レンタルショップの会員更新の特典で一枚タダで借りれるというので、丁度返却されていたこちらをレンタル。

いやー、金曜ロードショーのオンエア版を昨日見直していたから、その差は歴然とアニメにさして詳しくない私でも初見で分かりました。
新カットもかなり追加されているし、何よりキャラクター、モブ、背景など全てが見やすい彩色となっているのだ。
ま、いくら日本テレビさんが地上デジタルのハイビジョン放送していたとしても、元がデジタルリマスターされていないEVANGELION:1.01版のテレビ用焼き直しなので仕方ないんだろうけど。

今まで「デジタルリマスター処理」って漠然にしか分かっていなかったけど、これを見て「なるほど」とまではいかないが、今までより理解出来たような気がしました。

でもね、やっぱりあのダークでアナログな香りの中に前代未聞なアーバンストーリーを詰め込んだ初期テレビ東京版がなければそんなこんなも語れない。
たとえ端っこが地デジだと切れてしまうアナログ画面だとしても、目がチカチカする地下道まっしぐらな画面のオリジナルに勝るものはない、と言ったところか。
だからこそ、「今」のタイミングでの一斉再放送にニーズがあるのか(笑)。
カレン・マリー・モニングのハイランダー・シリーズ五冊目、読了~。
前作と主人公も双子なら内容も双子な1冊(笑)。

そんなこんなで、今回は前作ドゥルスタンの双子弟ダゲウスのお話。

前作ラストにて、シルヴァン父ちゃんの衝撃の手紙という爆弾を落とされたドゥルスタン兄ちゃん。
ただし兄ちゃん、頭に血が上るとどうもヘタレ度がアップするらしく、肝心な部分を読まずに 食べちゃった~♪(by黒ヤギさん。爆) ポイ捨て!
・・・ああ、これがまさか混乱の一因になるとは(^^ゞ
思うに、ここん家の災難体質最右翼はこの長男ではなかろうか(笑)

そんなポイ捨てはつゆ知らず、自分の中に古の邪悪な魂を13匹も飼う羽目になったダゲウスは、現代のニューヨークでせっせこ古い文献を漁り、この呪いを解いて元の自分に戻るべく随意・・・泥棒中(^^;
そうだよな。どう考えても持ち出し禁止の国宝級の本ばかりであろう、一部マニアにしかウケなさそうな学術専門書ばかり。
押しても駄目なら引いてみな、引いても駄目なら盗んじゃえ!みたいな。
ここで、とある本が必要になり、とある美術館に賄賂がっぽりで依頼したところ、快く(?)承知してもらえる事に。
ただ、そこに勤務する無類の本オタクで古代の遺物マニアである職員クロエは違った。
まぁ、どこの成金のオッサンが(私の)大事な書物に傷でもつけやがったらどーすんの?!
モノ食いながら、ペラ読みして油汚れこすり付けする阿呆だったらどーすんのっ?!とばかりにおかんむり。
せめて、私自身がこのお宝を配達し、そのオッサンにクギを刺さねば!!と、意気込んで宅配モード。

そんな事とはつゆ知らずなダゲウス、その直前に偶然街で見かけたクロエに一目惚れ(^^ゞ
ややっこしいもん抜き!な、運命の相手を見つけた時のマッケルター一族の男の萌え萌えスイッチ入った状態で妄想大暴走。
しかし、この身はもしかしたら時空の狭間に消えるかもしれないし、あと数日いる程度の仮の住まい・・・ここで彼女を見なかった事に、と諦めようとする。
・・・飛んで火にいる夏の虫、ならぬ這ってベッドの下にいる遺物マニア・・・まさかそのクロエが自分ちのベッドの下で格闘しているとは!
わ~い、ラッキー?!(笑)

知的で専門的なこの二人の丁々発止のやりとりが最高に楽しい。
だんだんと己の中の邪悪なものに侵食されつつあるのは十分自覚しているのに、クロエの為なら我慢も出来るし頑張れる。
いやー、そんな強がりなダゲウスの、垣間見える弱いところが、セクシーダイナマイツなところ以上にグラッとクロエを揺さぶる描写は、読者の心もわし掴みもん。
だが、モニング作品はついついヒーロー中心に読んでしまうんだが、ヒロインが負けてないんだよね、いろんな意味で。
とにかくキャラがたってるし、強くてカワイイんだ。
今回のクロエも、ダゲウスではないが、思わず微笑ましくてハグりそうになっちゃうぐらいキュートなのに(盾に向かっての告白予行演習なんて、ダゲウスでなくても可愛すぎて悶えました)、肝が据わっているというか。
自分で「好奇心がすぎる」とは認めているが、それでも惚れた男の為なら!と、いかにも怪しいストーンサークルに飛び込む度胸ったら(^^ゞ
ま、いかにもマッケルター家向きだな(笑)。
しかも愛読書が、モニングらしく完全に読者を喰ってるが(笑)、その共通点が兄嫁とリンクしているあたりもキターッ!(爆)

マッケルター一族は相変わらずステキさんですが、今回、ことのさん的にはシルヴァン父ちゃんかな。
とにかく、父ちゃんとクロエのシンクロニティっぷりがツボ(笑)。
そうなのよー。本好きから見ると、本を丁寧に扱ってくれる人を見ると本当に嬉しいんだよね、父ちゃんがクロエに感じたように。
オタク類似っぷりとか、ユーモアセンスっぷりとか、何か実の娘以上だわ。
また、仙人のように思えた父ちゃんが、本当は父親として双子の片方をえこひいきなんてしちゃいけないって分かっていても、自分の愛の大部分は不器用な末息子のものだ、と告白する場面にうるり。
また後妻ネルさんへの純愛といい・・・うるうるり。
そして、そんな乙女系のシルヴァン父ちゃんをがっつり守っているDeki嫁のネルさん、今回はその有能っぷりが炸裂(笑)。
おめでた中のグウェンとドゥルスタン夫婦は、今回はカメオ出演に近かったけど、二人のその後が見れて満足。

とにかく、あのボリュームで喜怒哀楽が全て詰まっていて、もう泣いたり笑ったりと大満足な1冊でした。
ダゲウスの幸せなエンディングを心から喜んで・・・って、まだ出てくるんだったよ(笑)。
とうとう次回は本命ですぜ、皆さん。
そうです、アダム・ブラックが満を持しての主人公でございまーす!
もっともね、発売当初はすんごくもめたのよね、この本のクライマックスと結末には(^^ゞ
ことのさんは「あ、それもありかなー。でもちとモニング節から考えると残念な気も」とは思った。
・・・久々に読み返すか。あ、でも馬鹿ファンだから私、予約してハードカバーで買ってたんだ・・・本が重いよ(爆)。
第一回目、さっそく鑑賞・・・そして、あっさり脱落決定!(爆)

えーっと、何だろう。
あの、名前がバルトとかマリアとかいかにも外人なのに、あえて怪しい漢字当て字しまくった怪しい一族の羅列を見た瞬間に、かつて日本人作家が無理して背伸びしてハーレクインの世界を日本人キャストでやろうとして玉砕したサン●オ・ニューロマンスの居心地悪さを思い出した(爆)。

そして、マリアのあの口癖が、彼女の母親でなくても癪に障ってイラついたのがとどめか(爆)。

そんなこんなで、今クール開始のアニメで「これは見よう!」と思った二本が初回脱落確定となり、見事に新アニメ追加なく、前クールから続いているもの以外のHDD容量は海外サッカーの新シーズン開幕まではエヴァ一斉再放送の為に確保される事となりました。
めでたしめでたし! > 何か違うし!(^^ゞ
クリスティーナ・ドットの新シリーズ「ロスト・プリンセス・トリロジー」の1冊目、読了~♪
やっぱ好き好きドット節!(笑)

心と体に傷を負って戦場から帰還したスコットランド貴族ロバート・マッケンジーの治める領地にある日、一人の美しい女がやってきた。
その女・ボーモンターニュ王国の二番目の姫君クラリス。
祖国は革命の騒ぎで英国に三姉妹で英国に渡ったが、国との連絡が途絶えた挙句路頭に迷った貧乏姫君。
末っ子姫エイミーを相棒に、王室秘伝の美容クリームを売って糊口をしのいでたどり着いた先がこちら。

・・・というか、この作家、たまにすんごい突き抜けたお茶目さがあるんだが、この作品でも抜群。
ていうか、ロマンス本多くを読んでることのさんですら、こんな姫君はお目にかかった事がない。

ガマの油売りよろしく口先三寸で顧客を言いくるめ美容クリーム叩き売りの実演販売行商する高貴な姫君(爆)

いや、このクラリスの商売人っぷりが拍手喝采もん!
お金持ち寄宿学校から叩き出され、裏切り者に騙されてまだ少女だった彼女が妹の分の食いぶちを稼ぎ、いつかは祖国へと・・・と希望を捨てず、火事場の馬鹿力で雄々しくやりくりしていく様は天晴れ!
こんなまぶしいぐらいに活き活きしている彼女の元、マッケンジーのお屋敷の皆さんがだんだんと生気を取り戻していく具合が、家族のあり方とかを絡めて描かれていく。
とにかく一目彼女を見た時から、自分のものにしたくてうずうずしているロバートが、素直になれないところがまたかわいいんだよな(笑)。
どうせ彼女は嘘吐きの詐欺師で、姫君なんて嘘八百に決まっている!!とか最初は思っていたのに、所詮は根が正直なキャラの多いドットの書くヒーローらしく、改心もあっさり(笑)。
ロバートが自分自身を取り戻す過程ですら、雄雄しく気高くそして愛らしいクラリスががっつりサポート・・・いや、リードしているし!
いつも思うよ、ドット作品のヒーローの乙女度の高さとヒロインの兄貴度の高さってのは(爆)。
今回も、悪人に捉われて絶体絶命だったお姫様だが、一対一の対決で拳でボコられても負けずに 尿瓶を蹴り飛ばして威嚇、一旦身を潜めて、最後に体当たりでどついてあの世送りに という・・・尿瓶・・・尿瓶て・・・(^^;;

そんな兄貴な女性は他にもいたりするし。
最初は内気で影のようにいたロバートの姉ミリセントとか(^^ゞ
クラリスとの出会いがきっかけで本来の自分を前面に出すようになってくると、かつてより片思いしていた男前の貴族に声を掛けられる事になったり。
普通のロマンス本なら、ここで生まれ変わったように活き活きとした彼女はその男性とハッピーエンド・・・となるが、そこはドット。普通に終わらなかった(^^;
ミリセントの本性(笑)が、その男の箸にも引っかからない人間に深みのないところ、会話の質の低さが鼻にひっかかる、とばかりにいきなり憧れのイケメンの存在を軽く斬って捨て(笑)。
余りのミリセントの容赦なさ具合と、そのアテ馬っぷりに爆笑でした・・・(泣き笑い)。
挙句、おとなしかった筈のミリセントは本性のまま、本能のままに人を操る能力を今まで以上に開花させてしまい、最後にはエディンバラ社交界の黒幕的存在にまで上り詰める羽目に!(爆)
ああ、こんなカンジで細かいところまで笑えましたよ。
三姉妹の幼馴染にて、隣国の皇太子レインジャーの女傑難まっしぐらな運命とか(^^ゞ

かといって、笑いばかりではなくって、王室を嫌い自由を求め消えたエイミーの為に、自分が祖国に帰ってレインジャーと結婚しなければ、とロバートと悲しみの別れを決意するクラリスとか、泣ける場面もあり。
その緩急がたまりませんね。
ああ、本当に笑いの中に涙あり、みたいな。

2冊目は末っ子エイミーの1冊。
ドットらしく、この本のラストでとんでもない一行で終わっていて「早く読みたいーっっ!!」って気分になりますね。
ええ、ホンマ早く読みたいです!!
お友達が、テニミュ落選でシュンとなっているワタクシに「元気の出る箱(仮)」を派遣してくれるらしく、虎視眈々のラインナップ選出中の模様。
あうあう、嬉しい悲鳴だが、んでは現在借りている萌えDVDを見ねば!!と、久々のハシゴ!!(笑)

で、見たのはこちら。

ハッピィ★ボーイズ ~幸せのレシピでございます、お嬢さま~ FILE1~3

いやー、もう、これはハピボ見ている人なら悶絶ものですね!
六角がメンバー欠けてしまってもう、あの六角中が二度と見れないと凹んでいるので進藤くんの笑顔がまぶしくて涙ぐみそうに・・・(オバサン、涙腺もろくて駄目だわ)。
あとブログ読んでるファンにはたまらんネタリンクも多々。

しかし、加藤くん、いいなぁ・・・。
あの空気読めないマイペースっぷりが・・・(笑)。
でも、加藤くんが掻き揚げをソースで食べてるのに、皆「ええっ?!」となっていたけど、あれってそんなにドン引きなのかしら・・・。
ことのさんも加藤くんと同じでウスターソースで食べるの大好きなんだけどなぁ(^^ゞゞ
今週は余りにすごいニュースが多すぎた。
フランス代表にてリーグ・アンの得点王、リヨンの大黒柱のカリム・ベンゼマがレアル・マドリードに移籍!!とか、思っていたら、更に驚きのニュースがこちら(^^;

ニューカッスルは2部降格だし、契約終了しているからオーウェンの去就はこのオフの目玉の一つだったとはいえ、カカとロンのレアル巨額移籍に脳内からほぼふっ飛んでいたのも事実(^^;

しかし、マンUか・・・。
そうか・・・そうなのか・・・。
マンU、ベンゼマを狙っていたのでは?(^^ゞゞ

来週も更に動き、ありそうだね。
ここにきてセスクのバルセロナ移籍話やら、ベンゼマが抜けたリヨンにファン・ニステルローイ加入話だとか、テベスのマンC移籍話、ピルロの移籍やらがかなり本格化している話やらが毎日情報更新状態。

ていうか、大丈夫なんかいアーセナルよ・・・。
セスクにそんな話が出てくるって、火のないところに噂なんて立たないんだし。
でも、今のバルサの中盤、シャビやイニエスタの確固たる地位にセスク加入って言われてもなぁ・・・どうもなぁ。ピンとこないよ。

ところで、リヴァプールはドッセーナ、放出するの、やっぱ?(^^;;
アルベロアがスペイン復帰希望しているし、こっちも何だか慌しくなりそう・・・かな?(笑)
キンバリー・ローガンの初翻訳にてデビュー作、読了。
久々に「佳作」と呼ぶべきであろう、小ぶりながらしっかりした作品に出会えた気がします。
そうですね。ことの風に言うなら「地味本」 > 褒め言葉です(笑)

帯の謳い文句そのままに、まるでディケンズの世界がロマンス小説に成り代わって登場した、という印象すらするとてもよく出来た作品です。
というか、デビュー作でこんな落ち着きを全体からかもし出すこの作家、何者?(^^ゞ

母親を暴漢に殺され、その時に母を守れなかったという後悔を抱えてきた伯爵家の子息トリスタンは最近、父親を亡くし爵位を継承。
年の離れた妹エミリーの後見人を任されたはいいが、その妹が家出。
捜索の為に貧民街に詳しいというロザビィ子爵未亡人ディアドリに協力を求める。
そのディアドリは、かつて、トリスタンの母親殺害事件に関わっていた過去を持っていた・・・という、すごい因縁と運命の絡み合う展開のお話。

どっちかというと、ドロドロを想像していたんだが・・・何だ、この清々しく、時にはメロウなすごい絶妙な按配は。
過去、犯罪に手を染めずにいられなかった生い立ちのディアドリの、何と雄雄しいことか。
その事に目を背けず、子爵夫人になってからも、自分のルーツは忘れず、影ながら奮闘する様が活き活きとしている。
何より弱者の味方で人の話を聞くし、かといって極端に走るワケでもなく、経済観念なんかもばっちり・・・ああ、あったよな。クレイパス作品でかつて、自分の意見が一番!とばかりに、経済観念もない偽善者ヒロインが相手の事も後の事も考えず、福祉という名のいい人ごっこに酔っていた作品が(笑)。
それに比べると、雲泥の差ですよ、このディアドリ。
小さな事からコツコツと、ってカンジ。
若いのに修羅場をくぐりすぎたせいか、すっかり姐御・・・なのに、中はかわいい少女のまんま。くーっ、このアンバランスさにトリスタンでなくても、怪しい噂てんこ盛りだろうが堕ちますってば!
傷つきやすいトリスタンを丸ごと包んで、それでいてたまにディアドリが折れそうになったところを今度はトリスタンが助ける、みたいなすごいバランスです。

ディアドリが物資やら食料を援助し更正補助している少年スリ団に、間一髪のところをトリスタンの妹エミリーが救われたり、そこでスリ団のリーダーの少年ピーターと身分違いながら運命の出会いをしちゃうところとか、本当にベタだけど上手い。
下町の住人も貧乏で食うのにも困っている有様なのに、非常にそんな様すら活き活きと書かれていてテンポもいい。
根っからの貴族であるトリスタンが、たとえ従者の格好をしてもかもし出すオーラは消せなくて借りてきたネコ状態だったりするところもナイス。

過去の因縁が、二人の命をおびやかす事態に陥るクライマックスまで、ロマンス部分も秀逸なのだが、それ以上に家族愛、それにまつわるやり直し、和解などもしっかり書かれていて満足。
しかしディアドリ・・・トリスタンとエミリーの危機に際し、下町の有志を一喝してかき集め、自ら先頭きって救出に向かうって・・・もはやトリスタンとどっちがヒロインか分からなくなってきたぞ!(爆)
トリスタンを救う為に、悪人の凶器前に身をさらしたのも、ヒロインよくありがちのはかなげな「いやーっ、やめてーっ」っていうより「私のダーリンに何すんのよ、このハゲ頭!!(怒)」ってカンジが(^^ゞ

赦し、慈愛など、とにかく古典を読んでいる気分にさせてくれる引き締められた緩急の効きに拍手。
脇役も悪人までとにかく個性的で、キャラ造詣もなかなか。
でもって、ロマンス読みにも納得して頂けるホットな場面もいっぱい(笑)。
いやー、何だかんだいってもお互いメロメロだし(^^ゞゞ
手堅い、それでいて地味な中にてんこ盛りで楽しませてもらいました。
大満足ですよ、これ(^^)

それで、この作品・・・続編があります。
ああ、嬉しい!
翻訳も決まってて二倍嬉しすぎるわー、この作品の中で 青田買いな私の好み直球ど真ん中! の、スリ少年のピーター・クイックと、今回のヒーローであるトリスタンの妹エミリーのロマンス!!
今回の話の中でも、既に「小さな恋のメロディ」状態でラブラブきゅんきゅんなんだもーん♪♪
リサ・マリー・ライスの大型ワンコよろしく「天使さま」だもんね!!
ああ、ディケンズの『大いなる遺産』のようなモチーフで、ときめくじゃないの~、なここから八年後の世界。
いやはや、今から楽しみです(^m^)
さて、本日から7月。
梅雨まっただなかだけど、やはり夏なので虫が多い・・・(ーー;

で、よくCMで見るこれを購入してみました。
丁度ドラッグストアで目玉商品になっていたのもあって。
しかしクールミントの香りってなっているが、開封した瞬間に「これ、キンカン か?(^^;」と思った(^^ゞゞ

で、リビングの網戸のところと自分の部屋の網戸のところに設置。

結論から言うと、蚊以外には効くよ、うん って事です(笑)。

とりあえず、これを常時設置、あと夜は水性リキッドの無香料タイプを併用予定。
でも至近距離で嗅がない限り、確かに涼しげなカンジで良いかも > そもそも最初にそんな至近距離で嗅いだのが間違い(爆)
すっかり定番シリーズとなっていますヴィレッジブックスの「キス・キス・キス」シリーズ7冊目、読了~。
いやはや、暑い時期に熱い話・・・心頭滅却すれば火もまた涼し の通り、どうしてもこの時期の本はいろんな意味でストレート(笑)。

三本の話の中で一番短いけど、一番お気に入りだったのはやはりロリさん。
タイトルロールにもなっています。
しかし、何で「チェリーな気持ちで」なんて邦題なんでしょ、と本編読んで・・・ぷぷっ。確かにこのタイトル、納得だ(笑)。
でも、ロリさんの書くヒーローって大抵がエッチで男前なプレイボーイだけど、絶対譲らないのが「自分の職業に誇りを持つ弱者の味方な働き者」ってのね。
職業の種類は多岐にわたるけど、それは共通項。
今回のケアリーはお医者さんだけど、とってもステキ。
解凍系な看護士のノーラに対してのあれやこれやが、何というかそのまんまだが暖かさで溶かしちゃうぞ~的な(照)。
あ、この話で読んでてどうしても笑ってしまったのが、ケアリーの親友にてノーラの雇い主医師の名前。
「アクセル」 > どっかのバンドのボーカリストのあのシャウトが頭にぐるぐるしました(爆)。

ナンシー・ウォレンの作品は、事件に巻き込まれた超真面目な会社勤めのヒーローと、これまた不本意ながら事件に巻き込まれた女探偵ヒロインの凸凹珍道中ロマンス(笑)。
このボリュームで、相変わらず良く作りこまれていて、それでいてキャラ造詣も抜群。さすがウォレン。
ウケまくった数ある小道具の中でも、今回のダントツは、今や死語ではないかと思われる二人が逃亡中に宿泊せざるをえなくなった場末のモーテルに設置されていた 回転ベッド ですな(爆)。
そんな二人、ラスベガスのFBI支局にたどり着く為に潜り込む事になった、ラスベガス行きの観光バスが実はお年寄りグループの貸切状態だったというところからは、珍道中に拍車がかかりまくり、笑いが止まりませんでした(笑)。
おじいちゃんおばあちゃん達に言いくるめられ、偽装カップルの筈だったのに本当に結婚しちゃう羽目になったり(^^;
でも、これ読んでて思ったのは「亀の甲より年の甲」つうか・・・最強お年寄りグループでしたな。拍手喝采もんです。悪人たちもタジタジですよ!
そんな最強グループの中でも、キング・オブ・じいちゃんのノームさんの名科白は何といってもあれだな。
これほど悪趣味なスーツを着るのは悪党だけだからな 」(爆)

残る1本、ジェイミー・デントンですが、これは警官同僚のヒーローとヒロインが彼女の恋愛スキルアップの為に秘密のレッスンをする・・・とかいう、何かどっかで読んだようなカンジの話。
とにかくヒーローのジャクソンがとってもいい人で、プレイボーイながら妙に律儀で真面目で、何より彼女を大事にしているのがよく分かる分、どうもヒロインのイーデンの頑なさがちょっと鼻についた、ともいえる。
過去に縛られ、母親のようになりたくない!!とかいうトラウマ持ちヒロインらしい言い分なんだが、いかんせん本音と建前的な言動が見え隠れし、何より余裕がないヒスっぽい態度に、読者サイドとしては読後、ちょっと気持ちがささくれ立っていたように思えた。
何より、人にモノを頼むにしても、潤滑剤プレイとかそこまで極端に走らなくても・・・と、ちょっと残念なエッチ上等!!な読後感の話でした(笑)。
こういう時には決まってことのさんはこんなコメントを残すんだよな。

ジャクソン、考えなおせ!! 」とか(笑)

つまりは、どうも最近、残念なヒロインが多い、という事か(^^ゞゞ
ジャッキー・ダレサンドロのメイフェア・シリーズ2冊目、読了~♪
今回も前回に負けないラブラブきゅんきゅんっぷりに萌え!でしたわ。大満足ですよ。

今回の主人公は、1冊目でも伏線のあった前作ヒロインの姉で子爵未亡人キャロリンと、前作ヒーローの親友にて放蕩貴族と名高いサーブルック伯爵ダニエル。
前作同様、ロンドン婦人読書会の課題図書がきっかけに恋愛模様が進む、という手法なんですが、さすが唯一の結婚経験者で未亡人が主人公となると課題図書もキタコレ!!な感じ。
今回はど真ん中、官能小説でした(笑)。
未婚の二人はエッチな本のあれやこれやを怪訝な感じで読んでいて、既婚、未亡人の二人は「ありかもー」とか言ってるあたりはププッとなります(^^ゞ

しかし、前作で「あ、ダニエルってキャロリンに気があるんだろうな」程度に思っていたけど、この作品を読んで度肝抜かれました。
こんな純情一直線クンだとは!!
10年前に、初めて彼女を見た時から心臓ぶち抜かれた状態、世紀の一目惚れが、その場で友人のウインゲイト子爵とキャロリンの婚約を発表され一転、世紀の大失恋に。
・・・何か、いろんな意味でトラウマになっているし。
それでも放蕩者という割に、友情と敬愛を重んじて、あえて結婚した二人と距離を置いたり、10年ぶりにキャロリンと一緒に長時間いられるというだけで、ラングストン侯爵のハウスパーティーに出席、しかも別に彼女とどうこうなると確約もないのに出席前に愛人をすっぱりさっぱり一掃してしまう潔さ(^^;
何ていうか、心地よいまでに好青年のように思えます(笑) > 騙され気味。

仮面舞踏会を境に、二人の仲は深まっていきますが・・・とにかく、ダレサンドロ作品の特色とも言える軽快な会話のやりとりがここでも健在。
ホットで前作をはるかに凌ぐエロい肉体関係云々よりも、心の絆を深めてゆく様の方が断然ウエイトがあって、とても愛い。
心あたたまるまでのダニエルの隠された行いの裏に隠されたトラウマの件とか。
それをまるごと包むようなキャロリンの愛情あふれる包容力がたまらなくグッとくる。
すごくスマートで、誘惑の手立てに富んだダニエルだけど、中味はどこか不器用な子供のようで、読んでいて母性本能くすぐられまくりです。
動物だらけの屋敷に暮らしていて文句も言わず、ニャンコを餌付けしてたりしてキュートだと思ったら、あんなにエッチでストレートなのに、恋愛自覚のないおバカさんだったりするし。
しかも金持ちで詩人の心を持つイケメンなマメ男・・・無敵だわ。彼氏としても(笑)。

いやー。
本当に最初から最後まで、ひたすらラブラブ垂れ流しの竹を割ったような直球ロマンス!(笑)
読んでる最中も、読み終わってからもほんわか気分で素晴らしい事この上なし。
殺人事件が絡んでいる話(合計三人もお亡くなりに。下手なサスペンスより死体が出ました。笑)の割に、何でこう微笑ましいのか?!ってぐらいよマジ。
読書会のメンツはというと、前作ヒロインのサラはおめでた、残り二人にはとうとう伏線が出揃い、といいペース。
次の3冊目、伯爵令嬢ジュリアンのお話も翻訳決定しているし、のんびり続きを待ってます。
あ、でもラスト4冊目のローガン・ジャンセンとエミリーのお話が一番楽しみなので、ちと急いでもらえるとありがたい(笑) > 出版社さま
最近流行りの「●パターン発売」の中でも、これは悩ましいわ・・・。
このザムド版にするか、限定版にするか。
ギリギリまで悩むんだろうな(^^ゞ

しかし、Boom Boom Satellitesに戻ってきちゃったか私(^^ゞ
アニメを熱心に見始めても、脳天にビビビとくる主題歌が、BBSとOASISって・・・10年たっても趣味変わってねー!!(笑)
というか、さっさと気付けよ > BBSだったという事に(^^ゞ

そういえば、ブラーの奇跡の復活ビバ!!っすね。
ブリティッシュ・ロックをこよなく愛でる皆様、感涙の夏ですな。
絶対に復活はない、と思っていたのに(笑)。
来月出る初心者向けベスト、やはりマストアイテムだし買っとくか > えーっと、アナタ、オリジナルアルバム持ってらっさるのに(笑)
最終回をさっき見て、何かすごい余韻に浸っていますよ・・・。
今クールのアニメの、私としての三大アニメのひとつでした、これ(もう一つはザムド、ラスト一つはリスパラ。BASARAはキャラとネタものとしては◎なんだが、話そのものはハマる系ではなかった)。

二転三転四転、と、最初からすごかった。
全然、一話先が予測がつかなくって毎週、本当に楽しみに見ていた。
キャラクターとか、萌えとかを超越した独自の世界観はブレのないものでした。
そしてラストのあの「空気」と「間」が何とも深い。

・・・そっかー。
Amazon.co.jp 限定仕様があるのか・・・DVD・・・。
良かった(^^ゞ 全話DVD保存していたから悪い気は起こさないで済んだ(笑)

また、そのうち全部ぶっ通しで見るとしよう。
また新たな発見がありそうである。
今年のペプシの季節期間限定は「 しそ 」でしたね(^^;

で、スーパーで新発売記念の底値販売だったので、さっそく捕獲して帰宅すると、既に捕獲して飲んだ友達から 訃報 残念なお知らせメールが(笑)。

漢方薬くさい・・・

あ、でも冷やして飲んだけど、私はそこまでひどく思わなかったよ。
うん、 キューカンバー(キュウリ) よりはマシだよ(笑)。

ただ、美味~い!!また買おう!!!というモノではないな(爆)。
キンキンに冷やしたら、最初の匂い以外なら、うっかりメロンソーダ という感想も「あり」かも(笑)。

・・・来年は、一体ナニで攻めてくるんでしょうかねぇ > ペプシさん

というワケで私信です。
Fさん、いつもウチに怪しい新製品ドリンクを持参しては 毒見道連れ 試飲会をして下さいますが、このしそペプシは既に 毒見 味見したので結構です(爆)。


とうとう本決まりです。
シュンスケくん、エスパニョール移籍決定。
さて、ポジションはどうするのかな。
グラスゴー・セルティック時代と同じとこかな・・・エスパニョールには「リトル・ブッダ」こと、天才パサーのデ・ラ・ペーニャ大先生がトップ下にいらっさるし。

しかし、今回の件で、本当に自動車業界の不況を目の当たりにしたというか(横浜Fマリノスの親会社は日産自動車)。
目の前の小銭を稼ぐ為にしたいらぬ皮算用で、シュンスケを逃した末の大損は億単位だとか。
誠意よりも金、というこのご時勢事情だったとはいえ、2年がかりの復帰プロジェクトを目前で水の泡とした失態首脳陣の粛清は避けられないといったところか。

そうだなー。
リーガ中継で、日本人選手が見れる日が来たのは久々。
エスパニョールだから、ダービー中継が特に面白そう > バルセロナ・ダービー

いえ、私、そこまでシュンスケくんの熱心なファンではありませんのよ。
単なるサッカー好きなだけ。
だからこそ、ゲーム全部を面白く見たいので、気負いなくのびのびと頑張って頂きたいですね。
エスパニョール側は、日本からの観戦ツアーとかも予定しているとかいないとか。
いいなぁ・・・リーガ観戦ツアー in バルセロナ・・・うっとり(萌)。

+余談+
ことのさん的には、こっちの移籍のがビッグニュース!!

ロケ・サンタクルス、マンチェスターCに移籍!!

やっぱりマンCかぁ・・・(^^ゞ
ロビーニョ(ブラジル代表)との南米コンビの前線は、なかなか見ごたえありそうですよ、来シーズン!!
リサ・マリー・ライスの短編を含む短編集、読了~。
うーむ。どうもヴィレッジの短編集と比べると、その選出眼にちと「?」なものを持ったりもした(^^;
多分、リサ・マリー・ライスがラストに控えていると思わなければ、この本は買わなかったかも(笑)。

でも、そういう意味では拾いものというか、こんな機会でもないと読まないという作品たちではあったな。ライス以外は(笑)。

だが、どうしても解せない、いや。
ぶん殴りたい作品もあった・・・勿論、三作目のデジレ・リンゼー『レディのたくらみ』ですぜ(爆)。
もう、何と言うか、目を覚ませニコラス!!
自分がもうすぐ死にそうだからって、嫁のクリスタルの未来を案じて彼女の事を友人のニコラスに託すべく嫁を人柱のように肉体関係を持たせようとするフレッドもどんだけー、なら、フレッドの妻なのに、本音は幼馴染のニコラスに未練タラタラで、親友ニコラスに「夫に頼まれたから」と、子供作る為に肉体関係を泣きおとしでせがむクリスタルもどんだけー、な似た者夫婦だよ(呆)。
こんな夫婦に振り回され、パリに逃げてヤケっぱちに好きモノ女と婚約しちゃうニコラスの捨て鉢っぷりも分からなくはないが・・・理由はクリスタルに心底惚れこんでるから、ってのが・・・ああ、やめとけニコラス!(爆)
何というか、不倫を超越したバカ話だった、と斬ってさっさと終わりたい珍作(爆)。

B・J・マッコール『はじまりは嵐のように』は、HQのシズラーもののようなテイストで非常に良い出来でしたね。
雪で閉じ込められた異郷の地での、突然のロマンスという、優等生的ロマンス短編はかくありき、というコンパクトさ、セクシーなところと、ヒーローのがむしゃらなところとか。
ただ、衝撃だったのが、ヒーローが40歳直前 だったという事か・・・言動が余りにイノシシで若かったので、年齢知った時が一番クライマックスだった気がしないでもない(笑)。

そして、これは賛否両論があるであろう(前出のデジレ・リンゼーは否しかありません。ワタクシ的には。笑)アンジェラ・ナイト『ハンターにくちづけを』。
バンパイアに妻を惨殺され、バンパイアを狩りにやってきた海軍特殊部隊員のヒーローと、未亡人バンパイアのヒロインのあれやこれや。
これが、いやー。パラノーマル沢山読んできた私でも、これは目からウロコでした。
バンパイアの転生、バンパイアの素質のある体質の人間などなど。
そうだよな。卵が先か、ニワトリが先か。バンパイアが先か、人間が先か。
突き詰めてみたら別次元の話になるんだが、そこからは作者の力量と構築力だな。
その点、この話、あの短編ボリュームで、すごい勢いで二転三転するからスゴイ!!
さすがに、あのオチは想像つきませんでした(笑)。
生まれ変わっても生まれ変わっても、彼女と結ばれる事が至上となっている、骨の髄までメロメロくんなんだよな、つまりは(^^ゞ
一発芸作品カモン、なことのさんとしては「これはアリ」でございました(笑)。

リサ・マリー・ライス『闇の恋人』は、リサ・マリー・ライスによるリサ・マリー・ライスの為の短編(笑)。
大型ワンコ属性ヒーローが、美しいお姫様に一目ぼれしてワンワン!!の、凝縮バージョン・・・凝縮しすぎて、はじまってあっという間に終わりました(爆)。
130ページほどのボリューム中、多分80ページぐらいはエッチ場面では?!とか思わせるバーニングっぷりは潔さと取るべしか(爆)。
しかも、オチはそれか!! > ライス作品のラストは、ああいうヒョイと投げられたビーンボールのようなものんだよな、いつも。うん(慣れすぎて麻痺か。笑)。

・・・何か、この蒸し暑い中、いろんな意味で蒸し暑さ倍増の1冊だったような(^^;;
昨夜、最終回だったのですが。
見終わって、ぼんやりCM見ていましたら。

2010年 第二期 始動!! という文字が(笑)。

驚かないんですけどね(^^;
パーリィは終わらないそうです、ええ(爆)。
楽しみに来年を待ってます(^^ゞゞ

ソフィア・ナッシュの初翻訳、未亡人クラブ・シリーズ1冊目、読了~。
もう、久々に笑って泣いて、とこのボリュームの中で読んでいてすごい揺り動かされた作品でした。

多分、この作品のヒロインであるロザムンデを全面肯定する読者は、そうは多くないかもしれない。
大事に育てられた我侭な伯爵家のお嬢様が、恋に恋した結果、とんでもない騒動を巻き起こして、その上に元来の頑固な性格が災いして一転転落人生を歩む事になる。
自業自得なのか、と聞かれたら、最初の方なら迷う事なく「Yes」と言うんだが、読んでいくにつれ、非常にこのロザムンデの美しく頑固で我侭な外見と相反する繊細な部分がちらり、ちらと見え隠れして、何ともその奥を知りたくなる。

「炎と氷の悪魔」という異名を持つ、公爵リュックもまた同じく。
元海軍司令官の人を喰ったような放蕩者という仮面の下は、先代、そして先々代が残した負債を抱え、残された少ない肉親の幸せの為に影で金策に走る気苦労の耐えない生真面目くん。
しかも父親に精神的に虐待され、母親の死に責任を感じてトラウマになっている繊細な文学を愛する青年ときた。

偽りの自分を演じ、本当の自分を封じ込めて日々を送っている二人が出会った瞬間から、話は広がりを見せる。
そのにくいまでの演出、ウィットに富みながらも悲しみを隠しきれない二人のやりとり、もどかしいまでのチラ出し具合。やられた。
自分の家族が彼女の不幸を招いたが故に、自分の恋心を口に出せずにいるリュック、公爵家の為に後継者が必要な彼の為には、子供が出来ず、醜聞に塗れた自分では駄目だと自分の恋心を否定しなければいけないロザムンデ。
まだまだ若い二人なんだが、いかんせん人生の修羅場を見すぎたせいで、何とも哀愁感が漂うのもよく話に彩りを加えている。

実際は、きっかけを作ったのは確かに我侭な少女のロザムンデ自身だったが、本当は隠された事情が、彼女を現在まで追いやったと分かった瞬間の、何ともほろ苦い描写は秀逸である。
白と黒では、世の中は測れない、といったところか。
ロザムンデとリュックの恋を縦に、家族愛とか確執とかを横にしてこの話は構成されているが、本当に上手なのよね。
とにかく、苦労人二人の、何とも不器用でたどたどしい恋愛模様がきゅんきゅんものでねぇ・・・ほろほろきたよ。
何で泣けるのか分からないような、小さなやりとりでも、粗雑な扱いをしていない文章力のせいか。
淡々とした中に、熱いものが読みとれるから釣られて、か。

脇のキャラもなかなかいい出来でした。
ただ、どうしても解せなかったのが、この未亡人クラブの主催者であるリュックの祖母。
自分があれだけ不幸な政略結婚をしていて、且つ、息子夫婦の不幸な結婚生活を知っていたのに、何故に愛する孫息子のリュックに対して「結婚してから愛情が育ちます」とか言って、おとなしい想定内な自分の見知った未亡人であるグレイスを嫁にあてがおうとしたのか。
確かに、その時点ではロザムンデは過去の結婚で子供が出来なかった不妊症の未亡人と思われていたかもしれないが、あそこまであからさまなリュックの恋心に対し、年寄りからプレッシャーを与えるのかいかがなもんか。
自分が「多産な家系だった」という理由で、クソ男に嫁がされた過去は孫の話とはまた別、とかいうなら、それこそ偽善者だ、とか、ちと思った。

ま、そんな事すら凌駕した、しっとりとした良質ロマンスでした。
主役二人のロマンスがブレてない、しかも話がしっかりしているとなると、多少のところはスルー出来る、という勢いの結果ですね。
かなりお気に入りの1冊になったよ、ホント。
これからもシリーズ続くみたいなんで、呑気に翻訳待ってよーっと♪
昨夜録画していた『バスカッシュ!』を見ていてもんぞり返ってしまいました・・・いえ。中村くんのアイスマンの デストローイ!! ではありません。
その構成にです・・・えーっと、これ、つまりは 打ち切りフラグ って事ですか?
一話の時間に、ぶった切った二話分を詰め込み、エクリップス(話の中に出てくる女性アイドルグループ)だけが出てくる萌え系の雑な作りの新OPをねじ込み、という、まるでトワイライトゾーンに放置された気分でした・・・。
まぁ、つまんなかったし、打ち切りです、って本当に言われても驚かないけど。
NIKEとコラボしてすごい金かけて、豪華声優陣を揃えたのに空廻りしまくり・・・まるきりマンチェスターCのサッカーのようじゃ(^^;;
来週はするみたいだけど、別の意味で気になる作品となってしまったわ・・・。

そんなこんなで、春アニメも終了間際。
7月開始アニメは、今のところ見るつもりなのは二本だけか。
そもそも、まだ続く今クールのアニメが数本あるしね。

見るつもりなのは、ここ。

うみねこのなく頃に
http://umineko.tv/web/index.html

化物語
http://www.bakemonogatari.com/

後者は、某二の腕奥様(笑)が「ことのさんニーズっぽい」と太鼓判を押してくださったので(爆)。

ただ、野球好きとしては、これがちと気になるんだよな。。。

大正野球娘。
http://www.tbs.co.jp/anime/taisho/

今クールのノイタミナ枠(『東のエデン』『リストランテ・パラディーゾ』)ぐらいクールでハマる作品は、見たカンジ、夏アニメのラインナップにはなかったな。
秋に期待、か。
レイチェル・ギブソンの新刊、読了~♪
やっぱり好きだわ、ギブソン作品(^^)

エキセントリックなヒロインを大抵メインにもってくる作品が多いギブソンだが、今回もビンゴ。
しかし、それがまた板についている話を持ってくるから説得力があるんだ。
大金持ちの家から盗まれたモネの絵の行方を追って、アンティークショップ経営者であるガブリエルを尾行していた刑事のジョゼフだが、ある日、その尾行がバレてしまい彼女に逆襲をうける。

ヘアスプレーを顔面噴射されて(笑)

いつも思うが、何ともコミカルで印象的な場面を幾つも編み出してくれるもんだわ、この作家。
男前ヒーローもたまったもんじゃない(^^;
そんな保守的な刑事のヒーローと、カッとんだ一家に育ったニューエイジ系芸術家のヒロインの凸凹なやりとりの応酬が非常に楽しいんだ。
かわいくカッとんだ、配線違いの言動を繰り返す、世の中を無垢な視線で見ている彼女にメロメロになっているのに、どうしてもそれが認められずにもがく図体デカイおバカさんなジョゼフに、古典的ロマンスなものを感じつつ。
それを言うなら、人のオーラが見え、自分が求める男性は「魂に悟りをひらいた」とかいうガブリエルもまた、なかなかジョーへの恋心を認められず・・・それでも先に自覚し、そしてそれを直接伝える分、ガブリエルの方が大人だな。
おバカさんは逃げちゃうんだけど(^^ゞ
そういう、もどかしいまでのやりとりって、ちょっと最近の作品ではご無沙汰だったかもしれない。
おかげでそこがハマったのかも。

でも、いつも思うんだが、ギブソンのキャラクター造詣やら表現ってのはクセになる上手さだなぁ。
この作品でも、ニューエイジ系のガブリエルの多才なところをとんがった感じに表現するんだが、精油やアロマもの作成描写は本当に文面から香りが漂ってきそうなぐらいステキなんだよー。
いろんな場面で、うっかりクンクン匂ってしまうジョゼフの気持ちも分からなくもないぐらい(笑)。
でも、カッとんでいるのに下着は保守派(笑)だったりして、友達のくれるエッチな下着は常にタンスの肥やしって落差も◎。
あ、でも今回はヒーローの方に軍杯あがったかも(^^ゞ
4人の姉に「五番目の妹」として扱われた幼少期のあれこれ は大ウケしました(爆)。
それにねぇ・・・両親に四人のお姉ちゃんも勿論いいキャラなんだけど・・・アレにつきましたかも。
ペットのおしゃべりオウムのサム(♂) に(笑)。
何かね、よく毒づいてチキンにしてやるとかいうヒーローは多い中、このコンビは・・・微笑ましいのよ!
彼がトレーニングしている器具の真横にはオウムのダイエット用運動アイテムがあったり(彼の好物のジャンクフードに相伴していたせいでおデブに。笑)、彼が結婚相手に望む条件の一つは「オウムと暮らせる女性」だったり(笑)。
そりゃあ、ガブリエルでなくても「ペットをこれだけ大切にしている男性が悪人とは思えない」とかコロッと思うもんよ(^^;
もっとも、今まで飼い主が連れてきたあらゆる女性に威嚇攻撃をしていたのに、ガブリエルを初めて見た時からフォーリンラブ状態で頭を彼女にスリスリしては「カワイコチャン」を連呼し、自分のガールフレンドだとアピールしている 有様である・・・ひーっひっひっひ(爆)。

こういうコミカルさ、それに絡めたテンポよいロマンス、無理ない等身大ながらに達者なストーリーテラーっぷり。
ジョゼフが脳内に描いた幸せな家庭図に、やっぱり口の悪いオウムがいて、その鳥の放つオーラをキャンバスに描き納めているガブリエルがいる、という馬鹿馬鹿しくもキチンと畳まれた風呂敷のようなラストシーンの微笑ましさに拍手しつつ。
今回も満足させてもらいました。
あいたー。
毎度の状態で、イブプロフェンあおって半日グロッキーに潰れてしまっていたよ(^^;
せめて前向きに考えるなら、このままのペースなら台湾旅行は身軽な可能性高いかな! 
というワケで、念じておこう(笑)。

変な寝汗のあとに、頂き物のスイカ、美味し!!
カリウム補給っすよ。
ウチじゃあ、スイカは畑から収穫してくるものであって買うものじゃないんで、たまにこうやって人様から頂くと新鮮(^^ゞ
そういえば、台湾はちょうど行く頃にスイカのベストシーズン・・・期間もののスイカの豆花、気になるですね。
胃袋が四つぐらい欲しいです(笑)。
今回はツアーなのでマイル使ってないし、来年8月期限のマイルもあるから、それ利用してまた台湾行くかな(笑)。

サッカー日本代表、この時点で同点。
さすがに、負けてもW杯に行けます、となると見ている方もゆるーいカンジ。
アタクシ、それよりも今はテベスはチェルシーに行くのか?とか、リヴァプールのDF放出がドッセーナかアルベロアのどっちになるかの方がちょっと気がかりなのよね > サッカーに関しては(^^;

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