本日18時から、読書会の受付を開始しました。

http://cool-shangrila.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-4723.html

ぼっちとかしょんぼりするなー、とかドキドキしておりましたが、開始と同時にダッシュで参加表明して下さった方が何名かいらっしゃって、これでジャイアンばりのソロリサイタルは免れました(爆)

さて。開始になった事ですし、何故に今更にこのテーマ?!と言われているに違いない今回の読書会について、つらつら書きたいと思います。

きっかけは、何度か参加したロマンスオフ会と、翻訳ミステリー読書会でした。
どちらにも参加していると、その二つの「境界線」みたいなところに位置している作品について考える事が多かった事がそもそものはじまりです。

「ロマンス読者には読まれているが、ミステリ読者には認知度皆無の人気シリーズ」
「ロマンスレーベル特有のあのワンパターンな表紙だけで、手に取ってもらえなかったサスペンス本」
「ミステリ読者には鉄板に読まれているのに、ロマンス読者には殆ど読まれていなかったコージーミステリ」
「男性作家の本ゆえに全くチェックされていないロマンス要素満載のミステリー」

前回の読書会でJ・D・ロブのイヴ&ローク・シリーズを取り上げたのも、実はそこのあたりのところも少しありました。
北米では男性読者も少なくないし、何よりよく出来たお仕事エンターテイメントサスペンスヒロインものなのに、ロマンスだというのが読み手にとって強みになっていると同時に、マイナス点もある。
どっちのジャンルも大好きな私には、何ともモヤモヤしたものが…ああ、そうなのよ(´・ω・`)

ロマンスとミステリーの境界線に、どれだけのお宝本が眠っているか皆さんに伝えたい

つまりは、これでした。

もう一つは、世間的にロマンス読者というのは クレイジーでパワフルな女性読者集団 熱心な人が多いという認識が鉄板で(笑)、いろんなジャンルの本を読む中でほんわりと「あ~。ロマンスって何かいいな(*´Д`)」とゆるーくロマンスを楽しんでらっしゃる方にとっては、敷居的なものを感じるものらしくて(笑)。
いろんな方とお話していて「私、ロマンス初心者だから」「何から読んだらいいのか分からない」とかいう事を聞くたびに、その話をしている方が皆さん揃ってかなりのミステリ読みだったりして…もう、これは、つまり、そこでしょ!(びったんびったん←床を叩いている)
ここで、ロマサス題材にして、この方々にオフ会と同時にロマンス本を楽しんでもらわないと駄目でしょ私!!(ゴロゴロゴロ←床を転がっている)
読み手によって、切り口によって、貴方が知ってる本が実はすんごいステキなロマサスだったと皆さんが分かる瞬間の興奮を味わいたいのよ、一番に私が\(^o^)/←何てジャイアニズムな理由だコラ(笑)


テーマ本についての要項にもありますが、コテコテのロマンスレーベルから「このロマサスを読め!!」と王道ロマサスを握りしめて語って下さる方大歓迎!
それを聞いた他の参加者さんが、既読本ならその切り口について考え、そして未読の方にはその作品の存在を知ってもらえます。
同じように、ロマンスレーベル以外から出ているロマサス要素のある作品持参で語って下さる方も大歓迎!!
そこは、先ほどから言っている「境界線のお宝本」の存在をクローズアップというステキ展開が!
「そんな本を私は読み逃していたのか! こうしちゃいらんねー!! 本屋に走れ密林に飛び込め!!」と、その場でモバイルにてダイビング飛び込みもお止めしませんフフフ( *´艸`)←

先ほどから「境界線」と言ってはいますが、そもそもハーレクインやサンリオ以外に今ほどロマンス専門レーベルがなかった昔、ハヤカワ文庫や創元推理文庫の本にロマンス要素を見つけては「ああ、いいわぁ…これ素敵( *´艸`)」と心ときめかせた頃から、幹事であることのさん自身は変わってはいないのですが、世間がいろいろ浮き沈み大きくて(笑)。
いや。笑えないのですがね。
どんどん翻訳ロマンス小説市場が狭くなってきている、現状はね。
新規読者さん開拓とか、そんなハードル高いことは老体の私には無理っぽいので(笑)、それなら元々いらっしゃる金のガチョウ、あ、いや(笑)、翻訳小説にアレルギーのない読者で、ロマンス初心者の皆さんにも、このテーマなら気軽に参加してもらえるかと考えました。
昔から愛読している本とかを、自分と違う方の切り口で語ってもらえるのを伺うのが今から楽しみでなりません!


それと、最近ロマンス本はご無沙汰だけど…という方にとっては、このテーマは里帰り的に楽しんでもらえるかとも思います。
余り翻訳ロマンスを読まれない方には、そういう方は「単に飽きただけでは」と思われそうですが、これにもいろいろありまして。
その離れた理由に「コンテンポラリー(現代もの)が読みたいのに、翻訳されるのはリージェンシー(ヒストリカルロマンスでも摂政時代設定のものをこう言います)とエロティカ(パラノーマル)ばかり。私の読みたいものがない」というものが非常に多いのです。
ロマンスなら何でもいいんだろ、とか思われそうですが、それは野球ファンに「野球なら、チームはどこでもいいんだろ」と言ってるに等しいのです(ひどいたとえだな。全く。笑)。
読者それそれが好きなカテゴリーがあって、そのジャンルの新刊を楽しみにしているのに、なかなかそれが出ない…ロマサスは現在、そういう憂き目にあっているカテゴリーの一つです。
コンテンポラリー、その中にあるロマンティック・サスペンス中心にロマンス読書をしてきた私には世知辛いご時世なので、せめて読書会で盛り上がってもいいじゃーん、と。
我が儘ながら、本音ですから、これが(笑)。


今回は、テーマとは別に、時期的にも丁度いいかな、と思って 2015年上半期翻訳ロマンス ベスト作品などを選出してみようかと思っています。
こちらで、フリートークタイムのネタを掴みつつ、上半期発売の近刊でのお勧め作品を参加者さんにチェックしてもらおうというあからさまな販促企画です(笑)。
初心者さんにも、それを聞いてもらって「へぇ。今、本屋に行けばそんな近刊があるのね」と頭の隅っこにでもとどめてもらえると嬉しいです←幹事、完全に営業的な(笑)。

そんなこんなで、途中から何を書いていいのか分からないぐらい頭ぐるぐるっていますが(笑)、真夏のロマサス祭典、ご一緒に楽しんで下さいませ♪
興味あるんですが、って方は参加してみて、どんなものかを経験してみるのも良いかと。
ただし、この会がロマンスオフ会のデフォルト的だというものではない事だけはご理解の上で…ほら。あのね。
幹事そのものが大問題だからね\(^o^)/←いろいろ潔い件(笑)
皆さんのご参加お申込みを楽しみにしております♪

+追記+

それとーっ。
勿論、本会には参加出来ないけど、と仰られる方にも楽しんでもらうべく、今回もツイッター企画しますよー!! 皆でワイワイと楽しみましょーっ!!
テーマは読書会と同じです。
それらを集計し、そこに参加者さんのアンケート回答を加えて前回同様に結果も発表します(/・ω・)/
絶版本プレゼントもあるよ。今回はロマサスだな、やはり(笑)。

+独り言+

三本立て企画、というハナシもありますね(こそっ)
このタイミングだからね(こそこそっ)

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