行ってきました(∩´∀`)∩
朝一番からの病院デーを乗り切り、そのまま神戸公演会場へと(笑)。

いや、意外。
TOKIOって、神戸公演というか、兵庫公演したことなかったんだ…MCでそれが判明しました(笑)。
もっとも、本人たちも記憶が定かでなく松岡が「でも、何かやった記憶はあるんだよね(´・ω・`)」と言ってて、観客に聞いたら…さすがTOKIOファン古参が即座に。

Saysと一緒にやったよー!! 」(笑)

そうなのよ。デビュー前の話になった(笑)。
松岡がポートピアホテルに泊まった話をしていましたが、さすが年長組で関西人の茂くんは「ポートピアそのものに行ったわ。ポートピア博!!」という返答が…ああ、もう、わかりすぎるわ…(笑)。
何故に彼らが、兵庫公演がはじめてなのが分からなかったのかというと(滋賀公演の時は、本人たち覚えていたのにね)、余りに兵庫に頻繁に仕事で来ているから、でした(笑)。
この前もDASHの撮影で姫路に来たばかりだったのよね。マッチ作り(笑)。
延々と兵庫でやった仕事を思い出して話してましたよ、メンバー…ケーキの宅配とか、昨年の飛鳥Ⅱとか。

セットリストはもはや神レベルでしたが、もう何よりもアレンジとかにも積み重ねてきたものの素晴らしさがあふれていて、泣きそうになりました…。
(セットリストは別途記載。2014年ライブ日記にて←今年初でしたよ、これが)
バルコニー席だったので、全体を拝めたのも良かった。
最新曲の次にデビュー曲とか、20年を飛び越えてなお違和感ないって凄いよマジ!!
2000人規模のホールならではの楽しみ方が満喫出来、しかも音響は関西屈指のこくさいホールで20周年ライブとか最高でした…(うっとり)。

これで再来週の武道館への期待は膨らむまんまですよ( `ー´)ノ
最新刊は新キャラが沢山出てきたな~、という印象。
『坂道のアポロン』の時は最後の方は気になって、雑誌の方でチェックしていたけど、これはまだまだ序盤って気がするからのんびりコミックスを待っていますので、そういうことに。
多分、連載毎回だとそういう印象は薄いんでしょうけど(^_^;)

というか、表紙、誰?!とか思って読んでたんですが、最後の方で鏡町の衣装で「ああ、里央ちゃんか!」と(笑)。
いや、前回の話の流れからママンかと思ってたけど…よく考えたら、あの髪でママンってことはなかった(さっさと気付けよ。笑)

そんな四巻ですが、新キャラの中では千夏ちゃんがお気に入り♪
ああいう痛快キャラとか、竹を割ったような里央ちゃんとか、大好きなのよね。さっぱりしていて(笑)。
多聞に、恋愛うんぬんが拗れてくると興味が薄れてくるという私としては、おわら5とか部長とかのパートが断然心地よいのです(笑)。

ていうか、次は来年春?!
ああ、月刊誌掲載作品なので仕方ないけど…光くん、頑張れ~!!
買いました。
ええ、買いましたとも!!
このバカ高いソフトを買うのに延々悩み、そしてえいやっ!と。
素人が細々やっている拙サイトで、これはもはや猫に小判だと分かりつつも…ビルダー9を使っていた私が、いきなり19て(笑)。
PC引っ越しの時も浦島太郎だったけど、それに匹敵するタイムラグでっせ(笑)。

OSの関係でバージョンアップ版も無理なので、がっつり通常版のみ選択。
で、やっぱり本が欲しいな、と通常版スタンダートに書籍を別途買った場合と書籍バンドル版とだとこっちのが若干お得と思ってこれにした。
バリューパックだと、素材が倍以上収録とかあったけど、そもそも中に入ってる素材使わない事のが多いので別にいいや、と。
何よりコイツ、結構な容量なので何も入ってないノートPCとはいえ、素材でハードディスク容量喰うのは嫌だなと考えた次第(笑)。

で、昨日の夜にインストールしましたが…いやはや。すんません。

もう決して浮気しません!

前に買った安物なホームページV3とかいうちゃちいソフトによって、読み込むなりぶっ壊されたファイルは何ら問題なく読み込まれ、たった5分で壊されて読み込めなくなっていたサイトトップページのTwitterウィジェットが復活させられたとか、もう本当に焼き土下座して謝るわ!!
やっぱり、高いのには理由がそれだけあるんだよ!
使い方も、私のように古いバージョンから移行した人は19クラシック版を使って編集、更新すればいいし。
最新の作り方をしたいならSP版を使って編集みたいなのですが、クラシックとSPに相関性がないとあって戸惑いそうですが、逆に全く別ツールとしてインストールされているので、古いバーションで更新しつつ、最新版でリニュアル分を作成しようとしている人にはむしろいいかも。
そんなこんなで、使いながらぼちぼち勉強していきたいので、とりあえず月末に向けてのろのろとやっていくと思います。
何より、見慣れた画面はやはり難しいながらストレスが断然違います!

とりあえず、このソフトウェアの原価滅却をすべく、これまで完全休眠していたサイトをテコ入れせねばね。
使って体で覚えるのが一番じゃー( `ー´)ノと、さっきデジカメ画像を挿入とか久々にやってみました。
サクサク出来た…いや、やっぱりもう浮気はしないよマジ(笑)。
SP版は最近流行りのWordpress対応みたいなんですが、ちょっと興味あったのでそっちも勉強しながらやってみる所存。
うん、やっぱり趣味でやることだから楽しんでやらなきゃね。

あー。そういえばあの憂鬱なスカソフト…どうしよ。イタイ目を見たけどお勉強代と思ってゴミの日に抹殺しようとしたが、よく考えたらあれ、バンドル版にも関わらず書籍は単独売りしているものだった…よし。古本屋に売り払えるぜ(爆)。

取れた\(^o^)/

2014年10月10日 音楽
来年の話になりますが、GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt の大阪公演二日目のチケットがファンクラブ先行で当選しましたヤホー☆彡

HISASHIの誕生日前夜だから、ちょっと争奪戦かな…と友達と二倍掛けしたらどっちもとれて想定外にダブってしまいましたけどね(困惑)

TOKIOがどっちも取れたから、チケット運は終わったと思っていたんだけどなぁ(^_^;)

とりあえずは、来年の予定が一つ決まりました(笑)。
先に来月出る新アルバム買わなきゃ、なんですがね( `ー´)ノ
新しく日本上陸した作家さんの本は読んでみるタイプです。
こんにちは。ことのです(笑)。
そんなこんなで、こちらの本を書き留めるとしますよ。

先日、アマラ・ロイスの読書日記を書いた時に「あるつながりのある作品を読んでいて、(ロイス作品を)日記に反映していないことに気付いた」と書きましたが、その時に読んでいたのがこの作品でした(ヒロインの職業が同じ書物商)。
余りの面白さにウヒャヒャヒャヒャと笑いながら読みましたYO! > 不気味です、ことのさん(笑)。

お話はというと、ヒロインのカリスタは男爵の娘ながら、書物商として身を立てることに。
父親亡きあと、爵位は継げる者がいなかったため廃位となり、残された家族と生計の為に働くことを決意したのだが、幾ら父の生前から仕事をしていたにもかかわらず、女性というだけで依頼は激減、生活は困窮を極める羽目に。
そんなある日、レクストン子爵ドミニクから自宅に転がり込んだ相続品である蔵書を整理してほしいとの大きな仕事が舞い込む。
本来なら未婚の女性である彼女がその仕事を引き受けるのは、世間からの邪推を受けることは容易に分かるのだが、背に腹は代えられない。
そんなこんなで仕事に邁進するカリスタだったが、美しすぎる容姿の依頼人ドミニクが気にかかり…という、よくありそうなあらすじ。

が、これが思っていたのとちょっと違った!
「恋の達人」とかいう二つ名を持つドミニクだが、世間の噂のような軽薄な男性だと思っていたら、放蕩者の仮面の下に、学問をこよなく愛する意外な一面が。
何故そんなに隠すのか分からない、とか思って読んでみると…あらあら。
私、ドミニクが己の学問好きを軽薄な言動で隠している件が、スーザン・エリザベス・フィリップスのシカゴ・スターズもの一巻のヒロインであるフィービーにシンクロニティしまくりでした。
美しすぎる外見を持ったが故に、周囲にそれ相応のレッテルを貼られたセンシティヴな彼が虚勢を張り、仮面をかぶるかの如くの言動を繰り返す様はまさに。
唯一の理解者であるドミニクの姉ジェーンも、別の面からの毒親からの被害を受けた人で、歪んでしまっていた親を持った姉弟が何とも物悲しい。
いや、スターズもの読んでる方ならここは「ああ、そういわれてみれば…」と思ってもらえるかと。
そんな自分のイケメンさが、どうもカリスタとのあれこれに対してマイナス要素でしかないっ!と気付いて ショボーン(´・ω・`)な余り、 女性が思わず嫉妬するような長くて綺麗な睫毛を嫌になってちょん切ってしまう とかいう、もう、何なのキミ!カワイイじゃないの!!(びったんびったん←床を叩いている) > ちなみにツメが甘いドミニク、しっかり剃刀扱いに失敗して傷が残ってそれを発見される(爆)


どっちもどっちで不器用な二人がお互いに振り回されつつ、惹かれ合っていくんですが、ドミニクは長年かぶってきた仮面を脱ぐことができなかったりします。
自分を偽る事なく、♪ありのーままにー♪(なぜレリゴー。笑)で生きているきまじめすぎるカリスタに憧れつつ嫉妬しつつ、もうメロメロ(笑)。
いや、本当に恋愛に対してその実、ピュアで一途なこの子爵ドミニクの物語後半あたりのきゅんきゅんワンワンっぷりは最高ですよ!
てんやわんやの末に結婚を申し込みするあたりも「…この彼、天然? (^_^;)」とか苦笑しちゃうし、頭が良い故に、たまに台詞ややりとりに上手いオチが(笑)。
またカリスタも頭の回転が速いものだから、二人の丁々発止も楽しいのです。
個人的には、ドミニクのエディンバラ出張と、それにまつわる騒動のところの二人のあれこれが大好きで、実在している場所や通りをこの主役二人が駆け回ってのラブイチャがたまらんスマッシュでしたよ!!(「ああ、あのあたりを!」「宿はあのあたりか!」とか異様に盛り上がっていました > 多分それはお前だけだ。笑)
おしおき以降も隅から隅までラブイチャ堪能出来ましてよ?!(握りコブシ)

二人のラブラブは勿論なんですが、脇役もとってもいいのですよ、この作品!
昔のハーレクインみたいな、典型的な意地悪ライバルの登場からはじまり、コテコテの悪役もお約束に(笑)。
おせっかいのキューピッド役さん(読んでみてね。笑)、とても温和で素敵なドミニクの姉ジェーンも勿論なんですが、私のお気に入りはドミニクの母ちゃんセレスト様と、カリスタの親友でフランス人仕立師マリーによる「破廉恥サイコーッ!」な 最凶 最強タッグね(笑)。
特にセレストさんは、バーバラ・ピアス「高貴な野蛮人」シリーズの公爵未亡人(フェインのママン)を思い出さずにはいられない、あの斜め上なフリーダムさがキタコレ\(^o^)/
そんなセレスト様と立派にタメ張れるくせ者なマリーさんに一目惚れ、メロメロ骨抜きになってしまったドミニクのデキる秘書ダンヴァースくんの明日はどっちだ?!(爆)

とってもツボメガヒットで蔵書確定なこの一冊、あとがきを読めば、なんと四部作の一冊目!
ヒロインのカリスタの幼い頃の仲良しグループ四人のシリーズとか。
しかも、この話に登場して目立っていたベアトリス(ビー)でなく、名前だけ登場したレノーラが二冊目のヒロイン。
それがまたすごいな、この作家、とちょっと感心。四部作と最初から考えていたなら、伏線いっぱい書いて「続きも読んで!読んで!」とアピールしてみたいでしょうに、ここでは全く触れずにカリスタのロマンスに専念していたのが好印象。
連作ものといっても、単発で楽しめるってのは読者への大事な約束事だと思うの。主役や舞台が違うのだから。
そういう意味で、全くの白紙状態で二冊目を読めるのも楽しみです。
ええ、翻訳決まっているようなんですよ、二冊目も(/・ω・)/
というわけなので(どういうわけだ。笑)、それが出るまでにこの一冊目を読んでニヤニヤしちゃって下さいませな!!
いやーん(*´Д`)ノ 早く二冊目も読みたい~っっ(*´Д`)ノ
アマンダ・クイックの久々の単発作品でしたが、相変わらずのクレンツ節に胸熱のワタクシでしたよ!
未読の方、早う早う!!
黒猫マスターの胡散臭いヒーローが貴女をお待ちしておりましてよ ←そこかよ(笑)

「何を書いても、どの名義で書いても、どの時代を書いてもクレンツはクレンツ(キリッ」
こう言い続けて10年以上になりますが、これはdisっているのではなく最大限に褒めているという事に、このサイトを訪れている皆さんは承知の上ということでそこはさておきます(おくのか。笑)
いやいや、つまりはワンパタなのに一気に読ませてしまう、ブレない、お約束の楽しみなどというリピーターたまらんですよ、という事なんです > この読書日記初心者の為に雑に説明してみた(笑)

お話はというと、妙齢な上に妙な仕事に励むプルーデンス(眼鏡美女)が、自分のために決闘する羽目に陥った弟を助けるため、決闘の相手である伯爵セバスチャンのもとを深夜に訪れるところから始まります。
決闘の中止を嘆願する…筈なのに、既に斜め上丁々発止な状態で、相手のセバスチャンが「堕天使」という厨二全開なあだ名(おいコラ。笑)で呼ばれる得体の知れない男なのを全く気にしていない展開(笑)。
で、彼はそんな自分を恐れぬプルーデンスに興味を持ち、その願いを聞き入れるのだが、たび重なる運命のいたずらによって…という、よくある話なんだがクレンツが書くと何でこんなコミカルになるのだ(笑)。


あ、紹介文の筈が、既にここらへんからしてクレンツ節にやられているヘビーリーダーです(笑)。
いや、だって、幽霊や心霊現象を研究している妙齢の頭の回転が速すぎるヒロインとかって、こんな設定をヒストリカルで嬉々揚々と描く作家が他にそうそういるとは(笑)。
だから、クレンツはどの名義でもこのテの 胡散臭い団体や設定や職業を扱わせると抜群に冴えているんですよ! 昔からね。
死体も出てくるし、主役の困った身内やこんがらがった家族関係も健在。
まさに、クレンツ名義のロマサスをヒストリカルにしちゃったぞー、なお話なのです。
私はかねてより、クレンツはロマサス界のコージー作家だと言っていたのですが、今回、満を期しての 猫を飼っている主役登場(爆) により、まさに感無量状態です(∩´∀`)∩
あとね、クレンツお得意の師匠と弟子モードも、今回はセバスチャンと、プルーデンスの弟トレヴァーに垣間見れて嬉しかったな♪
あの、お洋服の真似っこエピソード、大好きなの♪

ロマンスの部分も、飄々としたヒーローに、ちゃきちゃきキャリアウーマンであるヒロインの丁々発止からくるラブイチャが堪能出来て超満足でした。
これ、なかなか哀しい過去を持ったが故に人を愛する事に不器用になってしまったセバスチャンの解凍系ロマンスなんだけど、その不器用さが可愛いのよ。
しっかり者ヒロインながら、中味は純粋なプルーデンスとは、いつもながらの割れ鍋に綴じ蓋カップルなのは当然ながら、ちょっと吹いたのが、変人主人に仕えてきた伯爵家の屋敷の使用人たちが、セバスチャンばりに斜め上なプルーデンスに対してスキルがあがっていくところね(笑)。
執事さんとか、大変そう(笑)。

いや、普通、殺人事件とか、家族間の確執とか、決闘とかいうキーワードがヒストリカルに盛り込まれると、シリアスになっちゃうのを避けられないんですが全然そんなことはありません。
だって、 これはクレンツの作品だから 微笑ましく、ニヤニヤしつつ、最初から最後まで読めてしまう。
そう、ミスリード要素をあんなに何か所も配置しておきながら、それらをひょいっと飛び越えるたりとか、どんだけ読者を煙に撒く気だクレンツ!
そんな貴方が大好きだわよ、私は!!(笑)
次は何の作品がクイック名義として翻訳されるのか分からないけど、それでも何がきてもブレない事は読む前から分かっている。
こんな作家、他にいます?
これだから、愛読者をやめられません。今から楽しみです(*´Д`)
仕事でドタバタしていて、どうも落ち着かない最近。
仕方ないと諦める気もないが、流されている感がヒシヒシと(^_^;)

せめて、週末ぐらいはアゲアゲで楽しく過ごしたい。
たとえちまっとしたことでもね。

というワケで、さっきいつものスペイン料理店に電話して土曜のランチ予約を入れてみたですよ。
うん、前もって連絡しておいて良かった(^_^;)
土曜は二階は貸し切りで、一階の禁煙カウンターゾーンも殆ど残ってなかったみたいなのよね。
せっかく楽しくランチに行って、ずっと待たされたり、タバコの臭いにしょんぼりするのは残念だもの。

さっ。このランチをニンジンに明日一日、仕事頑張るわ!!
楽しみにしていた樋口さんのムシシリーズ第四弾ですが、予約していたものが到着して我慢しきれず日曜深夜に読んでダダ泣き…。
腫らした目で翌日会社に行くとかいう、何プレイ?!(笑)

今回の主役は、一冊目から登場の兜くん(カブトムシ)と、三冊目で登場した篤郎くん(オオスズメバチ)。
いやー、あの兜くんの恋愛ものとかどうなるかと思って読んだら… かつて類を見ない残念変態ガン攻くん だったとかいう(^_^;)
一筋縄ではいかないタイプとは思っていたけど、高スペックすぎて色恋に関しては駄目駄目だという樋口さんの作品ではよく見る攻の中でも、これは群を抜いてました(笑)。
本当に、途中から泣き笑いしてましたもん、読みながら(笑)。
一冊目と三冊目のキャラクター達がいっぱい登場して、シリーズ読者には楽しい作りとなっていました。
個人的には、ご贔屓キャラである一冊目の主役である澄也くんが巻数を重ねるにつれ、とっても頼りになるお医者さんになっているのが嬉しいんですが(*´Д`)

特典目的で某書店に予約していたので発売日には手に入らなかったんですが、待った甲斐がありました。
出版社特典のショートストーリー掲載ペーパーの方は、澄也くん絡みの兜くんの話で、まぁ、あの澄也くんがひくレベルの変態だったよカブトムシ!!という\(^o^)/
そして、書店限定特典の小冊子は真耶くん絡みのカブトムシ変態話…って、どんだけ変態変態言っても足りないよ兜くん\(^o^)/\(^o^)/
予約して待っていて良かったーっ\(^o^)/

リクエストがあったらまだ続くかも、とあとがきにありました。
こうなってくると、やはり二冊目に出てきたクロアリ従弟、そしてテントウムシの話を読んでみたいですよねー。
リクエスト、出版社に出しておこう♪
読んでいた本と、とある共通項があった事からこれを日記に反映させていない事に気付きました。
だいぶ前に読了していたんですけど、いろいろタイミングを逸していたのですが、何故今更と聞かれたら、この本を私が推薦しないで誰が推薦するのよー(∩´∀`)∩ってことですよ(笑)。

だって、14歳年下ヒーローですわよ?! (やはりそこか)

お話はというと、小さな書店を経営する未亡人のホノリアは、本を売るかたわら、奴隷制廃止や児童労働に関する小冊子を印刷、販売していた。
ある時、そんな彼女の書店を、若き子爵アレックスが訪れる。
母親へのプレゼントを探しにきたと言ったが、実際には弟の秘密を握る男から、彼女と知り合いになり、彼女を調べあげ潰すよう指示されて店を訪れていたのだ。
しかし、ホノリアと知り合ったアレックスは、年齢差や身分が気にならないほど彼女に惹かれていき、本来の目的を果たし、ホノリアの不利になることはしたくなくなってしまい…という、ミイラとりがミイラに話(直球すぎるだろ。笑)

まず、設定が素晴らしい。
いやいや、私好みの年下ヒーローとかいうのをさて置いても、こんなにいい意味でビターなものは珍しい。
特にヒロインの生い立ち、おかれた状況に関しては秀逸。
大人のロマンスですよ、でも不器用でピュアなお話だよ、というものを設定こねくりまわして具現とか、とてもこれがデビュー作品とは思えません。

登場人物の誰もかれもが、ちょっと何かが欠けていて、誰もかれもがその欠けた部分を埋められずに、現状に甘んじていて、一歩を踏み出せずにいる。
特にその事について、ヒロインのホノリアは哀しいまでの客観性を保っている…これは、いわゆる年の功もあるのか(笑)。
主役二人が恋に落ちる様も、ドラマティックというよりは細かいエピソードを淡々と描き重ねて読者の想像の余地を逆手にとって膨らませている感があった。
でも、昨今のモロ出し(いろんな意味で。爆)でストレートな表現よりも、噛めば噛む程に味が出る分、私はこちらの方が断然好き。
まぁ、もっともこのアレックス、若さを差し引いても結構ひどい仕打ちを彼女にするので、そこらへんは点数辛く読む方もいらっしゃるかと。
(初期ハーレクイン読者なら、変な耐久性があるであろう系統かも←これこれ。笑)
驚くのは、あのスマートなボリュームで、何といろんなペーソスを織り込んでいるのかというところ。
ロマンス部分は、もう、それこそ泣きつつ己の言動を猛省、ヒロインに焼き土下座しそうな勢いで軽くストーカー、周囲にホノリア萌え垂れ流し、ラブラブラビュ~ン攻撃を繰り出すアレックスだけでもう満腹なんですが(爆)。
書店店主というのもあって、ホノリアの台詞やモノローグでの薀蓄量もかなりなものでした。
薀蓄萌えの私ニーズでうひゃうひゃしながら読んでいましたが納得ー。
アマラ・ロイス、英文学を修めている上に、ガバルドンや(ジョアンナ)ボーンのフォーラムのメンバーか(笑)。
類は友を…げふんげふん(笑)。

まぁ、そんなところとか、この作品についてお気に入りポイントは沢山ありますが、何よりも気に入ったのは大団円そうに見えて、ちょっと毒を入れているところ。
使用人に裏切られたホノリアが、菩薩のような慈悲で裏切りを許して彼らを包み込むのかというと、そんな絵空事はなく、遺憾さ満々で本音を漏らすところとかね。
いや、あの反応にギョッとなる読者さんもいらっしゃるでしょうが(ロマンス読者さんですからね)、私はむしろ地に足ついた、現実味ある反応だな、と逆にヒロインがぐっと身近に感じましたよ。
あと最後のプロポーズの場面でも、よくあるロマンス本なら、周囲の皆は羨ましそうに、とか微笑ましく見ていると書かれるところです。
でも、この作家はあえて、そこから不機嫌に立ち去る上流貴族の存在について書いている。克明に、確信犯的に。
彼らの未来にも、同じように、二人から離れてゆく、そっぽ向く人たちもいるという事をエピローグや後日談でなく、あのタイミングで書いているのにしびれました。
いやはや。たいしたデビュー作だ!
これは、絶対に私の蔵書から動かない一冊となりますよ。
ページ数も300頁ほどなので読んでみてほしいけど、薦めるかと聞かれたら「ことのニーズであることを前提にどうぞ」とだけ答えておきます(笑)。
J・D・ロブのイヴ&ロークシリーズ最新刊、読了(してました)。
33巻になってなお、このクオリティを保てるノーラに舌を巻きつつも「警察小説」として今回は読めた事に感謝の一冊。

お話としては、ピーボディが警察署のスポーツジムのシャワー室で同僚警官とおぼしき男女の驚くべき会話を耳にしたことが事の発端。
二人の会話から、彼らが何らかの犯罪に手を染めている事が伺え、すぐさまイヴに報告。
会話をしていた男女の正体は簡単に判明するのだが…といったもので、ほぼ冒頭近くで犯人たちの正体が判明するパターン。

証拠隠滅に長けた彼らを処罰するべく、イヴ達が奮闘するといえばそれまでなのだが、犯人の主犯核をイヴと全く対局の設定をした時点でこの作品をどういう位置付けしたかが分かる。
イヴの疑似家族たちを、その犯人一味と対比することに。
全員を登場させ、絡ませるのが実に骨なのは、30冊も越えてキャラクター達がどんどん増えているので容易ではないのは分かるのですが、それでなおこれが出来上がってくるあたり、ノーラって化け物! > 褒めてます(笑)。

持つ者が幸せなのか、持たざる者が不幸なのか。
それを克明に浮き上がらせる、イヴと主犯の余りのシンメトリー。
何よりも、イヴの仕事に対する真摯な姿勢が、いろんな負の要因を凌駕し、点と点が繋がって線となる様はまさにノーラの書く「お仕事小説」の真骨頂。
シリーズ読者なら、イヴが正義を軸にしたこの仕事をまさに「生きがい」にして、歯を食いしばって這い上がってきたのを知っているからこそ、犯人たちの腐敗を誰よりも許せないイヴの気持ちが分かるのも重い。
あと、今まではイヴの後方支援的にブレないポジションとして存在していたマイラ先生とホイットニーが、図らずも主犯に手玉に取られていた事が判明するとかいう事も含めていたりしていたのが興味深い。
だって、今までだとそれはイヴが陥り己を罵り、彼らがいなすのがパターンだったから。
イヴが自分の先達と尊敬している人たちを愚弄した時点で、犯人にフラグは立っていたのだけどね。あと、ピーボディをあんな立場に追い込んだのもとどめ。

作品中で、ホイットニーが何故イヴが自分が今いる地位を目指していないのか、と苦笑しつつ揶揄する場面があるが、まさにそれだ。
時間が流れていないような錯覚を覚えるこのシリーズだが、実際は濃密な時間が流れていて、全てのキャラクターが成長しているのだ。
だからこそ、イヴはいずれは地位を極めるのかもしれない。
でも、それは本人でなく、イヴの疑似家族が、周囲が望んだ故だよ、ということを今回の作品が物語っている。
ロマンスを絡めたものって、意外にそういう仕事面のアプローチって多くないんですよね。
ヒロインとヒーローのマンツーマンを書かねばならないから、お仕事小説の部分にインターバルが多発する。
でも、とっくに夫婦のイヴとロークはそこの部分はいい意味で省ける(笑)。これは強みだ。
かといって、ロマンスがないわけではなく、もはやロークなんか自分の仕事うっちゃっているんじゃないのか疑惑が頭をよぎるレベルでイヴのアシスタントと化して、お手伝いしつつイチャコラしている。時間を無駄にしない男すぎて震えるわ(笑)。
まぁ、そこは「最終兵器彼氏ローク様」なので、いつ寝てるのかレベルで仕事も全力でこなしてせっせこ財産増やしているんだけど(笑)。

ああ、それと今回の巻は、意外なカップルが誕生していました(笑)。
本当に、何というか、飲まずにはいられませんな(笑)。
デキる女をモノにするのだから、まぁ、頑張ってくれ…と、読みながらケラケラ笑ってしまいましたよ、あのブッキング寸劇場面(笑)。

次の34巻翻訳は年内に読めるのかしら…とか思いつつ、まだまだ原書に追いつかないあたり、ノーラの化け物作家具合に土下座しつつ(笑)。
ラストシーンが想像つかないってもあるけど(笑)。
今、私が一番夢中になっているマンガがこれかもしれません(笑)。
パラノーマル・ロマンスがまんま少女漫画になったのがこれですよ、そこのパラ脳の皆さん!!

何せ人間とバンパイアのハーフの花売り娘が、バンパイアハンターの青年貴族と契約結婚しちゃう という設定だけでどんぶり飯ものでしょ?!

しかも、このヒロインのエスターちゃんは天然ピュアピュアだし、何よりヒーローのレオンが…やべぇ。
何このツンデレベタ惚れっぷりったら!! とか胸熱です!!

好き過ぎて、最初の短期集中掲載の時からメロメロで「読んで!」「読んで!!」と煩く、毎回雑誌アンケート投票し、コミックス発売をSNSで告知しているとか完全にヤバイ読者(笑)。
おかげで音さんご本人にもリプ頂いたりして、おお、この分はレオンとエスターのイチャラブで!! とか言ってる始末\(^o^)/

雑誌で読んでるならコミックスはいいでしょ、とか仰るそこの人!
ここに収録された書下ろし4コマの レオンのラブラブ残念変態っぷり を読まないなんてありえないよ?!
腹抱えて笑ってしまい、音さんにそう言ったら「よかった…引かれてなくて(笑)」と。
引くどころかけしからんもっとやれおかわりプリーズ!!ですよ\(^o^)/

最新号ではとうとう、セクハラ全開レオンの「俺の可愛い胸」発言も飛び出し、床をゴロゴロ転がりながら読みましたヤホー!
早う二巻!!
早う二巻を下さいお願いします!!
本日、『勝手にロマンス!』様の方でアップされました、 アウトランダー特集 の方に、短いですが(私にしてみれば。笑)コラムのようなものを書かせてもらっています。

http://romance-hills.com/special/take/?ft=inc_cnt_spft_outlander

いやー。そこのアナタ、笑ってませんか?

どんだけネコかぶって書いたんだ、お前!! と(笑)。
いや、認めるよ。
人様のサイトでいつもの 奇行文まっしぐら ことの節炸裂では、それでは布教にならない。初心者サマが怯えるではありませんか!(笑えない、笑えないぞ!!)

え? この日記を読んでる人はいいんですよ。
だって、私のその変人っぷりを承知でここに飛んできていると決めつけていますから(笑)。

で、今回のコラムについては、ドラマ化もあってここで新規読者を増やすべく草の根運動の一環の気負いもあって、お声をかけてもらった時に二つ返事でOKしていました(笑)。
とってもステキにレイアウトしてもらえました♪
管理人さんに我が儘ばかりでしたのに…(そもそも規定字数を軽くぶっちぎっていた件をはじめ…orz)。
ありがとうございました。楽しかったです!
足向けて寝れないので立って寝ます!
もっとも、中味はことの印…あのコアな聖地巡り読んで引く人はいても、新たに読んでくれる人がいるかは…(震え声)。

…(むくっ)。
気を取り直していきます。
せっかくのアウトランダー特集ですのでこの機会に読んで楽しんでみて下さいね。
(プレゼントもありますよっ)

ところで、ここで問題になってくるのはリンク先。
そう、とっちらかっている上にXP問題によるOS変更、挙句PC入院の余波で放置している拙サイトでございますが…ここで、死ぬ気でリニューアルしないとならない事情が発生しました とだけ言っておきます(ごめん。ちょっと盛った。笑)。
あ、サイト閉鎖はしませんよ。
何度も言いますが、ガバルドン女史にリンク承認もらった時に「最終巻が出るまではサイト運営して花道を飾る」ってのは自分に誓ったから(笑)。
(先に私がヤバそうだが。笑)
個人的には、もう拗らせ過ぎて末期なアウトランダー読者に向けて、『アウトランダーの歩き方(仮)』とかいうガイドブックを作りたいんですが…駄目かしら?
薄い本にしてコミケで売るか、とか悪い考えも過りましたがね(爆)。

とりあえず、リハビリを兼ねて来月の周年イベントの準備でも…とかって、もう駄目オーラ全開(笑)。
ぼちぼちでもやりはじめないと、全然ヤバイってば!! > でも、まだ何もしていないww
片付けしていて、まだ、この本を読了していない事に気付きました(笑)。
いや、ちまちまと読んでいるんです。
読んでいるのですが、勿体なくて、読み終えたくなくってまた最初に戻る、を繰り返していて進まない のです(爆)。

ああ、横溝正史読者にとって、これはヤバイまでのクオリティの一冊でございました。
さすが角川だな。
この中で書かれている、角川文庫で出される前の講談社から出た函入りハードカバーの全集が、偶然にも私の通っていた中学校の図書室にあって(寄贈した人に今でも焼き土下座して感謝したいと真剣に思っている)、それがなければここまで横溝にハマってなかったと思います。
小学生の時に偶然読んだ『悪魔の手鞠唄』一冊で終わっていた可能性もありました。
あの朱色のハードカバーを手に取った瞬間のことを今でもありありと覚えています。
周囲のみんながコバルト文庫を読んでいる中、独り横溝祭りを開催していたあたり、今の私の路線ルーツが垣間見えます(笑)。

落ち着いたら、読み進めなきゃね。
勿体ないけど(笑)。
おおっと。
これも買ったままでしたな(笑)。
アンソロジーと違って、こっちは全然何回読んでも飽きないのでつい(笑)。

カラーイラストギャラリーとか、キャラクター設定とか、人気投票とかファンブックよくある企画から、この作品らしいものまで。
いやはや、前野さんのアオリ教室 とか、夢野咲子先生と都ゆかり先生の誌面対談 とか笑い死にしそうでしたよ(笑)。

でも、一番のお気に入りは幻のボツネタ書下ろしマンガ だな\(^o^)/

これは定価で買った甲斐があった大満足アイテムでした♪
この前、散歩がてらに行ったお店で処分セールワゴンにあったのよね。
半額以下だったので購入しました。

今夏は水出し茶がマストだったのですが、手頃なウォータージャグがなくって100均のちゃちいの使ってたのよね。
冷蔵庫に入るように。

これなら耐熱ガラスだから、熱湯も平気だしね。
何よりルピシアのグランマルシェで見たジャグと同じタイプで、しかもハリオとくれば、ね。
お値段的にも機能的にもいい買い物出来ました。

水出しはあと何回使うか分からないけど、お湯からの常温茶作るのに何か月かは活躍してくれそうです、今年中のうち。
勿論、来年を見越して買ったんですがね(笑)。
買い物に行ったスーパーの書籍売り場で、最後の一冊だったのでつい買ってしまいました(笑)。
出るっていうのは知っていたけど、こちらのベルばら表紙のコンパクト版ってネット書店であっという間に消えてしまってたんだよね…(^_^;)
さすがだわ(^_^;)

でも、たとえ手に入れても絶対勿体なくて付箋は使えないだろうし、とか思って縁がなかったと諦めていたんですが…あのドルガバ着こなしたオスカル表紙の実物を拝んでしまっては…駄目だったわ。
目があった瞬間に陥落しました\(^o^)/
で、速攻レジに向かってました(笑)。

やっぱり、ベルばらとエースをねらえ!は、私のマーガレット歴の特別なところにいる作品だわ、としみじみ。
きたよ!
とうとう、このヨーロッパ鉄道時刻表が 電子書籍版 になったよ!!

しかも電子版、何とまさかのコンテンツ分冊版\(^o^)/
とうとう、時代が私に追いついてくれた(笑)。
これで イギリス・アイルランド編 だけを買えばいいのよ(笑)。

で、試しに限定ポイント使ってReader版を買ってみたんだが…あかん。
恐ろしい程に見にくい(^_^;)
そもそもこのコンテンツそのものが、タブレット奨励なんだよね。
となると…。

ええ。kindle版も買ってみました(爆)
そしたらーっ!! もう、感動するぐらい使いやすい!! 見やすい!!
横画面にすれば、路線図が一枚で見れるし、何より私のkindleはほぼ本体と同じぐらいの大きさなのが幸いした(笑)。
私のkindleがPaper WhiteでなくFireなのが良かったってのもあるかな、これは。
Paper Whiteだと、多分Readerと同じような使い心地だと思うわ。

まぁ、Reader版は電子化ありがとう! のお布施と思おう(笑)。
もしかしたら、いつかiPadを手にしているかもしれないから、その時には十分使えるもの(笑)。

とりあえず、私が渡英するまではこの時刻表電子化が続いてほしいので、次の冬のダイヤ改正版もお布施よろしくkindleで買う気満々です!
これであとは私の愛読書でもある『地球の歩き方 湖水地方&スコットランド』がkindle化されたら言うことないのになー。
kindle持ってれば、ガイドブック類も読む本もネットツールも何もかもひとまとめ出来るもの(^◇^)
さて。
アニメ化により、いろいろと出ている野崎くん関係ですが、うーん(^_^;)
これ、連動購入特典がなければ絶対に定価のアニメイトで買わずに、他のところで安く買ってたと思う(^_^;)

だって、16ページまでで終わったもの、私の目的 がね。

椿さんの書下ろし分、あと樋口橘さんと高尾滋さんの野崎くんイラストね。
それ以外は一回読んで、それで終わった(^_^;)

何だかこういう商売はどうかと思うんだが、ついつい踊らされる哀しいサガよ…。
スクエニだから予想しておくべきだったのかしらん。

ま、椿さんの書下ろしがキレッキレに面白かったので、それで自分を慰めるよ。
あと高尾さんのイラストが堀先輩だったことな!!
私、これに収録されているものを全部雑誌でリアルタイムで読んでいました。
樋口さんご本人は「15年も前の作品だから!」と仰っていた『手紙~秋~』も昨日読んだような錯覚(笑)。
お気に入りだったんだよね。あのラストシーンが。
だから、こうやって10数年を経てコミックス化されたのは嬉しいな。

それでも、やはり一番泣いたのは表題作なんですが。
泣きました。雑誌掲載時に泣きました。
本当に尖った不器用な、でも愛さずにはいられないキャラクター達を描かせると抜群ですよ、樋口さん。

本誌では新連載も開始されました。
またコミックスで保存用が欲しくなるような作品だといいな。
リサ・クレイパスのフライデー・ハーバー・シリーズ三巻、読了(してました)。
甘く、そしてあたたかく、読後がこれはたまらん、な一冊。

既刊二冊、ノーラン家の長男、次男の話を読んでいて、こんなに脆く、そして哀しいヒーロー候補がクレイパスのシリーズ作品にいたか?というのがまずありました。
クレイパスの書くヒーローって、どんなに逆境でも、どんなにどん底でも、いい意味でも悪い意味でも脇役ポジションの時ですら、這い上がるオーラ的なものを醸し出しているんですよね(まぁ、ロマンス小説らしいといえばそれまでなんですがね)。
だからこそ、このアレックスの哀しい生い立ち、そして現状に目を覆いたくなると同時に、この彼をヒーローに、どういった話を書くのか純粋に興味も湧きました。
しかし、まぁ、どんどん達者になっていくクレイパスってば、二巻の中でとんでもない布石を放り込んできたのです。
恋に落ちた瞬間、というより、アレックスの人生が再生されていく第一歩のような瞬間がそこにありました。
あの部分を読んだ時に、二巻の主役であるサムとルーシーのあれこれが頭からふっ飛んだ読者は私だけではないとは思うのですが(笑)。
そして、ほぼ二巻と同時進行といった仕掛けで、この話をしれっと出してきたのを見た時に「あ。やられた(^_^;)」と思いました。
勿論、プラスの意味で、です。


お話は、二巻で登場したホテル「アーティスト・ポイント」で料理人をしているゾーイとアレックスの不器用な人生やりなおしもの、とでも。
アレックスは、哀しい生い立ちが災いし、人の愛し方も愛され方もわからないというところに、夫婦生活も破綻、無一文に近い状態で仕事も暗礁に乗り上げ、絶望の淵にいた。
そんな時にゾーイと出逢い、彼女のつくる手料理と明るく純粋な笑顔に触れるにつれて、止まっていた彼の時間と人生が静かに動き出そうとするのだが、いかんせん初めてのその感情に付ける名前を、彼は知らなかった。
祖母と一緒に暮らす為に、サンフアン島の湖畔にある別荘の改修をアレックスに依頼したゾーイは、そんな彼の翳りのある表情がずっと気になっていたのだが、日々を一緒に過ごすにつれ、秘めたられた不器用な優しさを知って、惹かれていくのだが…。

とにかく、アレックスの母性本能わしつかみっぷりはヤバイ(笑)。
こんなに捨てられたずぶ濡れワンコみたいに、じーっとヒロイン見つめてそげな不器用でナイーヴなヒーローも書けるんだクレイパス!! とかちょっと胸熱!
それに対するヒロインのゾーイが、よくある肝っ玉姉御キャラだとよくある話になっちゃうところだけど、これが嬉しい想定外!
美人すぎるゆえに、性的対象のように見られてきた反動で男性を避けてきた…とまできたら、引っ込み思案に行きそうなのに実にポジティヴな方向に設定が舵をきっていた(笑)。
母性の塊のような、キュートな慈愛の天使といったところか。
しかも、「男性は胃袋から落とせ」を地でいく、ゾーイの料理の描写の圧倒的なことといったら!!
あれは、もう、完全にアレックスは 餌付け 陥落しかありませんよ(爆)

この話では、アレックスにだけ見える幽霊、ゾーイの祖母の話がセカンドストーリーとして盛り込まれていて、そこにある「やりなおし」とか「後悔」とかいうものを、若い主人公たちに語り掛けるように展開していくのだが、これもほろ苦くもあたたかいエンドマークがついていました。
アルコール中毒目前のアレックスのもがきも、この幽霊がいなければもっと尖がったものになってたでしょう。
そこが、このシリーズにおけるクレイパスの「安定感」だと私は解釈しました。
今までのクレイパスなら、あそこは尖がったものにしてきたのでないかと思うんです。
でも、しなかった。
そんなこのシリーズの、ある意味「甘ちゃん」とも取れる、ハードルの低さがいいな、と。

そうですね。
もし、クレイパスのコンテンポラリー作品、トラヴィス家もので脱落した方は、このシリーズはもしかして、コンテンポラリーのリハビリになるかもしれません。
それぐらい、とっても読みやすく、そして優しい読後のラストです。
トラヴィス家もので、クレイパスはコンテのが好き!となった私ですが、このシリーズはスイートなクレイパスのコンテとしてすっかりお気に入りですよ!
で、ビターなトラヴィス家ものを再読して、その差とかを噛みしめる。
くーっ、たまらんな! > お前だけかもしれんぞ、その楽しみ方は(爆)

既に4巻の翻訳も決まっているとかで、間をあけずに続き読めるのは楽しみです♪
あの男前なジャスティンがヒロインというだけで楽しみです(笑)

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