ISBN:4576061666 文庫 小林 さゆり 二見書房 ¥870

大抵の新刊文庫は今後の翻訳へつなげる布石・・・と、意外と地道に新刊購入することのさん(笑)。
今回のこの本もその予定だったが、出張の移動時用にこの月の二見文庫を新刊で買ったお友達が「読み終わったら2冊共あげるわ(笑)」と言ってくれたので、ジョハンセンと一緒にもらった(爆)。ラッキー(爆)。

まぁ、そんな話はさておき、頂き物(笑)の1冊、読了〜。

HQの方のRではコテコテのものが多いモンローですが、シングルタイトルとなると・・・はっはっは。ぶっちゃけ、ブレイズも驚きの濃い内容(笑)。
さすがエッチとホットが売りのBlavaラインの人気シリーズね!(笑)
しかしそれが嫌味じゃないんだよな、妙なハナシだが(笑)。
エッチ度合いでいうなら、最近読んだ本の中じゃあトップクラスなんだが(爆)、あっさりさっぱりと読めて嫌味はない。
エロ全盛時代に、そこまで書いてこの読後はなかなかよ、モンローさんってば!!と呆れ半分感心半分だわさ(笑)。

ヒーローである傭兵のジョシュアと、ストーカーに狙われるヒロインのリズの関係が、とにかく・・・傍から見ていても、そりゃあ周知の事実なものに見えるよなぁ。どう転んでも(^^;
過去と今までの生活のせいか、愛を信じないジョシュアなのだが、言ってる事とやってる事が全く違い、とにかくもがいているように見える。
何にもがいてるかというと、リズとの最初の出会いから心臓を打ち抜かれた状態の自分の魂の動きに。
過保護で、マメで、とにかくあれだけリズをネコかわいがり(ただしアダルト指定のネコだが。爆)しておいて、愛を知らないだ、自分には向いてないとか・・・戯言だな、ああ、戯言(笑)。
傭兵仲間二人もそりゃー信じねーだろ(爆)。

でもね、エッチな部分やホットな部分を差し引いて。
おとぎ話だよね〜、これ。一種の。
人里離れた家は、実はシャングリラでした・・・って感じでしょうか(笑)。
武器展示会場のようなところでさえ愛嬌に思えてしまうぐらい、ジョシュアの自宅は充実してます(笑)。
自宅温泉・・・スゴすぎる。火傷するような源泉の上に自宅建築(爆)。
ニトロの設計も最高ですな。

物語の核となるストーカーの話の部分に関しては弱いんだが・・・そもそも殺意がない、もしくは殺意を余り感じられない時点で、作者モンローはそのストーカーに絡む事項をあくまでロマンスの味付けのみと位置付けたとことのさんは読みました。
だって、被害者のリズ自身も殺意が伴う危険を感じてないんだもんね。
もっとも、そういう切捨てっぷりは嫌いじゃなく、むしろ好きなんだよね。いつも言うけど。
ストーカー部分を掘り下げて、尚且つロマンスを書き込むと中途半端になるからねぇ・・・。
そう考えて読むと、あのストーカーは・・・ジョシュア達、傭兵三人衆の顔見世と、リズとジョシュアの再会の為に出てきた?(笑)
まぁ、ロマンティック・サスペンスなんて毎度そんなもんか←そのジャンルの愛読者のお前が言うな(爆)。
実際、男前の傭兵三人衆、ジョシュアをトップとし、コンピューターの専門家ホットワイヤー、爆発物の専門家ニトロと三人の対比もしっかりしつこいぐらい描いているんだな。
ホットワイヤーの南部訛り、ニトロの無口さをジョシュアと対比させてリズから語らせている。
ストーカー犯人の設定や行動が、見事この三人の専門分野に沿って進行し、本当に彼らの見せ場を次々作っていく様を読みながら、、、古典芸能お約束の掛け声を客席からかけたくなりました(爆)。
もっともモンローさん、日本に何か偏見か歪んだ知識をお持ちのようですが(失笑)・・・芸者の表記、苦情モンだな、ありゃ(^^ゞ

そんな三人衆、ことのさんが一番ご贔屓のニトロは次回主役。
今回の本でしっかりお相手も登場しているし、伏線もあり・・・かな。

+余談+
・・・そんな事だと思いました、と言われそうですな(^^;
今回の『その腕のなかで』を読んで、リズの兄ジェイクとジョシュアの妹ベラの話があるんじゃないかと思ったアナタ・・・あります。
もう一人のジョシュアの妹デイジーの話もある。
ってか、このシリーズ3冊で終わったら、新たに新シリーズが出てニトロもホットワイヤーも登場するのかい!!

一覧にしちゃったもんっっ!!

http://cool-book-new.seesaa.net/article/28556062.html

・・・全部翻訳してもらえるか、それはやはり今回の本の売上げ次第?(^^ゞ
ISBN:4596813612 新書 津田 藤子 ハーレクイン ¥700

36HR新刊、読了〜。
今回は、一番最初に起こった嵐で娘が生き埋めになる事故にあったバンダービルド記念病院の研修医カレンと、その夫で牧場主キャシディの話。

・・・ヘヴィだったわ(^^;;

これまでの10冊で、既に二人の間に溝が出来ている事は読んでとれるのだが、実力派リグズは作家競作という限られた枠の中で、その危うさ、そして感情の機微を少ないボリュームで遺憾なく発揮。
医師という職業を目指し、家庭を、子供を持ちながらも仕事をずっと頑張ってきたカレンですが、その夫であるキャシディはそれを認めてはいない。
幼い子供の傍には母親はいるべき、という考えの持ち主ゆえに。
それは彼が、幼い頃に野心家の母親に放置され、その直後に弟を亡くし、父親をアル中の末のピストル自殺で亡くすという・・・重い過去に縛られていたからなのですが。
これまた、書かなくていいぐらい容赦なく書いてるんだよ。

トラウマの重さゆえの、精神と行動のアンバランスさを。

これを書かれると、非常に読む速度が落ちる(^^;

しかも、このキャシディ、全然自身の傷を正面から見据えようとしないんだな・・・離婚という結果を目前にしてすら、自分がカレンに対しても、誰に対しても愛というものを持てないとかほざいている。
いやー、ボコりたくなるぐらいですな(^^;;
カレンの頑張り具合が何とも宙を舞いまくり・・・彼女じゃなくても「もう疲れたわ」って言いたくなるよな。
愛娘のビクトリアが酷くグレなかったのが奇跡か?(^^ゞ

最後まで読んでみて、夫婦の再出発ものという売り文句だとしたら、それは間違いで、妻の妥協ものという気がしました(笑)。
実際、このキャシディ、最初と最後でスタンスが変わってないんだもん(^^ゞ
もっとも、カレンの母親の恋人フランクが、こんな事を言う。

「きみが医学部に戻って以来、キャシディはずっと譲歩してきたと思うよ」

・・・譲歩ラインの価値観の違いか?(^^ゞ
はたまた、男女の思考回路の違いなのか?(^^ゞ
リグズ以外が書いても、その台詞が出てくるんだろうか・・・別の作家だと、このカレンとキャシディをどう料理したんだろうか?という野次馬根性なんかちょっとあり(笑)。

余談ですが、あれだけ離婚への道をまっしぐらにつき進んでいた二人、あっという間とまでは言わなくも復縁、って事。
つまりは、別に分けた銀行口座やら何やらの手続きを再度やり直しね・・・(^^A
ISBN:478972994X 文庫 白須 清美 ヴィレッジブックス ¥903

ロリさんの新刊、読了〜♪
お気に入り、チョーお気に入りよ〜っっっ♪♪

ビバ!!寸止めくんジョー・ウィンストン(爆)♪

前作『流浪のヴィーナス』のラストのゼーンとタマラの結婚式から三ヶ月後のお話。
相変わらずホットな丁々発止のジョーとルナが最初っからぶっとばしまくり!!・・・かと思いきや、何とまぁ、そうくるんですなロリさんってば。
彼女のお得意ものとして、家族もの、男兄弟もの、そして子供、もしくは犬が出てくる話があるが・・・今回は、家族というものに縁のなかったルナが、亡くなった従姉の子供達の保護者になる事によって、擬似家族となるものでした。
子供二人を絡めて、そこにジョーとルナの関係も含めて、非常にゆったりほっこりとしていたり。

初登場の時から、エキセントリックなタマラの一族に負けていない外見と言動をしていたルナですが、実際は立ち止まったり、悩んだり、と等身大。
前作よりも一層ルナという人物を、作者であるロリさんが書き込んでゆくにつれ、新しい彼女を発見するかの錯覚を覚えました。
それはジョーも同じで、一目見た時から悶々とルナといやらしい事(爆)をすることばかりを考えていた彼が、ウィローとオースティンという二人の子供と供にいる普段モードの彼女に触れ、彼女の生まれや育ち、好みやいろんな事を知りたい、理解したいと不器用に思ったりして、微笑ましいんだなぁ。
エッチですぐ口説くのは、まぁ相変わらずなんだが(笑)。

お互いがお互い、嫉妬したり焼きもちやいたり、挙句独占欲丸出しなのに、まぁ・・・コトに及ばない、いや、及べない(笑)。
古典的コントのように、二人して燃え上がったらオースティン少年に邪魔されたりして毎度笑えるのよね。
ジョーじゃないが「子供には絶対センサーがあるに違いない」って感じで呪わしいの何のって(笑)。
36歳という年齢のヒーローのジョー・・・何ともかわいいんですわホンマ。
百戦錬磨のプレイボーイの筈なのに、ルナに対しては不器用な少年のように振舞ってしまう事もあり(^^;
それでいて、何でもこなすマメ男なんだな・・・こりゃあ、RT誌レビュアの25人の恋人に選ばれてもおかしくない。
実際、ことのさんが今まで読んだロリさんの作品の中では、最高のダーリンだわねジョーってば(^^)
また、観念し具合がいいのよ。うん。
やれ独身貴族だ何だと巷の悪あがきヒーロー宜しくボヤいているのは時間の無駄っ、とばかり(笑)。
子供達と、ルナとこのまま一緒にずーっと暮らしたいっっ、と思うとせっせこ結婚へのレールを敷き敷きしちゃうんだもん(笑)。
「ルナになんとか分からせなくては!!」とばかり(笑)。
ヘンなところが似ているらしく、ルナも同じように「ジョーに分からせなくっちゃ!」と言ってて、またその頓珍漢さがかわいいのよね二人して(^^)
ラストもしっかり最初のエピソードを結ぶオチがついてて、思わずクスクス笑ってしまったり。
この二人、本当にお気に入りだわ〜♪

二人のロマンスとしても◎だが、そこはロリさん作品。
主役を食いまくっている男前脇役とかもたーんと登場しておりまして、それがまた美味しいんだよね(^^)
前出の、ルナの被保護者となる大人びた少女ウィローと、やんちゃな少年オースティンの姉弟が何と愛い事か。
二人の、ルナとジョーとのやりとりはまさにお得意の鉄板的展開なんだけど、やっぱやられるの。
ほっこりしたり、ウルウルしたりとやられっぱなし。
ウィローと、その年上の友人クレイとのやりとりもね。
ああいう将来をチラ見せする少年の描写って、ロリさんホントうまい。毎回やられちゃうんだよね。

しかしロリさんの真骨頂はやはり、あのとんでもない今後の主役候補の脇役連打につきるな・・・。
ああ、きたぞスピンオフ候補群!!って感じなんだけど、某大物作家の大型ミニシリーズと違い、これは嬉しいのよね(爆)。
特に、あの神出鬼没の謎の男ジェイミー・クリードに関してはジョーじゃないが、どうにかしてくれってぐらい(爆)。
保安官代理のスコットくんと、ジョーの妹女王様アリックスのとんでもないやりとりは、ジョーとルナの時のように期待は膨らむね〜(^^)
バウンティ・ハンターのブライアン・ケリーもあの街に引越ししてくるし、哀れ(爆)にもルナの花嫁のブーケをキャッチしてしまった彼にもハニーさんは現れる(笑)。
そんなこんなでこれからもあのウィンストン・ワールドは広がる一方ね〜♪

そんなこんなでまとめてみたりした(笑)

http://cool-book-new.seesaa.net/article/28052408.html

アリックス・・・まだなのか。
ふ、真打登場はラストって事ですな。頼りにしてますぜ←既にアニキ扱いかい(爆)。
ISBN:4789730018 文庫 中谷 ハルナ ヴィレッジブックス ¥903

クレンツのアマンダ・クイック名義新刊、読了〜♪
今回は中世ものって事で、どれどれ・・・と読んでみて、思った事。

クレンツは、どの国にいってもどの時代にいっても、いい意味でも悪い意味でもクレンツだ(爆)

そう。中世のおっかない時代の話の筈なんだが、クレンツ独特のあのすっとぼけ感(褒めている。爆)が全開していて面白くってクスクス笑っていましたよ、ずっと(笑)。
時代考証的には「???」なんだけどね、この話(この時点では「イギリス」はありませんから。Englandをイギリスと訳されたのかどうかは原書見てみないと分からないが)。
そんな事すら些細な事ってぐらい、主役二人の頓珍漢さがたまらなくツボだったです(笑)。

主人公は、両親を失くし弟と共に叔父の家で居候を余儀なくされているアリスという・・・まぁ、彼女の作品ヒロインではお馴染みの変わり者の若い女性。
いきなりクレンツお得意のオタクキャラ的攻撃ときましたわ・・・机の上に大事にしているのはさまざまな石や本、それと干からびた虫(爆)。
そのアリスに対するのは、伝説的騎士のヒューなのだが・・・これまた、やはりクレンツ(^^;;
おかしいの何のって、このヒュー!!
食いしんぼうグルメで商売上手(副業がどっちだか怪しいぐらいの商売上手)な男前騎士ときました・・・食べ物に絡む彼の描写のおかしい事ったら(^^;
ヒロインが妙なら、ヒーローもかなり妙(笑)。
また、この二人が便宜上で婚約しちゃう事により起こる様々な出来事が・・・何だかコメディ中心のおとぎ話のようで微笑ましいのです(笑)。
二人して相手にラブラブなのに、変に気付かない朴念仁さはお互いいい勝負(^^ゞ
「餅は餅屋に」とばかりに、専門家を日常から上手にやりくりしているヒュー・・・だからって、奥さんへの褒め言葉を洒落者のメッセンジャーくんに毎度一覧作らせたりして・・・ぷっ。
その珍妙なやりとりがまた絶妙なのよね。
それがラスト近くでも遺憾なく発揮されているんだよね。
「シカ?」みたいな(爆)。

ただ、二人共エキセントリックで頓珍漢ってワケでなく、アリスもヒューも頭の回転は恐ろしく早いし、仕事は有能だし、偏見もなくって周囲の人たちを惹きつけずにはいられないってのがいいんだよね。やる事はやってますから。
本当、回転早すぎるぐらい(^^ゞ
変なハナシだが、あんなデカイ態度の居候ヒロイン、他にいねーよ・・・アンビリーバボー・・・とばかりに呆気にとられて読んでましたもん、アリスに関しては(爆)

脇役も軽妙で、ボヤいてた割に最後にゃアリスに丸めこまれていい様に使われる(爆)ヒューの側近ダンスタンおじさんをはじめ、前出のハンサムなメッセンジャーのジュリアンとか楽しい男性キャラばかり(^^)
アリスの弟ベネディクトとヒューのやりとりは、クレンツ作品お馴染みの「師匠と弟子」的ニュアンスをビシバシ感じて○でしたわ♪

よくある中世ものロマンスとは一線を隔した・・・おとぎ話だな、やっぱり。この作品をまとめるなら。
読後にクスクス思い出し笑いをしては、ほっこりハッピーな気分になれる一冊でした。
これだから、クレンツ節はクセになってたまりませんな(笑)。
ISBN:4596121478 新書 茅野 久枝 ハーレクイン ¥672

ペニーさんの新三部作の1冊目、読了〜。
・・・は、ははは。
やはり、自分がペニーさんに何を求めているのかがよく分かった1冊でもありました、これ(笑)。

同じ寄宿学校出身の3人の親友達がイベント企画会社を運営していて、そこをベースに物語が進んでいくのですが。
この本を読んでいて、居心地悪いキャラが3人の中に一人いたんですが・・・ええ、読まれた方はお分かりかしら?(^^;
そう。会社の経営者ルーシーその人(笑)。
どう見ても・・・主役になるの、彼女が?!ってか、ヒーローはきっとアレだろうから、必然的にヒロインになったのか?!トコロテンか?!・・・と、今回の話とは別のところで葛藤したり(爆)。

それはさておき。
今回の話は会社の経理等を受け持つカーリーと、その会社ののっとりを企むたたき上げの億万長者リカルド。
よくある話で、カーリーの事を身持ちの悪い、金持ちに寄生するあくどい女、と決め付けた挙句、じゃあ会社の情報をもらうついでに誘惑してもいいじゃんか、という計算をして彼女に近付くリカルド。
しかし、カーリーは過去に傷つき、人とのつながりや愛情に臆病な、実に堅実な女性でした、ってな。
このカーリーの過去、孤児となり、養女になったくだりがまぁ、かなり憐れな設定。彼女を養女にした理由、その後の養家の反応・・・ちょっと怖かった。そこまで書いた人って、いた?
「子馬や犬よりは(養子の方が)安くつく遊び相手だと思っていた」
「(養子にもらわれてきた子が)気に入らないから返してこい」
・・・ここまでの反応されたら、幼い子供のトラウマはいかに、ってカンジだよね(~_~;

さて、ここで最初に書いた「自分がペニーさんに何を求めているのか」っていうのが分かる展開になった(笑)。
そう、結構早い段階でこのカーリー、根が正直なもんだから信じてもらえないと思いつつも事実をリカルドに言うのね。
自分の過去とか、あっさり。
かつてのペニーさんのヒーロー、そんな打ち明け話されても話は聞きゃーしないし、信じもしない。ヘタすりゃ逆ギレする(笑)。
しかし、このリカルド・・・途中から「もしかしたら・・・」と疑惑を持ち、彼女に真実を告げるように促し、反省もし、謝る。
そしてあっさり手のひらを返したように強引な傲慢くんから理解あるメロメロくんへと転身を図ったのだ!(爆)

駄目じゃん、そんなに早く理解あるヤツになったら!!」・・・既に駄目なのは読者としてのアナタです(^^; >ことのさん(爆)

でも、本当に後半数章はラブラブモード全開で、ヒーローの方が夢見る夢男くん状態(笑)。
放蕩者がいい旦那になるリージェンシーものじゃないが、傲慢くんが改心したらここまでドリームくんになるんか?!ってぐらい(笑)。
最後の誤解による一揉めも、ヒロインによるものだっていうんだから、ペニーさんのかつての作品と比べると男女立場逆転ものという気もしないでもない(笑)。
でも、最初の作品のカップル選考としては○だな。
とにかく、主役二人と経営者の管財人はともかく、最終話ヒロインに関しては余り魅力を感じない滑り出しだった。
次回ヒロインもイマイチぴんとこなかったし。

そんなこんなで、次回ヒロインは社員の一人ジュリア。
さて、どうでるかな・・・。
ISBN:4562043148 文庫 古川 奈々子 原書房 ¥940

リサ・クレイパスの「壁の花シリーズ」2冊目、読了〜(^^)
以前、これの原書読んでた、原書読みの某お友達が「ことのさんっ、これすんごい寸止めだよっ!!早く買って読んで!絶対ことの好みだからっっ(爆)」と、興奮して携帯メールを送ってきて、そのすんごい寸止めとやらを読みたくてホンマにその足で原書買ったんだよ、これ!(爆)

・・・策略にハメてくれてサンキューオバQ(古っっ)、と何度感謝した事か(笑)。
さすが作者クレイパスが己の作ったヒーローの中でも「二番目」にお気に入り(一番は別格でしょう、な方がいらっしゃるので。笑)と言われるウェストクリフ伯爵マーカスでした(笑)。
寸止め具合も素晴らしゅうございました(爆)。

今回のヒロインは、壁の花一番のはねっかえりであるヤンキー娘リリアン。
前作から火花が散っていたマーカスとリリアン、今回も丁々発止な会話とやりとりで読者を引き込んでくれました。
このシリーズを表現するのに、どうも「キュート」という言葉を使いたくなるんだが、まさに今回は真骨頂。
あれだけリベラルな考えを持つマーカスでさえ、恋にメロメロになるとバカげた事を口にしちゃって、まぁ、キュートな事この上ないったら。ぷっ。
やられてもやられてもへこたれないリリアンに、マーカスでなくても笑みがこぼれますね。
やっと彼を笑わせてくれる、そして幸せにしてくれる相手が見つかったのも、と妹は言うけど本当にね〜。
ラブシーンは超ホットなのに、やっぱりキュートなのよね、この二人(笑)。微笑ましいったら←あの年齢のマーカスにそれかい(爆)。
本当にお気に入りだわ〜、この二人♪
あの厚みでも一気に読ませて、すーっとクスクス笑ってた(^^ゞ
酔っ払いリリアンがもうかわいいの何のって♪マーカスでなくても萌え萌えです!!

今回、前作の主役二人、特に前ヒーローのハントは大活躍(笑)。
もっとマーカスに言ってやればよかったのに!
「一週間に一回だって?!」って(爆)。
前作と今作を読んで、更に壁の花メンバーの書き込みをはかっているのがよく分かるね〜。
ラストでとんでも展開を引き起こしたセバスチャン、次回ヒーローとなるのだが・・・末期放蕩者と、あの内気なエヴィーときたぞ。
でも、この組み合わせって王道の気配よね・・・内気だが芯の強い清らかちゃん(あのババアと一緒に暮らして耐えてるんだ。強くならざるをえないじゃない)に潔く去勢されてくれ、セバスチャンよ(爆)。

そんなセバスチャン悶々のお話(笑)を前に、マーカスの妹の話を読めますな。楽しみっす(^m^)
ISBN:4596511551 新書 谷原 めぐみ ハーレクイン ¥641

ジョーン・ホールの新刊読了〜。
いや〜、超久々!!ウルフ一家の物語の新作ですよ!!
しかも子供世代にチェンジしていて、あの肝っ玉マディ母ちゃんは何とばあちゃん!(笑)
でもばあちゃんになってもかっこいいんだな(笑)。

そんなこんなで、今回の主役はウルフ四兄弟の長男キャメロンと、弁護士のサンドラの間に生まれた双子の娘のうちのお姉さん、マチルダ(マット)。
そうなの〜。ばあちゃんから名前をもらったのがこの孫娘(^^)
彼女はあのスプルースウッドの町で警察官になっていました・・・ああ、何と長い時間がたったのか。
あのやんちゃな新人巡査くんだったジェイクが出世して署長になってますよ!
シリーズものの醍醐味ですよね、この後日談モード(笑)。

今回のお話は、スプルースウッドの教会で不敬行為があり、マットがそこに向かうと現れたのは赴任してきて間もない牧師のデイヴィッド。
長身のマットより更に長身の、かなりの男前牧師。
これがまぁ、神様に仕える事により魂の再生を図っている彼と、身内の法関連の仕事につく男達を見送る妻や家族の辛さや不安を目の当たりに育ち、決して自分は恋しない、と決めていた彼女との出会い。
このっ、このっっっ、ってぐらいのお互い一目ぼれで初々しい気分(笑)。

過去に軍務についていた際の戦闘で死と絶望に向かい合い、そこから這い上がってきたデイヴィッド。
彼の方が潔く、自分の気持ちに向かい合うのだが・・・萌えよ、萌え!!
いや、そうなんだけどさ。牧師なんだから、神様に祈り、問いかけるのが職業なんだけどさっ。
なんか・・・かわいいのよね(^^ゞ
ウルフ家の娘に気にいられるには、やはりこの特技も外せなかったのかしら・・・ってぐらいの料理上手だし(笑)。
いいよね〜。彼女の家にお邪魔するのに焼きたての手作りパン持参よ?!
ウルフ家の女達、全員イチコロです(爆)。
やはりまずは堕とすなら胃袋から・・・って、それってヒロインのセリフじゃないのか?!(爆)
でも、実際デイヴィッドってヒロインと見間違うぐらい乙女くんでした。
初めてマットと愛し合って、寝てる間に黙って帰られてしまいショックで呆然となり、哀しくなって神様に問いかけてしまう辺り、ヘタなヒロインよりもよっぽど乙女です(爆)。

ヒロインのマットも不器用でかわいいのだが、いかんせん今回は相手が悪かった(^^;
相手が乙女な牧師じゃあな〜(笑)。
このボリュームで、かわいいお話としてクスクス笑いながら読みました。
ウルフ一族勢ぞろいのクリスマス休暇の場面は本当に懐かしく、パパの世代の4冊を再読したくなったな(^^)
ISBN:4270100664 文庫 エイミー・J・フェッツァー ランダムハウス講談社 ¥945

あ。ウンポコ読むのに忙しくって(佐藤くん激ラヴ♪)、これの感想書くの忘れてた(爆)。
そんなこんなで、エイミーさんの新刊読了♪

元々、これの原書はKensingonの中でもBravaという、ここんとこ大人気のセクシャルでホットなラインのものでして。
近年、このBravaから日本上陸するものも多く(村のロリさんや、ランダムのアリソン・ケント、二見のモンロー等)、いずれは・・・とは思ってはいたけど。
元々シリーズ化するつもりでエイミーさんが書いた1冊なので、先の見えないシリーズもののこれが一番最初に上陸するとは思っていなかった。

ことのさん、エイミーさんの作品は『やさしい闇』が大好きで、ワイフ社もののファンである。
初期の作品が大好きで、何度も何度も読み返したことがある。
ただし、どうしても彼女の作品の中で、読んでいて居心地の悪いものを感じる作品が幾つかあるのも事実。
その地雷は何か?

・・・何と、彼女が渾身で書いているであろうアメ○カの軍隊に絡むロマンスに多かったりするのだ。

非常に居心地が悪い。
何故あんなに「ア○リカ軍バンザ〜イ」って諸手あげて、なぐらい、軍務やその補佐に心酔しているキャラクター達を読者に押し付けているのかが本当に理解出来なくて居心地悪い。
彼女自身が海兵隊員の奥様だというのはともかく、今年の頭に読んだディザィアで離婚寸前の夫婦の仲直りのラストシーンに軍人ヒーローが軍務で与えられた勲章を誇らしげに奥さんに渡す描写を読んで目が点になったりした。
その軍務も一因じゃなかったのか、別居の?!みたいな。
確かに、他の作家さんでも軍人ものを書いている作家さんは多い。
だが、変なハナシだが、全く軍人に縁のない私生活を持つ作家さんが書かれた作品の方が視点が公平に思えるのだ。

そんな疑念を抱きつつ読んでみたのだが・・・やっぱり出た(笑)。
任務中にハメられて地位も名誉も奪われた元海兵隊員のヒーローのキリアンといい、CIAに雇われているのに策略にあい、命を狙われる事になった情報員ヒロインのアレクサといい、どちらも自分が地べたを這いつくばっている状況でも「国家が」とかかなり軍人ちっくな事ばかり言ってるんですよねぇ・・・高尚だ。
プロらしくていいんですがね。
確かに高尚なのだが、いかんせんこれだけドンパチやってエッチな場面もあって、それを同列に羅列されても・・・(^^;;

いや、つまらない作品じゃないんですよ。
キリアン率いるドラゴンワンという優秀な民間の回収機関、アレクサというへこたれない強くて美しい情報員、テンポのいい展開、大きなスケールといいエンターテイメント・ノベルで。
最初の彼女の登場もセンセーショナルな感じでした・・・それに関して、広げた風呂敷を上手にたためなかった印象が若干ありはするが。
最後の、ミサイルのネタはスケール大きいよ、ありゃ確かに(^^ゞ
驚いたわ・・・そんな大層なモノを、フラれた腹いせに女の体に隠すあのアホ犯人の思考に(爆)。
ドラゴンワンは各種イケメン揃いだし(笑)、スパイものとしての小道具やセオリーは満載でそういう部分は読んでいて小気味よかったわ(^^)

ただし、どうもシリーズもの1冊目というポジションのせいか、はたまた長編への気負いなのか・・・詰め込み過ぎというカンジがぬぐえない。
結局、ロマンスの次にどこにテーマを絞ればよかったのだ、これ?(^^ゞとなったのは、ことのさんだけですか?(笑)
登場人物が多過ぎるし、その中でも必要ないキャラがゴロゴロしていたな(中だるみを招いたように感じた)。
このキャラとこのキャラ、くっつけて一人にすりゃ良かったのに、とラングレーのところで何度思ったか(爆)。場面としても、石絡みのエピソードは別に省いても何ら影響なかったんでないのかしら?
あれが読者へのミスリードの為に作ったのだとしたら、それにしては・・・空振りって気も(^^;;
折角香港まで来たんだから、香港エピソードを何とか入れなきゃ、ってぐらいの程度に感じました(笑)。
いや、旅行小説じゃないんだし(笑)。
敵役も・・・いや、ははは。全員、ツメ甘すぎですから!反省して下さい!!(笑)

キリアンとアレクサのロマンスは、そのまま鬼ごっこ、追っかけあいこのようでそういうところだけ読めばああ、ロマンスだなぁ、とか思ったり(笑)。
お互い一目でフォーリンラブだし(笑)。
孤独なアレクサがドラゴンワンという「家族」めいたものを得る話、という解釈も出来たしね。
シリーズ1冊目としては、「ドラゴンワン」という集団に興味をひくには十分な出来でした。
まぁ、SG-5よりはよく仕事出来るんじゃない?という皆さんの笑いが聞こえてきそうですが(爆)。

次回エイミーさんの翻訳作品は単発長編とのこと。
しかし、今回の作品を読んで、次回のドラゴンワンものの主役がサム・ワイアットときたら、日本読者は絶対「そっちを先に翻訳して」と言うでありましょう(笑)。
ことのさんは、3冊目のローガンが早く読みたいなぁ(笑)。
先日の日記で書いた12月の文庫新刊発売予定。
その中で「ホワーイっっ?!」と言ってたローレル・K・ハミルトンのアニタ・ブレイク・シリーズの2冊目について・・・ふっふっふ、訂正です(^m^)

あの某問屋系サイト情報ですと、新刊は『The Lunatic Cafe(仮)』となっていたのを見て、ことのさんはマジ慌てた!!
あれは原作4冊目のタイトルだからなのだ。
1冊目のあとがきでは原書3冊目『Circus of the Dammed』が発売待機中とあったのに・・・2冊目はもう諦めたけど、リチャードくん登場の3冊目は諦める気は更々ない。ああ、更々ないさ(爆)。

で、問い合わせしたのだ。
無駄に騒いでるより(笑)、まずは出版社に問い合わせするのが一番である(笑)。

キチンと『Circus of the Dammed』の訳が発売される事になっています、との返答(^^)
まぁ、つまりは、あのリストが間違っていて、というワケね。
早くて便利な分、未確定情報や誤情報も紛れ込んでいるという事を念頭において使うべし、という事ですな。

改定しました!!って事で、邦題も書いてみる(笑)。

http://cool-book-new.seesaa.net/article/26890604.html

とにかく、人狼ものが多発された2006年、その一年をリチャードくんがしめます(爆)
年末らしく、買い納め〜、、、ってぐらい出るのは分かっていたとはいえ・・・ふっ(遠い目)。

先日書いてた分も一緒に再度メモ!(爆)

ハーレクイン社 MIRA文庫
ブルー・クリークで待つ虹 シャロン・サラ
薔薇色の女神 キャンディス・キャンプ


これのシャロン・サラに関しては、改題じゃないよ〜、というタレコミありがとうございました♪ >○○○○さん(笑)
その後、原書読みのお友達から「ことのっち、あの日記で言ってた本、あたし読んだ本だよ。『Missing』って本で、ブルークリークって場所が出てくるのだ」と詳しく教えてもらいました(笑)。
いつもありがとです♪
・・・でもって、落ち待ち組にしちゃった(笑)。アナタのお言葉がトドメでした(^^ゞ

原書房 ライムブックス
もう一度あなたを リサ・クレイパス


月刊クレイパス(笑)。
でもこの邦題じゃ分からないから、今度の本の予告でも見て原書探すわ。
エヴィーの話じゃないのは確かだろうけど。
・・・ことのさんの部屋の本棚にある本以外のを希望!(自爆)

ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社文庫
SG-5 File4 碧の眼差し アリソン・ケント


今回はK・Jのお話。
早く腹痛イーライ(爆)までたどり着いてくれぃ!!

二見書房 二見ミステリ文庫
イッツ・ハッド・ツー・ビー・ユー スーザン・E・フィリップス


これはもう予告通り。
シカゴ・スターズ1冊目、やっと出ます!!
いい一年だったなぁ2006年・・・SEP年間4冊も読めたなんて(←いや、まだ出てないし。爆)。
さて、ここで、この巻で・・・がっつん発表してくれるよね?待ってます!(←プレッシャー?!笑)

ヴィレッジブックス village books
アニタブレイクシリーズ(2)The Lunatic Cafe(仮) ローレル・ハミルトン
精霊が愛したプリンセス ジュリー・ガーウッド


ええーっっ?!何で?!
ハミルトンは何でその巻なのさ?!
人狼リチャードくんの初登場の巻じゃないの?!何で?!
2冊目は諦めたけど、3冊目エスケープはちょっと、いや絶対に解せない!!
これは問い合わせなり投書なりせねば!(焦)
・・・ああ。ハミルトンのこの情報のせいで、せっかくのガーウッド新刊を忘れてた(^^A
ここではカタカナ表記*だけど、原書は先日こっそり某所でアプってた『The Lion’s Lady』です。ヒストリカルで〜す♪
前出のお友達も推薦の1冊なので楽しみ(^^)
*邦題決定につき訂正済み

ちなみに某問屋サイト他一部で書かれていましたVillegeさんのSimply Unforgettableですが、これはハーレクイン社から以前一作品だけ短編が紹介されたメアリー・バローグの長編ヒストリカル作品ですが〜、12月には出ません模様。つまりは延期って事ですね(^^ゞ
正式に出る際にはまた邦題も共に、villegeの公式サイトにUPされるでしょうから、問屋リストはさっぱり忘れてそちらの方にて再度確認をお願いします(笑)。
以前も言いましたが、かなり前に作成されたリストをそのまま掲載しますので全部正しいとはいえないリストなんですよね、あれ。
だってあの問屋リスト、今月出るクレイパス新刊、その前の月に出たローリ・フォスター新刊のタイトルをそのまま間違って掲載してるし(爆)←ちなみにライムブックスの方のHPはきちんと一ヶ月前から正式なタイトルが掲載されていました。
・・・誰もツッコミしなかったんだろうかね、あれ(ことのさんはこちらの日記に書く際には公式サイトを参考に訂正した状態で書きました。笑)。

あと、扶桑はデリンスキーだったので、これは落ち待ちかな。
ノーラのNorthern Lightsかと思ってちょびっと期待してたんだけど(昨年年末、上下巻で長編でてくれて今年の読みはじめにしたから来年もそうしたかったんだけど。笑)、やっぱ今月Keyが出て連続で長編は無理だったか(^^ゞ

はいっ。またやっときました!こちらっ!!(爆)
http://cool-book-new.seesaa.net/article/26890604.html

余談ですが、バローグの作品にはもれなくおまけスピンオフがくっついてきま〜す。イェ〜イ!(爆)

+余談+
「メアリー・バローグ」という表記で日本ハーレクイン社から発表されたのですが、彼女本人によると「ハンガリー風アクセント」のこと。
となるとどうなるか・・・って事で、シングルタイトルが出る際の作家表記は「メアリー・バログ」となる模様。
脳内変換して、とりあえず「バログ」で慣れておきます(笑)
いや、まだ某サイトにはUPしていませんが、今の時点で分かっているものだけでも確認を(笑)。
単に予算計算ともいうが(爆)。

しかし、MIRA文庫のシャロン・サラ『ブルー・クリークで待つ虹』っていうのは改題なの?(^^;
レインとトニーの話の改題なの?(^^;;
これについてはまたハーレクイン・クラブニュースの情報待ちか?(^^;;
キャンディス・キャンプの『モアランド公爵家の秘密/薔薇色の女神』は買い確定だな。
次は確か変人一家の美人姉ちゃんがヒロインだった筈。

ランダムハウス講談社はアリソン・ケントのSG-5ファイルの4冊目。
新刊買いだが毎度おなじみ定価買いは一切ない薄いぼったくり本だろうな(^^ゞ
お友達が以前言ってたが、まさにワンコインブックにして売るべきだ、これは(笑)。

くくっ(^m^)
某社さんは・・・くくっ(^m^)
版権獲得を知ってから、いずれはこの日がくると分かっていたとはいえ・・・嬉しいなぁ♪
原書読みのお友達が大プッシュで、読んだ当時、すんごい勢いでメールやりとりした記憶があります。
ええ、ことのさんに聞くのが妥当だろうというネタ設定を書かれる作家さんの作品なんで(爆)。

師匠も走る来月も本ゲル係数は減らないのである。
まだチェックしていない出版社の分も合わせると、12月、そして今の時点で予定を知っている来年1月分の一部だけの新刊代だけで福澤さんが数枚飛びそうである・・・ふっ。
いいんだけどね。これは立派なM費(byナデプロ。爆)だし!(爆)

+余談+
今日もせっせこ帰宅して部屋にてゴミ作成。
ふと、先日とどいてたチケットぴあの会報を見ていると・・・あら。ミュージカル『テニスの王子様』の先行販売情報が(笑)。
これに貢いで三千里(おいおい)な某お友達の顔が思い浮かんだりする(爆)。
○○さん、チケ取りは一に気合い、二に網(笑)、三はフットワーク、四はコネで、五に運!・・・って言ったら怒る?(笑)
チケ捕獲までお付き合い致します!(爆)
ISBN:4789729842 文庫 小林 浩子 ヴィレッジブックス ¥893

イブ&ロークの新刊、読了して一週間以上になるのにまだここに書いてなかった事に気付いた(^^ゞ
この翻訳者さん・・・またやった・・・(~_~;;
どうも居心地悪いなぁ、読んでて(~_~;;

まぁ、それはさておき。

今回は違法ドラッグを絡めたレイプ殺人事件のお話。
犯人も最初から分かっていて、それがどう自滅してゆくか、どうイヴと対決するかという意味でサスペンスらしい作りともいえるかな。
作品自体は毎度のオールスター出演状態なのですが、いやはや。脇役カップルに変動が!(笑)
ロークが余裕しゃくしゃくにマクナヴの恋愛相談相手を務めているのに対し、イヴは・・・いいなぁ。ピーボーちゃんとボケとツッコミ状態で(笑)。
今回もマクナヴはアホかわいくってよかよか〜♪♪←単なるマクナヴFan(笑)。
そして、今回出来た新しいカップル・・・そうくるか。
この二人がカップルになるの知ってたんだけど、実際読んでみて「そうくるか、ノーラよ」なんですな(笑)。
本当にうまいよねぇ、この人。
割れ鍋に綴じ蓋というか、そこにその相手!みたいな。
いつもゆったり構えている○○○○○が慌てる姿って、本当・・・新鮮でした。かわいいし(萌)。
定番キャラの、今までと違った面を見せることによって今までの読者をこそばゆくしちゃうんだもんね。いや、やられたっ(笑)。
これからが楽しみだね〜、この二人(^^)
ISBN:4789729850 文庫 高橋 佳奈子 ヴィレッジブックス ¥798

ジュード・デヴローの新刊読了〜。
いや〜、ヒーローであるジョシュの子供二人がとってもかわいい話でしたっ!おわりっ!!

・・・駄目かしら、この感想って?(^^;
でも、何か褒めろって言われたらここがまず出てくるんだもん・・・って、それってロマンスとしてどう?!(爆)

19世紀中頃のアメリカ、大富豪モンゴメリー家の末娘キャリーは写真見合い結婚斡旋事業を展開していた。
ある日、そこに送ってこられた二人の子持ちやもめ男ジョシュアの写真を見て、彼こそ自分の運命の人だと直感し、彼の住む街へと旅立つ・・・という、この時代の設定だとおかしくない王道系ロマンスもの。
そうだと思って、新刊で買って(某ギフト券使ったからタダだが。爆)読んだら・・・違った。違ってた(笑)。

だって、このヒロインのキャリーって・・・どうしてこんなに・・・イケ好かないんでしょう?(^^;
滑稽で悪趣味な絵空事のようなんですよね。
大金持ちが、大金持って西部の田舎町までやってきて、大金使ってあばら家だったジョシュの家を街の人間を使いまくってキレイにし、大金使って食料にもありつくんだもん・・・。
そのお金は、ようするにモンゴメリー家の父ちゃんの金だろう?みたいなカンジで読んでしまうのよね(^^;
前作でヒーローだったハンク・モンゴメリーが金銭に関して偽善的な言動をしていたのが気になったが、まさにこのキャリーに関しても同じものを感じました・・・。
せめて皿洗いぐらいしろよ!!とか思った、ヒネた読者はことのさんだけですかね?(^^;

そしてヒーローのジョシュだが・・・言っていい?
苦労して農作業やってて貧乏生活しているけど・・・自業自得じゃん、この人(笑)。
離婚の際の決め事やらなにやら・・・アホだ。アホとしかいいようがない。
しかも、その結果を(こんな生活)嫌だ嫌だってのを隠しもしない。
なんつーたらいいのか・・・いい年して子供すぎ。
そのクセして、自分の事は棚にあげて何も出来ない金持ちキャリーを責めるんだから・・・この男も前作ヒーロー同様、言動が偽善的だ。
そういう意味ではこの二人、似合いのベストカップルという気もせんでもない(爆)。

主役二人を見ていても、なんか胸のモヤモヤがたまっていくばかりの中、ヒーローの子供二人、お兄ちゃんのテムと妹のダラスは本当に素晴らしいキャラクターでした(^^)
この二人のおしゃまで背伸びしていて、それでいて素直〜なやりとりを絡めて主役二人の言動を中和しているっぽくもない。
あと、ヒロインであるキャリーのお兄ちゃんズのキャラクターのちょい出しで、何とかフォロー?(笑)
お兄ちゃん達・・・いずれは読めるのか?(笑)

http://cool-book-new.seesaa.net/article/26217590.html

詳しくは調べてないのがことのさんのやる気なさ?(^^;
またそのうち補足追加するでしょう・・・多分?うん、多分(笑)
ISBN:4596633061 新書 青山 梢 ハーレクイン ¥704

シャロン・サラの新刊、読了〜(^^)
この本の前作に当たる『愛は戯れでなく』の時からお気に入りだったワイアット兄ちゃんが主役の1冊で、前作の主人公であるレインとトニーもいっぱい出てきました(^^)

前作から一年後ぐらいの設定にしてあるんですが、やっぱりこれは対になっている気がするなぁ。
しかし、前作といいトニーの住まい(ハットフィールド農場)って自然災害のメッカなんでしょーか・・・今回のあの突然の嵐には驚きました(^^;
前作の中で、何だか問題を抱えているフシのあるワイアット兄ちゃんの悩み、悲しいかな前作のヒロインで彼の妹であるトニーと同じところが根底になっていたんですねぇ・・・大勢の兄にいい意味でも悪い意味でも押さえつけられてきた状態で反骨精神満々で育ってきたが故に、ってものでしたね。
前妻との溝ややり取りを詳しく書かなかった分、この物語のヒロインであるグローリーの「特性」と絡まって、ちょっと地面から5センチぐらい浮いてるような不思議さを感じたり。
読者にちょっと想像の余地を残すにしても、かなり重要なポイントで、しかもこんな物語の前半で?!みたいな。

でも、それを言われたら・・・ぐぅの音も出ないじゃないの。
元の奥さんとは、そういう運命じゃなかったんだと(笑)。

ヒロインのグローリーが幻視能力を持つが故に出会った二人なんだけど、こういう理解の範疇外にあるものに関しての人間の恐れとかを静かに書いている今回の作品。
犯人は最初の時点で分かっていて、それがいつ、どうやってバレるのかに焦点を絞る方式をとったが・・・この犯人、何と情けなく間抜けなんだか(^^;
世の中でエリートと言われている男の焦燥と転落っぷりを、これまたトツトツと書いていたり。
思えば、36HRでも幻視能力が突然身についたヒロインをシャロン・サラは書いていたがあっちはとにかく滑稽で論外だった・・・同時期に同じ作家が同じ超能力ヒロインを書いて、なぜここまでの落差が?!(爆)

それにしても・・・このワイアット兄ちゃんとグローリーのラブラブっぷり・・・(笑)。
ここまでラブラブを最初っから最後まで書かれると、ロマンティック・サスペンスが売りのLS読んでる気はしませんでしたな(まぁ、原書はIMなんだけど)。
お互い怒ってる時ですら、いちゃついているようにしか見えないって・・・いいねぇ。微笑ましくって(笑)。
個人的に爆笑ポイントは、グローリーの心の中を読んでしまうワイアット兄ちゃんが、彼女がレインを最初に見た際に心の中で素で言った「巨人だわ」を思わず読んでしまうところかな(爆)。
いや、確かに大きいんだけどさ・・・巨人・・・(ぷっ)。

ラストは前作同様、大団円なのだが前作よりもよかった〜。
思わずホロホロきちゃったよ、朝顔の種。
あと、家族だけでなく、今回はご近所の絆ってのもあったね。
読後に何だか優しい気持ちになれた、お気に入りの1冊となりました(^^)
う。やっぱり期待した通りにはいかなかった(>_<)

来月のランダムハウス講談社から出るエイミー・J・フェッツァーの新刊『ドラゴンの恋人』の原書が判明しました・・・。
別にチェリー・アデアのT-FLACも、アリソン・ケントのSG-5ファイルもまだまだ続いてるんだし、彼女の作品までミリタリー系ロマサス出さなくても・・・しくしく。

そんなこんで、作品はこちら!!

http://cool-book-new.seesaa.net/article/25872155.html

せっかくヒストリカル未訳がある作家なのに、わざわざ被るジャンルを翻訳しなくてもさ・・・しくしく。
勿論、買うけどさ。
ISBN:4596335079 新書 土屋 恵 ハーレクイン ¥980

36HR番外短編集、読了〜。
いやはや・・・全部短編でよかったよ(^^;

ことのさん、今まで出た36HR本編の10冊の中で一番どーでもいい、というか苦手な作品を聞かれたら迷う事なく1冊目のメアリー・リン・バクスター作品を口にします(笑)。
今回のこの短編集を読んで・・・分かった。
私はこの作家とは根本的に相性が悪いんだと(笑)。
そんなこんなな1冊(笑)。

設定は、あの36時間の災害から○ヶ月後のグランド・スプリングスの街。
シリーズをご存知の方にはお馴染みのあの「ランドルフ」で、グランド・スプリングス商工会議所主催のパーティーが行われた。
その夜、あの夜と同じようなひどい暴風雨にみまわれ・・・という状態で、三組のカップルの話が進行した。

一作目がそのメアリー・リン・バクスターの担当で、小学校教師ジュリーと牧場主シェーンのお話。
幼馴染という設定で、ずっとシェーンはジュリーが好きだったというものだが・・・もしもしシェーンくんよ。
そのヒロインのどこがいいの?(^^;;
バツイチなジュリー、彼女は妊娠していて元旦那はろくでなしというよくあるものなんだが、確かに子供欲しかったってのは分かるんだが、だからって相手以上に自分も見向きしてなかったような男との間に子供作るか?(~_~;
どうも後先考えてないフシがあって、しかもヒステリック気味に思える言動ばかりが続く。ちょっとげんなり。
その分シェーンは、嵐に巻き込まれた彼女を救出し、産気づいた彼女を介抱し赤ん坊まで取り上げる大活躍っぷり・・・(笑)。
ずーっと好きだった相手に悶々しつつも、健気なんだよね。
よく考えたら、チュウで終わったのね、この話(^^;;

二作目は、市長秘書レベッカと毎度お馴染み某病院の医師スティーブの夫婦やりなおしもの。
これが・・・イタかった(^^;
ヒロイン側につらい事情があったのは分かるし、あるのも分かる。
ヒーローが言っちゃいけない事を混乱の余り口走ってしまったのも分かる。
分かるんだが・・・分かるんだか〜〜〜っっっ!
何でアナタばかりがそんな被害者のように振舞うのかは分からなかったです!
あんなに真摯に謝り、そしてどうにか先に進もうとしている夫をそこまで無碍にして傷ついている事そのものに酔ってるフシすら感じたのはことのさんだけですか?←いや。ヒロインの親友も夫の立場になってみなさい、とヒロインに忠告しているぐらいだからそうではなかろう。
実際、彼女が夫に「ある事情」を打ち明けなかったのを「いずれ話すつもりだった」と言い訳するが、結婚して5年間沈黙を守り、それ以前の交際期間にもおくびにも出さなかった事を打ち明けるタイミングがいつあるの?!である。
余りに一方的に責められる夫に少々同情を禁じえなかった・・・。あんな一途で優しく、彼女を丸ごと愛してくれた夫を信じられなかった時点で、まずその自分自身に向き合うべきだったのだ、このヒロイン・・・。
いい話なんだろうが、ことのさん的には再読はパスしたい(~_~;;

三作目はグランド・スプリングスにある広告代理店副社長のルーカスとその秘書サラの話。
ろくでなし婚約者に捨てられ、その上妊娠しているサラを心配したルーカスは契約結婚を持ちかける。
かつて泥沼離婚劇を演じ、財産の大半を元妻に奪われた過去のある彼はお約束に書面等で契約項目をあげつらう(^^;
この二人、仕事面でもパートナーだが、既に仕事と私生活のラインがあやしいぐらいに日々仕事にのめりこんでいたので、私生活でもパートナーといってもいいぐらいのコンビっぷり。
一線を越えてからでも、情熱の中にもまったりさを感じるぐらいのしっくりさ。
いやはや。シングルマザーつながりだったこの短編集、最後の作品が一番のんびりしたものだった(笑)。
ただ、前作2冊と比べると二人のやりとりや描写、そういうものは読んでいて違和感なく。
ラストもお決まりに、ヒーローが自分の気持ちに気付いて・・・というものだが、何だか優しいものを感じたな。箱に詰められた紙クズとか(^^)

・・・三戦中一勝か(ぼそ)。
ISBN:4596813604 新書 山田 沙羅 ハーレクイン ¥700

20日刊、36HR新刊読了〜。
いまやLSの看板作家となったビバリー・バートンの初期作品となります。
さすがですな。大きくジャンプして、思った場所に着地して下さいました、って印象です(笑)。

今回は、前回までメイン街道をひた走りにしていたのとは一線を画しておりました。
主役はグランドスプリングに新しく会社の支社を作る事になった実業家ジェイリッド・モンゴメリと、昔から街に住むペイジ。
あの嵐の夜にエレベーターに閉じ込められ、衝動的に体を重ねてしまい、そして別れた二人が・・・上司と秘書として再会するという、しかも妊娠しちゃったぞ、なお約束のお話(^^ゞ

この二人、一目見た時からお互い惹かれあうんだけど・・・ヒーローのジェイリッド、これがまたお約束に家族から愛情を与えられず、金持ちすぎて過去にイタイ目にあっているという設定が(^^;;
「このおバカっ。おバカなんだからっっ」と言いながらサクサク読めるんですな・・・お約束設定でも、作者が細かいところに上手に肉付けしただけで勢いが出る。
実際、このヒーローはヒロインであるペイジに向かって、結婚を申し込む時ですら、結婚は家柄のつりあいによる取引のようなもので、そういう意味では彼女とのことは事故だった、と言わんばかりの発言を繰り返す。
本当〜に、彼女の事を熱烈に欲しながらも自分の気持ちに気付かず、そんなヌケた戯言を口走るおバカさんなのである(笑)。
そんな彼に、彼女は負けてない。
妊娠してようが、彼を愛してようが、自分というものを捨てたりはしない。
プロポーズを最初はしっかり断り、受けた時でも「彼に愛する事を教えられるなら」と賭けのような心境を吐露する。
そういう、自分の足で立っているペイジがこの話を、ドアマット(爆)なものにせずにいてくれた。

お金ばっかり持ってて頭でっかち。
人の言う事は聞かないし、自分のやりたいようにやっちゃってきたので、そんな調子で振舞うし。
妊娠しているペイジは、おなかの中の赤ん坊だけでなく、そんな大きな駄々っ子を一から育てているようなもんで(^^;
ここも「うまいっ!」と思ったのだが、お決まりに生まれてくる子は息子じゃ〜、跡継ぎじゃ〜っっ、と言ってたくせに、検査で女の子だと分かった瞬間に、ママそっくりの赤毛にフリルいっぱいのワンピース姿で「パパ♪」と抱きついてくるちっちゃな女の子を勝手に妄想し、腰砕けになっているあたり・・・アホかわいいじゃないか・・・と、思わずペイジがその駄々っ子っぷりを調教育成したくなる気持ち(笑)を、二行程度で読者にまで味合わせる。天晴れである。

そういう意味では、ロマンスが前面に出てるけど、孤独だったヒーローの人生やりなおし物とも言えなくもない。
ラスト近くは母体と赤ん坊どちらも危なくなるという、これまたお約束の展開なのだがそこすら読ませてくれました。
余談ですが、ここでやっとメインの物語とリンクが出てくるのよね。
ペイジを担当したのは、あの産科医のペトロセリくんでした(^^ゞ
あ、あと前作のヒーローと4冊目のヒーローがこじつけ捜査(爆)にやってきたか←つまりはこの程度でしかリンクしてないのね。今回の作品は。

・・・気になったんだけど、「ペトロセリ医師とその家族」としかエピローグの結婚式参加には書いてないが、この時点で結婚しているんだから、以前の作品のヒロインの名前ぐらい出してやれよ〜、とか思った。
他の作品ではそういう時間軸、割に気にしているのか書いてるんだけどなぁ・・・(^^ゞ
予定出てたので、その確認とお買い物覚え書きとかも。

東京創元社 創元推理文庫
天を映す早瀬 S・J・ローザン


毎度お馴染みのローザンの1冊。
落ちが早いので、これは落ち待ちかな・・・って、前作、読んでたっけ?(^^A

二見書房 二見ミステリ文庫
グレイヴ・ミステイク ステラ・キャメロン


あら〜。年内に拝めるとは思わなかった。
これ、前作のヒーローであるジョーの妹ジリーと、刑事のガイのお話(^^)
勿論、即買いよん(^^)v

扶桑社 扶桑社ロマンス
キイ1 ノーラ・ロバーツ


Key of Lightの翻訳ですね。
3冊共、お友達が以前褒めてたのでこれも楽しみ♪

原書房 ライムブックス
恋の香りは秋風にのって リサ・クレイパス


嬉し〜♪ご贔屓のウエストクリフ伯爵マーカスと、リリアンのお話を年内に読めるなんて(^^)
勿論、即買い即読みっ(^^)

ソニー・マガジンズ villegebooks
MISTIQUE(仮) アマンダ・クイック

SAY NO TO JOE(仮) ローリ・フォスター


ヴィレッジさんからは2冊〜♪
ロリさんは、とうとうジョー・ウィンストン登場♪♪
待ってたのよん(^^)
アマンダ・クイックはこの頃が一番ノッてた気がする11年前の作品の翻訳(^^)
しかも、訳は大好きな中谷ハルナさんだし、二倍嬉しい(^^)
(というか、前作の訳の高田さんも翻訳者としては好きなんですが、クイック作品には向いてなかった気がしたんだよね←小声)

ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社文庫
ドラゴンの恋人 エイミー・J・フェッツァー


そろそろ、ここがこのシリーズを出してもいいでしょう・・・と思ってたところ(原書発行元が、ランダムハウスさんが最近よく出してるKensington系列の本なので)、ビンゴ。
多分、The Irish Princessの訳ですな、これ。
訳が林 啓恵さんとは驚きとラッキーですな〜♪嬉しい〜♪♪
ちょっとFTの香りのするヒストリカル・ロマンスです。

+余談+
とりあえず、毎回の暇人な仕事っぷりはこちら(笑)

http://cool-book-new.seesaa.net/article/25229305.html

エイミーさんのはアイリッシュ・トリロジーと仮定してのハナシって事で、これが近年のロマサスならすまそ(^^A
何故これの発売に気付かなかったのか・・・そうよ。今月のランダムの新刊の帯、来月予告がなかったからじゃん!(笑)
しかもあそこのサイト、店頭発売されてから何日かたって新刊情報更新する泥縄状態だし(ぼそ)
ISBN:456204313X 文庫 平林 祥 原書房 ¥860

ロリさんのライムブックス新刊読了〜。
いや〜、ロリさん節全開!
というか、ケンシングトンのBravaラインになってから、ぶっちぎりなロリさんだが、ことのさん的には「ゴチになりました!」な1冊でした(爆)。

友達にも言ってたんだが、エ○というのは、物語の設定が破綻したままぶ厚い本で延々だらだら、ひたすらヤッているだけ!!なんて事やると、この前のどこぞの某シーク本のように萎える一方なんだな、と(爆)。
そういう意味で、今回の本は短期決戦(笑)でオムニバス三本立て・・・うーむ。○人映画三本立ての原理?(爆)
つまりは、気分転換って大事?!みたいな(笑)。
いや、実際そうでしょう。
いくら好物でも大量にデーンっっ!!と大盛りされて、全部食え!!って言われたらちょっとねぇ(笑)。
特に女性の場合「ちょっとづつ、いろんなものを食べたい」ってのはお約束なので、そういう意味ではワンパタながらにテンポもいい、なかなかいい本だった(笑)。

なんか、かなり外したコメントが並んでいますな(爆)。

物語は、仲の良い妙齢の同僚女性3名が、会社近くに新しく出来た「大人のお店(爆)」をネタに、そこで自分の「空想(妄想)」にニーズのあった男を逆ナンパして、目指せ妄想実現!!という・・・端的に書くと、非常に・・・おバカというか、かわいいアホらしさで微笑ましい設定です(爆)。
女性3人も、それぞれに過去が影響して恋愛に不器用になっているというもので、よくあるのだが、この場合はそれが○。
なんせ、3つの話に共通するのが、あの店と人には言えない妄想というカッ飛んだものだから、せめてキャラクター設定ぐらいはデフォルトでいいですって(笑)。
また、この3人に対峙する3人のヒーローが・・・これまたよく出来た「実は以前から彼女のことが好きだった」という都合よき男前揃いで、ありがとうデフォルト(笑)。
そんなよくある事だらけの筈なのに・・・読んでて、その頓珍漢さにケラケラ笑ってしまうのは、やはり前出の「カッ飛んだ設定」を絡めた、誤解や会話の妙さなんだよね。
そういう意味じゃ、ロリさんうまいんだわ。
確信犯でその頓珍漢なやりとりを書いてるんだもの(笑)。

一本目のヒーローであるキャメロンの、ヒロイン・エイシャに対する真面目な頓珍漢さがかなり笑えたんだが(爆)。
なんか、かなり妙だよね・・・あれ(^^ゞ 彼女の為なら!!って、その勘違い具合におなか痛くなるまで笑ったよ(笑)。
あ、でも二番目の話もかなり笑えたかも。
ヒーローであるジョージのあの妄想と、萌えっぷり・・・エプロン・フェチ?(^^;
でも、それを言うなら清らか天然ヒロイン・ベッキーの「定規」は反則だな(爆)。
そういう意味じゃ、三番目の話が一番直球勝負タイプだったかも。
ヒロインのエリカが王道なツンデレちゃんだったというのもあるんだろうが(笑)。
あと、ヒーローであるイアンがマメ男なネアンデルタール人だったというあたりも・・・この二人、まさに最後には「つがいのミンク」状態でしたな(爆)。

肩も凝らず、はっはっは〜と笑って、それでいてハッピーな寸止め短編集でした!
もう、3人のヒーローが三様に悶え苦しみ、妄想に耽るその様に、最近痛快な寸止め本がなく、寸止め日照り状態だったところに・・・ありがたや、ってぐらい堪能させてもらいました(笑)←そうです。ことのさんのポイントはここにつきました(爆)。
ロリさん、ゴチになりました!(爆)

・・・ただし、かなりホットな本ですから、どうぞお取り扱いにご注意下さい(笑)。
ISBN:4270100591 文庫 香野 純 ランダムハウス講談社 ?819

ダイアナ・パーマーの新刊文庫、読了〜。
・・・ふっ、脱力の1冊よ。のっけから(笑)。

いや、別にことのさんが関西人だからツッコミし甲斐があるってワケではないのだと思うんだけどね、この本(^^;
薄いながらに、なかなかやりますな(意味不明)。

喘息が持病な若きバーナデットと、その隣人でスペイン貴族で牧場主のエドワルドのくりひろげる、ダイアナお得意のおバカ男とM属性ヒロインのお約束なお話でした・・・って、これじゃ説明にならんか(笑)。

今回のヒロインであるバーナデットさん、喘息持ちで病弱なのだが、なかなかに優秀。
財政管理から縫い物、あらゆる面に優秀なのだが・・・やはり、何かうわっすべりな印象なんだよね。
父親にあれだけ疎んじられているのに健気な、という感じで書きたかったのだろうけど、彼女のユーモアセンスには、ちょっと空廻り的なものを感じた(^^;
若くて純真無垢で、それでいて優秀な妻であり母親候補であり恋人であり・・・って、やっぱり古き良きアメリカ女性、万歳!!的なものを考えるあたり、ひねくれた読者なのよね、ことのさん(笑)。
いや、でもそそらないもん、こんな都合よく素晴らしいヒロインって(笑)。
父親に冷遇されていたとはいえ、それ以外は使用人にも愛されて温室で純粋培養されたような育ちの彼女の美点をあげられ続けるにつれ、余計に言葉だけが薄っぺらく浮遊している読書感を噛み締めることに(^^;;

そんな彼女の夫になるのが、隣人のスペイン伯爵のエドワルドだが・・・読めば読むほど、頭の中にクエスチョン・マークが踊るヒーローでした(笑)。
なんでこの人、アメリカくんだりまできて、何故に「伯爵」なんて爵位を名乗っているんでしょーか?!(^^;
実際、作品中、自ら「スペインに帰らないと意味はない」と言ってるのに・・・(^^;;
でもって、この人の台詞のあらゆるところに・・・その・・・これを書いていいのかしら(^^;;
国の歴史が浅い上、貴族や王族のいないアメリカに住むそこの作家が書きそうな夢みる夢子ちゃんなご都合な羅列が踊っておりました(爆)。
あれ、普通聞いて「なんだ、この男。つまりはどれだけ自分の父方の家系がスペインの重要な歴史に携わってきた由緒ある家柄なんだと延々と自慢してるのか?!」とツッコミしない人、いないのかしら・・・(爆)
んな、イザベラ女王の系譜の男が破産寸前って言われても、なんとも・・・どうすればいいんだかなぁ(笑)。

ってか、もう、彼に関してはおかしいだろっ!お前!って箇所は、誰も感想等で述べていらっしゃらない。何故に?!(笑)
だって、このヒーロー、いきなり第一章で喘息持ちのヒロインを気遣いながら、その直後にその病人の前で、本人に問いもせずに平気で葉巻を吸うバカ男ですよ?!
おまえーっ、言ってる事とやってる事が違うぞ、このアホ!!とかはじまって早速「エセ気遣い男」の称号ゲット(爆)。
この後も「言ってる事とやってる事が違う男」、「悪キャラの言葉にホイホイ騙される男」、「とりあえず下半身攻撃でヒロイン篭絡男」など・・・ははは。ここまで予想通りの展開、これがRPGならお宝箱ならぬ称号箱は満タン?(笑)
今まで2冊のヒーローと比べると、最初っからヒロインに大甘なのは○なんだろうけど・・・どうもなぁ。
ようするに自分のプライド大事で契約結婚を考えちゃうんでしょ?
あえてエドワルドを破産させてもらった方が、物語はドラマティックになったかも(爆)。
まぁ、かなり余り経営者としては有能でないエドワルド、かしこい嫁さんもらって破産はなかろうが(^^;;

ヒストリカル・ロマンス的には・・・うーん。好みかと言われると「No」かな。
何か物足りないんだよねぇ・・・だって、これ、別に「ヒストリカル」である必要性なんて全然ない話じゃないですか(笑)。
個人的には、悪役が拍子抜けだったのが惜しいです。特にばあさんにはもっと、タカビーに攻めてほしかった(爆)

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