ドラマ『アウトランダー』日本配信開始によせて
2014年8月29日 OUTLANDER
「あれ。何か変わったのかな」
そう思ったのは、グラフィックノベル『The Exile』が出た時でした。
私が知っている限り、ダイアナ・ガバルドンほど読者に対して公式(作者、出版社など)がビジュアルやカテゴライズによる先入観を与える事を嫌う作家はいませんでした。
そのガバルドンが、アウトランダーのグラフィックノベルを出すことを承諾したどころか監修までしている。
これが「変わった」と言わずして何になるでしょうか。
それこそ、かつてロード・ジョン・グレイの三部作の1巻『Lord John and the Private Matter』(邦題『ロードジョン・グレイ 緑のドレスの女』)のイギリス版ペーパーバック(マスマーケット)の初版が出た時のお怒りっぷりがその「先入観を嫌う」事への顕著な実例でした。
(他にもこのネタは実際あったことが多々ありますが、ここでは略。笑)
思えば、『Outlander』(邦題『アウトランダー 時の旅人クレア』)がこの世に出て20年を迎えた2011年に一気にいろんなことが動いたように思います。
既にこの作品は、その時点では金字塔から一種の「タイムトラベルロマンスの古典」となりつつあったのです。
彼女の中で、ラストシーンはぶれることはないと思います。
だからこそ、本当は6巻で終わらせるところを、自分の書きたい事を全部書きたいという欲求を封じ込める事は出来ずに、今でもシリーズは続いています。
ただ、大筋は変わらなくても「ああ、あそこはこう書いておけば良かった」「もっと違う解釈も出来たのに」という細かいところが気になったとしても、それは仕方ないかと思います。
それぐらい20年は長い。
そして、作者を揺さぶるぐらいこのシリーズのキャラクター達は力強いのです。
今回のドラマ化に際して、原作にないシーンが、台詞が登場するたびに、彼女の些末にまでこだわる学者気質と、勝手気ままな登場人物たちのアドリブがそれを物語っているように思えてなりません。
苦笑しながら、それらを愛おしく思いながら見れています。
いや、もう、これは私の日記だ。正直に言おう。
ガバルドンの中ではぼんやりと最終地は見え始めていて、最終巻を出す前にこのドラマで、ポリアンナよろしく「よかった探し」的な思い出作りしているように思えてならんのですよ!!(爆)
「原作とイメージが違う」
世界中でこんな声は上がっています。
ごもっともです。
だって、フィクションを完全再現なんて無理だもの。
私でもそれは思いますよ。
そもそも、読者全員のイメージするものが異なっていて当然なのだから、それはその出来上がったものを二次創作として楽しめるかどうか、という、見る側の度量の問題なだけです。
そして、私にはそんなことは些細な事だと、今回の日本配信開始について思っています。
日本配信開始をきっかけに、今まで『アウトランダー』を知らなかった人が、興味を持って下さって原作を手にして下さる!
これが1番重要事項なのです。
正直、これだけシリーズが長くなってしまうと、絶対に売上とか横這い…いや、下手したら下落していることは想像に難くありません。
翻訳ものです。
『アウトランダー』シリーズは翻訳ものなのですよ、皆さん!!
普通に日本の作家さんの本を出すのと違い、翻訳という手間を一つ多くかける贅沢な娯楽ゆえにコストパフォーマンスが悪くなるのも当然。
コアファンが幾ら声をあげても「コスト高い上に売れないものは商品として出せません」って突然言われたら終わりなんです。
仕方ないんです。商売なんですから。
だから、これだけ金字塔だ何だと言われているアウトランダー・シリーズでさえ、例外ではないのですよ。
30年ぐらい翻訳ものを読んできて、20年ぐらい特に翻訳ロマンス小説をメインに読んでいる私が言えるのはこうだ。
いつまでも あると思うな シリーズ続編翻訳とロマンスレーベル (ひどすぎる。笑)
一人でもいい。
新規読者を、アウトランダーにのめり込む読者を得たい!!
その為なら、こうやって最近は日記を手抜きしていた事をぬけぬけ棚にあげてPCに向かいますよ!!(そこ、胸張るところ違うから。笑)
「えー。DVD化されてからでいいかなー」とか、最初はのんきに考えていましたがテレビでなく配信だと知った途端に手のひら返しましたよ私。
もしも、ここで人気が出なくてDVDどころか永遠にオンデマンド止まりだったらどうする?!
それでは駄目だ!
レンタルで うっかり 見てハマって原作読みたくなった、とかいう人も欲しい!!
ってことで、速攻契約してきました!
こうなったら毎日一回は再生してやりますよ!! > 組織票か(笑)
…。
真面目な文章書いてた筈なんだが(´・ω・`)
ま、いっか。言いたいことは伝わったよね(と、切実に思いたい。笑)。
そう思ったのは、グラフィックノベル『The Exile』が出た時でした。
私が知っている限り、ダイアナ・ガバルドンほど読者に対して公式(作者、出版社など)がビジュアルやカテゴライズによる先入観を与える事を嫌う作家はいませんでした。
そのガバルドンが、アウトランダーのグラフィックノベルを出すことを承諾したどころか監修までしている。
これが「変わった」と言わずして何になるでしょうか。
それこそ、かつてロード・ジョン・グレイの三部作の1巻『Lord John and the Private Matter』(邦題『ロードジョン・グレイ 緑のドレスの女』)のイギリス版ペーパーバック(マスマーケット)の初版が出た時のお怒りっぷりがその「先入観を嫌う」事への顕著な実例でした。
(他にもこのネタは実際あったことが多々ありますが、ここでは略。笑)
思えば、『Outlander』(邦題『アウトランダー 時の旅人クレア』)がこの世に出て20年を迎えた2011年に一気にいろんなことが動いたように思います。
既にこの作品は、その時点では金字塔から一種の「タイムトラベルロマンスの古典」となりつつあったのです。
彼女の中で、ラストシーンはぶれることはないと思います。
だからこそ、本当は6巻で終わらせるところを、自分の書きたい事を全部書きたいという欲求を封じ込める事は出来ずに、今でもシリーズは続いています。
ただ、大筋は変わらなくても「ああ、あそこはこう書いておけば良かった」「もっと違う解釈も出来たのに」という細かいところが気になったとしても、それは仕方ないかと思います。
それぐらい20年は長い。
そして、作者を揺さぶるぐらいこのシリーズのキャラクター達は力強いのです。
今回のドラマ化に際して、原作にないシーンが、台詞が登場するたびに、彼女の些末にまでこだわる学者気質と、勝手気ままな登場人物たちのアドリブがそれを物語っているように思えてなりません。
苦笑しながら、それらを愛おしく思いながら見れています。
いや、もう、これは私の日記だ。正直に言おう。
ガバルドンの中ではぼんやりと最終地は見え始めていて、最終巻を出す前にこのドラマで、ポリアンナよろしく「よかった探し」的な思い出作りしているように思えてならんのですよ!!(爆)
「原作とイメージが違う」
世界中でこんな声は上がっています。
ごもっともです。
だって、フィクションを完全再現なんて無理だもの。
私でもそれは思いますよ。
そもそも、読者全員のイメージするものが異なっていて当然なのだから、それはその出来上がったものを二次創作として楽しめるかどうか、という、見る側の度量の問題なだけです。
そして、私にはそんなことは些細な事だと、今回の日本配信開始について思っています。
日本配信開始をきっかけに、今まで『アウトランダー』を知らなかった人が、興味を持って下さって原作を手にして下さる!
これが1番重要事項なのです。
正直、これだけシリーズが長くなってしまうと、絶対に売上とか横這い…いや、下手したら下落していることは想像に難くありません。
翻訳ものです。
『アウトランダー』シリーズは翻訳ものなのですよ、皆さん!!
普通に日本の作家さんの本を出すのと違い、翻訳という手間を一つ多くかける贅沢な娯楽ゆえにコストパフォーマンスが悪くなるのも当然。
コアファンが幾ら声をあげても「コスト高い上に売れないものは商品として出せません」って突然言われたら終わりなんです。
仕方ないんです。商売なんですから。
だから、これだけ金字塔だ何だと言われているアウトランダー・シリーズでさえ、例外ではないのですよ。
30年ぐらい翻訳ものを読んできて、20年ぐらい特に翻訳ロマンス小説をメインに読んでいる私が言えるのはこうだ。
いつまでも あると思うな シリーズ続編翻訳とロマンスレーベル (ひどすぎる。笑)
一人でもいい。
新規読者を、アウトランダーにのめり込む読者を得たい!!
その為なら、こうやって最近は日記を手抜きしていた事をぬけぬけ棚にあげてPCに向かいますよ!!(そこ、胸張るところ違うから。笑)
「えー。DVD化されてからでいいかなー」とか、最初はのんきに考えていましたがテレビでなく配信だと知った途端に手のひら返しましたよ私。
もしも、ここで人気が出なくてDVDどころか永遠にオンデマンド止まりだったらどうする?!
それでは駄目だ!
レンタルで
ってことで、速攻契約してきました!
こうなったら毎日一回は再生してやりますよ!! > 組織票か(笑)
…。
真面目な文章書いてた筈なんだが(´・ω・`)
ま、いっか。言いたいことは伝わったよね(と、切実に思いたい。笑)。
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