく斬り捨てられます(爆)
あ、それならこの2冊も待機に追加か(笑)。
ぶんか社 フローラブックス
あなたの牙に首ったけ キャシー・ラブ
ハーレクイン社 MIRA文庫
南の島の花嫁 キャサリン・コールター
前者はその邦題センスで萎えてしまったので保留、というハナシもあるんだが(爆)。
後者は前作が、というかもしかせんでも私はこの人のヒストリカルは苦手なんだろうか、という説も(^^;
で、ここからはガチ(笑)。
二見書房 二見ミステリ文庫
アンド・エイブル(原題) ルーシー・モンロー
ハーレクイン社 MIRA文庫
月夜に咲く孤独 ジェイン・A・クレンツ
氷のハートが燃えるまで スーザン・アンダーセン
原書房 ライムブックス
あの夏の湖で(仮) レイチェル・ギブソン
世界の果てまできみと一緒に(仮) ローリ・ワイルド
扶桑社 扶桑社ロマンス
ウーマン・オン・ザ・ラン(仮) リサ・マリー・ライス
沈黙の谷(仮) ノーラ・ロバーツ
集英社 集英社文庫
スカーレット・ピンパーネル紅はこべ バロネス・オルツィ
ヴィレッジブックス villegebooks
この身を悪魔に捧げて(上下) ステファニー・ローレンス
アウトランダー14 燃ゆる十字架のもとに(2) ダイアナ・ガバルドン
アニタ・ブレイク・シリーズ(3)(仮) ローレル・ハミルトン
いやー『紅はこべ』が新訳で出るんなら新刊買いはガチっしょ!!
この試みはいいと思うわ。
モンローは、お待たせのホットワイヤー・・・噂のママ、参上?(笑)
ローレンスは、まぁ、あれだけ白々しくも嬉しげに予告しておいたのでウチに来ていらっしゃる方は今更ですな、はは(^^;;
彼女の最高傑作とも謳われている『Devil’s Bride』、日本上陸にございまーす!!
そんでもってレンガは、ちょうど折り返し地点分。
後からどこだったか確認しとこっと・・・ことのさんお気に入りのお散歩はまだだったかしらん(^^ゞ
とりあえず、全く真っ白な状態で挑む、という意味のガチな楽しみはLMRだな(爆)
5月は踊りまくり確定(爆)
+余談+
細かいところはまぁ、後ほど(^^;
http://cool-book-new.seesaa.net/article/91372047.html
PC重いから作業していてイラつくんデスガ(笑えない)。
やっぱGWに再セットアップの荒療治すっか。。。
コンテンポラリーで既に日本上陸をはたしていますスーザン・イーノックのヒストリカル・ロマンス初翻訳分、読了〜。
・・・期待していた分、ちょっと肩透かし気分かも(^^;;
何と言うのか・・・お話はよく出来ているし、コンパクトにまとまっているし起承転結きちんとついているんだけど・・・えーっと。これを言うとミもフタもないのですが、言います。
華がない(爆)
いやー、ホンマにミもフタもないんですが(^^;
「氷の女王」という異名を持つヒロインのリリスも、悪名高き放蕩者ダンズバリー侯爵ジャックも、キャラクターの設定としては面白いんですが、どうも突き抜けたものもなく、こじんまりとまとまっていてスーッと読み過ごしてしまうという感じでした。
ジャックの放蕩三昧の理由もイマイチ決定力に欠けるし、リリスが家名回復を掛けて夫を探しているというにしても・・・別にここの家、金にも食うにも全く困ってないから、薄っぺらく読めてしまうんだよね。
必死さがないから、まだえり好み選り好み出来るんだし、父親に虐待されているかというとそんな事でもないし。
主役だけでなく、脇役もそんなに魅力的なキャラもなく、淡々と進んでいくもんだから、盛り上がったところがどこか読了してからもすぐに思いだせないぐらいで(笑)。
あ、最初の頃のジャックがリリスにお茶目につきまとうところがもしかして最初からクライマックス(byモモタロス。笑)だったのか?!(爆)
とにかく、キャラ萌えとか丁々発止なやりとりとか、読書ツボがない作品の場合、再読率は一気に下降するのだが・・・この本はそんなカンジだな(^^;;
・・・ざっくり豪快に斬れるスカならともかく、優等生に良かったが特徴なき美形作品も中途半端に困るのだ(爆)などと、相変わらずとんでもないことのさんであった(笑)。
これからもイーノックのヒストリカルは翻訳されるようですが、今回のより評価高い本が待機しているようなので・・・次回に期待、かな(^^;;
・・・期待していた分、ちょっと肩透かし気分かも(^^;;
何と言うのか・・・お話はよく出来ているし、コンパクトにまとまっているし起承転結きちんとついているんだけど・・・えーっと。これを言うとミもフタもないのですが、言います。
華がない(爆)
いやー、ホンマにミもフタもないんですが(^^;
「氷の女王」という異名を持つヒロインのリリスも、悪名高き放蕩者ダンズバリー侯爵ジャックも、キャラクターの設定としては面白いんですが、どうも突き抜けたものもなく、こじんまりとまとまっていてスーッと読み過ごしてしまうという感じでした。
ジャックの放蕩三昧の理由もイマイチ決定力に欠けるし、リリスが家名回復を掛けて夫を探しているというにしても・・・別にここの家、金にも食うにも全く困ってないから、薄っぺらく読めてしまうんだよね。
必死さがないから、まだえり好み選り好み出来るんだし、父親に虐待されているかというとそんな事でもないし。
主役だけでなく、脇役もそんなに魅力的なキャラもなく、淡々と進んでいくもんだから、盛り上がったところがどこか読了してからもすぐに思いだせないぐらいで(笑)。
あ、最初の頃のジャックがリリスにお茶目につきまとうところがもしかして最初からクライマックス(byモモタロス。笑)だったのか?!(爆)
とにかく、キャラ萌えとか丁々発止なやりとりとか、読書ツボがない作品の場合、再読率は一気に下降するのだが・・・この本はそんなカンジだな(^^;;
・・・ざっくり豪快に斬れるスカならともかく、優等生に良かったが特徴なき美形作品も中途半端に困るのだ(爆)などと、相変わらずとんでもないことのさんであった(笑)。
これからもイーノックのヒストリカルは翻訳されるようですが、今回のより評価高い本が待機しているようなので・・・次回に期待、かな(^^;;
スーザン・カーニーのファイナル・ミッション・シリーズ最新刊、読了〜。
・・・でも、ちょっと、いや。かなり不満。
だって全然シェイ・グループらしさが出てなかったんだもん(^^;
原書がBRAZEの作品は他にもあったこのシリーズ、あのラインとの相性が悪いという事はないんだろうけど・・・この作品がシリーズ既刊中、一番つまらなかった事は否めないわ、ことのさん(^^ゞ
主人公は、シェイ・グループ側がヒーローのボルト、そして彼と任務を共にするFBI捜査官アマンダがお相手。
仕事も出来るし、度胸もあるし、話のテンポもいいんだが・・・何だかなぁ。そもそもの話の核となる怪しい香水瓶と、その中の怪しい液体が人の性衝動を増幅するとかいう突飛な設定を、今までならシェイ・グループのメンバーの個性ある言動やら、茶目っ気ある小道具やら、スピード感あふれるアクション・シーンとかで一気に読ませて読者を煙に蒔いてしまう力技があったんだが・・・今回、それをひたすらエロい場面中心に補おうとしたんだよね。
あれはシェイ・シリーズものの根本的なところを否定したように思えたわ・・・いくらBRAZEライン原書とはいえ。がっかりした。
ボルトのキャラクターがなかなかよいし、アマンダも気の強いデキるヒロインだった分、そこが残念だった。
特にボルトがメロメロくんだった分、余計にね。
さて、ここから先はスーザン・カーニー本人がまだ書いていないファイナル・ミッション・シリーズ。
・・・ファンの皆が、ローガン・キンケイドの年貢の納める瞬間を待っているのである(爆)。
パラノーマルとか色んなもの書くのもいいんですが、さっさとローガン様を幸せにして電話番(だって最近、電話してる場面しかないんだもん。涙)から解放してあげて下さい。マジ(^^ゞゞ
・・・でも、ちょっと、いや。かなり不満。
だって全然シェイ・グループらしさが出てなかったんだもん(^^;
原書がBRAZEの作品は他にもあったこのシリーズ、あのラインとの相性が悪いという事はないんだろうけど・・・この作品がシリーズ既刊中、一番つまらなかった事は否めないわ、ことのさん(^^ゞ
主人公は、シェイ・グループ側がヒーローのボルト、そして彼と任務を共にするFBI捜査官アマンダがお相手。
仕事も出来るし、度胸もあるし、話のテンポもいいんだが・・・何だかなぁ。そもそもの話の核となる怪しい香水瓶と、その中の怪しい液体が人の性衝動を増幅するとかいう突飛な設定を、今までならシェイ・グループのメンバーの個性ある言動やら、茶目っ気ある小道具やら、スピード感あふれるアクション・シーンとかで一気に読ませて読者を煙に蒔いてしまう力技があったんだが・・・今回、それをひたすらエロい場面中心に補おうとしたんだよね。
あれはシェイ・シリーズものの根本的なところを否定したように思えたわ・・・いくらBRAZEライン原書とはいえ。がっかりした。
ボルトのキャラクターがなかなかよいし、アマンダも気の強いデキるヒロインだった分、そこが残念だった。
特にボルトがメロメロくんだった分、余計にね。
さて、ここから先はスーザン・カーニー本人がまだ書いていないファイナル・ミッション・シリーズ。
・・・ファンの皆が、ローガン・キンケイドの年貢の納める瞬間を待っているのである(爆)。
パラノーマルとか色んなもの書くのもいいんですが、さっさとローガン様を幸せにして電話番(だって最近、電話してる場面しかないんだもん。涙)から解放してあげて下さい。マジ(^^ゞゞ
ノーラ・ロバーツの光の輪トリロジー2冊目、読了〜。
今回は、ヴァンパイア・ハンターのブレアと、ガイアルからやってきた変身能力のある王子様ラーキンが主役。
いやー、設定そのものがコアなヴァンパイアもの読者としてむず痒いカンジ(笑)のこのシリーズで、ヒョウタンからコマ!
まさかノーラ名義の作品でこんなにキャラ萌え出来るとは思わなかった(笑)。
いや、ヒロインのブレアちゃんはいかにもノーラの書く、気の強いツンデレ・ヒロインらしくって想定内なの。
しかし・・・まさか前作でここまで化けるとは思わなかったのが、ブレアのお相手、いろんなものに変身しちゃうラーキンくん!
もう、このどよ〜んとした作品の雰囲気の中、なんちゅーカワイイおバカさんっぷりなんだ!!
おバカっていうより、デキるイケメンな茶目っ気くんだから、なお◎。
あの、ユニコーンに変身して敵一味の車のタイヤを角でプスプス刺してパンクさせて悦に入る場面、キタ!テラモエ!ノーラ、グッジョブ!!キタキタキターッ!!って感じでころげまわってウケました(爆)。
だって、ノーラ作品であんなアホな一発芸拝めるとは思わなくってさー。ツボ直撃だったのよ(^^ゞ
でもって・・・何なんだ、彼のあの食いしん坊バンザイっぷりは!!
もうね、微笑ましくってハグりたいぐらいカワイイんだわよ、ラーキンの食ってる場面!(爆)
つねづねノーラの書くヒーローって生活感が一部欠落しているフシを感じる事があるんだが(笑)、そーいえばこんなに幸せそうに食べてるヒーローって・・・いたっけ?(^^;;
食べてるのを見てるだけでこっちも微笑んでしまう新たな癒し系ヒーローか?!(爆)
・・・あの、ブレアの買い物について行って、ワキャワキャはしゃいでおやつをねだり、エクレア買い食いするだけでもきゃ〜♪かわい〜っ♪♪なのに(しかも山のよーなカップケーキまで土産に買わせるスゴ腕。笑)、いつも食ってるのが周知の事実よろしく親兄弟にまで言われている様がまたキタ(笑)。
ドラゴンに変身した姿とブレアのツーショット、馬バージョン、狼バージョン、鷹バージョンも全て茶目っ気あるところもきゅんきゅん(^◇^)
・・・はっ。ラーキン萌えを語って終わりそうじゃん(爆)。
ノーラの昔からの読者だと、彼女のシングルタイトルって、過去のカテゴリー・ロマンスのキャラの焼きなおしをそこはかとなく感じるんだけど、今回のラーキンは「愛の国コルディナ」のベネットを思い出したな。
生粋の王族様だけど、継承権からは一歩退いていて、でも国を思う気持ちは誰よりも強くって。そして馬好きのプレイボーイ(笑)。
で、設定の一部は「時シリーズ」。
最初にこのトリロジー1冊目を読んだ時に、ラストに3カップルがどこで余生を送るのかすぐ分かった気がしたんだよね。
特に今回のブレアとラーキンの話は、最初から21世紀に対応出来るラーキンの資質を前面に出してきていたから。
過去の世界に居場所がもうないキアンしかり。
そういえば、今回はヴァンパイアの女王リリスの側の事情をかなり行数さいていて、これは面白かった。
まぁ、ヴァンパイアの細かい設定云々は相変わらずホニャララだが(爆)、ノーラらしい切り口の部分が秀逸だったのよ。
特に「擬似家族」と「女の子の会話」(笑)。
鏡に見入るリリスとローラの場面、ローラがブレアとの対決で「あなたのそのジャケットは私の方が似合うわ」とかいうファッション番長なところとか(笑)。
ワタクシ、あのリリスとローラのギャル百合なところ、ヒジョーにお気に入りなので(爆)。
でもって、リリスの「息子」であるデイヴィーのくだりは・・・アン・ライスの『インタビュー・ウィズ・ア・ヴァンパイア』のクロウ(クロウディア)を彷彿させてくれました。
無垢な子供の方が怖い・・・まさにクロウの少年版だわよ、あれは。
さて、次回はラストのキアンとモアラのお話。
あらら、もう4月という事は来月には読めてしまうのね、3冊目(^^ゞ
今回は、ヴァンパイア・ハンターのブレアと、ガイアルからやってきた変身能力のある王子様ラーキンが主役。
いやー、設定そのものがコアなヴァンパイアもの読者としてむず痒いカンジ(笑)のこのシリーズで、ヒョウタンからコマ!
まさかノーラ名義の作品でこんなにキャラ萌え出来るとは思わなかった(笑)。
いや、ヒロインのブレアちゃんはいかにもノーラの書く、気の強いツンデレ・ヒロインらしくって想定内なの。
しかし・・・まさか前作でここまで化けるとは思わなかったのが、ブレアのお相手、いろんなものに変身しちゃうラーキンくん!
もう、このどよ〜んとした作品の雰囲気の中、なんちゅーカワイイおバカさんっぷりなんだ!!
おバカっていうより、デキるイケメンな茶目っ気くんだから、なお◎。
あの、ユニコーンに変身して敵一味の車のタイヤを角でプスプス刺してパンクさせて悦に入る場面、キタ!テラモエ!ノーラ、グッジョブ!!キタキタキターッ!!って感じでころげまわってウケました(爆)。
だって、ノーラ作品であんなアホな一発芸拝めるとは思わなくってさー。ツボ直撃だったのよ(^^ゞ
でもって・・・何なんだ、彼のあの食いしん坊バンザイっぷりは!!
もうね、微笑ましくってハグりたいぐらいカワイイんだわよ、ラーキンの食ってる場面!(爆)
つねづねノーラの書くヒーローって生活感が一部欠落しているフシを感じる事があるんだが(笑)、そーいえばこんなに幸せそうに食べてるヒーローって・・・いたっけ?(^^;;
食べてるのを見てるだけでこっちも微笑んでしまう新たな癒し系ヒーローか?!(爆)
・・・あの、ブレアの買い物について行って、ワキャワキャはしゃいでおやつをねだり、エクレア買い食いするだけでもきゃ〜♪かわい〜っ♪♪なのに(しかも山のよーなカップケーキまで土産に買わせるスゴ腕。笑)、いつも食ってるのが周知の事実よろしく親兄弟にまで言われている様がまたキタ(笑)。
ドラゴンに変身した姿とブレアのツーショット、馬バージョン、狼バージョン、鷹バージョンも全て茶目っ気あるところもきゅんきゅん(^◇^)
・・・はっ。ラーキン萌えを語って終わりそうじゃん(爆)。
ノーラの昔からの読者だと、彼女のシングルタイトルって、過去のカテゴリー・ロマンスのキャラの焼きなおしをそこはかとなく感じるんだけど、今回のラーキンは「愛の国コルディナ」のベネットを思い出したな。
生粋の王族様だけど、継承権からは一歩退いていて、でも国を思う気持ちは誰よりも強くって。そして馬好きのプレイボーイ(笑)。
で、設定の一部は「時シリーズ」。
最初にこのトリロジー1冊目を読んだ時に、ラストに3カップルがどこで余生を送るのかすぐ分かった気がしたんだよね。
特に今回のブレアとラーキンの話は、最初から21世紀に対応出来るラーキンの資質を前面に出してきていたから。
過去の世界に居場所がもうないキアンしかり。
そういえば、今回はヴァンパイアの女王リリスの側の事情をかなり行数さいていて、これは面白かった。
まぁ、ヴァンパイアの細かい設定云々は相変わらずホニャララだが(爆)、ノーラらしい切り口の部分が秀逸だったのよ。
特に「擬似家族」と「女の子の会話」(笑)。
鏡に見入るリリスとローラの場面、ローラがブレアとの対決で「あなたのそのジャケットは私の方が似合うわ」とかいうファッション番長なところとか(笑)。
ワタクシ、あのリリスとローラのギャル百合なところ、ヒジョーにお気に入りなので(爆)。
でもって、リリスの「息子」であるデイヴィーのくだりは・・・アン・ライスの『インタビュー・ウィズ・ア・ヴァンパイア』のクロウ(クロウディア)を彷彿させてくれました。
無垢な子供の方が怖い・・・まさにクロウの少年版だわよ、あれは。
さて、次回はラストのキアンとモアラのお話。
あらら、もう4月という事は来月には読めてしまうのね、3冊目(^^ゞ
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ISBN:457608030X 文庫 中西 和美 二見書房 2008/03/25 ¥870
ジェイン・アン・クレンツの最新刊、読了〜♪
いやー、うまいっ!
やっぱうまいよクレンツ!!
唸ってクスクス笑ってきゅんきゅんしてあっという間に読んでしまっちゃったよ(^^ゞ
クレンツ作品にしては、かなりディープなサスペンティックなはじまり方なんだけど、ここで「嫌〜っっ(@@;」となるような怖がり読者でも、このクレンツの手腕にかかるとスルーもいいとこ(笑)。
昨今不作続きのコージーミステリに近いカンジなのよね。
これだけの数の死体発見場面が出てくるのに(^^ゞ
妙齢のキャリアウーマンという、今回のアイリーンもクレンツ作品らしいのだが、ちと違う。
17年前に両親の変死体を発見して以来、トラウマから暗闇に怯えているのをひた隠ししているんですが・・・くくっ。
もうね、アイリーンの黒尽くめルックのドSなカンジとその内面のセンシティヴでキュートなところの落差が、ヒジョーにツンデレラー読者なことのさんにはキタキタ!モエキターッ!!なのだ!(笑)
いやー。ヒーローが黒尽くめ+黒のブーツ・・・ああ、今度はキミに鞭もプレゼントしなきゃ、とかいっちゃったり、別の意味でもドリー夢と妄想を駆り立てるヒロインだわよ!(爆)
でも、細かいところはクレンツ節も効いてますわ・・・旅行先にお気に入りの紅茶のティーバック持参しているところとか、おもむろにピラティスはじめるあたり(^^)
でもって、お相手のヒーロー・・・ロッジのオーナーであるルークだけど・・・ぷっ。
いつもなら、困った家族持ちはお約束だった筈だが今回は絡め手できたぞ。「配線違いのルークを理解しきれない、常識から脱却しきれない人のいい困ったお節介家族」(笑)。
それでいて、これもかーなーり珍しいか・・・海兵隊あがり(笑)。
しかし、ここはもうクレンツ節炸裂だな。海兵隊に入る前はルーク・・・哲学者なんだもん(爆)
でも、海兵隊あがりの堅物クンもクレンツが書くとこんなに頓珍漢できゅんきゅんでクスクス笑ってしまうんだよね。
軍隊式のオレ様ロッジ経営は大ウケしまくり・・・商売する気、全くないのがありありと!(爆)
初めて会ったときから、アイリーンに萌え萌えなのだが、その様はまるでワンコのようだったり(^^ゞ
で、またアイリーンがこのルークと夫婦漫才のようで、二人の会話が丁々発止なのだわ(^^ゞ
軍隊式時間をルークが口にするたび、「で、それは実際の時間は何時?」と即ツッコミ入ったり(爆)。
お互い似たトラウマを持ち、似たようにカウンセラーにかかり、そして出会うべく出会ったというか。
お出かけの時の騒動の中、アイリーンがルークの行動を考えて冷静にオムレツのテイクアウトを注文する場面などケラケラ笑ったわ・・・ああ、割れ鍋に綴じ蓋(爆)。
今回はそういう意味では脇役はちょっとおいて、主人公二人にかなりのウエイトが置かれていて読んでいる方はテンポよくって◎なのよね。
あ、でもルークの末弟ジェイソンは困ったちゃんで茶目っ気あふれるキャラで抜きん出ていたかな。
「わーお」(爆)。
サスペンスの部分も、謎解きも、犯人も、それにまつわるミスリード等もかなりのハイレベル。
クレンツの軽妙に語るような文体についついスルーしそうになるけど、しっかりした骨格を持って且つキャラが魅力的な1冊でしたわよ、この作品。
そこらへんのロマサスとは違い、作家の個性を全面的に出して、設定に振り回されずこのボリュームで納められる・・・最初に「うまい!」と連呼した、クレンツたる由縁なクオリティ。
裏切りのない鉄板作家というのも嬉しいですな。
来月は『黄昏に眠る記憶』続編が刊行という事で、2008年もクレンツ未訳上陸は続きそう♪
愛読者としては嬉しい限り・・・あ、でもハヤ○ワさんは音沙汰ないんデスガ(涙)
ジェイン・アン・クレンツの最新刊、読了〜♪
いやー、うまいっ!
やっぱうまいよクレンツ!!
唸ってクスクス笑ってきゅんきゅんしてあっという間に読んでしまっちゃったよ(^^ゞ
クレンツ作品にしては、かなりディープなサスペンティックなはじまり方なんだけど、ここで「嫌〜っっ(@@;」となるような怖がり読者でも、このクレンツの手腕にかかるとスルーもいいとこ(笑)。
昨今不作続きのコージーミステリに近いカンジなのよね。
これだけの数の死体発見場面が出てくるのに(^^ゞ
妙齢のキャリアウーマンという、今回のアイリーンもクレンツ作品らしいのだが、ちと違う。
17年前に両親の変死体を発見して以来、トラウマから暗闇に怯えているのをひた隠ししているんですが・・・くくっ。
もうね、アイリーンの黒尽くめルックのドSなカンジとその内面のセンシティヴでキュートなところの落差が、ヒジョーにツンデレラー読者なことのさんにはキタキタ!モエキターッ!!なのだ!(笑)
いやー。ヒーローが黒尽くめ+黒のブーツ・・・ああ、今度はキミに鞭もプレゼントしなきゃ、とかいっちゃったり、別の意味でもドリー夢と妄想を駆り立てるヒロインだわよ!(爆)
でも、細かいところはクレンツ節も効いてますわ・・・旅行先にお気に入りの紅茶のティーバック持参しているところとか、おもむろにピラティスはじめるあたり(^^)
でもって、お相手のヒーロー・・・ロッジのオーナーであるルークだけど・・・ぷっ。
いつもなら、困った家族持ちはお約束だった筈だが今回は絡め手できたぞ。「配線違いのルークを理解しきれない、常識から脱却しきれない人のいい困ったお節介家族」(笑)。
それでいて、これもかーなーり珍しいか・・・海兵隊あがり(笑)。
しかし、ここはもうクレンツ節炸裂だな。海兵隊に入る前はルーク・・・哲学者なんだもん(爆)
でも、海兵隊あがりの堅物クンもクレンツが書くとこんなに頓珍漢できゅんきゅんでクスクス笑ってしまうんだよね。
軍隊式のオレ様ロッジ経営は大ウケしまくり・・・商売する気、全くないのがありありと!(爆)
初めて会ったときから、アイリーンに萌え萌えなのだが、その様はまるでワンコのようだったり(^^ゞ
で、またアイリーンがこのルークと夫婦漫才のようで、二人の会話が丁々発止なのだわ(^^ゞ
軍隊式時間をルークが口にするたび、「で、それは実際の時間は何時?」と即ツッコミ入ったり(爆)。
お互い似たトラウマを持ち、似たようにカウンセラーにかかり、そして出会うべく出会ったというか。
お出かけの時の騒動の中、アイリーンがルークの行動を考えて冷静にオムレツのテイクアウトを注文する場面などケラケラ笑ったわ・・・ああ、割れ鍋に綴じ蓋(爆)。
今回はそういう意味では脇役はちょっとおいて、主人公二人にかなりのウエイトが置かれていて読んでいる方はテンポよくって◎なのよね。
あ、でもルークの末弟ジェイソンは困ったちゃんで茶目っ気あふれるキャラで抜きん出ていたかな。
「わーお」(爆)。
サスペンスの部分も、謎解きも、犯人も、それにまつわるミスリード等もかなりのハイレベル。
クレンツの軽妙に語るような文体についついスルーしそうになるけど、しっかりした骨格を持って且つキャラが魅力的な1冊でしたわよ、この作品。
そこらへんのロマサスとは違い、作家の個性を全面的に出して、設定に振り回されずこのボリュームで納められる・・・最初に「うまい!」と連呼した、クレンツたる由縁なクオリティ。
裏切りのない鉄板作家というのも嬉しいですな。
来月は『黄昏に眠る記憶』続編が刊行という事で、2008年もクレンツ未訳上陸は続きそう♪
愛読者としては嬉しい限り・・・あ、でもハヤ○ワさんは音沙汰ないんデスガ(涙)
思いやる恋(ライムブックス ド1-2) (ライムブックス ド 1-2)
2008年3月28日 新刊レビュー
ISBN:4562043369 文庫 竹内 楓 原書房 2008/03/10 ¥930
クリスティーナ・ドットのロスト・テキサス・シリーズ2冊目、読了〜。
・・・いや。
面白かったんだが、前回ほどに勢いよく読めなかったのも事実。
読まれた方は何となく、その理由が分かるかと・・・(^^ゞ
ええ、ヒロインです(笑)。
前回ヒロインのホープちゃんが萌え萌えきゅんきゅんだったのと比べると、今回のヒロインでホープの妹であるペッパー・・・ふ。
読み進めるにつれ「あれ(^^;」「あれれ(^^;;」な箇所が出てくるではあーりませんか!(失笑)
完全に止まらなかったのは、そりゃあヒーローのダンのメロメロ具合と我慢強さがあったお陰?(笑)
早計に彼女の事を誤解して鬼畜な捨て台詞を吐きはしますが、速攻そんな風に言った自分を恥じ、彼女の立場を思いやり空より高く、海より深く反省する様は、どっかの某シリーズロマンス(笑)慣れした身には「え?そんなに早く謝っちゃうの?」とか拍子抜けするぐらい(爆)。
つうか、このダンって・・・乙女系よね。思考回路とか言動が(笑)。
普通、街きってのプレイボーイくんがツンとすました都会から来た不良少女が気になるからって・・・彼女に接近すべくその里親のところに通ってはせっせこ一緒にクッキー手作りはせんよなぁ(笑)。
お互いの初恋の相手の成長した姿に戸惑い、やりとりするこのパターン・・・改心したバッド・ボーイ帰郷ものの典型パターン・・・この場合、改心したバッド・ガール帰郷、だが(笑)。
いや、でも本当に、ペッパーが何度も「姉さんも義兄さんも私を探してくれなかった」と言うんですが・・・。
探せるかよ。アンタが法を破ってまでIDを偽造して自分の正体を偽って彷徨っていたのにとか思ったのはことのさんだけですか?(^^;
だって、本職軍人で特殊部隊を率いているダンが、己の持つ手段全て使って調べても行方の分からなかったペッパーを、一般人のホープやガブリエルがどうやって探せるのか?(^^;;
ダンは、そんな本職を撒いた彼女をちょっと誇らしく思っちゃうぐらいメロリン重症だが(笑)、ホープ達はそこんとこツッコミしといていいのでは?(^^ゞ
まぁ、それやこれやのヒロインに関してはさておく(おくんかい。爆)。
今回は、あれやこれやで幸せになった妊婦ホープが、相変わらず彼女にメロメロドキューンな天然ボケなセレブ夫ザックとイチャイチャしつつ、すっかりホープのパシリ扱いな執事グリズワルドを、そしてお茶目キャラ全開になってきつつあるイケメンの義弟ガブリエルを下僕よろしくコキ使う様が大ウケしましたな。わっはっは!
本当にグリズワルド、フルタイム執事の本職に戻れるのはいつ?(笑)
一番笑ったのはしみじみとガブリエルが「以前のホープは本当に優しかったのに、妊娠すると女性は獰猛な狼に変身し、相手をひと目見るなり心臓を引き裂こうとするなんて全然知らなかった」とボヤき、ザックが口では一応否定しつつもホープはますます凶暴になりつつあると内心、ガブリエルに同意しているくだり(爆)。
もう、すっかり「家族」となっていて前作から読んでいるときゃい〜ん♪ってカンジだわ。ここらへん♪
正直、ホープとガブリエルのペッパーとの再会よりも、この前回の主人公のきゅんきゅんなやりとりの方が萌えたわ(^^ゞ
サスペンスとしても最初の時点でさっさと悪人提示しての逃亡劇にしたり、うまく書いていますよね。
脇役も、ペッパーの幼馴染リタとかいい味のキャラがちらほら出てたけど、前回には叶わなかったかな?
あ、でもダンの父親であるラッセル父ちゃんはそんな中では抜きん出ていましたわ・・・乱暴馬と同じ扱いされてる暴れん坊なオッサン(笑)。
オッサン好きな方はにたまらんスマッシュ!かと(爆)
さて、次はラストねー。
この手の姉妹離れ離れによる再会ものって、ジーナ・ウィルキンズの歌シリーズが大好きなことのさんだけど、末っ子話はどうでもよかったんだよね。
何故なら、離れ離れになった時の年齢が幼すぎて(赤ん坊)、読者に切なさをそそる記憶やエピソードが年長組の一方通行で、赤ん坊サイドには全くといっていい程に記憶も感慨がないところがイマイチなんだよね。
だから、ラストの末っ子ケイトリンよりもガブリエルがさっさと幸せになって欲しいのよね・・・早く彼の話を書いてほしいわマジ。
クリスティーナ・ドットのロスト・テキサス・シリーズ2冊目、読了〜。
・・・いや。
面白かったんだが、前回ほどに勢いよく読めなかったのも事実。
読まれた方は何となく、その理由が分かるかと・・・(^^ゞ
ええ、ヒロインです(笑)。
前回ヒロインのホープちゃんが萌え萌えきゅんきゅんだったのと比べると、今回のヒロインでホープの妹であるペッパー・・・ふ。
読み進めるにつれ「あれ(^^;」「あれれ(^^;;」な箇所が出てくるではあーりませんか!(失笑)
完全に止まらなかったのは、そりゃあヒーローのダンのメロメロ具合と我慢強さがあったお陰?(笑)
早計に彼女の事を誤解して鬼畜な捨て台詞を吐きはしますが、速攻そんな風に言った自分を恥じ、彼女の立場を思いやり空より高く、海より深く反省する様は、どっかの某シリーズロマンス(笑)慣れした身には「え?そんなに早く謝っちゃうの?」とか拍子抜けするぐらい(爆)。
つうか、このダンって・・・乙女系よね。思考回路とか言動が(笑)。
普通、街きってのプレイボーイくんがツンとすました都会から来た不良少女が気になるからって・・・彼女に接近すべくその里親のところに通ってはせっせこ一緒にクッキー手作りはせんよなぁ(笑)。
お互いの初恋の相手の成長した姿に戸惑い、やりとりするこのパターン・・・改心したバッド・ボーイ帰郷ものの典型パターン・・・この場合、改心したバッド・ガール帰郷、だが(笑)。
いや、でも本当に、ペッパーが何度も「姉さんも義兄さんも私を探してくれなかった」と言うんですが・・・。
探せるかよ。アンタが法を破ってまでIDを偽造して自分の正体を偽って彷徨っていたのにとか思ったのはことのさんだけですか?(^^;
だって、本職軍人で特殊部隊を率いているダンが、己の持つ手段全て使って調べても行方の分からなかったペッパーを、一般人のホープやガブリエルがどうやって探せるのか?(^^;;
ダンは、そんな本職を撒いた彼女をちょっと誇らしく思っちゃうぐらいメロリン重症だが(笑)、ホープ達はそこんとこツッコミしといていいのでは?(^^ゞ
まぁ、それやこれやのヒロインに関してはさておく(おくんかい。爆)。
今回は、あれやこれやで幸せになった妊婦ホープが、相変わらず彼女にメロメロドキューンな天然ボケなセレブ夫ザックとイチャイチャしつつ、すっかりホープのパシリ扱いな執事グリズワルドを、そしてお茶目キャラ全開になってきつつあるイケメンの義弟ガブリエルを下僕よろしくコキ使う様が大ウケしましたな。わっはっは!
本当にグリズワルド、フルタイム執事の本職に戻れるのはいつ?(笑)
一番笑ったのはしみじみとガブリエルが「以前のホープは本当に優しかったのに、妊娠すると女性は獰猛な狼に変身し、相手をひと目見るなり心臓を引き裂こうとするなんて全然知らなかった」とボヤき、ザックが口では一応否定しつつもホープはますます凶暴になりつつあると内心、ガブリエルに同意しているくだり(爆)。
もう、すっかり「家族」となっていて前作から読んでいるときゃい〜ん♪ってカンジだわ。ここらへん♪
正直、ホープとガブリエルのペッパーとの再会よりも、この前回の主人公のきゅんきゅんなやりとりの方が萌えたわ(^^ゞ
サスペンスとしても最初の時点でさっさと悪人提示しての逃亡劇にしたり、うまく書いていますよね。
脇役も、ペッパーの幼馴染リタとかいい味のキャラがちらほら出てたけど、前回には叶わなかったかな?
あ、でもダンの父親であるラッセル父ちゃんはそんな中では抜きん出ていましたわ・・・乱暴馬と同じ扱いされてる暴れん坊なオッサン(笑)。
オッサン好きな方はにたまらんスマッシュ!かと(爆)
さて、次はラストねー。
この手の姉妹離れ離れによる再会ものって、ジーナ・ウィルキンズの歌シリーズが大好きなことのさんだけど、末っ子話はどうでもよかったんだよね。
何故なら、離れ離れになった時の年齢が幼すぎて(赤ん坊)、読者に切なさをそそる記憶やエピソードが年長組の一方通行で、赤ん坊サイドには全くといっていい程に記憶も感慨がないところがイマイチなんだよね。
だから、ラストの末っ子ケイトリンよりもガブリエルがさっさと幸せになって欲しいのよね・・・早く彼の話を書いてほしいわマジ。
キス・キス・キス素直になれなくて (ヴィレッジブックス F フ 6-6)
2008年3月24日 新刊レビュー
ISBN:4789732835 文庫 石原 未奈子 ヴィレッジブックス 2008/03 ¥840
好評短編集「キス・キス・キス」第四弾、読了〜♪
前作は正直、ナンシー・ウォレン以外は即抹殺ものでしたが(爆)、それに比べると小ぶりなカンジの作品が揃っていて、こっちのが読後感は優等生ながら○。
もっとも、二本目のジル・シャルヴィスは凡打だったけど(きっぱり。笑)。
だって、ヒロインに全然魅力を感じないもん(爆)。
心配の余り胃を悪くする程に旦那を追い詰めている自覚のないまま、危険のあるところにひょこひょこ頭を突っ込み、彼女が何を証明しようとしているのかっていうのは、まるでジブリ映画『ハウルの動く城』を見た際の素朴な疑問と通じるものがあった。
「アンタ、一体何と戦ってるワケ?」ってさ(笑)
そう。このテの危険に首突っ込んで反省しない女は、つまりはことのさんにとって地雷系なのだ(笑)。
久々のデニソンは相変わらずセクシーな作品で、それでいて再会ものとしてコンパクトにまとまった話でした。
あのボリュームでは、精神的葛藤とか、若さゆえの迷いとか細かいところまで求めるのはナニだが、まぁ、うまいかな。
キャラクターが魅力的かと聞かれると「No」だけど(いや、それは重要ポイントの一つなのでは?!爆)。
で、つまりはロリさん短編に尽きた、という事なのだよ(笑)。
ロリさんがお得意の、セクシーで茶目っ気あるマメなイケメンヒーローが大活躍しちゃう、コミカルでメロメロな1本でした♪
いやー、このヒーローのルシャス、SWAT隊員で且つ女性専用アパートの大家さんって設定だけで萌え!(笑)
しかも、弱いものの味方、まさにヒーローそのものなのだが・・・またここでロリさん節が炸裂・・・きたぞワンコ(爆)。
ルシャスが任務中に出会った野良犬くんと、彼とのやりとりがすごく良いのよね。
でもって任務に、人命救助に貢献したワンコにルシャスが「ヒーロー」と名付けたりして、クスクスッって感じなのよね。この茶目っ気がたまらんわ〜(萌)。
そのルシャスのお相手となるのが、彼のアパートの住人であるマーシーの双子の姉ベサニー。
もうね、この按配がたまんないのだ!
地面から5センチばかりフワフワ浮いてるようなお色気不思議ちゃんマーシーと、リアリストでツンツンなベサニー・・・外見がほぼ同じなのに、ルシャスは初対面からベサニーにあらぬ妄想の数々を掻き立てられるが故に見分けがつく、とか。
ああ、それってば愛ね、とか白々しくツッコミながら読まずにはいられない(爆)。
ルシャスのイカす寸止め連打と、ベサニーのツンデレちゃんっぷりがもうたまりません!(萌)
はぁ〜。セクシーなのもいいんだけど、やっぱりこんな風にキャラクターが魅力的だったり、お話がウィットに富んでたり、主人公たちの丁々発止がロマコメ読みには嬉しいの。
心の触れ合いとか、機微とか、きゅんきゅんしたものを求めているワケ。
お話が破綻していて、ひたすら二人がイタしているだけ(爆)、とかいうのはもう勘弁、とか思ったわ、つくづく。
次の本はどうなるかしら〜。佳作秀作を期待したい!
Brava以外からもたまにチョイスしてもらっているようなので、これは今後も楽しみにしたいです。
マッケナは食傷気味だからもういい・・・とか思ったりするから余計(^^ゞ
好評短編集「キス・キス・キス」第四弾、読了〜♪
前作は正直、ナンシー・ウォレン以外は即抹殺ものでしたが(爆)、それに比べると小ぶりなカンジの作品が揃っていて、こっちのが読後感は優等生ながら○。
もっとも、二本目のジル・シャルヴィスは凡打だったけど(きっぱり。笑)。
だって、ヒロインに全然魅力を感じないもん(爆)。
心配の余り胃を悪くする程に旦那を追い詰めている自覚のないまま、危険のあるところにひょこひょこ頭を突っ込み、彼女が何を証明しようとしているのかっていうのは、まるでジブリ映画『ハウルの動く城』を見た際の素朴な疑問と通じるものがあった。
「アンタ、一体何と戦ってるワケ?」ってさ(笑)
そう。このテの危険に首突っ込んで反省しない女は、つまりはことのさんにとって地雷系なのだ(笑)。
久々のデニソンは相変わらずセクシーな作品で、それでいて再会ものとしてコンパクトにまとまった話でした。
あのボリュームでは、精神的葛藤とか、若さゆえの迷いとか細かいところまで求めるのはナニだが、まぁ、うまいかな。
キャラクターが魅力的かと聞かれると「No」だけど(いや、それは重要ポイントの一つなのでは?!爆)。
で、つまりはロリさん短編に尽きた、という事なのだよ(笑)。
ロリさんがお得意の、セクシーで茶目っ気あるマメなイケメンヒーローが大活躍しちゃう、コミカルでメロメロな1本でした♪
いやー、このヒーローのルシャス、SWAT隊員で且つ女性専用アパートの大家さんって設定だけで萌え!(笑)
しかも、弱いものの味方、まさにヒーローそのものなのだが・・・またここでロリさん節が炸裂・・・きたぞワンコ(爆)。
ルシャスが任務中に出会った野良犬くんと、彼とのやりとりがすごく良いのよね。
でもって任務に、人命救助に貢献したワンコにルシャスが「ヒーロー」と名付けたりして、クスクスッって感じなのよね。この茶目っ気がたまらんわ〜(萌)。
そのルシャスのお相手となるのが、彼のアパートの住人であるマーシーの双子の姉ベサニー。
もうね、この按配がたまんないのだ!
地面から5センチばかりフワフワ浮いてるようなお色気不思議ちゃんマーシーと、リアリストでツンツンなベサニー・・・外見がほぼ同じなのに、ルシャスは初対面からベサニーにあらぬ妄想の数々を掻き立てられるが故に見分けがつく、とか。
ああ、それってば愛ね、とか白々しくツッコミながら読まずにはいられない(爆)。
ルシャスのイカす寸止め連打と、ベサニーのツンデレちゃんっぷりがもうたまりません!(萌)
はぁ〜。セクシーなのもいいんだけど、やっぱりこんな風にキャラクターが魅力的だったり、お話がウィットに富んでたり、主人公たちの丁々発止がロマコメ読みには嬉しいの。
心の触れ合いとか、機微とか、きゅんきゅんしたものを求めているワケ。
お話が破綻していて、ひたすら二人がイタしているだけ(爆)、とかいうのはもう勘弁、とか思ったわ、つくづく。
次の本はどうなるかしら〜。佳作秀作を期待したい!
Brava以外からもたまにチョイスしてもらっているようなので、これは今後も楽しみにしたいです。
マッケナは食傷気味だからもういい・・・とか思ったりするから余計(^^ゞ
ダイアナ・パーマーの新刊、読了〜(笑)。
いやー、もうこの厚みだけでサヨナラしたいところを伝統芸能よろしくアホ鬼畜ヒーローの暴言に耐えるドアマット女の年の差ものを堪能しました(嘘。笑)。
何だか、読めば読む程にキャラクター全員の設定のシュールさに萎えたというのが正解か(笑)。
ヒーローは・・・なんつーても所詮ダイアナ作品のヒーローなので、この程度の鬼畜具合と阿呆具合は立派に想定内とか思えてしまうんだな(麻痺です。爆)。
母親に見捨てられ、アル中の父親に虐待されて育った・・・割には、しっかりその父親の跡を継いでるんだよな、このジェイソンって。
そして過去に真剣に付き合ったアホ女にひどい目にあわされてひねくれた・・・というか、どうもダイアナの牧場主ヒーローにあてがわれる過去のイケてない女のテンプレートというのは「都会の女」「派手な女」「つまんない仕事を優先する女」という三種の神器らしきものを感じるな(^^;
で、その女に隠れて中絶されていたという・・・割には毎度毎度避妊もしないのねアンタ(笑)。
デキて逆ギレするぐらいなら、最初から用心してりゃいいのに、と万民のツッコミじゃん(^^;;
そこらへん、下半身暴走と脳みその足りなさ具合は王道か・・・案の定、嫌だ嫌だとかいいながらおぼこのヒロインであるケイトを妊娠させ、強引に結婚に持ち込むんだよね。
何だか、自分のプライドと体面ばかり気にしてて非常に子供っぽくて嫌(笑)。
そして、やたらとケイトを攻撃するのに、彼女の貧乏さ具合をグサグサ指摘するんだが・・・その割に、エラそうに自慢していた牧場の経営を傾けるんだから何だかなー・・・しかも、何をやってそこまで傾けたのか、そこまで借金が膨らんだのか謎!(笑)
別に肉牛市場の低迷とか、天災による困窮とかのくだりも全くなく、突然降って湧いた借金っぷりに、物語の細かい設定が破綻して行き当たりばったり迷宮入りしかけている事が窺える、と思うのはことのさんだけか(笑)。
迷宮入りというと、このヒロインのケイトも設定全てが迷宮入りもんである(笑)。
妊娠して「子供はどうしても欲しいわ」とか言ってる割に、異常出血しているのに何ともないわっ!!と医者に行かず、医者に相談するに至るところでも「予約が取れなかったから」とかズルズル先延ばしにしたりして・・・根拠なき思い込みが過ぎるというか(^^;;
っていうか、そんな事すら些細な事!!とか思わせるのが・・・このケイト、ファッション・デザイナー希望なのだが、本文を読んでいる限りこの女にはハンカチ一枚すら注文したくないと思わせる、どこをどうやれば売れっ子デザイナーになるのか全く理解出来ないダサさ爆裂のセンスの持ち主だという事だ!(爆)
実際、奇天烈な格好でパーティーに出かけて恥をかく事が二度・・・確かにあれはドン引きもんである(爆)。
そんな、自分のお手製の服を着ている彼女に周囲が我先にと服を作ってくれ、と注文する様はもはや読んでいてB級ホラーのようだった(爆)
ヒーローの言う事は正しい、と思った数少ない(ちーんっ)ところが、彼女に服を作らせらずに高級デパートで買え、というくだりだ(爆)。
しかも、一番驚愕なのはそんな彼女が売れっ子になるという事だ・・・ありえねぇ!(爆)
他にも、成人していて結婚もしているのに、兄貴と同居、生活費の一切合財を兄貴に出してもらってるクセして「僕は牧場の仕事よりも画家になりたい!」とか夢物語ほざいてるジェイソンの弟ジーンとか。
自分と嫁の食い扶持ぐらい稼いで、それから睡眠削って絵に全てを費やしている、とかいう必死さも見えず、単なる甘えたボンボンの戯言に聞こえるんだよね。義務というか、幼い頃に身を挺してアル中の父親からかばって、そして自分の面倒を見てくれた兄への義理も果たさず・・・幾ら才能があっても偽善者もいいとこ。
それを言うなら、そのジーンの嫁チェリーも自己中心的なギャルにしか思えないわ・・・そんなに旦那の才能信じてるなら、貧乏覚悟で兄貴のところから出ろよ。
吠えるだけ吠えて、毎日テレビでドラマ見て家政婦さんが作った美味しい御飯食べてだらだらしている有閑ヤング主婦でしょ?しかも微妙にケイトへの物言いはお情けチックに上から視点・・・あれじゃあ説得力なし。
ジェイソンと母親との和解とか、なかなかよく書けていたところもあったけど、キャラクターそのものがウザイ言動を重ね過ぎて萎えたまま終わりました、って事で(笑)。
再読? ・・・ありえねぇ!!(爆)
いやー、もうこの厚みだけでサヨナラしたいところを伝統芸能よろしくアホ鬼畜ヒーローの暴言に耐えるドアマット女の年の差ものを堪能しました(嘘。笑)。
何だか、読めば読む程にキャラクター全員の設定のシュールさに萎えたというのが正解か(笑)。
ヒーローは・・・なんつーても所詮ダイアナ作品のヒーローなので、この程度の鬼畜具合と阿呆具合は立派に想定内とか思えてしまうんだな(麻痺です。爆)。
母親に見捨てられ、アル中の父親に虐待されて育った・・・割には、しっかりその父親の跡を継いでるんだよな、このジェイソンって。
そして過去に真剣に付き合ったアホ女にひどい目にあわされてひねくれた・・・というか、どうもダイアナの牧場主ヒーローにあてがわれる過去のイケてない女のテンプレートというのは「都会の女」「派手な女」「
で、その女に隠れて中絶されていたという・・・割には毎度毎度避妊もしないのねアンタ(笑)。
デキて逆ギレするぐらいなら、最初から用心してりゃいいのに、と万民のツッコミじゃん(^^;;
そこらへん、下半身暴走と脳みその足りなさ具合は王道か・・・案の定、嫌だ嫌だとかいいながらおぼこのヒロインであるケイトを妊娠させ、強引に結婚に持ち込むんだよね。
何だか、自分のプライドと体面ばかり気にしてて非常に子供っぽくて嫌(笑)。
そして、やたらとケイトを攻撃するのに、彼女の貧乏さ具合をグサグサ指摘するんだが・・・その割に、エラそうに自慢していた牧場の経営を傾けるんだから何だかなー・・・しかも、何をやってそこまで傾けたのか、そこまで借金が膨らんだのか謎!(笑)
別に肉牛市場の低迷とか、天災による困窮とかのくだりも全くなく、突然降って湧いた借金っぷりに、物語の細かい設定が破綻して行き当たりばったり迷宮入りしかけている事が窺える、と思うのはことのさんだけか(笑)。
迷宮入りというと、このヒロインのケイトも設定全てが迷宮入りもんである(笑)。
妊娠して「子供はどうしても欲しいわ」とか言ってる割に、異常出血しているのに何ともないわっ!!と医者に行かず、医者に相談するに至るところでも「予約が取れなかったから」とかズルズル先延ばしにしたりして・・・根拠なき思い込みが過ぎるというか(^^;;
っていうか、そんな事すら些細な事!!とか思わせるのが・・・このケイト、ファッション・デザイナー希望なのだが、本文を読んでいる限りこの女にはハンカチ一枚すら注文したくないと思わせる、どこをどうやれば売れっ子デザイナーになるのか全く理解出来ないダサさ爆裂のセンスの持ち主だという事だ!(爆)
実際、奇天烈な格好でパーティーに出かけて恥をかく事が二度・・・確かにあれはドン引きもんである(爆)。
そんな、自分のお手製の服を着ている彼女に周囲が我先にと服を作ってくれ、と注文する様はもはや読んでいてB級ホラーのようだった(爆)
ヒーローの言う事は正しい、と思った数少ない(ちーんっ)ところが、彼女に服を作らせらずに高級デパートで買え、というくだりだ(爆)。
しかも、一番驚愕なのはそんな彼女が売れっ子になるという事だ・・・ありえねぇ!(爆)
他にも、成人していて結婚もしているのに、兄貴と同居、生活費の一切合財を兄貴に出してもらってるクセして「僕は牧場の仕事よりも画家になりたい!」とか夢物語ほざいてるジェイソンの弟ジーンとか。
自分と嫁の食い扶持ぐらい稼いで、それから睡眠削って絵に全てを費やしている、とかいう必死さも見えず、単なる甘えたボンボンの戯言に聞こえるんだよね。義務というか、幼い頃に身を挺してアル中の父親からかばって、そして自分の面倒を見てくれた兄への義理も果たさず・・・幾ら才能があっても偽善者もいいとこ。
それを言うなら、そのジーンの嫁チェリーも自己中心的なギャルにしか思えないわ・・・そんなに旦那の才能信じてるなら、貧乏覚悟で兄貴のところから出ろよ。
吠えるだけ吠えて、毎日テレビでドラマ見て家政婦さんが作った美味しい御飯食べてだらだらしている有閑ヤング主婦でしょ?しかも微妙にケイトへの物言いはお情けチックに上から視点・・・あれじゃあ説得力なし。
ジェイソンと母親との和解とか、なかなかよく書けていたところもあったけど、キャラクターそのものがウザイ言動を重ね過ぎて萎えたまま終わりました、って事で(笑)。
再読? ・・・ありえねぇ!!(爆)
愛のかけらは菫色 (ラズベリーブックス ガ 1-1)
2008年3月16日 新刊レビュー
ISBN:4812434181 文庫 旦 紀子 竹書房 2008/03/10 ¥870
ローラ・リー・ガークのGuiltyシリーズ1冊目、というか彼女の初邦訳本、読了〜♪
久し振りに、しっかり者ながら恋愛に関しては不器用な清らかちゃんヒロインと、解凍系くんヒーローとのナイスなロマンス読ませてもらいましたわ(^◇^)
遺跡からの出土品、花言葉とか小道具の使い方も粋でセクシー、でもってピュアさも同時に表してして上手だった。
くくっ、と笑う小道具とかもあるしね。ヒロインであるダフネが作業中にしているブサイクなエプロンとか(笑)。
焚書ならぬ焚衣ものですよ、ヒーローのアントニーには(爆)。
お話はというと、遺跡の発掘とそれらの出土品から作ろうとしている博物館に熱心な公爵アントニーに雇われている修復師ダフネ。
カリスマあふれる公爵に対し、ほのかな恋心を抱いていたダフネが、彼の彼女に対する心無い発言をこっそり聞いてしまい、心機一転、仕事を辞めて彼から離れようとする。
修復師としては超一流な彼女がいない事には折角の自分の計画が頓挫してしまう。何とか彼女を引きとめようとするんですが、そうやっているうちに今まで気付かなかった彼女の本当の姿が見えてきて・・・という傲慢ヒーロー陥落もの王道ロマンスの展開・・・いや、王道じゃないか。
こんなに優秀で博識な「職人」ヒロイン、ヒストリカルじゃあまずお目にかかれないもんな。
それでいて、自分の仕事に自信と誇りを持っている。これがまた素晴らしいのよね。
父親に死なれて母方の祖父からは絶縁状を叩きつけられたうら若い乙女が、根性出してイギリスまでの切符握り締めて就職活動、っていいぞ!その頑張り!!
有能で、茶目っ気があって、それでいてかわいいんだよね。
ブサイクなエプロンの下には、ナイスバデーが隠れていたというお約束設定より、彼女の中味の充実さが何ともツボ。
清らかちゃんなのに、あの場数の踏んだ肝の据わりっぷりは笑いが止まりませんな・・・世界各国を股にかけた彼女と、ある意味プチ引き篭りなヒーローくん(笑)。
やはりボケた女よりも、デキる女がキュートという方が胸ときめくわ〜(萌)。
そして、そんな彼女を最初は仕事をするだけの機械と見なしていたアントニーだが・・・ああ。どうしましょ。そのカチンコチンの凍り具合と、それがダフネへの気持ちを少しづつ持て余し、悶えてゆく過程で溶けてゆく様がキタ!キタキタキターッ!!
公爵という地位を、望まないのに幼い頃から継ぎ、しかもその際の父親の死に関するトラウマのせいで、彼女よりもむしろ自分の方が「機械」のようだという事に気付かないアントニー、むしろダフネの境遇よりもより一層ほろ苦いものを感じる。
いや、うまいぞここらへん。
愛ゆえに身を滅ぼし、子供達を精神的にも肉体的にも置き去りにした父親を見た彼を、ダフネじゃないが責められない。
また、この公爵様がよく仕事するんだわ。
どうもリージェンシーやヴィクトリアンもののヒーロー、放蕩三昧で恋の駆け引きばかりが全面的に出ているのが当たり前(ロマンスだしね)の中、アントニーは公爵としての勤めに献身し、唯一の家族となった妹の身を案じ、館の切り盛りを指示し、そして遺跡発掘に対して時間を割いて挙句自ら半裸状態でせっせこ掘り起こししているんだからスゲー(^^ゞ
で、ダフネに対して引き止め大作戦を展開すべく、花言葉を諳んじ、ワルツを踊り、ピクニックにまで行ってしまう・・・ふ。いいぞ、そのエブリデー全力疾走なカンジが(笑)。
仕事せんと役目果たさんと色恋にばかりかまけて、そのくせエラソーな阿呆ヒーローがどうも駄目なことのさんなのでね。ほほ。
彼ら二人の軽妙で丁々発止な会話、それでいてきゅんきゅんなちょっとしたやりとり、その絡み具合が本当に絶妙。
ああ、ロマンスってこんなにほわ〜んとしたかわいくって萌えるものなのよねぇ本当は、と噛み締めてみたり。
昨今の世知辛い、ホットを通り越して意味なくイタシてるだけの本に食傷気味な分、この間合いと焦らし具合はどうよ、ってぐらい。マジ。
二人の内面や機微の描写に行数をかけ、チュウ止まりで半分以上通過した時には拍手喝采したよ(笑)。
ラストの、訥々としたところもうるっとしちゃって秀逸でした。
お気に入り本、確定ね(^◇^)
次回は、あの黒尽くめのキテる(笑)天才作曲家ディラン・ムーアのお話なのよね。
いや、是非読みたいぞ。翻訳よろしくです(^人^)
でもって、今回の二人のその後なんかちょこっと見せてもらえると嬉しいんだけど(萌)
ローラ・リー・ガークのGuiltyシリーズ1冊目、というか彼女の初邦訳本、読了〜♪
久し振りに、しっかり者ながら恋愛に関しては不器用な清らかちゃんヒロインと、解凍系くんヒーローとのナイスなロマンス読ませてもらいましたわ(^◇^)
遺跡からの出土品、花言葉とか小道具の使い方も粋でセクシー、でもってピュアさも同時に表してして上手だった。
くくっ、と笑う小道具とかもあるしね。ヒロインであるダフネが作業中にしているブサイクなエプロンとか(笑)。
焚書ならぬ焚衣ものですよ、ヒーローのアントニーには(爆)。
お話はというと、遺跡の発掘とそれらの出土品から作ろうとしている博物館に熱心な公爵アントニーに雇われている修復師ダフネ。
カリスマあふれる公爵に対し、ほのかな恋心を抱いていたダフネが、彼の彼女に対する心無い発言をこっそり聞いてしまい、心機一転、仕事を辞めて彼から離れようとする。
修復師としては超一流な彼女がいない事には折角の自分の計画が頓挫してしまう。何とか彼女を引きとめようとするんですが、そうやっているうちに今まで気付かなかった彼女の本当の姿が見えてきて・・・という傲慢ヒーロー陥落もの王道ロマンスの展開・・・いや、王道じゃないか。
こんなに優秀で博識な「職人」ヒロイン、ヒストリカルじゃあまずお目にかかれないもんな。
それでいて、自分の仕事に自信と誇りを持っている。これがまた素晴らしいのよね。
父親に死なれて母方の祖父からは絶縁状を叩きつけられたうら若い乙女が、根性出してイギリスまでの切符握り締めて就職活動、っていいぞ!その頑張り!!
有能で、茶目っ気があって、それでいてかわいいんだよね。
ブサイクなエプロンの下には、ナイスバデーが隠れていたというお約束設定より、彼女の中味の充実さが何ともツボ。
清らかちゃんなのに、あの場数の踏んだ肝の据わりっぷりは笑いが止まりませんな・・・世界各国を股にかけた彼女と、ある意味プチ引き篭りなヒーローくん(笑)。
やはりボケた女よりも、デキる女がキュートという方が胸ときめくわ〜(萌)。
そして、そんな彼女を最初は仕事をするだけの機械と見なしていたアントニーだが・・・ああ。どうしましょ。そのカチンコチンの凍り具合と、それがダフネへの気持ちを少しづつ持て余し、悶えてゆく過程で溶けてゆく様がキタ!キタキタキターッ!!
公爵という地位を、望まないのに幼い頃から継ぎ、しかもその際の父親の死に関するトラウマのせいで、彼女よりもむしろ自分の方が「機械」のようだという事に気付かないアントニー、むしろダフネの境遇よりもより一層ほろ苦いものを感じる。
いや、うまいぞここらへん。
愛ゆえに身を滅ぼし、子供達を精神的にも肉体的にも置き去りにした父親を見た彼を、ダフネじゃないが責められない。
また、この公爵様がよく仕事するんだわ。
どうもリージェンシーやヴィクトリアンもののヒーロー、放蕩三昧で恋の駆け引きばかりが全面的に出ているのが当たり前(ロマンスだしね)の中、アントニーは公爵としての勤めに献身し、唯一の家族となった妹の身を案じ、館の切り盛りを指示し、そして遺跡発掘に対して時間を割いて挙句自ら半裸状態でせっせこ掘り起こししているんだからスゲー(^^ゞ
で、ダフネに対して引き止め大作戦を展開すべく、花言葉を諳んじ、ワルツを踊り、ピクニックにまで行ってしまう・・・ふ。いいぞ、そのエブリデー全力疾走なカンジが(笑)。
仕事せんと役目果たさんと色恋にばかりかまけて、そのくせエラソーな阿呆ヒーローがどうも駄目なことのさんなのでね。ほほ。
彼ら二人の軽妙で丁々発止な会話、それでいてきゅんきゅんなちょっとしたやりとり、その絡み具合が本当に絶妙。
ああ、ロマンスってこんなにほわ〜んとしたかわいくって萌えるものなのよねぇ本当は、と噛み締めてみたり。
昨今の世知辛い、ホットを通り越して意味なくイタシてるだけの本に食傷気味な分、この間合いと焦らし具合はどうよ、ってぐらい。マジ。
二人の内面や機微の描写に行数をかけ、チュウ止まりで半分以上通過した時には拍手喝采したよ(笑)。
ラストの、訥々としたところもうるっとしちゃって秀逸でした。
お気に入り本、確定ね(^◇^)
次回は、あの黒尽くめのキテる(笑)天才作曲家ディラン・ムーアのお話なのよね。
いや、是非読みたいぞ。翻訳よろしくです(^人^)
でもって、今回の二人のその後なんかちょこっと見せてもらえると嬉しいんだけど(萌)
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ISBN:4821151499 文庫 日向ひらり ぶんか社 2008/03/01 ¥870
フローラブックス3冊目、エイミー・ガーヴェイの初翻訳本、読了。
・・・。
えっと、この本を読んで思った事。
ここのレーベルの本、もう新刊定価買いは絶対ない(爆)
創刊から3冊でここまで確信を持てるって、別の意味でスゴイけどさ(笑)。
このすちゃらかレベル(暴言か。笑)の本ばかり集めてレーベル持続とは・・・かつての角川スカーレット文庫以上に短命という気がしてきたぞ(^^;;
あの当時は、翻訳ロマンスが読める環境が今ほど恵まれていなくて、読む本の選択肢が限られていて、ノーラ・ロバーツを待機させておいてその中での休刊だったからすごくショックだったけどさ・・・。
今や入れ食いの如く、各出版社からロマンス文庫が毎月、しかもクオリティの高いものが出版されていて、ロマンス読者にとって「選べる自由」がある。
その中で、この本たぁ・・・神経が太いのか(爆)。
いや、エロ方面にターゲットを絞ったにしても、これだけ魅力ない本をわざわざ選ばなくても、他にいっぱい未訳のエロティカ系レーベルの中に良作はあるっていうのに・・・リーディングして、これが面白い、と思ったから翻訳されたんでしょうけど、ねぇ(^^ゞ
話は、傾きかけた歴史あるホテルのオーナーであるオリビアと、そこにやってきたカリスマ・シェフのリースのロマンスなのだが・・・ああ、最初から半分ぐらいにくるまで、このヒロインが恐ろしく苦痛の種でした(爆)。
今まで読んできたロマンス本の中に、古いホテルを切り盛りし奮闘するヒロインというのは何人もいたが、こんなバカ女には初めてお目にかかりました(ばっさり)。
毎日毎日、かつてのホテルの栄光やノスタルジーに白昼夢の船を漕ぎ現実逃避しているこの女のどこにヒーローであるイカしたリースが惚れたのか・・・理解し難いものが(爆)。
だって、ありえない。
自分がオーナーのホテルのレストランにて、お客様が食事中に老朽化したシャンデリアが落下してきたのに、自分は叔父との話し合いが大事、とばかりにその場所に対して何もせずに別の場所にて話し合いをしようとするんですから!
客の料理の中にガラスの破片が入っていたりしても関係ないとばかりに。
そのくせして、ヒーローがホテルの老朽化に言及すると噛み付くんだからやってられません。
古めかしいものでもメンテナンスすればそれなりなのに、それをおざなりにして白昼夢に浸り、老朽化に拍車を掛けているくせして何事だ・・・。
もう、その薀蓄具合もオーナーとして、社会人としてすべき事を全くやってないので、ただのウザイ戯言にしか読めません、ことのさんには(ちーんっ)。
夢みがちの夢子ちゃんヒロイン、という設定にしたかったんでしょうが・・・彼女はホテルオーナーで、雇い人にも、お客様にも責任ある立場なのに・・・何事?(^^;;としか受け取れません。
確かにかわいくって男には保護欲は駆られるかもしれませんが、同性社会人から見たら、単なる常識知らずのはた迷惑な女にしか見えない(爆)。
この人に雇われていたら、毎月給料もらえるか心配し続け状態だよ。。。
ヒーローのリースと出会ってから、やっと社会人としてのスイッチが入ったんですが(笑)、ことのさんの視点では既にヒロインとしてリカバリ手遅れ(爆)。
おかげさま(?)で、ヒーローのリースに集中して読めたというハナシも(笑)。
かーなーり、ことのさんツボ直撃の好みクンでした・・・女の趣味が悪い以外は(爆)。
マメ男のメロメロドッキューンくん、しかも料理上手(シェフだし。笑)。
細かい描写がまたクスッとなるんだよね。かわいく悶えるプチ・ストーカー具合が(笑)。
でもって、現世に脳みそがない女オリビア(斬りっぱなし。爆)には、リースが着ているTシャツにアーセナル(爆)とプリントしてあるのが、彼が典型的イングランド人イギリス人の若い男性ってのを端的に表しているのを理解してくんないし(笑)。
自分と恋人になった途端にホテル再建に目覚めては自分の事をおざなりにする彼女に対し、鬱々しながらもせっせこ尽くすんだわー。かわいいよホント(^^ゞ
・・・ヒーローはかなりいいんだけどな。
脇役もいいんだけどな。
でも、前半のヒロインの白昼夢具合に耐えられないので再読はナシ(爆)
フローラブックス3冊目、エイミー・ガーヴェイの初翻訳本、読了。
・・・。
えっと、この本を読んで思った事。
ここのレーベルの本、もう新刊定価買いは絶対ない(爆)
創刊から3冊でここまで確信を持てるって、別の意味でスゴイけどさ(笑)。
このすちゃらかレベル(暴言か。笑)の本ばかり集めてレーベル持続とは・・・かつての角川スカーレット文庫以上に短命という気がしてきたぞ(^^;;
あの当時は、翻訳ロマンスが読める環境が今ほど恵まれていなくて、読む本の選択肢が限られていて、ノーラ・ロバーツを待機させておいてその中での休刊だったからすごくショックだったけどさ・・・。
今や入れ食いの如く、各出版社からロマンス文庫が毎月、しかもクオリティの高いものが出版されていて、ロマンス読者にとって「選べる自由」がある。
その中で、この本たぁ・・・神経が太いのか(爆)。
いや、エロ方面にターゲットを絞ったにしても、これだけ魅力ない本をわざわざ選ばなくても、他にいっぱい未訳のエロティカ系レーベルの中に良作はあるっていうのに・・・リーディングして、これが面白い、と思ったから翻訳されたんでしょうけど、ねぇ(^^ゞ
話は、傾きかけた歴史あるホテルのオーナーであるオリビアと、そこにやってきたカリスマ・シェフのリースのロマンスなのだが・・・ああ、最初から半分ぐらいにくるまで、このヒロインが恐ろしく苦痛の種でした(爆)。
今まで読んできたロマンス本の中に、古いホテルを切り盛りし奮闘するヒロインというのは何人もいたが、こんなバカ女には初めてお目にかかりました(ばっさり)。
毎日毎日、かつてのホテルの栄光やノスタルジーに白昼夢の船を漕ぎ現実逃避しているこの女のどこにヒーローであるイカしたリースが惚れたのか・・・理解し難いものが(爆)。
だって、ありえない。
自分がオーナーのホテルのレストランにて、お客様が食事中に老朽化したシャンデリアが落下してきたのに、自分は叔父との話し合いが大事、とばかりにその場所に対して何もせずに別の場所にて話し合いをしようとするんですから!
客の料理の中にガラスの破片が入っていたりしても関係ないとばかりに。
そのくせして、ヒーローがホテルの老朽化に言及すると噛み付くんだからやってられません。
古めかしいものでもメンテナンスすればそれなりなのに、それをおざなりにして白昼夢に浸り、老朽化に拍車を掛けているくせして何事だ・・・。
もう、その薀蓄具合もオーナーとして、社会人としてすべき事を全くやってないので、ただのウザイ戯言にしか読めません、ことのさんには(ちーんっ)。
夢みがちの夢子ちゃんヒロイン、という設定にしたかったんでしょうが・・・彼女はホテルオーナーで、雇い人にも、お客様にも責任ある立場なのに・・・何事?(^^;;としか受け取れません。
確かにかわいくって男には保護欲は駆られるかもしれませんが、同性社会人から見たら、単なる常識知らずのはた迷惑な女にしか見えない(爆)。
この人に雇われていたら、毎月給料もらえるか心配し続け状態だよ。。。
ヒーローのリースと出会ってから、やっと社会人としてのスイッチが入ったんですが(笑)、ことのさんの視点では既にヒロインとしてリカバリ手遅れ(爆)。
おかげさま(?)で、ヒーローのリースに集中して読めたというハナシも(笑)。
かーなーり、ことのさんツボ直撃の好みクンでした・・・女の趣味が悪い以外は(爆)。
マメ男のメロメロドッキューンくん、しかも料理上手(シェフだし。笑)。
細かい描写がまたクスッとなるんだよね。かわいく悶えるプチ・ストーカー具合が(笑)。
でもって、現世に脳みそがない女オリビア(斬りっぱなし。爆)には、リースが着ているTシャツにアーセナル(爆)とプリントしてあるのが、彼が典型的
自分と恋人になった途端にホテル再建に目覚めては自分の事をおざなりにする彼女に対し、鬱々しながらもせっせこ尽くすんだわー。かわいいよホント(^^ゞ
・・・ヒーローはかなりいいんだけどな。
脇役もいいんだけどな。
でも、前半のヒロインの白昼夢具合に耐えられないので再読はナシ(爆)
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レベッカ・ウインターズの新刊、読了〜。
久々のロイヤルものでしたが、さすがウインターズ。
相変わらず捻った設定でしたな。
今回は、ヨーロッパにある小国の王様と、彼が若い頃のアメリカ滞在中にうっかり(笑)羽目をはずした際に関係を持ち、彼の子供を生んだ女性の姉との、シークレットベイビーを間に挟んでのロマンス。
でも、どちらかというと、国王様アレックスと、その息子フィリップ、そしてフィリップの伯母にて義理の母親であるダレル3人の家族としての絆に少しウエイトが置かれていたかな。
ティーンネイジャーになり、難しい年頃になったフィリップの為に、とあえて封印していた彼の実の父親であるアレックスにコンタクトを取ろうとするところから物語は始まるのだが・・・いかんせんウィンターズ。
メロメロゲッチュー!!な出会い、お約束!(笑)
何か、婚約者がいて愛のない政略結婚寸前のアレックスの元に、かわいく献身的なダレルが飛び込んでくるあたり、ほんわか〜なのだが、シリアスな事情はしっかり絡めてくるんだ。
いやはや、よくありがちの速攻政略結婚中止!!とはならないんだよね。
馬鹿正直に未婚子持ち国王として、正面から婚約者に聞くんだよね。
「で、どないでっか?引き続き結婚するとなったら、この子も付いてくるけど?」というカンジで(^^;; > なぜ関西弁?(^^ゞ
高貴な婚約者は嫌、と言ってあっさり破談になるんだが、そこはかとなくアレックスの全身から「やった。ラッキー!」オーラがあふれている・・・そう。どう見てもダレルにメロメロなアレックス、彼女を得るための自由の身欲しさに、国家レベルの婚約の破棄を賭けて博打に出た(爆)。
国王の地位を賭けての博打ですよ・・・(^^ゞ
そう。どちらかというと、ヒロインのダレルが地に足が着いているようで、ヒーローのアレックスがかなりキテるか(笑)。
お城のバルコニーにあるロープつたってダレルの部屋に行ったりしてある意味笑いの取れる(?)国王様かも(笑)。
その息子であるフィリップも、最初の反抗期じみた描写が抜けると・・・似た者親子の要諦が(笑)。
父親方の従弟たちとのやりとりの数々は、思わずククッと笑ってしまいますな。
父親であるアレックスと、従弟たちの父親でアレックスの従弟でもあったチャールズとのあれこれにシンクロニティしているのもうまいな、さすが。
でもって舞台がスイスなもんだから、ウィンターズお得意のご当地ネタが炸裂してて物語に勢いつけてるし。
昔の作品で登場した修道院のセントバーナードのネタも、今回は息子に首ったけなアレックスがフィリップに、ともらってきた子犬だったり(^^)
・・・いや。
地に足の着いた筈のダレルも、フィリップの伯母にて義母で、そしてアレックスのハニーちゃんだけありますか(笑)。
これにはウケた(笑)。
管理者の命令により、王の搭乗禁止(爆)
わっはっは!!
電話かけてもチーン、だし(笑)
国王の地位を狙われる話とか、他にも幾つかある周囲絡んだ設定などは、あくまでエッセンス程度。
とにかく、主役二人とその息子を中心にした、ほんわかした1冊でした(^^)
久々のロイヤルものでしたが、さすがウインターズ。
相変わらず捻った設定でしたな。
今回は、ヨーロッパにある小国の王様と、彼が若い頃のアメリカ滞在中にうっかり(笑)羽目をはずした際に関係を持ち、彼の子供を生んだ女性の姉との、シークレットベイビーを間に挟んでのロマンス。
でも、どちらかというと、国王様アレックスと、その息子フィリップ、そしてフィリップの伯母にて義理の母親であるダレル3人の家族としての絆に少しウエイトが置かれていたかな。
ティーンネイジャーになり、難しい年頃になったフィリップの為に、とあえて封印していた彼の実の父親であるアレックスにコンタクトを取ろうとするところから物語は始まるのだが・・・いかんせんウィンターズ。
メロメロゲッチュー!!な出会い、お約束!(笑)
何か、婚約者がいて愛のない政略結婚寸前のアレックスの元に、かわいく献身的なダレルが飛び込んでくるあたり、ほんわか〜なのだが、シリアスな事情はしっかり絡めてくるんだ。
いやはや、よくありがちの速攻政略結婚中止!!とはならないんだよね。
馬鹿正直に未婚子持ち国王として、正面から婚約者に聞くんだよね。
「で、どないでっか?引き続き結婚するとなったら、この子も付いてくるけど?」というカンジで(^^;; > なぜ関西弁?(^^ゞ
高貴な婚約者は嫌、と言ってあっさり破談になるんだが、そこはかとなくアレックスの全身から「やった。ラッキー!」オーラがあふれている・・・そう。どう見てもダレルにメロメロなアレックス、彼女を得るための自由の身欲しさに、国家レベルの婚約の破棄を賭けて博打に出た(爆)。
国王の地位を賭けての博打ですよ・・・(^^ゞ
そう。どちらかというと、ヒロインのダレルが地に足が着いているようで、ヒーローのアレックスがかなりキテるか(笑)。
お城のバルコニーにあるロープつたってダレルの部屋に行ったりしてある意味笑いの取れる(?)国王様かも(笑)。
その息子であるフィリップも、最初の反抗期じみた描写が抜けると・・・似た者親子の要諦が(笑)。
父親方の従弟たちとのやりとりの数々は、思わずククッと笑ってしまいますな。
父親であるアレックスと、従弟たちの父親でアレックスの従弟でもあったチャールズとのあれこれにシンクロニティしているのもうまいな、さすが。
でもって舞台がスイスなもんだから、ウィンターズお得意のご当地ネタが炸裂してて物語に勢いつけてるし。
昔の作品で登場した修道院のセントバーナードのネタも、今回は息子に首ったけなアレックスがフィリップに、ともらってきた子犬だったり(^^)
・・・いや。
地に足の着いた筈のダレルも、フィリップの伯母にて義母で、そしてアレックスのハニーちゃんだけありますか(笑)。
これにはウケた(笑)。
管理者の命令により、王の搭乗禁止(爆)
わっはっは!!
電話かけてもチーン、だし(笑)
国王の地位を狙われる話とか、他にも幾つかある周囲絡んだ設定などは、あくまでエッセンス程度。
とにかく、主役二人とその息子を中心にした、ほんわかした1冊でした(^^)
ISBN:4576080113 文庫 旦 紀子 二見書房 2008/02/29 ¥870
スーザン・ドノヴァンの初邦訳本、読了。
最初に謝っておく。
すまんっ!こんなステキな本を定価買いしてない(ポイント使って半額程度で購入)私を許してくれ!!
・・・そう。こんなに、泣いて、笑って、そしてハッピーな気分になれた隅から隅まで堪能した一冊に対して非常に失礼な事をしてしまった・・・とか思った。マジ。
何と言ったらいいのか。
とにかく、これは読んでもらってナンボ、の地に足つきながらも、ちょっとおとぎ話チックなロマコメなのです。
バツイチの3人の子持ち美容師のサム(サマンサ)が、とある事からイケメン政治家ジャックの選挙戦の為に、彼の婚約者役を演じる羽目に。
偽りの関係の筈が、本当にお互い恋に落ちてしまい、でもそれを言えずに婚約者のふりをする、という何ともややこしい話に、サムの3人の子供達、ジャックにフラれた復讐心にあふれる美人ニュースキャスターだ、その彼女に執着するメタボなロビイスト、敏腕選挙参謀やら、サムの親友にて姐御なシングルマザー美容師とナイスなその息子くん、鋼鉄の意志を持つジャックの母、挙句サムのダメ元夫まで入り乱れた状態なんですが・・・これが面白い程のアンサンブル具合。
そんな群集ものかと思いきや、これがストレートなまでのロマンスなんだわ。
とにかく、二人の茶目っ気に溢れ、それでいてセクシーなやりとりがよろしいのーっ!
ジャックの留まらないまでの妄想三昧なところとかも(爆) > そのフェチ極めた数々の妄想たちを現実にすべく日々精進していてまた天晴れ!(爆)
実際に3人の子供のママであるサムなんだが、何もかもを持っているかに見え、実はぽっかり心の中に穴の開いたままの愛情に飢えたジャックを丸ごと包み込むかのような包容力がステキなのだ。
そして、ジャックの、何かと気の回るイケメンでマメ男だが、実は図体はデカいが中味は子供のまんまのようなところがキュンキュンときます。
もうね、こんなに素直にシクシク泣いちゃえる政治家くん、どうなんだ?!ってぐらいカワイイの!!
キタキタキターッ!
ギザカワユス!モエ!!テラモエ!!!はぁはぁはぁ > 落ち着け(笑)
ホント、あのフットボール選手としてのキャリアを一瞬で奪われてしまって以来「生きてなかった」ジャックの、自分の半生振り返りというか、再出発のあれやこれやをあんなにうまく、サムとのロマンスや、彼女の子供たちとの触れ合いでおとぎ話のように書かれては、もうヤラレタ。
この作者にヤラレタ。
もらい泣きしまくって困ったよ。
しっとり押し捲りかと思いきや、ユーモアもたっぷりで、これまたナイス!
サムの末っ子ダコタとのやりとりは特に秀逸で、あのトイレトレーニング場面はもう・・・腹を抱えて笑い転げました(爆)。
そして、オチの彼のモノローグがとどめ!(核爆)
悪役らしきキャラもいるのだが、それがまたキョーレツな描写ですっかり読んでて笑いすぎて腰砕けになって憎めなかったり(そう。親知らず抜歯のところです。爆)、それぞれに不器用だったり。
ロマンスだけでなく、愛情の再確認、女友達の絆の強さ、ぎこちないけど家族の再出発とか。
色んな面を、このボリュームでうまく書かれていて驚く程です。
それはキャラ造詣がしっかりしているから出来たんでしょうけど。
そう。この本は主役二人は勿論のこと、全てのキャラクターを愛さずにはいられないキュートな1冊なのだ。
SEP作品がお好きな方に是非とも薦めたい。
泣いて、笑って、そしてハッピーな読後に浸れるから。
つい、思い出してクスクス笑ってしまっちゃえる1冊だから。
ことのさんの蔵書の定位置確保、確定の作品。
ああ、ありがたや。こういう自分にとっての大当たり本があるから、新しい翻訳作家にまだ冒険する勇気も湧いてくるってもんだ。
彼女の他の作品の日本上陸も、強く希望します。
スーザン・ドノヴァンの初邦訳本、読了。
最初に謝っておく。
すまんっ!こんなステキな本を定価買いしてない(ポイント使って半額程度で購入)私を許してくれ!!
・・・そう。こんなに、泣いて、笑って、そしてハッピーな気分になれた隅から隅まで堪能した一冊に対して非常に失礼な事をしてしまった・・・とか思った。マジ。
何と言ったらいいのか。
とにかく、これは読んでもらってナンボ、の地に足つきながらも、ちょっとおとぎ話チックなロマコメなのです。
バツイチの3人の子持ち美容師のサム(サマンサ)が、とある事からイケメン政治家ジャックの選挙戦の為に、彼の婚約者役を演じる羽目に。
偽りの関係の筈が、本当にお互い恋に落ちてしまい、でもそれを言えずに婚約者のふりをする、という何ともややこしい話に、サムの3人の子供達、ジャックにフラれた復讐心にあふれる美人ニュースキャスターだ、その彼女に執着するメタボなロビイスト、敏腕選挙参謀やら、サムの親友にて姐御なシングルマザー美容師とナイスなその息子くん、鋼鉄の意志を持つジャックの母、挙句サムのダメ元夫まで入り乱れた状態なんですが・・・これが面白い程のアンサンブル具合。
そんな群集ものかと思いきや、これがストレートなまでのロマンスなんだわ。
とにかく、二人の茶目っ気に溢れ、それでいてセクシーなやりとりがよろしいのーっ!
ジャックの留まらないまでの妄想三昧なところとかも(爆) > そのフェチ極めた数々の妄想たちを現実にすべく日々精進していてまた天晴れ!(爆)
実際に3人の子供のママであるサムなんだが、何もかもを持っているかに見え、実はぽっかり心の中に穴の開いたままの愛情に飢えたジャックを丸ごと包み込むかのような包容力がステキなのだ。
そして、ジャックの、何かと気の回るイケメンでマメ男だが、実は図体はデカいが中味は子供のまんまのようなところがキュンキュンときます。
もうね、こんなに素直にシクシク泣いちゃえる政治家くん、どうなんだ?!ってぐらいカワイイの!!
キタキタキターッ!
ギザカワユス!モエ!!テラモエ!!!はぁはぁはぁ > 落ち着け(笑)
ホント、あのフットボール選手としてのキャリアを一瞬で奪われてしまって以来「生きてなかった」ジャックの、自分の半生振り返りというか、再出発のあれやこれやをあんなにうまく、サムとのロマンスや、彼女の子供たちとの触れ合いでおとぎ話のように書かれては、もうヤラレタ。
この作者にヤラレタ。
もらい泣きしまくって困ったよ。
しっとり押し捲りかと思いきや、ユーモアもたっぷりで、これまたナイス!
サムの末っ子ダコタとのやりとりは特に秀逸で、あのトイレトレーニング場面はもう・・・腹を抱えて笑い転げました(爆)。
そして、オチの彼のモノローグがとどめ!(核爆)
悪役らしきキャラもいるのだが、それがまたキョーレツな描写ですっかり読んでて笑いすぎて腰砕けになって憎めなかったり(そう。親知らず抜歯のところです。爆)、それぞれに不器用だったり。
ロマンスだけでなく、愛情の再確認、女友達の絆の強さ、ぎこちないけど家族の再出発とか。
色んな面を、このボリュームでうまく書かれていて驚く程です。
それはキャラ造詣がしっかりしているから出来たんでしょうけど。
そう。この本は主役二人は勿論のこと、全てのキャラクターを愛さずにはいられないキュートな1冊なのだ。
SEP作品がお好きな方に是非とも薦めたい。
泣いて、笑って、そしてハッピーな読後に浸れるから。
つい、思い出してクスクス笑ってしまっちゃえる1冊だから。
ことのさんの蔵書の定位置確保、確定の作品。
ああ、ありがたや。こういう自分にとっての大当たり本があるから、新しい翻訳作家にまだ冒険する勇気も湧いてくるってもんだ。
彼女の他の作品の日本上陸も、強く希望します。
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この日記をご覧の方で、ある日の日記を読んで「レンガが春に出るんですね(ニヤリ)」という類のサイトのフォーム宛にこっそりメールを下さった、勘のよいとあるお二人の方・・・正解です(笑)。
やっと公式に出ましたのでゲロれます。赤毛じいさんの五十の祝い本(爆)。
そんなこんなの、4月の新刊購入予定。
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
塔に囚われた花嫁 シャノン・ドレイク
この想いはただ苦しくて スーザン・ブロックマン
竹書房 ラズベリーブックス
危険な公爵を夫にする方法(仮) ジュリア・ロンドン
ハーレクイン社 MIRA文庫
霧の宮殿と真珠の約束 クリスティーナ・ドット
ひだまりに咲く微笑み デビー・マッコーマー
早川書房 ハヤカワ文庫FT
裏切りの月に抱かれて パトリシア・ブリッグズ
原書房 ライムブックス
あなたを夢みて リサ・クレイパス
ふりむけば恋が コニー・ブロックウェイ
扶桑社 扶桑社ロマンス
ベトレイヤル(仮) カレン・フィーネック
二見書房 二見ミステリ文庫
ザ・コーヴ(原題) キャサリン・コールター
ブルー・スカイズ(原題) キャサリン・アンダーソン
ぶんか社 フローラブックス
子爵のくちづけに目覚めて シェリル・ホルト
ヴィレッジブックス villegebooks
イヴ&ローク(17)切り裂きジャックからの手紙 J・D・ロブ
アウトランダー13 燃ゆる十字架のもとに(1) ダイアナ・ガバルドン
パトリシア・ブリッグズ、、、あれは「ロマサス」なんだろうか・・・とハヤカワさんの売り文句に首を傾げつつ(以前もとんでもない勘違い本を「ロマサス」と謀ったしな。笑)、個人的にアニタ・ブレイク・シリーズの最初の3冊が出たAceレーベルの中では赤丸の本なので、ロマンスなくても買いなの(笑)。
人狼だけでなく、コヨーテちゃんだからね(笑)。キャラ萌え読者、チェキってね♪
クレイパスはとうとう伝説の男デレク登場・・・だが、見事に時系列を無視されてしまった(^^;;
そのうちデレク初登場の巻〜、をお願いしますわ。ほほ。
まぁ、いろんな本がてんこ盛り出ても・・・うは。
しょうがありません。
所詮、骨の髄までレンガリアンなんだもん(^^ゞ
そんなこんなで、一番の楽しみは内容知ってようがレンガ。
ジジイ萌えでガチ!(爆)
二番目は斜め読みでも萌えたデレク(笑)。
三番目は、二連続で大当たりでしたブロックウェイだな。
+余談+
そんなこんなで、もうこちらで先に確認されている方の方が多いかと(^^ゞ
http://cool-book-new.seesaa.net/article/87572692.html
あ、そのうち埋めときます > 残り1冊(笑)
やっと公式に出ましたのでゲロれます。赤毛じいさんの五十の祝い本(爆)。
そんなこんなの、4月の新刊購入予定。
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
塔に囚われた花嫁 シャノン・ドレイク
この想いはただ苦しくて スーザン・ブロックマン
竹書房 ラズベリーブックス
危険な公爵を夫にする方法(仮) ジュリア・ロンドン
ハーレクイン社 MIRA文庫
霧の宮殿と真珠の約束 クリスティーナ・ドット
ひだまりに咲く微笑み デビー・マッコーマー
早川書房 ハヤカワ文庫FT
裏切りの月に抱かれて パトリシア・ブリッグズ
原書房 ライムブックス
あなたを夢みて リサ・クレイパス
ふりむけば恋が コニー・ブロックウェイ
扶桑社 扶桑社ロマンス
ベトレイヤル(仮) カレン・フィーネック
二見書房 二見ミステリ文庫
ザ・コーヴ(原題) キャサリン・コールター
ブルー・スカイズ(原題) キャサリン・アンダーソン
ぶんか社 フローラブックス
子爵のくちづけに目覚めて シェリル・ホルト
ヴィレッジブックス villegebooks
イヴ&ローク(17)切り裂きジャックからの手紙 J・D・ロブ
アウトランダー13 燃ゆる十字架のもとに(1) ダイアナ・ガバルドン
パトリシア・ブリッグズ、、、あれは「ロマサス」なんだろうか・・・とハヤカワさんの売り文句に首を傾げつつ(以前もとんでもない勘違い本を「ロマサス」と謀ったしな。笑)、個人的にアニタ・ブレイク・シリーズの最初の3冊が出たAceレーベルの中では赤丸の本なので、ロマンスなくても買いなの(笑)。
人狼だけでなく、コヨーテちゃんだからね(笑)。キャラ萌え読者、チェキってね♪
クレイパスはとうとう伝説の男デレク登場・・・だが、見事に時系列を無視されてしまった(^^;;
そのうちデレク初登場の巻〜、をお願いしますわ。ほほ。
まぁ、いろんな本がてんこ盛り出ても・・・うは。
しょうがありません。
所詮、骨の髄までレンガリアンなんだもん(^^ゞ
そんなこんなで、一番の楽しみは内容知ってようがレンガ。
ジジイ萌えでガチ!(爆)
二番目は斜め読みでも萌えたデレク(笑)。
三番目は、二連続で大当たりでしたブロックウェイだな。
+余談+
そんなこんなで、もうこちらで先に確認されている方の方が多いかと(^^ゞ
http://cool-book-new.seesaa.net/article/87572692.html
あ、そのうち埋めときます > 残り1冊(笑)
闇の中のたわむれ (ライムブックス ア 1-3)
2008年3月9日 新刊レビュー
ISBN:4562043377 文庫 岡本千晶 原書房 2008/03/10 ¥950
ジュディス・アイボリーの新刊、読了〜♪
彼女の本の中で、日本上陸する前から読みたかったのが初邦訳だった『舞踏会のレッスンへ』とこの本。
いやー。これで念願かなったわ。アイボリーに関しては(笑)。
元々、彼女のお話って古典のモチーフとか影響が色濃くって、それでいて独特。
今回はアイボリー版『美女と野獣』ともいうか何というか。
ただ、しかし、そこはクセ者アイボリー。
幾つものギミックに似た世界構築があって、一筋縄じゃあいかない話となっていて、隅から隅まで気が抜けない。
20世紀初頭、アメリカきっての富豪令嬢ルイーズが、親に決められた結婚相手、フランス貴族シャルルに嫁ぐ為に乗った客船から物語は始まる。
シャルルは、彼女の父親が持つ捕鯨船で捕獲される特別な香料の原料が欲しく、ルイーズはアメリカでは自分の居場所を見つけられずにいる空虚な生活から逃れる為に結婚に合意。
お互い、フランスの地で対面する筈が、シャルルが偶然、ルイーズ親子と一緒の客船に乗り合わせた事からややこしい事に(^^ゞ
そう。シャルルが、自分の正体を隠してもうすぐ自分の嫁になるルイーズを誘惑しようなんて悪戯心を起こしたばかりに(^^ゞ
ツンツンな「美女」ルイーズが、若さと一途さ炸裂に正体を隠したシャルルに気持ちをぶつけてゆく様は、微笑ましいと同時に、若さ故の脆さとか痛みとか、色んなものを読み取れる。
そこがまた何とも切なく、百戦錬磨のシャルルでなくてもよろめいてしまいますな。
そして、百戦錬磨のプレイボーイである「野獣」のシャルルが・・・もう、完全なミイラとりがミイラ(^^;;
もう、元気の有り余っている勢い満々の18歳のお嬢さんの性への探究心に火を付けて見事自爆状態なのが・・・いやん。かわいいぞ(爆)。
客船での暗闇の密会は、船の到着と共に終わりを告げざるを得ないのは分かっているのだが。
ここでシャルルは正体を隠したまま忽然とルイーズの前から消えて、本来の自分、フランス貴族で彼女の婚約者シャルルとして出会う事を選択したんだよね。
ほら。自分はもう素直になったルイーズにすっかりメロメロドッキューンだし、甘やかしてラブラブに愛でる気満々だし(笑)。
・・・若くして老成してしまった、そんなシャルルが失念していた事。
若さゆえに、ルイーズが一途に正体不明の船上での、本来の自分を見出してくれた「暗闇の恋人」への、恐ろしいまでの義理堅い恋心を捨てなかった事。
そう、あまりの滑稽な状態となってしまったその現状。
自分の恋敵が、何ともう一人の自分(笑)。
策士が策を講じ過ぎて、自ら自爆しているのだ(笑)。
・・・ルイーズにお預け喰らわされて、どうにも腹がたっても、殴る相手は・・・じ、自分?!(爆)
もうね、このフランスに到着してからの、シャルルの何とも阿呆な、それでいてどーしようもない自爆っぷりと悶えっぷりと寸止め具合が・・・ことのさんには大喝采もので(笑)。
客船の暗闇の密会場面のホットさよりも、ちょっとした触れ合いに悶え、ほんの少しの視線で狂いそうになる、その濃厚なまでのシャルルの心理描写が本当に秀逸なの。
「いい大人が、さ」と苦笑しつつ、本当に切なく、いい意味で粘質で後から後からジワジワくるんだわ。
本当に彼女に恋してしまったシャルルの、もどかしさとか、場数踏んでる筈が妙に心もとないところとか、ルイーズのちょっとした言動に翻弄される様は完全に途中で立場逆転(^^ゞ
そんな駄目駄目っぷりが・・・なんちゅーのか・・・ツボ?(^^ゞ
ここまでの意気地の無さ・・・あ、違うか。根性座ってないのか(同じじゃん。爆)が、デキる男のくせして本気の恋愛が絡むとヘタレ化一気に加速でステキ(爆)。
とにかく、細かいエピソードや薀蓄や台詞の積み重ねが、シャルルとルイーズの間の距離を物語り、ルイーズにとっての「二度目の恋」として読ませてくれる。
ああ、うまいなぁ、アイボリー。踊らされっぱなしです。読んでて。
ハッピーエンドといえばかなりのど真ん中ハッピーエンド。
でも、読後の何とも混沌とした胸中は、他のロマンス小説とは一線を画する。
何度も読んで、何度も噛み締めて、そして誰かと語りたくなる。
余韻に浸る、というか、探求心が疼かざるをえない1冊。
クセになるという事だ。
超クセ者本大好きのことのさんのお気に入り殿堂入り確定。
ジュディス・アイボリーの新刊、読了〜♪
彼女の本の中で、日本上陸する前から読みたかったのが初邦訳だった『舞踏会のレッスンへ』とこの本。
いやー。これで念願かなったわ。アイボリーに関しては(笑)。
元々、彼女のお話って古典のモチーフとか影響が色濃くって、それでいて独特。
今回はアイボリー版『美女と野獣』ともいうか何というか。
ただ、しかし、そこはクセ者アイボリー。
幾つものギミックに似た世界構築があって、一筋縄じゃあいかない話となっていて、隅から隅まで気が抜けない。
20世紀初頭、アメリカきっての富豪令嬢ルイーズが、親に決められた結婚相手、フランス貴族シャルルに嫁ぐ為に乗った客船から物語は始まる。
シャルルは、彼女の父親が持つ捕鯨船で捕獲される特別な香料の原料が欲しく、ルイーズはアメリカでは自分の居場所を見つけられずにいる空虚な生活から逃れる為に結婚に合意。
お互い、フランスの地で対面する筈が、シャルルが偶然、ルイーズ親子と一緒の客船に乗り合わせた事からややこしい事に(^^ゞ
そう。シャルルが、自分の正体を隠してもうすぐ自分の嫁になるルイーズを誘惑しようなんて悪戯心を起こしたばかりに(^^ゞ
ツンツンな「美女」ルイーズが、若さと一途さ炸裂に正体を隠したシャルルに気持ちをぶつけてゆく様は、微笑ましいと同時に、若さ故の脆さとか痛みとか、色んなものを読み取れる。
そこがまた何とも切なく、百戦錬磨のシャルルでなくてもよろめいてしまいますな。
そして、百戦錬磨のプレイボーイである「野獣」のシャルルが・・・もう、完全なミイラとりがミイラ(^^;;
もう、元気の有り余っている勢い満々の18歳のお嬢さんの性への探究心に火を付けて見事自爆状態なのが・・・いやん。かわいいぞ(爆)。
客船での暗闇の密会は、船の到着と共に終わりを告げざるを得ないのは分かっているのだが。
ここでシャルルは正体を隠したまま忽然とルイーズの前から消えて、本来の自分、フランス貴族で彼女の婚約者シャルルとして出会う事を選択したんだよね。
ほら。自分はもう素直になったルイーズにすっかりメロメロドッキューンだし、甘やかしてラブラブに愛でる気満々だし(笑)。
・・・若くして老成してしまった、そんなシャルルが失念していた事。
若さゆえに、ルイーズが一途に正体不明の船上での、本来の自分を見出してくれた「暗闇の恋人」への、恐ろしいまでの義理堅い恋心を捨てなかった事。
そう、あまりの滑稽な状態となってしまったその現状。
自分の恋敵が、何ともう一人の自分(笑)。
策士が策を講じ過ぎて、自ら自爆しているのだ(笑)。
・・・ルイーズにお預け喰らわされて、どうにも腹がたっても、殴る相手は・・・じ、自分?!(爆)
もうね、このフランスに到着してからの、シャルルの何とも阿呆な、それでいてどーしようもない自爆っぷりと悶えっぷりと寸止め具合が・・・ことのさんには大喝采もので(笑)。
客船の暗闇の密会場面のホットさよりも、ちょっとした触れ合いに悶え、ほんの少しの視線で狂いそうになる、その濃厚なまでのシャルルの心理描写が本当に秀逸なの。
「いい大人が、さ」と苦笑しつつ、本当に切なく、いい意味で粘質で後から後からジワジワくるんだわ。
本当に彼女に恋してしまったシャルルの、もどかしさとか、場数踏んでる筈が妙に心もとないところとか、ルイーズのちょっとした言動に翻弄される様は完全に途中で立場逆転(^^ゞ
そんな駄目駄目っぷりが・・・なんちゅーのか・・・ツボ?(^^ゞ
ここまでの意気地の無さ・・・あ、違うか。根性座ってないのか(同じじゃん。爆)が、デキる男のくせして本気の恋愛が絡むとヘタレ化一気に加速でステキ(爆)。
とにかく、細かいエピソードや薀蓄や台詞の積み重ねが、シャルルとルイーズの間の距離を物語り、ルイーズにとっての「二度目の恋」として読ませてくれる。
ああ、うまいなぁ、アイボリー。踊らされっぱなしです。読んでて。
ハッピーエンドといえばかなりのど真ん中ハッピーエンド。
でも、読後の何とも混沌とした胸中は、他のロマンス小説とは一線を画する。
何度も読んで、何度も噛み締めて、そして誰かと語りたくなる。
余韻に浸る、というか、探求心が疼かざるをえない1冊。
クセになるという事だ。
超クセ者本大好きのことのさんのお気に入り殿堂入り確定。
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砂漠に眠る秘宝 (〔ランダムハウス講談社文庫〕 (ウ4-1))
2008年3月8日 新刊レビュー
ISBN:4270101636 文庫 村山美雪 ランダムハウス講談社 2008/03/01 ¥924
ボニー・ヴァナックの初邦訳本、読了。
はっはっはー。
こんな久し振りに隅から隅まで脱力系のおバカ本にめぐり合いました、ってのに感動(爆)。
生真面目な読者には絶対向かねーな。向かねーよ・・・と、テニプリの桃城くん風に呟きながら読み進めました(笑)。
すごい名作かと聞かれたら「ううん。超迷作だよ」と、即答しちゃうね(笑)。
とにかく、ご都合主義とか行き当たりばったりとか、胡散臭い伝説とかがものの見事に融合したこれぞロマン!これぞ考古学!!これぞエジプト!!!いぇ〜いっ、ってカンジで(笑)。
そうね。これを読んだら、ムショウに『王○の紋章』が読みたくなった事だけは確か(笑)。
何せ考古学好きの金髪に青い瞳のアメリカ人ヒロインが、古代エジプトの伝説の王妃の生まれ変わりと崇められたという設定がガチ(爆)
でも、このヒロインであるエリザベス・・・かなりのツンでした。
ツン!ツンツン!!
それでもって、かなりのアニキか・・・巨乳で自らツルハシ持って遺跡発掘しているんだもんなぁ(^^ゞ
無謀なまでのラストのお宝奪還ツアーといい、いやー。古典ロマンスのヒロインですなぁ(呆れつつ感心。笑)。
対する今更シーク、何でシーク・・・な、ヒーローの族長ジャバリ。
キタ!キタキタ!!
テラヘタレ!!(核爆)
しかも寸止め!(爆)
この彼の、あらゆる自爆さ加減・・・ちょっとスゴイね。
ヒーローの器なのか、と聞かれると首を傾げたくなる場面多々だが、まぁ、いい(よかねーだろ。笑)。
独り言すら、族長のカリスマは欠片も感じない(シークとしては大問題。笑)、隣のお兄ちゃん状態でヒロインにやられっぱなしクン(笑)。
もう、ここまで突き抜けられたヘタレは、愛でるしかありません > ええーっっ?!(笑)
辻褄が合わないのは主役二人だけではなく、設定もそうかも。
自分たちは砂漠の民で、信仰するのは厳密ではアラーではない(イスラム教)、だから一夫多妻制ではない・・・とか言いつつ、困った時に心で話しかけるのはアラーの神(笑)。
脇役も妙なのばかり、全ての元凶とも言えるエリザベスの叔父ナヒド・・・あのー。この人、何重人格?!ってぐらい、もう絶対おかしい・・・作者は、このナヒドに何を求めたんでしょーか・・・(~_~;;
あんなおいしいキャラ設定なら、もう少しどーにかなったでしょーに(^^;;
ヒーロー祖父も何だか中途半端で「じいちゃん、そこで折れるんかい!」とかちと思った(笑)。
あと・・・次回ヒーローにて、ジャバリの副官にて親友のナジム・・・わはは。
これは新しいヒーロー待機組か。
隣の楽しいイケメンお兄ちゃん その2。
ちとサムイ明るさと、イケてる(らしい)お茶目な会話が売り、です(笑)。
このキャラが、どうやってヒーローになるのか・・・別の意味で気になるかも。うん(笑)。
まぁ、でも阿呆な行動をするキャラクターも、中途半端でなくここまで突き抜けていると、もうね、お約束として拍手なの(笑)。
そう。一芸本、一発ネタ奨励のことのさんだからここまで言う。
突き抜けたモノ勝ち(爆)
そんなこんなで、親友ナジムくんの作品の翻訳も決定しているようなので、楽しみに待ってます。
え?その尽き抜けアホ具合に期待?!(笑)
ボニー・ヴァナックの初邦訳本、読了。
はっはっはー。
こんな久し振りに隅から隅まで脱力系のおバカ本にめぐり合いました、ってのに感動(爆)。
生真面目な読者には絶対向かねーな。向かねーよ・・・と、テニプリの桃城くん風に呟きながら読み進めました(笑)。
すごい名作かと聞かれたら「ううん。超迷作だよ」と、即答しちゃうね(笑)。
とにかく、ご都合主義とか行き当たりばったりとか、胡散臭い伝説とかがものの見事に融合したこれぞロマン!これぞ考古学!!これぞエジプト!!!いぇ〜いっ、ってカンジで(笑)。
そうね。これを読んだら、ムショウに『王○の紋章』が読みたくなった事だけは確か(笑)。
何せ考古学好きの金髪に青い瞳のアメリカ人ヒロインが、古代エジプトの伝説の王妃の生まれ変わりと崇められたという設定がガチ(爆)
でも、このヒロインであるエリザベス・・・かなりのツンでした。
ツン!ツンツン!!
それでもって、かなりのアニキか・・・巨乳で自らツルハシ持って遺跡発掘しているんだもんなぁ(^^ゞ
無謀なまでのラストのお宝奪還ツアーといい、いやー。古典ロマンスのヒロインですなぁ(呆れつつ感心。笑)。
対する今更シーク、何でシーク・・・な、ヒーローの族長ジャバリ。
キタ!キタキタ!!
テラヘタレ!!(核爆)
しかも寸止め!(爆)
この彼の、あらゆる自爆さ加減・・・ちょっとスゴイね。
ヒーローの器なのか、と聞かれると首を傾げたくなる場面多々だが、まぁ、いい(よかねーだろ。笑)。
独り言すら、族長のカリスマは欠片も感じない(シークとしては大問題。笑)、隣のお兄ちゃん状態でヒロインにやられっぱなしクン(笑)。
もう、ここまで突き抜けられたヘタレは、愛でるしかありません > ええーっっ?!(笑)
辻褄が合わないのは主役二人だけではなく、設定もそうかも。
自分たちは砂漠の民で、信仰するのは厳密ではアラーではない(イスラム教)、だから一夫多妻制ではない・・・とか言いつつ、困った時に心で話しかけるのはアラーの神(笑)。
脇役も妙なのばかり、全ての元凶とも言えるエリザベスの叔父ナヒド・・・あのー。この人、何重人格?!ってぐらい、もう絶対おかしい・・・作者は、このナヒドに何を求めたんでしょーか・・・(~_~;;
あんなおいしいキャラ設定なら、もう少しどーにかなったでしょーに(^^;;
ヒーロー祖父も何だか中途半端で「じいちゃん、そこで折れるんかい!」とかちと思った(笑)。
あと・・・次回ヒーローにて、ジャバリの副官にて親友のナジム・・・わはは。
これは新しいヒーロー待機組か。
隣の楽しいイケメンお兄ちゃん その2。
ちとサムイ明るさと、イケてる(らしい)お茶目な会話が売り、です(笑)。
このキャラが、どうやってヒーローになるのか・・・別の意味で気になるかも。うん(笑)。
まぁ、でも阿呆な行動をするキャラクターも、中途半端でなくここまで突き抜けていると、もうね、お約束として拍手なの(笑)。
そう。一芸本、一発ネタ奨励のことのさんだからここまで言う。
突き抜けたモノ勝ち(爆)
そんなこんなで、親友ナジムくんの作品の翻訳も決定しているようなので、楽しみに待ってます。
え?その尽き抜けアホ具合に期待?!(笑)
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