ハーレクインの電子先行での短編。
ここ最近、「大人のためのエロティック童話」と銘打っての、フェアリーテイル・エロティカをこのナンシー・マドアという作家をフューチャーして連続で刊行しているので、読んでみた。

野獣の状態のヒーローと美女のエロティカなんだけど…まぁ、こんなものかな、という想定内の出来でした。
エロも想定内、オチも想定内というか…もう少しひねり入れるにはページ数が足りなさすぎたな、これ(^_^;)

でも、実はこれ読んで私が一番最初に思ったのは「これって新井理恵『×(ペケ)』(小学館フラワーコミックスワイド版)にあった『美女と野獣』ネタ4コマのパクリでね?!」でした(爆)。
ちなみに、あのギャグ4コマの中では、アニメ版『美女と野獣』のラスト、呪いが解けて王子の姿に戻った野獣が「ベル! 僕だよ!!」と両手を広げてウェルカムしているのに、ベルは「あー。私、あの野獣の時のが良かったんだけど。あのどんくさいところも可愛かったし」とか言い捨ててくるっと後ろ向いて去ろうとするというオチでした(笑)。
まさに、このエロティカ版も、結局は、美女が恋に落ちた相手は「野獣状態の呪いのかかった時の王子」であって、いきなり特徴なき平均点イケメンになったからオールオッケー!!とはならないでしょ、という、真理つうたら真理だなオイ、みたいな(笑)。

そう。そもそも美形に戻ったからどうだというのだコレ、と昔から思っていたせいもあってか、案外しっくりきたのも事実よ、このエロティカ版(笑)。

さて。次は『白雪姫』、その次は『シンデレラ』らしいのですが…ディ●ニー・プリンセス総揃えする気か?とかいうツッコミもありつつ、読むとしますよ(笑)。

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