わたしを愛した吸血鬼 (イソラ文庫)
2010年5月23日 新刊レビュー
テレサ・マデイラスの新刊読了~。
『月の光に魅せられて』続編にて、カボット家姉妹もの完結編。大団円なう(^^)
今回の主人公は満を持しての、カボット家の末っ子ポーシャ。
お相手は勿論、前作ヒーローであるトレヴェリアン子爵エイドリアンの弟にて吸血鬼ジュリアン。
前作クライマックスにて、初めて人間の血を吸った相手がポーシャという、因縁めいた絆を結んでしまったジュリアン。
彼女に惹かれる想いを断ち切る為、そして吸血鬼にされて奪われた魂を求めて放浪の旅に出る。
そんな彼が五年後、再びロンドンの街に現れる。
戦で武勲を立て、爵位を王室から賜り、そして家族の元には帰らず放蕩の日々を送る。
彼の帰郷と時期とほぼ同じ頃、街では吸血鬼に殺されたと想われる女性の遺体が次々と見つかって・・・という話。
とにかく、ポーシャの何と一途な事か。
夢見る少女が、みるみる麗しい大人の女性となり、求婚者をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、義兄であるエイドリアンの裏稼業である吸血鬼ハンターの後継者ばりに精進の日々。
いや、ウケた(^^ゞ
刺繍や語学勉強の時間に、こっそり石弓打ちや杭攻撃修行に勤しむヒロイン(笑)。
ここで前作でもいい味を出していたケイン家の執事ウィルベリーさんが活躍もいいとこで、彼とポーシャの「ジュリアン同盟」の強固な事(笑)。
行動あるのみ!な彼女に、タジタジのジュリアンがまた、乙女系で・・・ポーシャの事が好き過ぎて、こんな自分では彼女を不幸にするだけだから、とあえて身をひいて家族の元に戻らなかったり(^^;
まぁ、もっとも自分の事を追いかけてきた諸悪の根源である女吸血鬼ヴァレンタインがポーシャの事まで狙い出したものだから、悠長な事も言ってられずに、ここ一番の勝負をかけるという展開。
しかし、まぁ、何というかテレサ・マデイラス作品って主人公たちがラブラブだけど、それが人間と吸血鬼でも変わらず。
とってもきゅんきゅんで、それでいて少女マンガのようで。
どんな絶望的な場面でも、微笑ましいまでに二人らしいのだよ。ジュリアンなんて、ここぞとばかりに「僕のきらきらお目々さん」と二人だけにしか分からないやりとりでポーシャの事を呼びかける。
実際、五年前、枯渇状態に晒されたジュリアンが、一緒に閉じ込められたポーシャにした事は、普通に読めば「ええっ?!」な出来事なんだが、それでさえ、回顧部分でサラリとだけ書かれていて、その書かれ具合と同じぐらい、重要なキーポイントなのにその重さを感じさせずに読者に消化させている。上手い。
二人のラブシーンもエッチな筈なんだが、どうもウフフアハハきゃっきゃっって言いたくなる可愛さ炸裂で(笑)。
本当に、いいカップルだわ~。あれだけ修羅場を見ても、根本がお坊ちゃんなジュリアンだから余計に微笑ましいのかしら(^^ゞ
前作の主人公たちのその後を拝めるのがスピンオフの醍醐味。
いや~、二人の娘エロイザが可愛いの何のって!
キャロライン姉ちゃんは、相変わらずマイペースだし・・・そして気付けば、前作以上に気苦労大魔王と化しているエイドリアン(笑)。
そして、ヴィヴィアン姉ちゃんのところには何と双子の男の子が出来てるし!(笑)
クールな姉ちゃんらしく「まぁ、びっくりだわ!」で終わりって!(爆)
ベタな展開だが、夫のアラステア義兄ちゃんは産婆に二人目見せられて気絶して延びたあたり、前作同様ヘタレは不動か?(爆)
しかし、それ以上に今回、初登場したジュリアンの友人カスバートは凄かったかも・・・て、天然?!(笑)
カスバートくん、すっかりお気に入りですよwww
そんなこんなの大団円。
ここまでキレイにまとめられて、続編も出来そうにないぐらい(笑)。
最初から最後まできゅんきゅんな、乙女系な1冊でした(^^)
『月の光に魅せられて』続編にて、カボット家姉妹もの完結編。大団円なう(^^)
今回の主人公は満を持しての、カボット家の末っ子ポーシャ。
お相手は勿論、前作ヒーローであるトレヴェリアン子爵エイドリアンの弟にて吸血鬼ジュリアン。
前作クライマックスにて、初めて人間の血を吸った相手がポーシャという、因縁めいた絆を結んでしまったジュリアン。
彼女に惹かれる想いを断ち切る為、そして吸血鬼にされて奪われた魂を求めて放浪の旅に出る。
そんな彼が五年後、再びロンドンの街に現れる。
戦で武勲を立て、爵位を王室から賜り、そして家族の元には帰らず放蕩の日々を送る。
彼の帰郷と時期とほぼ同じ頃、街では吸血鬼に殺されたと想われる女性の遺体が次々と見つかって・・・という話。
とにかく、ポーシャの何と一途な事か。
夢見る少女が、みるみる麗しい大人の女性となり、求婚者をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、義兄であるエイドリアンの裏稼業である吸血鬼ハンターの後継者ばりに精進の日々。
いや、ウケた(^^ゞ
刺繍や語学勉強の時間に、こっそり石弓打ちや杭攻撃修行に勤しむヒロイン(笑)。
ここで前作でもいい味を出していたケイン家の執事ウィルベリーさんが活躍もいいとこで、彼とポーシャの「ジュリアン同盟」の強固な事(笑)。
行動あるのみ!な彼女に、タジタジのジュリアンがまた、乙女系で・・・ポーシャの事が好き過ぎて、こんな自分では彼女を不幸にするだけだから、とあえて身をひいて家族の元に戻らなかったり(^^;
まぁ、もっとも自分の事を追いかけてきた諸悪の根源である女吸血鬼ヴァレンタインがポーシャの事まで狙い出したものだから、悠長な事も言ってられずに、ここ一番の勝負をかけるという展開。
しかし、まぁ、何というかテレサ・マデイラス作品って主人公たちがラブラブだけど、それが人間と吸血鬼でも変わらず。
とってもきゅんきゅんで、それでいて少女マンガのようで。
どんな絶望的な場面でも、微笑ましいまでに二人らしいのだよ。ジュリアンなんて、ここぞとばかりに「僕のきらきらお目々さん」と二人だけにしか分からないやりとりでポーシャの事を呼びかける。
実際、五年前、枯渇状態に晒されたジュリアンが、一緒に閉じ込められたポーシャにした事は、普通に読めば「ええっ?!」な出来事なんだが、それでさえ、回顧部分でサラリとだけ書かれていて、その書かれ具合と同じぐらい、重要なキーポイントなのにその重さを感じさせずに読者に消化させている。上手い。
二人のラブシーンもエッチな筈なんだが、どうもウフフアハハきゃっきゃっって言いたくなる可愛さ炸裂で(笑)。
本当に、いいカップルだわ~。あれだけ修羅場を見ても、根本がお坊ちゃんなジュリアンだから余計に微笑ましいのかしら(^^ゞ
前作の主人公たちのその後を拝めるのがスピンオフの醍醐味。
いや~、二人の娘エロイザが可愛いの何のって!
キャロライン姉ちゃんは、相変わらずマイペースだし・・・そして気付けば、前作以上に気苦労大魔王と化しているエイドリアン(笑)。
そして、ヴィヴィアン姉ちゃんのところには何と双子の男の子が出来てるし!(笑)
クールな姉ちゃんらしく「まぁ、びっくりだわ!」で終わりって!(爆)
ベタな展開だが、夫のアラステア義兄ちゃんは産婆に二人目見せられて気絶して延びたあたり、前作同様ヘタレは不動か?(爆)
しかし、それ以上に今回、初登場したジュリアンの友人カスバートは凄かったかも・・・て、天然?!(笑)
カスバートくん、すっかりお気に入りですよwww
そんなこんなの大団円。
ここまでキレイにまとめられて、続編も出来そうにないぐらい(笑)。
最初から最後まできゅんきゅんな、乙女系な1冊でした(^^)
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