ISBN:4270100435 文庫 上中京 ランダムハウス講談社 2006/06/02 ¥714
世にも恐ろしい薄っぺらぺ〜ら文庫、参上!!(爆)
いやはや、書店で目が点を通り越して線になりましたわ(^^ゞ
思わず思い出したのは、夏の新○文庫の100冊、ツルゲーネフか「若きウエルテルの悩み」ってとこか、この厚み(^^;;
これ、もう少し翻訳遅れても二作合本にして出してくれた方が読者も喜ぶでしょうに・・・薄すぎて、本棚で並べても貧弱過ぎて・・・(~_~;
厚みの話はこのへんにして(爆)
今回はは前回のクリスチャンの同僚トリップくんと、SG-5の隠れ蓑会社の隣にあるサンドイッチ・ショップのオーナー、グローリーちゃんの話。
いやー、お互いの片思いに気付いていて、さぁ!今日こそは行動起こすぞ!!と起こしたら怪しいギャングの襲撃を受ける・・・という、おっとっとな展開(笑)。
前回とうってかわって、緊張感もこの二人の明るいキャラクターとラブラブっぷりに、微笑ましいものとなっていました。
頭を使わず、スラスラ読んでかわいかったね〜♪と納める本ですな、こりゃ。
笑えたのが、過去二回、引っかかった男が犯罪者というグローリーちゃんのポジティブさ。
そうよね。三振までここではツーストライクだけど、まだ終わったわけじゃないもの(笑)。
逆転サヨナラ打ヒーローのトリップくんだが・・・どうも悲惨な過去がかなりズバッとはしょられていて、何だか肩透かし(^^;
その設定が活きないが、それでもメロリンキューなこのキャラは憎めない(笑)。
ホットホットで、とりあえず、あの厚み(しつこい)の1/3はそのテのシーンだったのではないのか、この本?!という素晴らしい突き抜けっぷりでした(爆)。
でも、たまにこういう何も考えずにラブラブイチャイチャしている軽い本もいいか(^^)
次回はジュリアン・サムズのフロリダ珍道中。
しかし、イーライ・マッケンジーは本当に食あたりなんでしょうか?・・・このシリーズなら、ホンマに間抜けに食あたりって展開でもおかしく無さそうだが(笑)
世にも恐ろしい薄っぺらぺ〜ら文庫、参上!!(爆)
いやはや、書店で目が点を通り越して線になりましたわ(^^ゞ
思わず思い出したのは、夏の新○文庫の100冊、ツルゲーネフか「若きウエルテルの悩み」ってとこか、この厚み(^^;;
これ、もう少し翻訳遅れても二作合本にして出してくれた方が読者も喜ぶでしょうに・・・薄すぎて、本棚で並べても貧弱過ぎて・・・(~_~;
厚みの話はこのへんにして(爆)
今回はは前回のクリスチャンの同僚トリップくんと、SG-5の隠れ蓑会社の隣にあるサンドイッチ・ショップのオーナー、グローリーちゃんの話。
いやー、お互いの片思いに気付いていて、さぁ!今日こそは行動起こすぞ!!と起こしたら怪しいギャングの襲撃を受ける・・・という、おっとっとな展開(笑)。
前回とうってかわって、緊張感もこの二人の明るいキャラクターとラブラブっぷりに、微笑ましいものとなっていました。
頭を使わず、スラスラ読んでかわいかったね〜♪と納める本ですな、こりゃ。
笑えたのが、過去二回、引っかかった男が犯罪者というグローリーちゃんのポジティブさ。
そうよね。三振までここではツーストライクだけど、まだ終わったわけじゃないもの(笑)。
逆転サヨナラ打ヒーローのトリップくんだが・・・どうも悲惨な過去がかなりズバッとはしょられていて、何だか肩透かし(^^;
その設定が活きないが、それでもメロリンキューなこのキャラは憎めない(笑)。
ホットホットで、とりあえず、あの厚み(しつこい)の1/3はそのテのシーンだったのではないのか、この本?!という素晴らしい突き抜けっぷりでした(爆)。
でも、たまにこういう何も考えずにラブラブイチャイチャしている軽い本もいいか(^^)
次回はジュリアン・サムズのフロリダ珍道中。
しかし、イーライ・マッケンジーは本当に食あたりなんでしょうか?・・・このシリーズなら、ホンマに間抜けに食あたりって展開でもおかしく無さそうだが(笑)
買い物メモ、今回は落ち待ちとかいうものは書かずにこのボリューム!(笑)
二見書房 二見ミステリ文庫
キリング・タイム リンダ・ハワード
これは予想通り夏に出る事に。
丁度一年前になるのかな、原書発売が。
タイムスリップもので設定がなかなかツボみたいなので即買い、って事にしとこう。
余談だが、翻訳者は前回と同じ(これ以上は語るまい。笑)。
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社文庫
楽園の死の香り チェリー・アデア
これは半年ペースとなったようですな・・・の、T-FLACシリーズ。
今回はマイケル兄ちゃんが主役なのだが、邦題を知ってプッと噴出してしまったわ・・・ベタな舞台を絡めた邦題だ(爆)。
どうもこの文庫レーベルって献辞がカットされているのが気になるんだけど、今回の巻はあの人宛なのになぁ・・・ちっ。内輪ネタで笑えるのに。
原書房 ライムブックス
キス ミー エンジェル スーザン・E・フィリップス
今回は単発作品で候(笑)。
ちょっと捻ってこの仮タイトル、原書はKiss an Angel(爆)。
これの翻訳により、現時点でのAvonから出たSEP作品って全部版権行き先決まったのね(フィービーは二見さん、最新刊のアナベルはライムさん)。
次はPocket Booksの方をお願いしたいわ〜。
単発ならHoneyMoonとか絶対いいと思うんだけど(そういえば途中放置していた。早く続き読もう。爆)。
ソニー・マガジンズ villegebooks
アウトランダー11 妖精の丘にふたたび(2) ダイアナ・ガバルドン
ハイランドの騎士に別れを カレン・マリー・モニング
どうやら来月のvillegeはスコッツ祭りの模様(爆)。
モニングは一年ぶりですな。
今回は「お星様にお願い♪」グリムくん(爆)。
これに関しては是非売れまくって、是非その後も続いて驚愕の6冊目(爆)までシリーズ翻訳きてほしいわ(笑)。
版権はこれまた驚愕のオチである3冊目(爆)までは取得されているようなので、販促っす!(笑)
ガバルドンは言うもがな・・・か?(^^ゞ
作者ご本人にせっせこ日本版の布教予告しているもんな、はっはっは!(乾いた笑い)
余談であるが、久々に各北米出版社の日本版版権チェックをしていたら、偶然villegeさんの次回○○○○作品の候補を知ってしまいました(爆)。
最近の、毎度おなじみ追記分(笑)
http://cool-book-new.seesaa.net/article/18882745.html
ヒマなのか、単に自分のデータ用なのかは謎(爆)
二見書房 二見ミステリ文庫
キリング・タイム リンダ・ハワード
これは予想通り夏に出る事に。
丁度一年前になるのかな、原書発売が。
タイムスリップもので設定がなかなかツボみたいなので即買い、って事にしとこう。
余談だが、翻訳者は前回と同じ(これ以上は語るまい。笑)。
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社文庫
楽園の死の香り チェリー・アデア
これは半年ペースとなったようですな・・・の、T-FLACシリーズ。
今回はマイケル兄ちゃんが主役なのだが、邦題を知ってプッと噴出してしまったわ・・・ベタな舞台を絡めた邦題だ(爆)。
どうもこの文庫レーベルって献辞がカットされているのが気になるんだけど、今回の巻はあの人宛なのになぁ・・・ちっ。内輪ネタで笑えるのに。
原書房 ライムブックス
キス ミー エンジェル スーザン・E・フィリップス
今回は単発作品で候(笑)。
ちょっと捻ってこの仮タイトル、原書はKiss an Angel(爆)。
これの翻訳により、現時点でのAvonから出たSEP作品って全部版権行き先決まったのね(フィービーは二見さん、最新刊のアナベルはライムさん)。
次はPocket Booksの方をお願いしたいわ〜。
単発ならHoneyMoonとか絶対いいと思うんだけど(そういえば途中放置していた。早く続き読もう。爆)。
ソニー・マガジンズ villegebooks
アウトランダー11 妖精の丘にふたたび(2) ダイアナ・ガバルドン
ハイランドの騎士に別れを カレン・マリー・モニング
どうやら来月のvillegeはスコッツ祭りの模様(爆)。
モニングは一年ぶりですな。
今回は「お星様にお願い♪」グリムくん(爆)。
これに関しては是非売れまくって、是非その後も続いて驚愕の6冊目(爆)までシリーズ翻訳きてほしいわ(笑)。
版権はこれまた驚愕のオチである3冊目(爆)までは取得されているようなので、販促っす!(笑)
ガバルドンは言うもがな・・・か?(^^ゞ
作者ご本人にせっせこ日本版の布教予告しているもんな、はっはっは!(乾いた笑い)
余談であるが、久々に各北米出版社の日本版版権チェックをしていたら、偶然villegeさんの次回○○○○作品の候補を知ってしまいました(爆)。
最近の、毎度おなじみ追記分(笑)
http://cool-book-new.seesaa.net/article/18882745.html
ヒマなのか、単に自分のデータ用なのかは謎(爆)
ISBN:4594051650 文庫 石原 まどか 扶桑社 2006/05 ¥550
ノーラの新刊読了〜。
前回、居心地悪いを連呼した(笑)ファンタジーもの短編の2冊目ですが・・・前作よりこっちの方が好き(^^)v
前作の居心地悪さの一つがヒロインの口先上等!!なところだったのですが(爆)、今回のヒロインであるデアドラは自分の身を粉にし、手にマメを作って毎日野良仕事に励み、民の為に苦労している頑張り屋なのが○。
(生まれは確かに波乱万丈だが)苦労もしないのに、すごくエラそうな口を利くヒロインと比べるのもナニですが(^^ゞ
ヒーローであるカイラー王子も王道キャラで、無理もないキャラでよかったかな。
メロメロヒーローっていうだけで読めない昨今の読書傾向から考えて、ヒロインがまともだったのが救い?(^^;
まぁ、設定の甘さとかは短編なので綻びが目立つ前にハッピーエンドとなったから(^^ゞ
自分の国一個あるのに、今後合併しちゃうってあっさり言えちゃうんだよな、この女王様。
余談であるが、この話の展開って「妖精の丘トリロジー」の1冊目『ダイヤモンドは太陽の宝石』の中でジュードがエイダンに教わった悲恋のアイルランド民話をアレンジして語ったものと似てるなぁ、とか思ったのよね(ことのさんだけ?笑)。
それを言うなら、デアドラの叔母であるアーニャの婚約者って妖精の丘の向こうの国の王だしね(笑)。
一瞬「ノーラお得意のスピンオフか?!」と思ったけど真相はいかに?(^^ゞ
ノーラの新刊読了〜。
前回、居心地悪いを連呼した(笑)ファンタジーもの短編の2冊目ですが・・・前作よりこっちの方が好き(^^)v
前作の居心地悪さの一つがヒロインの口先上等!!なところだったのですが(爆)、今回のヒロインであるデアドラは自分の身を粉にし、手にマメを作って毎日野良仕事に励み、民の為に苦労している頑張り屋なのが○。
(生まれは確かに波乱万丈だが)苦労もしないのに、すごくエラそうな口を利くヒロインと比べるのもナニですが(^^ゞ
ヒーローであるカイラー王子も王道キャラで、無理もないキャラでよかったかな。
メロメロヒーローっていうだけで読めない昨今の読書傾向から考えて、ヒロインがまともだったのが救い?(^^;
まぁ、設定の甘さとかは短編なので綻びが目立つ前にハッピーエンドとなったから(^^ゞ
自分の国一個あるのに、今後合併しちゃうってあっさり言えちゃうんだよな、この女王様。
余談であるが、この話の展開って「妖精の丘トリロジー」の1冊目『ダイヤモンドは太陽の宝石』の中でジュードがエイダンに教わった悲恋のアイルランド民話をアレンジして語ったものと似てるなぁ、とか思ったのよね(ことのさんだけ?笑)。
それを言うなら、デアドラの叔母であるアーニャの婚約者って妖精の丘の向こうの国の王だしね(笑)。
一瞬「ノーラお得意のスピンオフか?!」と思ったけど真相はいかに?(^^ゞ
ラングストン家の花嫁
2006年6月3日 新刊レビュー
ISBN:4596511330 新書 長田 乃莉子 ハーレクイン 2006/06 ¥672
6月5日刊で購入した分読了〜・・・って、1冊だけじゃん(^^;
いえ、あとはHSとかは自然とまた落ちてくるかな、と(^^ゞ
で、この本ですがNewsの方でも書いてました通り、元々三本立ての短編集を無理やり二本にぶった斬りした1冊・・・。
いや、他の短編集をぶった斬りしてもいいけど、こんな
3兄弟の連作を一作だけ放り出すのはどうかと思うんですが・・・(~_~;
ちなみに放り出されたのは、次男坊のゲイブ・ラングストンの話。
先月刊のD短編本でのアン・メイジャー作品がそれなんですが・・・ひっそり出されたわよねぇ、あれ(^^;
今回の二本、、、よく目立つ共通項が好きになったら一直線〜♪なラングストン兄弟(笑)。
アネットさんの作品でヒーローを務めた長男ロブ、読んでみてアネットさんらしい料理の仕方だな、と。
シークレット・サービスのエリートだけど・・・そんな緊迫した立場なんてどうでもいいのよ的な妙な斬り具合が(爆)。
そして、そのお相手となるヒロインのローラは・・・これがちょっと意外、というかアネットさんが普段書かない程に突き抜けた出来るキャリアウーマンでした。
多分、この付きぬけ具合、普段のフルボリュームのDやNでは早々書けないからっていうのもあるのかな?(笑)
でも、普段のシリーズロマンスで読めない、書けない短編らしい設定というのに挑戦してくれるというのはファンとしては嬉しいですよね。
ス○でないなら、尚更(^^)
そして、二本目のパメラ・モルシの方は・・・ことのさんツボの地味でちょいオタ系ヒーローである三男クルーでうくく(^m^)
図書館勤めのヒロインといい、定番を押えつつ恋のドタバタを書いていて◎でした(^^)
笑ったのが、困ったおばさん同僚のクルー=ゲイ説のつっ走り具合(爆)。
いやー、笑った笑った(爆)。
上手い具合に、誤解を招くよう招くように書くあの持ってき方はホント、上手。
クスクス笑いが止まりませんね(笑)。
いい大人の二人が凸凹とやっている様は、微笑ましいショートラブコメに遺憾なく発揮されていました。
こういう上手い作家に最終話も担当させているんだから、やはりこれは次男のゲイブの話もこの本に収録してすすーっと一本線にして読ませて欲しかったな・・・。
未訳になるよりはマシ、とは思うのだが、その発表スタイルにももう少し気を使ってほしいなぁ・・・とか、作品とは違うところで残念だった1冊でした。
6月5日刊で購入した分読了〜・・・って、1冊だけじゃん(^^;
いえ、あとはHSとかは自然とまた落ちてくるかな、と(^^ゞ
で、この本ですがNewsの方でも書いてました通り、元々三本立ての短編集を無理やり二本にぶった斬りした1冊・・・。
いや、他の短編集をぶった斬りしてもいいけど、こんな
3兄弟の連作を一作だけ放り出すのはどうかと思うんですが・・・(~_~;
ちなみに放り出されたのは、次男坊のゲイブ・ラングストンの話。
先月刊のD短編本でのアン・メイジャー作品がそれなんですが・・・ひっそり出されたわよねぇ、あれ(^^;
今回の二本、、、よく目立つ共通項が好きになったら一直線〜♪なラングストン兄弟(笑)。
アネットさんの作品でヒーローを務めた長男ロブ、読んでみてアネットさんらしい料理の仕方だな、と。
シークレット・サービスのエリートだけど・・・そんな緊迫した立場なんてどうでもいいのよ的な妙な斬り具合が(爆)。
そして、そのお相手となるヒロインのローラは・・・これがちょっと意外、というかアネットさんが普段書かない程に突き抜けた出来るキャリアウーマンでした。
多分、この付きぬけ具合、普段のフルボリュームのDやNでは早々書けないからっていうのもあるのかな?(笑)
でも、普段のシリーズロマンスで読めない、書けない短編らしい設定というのに挑戦してくれるというのはファンとしては嬉しいですよね。
ス○でないなら、尚更(^^)
そして、二本目のパメラ・モルシの方は・・・ことのさんツボの地味でちょいオタ系ヒーローである三男クルーでうくく(^m^)
図書館勤めのヒロインといい、定番を押えつつ恋のドタバタを書いていて◎でした(^^)
笑ったのが、困ったおばさん同僚のクルー=ゲイ説のつっ走り具合(爆)。
いやー、笑った笑った(爆)。
上手い具合に、誤解を招くよう招くように書くあの持ってき方はホント、上手。
クスクス笑いが止まりませんね(笑)。
いい大人の二人が凸凹とやっている様は、微笑ましいショートラブコメに遺憾なく発揮されていました。
こういう上手い作家に最終話も担当させているんだから、やはりこれは次男のゲイブの話もこの本に収録してすすーっと一本線にして読ませて欲しかったな・・・。
未訳になるよりはマシ、とは思うのだが、その発表スタイルにももう少し気を使ってほしいなぁ・・・とか、作品とは違うところで残念だった1冊でした。
ISBN:4576060740 文庫 宮崎 槙 二見書房 2006/05/29 ¥1,000
バーバラ・フリーシーの新刊読了〜(^^)
いや、お友達の強力推薦本だったけどめっちゃ面白かったわ!
今のとこ、今年のロマサスでは一番でした!
何度もここで書いているように、サスペンスって犯人は簡単にバレてもいいと思っているんですよね、ことのさんは。
ようするに、その相手と対決、もしくはラストまで持っていく作家の手腕に作品の良し悪しがかかっているかと(トリックとかに欲を出すとどっちつかずになりがちだし)。
そういう意味では、この作品はピカイチでした。
ヒロインの自分のルーツ探し、というパターンのロマンティックサスペンスは数あれど、これほどに巻き込まれ型サスペンスとしてベースが確立しているものは他には余り見なかった。
(ヒッチコック映画のファンのせいか、巻き込まれ型サスペンスって大好きなのよね幼い頃から。笑)
次々と新たな展開を見せるものだから、あれよあれよと先を読みたくてページをめくってしまい、600ページ弱の文庫があっという間に読了となった・・・恐るべし。
地の足のついた設定と思っていたら、気付けばあっという間に胡散臭いエージェントの山(爆)という辺りも、何故か違和感がない。
大きな事件も、そして派手なドンパチも大してないのにドキドキしながらページをめくった読者はことのさんだけではないと思うのだが・・・それだけ上手に描かれていたという事なのね。
ヒロインのジュリアと、ヒーローのアレックスの何とも言えない縁と結びつきが、やがて不器用な恋愛に発展するあたりも秀逸。
どっちもスーパーマンやスーパーレディではない。
実際、事実の大きさに怖くなって尻込みしたり逃げようとする。そういう「弱さ」もさりげなく描いてくれていて、人物描写に色を加えている。
そして、ラスト近くのヒーローの○と□のやりとりも印象的。
そう、一度壊れた・・・いや。壊されたものを元に戻すのは双方の強い気持ちが必要であって。
たとえ愛情の為といえど、彼のやってしまった事は大きくて。
安易に元の縁に、ってあっさり書かれていたら興ざめしたかもしれない。あれがいいのだ。
家族の絆というものを、あらゆる斬り口で描いた作品とも思った。
余り詳しく書くとネタバレなのでこの辺でやめておくとして。
こんな駄文でえんこらしてもらうより・・・後半のあのスピードにのった展開、実際読んでもらって体感してもらった方がよい。
久々に睡眠時間を削って一気に読了した面白い1冊。
バーバラ・フリーシーの新刊読了〜(^^)
いや、お友達の強力推薦本だったけどめっちゃ面白かったわ!
今のとこ、今年のロマサスでは一番でした!
何度もここで書いているように、サスペンスって犯人は簡単にバレてもいいと思っているんですよね、ことのさんは。
ようするに、その相手と対決、もしくはラストまで持っていく作家の手腕に作品の良し悪しがかかっているかと(トリックとかに欲を出すとどっちつかずになりがちだし)。
そういう意味では、この作品はピカイチでした。
ヒロインの自分のルーツ探し、というパターンのロマンティックサスペンスは数あれど、これほどに巻き込まれ型サスペンスとしてベースが確立しているものは他には余り見なかった。
(ヒッチコック映画のファンのせいか、巻き込まれ型サスペンスって大好きなのよね幼い頃から。笑)
次々と新たな展開を見せるものだから、あれよあれよと先を読みたくてページをめくってしまい、600ページ弱の文庫があっという間に読了となった・・・恐るべし。
地の足のついた設定と思っていたら、気付けばあっという間に胡散臭いエージェントの山(爆)という辺りも、何故か違和感がない。
大きな事件も、そして派手なドンパチも大してないのにドキドキしながらページをめくった読者はことのさんだけではないと思うのだが・・・それだけ上手に描かれていたという事なのね。
ヒロインのジュリアと、ヒーローのアレックスの何とも言えない縁と結びつきが、やがて不器用な恋愛に発展するあたりも秀逸。
どっちもスーパーマンやスーパーレディではない。
実際、事実の大きさに怖くなって尻込みしたり逃げようとする。そういう「弱さ」もさりげなく描いてくれていて、人物描写に色を加えている。
そして、ラスト近くのヒーローの○と□のやりとりも印象的。
そう、一度壊れた・・・いや。壊されたものを元に戻すのは双方の強い気持ちが必要であって。
たとえ愛情の為といえど、彼のやってしまった事は大きくて。
安易に元の縁に、ってあっさり書かれていたら興ざめしたかもしれない。あれがいいのだ。
家族の絆というものを、あらゆる斬り口で描いた作品とも思った。
余り詳しく書くとネタバレなのでこの辺でやめておくとして。
こんな駄文でえんこらしてもらうより・・・後半のあのスピードにのった展開、実際読んでもらって体感してもらった方がよい。
久々に睡眠時間を削って一気に読了した面白い1冊。
ISBN:4596813558 新書 津田 藤子 ハーレクイン 2006/05 ¥700
36HRの新刊読了〜。
前回のなんちゃって透視ヒロイン(笑)に明るい未来を予想されたダイナーのウエイトレスであるニーナと、石油王のアレックスの物語。
三人の子持ちである未亡人のニーナが、今までは親や夫に依存していた生活を送っていたが、突然自立を求められる事になって、やっとどうにかやっていけるようになっていたところに、このシリーズの発端となった暴風雨がやってくる。
これをきっかけに、彼女が頑張って再構築した生活が崩れていくのだが・・・。
勤めていたダイナーは閉店しちゃうし、子供は重病に侵されるし・・・。
健気に頑張ってはいるものの、やはり意地もはってしまう。
仕方ない。夢を見ていられる状況じゃないんだ!!という庶民の叫びである(^^ゞ
その嵐の夜に彼女が偶然出会ったアレックスが、予言された内容にあたるのだが・・・まぁ、典型的な過去のトラウマから愛情や結婚などを真っ向から否定するシニカリストの男前。
これだけメロメロなのに気付いてないっていうのも典型的?!
しかもヒロインが死に掛けて、やっとその気持ちに向き合えるというあたりは・・・お、王道?!(爆)
死にかけた・・・んだよね、あれ。ガラガラヘビに噛まれたんだから(~_~;
こういうある意味インパクトある怪我したヒロインって・・・久々だわ(^^ゞ
まぁ、でも恐ろしく金払いのいいマメ男ヒーローだったわね(爆)
脇役、ポイント高いんだけどもうちょっと書き込んでほしかったなぁ・・・って、あのページじゃ無理か(^^;
特に表情なき執事さんと、ヒロインの幼い子供達のショットはいいのよね。英国式のお茶の入れ方を幼い女の子に仕込む執事さん・・・よいわ〜(^^)
あと、読んだ時はイマイチどころかイマサンぐらいだった36HRの1冊目のメアリー・リン・バクスター作品のヒーローが、今回のヒーローの親友として登場したが・・・脇役のがよかったっす!(笑)
彼はヒーローになるべきじゃなかった?(^^;←おいおい
次回はネイティブの記者リオと、物語の中核を成している殺された市長の娘であるイブの物語。
うーん、殺人事件の件は進展していません(笑)。
例の赤ん坊に関しても、まぁボチボチ・・・って、まだ1/3もシリーズ進んでないからこんなものか(笑)
36HRの新刊読了〜。
前回のなんちゃって透視ヒロイン(笑)に明るい未来を予想されたダイナーのウエイトレスであるニーナと、石油王のアレックスの物語。
三人の子持ちである未亡人のニーナが、今までは親や夫に依存していた生活を送っていたが、突然自立を求められる事になって、やっとどうにかやっていけるようになっていたところに、このシリーズの発端となった暴風雨がやってくる。
これをきっかけに、彼女が頑張って再構築した生活が崩れていくのだが・・・。
勤めていたダイナーは閉店しちゃうし、子供は重病に侵されるし・・・。
健気に頑張ってはいるものの、やはり意地もはってしまう。
仕方ない。夢を見ていられる状況じゃないんだ!!という庶民の叫びである(^^ゞ
その嵐の夜に彼女が偶然出会ったアレックスが、予言された内容にあたるのだが・・・まぁ、典型的な過去のトラウマから愛情や結婚などを真っ向から否定するシニカリストの男前。
これだけメロメロなのに気付いてないっていうのも典型的?!
しかもヒロインが死に掛けて、やっとその気持ちに向き合えるというあたりは・・・お、王道?!(爆)
死にかけた・・・んだよね、あれ。ガラガラヘビに噛まれたんだから(~_~;
こういうある意味インパクトある怪我したヒロインって・・・久々だわ(^^ゞ
まぁ、でも恐ろしく金払いのいいマメ男ヒーローだったわね(爆)
脇役、ポイント高いんだけどもうちょっと書き込んでほしかったなぁ・・・って、あのページじゃ無理か(^^;
特に表情なき執事さんと、ヒロインの幼い子供達のショットはいいのよね。英国式のお茶の入れ方を幼い女の子に仕込む執事さん・・・よいわ〜(^^)
あと、読んだ時はイマイチどころかイマサンぐらいだった36HRの1冊目のメアリー・リン・バクスター作品のヒーローが、今回のヒーローの親友として登場したが・・・脇役のがよかったっす!(笑)
彼はヒーローになるべきじゃなかった?(^^;←おいおい
次回はネイティブの記者リオと、物語の中核を成している殺された市長の娘であるイブの物語。
うーん、殺人事件の件は進展していません(笑)。
例の赤ん坊に関しても、まぁボチボチ・・・って、まだ1/3もシリーズ進んでないからこんなものか(笑)
ISBN:4789728668 文庫 石原 未奈子 ソニー・マガジンズ 2006/05 ¥840
ルーインの新刊も読了〜。
もはや甘々シリーズロマンス出身作家とは言わせないぞ!といわんばかりの作品に仕上げていて、もうルーインってば最高でした!!
あの適度のボリュームで、あの密度。
サスペンスって、ミステリと違って明確な謎解きをしない分、ある程度できれいに真犯人やからくりを提示し、そして話を進めていくものなのですが・・・いやはや。素晴らしい。
全部を克明にせずに、想像の余地を読者に残した状態でルーインは淡々と話を進めていって・・・あのラストにもってきた。
あんなやるせない、何ともいえないラストを書きたい作家パトリシア・ルーインが、全てハッピーエンド!!が主流のハー○クインでずっと書き続ける事は出来なかったのは納得である(^^ゞ
前回の人体実験同様、今回は誘拐された子供の奴隷売買、という非常にショッキングなテーマを扱ったが、ヘビー過ぎず、くど過ぎず、甘過ぎず、テンポよい物語になっていました。
「長期誘拐されて生き残って戻ってきた被害者のその後」という、デリケートな部分にも踏み込んでいるのだが、女流作家らしい細かい描写はあれど、それは決して嫌味ではなかった。
家族を壊された被害者の姉であるヒロイン、エリンの葛藤なども並行して描かれる。
ことのさんが気にいっているポイントの一つは、サスペンスにはかかせない犯人と主人公とのラストの対決がしっかりあったという箇所なのだが、肩透かしくらったような密輸黒幕とCIAとの腹黒い政治的やりとり後に、これだけは単純痛快肉弾戦になっていた事(笑)。
意外に最近少ないのよね、ああいう終わり方の本って(笑)
かといって、ロマンスがないワケではない。
全くといっていい程にホットではないし、エッチな場面もないが(爆)。
何せこのエリン、CIA工作員であると同時に、大学講師でもあるのだが・・・いやはや。武道の達人でもあるのだが、そういう場面はいかんなく発揮されていた(笑)。
お相手のFBI捜査官アレックが・・・これまたデキる捜査官で、、、って、また我慢強いというか、待ち姿勢が堂に入っているというか(笑)。
・・・このコンビ・・・硬派です、かなり(笑)。
でも、二人して仕事をしっかりしているという点が高得点なのだ。
どうも最近読んだエージェントものとかって、仕事丸投げで設定破綻なものが多かったから(爆)、こういう基本的なところで安心出来たりするのよね。
ページ数もそんなに重く感じるボリュームでなく、そのあたりも○。
一気に読むのがよいエンターテイメント色の強い1冊。
そして、ラストまで読まれた方はこれには続編がある事に気付かれたかと。
CIA工作員エリンとFBI捜査官アレックが再び登場する作品『Out of Time』が昨年末に北米で発売されています(^^)
これも、何ともいえないやるせないラストなんですが(ネタばれなんでやめときますが。笑)、エリンとアレックらしいやりとりが絡めてあって(今回よりは仲は進展する。当たり前か。今回が進まなさ過ぎた。爆)、非常に楽しみなんで・・・もちろん翻訳希望なので、その為に今回のこの翻訳新刊が売れますように!(切実)
男性読者にも楽しんで読んでもらえると思うので是非!!(販促中。笑)
ルーインの新刊も読了〜。
もはや甘々シリーズロマンス出身作家とは言わせないぞ!といわんばかりの作品に仕上げていて、もうルーインってば最高でした!!
あの適度のボリュームで、あの密度。
サスペンスって、ミステリと違って明確な謎解きをしない分、ある程度できれいに真犯人やからくりを提示し、そして話を進めていくものなのですが・・・いやはや。素晴らしい。
全部を克明にせずに、想像の余地を読者に残した状態でルーインは淡々と話を進めていって・・・あのラストにもってきた。
あんなやるせない、何ともいえないラストを書きたい作家パトリシア・ルーインが、全てハッピーエンド!!が主流のハー○クインでずっと書き続ける事は出来なかったのは納得である(^^ゞ
前回の人体実験同様、今回は誘拐された子供の奴隷売買、という非常にショッキングなテーマを扱ったが、ヘビー過ぎず、くど過ぎず、甘過ぎず、テンポよい物語になっていました。
「長期誘拐されて生き残って戻ってきた被害者のその後」という、デリケートな部分にも踏み込んでいるのだが、女流作家らしい細かい描写はあれど、それは決して嫌味ではなかった。
家族を壊された被害者の姉であるヒロイン、エリンの葛藤なども並行して描かれる。
ことのさんが気にいっているポイントの一つは、サスペンスにはかかせない犯人と主人公とのラストの対決がしっかりあったという箇所なのだが、肩透かしくらったような密輸黒幕とCIAとの腹黒い政治的やりとり後に、これだけは単純痛快肉弾戦になっていた事(笑)。
意外に最近少ないのよね、ああいう終わり方の本って(笑)
かといって、ロマンスがないワケではない。
全くといっていい程にホットではないし、エッチな場面もないが(爆)。
何せこのエリン、CIA工作員であると同時に、大学講師でもあるのだが・・・いやはや。武道の達人でもあるのだが、そういう場面はいかんなく発揮されていた(笑)。
お相手のFBI捜査官アレックが・・・これまたデキる捜査官で、、、って、また我慢強いというか、待ち姿勢が堂に入っているというか(笑)。
・・・このコンビ・・・硬派です、かなり(笑)。
でも、二人して仕事をしっかりしているという点が高得点なのだ。
どうも最近読んだエージェントものとかって、仕事丸投げで設定破綻なものが多かったから(爆)、こういう基本的なところで安心出来たりするのよね。
ページ数もそんなに重く感じるボリュームでなく、そのあたりも○。
一気に読むのがよいエンターテイメント色の強い1冊。
そして、ラストまで読まれた方はこれには続編がある事に気付かれたかと。
CIA工作員エリンとFBI捜査官アレックが再び登場する作品『Out of Time』が昨年末に北米で発売されています(^^)
これも、何ともいえないやるせないラストなんですが(ネタばれなんでやめときますが。笑)、エリンとアレックらしいやりとりが絡めてあって(今回よりは仲は進展する。当たり前か。今回が進まなさ過ぎた。爆)、非常に楽しみなんで・・・もちろん翻訳希望なので、その為に今回のこの翻訳新刊が売れますように!(切実)
男性読者にも楽しんで読んでもらえると思うので是非!!(販促中。笑)
ISBN:4596632898 新書 土屋 恵 ハーレクイン 2006/05 ¥704
HQ20日刊、マリーン・ラブレースの新刊読了〜(^^)
やっとこさここまできましたわ!!
現局長代理の少年時代が描かれた作品まで!(爆)
これから○○年たっている筈の現在、あのイグアナのエピソードは今だ尾をひいている(爆)。
イグアナはさておき(笑)。
今回の話ぐらい、主役二人(ドクとそのフィアンセであるペイジ)のキャラが薄いと感じた気の毒な巻はないであろう(^^ゞ
普通なら、天才博士と地味な司書さんとのラブストーリーって事でシリーズロマンスの定番パターンとして盛り上がるんだろうが、いかんせんこれがオメガ・シリーズだったのが運のつき(笑)。
脇が皆、濃すぎます(爆)。
しかし、副職の方がすごいよなドク・・・本職でも天才な筈だけど、副職もすごいというのはオメガメンバーの典型よね。
今回の脇ナンバーワンは勿論、後のニックことアンリ少年♪
読んでいて、彼が大人になって世界的レストランチェーンを持つ事になるのは納得しちゃったり(^^ゞ
青田買い体質のことのさん、もう悶えまくって主役二人をすっ飛ばし(爆)、アンリ少年の箇所ばかりを萌え読みしていたのは言うまでもない(爆)。
この巻で、はじめてキレネに関する多めの記述が出てきていて、読みながら思ったがやはり早く第三期オメガを再開してほしいねぇ〜、ラブレースには(^^)
ことのさんご贔屓エステバン大佐にも春を求む!(笑)
次回は第一期完の作品となる、待望の局長アダムと「カメレオン」ことマギーの話。
二期を先に全部読んでいる我々日本読者には、既にネタバレ三昧なんだが、それでも楽しみな事に変わりなし。
アンリ少年萌えしたまま来月を待つぞな〜♪
HQ20日刊、マリーン・ラブレースの新刊読了〜(^^)
やっとこさここまできましたわ!!
現局長代理の少年時代が描かれた作品まで!(爆)
これから○○年たっている筈の現在、あのイグアナのエピソードは今だ尾をひいている(爆)。
イグアナはさておき(笑)。
今回の話ぐらい、主役二人(ドクとそのフィアンセであるペイジ)のキャラが薄いと感じた気の毒な巻はないであろう(^^ゞ
普通なら、天才博士と地味な司書さんとのラブストーリーって事でシリーズロマンスの定番パターンとして盛り上がるんだろうが、いかんせんこれがオメガ・シリーズだったのが運のつき(笑)。
脇が皆、濃すぎます(爆)。
しかし、副職の方がすごいよなドク・・・本職でも天才な筈だけど、副職もすごいというのはオメガメンバーの典型よね。
今回の脇ナンバーワンは勿論、後のニックことアンリ少年♪
読んでいて、彼が大人になって世界的レストランチェーンを持つ事になるのは納得しちゃったり(^^ゞ
青田買い体質のことのさん、もう悶えまくって主役二人をすっ飛ばし(爆)、アンリ少年の箇所ばかりを萌え読みしていたのは言うまでもない(爆)。
この巻で、はじめてキレネに関する多めの記述が出てきていて、読みながら思ったがやはり早く第三期オメガを再開してほしいねぇ〜、ラブレースには(^^)
ことのさんご贔屓エステバン大佐にも春を求む!(笑)
次回は第一期完の作品となる、待望の局長アダムと「カメレオン」ことマギーの話。
二期を先に全部読んでいる我々日本読者には、既にネタバレ三昧なんだが、それでも楽しみな事に変わりなし。
アンリ少年萌えしたまま来月を待つぞな〜♪
ISBN:4789728692 文庫 高田 恵子 ソニー・マガジンズ 2006/05 ¥924
アマンダ・クイックの新刊読了〜。
いや、すっかり麻痺してますな。
490ページの文庫をつかまえて「あ、ちょっと薄いね今回」とか言ってしまいました(爆)
M○RA文庫やハー○クイン文庫はそれならどうなるんでしょ?!(爆)
そんな話はさておき。
今回もなかなかなクレンツ節的なリズムのお話でサクサク読めましたね。
何と雄々しく、そして真っ直ぐなヒロインでしょうか(笑)。
変人に好かれる常識人、という括りには出来ない・・・独特のヒロインでしたな、このエリノーラって(笑)。
クレンツの話って、とんでもない脇役や理系オタクや妙なテンポのヒーローが突出している事が多い中、今回の話である意味エリノーラが一番強烈なキャラだったかも(笑)。
全財産を奪われたうら若き女性が自立する為にコンパニオンに・・・というヒストリカルロマンスによくある設定が、あのヒーローであるアーサーとの出会いの場面だけで大笑い設定に変わってしまうんですから(^^ゞ
その相手となるアーサーですが、これまたクレンツお得意の解凍系くんヒーロー(笑)。
たまに示すトンチンカンなところはツボなんだけどね。
靴下留めの蒐集とか、クローゼットに隠れるところはククッと笑えたけど、いかんせん今回はヒーローのキャラとしては弱かったかな(^^ゞ
あ、読後に気付きましたがこの話を前作ほどに絶賛していないのは、大事な大叔父さんとのエピソード描写が余りに少な過ぎた事ですかね。
彼は大叔父を殺した犯人を追うのだけど、それは作中によく出てくる「責任感」なのか、それとも自分のお世辞にも恵まれていない人生の中で大切な部分を占めていた人への思いからなのか、という境目が曖昧に感ずにはいられなかったから。
それにことのさん、クレンツ作品の中で好きなパターンの一つって「師匠と弟子」設定なので、そこらはもうちょっと書いてほしかったなぁ〜。
脇役も今回は弱かった(^^;
とてもいい友人ベネットさん、隠れて作家活動中の未亡人マーガレット、いぶし銀キャラであるボウ街の捕り手ヒッチンズさんはまだ出番があってマシだが、エリノーラの友人二人はただ茶を飲んでお喋りする為だけに登場したのか?!・・・余り意味ない気が(^^ゞ
それなら登場人物紹介に載ってない召使のサリーとネッドの方がまだキャラが出てた気がします(^^ゞ
何と言ったらいいのかな・・・2年前に書かれた、かなり最近のクイック作品であるこの作品、上手にまとまっているんだけど・・・。
その、ドロ臭さというか、個性というか、味というか、クレンツのどの作品でも、多かれ少なかれあるスパイスやテイストが・・・消えているとまでは言わないでも、ちょっと感じないのよね。
いい意味でも悪い意味でも、こなれていて洗練されていたというわけかしら。
初期のあの独特さが好きな読者には、ちょっと物足りなく感じるかもしれない一冊かも。
でも、やっぱり面白いんだけどね。あのテンポはね(笑)
アマンダ・クイックの新刊読了〜。
いや、すっかり麻痺してますな。
490ページの文庫をつかまえて「あ、ちょっと薄いね今回」とか言ってしまいました(爆)
M○RA文庫やハー○クイン文庫はそれならどうなるんでしょ?!(爆)
そんな話はさておき。
今回もなかなかなクレンツ節的なリズムのお話でサクサク読めましたね。
何と雄々しく、そして真っ直ぐなヒロインでしょうか(笑)。
変人に好かれる常識人、という括りには出来ない・・・独特のヒロインでしたな、このエリノーラって(笑)。
クレンツの話って、とんでもない脇役や理系オタクや妙なテンポのヒーローが突出している事が多い中、今回の話である意味エリノーラが一番強烈なキャラだったかも(笑)。
全財産を奪われたうら若き女性が自立する為にコンパニオンに・・・というヒストリカルロマンスによくある設定が、あのヒーローであるアーサーとの出会いの場面だけで大笑い設定に変わってしまうんですから(^^ゞ
その相手となるアーサーですが、これまたクレンツお得意の解凍系くんヒーロー(笑)。
たまに示すトンチンカンなところはツボなんだけどね。
靴下留めの蒐集とか、クローゼットに隠れるところはククッと笑えたけど、いかんせん今回はヒーローのキャラとしては弱かったかな(^^ゞ
あ、読後に気付きましたがこの話を前作ほどに絶賛していないのは、大事な大叔父さんとのエピソード描写が余りに少な過ぎた事ですかね。
彼は大叔父を殺した犯人を追うのだけど、それは作中によく出てくる「責任感」なのか、それとも自分のお世辞にも恵まれていない人生の中で大切な部分を占めていた人への思いからなのか、という境目が曖昧に感ずにはいられなかったから。
それにことのさん、クレンツ作品の中で好きなパターンの一つって「師匠と弟子」設定なので、そこらはもうちょっと書いてほしかったなぁ〜。
脇役も今回は弱かった(^^;
とてもいい友人ベネットさん、隠れて作家活動中の未亡人マーガレット、いぶし銀キャラであるボウ街の捕り手ヒッチンズさんはまだ出番があってマシだが、エリノーラの友人二人はただ茶を飲んでお喋りする為だけに登場したのか?!・・・余り意味ない気が(^^ゞ
それなら登場人物紹介に載ってない召使のサリーとネッドの方がまだキャラが出てた気がします(^^ゞ
何と言ったらいいのかな・・・2年前に書かれた、かなり最近のクイック作品であるこの作品、上手にまとまっているんだけど・・・。
その、ドロ臭さというか、個性というか、味というか、クレンツのどの作品でも、多かれ少なかれあるスパイスやテイストが・・・消えているとまでは言わないでも、ちょっと感じないのよね。
いい意味でも悪い意味でも、こなれていて洗練されていたというわけかしら。
初期のあの独特さが好きな読者には、ちょっと物足りなく感じるかもしれない一冊かも。
でも、やっぱり面白いんだけどね。あのテンポはね(笑)
ISBN:4596411816 新書 瀧川 紫乃 ハーレクイン 2006/05 ¥641
20日刊読了〜。
まずはホリー・ジェイコブズのペリー・スクエアシリーズ新刊♪
先月のパーカー王女の親友シェイと、パーカーの婚約者であるタナー王子との凸凹話(笑)。
いや〜、先月刊を読んでない人でもこの1冊で十分楽しめる作りになっていまして、それがすごい(笑)。
キチンと密に多々接点あるのに、何だこのお互いの話の独立感は?!(笑)
で、先月刊を読んでいる人には二倍笑える作りになっていて、もうくすぐったいの何のって!(爆)
ホントに面白かったわ。
先月刊よりも、今回の話の方がことのさん的には好きかも〜。
ヒーローのトンチンカン度が高いので(確信犯。爆)。
「お金で何でも買っちゃう王子様」だけど、非常にワンコのようにヒロインであるシェイに懐いててよろしい(笑)。
最初のシェイの愛車であるハーレーを紹介された際に、素直にメットを被って後ろにタンデムする場面から胸キュン(死語)ものだったかも(笑)
そして、ラスト近くでデートに誘う努力の場面・・・あれは反則よね(^^;
バイオリン奏者を雇っておいて、甘いBGMの中、口説いてる男前の王子さまがここぞ!とばかりに歌って・・・重度の己の音痴を披露するってのはコケたわ(^^;
さて。来月の新刊は
取り残された未訳http://cool-book-new.seesaa.net/article/11886083.html
かと思ったが、邦題を見ていると・・・ラストで前作カップルと今回カップルの結婚式準備の為に先に行った親友3人組の残る1人カーラと・・・前作で登場したパーカーの兄ちゃん王子(笑)。
(原書タイトルが三段活用のようでOnce Upon a〜のあとがプリンセス、プリンス、キングと並ぶ。よく出来たパターン化だ。笑)
しかし、いつもの作家競作のなんちゃってロイヤルやなんちゃってシークと同じく婚姻関係先が全てアメリカ人!!という展開になってきたぞ・・・やはり某エージェント機関(爆)による国家諜略作戦が水面下に?!・・・って、ペリー・スクエアみたいな僻地が作戦最前線?!(爆)
20日刊読了〜。
まずはホリー・ジェイコブズのペリー・スクエアシリーズ新刊♪
先月のパーカー王女の親友シェイと、パーカーの婚約者であるタナー王子との凸凹話(笑)。
いや〜、先月刊を読んでない人でもこの1冊で十分楽しめる作りになっていまして、それがすごい(笑)。
キチンと密に多々接点あるのに、何だこのお互いの話の独立感は?!(笑)
で、先月刊を読んでいる人には二倍笑える作りになっていて、もうくすぐったいの何のって!(爆)
ホントに面白かったわ。
先月刊よりも、今回の話の方がことのさん的には好きかも〜。
ヒーローのトンチンカン度が高いので(確信犯。爆)。
「お金で何でも買っちゃう王子様」だけど、非常にワンコのようにヒロインであるシェイに懐いててよろしい(笑)。
最初のシェイの愛車であるハーレーを紹介された際に、素直にメットを被って後ろにタンデムする場面から胸キュン(死語)ものだったかも(笑)
そして、ラスト近くでデートに誘う努力の場面・・・あれは反則よね(^^;
バイオリン奏者を雇っておいて、甘いBGMの中、口説いてる男前の王子さまがここぞ!とばかりに歌って・・・重度の己の音痴を披露するってのはコケたわ(^^;
さて。来月の新刊は
取り残された未訳http://cool-book-new.seesaa.net/article/11886083.html
かと思ったが、邦題を見ていると・・・ラストで前作カップルと今回カップルの結婚式準備の為に先に行った親友3人組の残る1人カーラと・・・前作で登場したパーカーの兄ちゃん王子(笑)。
(原書タイトルが三段活用のようでOnce Upon a〜のあとがプリンセス、プリンス、キングと並ぶ。よく出来たパターン化だ。笑)
しかし、いつもの作家競作のなんちゃってロイヤルやなんちゃってシークと同じく婚姻関係先が全てアメリカ人!!という展開になってきたぞ・・・やはり某エージェント機関(爆)による国家諜略作戦が水面下に?!・・・って、ペリー・スクエアみたいな僻地が作戦最前線?!(爆)
魅せられた瞳―モアランド公爵家の秘密
2006年5月20日 新刊レビュー
ISBN:4596911762 文庫 平江 まゆみ ハーレクイン 2006/05 ¥800
キャンディス・キャンプの新刊読了〜。
いやはや、この新シリーズ・・・ことのさん好みの配線違いくんやオタク系種族がいっぱい出てきて○〜(笑)。
シリーズの導入部である1冊目ですが、いい意味での毎度の金太郎飴なキャンプ節でよろしいわ〜。安心出来ちゃう(爆)。
今回のヒロインであるオリヴィア、キャンプ作品のヒロインにしては大人しいタイプだったけど、不思議なことにヒーローのスティーブンも・・・あらら。大人しいというか、毎度の放蕩者や伊達男じゃないごく真面目な普通の(?)青年だったわ!!
二人共に金太郎飴の中じゃあ十分に新鮮な設定じゃないの!(笑)
話そのものが「降霊」を絡めているせいかフィクション度が増しているところに、この二人の設定は「おとぎ話調」とまではいかないが、そのテイストを加えているように思える。
先祖の話がまた何ともファンタジーのようなご都合設定だったが、それぐらい突き抜けて甘々もので丁度いい按配だったのだな、この真面目な二人が主役なんだから。
そのあたりは流石だな、キャンプ。
しかし、よく我慢したかわいい寸止めヒーローだったわ。スティーブンってば(^^)v
前シリーズのように、謎や伏線がない分、「三部連作」というよりそれぞれが独立した話がたまたま三本集まった、という感じがするのもなかなかいいですね、このシリーズ。
「1冊で完結」というハーレクインの基本は、皮肉なことに別レーベル文庫で活きている?(^^;
キャンディス・キャンプの新刊読了〜。
いやはや、この新シリーズ・・・ことのさん好みの配線違いくんやオタク系種族がいっぱい出てきて○〜(笑)。
シリーズの導入部である1冊目ですが、いい意味での毎度の金太郎飴なキャンプ節でよろしいわ〜。安心出来ちゃう(爆)。
今回のヒロインであるオリヴィア、キャンプ作品のヒロインにしては大人しいタイプだったけど、不思議なことにヒーローのスティーブンも・・・あらら。大人しいというか、毎度の放蕩者や伊達男じゃないごく真面目な普通の(?)青年だったわ!!
二人共に金太郎飴の中じゃあ十分に新鮮な設定じゃないの!(笑)
話そのものが「降霊」を絡めているせいかフィクション度が増しているところに、この二人の設定は「おとぎ話調」とまではいかないが、そのテイストを加えているように思える。
先祖の話がまた何ともファンタジーのようなご都合設定だったが、それぐらい突き抜けて甘々もので丁度いい按配だったのだな、この真面目な二人が主役なんだから。
そのあたりは流石だな、キャンプ。
しかし、よく我慢したかわいい寸止めヒーローだったわ。スティーブンってば(^^)v
前シリーズのように、謎や伏線がない分、「三部連作」というよりそれぞれが独立した話がたまたま三本集まった、という感じがするのもなかなかいいですね、このシリーズ。
「1冊で完結」というハーレクインの基本は、皮肉なことに別レーベル文庫で活きている?(^^;
ISBN:4562043083 文庫 数佐 尚美 原書房 2006/05 ¥940
コニー・ブロックウェイの初翻訳作品、読了〜。
正直なところ、何故この作品が選ばれたのかイマイチよく分からないのだが(笑)。
まずは賞受賞単独作品で足固め、と思うのは素人の考えか?
「My Dearest Enemy」と「Bridal Season」という、分かりやすいRITA受賞作品が2冊もあるのに、あえて最新トリロジーシリーズの翻訳に挑んだという意図は・・・これから分かるのか?(笑)
まぁ、そんな事はさておき。
ローズハンターを絡めた三部作の1冊目という事で、物語の導入部。
導入部でこの話にどれだけ読者を引き込むか・・・であるが、すんません(^^;
かなりノレない導入部でした(笑)。
まず三姉妹の性格描写が読書速度をいきなり削いだとか感じたり(^^;
あと、人物設定に関わる描写がいろんなところで曖昧過ぎて、どうも理解し辛い。
確かに3冊かけて、裏切り者の謎を解かないといけないトリロジーだが、別にヒーローであるキットの従軍の過去三年間に関してはその部分には直接タッチしていないんだし、もう少し分かりやすく描写しても良かったのではない?
シコタマ酔って、気付けば地獄の異国の地で従軍するハメに・・・って、アンタは『エリア88』の主役か?!(←分かる人だけ笑って下さい。爆)
何故、キットの生い立ちを含めてそこを広げられなかったんだろうなぁ・・・とか、そういう有耶無耶箇所が多いと、何かノレないんですよ。
書けた筈なのに、書いてない=手ぬるい、または作者の手抜き、という考えが脳内に(^^;
面白くなかったのか、と聞かれると、そうでもない。
なかなか興味深い設定だし(修道院で義賊暗殺者養成とか)、話の運びもうまいし、ストーリーテラーのブロックウェイらしい作品だとは思う。
ただ、ヒロインであるケイトにメロメロで時々いぢめっこモードになる一途な男前、という美味しい設定だけでは熱に浮かされたように読み走れないもどかしさを感じたのだ(たとえスコッツ男前だろうが。爆)。
しかし、あんな死ぬ寸前になってまでケイトを助けにやってくるのは天晴れだったわ〜。
ことのさんには、あのケイトがそんなに魅力的には思えなかったので(おいおい)そこまでして・・・とかちょっと考えてしまった(^^ゞ
でも、これをスコッツものの帯付けて売るとは思わなかったわ・・・それが一番違和感だったりして(笑)。
どちらかというと、このシリーズでのスコッツは濃厚な香り付けのポジションだと思うんですよね。
やはりそれは、ヒーロー達のフランスでの過去がウエイトを占めているのと、出身場所であるスコットランド北部の修道院が・・・何というか俗世間と離れた薔薇に埋もれた異空間のように感じて、土着感が少ないんですよね(笑)。
翻訳された分には、勿論スコッツ訛りはないので余計、スコッツ感は希薄ですね。
コニー・ブロックウェイの代表スコッツもの=McClairen’s Isleシリーズという暗黙の了解があると思ってたからってのもある?(笑)
まぁ、早めに続きである2冊目の某氏の分が翻訳されますように(笑)
コニー・ブロックウェイの初翻訳作品、読了〜。
正直なところ、何故この作品が選ばれたのかイマイチよく分からないのだが(笑)。
まずは賞受賞単独作品で足固め、と思うのは素人の考えか?
「My Dearest Enemy」と「Bridal Season」という、分かりやすいRITA受賞作品が2冊もあるのに、あえて最新トリロジーシリーズの翻訳に挑んだという意図は・・・これから分かるのか?(笑)
まぁ、そんな事はさておき。
ローズハンターを絡めた三部作の1冊目という事で、物語の導入部。
導入部でこの話にどれだけ読者を引き込むか・・・であるが、すんません(^^;
かなりノレない導入部でした(笑)。
まず三姉妹の性格描写が読書速度をいきなり削いだとか感じたり(^^;
あと、人物設定に関わる描写がいろんなところで曖昧過ぎて、どうも理解し辛い。
確かに3冊かけて、裏切り者の謎を解かないといけないトリロジーだが、別にヒーローであるキットの従軍の過去三年間に関してはその部分には直接タッチしていないんだし、もう少し分かりやすく描写しても良かったのではない?
シコタマ酔って、気付けば地獄の異国の地で従軍するハメに・・・って、アンタは『エリア88』の主役か?!(←分かる人だけ笑って下さい。爆)
何故、キットの生い立ちを含めてそこを広げられなかったんだろうなぁ・・・とか、そういう有耶無耶箇所が多いと、何かノレないんですよ。
書けた筈なのに、書いてない=手ぬるい、または作者の手抜き、という考えが脳内に(^^;
面白くなかったのか、と聞かれると、そうでもない。
なかなか興味深い設定だし(修道院で義賊暗殺者養成とか)、話の運びもうまいし、ストーリーテラーのブロックウェイらしい作品だとは思う。
ただ、ヒロインであるケイトにメロメロで時々いぢめっこモードになる一途な男前、という美味しい設定だけでは熱に浮かされたように読み走れないもどかしさを感じたのだ(たとえスコッツ男前だろうが。爆)。
しかし、あんな死ぬ寸前になってまでケイトを助けにやってくるのは天晴れだったわ〜。
ことのさんには、あのケイトがそんなに魅力的には思えなかったので(おいおい)そこまでして・・・とかちょっと考えてしまった(^^ゞ
でも、これをスコッツものの帯付けて売るとは思わなかったわ・・・それが一番違和感だったりして(笑)。
どちらかというと、このシリーズでのスコッツは濃厚な香り付けのポジションだと思うんですよね。
やはりそれは、ヒーロー達のフランスでの過去がウエイトを占めているのと、出身場所であるスコットランド北部の修道院が・・・何というか俗世間と離れた薔薇に埋もれた異空間のように感じて、土着感が少ないんですよね(笑)。
翻訳された分には、勿論スコッツ訛りはないので余計、スコッツ感は希薄ですね。
コニー・ブロックウェイの代表スコッツもの=McClairen’s Isleシリーズという暗黙の了解があると思ってたからってのもある?(笑)
まぁ、早めに続きである2冊目の某氏の分が翻訳されますように(笑)
と、7月のハーレクイン新刊予定を見ていて呟く。
あれだけハーレクイン文庫で再版しているのに、その上にハーレクイン・デボラ・シモンズ・コレクションとかいう謎の再版ライン新登場とか。
テンプとかの休刊シリーズの受け皿として新しく作られたハーレクイン・スポットライトは2月のティーパーティーに行った友達から聞いてたが・・・創刊にローリー・フォスター他の短編集、エリザベス・ローウェル新刊ときた。
そんな鉄板ネタ的な布陣が組めるならもっとさっさと前からやってりゃ、休刊、減冊乱発の今の迷走状態にはなっていないだろうに・・・。
あと、あれだけロマンティック・サスペンスの傑作を集めたラインと謳って4冊の増冊刊行にした筈のラブストリームはあっけなく7月からは3冊刊行に減らされていた。
・・・なんだかなぁ、だが7月はアネットさんのクレンショー続編をはじめ買う本が多いのでチェックしておかないと(^^ゞ
あれだけハーレクイン文庫で再版しているのに、その上にハーレクイン・デボラ・シモンズ・コレクションとかいう謎の再版ライン新登場とか。
テンプとかの休刊シリーズの受け皿として新しく作られたハーレクイン・スポットライトは2月のティーパーティーに行った友達から聞いてたが・・・創刊にローリー・フォスター他の短編集、エリザベス・ローウェル新刊ときた。
そんな鉄板ネタ的な布陣が組めるならもっとさっさと前からやってりゃ、休刊、減冊乱発の今の迷走状態にはなっていないだろうに・・・。
あと、あれだけロマンティック・サスペンスの傑作を集めたラインと謳って4冊の増冊刊行にした筈のラブストリームはあっけなく7月からは3冊刊行に減らされていた。
・・・なんだかなぁ、だが7月はアネットさんのクレンショー続編をはじめ買う本が多いのでチェックしておかないと(^^ゞ
確定、ネットで抱き合わせ、落ちでいいや等、いろいろまじってはいても思ったより少ない6月新刊(笑)
まぁ、ガバルドン2冊新刊で買ったら財布へのダメージはいつもと変わらないって気もしますなハハハ(爆)
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社文庫
甘い指先 アリソン・ケント
これはとりあえず1冊目買ったから続きだし読む予定。
ただし新刊買いであっても発売日に捕獲!!とかいう類じゃないな・・・というか定価買いは決してない(おいおい)。
集英社 集英社文庫
愛はゆるやかに熱く(上下) サンドラ・ブラウン
これも10日ほど待ったら古本屋で見かけそうだなぁ・・・(^^;
買うけど、急いでもいないな(笑)
原書房 ライムブックス
ひそやかな初夏の夜の リサ・クレイパス
これは先日の日記で詳しく書いたので(笑)
でも、これの翻訳担当って平林さんでしょ?日販データは数佐さんになってたぞ(^^;
二見書房 二見ミステリ文庫
パーフェクト・ヴィクティム リンダ・カスティロ
ああ、これ。
ハーレクインからは「リンダ・カスティーロ」という名でLSから2冊だけ翻訳されているリンダさんね(^^;
(もっと他にもシルエットで書いてるのにいつもの通りそういう作家や作品は日本じゃ翻訳されてないのよね。笑)
彼女がHQ以外では1冊目のシングルタイトルでJoveから出た本。
最近はバークレー・センセーションの方でお馴染みかしら、彼女は。
これも買い、ですな。
最後は、いつものここ(爆)
ソニー・マガジンズ villegebooks
アウトランダー10 妖精の丘にふたたび(1) ダイアナ・ガバルドン
ホロスコープは死を招く
アン・ペリー他
既にガバルドンに関してはサイトの方で販促中なので今更・・・って事で。
しかし日販データ担当さん、「ガバルドン」です。「ガバルトン」じゃ決してありません!!・・・って細か〜。いいの、ことのさんってば困った重症レンガリアンだから(爆)。
しかし、ミステリー・アンソロジーかぁ・・・久々だな、villegebooksからは。
アン・ペリー参加となれば・・・うっうっ、定価1000円越えても買い、ですわ〜(財布はツンドラ気候。遠い目)。
ちなみにハーレクイン関係の部分はMIRAにサンドラ・ブラウンの名を見れど、翻訳が大御所小林さんというのを確認し「あ、セント・クレア名義の新訳か(^^; 」とすぐ脳内削除(笑)。
ダイアナ・パーマーは一度も再版されてなかったNの文庫化・・・でも、あれ比較的近年のじゃん。
先にサンリオ時代の古い作品とかを新訳してあげる方が最近の読者は喜ぶのにねぇ・・・ハーレクイン関係は最近、シリーズロマンスの再版ラインも含めて再版のスパンが極端に短過ぎ。
何の基準であの再版作品が選出されているのか全く方向性は見えないし・・・。
あれじゃあ、5年程度前から読んでる読者なら文庫化されても新たに買う意味は希薄だよ・・・(~_~;
シリーズロマンスの方が適度に新刊買い予定があったから、文庫と合わせるとやっぱり来月も本ゲル係数高い事に変わりなし・・・(^^;;
まぁ、ガバルドン2冊新刊で買ったら財布へのダメージはいつもと変わらないって気もしますなハハハ(爆)
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社文庫
甘い指先 アリソン・ケント
これはとりあえず1冊目買ったから続きだし読む予定。
ただし新刊買いであっても発売日に捕獲!!とかいう類じゃないな・・・というか定価買いは決してない(おいおい)。
集英社 集英社文庫
愛はゆるやかに熱く(上下) サンドラ・ブラウン
これも10日ほど待ったら古本屋で見かけそうだなぁ・・・(^^;
買うけど、急いでもいないな(笑)
原書房 ライムブックス
ひそやかな初夏の夜の リサ・クレイパス
これは先日の日記で詳しく書いたので(笑)
でも、これの翻訳担当って平林さんでしょ?日販データは数佐さんになってたぞ(^^;
二見書房 二見ミステリ文庫
パーフェクト・ヴィクティム リンダ・カスティロ
ああ、これ。
ハーレクインからは「リンダ・カスティーロ」という名でLSから2冊だけ翻訳されているリンダさんね(^^;
(もっと他にもシルエットで書いてるのに
彼女がHQ以外では1冊目のシングルタイトルでJoveから出た本。
最近はバークレー・センセーションの方でお馴染みかしら、彼女は。
これも買い、ですな。
最後は、いつものここ(爆)
ソニー・マガジンズ villegebooks
アウトランダー10 妖精の丘にふたたび(1) ダイアナ・ガバルドン
ホロスコープは死を招く
アン・ペリー他
既にガバルドンに関してはサイトの方で販促中なので今更・・・って事で。
しかし日販データ担当さん、「ガバルドン」です。「ガバルトン」じゃ決してありません!!・・・って細か〜。いいの、ことのさんってば困った重症レンガリアンだから(爆)。
しかし、ミステリー・アンソロジーかぁ・・・久々だな、villegebooksからは。
アン・ペリー参加となれば・・・うっうっ、定価1000円越えても買い、ですわ〜(財布はツンドラ気候。遠い目)。
ちなみにハーレクイン関係の部分はMIRAにサンドラ・ブラウンの名を見れど、翻訳が大御所小林さんというのを確認し「あ、セント・クレア名義の新訳か(^^; 」とすぐ脳内削除(笑)。
ダイアナ・パーマーは一度も再版されてなかったNの文庫化・・・でも、あれ比較的近年のじゃん。
先にサンリオ時代の古い作品とかを新訳してあげる方が最近の読者は喜ぶのにねぇ・・・ハーレクイン関係は最近、シリーズロマンスの再版ラインも含めて再版のスパンが極端に短過ぎ。
何の基準であの再版作品が選出されているのか全く方向性は見えないし・・・。
あれじゃあ、5年程度前から読んでる読者なら文庫化されても新たに買う意味は希薄だよ・・・(~_~;
シリーズロマンスの方が適度に新刊買い予定があったから、文庫と合わせるとやっぱり来月も本ゲル係数高い事に変わりなし・・・(^^;;
ISBN:4270100389 文庫 仁木 めぐみ ランダムハウス講談社 2006/05/01 ¥998
ヘザー・ローウェルの新刊読了〜。
いやはや、良かったよ〜♪
この本、ある事件がトコロテン方式に膨らんで芋ヅル式に大きな犯罪が明らかになっていく・・・というのが大まかな展開なんですが、何と一ヶ月の間に起こって解決した、っていう話なんだよね(^^ゞ
「おいおいっ」とかいうツッコミはさておき(笑)。
事件そのものや、それに関する展開とかは「ロマンティック・サスペンス」を読ませてもらったなぁ、という感じですね。
深すぎず、浅いが広すぎず、ちょうどいい按配。
これは一作目でも言ったけど、この按配がこの作家の持ち味だとことのさんは思うのよね・・・ここで変にバックにいるマフィアとの最終決戦だぁ何だという方向に走らないのが○(笑)。
銃撃戦や爆破戦などの派手な展開でなく、この対決ぐらいで止めておくのも作家の実力における決断だと思うのよね。
キャラの設定は・・・主役サイドも悪役サイドもそんなに深くもカリスマもなく、でも読後感は悪くはない。
ヒロイン父が元FBI長官という設定なんだが・・・設定のデカさと人物描写がちぐはぐで、とってつけたようだと感じたのよね、こればっかりは(^^;
ことのさんのツボは・・・あ。これを原書時点で読んでたお友達が「やっぱりな〜」というのは確実だな。
ヒロインの弟、ケヴィン少年です(爆)。
萌えですっ、萌え萌え〜っっ(分かりやす過ぎ・・・)。
ヒロインとヒーローのやりとりは・・・微笑ましいものからホットなものまで、まぁこのメロメロくんことルーク、よござんす!
確実に女性読者の票を取るタイプですな。
包み込みくんで明朗快活なマメ男、仕事も恋愛もデキる男・・・でも、そんな彼が本気になったヒロイン・テッサの方にちと問題が(^^;
読んでてウケたのが、ルークが心の中で「怒ってつんつんしているテッサが大好きだ」とつぶやくところ(笑)。
ルーク・・・もしかしてキミはツンデレ萌えヒーローなのか?!(あ。真島の顔が浮かんだ。爆)
でも、どっちかというとテッサはツンデレっていうより解凍系ヒロインだわさ・・・とか、そんなくだらない事を考えていた読者はことのさんぐらい?(^^ゞ
とりあえず、この作家さんは次回翻訳も楽しみ〜・・・って、あるよね?(^^;
お願いします、出版社さん(^^; ←来月はアリソン・ケントの2冊目みたいだけど。早っっ!!
ヘザー・ローウェルの新刊読了〜。
いやはや、良かったよ〜♪
この本、ある事件がトコロテン方式に膨らんで芋ヅル式に大きな犯罪が明らかになっていく・・・というのが大まかな展開なんですが、何と一ヶ月の間に起こって解決した、っていう話なんだよね(^^ゞ
「おいおいっ」とかいうツッコミはさておき(笑)。
事件そのものや、それに関する展開とかは「ロマンティック・サスペンス」を読ませてもらったなぁ、という感じですね。
深すぎず、浅いが広すぎず、ちょうどいい按配。
これは一作目でも言ったけど、この按配がこの作家の持ち味だとことのさんは思うのよね・・・ここで変にバックにいるマフィアとの最終決戦だぁ何だという方向に走らないのが○(笑)。
銃撃戦や爆破戦などの派手な展開でなく、この対決ぐらいで止めておくのも作家の実力における決断だと思うのよね。
キャラの設定は・・・主役サイドも悪役サイドもそんなに深くもカリスマもなく、でも読後感は悪くはない。
ヒロイン父が元FBI長官という設定なんだが・・・設定のデカさと人物描写がちぐはぐで、とってつけたようだと感じたのよね、こればっかりは(^^;
ことのさんのツボは・・・あ。これを原書時点で読んでたお友達が「やっぱりな〜」というのは確実だな。
ヒロインの弟、ケヴィン少年です(爆)。
萌えですっ、萌え萌え〜っっ(分かりやす過ぎ・・・)。
ヒロインとヒーローのやりとりは・・・微笑ましいものからホットなものまで、まぁこのメロメロくんことルーク、よござんす!
確実に女性読者の票を取るタイプですな。
包み込みくんで明朗快活なマメ男、仕事も恋愛もデキる男・・・でも、そんな彼が本気になったヒロイン・テッサの方にちと問題が(^^;
読んでてウケたのが、ルークが心の中で「怒ってつんつんしているテッサが大好きだ」とつぶやくところ(笑)。
ルーク・・・もしかしてキミはツンデレ萌えヒーローなのか?!(あ。真島の顔が浮かんだ。爆)
でも、どっちかというとテッサはツンデレっていうより解凍系ヒロインだわさ・・・とか、そんなくだらない事を考えていた読者はことのさんぐらい?(^^ゞ
とりあえず、この作家さんは次回翻訳も楽しみ〜・・・って、あるよね?(^^;
お願いします、出版社さん(^^; ←来月はアリソン・ケントの2冊目みたいだけど。早っっ!!
謎めいたシーク―華麗なる紳士たち闇の子守り歌
2006年5月4日 新刊レビュー
ISBN:4596511314 新書 沢田 由美子 ハーレクイン 2006/04 ¥641
今月の新刊5日刊、読了〜(^^)
やっとこさ今回の第四シリーズである闇の子守り歌編がこれで終了・・・ってあっけねぇっ!!
悪人バーケンフェルト、それでいいのか?!そのあっけないやられ方でいいのか?!(^^;
そして乳児売買組織は有耶無耶なままだった気がしまっせ・・・この最後の巻でケリがついたというより、ケチがついたというか(^^;;
今回の主役であるシーク・ダリン・・・これって・・・うっかり八○衛シークか?(^^;
うっかり鉢合わせ、うっかり逃げられ、うっかり撃たれて・・・いいのか?!かりにも軍務経験のあるシークがそれでいいのか?!
そしてコイツに事件の最後を任せたテキサス・キャトルメンズの他の皆はそれでいいのか?!(爆)
コイツ、既に早い段階で使命よりも下半身重視のように思えまっせ!(汗)
ヒロインは赤毛の元気キャラでなかなかよいのだが、いかんせんこのヒーローに問題が・・・つらい過去って、その過去と今回の事件へのリンクが全くといっていい程のこじつけ、って気がしたんだけどさ(^^;
ことのさん的には全6冊の評価はこの通り
4>3>2>5>6>1
あ、ちなみにこのヒーローの周囲を見ていて分かりましたが、この本、とんでもないスピンオフでした・・・。
彼の従兄ベンは、『恋はアラビア式に』(D933)のヒーローで、第二シリーズの主役でした・・・今やジェイミーとの間に二人の子供がいるのんびり牧場主(^^;
そして、彼の兄ラフはジョージア在住・・・ってそうよ。ジョージア州サバナじゃないのか?!と思ったらビンゴ。
これ『シークを誘惑』(SD6)のヒーローの事じゃん!!(^^;
でも、まだイモジーンの名前とか出てきてなかったから、この話ってダンフォースと同時進行ぐらいだったと推察されるんですが・・・(^^ゞ
今月の新刊5日刊、読了〜(^^)
やっとこさ今回の第四シリーズである闇の子守り歌編がこれで終了・・・ってあっけねぇっ!!
悪人バーケンフェルト、それでいいのか?!そのあっけないやられ方でいいのか?!(^^;
そして乳児売買組織は有耶無耶なままだった気がしまっせ・・・この最後の巻でケリがついたというより、ケチがついたというか(^^;;
今回の主役であるシーク・ダリン・・・これって・・・うっかり
うっかり鉢合わせ、うっかり逃げられ、うっかり撃たれて・・・いいのか?!かりにも軍務経験のあるシークがそれでいいのか?!
そしてコイツに事件の最後を任せたテキサス・キャトルメンズの他の皆はそれでいいのか?!(爆)
コイツ、既に早い段階で使命よりも下半身重視のように思えまっせ!(汗)
ヒロインは赤毛の元気キャラでなかなかよいのだが、いかんせんこのヒーローに問題が・・・つらい過去って、その過去と今回の事件へのリンクが全くといっていい程のこじつけ、って気がしたんだけどさ(^^;
ことのさん的には全6冊の評価はこの通り
4>3>2>5>6>1
あ、ちなみにこのヒーローの周囲を見ていて分かりましたが、この本、とんでもないスピンオフでした・・・。
彼の従兄ベンは、『恋はアラビア式に』(D933)のヒーローで、第二シリーズの主役でした・・・今やジェイミーとの間に二人の子供がいるのんびり牧場主(^^;
そして、彼の兄ラフはジョージア在住・・・ってそうよ。ジョージア州サバナじゃないのか?!と思ったらビンゴ。
これ『シークを誘惑』(SD6)のヒーローの事じゃん!!(^^;
でも、まだイモジーンの名前とか出てきてなかったから、この話ってダンフォースと同時進行ぐらいだったと推察されるんですが・・・(^^ゞ
十字の刻印を持つふたり―アニタ・ブレイク・シリーズ〈1〉
2006年4月29日 新刊レビュー
ISBN:4789728455 文庫 小田 麻紀 ソニーマガジンズ 2006/04 ¥903
すごい勢いで読了したのに書くのを忘れていました(爆)。
決してワタクシのジャン-クロード様が「=表記」になっていたからではありませんのであしからず(爆)。
しかし・・・ぶっはっは!
何度読み返しても、読者間口狭くてエロくってイタくってホラーミステリ色も濃く出てて最高!(褒めているのだよ、これが。笑)
J・D・ロブとガバルドンの絶賛=パラノーマル・ロマンスと思われた皆さん、すいません・・・この本、別にガバルドンはロマンスとしてこのシリーズを推薦していませんので(ちなみに彼女はホラーファンタジーとして推薦している)ご了承願います(^^;
しかしシリーズ1冊目の時点で、こんなに痛めつけられているヒロインも珍しかろうて・・・な、ペンギン愛好家の蘇生師アニタ(笑)をはじめ、既に存在自体が反則、脳天直撃のエロ声のジャン-クロード(笑)、アニタとツーカーな時点で麻痺しているイカしたロニー姐さん(笑)、死ぬまで守銭奴死んでも守銭奴、マイラバー現金!!なバート社長(笑)、いぶし銀でお茶目なおばけ処理班の巡査部長ドルフ(笑)、スリルジャンキー、邪魔する者はなぎ倒しなオレ様ハンター、死神エドワード(笑)等、お馴染みのキャラ達がかなり登場したね〜。
これからが楽しみだね、くっくっ(^m^)
個人的には、メイン三人(蘇生師兼吸血鬼処刑人、吸血鬼、人狼・・・って「3人」?爆)は別格として、ドルフとエドワードがお気に入りなのよね(笑)。
思えばことのさん、昔傾倒していたホラーミステリーって・・・菊池秀行御大だったのよね(今でも好きだけど)。
この話を最初知った時、バンパイア・ハンターっていうので彼の作品をいろいろ思い出したんだけど、あの方の世界でいう「新宿」が、ここでいう「セントルイス」だよね〜。
つまり観光地化までしている公然とした異世界(笑)。
その昔、新宿駅の、わざわざ菊池ワールドで設定された西口に行ったもんなぁ・・・勿論メフィスト病院はありませんでしたがねハハハ(バカファン。爆)。
秋せつらの温和な、せんべい屋主人としての昼間の顔のように、勤め人として困った上司や同僚に悩む等身大のアニタの姿は、共に裏の顔との落差を現していてそれがまたいい。
また、どっちもエロティックで妖艶で退廃的なムードが作品全体に漂っているのに、そんな「日常」を嫌味なく入れられて、それがまたツボなんだよね。
吸血シーンって、アン・ライスのヴァンパイア・クロニクル・シリーズでもそうだけど・・・残酷ながらセクシーでエロいのよね。
それでいて、後ろ暗いっていうか、やりきれないというか・・・その辺り、すごく難しい設定だと思う。
書く側としては、それをどう料理するかによってその作品が生きるか死ぬか、ってぐらい。
女性読者から見ても、本当にアニタってかわいいんだよね。
ゾンビにあれだけの心遣いや優しさを見せちゃうのが、プロらしくないというか、いや、これがホンマのプロっていうのか・・・なんせ相手はゾンビだし・・・何とも言えないが(笑)。
あのかわいさ、ジャン-クロードでなくても、掟を破ってでも守ってあげたくなるわ〜(萌)。
ハンターとしてインモラルともいえるジャン-クロードとの関係は、今後、もう一人の男性が現れる事により三角関係に発展したりするが・・・これが、このシリーズの普通でないところか。
人狼くんだからな、彼(笑)。
んで、今回あとがきを見て、いきなりそのリチャードくん登場の3冊目が次回翻訳予定になっていたのよね(^^;
そのあたり、こんな感じかしら・・・。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/17180419.html
いや、日々次の翻訳版発売に向けて精進していくべきね・・・。
そのうち、全部日本語で揃う日も来るかもしれない・・・ことのさんがあの世にいくまでにはお願いしたいもんだ(爆)
すごい勢いで読了したのに書くのを忘れていました(爆)。
決してワタクシのジャン-クロード様が「=表記」になっていたからではありませんのであしからず(爆)。
しかし・・・ぶっはっは!
何度読み返しても、読者間口狭くてエロくってイタくってホラーミステリ色も濃く出てて最高!(褒めているのだよ、これが。笑)
J・D・ロブとガバルドンの絶賛=パラノーマル・ロマンスと思われた皆さん、すいません・・・この本、別にガバルドンはロマンスとしてこのシリーズを推薦していませんので(ちなみに彼女はホラーファンタジーとして推薦している)ご了承願います(^^;
しかしシリーズ1冊目の時点で、こんなに痛めつけられているヒロインも珍しかろうて・・・な、ペンギン愛好家の蘇生師アニタ(笑)をはじめ、既に存在自体が反則、脳天直撃のエロ声のジャン-クロード(笑)、アニタとツーカーな時点で麻痺しているイカしたロニー姐さん(笑)、死ぬまで守銭奴死んでも守銭奴、マイラバー現金!!なバート社長(笑)、いぶし銀でお茶目なおばけ処理班の巡査部長ドルフ(笑)、スリルジャンキー、邪魔する者はなぎ倒しなオレ様ハンター、死神エドワード(笑)等、お馴染みのキャラ達がかなり登場したね〜。
これからが楽しみだね、くっくっ(^m^)
個人的には、メイン三人(蘇生師兼吸血鬼処刑人、吸血鬼、人狼・・・って「3人」?爆)は別格として、ドルフとエドワードがお気に入りなのよね(笑)。
思えばことのさん、昔傾倒していたホラーミステリーって・・・菊池秀行御大だったのよね(今でも好きだけど)。
この話を最初知った時、バンパイア・ハンターっていうので彼の作品をいろいろ思い出したんだけど、あの方の世界でいう「新宿」が、ここでいう「セントルイス」だよね〜。
つまり観光地化までしている公然とした異世界(笑)。
その昔、新宿駅の、わざわざ菊池ワールドで設定された西口に行ったもんなぁ・・・勿論メフィスト病院はありませんでしたがねハハハ(バカファン。爆)。
秋せつらの温和な、せんべい屋主人としての昼間の顔のように、勤め人として困った上司や同僚に悩む等身大のアニタの姿は、共に裏の顔との落差を現していてそれがまたいい。
また、どっちもエロティックで妖艶で退廃的なムードが作品全体に漂っているのに、そんな「日常」を嫌味なく入れられて、それがまたツボなんだよね。
吸血シーンって、アン・ライスのヴァンパイア・クロニクル・シリーズでもそうだけど・・・残酷ながらセクシーでエロいのよね。
それでいて、後ろ暗いっていうか、やりきれないというか・・・その辺り、すごく難しい設定だと思う。
書く側としては、それをどう料理するかによってその作品が生きるか死ぬか、ってぐらい。
女性読者から見ても、本当にアニタってかわいいんだよね。
ゾンビにあれだけの心遣いや優しさを見せちゃうのが、プロらしくないというか、いや、これがホンマのプロっていうのか・・・なんせ相手はゾンビだし・・・何とも言えないが(笑)。
あのかわいさ、ジャン-クロードでなくても、掟を破ってでも守ってあげたくなるわ〜(萌)。
ハンターとしてインモラルともいえるジャン-クロードとの関係は、今後、もう一人の男性が現れる事により三角関係に発展したりするが・・・これが、このシリーズの普通でないところか。
人狼くんだからな、彼(笑)。
んで、今回あとがきを見て、いきなりそのリチャードくん登場の3冊目が次回翻訳予定になっていたのよね(^^;
そのあたり、こんな感じかしら・・・。
http://cool-book-new.seesaa.net/article/17180419.html
いや、日々次の翻訳版発売に向けて精進していくべきね・・・。
そのうち、全部日本語で揃う日も来るかもしれない・・・ことのさんがあの世にいくまでにはお願いしたいもんだ(爆)
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ISBN:4789728498 文庫 青木 悦子 ソニー・マガジンズ 2006/04 ¥893
イヴ&ローク最新刊読了〜(^^)
今回も毎度お馴染みのメンバーがおいしく絡んで進行し、あっという間に読み終わりました。
しかし・・・うむむ。
前作がすんごく良かった分、今回は前回と同じ「◎」でなく「○」という評価がことのさん的には出た1冊。
何と言ったらいいのか・・・テーマが絞りきれていないというか、犯人の黒幕がどうも肩透かしでねぇ・・・。
ロブらしい読後感が今までで一番感じない巻だったとも言える。
ロークのアイルランド時代の友人とか、マクナヴとピーボディの関係の変化とか、イケ好かないFBIの介入とか、1冊で納めきれない展開を幾つも詰め込んで並行展開させたから、ちょっと締まりがないというか(^^ゞ
作品そのものは面白いんだけど(殺し屋ヨーストのキャラ作りとか)、イヴと黒幕の直接対決もなかったせいか、全体的に印象がぼやけている。
まぁ、ヨーストとの対決はあったけど。
奥様・・・顔から突撃とは・・・何とも・・・(^^;;
まぁ、そんなすったもんだもある中、相変わらずラブラブなおまわりさんと億万長者さんなんですが(笑)
今回は、個人的には「ホイットニーくんかっこいい〜っ!!」(オリ○ンタルラジオ風・・・って武勇伝?爆)な箇所があって嬉しかったり(笑)。
あとフィーニーさんのボヤきもププッってカンジで。
しかし・・・ロークの旧友ミックの扱いは、もうちょっと引っ張ってもよかったろうに・・・勿体無い・・・(^^;;
イヴ&ローク最新刊読了〜(^^)
今回も毎度お馴染みのメンバーがおいしく絡んで進行し、あっという間に読み終わりました。
しかし・・・うむむ。
前作がすんごく良かった分、今回は前回と同じ「◎」でなく「○」という評価がことのさん的には出た1冊。
何と言ったらいいのか・・・テーマが絞りきれていないというか、犯人の黒幕がどうも肩透かしでねぇ・・・。
ロブらしい読後感が今までで一番感じない巻だったとも言える。
ロークのアイルランド時代の友人とか、マクナヴとピーボディの関係の変化とか、イケ好かないFBIの介入とか、1冊で納めきれない展開を幾つも詰め込んで並行展開させたから、ちょっと締まりがないというか(^^ゞ
作品そのものは面白いんだけど(殺し屋ヨーストのキャラ作りとか)、イヴと黒幕の直接対決もなかったせいか、全体的に印象がぼやけている。
まぁ、ヨーストとの対決はあったけど。
奥様・・・顔から突撃とは・・・何とも・・・(^^;;
まぁ、そんなすったもんだもある中、相変わらずラブラブなおまわりさんと億万長者さんなんですが(笑)
今回は、個人的には「ホイットニーくんかっこいい〜っ!!」(オリ○ンタルラジオ風・・・って武勇伝?爆)な箇所があって嬉しかったり(笑)。
あとフィーニーさんのボヤきもププッってカンジで。
しかし・・・ロークの旧友ミックの扱いは、もうちょっと引っ張ってもよかったろうに・・・勿体無い・・・(^^;;
ISBN:459681354X 新書 山田 沙羅 ハーレクイン 2006/04 ¥700
36HRの4冊目読了〜(^^)
しかし・・・スゴイな、この話。頭を打って透視能力が突然浮上してきたヒロイン、その能力の終結のきっかけも頭部打撲(汗)。
いや、確かに理屈ではそうなんだけど・・・(^^;;
シリアスな話なんだが、いかんせんその肩透かしとまではいかないがあっけなさをどう解釈すべきか(^^ゞ
このシリーズの核ともなっている「市長殺人事件」がこの突然降ってきた透視能力でかなり前進していますが・・・これを読んでいて「あ。榎木津さんネタ(by京極夏彦「妖怪シリーズ」。笑)だ」とか思ってしまうあたりがことのさんね〜(^^;
まぁ、このヒロイン、榎木津さんのように完全に殺人犯を「見た」ワケじゃないんだけど(そうよね。4冊目で「見て」しまっては続かないわよね。笑)。
むしろ、そんなサスペンスちっくな内容の透視よりもこのヒロイン、はからずも犬やお年寄りを助けたり、ボヤ火事を防止したり、失くしたソース入れを探したりする方に時間をかけるハメになっている(^^;
いや、何とも滑稽で、しかもちょっと怖い。
人間の浅ましさや、異形のものへの偏見や恐怖がありありと書かれていて、むしろここはロマンスを超越していた。
そんな分を補うべく、しっかり次回のヒーロー&ヒロインも登場していたが(笑)
話そのものは、よく出来ていてこじんまりまとまってはいるけど、この程度の話は他でもあると思った。
シャロン・サラだから他より期待が大きかったせいなのか?!
結婚に敗れた刑事ヒーローと、その過去の壁に負けたヒロインの再会もの・・・というカテゴライズになるが、どちらかというと凡庸な二人のやりとりよりも、ヒロインとヒロイン姉の地味ながらの姉妹やりとりの方が得点率があった。
さらりとよめて、でもインスタント透視能力(爆)以外はこじんまりまとまったロマンス、という1冊。
ことのさんの中では断然、先月のダイアナ・ホイットニーに軍杯をあげます(笑)
36HRの4冊目読了〜(^^)
しかし・・・スゴイな、この話。頭を打って透視能力が突然浮上してきたヒロイン、その能力の終結のきっかけも頭部打撲(汗)。
いや、確かに理屈ではそうなんだけど・・・(^^;;
シリアスな話なんだが、いかんせんその肩透かしとまではいかないがあっけなさをどう解釈すべきか(^^ゞ
このシリーズの核ともなっている「市長殺人事件」がこの突然降ってきた透視能力でかなり前進していますが・・・これを読んでいて「あ。榎木津さんネタ(by京極夏彦「妖怪シリーズ」。笑)だ」とか思ってしまうあたりがことのさんね〜(^^;
まぁ、このヒロイン、榎木津さんのように完全に殺人犯を「見た」ワケじゃないんだけど(そうよね。4冊目で「見て」しまっては続かないわよね。笑)。
むしろ、そんなサスペンスちっくな内容の透視よりもこのヒロイン、はからずも犬やお年寄りを助けたり、ボヤ火事を防止したり、失くしたソース入れを探したりする方に時間をかけるハメになっている(^^;
いや、何とも滑稽で、しかもちょっと怖い。
人間の浅ましさや、異形のものへの偏見や恐怖がありありと書かれていて、むしろここはロマンスを超越していた。
そんな分を補うべく、しっかり次回のヒーロー&ヒロインも登場していたが(笑)
話そのものは、よく出来ていてこじんまりまとまってはいるけど、この程度の話は他でもあると思った。
シャロン・サラだから他より期待が大きかったせいなのか?!
結婚に敗れた刑事ヒーローと、その過去の壁に負けたヒロインの再会もの・・・というカテゴライズになるが、どちらかというと凡庸な二人のやりとりよりも、ヒロインとヒロイン姉の地味ながらの姉妹やりとりの方が得点率があった。
さらりとよめて、でもインスタント透視能力(爆)以外はこじんまりまとまったロマンス、という1冊。
ことのさんの中では断然、先月のダイアナ・ホイットニーに軍杯をあげます(笑)
ISBN:4596411786 新書 松村 和紀子 ハーレクイン 2006/04 ¥704
2編収録の短編集、読了〜(^^)
一本目のレイ・モーガンは不可ではないが、お勧めっっ!!って事もなく。
独身ヒーローが双子の赤ん坊甥っ子達を突然引き取る事になり、秘書であるヒロインが育児を手伝うって話だけど、どうにもエピソードがいくつもあるのに弱い。
その上、キャラにイマイチ共感出来ないっていうか、これまた薄い(^^;
異母弟との縁を絶ってていたヒーローとあるのだが、何故絶っていたのかが全くといっていいぐらい記述がない。
音信を絶っていたのを彼は後悔するが、それに至るまでの記述がないので非常に居心地悪い感じがしたり。
サラッと読めたが残るものはなかったかも・・・。
二本目のアネットさんのは、彼女のお得意「幼馴染もの」。
これがまぁ、ほんわかロマンスでしたわ〜。
今まで気付いてなかったお互いへの気持ち、っていうのが一夜で変わってしまった関係と共に、短編で納まるように回想シーンと現在の場面をうまく書いていて○。
鈴をつけた麻糸のエピソードとか、とにかく別のカテゴリーの短編集をぶった斬りして作った本の筈なのに、昨今の他のLの本よりも「シルエット・ロマンス」らしい微笑ましさなのである。
何より、ヒーローとヒロインがとってもキュートなキャラクターで憎めない。
二人の丁々発止の会話がそのキュートさを更に増してくれている。
くすくす笑ったり、ほろりときたりして、あっという間に読み終わってしまった気がした作品でした(^^)
・・・しかし、レイ・モーガンでなく抹殺されたジーナ・グレイが翻訳されてたらなぁ、この本。
超A級保存本になったろうに(ぼそ)
2編収録の短編集、読了〜(^^)
一本目のレイ・モーガンは不可ではないが、お勧めっっ!!って事もなく。
独身ヒーローが双子の赤ん坊甥っ子達を突然引き取る事になり、秘書であるヒロインが育児を手伝うって話だけど、どうにもエピソードがいくつもあるのに弱い。
その上、キャラにイマイチ共感出来ないっていうか、これまた薄い(^^;
異母弟との縁を絶ってていたヒーローとあるのだが、何故絶っていたのかが全くといっていいぐらい記述がない。
音信を絶っていたのを彼は後悔するが、それに至るまでの記述がないので非常に居心地悪い感じがしたり。
サラッと読めたが残るものはなかったかも・・・。
二本目のアネットさんのは、彼女のお得意「幼馴染もの」。
これがまぁ、ほんわかロマンスでしたわ〜。
今まで気付いてなかったお互いへの気持ち、っていうのが一夜で変わってしまった関係と共に、短編で納まるように回想シーンと現在の場面をうまく書いていて○。
鈴をつけた麻糸のエピソードとか、とにかく別のカテゴリーの短編集をぶった斬りして作った本の筈なのに、昨今の他のLの本よりも「シルエット・ロマンス」らしい微笑ましさなのである。
何より、ヒーローとヒロインがとってもキュートなキャラクターで憎めない。
二人の丁々発止の会話がそのキュートさを更に増してくれている。
くすくす笑ったり、ほろりときたりして、あっという間に読み終わってしまった気がした作品でした(^^)
・・・しかし、レイ・モーガンでなく抹殺されたジーナ・グレイが翻訳されてたらなぁ、この本。
超A級保存本になったろうに(ぼそ)