チアガール・ブルース
2005年12月18日 新刊レビュー
ISBN:4576052144 文庫 加藤 洋子 二見書房 2005/12/19 ¥870
リンダ・ハワードの新刊読了・・って、原書で半分以上読んでたので中身は知ってたんで、のんびり読んでたらこのページ数で2日もかかってしまった(^^;
内容はまぁ、肩の力を抜いて読める、リンダ版ライトノベルともいうべきラブコメディで(謡い文句にあった「抱腹絶倒」とはならんかったな、ハハハ)。
原書時点で、まず躓いたのがこの本がヒロインであるブレアの一人称だという事だ。
まず思い浮かぶ一人称破天荒ヒロインって、ステファニー・プラムなんだけど、あれを引き合いに出されているレビューも少なくなかった(実際、ヒーローが刑事というのもあったし)。
この時点でヒロインに共感出来ない読者は脱落するのだろうか(実際北米でも脱落者が死屍累々と出た模様。笑)。
以前、お友達がこんな話をしていた。「恵まれているエキセントリック設定なヒロインが、あれやこれやとたいした苦労もなく世渡り上手にイケメンとの恋愛まで成就させてゆく話には共感出来ない。私は心が狭い読者なの!(爆)」と。
いや、言い得て妙だが、まさにこのヒロインなんかその範疇に入りそうです(笑)。
でも、エキセントリックといってもそこはまだリンダ様の完全にはじけきれない生真面目さがちらほら見えていまして、この話の場合(笑)。
シケきったサスペンス部分(おいおい)はさておき、この話のメインはブレアと、ヒーローであるワイアットの丁々発止の駆け引きなのだが、あとは恐るべしブレアの家族の描写(笑)。
ブレア自身とその家族の強烈さに毒気を抜かれたのか、リンダ馬ヒーロー・ワイアット、エッチの数なら多分過去最高の筈なのに影が薄いです(爆)。
5冊に1冊ぐらいはこのテンポの話を書きたくなるらしいリンダ様だが、唐突な夢の進行具合とかがシリアスさをかもしだしていてまだまだ発展途上状態。次のリンダ風ラブコメを待つ!>5年後ぐらい?(←実際、この本が前作から半年ちょっとで発売されたのに驚いたのよ当時。笑)
その際は中西和美さんあたりに翻訳を頼めないだろうか?とか独り言を呟きつつ(笑)
リンダの次回作品は、真逆にシリアス。しかもタイムスリップものと書かれているレビューだと、読んだ皆さんの評価は高い。
最近の日本上陸の早さを考えると来年秋には読めるのか?という期待もなきにしもあらず。
同じところで踏み留まらず、既に大御所的立場にありながら常に自分の作品を発展させていこうとしているそのリンダ様の姿勢に敬服しつつ・・・ただし、最近いろんなロマンス本や文庫の帯でアナタのお名前が乱発されているのには、どうも首を傾げております読者ことのさんでした(^^;
ここから下は余談雑談なので、ヒマな方だけお読み下さい(爆)
--------------------------------------------------------
しかし・・・このタイトル、どうにかならんかったのか?
☆ってアナタ、去年ハ○カワ文庫から出たバカミス本『馬鹿☆テキサス』以来よ、見たの(爆)
ちなみに「ブルース」とは12小節の音楽形式で、3コードの決まったコード進行に合わせてブルーノートを交え奏でられる、ロックの古典。そう、ロックの古典よ!決して「嘆き節」ではないのであしからず(自分達が歌っている曲を「嘆き節」と言われたら、R&Bアーティストはべっくらするだろうて。笑)。日本の場合は、「陰鬱でムーディな歌謡曲」をブルースとくくるようになっているが、決して端的に嘆き節ではないと思う。
というか、ブレアって・・・嘆いてる?全然そんな風には思わなくって、最初に読んだ時に「このヒロイン、自分をネタにノリツッコミしてるよ〜(笑)」と思ったんだけど、私の場合。
あと、この訳者のあとがき。
なぜか、ポルノグラフィティの曲が引用されている・・・ラバッパー(彼らのファンの別名)の私が読んでも、その引用された由来が謎で仕方がない。
よくこの訳者は引用を多用なさるが、それがどうも「オタクの同人誌のノリ」のような安易さが見受けられる。仮にもこの方はそれをメシの種にしていらっしゃる方であり、御自分の言葉を使って書くべきあとがきに、同じように「言葉」をメシの種にしていて、きちんと全著作に権利を持っている人(この場合、作詞のハルイチ氏)の作品をヒョイとお使いになっている。
確かに彼の曲の中でも、あの曲は人気も高く巷で聞く回数も多い(某野球チームの某選手が打席に向かう際の曲もあの曲だ)。
しかし、タイトルとアーティスト名記入だけでポイ、もなぁ・・・。
シングル曲でもない曲だし、せめてどのアルバムに収録されてるかぐらい書いてあげてもいいじゃないのさ〜、それぐらい礼儀じゃんよ〜、仮にもこれ公式の出版物なんだから〜、から、もっと下世話に「あとがきも原稿なんだから、お金もらえるんでしょ!ハルイチには幾らか入るのか?!」とか心狭いラバッパー(爆)としては思ったりしたのよね(笑)。
まぁ、あの曲の真骨頂はあの部分でもないし(ハルイチ的な、シニカルに重ねられたワードの中の1個であって、あれが真意の曲ではない。あしからず)。
もしあのあとがきでポルノグラフィティの曲を全く知らなかった人が興味持ってもらえたなら、それは収穫(余りありえなさそうですな。笑)。しかし、あの一文で理解した気になってもらった場合はトホホな気分なのだろうな・・・(~_~;;
でも、本当にこの訳者さん、あとがきの引用度合い、すごくないですか?御自分の文章力で埋められないボリュームなんですかね、あれ。
まずあとがきから読むって方、少なくないと思うんですが、こういう他人のフンドシでとった相撲的なあとがき読んでその本を買う気になるのかなぁ・・・、とか下世話な私は思ったりするが。
そういう意味で、やっぱり翻訳だけでなく、あとがきまで緩急があって読み甲斐がある本はいいなぁ、とか考えてみたり(その点、やはり中井京子さんは最高である←ミーハー。笑)。
リンダ・ハワードの新刊読了・・って、原書で半分以上読んでたので中身は知ってたんで、のんびり読んでたらこのページ数で2日もかかってしまった(^^;
内容はまぁ、肩の力を抜いて読める、リンダ版ライトノベルともいうべきラブコメディで(謡い文句にあった「抱腹絶倒」とはならんかったな、ハハハ)。
原書時点で、まず躓いたのがこの本がヒロインであるブレアの一人称だという事だ。
まず思い浮かぶ一人称破天荒ヒロインって、ステファニー・プラムなんだけど、あれを引き合いに出されているレビューも少なくなかった(実際、ヒーローが刑事というのもあったし)。
この時点でヒロインに共感出来ない読者は脱落するのだろうか(実際北米でも脱落者が死屍累々と出た模様。笑)。
以前、お友達がこんな話をしていた。「恵まれているエキセントリック設定なヒロインが、あれやこれやとたいした苦労もなく世渡り上手にイケメンとの恋愛まで成就させてゆく話には共感出来ない。私は心が狭い読者なの!(爆)」と。
いや、言い得て妙だが、まさにこのヒロインなんかその範疇に入りそうです(笑)。
でも、エキセントリックといってもそこはまだリンダ様の完全にはじけきれない生真面目さがちらほら見えていまして、この話の場合(笑)。
シケきったサスペンス部分(おいおい)はさておき、この話のメインはブレアと、ヒーローであるワイアットの丁々発止の駆け引きなのだが、あとは恐るべしブレアの家族の描写(笑)。
ブレア自身とその家族の強烈さに毒気を抜かれたのか、
5冊に1冊ぐらいはこのテンポの話を書きたくなるらしいリンダ様だが、唐突な夢の進行具合とかがシリアスさをかもしだしていてまだまだ発展途上状態。次のリンダ風ラブコメを待つ!>5年後ぐらい?(←実際、この本が前作から半年ちょっとで発売されたのに驚いたのよ当時。笑)
その際は中西和美さんあたりに翻訳を頼めないだろうか?とか独り言を呟きつつ(笑)
リンダの次回作品は、真逆にシリアス。しかもタイムスリップものと書かれているレビューだと、読んだ皆さんの評価は高い。
最近の日本上陸の早さを考えると来年秋には読めるのか?という期待もなきにしもあらず。
同じところで踏み留まらず、既に大御所的立場にありながら常に自分の作品を発展させていこうとしているそのリンダ様の姿勢に敬服しつつ・・・ただし、最近いろんなロマンス本や文庫の帯でアナタのお名前が乱発されているのには、どうも首を傾げております読者ことのさんでした(^^;
ここから下は余談雑談なので、ヒマな方だけお読み下さい(爆)
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しかし・・・このタイトル、どうにかならんかったのか?
☆ってアナタ、去年ハ○カワ文庫から出たバカミス本『馬鹿☆テキサス』以来よ、見たの(爆)
ちなみに「ブルース」とは12小節の音楽形式で、3コードの決まったコード進行に合わせてブルーノートを交え奏でられる、ロックの古典。そう、ロックの古典よ!決して「嘆き節」ではないのであしからず(自分達が歌っている曲を「嘆き節」と言われたら、R&Bアーティストはべっくらするだろうて。笑)。日本の場合は、「陰鬱でムーディな歌謡曲」をブルースとくくるようになっているが、決して端的に嘆き節ではないと思う。
というか、ブレアって・・・嘆いてる?全然そんな風には思わなくって、最初に読んだ時に「このヒロイン、自分をネタにノリツッコミしてるよ〜(笑)」と思ったんだけど、私の場合。
あと、この訳者のあとがき。
なぜか、ポルノグラフィティの曲が引用されている・・・ラバッパー(彼らのファンの別名)の私が読んでも、その引用された由来が謎で仕方がない。
よくこの訳者は引用を多用なさるが、それがどうも「オタクの同人誌のノリ」のような安易さが見受けられる。仮にもこの方はそれをメシの種にしていらっしゃる方であり、御自分の言葉を使って書くべきあとがきに、同じように「言葉」をメシの種にしていて、きちんと全著作に権利を持っている人(この場合、作詞のハルイチ氏)の作品をヒョイとお使いになっている。
確かに彼の曲の中でも、あの曲は人気も高く巷で聞く回数も多い(某野球チームの某選手が打席に向かう際の曲もあの曲だ)。
しかし、タイトルとアーティスト名記入だけでポイ、もなぁ・・・。
シングル曲でもない曲だし、せめてどのアルバムに収録されてるかぐらい書いてあげてもいいじゃないのさ〜、それぐらい礼儀じゃんよ〜、仮にもこれ公式の出版物なんだから〜、から、もっと下世話に「あとがきも原稿なんだから、お金もらえるんでしょ!ハルイチには幾らか入るのか?!」とか心狭いラバッパー(爆)としては思ったりしたのよね(笑)。
まぁ、あの曲の真骨頂はあの部分でもないし(ハルイチ的な、シニカルに重ねられたワードの中の1個であって、あれが真意の曲ではない。あしからず)。
もしあのあとがきでポルノグラフィティの曲を全く知らなかった人が興味持ってもらえたなら、それは収穫(余りありえなさそうですな。笑)。しかし、あの一文で理解した気になってもらった場合はトホホな気分なのだろうな・・・(~_~;;
でも、本当にこの訳者さん、あとがきの引用度合い、すごくないですか?御自分の文章力で埋められないボリュームなんですかね、あれ。
まずあとがきから読むって方、少なくないと思うんですが、こういう他人のフンドシでとった相撲的なあとがき読んでその本を買う気になるのかなぁ・・・、とか下世話な私は思ったりするが。
そういう意味で、やっぱり翻訳だけでなく、あとがきまで緩急があって読み甲斐がある本はいいなぁ、とか考えてみたり(その点、やはり中井京子さんは最高である←ミーハー。笑)。
発掘作業は続く(笑)
2005年12月18日 なんてことない日常
朝起きると、窓の外は真っ白け(^^;
まぁ、晴れているし既に雪は融けかけているから何てことはなかったのだが、寒そうなので一歩も家から外に出ないでお篭り決定〜。
そして昨日の掃除の続きをはじめる。
が、飽きてきたので(おいおい)年賀状作りの作業に(笑)。
ことのさん、プリンター持ってないので毎年年賀状は市販のものかプリントゴッコなのだが、まだインクもランプもマスターも残っているし、今年はプリントゴッコに決定〜。
いまどき・・・なのだが、今回はこれがいい事に気付いたのよね。
ことのさん、旅行に行った際に自分に対して買う土産って、ポストカードが多いのだが、こんな方、いません?(笑)
自分が撮る写真より、プロが撮影した風景写真を使ったポストカードのが美しいし、買って帰るにも手軽だし。
しかし・・・これ、たまっていくのよね、際限なく(^^;
他にもいろんなポストカード(イラストとか)を集めてファイリングして保存し、大事に溜め込んでいたことのさん・・・もう、飽和状態なんですよね(コレクター体質の悲しい性です。笑)。
そんなにポストカードを出す機会も、このメール時代にはなかなかないし。で、今回ざくっとお年賀に変身させてしまおう、と(^^;
お年玉くじ付き年賀切手も前もって買っていたし、さて作業開始(笑)。
で、いろいろ出してきたけど・・・あはは(^^;
3年分の年賀状ぐらいの量のポストカードが出土しました(自爆)。
で、作業終了〜。
・・・懐かしい郵便番号5桁のポストカードとかもありますが、そこはご愛嬌という事で(^^ゞ
しかし見ていると、ことのさんは函館市のまわし者という気がしてきました(爆)。
・・・来年も、このポストカード在庫処理出来そうだな。ランプもマスターも残っているし(^^ゞ
せっかく愛用しているプリントゴッコなので、とことん使いきってやるのもいいわよね(笑)
今はインク乾かしているので、3連休に書いてしまおっと(^^)
まぁ、晴れているし既に雪は融けかけているから何てことはなかったのだが、寒そうなので一歩も家から外に出ないでお篭り決定〜。
そして昨日の掃除の続きをはじめる。
が、飽きてきたので(おいおい)年賀状作りの作業に(笑)。
ことのさん、プリンター持ってないので毎年年賀状は市販のものかプリントゴッコなのだが、まだインクもランプもマスターも残っているし、今年はプリントゴッコに決定〜。
いまどき・・・なのだが、今回はこれがいい事に気付いたのよね。
ことのさん、旅行に行った際に自分に対して買う土産って、ポストカードが多いのだが、こんな方、いません?(笑)
自分が撮る写真より、プロが撮影した風景写真を使ったポストカードのが美しいし、買って帰るにも手軽だし。
しかし・・・これ、たまっていくのよね、際限なく(^^;
他にもいろんなポストカード(イラストとか)を集めてファイリングして保存し、大事に溜め込んでいたことのさん・・・もう、飽和状態なんですよね(コレクター体質の悲しい性です。笑)。
そんなにポストカードを出す機会も、このメール時代にはなかなかないし。で、今回ざくっとお年賀に変身させてしまおう、と(^^;
お年玉くじ付き年賀切手も前もって買っていたし、さて作業開始(笑)。
で、いろいろ出してきたけど・・・あはは(^^;
3年分の年賀状ぐらいの量のポストカードが出土しました(自爆)。
で、作業終了〜。
・・・懐かしい郵便番号5桁のポストカードとかもありますが、そこはご愛嬌という事で(^^ゞ
しかし見ていると、ことのさんは函館市のまわし者という気がしてきました(爆)。
・・・来年も、このポストカード在庫処理出来そうだな。ランプもマスターも残っているし(^^ゞ
せっかく愛用しているプリントゴッコなので、とことん使いきってやるのもいいわよね(笑)
今はインク乾かしているので、3連休に書いてしまおっと(^^)