悪魔に嫁いだ乙女 (マグノリアロマンス)
2012年4月4日 新刊レビュー
26年の沈黙を破っての翻訳登場!
胸熱です!サンリオモダンロマンスを読んでいた身には胸熱以外の何者でもありませんローリー・マクベイン!!
古典最強!!!
一言コメントはこれしかないだろ?!( ̄^ ̄)
いやー。
まさか20年以上たって、彼女の作品を再び日本語で読めるなんて思いませんでした。
唯一の翻訳既刊は面白かったのですが、いかんせん長く、途中ダレた事も否めなく(^^;
んで、このデビュー作となるのですが・・・もう、何だこのテンプレ!
このベタベタな鉄板展開!
そして何より古典芸能キタコレ要素盛りっぷり(笑)。
だって、そうでしょう?
両親を亡くした美しいヒロインが伯母の家に引き取られ、虐待同然に召使としてこき使われ、挙句に好色な老人と結婚させられそうになるなんてっ!
逃げた先で、偶然会った男に、ヒーローへの復讐の道具とさせられるなんてっ!!
仕方なく悪魔のようなヒーローと結婚させられる羽目になるなんてっっ!!!
おーい!
誰かことのさんの部屋の蔵書から、ピンク本(=バーバラ・カートランド・ロマンス)持ってっきとくれ!!
そう言いたくなるってもんじゃない?!
何だよ、この昔っからのサンリオ出版読者クラスタ得なベタさ加減!!
本当に、あんなタイトルやこんなタイトルが次々と思い浮かび、ニヤニヤ笑いが止まりませんでしたYO!
ヒーローを勝手に逆恨みしている脇役悪役男の厨二思考といい(「アイツさえいなければ俺のターン、始まってた筈なのに!」的な、もう何でしょう、あの懐かしささえ感じる安定感。爆)、ヒーローの元愛人の性格激悪なステレオ具合といい、ああ、古典芸能って継承すべきねー、とか思わずしみじみ(笑)。
伯母の粘質ないじめっぷりとか、もうもうもう!!
サブロマンスで、ヒロイン兄が身分を偽った状態のままで、ヒーローの未来の嫁候補だった女性と恋に落ちてしまう・・・とかって、そんなところまでどうにもこうにもピンク本よろしww
まぁ、カートランド作品のヒロインと比べると、このエリシアさんの場合は頭の回転の早い毒舌美人というピリ辛キャラなんですが。
そーしーてーっ、ヒーローのセントフルア侯爵アレックスのツンデレっぷりがパない。
ツンデレというより、ツンモエ・・・いや、ツンドヤ(爆)。
いちいち何に対してもアレックス、エリシアたん好き好きすぎてくーるくるしすぎ!
そんなこんながお馬鹿さんで可愛すぎーっ!!
え?
もう少し、人物描写の機微とか話の展開とかをレビューしろ?!
そりゃー無理だな。
だって、古典芸能なんてお約束上等! 読むんじゃない!! 感じろ!!!!(爆) としか言えないもの(爆爆)。
時代劇みたいなもんですよアナタ。
400ページほどで、ここまでコンパクトにきちんとまとめて、人物描写も上手く、しかも時代背景もしっかり盛り込まれている。
うっかり感心するところだったが、昔のサンリオ時代のヒストリカルロマンスってこうだったよね。
昨今のうっふんあっはん重視で「別にこれ、ヒストリカルにする必要、無かったんでない?!」というぶ厚く熱いのが売り文句、時代背景や設定は置き去りのようなものでなくて。
だからこれは前世紀の遺物と思って読むよりも、むしろ原点回帰を促すには最適の一冊かと思います。
「ああ、そうだわ。私が読み始めた頃はこういうシンプルな作品が主流だったんだわ」とか思って、懐かしさときゅんきゅんさに満ち溢れた気分となりました。
何度も読みましたが、素朴ゆえに飽きがこない。
古典って、やっぱり最強だね。
これをきっかけに、他にもマクベインの作品、そして未訳の鉄板古典ロマンスが翻訳される事を願わずにはいられません。
ああ、楽しかったーっ!!( ̄▽ ̄)ノ
胸熱です!サンリオモダンロマンスを読んでいた身には胸熱以外の何者でもありませんローリー・マクベイン!!
古典最強!!!
一言コメントはこれしかないだろ?!( ̄^ ̄)
いやー。
まさか20年以上たって、彼女の作品を再び日本語で読めるなんて思いませんでした。
唯一の翻訳既刊は面白かったのですが、いかんせん長く、途中ダレた事も否めなく(^^;
んで、このデビュー作となるのですが・・・もう、何だこのテンプレ!
このベタベタな鉄板展開!
そして何より古典芸能キタコレ要素盛りっぷり(笑)。
だって、そうでしょう?
両親を亡くした美しいヒロインが伯母の家に引き取られ、虐待同然に召使としてこき使われ、挙句に好色な老人と結婚させられそうになるなんてっ!
逃げた先で、偶然会った男に、ヒーローへの復讐の道具とさせられるなんてっ!!
仕方なく悪魔のようなヒーローと結婚させられる羽目になるなんてっっ!!!
おーい!
誰かことのさんの部屋の蔵書から、ピンク本(=バーバラ・カートランド・ロマンス)持ってっきとくれ!!
そう言いたくなるってもんじゃない?!
何だよ、この昔っからのサンリオ出版読者クラスタ得なベタさ加減!!
本当に、あんなタイトルやこんなタイトルが次々と思い浮かび、ニヤニヤ笑いが止まりませんでしたYO!
ヒーローを勝手に逆恨みしている脇役悪役男の厨二思考といい(「アイツさえいなければ俺のターン、始まってた筈なのに!」的な、もう何でしょう、あの懐かしささえ感じる安定感。爆)、ヒーローの元愛人の性格激悪なステレオ具合といい、ああ、古典芸能って継承すべきねー、とか思わずしみじみ(笑)。
伯母の粘質ないじめっぷりとか、もうもうもう!!
サブロマンスで、ヒロイン兄が身分を偽った状態のままで、ヒーローの未来の嫁候補だった女性と恋に落ちてしまう・・・とかって、そんなところまでどうにもこうにもピンク本よろしww
まぁ、カートランド作品のヒロインと比べると、このエリシアさんの場合は頭の回転の早い毒舌美人というピリ辛キャラなんですが。
そーしーてーっ、ヒーローのセントフルア侯爵アレックスのツンデレっぷりがパない。
ツンデレというより、ツンモエ・・・いや、ツンドヤ(爆)。
いちいち何に対してもアレックス、エリシアたん好き好きすぎてくーるくるしすぎ!
そんなこんながお馬鹿さんで可愛すぎーっ!!
え?
もう少し、人物描写の機微とか話の展開とかをレビューしろ?!
そりゃー無理だな。
だって、古典芸能なんてお約束上等! 読むんじゃない!! 感じろ!!!!(爆) としか言えないもの(爆爆)。
時代劇みたいなもんですよアナタ。
400ページほどで、ここまでコンパクトにきちんとまとめて、人物描写も上手く、しかも時代背景もしっかり盛り込まれている。
うっかり感心するところだったが、昔のサンリオ時代のヒストリカルロマンスってこうだったよね。
昨今のうっふんあっはん重視で「別にこれ、ヒストリカルにする必要、無かったんでない?!」というぶ厚く熱いのが売り文句、時代背景や設定は置き去りのようなものでなくて。
だからこれは前世紀の遺物と思って読むよりも、むしろ原点回帰を促すには最適の一冊かと思います。
「ああ、そうだわ。私が読み始めた頃はこういうシンプルな作品が主流だったんだわ」とか思って、懐かしさときゅんきゅんさに満ち溢れた気分となりました。
何度も読みましたが、素朴ゆえに飽きがこない。
古典って、やっぱり最強だね。
これをきっかけに、他にもマクベインの作品、そして未訳の鉄板古典ロマンスが翻訳される事を願わずにはいられません。
ああ、楽しかったーっ!!( ̄▽ ̄)ノ
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