逃避の旅の果てに (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
2013年3月24日 新刊レビュー
スーザン・エリザベス・フィリップスの最新刊です。
相変わらずのSEP節全開で、何と愛しい1冊であったことか!!
この作品を読むには、まず二冊のSEP作品を最低でも読んでもらいたい。
勿論それの片方は『ファースト・レディ』である。
今回の主人公であるルーシーが初登場するあの作品が、今回の物語のベースになっているといっても過言ではない。
そして、もう片方はSEPの前作である『あの丘の向こうに』。
この作品が前作とほぼ同時進行で展開するので、鏡の向こう側といった状態。
そう、ルーシーが、己と前作ヒーローであるテッド・ビューダインとの結婚式から逃亡するところから、この物語も始まるのです。
前作が逃げられた花婿側から、今作が逃げた花嫁側から…逃げた花嫁…逃げた花嫁…ああ、あったな。レイチェル・ギブソンにも。
そういった意味では、逃亡花嫁はロマンス小説では割に鉄板なのか?!(笑)
そんなこんなで、理想の男性(という皮をかぶっていた性格悪のイケメン。爆)と名高いテッド・ビューダインとの結婚式から逃亡したルーシー。
その時、通りかかった怪しい男パンダ(自称)に助けられ、旅に出る。
二週間ほどの逃亡生活の末、彼女に突きつけられた事実は、パンダが結婚式以降のあれこれの為、ルーシーの両親に雇われたボディカードだったという事だ。
両親の元に、テッドの元に帰るようにパンダに諭されて置き去りにされたルーシーだが、まだ自分自身の気持ちに整理もつかない。
何より、旅をしているうちに、粗野でぶっきらぼうなパンダの事が気になって仕方ない。
そして、マスコミから逃れるのも兼ねて、パンダの持っていたカードの情報を頼りに、ミシガン湖のチャリティ島に渡るのだが…。
とにかく、最初から「ああ、SEPだ!!」と感涙に咽ぶ人物描写の刺さり具合がたまらんですよ!
ルーシーも、パンダも冒頭部分あたりは、全然甘く魅力的に描かれていないにも程がある(爆)
いくら、気になるルーシーに愛想つかしてもらう為の演技だったとはいえ、ヒーローがのっけから浮浪者じみた風体、げっぷ三昧で腹をぽりぽり掻きながら下ネタ発言しかしないなんて、もう、容赦ない(笑)
かくいうルーシーもヒステリック状態なので、冒頭のあたりで脱落する読者がいるのではないかとヒヤヒヤするぐらいでした(笑)。
ですが!
チャリティ島に到着し、島の住民が登場するあたりからアゲてきます。
まるで時間が止まったような状態でおかれているパンダの住んでいる古い屋敷、そこに現れた島の少年トビー、トビーの後見人で養蜂家のブリー、島で商売を営むマイクとが、実に巧妙に絡まっていてうっとりため息。
何、その凍りつくような空気は何?!と気になり、どんどん先に。
上手い! 何だ、その上手さ!!
全くメインストリームから関係ないサイドラブストーリーかと思いきや、そうくるのか!そこにつなげるのか!!と、感嘆必死。
特に、マイクとブリーが顕著に表現しているこの作品のテーマである「罪と贖罪」について、ルーシーとパンダだけでなく、パンダの仕事の依頼主であるテンプルも絡めてきての、大所帯話へと展開。
あのボリュームのストーリーを、実に難なく読ませるのが、SEPの構築する世界観の、そしてキャラクター造詣のブレなさゆえである。
特に、女王様キャラなテンプルと、それをも凌ぐ美人心理学者クリスティーナが加わってからの、女子会場面が私は大好き(笑)。
テンプルの依頼(=強制ダイエット)に付き合ったあたりの、パンダの家の地獄絵図っぷりは、もはや恐怖を通り越して抱腹絶倒…あのルーシーの焼いたふわふわパン争奪戦のあたりは爆笑ものですよ!(草むらにパンを隠して、こっそりむさぼり食うヒーローなんて、SEPでなきゃ書けないだろ。爆)
物語のテーマを具現していたブリーとマイクの場面はSEPらしい、世間から負け犬のレッテルを貼られ落ちぶれた女性の再生の物語をかねていて、そこにトビーという少年を絡めたあたりは秀逸。
混乱しつつ、アイデンティティクライシスを起こしつつも、ルーシーが島に溶け込み、ブリーとやトビーと絆を結びつつ、パンダとの恋愛にぶつかっていく様が何ともいいのですよ。
そして、一番ツボだったのが、やはりパンダだなー。
今までいろんな傷ついたヒーローを描いてきたSEPだけど、こんなに波乱万丈の人生を送りながら、人を傷つけるぐらいなら己の可能性の全てを放棄してでも相手を守る、という人はいなかった。
オール・オア・ナッシングで、ナッシングしか選択しない人なんて。
今まで延々と図体の大きい駄々っ子をあれだけ書いてきたのに、ここにきてこんなヒーローをぶち当ててきたSEPの凄さに焼き土下座したくなった。くっ。
ああ、誰よりも自分に厳しいのも、過去の己の行状とそこから派生した色んなことに対する、「罪と贖罪」というテーマそのものであって、つまりはロマンスを書きつつもブレていないんだ。全てにおいて。
とにかく、これは全ての人が、同じ読み方を出来ない1冊なんでしょうね。
SEPの作品というのは、どこか居心地の悪さを、毒を含めつつのハッピーエンドもので、確かにこれもその範疇なんだが、今までよりもちょっと別の次元に入った気がしてならない。
人種問題、同性愛、退役軍人のケア、里親システムなど、もう、書き辛い事にも真っ向から挑んでいて流石。
いつも通り、笑いあり涙ありの独特のペーソスに溢れた(そして、惨いまでの潔さも健在。今回、祖父さんが一行であの世送りになった。爆)、何よりも読んだ直後からまた読み返したくなる。
架空の世界だと分かりつつ、本当に実在しているかのようにルーシー達のあれやこれやに一喜一憂し、浸る。
こんな作品を惜しみなく書いてくれるから、私はSEPを愛さずにはいられない。
次回作品が今から楽しみでなりません。
相変わらずのSEP節全開で、何と愛しい1冊であったことか!!
この作品を読むには、まず二冊のSEP作品を最低でも読んでもらいたい。
勿論それの片方は『ファースト・レディ』である。
今回の主人公であるルーシーが初登場するあの作品が、今回の物語のベースになっているといっても過言ではない。
そして、もう片方はSEPの前作である『あの丘の向こうに』。
この作品が前作とほぼ同時進行で展開するので、鏡の向こう側といった状態。
そう、ルーシーが、己と前作ヒーローであるテッド・ビューダインとの結婚式から逃亡するところから、この物語も始まるのです。
前作が逃げられた花婿側から、今作が逃げた花嫁側から…逃げた花嫁…逃げた花嫁…ああ、あったな。レイチェル・ギブソンにも。
そういった意味では、逃亡花嫁はロマンス小説では割に鉄板なのか?!(笑)
そんなこんなで、理想の男性(という皮をかぶっていた性格悪のイケメン。爆)と名高いテッド・ビューダインとの結婚式から逃亡したルーシー。
その時、通りかかった怪しい男パンダ(自称)に助けられ、旅に出る。
二週間ほどの逃亡生活の末、彼女に突きつけられた事実は、パンダが結婚式以降のあれこれの為、ルーシーの両親に雇われたボディカードだったという事だ。
両親の元に、テッドの元に帰るようにパンダに諭されて置き去りにされたルーシーだが、まだ自分自身の気持ちに整理もつかない。
何より、旅をしているうちに、粗野でぶっきらぼうなパンダの事が気になって仕方ない。
そして、マスコミから逃れるのも兼ねて、パンダの持っていたカードの情報を頼りに、ミシガン湖のチャリティ島に渡るのだが…。
とにかく、最初から「ああ、SEPだ!!」と感涙に咽ぶ人物描写の刺さり具合がたまらんですよ!
ルーシーも、パンダも冒頭部分あたりは、全然甘く魅力的に描かれていないにも程がある(爆)
いくら、気になるルーシーに愛想つかしてもらう為の演技だったとはいえ、ヒーローがのっけから浮浪者じみた風体、げっぷ三昧で腹をぽりぽり掻きながら下ネタ発言しかしないなんて、もう、容赦ない(笑)
かくいうルーシーもヒステリック状態なので、冒頭のあたりで脱落する読者がいるのではないかとヒヤヒヤするぐらいでした(笑)。
ですが!
チャリティ島に到着し、島の住民が登場するあたりからアゲてきます。
まるで時間が止まったような状態でおかれているパンダの住んでいる古い屋敷、そこに現れた島の少年トビー、トビーの後見人で養蜂家のブリー、島で商売を営むマイクとが、実に巧妙に絡まっていてうっとりため息。
何、その凍りつくような空気は何?!と気になり、どんどん先に。
上手い! 何だ、その上手さ!!
全くメインストリームから関係ないサイドラブストーリーかと思いきや、そうくるのか!そこにつなげるのか!!と、感嘆必死。
特に、マイクとブリーが顕著に表現しているこの作品のテーマである「罪と贖罪」について、ルーシーとパンダだけでなく、パンダの仕事の依頼主であるテンプルも絡めてきての、大所帯話へと展開。
あのボリュームのストーリーを、実に難なく読ませるのが、SEPの構築する世界観の、そしてキャラクター造詣のブレなさゆえである。
特に、女王様キャラなテンプルと、それをも凌ぐ美人心理学者クリスティーナが加わってからの、女子会場面が私は大好き(笑)。
テンプルの依頼(=強制ダイエット)に付き合ったあたりの、パンダの家の地獄絵図っぷりは、もはや恐怖を通り越して抱腹絶倒…あのルーシーの焼いたふわふわパン争奪戦のあたりは爆笑ものですよ!(草むらにパンを隠して、こっそりむさぼり食うヒーローなんて、SEPでなきゃ書けないだろ。爆)
物語のテーマを具現していたブリーとマイクの場面はSEPらしい、世間から負け犬のレッテルを貼られ落ちぶれた女性の再生の物語をかねていて、そこにトビーという少年を絡めたあたりは秀逸。
混乱しつつ、アイデンティティクライシスを起こしつつも、ルーシーが島に溶け込み、ブリーとやトビーと絆を結びつつ、パンダとの恋愛にぶつかっていく様が何ともいいのですよ。
そして、一番ツボだったのが、やはりパンダだなー。
今までいろんな傷ついたヒーローを描いてきたSEPだけど、こんなに波乱万丈の人生を送りながら、人を傷つけるぐらいなら己の可能性の全てを放棄してでも相手を守る、という人はいなかった。
オール・オア・ナッシングで、ナッシングしか選択しない人なんて。
今まで延々と図体の大きい駄々っ子をあれだけ書いてきたのに、ここにきてこんなヒーローをぶち当ててきたSEPの凄さに焼き土下座したくなった。くっ。
ああ、誰よりも自分に厳しいのも、過去の己の行状とそこから派生した色んなことに対する、「罪と贖罪」というテーマそのものであって、つまりはロマンスを書きつつもブレていないんだ。全てにおいて。
とにかく、これは全ての人が、同じ読み方を出来ない1冊なんでしょうね。
SEPの作品というのは、どこか居心地の悪さを、毒を含めつつのハッピーエンドもので、確かにこれもその範疇なんだが、今までよりもちょっと別の次元に入った気がしてならない。
人種問題、同性愛、退役軍人のケア、里親システムなど、もう、書き辛い事にも真っ向から挑んでいて流石。
いつも通り、笑いあり涙ありの独特のペーソスに溢れた(そして、惨いまでの潔さも健在。今回、祖父さんが一行であの世送りになった。爆)、何よりも読んだ直後からまた読み返したくなる。
架空の世界だと分かりつつ、本当に実在しているかのようにルーシー達のあれやこれやに一喜一憂し、浸る。
こんな作品を惜しみなく書いてくれるから、私はSEPを愛さずにはいられない。
次回作品が今から楽しみでなりません。
とりあえず、手習い程度にこれを。
電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ホワイト/ PRS-T2/W /SONY
そのうちAmazonでキンドルを買うつもりなんですがね。
書籍リーダー専用にするものとして、操作慣れの為、初心者の手習い用にこれにしてみました。
ポイント交換の中にこれがあり、何より送料手数料本体全て自腹ゼロなのが魅力的で(爆)
これだけタブレット、リーダー端末が登場してきましたし、選択肢は増えました。
そこの中から自分にあったものをぼちぼち探せばいいかな、と。
でも、やっぱり一番好きなのは紙媒体の本なんですがね。
イラストとか、布張りとか、スピンドルとか、紙の種類とか、帯とかもう、本を構成している全てのものが好きなんですよ。
ちなみにWi-Fiどうするべ、とか思ったけど…あはは。
私のあのスマホ、最新型なのでテサリング媒体になるんだったわー。
そんな機能とか言われても、使ったことないから全然ピンとこないけどなー(笑)
電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ホワイト/ PRS-T2/W /SONY
そのうちAmazonでキンドルを買うつもりなんですがね。
書籍リーダー専用にするものとして、操作慣れの為、初心者の手習い用にこれにしてみました。
ポイント交換の中にこれがあり、何より送料手数料本体全て自腹ゼロなのが魅力的で(爆)
これだけタブレット、リーダー端末が登場してきましたし、選択肢は増えました。
そこの中から自分にあったものをぼちぼち探せばいいかな、と。
でも、やっぱり一番好きなのは紙媒体の本なんですがね。
イラストとか、布張りとか、スピンドルとか、紙の種類とか、帯とかもう、本を構成している全てのものが好きなんですよ。
ちなみにWi-Fiどうするべ、とか思ったけど…あはは。
私のあのスマホ、最新型なのでテサリング媒体になるんだったわー。
そんな機能とか言われても、使ったことないから全然ピンとこないけどなー(笑)
残酷なめぐりあい イヴ&ローク30 (ヴィレッジブックス)
2013年3月20日 新刊レビュー
今年1冊目のイヴ&ロークシリーズは、翻訳版通算30巻(番外編除く)の大台記念。
そんなこんなで、楽しみに舐めるように読みました。
順調に好みに育ってるヤッホー!!(爆)
何がヤッホーなんだとかいうアナタ。
それは、ことのさんの趣味嗜好をご存知ない、もしくはこの日記初心者読者でいらっしゃいますな(笑)。
勿論(?)、ワタクシがヤッホー!!と喜んでいるのは、今回久々の登場でありますジェイミー・リングストロームくんでございますYO!
いやぁ、高校生の彼に目をつけたのが5巻ですから、ここまできましたか。
大学生になっている彼の育ちっぷり、それこそイヴでなくてもまじまじとチェックしてしまいますわ。
いやぁ、いいモン見た(萌) > 違うだろ、オイww
そんなこんなで、今回も前回と同じようにニューヨーク市警の内部と業務風景が色濃く書かれたものとなりました。
29巻での被害者は分署勤務の捜査官でしたが、今回は警部の愛娘。
その殺害の状況が、イヴの過去と、そしてロークの過去とシンクロニティしている具合が半端ない。
イヴの周囲の人間も、そして読んでいる方も、あれやこれやを思い出し、ダブらせて胸苦しくなる程。
特に印象深かったのが、前作で恋人を殺され、職務から一時的に離れていた検死官モリスの心の中の言葉と、同じような状況で愛娘を失ったサマーセットの言動。
ああ、重い。ひたすら重かった。
だからこそ、そこから這い上がるように捜査を進めるイヴが何とも頼もしい。
しかし、いつも思いますが、ロマンティックスリラーとして読んでもこのシリーズは毎回事件を繰ってきますが、今回もやってくれましたねー。
細かい人物配置を繰り返し、糸と糸をここまで紡ぎあげたというか、こんな長いスパンでの犯罪を1冊ですっきり書き終えるのも流石。
ネグレクトもここまでくると、もはやホラーじみている。それぐらい怖かった。
犯人も、その犯人を構成する要素も。
真っ白の子供を壊し、毒してゆく様を、同じ道をたどる可能性があったイヴとロークを対比させつつ描く様は天晴れとしか。
しかし、もうね、やっぱりこのシリーズの楽しみはイヴの擬似家族たちのあれこれを楽しむことでもありますからね!
いやぁ、今回はチャールズとルイーズの結婚式直前というタイミングの事件だったけど、笑えるぐらい花婿チャールズが出てこなくって…出てきたら、オチ扱いだったとかどうよ?!(笑)
笑えるといったら、イヴとナディーンのたくらみが出色でしたよ!
腹黒い2人が名演技キタコレー!!的に、思わずロークも拍手もんだぜ(笑)
マイラ様の凶器になるカバンもツボでしたが、この巻のイチ推しはバクスターだなっ!!
え? バーベキューのおみやの件ではありませんよ?!(笑)
あの兄バカっぷりヤバい!!
「ウチの坊やが」「ウチの坊やが」…どんだけトゥルーハートくん自慢するのかお前?!(爆)
そしてイヴも負けずにピーボディ自慢、と、あのA得点場面のイヴはデレだったよね?!(笑)
あとねー、やっぱりジェイミーくんが登場となるとローク、マクナヴ、ジェイミーの電脳オタク三兄弟場面はマストチェックなワケなんですが、今回は難関のウィルスを犯人がセキュリティシステムに使用するという事もあって、ガチでございましたわよー。ほほほー。電脳父ちゃんフィーニーばりに大満足!!
シリーズものの醍醐味というのもありますが、つらいばかりだと読み続けられないと思うのよね。
こういうニヤニヤしちゃう場面が絶妙の按配で入るのが、長寿の秘訣かしらねやはり。
というカンジで今回もIn Deathワールドを満喫させてもらいました(^^)
次の巻も楽しみだな~。
そんなこんなで、楽しみに舐めるように読みました。
順調に好みに育ってるヤッホー!!(爆)
何がヤッホーなんだとかいうアナタ。
それは、ことのさんの趣味嗜好をご存知ない、もしくはこの日記初心者読者でいらっしゃいますな(笑)。
勿論(?)、ワタクシがヤッホー!!と喜んでいるのは、今回久々の登場でありますジェイミー・リングストロームくんでございますYO!
いやぁ、高校生の彼に目をつけたのが5巻ですから、ここまできましたか。
大学生になっている彼の育ちっぷり、それこそイヴでなくてもまじまじとチェックしてしまいますわ。
いやぁ、いいモン見た(萌) > 違うだろ、オイww
そんなこんなで、今回も前回と同じようにニューヨーク市警の内部と業務風景が色濃く書かれたものとなりました。
29巻での被害者は分署勤務の捜査官でしたが、今回は警部の愛娘。
その殺害の状況が、イヴの過去と、そしてロークの過去とシンクロニティしている具合が半端ない。
イヴの周囲の人間も、そして読んでいる方も、あれやこれやを思い出し、ダブらせて胸苦しくなる程。
特に印象深かったのが、前作で恋人を殺され、職務から一時的に離れていた検死官モリスの心の中の言葉と、同じような状況で愛娘を失ったサマーセットの言動。
ああ、重い。ひたすら重かった。
だからこそ、そこから這い上がるように捜査を進めるイヴが何とも頼もしい。
しかし、いつも思いますが、ロマンティックスリラーとして読んでもこのシリーズは毎回事件を繰ってきますが、今回もやってくれましたねー。
細かい人物配置を繰り返し、糸と糸をここまで紡ぎあげたというか、こんな長いスパンでの犯罪を1冊ですっきり書き終えるのも流石。
ネグレクトもここまでくると、もはやホラーじみている。それぐらい怖かった。
犯人も、その犯人を構成する要素も。
真っ白の子供を壊し、毒してゆく様を、同じ道をたどる可能性があったイヴとロークを対比させつつ描く様は天晴れとしか。
しかし、もうね、やっぱりこのシリーズの楽しみはイヴの擬似家族たちのあれこれを楽しむことでもありますからね!
いやぁ、今回はチャールズとルイーズの結婚式直前というタイミングの事件だったけど、笑えるぐらい花婿チャールズが出てこなくって…出てきたら、オチ扱いだったとかどうよ?!(笑)
笑えるといったら、イヴとナディーンのたくらみが出色でしたよ!
腹黒い2人が名演技キタコレー!!的に、思わずロークも拍手もんだぜ(笑)
マイラ様の凶器になるカバンもツボでしたが、この巻のイチ推しはバクスターだなっ!!
え? バーベキューのおみやの件ではありませんよ?!(笑)
あの兄バカっぷりヤバい!!
「ウチの坊やが」「ウチの坊やが」…どんだけトゥルーハートくん自慢するのかお前?!(爆)
そしてイヴも負けずにピーボディ自慢、と、あのA得点場面のイヴはデレだったよね?!(笑)
あとねー、やっぱりジェイミーくんが登場となるとローク、マクナヴ、ジェイミーの電脳オタク三兄弟場面はマストチェックなワケなんですが、今回は難関のウィルスを犯人がセキュリティシステムに使用するという事もあって、ガチでございましたわよー。ほほほー。電脳父ちゃんフィーニーばりに大満足!!
シリーズものの醍醐味というのもありますが、つらいばかりだと読み続けられないと思うのよね。
こういうニヤニヤしちゃう場面が絶妙の按配で入るのが、長寿の秘訣かしらねやはり。
というカンジで今回もIn Deathワールドを満喫させてもらいました(^^)
次の巻も楽しみだな~。
幼い魔女 (ハーレクイン・イマージュ)
2013年3月17日 新刊レビュー
ウィンズピアの翻訳新刊、読了。
うっしっし!! これだからウィンズピア作品を読むのをやめられませんってば!!
そんなこんなで、お亡くなりになって既に24年にもなりますが、まだまだ未翻訳作品があるので、こうやって新しい作品を読めます。
読者としてはありがたいです。
というわけでこれは1974年作品なんですが、ああ!まさに中身がその頃のものです!!
何がって、この全くもってエロエロエッサイムひゃっはー!!なご時勢に、朝チュンどころかチュウ止めですぜ?!
けしからん! もっと下さいおかわり下さい!! > リリカルダイスキー(笑)
お話は、両親を亡くしたジェーンは、美しいながら我侭で意地悪い伯母にこき使われる毎日。
伯母の娘も似たような軽薄な美女だったが、その彼女が玉の輿を狙って公爵の位を持つ男性と婚約したはいいが、彼が非嫡出の息子がいる。
予想通り、自分が一番可愛い人間にとって、コブ付きな上にブラジルに拠点を持つ相手にド田舎に連れて行かれるというので、弱腰になった挙句ドタキャンすることに。
こうなってくると、尻ぬぐいさせられるのは、使用人同様に扱われているジェーン。
直接、婚約破棄を伝える度胸のない母娘は、当然のようにジェーンにその任務を押し付けてさっさとトンズラ。
ジェーンは、その相手の公爵ペドロに会いに行ったのだが、そこでペドロは息子の子守として働くことを彼女に提案したのだった。
よくある契約結婚ものではなく、まずは子守として若いヒロインを己のテリトリーに誘い込む公爵キタコレ!!(笑)
美女というのではなく、不思議な妖精ちゃんのようなジェーンを逃すまいとするペドロのトーキングアタックすごいぞ(笑)
この2人、どっちもどっちで人と愛に対して懐疑的なんですが、根気比べのような雰囲気すらしましたね。告白するのはどっちが先?!といった風に。
ジェーンがまた、芯の強い女性で22歳ながら達観しているフシもあるのに、恋愛に関しては真っ白なところがたまらん可愛さですね!
ペドロの息子トリスタオがまたかわいいんで、この少年とジェーンの場面は本当に和んでしまいます。
あー。ペドロでなくても、ラブラブがすぎるぐらいに愛でたい気分ですよ。
ただ、こういったおだやかなムードで終始するのかと思いきや、そこはウィンズピア。
ブラジルのジャングルに抱かれた邸宅でのロマンスのこの話、2人の思いが通じる場面からラストまでが何ともドラマテイック!
直接的な事は描かれてはいませんが、ペドロの置かれた立場の危うさを、あの最後の、上空から見る炎上する思い出の場所が物語るという情緒ある技はさすがです。
こういう、余韻のあるラストシーンを最近、お目にかかっていなかったのかもしれません。
あと、翻訳が霜月さんというのもあって、とにかくウィンズピアの世界観を美しく読ませて戴いたのもあったのでしょう。
非常に満足しました。
「懐かしい雰囲気に浸りたい」
「昔の白い表紙のハーレクインロマンスを読んだような気持ちになりたい」
そんな読者の方に、どうぞこの一冊を。
古典を古典らしく読ませてもらえる、これは今となっては贅沢な話なのです。
美しいウィンズピアの世界を、美しく読ませてもらえた事に感謝しつつ。
うっしっし!! これだからウィンズピア作品を読むのをやめられませんってば!!
そんなこんなで、お亡くなりになって既に24年にもなりますが、まだまだ未翻訳作品があるので、こうやって新しい作品を読めます。
読者としてはありがたいです。
というわけでこれは1974年作品なんですが、ああ!まさに中身がその頃のものです!!
何がって、この全くもってエロエロエッサイムひゃっはー!!なご時勢に、朝チュンどころかチュウ止めですぜ?!
けしからん! もっと下さいおかわり下さい!! > リリカルダイスキー(笑)
お話は、両親を亡くしたジェーンは、美しいながら我侭で意地悪い伯母にこき使われる毎日。
伯母の娘も似たような軽薄な美女だったが、その彼女が玉の輿を狙って公爵の位を持つ男性と婚約したはいいが、彼が非嫡出の息子がいる。
予想通り、自分が一番可愛い人間にとって、コブ付きな上にブラジルに拠点を持つ相手にド田舎に連れて行かれるというので、弱腰になった挙句ドタキャンすることに。
こうなってくると、尻ぬぐいさせられるのは、使用人同様に扱われているジェーン。
直接、婚約破棄を伝える度胸のない母娘は、当然のようにジェーンにその任務を押し付けてさっさとトンズラ。
ジェーンは、その相手の公爵ペドロに会いに行ったのだが、そこでペドロは息子の子守として働くことを彼女に提案したのだった。
よくある契約結婚ものではなく、まずは子守として若いヒロインを己のテリトリーに誘い込む公爵キタコレ!!(笑)
美女というのではなく、不思議な妖精ちゃんのようなジェーンを逃すまいとするペドロのトーキングアタックすごいぞ(笑)
この2人、どっちもどっちで人と愛に対して懐疑的なんですが、根気比べのような雰囲気すらしましたね。告白するのはどっちが先?!といった風に。
ジェーンがまた、芯の強い女性で22歳ながら達観しているフシもあるのに、恋愛に関しては真っ白なところがたまらん可愛さですね!
ペドロの息子トリスタオがまたかわいいんで、この少年とジェーンの場面は本当に和んでしまいます。
あー。ペドロでなくても、ラブラブがすぎるぐらいに愛でたい気分ですよ。
ただ、こういったおだやかなムードで終始するのかと思いきや、そこはウィンズピア。
ブラジルのジャングルに抱かれた邸宅でのロマンスのこの話、2人の思いが通じる場面からラストまでが何ともドラマテイック!
直接的な事は描かれてはいませんが、ペドロの置かれた立場の危うさを、あの最後の、上空から見る炎上する思い出の場所が物語るという情緒ある技はさすがです。
こういう、余韻のあるラストシーンを最近、お目にかかっていなかったのかもしれません。
あと、翻訳が霜月さんというのもあって、とにかくウィンズピアの世界観を美しく読ませて戴いたのもあったのでしょう。
非常に満足しました。
「懐かしい雰囲気に浸りたい」
「昔の白い表紙のハーレクインロマンスを読んだような気持ちになりたい」
そんな読者の方に、どうぞこの一冊を。
古典を古典らしく読ませてもらえる、これは今となっては贅沢な話なのです。
美しいウィンズピアの世界を、美しく読ませてもらえた事に感謝しつつ。
燃える刻印を押されて (扶桑社ロマンス)
2013年3月14日 新刊レビュー
ナリーニ・シンのサイ=チェンジリング・シリーズ6巻読了。
オードソックスなテーマをパラで書いたらこうなる。
今回の主役は、【ダークリバー】の近衛マーシーと【スノーダンサー】の副官ライリー。
つまり、狼くんと豹ちゃんのカップルです。
とうとうきましたね、チェンジリング異種族間。でも、読んでみたら、思った以上にオードソックスでした。
確かにラブシーンはもう、肉食 VS 肉食(爆)なので、場所、時間を問わずにホットなんですが!(しかし、このシリーズで○○○って案外と今まで無かった? 私が忘れているだけか? 笑)
何がオードソックスかというと、アイデンティティの欠落と、職業への誇り。
もはや、ラブだロマンスだというものを超越した、キャラクターの根幹を揺るがす話なカンジがしました。
今までは、チェンジリングの主役に、相手がサイ、もしくはヒューマンだったから、チェンジリングの群れにその相手が丸ごとお引越し的な印象でした。
ですが、これがチェンジリングとなった場合、お互いがそこは譲れないことは分かっている。
だからこその妥協点を見出すまでの葛藤が凄まじいものとなっていた。
自分も駄目になる、でも相手も駄目になる、とか精神的に生きるか死ぬかの瀬戸際だよ、あれは。
そこは、まぁロマンスなので最後は ご都合主義的打開オチ 「おおっ、そんな凄い展開に!!」とかなるのですが(笑)
私は、ロマンス読みながら、後先周囲の迷惑考えず惚けて仕事を途中で放り出す主役に全然理解のない心の狭い人なので(爆)、マーシーのあの群れと任務に対する真摯な姿勢がたまらなく好きです。
ちょっと頑なに思われるかもしれないけど、男性ばかりの中でバリバリに仕事をこなす彼女だからこそ、あの葛藤があるんだと思います。
ライリーが、それを理解していく様が今までの話にない形のものでした。
異形の種族を理解するのではなく、裏も表も分かりすぎるチェンジリングだからこそ、その過程で己を鑑み、自分の仕事に対する姿勢を振り返り、そして互いに成長し合えるのがとても素敵でした。
いえ、本当にパラノーマルの形を借りた、コンテンポラリーのビジネスものを読んでいる錯覚すら覚えました。
これはナリーニ、上手かった!!
シリーズものなので、既刊のカップルたちがどうなっているのかとかを読む楽しみもしっかりあります。
すっかり【ダークリバー】のアルファの伴侶として、しっかり者奥さんとなっているサッシャのおめでたとか、過去の事件から伴侶を得て立ち直り、次は愛する兄ライリーの幸せを願うブレンナとか。
でも、今回は【スノーダンサー】のアルファであるホークと、彼の庇護の元にある特殊能力者の少女シェンナのあれこれにもっていかれた感が(^^ゞ
あの巻までは読みたい!! と、読者が出版社に投書するレベルだな、あれは(笑)。
と、まぁ、色んな角度まるまる楽しめた安定感パない一冊でした。
こんなボリュームの長編シリーズを、翻訳を地道に続けて下さっている出版社に感謝しつつ、次回を待つとします。
次回はデヴラジさんですかー。ビバ、スーツ!スーツの男!! > そこかよ(爆)
オードソックスなテーマをパラで書いたらこうなる。
今回の主役は、【ダークリバー】の近衛マーシーと【スノーダンサー】の副官ライリー。
つまり、狼くんと豹ちゃんのカップルです。
とうとうきましたね、チェンジリング異種族間。でも、読んでみたら、思った以上にオードソックスでした。
確かにラブシーンはもう、肉食 VS 肉食(爆)なので、場所、時間を問わずにホットなんですが!(しかし、このシリーズで○○○って案外と今まで無かった? 私が忘れているだけか? 笑)
何がオードソックスかというと、アイデンティティの欠落と、職業への誇り。
もはや、ラブだロマンスだというものを超越した、キャラクターの根幹を揺るがす話なカンジがしました。
今までは、チェンジリングの主役に、相手がサイ、もしくはヒューマンだったから、チェンジリングの群れにその相手が丸ごとお引越し的な印象でした。
ですが、これがチェンジリングとなった場合、お互いがそこは譲れないことは分かっている。
だからこその妥協点を見出すまでの葛藤が凄まじいものとなっていた。
自分も駄目になる、でも相手も駄目になる、とか精神的に生きるか死ぬかの瀬戸際だよ、あれは。
そこは、まぁロマンスなので最後は
私は、ロマンス読みながら、後先周囲の迷惑考えず惚けて仕事を途中で放り出す主役に全然理解のない心の狭い人なので(爆)、マーシーのあの群れと任務に対する真摯な姿勢がたまらなく好きです。
ちょっと頑なに思われるかもしれないけど、男性ばかりの中でバリバリに仕事をこなす彼女だからこそ、あの葛藤があるんだと思います。
ライリーが、それを理解していく様が今までの話にない形のものでした。
異形の種族を理解するのではなく、裏も表も分かりすぎるチェンジリングだからこそ、その過程で己を鑑み、自分の仕事に対する姿勢を振り返り、そして互いに成長し合えるのがとても素敵でした。
いえ、本当にパラノーマルの形を借りた、コンテンポラリーのビジネスものを読んでいる錯覚すら覚えました。
これはナリーニ、上手かった!!
シリーズものなので、既刊のカップルたちがどうなっているのかとかを読む楽しみもしっかりあります。
すっかり【ダークリバー】のアルファの伴侶として、しっかり者奥さんとなっているサッシャのおめでたとか、過去の事件から伴侶を得て立ち直り、次は愛する兄ライリーの幸せを願うブレンナとか。
でも、今回は【スノーダンサー】のアルファであるホークと、彼の庇護の元にある特殊能力者の少女シェンナのあれこれにもっていかれた感が(^^ゞ
あの巻までは読みたい!! と、読者が出版社に投書するレベルだな、あれは(笑)。
と、まぁ、色んな角度まるまる楽しめた安定感パない一冊でした。
こんなボリュームの長編シリーズを、翻訳を地道に続けて下さっている出版社に感謝しつつ、次回を待つとします。
次回はデヴラジさんですかー。ビバ、スーツ!スーツの男!! > そこかよ(爆)
ここんとこ、楽しく見ているのがこれっ!!
ももクロ秋の2大祭り「男祭り2012-Dynamism-」&「女祭り2012-Girl’s Imagination-」
そこっ!
「今度はももクロかよww」とかいうのはナシだぜ?!
ことのさんは根っから楽しいものが大好きで、しかも趣味がカオスなのは今更なのですからねっ!!
どっちも楽しいんですが、どっちが好みな構成かと聞かれると圧倒的に 男祭り なんですね、これが(爆)。
おいおい、女性客オンリーの女祭りでなく、男子しかいない男祭りかよ?!(爆)
あの中盤のどすこい構成は、笑い死ぬかと思いつつ、むっちゃノリノリでしたよ(笑)
女祭りのガーリーできゅるるんな構成よりも、あれに大ウケとかってどうなんだか、というハナシなんですが(^^ゞ
まぁ多分、単純に女子力が残念すぎることのさんの視点と思考回路の問題だと思います(ちゅどーんっ)
ももクロ秋の2大祭り「男祭り2012-Dynamism-」&「女祭り2012-Girl’s Imagination-」
そこっ!
「今度はももクロかよww」とかいうのはナシだぜ?!
ことのさんは根っから楽しいものが大好きで、しかも趣味がカオスなのは今更なのですからねっ!!
どっちも楽しいんですが、どっちが好みな構成かと聞かれると圧倒的に 男祭り なんですね、これが(爆)。
おいおい、女性客オンリーの女祭りでなく、男子しかいない男祭りかよ?!(爆)
あの中盤のどすこい構成は、笑い死ぬかと思いつつ、むっちゃノリノリでしたよ(笑)
女祭りのガーリーできゅるるんな構成よりも、あれに大ウケとかってどうなんだか、というハナシなんですが(^^ゞ
まぁ多分、単純に女子力が残念すぎることのさんの視点と思考回路の問題だと思います(ちゅどーんっ)
ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る (英国空中学園譚)
2013年3月9日 新刊レビュー
「英国パラソル奇譚シリーズ」でお馴染みのゲイル・キャリガーの新シリーズ読了。
ヤングアダルトだからって身構えなくても、キャリガー節は健在!(笑)
↑ とか言いながら、実は私が一番身構えていました(爆)。
だって、ラノベとかヤングアダルトって、嫌いではないし読みますが…どうも「これ!!」というものに出会えないままここまできていますから。
しかし、これは違いました。
とっても面白く、ワクワクしながら一気読みしました。
全て読んだ後、他と何がどう違うのかを考えた時に、ロマンス読みとして駄目極まりない答えがそこにありました。
ああ、この1冊目、恋愛要素が皆無に近かったからだ(爆)
同じキャリガーの英国パラソル奇譚を、スチームパンク設定以上に恋愛要素で夢中になって読んだ私が、ここではそれがない事に安定感を覚えて読む。
非常に矛盾しております。
が、この作品がヤングアダルトだという事情が、そういう現象を引き起こしているのです。
主人公ソフロニアちゃんは14歳。
その年齢のヒロインのホレタハレタだを物語の中心軸として物語を展開されるには、私は余りにヨゴレな読者(爆)。
まぁ、それをおいておくとしても(笑)『トワイライト』以降の女性作家の翻訳ヤングアダルトが恋愛要素の多いパラノーマル中心なのは否定出来ないと思います。
魅力的な設定も、その余りに多感な時期の不安定極まりない恋愛を軸にしているので、自然とブレてきてしまい設定崩壊、キャラ崩壊に繋がっている印象がどうしても私にはあります。
昔なら、それも良かったんでしょうがね(笑)。
確かにロマンス読みなので、ロマンス部分は欲しい。
でも、それが作品のクオリティを、根幹を損なうとなればいっそいらないと思う次第(笑)。
で、この英国空中学園譚シリーズです。
この前までやっていました英国パラソル奇譚と同じ世界で、人狼やら吸血鬼と人類が共存するヴィクトリア朝英国。
あの時から25年前が今回の舞台となります。
主人公は、とある田舎住まいのご令嬢ソフロニア(14歳)。
少々(?)好奇心とおてんばが過ぎる彼女、とうとう家族から上流階級の子女が集まるフィニシング・スクール(花嫁学校)に強制送還される羽目に。
ところが、そのスクールは…情報収集から毒物扱い、異界族への対処などを学ぶ女スパイ養成所だった事から、ソフロニアの冒険が始まった!!
いやはや!!
冒頭の、おきゃんなソフロニアの行状あれこれから、ドタバタ喜劇のように転がる転がる(笑)
ページをめくる手が止まらないように、彼女の行く手にいろんな人物たちが現れるんですが、1人たりとも一筋縄ではいかないキャラばかり(笑)。
特に学校に入ってからの展開は、キャラの斜め上っぷりに拍車がかかる(笑)。
前出のように、14歳ヒロインなので恋愛云々は無いというか、ほのかに気になる相手というものは登場しますが、それすらもまだ形にはなっていません(お子様だからねー)。
何よりも、1行1行のペースで成長し、開花してゆくその様に、キャリガー独自のあのスチームパンクっぷりが絶妙にリンクしていて素晴らしい!!
作品としては、断然こちらの方がパラソル奇譚よりも完成度が高いです(好みを考えず客観的に見て、ね)。
メカ度もこっちのが高いかも > 特に紆余曲折でソフロニアのペットとなるメカアニマルのバンパースヌートは傑作!!超カワイイよ!!
このシリーズにまだ手を出していないそこのアナタ!
英国パラソル奇譚シリーズとリンクしているこのシリーズ、いつ読むの?!
今でしょ?! ←CMに毒されすぎ(爆)
うふふ。そうなのよー。
このシリーズ、パラソルシリーズとリンクしているのよー。あのシリーズから25年前のキャラクターが出ているのよっ!
ちなみに、1人はこの巻のネタばれするので伏せますとして(笑)、もう1人はあのシドヒークです!!
そうです、ソフロニアの同級生として、スコットランド・キングエア城からシドヒークが登場!
この時点で、我らがコナル・マコンはキングエアにいてシドヒークと暮らしておりまして、ここにも彼女の背景モノローグで彼のことは出てきました。
1巻ラスト近くでの含みといい、今後もシドヒーク周りは要チェキでございますよコナル様スキーの皆さま!!
このシリーズ、既に作者の方から「全4巻、一冊ごとにソフロニアの学年が上がる」ということが発表されております。
4年生、卒業時になると、あのソフロニアも18歳です。
その年齢になると、ラブを絡めても断然面白く読めるかと。
何より自分の構築した世界観を、パラソル5冊かけてがっちり固めたキャリガーには、軸のブレとかいうものは心配ないでしょう。
何よりあの摩訶不思議なキャリガーの作った異世界英国で、元気印に駆け回るソフロニアちゃんを愛さずにはいられません!!
こんなに心から可愛いと思ったヒロイン、久々ですよ!
あのまつげパチパチの特訓とか、可愛すぎてゴロゴロ床を転がりましたYO!!
すっかり気分は、ソフロニアちゃんの母ですよー。
こんな可愛い子の相手には、イケてる男の子でなきゃ許さないわー!!
そんなこんなで、食わず嫌いでなく、単に作品によったんですね、と思ったスチームパンクヤングアダルトの傑作の一冊。
もう、今から2巻が楽しみすぎて泣く!!
もっとも、原書も出ていないので、こればかりは…どうなるのやら(^^ゞ
ヤングアダルトだからって身構えなくても、キャリガー節は健在!(笑)
↑ とか言いながら、実は私が一番身構えていました(爆)。
だって、ラノベとかヤングアダルトって、嫌いではないし読みますが…どうも「これ!!」というものに出会えないままここまできていますから。
しかし、これは違いました。
とっても面白く、ワクワクしながら一気読みしました。
全て読んだ後、他と何がどう違うのかを考えた時に、ロマンス読みとして駄目極まりない答えがそこにありました。
ああ、この1冊目、恋愛要素が皆無に近かったからだ(爆)
同じキャリガーの英国パラソル奇譚を、スチームパンク設定以上に恋愛要素で夢中になって読んだ私が、ここではそれがない事に安定感を覚えて読む。
非常に矛盾しております。
が、この作品がヤングアダルトだという事情が、そういう現象を引き起こしているのです。
主人公ソフロニアちゃんは14歳。
その年齢のヒロインのホレタハレタだを物語の中心軸として物語を展開されるには、私は余りにヨゴレな読者(爆)。
まぁ、それをおいておくとしても(笑)『トワイライト』以降の女性作家の翻訳ヤングアダルトが恋愛要素の多いパラノーマル中心なのは否定出来ないと思います。
魅力的な設定も、その余りに多感な時期の不安定極まりない恋愛を軸にしているので、自然とブレてきてしまい設定崩壊、キャラ崩壊に繋がっている印象がどうしても私にはあります。
昔なら、それも良かったんでしょうがね(笑)。
確かにロマンス読みなので、ロマンス部分は欲しい。
でも、それが作品のクオリティを、根幹を損なうとなればいっそいらないと思う次第(笑)。
で、この英国空中学園譚シリーズです。
この前までやっていました英国パラソル奇譚と同じ世界で、人狼やら吸血鬼と人類が共存するヴィクトリア朝英国。
あの時から25年前が今回の舞台となります。
主人公は、とある田舎住まいのご令嬢ソフロニア(14歳)。
少々(?)好奇心とおてんばが過ぎる彼女、とうとう家族から上流階級の子女が集まるフィニシング・スクール(花嫁学校)に強制送還される羽目に。
ところが、そのスクールは…情報収集から毒物扱い、異界族への対処などを学ぶ女スパイ養成所だった事から、ソフロニアの冒険が始まった!!
いやはや!!
冒頭の、おきゃんなソフロニアの行状あれこれから、ドタバタ喜劇のように転がる転がる(笑)
ページをめくる手が止まらないように、彼女の行く手にいろんな人物たちが現れるんですが、1人たりとも一筋縄ではいかないキャラばかり(笑)。
特に学校に入ってからの展開は、キャラの斜め上っぷりに拍車がかかる(笑)。
前出のように、14歳ヒロインなので恋愛云々は無いというか、ほのかに気になる相手というものは登場しますが、それすらもまだ形にはなっていません(お子様だからねー)。
何よりも、1行1行のペースで成長し、開花してゆくその様に、キャリガー独自のあのスチームパンクっぷりが絶妙にリンクしていて素晴らしい!!
作品としては、断然こちらの方がパラソル奇譚よりも完成度が高いです(好みを考えず客観的に見て、ね)。
メカ度もこっちのが高いかも > 特に紆余曲折でソフロニアのペットとなるメカアニマルのバンパースヌートは傑作!!超カワイイよ!!
このシリーズにまだ手を出していないそこのアナタ!
英国パラソル奇譚シリーズとリンクしているこのシリーズ、いつ読むの?!
今でしょ?! ←CMに毒されすぎ(爆)
うふふ。そうなのよー。
このシリーズ、パラソルシリーズとリンクしているのよー。あのシリーズから25年前のキャラクターが出ているのよっ!
ちなみに、1人はこの巻のネタばれするので伏せますとして(笑)、もう1人はあのシドヒークです!!
そうです、ソフロニアの同級生として、スコットランド・キングエア城からシドヒークが登場!
この時点で、我らがコナル・マコンはキングエアにいてシドヒークと暮らしておりまして、ここにも彼女の背景モノローグで彼のことは出てきました。
1巻ラスト近くでの含みといい、今後もシドヒーク周りは要チェキでございますよコナル様スキーの皆さま!!
このシリーズ、既に作者の方から「全4巻、一冊ごとにソフロニアの学年が上がる」ということが発表されております。
4年生、卒業時になると、あのソフロニアも18歳です。
その年齢になると、ラブを絡めても断然面白く読めるかと。
何より自分の構築した世界観を、パラソル5冊かけてがっちり固めたキャリガーには、軸のブレとかいうものは心配ないでしょう。
何よりあの摩訶不思議なキャリガーの作った異世界英国で、元気印に駆け回るソフロニアちゃんを愛さずにはいられません!!
こんなに心から可愛いと思ったヒロイン、久々ですよ!
あのまつげパチパチの特訓とか、可愛すぎてゴロゴロ床を転がりましたYO!!
すっかり気分は、ソフロニアちゃんの母ですよー。
こんな可愛い子の相手には、イケてる男の子でなきゃ許さないわー!!
そんなこんなで、食わず嫌いでなく、単に作品によったんですね、と思ったスチームパンクヤングアダルトの傑作の一冊。
もう、今から2巻が楽しみすぎて泣く!!
もっとも、原書も出ていないので、こればかりは…どうなるのやら(^^ゞ
禁じられた秘薬を求めて (ヴィレッジブックス)
2013年3月5日 新刊レビュー
ジェイン・アン・クレンツのアマンダ・クイック名義の翻訳最新刊、アーケイン・ソサエティもの、読了♪
犬が出てこなければ、ヒーローがワンコ化とか(爆)
旧作、ソサエティものと、ゆっくりながら順当に翻訳が続いておりますクイック名義。
今回はアーケイン・ソサエティ過去編の一つのターニングポイントとなる、ソサエティの創立者の直系となるケイレブのお話。
過去編では、一冊目から登場しているケイレブがやっと主役ですよ!
この彼が、現代編でもお馴染みのソサエティに密接に位置する関連企業、調査会社ジョーンズ・アンド・ジョーンズの設立者となるのは分かっていますので期待するなってのが無理!
いや、しかし、そうきましたか!
そう、この作品冒頭の時点では、ケイレブは独身で、会社の名前も「ジョーンズ・アンド・カンパニー」。
この名前が変わることは読者みんなが分かっている。
だからこそ、クレンツはそれを逆手にとってこれをネタにして我々を笑わせてくれちゃうワケだ。
まさか、ベタそうな「ジョーンズ・アンド・ジョーンズ」になるまでに、あんなに苦労していたのかケイレブ!!
恋に落ちた相手が、独立独歩の才女(クレンツ作品お約束のヒロイン像)ゆえに、言い負かされて会社名でジョーンズが、彼女の姓の後ろに配置される危険性とか、もう、笑わずにはいられません(^^;
本当に、既に現代編が出版されている事を最大限に利用したコントですよ、あれは(笑)。
そんなこんなで、今回のいろいろやっかいな事情を抱えたケイレブ(クレンツ名義の現代編を読んでいる方なら、彼の抱える事情はある程度推察出来ますが)のお相手というのが、ソサエティ会員の娘でイワク付きの女性ルシンダ。
やっかいな男に、イワク付きの女…クレンツらしいというか、何というか(^^ゞ
彼女の専門は植物学。しかも毒を感知出来るという、いかにもソサエティ向きの特殊能力を兼ね備えた彼女が、厄介事に巻き込まれる。
身の潔白を証明する為に、調査を依頼するのがケイレブでした。
会った瞬間に、お互いに惹かれあう2人なんですが、ケイレブの抱えている「事情」が影響し…、という話。
しかし、そこはクレンツなので、斜め上な脇役と小道具たちが縦横無尽に活躍し、楽しいエンターテイメントものとなっております。
ちなみにルシンダの研究のひとつが「シダ」ってあたりが、もう、やっぱりクレンツ!!
前作にも登場したスペラー警部も再登場、前作主人公カップルのお披露目舞踏会という設定を利用し、あの縁結び叔母様レディ・ミルデンも活躍、その彼女に縁談を依頼するルシンダの従妹、ケイレブがスカウトしてきた特殊能力を持つ奇術師エドマンドなど、主役脇役問わず入り乱れの丁々発止なやりとりに吹き出すばかり(^^ゞ
というか、今回の最強の脇役は、ルシンダを守るシュート一族ですね!
いや、もう、最強のあの一族だけでなくルシンダの屋敷の周辺が皆、ルシンダの信徒状態なんですから(本編を読めば笑わずにはいられないレベル)。
難攻不落の城にいるに近いな、あれは(^^;;
ロマンスとしては、これもクレンツ作品鉄板ともいえる、しっかり者ヒロインがヒーローをがっちりフォローする系なんですが、むしろ今回はその最たるものか。
自分が狂気に陥り死ぬという、代々続いてきた直系の闇に苦悩するケイレブなんですが…その、ルシンダが見事なまでに憑き物落とし(by京極夏彦)するのですわ。
あの場面、まさに「アニキーっっ!!」とルシンダにひれ伏したい気持ちになりましたね!圧巻!!(笑)
ソサエティ創始者シルベスターの負の遺産についても、天晴れに理詰めであっさり謎解きしちゃうんですよ、このルシンダ。
途中で、すっかりこの2人が出会ったきっかけ、ルシンダが困ってケイレブを頼ったなんて事は木っ端微塵に忘れましたYO!
仕方ないわね、よしよし、とすっかり形勢逆転でケイレブを守るルシンダのラブラブっぷりが過ぎる(爆)
なんというか、そこからも言えますが、無双化すると無敵系に描かれていたハンター能力のヒーローキャラの中で、ジョーンズ・アンド・ジョーンズの設立者ながら、ケイレブが一番繊細に書かれていたかも。不安定ともいえるのか。
何かかわいくってねぇ、このケイレブ。
一番ウケたのは、ルシンダと出会ってからというもの、いつも朝8時半になったらルシンダ宅に朝ご飯をご相伴に預かる為にやってくるというとこ(笑)
完全に、餌付けされた犬のようですケイレブ!!(爆)
そんなこんなで、いつも通りにクレンツファンとしてあらゆるところにも満足し、わひゃひゃと笑って楽しめた一冊です。
しっかり過去編と現代編をリンクさせるのにも余念無く、かといってロマンス部分もぬかりなく、何よりも怪しい薬品やら集団やらを活き活きとクオリティ相変わらずで書いているそのブレなさに拍手!
次のクイック名義は、アーケイン・ソサエティの「ドリームライト・トリロジー」の一冊か。
ああ、過去、現代とこれで揃うとなると…未来編…キャッスル名義……(´;ω;`)ブワッ
どこか、クレンツの名前でもいいから翻訳してあげてーっっ!!
犬が出てこなければ、ヒーローがワンコ化とか(爆)
旧作、ソサエティものと、ゆっくりながら順当に翻訳が続いておりますクイック名義。
今回はアーケイン・ソサエティ過去編の一つのターニングポイントとなる、ソサエティの創立者の直系となるケイレブのお話。
過去編では、一冊目から登場しているケイレブがやっと主役ですよ!
この彼が、現代編でもお馴染みのソサエティに密接に位置する関連企業、調査会社ジョーンズ・アンド・ジョーンズの設立者となるのは分かっていますので期待するなってのが無理!
いや、しかし、そうきましたか!
そう、この作品冒頭の時点では、ケイレブは独身で、会社の名前も「ジョーンズ・アンド・カンパニー」。
この名前が変わることは読者みんなが分かっている。
だからこそ、クレンツはそれを逆手にとってこれをネタにして我々を笑わせてくれちゃうワケだ。
まさか、ベタそうな「ジョーンズ・アンド・ジョーンズ」になるまでに、あんなに苦労していたのかケイレブ!!
恋に落ちた相手が、独立独歩の才女(クレンツ作品お約束のヒロイン像)ゆえに、言い負かされて会社名でジョーンズが、彼女の姓の後ろに配置される危険性とか、もう、笑わずにはいられません(^^;
本当に、既に現代編が出版されている事を最大限に利用したコントですよ、あれは(笑)。
そんなこんなで、今回のいろいろやっかいな事情を抱えたケイレブ(クレンツ名義の現代編を読んでいる方なら、彼の抱える事情はある程度推察出来ますが)のお相手というのが、ソサエティ会員の娘でイワク付きの女性ルシンダ。
やっかいな男に、イワク付きの女…クレンツらしいというか、何というか(^^ゞ
彼女の専門は植物学。しかも毒を感知出来るという、いかにもソサエティ向きの特殊能力を兼ね備えた彼女が、厄介事に巻き込まれる。
身の潔白を証明する為に、調査を依頼するのがケイレブでした。
会った瞬間に、お互いに惹かれあう2人なんですが、ケイレブの抱えている「事情」が影響し…、という話。
しかし、そこはクレンツなので、斜め上な脇役と小道具たちが縦横無尽に活躍し、楽しいエンターテイメントものとなっております。
ちなみにルシンダの研究のひとつが「シダ」ってあたりが、もう、やっぱりクレンツ!!
前作にも登場したスペラー警部も再登場、前作主人公カップルのお披露目舞踏会という設定を利用し、あの縁結び叔母様レディ・ミルデンも活躍、その彼女に縁談を依頼するルシンダの従妹、ケイレブがスカウトしてきた特殊能力を持つ奇術師エドマンドなど、主役脇役問わず入り乱れの丁々発止なやりとりに吹き出すばかり(^^ゞ
というか、今回の最強の脇役は、ルシンダを守るシュート一族ですね!
いや、もう、最強のあの一族だけでなくルシンダの屋敷の周辺が皆、ルシンダの信徒状態なんですから(本編を読めば笑わずにはいられないレベル)。
難攻不落の城にいるに近いな、あれは(^^;;
ロマンスとしては、これもクレンツ作品鉄板ともいえる、しっかり者ヒロインがヒーローをがっちりフォローする系なんですが、むしろ今回はその最たるものか。
自分が狂気に陥り死ぬという、代々続いてきた直系の闇に苦悩するケイレブなんですが…その、ルシンダが見事なまでに憑き物落とし(by京極夏彦)するのですわ。
あの場面、まさに「アニキーっっ!!」とルシンダにひれ伏したい気持ちになりましたね!圧巻!!(笑)
ソサエティ創始者シルベスターの負の遺産についても、天晴れに理詰めであっさり謎解きしちゃうんですよ、このルシンダ。
途中で、すっかりこの2人が出会ったきっかけ、ルシンダが困ってケイレブを頼ったなんて事は木っ端微塵に忘れましたYO!
仕方ないわね、よしよし、とすっかり形勢逆転でケイレブを守るルシンダのラブラブっぷりが過ぎる(爆)
なんというか、そこからも言えますが、無双化すると無敵系に描かれていたハンター能力のヒーローキャラの中で、ジョーンズ・アンド・ジョーンズの設立者ながら、ケイレブが一番繊細に書かれていたかも。不安定ともいえるのか。
何かかわいくってねぇ、このケイレブ。
一番ウケたのは、ルシンダと出会ってからというもの、いつも朝8時半になったらルシンダ宅に朝ご飯をご相伴に預かる為にやってくるというとこ(笑)
完全に、餌付けされた犬のようですケイレブ!!(爆)
そんなこんなで、いつも通りにクレンツファンとしてあらゆるところにも満足し、わひゃひゃと笑って楽しめた一冊です。
しっかり過去編と現代編をリンクさせるのにも余念無く、かといってロマンス部分もぬかりなく、何よりも怪しい薬品やら集団やらを活き活きとクオリティ相変わらずで書いているそのブレなさに拍手!
次のクイック名義は、アーケイン・ソサエティの「ドリームライト・トリロジー」の一冊か。
ああ、過去、現代とこれで揃うとなると…未来編…キャッスル名義……(´;ω;`)ブワッ
どこか、クレンツの名前でもいいから翻訳してあげてーっっ!!
3月です!
いよいよ 第一回関西ロマンスオフ会 は明日となりました!!
とりあえず、ここまできたからには、あとは野となれ山となれ、といったところなんですが(^^;
体力温存の為に、今夜は早寝しなくてはね!(爆)
でも、なんか昨夜分の『 絶園のテンペスト 』がすごい展開だったので、ハァハァもう一回見ようかしら・・・とかとしていたりして・・・花澤さんマジ素敵ハァハァ・・・いや、早よ寝ろ!!(爆)
しかしこれ、WBC壮行試合放送延長で、80分遅れの放送とか・・・こうなってくると、本当にHDD様様だな、自動延長対応機能バンザイ!(爆)
いよいよ 第一回関西ロマンスオフ会 は明日となりました!!
とりあえず、ここまできたからには、あとは野となれ山となれ、といったところなんですが(^^;
体力温存の為に、今夜は早寝しなくてはね!(爆)
でも、なんか昨夜分の『 絶園のテンペスト 』がすごい展開だったので、ハァハァもう一回見ようかしら・・・とかとしていたりして・・・花澤さんマジ素敵ハァハァ・・・いや、早よ寝ろ!!(爆)
しかしこれ、WBC壮行試合放送延長で、80分遅れの放送とか・・・こうなってくると、本当にHDD様様だな、自動延長対応機能バンザイ!(爆)
そろそろ期限が・・・
2013年2月26日 なんてことない日常
某ポイントの使用期限が4月末でっせー、という通知がやってきました。
さて、悩んでいるのが使い道。
最初は iPod touch を不足分は現金負担して交換しようかと思っていたんですが。
でもね、touchでしたい事のメインってスマホで出来るのよね。
ということは、別にこれでなくてもいいじゃん。
元々は音楽専用のものが欲しいのであるわけだし(欲しいからといって、すぐに買わずにこうやってちまちまポイントためているのが私らしいんですが。笑)。
今、少し考えているのがiPod nano 16GB(第7世代)とSONYの電子書籍リーダー の2つと交換したらよくね?!的な。
これだと、どちらかを交換時期をずらせば、期限近付いた古いポイントを先に使って交換出来るし。
どなたかSONYのリーダーのユーザーっていらっしゃるのかしら、身の回り(^^ゞ
4月ギリギリまで悩んでいそうだな、結局(^^;
さて、悩んでいるのが使い道。
最初は iPod touch を不足分は現金負担して交換しようかと思っていたんですが。
でもね、touchでしたい事のメインってスマホで出来るのよね。
ということは、別にこれでなくてもいいじゃん。
元々は音楽専用のものが欲しいのであるわけだし(欲しいからといって、すぐに買わずにこうやってちまちまポイントためているのが私らしいんですが。笑)。
今、少し考えているのがiPod nano 16GB(第7世代)とSONYの電子書籍リーダー の2つと交換したらよくね?!的な。
これだと、どちらかを交換時期をずらせば、期限近付いた古いポイントを先に使って交換出来るし。
どなたかSONYのリーダーのユーザーっていらっしゃるのかしら、身の回り(^^ゞ
4月ギリギリまで悩んでいそうだな、結局(^^;
GLAY ARENA TOUR 2013 “JUSTICE & GUILTY”
2013年2月23日 音楽
行ってきましたよ、ツアー初日!
うはは。凄かった・・・これから、あのセトリが化けていくんでしょうな・・・でもっ、初日の時点でネタ満載!!
静かな曲も多くて、そういう曲にベクトル向きにくいタチとしては「冬の遊歩道」から「時の雫」は 睡魔に襲われ またーり感がパなかった(^^;
「everKrack」は愉しいね! あれは愉しい!! 踊れるし。
映像も今回も秀逸で、オープニングは大好き。気に入った。
でもって「WHO KILLED MY DIVA」は・・・ひゃははは。あのTERUさんのてへぺろ☆っぷりに吹いたYO!
新アルバム2枚ひっさげてのツアーにもかかわらず、古い曲をしてくれるのは相変わらずなんだけど・・・いやぁ(^^ゞ
まさか「KISSIN’ NOISE」「More than Love」と続けてくるとは、ねぇ・・・驚いた(笑)
古参ファン、胸熱だろう?! > 後半戦
個人的には、ヘビゲ推しなワタクシ的に「FATSOUNDS」がきたときにはキターーーーーッ!!!!となりましたっ。
ダイダイオマエキニイラネー!!(≧▽≦)ノ
えっと、でもねっ。
一番ワタクシをクギヅケにしたのは、HISASHIさんの衣装なのよ!
鉄板のキルトスタイルなんだけど、あの赤のタータンっ!!
どう見てもフレイザーちっくだったんですけどっっ(爆)
そんな不埒な考えに囚われてアリーナ席で悶絶していた残念なファンはこちらです(キリッ
そのせいかしら・・・。
「(衣装替えして)出てきた瞬間の、ナニソレ?!的な皆の顔が(^^;」と本人がトホホな顔だったJIROさんの2着目のサイケ柄のスーツ+伊達メガネを「あら、カワイイ♪」と普通に見ていたのは(爆)
しかし、何年たってもあのプロポーションのTAKUROを愛さずにはいられないわー!(力いっぱい)
次は4月です。
どれだけ二ヶ月で進化して、新たなセットリストになって大阪に戻ってくるのか楽しみです!!
とりあえず、忘れないように今回のセトリを別部屋に覚え書きしておかねばww
うはは。凄かった・・・これから、あのセトリが化けていくんでしょうな・・・でもっ、初日の時点でネタ満載!!
静かな曲も多くて、そういう曲にベクトル向きにくいタチとしては「冬の遊歩道」から「時の雫」は
「everKrack」は愉しいね! あれは愉しい!! 踊れるし。
映像も今回も秀逸で、オープニングは大好き。気に入った。
でもって「WHO KILLED MY DIVA」は・・・ひゃははは。あのTERUさんのてへぺろ☆っぷりに吹いたYO!
新アルバム2枚ひっさげてのツアーにもかかわらず、古い曲をしてくれるのは相変わらずなんだけど・・・いやぁ(^^ゞ
まさか「KISSIN’ NOISE」「More than Love」と続けてくるとは、ねぇ・・・驚いた(笑)
古参ファン、胸熱だろう?! > 後半戦
個人的には、ヘビゲ推しなワタクシ的に「FATSOUNDS」がきたときにはキターーーーーッ!!!!となりましたっ。
ダイダイオマエキニイラネー!!(≧▽≦)ノ
えっと、でもねっ。
一番ワタクシをクギヅケにしたのは、HISASHIさんの衣装なのよ!
鉄板のキルトスタイルなんだけど、あの赤のタータンっ!!
どう見てもフレイザーちっくだったんですけどっっ(爆)
そんな不埒な考えに囚われてアリーナ席で悶絶していた残念なファンはこちらです(キリッ
そのせいかしら・・・。
「(衣装替えして)出てきた瞬間の、ナニソレ?!的な皆の顔が(^^;」と本人がトホホな顔だったJIROさんの2着目のサイケ柄のスーツ+伊達メガネを「あら、カワイイ♪」と普通に見ていたのは(爆)
しかし、何年たってもあのプロポーションのTAKUROを愛さずにはいられないわー!(力いっぱい)
次は4月です。
どれだけ二ヶ月で進化して、新たなセットリストになって大阪に戻ってくるのか楽しみです!!
とりあえず、忘れないように今回のセトリを別部屋に覚え書きしておかねばww
寒さのせいで、一気に腰痛の方が悪化しておりますトホホ(~_~;
明日はライブ当日なので、今夜はあったかくして早寝して、ギリギリの時間まで養生するよっ!!
そういえば、会社で後輩くんにもらったんですが 大人のトッポ ふんわりホワイトバニラ って美味しいのかしら(笑)
会社の菓子蔵に突っ込んで帰宅してしまったのを、さっき思い出した・・・しまった・・・持って帰ってくれば良かった orz
珍しく2週連続で週末出かけますので、今から腐海フラグェwww
明日はライブ当日なので、今夜はあったかくして早寝して、ギリギリの時間まで養生するよっ!!
そういえば、会社で後輩くんにもらったんですが 大人のトッポ ふんわりホワイトバニラ って美味しいのかしら(笑)
会社の菓子蔵に突っ込んで帰宅してしまったのを、さっき思い出した・・・しまった・・・持って帰ってくれば良かった orz
珍しく2週連続で週末出かけますので、今から腐海フラグェwww
令嬢は娼婦のふりをする (マグノリアロマンス)
2013年2月20日 新刊レビュー
シェリル・アン・スミスのスクール・フォー・ブライズ・シリーズ2冊目、読了~ん♪
苦労人ガテンくん、最強!(笑)
今回の主役は、前作のヒロインの異母姉ノエルさん。
2人の妹が芋ヅル式にハッピーエンドを迎え、かねてからの環境とトラウマも手伝いオールドミス路線まっしぐらの伯爵令嬢。
かといっても、そこは困窮しているワケでもない、裕福なお嬢さんなんですが・・・これが、異母妹エヴァが経営する娼婦の為の花嫁学校に関わっているが故に事件に巻き込まれる。
その学校に逃げ込んできた娼婦の1人が、愛人であるとある伯爵の奥さまの持ち物である高価なネックレスを盗んでしまったのだが、これってばヤバイ!!
キラキラしていてうっとりしちゃってつい・・・でも、どうしよう?!と、スイーツなゆえ後の事を考えず衝動的に行動し、後悔するとかいう典型的パターン。
エヴァの留守に学校のことを任されていたノエルさん、じゃあ返して知らんぷりすればいいじゃない!!と、伯爵のお家に忍び込んで返却作戦を実行する事に。
男装し、忍び込んだ屋敷には、何故か留守だと聞いていたのに何者かがいた!!
てっきり伯爵本人だと思ったノエルさんってば、とりあえずそこを娼婦のフリをして乗り切る羽目に・・・というお話。
さて。
よくある勘違い、人違い話だが、これがよく出来ている。
まず、伯爵本人だと勘違いされたヒーロー、全くの赤の他人でなく伯爵の従弟ギャヴィンなのだが、見事に酔っ払って帰宅しているものだから、必然的にノエルは危機一髪で逃げ延びることが出来るのはすぐ予想出来るし、実際にそうなる。
半裸姿の時点で、アメリカ人とイギリス人のハーフでアメリカ育ちの肉体労働で培った日焼けした身体の描写があったりして、サービス描写とも(笑)。
ま、あのノエルの相手なので気取った貴族紳士では役不足とは思っていましたがね。
このギャヴィン、実は1巻のところにちらほらと話題に絡んできていたキャラクターでもありました。
「ええっ、あの人の件であったわね、そういえば」的な。
ええ、そうです。この人、裕福なアメリカ人なもので、例のエヴァの目録に載ってますという設定(爆)。
仕事第一!なので、嫁とか二の次だったのに、気分良く酔って帰宅したらいた黒尽くめの男装美人のせいでっ!!(笑)
娼婦?! 娼婦なのか?! じゃあいただきま~・・・zzzzzzzzzz > お約束展開(爆)
いや、そこよりも。
酔ってたし、夢のような、いや、夢じゃなかったよな、あの美人・・・と、執念深くヒロインを見つけ出すのです!
そこが爆笑せざるをえない展開!
何と、ヒロインの使っている入浴剤の移り香をくんかくんか嗅いで見つけ出すんですよ、このヒーロー!!
お前、犬かよっっ!!(爆爆)
ここからが、ラブラブにノエルにアタック・・・アタック・・・だよな?
ことごとく 寸止め で終わるから、つい忘れそうになったよ!(爆)
本当に、ノエルに振り回され、事件に巻き込まれ続け、仕事がかなりうっちゃり状態で、ノエルじゃないが海軍発注の仕事は終わるのだろうか、と心配になるレベル(^^;
ペンダント強奪未遂の黒幕は誰だとかいうサスペンスの味付けもあったりして、テンポ良く読める展開以上に、実にロマンスとしても古典的でステキ♪
両親の不仲を見て育ったノエルが結婚という制度に懐疑的だったのが、ギャヴィンと出会ったことにより少しづつ変化していく様が、大胆かつ慎重な(「アタックチャーンス」by児玉清。爆)彼女のキャラクターを最大限に利用して描かれています。
とにかく、ギャヴィンが良く出来たヒーローでねぇ・・・丸ごと包み込む、というより丸ごとぶつかられても頑張る!って感じで(^^ゞ
イギリスの名貴族の一族として生まれながら、母親がアメリカ人だったというのと、育ったのもアメリカ、そして自分で商売をし労働を厭わないというガテンなところが、実にノエルのややこしいところにぴったりあった(笑)。
1巻のニコラスは困ったくんな坊ちゃん、って印象だったけど、このギャヴィンはポジティヴ思考の苦労人。
いやはや、すっかりお気に入りになりましたよ。
適度なボリュームなのに笑いもあり、イチャラブもあり、ドメスティックな事情あれこれありと満喫出来ました。
しっかり1巻の主役カップルのその後も読めるし、これ以降の主役候補のお披露目もあったり。
いやはや、あの一族・・・いろいろこじらせた人たちばかりなのねぇ(^^ゞ
次回も楽しみです。
ノエルとギャヴィンのその後も読めるのかしらん( ̄▽ ̄)
苦労人ガテンくん、最強!(笑)
今回の主役は、前作のヒロインの異母姉ノエルさん。
2人の妹が芋ヅル式にハッピーエンドを迎え、かねてからの環境とトラウマも手伝いオールドミス路線まっしぐらの伯爵令嬢。
かといっても、そこは困窮しているワケでもない、裕福なお嬢さんなんですが・・・これが、異母妹エヴァが経営する娼婦の為の花嫁学校に関わっているが故に事件に巻き込まれる。
その学校に逃げ込んできた娼婦の1人が、愛人であるとある伯爵の奥さまの持ち物である高価なネックレスを盗んでしまったのだが、これってばヤバイ!!
キラキラしていてうっとりしちゃってつい・・・でも、どうしよう?!と、スイーツなゆえ後の事を考えず衝動的に行動し、後悔するとかいう典型的パターン。
エヴァの留守に学校のことを任されていたノエルさん、じゃあ返して知らんぷりすればいいじゃない!!と、伯爵のお家に忍び込んで返却作戦を実行する事に。
男装し、忍び込んだ屋敷には、何故か留守だと聞いていたのに何者かがいた!!
てっきり伯爵本人だと思ったノエルさんってば、とりあえずそこを娼婦のフリをして乗り切る羽目に・・・というお話。
さて。
よくある勘違い、人違い話だが、これがよく出来ている。
まず、伯爵本人だと勘違いされたヒーロー、全くの赤の他人でなく伯爵の従弟ギャヴィンなのだが、見事に酔っ払って帰宅しているものだから、必然的にノエルは危機一髪で逃げ延びることが出来るのはすぐ予想出来るし、実際にそうなる。
半裸姿の時点で、アメリカ人とイギリス人のハーフでアメリカ育ちの肉体労働で培った日焼けした身体の描写があったりして、サービス描写とも(笑)。
ま、あのノエルの相手なので気取った貴族紳士では役不足とは思っていましたがね。
このギャヴィン、実は1巻のところにちらほらと話題に絡んできていたキャラクターでもありました。
「ええっ、あの人の件であったわね、そういえば」的な。
ええ、そうです。この人、裕福なアメリカ人なもので、例のエヴァの目録に載ってますという設定(爆)。
仕事第一!なので、嫁とか二の次だったのに、気分良く酔って帰宅したらいた黒尽くめの男装美人のせいでっ!!(笑)
娼婦?! 娼婦なのか?! じゃあいただきま~・・・zzzzzzzzzz > お約束展開(爆)
いや、そこよりも。
酔ってたし、夢のような、いや、夢じゃなかったよな、あの美人・・・と、執念深くヒロインを見つけ出すのです!
そこが爆笑せざるをえない展開!
何と、ヒロインの使っている入浴剤の移り香をくんかくんか嗅いで見つけ出すんですよ、このヒーロー!!
お前、犬かよっっ!!(爆爆)
ここからが、ラブラブにノエルにアタック・・・アタック・・・だよな?
ことごとく 寸止め で終わるから、つい忘れそうになったよ!(爆)
本当に、ノエルに振り回され、事件に巻き込まれ続け、仕事がかなりうっちゃり状態で、ノエルじゃないが海軍発注の仕事は終わるのだろうか、と心配になるレベル(^^;
ペンダント強奪未遂の黒幕は誰だとかいうサスペンスの味付けもあったりして、テンポ良く読める展開以上に、実にロマンスとしても古典的でステキ♪
両親の不仲を見て育ったノエルが結婚という制度に懐疑的だったのが、ギャヴィンと出会ったことにより少しづつ変化していく様が、大胆かつ慎重な(「アタックチャーンス」by児玉清。爆)彼女のキャラクターを最大限に利用して描かれています。
とにかく、ギャヴィンが良く出来たヒーローでねぇ・・・丸ごと包み込む、というより丸ごとぶつかられても頑張る!って感じで(^^ゞ
イギリスの名貴族の一族として生まれながら、母親がアメリカ人だったというのと、育ったのもアメリカ、そして自分で商売をし労働を厭わないというガテンなところが、実にノエルのややこしいところにぴったりあった(笑)。
1巻のニコラスは困ったくんな坊ちゃん、って印象だったけど、このギャヴィンはポジティヴ思考の苦労人。
いやはや、すっかりお気に入りになりましたよ。
適度なボリュームなのに笑いもあり、イチャラブもあり、ドメスティックな事情あれこれありと満喫出来ました。
しっかり1巻の主役カップルのその後も読めるし、これ以降の主役候補のお披露目もあったり。
いやはや、あの一族・・・いろいろこじらせた人たちばかりなのねぇ(^^ゞ
次回も楽しみです。
ノエルとギャヴィンのその後も読めるのかしらん( ̄▽ ̄)
秘密のキスをかさねて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
2013年2月17日 新刊レビュー
リンゼイ・サンズのアルジェノ&ローグハンターシリーズ3巻読了。
クリス乙wwwwwww > 笑い死に寸前!
いや、もう、一番最初に何かこの巻でコメント述べよ、と言われたらそこだろ!(爆)
1巻でも大概振り回されていたクリスだったが、今回はもうアナタ!!
翻訳を担当された田辺さんも我慢できずに、あとがきでネタばらしをなさっているが、あれは序章です!(爆)
ホンマ、どんだけ作者リンゼイ・サンズはクリスを偏愛しているんだ?!
彼への作者のツンデレ愛が炸裂しまくっていて、腹がよじれる程に笑い転げましたぜ私!
(クリス「でもっ、ツンばかりで全然デレがないよっ!(号泣)」)
はぁ。のっけからクリスの件で荒ぶってしまいましたYO!
でもって、今回の主役をすっぱり置き忘れるところでした(てへぺろ☆
3巻の主役は、アルジェノ家の財政奉行で貴重な常識人バスチャン兄ちゃん。
彼が、1巻でめでたくハッピーエンドになった兄ルサーンとその婚約者ケイトの結婚式に参加することになっている、彼女の従妹テリーを出迎えるところからお話は始まります。
常識人だった筈のバスチャン兄ちゃんが、一目逢った時からテリーになんかモヤモヤした運命的なものを感じたところからロマンス王道展開・・・お、王道展開・・・だった筈よね?!
そうだったはずよね?!
なーのーにー!
まずはケイトの部屋に転がり込む予定だったテリーが、従姉の部屋に既に婚約者@ルサーンが転がり込んでいて余分なスペースがないので、バスチャンのいるペントハウスに滞在する事になった。
これは、まぁ、ロマンス小説ありがちの「お互い気になっている同士が一つ屋根の下で」とかいう胸キュン設定。ふふふ、大歓迎モード!
いやんドキドキ・・・と、そこからがこのアルジェノ一家のドタバタっぷりが炸裂し、混迷極めはじめるんですが(^^;
ペントハウスに俳優をしているバスチャンの従弟ヴィンセント(勿論ヴァンパイア)が転がり込み、続いて災難(読んで下さい。爆)に巻き込まれ、足を怪我したケイトの同僚クリスが運び込まれ(笑)。
しかもクリスの代理で、結婚式直前のケイトが出張する羽目に・・・となると、花婿ルサーンがラブラブ全開についていっちゃったり。
結婚式の主役2人が消えてしまい、話としては・・・ええ。すっかりテリーにメロメロになったバスチャンのマメ男っぷりが炸裂(笑)
数百年っぷりのデートやら何やらできゅんきゅんですよ!!
きゅんきゅん・・・きゅん・・・ひゃーっはっはっは!!
バスチャン兄ちゃん、かなりラブぼけしております!
ヴァンパイアが、うっかり日中に蚤の市散策とかショッピングとか、無装備で出かけてぶっ倒れかかるとか!(笑)
生命維持に必要な血液も取り忘れる程の重症ボケとか、何かバスチャンがあの一家きっての常識人とかいう話は都市伝説と化してきた感が(爆)。
もっとも、そんなボケ具合も、その後に次々と起こる爆笑せざるをえない災難フェスティバルに比べたら些細な問題となってしまった orz
いやぁ、凄かった!
笑い過ぎて、真剣にむせて深夜にのたうちまわってしまいましたよ私!!
イケメンのヴィンセントが、クリネックスでティッシュのお花作りが上手とか、メレディスのDeki秘書っぷりとか、細かいところも傑作なのはさすが。
とにかく、余りのたたみかけるようなスクリューボールっぷりに、一気読みせざるを得ない!
今回はパラ度は低いが、その分、イチャラブ度とコミカル度は随一でございますので大満足でございます(笑)
バスチャン兄ちゃんが、もう、何というかルサーンとは種類の違う残念くんだったのには・・・ご馳走様でした(爆)。
そして、やっぱり最強キャラはママンでございましたね、マルグリートママンかっちょいいっ! > そして災難@ママンはバスチャンからヴィンセントへと(あのバスチャンの唆しっぷりワロタ!爆)
シリーズ読者は勿論、シリアスロマンスに飽きた、笑いを求めている、もしくはパラに敷居を感じている方には是非ともこのアホさ加減を堪能してもらいたい! > 全力で褒めています(爆)
次は4巻、最初からネタばれしている四人兄妹の末っ子で唯一の女の子リシアンナのお話。
一筋縄ではいかない設定なのが今からwktkですが(笑)。
やっぱり好きだなー、サンズのこのシリーズ! > ヒストリカルでホニャララな印象が続いているせいか、本当に心から好きと言えます(おいコラ)
クリス乙wwwwwww > 笑い死に寸前!
いや、もう、一番最初に何かこの巻でコメント述べよ、と言われたらそこだろ!(爆)
1巻でも大概振り回されていたクリスだったが、今回はもうアナタ!!
翻訳を担当された田辺さんも我慢できずに、あとがきでネタばらしをなさっているが、あれは序章です!(爆)
ホンマ、どんだけ作者リンゼイ・サンズはクリスを偏愛しているんだ?!
彼への作者のツンデレ愛が炸裂しまくっていて、腹がよじれる程に笑い転げましたぜ私!
(クリス「でもっ、ツンばかりで全然デレがないよっ!(号泣)」)
はぁ。のっけからクリスの件で荒ぶってしまいましたYO!
でもって、今回の主役をすっぱり置き忘れるところでした(てへぺろ☆
3巻の主役は、アルジェノ家の財政奉行で貴重な常識人バスチャン兄ちゃん。
彼が、1巻でめでたくハッピーエンドになった兄ルサーンとその婚約者ケイトの結婚式に参加することになっている、彼女の従妹テリーを出迎えるところからお話は始まります。
常識人だった筈のバスチャン兄ちゃんが、一目逢った時からテリーになんかモヤモヤした運命的なものを感じたところからロマンス王道展開・・・お、王道展開・・・だった筈よね?!
そうだったはずよね?!
なーのーにー!
まずはケイトの部屋に転がり込む予定だったテリーが、従姉の部屋に既に婚約者@ルサーンが転がり込んでいて余分なスペースがないので、バスチャンのいるペントハウスに滞在する事になった。
これは、まぁ、ロマンス小説ありがちの「お互い気になっている同士が一つ屋根の下で」とかいう胸キュン設定。ふふふ、大歓迎モード!
いやんドキドキ・・・と、そこからがこのアルジェノ一家のドタバタっぷりが炸裂し、混迷極めはじめるんですが(^^;
ペントハウスに俳優をしているバスチャンの従弟ヴィンセント(勿論ヴァンパイア)が転がり込み、続いて災難(読んで下さい。爆)に巻き込まれ、足を怪我したケイトの同僚クリスが運び込まれ(笑)。
しかもクリスの代理で、結婚式直前のケイトが出張する羽目に・・・となると、花婿ルサーンがラブラブ全開についていっちゃったり。
結婚式の主役2人が消えてしまい、話としては・・・ええ。すっかりテリーにメロメロになったバスチャンのマメ男っぷりが炸裂(笑)
数百年っぷりのデートやら何やらできゅんきゅんですよ!!
きゅんきゅん・・・きゅん・・・ひゃーっはっはっは!!
バスチャン兄ちゃん、かなりラブぼけしております!
ヴァンパイアが、うっかり日中に蚤の市散策とかショッピングとか、無装備で出かけてぶっ倒れかかるとか!(笑)
生命維持に必要な血液も取り忘れる程の重症ボケとか、何かバスチャンがあの一家きっての常識人とかいう話は都市伝説と化してきた感が(爆)。
もっとも、そんなボケ具合も、その後に次々と起こる爆笑せざるをえない災難フェスティバルに比べたら些細な問題となってしまった orz
いやぁ、凄かった!
笑い過ぎて、真剣にむせて深夜にのたうちまわってしまいましたよ私!!
イケメンのヴィンセントが、クリネックスでティッシュのお花作りが上手とか、メレディスのDeki秘書っぷりとか、細かいところも傑作なのはさすが。
とにかく、余りのたたみかけるようなスクリューボールっぷりに、一気読みせざるを得ない!
今回はパラ度は低いが、その分、イチャラブ度とコミカル度は随一でございますので大満足でございます(笑)
バスチャン兄ちゃんが、もう、何というかルサーンとは種類の違う残念くんだったのには・・・ご馳走様でした(爆)。
そして、やっぱり最強キャラはママンでございましたね、マルグリートママンかっちょいいっ! > そして災難@ママンはバスチャンからヴィンセントへと(あのバスチャンの唆しっぷりワロタ!爆)
シリーズ読者は勿論、シリアスロマンスに飽きた、笑いを求めている、もしくはパラに敷居を感じている方には是非ともこのアホさ加減を堪能してもらいたい! > 全力で褒めています(爆)
次は4巻、最初からネタばれしている四人兄妹の末っ子で唯一の女の子リシアンナのお話。
一筋縄ではいかない設定なのが今からwktkですが(笑)。
やっぱり好きだなー、サンズのこのシリーズ! > ヒストリカルでホニャララな印象が続いているせいか、本当に心から好きと言えます(おいコラ)
凄い胡散臭いタイトルですが、何てことはありません。
本日は、かのバレンタインデーですが、我が家の父親が以前、こんな事を言っておりましたので。
「この季節になったら、まるで呪いか何かの呪文のようにラジオやテレビやらで出てくるブランド名があるけど、もはや現実じみて聞こえてこないフシが」
何てことはありません。
そのブランド名とは、 ゴディバ(GODIVA)のことです(爆)。
高級チョコレートの代名詞みたいにマスメディアで語られるので、名前だけは知っているのですが、もはや父の頭の中では都市伝説じみた扱いになっているフシが(爆)。
というワケで、今年はゴディバにしてみましたよ! > 父ちゃん宛の義理チョコ
じっくり都市伝説検証してみて下さい(爆爆)
本日は、かのバレンタインデーですが、我が家の父親が以前、こんな事を言っておりましたので。
「この季節になったら、まるで呪いか何かの呪文のようにラジオやテレビやらで出てくるブランド名があるけど、もはや現実じみて聞こえてこないフシが」
何てことはありません。
そのブランド名とは、 ゴディバ(GODIVA)のことです(爆)。
高級チョコレートの代名詞みたいにマスメディアで語られるので、名前だけは知っているのですが、もはや父の頭の中では都市伝説じみた扱いになっているフシが(爆)。
というワケで、今年はゴディバにしてみましたよ! > 父ちゃん宛の義理チョコ
じっくり都市伝説検証してみて下さい(爆爆)
禁断の愛にいだかれて (ラズベリーブックス)
2013年2月13日 新刊レビュー
書くべきか、書かないべきか。
非常に悩ましいハレンチきわまりない、だがマヤ・バンクスがやっと通常営業に戻った感が私の中ではぬぐいきれないこの一冊(爆)。
ガチが自分でガチった一冊とも(爆爆)。
まぁ、ぶっちゃけ、このお話は 4Pエロティカ なんですが、これを読む前に是非ともマヤ・バンクスを日本で有名にしてしまったあの一冊『罪深き愛につつまれて』を未読の方は読んで頂きたい。
さっき、ガチが自分でガチったと私が言ったのは、あの本での四人でホニャララと、この話の4人でホニャララがあきらかに違っているところなんですわ。
あっちでは、言ってはナニだが人里離れた山奥で、運命の女性を探す三兄弟の嫁取り物語な現実味薄いファンタジーと言えなくもない(笑)。
あの本を読んだ時から、気になってはいたんだよね。
「これの舞台が人の噂にもならんような田舎でなく、都会のど真ん中なら?」
「このヒロインが、天涯孤独の無職でなく、家族もある仕事を持つキャリアウーマンなら?」
「この三人のヒーロー達が、身内でなく全くの赤の他人なら?」
それでも、あの関係性は成り立つのか?
話として成り立つのか?!
その点でした。
まさか、作者本人が全ての疑問に応えてくれるとは思いませんでしたがね!!(爆)
さすがイバラ道を極めるには、己を厳しく鍛えないと駄目なんですねバンクス先生っっ!(爆)
もっとも何の道を突き詰めようとしているのかは不明ですが(爆爆)
どっちにしろ、主人公が女王様ポジションな展開は相違ないのですが・・・いやー。今回はヒーロー三人が!
ちょっと大変っっ!!
えっと、この話のヒロインはハッチ(三人の彼氏の中の一人)という認識でいいですか?!と聞きたくなるぐらい、ヘタレだったよハッチ!!(笑)
三人のヒーローくん達、私の印象はこんなところで。
ハッチ=ヘタレで残念な乙女系(笑)
ソウヤー=いろいろこじらせていてややこしい(笑)
キャム=微笑みの腹黒(爆)
しかも、ヒロインのレジーナが警察官とかいう、ガチガチの公務員で肉食系とかいう・・・絶対にハッチは食われた気がしてならんよ私には!!(爆)
こういう作品なので賛否両論しかないでしょうが、私は久し振りにバンクス作品が面白く思えた一冊だった。
ただし、続編とかは絶対にナシでお願いしたい。
コルター一家がシリーズと化して、全然続編が面白くなかったのをみても分かるように、こういうのは一発芸に近いものだと思うのです。
「ひゃーっバカっっ!!でも思わず笑っちゃったよ!!」
それでいいのです。
考えるなっ!感じろっっ!!というタイプの本ですよ、つまり > 褒めてます(爆)
あー。
余りにハレンチが過ぎたので、何か清らかでリリカルな本でも読んで反省したいと思いますYO!(爆)
非常に悩ましいハレンチきわまりない、だがマヤ・バンクスがやっと通常営業に戻った感が私の中ではぬぐいきれないこの一冊(爆)。
ガチが自分でガチった一冊とも(爆爆)。
まぁ、ぶっちゃけ、このお話は 4Pエロティカ なんですが、これを読む前に是非ともマヤ・バンクスを日本で有名にしてしまったあの一冊『罪深き愛につつまれて』を未読の方は読んで頂きたい。
さっき、ガチが自分でガチったと私が言ったのは、あの本での四人でホニャララと、この話の4人でホニャララがあきらかに違っているところなんですわ。
あっちでは、言ってはナニだが人里離れた山奥で、運命の女性を探す三兄弟の嫁取り物語な現実味薄いファンタジーと言えなくもない(笑)。
あの本を読んだ時から、気になってはいたんだよね。
「これの舞台が人の噂にもならんような田舎でなく、都会のど真ん中なら?」
「このヒロインが、天涯孤独の無職でなく、家族もある仕事を持つキャリアウーマンなら?」
「この三人のヒーロー達が、身内でなく全くの赤の他人なら?」
それでも、あの関係性は成り立つのか?
話として成り立つのか?!
その点でした。
まさか、作者本人が全ての疑問に応えてくれるとは思いませんでしたがね!!(爆)
さすがイバラ道を極めるには、己を厳しく鍛えないと駄目なんですねバンクス先生っっ!(爆)
もっとも何の道を突き詰めようとしているのかは不明ですが(爆爆)
どっちにしろ、主人公が女王様ポジションな展開は相違ないのですが・・・いやー。今回はヒーロー三人が!
ちょっと大変っっ!!
えっと、この話のヒロインはハッチ(三人の彼氏の中の一人)という認識でいいですか?!と聞きたくなるぐらい、ヘタレだったよハッチ!!(笑)
三人のヒーローくん達、私の印象はこんなところで。
ハッチ=ヘタレで残念な乙女系(笑)
ソウヤー=いろいろこじらせていてややこしい(笑)
キャム=微笑みの腹黒(爆)
しかも、ヒロインのレジーナが警察官とかいう、ガチガチの公務員で肉食系とかいう・・・絶対にハッチは食われた気がしてならんよ私には!!(爆)
こういう作品なので賛否両論しかないでしょうが、私は久し振りにバンクス作品が面白く思えた一冊だった。
ただし、続編とかは絶対にナシでお願いしたい。
コルター一家がシリーズと化して、全然続編が面白くなかったのをみても分かるように、こういうのは一発芸に近いものだと思うのです。
「ひゃーっバカっっ!!でも思わず笑っちゃったよ!!」
それでいいのです。
考えるなっ!感じろっっ!!というタイプの本ですよ、つまり > 褒めてます(爆)
あー。
余りにハレンチが過ぎたので、何か清らかでリリカルな本でも読んで反省したいと思いますYO!(爆)
恋めばえる忍冬の宿 (扶桑社ロマンス)
2013年2月10日 新刊レビュー
既に2013年も一ヶ月過ぎ、2月も1/3過ぎました(^^;
あー。年を取ると、時間の経過も早い!! > いや、ホンマにこれはマジ!!
というワケで、この一ヶ月ちょいのことがポロポロと頭から抜け落ちてきていますヤバーイwww
そんなこんな(?)で、覚えているうちにちょこちょこと。
今年、年明け一番最初に読んだ本はノーラ・ロバーツでした。
もう数年、これが恒例となりつつあります。
その時に読む本が、J・D・ロブ名義になるのか、ノーラ名義なのかは分かりませんがノーラ作品が、私にとっての新年書き初めならぬ読み初めです。
今回は、昨年末に出ましたイン・ブーンズボロ・トリロジーの1冊目でした。
さすがノーラ!! これこそノーラ!!!
そして「男の子」力、炸裂のシリーズ開幕でございました!(笑)
いや、もう、随所に吹かずにはいられないでしょ、今回は!
男の子を育てられたお母さん、もしくは男兄弟がいる女性読者はこれを読んで「あるあるあるあるある」と激しく頷いていることでしょう(爆)
それぐらい、今回のシリーズのメインであるモンゴメリ兄弟の、そしてヒロインの三人息子のあれこれは吹き出さずにはいられないリアリティ(笑)。
またね、アメリカのサブカル、特にアメリカンコミック好きにはたまらない細かい描写!
私も男の子たちに囲まれて育った人なので、あの人質専用のバービー人形と、アメコミヒーロー専用棺おけ作成の件はうひゃひゃひゃひゃ!!と大ウケでしたYO!
あ、今回の主人公はブーンズボロの街で古い宿の改修工事を行っているモンゴメリ三兄弟の三男ベケット。
ベケットには、ティーンの頃から忘れられない女性がいて、その女性がヒロインのクレア。
軍人の男性と結婚し、街を出ていきましたが、戦地で夫が亡くなり未亡人となって三人の息子と帰郷、本屋さんを営む頑張り屋さんの女性です。
いやー、もう、このベケットが・・・ワンコ!(笑)
ヒロインの親友が「子犬のような目で(ヒロインを)見ている」と称したのも頷けるワンワンっぷりに悶えたね!!
マメ男でかわいくって、何より「男の子」なんだよなー!
ノーラがお得意とする、あの稚気に溢れたイケメンヒーロー像ですよ(笑)
兄ちゃん2人とのやりとりとか、ぶつぶついってるモノローグとか、あれは息子2人を育てあげたノーラのリアリティ。そういう点では、クレアのチビっ子三人の起こすあれやこれやなんてまさに(爆)。
物語は、ベケットとクレアの恋愛を中心に、クレアの三人の子供たちを通じてのベケットの自分の心を覗き見て絆を紡ぎ、クレア一家とモンゴメリ一家の家族愛、モンゴメリ三兄弟の「男の子」サイドと、クレアと親友2人の「女の子」サイドのお約束パート(笑)、ブーンズボロという小さな街に息づく郷土愛とか、まさにノーラの真骨頂オンパレード。
長年のノーラ読者としては、子連れヒロインを愛する弟ヒーローとか、幽霊付き館とかに、若干シルエット・ラブストリームの某4兄弟シリーズがチラっと頭を掠めるところですが、そんなのはご愛嬌です(笑)。
モンゴメリーさん家はママンが最強なのも鉄板で!
何百冊も書いてりゃ、そんなことはあってもおかしくないものー(笑)
あの子犬二匹をプレゼントするあたりも、どっかで見たような・・・いや! ワンコがワンワンを連れてきたのはいないだろ!!ってことで無問題だ(爆) > は?!
とりあえず、長男のライダー兄ちゃんが近年ノーラ作品ではお目にかかれなかった程の イカすツンキャラ なので、彼が主役の3冊目が今から待遠しくてなりませんぞ!!!
しかし、自分ちのリアルネタを使ってここまでサラッと長編シリーズ書いてしまえるのはさすがだなぁ。
本屋もホテルもリアルだし(あのホテルのモデルは、ノーラ自身がオーナーをしているホテルですから。部屋の名前もそのまま引用されています。本屋はご主人の)。
ま、ガテン系ヒーローという、ノーラの隠れた(?)お得意ジャンル(笑)というだけでこのシリーズは「買い」ですわよ、皆さん!!
あー。年を取ると、時間の経過も早い!! > いや、ホンマにこれはマジ!!
というワケで、この一ヶ月ちょいのことがポロポロと頭から抜け落ちてきていますヤバーイwww
そんなこんな(?)で、覚えているうちにちょこちょこと。
今年、年明け一番最初に読んだ本はノーラ・ロバーツでした。
もう数年、これが恒例となりつつあります。
その時に読む本が、J・D・ロブ名義になるのか、ノーラ名義なのかは分かりませんがノーラ作品が、私にとっての新年書き初めならぬ読み初めです。
今回は、昨年末に出ましたイン・ブーンズボロ・トリロジーの1冊目でした。
さすがノーラ!! これこそノーラ!!!
そして「男の子」力、炸裂のシリーズ開幕でございました!(笑)
いや、もう、随所に吹かずにはいられないでしょ、今回は!
男の子を育てられたお母さん、もしくは男兄弟がいる女性読者はこれを読んで「あるあるあるあるある」と激しく頷いていることでしょう(爆)
それぐらい、今回のシリーズのメインであるモンゴメリ兄弟の、そしてヒロインの三人息子のあれこれは吹き出さずにはいられないリアリティ(笑)。
またね、アメリカのサブカル、特にアメリカンコミック好きにはたまらない細かい描写!
私も男の子たちに囲まれて育った人なので、あの人質専用のバービー人形と、アメコミヒーロー専用棺おけ作成の件はうひゃひゃひゃひゃ!!と大ウケでしたYO!
あ、今回の主人公はブーンズボロの街で古い宿の改修工事を行っているモンゴメリ三兄弟の三男ベケット。
ベケットには、ティーンの頃から忘れられない女性がいて、その女性がヒロインのクレア。
軍人の男性と結婚し、街を出ていきましたが、戦地で夫が亡くなり未亡人となって三人の息子と帰郷、本屋さんを営む頑張り屋さんの女性です。
いやー、もう、このベケットが・・・ワンコ!(笑)
ヒロインの親友が「子犬のような目で(ヒロインを)見ている」と称したのも頷けるワンワンっぷりに悶えたね!!
マメ男でかわいくって、何より「男の子」なんだよなー!
ノーラがお得意とする、あの稚気に溢れたイケメンヒーロー像ですよ(笑)
兄ちゃん2人とのやりとりとか、ぶつぶついってるモノローグとか、あれは息子2人を育てあげたノーラのリアリティ。そういう点では、クレアのチビっ子三人の起こすあれやこれやなんてまさに(爆)。
物語は、ベケットとクレアの恋愛を中心に、クレアの三人の子供たちを通じてのベケットの自分の心を覗き見て絆を紡ぎ、クレア一家とモンゴメリ一家の家族愛、モンゴメリ三兄弟の「男の子」サイドと、クレアと親友2人の「女の子」サイドのお約束パート(笑)、ブーンズボロという小さな街に息づく郷土愛とか、まさにノーラの真骨頂オンパレード。
長年のノーラ読者としては、子連れヒロインを愛する弟ヒーローとか、幽霊付き館とかに、若干シルエット・ラブストリームの某4兄弟シリーズがチラっと頭を掠めるところですが、そんなのはご愛嬌です(笑)。
モンゴメリーさん家はママンが最強なのも鉄板で!
何百冊も書いてりゃ、そんなことはあってもおかしくないものー(笑)
あの子犬二匹をプレゼントするあたりも、どっかで見たような・・・いや! ワンコがワンワンを連れてきたのはいないだろ!!ってことで無問題だ(爆) > は?!
とりあえず、長男のライダー兄ちゃんが近年ノーラ作品ではお目にかかれなかった程の イカすツンキャラ なので、彼が主役の3冊目が今から待遠しくてなりませんぞ!!!
しかし、自分ちのリアルネタを使ってここまでサラッと長編シリーズ書いてしまえるのはさすがだなぁ。
本屋もホテルもリアルだし(あのホテルのモデルは、ノーラ自身がオーナーをしているホテルですから。部屋の名前もそのまま引用されています。本屋はご主人の)。
ま、ガテン系ヒーローという、ノーラの隠れた(?)お得意ジャンル(笑)というだけでこのシリーズは「買い」ですわよ、皆さん!!
『失恋ショコラティエ』を借りた際に、一緒にお借りしました。
その時の彼女の意味深なコメントが、第一部6冊一気読みの読後にじわじわきました(笑)
「このヒロイン、ことのさんがOKかどうか分かりませんが(^^ゞ」
よくワタクシの趣味と地雷をお分かりでっっ!!(爆)
本当に、いろんな意味で面倒くさい主役たちでした > おいコラ!!
節足動物というか、虫が駄目な人はこれ、絶対に駄目だろうな・・・とか思いつつ、口から蜘蛛や黄金虫みたいなのを吐き出すキャラ達の場面を読みながら mgmg おやつ食べていたデリカシーなき私(爆)
設定が面白いけど、多分、ロマンス的にこれは「イヤロマ」ってやつなんだろうな、と思ったり。
モヤモヤする読後感とかね > ショコラティエもそうだけど。
その時の彼女の意味深なコメントが、第一部6冊一気読みの読後にじわじわきました(笑)
「このヒロイン、ことのさんがOKかどうか分かりませんが(^^ゞ」
よくワタクシの趣味と地雷をお分かりでっっ!!(爆)
本当に、いろんな意味で面倒くさい主役たちでした > おいコラ!!
節足動物というか、虫が駄目な人はこれ、絶対に駄目だろうな・・・とか思いつつ、口から蜘蛛や黄金虫みたいなのを吐き出すキャラ達の場面を読みながら mgmg おやつ食べていたデリカシーなき私(爆)
設定が面白いけど、多分、ロマンス的にこれは「イヤロマ」ってやつなんだろうな、と思ったり。
モヤモヤする読後感とかね > ショコラティエもそうだけど。
お借りしているマンガを一気読みしました。
こちら、一緒にお買い物していた時に「このマンガ、気になっているんですよねー」となにげなく言ったら、彼女がお持ちでしたので全部借りた(笑)。
とりあえずチョコが食べたくなる作品(いい意味で)。
なんつーか、フランス人イケメン@オタク最強ぅっっ!!
リアル王子様の残念ポイントが残念紳士という設定に悶えたねwww
そしてゲイのショコラティエール兄さんの抜群の破壊力ときたら涙目もんである。
お気に入りキャラは、ブレないワタクシらしく、薫子さん(爆)
こちら、一緒にお買い物していた時に「このマンガ、気になっているんですよねー」となにげなく言ったら、彼女がお持ちでしたので全部借りた(笑)。
とりあえずチョコが食べたくなる作品(いい意味で)。
なんつーか、フランス人イケメン@オタク最強ぅっっ!!
リアル王子様の残念ポイントが残念紳士という設定に悶えたねwww
そしてゲイのショコラティエール兄さんの抜群の破壊力ときたら涙目もんである。
お気に入りキャラは、ブレないワタクシらしく、薫子さん(爆)
本日発売のこちら、昨日フラゲしてヘビーローテーションで聞いてますよ!
アニメ『まおゆう魔王勇者』オープニングテーマ曲 です。
アーティストYOHKOさんのメジャーデビュー曲となります。
サビの部分が大好きで ♪君~に見せ~たいんだ~♪ という、あのCMでやっているところ、ついつい歌ってしまいますよ(会社で歌っているのはどうかと思うよっっww)
アニメのOPで使われていないところの方が、実は歌詞が好みなんですよね。
全部聞いてみて下さいよ、ええ。
魔王様のあれやこれやを思い出せる事この上ありませんことよ?!
(しかし、あのぷにぷにふっかふか魔王様の声が小清水さんというだけで萌え死ぬ!!とか真剣に悶えているあたり、ことのさん@通常営業。笑)
アニメ『まおゆう魔王勇者』オープニングテーマ曲 です。
アーティストYOHKOさんのメジャーデビュー曲となります。
サビの部分が大好きで ♪君~に見せ~たいんだ~♪ という、あのCMでやっているところ、ついつい歌ってしまいますよ(会社で歌っているのはどうかと思うよっっww)
アニメのOPで使われていないところの方が、実は歌詞が好みなんですよね。
全部聞いてみて下さいよ、ええ。
魔王様のあれやこれやを思い出せる事この上ありませんことよ?!
(しかし、あのぷにぷにふっかふか魔王様の声が小清水さんというだけで萌え死ぬ!!とか真剣に悶えているあたり、ことのさん@通常営業。笑)