夢描く青いキャンバス
2005年9月30日 新刊レビュー
ISBN:4594050301 文庫 清水 はるか 扶桑社 2005/09 ¥980
600ページもの文庫新刊ですが、結局読み始めると面白くて止まらなくってさっさと読了(^^ゞ
シリーズの最終巻は、ことのさんが1冊目から楽しみにしていたマーフィーくんのお話で、ハニーさんは遠くアメリカからやってきた仲良しコンカノン家の末の妹(異母妹)のシャノン。
彼が、運命の相手であるシャノンとはじめて会った場面は秀逸である。
もう、まさにフォーリンラヴっっ!!!ってカンジで、ロマンス小説だなぁ〜、と微笑ましくなりました(^^)
彼の素晴らしい一途っぷりを読み始めると、本当に応援したくなって止まりません(笑)
ただ、どうもことのさんには、シャノンについて躓いた箇所がありまして・・・彼女が商業デザイナーとして野心があって、優秀という設定がどうも余り話に絡んでないというか・・・その仕事ゆえにマーフィーの求愛にすぐ頷く事が出来ず、頑なになってしまう部分がある・・・という事になっているが、そこが浮いてるというというか。設定が活かされてないというか、やや空回りというか中途半端というか。
だって、あれだけ悩んでいたのに最後には電話一本で退職の道への片をつけちゃったんでしょう?(^^ゞ
仕事が大事、大事って言ってて、彼女自身そんな自分の仕事っぷりを誇りに思ってたニュアンスもあるのにどうもその収拾の仕方がちぐはぐに思えるんですよ。彼女は一度、ニューヨークに帰って、しっかりと自分の手で仕事の始末をつけてから後腐れなくアイルランドに戻ってきちゃ駄目だったのかしら?・・・とか考えてしまったり。
だって、あんなに芯が強くて前向きなシャノンなのに・・・何だかなぁ・・・とかちょっと気になったの。ノーラの描くヒロインって、すごく仕事を真摯に受け止めているキャラが多く、それもあって余計思ったのかしら。ああ、すんません。ロマンス読者らしくない観点で(^^ゞ
もっとも、あの後の書かれていない部分にそういう展開になっている事になっていたとしたら、そりゃことのさんの読解不足って事ですみません(笑)。
あ、他の観点では・・・凄すぎる。
いや、何がって・・・主役の時(2冊目)より完全に読者の心を掴んでいるとしか思えないグレイソン・セイン・・・。
食いしん坊万歳!!って感じで、彼がおいしいところを同じく食いしん坊なマギーとローガンの息子・リーアムくんと全て掻っ攫った気もせんでも(爆)
いいねぇ、稚気のある男、ってこれがツボ直撃でした・・・。
あと、舞台になるスタンディング・ストーン。
表紙イラスト見てても、やっぱ思い出したね〜、クラヴァ・ケアンズを(^^ゞ
周囲が農地ばかりの中にあるっていう辺りも非常に共通してて(^^ゞ
シリーズ3冊中では一番好きな本だな(^^)
ノーラが書きたい事が全部詰まっているって感じも読んでいて分かる1冊だ。
ことのさん的には、3>1≧2(余り差はなし)ってとこかな?
600ページもの文庫新刊ですが、結局読み始めると面白くて止まらなくってさっさと読了(^^ゞ
シリーズの最終巻は、ことのさんが1冊目から楽しみにしていたマーフィーくんのお話で、ハニーさんは遠くアメリカからやってきた仲良しコンカノン家の末の妹(異母妹)のシャノン。
彼が、運命の相手であるシャノンとはじめて会った場面は秀逸である。
もう、まさにフォーリンラヴっっ!!!ってカンジで、ロマンス小説だなぁ〜、と微笑ましくなりました(^^)
彼の素晴らしい一途っぷりを読み始めると、本当に応援したくなって止まりません(笑)
ただ、どうもことのさんには、シャノンについて躓いた箇所がありまして・・・彼女が商業デザイナーとして野心があって、優秀という設定がどうも余り話に絡んでないというか・・・その仕事ゆえにマーフィーの求愛にすぐ頷く事が出来ず、頑なになってしまう部分がある・・・という事になっているが、そこが浮いてるというというか。設定が活かされてないというか、やや空回りというか中途半端というか。
だって、あれだけ悩んでいたのに最後には電話一本で退職の道への片をつけちゃったんでしょう?(^^ゞ
仕事が大事、大事って言ってて、彼女自身そんな自分の仕事っぷりを誇りに思ってたニュアンスもあるのにどうもその収拾の仕方がちぐはぐに思えるんですよ。彼女は一度、ニューヨークに帰って、しっかりと自分の手で仕事の始末をつけてから後腐れなくアイルランドに戻ってきちゃ駄目だったのかしら?・・・とか考えてしまったり。
だって、あんなに芯が強くて前向きなシャノンなのに・・・何だかなぁ・・・とかちょっと気になったの。ノーラの描くヒロインって、すごく仕事を真摯に受け止めているキャラが多く、それもあって余計思ったのかしら。ああ、すんません。ロマンス読者らしくない観点で(^^ゞ
もっとも、あの後の書かれていない部分にそういう展開になっている事になっていたとしたら、そりゃことのさんの読解不足って事ですみません(笑)。
あ、他の観点では・・・凄すぎる。
いや、何がって・・・主役の時(2冊目)より完全に読者の心を掴んでいるとしか思えないグレイソン・セイン・・・。
食いしん坊万歳!!って感じで、彼がおいしいところを同じく食いしん坊なマギーとローガンの息子・リーアムくんと全て掻っ攫った気もせんでも(爆)
いいねぇ、稚気のある男、ってこれがツボ直撃でした・・・。
あと、舞台になるスタンディング・ストーン。
表紙イラスト見てても、やっぱ思い出したね〜、クラヴァ・ケアンズを(^^ゞ
周囲が農地ばかりの中にあるっていう辺りも非常に共通してて(^^ゞ
シリーズ3冊中では一番好きな本だな(^^)
ノーラが書きたい事が全部詰まっているって感じも読んでいて分かる1冊だ。
ことのさん的には、3>1≧2(余り差はなし)ってとこかな?