我が家のム○キングくん・・・
2005年8月1日 なんてことない日常
現在、弟一家帰省中。
しかし、ことのさんは本日は仕事なので起きて会社に行かないと・・・って!!
二階の部屋から降りようと階段を見ると・・・。
・・・カブトムシ・クワガタ・カブトムシ・クワガタ・カブトムシ・クワガタ・・・キレイに一段に横並び(~_~;
通せんぼされてます!>ことのさん(爆)
そう。甥っ子は現在、『ムシ○ング』に夢中。
帰省初日、何度彼の仲良しであるカブトムシのぬいぐるみを褒めて撫ぜるハメになったかことのさん・・・
その階段のオブジェには、昨日、ことの伯母さんのお友達からもらった巨大なクワガタも鎮座していた・・・朝から彼のテンションも高い・・・。
「おばちゃ〜ん!!クワガタ!!」(持ってブンブン振っている)
・・・なんかいいねぇ、夏休み楽しくって。甥よ(笑)
おばさんも来週まで頑張るわ・・・(^^ゞ
しかし、ことのさんは本日は仕事なので起きて会社に行かないと・・・って!!
二階の部屋から降りようと階段を見ると・・・。
・・・カブトムシ・クワガタ・カブトムシ・クワガタ・カブトムシ・クワガタ・・・キレイに一段に横並び(~_~;
通せんぼされてます!>ことのさん(爆)
そう。甥っ子は現在、『ムシ○ング』に夢中。
帰省初日、何度彼の仲良しであるカブトムシのぬいぐるみを褒めて撫ぜるハメになったかことのさん・・・
その階段のオブジェには、昨日、ことの伯母さんのお友達からもらった巨大なクワガタも鎮座していた・・・朝から彼のテンションも高い・・・。
「おばちゃ〜ん!!クワガタ!!」(持ってブンブン振っている)
・・・なんかいいねぇ、夏休み楽しくって。甥よ(笑)
おばさんも来週まで頑張るわ・・・(^^ゞ
ISBN:4576051199 文庫 木下 淳子 二見書房 2005/07 ¥870
別格某本(赤毛のおっさん本。爆)を除くと、ことのさんの今年のロマンス新刊文庫の一番本に躍り出た1冊。
カテゴリーロマンスから作家キャリアをスタートさせ、そのうちに自分の書きたい方向やジャンルを見出し、「ロマンティック・サスペンス」を駆け抜けてスリラーやミステリ界に君臨する人は多くはない。
なぜなら、そのまま「ロマンティック・ミステリ」「ロマンティック・サスペンス」で定着する事の方が多いから。
そんな中、骨太のスリラーを書くロマンスあがりの女流作家と聞かれるとこの二人が、まずことのさんの頭には浮かぶ。
日本だと桐野夏生、アメリカだとこのタミー・ホウグである。
この作品は、カテゴリーロマンス執筆からシングルタイトルに移行した彼女の長編処女作で、ロマンティック・サスペンスのジャンル内では金字塔とされている1冊でもある。
読んでみると、本当に長編でこそ読み応えのある濃密なロマンスに絡めて、現在の彼女が得意とする緻密な人間描写、スケールの大きなテーマ、情景等が描かれている。
ルイジアナの大湿地帯スワンプを舞台に進むこの二人の恋愛は、幻想的にも思えるのだが、とにかく不器用にゆったりと水面を伝うように胸をうつ。
傷ついた謎の男ラッキーが、逃げ場所であったスワンプで出会った女性セレナというのが、また皮肉な運命のいたずらなのか。
よくロマンス本を読んでいて「ヒロインは良かったけどヒーローが魅力的でない」とか、「ヒーローはよかったけどヒロインには共感出来ない」とかいう、アンバランスなものが目立つがこれは違う。
世間で見せる「顔」と全く違う面を、お互いだけが気づく。そんな二人が、二人共に哀しく魅力的なのだ。
脇役もよく描かれている。特にヒロインであるセレナの双子の姉の描写がうまいと思った。
ステレオタイプの悪女、破滅型だがラストにすら完全な反省と改心はない。これは変にご都合主義でなく、私は好きだな。
彼女が、カテゴリーロマンスでは書けなかった事、自分の方向性を模索しようとしたのは、この後に続々と発表されていった長編・・・翻訳分だと『ふたりだけの岸辺』(92)、『夜の罪』(95)、『終わりなき悪意』(96)の流れを見ているとわかる。
段々とロマンス部分が削ぎ落とされ、完全に無くなりはしないものの物語の味付け程度に、ミステリー部分が綿密に、と比率の逆転が起こる。
完全にロマンス部分が無くならないあたりは、ケイ・フーパーと似てるけど(笑)
そういう意味で、この『心ふるえる夜に』は、タミー・ホウグの第二のルーツとも言えるのでしょうね。
ところで『終わりなき悪意』だと、この作品って1988年発行になっているんですが・・・謎の4年のラグは、加筆改定ってことかしら(^^;;
別格某本(赤毛のおっさん本。爆)を除くと、ことのさんの今年のロマンス新刊文庫の一番本に躍り出た1冊。
カテゴリーロマンスから作家キャリアをスタートさせ、そのうちに自分の書きたい方向やジャンルを見出し、「ロマンティック・サスペンス」を駆け抜けてスリラーやミステリ界に君臨する人は多くはない。
なぜなら、そのまま「ロマンティック・ミステリ」「ロマンティック・サスペンス」で定着する事の方が多いから。
そんな中、骨太のスリラーを書くロマンスあがりの女流作家と聞かれるとこの二人が、まずことのさんの頭には浮かぶ。
日本だと桐野夏生、アメリカだとこのタミー・ホウグである。
この作品は、カテゴリーロマンス執筆からシングルタイトルに移行した彼女の長編処女作で、ロマンティック・サスペンスのジャンル内では金字塔とされている1冊でもある。
読んでみると、本当に長編でこそ読み応えのある濃密なロマンスに絡めて、現在の彼女が得意とする緻密な人間描写、スケールの大きなテーマ、情景等が描かれている。
ルイジアナの大湿地帯スワンプを舞台に進むこの二人の恋愛は、幻想的にも思えるのだが、とにかく不器用にゆったりと水面を伝うように胸をうつ。
傷ついた謎の男ラッキーが、逃げ場所であったスワンプで出会った女性セレナというのが、また皮肉な運命のいたずらなのか。
よくロマンス本を読んでいて「ヒロインは良かったけどヒーローが魅力的でない」とか、「ヒーローはよかったけどヒロインには共感出来ない」とかいう、アンバランスなものが目立つがこれは違う。
世間で見せる「顔」と全く違う面を、お互いだけが気づく。そんな二人が、二人共に哀しく魅力的なのだ。
脇役もよく描かれている。特にヒロインであるセレナの双子の姉の描写がうまいと思った。
ステレオタイプの悪女、破滅型だがラストにすら完全な反省と改心はない。これは変にご都合主義でなく、私は好きだな。
彼女が、カテゴリーロマンスでは書けなかった事、自分の方向性を模索しようとしたのは、この後に続々と発表されていった長編・・・翻訳分だと『ふたりだけの岸辺』(92)、『夜の罪』(95)、『終わりなき悪意』(96)の流れを見ているとわかる。
段々とロマンス部分が削ぎ落とされ、完全に無くなりはしないものの物語の味付け程度に、ミステリー部分が綿密に、と比率の逆転が起こる。
完全にロマンス部分が無くならないあたりは、ケイ・フーパーと似てるけど(笑)
そういう意味で、この『心ふるえる夜に』は、タミー・ホウグの第二のルーツとも言えるのでしょうね。
ところで『終わりなき悪意』だと、この作品って1988年発行になっているんですが・・・謎の4年のラグは、加筆改定ってことかしら(^^;;
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