疲れている時は長いものや分厚いものは避けるのがお年寄り(爆)。
そんなこんなで、ファイトーーー一発ーーーっっ!!なネタくり(爆)が毎回まぶしいエマ・ワイルズの短編集、読了した。
手堅いエロおとぎ話的なぁ?!(思わず語尾も上がる。笑)

思うに、エマ・ワイルズの作品はエッチ達人のヒーローに隠れがちだが、作品そのもののキモはヒロインにあるのではなかろうか?と思うに至った今回の一冊。
それぐらい、しっかり者さんばかりで、あらゆる意味で放蕩者ヒーローとガチ勝負をしているのだから(誰ですか、「がっちゅん」とか言うてるのは。爆)。
うっしっし、となるレベルに真っ向勝負ですのよw

で、3本並んだワケですが・・・おい。誰だ。
「公爵からの甘い贈り物」をラストにもってきた 核心犯 は?!(笑)
いやー。余りの破壊力に、他の2作の話がすっぱーん!と忘れ去られた(笑)。
何ですか、あの どうしてくれようぞ、このバカップルめが!! 的な、年の差公爵夫妻のうふふアハハきゃっきゃっ話!
読んでいて、余りのゲロ甘っぷりに微笑ましいを通過して、軽く砂が吐けるレベル でしたぞ(爆)。
この二人、ラブイチャにも程があるっ!
しかし結婚するまでの紆余曲折が物語メインなこのジャンルにて、既に結婚もして初夜も済ませている夫婦を主役に「夫婦仲やり直し」でない話というのは新鮮だったかも。
なんつーか、仮り暮らし のアリエッティ 夫婦二人の覚醒とガチンコ勝負とでも言うか(^^ゞ
読んでて「そういえば、どの話でもこの通過地点に焦点当てた作家は・・・いなかったな・・・」としみじみ感心したもの(笑)。
でもって、この公爵夫人パトリシアの可愛い事ったら!
災難体質で騒動の元で、でも活き活きしている彼女にゾッコン惚れ込んでいるのに貴族の体面とかで本音で向かい合えなかった公爵ジャレッドの悶々祭りというか、頑張りというか・・・ぷっ。
近年稀に見る彼の ポエマーヒーローっぷり に胸熱すぐる!!(笑)

他の2本もとてもニヤニヤしながら読んだんですが、何故か一番アホで愛らしい1本にもってかれたな(^^;
1本目の星座占いオタクのママンとか、2本目のエロ方面だけ東洋かぶれのヒーローとかウケまくりなんだけど・・・やっぱり、あれだな。
ポエマー手紙書かれたらイチコロだった(爆)。

ハーレクイン社の短編集を買わなくなって久しいけど、このレベルの短編集が文庫で読めるなんていいご時勢というか。
これからも継続的に、この作家の短編作品を翻訳してもらえるようなので楽しみですな(^^)

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