アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂(うれ)う (英国パラソル奇譚)
2012年4月14日 新刊レビュー
さてはて。
レンガ祭りの最中、英国パラソル奇譚4巻まで出るとは・・・春から縁起いいぜ!!などと言いつつ、読了。
つうか、食べすぎですからマコン夫婦!(笑)
失笑するしかない私の幼児レベルの英語力でこの4巻原書を読んでて、余りのアレクシアの食ってる描写の多さに「・・・この時代、妊婦の体重指針というものはないのか?(^^;」と思ったけど、日本語で読んでもやっぱり同じだった(笑)。
あの状態では、ウールジー人狼団のエンゲル係数って、国家予算ばりじゃないのか?!
そして妊娠八ヶ月にて、すっかり情緒不安定な彼女をあやすコナルやら人狼団、アケルダマ卿やフルーテの様が可愛いの何のって!
おやつあげたり、なだめたりの左往右往に、何か、あれ思い出したのよ。
『ファイブスター物語』マジェスティック・スタンド編でナイアス隊長が泣いた時の部下の皆さんの姿を(爆)。
今までの伏線、ちょっとした謎かけとかをまぁ、上手に回収していくのがこのキャリガー。
発売されて間もないから、物語そのものに深くは触れませんが、何気なく登場したような人物やらモノが、非常にここにきて大きな意味合いがあったと再認識。
特に今回は「女王暗殺を予告するゴースト」から、犯人探しというミステリ仕立てなのがまた嬉しい。
そうなのよ。キャリガーの上手さは、不可思議な小道具やら強烈なキャラクター描写で煙に撒きつつ、実際は巧みに且つ親切に全てのパーツを散りばめながら話を展開させているところ。
とりあえず森に隠せ、とりあえずスチームパンクの世界観にばら撒けって勢い。
実際、過去の女王暗殺事件との関わりと、その犯人と秘められた事情を知って憤りを感じる人間はいないと思う。
「ああ、そうなのね」と、納得があるのみ。
それぐらいあのスクリューボールじみたドタバタ劇の中に全てを封じ込めていたというワケだ。
しかし・・・アケルダマ卿のクローゼットの件はもう、笑うしかないですな。
さすがファッション番長!!
それに匹敵は、恐るべし「ふわふわボンネット」のアイヴィさんといったところか(笑)。
副官萌えの私にとって、教授とフルーテは毎回ごちそうレベルなんですが、今回は極めてましたな。
特にライオール教授のところは、今まで作者が静々としらばっくれて構築し続け散りばめてきたものを一挙に集めた感がして「あ。もってかれた」と思ったり。
主役だろ? どう見ても中盤あたりは主役は教授だろ?!とか。
うん、コナルファンとしては、そう思わざるをえない(笑)。
すっかりこの巻は奥さんに感化されまって、幼児化が進行していたものコナルさんや・・・もっとも、あのひっそり泣いてる場面はもらい泣きしたよ。
ラブラブが過ぎるでしょー、とかイチャラブ好きの読者へのサービスも過ぎる4巻でしたが、もう、それ以上にビフィの苦悩と、未来への歩みが胸を締め付けられるというか。
作者が最初から、ビフィにこの設定をもってくるつもりだったとしたら・・・それはそれは恐ろしいまでの綿密な構築術と言わざるをえませんでしょ。
他のクロージャーでなく、あえてビフィだったところが、ね。
ルフォーさんの事件といい、「チビ迷惑」出産といい、よくぞここまで盛って盛って盛りまくっても違和感を感じさせないのが困ったちゃんというか(笑)
さ、次は5巻、完結編ですが・・・原書、先月出たばかりなんだよな(^^;
翻訳がいいペースで出ると、翻訳が原書に追いつくという現象はたまにありますが、まさかそれがハ●カワ文庫で起ころうとは・・・げふんげふん( ̄▽ ̄;)
他の本と並行しながら読んでますが・・・恨めしいまでに、キャリガーって上手いのね、と。
私はキチンと布石をあそこにおいたでしょ? と言わんばかりです。
というか、臨月の妊婦でこのようなご無体状況なら、ラストのあの怒涛の展開は・・・妙に納得せざるをえない。
無茶ぶりだろ!というツッコミすら、この巻の後ではする気力もありません(爆)。
呑気に楽しみに待ってるとしよう・・・先にアメリカンコミックス2巻が出るかしらん? UK版予約、まだ開始されてないんだよねー。
そんなこんなで、まだまだこの英国パラソル奇譚ブームはことのさんの中ではバリバリ継続中です!( ̄^ ̄)
レンガ祭りの最中、英国パラソル奇譚4巻まで出るとは・・・春から縁起いいぜ!!などと言いつつ、読了。
つうか、食べすぎですからマコン夫婦!(笑)
失笑するしかない私の幼児レベルの英語力でこの4巻原書を読んでて、余りのアレクシアの食ってる描写の多さに「・・・この時代、妊婦の体重指針というものはないのか?(^^;」と思ったけど、日本語で読んでもやっぱり同じだった(笑)。
あの状態では、ウールジー人狼団のエンゲル係数って、国家予算ばりじゃないのか?!
そして妊娠八ヶ月にて、すっかり情緒不安定な彼女をあやすコナルやら人狼団、アケルダマ卿やフルーテの様が可愛いの何のって!
おやつあげたり、なだめたりの左往右往に、何か、あれ思い出したのよ。
『ファイブスター物語』マジェスティック・スタンド編でナイアス隊長が泣いた時の部下の皆さんの姿を(爆)。
今までの伏線、ちょっとした謎かけとかをまぁ、上手に回収していくのがこのキャリガー。
発売されて間もないから、物語そのものに深くは触れませんが、何気なく登場したような人物やらモノが、非常にここにきて大きな意味合いがあったと再認識。
特に今回は「女王暗殺を予告するゴースト」から、犯人探しというミステリ仕立てなのがまた嬉しい。
そうなのよ。キャリガーの上手さは、不可思議な小道具やら強烈なキャラクター描写で煙に撒きつつ、実際は巧みに且つ親切に全てのパーツを散りばめながら話を展開させているところ。
とりあえず森に隠せ、とりあえずスチームパンクの世界観にばら撒けって勢い。
実際、過去の女王暗殺事件との関わりと、その犯人と秘められた事情を知って憤りを感じる人間はいないと思う。
「ああ、そうなのね」と、納得があるのみ。
それぐらいあのスクリューボールじみたドタバタ劇の中に全てを封じ込めていたというワケだ。
しかし・・・アケルダマ卿のクローゼットの件はもう、笑うしかないですな。
さすがファッション番長!!
それに匹敵は、恐るべし「ふわふわボンネット」のアイヴィさんといったところか(笑)。
副官萌えの私にとって、教授とフルーテは毎回ごちそうレベルなんですが、今回は極めてましたな。
特にライオール教授のところは、今まで作者が静々としらばっくれて構築し続け散りばめてきたものを一挙に集めた感がして「あ。もってかれた」と思ったり。
主役だろ? どう見ても中盤あたりは主役は教授だろ?!とか。
うん、コナルファンとしては、そう思わざるをえない(笑)。
すっかりこの巻は奥さんに感化されまって、幼児化が進行していたものコナルさんや・・・もっとも、あのひっそり泣いてる場面はもらい泣きしたよ。
ラブラブが過ぎるでしょー、とかイチャラブ好きの読者へのサービスも過ぎる4巻でしたが、もう、それ以上にビフィの苦悩と、未来への歩みが胸を締め付けられるというか。
作者が最初から、ビフィにこの設定をもってくるつもりだったとしたら・・・それはそれは恐ろしいまでの綿密な構築術と言わざるをえませんでしょ。
他のクロージャーでなく、あえてビフィだったところが、ね。
ルフォーさんの事件といい、「チビ迷惑」出産といい、よくぞここまで盛って盛って盛りまくっても違和感を感じさせないのが困ったちゃんというか(笑)
さ、次は5巻、完結編ですが・・・原書、先月出たばかりなんだよな(^^;
翻訳がいいペースで出ると、翻訳が原書に追いつくという現象はたまにありますが、まさかそれがハ●カワ文庫で起ころうとは・・・げふんげふん( ̄▽ ̄;)
他の本と並行しながら読んでますが・・・恨めしいまでに、キャリガーって上手いのね、と。
私はキチンと布石をあそこにおいたでしょ? と言わんばかりです。
というか、臨月の妊婦でこのようなご無体状況なら、ラストのあの怒涛の展開は・・・妙に納得せざるをえない。
無茶ぶりだろ!というツッコミすら、この巻の後ではする気力もありません(爆)。
呑気に楽しみに待ってるとしよう・・・先にアメリカンコミックス2巻が出るかしらん? UK版予約、まだ開始されてないんだよねー。
そんなこんなで、まだまだこの英国パラソル奇譚ブームはことのさんの中ではバリバリ継続中です!( ̄^ ̄)
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