ISBN:4594050840 文庫 岡田 葉子 扶桑社 2005/12 ¥980
今年の読書初めはノーラ・ロバーツの年末に出た新刊上下巻。
トータルすると1000ページ程度ですが、その厚みを苦にもさせない作品で一気読み。
家族の絆を題材に絡めたロマンスを描かせると、このノーラの右に出るものはいないと思っているが、本当に達筆だわ〜。
今回は幼児を誘拐し、その子らを秘密りに養子縁組をするという犯罪を絡めたもので非常にヘヴィでしたが、そこをうまく料理しているのがまたすごかった。
彼女の長編って、シルエット時代の作品の焼き直し的テーマを扱う事が多いんだけど、このテーマを最初に読んでまず思いついたのが『女神のTシャツ』だった。
あの作品が好きだったので、ちょっと懐かしい気持ちになったりもしたけど、あっちは超能力ですいすいと謎を解き明かすけど、こっちはそうはいかずに手探りで謎解きをするんだけど(^^;
あとノーラの長編は複数のロマンスが進行するのが常だが、今回は赤ん坊の時に誘拐されてしまったヒロインであるコーリーと元夫ジェイクの復縁以外に、妹を誘拐されてしまい、家族が脆く崩れてしまった彼女の実の兄ダグとシングルマザー弁護士ラナとの恋愛、赤ん坊を誘拐された事により生活が壊れてしまったコーリー(ジェシー)の両親のやりなおし、と、全てに「再生」というモチーフが浮かぶ。
個人的にはダグとラナのロマンスがお気に入りである。
彼女の幼い息子タイラーと、おバカな飼い犬がまたかわいくってダグとラナ、3人+一匹が一緒の場面幸せ二乗とはまさにこの事である(^^)
既に続々と今後の翻訳予定が巻末に掲載されていて、2006年もノーラの新作を沢山読めそうで嬉しい限り。
突出したメガヒットではないかもしれない。
しかし、これだけの大量の作品を世に送り出していて、このクオリティの高さは本当に驚くべきである。
困った時のノーラ、確実な手ごたえの読後感を欲しい際にはノーラ作品というべくか?(^^ゞ
今年の読書初めはノーラ・ロバーツの年末に出た新刊上下巻。
トータルすると1000ページ程度ですが、その厚みを苦にもさせない作品で一気読み。
家族の絆を題材に絡めたロマンスを描かせると、このノーラの右に出るものはいないと思っているが、本当に達筆だわ〜。
今回は幼児を誘拐し、その子らを秘密りに養子縁組をするという犯罪を絡めたもので非常にヘヴィでしたが、そこをうまく料理しているのがまたすごかった。
彼女の長編って、シルエット時代の作品の焼き直し的テーマを扱う事が多いんだけど、このテーマを最初に読んでまず思いついたのが『女神のTシャツ』だった。
あの作品が好きだったので、ちょっと懐かしい気持ちになったりもしたけど、あっちは超能力ですいすいと謎を解き明かすけど、こっちはそうはいかずに手探りで謎解きをするんだけど(^^;
あとノーラの長編は複数のロマンスが進行するのが常だが、今回は赤ん坊の時に誘拐されてしまったヒロインであるコーリーと元夫ジェイクの復縁以外に、妹を誘拐されてしまい、家族が脆く崩れてしまった彼女の実の兄ダグとシングルマザー弁護士ラナとの恋愛、赤ん坊を誘拐された事により生活が壊れてしまったコーリー(ジェシー)の両親のやりなおし、と、全てに「再生」というモチーフが浮かぶ。
個人的にはダグとラナのロマンスがお気に入りである。
彼女の幼い息子タイラーと、おバカな飼い犬がまたかわいくってダグとラナ、3人+一匹が一緒の場面幸せ二乗とはまさにこの事である(^^)
既に続々と今後の翻訳予定が巻末に掲載されていて、2006年もノーラの新作を沢山読めそうで嬉しい限り。
突出したメガヒットではないかもしれない。
しかし、これだけの大量の作品を世に送り出していて、このクオリティの高さは本当に驚くべきである。
困った時のノーラ、確実な手ごたえの読後感を欲しい際にはノーラ作品というべくか?(^^ゞ