ぼんやりしてしまったわ(^^;
帰宅してから、BGMにGLAY聞きながらゴミ袋にゴミ詰める作業。
来月頭に地元PTAの廃品回収があるから、それに出せるようにカタログとか雑誌とかをヒモで縛る作業にも追われつつ。
「年内最後の廃品回収ですのでご協力下さい」という文面からも、もう一年の終わりが見えてきた感が。
皆さんが大掃除している時には、既に終わっていて涼しい顔をしていたい!!と思うのだが、野望を通り越して無謀かしらん(^^ゞ

お友達から届いたお使い便の中に入っていたプリッツはこれ(^^)
何だかちょっと美味しそうじゃありませんこと?
「はちみつホットケーキ」だなんて(^^)

そんなこんなで業務連絡。

サイト4周年記念アンケート、今週日曜締め切りです

というか、本人もすっかり忘れてましたんで危険です(笑) >駄目じゃんよ・・・。
今なら勝ち逃げ出来る賞はまだありますんでどぞ(爆)
ISBN:4789730018 文庫 中谷 ハルナ ヴィレッジブックス ¥903

クレンツのアマンダ・クイック名義新刊、読了〜♪
今回は中世ものって事で、どれどれ・・・と読んでみて、思った事。

クレンツは、どの国にいってもどの時代にいっても、いい意味でも悪い意味でもクレンツだ(爆)

そう。中世のおっかない時代の話の筈なんだが、クレンツ独特のあのすっとぼけ感(褒めている。爆)が全開していて面白くってクスクス笑っていましたよ、ずっと(笑)。
時代考証的には「???」なんだけどね、この話(この時点では「イギリス」はありませんから。Englandをイギリスと訳されたのかどうかは原書見てみないと分からないが)。
そんな事すら些細な事ってぐらい、主役二人の頓珍漢さがたまらなくツボだったです(笑)。

主人公は、両親を失くし弟と共に叔父の家で居候を余儀なくされているアリスという・・・まぁ、彼女の作品ヒロインではお馴染みの変わり者の若い女性。
いきなりクレンツお得意のオタクキャラ的攻撃ときましたわ・・・机の上に大事にしているのはさまざまな石や本、それと干からびた虫(爆)。
そのアリスに対するのは、伝説的騎士のヒューなのだが・・・これまた、やはりクレンツ(^^;;
おかしいの何のって、このヒュー!!
食いしんぼうグルメで商売上手(副業がどっちだか怪しいぐらいの商売上手)な男前騎士ときました・・・食べ物に絡む彼の描写のおかしい事ったら(^^;
ヒロインが妙なら、ヒーローもかなり妙(笑)。
また、この二人が便宜上で婚約しちゃう事により起こる様々な出来事が・・・何だかコメディ中心のおとぎ話のようで微笑ましいのです(笑)。
二人して相手にラブラブなのに、変に気付かない朴念仁さはお互いいい勝負(^^ゞ
「餅は餅屋に」とばかりに、専門家を日常から上手にやりくりしているヒュー・・・だからって、奥さんへの褒め言葉を洒落者のメッセンジャーくんに毎度一覧作らせたりして・・・ぷっ。
その珍妙なやりとりがまた絶妙なのよね。
それがラスト近くでも遺憾なく発揮されているんだよね。
「シカ?」みたいな(爆)。

ただ、二人共エキセントリックで頓珍漢ってワケでなく、アリスもヒューも頭の回転は恐ろしく早いし、仕事は有能だし、偏見もなくって周囲の人たちを惹きつけずにはいられないってのがいいんだよね。やる事はやってますから。
本当、回転早すぎるぐらい(^^ゞ
変なハナシだが、あんなデカイ態度の居候ヒロイン、他にいねーよ・・・アンビリーバボー・・・とばかりに呆気にとられて読んでましたもん、アリスに関しては(爆)

脇役も軽妙で、ボヤいてた割に最後にゃアリスに丸めこまれていい様に使われる(爆)ヒューの側近ダンスタンおじさんをはじめ、前出のハンサムなメッセンジャーのジュリアンとか楽しい男性キャラばかり(^^)
アリスの弟ベネディクトとヒューのやりとりは、クレンツ作品お馴染みの「師匠と弟子」的ニュアンスをビシバシ感じて○でしたわ♪

よくある中世ものロマンスとは一線を隔した・・・おとぎ話だな、やっぱり。この作品をまとめるなら。
読後にクスクス思い出し笑いをしては、ほっこりハッピーな気分になれる一冊でした。
これだから、クレンツ節はクセになってたまりませんな(笑)。