さっき、昼に飲んだ缶コーヒーに付いてたキャンペーンシールの番号を入力してゲームしたら、二回目の楽天ポイント500円分ゲット♪♪
これで「本代の足し」と前回言ってた分と合わせて、気付けば「文庫新刊1冊分」となりましたわ(笑)。
タダで新刊本ゲット・・・ステキな響き(うっとり)。
+余談+
本日のことのさん家の夕飯はカレーだったんですが、前にいる父がじーっと、私と母の事を見ています。
「何?」
「いや、全く逆やなぁ、と思って」
何の話かというと、カレーライスの配置 なんですよ。
なんでもラジオでたびたび最近話題になったらしくて、気になって観察していたんだそうだ。
ちなみに母は、右から「カレー・ごはん」。
そしてことのさんは、右から「ごはん・カレー」。
・・・確かに全く逆配置で食べてました(^^;;
いや、お弁当も絶対そうなんだけど、利き手(ことのさんは右利き)の方にご飯くるようにしちゃうんですよ。クセで。
皆さんはどっちでしょうか?(笑)
「私はこっちー」とかいうのに気付いた方、お時間あればBBSにでも(笑)
これで「本代の足し」と前回言ってた分と合わせて、気付けば「文庫新刊1冊分」となりましたわ(笑)。
タダで新刊本ゲット・・・ステキな響き(うっとり)。
+余談+
本日のことのさん家の夕飯はカレーだったんですが、前にいる父がじーっと、私と母の事を見ています。
「何?」
「いや、全く逆やなぁ、と思って」
何の話かというと、カレーライスの配置 なんですよ。
なんでもラジオでたびたび最近話題になったらしくて、気になって観察していたんだそうだ。
ちなみに母は、右から「カレー・ごはん」。
そしてことのさんは、右から「ごはん・カレー」。
・・・確かに全く逆配置で食べてました(^^;;
いや、お弁当も絶対そうなんだけど、利き手(ことのさんは右利き)の方にご飯くるようにしちゃうんですよ。クセで。
皆さんはどっちでしょうか?(笑)
「私はこっちー」とかいうのに気付いた方、お時間あればBBSにでも(笑)
某お友達にレンタルしていた本たちの返却ついでに、彼女の手持ちマンガが30冊ばかり同梱されてレンタル本として送り込まれてきました(笑)。
おかげさまで、先週のことのさん、延々マンガ漬けでした(^^ゞゞ
本当は読みたい本を聞かれて「『喰霊』がいい」と言ったんですが、現在某マダム宅にレンタル中だそうで(笑)。
「あ。ゾンゼロ、5巻しか入ってないけど、それより前もついでにマダムにもらってね(笑)」
・・・ふ。さすがでございます(笑)。
で、数あるマンガたちの中で、恐ろしくツボに入ったのがこちら。
『 十二秘色のパレット 』
・・・そこで、ヒロインとか、先生とかお気に入りのキャラは誰?と聞かれそうですが・・・すんません。
この作品に関しては、お気に入りは人間でなく 鳥でした(笑)。
いや、セロの相棒のヨーヨー(♂)が可愛すぎます!(萌)
でも、ぶっちぎり一番は先生の相棒オリガ様(♀)なんですがね・・・ワタクシ、究極のツンデレ像をあの鳥に見ました気がしてなりません(爆)。
・・・古本屋であったら、自分用に買っちゃおっかな(^^ゞ
そんな事を思った、最近のマンガ読まない状態のことのさんにしては珍しいシリーズ(^^)
おかげさまで、先週のことのさん、延々マンガ漬けでした(^^ゞゞ
本当は読みたい本を聞かれて「『喰霊』がいい」と言ったんですが、現在某マダム宅にレンタル中だそうで(笑)。
「あ。ゾンゼロ、5巻しか入ってないけど、それより前もついでにマダムにもらってね(笑)」
・・・ふ。さすがでございます(笑)。
で、数あるマンガたちの中で、恐ろしくツボに入ったのがこちら。
『 十二秘色のパレット 』
・・・そこで、ヒロインとか、先生とかお気に入りのキャラは誰?と聞かれそうですが・・・すんません。
この作品に関しては、お気に入りは人間でなく 鳥でした(笑)。
いや、セロの相棒のヨーヨー(♂)が可愛すぎます!(萌)
でも、ぶっちぎり一番は先生の相棒オリガ様(♀)なんですがね・・・ワタクシ、究極のツンデレ像をあの鳥に見ました気がしてなりません(爆)。
・・・古本屋であったら、自分用に買っちゃおっかな(^^ゞ
そんな事を思った、最近のマンガ読まない状態のことのさんにしては珍しいシリーズ(^^)
情熱の香り (フローラブックス)
2009年2月17日 新刊レビュー
クリスティーナ・ドット、今度はフローラブックスから登場しました。
しかも彼女の初のパラノーマル・シリーズ。
各会社から、ヒストリカル(ハーレクイン社)、コンテンポラリー(原書房)、パラノーマル(ぶんか社)ときれいに分けて刊行されているのは、これはこれで正解かな、と思いますね。
そんなこんなで、ドットのDarknessシリーズ(日本版は「闇の勇者たち」シリーズ・・・うーん。勇者、ってかなり話の内容的に違う気がしますが)1冊目、読了。
パラノーマルでありながら、ドットらしい軽妙なテンポとキッチュなキャラ造詣で、サクサク読めるのがこのシリーズの強みと思いました。
世界感も、極寒のロシアの大地を舞台に形成された歪んだ価値観と宗教観から生まれた悪魔と契約した異形のバリンスキ一族をベースにして、一組の本物の愛情からその栄華に綻びが生じるという、何ともロマンス小説ビバ!というもので、かなりヨシでございます。
というか、何か、ワイルダー一家はシルエット作品を読んでいるような気持ちにさせられますね・・・一家揃ってごはん食べて楽しい話して、愛が溢れています。
いつまでたっても奥さんもらわない息子に嘆く父コンスタンチンとか典型的よね。
でも、そこはやはり異形の一族ゆえに、失踪した三男エイドリックの転落背景も、少しだけ語られたものでもパラノーマルの堕ちたヒーローの原型というか(これから彼のやり直しがどう描かれるのか。まさに復活の物語だわね)。
ラブラブで駆け落ちした父コンスタンチンと母ゾラナの過去ですら、ヒリヒリと痛ましい、普通でない出会いな事は安易に想像がつくもので。
それは、バリンスキ一族が悪魔との契約で得た「内なる野獣」とは決して切り離せない一族の男性の持って生まれた性なんだけど。
パラノーマルロマンスでは、それは重要なキーとなるのだけどね(いろんな要素と組み合わせて)。
で、今回の主役は、ワイルダー一族の長男ジェイシャ(オオカミ)と、彼の会社の部下で秘書でもあるアンのお話。
ドットの話というのは、潔いまでの直球と、クセになる変化球がすごい按配で構成されているのですが・・・今回は本当に驚くまでの早さでジェイシャがオオカミに変身するというのが彼女に知れてしまうあたり、潔すぎ(笑)。
アンに対し、ロックオンを決め込んでからのジェイシャのイケイケやれやれっぷりはドット作品のヒーローだなぁ、とうふふ(^m^)
でも、読み進めるにつれて、ジェイシャなんてたかだかオオカミに変身する程度じゃんか (完全にパラ読みすぎで麻痺しすぎ。爆)という事に気付きました・・・いやー。ジェイシャ以上に隠し球持ち でしたのは、むしろヒロインのアンの方でした(^^ゞ
こういうびっくり箱をあっさりシリーズ1冊目で持ってくるあたり、何と言うかサービス心旺盛なエンターテイナーというか。
お互いいじめっこになったり、意地をはったりしつつも根本的には最初から最後までラブラブえっちっち垂れ流しなこの二人(笑)。
ここらへんも潔さか?!(爆)
今回のヒロインのアンの「特性」も、ワイルダー兄弟の末っ子にて唯一の女の子ファイアバードの●●の真相も、次回以降持ち越しというわりに、1冊まるごと堪能出来ました。
とどのつまりは、パラだろうがこれって、今までお互い気になっていた相手とあるきっかけ(でもそのきっかけが「彼がオオカミに変身しました」っていうのはかなり斜めかっとび。爆)によってラブラブになれた、というロマンスのテンプレ展開だから分かりやすいお約束さもプラス要因としてあり。
ちょっとした茶目っ気もあったりして、これはお気に入りシリーズ確定~♪(というか、ことのさん、ドット作品はみんな好きなんだけど。笑)
しかし1冊目から、胡散臭い事極まりない敵役のバリンスキ一族をはじめ、愛すべきワイルダー一家、裏ありありな巡査部長、アンの育て親同様な頭の回転の早いツンな修道女といい、一筋縄ではいかないキャラを沢山並べられてしまっては、これは残り3冊とも付き合え、って事ね(^^ゞ
次回ヒーローは、コンスタンチン父ちゃん曰く「考古学者なんて冒険家と一緒だ。インディ・ジョーンズを見ろ」(笑)な次男ルリックくん(タカ)。
お相手はもうバレバレなんで(笑)、あとは早く読める事を願うのみ(-人-)
しかも彼女の初のパラノーマル・シリーズ。
各会社から、ヒストリカル(ハーレクイン社)、コンテンポラリー(原書房)、パラノーマル(ぶんか社)ときれいに分けて刊行されているのは、これはこれで正解かな、と思いますね。
そんなこんなで、ドットのDarknessシリーズ(日本版は「闇の勇者たち」シリーズ・・・うーん。勇者、ってかなり話の内容的に違う気がしますが)1冊目、読了。
パラノーマルでありながら、ドットらしい軽妙なテンポとキッチュなキャラ造詣で、サクサク読めるのがこのシリーズの強みと思いました。
世界感も、極寒のロシアの大地を舞台に形成された歪んだ価値観と宗教観から生まれた悪魔と契約した異形のバリンスキ一族をベースにして、一組の本物の愛情からその栄華に綻びが生じるという、何ともロマンス小説ビバ!というもので、かなりヨシでございます。
というか、何か、ワイルダー一家はシルエット作品を読んでいるような気持ちにさせられますね・・・一家揃ってごはん食べて楽しい話して、愛が溢れています。
いつまでたっても奥さんもらわない息子に嘆く父コンスタンチンとか典型的よね。
でも、そこはやはり異形の一族ゆえに、失踪した三男エイドリックの転落背景も、少しだけ語られたものでもパラノーマルの堕ちたヒーローの原型というか(これから彼のやり直しがどう描かれるのか。まさに復活の物語だわね)。
ラブラブで駆け落ちした父コンスタンチンと母ゾラナの過去ですら、ヒリヒリと痛ましい、普通でない出会いな事は安易に想像がつくもので。
それは、バリンスキ一族が悪魔との契約で得た「内なる野獣」とは決して切り離せない一族の男性の持って生まれた性なんだけど。
パラノーマルロマンスでは、それは重要なキーとなるのだけどね(いろんな要素と組み合わせて)。
で、今回の主役は、ワイルダー一族の長男ジェイシャ(オオカミ)と、彼の会社の部下で秘書でもあるアンのお話。
ドットの話というのは、潔いまでの直球と、クセになる変化球がすごい按配で構成されているのですが・・・今回は本当に驚くまでの早さでジェイシャがオオカミに変身するというのが彼女に知れてしまうあたり、潔すぎ(笑)。
アンに対し、ロックオンを決め込んでからのジェイシャのイケイケやれやれっぷりはドット作品のヒーローだなぁ、とうふふ(^m^)
でも、読み進めるにつれて、ジェイシャなんてたかだかオオカミに変身する程度じゃんか (完全にパラ読みすぎで麻痺しすぎ。爆)という事に気付きました・・・いやー。ジェイシャ以上に隠し球持ち でしたのは、むしろヒロインのアンの方でした(^^ゞ
こういうびっくり箱をあっさりシリーズ1冊目で持ってくるあたり、何と言うかサービス心旺盛なエンターテイナーというか。
お互いいじめっこになったり、意地をはったりしつつも根本的には最初から最後までラブラブえっちっち垂れ流しなこの二人(笑)。
ここらへんも潔さか?!(爆)
今回のヒロインのアンの「特性」も、ワイルダー兄弟の末っ子にて唯一の女の子ファイアバードの●●の真相も、次回以降持ち越しというわりに、1冊まるごと堪能出来ました。
とどのつまりは、パラだろうがこれって、今までお互い気になっていた相手とあるきっかけ(でもそのきっかけが「彼がオオカミに変身しました」っていうのはかなり斜めかっとび。爆)によってラブラブになれた、というロマンスのテンプレ展開だから分かりやすいお約束さもプラス要因としてあり。
ちょっとした茶目っ気もあったりして、これはお気に入りシリーズ確定~♪(というか、ことのさん、ドット作品はみんな好きなんだけど。笑)
しかし1冊目から、胡散臭い事極まりない敵役のバリンスキ一族をはじめ、愛すべきワイルダー一家、裏ありありな巡査部長、アンの育て親同様な頭の回転の早いツンな修道女といい、一筋縄ではいかないキャラを沢山並べられてしまっては、これは残り3冊とも付き合え、って事ね(^^ゞ
次回ヒーローは、コンスタンチン父ちゃん曰く「考古学者なんて冒険家と一緒だ。インディ・ジョーンズを見ろ」(笑)な次男ルリックくん(タカ)。
お相手はもうバレバレなんで(笑)、あとは早く読める事を願うのみ(-人-)
侍戦隊シンケンジャー
2009年2月16日 TV
昨日から始まりましたね~。
戦隊ものシリーズの新作であるこちらが(笑)。
侍戦隊シンケンジャー
公式サイトはこちら
http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/
いやー。
勿論、シンケンブルーの相葉くん目的だったんだけど・・・キタ!
昨年のは初回で萎えたが、何故か前回以上にツッコミ満載であるこっちの方が、ことのさん的にキターッ!!(爆)
時代劇ものコントと戦隊ものを心地よくゆる~くミックスした感500%なんだけど、それがよいのだ(笑)。
殿(シンケンレッド)とジイのやりとりだけでもアホで笑えるのに、いつも黒子付きて!(爆)
一番キャラがたっているのは多分ジイなんだろうけど(この21世紀に、伝達手段が矢文というあたり『明日のよいち』の烏丸パパのよう。爆)、でもその次はあいばっちだと思うわ~(笑)。
何でしょうかね、やはり 配線違いのイケメンというのは、ことのニーズなんでしょうね・・・しかも、あいばっちの役、更に 時代錯誤の天然というのがテラモエ!!
その上に、悪役の外道衆(このネーミングだけでグッジョブ。笑)たちのマドンナ、薄皮太夫サマのお声!
朴さーん!!いや~ん、嬉し~っっ。ステキーっ♪
こちらも楽しみだわ。
そんなこんなで、今年はシンケンジャーを押し!!でいきますわワタクシ(萌)。
・・・そんなこんなで、やっぱり今年もことのさんの辞書から「日曜の朝寝坊」は消えました・・・くっ(涙)。
+独り言+
そんなシンケンジャーできゃいきゃい盛り上がる反面、『仮面ライダーディケイド』が正視するのに耐え難い展開です・・・。
キバを一年間、楽しくツッコミしながら見てきた身には、あの キバ本編の回想シーンに出てきたかわいいチビ渡とは思えないピーッ(自主規制)なチビ渡は開いた口が塞がらず、ガルルさん達の声も違うしウンザリげんなりです・・・。
これでイクサまで壊すような展開になったらどうしよう・・・いや。
キバだけではない。電王も危険だわ・・・モモタロスたちの声が違うとかいうありえないサプライズも予想内になってきたぞ・・・。
ディケイドの設定はもしかして「今までの平成ライダーに対するファンの思いを全て壊す」という設定ではないか、というツッコミが止まりません・・・。
ホンマ、勘弁して下さい(ーー;
戦隊ものシリーズの新作であるこちらが(笑)。
侍戦隊シンケンジャー
公式サイトはこちら
http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/
いやー。
勿論、シンケンブルーの相葉くん目的だったんだけど・・・キタ!
昨年のは初回で萎えたが、何故か前回以上にツッコミ満載であるこっちの方が、ことのさん的にキターッ!!(爆)
時代劇ものコントと戦隊ものを心地よくゆる~くミックスした感500%なんだけど、それがよいのだ(笑)。
殿(シンケンレッド)とジイのやりとりだけでもアホで笑えるのに、いつも黒子付きて!(爆)
一番キャラがたっているのは多分ジイなんだろうけど(この21世紀に、伝達手段が矢文というあたり『明日のよいち』の烏丸パパのよう。爆)、でもその次はあいばっちだと思うわ~(笑)。
何でしょうかね、やはり 配線違いのイケメンというのは、ことのニーズなんでしょうね・・・しかも、あいばっちの役、更に 時代錯誤の天然というのがテラモエ!!
その上に、悪役の外道衆(このネーミングだけでグッジョブ。笑)たちのマドンナ、薄皮太夫サマのお声!
朴さーん!!いや~ん、嬉し~っっ。ステキーっ♪
こちらも楽しみだわ。
そんなこんなで、今年はシンケンジャーを押し!!でいきますわワタクシ(萌)。
・・・そんなこんなで、やっぱり今年もことのさんの辞書から「日曜の朝寝坊」は消えました・・・くっ(涙)。
+独り言+
そんなシンケンジャーできゃいきゃい盛り上がる反面、『仮面ライダーディケイド』が正視するのに耐え難い展開です・・・。
キバを一年間、楽しくツッコミしながら見てきた身には、あの キバ本編の回想シーンに出てきたかわいいチビ渡とは思えないピーッ(自主規制)なチビ渡は開いた口が塞がらず、ガルルさん達の声も違うしウンザリげんなりです・・・。
これでイクサまで壊すような展開になったらどうしよう・・・いや。
キバだけではない。電王も危険だわ・・・モモタロスたちの声が違うとかいうありえないサプライズも予想内になってきたぞ・・・。
ディケイドの設定はもしかして「今までの平成ライダーに対するファンの思いを全て壊す」という設定ではないか、というツッコミが止まりません・・・。
ホンマ、勘弁して下さい(ーー;
汚された令嬢 (扶桑社ロマンス)
2009年2月15日 新刊レビュー
バーバラ・ピアスの初翻訳本、読了~。
なかなかナイスな1冊でございましたな、コレ。
何がって、ヒストリカルには稀有なストレスフリーだったという点でナイスかと(笑)。
随所にアホさもあって、それがことのさんツボでございました(爆)。
公爵令嬢のフェイアーは、初めての夜を捧げた相手が、実は自分の父親に捨てられた元愛人の手先で、自分が罠にはめられた事を知り・・・という話なのだが。
いやー、どうなるかと思ったらこのフェイアー、無垢ながら恐ろしく気丈で罠にはめられても何のその、汚名を背負ってもイケ好かない悪人たちに負けるもんかい!!と顔をあげて生活しているというのが気に入った(笑)。
ウジウジとなるわけでもなく、親友とお出かけもするし、舞踏会にも出かける。
何より、相手を呪うと同時に自分の至らなさを承知し、その現実を直視している潔さがいいのだ。
実際にはありえないんでしょうが、名誉を汚された公爵令嬢さまが、やれ田舎に引っ込めだの罠にはめた相手と結婚しろだの海外に長期旅行に出てくれだのいう家族の懇願をつっ撥ねて、ですから。
その勢いじゃあ、悪人たちが描いていた通りに話が展開しなかったのも当然か・・・貴族たちも「あそこまで燦然となさっているんだしねぇ」と、それこそフェイアーの勢いの煙に撒かれたカンジ?(笑)
さて、ここで彼女がどうにかして目にものを見せてやりたい!と願っている悪人二人に、代わりに復讐してあげるよ~、と登場するのがヒーローで平民あがりの成り上がり紳士マッカス。
・・・ぷっ。このマッカスがサイコーっ!!
久々の平民ヒーローという以上に、この逆境に負けない、しかも男前マメ男なラブラブくん、ポイント高いです(笑)。
一目ぼれしたフェイアーに対し、最初は更なる上層貴族社会への切符と思っていたから取引を持ちかけた筈なのだが・・・何か数ページでそれをすっかり忘れている感が(^^ゞゞ
取引内容の為のターゲットだったのに、気付けば愛するフェイアーを傷つけた相手だからこそ普通にさっくり殺すだけでは飽き足らない、じわじわ甚振って晒しなぶり殺しに・・・ってあたり、復讐する当人以上に怖い(笑)。
とんでも過去を持つマッカスと、とんでも家族を持つフェイアー・・・何というか、こんなツーと言えばカー!!みたいなドンピシャなカップル、いませんぜー(笑)。
お互い、相手の事になると気丈で知的なところが鈍くなってしまってそれがかわいいんだよね。
でもってホットなラブシーン以上に、ちょっとした触れ合いからがまずラブラブだし、ユーモアに富んだ会話も微笑ましいし。
まぁ、しかし本当にフェイアーの指摘じゃないが、マッカスくん、寝る間もないぐらい暗躍しまくり(^^ゞ
ラストのドタバタプロポーズ劇すら、何だか微笑ましく、悪人の因果応報も最後までくっきりハッキリ書かないのにあきらかなのがまたオサレで◎。
設定からすると極悪親な筈のフェイアーの両親、公爵夫妻ですら何だか斜め上にかっ飛びすぎていて憎めません(笑)。
そんなこんなで、ストレスもたまらず、ラブラブで軽~く濃厚なヒストリカルを楽しみたいって人向けかも。
さてはて。この本、続編がありまして本編中に「公爵家の呪い」という、早死にを予言されまくっているフェイアーの兄で、次期公爵であるテメス侯爵が主人公の1冊。
翻訳も決まっているようで、これは楽しみです(^^)
あの飄々としたテムが、どんな相手にとっ捕まるんだか・・・今回の主人公たちのその後も出てきたらいいな(^^)
なかなかナイスな1冊でございましたな、コレ。
何がって、ヒストリカルには稀有なストレスフリーだったという点でナイスかと(笑)。
随所にアホさもあって、それがことのさんツボでございました(爆)。
公爵令嬢のフェイアーは、初めての夜を捧げた相手が、実は自分の父親に捨てられた元愛人の手先で、自分が罠にはめられた事を知り・・・という話なのだが。
いやー、どうなるかと思ったらこのフェイアー、無垢ながら恐ろしく気丈で罠にはめられても何のその、汚名を背負ってもイケ好かない悪人たちに負けるもんかい!!と顔をあげて生活しているというのが気に入った(笑)。
ウジウジとなるわけでもなく、親友とお出かけもするし、舞踏会にも出かける。
何より、相手を呪うと同時に自分の至らなさを承知し、その現実を直視している潔さがいいのだ。
実際にはありえないんでしょうが、名誉を汚された公爵令嬢さまが、やれ田舎に引っ込めだの罠にはめた相手と結婚しろだの海外に長期旅行に出てくれだのいう家族の懇願をつっ撥ねて、ですから。
その勢いじゃあ、悪人たちが描いていた通りに話が展開しなかったのも当然か・・・貴族たちも「あそこまで燦然となさっているんだしねぇ」と、それこそフェイアーの勢いの煙に撒かれたカンジ?(笑)
さて、ここで彼女がどうにかして目にものを見せてやりたい!と願っている悪人二人に、代わりに復讐してあげるよ~、と登場するのがヒーローで平民あがりの成り上がり紳士マッカス。
・・・ぷっ。このマッカスがサイコーっ!!
久々の平民ヒーローという以上に、この逆境に負けない、しかも男前マメ男なラブラブくん、ポイント高いです(笑)。
一目ぼれしたフェイアーに対し、最初は更なる上層貴族社会への切符と思っていたから取引を持ちかけた筈なのだが・・・何か数ページでそれをすっかり忘れている感が(^^ゞゞ
取引内容の為のターゲットだったのに、気付けば愛するフェイアーを傷つけた相手だからこそ普通にさっくり殺すだけでは飽き足らない、じわじわ甚振って晒しなぶり殺しに・・・ってあたり、復讐する当人以上に怖い(笑)。
とんでも過去を持つマッカスと、とんでも家族を持つフェイアー・・・何というか、こんなツーと言えばカー!!みたいなドンピシャなカップル、いませんぜー(笑)。
お互い、相手の事になると気丈で知的なところが鈍くなってしまってそれがかわいいんだよね。
でもってホットなラブシーン以上に、ちょっとした触れ合いからがまずラブラブだし、ユーモアに富んだ会話も微笑ましいし。
まぁ、しかし本当にフェイアーの指摘じゃないが、マッカスくん、寝る間もないぐらい暗躍しまくり(^^ゞ
ラストのドタバタプロポーズ劇すら、何だか微笑ましく、悪人の因果応報も最後までくっきりハッキリ書かないのにあきらかなのがまたオサレで◎。
設定からすると極悪親な筈のフェイアーの両親、公爵夫妻ですら何だか斜め上にかっ飛びすぎていて憎めません(笑)。
そんなこんなで、ストレスもたまらず、ラブラブで軽~く濃厚なヒストリカルを楽しみたいって人向けかも。
さてはて。この本、続編がありまして本編中に「公爵家の呪い」という、早死にを予言されまくっているフェイアーの兄で、次期公爵であるテメス侯爵が主人公の1冊。
翻訳も決まっているようで、これは楽しみです(^^)
あの飄々としたテムが、どんな相手にとっ捕まるんだか・・・今回の主人公たちのその後も出てきたらいいな(^^)
マイ・バレンタイン〈2009〉愛の贈りもの
2009年2月14日 新刊レビュー
たまには時節ものを読むのもいいかも、と、こちらをチョイスして読んでみました(笑)。
軽く読めて手軽でいいし(^^ゞ
目当てのロリさんの短編はかわいかった~♪
幼馴染同士のお話だけど、ガテン系ヒロインと食堂経営のヒーローという、これまたクスクスッとなる設定の妙(笑)。
ああ、リードって典型的な茶目っ気マメ男なロリさんお得意ヒーローですってば(笑)。
しかし、予習なく読んでましたが、同時収録のマーガレット・ムーアの短編・・・そうなの?(^^;
あの羊飼いクンの息子がヒーローに?!(しみじみ)
HSを創刊号からつれづれ読んでた身としては、何だか感慨深~い・・・。
リズ・フィールディングは、「ベラ・ルチア」ものの番外編なのね。ふむ。
といっても、あのシリーズ、1冊読んで頓挫したけど(笑)。
サンドラ・マートンもするり読んで終わり、ってカンジでした。
ま、息抜き程度に読む本ですな(笑)
軽く読めて手軽でいいし(^^ゞ
目当てのロリさんの短編はかわいかった~♪
幼馴染同士のお話だけど、ガテン系ヒロインと食堂経営のヒーローという、これまたクスクスッとなる設定の妙(笑)。
ああ、リードって典型的な茶目っ気マメ男なロリさんお得意ヒーローですってば(笑)。
しかし、予習なく読んでましたが、同時収録のマーガレット・ムーアの短編・・・そうなの?(^^;
あの羊飼いクンの息子がヒーローに?!(しみじみ)
HSを創刊号からつれづれ読んでた身としては、何だか感慨深~い・・・。
リズ・フィールディングは、「ベラ・ルチア」ものの番外編なのね。ふむ。
といっても、あのシリーズ、1冊読んで頓挫したけど(笑)。
サンドラ・マートンもするり読んで終わり、ってカンジでした。
ま、息抜き程度に読む本ですな(笑)
チェルシー、ヒディング監督の就任を正式発表(スポーツナビ)
2009年2月12日 スポーツ
スコラーリの電撃解任も驚いたが、この人事・・・アブ様、暴走しすぎだわ(^^;
ロシア代表監督と兼任、ってW杯予選真っ只中なのに・・・(^^;;
日本の首相並に替わっていますがな、チェルシー監督(暴言だが事実。ちーんっ)。
まぁ、何かある有名選手三人がスコラーリに反旗を翻したとか色々と噂はあるんですが・・・何かヒディング・・・アルシャビンやパブリチェンコといったロシア代表の中心選手がプレミアで戦っている時にわざわざ来んでもええのに・・・気まずいとか思うのは私が凡人だからかねぇ・・・。
ちなみにスコラーリへの契約解任による違約金、ロビー・キーンのリバプール移籍金-トッテナムへの再移籍金=10億ばかり、と同じ程になるとかならんとか。
しかし、チェルシーの低迷ってここ一ヶ月ぐらいの話だと思うんだけどねぇ・・・時期尚早って気がしてなりません。
そんなこんなで、同時期にポーツマスの監督も解任されたんですが、すっかりこちらの一大事でスルーされています・・・。
ニューカッスルの監督が心臓手術というのもふっ飛びました・・・。
で、録画していたノースロンドン・ダービー、 アーセナル対トッテナム を見ていますが・・・昨日の読書日記ではないが試合前から萎えた(爆)。
つーか、ロビー・キーンよ。何故に当たり前のようにキャプテン・マークしているんだアナタ?! とかいうヤツです。
いや、私がガチのスパーズ(トッテナム)サポなら、怒り心頭だったと思うんだが・・・大金に目がくらんでリバプールに行きよって、さっさと出戻りしてきてそれかいっ!!みたいな。
試合前に流れた、復帰記者会見の映像も、何だか開いた口が塞がらない状態で・・・ああ、そんな話(元いたチームの監督批判)をしては、選手としての、人としての器を疑われるよ・・・とか人事ながら心配になった(^^;;
まぁ、いっか。
どうせ私、トッテナムは愛しのモドリッチくんしか見てないから、彼の中盤からのパスから点数入れてくれるならこうなりゃ誰でもいいや、って気分なのよホント。
ヤケっぱちとも言えるわ・・・パプリチェンコ、ここぞという時にヘタレで使えないんだよな(ぼそ)。
解説の原さんのモドリッチ評価に慰められつつ(ロビー・キーンのパスに対し「余りうまくないです(きっぱり)」発言に拍手。爆)、トホホのドロー試合・・・頼むわ。アーセナルのエブエ退場からの一人多いパワープレイでそれかいっ!
降格争いがすぐ目の前に迫っているってのに(^^;;
(今のアーセナルは見るのが辛いのだ。セスクのいないガナーズなんて・・・うっうっう。涙)
何か本当に降格争いが熾烈となっているが・・・ブラックバーン、二部落ちならやはりロケ・サンタクルス放出は確定なんだろうなぁ。。。
+独り言+
やはり、あのイエロー出された瞬間のモドリッチくんの吠えっぷり・・・(萌)。
こんなヘタレな結果でも試合は保存しておこう(駄目すぎ。爆)
ロシア代表監督と兼任、ってW杯予選真っ只中なのに・・・(^^;;
日本の首相並に替わっていますがな、チェルシー監督(暴言だが事実。ちーんっ)。
まぁ、何かある有名選手三人がスコラーリに反旗を翻したとか色々と噂はあるんですが・・・何かヒディング・・・アルシャビンやパブリチェンコといったロシア代表の中心選手がプレミアで戦っている時にわざわざ来んでもええのに・・・気まずいとか思うのは私が凡人だからかねぇ・・・。
ちなみにスコラーリへの契約解任による違約金、ロビー・キーンのリバプール移籍金-トッテナムへの再移籍金=10億ばかり、と同じ程になるとかならんとか。
しかし、チェルシーの低迷ってここ一ヶ月ぐらいの話だと思うんだけどねぇ・・・時期尚早って気がしてなりません。
そんなこんなで、同時期にポーツマスの監督も解任されたんですが、すっかりこちらの一大事でスルーされています・・・。
ニューカッスルの監督が心臓手術というのもふっ飛びました・・・。
で、録画していたノースロンドン・ダービー、 アーセナル対トッテナム を見ていますが・・・昨日の読書日記ではないが試合前から萎えた(爆)。
つーか、ロビー・キーンよ。何故に当たり前のようにキャプテン・マークしているんだアナタ?! とかいうヤツです。
いや、私がガチのスパーズ(トッテナム)サポなら、怒り心頭だったと思うんだが・・・大金に目がくらんでリバプールに行きよって、さっさと出戻りしてきてそれかいっ!!みたいな。
試合前に流れた、復帰記者会見の映像も、何だか開いた口が塞がらない状態で・・・ああ、そんな話(元いたチームの監督批判)をしては、選手としての、人としての器を疑われるよ・・・とか人事ながら心配になった(^^;;
まぁ、いっか。
どうせ私、トッテナムは愛しのモドリッチくんしか見てないから、彼の中盤からのパスから点数入れてくれるならこうなりゃ誰でもいいや、って気分なのよホント。
ヤケっぱちとも言えるわ・・・パプリチェンコ、ここぞという時にヘタレで使えないんだよな(ぼそ)。
解説の原さんのモドリッチ評価に慰められつつ(ロビー・キーンのパスに対し「余りうまくないです(きっぱり)」発言に拍手。爆)、トホホのドロー試合・・・頼むわ。アーセナルのエブエ退場からの一人多いパワープレイでそれかいっ!
降格争いがすぐ目の前に迫っているってのに(^^;;
(今のアーセナルは見るのが辛いのだ。セスクのいないガナーズなんて・・・うっうっう。涙)
何か本当に降格争いが熾烈となっているが・・・ブラックバーン、二部落ちならやはりロケ・サンタクルス放出は確定なんだろうなぁ。。。
+独り言+
やはり、あのイエロー出された瞬間のモドリッチくんの吠えっぷり・・・(萌)。
こんなヘタレな結果でも試合は保存しておこう(駄目すぎ。爆)
幸せの宿る場所 (ライムブックス)
2009年2月11日 新刊レビュー
リサ・クレイパスの新刊、一年ぶりのコンテンポラリー読了~。
・・・疲れた > そうきたか(笑)
ワタクシ、一人称小説というものにそんなに偏見もなく、よく巷で聞く「一人称ものは読み辛い」というのも何のそのタイプなんですが・・・この作品に限っては、一人称が辛い理由があった。
一人称で語るヒロインのヘイヴンが、DV被害者で尚且つパワハラ被害者という事だ。
もう、延々と続くその類の場面描写(しかも主観的描写)にさすがに何を読んでも最後まで読み抜くことのさんも何度か萎えた(^^;
確かに話そのものは面白く、よく作られていて読む速度は落ちないし、続きが気になるからページをめくるんだが・・・何と言うか、DV被害者の主観的文章を延々読んでいる、パワハラの陰湿なイジメ描写を延々読んでいると・・・一種の閉塞感に捉われ、気付くと一旦リセットの深呼吸をする為に本を置くのだ。
これは、何というか、最近読んだ本にはない現象だったかも。
しかし、くらたま様のだめんずウォーカーそのまんまで、DV夫にボコられてとうとう命からがら逃げ出した後に「何で離婚の話しているの?ちょっと待ってよ」という反応は・・・読んでるこっちが「ちょっと待ってよ」だわ(^^;
ああ、駄目だ。私に代わりにボコらせろ、というカッカしたところにそんな冷や水をかけるような発言は勘弁して、って気分だった。あそこ。
それに加えて、陰険女上司の嫌がらせオンパレード・・・いや。女の方が陰険度合いは高いとは分かっているが、お局様を通り越した、まさにテロリスト並のクソ女だった。
ラストに都落ち状態で田舎の零細企業でアシスタント職に着いたらしいが、是非とも因果応報な目にあってほしい、と読者全ての願いか?(笑)
そんな不幸を呼び寄せる体質らしいヘイヴンの人生やり直しの道連れになるのが、前作のもう一人の主役ハーディ。
ああ、ハーディ・・・何でそんな、イバラ道のようなとこにばかり首突っ込むの、とヒロインのヘイヴンでなくても言いたくなる。
まさに白馬の王子症候群つうか、悪魔のような外聞とは真逆の、尽くす男の真骨頂。
これが「一人称」でなければ、いつものヒストリカル作品におけるクレイパスの作風ならもっとハーディのあれやこれやを堪能出来たんでしょうがね。
うーん、ちょっとハーディについて堪能したとまではいかなかったか。
もっとも、前作読んでればお分かりでしょうが、あくまでコンテンポラリーに関してはヒロインの一人称に拘っているがゆえなんでしょうがね。
苦労人なのに、あくまで茶目っ気と優しさを忘れないハーディ、ああ、そのセンシティヴなところもたまりません!(萌)
そんなこんなで脇役であるヘイヴンのDV夫と陰険女上司については語りたくもない程のいい意味での素晴らしいドス黒いキャラ描写は圧巻。
褒めたくないんだが、本当にうますぎた。読んでて萎えるぐらい(笑)。
そして前回の主役リバティと、その夫ゲイジだが・・・いやー。今回、多分一番キャラ自身を満喫堪能出来たのはこのゲイジ兄ちゃんではなかろうか?!
もう兄ちゃん、最高!
ヘイヴンを守ろうとするところ、妻のリバティとその間に出来た息子にメロメロなその姿。
いやはや、前作でゲイジに萌えたワタクシ、前作並みに今回のあのちょっとの出番のゲイジのあれやこれやに萌えました!
そして、次回ヒーローになるヘイヴンの次兄ジャック・・・うーん。想定内レベルかな、今のところ。
主役になったらもっと化けるのかしら?(^^ゞ
ヘイヴンの親友トッドも、ナイスなキャラだけど、もう少し登場場面が欲しかったな。何か彼に関しては消化不良かも。美味しいキャラなのに勿体無い。
前作がヒロインのリバティの成長ものだったからハマったのか、はたまたあっちの方が単に好みで面白かったのか。
前作と比べると、今回はイマイチのれない部分多かったかも。
面白かったけど、及第点ってところかな。
男性キャラを書かせると抜群なクレイパスだが、そんなにすごい魅力的でないヒロインを始点とした 女性一人称だとその強みは十分に活かせないといったところなのか(核心突きすぎ。笑)
コンテンポラリー次回作に期待しつつ・・・ああ、勿体無い。ハーディなんていう名キャラを・・・(ぶつぶつ)。
・・・疲れた > そうきたか(笑)
ワタクシ、一人称小説というものにそんなに偏見もなく、よく巷で聞く「一人称ものは読み辛い」というのも何のそのタイプなんですが・・・この作品に限っては、一人称が辛い理由があった。
一人称で語るヒロインのヘイヴンが、DV被害者で尚且つパワハラ被害者という事だ。
もう、延々と続くその類の場面描写(しかも主観的描写)にさすがに何を読んでも最後まで読み抜くことのさんも何度か萎えた(^^;
確かに話そのものは面白く、よく作られていて読む速度は落ちないし、続きが気になるからページをめくるんだが・・・何と言うか、DV被害者の主観的文章を延々読んでいる、パワハラの陰湿なイジメ描写を延々読んでいると・・・一種の閉塞感に捉われ、気付くと一旦リセットの深呼吸をする為に本を置くのだ。
これは、何というか、最近読んだ本にはない現象だったかも。
しかし、くらたま様のだめんずウォーカーそのまんまで、DV夫にボコられてとうとう命からがら逃げ出した後に「何で離婚の話しているの?ちょっと待ってよ」という反応は・・・読んでるこっちが「ちょっと待ってよ」だわ(^^;
ああ、駄目だ。私に代わりにボコらせろ、というカッカしたところにそんな冷や水をかけるような発言は勘弁して、って気分だった。あそこ。
それに加えて、陰険女上司の嫌がらせオンパレード・・・いや。女の方が陰険度合いは高いとは分かっているが、お局様を通り越した、まさにテロリスト並のクソ女だった。
ラストに都落ち状態で田舎の零細企業でアシスタント職に着いたらしいが、是非とも因果応報な目にあってほしい、と読者全ての願いか?(笑)
そんな不幸を呼び寄せる体質らしいヘイヴンの人生やり直しの道連れになるのが、前作のもう一人の主役ハーディ。
ああ、ハーディ・・・何でそんな、イバラ道のようなとこにばかり首突っ込むの、とヒロインのヘイヴンでなくても言いたくなる。
まさに白馬の王子症候群つうか、悪魔のような外聞とは真逆の、尽くす男の真骨頂。
これが「一人称」でなければ、いつものヒストリカル作品におけるクレイパスの作風ならもっとハーディのあれやこれやを堪能出来たんでしょうがね。
うーん、ちょっとハーディについて堪能したとまではいかなかったか。
もっとも、前作読んでればお分かりでしょうが、あくまでコンテンポラリーに関してはヒロインの一人称に拘っているがゆえなんでしょうがね。
苦労人なのに、あくまで茶目っ気と優しさを忘れないハーディ、ああ、そのセンシティヴなところもたまりません!(萌)
そんなこんなで脇役であるヘイヴンのDV夫と陰険女上司については語りたくもない程のいい意味での素晴らしいドス黒いキャラ描写は圧巻。
褒めたくないんだが、本当にうますぎた。読んでて萎えるぐらい(笑)。
そして前回の主役リバティと、その夫ゲイジだが・・・いやー。今回、多分一番キャラ自身を満喫堪能出来たのはこのゲイジ兄ちゃんではなかろうか?!
もう兄ちゃん、最高!
ヘイヴンを守ろうとするところ、妻のリバティとその間に出来た息子にメロメロなその姿。
いやはや、前作でゲイジに萌えたワタクシ、前作並みに今回のあのちょっとの出番のゲイジのあれやこれやに萌えました!
そして、次回ヒーローになるヘイヴンの次兄ジャック・・・うーん。想定内レベルかな、今のところ。
主役になったらもっと化けるのかしら?(^^ゞ
ヘイヴンの親友トッドも、ナイスなキャラだけど、もう少し登場場面が欲しかったな。何か彼に関しては消化不良かも。美味しいキャラなのに勿体無い。
前作がヒロインのリバティの成長ものだったからハマったのか、はたまたあっちの方が単に好みで面白かったのか。
前作と比べると、今回はイマイチのれない部分多かったかも。
面白かったけど、及第点ってところかな。
男性キャラを書かせると抜群なクレイパスだが、
コンテンポラリー次回作に期待しつつ・・・ああ、勿体無い。ハーディなんていう名キャラを・・・(ぶつぶつ)。
ラブレッスン (フローラブックス)
2009年2月10日 新刊レビュー
シェリル・ホルトのフローラブックスからの2冊目翻訳分、読了~。
いや~、やはり突き抜けたこの痛快なまでのエロ具合(笑)。
でいて、決して読後は悪くないってのはスゴイなぁ、といつも思うのよね。
キャラ力ゆえ、かしら。
このホルトの書くキャラというのには、一定のペースというかリズムがあるよね。
スネ夫な放蕩者ヒーローと、無垢ながらあっぱれエッチなヒロインというのがそれなんだけど、今回もその枠内で・・・エライ事に(^^ゞ
で、この作品なんですが、賭博場を経営する伯爵の庶子ジェイムズの元に、とんでもない悩みを抱えた貴族の女性アビゲイルがやってくるところから始まるんだが・・・やられた(^^;
本当にこの作家、とんでもない変化球を投げてくるよ(^^;;
男女のあれやこれやについて教えを請うヒロイン多けれど、ホルトの書くヒロインってのは・・・配線がピュアすぎて突き抜けている度合いがすごいせいか、とんでも話に進展する事に(笑)。
途中でジェイムズがボヤくが、確かに怪物を作ってしまったよアナタ(^^;;
大半がホットを通り越したバーニング級のエロでエッチなのだが、ステレオタイプの悪役、悲しい過去のせいのお約束のすれ違いなど、何だかエロ以外はお馴染みロマンスっていいわ、ってカンジの慎ましさ?(爆)
・・・単に読んでる私が麻痺しているだけ?!(爆)
脇役は慎ましいまでのピュアピュアキャラなヒーローの異母弟チャールズと、ヒロインの妹キャロラインを筆頭に定番想定内キャラが多い中、異色だったのはヒーロー母アンジェラ様だったな(笑)。
登場するたびに拍手喝采したくなる素晴らしき女優っぷり・・・「様」を付けないといかんぜよ、みたいな勢いの斜めかっ飛びキャラでした(爆)。
あのお母様にかかっては、若者だけでなく、やり直し再婚なさった伯爵様もくーるくるですわねハハハ(^^;
まぁ、あの伯爵様、いろんな意味で使えないからあれぐらい姐御妻でないと駄目か(爆)。
そんなママと、スネ夫具合が格上すぎたイケメン兄ちゃん持ったせいで、何かマイケルくん影薄~い・・・いつか救済してあげて下さい(-人-)
で、結局どうなの?!と聞かれると・・・この作品、前作『子爵のくちづけに目覚めて』よりも好き!という事なんですね。ええ。
ジェイムズのスネ具合以上に、センシティヴな可愛さがキタ!キタコレ!!でしたのよね・・・たまにアホだし(笑)。
チャールズと腹を割った会話のところの父親を利用して自分の株を上げちゃおう、とかいうあからさまなアホ具合がツボ(爆)。
ふ。まぁ、そんなジェイムズがとどがつまり、母ちゃん並の根性座ったアビゲイルと出会ったのは、遭うべくして、という事ね。
魂の救済というか、過去の浄化というか、納まるところに納まったというか・・・きっと尻に敷かれっぱなしなんだろうなジェイムズ(^^ゞゞ
ま、幸せだからいっか(笑)
いや~、やはり突き抜けたこの痛快なまでのエロ具合(笑)。
でいて、決して読後は悪くないってのはスゴイなぁ、といつも思うのよね。
キャラ力ゆえ、かしら。
このホルトの書くキャラというのには、一定のペースというかリズムがあるよね。
スネ夫な放蕩者ヒーローと、無垢ながらあっぱれエッチなヒロインというのがそれなんだけど、今回もその枠内で・・・エライ事に(^^ゞ
で、この作品なんですが、賭博場を経営する伯爵の庶子ジェイムズの元に、とんでもない悩みを抱えた貴族の女性アビゲイルがやってくるところから始まるんだが・・・やられた(^^;
本当にこの作家、とんでもない変化球を投げてくるよ(^^;;
男女のあれやこれやについて教えを請うヒロイン多けれど、ホルトの書くヒロインってのは・・・配線がピュアすぎて突き抜けている度合いがすごいせいか、とんでも話に進展する事に(笑)。
途中でジェイムズがボヤくが、確かに怪物を作ってしまったよアナタ(^^;;
大半がホットを通り越したバーニング級のエロでエッチなのだが、ステレオタイプの悪役、悲しい過去のせいのお約束のすれ違いなど、何だかエロ以外はお馴染みロマンスっていいわ、ってカンジの慎ましさ?(爆)
・・・単に読んでる私が麻痺しているだけ?!(爆)
脇役は慎ましいまでのピュアピュアキャラなヒーローの異母弟チャールズと、ヒロインの妹キャロラインを筆頭に定番想定内キャラが多い中、異色だったのはヒーロー母アンジェラ様だったな(笑)。
登場するたびに拍手喝采したくなる素晴らしき女優っぷり・・・「様」を付けないといかんぜよ、みたいな勢いの斜めかっ飛びキャラでした(爆)。
あのお母様にかかっては、若者だけでなく、やり直し再婚なさった伯爵様もくーるくるですわねハハハ(^^;
まぁ、あの伯爵様、いろんな意味で使えないからあれぐらい姐御妻でないと駄目か(爆)。
そんなママと、スネ夫具合が格上すぎたイケメン兄ちゃん持ったせいで、何かマイケルくん影薄~い・・・いつか救済してあげて下さい(-人-)
で、結局どうなの?!と聞かれると・・・この作品、前作『子爵のくちづけに目覚めて』よりも好き!という事なんですね。ええ。
ジェイムズのスネ具合以上に、センシティヴな可愛さがキタ!キタコレ!!でしたのよね・・・たまにアホだし(笑)。
チャールズと腹を割った会話のところの父親を利用して自分の株を上げちゃおう、とかいうあからさまなアホ具合がツボ(爆)。
ふ。まぁ、そんなジェイムズがとどがつまり、母ちゃん並の根性座ったアビゲイルと出会ったのは、遭うべくして、という事ね。
魂の救済というか、過去の浄化というか、納まるところに納まったというか・・・きっと尻に敷かれっぱなしなんだろうなジェイムズ(^^ゞゞ
ま、幸せだからいっか(笑)
いや、最初にお友達からこれがアニメになると聞いた時は耳を疑いました(笑)。
で、たまたまこちらでは金曜朝にやっているので見ています(笑)。
http://www.mamegoma-anime.jp/
今日は、まめゴマの好物を調査しよう、という回でしたが、お豆腐好き、つていうのは、某まめゴマダム(爆)がよく使ってくるまめゴマメモパッドに書いてあったから覚えてました(爆)。
納豆も美味しかったのに、あのネバネバに頭ごと突っ込んでひどい目にあったのがトラウマで、ネバネバ見ただけで顔色変える、というオチには笑いましたが・・・納豆大嫌いのことのさん、そもそもあの絵を見ているだけで顔色が変わりました・・・(~_~;;
金曜のゆるゆる癒し系、って事で、毎週見ます(笑)
で、たまたまこちらでは金曜朝にやっているので見ています(笑)。
http://www.mamegoma-anime.jp/
今日は、まめゴマの好物を調査しよう、という回でしたが、お豆腐好き、つていうのは、某まめゴマダム(爆)がよく使ってくるまめゴマメモパッドに書いてあったから覚えてました(爆)。
納豆も美味しかったのに、あのネバネバに頭ごと突っ込んでひどい目にあったのがトラウマで、ネバネバ見ただけで顔色変える、というオチには笑いましたが・・・納豆大嫌いのことのさん、そもそもあの絵を見ているだけで顔色が変わりました・・・(~_~;;
金曜のゆるゆる癒し系、って事で、毎週見ます(笑)
昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦 [DVD]
2009年2月6日 音楽
昨日、WOWOWで放送していたものを見てみた。
いえ、お友達が「DVDになるんだって~。見てみたい~」と、ついこの前言ってたんでその存在を思い出し、番組欄見たら昨日再放送、という事なんで録画ついでに(笑)。
・・・これは絶対見て損はナシ。
もう、最初ちょっとだけ見て、あとは後日録画分を見れば・・・などと思った私が甘かった(^^ゞ
いや、もう余りにスゴすぎて見始めたらやめられない止まらない・・・結局、最後までぶっ続けで見ましたよ。2時間半!!
個人的には、「もらい泣き」と「ロビンソン」がステキ、とか思いつつ、嬉しかったのは「少女A」(笑)。
でもって、かなりな懐メロ中心なんだけど、ベタな曲が多くて知ってるもんだから一緒に歌っちゃうんだよね~♪
にしきのあきらとか、ピンクレディーとかTV前でノリノリ(爆)。
オチがまた大ウケで最高でした(^▽^)
そんなこんなでDVDに落としたから、楽しみにしててね♪ > 某お友達(笑)
いえ、お友達が「DVDになるんだって~。見てみたい~」と、ついこの前言ってたんでその存在を思い出し、番組欄見たら昨日再放送、という事なんで録画ついでに(笑)。
・・・これは絶対見て損はナシ。
もう、最初ちょっとだけ見て、あとは後日録画分を見れば・・・などと思った私が甘かった(^^ゞ
いや、もう余りにスゴすぎて見始めたらやめられない止まらない・・・結局、最後までぶっ続けで見ましたよ。2時間半!!
個人的には、「もらい泣き」と「ロビンソン」がステキ、とか思いつつ、嬉しかったのは「少女A」(笑)。
でもって、かなりな懐メロ中心なんだけど、ベタな曲が多くて知ってるもんだから一緒に歌っちゃうんだよね~♪
にしきのあきらとか、ピンクレディーとかTV前でノリノリ(爆)。
オチがまた大ウケで最高でした(^▽^)
そんなこんなでDVDに落としたから、楽しみにしててね♪ > 某お友達(笑)
輝きのレッドリリー ガーデントリロジー3 (扶桑社ロマンス)
2009年2月5日 新刊レビュー
ノーラ・ロバーツのガーデン・トリロジー最終巻、読了~♪
きゃ~んっ、一番お気に入りの巻となりましたわ。予想通り(^▽^)/
今回の主人公は、1巻にて運命の恋に落ちた同士(どっちも自覚なし。周囲には周知の事実。爆)、シングルマザーのヘイリーと、園芸センターのオーナーの長男で接ぎ木専門家のハーパー。
いや、既刊2冊でも、かなり美味しいキャラだったこの二人だが、主人公になったらどうなるんだろう・・・と思ったら、あら。まぁ。
古き良きノーラの微笑ましいシルエット作品を彷彿させてくれるロマンスが展開しているではありませんか!
元々ノーラ作品って、主人公たちがアラサーな事が多いけど(前作はだから変り種。笑)、この二人はその中でも若い部類に入りますね。
またそこが良かったのよね。
二人のたどたどしいところは、良き理解者でもある家族が、友達が手助けしてくれる。これぞノーラ作品、というワケだ。
まさにベタ褒めだが、仕方ない。
「こういう本を求めていたのよ、ノーラには!!」という言葉が自然と出てくる。
それは、長い間たまりにたまっていた長年の愛読者としてのフラストレーションが、まるで京極の憑き物落としのようにすーっと消えたが故なのだ!(笑)
で、今回の最重要脇役は・・・そう。
1巻で誕生した、ヘイリーの娘リリー(もうすぐ二歳)である(笑)。
こんな素晴らしいキューピッドは早々お目にかかれません、ってぐらい、美味しいところ持っていきっぱなし(笑)。
既に既刊にて、ハーパーがこの赤ん坊にメロメロなのはお分かりだが、この巻ではそのデレアホっぷりが炸裂している(爆)。
それは母親のヘイリーでなくても「私よりも娘の方がいいのね・・・(^^;;」と言いたくなるぐらい突き抜けている。
その突き抜けっぷりは、赤ん坊(二歳足らず)を賛美するモノローグが、ロマンスヒーローのヒロインへのそれに匹敵する具合からもよく分かってもらえるかと(笑)。
また、このリリーがハーパー大好き大好きーっっ!!!ってのがあからさますぎでビバ!
母親に抱っこされていても、視界にハーパーが入ったら最後、ロックオン状態もいいとこ(爆)。
こんな激しい相思相愛カップル(?)、なかなかいませんぜ(笑)。
ヘイリーとハーパーがお互いの気持ちに気付いて、恋愛関係になってからは・・・いやー。テレてしまうぐらいラブラブ萌え萌えで、これがまたカワイイんだ。
間にリリーを挟んで、三人川の字状態のような関係が、微笑まずして何とするか、ってぐらい◎。
でもって、これがここまで微笑ましくなる最大の理由は・・・いい意味で、ハーパーがお坊ちゃんだから、なんだよね。
あの奇跡の純粋培養のような、ピュアピュアくんによくぞ育てたロズさんや!!と拍手喝采もんである。
彼だって、怒りもあるし、嘆きもある。悩みもするし、後悔もする。
でも、そんな時に彼は、当たり前のように親友であるデヴィッドに、新しく義理の父親になったミッチに、そして最愛の母親であるロズに相談するのである。
このストレートさは本当に恐れ入った。
育てられ方が、育ち方が、これを自然とさせる大人にしたという事で、そして周囲にも恵まれたという事でもある。
その周囲だからこそ、相手であるヘイリーも同じように、打ち明ける事が出来るようになってゆくのだなぁ、と・・・ぎこちないながらも。
ま、ヘイリーがポジティヴの塊のような気質だから、ってのもあるんだけど。
しかし、ヘイリーがびっくり妊娠しちゃった宣言の際の、あのハーパーの科白は拍手を通り越している・・・ブラボーすぎ。
「ぼくの世界は空は青くって、愛し合う二人が子供を授かったら結婚する事になっているんだ」
・・・何時代の人間デスカ?(^^ゞ ってぐらいあっけらかーんっ♪ですな。
「ハーパーの花嫁」と一番年齢も近く、シングルマザーという立場も同じヘイリーに、亡霊が憑依するという、何ともオカルトなところがありながらも、そこはノーラらしくあくまで穏やか。
「ハーパーの花嫁」ことアメリアに関しては哀れみはあれど、幻想を抱かない、抱かせない淡々とした展開も、ここ最近の作品で、負のキャラにも肩入れしてどっちつかず的な印象を抱かせたところと違っていて好印象でした。
最後には、純粋培養なハーパーのストレートさがうまく幕を閉じさせ、達者なロズが収拾をつけたという、アシュビー親子あっぱれ、ね。
各キャラクターも、三巻までくると円熟味を増してきて、本当に愛着わきましたね。
ステラの子供たちもすっかり義父のローガンと凸凹親子っぷりに磨きがかかってるし(ワンコも相変わらず元気で。あの溺れたかのようなポーズは噴出してしまったわ。笑)、ステラの参謀っぷりはもはや鬼軍曹もんだわ(笑)。
しかし、前回主人公のミッチとロズ・・・義理もあるけど、じいちゃんばあちゃんか・・・元気にラブラブなジジババだわ(笑)。
でもね、今回、レギュラーの中での一番良かった脇役は、ぶっちぎりデヴィッドさんよね!!
あっちこっちに暗躍し、移動悩み相談室よろしくハーパーに、ヘイリーに良きアドバイスを与えたりサポートしたり、大活躍でした!
ヘイリーが、彼に結婚式の花婿への引渡し役をお願いするところは本当に、家族の輪がつながったなぁ、という感じでこみ上げてくるものがありました。
ハーパーの親友だから、花婿のベストマンという選択もあったろうけど、こっちの方が断然いいわ。
ああ、実はシリーズ3冊通して一番ご贔屓は不動で彼でしたの、ことのさん(ハーパーは次点。笑)。
あ~、楽しくツボなトリロジーだったな。
久々に、ノーラ節を堪能したって気分で、これは蔵書確定です♪
こんなトリロジー、また書いてくれないかしらねぇ。
「家族」とか「友達」とか「子供」とか、つつましい狭いコミュニティで、心あったまる世界感が彼女の持ち味だと思うの。
ロブ名義ですら、イヴの擬似家族たちが根底にあるんだから、これは否定出来ないと思う。
ただ、どうも近年は、いろいろ模索なさっているから、なぁ(^^;;
次のトリロジー翻訳版は年末かな?
今年はロマサス長編(つまり邦訳では長編上下巻もの)が連続して上陸しそうですが、期待していいのかしら?(^^ゞ
きゃ~んっ、一番お気に入りの巻となりましたわ。予想通り(^▽^)/
今回の主人公は、1巻にて運命の恋に落ちた同士(どっちも自覚なし。周囲には周知の事実。爆)、シングルマザーのヘイリーと、園芸センターのオーナーの長男で接ぎ木専門家のハーパー。
いや、既刊2冊でも、かなり美味しいキャラだったこの二人だが、主人公になったらどうなるんだろう・・・と思ったら、あら。まぁ。
古き良きノーラの微笑ましいシルエット作品を彷彿させてくれるロマンスが展開しているではありませんか!
元々ノーラ作品って、主人公たちがアラサーな事が多いけど(前作はだから変り種。笑)、この二人はその中でも若い部類に入りますね。
またそこが良かったのよね。
二人のたどたどしいところは、良き理解者でもある家族が、友達が手助けしてくれる。これぞノーラ作品、というワケだ。
まさにベタ褒めだが、仕方ない。
「こういう本を求めていたのよ、ノーラには!!」という言葉が自然と出てくる。
それは、長い間たまりにたまっていた長年の愛読者としてのフラストレーションが、まるで京極の憑き物落としのようにすーっと消えたが故なのだ!(笑)
で、今回の最重要脇役は・・・そう。
1巻で誕生した、ヘイリーの娘リリー(もうすぐ二歳)である(笑)。
こんな素晴らしいキューピッドは早々お目にかかれません、ってぐらい、美味しいところ持っていきっぱなし(笑)。
既に既刊にて、ハーパーがこの赤ん坊にメロメロなのはお分かりだが、この巻ではそのデレアホっぷりが炸裂している(爆)。
それは母親のヘイリーでなくても「私よりも娘の方がいいのね・・・(^^;;」と言いたくなるぐらい突き抜けている。
その突き抜けっぷりは、赤ん坊(二歳足らず)を賛美するモノローグが、ロマンスヒーローのヒロインへのそれに匹敵する具合からもよく分かってもらえるかと(笑)。
また、このリリーがハーパー大好き大好きーっっ!!!ってのがあからさますぎでビバ!
母親に抱っこされていても、視界にハーパーが入ったら最後、ロックオン状態もいいとこ(爆)。
こんな激しい相思相愛カップル(?)、なかなかいませんぜ(笑)。
ヘイリーとハーパーがお互いの気持ちに気付いて、恋愛関係になってからは・・・いやー。テレてしまうぐらいラブラブ萌え萌えで、これがまたカワイイんだ。
間にリリーを挟んで、三人川の字状態のような関係が、微笑まずして何とするか、ってぐらい◎。
でもって、これがここまで微笑ましくなる最大の理由は・・・いい意味で、ハーパーがお坊ちゃんだから、なんだよね。
あの奇跡の純粋培養のような、ピュアピュアくんによくぞ育てたロズさんや!!と拍手喝采もんである。
彼だって、怒りもあるし、嘆きもある。悩みもするし、後悔もする。
でも、そんな時に彼は、当たり前のように親友であるデヴィッドに、新しく義理の父親になったミッチに、そして最愛の母親であるロズに相談するのである。
このストレートさは本当に恐れ入った。
育てられ方が、育ち方が、これを自然とさせる大人にしたという事で、そして周囲にも恵まれたという事でもある。
その周囲だからこそ、相手であるヘイリーも同じように、打ち明ける事が出来るようになってゆくのだなぁ、と・・・ぎこちないながらも。
ま、ヘイリーがポジティヴの塊のような気質だから、ってのもあるんだけど。
しかし、ヘイリーがびっくり妊娠しちゃった宣言の際の、あのハーパーの科白は拍手を通り越している・・・ブラボーすぎ。
「ぼくの世界は空は青くって、愛し合う二人が子供を授かったら結婚する事になっているんだ」
・・・何時代の人間デスカ?(^^ゞ ってぐらいあっけらかーんっ♪ですな。
「ハーパーの花嫁」と一番年齢も近く、シングルマザーという立場も同じヘイリーに、亡霊が憑依するという、何ともオカルトなところがありながらも、そこはノーラらしくあくまで穏やか。
「ハーパーの花嫁」ことアメリアに関しては哀れみはあれど、幻想を抱かない、抱かせない淡々とした展開も、ここ最近の作品で、負のキャラにも肩入れしてどっちつかず的な印象を抱かせたところと違っていて好印象でした。
最後には、純粋培養なハーパーのストレートさがうまく幕を閉じさせ、達者なロズが収拾をつけたという、アシュビー親子あっぱれ、ね。
各キャラクターも、三巻までくると円熟味を増してきて、本当に愛着わきましたね。
ステラの子供たちもすっかり義父のローガンと凸凹親子っぷりに磨きがかかってるし(ワンコも相変わらず元気で。あの溺れたかのようなポーズは噴出してしまったわ。笑)、ステラの参謀っぷりはもはや鬼軍曹もんだわ(笑)。
しかし、前回主人公のミッチとロズ・・・義理もあるけど、じいちゃんばあちゃんか・・・元気にラブラブなジジババだわ(笑)。
でもね、今回、レギュラーの中での一番良かった脇役は、ぶっちぎりデヴィッドさんよね!!
あっちこっちに暗躍し、移動悩み相談室よろしくハーパーに、ヘイリーに良きアドバイスを与えたりサポートしたり、大活躍でした!
ヘイリーが、彼に結婚式の花婿への引渡し役をお願いするところは本当に、家族の輪がつながったなぁ、という感じでこみ上げてくるものがありました。
ハーパーの親友だから、花婿のベストマンという選択もあったろうけど、こっちの方が断然いいわ。
ああ、実はシリーズ3冊通して一番ご贔屓は不動で彼でしたの、ことのさん(ハーパーは次点。笑)。
あ~、楽しくツボなトリロジーだったな。
久々に、ノーラ節を堪能したって気分で、これは蔵書確定です♪
こんなトリロジー、また書いてくれないかしらねぇ。
「家族」とか「友達」とか「子供」とか、つつましい狭いコミュニティで、心あったまる世界感が彼女の持ち味だと思うの。
ロブ名義ですら、イヴの擬似家族たちが根底にあるんだから、これは否定出来ないと思う。
ただ、どうも近年は、いろいろ模索なさっているから、なぁ(^^;;
次のトリロジー翻訳版は年末かな?
今年はロマサス長編(つまり邦訳では長編上下巻もの)が連続して上陸しそうですが、期待していいのかしら?(^^ゞ
鏡花水月 [完全初回限定盤] [DVD付]
2009年2月4日 ジャニーズよもやま
ほほほ。
昨日発売のこちら、本日我が家にも到着でございます♪
さっさとこのDVD付き限定版が予約分完売したと知り、二ヶ月近く前から気合い入れて予約した甲斐があったわ!!などと悦に入りつつ(笑)。
DVDの方は「鏡花水月」のPVとそのメイキングで30分近い一枚!
何てー太っ腹なんでいっ!!
さすが東山様でございますわっ! > いや、彼だけではないだろう(笑)。
既に何度も見ていますが、やはりね、違うのよ。
最初の手を宙にかざして、その手をゆっくり下に下ろすという振り付け一つにしても指先までラインが美しいんだよ、ヒガシは!
この曲の曲調とテーマを考えると、その解釈こそがマストなワケ。素晴らしい。
セットもテーマにそっていて、それでいて美しい。
いや、アイドルものだとバカにしちゃーいけませんぜ旦那 > いや、つい仕事人風に。笑
メイキングでは、大先輩二人にイジられる大倉くんにモエ!テラモエ!!などと叫びながら(爆)。
うふっ。かーわいいのだ。マボのおもちゃ状態(^^ゞ
マボは、やはり緊張していると本音をもらしていましたが「いつもはバンドでドラムに専念してるし」・・・専念? > ホンマかい、とツッコミ気味に(笑)。
それでも撮影外だとスタッフさんと和気あいあい、ってのは相変わらず。
しかし、ここでもヒガシには頭下がるわ~。
あのキャリアに、あのオーラに、いつまでたっても変わらないあの腰の低さ(^^;
「静」と「動」の切り替えがもはや別次元。
あーあ。いいモン拝んだわ(-人-)
あとはこれでM●テでナマで歌ってくれるのを待つばかり(-人-)
えーっと、やっぱり「水溜り」で歌うの?(笑)
昨日発売のこちら、本日我が家にも到着でございます♪
さっさとこのDVD付き限定版が予約分完売したと知り、二ヶ月近く前から気合い入れて予約した甲斐があったわ!!などと悦に入りつつ(笑)。
DVDの方は「鏡花水月」のPVとそのメイキングで30分近い一枚!
何てー太っ腹なんでいっ!!
さすが東山様でございますわっ! > いや、彼だけではないだろう(笑)。
既に何度も見ていますが、やはりね、違うのよ。
最初の手を宙にかざして、その手をゆっくり下に下ろすという振り付け一つにしても指先までラインが美しいんだよ、ヒガシは!
この曲の曲調とテーマを考えると、その解釈こそがマストなワケ。素晴らしい。
セットもテーマにそっていて、それでいて美しい。
いや、アイドルものだとバカにしちゃーいけませんぜ旦那 > いや、つい仕事人風に。笑
メイキングでは、大先輩二人にイジられる大倉くんにモエ!テラモエ!!などと叫びながら(爆)。
うふっ。かーわいいのだ。マボのおもちゃ状態(^^ゞ
マボは、やはり緊張していると本音をもらしていましたが「いつもはバンドでドラムに専念してるし」・・・専念? > ホンマかい、とツッコミ気味に(笑)。
それでも撮影外だとスタッフさんと和気あいあい、ってのは相変わらず。
しかし、ここでもヒガシには頭下がるわ~。
あのキャリアに、あのオーラに、いつまでたっても変わらないあの腰の低さ(^^;
「静」と「動」の切り替えがもはや別次元。
あーあ。いいモン拝んだわ(-人-)
あとはこれでM●テでナマで歌ってくれるのを待つばかり(-人-)
えーっと、やっぱり「水溜り」で歌うの?(笑)
リバプールのロビー・キーン、わずか半年でトッテナムに復帰(スポーツナビ)
2009年2月3日 スポーツ
あーあ、驚きもしないのは何故(^^;;
短いトッテナム生活だったなぁ、ロビーさんや(^^;;
しかもお帰りの際には10億ばかりバリュープライスとなってしまって・・・何かプラス面があったのか、とか考えると、ちと気の毒・・・。
でも、スパーズ、シーズン開幕とエライ面子違いになったよな・・・最初からこれなら、今の順位じゃなかった筈なのにぃぃぃぃ! > トッテナム
さて。復帰なさったからには、古巣トッテナムで頑張ってもらわねば。
ゲームメーカーのモドリッチくんとのコンビ、どうなのかしらねぇ・・・どうもリバプルーでの半年間を振り返ると・・・うーむ(ゴニョゴニョ)。
しかし「 豪雪の為に冬の移籍市場締め切りを延期 」って・・・イングランドらしいというか何というか(^^;;
あのロシアのアルシャビンはアーセナル移籍。
いやはや、今月からまたいろいろありそうですな。プレミアリーグは。
短いトッテナム生活だったなぁ、ロビーさんや(^^;;
しかもお帰りの際には10億ばかりバリュープライスとなってしまって・・・何かプラス面があったのか、とか考えると、ちと気の毒・・・。
でも、スパーズ、シーズン開幕とエライ面子違いになったよな・・・最初からこれなら、今の順位じゃなかった筈なのにぃぃぃぃ! > トッテナム
さて。復帰なさったからには、古巣トッテナムで頑張ってもらわねば。
ゲームメーカーのモドリッチくんとのコンビ、どうなのかしらねぇ・・・どうもリバプルーでの半年間を振り返ると・・・うーむ(ゴニョゴニョ)。
しかし「 豪雪の為に冬の移籍市場締め切りを延期 」って・・・イングランドらしいというか何というか(^^;;
あのロシアのアルシャビンはアーセナル移籍。
いやはや、今月からまたいろいろありそうですな。プレミアリーグは。
愛の調べは翡翠色 (ラズベリーブックス)
2009年2月2日 新刊レビュー
ローラ・リー・ガークのギルティ・シリーズ2冊目、読了~。
やはり予想に違わぬ手堅い読後の満足感を得ましたわ・・・予想よりも、シリアス度合いが高かったけど(笑)。
今回の主役は、前作にて斜め上にかっとんでいらっさった配線違い(爆)の天才音楽家ディラン・ムーア。
いや、そうきましたか。
作曲活動に煮詰まっているが故、っていうのは想定内だったけど、まさかそんな裏事情が!
何か、思ってたよりもいい意味で不器用で、図体デカイおバカさんでした(笑)。
そんな彼が、自ら命を絶とうとしていた時に、偶然出会った女性。
彼女・・・グレースに再会した時から、止まっていた彼の時間と音楽が進む、という古典的展開なのだが、これがガークの手にかかると平凡にはなりえなかった。
このグレースの「過去」が、ヒストリカル・ロマンスのヒロインとしては異質でありましたから。
よくことのさんは「割れ鍋に綴じ蓋カップル」と称しますが、この二人も変則バージョンとはいえど、まさにそれそのもの(^^ゞ
一度の熱情のような恋愛の結果ゆえに放浪の身となったグレースと、音楽至上主義が故に周囲を傷つけていたディランの、スローないろんな面を含む再構築の物語というか。
彼女の「過去」を通して、ディランが自分の「過去」を振り返る場面が、必然的に出てきたのは(そこを乗り越えないとハッピーエンドにはならないが故)うまかったなぁ。
・・・まぁ、ディランのラスト近くの自暴自棄っぷり、素晴らしく古典鬼畜ヒーロー的行動で、ちょっとドキドキしました(笑)。
いや、脳内ストーリーをドラマティックに仕立て上げるよりも、まずは人の話聞けよ、みたいな(爆)。
だって、ディラン・・・頭いい筈なのに、ボケまくっていて何だか思考回路が昼メロヒロイン のようで(^^ゞゞ
グレースとの再会とほぼ時を同じぐらいにして、ディランの元にやってきた彼の娘イザベルとのやりとりも、ディラン側、グレース側とも秀逸。
イザベルの、あのディランのミニチュア女の子版としか思えない、小悪魔な言動の数々はぷぷっと微笑まずにはいられないですな(笑)。
シェークスピアの『オセロ』の感想文は大ウケしてしまった(^^ゞ
あの達者っぷりじゃ、優秀な外交官であるディランの口煩い兄イアンも形無しである(爆)。
でもやっぱり、小さい子供な事は事実で、そんなイザベルの垣間見える等身大の言動が、グレースと、そしてディランを少しづつ変えてゆくのが読者にもよく分かるのが◎。
しかも、それをきれいごとでなく、痛々しいまでのところまで切り込んで展開させているのがすごかった。
ロマンスも濃厚だったけど、他にも繋がりとか、再生とか、悔恨とか、和解とか、癒しとか、読後にいろんな感情がごちゃごちゃになった。
だが、そんな風に、他の作品にはない変わった「余韻」というのが、いかにもガーク作品らしいとも思った。
万民に勧めるかと言うと「No」かもしれない。
だが、ことのさんはこの作品、とても好きだな。噛めば噛む程に味が出るというか。
斜め上にかっとんでなかったけど(笑)、それでもグッジョブでした。
さて、次回はあの、 あのハモンド子爵夫妻の夫婦やリ直し編!
・・・っていうか、既刊2冊の時点ではあんまり興味ないんですけど・・・特にハモンド子爵。印象最悪だから(^^;;
今回の主人公たち、そしてトレモア公爵夫妻の赤ちゃんが生まれたかどうか気になるから買うけど(笑)。
内心、次の次に待機しているイアン兄さんのがすんごく段違いに気になるし(爆)。
やはり予想に違わぬ手堅い読後の満足感を得ましたわ・・・予想よりも、シリアス度合いが高かったけど(笑)。
今回の主役は、前作にて斜め上にかっとんでいらっさった配線違い(爆)の天才音楽家ディラン・ムーア。
いや、そうきましたか。
作曲活動に煮詰まっているが故、っていうのは想定内だったけど、まさかそんな裏事情が!
何か、思ってたよりもいい意味で不器用で、図体デカイおバカさんでした(笑)。
そんな彼が、自ら命を絶とうとしていた時に、偶然出会った女性。
彼女・・・グレースに再会した時から、止まっていた彼の時間と音楽が進む、という古典的展開なのだが、これがガークの手にかかると平凡にはなりえなかった。
このグレースの「過去」が、ヒストリカル・ロマンスのヒロインとしては異質でありましたから。
よくことのさんは「割れ鍋に綴じ蓋カップル」と称しますが、この二人も変則バージョンとはいえど、まさにそれそのもの(^^ゞ
一度の熱情のような恋愛の結果ゆえに放浪の身となったグレースと、音楽至上主義が故に周囲を傷つけていたディランの、スローないろんな面を含む再構築の物語というか。
彼女の「過去」を通して、ディランが自分の「過去」を振り返る場面が、必然的に出てきたのは(そこを乗り越えないとハッピーエンドにはならないが故)うまかったなぁ。
・・・まぁ、ディランのラスト近くの自暴自棄っぷり、素晴らしく古典鬼畜ヒーロー的行動で、ちょっとドキドキしました(笑)。
いや、脳内ストーリーをドラマティックに仕立て上げるよりも、まずは人の話聞けよ、みたいな(爆)。
だって、ディラン・・・頭いい筈なのに、ボケまくっていて何だか思考回路が昼メロヒロイン のようで(^^ゞゞ
グレースとの再会とほぼ時を同じぐらいにして、ディランの元にやってきた彼の娘イザベルとのやりとりも、ディラン側、グレース側とも秀逸。
イザベルの、あのディランのミニチュア女の子版としか思えない、小悪魔な言動の数々はぷぷっと微笑まずにはいられないですな(笑)。
シェークスピアの『オセロ』の感想文は大ウケしてしまった(^^ゞ
あの達者っぷりじゃ、優秀な外交官であるディランの口煩い兄イアンも形無しである(爆)。
でもやっぱり、小さい子供な事は事実で、そんなイザベルの垣間見える等身大の言動が、グレースと、そしてディランを少しづつ変えてゆくのが読者にもよく分かるのが◎。
しかも、それをきれいごとでなく、痛々しいまでのところまで切り込んで展開させているのがすごかった。
ロマンスも濃厚だったけど、他にも繋がりとか、再生とか、悔恨とか、和解とか、癒しとか、読後にいろんな感情がごちゃごちゃになった。
だが、そんな風に、他の作品にはない変わった「余韻」というのが、いかにもガーク作品らしいとも思った。
万民に勧めるかと言うと「No」かもしれない。
だが、ことのさんはこの作品、とても好きだな。噛めば噛む程に味が出るというか。
斜め上にかっとんでなかったけど(笑)、それでもグッジョブでした。
さて、次回はあの、 あのハモンド子爵夫妻の夫婦やリ直し編!
・・・っていうか、既刊2冊の時点ではあんまり興味ないんですけど・・・特にハモンド子爵。印象最悪だから(^^;;
今回の主人公たち、そしてトレモア公爵夫妻の赤ちゃんが生まれたかどうか気になるから買うけど(笑)。
内心、次の次に待機しているイアン兄さんのがすんごく段違いに気になるし(爆)。
そんなこんなで、前出の「8巻まで揃っていたので大人買い」したマンガはこちらでございます・・・。
今日、お風呂から帰ってきてから一心不乱に読んでたわ。
何だ、この一般ウケしそうにない、コアな設定てんこ盛りっぷりは!!
キタ!キタコレ!! > びったんびったん
余りのヘヴィさと衝撃の8巻ラストページに、9巻をさっさと買わないと、と真剣に思いました。
が、そこで翌日本屋に駆け込む!!とかいうのはなく「今度ネット書店で新刊文庫買う一番早い時点で抱き合わせで買えば。マイルもポイントも貯めたいしね」とか変に冷静なあたり、どうしてもA型(爆)。
つうか、あのキーファの声が森川さんなんだよね・・・モエ!ギガントモエ!!きゃーぎゃー死ぬーっっ!! > びったんびったん
個人的に、BMAの変身術が乱歩ちっく(めりめりめりっ)でウケてしまいましたが(爆)
今日、お風呂から帰ってきてから一心不乱に読んでたわ。
何だ、この一般ウケしそうにない、コアな設定てんこ盛りっぷりは!!
キタ!キタコレ!! > びったんびったん
余りのヘヴィさと衝撃の8巻ラストページに、9巻をさっさと買わないと、と真剣に思いました。
が、そこで翌日本屋に駆け込む!!とかいうのはなく「今度ネット書店で新刊文庫買う一番早い時点で抱き合わせで買えば。マイルもポイントも貯めたいしね」とか変に冷静なあたり、どうしてもA型(爆)。
つうか、あのキーファの声が森川さんなんだよね・・・モエ!ギガントモエ!!きゃーぎゃー死ぬーっっ!! > びったんびったん
個人的に、BMAの変身術が乱歩ちっく(めりめりめりっ)でウケてしまいましたが(爆)
リンゼイ・サンズの初翻訳本、読了~♪
いやーっ、まぶしいっ!!(爆)
何がまぶしいかって、何だこのピュアピュアさ加減 ってば!!みたいな(笑)。
汚れ読者にとって、照れるぐらいまぶしい(爆)。
最初から最後まで久し振りにリリカルスイッチ入りっぱなしでしたわ。
というか、ヒーローかヒロインどちらかが微笑ましい、というのはよくあるが、二人揃ってというのは稀有かと(^^ゞ
しかも突き抜けているよ・・・天然モードが(笑)。
ある意味、バカップルという言葉も浮かんだが・・・いや。この乙女系カップルは、そんな既存の言葉を超越しているよな(笑)。
かなりなDekiヒーローのエイドリアン、何でそんなに絶妙にボケているのか?!とか(逢引を計画したはいいが、うっかり庭先で居眠りとか。笑)、ウィットに富んだ頭の回転が速いヒロインのクラリッサ、何でそんなに絶妙にズレているのか?!とか(ド近眼というだけでは済まされない事例が絶妙に隙間産業のように織り込まれている。グッジョブ!笑)。
でも、友達と言ってたんだけど、このクラリッサの「近眼」って、近眼でなく「弱視」じゃないのかなぁ・・・と。
『赤毛のアン』を初めて読んだ大昔、マリラの目のくだりの時も少しそう思ったんだけど、この時代にはまだこの弱視という概念が存在していなかったのかしら。
そんな彼女のド近眼が話のキモになっているというのが、最近多すぎて食傷気味のリージェンシーとヴィクトリアンの他の作品とは一線を画していたんですがね。
いやはや、笑った笑った・・・奇想天外な騒動を巻き起こしまくり(笑)。
でも、どんなトラブルメーカーでも、憎めない愛らしいクラリッサにメロメロクラクラ!!(オヤジギャグかい。爆)
最初っから、そんなクラリッサにラブラブメロメロなエイドリアン、3のつく数でなくてもアホになっている有り様(爆)。
イカした男前が腰砕けにメロメロアホーになっている姿こそ、一番微笑ましいのかもしれない、とかふと思ったり(爆)。
クラリッサをイジめる継母リディアをはじめ、エイドリアンの従弟レジナルドなど個性的な脇役も素晴らしいが(個人的にはやはーりエイドリアンの 黒執事キブルさんが萌え!笑)、とにかくホットなラブシーン満載なのに(寸止めも満載でなおグッジョブ!爆)、照れずには読めないピュアピュア度合い高な二人の萌え萌えラブラブ駄目っぷりが突出しているのがまた◎。
そうなのよ。脇役のあれやこれやも気になるが(レジー陥落の序曲とか。笑)、やはりがっつり二人のロマンス部分を堪能出来たのが嬉しかった。
二人のいちゃつきっぷりの前では、殺人未遂事件も陰湿なイジメも、何だか些細な事、って気になったもんな(^^ゞ
とにかく、この世知辛い時代に、ここまで「おとぎ話」のような展開をあえてもってくるその采配に拍手。
でも、おとぎ話とはそうは相容れない細かいところまでの伏線やらディティールにもこだわっていて、そういう周到な玄人っぷりがまたニクイ。
疲れた時に、ウフフアハハとお花や何やファンシーなものに囲まれて笑いながら読みたいきゅんきゅんに癒し、の1冊。
超ツボに入ったかも。サンズの他の作品の上陸も望みます(^^)
いやーっ、まぶしいっ!!(爆)
何がまぶしいかって、何だこのピュアピュアさ加減 ってば!!みたいな(笑)。
汚れ読者にとって、照れるぐらいまぶしい(爆)。
最初から最後まで久し振りにリリカルスイッチ入りっぱなしでしたわ。
というか、ヒーローかヒロインどちらかが微笑ましい、というのはよくあるが、二人揃ってというのは稀有かと(^^ゞ
しかも突き抜けているよ・・・天然モードが(笑)。
ある意味、バカップルという言葉も浮かんだが・・・いや。この乙女系カップルは、そんな既存の言葉を超越しているよな(笑)。
かなりなDekiヒーローのエイドリアン、何でそんなに絶妙にボケているのか?!とか(逢引を計画したはいいが、うっかり庭先で居眠りとか。笑)、ウィットに富んだ頭の回転が速いヒロインのクラリッサ、何でそんなに絶妙にズレているのか?!とか(ド近眼というだけでは済まされない事例が絶妙に隙間産業のように織り込まれている。グッジョブ!笑)。
でも、友達と言ってたんだけど、このクラリッサの「近眼」って、近眼でなく「弱視」じゃないのかなぁ・・・と。
『赤毛のアン』を初めて読んだ大昔、マリラの目のくだりの時も少しそう思ったんだけど、この時代にはまだこの弱視という概念が存在していなかったのかしら。
そんな彼女のド近眼が話のキモになっているというのが、最近多すぎて食傷気味のリージェンシーとヴィクトリアンの他の作品とは一線を画していたんですがね。
いやはや、笑った笑った・・・奇想天外な騒動を巻き起こしまくり(笑)。
でも、どんなトラブルメーカーでも、憎めない愛らしいクラリッサにメロメロクラクラ!!(オヤジギャグかい。爆)
最初っから、そんなクラリッサにラブラブメロメロなエイドリアン、3のつく数でなくてもアホになっている有り様(爆)。
イカした男前が腰砕けにメロメロアホーになっている姿こそ、一番微笑ましいのかもしれない、とかふと思ったり(爆)。
クラリッサをイジめる継母リディアをはじめ、エイドリアンの従弟レジナルドなど個性的な脇役も素晴らしいが(個人的にはやはーりエイドリアンの
そうなのよ。脇役のあれやこれやも気になるが(レジー陥落の序曲とか。笑)、やはりがっつり二人のロマンス部分を堪能出来たのが嬉しかった。
二人のいちゃつきっぷりの前では、殺人未遂事件も陰湿なイジメも、何だか些細な事、って気になったもんな(^^ゞ
とにかく、この世知辛い時代に、ここまで「おとぎ話」のような展開をあえてもってくるその采配に拍手。
でも、おとぎ話とはそうは相容れない細かいところまでの伏線やらディティールにもこだわっていて、そういう周到な玄人っぷりがまたニクイ。
疲れた時に、ウフフアハハとお花や何やファンシーなものに囲まれて笑いながら読みたいきゅんきゅんに癒し、の1冊。
超ツボに入ったかも。サンズの他の作品の上陸も望みます(^^)
日曜日深夜にオンエアされた、今クールの新アニメのトリはこちら~。
予備知識ナッシングで見ましたが、久々に何というか「少年マンガ発信のラブコメ」らしいものを見た~って気分です(笑)。
また女の子キャラも、健康的エッチなキャラがよりどりみどり・・・OP映像だけで「ゴチになりました!」ってカンジです(爆)。
しかし、斑鳩4姉妹・・・上から爆乳、ツンデレ、メガネっ娘、内気ちゃん・・・揃いすぎててうっとり?(笑)
http://www.tbs.co.jp/anime/yoichi/
健康的お色気バンザイ、ってところですわよー。ふっかふか(笑)。
何か世知辛かったり、死人がいっぱい出たり、争いや何かを題材にした作品が多い中、本当に初心に戻ったような。
しかも、ベタな学園生活が待っているのね・・・ベタなヘタレヤンキーくんも登場した事だし(笑)。
来週も楽しみ~♪♪
予備知識ナッシングで見ましたが、久々に何というか「少年マンガ発信のラブコメ」らしいものを見た~って気分です(笑)。
また女の子キャラも、健康的エッチなキャラがよりどりみどり・・・OP映像だけで「ゴチになりました!」ってカンジです(爆)。
しかし、斑鳩4姉妹・・・上から爆乳、ツンデレ、メガネっ娘、内気ちゃん・・・揃いすぎててうっとり?(笑)
http://www.tbs.co.jp/anime/yoichi/
健康的お色気バンザイ、ってところですわよー。ふっかふか(笑)。
何か世知辛かったり、死人がいっぱい出たり、争いや何かを題材にした作品が多い中、本当に初心に戻ったような。
しかも、ベタな学園生活が待っているのね・・・ベタなヘタレヤンキーくんも登場した事だし(笑)。
来週も楽しみ~♪♪
首飾りが月光にきらめく (ヴィレッジブックス)
2009年1月26日 新刊レビュー
アマンダ・クイックの新刊、読了~♪
いやはや、今回も手堅く、そしてクレンツ節炸裂の1冊でございました(^^)
今回はしょっぱなからいきなり、ヒロインであるルイーザ(ジョアンナ)が人を殺めてしまったところから始まるという、どう考えてもショッキングなはじまりなのに・・・何というか、クレンツはどこまでいってもクレンツ。
何だか淡々としていて、あくまでそれは「事実」だけど、大して重要なことではなく物語の展開に必要なスパイスの一つなのよ、といわんばかりのスタンスで(笑)。
いや、本当にあっさりスルー同様に、時は過ぎて、ヒーローとなるアンソニー登場と、名前を変えたルイーザとの頓珍漢なやりとりから再開となっているから(^^ゞ
そこからは、テンプレよろしくクレンツのロマンティック・コージーが進んでいくのですが。
とにかくこのルイーザが、叩かれても叩かれても起き上がってきそうな気骨の持ち主で素晴らしい(笑)。
親の借金の為に無一文近い状態になりながら、残された父親の遺品でもある貴重な本を元に本屋を開業したくだりもしかり、人を殺してしまった直後の逃亡のからくりといい、身を隠してからの匿名新聞記者として名前をあげるまでのくだりもしかり、とにかく頭の回転が速くバイタリティにあふれている。
「働かざる者、食うべからず」とばかりに、自らの信念に従いせっせこ働く様はまたよろし。
よろめき系ヒロインの苦手なことのさん、こういうヒロインは大歓迎である。
殺人に関しては、どう見ても正当防衛の上(強姦殺人を防ぐ為)、正義の鉄槌だったので(相手は連続強姦殺人事件の犯人で、ストーカー、暴力事件ほか犯罪歴のオンパレードの経歴の持ち主)、周囲の大半がそれこそ作者同様に「いや、どうでもいいし。むしろよくやった」といわんばかりでウケた(笑)。
好奇心強く、微妙に配線がおかしく、そして竹を割ったような性格でしたな。
そして、そのお相手となるヒーローのアンソニーだが・・・いやー。これもクレンツヒーローのいいテンプレ様(笑)。
変人一族唯一の常識人で・・・常識?
いや、それはあくまで、クレンツの書く範囲での話だろうが(爆)。
元軍人にて、配線違いの一族の中で唯一の財務管理能力および財テク能力を持つマメ男くん(笑)。
眼鏡に地味なドレスをまとったルイーザを、最初から気になって気になってモヤモヤ悶々しているんのはいいんですが・・・いつも彼女に言いくるめられて真面目にくーるくるくるしている様が非常に楽しい(爆)。
かつての婚約者の死にまつわる調査からルイーザと知り合い、それが運命の相手になるとは本人は知ってか知らずかたえず妄想は大暴走しているのも◎(笑)。
とうとう一線を越えてしまったところも、彼女の頑なな心を変えて結婚にこぎつけようとしたあれやこれやも、ホットなラブシーンの筈なのだが・・・微妙にアンソニーがヘタレでかわいいのだ(爆)。
そうなのよ。かわいいのよ、このアンソニーって(笑)。
そして、この話を彩る個性的な脇役の数々にも拍手だわ~。
ルイーザの庇護者にて喰えない老婦人エマを筆頭に、暗黒街の帝王とその彼女もとってもステキ(^^)
いろんな事件の裏にいた「黒幕」の天晴れさ、そして図太さには、何か久々にいい悪役を拝ませてもらった気分に(笑)。
しかし、アンソニーの一家というとんでも変人一家がかなりおいしいところの大半を持っていった感が・・・(^^ゞ
いやー、父ちゃんステキ!!(爆)
母ちゃんも、妹も、立派に配線違いでブラボー!!(爆)
・・・クレンツって、こういう配線違いキャラ書かせると本当に活き活きしているんだよねぇ(^^ゞゞ
もっともここに嫁いできても、あのルイーザなら違和感なく馴染むのは・・・当人たちのお墨付き(父曰く「うちの家族にはあつらえむきの婦人」。笑)。
・・・何故にこんな割れ鍋に綴じ蓋カップルを毎回手を変え品を変え作品にして、それでいて毎回手堅く面白いものにするんだろう、クレンツってば。
本当にそこはスゴイと思うわー。
そんなこんなで今回も大満足(^^)
次回翻訳作も楽しみなので早く読みたいな~♪
いやはや、今回も手堅く、そしてクレンツ節炸裂の1冊でございました(^^)
今回はしょっぱなからいきなり、ヒロインであるルイーザ(ジョアンナ)が人を殺めてしまったところから始まるという、どう考えてもショッキングなはじまりなのに・・・何というか、クレンツはどこまでいってもクレンツ。
何だか淡々としていて、あくまでそれは「事実」だけど、大して重要なことではなく物語の展開に必要なスパイスの一つなのよ、といわんばかりのスタンスで(笑)。
いや、本当にあっさりスルー同様に、時は過ぎて、ヒーローとなるアンソニー登場と、名前を変えたルイーザとの頓珍漢なやりとりから再開となっているから(^^ゞ
そこからは、テンプレよろしくクレンツのロマンティック・コージーが進んでいくのですが。
とにかくこのルイーザが、叩かれても叩かれても起き上がってきそうな気骨の持ち主で素晴らしい(笑)。
親の借金の為に無一文近い状態になりながら、残された父親の遺品でもある貴重な本を元に本屋を開業したくだりもしかり、人を殺してしまった直後の逃亡のからくりといい、身を隠してからの匿名新聞記者として名前をあげるまでのくだりもしかり、とにかく頭の回転が速くバイタリティにあふれている。
「働かざる者、食うべからず」とばかりに、自らの信念に従いせっせこ働く様はまたよろし。
よろめき系ヒロインの苦手なことのさん、こういうヒロインは大歓迎である。
殺人に関しては、どう見ても正当防衛の上(強姦殺人を防ぐ為)、正義の鉄槌だったので(相手は連続強姦殺人事件の犯人で、ストーカー、暴力事件ほか犯罪歴のオンパレードの経歴の持ち主)、周囲の大半がそれこそ作者同様に「いや、どうでもいいし。むしろよくやった」といわんばかりでウケた(笑)。
好奇心強く、微妙に配線がおかしく、そして竹を割ったような性格でしたな。
そして、そのお相手となるヒーローのアンソニーだが・・・いやー。これもクレンツヒーローのいいテンプレ様(笑)。
変人一族唯一の常識人で・・・常識?
いや、それはあくまで、クレンツの書く範囲での話だろうが(爆)。
元軍人にて、配線違いの一族の中で唯一の財務管理能力および財テク能力を持つマメ男くん(笑)。
眼鏡に地味なドレスをまとったルイーザを、最初から気になって気になってモヤモヤ悶々しているんのはいいんですが・・・いつも彼女に言いくるめられて真面目にくーるくるくるしている様が非常に楽しい(爆)。
かつての婚約者の死にまつわる調査からルイーザと知り合い、それが運命の相手になるとは本人は知ってか知らずかたえず妄想は大暴走しているのも◎(笑)。
とうとう一線を越えてしまったところも、彼女の頑なな心を変えて結婚にこぎつけようとしたあれやこれやも、ホットなラブシーンの筈なのだが・・・微妙にアンソニーがヘタレでかわいいのだ(爆)。
そうなのよ。かわいいのよ、このアンソニーって(笑)。
そして、この話を彩る個性的な脇役の数々にも拍手だわ~。
ルイーザの庇護者にて喰えない老婦人エマを筆頭に、暗黒街の帝王とその彼女もとってもステキ(^^)
いろんな事件の裏にいた「黒幕」の天晴れさ、そして図太さには、何か久々にいい悪役を拝ませてもらった気分に(笑)。
しかし、アンソニーの一家というとんでも変人一家がかなりおいしいところの大半を持っていった感が・・・(^^ゞ
いやー、父ちゃんステキ!!(爆)
母ちゃんも、妹も、立派に配線違いでブラボー!!(爆)
・・・クレンツって、こういう配線違いキャラ書かせると本当に活き活きしているんだよねぇ(^^ゞゞ
もっともここに嫁いできても、あのルイーザなら違和感なく馴染むのは・・・当人たちのお墨付き(父曰く「うちの家族にはあつらえむきの婦人」。笑)。
・・・何故にこんな割れ鍋に綴じ蓋カップルを毎回手を変え品を変え作品にして、それでいて毎回手堅く面白いものにするんだろう、クレンツってば。
本当にそこはスゴイと思うわー。
そんなこんなで今回も大満足(^^)
次回翻訳作も楽しみなので早く読みたいな~♪
気高きレディの初恋 (オーロラブックス)
2009年1月25日 新刊レビュー
ロレイン・ヒースの初翻訳本、読了~。
いや~、うまい。うん。
一気に読んでしまいましたよ。
・・・で? > だからそう身構えるなよ、しょっぱなから(爆)
いえ、本当にうまいしんですよ。
随所にホロッときたし、何よりヒーローのアーチの地味なイカし具合と心優しいマメ男っぷりにうっとりしましたね。
ラストの、愛する相手を思って身をひくところなんて、そりゃー古典ロマンスのヒロインばりでもらい泣きもんでしたよ。
元々、田舎の教師として充実した生活を送っていたところに降って湧いた伯爵位の継承、慣れない貴族としての生活にキレもせず、悪癖に走らず、地道にせっせこ頑張るあたりも好印象~(笑)。
で、どこがどうなって言葉を濁しているのか・・・って、もうお分かりかと。
ヒロインのカミラですよ、ええ(爆)
最初、数章でおなかいっぱいになった(^^;
先代の伯爵未亡人として、そりゃあ苦労したんでしょうけど。
影でこっそり慈善に励んでいたんでしょうけど・・・でもね、弁護士でなくてもツッコミしたいよな。
アナタ、当代の伯爵の金を幾らこっそり慈善事業に貢いでるからって、湯水のように使う謂れはないのでは?(^^;;
ビタ一文残されていないのは驚きはないが(なにせあからさまな後妻)、だからっていって・・・お屋敷に住ませてもらっているだけでもありがたい、という立場なのに・・・あれだけ貴族の決まりだ何だをアーチに能書き垂れて、自分に関してはノープロブレム(しかも金銭絡み)、っていうのは都合よすぎ。
まぁ、アーチ自身が「別にいい」って言うんですから、それはスルーしたとしても・・・どうも解せないのが、あれだけ親身になってくれている秘書リリアンに対しての最初のくだりなのよね。
あんな有能で親身になってくれて、自分の秘密に職をかけて付き合ってくれているリリアンに対し、本人に直接でなく心の中とはいえ・・・ 外見の欠点ばかりをあげつらってクソミソに言っている ・・・何様?(ーー;
後にアーチの真心と献身によって、氷の女王様がやさしくなった時にすら・・・リリアンに関しては何もリアクションはナシ。
てか謝り足りないよアンタ!! とか思ったのは私だけか?!(笑)
だから、苦労して、貧民街から伯爵夫人にまで上り詰めたがゆえに、愛よりも権力とか栄華とかを求める寂しい女、という設定なんでしょうし、その彼女の心情の機微に関しては天晴れなぐらい達筆なんですが・・・あの謝り足りなさが 単なる見栄っ張りのイケ好かない女というレッテルを貼らざるをえなくなりました、ははは(とりあえず笑っとけ)。
ラスト近くには、楽しいまでのどんでん返しがあったけど・・・あくまで行動を起こすのは、先に傷つくのはアーチなのね・・・と諦めのため息が出たのも確かかも。
もう、献身的だしピュアだし・・・田舎に帰って元の生活に戻っても彼女を思う様にきゅんきゅんしちゃったわ。
だからヒーローに対しては、ね (思わず太文字)
・・・何かラスト見てると、ヒロイン追いかけて秘書もメイドもやってくるが・・・早まってないか?!とか思ったりした(爆)。
ああ、改心したんだけど・・・ちょっとした部分に引っかかってしまう心狭い読者なのよね、ワタクシ。
脇役、気になるキャラが多かった中、ハリントン公爵リースが、あのカミラの元婚約者だったという首を傾げそうな設定があったので、その分の未訳が翻訳されないかしら・・・どうやってあの女から逃げたのか どうやって、今の奥さんとハッピーになったのか読みたいわ。
でもって、次回翻訳はカウボーイから、あれよあれよで伯爵さまになってしまったトマスくんのお話の模様~♪
トマスくん、ちょい出演だが、一番気になるキャラなので楽しみ~♪
えっと、ヒロイン・・・「彼女」ならいいな(^^)
いや~、うまい。うん。
一気に読んでしまいましたよ。
・・・で? > だからそう身構えるなよ、しょっぱなから(爆)
いえ、本当にうまいしんですよ。
随所にホロッときたし、何よりヒーローのアーチの地味なイカし具合と心優しいマメ男っぷりにうっとりしましたね。
ラストの、愛する相手を思って身をひくところなんて、そりゃー古典ロマンスのヒロインばりでもらい泣きもんでしたよ。
元々、田舎の教師として充実した生活を送っていたところに降って湧いた伯爵位の継承、慣れない貴族としての生活にキレもせず、悪癖に走らず、地道にせっせこ頑張るあたりも好印象~(笑)。
で、どこがどうなって言葉を濁しているのか・・・って、もうお分かりかと。
ヒロインのカミラですよ、ええ(爆)
最初、数章でおなかいっぱいになった(^^;
先代の伯爵未亡人として、そりゃあ苦労したんでしょうけど。
影でこっそり慈善に励んでいたんでしょうけど・・・でもね、弁護士でなくてもツッコミしたいよな。
アナタ、当代の伯爵の金を幾らこっそり慈善事業に貢いでるからって、湯水のように使う謂れはないのでは?(^^;;
ビタ一文残されていないのは驚きはないが(なにせあからさまな後妻)、だからっていって・・・お屋敷に住ませてもらっているだけでもありがたい、という立場なのに・・・あれだけ貴族の決まりだ何だをアーチに能書き垂れて、自分に関してはノープロブレム(しかも金銭絡み)、っていうのは都合よすぎ。
まぁ、アーチ自身が「別にいい」って言うんですから、それはスルーしたとしても・・・どうも解せないのが、あれだけ親身になってくれている秘書リリアンに対しての最初のくだりなのよね。
あんな有能で親身になってくれて、自分の秘密に職をかけて付き合ってくれているリリアンに対し、本人に直接でなく心の中とはいえ・・・ 外見の欠点ばかりをあげつらってクソミソに言っている ・・・何様?(ーー;
後にアーチの真心と献身によって、氷の女王様がやさしくなった時にすら・・・リリアンに関しては何もリアクションはナシ。
てか謝り足りないよアンタ!! とか思ったのは私だけか?!(笑)
だから、苦労して、貧民街から伯爵夫人にまで上り詰めたがゆえに、愛よりも権力とか栄華とかを求める寂しい女、という設定なんでしょうし、その彼女の心情の機微に関しては天晴れなぐらい達筆なんですが・・・あの謝り足りなさが 単なる見栄っ張りのイケ好かない女というレッテルを貼らざるをえなくなりました、ははは(とりあえず笑っとけ)。
ラスト近くには、楽しいまでのどんでん返しがあったけど・・・あくまで行動を起こすのは、先に傷つくのはアーチなのね・・・と諦めのため息が出たのも確かかも。
もう、献身的だしピュアだし・・・田舎に帰って元の生活に戻っても彼女を思う様にきゅんきゅんしちゃったわ。
だからヒーローに対しては、ね (思わず太文字)
・・・何かラスト見てると、ヒロイン追いかけて秘書もメイドもやってくるが・・・早まってないか?!とか思ったりした(爆)。
ああ、改心したんだけど・・・ちょっとした部分に引っかかってしまう心狭い読者なのよね、ワタクシ。
脇役、気になるキャラが多かった中、ハリントン公爵リースが、あのカミラの元婚約者だったという首を傾げそうな設定があったので、その分の未訳が翻訳されないかしら・・・
でもって、次回翻訳はカウボーイから、あれよあれよで伯爵さまになってしまったトマスくんのお話の模様~♪
トマスくん、ちょい出演だが、一番気になるキャラなので楽しみ~♪
えっと、ヒロイン・・・「彼女」ならいいな(^^)