とうとうこれが最終巻…。
もう陛下と御園に逢えないのかと思うと寂しさもありますが、何よりも読み切りから連載となった作品にありがちの、ラストのお茶濁し的なものがなく、実に最後までブレないエンドマークの付き方に、改めて久世さんのストーリーテラーとしての素晴らしさを思う一冊ともなりました。

いやー。しかし、最終巻、私のあれやこれやは殆ど宮様(鹿王院宮威彦)にもっていかれた感が(笑)。
なんとなく、アスター夫人(未亡人)とハッピーエンドなのかな、と思ったら、まぁ、なんという豪快でわんぱくで強引傲慢ゴーイング・マイウェイなそこまでの道のりでしたのね宮さまってば(笑)。

律っちゃんのバイタリティ、東宮さまの成長した姿とか本当に細かいところまでの心配りが感じるラストでした。
既に久世さんの新連載は始まっていますが、しばしこの作品の余韻に浸りたいものです( ˘ω˘ )

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