偽りのあなたに真実の誓いを (ラズベリーブックス)
2012年12月17日 新刊レビュー
時間はどんどん無くなり、完全にヤバい状況のことのです。
しらじらしく、こんばんは(笑)。
本来なら、今の切羽詰った状態では、この本の11月の発売新刊、ボリュームなどを考えると年始恒例の某ランキングにいきなりぶち込んでも、誰も私を責めないでしょう(多分。笑)。
でも、どうしても書きたかったんですよ!
寒空を行商してでもこの本を買って欲しいし(笑)、読んで欲しいんですよ私は!!
つうか、何としてもシリーズ最後まで翻訳してもらわないと!! > そこかww
さて。
昨年のワタクシを一年間「ラブ・バイ・ナンバー・シリーズ」で躍らせてくれましたサラ・マクリーンの新シリーズでございます。
賭博場「堕ちた天使」の経営者4人の男性達の恋愛模様を描きますこのシリーズの1冊目を飾ったヒロインはニーダム-ドルビー侯爵家令嬢ペネロピさん。
あれ? どこかで聞き覚えが、と仰るアナタ!
お仲間でございますな(笑)。
そう、この二つの侯爵位を持つ家の令嬢、前シリーズ最終話で公爵にフラれた元婚約者さん!
おお、何とそうきましたか!
ラブ・バイ~と繋がっているとなれば、俄然読む方も気合いが入ります(残念ながら、この巻では、目を皿にしてもベネディック兄ちゃんことマレンデール伯爵の近況が分からず無念でしたが、まだまだ諦めませんワタクシ!笑)。
あそこではよく出来た手堅いお嬢さん、という印象がありましたペネロピさんが、ある人に宛てて書いた手紙が、今回の各章の冒頭を飾っております。
それが、今回のヒーローで「堕ちた天使」の経営者の一人であるボーン侯爵マイケル。
幼馴染同士の再会ものですが、そこはマクリーンの達者さでテンプレとはちょっと違う味付けがなされています。
侯爵の位にいる人間が賭博場経営者になるに至ったいきさつ、侯爵令嬢があの婚約破棄事件以降どのような立場に晒されたか、などが絡められたペネロピの手紙がそこに置かれているのが実にテンポよい。
本編は現在のロマンスの状況を追いつつ、手紙で過去の2人の微笑ましい情景が浮べられるという一粒で二度美味しいグリコ形式(勝手に名付けた。笑)。
いや、実際、あの手紙読んでるだけで「この2人、どれだけラブラブなんだ(笑)」とニヤニヤ笑いが止まりません。
昔から、手紙ものに弱いことのさん、ここでイチコロでした(爆)。
つまりは、あの「レイトン大災害」から8年たっても嫁に行けなかった(行かなかった)ペネロピさんを実力行使で嫁がせようと、父親であるニーダム-ドルビー侯爵が持参金に追加したのが、何と元はマイケルの一族の領地。
賭博で失ったその領地を取り戻し、それを取り上げた相手に復讐する事だけを生甲斐にしてきたマイケルが、10年ぶりに彼女の前に現れた(それを見越して画策した父ちゃん、ヤバい。笑)。
無理やり結婚までなだれ込んだが、そこからは・・・・えーっと、 なんて私得なまでの寸止め展開! とか何とか(爆)。
復讐だけを支えに、冷徹な男に変貌してしまったマイケルの、多分、昔から唯一の泣き所であろうペネロピと結婚した時点で想定内とも自業自得とも(笑)。
また、基本的にいい人なものだから、葛藤のベクトルが分かりやすい(笑)。
素直になりきれないのは、まぁ、ああいう事情があれば、とは思うが。
ですので、よくある放蕩者やヤクザ者の改心ものではなく、解凍ものと思ってもらえれば(そもそもマイケル、改心する程に駄目人間になっていなかったフシが。笑)。
しかし、前作での印象が覆されっぱなしですよ! ペネロピが!!
礼儀正しく、家族思いなところは変わらないけど、マイケルと再会した事をきっかけに冒険に乗り出すことにします。
が、そこは元来彼女が持って生まれたものがあるのでしょう、実にブレがない。
思えば、21歳の若さで殆どのものを失い流転の人生を歩んだマイケルにとって、このペネロピのブレなさこそが救いのキーポイントだったのでしょうね。
実にそのあたりが、いいんですよ!
勿論マイケルとの結婚生活はすんなりいかないけど、諦めないし、正面からぶつかっていくし、何より行き遅れと言われ続けながら、ここまできて持久戦を更に展開する根性の据わりっぷりはクライマックスの大勝負といい・・・姐御ーっ!ww
そんな中、プディングの話とかスケートとか可愛さもありつつ、そこはマクリーン作品なのでセクシーな展開もお約束(笑)。
いろいろお気に入りはあるのですが、一番好きなのはラスト近く、自分がこれまで歩んできた道を全て否定するようなマイケルを、年下のペネロピが噛んで含めるかの如く、言い諭す場面かも。
完璧でいるのをやめた瞬間に、全てを手に入れる道を歩みはじめた彼女の心の叫びとも言えました。
ボリューム満点ですが、実に読みやすかった。
何より、あれだけラブラブアイウォンチュー垂れ流しものなら、満足せんでどうするよ(キッパリ)。
個性的な脇役も、随所に本人たちのロマンス部分と面白く絡んできて盛り上げてくれました(あのレイトン公爵事件から8年後とはいえ、あの2人が予想通り子沢山になっていたのには、想定内なのに吹きましたが。笑)。
トマスも良かったんですが、やはり、毒っ気もあるあの三人でしょうねぇ。「堕ちた天使」の共同経営者であるチェイス、クロス、テンプル。
既にクロスはこの巻の中で伏線が出てきましたので、それは・・・読めるのか?!
つうか読ませて下さいよ!!
原書は来月出るんですってよ!
テンプルの話がその次にくるんですってよ!!
というか、あそこまで思わせぶりなキャラクター全開のチェイスが4部作ラストとか、どんだけ焦らしプレイなのだマクリーンさん!!
いかにも私好みの得体が知れないチェイスが最後とか!
うぉぉぉぉぉ!!(握りコブシ)
↑
ここで冒頭の「行商してでも売りたい!読んでくれ!!最後まで翻訳してくれ!!!」につながる(爆爆)
というワケで、年始まで布教(営業?)待ってる場合じゃねーぜコンチクショー!と、ひょこひょこ出てきた次第です(^^ゞ
気に入った本がシリーズものだったり、ましてやビビビ!ときた(古っ。笑)キャラクターが最終話とか・・・ああ。前作のラブ・バイ~もそうだったよ orz
なんつうか、デジャヴ?(^^ゞ
そんなこんなで、赤じゅうたん敷いて待っておりますので続編を!!
私に是非ともチェイスの話を読ませてちょーだいっ!!(作者がまだ3巻のテンプルすら書き終えてない事はおいとけ! ←いや、重要だろそこ。爆)
しらじらしく、こんばんは(笑)。
本来なら、今の切羽詰った状態では、この本の11月の発売新刊、ボリュームなどを考えると年始恒例の某ランキングにいきなりぶち込んでも、誰も私を責めないでしょう(多分。笑)。
でも、どうしても書きたかったんですよ!
寒空を行商してでもこの本を買って欲しいし(笑)、読んで欲しいんですよ私は!!
つうか、何としてもシリーズ最後まで翻訳してもらわないと!! > そこかww
さて。
昨年のワタクシを一年間「ラブ・バイ・ナンバー・シリーズ」で躍らせてくれましたサラ・マクリーンの新シリーズでございます。
賭博場「堕ちた天使」の経営者4人の男性達の恋愛模様を描きますこのシリーズの1冊目を飾ったヒロインはニーダム-ドルビー侯爵家令嬢ペネロピさん。
あれ? どこかで聞き覚えが、と仰るアナタ!
お仲間でございますな(笑)。
そう、この二つの侯爵位を持つ家の令嬢、前シリーズ最終話で公爵にフラれた元婚約者さん!
おお、何とそうきましたか!
ラブ・バイ~と繋がっているとなれば、俄然読む方も気合いが入ります(残念ながら、この巻では、目を皿にしてもベネディック兄ちゃんことマレンデール伯爵の近況が分からず無念でしたが、まだまだ諦めませんワタクシ!笑)。
あそこではよく出来た手堅いお嬢さん、という印象がありましたペネロピさんが、ある人に宛てて書いた手紙が、今回の各章の冒頭を飾っております。
それが、今回のヒーローで「堕ちた天使」の経営者の一人であるボーン侯爵マイケル。
幼馴染同士の再会ものですが、そこはマクリーンの達者さでテンプレとはちょっと違う味付けがなされています。
侯爵の位にいる人間が賭博場経営者になるに至ったいきさつ、侯爵令嬢があの婚約破棄事件以降どのような立場に晒されたか、などが絡められたペネロピの手紙がそこに置かれているのが実にテンポよい。
本編は現在のロマンスの状況を追いつつ、手紙で過去の2人の微笑ましい情景が浮べられるという一粒で二度美味しいグリコ形式(勝手に名付けた。笑)。
いや、実際、あの手紙読んでるだけで「この2人、どれだけラブラブなんだ(笑)」とニヤニヤ笑いが止まりません。
昔から、手紙ものに弱いことのさん、ここでイチコロでした(爆)。
つまりは、あの「レイトン大災害」から8年たっても嫁に行けなかった(行かなかった)ペネロピさんを実力行使で嫁がせようと、父親であるニーダム-ドルビー侯爵が持参金に追加したのが、何と元はマイケルの一族の領地。
賭博で失ったその領地を取り戻し、それを取り上げた相手に復讐する事だけを生甲斐にしてきたマイケルが、10年ぶりに彼女の前に現れた(それを見越して画策した父ちゃん、ヤバい。笑)。
無理やり結婚までなだれ込んだが、そこからは・・・・えーっと、 なんて私得なまでの寸止め展開! とか何とか(爆)。
復讐だけを支えに、冷徹な男に変貌してしまったマイケルの、多分、昔から唯一の泣き所であろうペネロピと結婚した時点で想定内とも自業自得とも(笑)。
また、基本的にいい人なものだから、葛藤のベクトルが分かりやすい(笑)。
素直になりきれないのは、まぁ、ああいう事情があれば、とは思うが。
ですので、よくある放蕩者やヤクザ者の改心ものではなく、解凍ものと思ってもらえれば(そもそもマイケル、改心する程に駄目人間になっていなかったフシが。笑)。
しかし、前作での印象が覆されっぱなしですよ! ペネロピが!!
礼儀正しく、家族思いなところは変わらないけど、マイケルと再会した事をきっかけに冒険に乗り出すことにします。
が、そこは元来彼女が持って生まれたものがあるのでしょう、実にブレがない。
思えば、21歳の若さで殆どのものを失い流転の人生を歩んだマイケルにとって、このペネロピのブレなさこそが救いのキーポイントだったのでしょうね。
実にそのあたりが、いいんですよ!
勿論マイケルとの結婚生活はすんなりいかないけど、諦めないし、正面からぶつかっていくし、何より行き遅れと言われ続けながら、ここまできて持久戦を更に展開する根性の据わりっぷりはクライマックスの大勝負といい・・・姐御ーっ!ww
そんな中、プディングの話とかスケートとか可愛さもありつつ、そこはマクリーン作品なのでセクシーな展開もお約束(笑)。
いろいろお気に入りはあるのですが、一番好きなのはラスト近く、自分がこれまで歩んできた道を全て否定するようなマイケルを、年下のペネロピが噛んで含めるかの如く、言い諭す場面かも。
完璧でいるのをやめた瞬間に、全てを手に入れる道を歩みはじめた彼女の心の叫びとも言えました。
ボリューム満点ですが、実に読みやすかった。
何より、あれだけラブラブアイウォンチュー垂れ流しものなら、満足せんでどうするよ(キッパリ)。
個性的な脇役も、随所に本人たちのロマンス部分と面白く絡んできて盛り上げてくれました(あのレイトン公爵事件から8年後とはいえ、あの2人が予想通り子沢山になっていたのには、想定内なのに吹きましたが。笑)。
トマスも良かったんですが、やはり、毒っ気もあるあの三人でしょうねぇ。「堕ちた天使」の共同経営者であるチェイス、クロス、テンプル。
既にクロスはこの巻の中で伏線が出てきましたので、それは・・・読めるのか?!
つうか読ませて下さいよ!!
原書は来月出るんですってよ!
テンプルの話がその次にくるんですってよ!!
というか、あそこまで思わせぶりなキャラクター全開のチェイスが4部作ラストとか、どんだけ焦らしプレイなのだマクリーンさん!!
いかにも私好みの得体が知れないチェイスが最後とか!
うぉぉぉぉぉ!!(握りコブシ)
↑
ここで冒頭の「行商してでも売りたい!読んでくれ!!最後まで翻訳してくれ!!!」につながる(爆爆)
というワケで、年始まで布教(営業?)待ってる場合じゃねーぜコンチクショー!と、ひょこひょこ出てきた次第です(^^ゞ
気に入った本がシリーズものだったり、ましてやビビビ!ときた(古っ。笑)キャラクターが最終話とか・・・ああ。前作のラブ・バイ~もそうだったよ orz
なんつうか、デジャヴ?(^^ゞ
そんなこんなで、赤じゅうたん敷いて待っておりますので続編を!!
私に是非ともチェイスの話を読ませてちょーだいっ!!(作者がまだ3巻のテンプルすら書き終えてない事はおいとけ! ←いや、重要だろそこ。爆)
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