霧に包まれた街 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
2012年8月14日 新刊レビュー
ぼちぼち通常営業に戻るべく、こちらも勢威リハビリなう!
そういう意味では、ここでも鉄板で(笑)。
日本の世間ではどうかは知りませんが(笑)、北米とことのさん的には鉄板も鉄板、クレンツです(爆)
そんなこんなで、クレンツの看板シリーズとなっておりますアーケイン・ソサエティの現代部門の新作、読了(してました)。
クレンツ作品マニア、感涙&胸熱の蜘蛛の巣ばりの小道具スピンオフてんこ盛りノンストップ変人祭り!!
いや、ホンマに途中から笑いが止まらなくて(^^;
本命であるファロン・ジョーンズがヒーローの一冊なんですが・・・そういう意味でも、まさに盛りに盛ったりクレンツ!!
既に前作で、ファロンのお相手は登場していましたが・・・カフェのウエイトレスから、J&Jの押しかけアシスタントに就任したイザベラ。
まぁ、クレンツのヒーローもですが、ヒロインも普通の生い立ちやら育ちは期待しても無駄なんですが、今回もかっ飛んでましたな(^^;
ジョーンズ一族が変人一族(嫁込み。笑)というのは、今更なハナシなんですが(笑)。
初対面から、何か通じるものを感じるファロンとイザベルが、彼らが住む街スカーギル・コーブにある廃屋の地下から、19世紀末に作られた時計とぜんまい仕掛け人形を見つけた事から、20数年前の事件、謎の組織と対峙する事になる・・・というお話。
ああ、もう街の名前が具体的に出てきた時点で、クレンツ読者のニヤニヤ笑いは止まりませんねっ。
そうです。このスカーギル・コーブ、クレンツ作品のお約束よろしく 変人天国 でした(爆)
しかも、現在の住人の殆どが、20数年前に 怪しい新興宗教団体の信者として街にやってきた人達 というあたり、ガチです(爆)。
そこの街に、アーケイン・ソサエティが探しているブライトウェルの発明品があるっていうだけでヤバイのに、更に謎の集団がそこを根城に実験にしようとか、挙句ファロンが事務所開いて・・・もう、 変人斜め上設定書かせたら抜群のクレンツ、まるきり水を得た魚状態 で、序盤から飛ばしまくりです!
勿論、お約束にワンコも出てきます! > そこかよっ!!ww
緑茶で一服とか、譲れないクレンツのこだわり@東洋萌えポイントもキチンと押さえつつ・・・いや、しっかりしていないと、読者が置いてきぼりですよ! > おい、それはどうなんだ(笑)
作品そのものはまだ新刊なので読んでもらってナンボという事で、詳しく部分ははしょっていきますガンガン(笑)。
んで、先に書いてました「小道具スピンオフ」について、一部を簡単に箇条覚え書きしておきますわ。厳密には小道具ではないんですけど、ね(^^;
・アーケイン・ソサエティのウィンター会議が開催された場所セドナがパワースポット云々という件 → 『愛は砂漠の水のように』(MIRA文庫刊)参考
・イザベラの祖母の潜伏先が「イクリプス・ベイ」 → 未訳作品「イクリプス・ベイ(原題)」他にも『楽園に響くソプラノ』(二見文庫刊)にも登場
・イザベラの祖母と一緒にいた女性がアリゾナ・スノー → 『楽園に響くソプラノ』(二見文庫刊)の主人公グレイスの大家さん(笑)
・祖母とアリゾナが語る、ノース・カロライナでとある秘密機関が明晰夢を研究していたという話をする件 → 『夢見の旅人』(二見文庫刊)参考
勿論、今回登場したザックとレインを主人公にした本もあるし、ご先祖に三人の女性がいてそれが騒動と混乱の元凶というのも、アマンダ・クイック名義でありますし、ソサエティものだけでも結構なつながりなのに・・・他の作品やシリーズにまでつなげるのは・・・何というか・・・ノーラばりだよな(^^;
これ単体としても、次々とミスリード的事件と人物たちが登場して、読者に息つかせない展開といい、ファロンとイザベラの割れ鍋に綴じ蓋カップルのラブラブ&ナイスコンビっぷりはここ最近の作品では秀逸で、ロマサスとしても抜群の安定感。
いやー。
まさかファロンがあそこまで萌え萌えお坊ちゃんキャラだったなんて、嬉しい予想外!
彼女を甘やかすし、包み込もうとするし、かといって頭が固いワケでもなくイザベラの幸せと自主性を思いやるのが第一、という言動の数々に胸キュン必死!
この21世紀にそぐわない余りの紳士っぷりに、イザベラが同情しちゃうぐらい(^^;
「かわいそうに。ヴィクトリア時代の風情ある美徳を備えた古風な紳士が、どうやってこの現代社会を生きのびているの?」とか、もうもうもう!!
たまらんじゃないかっ!!
ファロンとイザベラのあれやこれやだけでも、十分満足だお!(実際そこだけ何回も抜粋で読んだ。笑)
まぁ、というワケで、ことのさんがこの一冊で盛り上がりまくったのがお分かりいただけたかと思います(笑)。
主人公たちのロマンスは甘甘、設定はヲタ大盛り、薀蓄三昧、登場人物の変人指数はリミッターぶっ壊れという・・・大暴走だけど、実にことのさん仕様(爆)。
万民には薦められないかもしれないけど(笑)
早く次が読みたいわぁ、ソサエティもの!
いや、そういう意味では、竹書房のキャッスル名義参戦により、キャッスル名義のソサエティもの(近未来設定)翻訳の可能性も考えられるようになってwktkですよねっ!
いや~、クレンツ名義、次は何がくるのか分からないけど今から楽しみです♪
そういう意味では、ここでも鉄板で(笑)。
日本の世間ではどうかは知りませんが(笑)、北米とことのさん的には鉄板も鉄板、クレンツです(爆)
そんなこんなで、クレンツの看板シリーズとなっておりますアーケイン・ソサエティの現代部門の新作、読了(してました)。
クレンツ作品マニア、感涙&胸熱の蜘蛛の巣ばりの小道具スピンオフてんこ盛りノンストップ変人祭り!!
いや、ホンマに途中から笑いが止まらなくて(^^;
本命であるファロン・ジョーンズがヒーローの一冊なんですが・・・そういう意味でも、まさに盛りに盛ったりクレンツ!!
既に前作で、ファロンのお相手は登場していましたが・・・カフェのウエイトレスから、J&Jの押しかけアシスタントに就任したイザベラ。
まぁ、クレンツのヒーローもですが、ヒロインも普通の生い立ちやら育ちは期待しても無駄なんですが、今回もかっ飛んでましたな(^^;
ジョーンズ一族が変人一族(嫁込み。笑)というのは、今更なハナシなんですが(笑)。
初対面から、何か通じるものを感じるファロンとイザベルが、彼らが住む街スカーギル・コーブにある廃屋の地下から、19世紀末に作られた時計とぜんまい仕掛け人形を見つけた事から、20数年前の事件、謎の組織と対峙する事になる・・・というお話。
ああ、もう街の名前が具体的に出てきた時点で、クレンツ読者のニヤニヤ笑いは止まりませんねっ。
そうです。このスカーギル・コーブ、クレンツ作品のお約束よろしく 変人天国 でした(爆)
しかも、現在の住人の殆どが、20数年前に 怪しい新興宗教団体の信者として街にやってきた人達 というあたり、ガチです(爆)。
そこの街に、アーケイン・ソサエティが探しているブライトウェルの発明品があるっていうだけでヤバイのに、更に謎の集団がそこを根城に実験にしようとか、挙句ファロンが事務所開いて・・・もう、 変人斜め上設定書かせたら抜群のクレンツ、まるきり水を得た魚状態 で、序盤から飛ばしまくりです!
勿論、お約束にワンコも出てきます! > そこかよっ!!ww
緑茶で一服とか、譲れないクレンツのこだわり@東洋萌えポイントもキチンと押さえつつ・・・いや、しっかりしていないと、読者が置いてきぼりですよ! > おい、それはどうなんだ(笑)
作品そのものはまだ新刊なので読んでもらってナンボという事で、詳しく部分ははしょっていきますガンガン(笑)。
んで、先に書いてました「小道具スピンオフ」について、一部を簡単に箇条覚え書きしておきますわ。厳密には小道具ではないんですけど、ね(^^;
・アーケイン・ソサエティのウィンター会議が開催された場所セドナがパワースポット云々という件 → 『愛は砂漠の水のように』(MIRA文庫刊)参考
・イザベラの祖母の潜伏先が「イクリプス・ベイ」 → 未訳作品「イクリプス・ベイ(原題)」他にも『楽園に響くソプラノ』(二見文庫刊)にも登場
・イザベラの祖母と一緒にいた女性がアリゾナ・スノー → 『楽園に響くソプラノ』(二見文庫刊)の主人公グレイスの大家さん(笑)
・祖母とアリゾナが語る、ノース・カロライナでとある秘密機関が明晰夢を研究していたという話をする件 → 『夢見の旅人』(二見文庫刊)参考
勿論、今回登場したザックとレインを主人公にした本もあるし、ご先祖に三人の女性がいてそれが騒動と混乱の元凶というのも、アマンダ・クイック名義でありますし、ソサエティものだけでも結構なつながりなのに・・・他の作品やシリーズにまでつなげるのは・・・何というか・・・ノーラばりだよな(^^;
これ単体としても、次々とミスリード的事件と人物たちが登場して、読者に息つかせない展開といい、ファロンとイザベラの割れ鍋に綴じ蓋カップルのラブラブ&ナイスコンビっぷりはここ最近の作品では秀逸で、ロマサスとしても抜群の安定感。
いやー。
まさかファロンがあそこまで萌え萌えお坊ちゃんキャラだったなんて、嬉しい予想外!
彼女を甘やかすし、包み込もうとするし、かといって頭が固いワケでもなくイザベラの幸せと自主性を思いやるのが第一、という言動の数々に胸キュン必死!
この21世紀にそぐわない余りの紳士っぷりに、イザベラが同情しちゃうぐらい(^^;
「かわいそうに。ヴィクトリア時代の風情ある美徳を備えた古風な紳士が、どうやってこの現代社会を生きのびているの?」とか、もうもうもう!!
たまらんじゃないかっ!!
ファロンとイザベラのあれやこれやだけでも、十分満足だお!(実際そこだけ何回も抜粋で読んだ。笑)
まぁ、というワケで、ことのさんがこの一冊で盛り上がりまくったのがお分かりいただけたかと思います(笑)。
主人公たちのロマンスは甘甘、設定はヲタ大盛り、薀蓄三昧、登場人物の変人指数はリミッターぶっ壊れという・・・大暴走だけど、実にことのさん仕様(爆)。
万民には薦められないかもしれないけど(笑)
早く次が読みたいわぁ、ソサエティもの!
いや、そういう意味では、竹書房のキャッスル名義参戦により、キャッスル名義のソサエティもの(近未来設定)翻訳の可能性も考えられるようになってwktkですよねっ!
いや~、クレンツ名義、次は何がくるのか分からないけど今から楽しみです♪
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