夜の彼方につづく道 (ヴィレッジブックス)
2011年7月23日 新刊レビュー
思えば、全仏テニスから全英テニス、AKB48の総選挙にアルバム、PVコレクション発売、コパに女子W杯と結局はサッカーオフシーズンになってもある意味休みナシ!(笑)
テレビ前で体力と時間を消耗、結果、読んでいる本で、ここに載せずにそのまま忘れそうになっている本達が目の前に・・・orz
そんな中のこちら、ロリさんのヴィジテーション・シリーズ。
双子兄のブルース兄ちゃん(職業・牧師)のターンの巻。
予想以上の兄ちゃんのステキ男子っぷりに、最初から最後まで胸熱!!
前作にて、双子弟ブライアンが運命の女性フェイと出会ってめでたく年貢を納めたのを見て、兄ちゃんのしんみりモードがラストでした。
いやー、あれからどうなるかと思いきや、何か既に原題が全てを物語っているというか(あれですよ。メグ・ライアンの出世作品のパロディまんま。最初見て吹いた。笑)。
彼が出会ったのが、人生やりなおしを決意し、ヴィジテーションの街を目指す元娼婦のシン。
強引に真逆の設定キャラクターを持ってくるのはちょっと安易だと思ったんですが、そこはやっぱりロリさんで読ませるんだよなー。
その年齢でイバラな人生を歩んできたシンの根深い人間不信、特に男性不信っぷりにどうブルース兄ちゃんが挑むのかというのを上手く描いてます。
特に、シンという人物を置いて、ブルース自身も自分を見つめなおすきっかけとなるとかいうのを、信心と微妙に絡めたりするあたり。
決してシンに無理強いはせずに、でも迫るところは迫ったり、そしてそれを反省したりして、とにかく乙女の如くくるくるといろんな表情を見せるんだ、これが(笑)。
途中からは、シンが押せ押せになってきてどっちが達者なんだ?!って勢いになってくるけど、キャラ強烈な設定のシンを、あのブルースの終始まったり感で煙にまく、と言ったら変だが実際そんなカンジなのだ。
それでも、どっちも達観していて、それでいて不器用。
これがまたロリさんお得意の、ボーイ・ミーツ・ガールものエリアに引き込んでの展開なんだけど・・・まぁ、それの舞台がヴィジテーションゆえに変人、いや。個性的キャラクターばかりが周囲にいて、あーんな事やらこーんな事に(^^;
もっとも、リミッター解除の兄ちゃんのあの明るいエッチっぷりは弟を超越していたくさいが(爆)。
今回の話は、シンをヴィジテーションという街に導くに至って、かの謎の不思議くん(笑)ジェイミーとの不可思議な縁という禁じ手を使ったというのが、ロリさんがこの一連のシリーズの幕引きらしきものを考えたのが読者にもよく分かる。
だからこそ、総力戦序章という印象すらしていた。
実際、シンを付け狙う人物についての対策を、ジェイミーだけでなくかなり早い段階でヴィジテーションの男どもに情報開示してチーム・ヴィジテーション状態(^^;
(もっともジョーの尾行は若干残念度が。笑)
ロマンス面はラブラブラーブラブながら、ピュア優先でもんぞりうつぐらいのガチ寸止め!(爆)
あの寸止め萌え萌えっぷりだけでも、ブルース兄ちゃんリスペクト!(笑)
脇役もヴィジテーションの皆さん勢揃いに近く、それぞれをなるほど、というところに配置して話を進めて、シンを周囲から固めていってたという(^^;
楽しく読めて、きゅんきゅんして、でもって一連のシリーズに沿った話にしたというところで勿論の良作。
さて。ここまできて、残るはあと2冊。
今回でもう予告を通り越して、序章入っちゃった?!な、保安官代理スコットとアリックス・ウィンストンが次(笑)。
というか、こんな後にくるとは想定外だよ、ってぐらいだなオイ(^^ゞ
ラストを飾るジェイミーくんにたどり着くまで、引き続きヴィジテーション・ワールドを楽しみたいと思います♪
テレビ前で体力と時間を消耗、結果、読んでいる本で、ここに載せずにそのまま忘れそうになっている本達が目の前に・・・orz
そんな中のこちら、ロリさんのヴィジテーション・シリーズ。
双子兄のブルース兄ちゃん(職業・牧師)のターンの巻。
予想以上の兄ちゃんのステキ男子っぷりに、最初から最後まで胸熱!!
前作にて、双子弟ブライアンが運命の女性フェイと出会ってめでたく年貢を納めたのを見て、兄ちゃんのしんみりモードがラストでした。
いやー、あれからどうなるかと思いきや、何か既に原題が全てを物語っているというか(あれですよ。メグ・ライアンの出世作品のパロディまんま。最初見て吹いた。笑)。
彼が出会ったのが、人生やりなおしを決意し、ヴィジテーションの街を目指す元娼婦のシン。
強引に真逆の設定キャラクターを持ってくるのはちょっと安易だと思ったんですが、そこはやっぱりロリさんで読ませるんだよなー。
その年齢でイバラな人生を歩んできたシンの根深い人間不信、特に男性不信っぷりにどうブルース兄ちゃんが挑むのかというのを上手く描いてます。
特に、シンという人物を置いて、ブルース自身も自分を見つめなおすきっかけとなるとかいうのを、信心と微妙に絡めたりするあたり。
決してシンに無理強いはせずに、でも迫るところは迫ったり、そしてそれを反省したりして、とにかく乙女の如くくるくるといろんな表情を見せるんだ、これが(笑)。
途中からは、シンが押せ押せになってきてどっちが達者なんだ?!って勢いになってくるけど、キャラ強烈な設定のシンを、あのブルースの終始まったり感で煙にまく、と言ったら変だが実際そんなカンジなのだ。
それでも、どっちも達観していて、それでいて不器用。
これがまたロリさんお得意の、ボーイ・ミーツ・ガールものエリアに引き込んでの展開なんだけど・・・まぁ、それの舞台がヴィジテーションゆえに変人、いや。個性的キャラクターばかりが周囲にいて、あーんな事やらこーんな事に(^^;
もっとも、リミッター解除の兄ちゃんのあの明るいエッチっぷりは弟を超越していたくさいが(爆)。
今回の話は、シンをヴィジテーションという街に導くに至って、かの謎の不思議くん(笑)ジェイミーとの不可思議な縁という禁じ手を使ったというのが、ロリさんがこの一連のシリーズの幕引きらしきものを考えたのが読者にもよく分かる。
だからこそ、総力戦序章という印象すらしていた。
実際、シンを付け狙う人物についての対策を、ジェイミーだけでなくかなり早い段階でヴィジテーションの男どもに情報開示してチーム・ヴィジテーション状態(^^;
(もっともジョーの尾行は若干残念度が。笑)
ロマンス面はラブラブラーブラブながら、ピュア優先でもんぞりうつぐらいのガチ寸止め!(爆)
あの寸止め萌え萌えっぷりだけでも、ブルース兄ちゃんリスペクト!(笑)
脇役もヴィジテーションの皆さん勢揃いに近く、それぞれをなるほど、というところに配置して話を進めて、シンを周囲から固めていってたという(^^;
楽しく読めて、きゅんきゅんして、でもって一連のシリーズに沿った話にしたというところで勿論の良作。
さて。ここまできて、残るはあと2冊。
今回でもう予告を通り越して、序章入っちゃった?!な、保安官代理スコットとアリックス・ウィンストンが次(笑)。
というか、こんな後にくるとは想定外だよ、ってぐらいだなオイ(^^ゞ
ラストを飾るジェイミーくんにたどり着くまで、引き続きヴィジテーション・ワールドを楽しみたいと思います♪
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