許されざる愛 (ソフトバンク文庫 ホ 3-1)
2008年9月17日 新刊レビュー
最近じゃ、もう珍しくも何もなくなってきたというか、読者サイドが麻痺してきたという節もあるエロエロEllora’s Cavaから日本初登場のトレイシー・クーパー・ポージーの1冊、読了。
・・・で? (笑)
いや、聞きたいよ。
この作家は一体、何を書きたかったの?と(笑)。
革命下に燃え上がるロマンス的物語設定のザルさ加減とか、キャラクター全てがよろめき系の優柔不断設定とか、もう読んでてダルかった(^^;
仕方ないからエロ場面だけ読む1冊、と割り切って読もうとしたら、既にマッケナの野獣くん、ショーン・マクラウドを読んだ後ではEllora’s Cava作品の看板である筈のエロ場面すら、まるでアダルト指定と12R指定ぐらいの格差を感じたよ(爆)
そうね。動画と紙芝居ぐらいの格差が(爆)。
つまり・・・えーっ?!セールスポイント皆無?!(爆)
でもさ、本当にこのヒロインって頭、弱いの?
己の下半身事情が最優先!!ってのは、イケてないヒーローの特権かと思ったが、このヒロインの場合はヒーローの国家の危機すらもそんなの関係ねぇ!(オッパッピー風)ってなカンジでゲンナリ・・・。
そんな頭の悪い(弱い?悪い?・・・どっちでもいいや。こんな女に大学で教えられてる生徒達に深く同情だけはしておく。笑)イケてない金髪女に翻弄され、よろめきまくりのヒーロー・ニコラスはどう見ても古典ロマンスのヒロインそのまんま(爆)。
だって、そうじゃありません?
革命で異母兄である大統領を亡くし、殆どお訊ね者よろしくヒロイン一族の乗る船で亡命したはいいが我が身一つ。
・・・このままじゃ、無一文の婿入り確定。婿を嫁に変えたらホンマに古典よろしく(爆)。
突然発火して勝手に盛り上がって周囲に迷惑をかけた、という意味ではヒロイン従妹の恋愛もよー似たもんか。
いや、だからさ、そんなに突然よろめいて芝居がかった事されても・・・えーっと、どっかヨソでやってもらえません?とか内心ちょっと思っちゃったりしたんだよ。ドン退きまではいかなくとも、やや退き。かなりしょっぱい三文陶酔具合(^^;
ま、主役二人の陶酔具合がかっとび過ぎてて目立たなかっただけで(爆)。
・・・わぉ。今、気付いた。
ことのさん、この本ってそこいらの駄作だと思ってたのにしっかり斬ってる(笑)。
斬れてるって事は、スカ具合が明確なんだー。すごーい > パチパチ(何に向かって拍手しているのかもはや不明。爆)
Ellora’s Cavaにもピンからキリまで、というのがよく分かった1冊。
どっちかは、まぁ、皆まで言うまい、ってコトで > ここまで書いておいて今更(^^ゞ
・・・で? (笑)
いや、聞きたいよ。
この作家は一体、何を書きたかったの?と(笑)。
革命下に燃え上がるロマンス的物語設定のザルさ加減とか、キャラクター全てがよろめき系の優柔不断設定とか、もう読んでてダルかった(^^;
仕方ないからエロ場面だけ読む1冊、と割り切って読もうとしたら、既にマッケナの野獣くん、ショーン・マクラウドを読んだ後ではEllora’s Cava作品の看板である筈のエロ場面すら、まるでアダルト指定と12R指定ぐらいの格差を感じたよ(爆)
そうね。動画と紙芝居ぐらいの格差が(爆)。
つまり・・・えーっ?!セールスポイント皆無?!(爆)
でもさ、本当にこのヒロインって頭、弱いの?
己の下半身事情が最優先!!ってのは、イケてないヒーローの特権かと思ったが、このヒロインの場合はヒーローの国家の危機すらもそんなの関係ねぇ!(オッパッピー風)ってなカンジでゲンナリ・・・。
そんな頭の悪い(弱い?悪い?・・・どっちでもいいや。こんな女に大学で教えられてる生徒達に深く同情だけはしておく。笑)イケてない金髪女に翻弄され、よろめきまくりのヒーロー・ニコラスはどう見ても古典ロマンスのヒロインそのまんま(爆)。
だって、そうじゃありません?
革命で異母兄である大統領を亡くし、殆どお訊ね者よろしくヒロイン一族の乗る船で亡命したはいいが我が身一つ。
・・・このままじゃ、無一文の婿入り確定。婿を嫁に変えたらホンマに古典よろしく(爆)。
突然発火して勝手に盛り上がって周囲に迷惑をかけた、という意味ではヒロイン従妹の恋愛もよー似たもんか。
いや、だからさ、そんなに突然よろめいて芝居がかった事されても・・・えーっと、どっかヨソでやってもらえません?とか内心ちょっと思っちゃったりしたんだよ。ドン退きまではいかなくとも、やや退き。かなりしょっぱい三文陶酔具合(^^;
ま、主役二人の陶酔具合がかっとび過ぎてて目立たなかっただけで(爆)。
・・・わぉ。今、気付いた。
ことのさん、この本ってそこいらの駄作だと思ってたのにしっかり斬ってる(笑)。
斬れてるって事は、スカ具合が明確なんだー。すごーい > パチパチ(何に向かって拍手しているのかもはや不明。爆)
Ellora’s Cavaにもピンからキリまで、というのがよく分かった1冊。
どっちかは、まぁ、皆まで言うまい、ってコトで > ここまで書いておいて今更(^^ゞ
願いごとをひとつだけ (ヴィレッジブックス F フ 6-7)
2008年9月15日 新刊レビュー
ローリ・フォスターの新シリーズ1冊目、読了。
・・・ここでやめていい?(^^; (笑)
いや、何を書いてもどう書いても、最後にはヒロインの駄目弟にたどり着くような気がするんですよ。
このバカ男がぁっ!!悪役にボコられて血祭りにあげられる前に私がこの手でシバいて根性叩き直してやるわい!!と(爆)
デニー先生、手加減無用です、みたいな(笑)。
いや、設定としてはおいしいんですよ。
機能不全家族の面倒を一心に見ながら、自分のビジネスを一生懸命やっている頑張り屋のふかふかヒロイン(爆)と、彼女にメロリンキューなイケメン大柄ワンコなヒーローとのラブラブエッチな、よくあるロリさんお得意パターンだし。
でもね、加減というものがあります。
機能不全過ぎたのよ、このヒロインであるメイの家族が。
ある程度のレベルなら「頑張れ、ヒロイン!!」とも思えるが、いかんせんこの一家、最悪。
居直り強盗みたいな論理を振りかざしての傍若無人っぷりには、もはや呆れを通り越して怒りすら覚えます。
そして、そんな様を増徴させているようにしか思えないヒロインの言動にも、その怒りの矛先は向かうのも当然といえば当然じゃありません?
「両親は弟に何もさせずに過保護に育て過ぎた。それは弟の為にはならなかった」
じゃあ、姉として弟を愛しているアナタは、その二の舞を演じてはイカンとは思わないのか?
分かっていて、尚更、弟のあれやこれやを一手に担ってかばい続ける様は、弟に対する形を変えた一種の虐待と読まずにはいられなかったわ・・・。
というか、あれはもう、無償の家族への愛というより、ヒロインのお門違いの自己陶酔に近い妄執のように思えてなりません。
実際、それはヒロインの親友であるアシュリーをはじめ、出会って間もないヒーローのジュードも、そしてジュードの友人であるデニーの目にもそう映っている。
そんなに愛情を費やす価値があるのか、とか、見返りはあるのか、とかは本人にしか分からないんでしょうが、そのヒロイン本人も事あるにつれ憤りを感じているんだから、尚更に妙。
全員がいい年した大人なのに、何故?と。
結局、主人公達のロマンスの魅力は、その憤りが読者にも伝染した事で半減してしまった感が否めない。
あんなにマメな、かわいい大型ワンコなセレブイケメンなのにジュード!
かなり乙女系なくせして、フェチ度合いも外さないエッチでセンシィティヴなダーリンなのにジュード!!
・・・哀れだ(^^;
多聞に、この「哀れ」という言葉は、あんな最悪な家族を姻戚として背負ってしまったところに起因するが(ちーんっ)。
脇役も、口八丁手八丁のツンデレなカワイコちゃんであるアシュリーをはじめ、オッサン贔屓にはたまらんスマッシュなデニー、登場場面全てにヘタレオーラが蔓延している次作ヒーローであるヤンエグ(死語)なクィントンと、ロリさんらしいイカしたキャラを配置しておきながら、それらを全て台無しにするヒロイン一家のイケてなさよ・・・。
物語には、確かに悪役は必要だ。
ジュード側の悪役が、ある意味、分かりやすくコレキタ!なよくある逆恨み系悪役だった分、メイ側の当人らの意識なき悪役の醜悪さばかりが目立ってしまった。
そう、物語のバランスを全てぶっ潰す程に。
魅力的な悪役でもなく、粘質な悪役でもない。それならいっそ諦めもつくし、納得も出来るし、拍手を送りたくなる時もある。
今回はただただ、醜悪なだけ。救いはない。
そんな醜悪なもの中心に物語が回ってしまった事に、読者がどんな印象を持つのか。
いい印象でない事は確かだろうな。
次回のヘタレなクィントン編でリカバリ可能なんでしょうかね・・・いや。ロリさん読者としては、先にヴィジテーション・シリーズ読みたいんで、そっちでお願いします、ええ。
・・・ここでやめていい?(^^; (笑)
いや、何を書いてもどう書いても、最後にはヒロインの駄目弟にたどり着くような気がするんですよ。
このバカ男がぁっ!!悪役にボコられて血祭りにあげられる前に私がこの手でシバいて根性叩き直してやるわい!!と(爆)
デニー先生、手加減無用です、みたいな(笑)。
いや、設定としてはおいしいんですよ。
機能不全家族の面倒を一心に見ながら、自分のビジネスを一生懸命やっている頑張り屋のふかふかヒロイン(爆)と、彼女にメロリンキューなイケメン大柄ワンコなヒーローとのラブラブエッチな、よくあるロリさんお得意パターンだし。
でもね、加減というものがあります。
機能不全過ぎたのよ、このヒロインであるメイの家族が。
ある程度のレベルなら「頑張れ、ヒロイン!!」とも思えるが、いかんせんこの一家、最悪。
居直り強盗みたいな論理を振りかざしての傍若無人っぷりには、もはや呆れを通り越して怒りすら覚えます。
そして、そんな様を増徴させているようにしか思えないヒロインの言動にも、その怒りの矛先は向かうのも当然といえば当然じゃありません?
「両親は弟に何もさせずに過保護に育て過ぎた。それは弟の為にはならなかった」
じゃあ、姉として弟を愛しているアナタは、その二の舞を演じてはイカンとは思わないのか?
分かっていて、尚更、弟のあれやこれやを一手に担ってかばい続ける様は、弟に対する形を変えた一種の虐待と読まずにはいられなかったわ・・・。
というか、あれはもう、無償の家族への愛というより、ヒロインのお門違いの自己陶酔に近い妄執のように思えてなりません。
実際、それはヒロインの親友であるアシュリーをはじめ、出会って間もないヒーローのジュードも、そしてジュードの友人であるデニーの目にもそう映っている。
そんなに愛情を費やす価値があるのか、とか、見返りはあるのか、とかは本人にしか分からないんでしょうが、そのヒロイン本人も事あるにつれ憤りを感じているんだから、尚更に妙。
全員がいい年した大人なのに、何故?と。
結局、主人公達のロマンスの魅力は、その憤りが読者にも伝染した事で半減してしまった感が否めない。
あんなにマメな、かわいい大型ワンコなセレブイケメンなのにジュード!
かなり乙女系なくせして、フェチ度合いも外さないエッチでセンシィティヴなダーリンなのにジュード!!
・・・哀れだ(^^;
多聞に、この「哀れ」という言葉は、あんな最悪な家族を姻戚として背負ってしまったところに起因するが(ちーんっ)。
脇役も、口八丁手八丁のツンデレなカワイコちゃんであるアシュリーをはじめ、オッサン贔屓にはたまらんスマッシュなデニー、登場場面全てにヘタレオーラが蔓延している次作ヒーローであるヤンエグ(死語)なクィントンと、ロリさんらしいイカしたキャラを配置しておきながら、それらを全て台無しにするヒロイン一家のイケてなさよ・・・。
物語には、確かに悪役は必要だ。
ジュード側の悪役が、ある意味、分かりやすくコレキタ!なよくある逆恨み系悪役だった分、メイ側の当人らの意識なき悪役の醜悪さばかりが目立ってしまった。
そう、物語のバランスを全てぶっ潰す程に。
魅力的な悪役でもなく、粘質な悪役でもない。それならいっそ諦めもつくし、納得も出来るし、拍手を送りたくなる時もある。
今回はただただ、醜悪なだけ。救いはない。
そんな醜悪なもの中心に物語が回ってしまった事に、読者がどんな印象を持つのか。
いい印象でない事は確かだろうな。
次回のヘタレなクィントン編でリカバリ可能なんでしょうかね・・・いや。ロリさん読者としては、先にヴィジテーション・シリーズ読みたいんで、そっちでお願いします、ええ。
子爵が結婚する条件(ライムブックス) (ライムブックス リ 1-1)
2008年9月14日 新刊レビュー
キャロライン・リンデンのデビュー作にて日本初上陸作、読了。
お金のない貧乏貴族のヒーローが、お金目当てに若い令嬢との結婚にこぎつけようとしたら、その令嬢の後見者にて妙齢の未亡人叔母であるヒロインに妨害される、という・・・何だかよくある物語の始まりというか。
でもって、その丁々発止のバトルの末に恋に落ちる、というベタな展開もお約束・・・なんだが・・・。
えー、えーっと、この作品、どこが魅力なの?(^^;;
真剣に分からない。
自分が若い頃に駆け落ちの末に転落人生となったヒロインも・・・アタタ。
覗き見シュミの死にかけた恩人ジジイ夫の為に、と、いくら自分がそれなりに気に入った相手を選んでいるとはいえ、何人も男を渡り歩いて見せエッチしているような彼女に、もらい泣き状態のヒーローもどうかと思うんだが(^^;
まず、この短絡的なヒロインにまずどうしても馴染めず(笑)。
そして、なんとなく善人のように書かれていようが、愛なき育ちなゆえに自分の基盤である土地を持とうと奮闘するも、結局はその元手を仲違いしている父親からの仕送りで賄い、その仕送りが止められたら、金持ち女を引っ掛けて穴埋めしようとするヒーローも似たりよったり(笑)。
「同情するなら金をくれ」的な設定にしたつもりだろうが、同情心・・・薄いね。かなり(^^;;
そんな二人、そもそもの出会いのきっかけとなったヒロイン姪が駆け落ちして行方不明になった~!!とか切羽詰っている筈なのに、気付けばエッチに真剣に勤しむのにいっぱいいっぱいだし(^^;;
人の話を聞かないまま思い込みのみで暴走するヒロイン、一丁前の事を述べつつもどう見ても偽善者にしか見えない甘え満々ヒーロー・・・どうしても萎えるってば(笑)。
そんな主役キャラクターの魅力の無さからエッチ場面のホットさが、何というか浮いてて笑いも乾きます・・・。
でもって、ヒーローの家庭環境の裏事情、ヒロインの亡き夫の残した遺産に絡んだオチといい・・・かなりとってつけた感が否めない(^^;
ヒーローの生い立ち(想像ついたけど)、彼の人格形成に影響しているのは分かるんだが、だからといって金持ち女を引っ掛けりゃいい的な考えを見逃していいのかと・・・「いや、結婚したら相手を大切にするし」・・・居直り?(^^;;
まぁ、そんな二人がめでたしめでたし、となって拍手喝采するのも白々しいので割愛しときます(爆)。
脇役も、ヒス全開で人の話を聞かないところは叔母そっくりな姪をはじめ、イケてないのばかり(笑)。
オペラ歌手とヒーロー友人のあれこれなんて、とってつけたもいいトコだし(^^;
かろうじて、ウェア公爵が及第点?(笑)
・・・というか、早くも2冊目翻訳決まってるんだ、この作家さん(^^;
この作品だけで評価するのは気の毒なので、作家評価は次回まで保留・・・でも作品としては、そうね。
超悪くもないけど、お世辞にも優等生的凡打とも言えないかも。
再読は絶対ないわね(笑)←これが一番キツイ(笑)
お金のない貧乏貴族のヒーローが、お金目当てに若い令嬢との結婚にこぎつけようとしたら、その令嬢の後見者にて妙齢の未亡人叔母であるヒロインに妨害される、という・・・何だかよくある物語の始まりというか。
でもって、その丁々発止のバトルの末に恋に落ちる、というベタな展開もお約束・・・なんだが・・・。
えー、えーっと、この作品、どこが魅力なの?(^^;;
真剣に分からない。
自分が若い頃に駆け落ちの末に転落人生となったヒロインも・・・アタタ。
覗き見シュミの死にかけた恩人ジジイ夫の為に、と、いくら自分がそれなりに気に入った相手を選んでいるとはいえ、何人も男を渡り歩いて見せエッチしているような彼女に、もらい泣き状態のヒーローもどうかと思うんだが(^^;
まず、この短絡的なヒロインにまずどうしても馴染めず(笑)。
そして、なんとなく善人のように書かれていようが、愛なき育ちなゆえに自分の基盤である土地を持とうと奮闘するも、結局はその元手を仲違いしている父親からの仕送りで賄い、その仕送りが止められたら、金持ち女を引っ掛けて穴埋めしようとするヒーローも似たりよったり(笑)。
「同情するなら金をくれ」的な設定にしたつもりだろうが、同情心・・・薄いね。かなり(^^;;
そんな二人、そもそもの出会いのきっかけとなったヒロイン姪が駆け落ちして行方不明になった~!!とか切羽詰っている筈なのに、気付けばエッチに真剣に勤しむのにいっぱいいっぱいだし(^^;;
人の話を聞かないまま思い込みのみで暴走するヒロイン、一丁前の事を述べつつもどう見ても偽善者にしか見えない甘え満々ヒーロー・・・どうしても萎えるってば(笑)。
そんな主役キャラクターの魅力の無さからエッチ場面のホットさが、何というか浮いてて笑いも乾きます・・・。
でもって、ヒーローの家庭環境の裏事情、ヒロインの亡き夫の残した遺産に絡んだオチといい・・・かなりとってつけた感が否めない(^^;
ヒーローの生い立ち(想像ついたけど)、彼の人格形成に影響しているのは分かるんだが、だからといって金持ち女を引っ掛けりゃいい的な考えを見逃していいのかと・・・「いや、結婚したら相手を大切にするし」・・・居直り?(^^;;
まぁ、そんな二人がめでたしめでたし、となって拍手喝采するのも白々しいので割愛しときます(爆)。
脇役も、ヒス全開で人の話を聞かないところは叔母そっくりな姪をはじめ、イケてないのばかり(笑)。
オペラ歌手とヒーロー友人のあれこれなんて、とってつけたもいいトコだし(^^;
かろうじて、ウェア公爵が及第点?(笑)
・・・というか、早くも2冊目翻訳決まってるんだ、この作家さん(^^;
この作品だけで評価するのは気の毒なので、作家評価は次回まで保留・・・でも作品としては、そうね。
超悪くもないけど、お世辞にも優等生的凡打とも言えないかも。
再読は絶対ないわね(笑)←これが一番キツイ(笑)
暗闇の王子ーキリアン(竹書房文庫ケ (ラズベリーブックス ケ 1-2)
2008年9月13日 新刊レビュー
やっとこさ開始編~。
ダークハンター・シリーズ翻訳1冊目、読了♪
何度読んでも、キリアンの悶え具合とピュアさと健気さに涙、涙の1巻目だわ・・・うるる。
出たばかりなんで、まぁ、あらすじとかは本屋さんで御自分でご確認の上、即時ご購入願いたい。
いや、はっきり言おう。
買ってくれ。頼む。翻訳続けてもらうのと短編まで拾ってもらう為には売上げ部数が必要なんだ> ガチすぎて涙もん(爆)
簡単にこのシリーズを説明するなら、男性フェロモン過多の超不幸なイケメン達が、我侭で面食いな月の女神アルテミスに三途の川の畔でスカウトされ、ダークハンター(その生まれと特性によってはウェアハンターとドリームハンターにも)となってアホな神々の尻拭いを兼ねて人助けしているイカれたイカしたおしんヒーロー大活躍シリーズである(爆)
・・・え?違う? 私はずっとそう思って読んでるんだけど(爆)。
パラノーマル・ロマンスが大量に日本上陸していて、パラノーマルもの大好きのことのさんもウホホ状態なんだが、このシリーズだけは別格。
こんなにオタク魂と腐女子モードに同時に火をつけるものは他にはないのだ。
設定も、得てして胡散臭い。キタコレ!(笑)
だが、その胡散臭さを自ら居直って楽しむ茶目っ気がケニヨン作品にはある。
この巻でも、ヒロインのアマンダに自分の別名義(キンリー・マクレガー)の本を愛読させたり、ローマ人に拷問虐殺されたとされるキリアンにイタリア車を運転させてみたり、と非常にアホで細かい。
こういう芸(笑)が、巻数を重ねるにつれ益々加速するんだからスゴイよ、ケニヨン!!よっ、芸達者!!! > 誉めている(笑)
1冊目は、番外編というかプロローグとなったジュリアンの話に登場したキリアンと、あの作品でヒロイン親友として大活躍したセレナの妹アマンダという、比較的分かりやすいところから攻めてきた。
よく昔のマンガであるような「血沸き肉踊る戦い」の延長戦もといえる、何というか女性読者が若干ひくぐらいまで書き込む虐待的場面もお馴染み・・・でも、これが意外に淡々としていて、何ちゅーか、外科手術的に進行するのも特徴かな。
セックスとバイオレンス、まさにそんな看板文句が似合うんだが、コミカルさも忘れていない。
そこにメロメロでドラマティックなロマンスを絡めてくるもんだから、読者がきゅんきゅんになっても不思議じゃないね。うん。
(ドラマティックといっても、どっかの大御所みたいに毎度ヒロインが死にかけて和解、とかいうイタすぎるベタものではない。笑)
だって、あのホットでエロいラブシーン以上に、真夜中のキリアンとアマンダのほのぼのキャッチボール姿に胸ときめかせてしまうんだもの。天晴れよ。
乙女系キリアン、炸裂じゃない!(萌)
アマンダの超能力の使い加減、そしてキリアンの能力の消失ポイントなど、神話とSF的な超能力、そしてヴァンパイアなどの異形のものを絡めた際の按配も見事。
脇役も個性的なキャラがてんこ盛り、ジュリアンとグレイスも登場して前作読者には楽しい作りでしょ?(笑)
悪役も、すごい粘質で陰湿なのに、どうしてこれがボケもかましてくれるんだからたまらんスマッシュで困ったり(^^ゞ
書き過ぎず、使い過ぎず、かといって出し惜しみはしない・・・何と言うか、エンターテイメント小説の鏡。
自分で作った確固たる設定と世界観、そして突出したキャラ造詣で、ここまで読者を引っ張る勢いがあるのもすごいが、根底にあるのが何とも非常にシンプルな「ボーイ・ミーツ・ガール」ものな正統派ロマンス路線。
ロマンス読者が、このシリーズを熱狂的に受け入れずしてどうする、と言ったところ。
さて。既にあとがきで予告されているが、次回は今回、重要な役どころとなったワニ男(爆)・・・違った。タロン(笑)。
これまた真正面からガッツンとくるソウル・メイトもの(しかも転生ものという二重ネタ)なので、早く上陸してほしいですな。
久々にこのキリアン話の、あのオチの部分読んで「あ、ザレクってもうここで名前登場してたんだ」と再確認したり(笑)。
もっとも、あのラストでアケロンが伏せたアルテミスの呟きが、後にエライ事(目を疑う伏線の結果)になるんだけどねぇ・・・そこまでたどり着くには何年かかる?(^^;
が、頑張って下さい、翻訳。
ニック青年の話を読もうとして、ウェアウルフのセバスティアンうっかり引き当てて昨夜は読んでしまったよ・・・(^^ゞ
ところで、アケロンの話は・・・PB落ち待ちせんと、諦めてHCで買うべきかねぇ・・・待ちくたびれそうだし(^^;
ダークハンター・シリーズ翻訳1冊目、読了♪
何度読んでも、キリアンの悶え具合とピュアさと健気さに涙、涙の1巻目だわ・・・うるる。
出たばかりなんで、まぁ、あらすじとかは本屋さんで御自分でご確認の上、即時ご購入願いたい。
いや、はっきり言おう。
買ってくれ。頼む。翻訳続けてもらうのと短編まで拾ってもらう為には売上げ部数が必要なんだ> ガチすぎて涙もん(爆)
簡単にこのシリーズを説明するなら、男性フェロモン過多の超不幸なイケメン達が、我侭で面食いな月の女神アルテミスに三途の川の畔でスカウトされ、ダークハンター(その生まれと特性によってはウェアハンターとドリームハンターにも)となってアホな神々の尻拭いを兼ねて人助けしている
・・・え?違う? 私はずっとそう思って読んでるんだけど(爆)。
パラノーマル・ロマンスが大量に日本上陸していて、パラノーマルもの大好きのことのさんもウホホ状態なんだが、このシリーズだけは別格。
こんなにオタク魂と腐女子モードに同時に火をつけるものは他にはないのだ。
設定も、得てして胡散臭い。キタコレ!(笑)
だが、その胡散臭さを自ら居直って楽しむ茶目っ気がケニヨン作品にはある。
この巻でも、ヒロインのアマンダに自分の別名義(キンリー・マクレガー)の本を愛読させたり、ローマ人に拷問虐殺されたとされるキリアンにイタリア車を運転させてみたり、と非常にアホで細かい。
こういう芸(笑)が、巻数を重ねるにつれ益々加速するんだからスゴイよ、ケニヨン!!よっ、芸達者!!! > 誉めている(笑)
1冊目は、番外編というかプロローグとなったジュリアンの話に登場したキリアンと、あの作品でヒロイン親友として大活躍したセレナの妹アマンダという、比較的分かりやすいところから攻めてきた。
よく昔のマンガであるような「血沸き肉踊る戦い」の延長戦もといえる、何というか女性読者が若干ひくぐらいまで書き込む虐待的場面もお馴染み・・・でも、これが意外に淡々としていて、何ちゅーか、外科手術的に進行するのも特徴かな。
セックスとバイオレンス、まさにそんな看板文句が似合うんだが、コミカルさも忘れていない。
そこにメロメロでドラマティックなロマンスを絡めてくるもんだから、読者がきゅんきゅんになっても不思議じゃないね。うん。
(ドラマティックといっても、どっかの大御所みたいに毎度ヒロインが死にかけて和解、とかいうイタすぎるベタものではない。笑)
だって、あのホットでエロいラブシーン以上に、真夜中のキリアンとアマンダのほのぼのキャッチボール姿に胸ときめかせてしまうんだもの。天晴れよ。
乙女系キリアン、炸裂じゃない!(萌)
アマンダの超能力の使い加減、そしてキリアンの能力の消失ポイントなど、神話とSF的な超能力、そしてヴァンパイアなどの異形のものを絡めた際の按配も見事。
脇役も個性的なキャラがてんこ盛り、ジュリアンとグレイスも登場して前作読者には楽しい作りでしょ?(笑)
悪役も、すごい粘質で陰湿なのに、どうしてこれがボケもかましてくれるんだからたまらんスマッシュで困ったり(^^ゞ
書き過ぎず、使い過ぎず、かといって出し惜しみはしない・・・何と言うか、エンターテイメント小説の鏡。
自分で作った確固たる設定と世界観、そして突出したキャラ造詣で、ここまで読者を引っ張る勢いがあるのもすごいが、根底にあるのが何とも非常にシンプルな「ボーイ・ミーツ・ガール」ものな正統派ロマンス路線。
ロマンス読者が、このシリーズを熱狂的に受け入れずしてどうする、と言ったところ。
さて。既にあとがきで予告されているが、次回は今回、重要な役どころとなったワニ男(爆)・・・違った。タロン(笑)。
これまた真正面からガッツンとくるソウル・メイトもの(しかも転生ものという二重ネタ)なので、早く上陸してほしいですな。
久々にこのキリアン話の、あのオチの部分読んで「あ、ザレクってもうここで名前登場してたんだ」と再確認したり(笑)。
もっとも、あのラストでアケロンが伏せたアルテミスの呟きが、後にエライ事(目を疑う伏線の結果)になるんだけどねぇ・・・そこまでたどり着くには何年かかる?(^^;
が、頑張って下さい、翻訳。
ニック青年の話を読もうとして、ウェアウルフのセバスティアンうっかり引き当てて昨夜は読んでしまったよ・・・(^^ゞ
ところで、アケロンの話は・・・PB落ち待ちせんと、諦めてHCで買うべきかねぇ・・・待ちくたびれそうだし(^^;
あなたのために踊らせて
2008年9月9日 新刊レビュー
ジュリー・アン・ロングの三姉妹トリロジーの2冊目、読了。
今回の主人公は、他の姉妹と生き別れた後、フランスに渡ってダンサーの養女として育った次女シルヴィ。
いや、このヒロイン、もしかしたら賛否両論タイプかもしれんな、と思った。
なにせどん底から、自分の才能と努力と野心でパリ・オペラ座のエトワールまでのぼりつめた愛人持ちの美しきバレリーナ。
しかし、ことのさんは前作の三女スザンナよりも、このシルヴィの方が好きだったりするの。
貧しい中、自分のメシ代を稼ぐが如く、根性根性ド根性!!とレッスンに打ち込み、頂点まで登りつめて地位と名誉を手にしたんだから。
・・・のほほんと育てられて、苦労も知らず根拠もなく人を斜め上から見る鈍ニブなヒロインに我慢ならん心狭い読者ゆえ?(笑)
まぁ、愛人とのあれやこれやの微妙さとイケてなさは仕方ないか、シルヴィの場合は、と思うし。
だって、あのご時勢、人気芸術家にパトロンはいて当然でしょうて。
たまたまその相手とプラトニックでなかった(本編で、相手が海千山千ゆえの、その微妙な事情も書いてあるが)、というだけで。
そういうワケで、そんな彼女が生き別れた妹スザンナからの手紙を見て、一大決心してフランスに仕事と愛人を置いて、えんやこらと海を渡る。
捜し求めていた本当の家族を手に・・・という一念で(複雑な本音は本編オチ近くにやっと本人が気付く。しかし読者にはミエミエでそこらへんの按配も○)。
しかし、そうは問屋がおろさず、変装までして乗り込んだ郵便馬車が強盗に襲われ無一文に(^^;
妹からの手紙までも奪われ、妹宅に行けば入れ違いに自分を探しにフランスに行かれているタイミングの悪さ。
あげく召使にスザンナの夫である子爵の資産を狙う生き別れの姉を装った偽者扱いされる有様(^^;
仕方ないので、妹の帰国を待つ間のメシ代と宿を確保する為に、馬車で一緒になった劇場主トムのところに転がり込む事に。
踊りならお手の物じゃない、と行った先にあったのは・・・あわれバレエとは雲泥の差とも言うべき、エッチな踊り子たちの渦巻くショー劇場(笑)。
パリ・オペのエトワールの私が何故に、エロ曲を歌いながらお尻ふりふりツンツンなんてせんとアカンのか・・・いや、メシ代の為!と、シルヴィが心底嫌そうながら奮闘する様が何とも笑えた(笑)。
ここでは、厳しい鍛錬の末に鋼のように研ぎ澄まされたバレリーナの身体も単なる貧乳ちゃん扱いなのがトホホ(^^;;
お胸絡みは、前作で登場し、今回も何かと話の美味しいところに出てくるデイジーさんのところでは炸裂していたが・・・おデブさんネタとか、えらい強烈な書き具合だったけど(^^;;
で、ロマンスのお相手となるトムだが・・・いやー。こちらもシルヴィ同様、どん底から今のような財力を持つまでに至った野心家。
それでいて、適度にナイーヴな・・・ギャンブラー気質という、何とも複雑なイケメンくん。
突然知らされた自分の息子の存在に対するぎこちなさとか、最初からほれ込んでしまっているシルヴィに対する悶々具合とか、内にこもるような印象でどちらかというと地味だな。
大人の遊戯施設経営の平民となると、デレク(クレイパス作品の金字塔ヒーロー。笑)のようなダークなイメージが濃厚に漂うのに、実にこの彼も・・・前作キット同様、キャラのパワー的に薄い(笑)。
細かいエピソードもラストの大芝居の決闘場面もかなりよく出来ているのに、ホントにインパクト弱い(^^ゞ
ここ一番のキャラに力がないというか、勢いがないというか・・・これは、もしかしなくてもこの作家の致命傷じゃないのかしら・・・(^^ゞ
悪役となった、シルヴィの愛人エティエンヌ(ブルボン家の王子、という設定だが、時系列的にそれって無理アリアリな設定では、とツッコミしそうになった。笑)も、陰湿具合がやや足りなかったわ(笑)。
そんなこんなで、全体的に○なんだが(万民向けではない、という最初の話を踏まえて、ですが)。
一般的優等生レベルを脱するには、ちょっと話に勢いとキャラ萌えが感じられなかったかな(^^ゞ
そんなこんなで、次は最終話・・・いやはや。この癇癪持ちDNAを持つ姉妹の長女が牧師の養女とかいう、そのいっぱいいっぱい具合に、一応期待は膨らむワケで・・・というか、ラスト1冊で母親のオチと殺人事件のオチも片付けないといかん事を思うと、この2巻が一番良いバランスの作品だったのかもね・・・。
年内、詳しくいうと12月にラスト巻は読めるようで、そりゃ朗報ね、というハナシです(笑)
今回の主人公は、他の姉妹と生き別れた後、フランスに渡ってダンサーの養女として育った次女シルヴィ。
いや、このヒロイン、もしかしたら賛否両論タイプかもしれんな、と思った。
なにせどん底から、自分の才能と努力と野心でパリ・オペラ座のエトワールまでのぼりつめた愛人持ちの美しきバレリーナ。
しかし、ことのさんは前作の三女スザンナよりも、このシルヴィの方が好きだったりするの。
貧しい中、自分のメシ代を稼ぐが如く、根性根性ド根性!!とレッスンに打ち込み、頂点まで登りつめて地位と名誉を手にしたんだから。
・・・のほほんと育てられて、苦労も知らず根拠もなく人を斜め上から見る鈍ニブなヒロインに我慢ならん心狭い読者ゆえ?(笑)
まぁ、愛人とのあれやこれやの微妙さとイケてなさは仕方ないか、シルヴィの場合は、と思うし。
だって、あのご時勢、人気芸術家にパトロンはいて当然でしょうて。
たまたまその相手とプラトニックでなかった(本編で、相手が海千山千ゆえの、その微妙な事情も書いてあるが)、というだけで。
そういうワケで、そんな彼女が生き別れた妹スザンナからの手紙を見て、一大決心してフランスに仕事と愛人を置いて、えんやこらと海を渡る。
捜し求めていた本当の家族を手に・・・という一念で(複雑な本音は本編オチ近くにやっと本人が気付く。しかし読者にはミエミエでそこらへんの按配も○)。
しかし、そうは問屋がおろさず、変装までして乗り込んだ郵便馬車が強盗に襲われ無一文に(^^;
妹からの手紙までも奪われ、妹宅に行けば入れ違いに自分を探しにフランスに行かれているタイミングの悪さ。
あげく召使にスザンナの夫である子爵の資産を狙う生き別れの姉を装った偽者扱いされる有様(^^;
仕方ないので、妹の帰国を待つ間のメシ代と宿を確保する為に、馬車で一緒になった劇場主トムのところに転がり込む事に。
踊りならお手の物じゃない、と行った先にあったのは・・・あわれバレエとは雲泥の差とも言うべき、エッチな踊り子たちの渦巻くショー劇場(笑)。
パリ・オペのエトワールの私が何故に、エロ曲を歌いながらお尻ふりふりツンツンなんてせんとアカンのか・・・いや、メシ代の為!と、シルヴィが心底嫌そうながら奮闘する様が何とも笑えた(笑)。
ここでは、厳しい鍛錬の末に鋼のように研ぎ澄まされたバレリーナの身体も単なる貧乳ちゃん扱いなのがトホホ(^^;;
お胸絡みは、前作で登場し、今回も何かと話の美味しいところに出てくるデイジーさんのところでは炸裂していたが・・・おデブさんネタとか、えらい強烈な書き具合だったけど(^^;;
で、ロマンスのお相手となるトムだが・・・いやー。こちらもシルヴィ同様、どん底から今のような財力を持つまでに至った野心家。
それでいて、適度にナイーヴな・・・ギャンブラー気質という、何とも複雑なイケメンくん。
突然知らされた自分の息子の存在に対するぎこちなさとか、最初からほれ込んでしまっているシルヴィに対する悶々具合とか、内にこもるような印象でどちらかというと地味だな。
大人の遊戯施設経営の平民となると、デレク(クレイパス作品の金字塔ヒーロー。笑)のようなダークなイメージが濃厚に漂うのに、実にこの彼も・・・前作キット同様、キャラのパワー的に薄い(笑)。
細かいエピソードもラストの大芝居の決闘場面もかなりよく出来ているのに、ホントにインパクト弱い(^^ゞ
ここ一番のキャラに力がないというか、勢いがないというか・・・これは、もしかしなくてもこの作家の致命傷じゃないのかしら・・・(^^ゞ
悪役となった、シルヴィの愛人エティエンヌ(ブルボン家の王子、という設定だが、時系列的にそれって無理アリアリな設定では、とツッコミしそうになった。笑)も、陰湿具合がやや足りなかったわ(笑)。
そんなこんなで、全体的に○なんだが(万民向けではない、という最初の話を踏まえて、ですが)。
一般的優等生レベルを脱するには、ちょっと話に勢いとキャラ萌えが感じられなかったかな(^^ゞ
そんなこんなで、次は最終話・・・いやはや。この癇癪持ちDNAを持つ姉妹の長女が牧師の養女とかいう、そのいっぱいいっぱい具合に、一応期待は膨らむワケで・・・というか、ラスト1冊で母親のオチと殺人事件のオチも片付けないといかん事を思うと、この2巻が一番良いバランスの作品だったのかもね・・・。
年内、詳しくいうと12月にラスト巻は読めるようで、そりゃ朗報ね、というハナシです(笑)
つらつらと毎度の覚え書き。
買う候補はこのあたり、あ、でもガチは半分程度かも(笑)
ハーレクイン社 MIRA文庫
憂鬱の城と麗しの花 クリスティーナ・ドット
記憶をベッドに閉じこめて M・J・ローズ
ヴィレッジブックス villegebooks
今宵、心をきみにゆだねて リズ・カーライル
Ronsom(仮) ジュリー・ガーウッド
A KISS OF SHADOWS(仮) ローレル・K・ハミルトン
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
T−FLAC エッジ家の呪い3
運命の首飾りに導かれ チェリー・アデア
伯爵の結婚までの十二の難業 ヴィクトリア・アレクサンダー
ゴマブックス ゴマ文庫
瞳・・・閉ざされて(上下) アリスン・ブレナン
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
モーターマウスにご用心 ジャネット・イヴァノヴィッチ
狼と鳩(上下) キャスリーン・E・ウッディウィス
満月の夜に クレスリー・コール
竹書房 ラズベリーブックス
シークレット・ロマンティック スーザン・マレリー
原書房 ライムブックス
白い吐息のむこうに(仮) アンドレア・ケイン
たくらみは二人だけの秘密(仮) ジュディス・アイボリー
扶桑社 扶桑社ロマンス
ダーケスト・ドリームズ(仮) ジェニファー・セント・ジャイルズ
二見書房 二見ミステリ文庫
ホイットニー・マイ・ラブ(上下)(原題) ジュディス・マクノート
真夜中に眠れず(仮) ジャッキー・ダレッサンドロ
ぶんか社 フローラブックス
あなたの牙をひとりじめ キャシー・ラヴ
えっと、やはり一番楽しみはキャシー・ラヴ・・・って、それでいいのか?(爆)
クレスリー・コールは1冊で放置されない事を願いつつ、続けてもらう為に買い(^^ゞ
久し振りのアンドレア・ケインは、かのRun for your life(『疑惑のサンクチュアリ』)並みの作品をチョイス出来ているかがカギか?
アイボリーとダレサンドロは前作評価から、即買い。
ランダムハウスの2冊もだな。
で、前作評価から新刊買いは確実にないのがスーザン・マレリー(爆)。
あのウザイ家族がくっついてくると考えただけで萎えます(ばっさり)。
同じく前作評価から、微妙なのがガーウッド・・・もうガーウッド株は落ちるところまで落ちてるカンジだわ、私の中で(笑)。
・・・でもね。
本命は別なの。うん。
メレディス・ジェントリーが日本上陸するのに、そんな、レンガリアンとしては黙ってはいられないじゃないですかー!!
あの原書1巻目の、萌え垂れ流しのガバルドンのキャプション広告!(爆)
どんだけこの本が好きなんだ、ダイアナ・ガバルドンよ?!と当時、真剣に本人に聞こうかと思ったぐらい萌えガチです(笑)。
・・・本当に「メリー・ジェントリー」なんて薄らダサイ省略名で日本にやってくるの?(~_~;
アタシの中ではメレディスはアクマでメレディスなのよ〜っ(プンスカ)。
とりあえずはまぁ、新刊帯を拝むのが楽しみな1冊なことは確か(笑)
+余談+
そんなこんなで毎度お馴染みの穴埋め中。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/105166911.html
アイボリーとアレクサンダーは何となく逆算していたら、ここらへんかな程度。
また適当に直しておきますんで、初稿を鵜呑みにはせんといて下さい(笑)。
買う候補はこのあたり、あ、でもガチは半分程度かも(笑)
ハーレクイン社 MIRA文庫
憂鬱の城と麗しの花 クリスティーナ・ドット
記憶をベッドに閉じこめて M・J・ローズ
ヴィレッジブックス villegebooks
今宵、心をきみにゆだねて リズ・カーライル
Ronsom(仮) ジュリー・ガーウッド
A KISS OF SHADOWS(仮) ローレル・K・ハミルトン
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
T−FLAC エッジ家の呪い3
運命の首飾りに導かれ チェリー・アデア
伯爵の結婚までの十二の難業 ヴィクトリア・アレクサンダー
ゴマブックス ゴマ文庫
瞳・・・閉ざされて(上下) アリスン・ブレナン
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
モーターマウスにご用心 ジャネット・イヴァノヴィッチ
狼と鳩(上下) キャスリーン・E・ウッディウィス
満月の夜に クレスリー・コール
竹書房 ラズベリーブックス
シークレット・ロマンティック スーザン・マレリー
原書房 ライムブックス
白い吐息のむこうに(仮) アンドレア・ケイン
たくらみは二人だけの秘密(仮) ジュディス・アイボリー
扶桑社 扶桑社ロマンス
ダーケスト・ドリームズ(仮) ジェニファー・セント・ジャイルズ
二見書房 二見ミステリ文庫
ホイットニー・マイ・ラブ(上下)(原題) ジュディス・マクノート
真夜中に眠れず(仮) ジャッキー・ダレッサンドロ
ぶんか社 フローラブックス
あなたの牙をひとりじめ キャシー・ラヴ
えっと、やはり一番楽しみはキャシー・ラヴ・・・って、それでいいのか?(爆)
クレスリー・コールは1冊で放置されない事を願いつつ、続けてもらう為に買い(^^ゞ
久し振りのアンドレア・ケインは、かのRun for your life(『疑惑のサンクチュアリ』)並みの作品をチョイス出来ているかがカギか?
アイボリーとダレサンドロは前作評価から、即買い。
ランダムハウスの2冊もだな。
で、前作評価から新刊買いは確実にないのがスーザン・マレリー(爆)。
あのウザイ家族がくっついてくると考えただけで萎えます(ばっさり)。
同じく前作評価から、微妙なのがガーウッド・・・もうガーウッド株は落ちるところまで落ちてるカンジだわ、私の中で(笑)。
・・・でもね。
本命は別なの。うん。
メレディス・ジェントリーが日本上陸するのに、そんな、レンガリアンとしては黙ってはいられないじゃないですかー!!
あの原書1巻目の、萌え垂れ流しのガバルドンのキャプション広告!(爆)
どんだけこの本が好きなんだ、ダイアナ・ガバルドンよ?!と当時、真剣に本人に聞こうかと思ったぐらい萌えガチです(笑)。
・・・本当に「メリー・ジェントリー」なんて薄らダサイ省略名で日本にやってくるの?(~_~;
アタシの中ではメレディスはアクマでメレディスなのよ〜っ(プンスカ)。
とりあえずはまぁ、新刊帯を拝むのが楽しみな1冊なことは確か(笑)
+余談+
そんなこんなで毎度お馴染みの穴埋め中。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/105166911.html
アイボリーとアレクサンダーは何となく逆算していたら、ここらへんかな程度。
また適当に直しておきますんで、初稿を鵜呑みにはせんといて下さい(笑)。
シャノン・マッケナのマクラウド家シリーズ最新刊、読了〜♪
あ〜、久々にマッケナらしいマッケナ節炸裂っぷりを読んだ、とかいうよく分かるような分からないような満足めいた呟きを洩らしつつ(笑)。
いや、実際そうでありません?
お姫様と野獣(爆)の妄想大暴走エロ劇場という自分のお約束テンプレを大事にしつつ。
それ以上に今回はしっかりしたストーリーの軸、それに加えて今まで引っ張ってきた謎を一気に前進させた事により、ちょっと二巻、三巻で感じたマンネリ中だるみ感(おいおい)を一気に払拭したカンジ。
いや、多分以前からそうだと思ってたのよね。
ショーンが、本能で「彼」とリアルタイムでテレパシー会話しているあたり。
だって、もしも相手が完全に彼岸の人なら立派なイタコだよ、ショーン(^^ゞ
それに早い段階でマッケナ自身が「彼」についての話を書く、って公言した時点で「あ、そうなんだ。やっぱり」だわさ(笑)。
まぁ、そんなショーンですが、立派にキング・オブ・野獣で素晴らしい(爆)。
彼に比べたら、あのセスですらシャイに思えますなワハハ!(とりあえずここは笑っとこう。笑)
このぶ厚い本の、およそ8割はショーンの下半身衝動関係ではないかと思わせるフルスロットル具合(爆)は、この燃料高騰時代に奇跡とも思える燃費の良さというか(爆)。
何だかんだで負けてないお嬢様ヒロインのリヴの名ドライバーっぷりに拍手すべきか呆れるべきか・・・まぁ、割れ鍋に綴じ蓋カップルってのはロマンスお約束なんだけど。
でもって、怪しいマッド・サイエンティストを持ってきての裏事情展開は面白かったわ。
そういう胡散臭さが似合うんだよね、マッケナ作品って。
怪しいセスの小道具(褒めている。笑)を、明朗快活なお天道様の下で使ってもワクワクしないじゃん、つまりは。
スパイ小説の醍醐味と魅力を奪ってはイカンのだよ。
その路線でいうなら、タマラ様のジュエリーも同じなワケ。
しかし・・・今回、タマラ様節炸裂で幸せでございましたわね。
セス相手に新製品販売価格を精神的苦痛をタテにお勉強しろ、と仰っておられましたが、半額どころか叩き売りバーゲン価格で入手なされていそうなのは確実かと(笑)。
タマラ様のブルース・ウエイン(byバットマン)ばりの邸宅と男をコキ下ろす丁々発止っぷりだけでもこの巻のポイントは高いってもんです。
次回もマクラウド兄弟とニックをコキ下ろす為だけに登場願いたい(爆)。
個人的には、オタ青年キャラ推進委員としてマイルズくんご贔屓のことのさん。
いや、マイルズくんも大活躍でしたね〜・・・とうとうウザイ女シンディとくっついてしまったけど(直球勝負)。
今回も読みながら、シンディのあれやこれやに「この女、シバくぞ(ーー;」と毒づきまくりイライラしっぱなし・・・マイルズ、考えなおしてーっ!みたいな(笑)
他の今までのキャラの皆さんは、それぞれ嫁さんにいいように扱われ、いい味を出しつつストレスも若干ありそげな、まぁ、幸せってとこね。
ふ。ショーンとリヴの結婚式シーン、見たいんだけど。
このシリーズの次巻は、マッケナ自身が日本読者に対して書き下ろした(らしい)コメントによると、今回タマラ様にクソミソに言われていたニックくん(笑)。。
是非ともヘタレにやられて下さい(笑)
でも、あとがきにこのシリーズが6巻で終わらない予感、と書かれていますが、マッケナはニックの本を書く前に既に「彼」と「彼女」についての話は書くわ!と公言なさっているので、言うもがな、ってとこね(^^ゞ
それより先に、ダニー・マクナマラの話(『キス・キス・キス』収録の短編に登場したヒーローの弟)書くの?
ロビン・マクナマラ(前出のヒーロー妹)の話は、今年、もう書いて発売されたから、これは待ってればいいか。
何せ、どこもかしこもエライ勢いで翻訳して下さるから最近(笑)。
あ〜、久々にマッケナらしいマッケナ節炸裂っぷりを読んだ、とかいうよく分かるような分からないような満足めいた呟きを洩らしつつ(笑)。
いや、実際そうでありません?
お姫様と野獣(爆)の妄想大暴走エロ劇場という自分のお約束テンプレを大事にしつつ。
それ以上に今回はしっかりしたストーリーの軸、それに加えて今まで引っ張ってきた謎を一気に前進させた事により、ちょっと二巻、三巻で感じたマンネリ中だるみ感(おいおい)を一気に払拭したカンジ。
いや、多分以前からそうだと思ってたのよね。
ショーンが、本能で「彼」とリアルタイムでテレパシー会話しているあたり。
だって、もしも相手が完全に彼岸の人なら立派なイタコだよ、ショーン(^^ゞ
それに早い段階でマッケナ自身が「彼」についての話を書く、って公言した時点で「あ、そうなんだ。やっぱり」だわさ(笑)。
まぁ、そんなショーンですが、立派にキング・オブ・野獣で素晴らしい(爆)。
彼に比べたら、あのセスですらシャイに思えますなワハハ!(とりあえずここは笑っとこう。笑)
このぶ厚い本の、およそ8割はショーンの下半身衝動関係ではないかと思わせるフルスロットル具合(爆)は、この燃料高騰時代に奇跡とも思える燃費の良さというか(爆)。
何だかんだで負けてないお嬢様ヒロインのリヴの名ドライバーっぷりに拍手すべきか呆れるべきか・・・まぁ、割れ鍋に綴じ蓋カップルってのはロマンスお約束なんだけど。
でもって、怪しいマッド・サイエンティストを持ってきての裏事情展開は面白かったわ。
そういう胡散臭さが似合うんだよね、マッケナ作品って。
怪しいセスの小道具(褒めている。笑)を、明朗快活なお天道様の下で使ってもワクワクしないじゃん、つまりは。
スパイ小説の醍醐味と魅力を奪ってはイカンのだよ。
その路線でいうなら、タマラ様のジュエリーも同じなワケ。
しかし・・・今回、タマラ様節炸裂で幸せでございましたわね。
セス相手に新製品販売価格を精神的苦痛をタテにお勉強しろ、と仰っておられましたが、半額どころか叩き売りバーゲン価格で入手なされていそうなのは確実かと(笑)。
タマラ様のブルース・ウエイン(byバットマン)ばりの邸宅と男をコキ下ろす丁々発止っぷりだけでもこの巻のポイントは高いってもんです。
次回もマクラウド兄弟とニックをコキ下ろす為だけに登場願いたい(爆)。
個人的には、オタ青年キャラ推進委員としてマイルズくんご贔屓のことのさん。
いや、マイルズくんも大活躍でしたね〜・・・とうとう
今回も読みながら、シンディのあれやこれやに
他の今までのキャラの皆さんは、それぞれ嫁さんにいいように扱われ、いい味を出しつつストレスも若干ありそげな、まぁ、幸せってとこね。
ふ。ショーンとリヴの結婚式シーン、見たいんだけど。
このシリーズの次巻は、マッケナ自身が日本読者に対して書き下ろした(らしい)コメントによると、今回タマラ様にクソミソに言われていたニックくん(笑)。。
是非ともヘタレにやられて下さい(笑)
でも、あとがきにこのシリーズが6巻で終わらない予感、と書かれていますが、マッケナはニックの本を書く前に既に「彼」と「彼女」についての話は書くわ!と公言なさっているので、言うもがな、ってとこね(^^ゞ
それより先に、ダニー・マクナマラの話(『キス・キス・キス』収録の短編に登場したヒーローの弟)書くの?
ロビン・マクナマラ(前出のヒーロー妹)の話は、今年、もう書いて発売されたから、これは待ってればいいか。
何せ、どこもかしこもエライ勢いで翻訳して下さるから最近(笑)。
ケイ・フーパーの新刊、読了〜。
といっても、初期作品のリプリント翻訳なんだけど。
いやー。
もう久々に内容が深くなく、プロット云々を追及せずひたすらリリカルと萌え萌え甘々を書いた中篇を読んだ、という気分です(褒めている。笑)。
そうですね。
休刊となっているシルエット・ロマンスを読んでいる錯覚を覚えたぐらい(^^ゞ
小柄でかわいい妖精のような外見に反して知的ヒロインCJという設定もまた古典のようでして。
何かこう、ケイ・フーパーがロマンス小説を書き始めた頃、自分が好きなロマンス作家さんにいい意味で影響されて勢いで書き上げたカンジがして好印象(笑)。
つまりは、まだ自分の方向性を模索しているんですが(笑) > のちにシャドウ・ファイル・シリーズというクールでイカしたスリラー作品を発表、その才能を開花させるんだが。
得てしてリリカル信奉者のことのさん、この手のぬるいロマンスをたまにムショーに読みたい衝動に駆られるのでいいタイミングゥ〜〜ッでした(エドはるみ風に。笑)。
いいじゃない?疲れている時のリリカル癒し系・・・しかも読めば読む程にアホだし←だから褒めてます(笑)。
あの寄生虫とレーザー治療の件は、あそこまで突き抜けられる度胸を褒めるべきです > あんな台詞をクソまじめにイケメン弁護士ヒーローに言わせた作家に(爆)。
大量のクセ者揃いのヒロインの女友達(しかもノーラ・ロバーツ系のパジャマ・パーティのノリ。笑)、女友達のダーリン達はこぞって「カワイイ妹(ここでは妹同様のヒロインを指す)を守る怒れる兄貴ーズ」(笑)、そしてデキるマメ男のメロメロドッキューンな男前ヒーロー、学術オタクなツンデレヒロイン・・・すごいカテゴリー・ロマンスのテンプレ!!とも思える設定がぬるく心地よい、かわいいエッチでラブラブ垂れ流しの1冊(笑)。
そうなのよね。
取扱の難しい初期作品という名の化石を発掘する際、「微笑ましい」という読後感は非常にポイント高いのだ。
それがプラス面なら尚更(笑)。
楽しく読ませてもらいました、と共に。
といっても、初期作品のリプリント翻訳なんだけど。
いやー。
もう久々に内容が深くなく、プロット云々を追及せずひたすらリリカルと萌え萌え甘々を書いた中篇を読んだ、という気分です(褒めている。笑)。
そうですね。
休刊となっているシルエット・ロマンスを読んでいる錯覚を覚えたぐらい(^^ゞ
小柄でかわいい妖精のような外見に反して知的ヒロインCJという設定もまた古典のようでして。
何かこう、ケイ・フーパーがロマンス小説を書き始めた頃、自分が好きなロマンス作家さんにいい意味で影響されて勢いで書き上げたカンジがして好印象(笑)。
つまりは、まだ自分の方向性を模索しているんですが(笑) > のちにシャドウ・ファイル・シリーズというクールでイカしたスリラー作品を発表、その才能を開花させるんだが。
得てしてリリカル信奉者のことのさん、この手のぬるいロマンスをたまにムショーに読みたい衝動に駆られるのでいいタイミングゥ〜〜ッでした(エドはるみ風に。笑)。
いいじゃない?疲れている時のリリカル癒し系・・・しかも読めば読む程にアホだし←だから褒めてます(笑)。
あの寄生虫とレーザー治療の件は、あそこまで突き抜けられる度胸を褒めるべきです > あんな台詞をクソまじめにイケメン弁護士ヒーローに言わせた作家に(爆)。
大量のクセ者揃いのヒロインの女友達(しかもノーラ・ロバーツ系のパジャマ・パーティのノリ。笑)、女友達のダーリン達はこぞって「カワイイ妹(ここでは妹同様のヒロインを指す)を守る怒れる兄貴ーズ」(笑)、そしてデキるマメ男のメロメロドッキューンな男前ヒーロー、学術オタクなツンデレヒロイン・・・すごいカテゴリー・ロマンスのテンプレ!!とも思える設定がぬるく心地よい、かわいいエッチでラブラブ垂れ流しの1冊(笑)。
そうなのよね。
取扱の難しい初期作品という名の化石を発掘する際、「微笑ましい」という読後感は非常にポイント高いのだ。
それがプラス面なら尚更(笑)。
楽しく読ませてもらいました、と共に。
リンダ・ハワードの新刊、読了。
はは。読了、ね。
まぁ、あらすじとかはネット書店とか版元さんのところでご覧になっていただければよいとして(笑)。
とどのつまりは、リンダさんは古き良きご自分の絶世期の秀作『炎のコスタリカ』雪山編を書きたい悪い妄想衝動に駆られたという事なんでしょうが(爆)。
問題は、シングルタイトルでページ数があるにも関わらず、あの頃と比べたら余りに顕著な、彼女の筆力の衰えというか。
いや、本当に。
だって驚きましたもの、あの最後の方のとってつけた感満々なやっつけ具合に(笑)。
どう見ても、犯人は最初から決めていたのに、動機やら犯行背景やらを書き忘れて慌てて最後に付け加えたっぽくって(爆)。
え? 他にも犯人くさいキャラを二人も配置していたから、犯人探しに力を注いだからアンバランスになったんじゃないのかって?
ありえない!(爆)(バンバンッ←机を叩く音)
あんな無能でヘタレで兄妹が飛行機墜落事故工作の犯人だったとしたら、それはまさにSFやFTもべっくら仰天の異次元ワールドですがな!(爆)
実際、リンダ先生は無能兄の社会復帰への件を切々と書いていらっしゃる・・・あ。そうだったのか。
リンダ先生、ロマサスでなく落ちぶれキャラの改心ものが書きたかったんだ!(違)などと一瞬、錯覚しそうになりました(笑)。
何かねぇ・・・リンダ作品のサスペンス部分は箸にも引っかからないのは昔からだが(おいおい)、今回のは呆気にとられました。
犯人の犯行動機も安易なら、やらかした事が大事の割にトホホな反応。
えっと、あれは偽装工作だったんですか?
それとも墓穴掘り?(^^;;
犯人の性分が『衝動的』というだけで、あの犯行、あのオチで済ませるのは強引というより暴挙に近いかと思われます(^^;
だから、あのすごいラストの駆け足ぶった斬り具合になったとも言えるか。
何もかもが中途半端。
「え?これで終わりかよ?!」みたいな(^^;;
もうね、かつての全盛期のように犯人といい、脇役といいキャラクターに魅力も力もない。
ヒロインである未亡人ベイリーも、ヒーローのジャスティスも、過去のキャラクターの部分部分を継ぎ接ぎして造詣されたかの感じがした。
悪くはないが、良くもなく、飛びぬけてもいない。
話を引っ張る力がないというか・・・ぬるい?(笑)
印象に残るのは、サバイバルのとんでもエピソードばかりという、ロマンスすらも二の次になった話だったかも。
再読はないな(^^;
・・・とりあえず、洗面所にあるマウスウォッシュの成分表を見よう、とだけは思った1冊だった(爆)
はは。読了、ね。
まぁ、あらすじとかはネット書店とか版元さんのところでご覧になっていただければよいとして(笑)。
とどのつまりは、リンダさんは古き良きご自分の絶世期の秀作『炎のコスタリカ』雪山編を書きたい
問題は、シングルタイトルでページ数があるにも関わらず、あの頃と比べたら余りに顕著な、彼女の筆力の衰えというか。
いや、本当に。
だって驚きましたもの、あの最後の方のとってつけた感満々なやっつけ具合に(笑)。
どう見ても、犯人は最初から決めていたのに、動機やら犯行背景やらを書き忘れて慌てて最後に付け加えたっぽくって(爆)。
え? 他にも犯人くさいキャラを二人も配置していたから、犯人探しに力を注いだからアンバランスになったんじゃないのかって?
ありえない!(爆)(バンバンッ←机を叩く音)
あんな無能でヘタレで兄妹が飛行機墜落事故工作の犯人だったとしたら、それはまさにSFやFTもべっくら仰天の異次元ワールドですがな!(爆)
実際、リンダ先生は無能兄の社会復帰への件を切々と書いていらっしゃる・・・あ。そうだったのか。
リンダ先生、ロマサスでなく落ちぶれキャラの改心ものが書きたかったんだ!(違)などと一瞬、錯覚しそうになりました(笑)。
何かねぇ・・・リンダ作品のサスペンス部分は箸にも引っかからないのは昔からだが(おいおい)、今回のは呆気にとられました。
犯人の犯行動機も安易なら、やらかした事が大事の割にトホホな反応。
えっと、あれは偽装工作だったんですか?
それとも墓穴掘り?(^^;;
犯人の性分が『衝動的』というだけで、あの犯行、あのオチで済ませるのは強引というより暴挙に近いかと思われます(^^;
だから、あのすごいラストの駆け足ぶった斬り具合になったとも言えるか。
何もかもが中途半端。
「え?これで終わりかよ?!」みたいな(^^;;
もうね、かつての全盛期のように犯人といい、脇役といいキャラクターに魅力も力もない。
ヒロインである未亡人ベイリーも、ヒーローのジャスティスも、過去のキャラクターの部分部分を継ぎ接ぎして造詣されたかの感じがした。
悪くはないが、良くもなく、飛びぬけてもいない。
話を引っ張る力がないというか・・・ぬるい?(笑)
印象に残るのは、サバイバルのとんでもエピソードばかりという、ロマンスすらも二の次になった話だったかも。
再読はないな(^^;
・・・とりあえず、洗面所にあるマウスウォッシュの成分表を見よう、とだけは思った1冊だった(爆)
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ハイランドで月の女神と
2008年8月26日 新刊レビュー
カレン・マリー・モニングのハイランダー・シリーズ4冊目、ドルイド双子の片割れ・兄ドゥルスタン(こんな名前だっけ、と思った。原書だと弟のダゲウスはそれ以外に読めなかったから余計。笑)編、読了〜。
以前、書いた事があったかと思うが、このモニングの作品というのはカテゴライズするには非常に難しいと思う。
それはご本人も分かってらっしゃるので、たまに読者を煙にまくような茶目っ気を見せられるんだが(笑)。
このシリーズは、ヒストリカルであり、パラノーマルであり、ファンタジーでもあったりするんだが、今回の4冊目は主人公カップルの、その持って生まれた気質、資質ゆえに明確なカテゴライズ項目が一つ増えているのがありありと分かる。
「SF」である。
少し前にこの日記で書いた、ブロックマンの『七年後の恋人』とネタの根底は似ているな。
つまりはこれに関しては、タイムトラベルをコンテンポラリー部分で科学的、物理学的に解明しながら、ヒストリカル部分の中心を占めるパラノーマル・ファンタジー(ここではドルイドの術)に絡めている。
ヒロインであるグウェンが優秀な物理学者という設定だからこそ、そのSF具合が突出していて上手いにも程がありました。
あれだけのSF設定なのに、軽妙な語り口で分かりやすく、無理なく読ませてくれるもんだから、本当に読むのが楽しくあっという間にページが進みました。
ラスト近くの別れの場面も、あっけにとられた読者に対し、その悲劇に見舞われた当人のグウェンが物理学者として淡々とメカニズムを述べる。
その淡々さに、更に悲しみが増すのだから上手いわモニング。
今回は16世紀のハイランドと、21世紀のハイランドが舞台。
21世紀、アメリカ娘のグウェンがスコットランドのバス旅行の途中でうっかり呪いの術をかけられ500年間眠り続けたハイランドの領主ドゥルスタンを起こしてしまったところから始まる。
いやー、笑った笑った。
確かにそんな内容のバスツアーで出会いを求めるなんて無謀だわ、グウェンよ!(笑)
ことのさんも行ったけど、ネス湖のところの駐車場って、すごく観光バス停まってたけど大型バスってそんなカンジで年配の方とかマダム達とか、多かった(^^;
それか若者はラブラブのカップルね。シングルなんて皆無よ(笑)。
とりあえず、この図体のデカイ、フェロモンの固まりのようなお兄ちゃんをどーにかせんと!と奮闘する様がまた笑えたの何のって。
お買い物場面は腹抱えて笑ったわ・・・紫ジャンキーのドゥルスタン、虎視眈々とクラン・カラーの紫色のお洋服ゲットを目論みながらもグウェンの勢いで黒のアディダスに落ち着かされる(笑)。
ぱっつんぱっつんGパン着用のところは笑い死に寸前・・・原書だと韻踏みまくりの芸達者具合だが、まぁ、それは日本語だと無理なんだけど(笑)。
そうなんだよねー。
知的さや、聡明さ、持って生まれた資質、そして高潔さゆえに孤独になってしまった、こんなに似た者同士がよくぞ出会ったものだ、というぐらい、急ぎ足の話の中で胸に染み入るような絆の出来具合が心地よい。
何より色々問題を抱えているのにも関わらず、この二人が小気味良いやりとり、丁々発止の会話でグイグイ読み手を引っ張っていってくれるのが大きい。
最初っから、問答無用にお互いラブラブメロメロなのは言うまでも無く(笑)。
頭でっかちになってもおかしくない設定のヒロインであるグウェンなんか、その明快さに拍手喝采もんですってば!
何せヒーローをトイレに閉じ込めて私の話聞けよ!(爆)と、きましたからねー。
そして、かなり内面が乙女系(爆)なドゥルスタンとはまさに割れ鍋に綴じ蓋(笑)。
ヒーロー、ヒロインともにことのニーズに・・・キターッ!
ギガントカワユス!! > びったんびったんジタバタ
ラストに至るまでの、あらゆるエピソードとキャラクターの絡め具合はまさに秀逸。
あの息子にして、ここ父親か(笑)、というお茶目な理系仙人なシルヴァン父ちゃん、しっかり者の家政婦ネル。
そこから派生した未来の世界の末裔たち。
そして、次回ヒーローとなるドゥルスタンの双子弟のダゲウス。
そう。
この本は、ヒーロー達の生まれそのものに「対」になっていたりする。
もう片割れ、弟ダゲウスの話は、今回のように理詰めなSFとはならなかった。
何故ならオープニング・プロローグからあの反則技妖精アダム・ブラックがうきゃきゃ、といるからだ(笑)。
しかし、どんな時でもシルヴァン父ちゃんはマイペース?(笑)
今回のバカップル、いや。主役カップルも登場します5巻、早く日本上陸すると良いですな〜。
この本1冊として見たら、多分この4巻がシリーズ最高傑作とことのさんは思うのだがいかがかしらね(6巻はオチが。笑)。
話が終わっていないのは「対」だから、だし許容範囲内。
久し振りにこれのあと5巻読んだら、作者がどこに向いてるのかよーく分かった1冊でもあったよ(笑)。
キャラ萌えキングのアダム・ブラック、バンザイ?(爆)
以前、書いた事があったかと思うが、このモニングの作品というのはカテゴライズするには非常に難しいと思う。
それはご本人も分かってらっしゃるので、たまに読者を煙にまくような茶目っ気を見せられるんだが(笑)。
このシリーズは、ヒストリカルであり、パラノーマルであり、ファンタジーでもあったりするんだが、今回の4冊目は主人公カップルの、その持って生まれた気質、資質ゆえに明確なカテゴライズ項目が一つ増えているのがありありと分かる。
「SF」である。
少し前にこの日記で書いた、ブロックマンの『七年後の恋人』とネタの根底は似ているな。
つまりはこれに関しては、タイムトラベルをコンテンポラリー部分で科学的、物理学的に解明しながら、ヒストリカル部分の中心を占めるパラノーマル・ファンタジー(ここではドルイドの術)に絡めている。
ヒロインであるグウェンが優秀な物理学者という設定だからこそ、そのSF具合が突出していて上手いにも程がありました。
あれだけのSF設定なのに、軽妙な語り口で分かりやすく、無理なく読ませてくれるもんだから、本当に読むのが楽しくあっという間にページが進みました。
ラスト近くの別れの場面も、あっけにとられた読者に対し、その悲劇に見舞われた当人のグウェンが物理学者として淡々とメカニズムを述べる。
その淡々さに、更に悲しみが増すのだから上手いわモニング。
今回は16世紀のハイランドと、21世紀のハイランドが舞台。
21世紀、アメリカ娘のグウェンがスコットランドのバス旅行の途中でうっかり呪いの術をかけられ500年間眠り続けたハイランドの領主ドゥルスタンを起こしてしまったところから始まる。
いやー、笑った笑った。
確かにそんな内容のバスツアーで出会いを求めるなんて無謀だわ、グウェンよ!(笑)
ことのさんも行ったけど、ネス湖のところの駐車場って、すごく観光バス停まってたけど大型バスってそんなカンジで年配の方とかマダム達とか、多かった(^^;
それか若者はラブラブのカップルね。シングルなんて皆無よ(笑)。
とりあえず、この図体のデカイ、フェロモンの固まりのようなお兄ちゃんをどーにかせんと!と奮闘する様がまた笑えたの何のって。
お買い物場面は腹抱えて笑ったわ・・・紫ジャンキーのドゥルスタン、虎視眈々とクラン・カラーの紫色のお洋服ゲットを目論みながらもグウェンの勢いで黒のアディダスに落ち着かされる(笑)。
ぱっつんぱっつんGパン着用のところは笑い死に寸前・・・原書だと韻踏みまくりの芸達者具合だが、まぁ、それは日本語だと無理なんだけど(笑)。
そうなんだよねー。
知的さや、聡明さ、持って生まれた資質、そして高潔さゆえに孤独になってしまった、こんなに似た者同士がよくぞ出会ったものだ、というぐらい、急ぎ足の話の中で胸に染み入るような絆の出来具合が心地よい。
何より色々問題を抱えているのにも関わらず、この二人が小気味良いやりとり、丁々発止の会話でグイグイ読み手を引っ張っていってくれるのが大きい。
最初っから、問答無用にお互いラブラブメロメロなのは言うまでも無く(笑)。
頭でっかちになってもおかしくない設定のヒロインであるグウェンなんか、その明快さに拍手喝采もんですってば!
何せヒーローをトイレに閉じ込めて私の話聞けよ!(爆)と、きましたからねー。
そして、かなり内面が乙女系(爆)なドゥルスタンとはまさに割れ鍋に綴じ蓋(笑)。
ヒーロー、ヒロインともにことのニーズに・・・キターッ!
ギガントカワユス!! > びったんびったんジタバタ
ラストに至るまでの、あらゆるエピソードとキャラクターの絡め具合はまさに秀逸。
あの息子にして、ここ父親か(笑)、というお茶目な理系仙人なシルヴァン父ちゃん、しっかり者の家政婦ネル。
そこから派生した未来の世界の末裔たち。
そして、次回ヒーローとなるドゥルスタンの双子弟のダゲウス。
そう。
この本は、ヒーロー達の生まれそのものに「対」になっていたりする。
もう片割れ、弟ダゲウスの話は、今回のように理詰めなSFとはならなかった。
何故ならオープニング・プロローグからあの反則技妖精アダム・ブラックがうきゃきゃ、といるからだ(笑)。
しかし、どんな時でもシルヴァン父ちゃんはマイペース?(笑)
今回のバカップル、いや。主役カップルも登場します5巻、早く日本上陸すると良いですな〜。
この本1冊として見たら、多分この4巻がシリーズ最高傑作とことのさんは思うのだがいかがかしらね(6巻はオチが。笑)。
話が終わっていないのは「対」だから、だし許容範囲内。
久し振りにこれのあと5巻読んだら、作者がどこに向いてるのかよーく分かった1冊でもあったよ(笑)。
キャラ萌えキングのアダム・ブラック、バンザイ?(爆)
J・R・ウォードのBDBシリーズ1冊目、読了〜。
いやはや、とんでもなく面白くツッコミ三昧の飛び道具作品で、楽しく読み終えました(笑)。
ちょっとケニヨンのDHシリーズと似ているんだが、前者はシャレのきかん人には絶対薦められないとは思うんだが、こっちはまだ薦められそう(笑)。
まぁ、作品そのものは新刊棚に並んでいるし、皆さんがレビュー三昧していらっしゃるだろうから省略かな(^^ゞ
つうか、ことのさん、多分この話の「レビュー」を書けと言われても出来ないと思う。
まぁ、元々あらすじなんて書けないし、それはレビューでないと思っているし。
自分にとってどの部分がツボでどこが駄目だったのか、どうしてそういう結論になったのか、という事を書くのが、私にとってのレビューだとしたら、この作品に関しては書けない。
だって、多分書いたらすごいオタクじみた講釈論を延々書いて字数オーバーになるだろうから(爆)。
だって、まず最初に思ったもん。
「これ、ヴァンパイアじゃないじゃん」と。
どちらかというとハイブリットなヒューマノイド亜種(超偏食な。爆)、だよね。
一番最初に思い浮かんだのが『ファイブスター物語』のファティマかな(特にラキシス)。
いや、あの話が好きな人には是非これを読んで感想を聞きたいかも(笑)。
BDBメンバーの背負っている背景とか呪いとか、何だか騎士(どっちかというと一部、裏ナンバーミラージュのような。笑)やらダイバーを彷彿させてくれるのよね。
でもって、彼らの「制服」とも言えるレザーは、その意味合いのあるんだかないんだか、なのに象徴的なところからファティマ・スーツ的(あ、ファティマ・スーツはすごい加工してあった。笑)。
黒づくめのイケメン、っていうだけなら秋せつら(by菊池秀行『魔界都市ブルース』他)を思い浮かべていたところだが、いかんせんあのガタイのスゴさではせつらは無理か(笑)。
そして、彼らヴァンパイアと人間の「距離感」についての設定の曖昧さが目に付いたり。
特にそれが顕著に現れたのが、ヒロインであるベス(ヴァンパイアと人間の混血)をレイプしようとした悪党を、ヒーローでヴァンパイアの王であるラスが抹殺しに行こうとするシーン。
種族の王たるものが一種の私怨とも言える行動を、敵対しているわけではない人類に対ししていいのか、とか、それを黙認していいのか、とか色々思った。
まぁ、悪党は彼らが敵対しているレスニング・ソサエティの手下となって魂抜かれたから抹殺してもOKとなるんだろうけど、それは結果論、だよな、と。
距離といったら、このBDB(ブラック・ダガー・ブラザーフッド)も何だか・・・地に足がついていない、と言ったら変な表現か(^^ゞ
だって、どれだけの眷族が、どのあたりに、どういう状態で生息しているのかという肝心な基本がそんなに情報開示されていないのに(数が減っているという事だけは延々出てくるが)、この集団やら巫女やら聖母さまだけはしっかり設定があるんだよね。
いや、だからその少人数で幾らのヴァンパイアを守っているのだ?とツッコミしたくなった瞬間、何か毎週日曜朝にやっている戦隊ものを思い出した(爆)。
あと、作者が戦闘場面をどう捉えているのかも気になるところです。
だって、この作品を読む限りでは全くヴァンパイア戦士にある「スピード感」が感じないもんで。
これは翻訳だから?
それとも作者には、それは重要でないから書いてないのか?
あくまでロマンスの添え物、にしては小道具にいいモノが揃い過ぎているんだよな・・・うずうず。
・・・あ。ここまで読んで「ことのさん、このシリーズ、駄目だったのかー」と思った、そこの某お姉さん(胸に手を当てなくても、そう。アナタです。このシリーズに一生ついていくであろうガチなアナタです。爆)!
違います!!
ツボで面白すぎて、とことん分析せずにはいられないのよ!(爆) > 歪んだ愛情表現。。。
そうなの。
どーしてもツボな作品とかがあると、その背景とか、ネタ類似ものとか、いらん薀蓄とか隅から隅まで調べたくなるのです! > A型です(笑)
1冊読み終わった最初の印象は、パラノーマル版TSS(笑)。
ブロックマン自身、このシリーズの熱狂的愛読者だが、何だか彼女の代表シリーズを思い出しました。
脇にロマンスが進行していたり、メロメロドッキュ〜ンなアルファ・ヒーローといい、本当に(笑)。
専門用語が多く、女性キャラがアネキで強いところもか(爆)。
そして、次回作品以降のヒーロー候補の羅列といい・・・いやー。いい作りだ。
こちらもキャラ萌え出来るよう、あらゆるタイプ(?)を揃えていますがな。
で、この時点で好みは誰かと聞かれると、やはりそこはかとないオタクキャラに弱いワタクシはVが今のところお気に入りファイルに(笑)。
野球とサッカーとホッケーを語れる男は誰でもOK(笑)。
そして強面マメ男は外せないのでZも(爆)。
しかし、所詮死ぬまで青田買いなので、今後のキャラ展開次第ではさっさと寝返ります(ちゅどーんっ)。
・・・しかし。
1冊目ですごい分かりやすい「死にフラグキャラ」と「負けフラグキャラ」を配置していて、この作者のシリーズに対するタームの考え方が手に取るように分かりますね(^^;
いやはや。あそこまで分かりやすい死にフラグ、昔の少年マンガ並ですって!
さんざんの前ふりの後、本人が登場してきて頭が下がりました(^^;;
・・・とりあえずよく分かったのは、1冊目を10回ぐらい読んで、この世界感を理解しろ、って事か(爆)。
覚悟して読んで下さいませ。
駄目な人は「何じゃコレ」でスルーでしょうが、ハマると引き返せない、ってカンジ。
あ、ことのさんは今後も顕微鏡レベルできっとツッコミしているでしょうが(歪みきっている。笑)。
・・・でも、これ、出るの? 続き。
ああ、だから他の出版社に版権とって欲しかったんだよな・・・放置プレイの憂き目にあいそうだから(~_~;
いやはや、とんでもなく面白くツッコミ三昧の飛び道具作品で、楽しく読み終えました(笑)。
ちょっとケニヨンのDHシリーズと似ているんだが、前者はシャレのきかん人には絶対薦められないとは思うんだが、こっちはまだ薦められそう(笑)。
まぁ、作品そのものは新刊棚に並んでいるし、皆さんがレビュー三昧していらっしゃるだろうから省略かな(^^ゞ
つうか、ことのさん、多分この話の「レビュー」を書けと言われても出来ないと思う。
まぁ、元々あらすじなんて書けないし、それはレビューでないと思っているし。
自分にとってどの部分がツボでどこが駄目だったのか、どうしてそういう結論になったのか、という事を書くのが、私にとってのレビューだとしたら、この作品に関しては書けない。
だって、多分書いたらすごいオタクじみた講釈論を延々書いて字数オーバーになるだろうから(爆)。
だって、まず最初に思ったもん。
「これ、ヴァンパイアじゃないじゃん」と。
どちらかというとハイブリットなヒューマノイド亜種(超偏食な。爆)、だよね。
一番最初に思い浮かんだのが『ファイブスター物語』のファティマかな(特にラキシス)。
いや、あの話が好きな人には是非これを読んで感想を聞きたいかも(笑)。
BDBメンバーの背負っている背景とか呪いとか、何だか騎士(どっちかというと一部、裏ナンバーミラージュのような。笑)やらダイバーを彷彿させてくれるのよね。
でもって、彼らの「制服」とも言えるレザーは、その意味合いのあるんだかないんだか、なのに象徴的なところからファティマ・スーツ的(あ、ファティマ・スーツはすごい加工してあった。笑)。
黒づくめのイケメン、っていうだけなら秋せつら(by菊池秀行『魔界都市ブルース』他)を思い浮かべていたところだが、いかんせんあのガタイのスゴさではせつらは無理か(笑)。
そして、彼らヴァンパイアと人間の「距離感」についての設定の曖昧さが目に付いたり。
特にそれが顕著に現れたのが、ヒロインであるベス(ヴァンパイアと人間の混血)をレイプしようとした悪党を、ヒーローでヴァンパイアの王であるラスが抹殺しに行こうとするシーン。
種族の王たるものが一種の私怨とも言える行動を、敵対しているわけではない人類に対ししていいのか、とか、それを黙認していいのか、とか色々思った。
まぁ、悪党は彼らが敵対しているレスニング・ソサエティの手下となって魂抜かれたから抹殺してもOKとなるんだろうけど、それは結果論、だよな、と。
距離といったら、このBDB(ブラック・ダガー・ブラザーフッド)も何だか・・・地に足がついていない、と言ったら変な表現か(^^ゞ
だって、どれだけの眷族が、どのあたりに、どういう状態で生息しているのかという肝心な基本がそんなに情報開示されていないのに(数が減っているという事だけは延々出てくるが)、この集団やら巫女やら聖母さまだけはしっかり設定があるんだよね。
いや、だからその少人数で幾らのヴァンパイアを守っているのだ?とツッコミしたくなった瞬間、何か毎週日曜朝にやっている戦隊ものを思い出した(爆)。
あと、作者が戦闘場面をどう捉えているのかも気になるところです。
だって、この作品を読む限りでは全くヴァンパイア戦士にある「スピード感」が感じないもんで。
これは翻訳だから?
それとも作者には、それは重要でないから書いてないのか?
あくまでロマンスの添え物、にしては小道具にいいモノが揃い過ぎているんだよな・・・うずうず。
・・・あ。ここまで読んで「ことのさん、このシリーズ、駄目だったのかー」と思った、そこの某お姉さん(胸に手を当てなくても、そう。アナタです。このシリーズに一生ついていくであろうガチなアナタです。爆)!
違います!!
ツボで面白すぎて、とことん分析せずにはいられないのよ!(爆) > 歪んだ愛情表現。。。
そうなの。
どーしてもツボな作品とかがあると、その背景とか、ネタ類似ものとか、いらん薀蓄とか隅から隅まで調べたくなるのです! > A型です(笑)
1冊読み終わった最初の印象は、パラノーマル版TSS(笑)。
ブロックマン自身、このシリーズの熱狂的愛読者だが、何だか彼女の代表シリーズを思い出しました。
脇にロマンスが進行していたり、メロメロドッキュ〜ンなアルファ・ヒーローといい、本当に(笑)。
専門用語が多く、女性キャラがアネキで強いところもか(爆)。
そして、次回作品以降のヒーロー候補の羅列といい・・・いやー。いい作りだ。
こちらもキャラ萌え出来るよう、あらゆるタイプ(?)を揃えていますがな。
で、この時点で好みは誰かと聞かれると、やはりそこはかとないオタクキャラに弱いワタクシはVが今のところお気に入りファイルに(笑)。
野球とサッカーとホッケーを語れる男は誰でもOK(笑)。
そして強面マメ男は外せないのでZも(爆)。
しかし、所詮死ぬまで青田買いなので、今後のキャラ展開次第ではさっさと寝返ります(ちゅどーんっ)。
・・・しかし。
1冊目ですごい分かりやすい「死にフラグキャラ」と「負けフラグキャラ」を配置していて、この作者のシリーズに対するタームの考え方が手に取るように分かりますね(^^;
いやはや。あそこまで分かりやすい死にフラグ、昔の少年マンガ並ですって!
さんざんの前ふりの後、本人が登場してきて頭が下がりました(^^;;
・・・とりあえずよく分かったのは、1冊目を10回ぐらい読んで、この世界感を理解しろ、って事か(爆)。
覚悟して読んで下さいませ。
駄目な人は「何じゃコレ」でスルーでしょうが、ハマると引き返せない、ってカンジ。
あ、ことのさんは今後も顕微鏡レベルできっとツッコミしているでしょうが(歪みきっている。笑)。
・・・でも、これ、出るの? 続き。
ああ、だから他の出版社に版権とって欲しかったんだよな・・・放置プレイの憂き目にあいそうだから(~_~;
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スーザン・キャロルの初翻訳、トリロジー1冊目読了〜。
いやはや、久々に遭遇して涙してしまったわ。
おしんヒーローくんものに(^^;
何というか、作品全体を覆うコーンウォールの物悲しく荒々しい情景と、セント・レジャー一族の持つ不思議な能力が、ヒーローであるアナトールの不憫さ、いじらしさと相まって非常によろしい!
FTが苦手(何度も言うが嫌いなんじゃない。苦手なんだ。汗)のことのさんでさえ、この絶妙な相乗効果に◎を出したいです。
両親から愛される事なく精神的な虐待を受け、一族の頂点に孤独に佇む彼の、数少ない庇護者である老司祭で「花嫁探し人」が見つけ出した運命の花嫁マデリンとの、哀しい秘密と過去を挟んだ不器用なやりとりに涙・涙。
傷ついても、傷つけられても、詩人のように花嫁を崇め奉り、愛おしみ、激情をもって彼女を包み込み愛するアナトールに本当に涙・涙・涙。
下手なヒロインより、よっぽど乙女でかわいいわよー、アナトールのが!!
あ、別にヒロインのマデリンに関しては涙はせんが(ちーんっ)。
だって、こんなに人の傷に塩をなすりこむような地雷原言動の多さ、ちょっと勘弁願いたい(^^;
確かに、手探り状態の生活だし、謎だらけでいろいろあるのは読んでても分かるし納得もするんだが、いかんせん哀れで愛さずにはいられないアナトールのみに集中して読んでるものだから、彼が傷つけられるたびにカチンカッチンカチーンッ(=_ =)とくるワケなんですわ。
物語全体、理詰めのマデリンに対しての「何事も理屈だけでは解決はしない」という提言があふれているんですがね。
不可思議な世界の果てともいえるコーンウォールでのあれやこれやに、マデリンの愛らしいビジュアルが映えているんだが、彼女のその現実主義で頑ななところが非常に異質に思えるような書き方が何ともうまい。
時に、世界に忘れ去られたような数々の情景の中で、マデリンの現実主義なところとか、アナトールの宿敵の従弟ロマン、ロマンの連れてきたフランス人友人などが浮いている。
そして、変な話だが、それらこそがアナトールの抱えている「一族の秘密」よりも、よほど暗く澱めいたイメージすら感じさせた。
まぁ、ぶっちゃけた書き方をするなら「同じ阿呆なら踊らにゃ損」だと思うんだよね。
「郷に入れば郷に従え」とも言うか。
マデリンは経済観念のない家族を支え、唯一の常識人として一家を持たせていた太っ腹と居直り具合を持っていて、あの土地に、あのとんでも一族に馴染むにも根性見せるかな、と思ったけど・・・なかなかうまくはいかなかったわ(^^;;
金もないのに散財しまくり、家庭の事より自分の享楽とかいう自分の家族のが、地道にお仕事に勤しんでいるセント・レジャー一族よりよっぽどバケモノだと思わなかったのかしら(笑)。
とにかく、最初から最後まで、けなげに愛を求め続けるアナトールに尽きました。
何度も読み返しそうな秀作な理由として、コーンウォールのあの情景とヒーロー。
FTロマンスなんだろうけど、そういう部分は気にならなかったな。
三部作の残り2冊も翻訳してもらえると嬉しいかも。
このアナトールの幸せになった後日の姿を見てみたいから(笑)
いやはや、久々に遭遇して涙してしまったわ。
おしんヒーローくんものに(^^;
何というか、作品全体を覆うコーンウォールの物悲しく荒々しい情景と、セント・レジャー一族の持つ不思議な能力が、ヒーローであるアナトールの不憫さ、いじらしさと相まって非常によろしい!
FTが苦手(何度も言うが嫌いなんじゃない。苦手なんだ。汗)のことのさんでさえ、この絶妙な相乗効果に◎を出したいです。
両親から愛される事なく精神的な虐待を受け、一族の頂点に孤独に佇む彼の、数少ない庇護者である老司祭で「花嫁探し人」が見つけ出した運命の花嫁マデリンとの、哀しい秘密と過去を挟んだ不器用なやりとりに涙・涙。
傷ついても、傷つけられても、詩人のように花嫁を崇め奉り、愛おしみ、激情をもって彼女を包み込み愛するアナトールに本当に涙・涙・涙。
下手なヒロインより、よっぽど乙女でかわいいわよー、アナトールのが!!
あ、別にヒロインのマデリンに関しては涙はせんが(ちーんっ)。
だって、こんなに人の傷に塩をなすりこむような地雷原言動の多さ、ちょっと勘弁願いたい(^^;
確かに、手探り状態の生活だし、謎だらけでいろいろあるのは読んでても分かるし納得もするんだが、いかんせん哀れで愛さずにはいられないアナトールのみに集中して読んでるものだから、彼が傷つけられるたびにカチンカッチンカチーンッ(=_ =)とくるワケなんですわ。
物語全体、理詰めのマデリンに対しての「何事も理屈だけでは解決はしない」という提言があふれているんですがね。
不可思議な世界の果てともいえるコーンウォールでのあれやこれやに、マデリンの愛らしいビジュアルが映えているんだが、彼女のその現実主義で頑ななところが非常に異質に思えるような書き方が何ともうまい。
時に、世界に忘れ去られたような数々の情景の中で、マデリンの現実主義なところとか、アナトールの宿敵の従弟ロマン、ロマンの連れてきたフランス人友人などが浮いている。
そして、変な話だが、それらこそがアナトールの抱えている「一族の秘密」よりも、よほど暗く澱めいたイメージすら感じさせた。
まぁ、ぶっちゃけた書き方をするなら「同じ阿呆なら踊らにゃ損」だと思うんだよね。
「郷に入れば郷に従え」とも言うか。
マデリンは経済観念のない家族を支え、唯一の常識人として一家を持たせていた太っ腹と居直り具合を持っていて、あの土地に、あのとんでも一族に馴染むにも根性見せるかな、と思ったけど・・・なかなかうまくはいかなかったわ(^^;;
金もないのに散財しまくり、家庭の事より自分の享楽とかいう自分の家族のが、地道にお仕事に勤しんでいるセント・レジャー一族よりよっぽどバケモノだと思わなかったのかしら(笑)。
とにかく、最初から最後まで、けなげに愛を求め続けるアナトールに尽きました。
何度も読み返しそうな秀作な理由として、コーンウォールのあの情景とヒーロー。
FTロマンスなんだろうけど、そういう部分は気にならなかったな。
三部作の残り2冊も翻訳してもらえると嬉しいかも。
このアナトールの幸せになった後日の姿を見てみたいから(笑)
リン・カーランドのド・ピアジェ家シリーズの邦訳2冊目、読了〜。
昨今のうっふんあっはんエロエロエッサイム路線に苦言を呈するが如きリリカル具合に、なんちゅーかロマンス読みとして初心に返った気分でとても楽しく読む事が出来ました。
今回の主役は前作でお馴染みの朴念仁大型騎士コリンくん(笑)。
期待を裏切らない頓珍漢具合にキターーーッ!(山本高広調でお読み下さい。爆)
前作の主人公カップルも、しっかり子供も一人増えていて、コリンは伯父バカよろしく子守りにも余念がないが、まぁ、やっぱり頓珍漢(^^ゞ
いや、前作もコリンの事は愛すべき朴念仁とは思っていたが、今回主役になってみて、まさかここまで突き抜けた痛快剣術バカだとは思ってもみなかった故、本当に快い気分になりました(笑)。
いやはや、社交術とか処世術とかのスキル皆無!(爆)
小僧っ子のジェイソン(相変わらずのことのニーズで萌え爆裂。萌)にも劣る、そのたどたどしさがデカイ図体と真逆で何とも・・・かわいいというか(笑)。
そんなコリンの元に、父親から押し付けられた結婚相手がやってくる事に。
今まで、コリンにまつわる世間の風評のせいで縁談相手がことごとく断ってきた事もあったが、今回は事情がちと違う。
既にもう彼の元に花嫁シビル一行が向かったという、事後承諾状態(^^;
ああ、憂鬱。
どうせ今までみたいに断って・・・いや。一人、一人だけ断る前に忽然と逃亡した女がいたよな。
フランス貴族の娘エレオノール。
断る事もされず、自分を嫌がる余りに逃亡した彼女の存在は、コリンの心に影を落としていたりするのだが・・・まさか、そのエレオノールが、逃亡の後に男装し、今回の花嫁シビルの護衛として同行しているなんて誰が想像したんだか(^^;;
ややこしい状態に追い込まれ、へっぽこ騎士としてブラックモア城に到着してしまったエレオノール。
まぁ、ここからが絶妙な展開でした(笑)。
あれやこれやという間に、ブラックモアの魔女トリオやら、ジリアンやら、ジェイソンやら次から次へと正体バレまくり・・・なのに、肝心のコリンだけが気付かない!
コリン、天然すぎる配線だ!(笑)
へっぽこでキレイな顔の小僧騎士を鍛えてやるのがオレ様の心遣い〜♪と、剣術一直線(爆)。
もう、その天然具合がたまらんスマッシュですよ!(爆)
別の意味で読んでてうずうずしますな、これだけ天然だと(^^ゞ
エレオノールの正体が分かってからも、まぁ、何ていうか天然で・・・それでいて不器用で頓珍漢(笑)。
そりゃあ、自分をかつて拒絶して逃亡した憎むべき花嫁が、実は自分にとっての理想(何せ剣術について理解がある←というか、扱かれて感化されたとしか。笑)の天使ちゃんときては・・・オタオタオタわたわたわた(@@;;
どっ、どーしようっ?!みたいな(笑)。
あれだけどついているジェイソンの真似をして喋くりまくったり、ワケわからん動悸息切れに困ってみたり、意味不明のもやもやに流されそうになったりと七転八起 > 気付けよ、と読者のツッコミ待ち(笑)。
いや、読者だけでなく、ボケ連打でジェイソンやエレオノールのツッコミも待っている有様(セルフ自爆しているのがオチなんだが。爆)。
エレオノールも、若いのに波乱万丈の末に、元々聡明だったところに肝っ玉でしっかり者になってしまい、すっかりコリンを操っているのが良いわ(笑)。
何だかジェイソンと双子のよーな勢いです(いい意味でも悪い意味でも。笑)。
今回初登場の脇役は、沢山出てきた割に、かなりの勢いでそぎ落とされていった気がしますが(^^;
ヒーロー弟妹と、ヒロイン兄に関してはまとめてバーゲンセール状態(笑)。
しかし、あれだけヒロインが虐待されているにも関わらず、さらっと読めるような描写と、コリンがエレオノールにメロメロになっている様の相乗効果か、読後はとっても爽やか。
何よりも、主人公二人の心のやりとりと、不器用なまでの触れ合いを丹念に書いているのでホットな場面が全くなくてもとってもロマンスを堪能出来てよかった〜。
とにかくコリン、お気に入りヒーロー(^^)
さて、今後もこのレーベルから、ド・ピアジェ家シリーズ、そしてマクラウド家シリーズを翻訳してもらえるようなので嬉しいお知らせです♪
今まで、このリンク・シリーズって短編もの原書ばかりを買っているので長編は翻訳にお任せ、だわ(^^ゞ
次は誰かしら・・・やっぱりケンドリック?
ジェイソンは短編だから、ちと面倒そうだし > 短編ばかりまとめた本もあるんだけどね。叔父さんの話とか、末裔の話とか。
昨今のうっふんあっはんエロエロエッサイム路線に苦言を呈するが如きリリカル具合に、なんちゅーかロマンス読みとして初心に返った気分でとても楽しく読む事が出来ました。
今回の主役は前作でお馴染みの朴念仁大型騎士コリンくん(笑)。
期待を裏切らない頓珍漢具合にキターーーッ!(山本高広調でお読み下さい。爆)
前作の主人公カップルも、しっかり子供も一人増えていて、コリンは伯父バカよろしく子守りにも余念がないが、まぁ、やっぱり頓珍漢(^^ゞ
いや、前作もコリンの事は愛すべき朴念仁とは思っていたが、今回主役になってみて、まさかここまで突き抜けた痛快剣術バカだとは思ってもみなかった故、本当に快い気分になりました(笑)。
いやはや、社交術とか処世術とかのスキル皆無!(爆)
小僧っ子のジェイソン(相変わらずのことのニーズで萌え爆裂。萌)にも劣る、そのたどたどしさがデカイ図体と真逆で何とも・・・かわいいというか(笑)。
そんなコリンの元に、父親から押し付けられた結婚相手がやってくる事に。
今まで、コリンにまつわる世間の風評のせいで縁談相手がことごとく断ってきた事もあったが、今回は事情がちと違う。
既にもう彼の元に花嫁シビル一行が向かったという、事後承諾状態(^^;
ああ、憂鬱。
どうせ今までみたいに断って・・・いや。一人、一人だけ断る前に忽然と逃亡した女がいたよな。
フランス貴族の娘エレオノール。
断る事もされず、自分を嫌がる余りに逃亡した彼女の存在は、コリンの心に影を落としていたりするのだが・・・まさか、そのエレオノールが、逃亡の後に男装し、今回の花嫁シビルの護衛として同行しているなんて誰が想像したんだか(^^;;
ややこしい状態に追い込まれ、へっぽこ騎士としてブラックモア城に到着してしまったエレオノール。
まぁ、ここからが絶妙な展開でした(笑)。
あれやこれやという間に、ブラックモアの魔女トリオやら、ジリアンやら、ジェイソンやら次から次へと正体バレまくり・・・なのに、肝心のコリンだけが気付かない!
コリン、天然すぎる配線だ!(笑)
へっぽこでキレイな顔の小僧騎士を鍛えてやるのがオレ様の心遣い〜♪と、剣術一直線(爆)。
もう、その天然具合がたまらんスマッシュですよ!(爆)
別の意味で読んでてうずうずしますな、これだけ天然だと(^^ゞ
エレオノールの正体が分かってからも、まぁ、何ていうか天然で・・・それでいて不器用で頓珍漢(笑)。
そりゃあ、自分をかつて拒絶して逃亡した憎むべき花嫁が、実は自分にとっての理想(何せ剣術について理解がある←というか、扱かれて感化されたとしか。笑)の天使ちゃんときては・・・オタオタオタわたわたわた(@@;;
どっ、どーしようっ?!みたいな(笑)。
あれだけどついているジェイソンの真似をして喋くりまくったり、ワケわからん動悸息切れに困ってみたり、意味不明のもやもやに流されそうになったりと七転八起 > 気付けよ、と読者のツッコミ待ち(笑)。
いや、読者だけでなく、ボケ連打でジェイソンやエレオノールのツッコミも待っている有様(セルフ自爆しているのがオチなんだが。爆)。
エレオノールも、若いのに波乱万丈の末に、元々聡明だったところに肝っ玉でしっかり者になってしまい、すっかりコリンを操っているのが良いわ(笑)。
何だかジェイソンと双子のよーな勢いです(いい意味でも悪い意味でも。笑)。
今回初登場の脇役は、沢山出てきた割に、かなりの勢いでそぎ落とされていった気がしますが(^^;
ヒーロー弟妹と、ヒロイン兄に関してはまとめてバーゲンセール状態(笑)。
しかし、あれだけヒロインが虐待されているにも関わらず、さらっと読めるような描写と、コリンがエレオノールにメロメロになっている様の相乗効果か、読後はとっても爽やか。
何よりも、主人公二人の心のやりとりと、不器用なまでの触れ合いを丹念に書いているのでホットな場面が全くなくてもとってもロマンスを堪能出来てよかった〜。
とにかくコリン、お気に入りヒーロー(^^)
さて、今後もこのレーベルから、ド・ピアジェ家シリーズ、そしてマクラウド家シリーズを翻訳してもらえるようなので嬉しいお知らせです♪
今まで、このリンク・シリーズって短編もの原書ばかりを買っているので長編は翻訳にお任せ、だわ(^^ゞ
次は誰かしら・・・やっぱりケンドリック?
ジェイソンは短編だから、ちと面倒そうだし > 短編ばかりまとめた本もあるんだけどね。叔父さんの話とか、末裔の話とか。
恋の予感がかけぬけて
2008年8月15日 新刊レビュー
エリン・マッカーシーの短編集、読了〜♪
暑い中、五輪中継とかもあったりして読書モードになれない最近、この手軽さとポップさはかなり◎でした。
三本共、さすがにBravaらしく猛暑に読むべきでないホットさでして(笑)。
お気に入り度合いでは、 2 > 1 > 3 かしらね。
とにかく、あの二本目のヒーローであるジャレッドのこれでもか、これでもか!!な悶え寸止め連打具合に抱腹絶倒もんでしたがな!(爆)
今までのロマンス小説のヒーローが、冷たいシャワーをあびる云々と言うのは毎度お馴染みのぼやきだが、もはやこのジャレッドの突き抜け方はそんなものを超越していた。
パンツの中に氷を入れようだなんて! > ひーっ(じたばたじたばた)
3本目のヒーローであるエヴァンの、配線違い具合もツボかも。
「砂漠のセントバーナード犬」とか(笑)。
つうか、ヒーローであそこまで潔い腐海住民も珍しい(爆)。
1本目のマックは、あのプードル背負ったラストに尽きるわー(笑)。
既に読んでるキンドラの親友アシュリーの話で、キンドラとマックがプードルと共に幸せに暮らしているのは分かっていたけど、プードルの意味がこんなところであったんですね!(笑)
全体的にロリさんとよく似た作風の短編なんだが、このマッカーシー作品のロリさんとの相違点で、且つことのニーズなところはここかと。
ヒーローのヘタレ具合(爆)
あのね。ロリさんもお茶目くんヒーローはお約束なんだけど、そこは、ほら。
最後の一線を越えないというか、何か捨てきれてないモノを感じるわけ(笑)。
それに比べると、もうこのマッカーシーの書くヒーローは、どちらかというと乙女系というかヒロイン的というか、どうにもこうにも突き抜けたヘタレというか(爆)。
セクシーな乙女系ヘタレ・・・それはそれでどうかと思うんだが、好みだからしょうがない(^^ゞ
エッチでホットで楽しくって、それでいて嫌味でないキャラクター達のキッチュなきゅんきゅん短編集、というポジションでは三本ともとっても楽しく読めたし、一人の作家の作品のみを集めてアンソロジーにしている分(この本は元々「オンライン」というテーマでまとめられた1冊なんだけど)、ヴィレッジさんの「キス・キス・キス」シリーズよりは作品のレベルも安定していて、読む側としてもこちらの方に軍杯があがります。
ホントに楽しかったな。
マッカーシーは短編多いので、また是非短編集を出してほしいです(^x^)
暑い中、五輪中継とかもあったりして読書モードになれない最近、この手軽さとポップさはかなり◎でした。
三本共、さすがにBravaらしく猛暑に読むべきでないホットさでして(笑)。
お気に入り度合いでは、 2 > 1 > 3 かしらね。
とにかく、あの二本目のヒーローであるジャレッドのこれでもか、これでもか!!な悶え寸止め連打具合に抱腹絶倒もんでしたがな!(爆)
今までのロマンス小説のヒーローが、冷たいシャワーをあびる云々と言うのは毎度お馴染みのぼやきだが、もはやこのジャレッドの突き抜け方はそんなものを超越していた。
パンツの中に氷を入れようだなんて! > ひーっ(じたばたじたばた)
3本目のヒーローであるエヴァンの、配線違い具合もツボかも。
「砂漠のセントバーナード犬」とか(笑)。
つうか、ヒーローであそこまで潔い腐海住民も珍しい(爆)。
1本目のマックは、あのプードル背負ったラストに尽きるわー(笑)。
既に読んでるキンドラの親友アシュリーの話で、キンドラとマックがプードルと共に幸せに暮らしているのは分かっていたけど、プードルの意味がこんなところであったんですね!(笑)
全体的にロリさんとよく似た作風の短編なんだが、このマッカーシー作品のロリさんとの相違点で、且つことのニーズなところはここかと。
ヒーローのヘタレ具合(爆)
あのね。ロリさんもお茶目くんヒーローはお約束なんだけど、そこは、ほら。
最後の一線を越えないというか、何か捨てきれてないモノを感じるわけ(笑)。
それに比べると、もうこのマッカーシーの書くヒーローは、どちらかというと乙女系というかヒロイン的というか、どうにもこうにも突き抜けたヘタレというか(爆)。
セクシーな乙女系ヘタレ・・・それはそれでどうかと思うんだが、好みだからしょうがない(^^ゞ
エッチでホットで楽しくって、それでいて嫌味でないキャラクター達のキッチュなきゅんきゅん短編集、というポジションでは三本ともとっても楽しく読めたし、一人の作家の作品のみを集めてアンソロジーにしている分(この本は元々「オンライン」というテーマでまとめられた1冊なんだけど)、ヴィレッジさんの「キス・キス・キス」シリーズよりは作品のレベルも安定していて、読む側としてもこちらの方に軍杯があがります。
ホントに楽しかったな。
マッカーシーは短編多いので、また是非短編集を出してほしいです(^x^)
スーザン・ブロックマンのBantamから過去出したノン・シリーズもの中篇、読了〜。
このランダムさんから出ているものの中では、過去の遺産は発掘さずに化石のまま、という感想が多い中(笑)、これは色んな意味で一番のヒットだな。
いや、「好き」と「得意」は別問題、という作家さんが多いのに、ブロックマン、実にSF作品を書かせたらフィットしていたのだ。
小難しくなく、筋のブレもなく、シリアスな展開の中にもブロックマンらしい軽妙でホットなやりとり、小気味良い口調、そしてストレートなロマンス。
長編でなかったのが、この作品の場合はプラスになっているし。
つまり、キャラクターの数を少なくし、大事は起こった直後から始まる設定。
そして要点を上手に絡めていっているので無理もない。
でも、核となる「タイムトラベル」に関しては、簡潔ながらも自説(この場合は持説、か)を明確にしているのも○。
そうなのよー。
SF苦手の人でも、ここまで噛み砕いて説明してもらえば本当に入りやすいと思うし、SF読者にもいいかと。
まぁ、ブロックマンは時間旅行そのものよりも、それに関係する「二重記憶」に重視を措き、あっぱれなまでにロマンス要素としてしまったけど。
そうなのよね。
この作品の勝因は、その「二重記憶」設定にある、とことのさんは思った。
こんな巧妙なハッピーエンドになったのも、しかり。
危険な、酸いも甘いもかみ分けた42歳のチャックに激しく惹かれるヒロインのマギーの気持ちは分かりやすい。
時間は残されていない、実る筈ない恋、だというのもまた燃える気持ちに油を注ぐというか。
未来の世界では二人の関係は運命の悪戯というか「恋愛未満の友人」だったという、その線引きも何ともうまい。
しかし、ここでややこしいのが未来の悲劇を未然に防ぐ為には、現在の世界で現代のマギーが、チャーリーを誘惑してでもタイムトラベル計画を彼に諦めさせる羽目になること。
チャックに惹かれていながら、別の・・・じゃない。別人じゃないところがマギーじゃないが何ともややこしい。
なまじ、どちらとも「両思い」だし。
そして二重記憶が、彼ら二人とマギーの、何とも言いがたいシンクロ具合を物語るんだが、あれはすごいSFチックだと感心してしまった。
とにかく、二人のヒーロー・・・実際は一人なんだが、あえて二人、と言いたいな。
42歳の、未来からやってきたチャックと、その7年前の姿、35歳のチャーリー。
同じチャールズ・デラ・クローチェなんだが、実にここで萌えヒーローを書かせるとスゴ腕なブロックマンの本領発揮というか。
42歳のオジサンの揺れる乙女心複雑な純情さ、35歳なのに妙に世慣れてない風情が垣間見えたり、と実に多彩。
もう、一人だけの筈なのに、実に色んな面を次々と見せてくれるから楽しめたの何のって。
チャックも勿論セクシーでいいんだが、いつものブロックマンの書く直球的アルファ・ヒーローと比べるとすごく抑え気味でナイーヴだよねぇ。
そしてチャーリーは、どうもブロックマンが書くところの「若き天才(オタク)」系で、正統派ヒーローというにはセンシティヴさが更に前面に出ている。
でもって、本当に35歳かっ?!ってぐらい、若々しく感じるんだよね、このチャーリー。
ああ、実はこのチャーリーの方に、ことのさんはきゅんきゅんきてしまったのだ(笑)。
「自分は彼女にとってチャックの代わりなんだ」とか思ってしまうところとか、彼女の前で自分の弱いところをさらけ出したり、泣いたりと、もう弱いところをこれでもか、これでもかと前面に押し出して書かれているのにヤラレタ。
実際、過去の哀しい出来事(これがタイムトラベルの全ての発端)をマギーに告白するか、しないかというのがすごく大きかった事は読んでもらえれば分かるんだが。
マギーにとっても、そして未来の彼・チャックにとっても。
タイムトラベルなんて飛び道具を使ったSFパラノーマルなのに、実にセクシーで胸きゅんでど真ん中ストレートなロマンスを読ませてもらえました。
淡くやわらかいまでの印象を感じたラストまで噴飯ものの安易な「私の流した涙を返せ」的なオチでない、ブロックマンの手腕に納得してやられた感じすらする。
あのラストの、何とも情感あふれるまでの描写に説得されて・・・本当にやられたのかもしれないな。
読み手を選ぶ1冊なことは確か。
だが、ことのさんは好きです、かなり。
このランダムさんから出ているものの中では、過去の遺産は発掘さずに化石のまま、という感想が多い中(笑)、これは色んな意味で一番のヒットだな。
いや、「好き」と「得意」は別問題、という作家さんが多いのに、ブロックマン、実にSF作品を書かせたらフィットしていたのだ。
小難しくなく、筋のブレもなく、シリアスな展開の中にもブロックマンらしい軽妙でホットなやりとり、小気味良い口調、そしてストレートなロマンス。
長編でなかったのが、この作品の場合はプラスになっているし。
つまり、キャラクターの数を少なくし、大事は起こった直後から始まる設定。
そして要点を上手に絡めていっているので無理もない。
でも、核となる「タイムトラベル」に関しては、簡潔ながらも自説(この場合は持説、か)を明確にしているのも○。
そうなのよー。
SF苦手の人でも、ここまで噛み砕いて説明してもらえば本当に入りやすいと思うし、SF読者にもいいかと。
まぁ、ブロックマンは時間旅行そのものよりも、それに関係する「二重記憶」に重視を措き、あっぱれなまでにロマンス要素としてしまったけど。
そうなのよね。
この作品の勝因は、その「二重記憶」設定にある、とことのさんは思った。
こんな巧妙なハッピーエンドになったのも、しかり。
危険な、酸いも甘いもかみ分けた42歳のチャックに激しく惹かれるヒロインのマギーの気持ちは分かりやすい。
時間は残されていない、実る筈ない恋、だというのもまた燃える気持ちに油を注ぐというか。
未来の世界では二人の関係は運命の悪戯というか「恋愛未満の友人」だったという、その線引きも何ともうまい。
しかし、ここでややこしいのが未来の悲劇を未然に防ぐ為には、現在の世界で現代のマギーが、チャーリーを誘惑してでもタイムトラベル計画を彼に諦めさせる羽目になること。
チャックに惹かれていながら、別の・・・じゃない。別人じゃないところがマギーじゃないが何ともややこしい。
なまじ、どちらとも「両思い」だし。
そして二重記憶が、彼ら二人とマギーの、何とも言いがたいシンクロ具合を物語るんだが、あれはすごいSFチックだと感心してしまった。
とにかく、二人のヒーロー・・・実際は一人なんだが、あえて二人、と言いたいな。
42歳の、未来からやってきたチャックと、その7年前の姿、35歳のチャーリー。
同じチャールズ・デラ・クローチェなんだが、実にここで萌えヒーローを書かせるとスゴ腕なブロックマンの本領発揮というか。
42歳のオジサンの
もう、一人だけの筈なのに、実に色んな面を次々と見せてくれるから楽しめたの何のって。
チャックも勿論セクシーでいいんだが、いつものブロックマンの書く直球的アルファ・ヒーローと比べるとすごく抑え気味でナイーヴだよねぇ。
そしてチャーリーは、どうもブロックマンが書くところの「若き天才(オタク)」系で、正統派ヒーローというにはセンシティヴさが更に前面に出ている。
でもって、本当に35歳かっ?!ってぐらい、若々しく感じるんだよね、このチャーリー。
ああ、実はこのチャーリーの方に、ことのさんはきゅんきゅんきてしまったのだ(笑)。
「自分は彼女にとってチャックの代わりなんだ」とか思ってしまうところとか、彼女の前で自分の弱いところをさらけ出したり、泣いたりと、もう弱いところをこれでもか、これでもかと前面に押し出して書かれているのにヤラレタ。
実際、過去の哀しい出来事(これがタイムトラベルの全ての発端)をマギーに告白するか、しないかというのがすごく大きかった事は読んでもらえれば分かるんだが。
マギーにとっても、そして未来の彼・チャックにとっても。
タイムトラベルなんて飛び道具を使ったSFパラノーマルなのに、実にセクシーで胸きゅんでど真ん中ストレートなロマンスを読ませてもらえました。
淡くやわらかいまでの印象を感じたラストまで噴飯ものの安易な「私の流した涙を返せ」的なオチでない、ブロックマンの手腕に納得してやられた感じすらする。
あのラストの、何とも情感あふれるまでの描写に説得されて・・・本当にやられたのかもしれないな。
読み手を選ぶ1冊なことは確か。
だが、ことのさんは好きです、かなり。
あなたの牙はご機嫌ななめ
2008年8月5日 新刊レビュー
キャシー・ラヴの「恋するヴァンパイア」シリーズ2冊目、読了〜♪
いや〜、今回も笑った笑った♪大満足です♪
1冊目にて、生真面目なパラノーマル読者をよそに、カッ飛んだ独自ワールドを開いたこのシリーズ、2冊目でも完全に我が道を突き進んでいて、おかしくっておかしくって(褒めているんです)。
今回の主役は、前作の悪役から改心したヤング家次男のクリスチャン(ヴァンパイア)。
前作ラストで、実の兄リースの愛する女性ジェインを殺してしまった(と思い込んでいるだけで、ジェインは実際は生きて・・・いや。見事死んで???ヴァンパイアとなっている)為に、彼は贖罪中。
セレブ並みの財力を持ちながら(どうしてか、この兄弟はヴァンパイアになっても金勘定に長けている)、芝生に放置プレイの、ピンクのフラミンゴをはじめとする怪しい置物が不協和音を奏でる田舎のトレーラーハウスに隠遁中。
・・・この時点で頓珍漢でキターっ(笑)。
あのクリスチャンが、狭いトレーラーハウスで引き篭り生活を送り、怪しい置物に毒づいているなんて、それだけでおかしい(^^ゞ
なのに、次から次へとクリスチャンの頓珍漢っぷりが加速してゆくんだ、これが!!
クリスチャンってばっ!
自己啓発プログラムよろしく、人間に近付く為のプログラムを実践中!(その箇条書き一覧を冷蔵庫に留めているのが笑えるんだが、それに使っているマグネットが『赤十字献血キャンペーン』のものだというのが倍笑える。爆)
しかもセラピーと称してブログ運営中(爆)。
何だかマメに更新していて、もうっ、もうっっ!
キターッ、モエキターッ!! > びったんびったんジタバタ
・・・はぁ。こういう配線違ったイケメンにとっても弱いことのさんなんだが、クリスチャンってばまだまだやってくれます!
セレブまっしぐらなワードロープ内容とスポーツカーを持っていながら、穴倉で深夜のテレビショッピング商品を買い捲り、途方にくれてみたり。
とある縁からカラオケバーでお手伝いしてみたり。
どこをとってもイカす!(爆)
そんな「ご縁」、今回のお相手、クリスチャンの現在の隣人ジョリー(人間)。
とんでもない劣悪な家庭環境で育った、負けん気の強いポジティヴな貧乏娘(笑)。
ビールパブ&カラオケバーのオーナーでもあります。
最初、原書でクリスチャンの名前と共にKARAOKE BARと見た瞬間、何とも脳内でイメージ崩壊が始まったんですが(笑)、実に似合ってたかも。
逆セクハラされてても(爆)。
まぁ、このジョリーも微妙に配線がおかしいのか、あれだけ一緒に買い物に行ったクリスチャンが分かりやすい言動に及んでいるのに(ジョリーの為に買い物しているのに)、イノシシよろしく目の前しか見えないし(笑)。
ただ「この人、変な人ね」で終わるのか?!それでいいのか!(爆)
でも、読んでいると「異形」のものであるヴァンパイアよりも、ジョリーの周囲の「人間」の方が、恐ろしいまでの「怪物」だと思った。
そして、それと対を成して、改心したクリスチャンのセンシティヴなまでの様は、人間よりも傷つきやすいんだ、と。
実際、前作ではまだライラの影響下にいた彼だったゆえに、その変化具合は顕著。
もう、ジョリーにメロメロなのに、苦悩して身を引こうとしたりして・・・さすが兄弟。
リースもだが、行動がヒロイン的なんだよな(^^ゞ
ラストも、彼女を身を張って守り、そして消えてゆこうとしたりして・・・コノヤローッ!古典ロマンス道ど真ん中じゃないかーっ!きゅんきゅんじゃないかよーっ!! > 褒めているんです、ええ(笑)
今回の重要なキャラクター、新しく登場したカラオケバーのお手伝いおじいちゃんジェドさん(見事に登場人物紹介で間違えられているが。増刷の際には直してあげて下さい)。
いやー、気に入った♪
とっても気に入った・・・こういう飄々としたキャラ、大好きなの。
しかも、何て素晴らしい知恵者なんでしょうか。
自分よりはるかに年上のヤング兄弟とっつかまえてヒヨッコ扱いですよ〜(^^)
そして、毎度お馴染みヤング家の皆さん勢ぞろい。
前回のバカップル主人公二人も健在、今回もお茶目さんなセバスチャン(カラオケ熱唱場面に大ウケ。爆)にうくくっ、とウケつつ。
今回も前作同様に、万民ウケとかそういう事を考えず、ひたすら独自路線を走って快走(笑)。
最初から最後まで大満足。
兄弟再会場面は少ないものの、あのボリュームでしっかり個性が出ていてよろしいかと(萌)。
だから、今回も言いますが、生真面目なパラノーマル読者は、あのブログ最終更新のオチとか勿論お勧めしませんってば(爆)。
ことのさんがこんなに飛ばしてる時点で疑って下さい > おいおい(笑)
次回は三男セバスチャンが年貢の納め時(ミイラとりがミイラ、的な話だが。笑)となりますが・・・うはっ。
年内に読めるんですって!素晴らしいじゃありませんか!!
素早いお仕事、感謝、感謝だわ〜(-人-)
いや〜、今回も笑った笑った♪大満足です♪
1冊目にて、生真面目なパラノーマル読者をよそに、カッ飛んだ独自ワールドを開いたこのシリーズ、2冊目でも完全に我が道を突き進んでいて、おかしくっておかしくって(褒めているんです)。
今回の主役は、前作の悪役から改心したヤング家次男のクリスチャン(ヴァンパイア)。
前作ラストで、実の兄リースの愛する女性ジェインを殺してしまった(と思い込んでいるだけで、ジェインは実際は生きて・・・いや。見事死んで???ヴァンパイアとなっている)為に、彼は贖罪中。
セレブ並みの財力を持ちながら(どうしてか、この兄弟はヴァンパイアになっても金勘定に長けている)、芝生に放置プレイの、ピンクのフラミンゴをはじめとする怪しい置物が不協和音を奏でる田舎のトレーラーハウスに隠遁中。
・・・この時点で頓珍漢でキターっ(笑)。
あのクリスチャンが、狭いトレーラーハウスで引き篭り生活を送り、怪しい置物に毒づいているなんて、それだけでおかしい(^^ゞ
なのに、次から次へとクリスチャンの頓珍漢っぷりが加速してゆくんだ、これが!!
クリスチャンってばっ!
自己啓発プログラムよろしく、人間に近付く為のプログラムを実践中!(その箇条書き一覧を冷蔵庫に留めているのが笑えるんだが、それに使っているマグネットが『赤十字献血キャンペーン』のものだというのが倍笑える。爆)
しかもセラピーと称してブログ運営中(爆)。
何だかマメに更新していて、もうっ、もうっっ!
キターッ、モエキターッ!! > びったんびったんジタバタ
・・・はぁ。こういう配線違ったイケメンにとっても弱いことのさんなんだが、クリスチャンってばまだまだやってくれます!
セレブまっしぐらなワードロープ内容とスポーツカーを持っていながら、穴倉で深夜のテレビショッピング商品を買い捲り、途方にくれてみたり。
とある縁からカラオケバーでお手伝いしてみたり。
どこをとってもイカす!(爆)
そんな「ご縁」、今回のお相手、クリスチャンの現在の隣人ジョリー(人間)。
とんでもない劣悪な家庭環境で育った、負けん気の強いポジティヴな貧乏娘(笑)。
ビールパブ&カラオケバーのオーナーでもあります。
最初、原書でクリスチャンの名前と共にKARAOKE BARと見た瞬間、何とも脳内でイメージ崩壊が始まったんですが(笑)、実に似合ってたかも。
逆セクハラされてても(爆)。
まぁ、このジョリーも微妙に配線がおかしいのか、あれだけ一緒に買い物に行ったクリスチャンが分かりやすい言動に及んでいるのに(ジョリーの為に買い物しているのに)、イノシシよろしく目の前しか見えないし(笑)。
ただ「この人、変な人ね」で終わるのか?!それでいいのか!(爆)
でも、読んでいると「異形」のものであるヴァンパイアよりも、ジョリーの周囲の「人間」の方が、恐ろしいまでの「怪物」だと思った。
そして、それと対を成して、改心したクリスチャンのセンシティヴなまでの様は、人間よりも傷つきやすいんだ、と。
実際、前作ではまだライラの影響下にいた彼だったゆえに、その変化具合は顕著。
もう、ジョリーにメロメロなのに、苦悩して身を引こうとしたりして・・・さすが兄弟。
リースもだが、行動がヒロイン的なんだよな(^^ゞ
ラストも、彼女を身を張って守り、そして消えてゆこうとしたりして・・・コノヤローッ!古典ロマンス道ど真ん中じゃないかーっ!きゅんきゅんじゃないかよーっ!! > 褒めているんです、ええ(笑)
今回の重要なキャラクター、新しく登場したカラオケバーのお手伝いおじいちゃんジェドさん(見事に登場人物紹介で間違えられているが。増刷の際には直してあげて下さい)。
いやー、気に入った♪
とっても気に入った・・・こういう飄々としたキャラ、大好きなの。
しかも、何て素晴らしい知恵者なんでしょうか。
自分よりはるかに年上のヤング兄弟とっつかまえてヒヨッコ扱いですよ〜(^^)
そして、毎度お馴染みヤング家の皆さん勢ぞろい。
前回の
今回も前作同様に、万民ウケとかそういう事を考えず、ひたすら独自路線を走って快走(笑)。
最初から最後まで大満足。
兄弟再会場面は少ないものの、あのボリュームでしっかり個性が出ていてよろしいかと(萌)。
だから、今回も言いますが、生真面目なパラノーマル読者は、あのブログ最終更新のオチとか勿論お勧めしませんってば(爆)。
ことのさんがこんなに飛ばしてる時点で疑って下さい > おいおい(笑)
次回は三男セバスチャンが年貢の納め時(ミイラとりがミイラ、的な話だが。笑)となりますが・・・うはっ。
年内に読めるんですって!素晴らしいじゃありませんか!!
素早いお仕事、感謝、感謝だわ〜(-人-)
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とりあえず、買う予定はこのへんかな。
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
夜空に響く声 シンディ・ジェラード
最高の結婚 サマンサ・ジェイムズ
竹書房 ラズベリーブックス
じゃじゃ馬令嬢に美しい罪を エマ・ホリー
暗闇の王子−キリアン シェリリン・ケニヨン
ハーレクイン社 MIRA文庫
湖畔の城の花嫁 キャサリン・コールター
遥かなる心 リンダ・ラエル・ミラー
愛と絆につづく道(上下) スーザン・エリザベス・フィリップス
原書房 ライムブックス
子爵が結婚する条件 キャロライン・リンデン
宿命の絆に導かれて コニー・ブロックウェイ
扶桑社 扶桑社ロマンス
結婚式の夜は昔(仮) ソフィ・ジョーダン
青いダリア(仮) ノーラ・ロバーツ
二見書房 二見ミステリ文庫
ロード・オブ・スカンドレル(原題) ロレッタ・チェイス
ダニエルズ・ギフト(原題) バーバラ・フリーシー
ぶんか社 フローラブックス
ラストワルツはあなたと アン・グレイシー
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社ロマンス文庫
戦士と誇り高き王女 キャサリン・コールター
ヴィレッジブックス villegebooks
満ち潮の誘惑 アマンダ・クイック
Rules of Engagement(仮) キャスリン・カスキー
もっとも、キャサリン・コールターに関しては株暴落続きなので、即買いはない(^^;
あとフリーシーも及第点だけど、無茶苦茶読みたいか、と聞かれると答えに困る具合なので、多分あとまわし(^^;
一番楽しみは勿論ケニヨンだが、よく考えたらこの本・・・ウチにあると思う(笑)。
何冊かあるダークハンター・ノベル原書の中に埋もれている・・・はず(笑) > 発掘しないと(^^;
二番目はソフィ・ジョーダンとロレッタ・チェイス♪
いやー、ソフィ・ジョーダン、RT誌で原書広告見た時は「うわっ」とか思ったけど、出るんですねー(笑)。
ところでゴマブックスからアリスン・ブレナン、出るの?
よく分からないんですが。
とりあえず、真面目に読書の秋、って事ですな(笑)
+余談+
毎度お馴染みの、残り半分埋めるだけにしていたのでサクッと。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/103811729.html
キャロライン・リンデンは適当(笑)。
何となく逆算したら、これになった(^^ゞ
ソフトバンククリエイティブ ソフトバンク文庫NV
夜空に響く声 シンディ・ジェラード
最高の結婚 サマンサ・ジェイムズ
竹書房 ラズベリーブックス
じゃじゃ馬令嬢に美しい罪を エマ・ホリー
暗闇の王子−キリアン シェリリン・ケニヨン
ハーレクイン社 MIRA文庫
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遥かなる心 リンダ・ラエル・ミラー
愛と絆につづく道(上下) スーザン・エリザベス・フィリップス
原書房 ライムブックス
子爵が結婚する条件 キャロライン・リンデン
宿命の絆に導かれて コニー・ブロックウェイ
扶桑社 扶桑社ロマンス
結婚式の夜は昔(仮) ソフィ・ジョーダン
青いダリア(仮) ノーラ・ロバーツ
二見書房 二見ミステリ文庫
ロード・オブ・スカンドレル(原題) ロレッタ・チェイス
ダニエルズ・ギフト(原題) バーバラ・フリーシー
ぶんか社 フローラブックス
ラストワルツはあなたと アン・グレイシー
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ヴィレッジブックス villegebooks
満ち潮の誘惑 アマンダ・クイック
Rules of Engagement(仮) キャスリン・カスキー
もっとも、キャサリン・コールターに関しては株暴落続きなので、即買いはない(^^;
あとフリーシーも及第点だけど、無茶苦茶読みたいか、と聞かれると答えに困る具合なので、多分あとまわし(^^;
一番楽しみは勿論ケニヨンだが、よく考えたらこの本・・・ウチにあると思う(笑)。
何冊かあるダークハンター・ノベル原書の中に埋もれている・・・はず(笑) > 発掘しないと(^^;
二番目はソフィ・ジョーダンとロレッタ・チェイス♪
いやー、ソフィ・ジョーダン、RT誌で原書広告見た時は「うわっ」とか思ったけど、出るんですねー(笑)。
ところでゴマブックスからアリスン・ブレナン、出るの?
よく分からないんですが。
とりあえず、真面目に読書の秋、って事ですな(笑)
+余談+
毎度お馴染みの、残り半分埋めるだけにしていたのでサクッと。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/103811729.html
キャロライン・リンデンは適当(笑)。
何となく逆算したら、これになった(^^ゞ
キス・キス・キス(サプライズパーティの夜に)
2008年8月3日 新刊レビュー
キス・キス・キス・シリーズ五冊目、読了〜。
今回は、久々にマッケナ復活の1冊という事でさっそく読んでみたり。
マッケナはなかなかの当たりかな。
とにかく軽くストーカーちっくなマッケナ・ヒーローにも慣れたが(爆)、今回のは何といっても「料理上手のマメ男」というのがポイント高かった(笑)。
いや、真面目に仕事して、それでヒロイン追っかけるのも一生懸命なら、十分ポイント高いんだけど > 余程、仕事ボンクラ・義務そっちのけの色ボケキャラが嫌いらしい(^^;;
じいちゃん好き、っていうのも好材料よね、うん。
ヒロインはそれほどまでとは思わないが(笑)、まぁ、メロメロくんに何を言っても、ねぇ(^^ゞ
相変わらずの妄想ストーリーのテンプレに失笑しつつ、内心「あ、キタキタ」と思ったあたりは時代劇宜しい反応か?!(笑)
二本目のナンシー・ウォレンは前回のプードルくんが良かったんだけど、今回は優等生な出来の及第点というカンジかな。
不可でもないが、可でもない。
主人公二人が、突出してなくって、淡々と話が進んで終わったようで、記憶に残るかと言われたら、一度読んでサヨナラ〜というレベルでした。
いや、記憶に残ったのはヒロインのおばさんよ。
アナタ、それは殺人未遂では?!(@@; というのが、どうも最後まで引っかかったというか。
それを何事もなかったかのようにするのはどうかなぁ・・・。
・・・あ。
もう一人、残ってた。
1本目のエイミー・ガーヴェイが。
・・・あのクソ女ルームサービス女本の作者じゃん。
http://diarynote.jp/d/28222/20080315.html
短編はどうかと思って読んだが、やっぱりこの作者の書くヒロインって馬鹿女しかいねーらしい。
この作品でも、約束とは何ぞや?!という自分勝手な解釈と思考回路、相手の気持ちを慮る事なく、自分がイチバン!!な言動に終始している。勘弁してくれ。
アル中よりも、絶対この女の方がタチ悪そうだぞヒーロー!考えなおせ!!とかマジ思った(笑)。
この作家の名前が今後、このシリーズのラインナップに連なる場合、ちと新刊購入を考えるのは確実か。
相性があるかもしれませんが、ことのさんはこのエイミー・ガーヴェイの場合は食わず嫌いでなく、長編短編どっちも食ってウンザリしまくって嫌いになったという事なんで、そこんとこよろしゅう(^^ゞ
そんなこんなで、ここんとここのキス×3シリーズは、三打数一安打という打率が続いている気が。
まぁ、無安打よりはマシと思うべきなのか。
ここらで次回は起死回生のヒットを期待したい。
別に名前が日本では既に無茶苦茶売れてるから作品も面白い、という保障にはなりゃせんし(爆)
今回は、久々にマッケナ復活の1冊という事でさっそく読んでみたり。
マッケナはなかなかの当たりかな。
とにかく軽くストーカーちっくなマッケナ・ヒーローにも慣れたが(爆)、今回のは何といっても「料理上手のマメ男」というのがポイント高かった(笑)。
いや、真面目に仕事して、それでヒロイン追っかけるのも一生懸命なら、十分ポイント高いんだけど > 余程、仕事ボンクラ・義務そっちのけの色ボケキャラが嫌いらしい(^^;;
じいちゃん好き、っていうのも好材料よね、うん。
ヒロインはそれほどまでとは思わないが(笑)、まぁ、メロメロくんに何を言っても、ねぇ(^^ゞ
相変わらずの妄想ストーリーのテンプレに失笑しつつ、内心「あ、キタキタ」と思ったあたりは時代劇宜しい反応か?!(笑)
二本目のナンシー・ウォレンは前回のプードルくんが良かったんだけど、今回は優等生な出来の及第点というカンジかな。
不可でもないが、可でもない。
主人公二人が、突出してなくって、淡々と話が進んで終わったようで、記憶に残るかと言われたら、一度読んでサヨナラ〜というレベルでした。
いや、記憶に残ったのはヒロインのおばさんよ。
アナタ、それは殺人未遂では?!(@@; というのが、どうも最後まで引っかかったというか。
それを何事もなかったかのようにするのはどうかなぁ・・・。
・・・あ。
もう一人、残ってた。
1本目のエイミー・ガーヴェイが。
・・・あの
http://diarynote.jp/d/28222/20080315.html
短編はどうかと思って読んだが、やっぱりこの作者の書くヒロインって馬鹿女しかいねーらしい。
この作品でも、約束とは何ぞや?!という自分勝手な解釈と思考回路、相手の気持ちを慮る事なく、自分がイチバン!!な言動に終始している。勘弁してくれ。
アル中よりも、絶対この女の方がタチ悪そうだぞヒーロー!考えなおせ!!とかマジ思った(笑)。
この作家の名前が今後、このシリーズのラインナップに連なる場合、ちと新刊購入を考えるのは確実か。
相性があるかもしれませんが、ことのさんはこのエイミー・ガーヴェイの場合は食わず嫌いでなく、長編短編どっちも食ってウンザリしまくって嫌いになったという事なんで、そこんとこよろしゅう(^^ゞ
そんなこんなで、ここんとここのキス×3シリーズは、三打数一安打という打率が続いている気が。
まぁ、無安打よりはマシと思うべきなのか。
ここらで次回は起死回生のヒットを期待したい。
別に名前が日本では既に無茶苦茶売れてるから作品も面白い、という保障にはなりゃせんし(爆)
あの頃を思い出して(第2部)
2008年8月2日 新刊レビュー
ノーラ・ロバーツによる二つの名義を使ってのリンク・ロマンティック・サスペンス、J・D・ロブ編。
舞台は前作から50年後のアメリカはニューヨーク。
盗まれたダイヤモンドの残りを巡り、前作の主人公カップルの孫娘が書いた、祖父母の体験を扱った本をきっかけに、新たな殺人事件が勃発。
残るダイヤの行方を捜しつつ、事件に隠された真実と犯人を追ってイヴが縦横無尽に活躍する1本。
前作からのリンク具合、その設定のスマートさはさすがノーラ。
いやー。
前作のラストで事件全てにケリをつけず、想像の余地と余韻を残しつつのバトンタッチが、またこの2部に活きた。
何故なら、既に20作近くを重ねているIn Deathシリーズなら、色々な説明やら何やらをすっとばしていきなり核心ついてもIn Death読者はそれが当たり前だから(笑)。
いつもより若干少ないページ数ながら、キレイにまとまって、且つ犯人像が前作からも、そしてIn Deathシリーズの範疇で非常に収まりよい。
つまり、無理がないのだ。
続編となるこの作品でも、全てが全てを書いてない。
だが、スムーズに読めるし「ああ、やっぱりそういう展開だったのね」と納得しながら、前作に思いを馳せる事が出来るのだ。
そして、今回のメインキャラの一人となっている前作主人公の孫娘サマンサがいい設定とキャラだった。
イヴとロークを同時に慌てさせるなんてツワモノじゃありませんか(笑)。
これは再登場を祈りたいですな。
で、毎度お馴染みキャラクター達も相変わらず、で続編の設定ながら、そこはやはりイヴとローク、そして擬似家族の皆さんのあれやこれやだったりする(笑)。
今回は、かの天敵サマーセットが湯治スパに行っていて留守なのが非常に寂しいんだけど。
イヴは喜びつつも寂しがっているのがチラチラ見え隠れ(笑)。
ロークはといえば、今回はご自分のイケナイ過去がえらく役立つ展開に・・・そうよね。泥棒の事は泥棒に聞くのが一番だわさ(爆)。
さりげなくイヴのサポートにまわりつつも、己の萌えポイントへの欲求は抑えられずなのは相変わらず(笑)。
思うにロークって、制服フェチだったり、イヴの仕事してる姿にメロメロだったりするヲタ分類するなら「おまわりさん属性」なんだよな(問題発言。自爆)。まぁ、イヴ限定だろーけど。
なりたてのホヤホヤ捜査官となったピーボディはというと、とにかくイヴとのやりとりが今回からは違うニュアンスも含んできて読んでてワクワクしますね。
最初の靴のくだりはプッとウケたけど(笑)。
マクナヴの出番は今回、少なかったけど手堅い個性突出場面はナイスだわ。宅配業者場面とピザ食い場面はウケまくり(^^ゞ
そして、すっかりナイスコンビに定着したバクスター兄さんとトゥルーハートくんも登場してくれて○っすよ!
特に、ひねたメンバーの中でのトゥルーハートくんの挙手場面はきゅんきゅんモノですってば!!(萌)
ドクター・マイラは前回のバーベキューに続き、今回は「ショッピング」という、これまた凄いネタをご用意してくれていました(笑)。
ノーラさん、是非、マイラさんに連行されて連れられてイヴをショッピングに行かせてください!(爆)
今回もすっかり満足した1冊でしたわ〜。
リンク具合も不自然でなく、お互いの名義の個性を活かしたいい企画でした。
こういうのは、また是非してほしい。
そして、早く次が読みたいな〜♪
舞台は前作から50年後のアメリカはニューヨーク。
盗まれたダイヤモンドの残りを巡り、前作の主人公カップルの孫娘が書いた、祖父母の体験を扱った本をきっかけに、新たな殺人事件が勃発。
残るダイヤの行方を捜しつつ、事件に隠された真実と犯人を追ってイヴが縦横無尽に活躍する1本。
前作からのリンク具合、その設定のスマートさはさすがノーラ。
いやー。
前作のラストで事件全てにケリをつけず、想像の余地と余韻を残しつつのバトンタッチが、またこの2部に活きた。
何故なら、既に20作近くを重ねているIn Deathシリーズなら、色々な説明やら何やらをすっとばしていきなり核心ついてもIn Death読者はそれが当たり前だから(笑)。
いつもより若干少ないページ数ながら、キレイにまとまって、且つ犯人像が前作からも、そしてIn Deathシリーズの範疇で非常に収まりよい。
つまり、無理がないのだ。
続編となるこの作品でも、全てが全てを書いてない。
だが、スムーズに読めるし「ああ、やっぱりそういう展開だったのね」と納得しながら、前作に思いを馳せる事が出来るのだ。
そして、今回のメインキャラの一人となっている前作主人公の孫娘サマンサがいい設定とキャラだった。
イヴとロークを同時に慌てさせるなんてツワモノじゃありませんか(笑)。
これは再登場を祈りたいですな。
で、毎度お馴染みキャラクター達も相変わらず、で続編の設定ながら、そこはやはりイヴとローク、そして擬似家族の皆さんのあれやこれやだったりする(笑)。
今回は、かの天敵サマーセットが湯治スパに行っていて留守なのが非常に寂しいんだけど。
イヴは喜びつつも寂しがっているのがチラチラ見え隠れ(笑)。
ロークはといえば、今回はご自分のイケナイ過去がえらく役立つ展開に・・・そうよね。泥棒の事は泥棒に聞くのが一番だわさ(爆)。
さりげなくイヴのサポートにまわりつつも、己の萌えポイントへの欲求は抑えられずなのは相変わらず(笑)。
思うにロークって、制服フェチだったり、イヴの仕事してる姿にメロメロだったりするヲタ分類するなら「おまわりさん属性」なんだよな(問題発言。自爆)。まぁ、イヴ限定だろーけど。
なりたてのホヤホヤ捜査官となったピーボディはというと、とにかくイヴとのやりとりが今回からは違うニュアンスも含んできて読んでてワクワクしますね。
最初の靴のくだりはプッとウケたけど(笑)。
マクナヴの出番は今回、少なかったけど手堅い個性突出場面はナイスだわ。宅配業者場面とピザ食い場面はウケまくり(^^ゞ
そして、すっかりナイスコンビに定着したバクスター兄さんとトゥルーハートくんも登場してくれて○っすよ!
特に、ひねたメンバーの中でのトゥルーハートくんの挙手場面はきゅんきゅんモノですってば!!(萌)
ドクター・マイラは前回のバーベキューに続き、今回は「ショッピング」という、これまた凄いネタをご用意してくれていました(笑)。
ノーラさん、是非、マイラさんに連行されて連れられてイヴをショッピングに行かせてください!(爆)
今回もすっかり満足した1冊でしたわ〜。
リンク具合も不自然でなく、お互いの名義の個性を活かしたいい企画でした。
こういうのは、また是非してほしい。
そして、早く次が読みたいな〜♪
あの頃を思い出して(第1部)
2008年7月31日 新刊レビュー
ノーラ・ロバーツによる二つの名義を使ってのリンク・ロマンティック・サスペンス、ノーラ・ロバーツ編。
舞台は現代のアメリカはメリーランド州。
盗まれたダイヤモンドを巡り、盗んだ一味の仲間割れ、一味の一人の娘、宝石を追う私立探偵、隠されたダイヤモンドの行方・・・それらが絡み合う1本。
縦横無尽ながらにスマートな絡み具合はさすがノーラ。
田舎の町に越してきて、人生をリセットし、こじんまりとアンティークショップを営むレイン。
彼女の元に、かつて可愛がってもらった実父の親友ウィリーがやってき、目の前で亡くなった事から、彼女の静かな生活に波が立つ。
泥棒である実父ジャックへの愛情を確かに感じながらも「普通」に生きたいレインの葛藤を描きつつ、ノーラお得意のポジティヴでファッション番長で、それでいて健康的セクシーなヒロイン像が確固たるものとして彼女のキャラはあったな。
神経質で意固地なところが出てもおかしくない人物設定なのに、まぁ、何と久々に読んでいて爽やかな気分になったことかしら、このレイン。
自分の欲求に、欲望に、そして未来に対してとってもストレート。
そして実利主義なのが気に入った。
ヒーローに裏をかかれていた事を知った後でも、よくある女の愚痴愚痴と恨み節を叶えるわけでなく、それはそれ、これはこれ、だってアナタはアナタの仕事をしていたんだもの、プロってそんなものでしょ、とあの件はちょっとスカッとしたかも。
そうなのよ。ノーラのヒロインって、仕事(任務、義務)を疎かにするって事が少ない。これは好印象なの。
昨今のロマサスは本当に、仕事や義務そっちのけでウッフンアッハンやってりゃいい、ってカンジだから余計(^^ゞ
そういう意味では、ヒーローのマックスは、そんな姉貴なレインの勢いに負けている、というか(笑)。
あ、でもメロメロくんで、仕事が出来、とにかく茶目っ気あってマメ男と、ノーラの書くヒーローの極上部類に入るかと。
レインじゃないけど、言動の一つ一つがキターッ!モエキターッ!!ってカンジで大変ですな(笑)。
ぶさいくワンコとのやりとりは本当に確信犯としか思えないです、はい(^^ゞ
脇役も出色で、レインのお店の店員で親友のジェニー、その夫で地元警察署長ヴィンスもいい味。
特にジェニーは、ノーラお得意のパジャマ・パーティ・キャラでノーラ作品読者にはニヤッとなるかと(笑)。
盗み一味の大元で、ダイヤを独り占めしようとした犯人に関しては、これが両名義リンクの特色というか、ロブ名義作品の犯人に見る「犯人像」が克明に出ているように感じた。
ちょっとしたこだわり、自分への過信、そして粘質なやり口。
それは一つの芝居のようにも感じるんだが。
そして脇役の中で出色なのは、やはりレインの父ジャックかと。
悪人なんだが、稚気があって、何より活き活きしているんだわ、このオヂサン。
まさにチョイ悪の魅力つーか(笑)。
マックスとのやりとりが、まぁ、舅と未来の婿とのガチなんだが、これがまた笑えてグー♪
全体的にロマンス色が強い、そして重くない、とても読後が良い1冊でここ近年のノーラ作品に食傷気味だった方には是非お勧めかと。
シルエット時代の頃のようなテイストを感じるものとなっております。
そして、うまいんだよね。
全部書かずに、あえて二部のロブ名義につなぐんだが、丸投げでないの。
1冊としても堪能出来、想像の余地と余韻を残しつつ、バトンタッチしたってカンジ。
ノーラの職人技を感じました。
舞台は現代のアメリカはメリーランド州。
盗まれたダイヤモンドを巡り、盗んだ一味の仲間割れ、一味の一人の娘、宝石を追う私立探偵、隠されたダイヤモンドの行方・・・それらが絡み合う1本。
縦横無尽ながらにスマートな絡み具合はさすがノーラ。
田舎の町に越してきて、人生をリセットし、こじんまりとアンティークショップを営むレイン。
彼女の元に、かつて可愛がってもらった実父の親友ウィリーがやってき、目の前で亡くなった事から、彼女の静かな生活に波が立つ。
泥棒である実父ジャックへの愛情を確かに感じながらも「普通」に生きたいレインの葛藤を描きつつ、ノーラお得意のポジティヴでファッション番長で、それでいて健康的セクシーなヒロイン像が確固たるものとして彼女のキャラはあったな。
神経質で意固地なところが出てもおかしくない人物設定なのに、まぁ、何と久々に読んでいて爽やかな気分になったことかしら、このレイン。
自分の欲求に、欲望に、そして未来に対してとってもストレート。
そして実利主義なのが気に入った。
ヒーローに裏をかかれていた事を知った後でも、よくある女の愚痴愚痴と恨み節を叶えるわけでなく、それはそれ、これはこれ、だってアナタはアナタの仕事をしていたんだもの、プロってそんなものでしょ、とあの件はちょっとスカッとしたかも。
そうなのよ。ノーラのヒロインって、仕事(任務、義務)を疎かにするって事が少ない。これは好印象なの。
昨今のロマサスは本当に、仕事や義務そっちのけでウッフンアッハンやってりゃいい、ってカンジだから余計(^^ゞ
そういう意味では、ヒーローのマックスは、そんな姉貴なレインの勢いに負けている、というか(笑)。
あ、でもメロメロくんで、仕事が出来、とにかく茶目っ気あってマメ男と、ノーラの書くヒーローの極上部類に入るかと。
レインじゃないけど、言動の一つ一つがキターッ!モエキターッ!!ってカンジで大変ですな(笑)。
ぶさいくワンコとのやりとりは本当に確信犯としか思えないです、はい(^^ゞ
脇役も出色で、レインのお店の店員で親友のジェニー、その夫で地元警察署長ヴィンスもいい味。
特にジェニーは、ノーラお得意のパジャマ・パーティ・キャラでノーラ作品読者にはニヤッとなるかと(笑)。
盗み一味の大元で、ダイヤを独り占めしようとした犯人に関しては、これが両名義リンクの特色というか、ロブ名義作品の犯人に見る「犯人像」が克明に出ているように感じた。
ちょっとしたこだわり、自分への過信、そして粘質なやり口。
それは一つの芝居のようにも感じるんだが。
そして脇役の中で出色なのは、やはりレインの父ジャックかと。
悪人なんだが、稚気があって、何より活き活きしているんだわ、このオヂサン。
まさにチョイ悪の魅力つーか(笑)。
マックスとのやりとりが、まぁ、舅と未来の婿とのガチなんだが、これがまた笑えてグー♪
全体的にロマンス色が強い、そして重くない、とても読後が良い1冊でここ近年のノーラ作品に食傷気味だった方には是非お勧めかと。
シルエット時代の頃のようなテイストを感じるものとなっております。
そして、うまいんだよね。
全部書かずに、あえて二部のロブ名義につなぐんだが、丸投げでないの。
1冊としても堪能出来、想像の余地と余韻を残しつつ、バトンタッチしたってカンジ。
ノーラの職人技を感じました。