黄昏に待つ君を (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション チ 5-3)
2010年3月31日 新刊レビュー
ロレッタ・チェイスのカーシントン兄弟シリーズ、まさかまさかの翻訳復活!
しかも、すっ飛ばした1冊目っちゅう事で、嬉しさ二倍。
ファッション番長アリステア兄ちゃん、見参っ! とうっっ!!!(爆)
もう・・・笑った。腹抱えて笑った。
何が笑ったってアナタ、アリステア兄ちゃんですよ!
何ちゅうか、モロことのニーズすぎて、動悸息切れ眩暈もんですブラボー!(拍手)
ルパートくんの巻にて、とんでもアリステア兄ちゃんの話はちらほら出てきていたが、本人は噂のウン万倍ヤバかった(爆)。
カーシントン家の三男、「誰をも混乱させる男」アリステアくん、ワーテルローの戦いで脚に大怪我をおって帰国。
メロメロドッキューン体質ゆえに、女性とのトラブルが絶えず軍隊送りにされたんだが、いかんせんそこいらの放蕩者ヒーローと違うのは、本気も本気、ガチすぎてつっ走り自爆しまくるせいであって、決して浮気性というワケではなく・・・その猪突猛進さ(^^ゞ
さて、帰国してから負傷して切断寸前にまでなった脚を引き摺るコンプレックスからか、すっかり女性に見向きもしなくなってしまった。
代わりに彼の猪突猛進スイッチが入ったのが・・・ ファッション なんだが、これがまぁ、凄まじいにも程がある!
軍隊まるまる補給出来るような散財大魔王っぷりなものだから、父親であるハーゲイト伯爵もたまったもんではなく最後通牒なう!
女性相続人と結婚するか、財政的に自活しなけりゃ、今後は弟たちの相続する財産からお前の衣装代を出してやるぞ!!と。
さすがに、罪もない(?)弟たちの財産を食い潰すような外道にまではなりたくないアリステアくん、親友ゴードモア子爵の進めている運河建設計画に参加し財政的自立を目指す事に。
そして、運河建設予定場所に赴くのだが、その運河建設反対派として出会ったのが地元郷士の娘ミラベルだった・・・。
このミラベルとの出会いの場面のアリステア兄ちゃん・・・キターーーーーッ!
キタキタモエキターーッッ!!
何か、こんなピュアできゅんきゅんな一目惚れ場面、久々に拝ませてもらったかも・・・可愛いの!
しかも普通と違うのは、ミラベル本人から目が離せない以上に、彼女のファッションセンス皆無なそのダサい姿にクギヅケ!!(爆) なところかしら・・・笑うなっていう方が無理・・・何だよ、そのピーコも驚く細かい辛口ファッションチェックは!(爆)
脳内で正しく美しい衣装に着替え妄想に忙しかったり、ありえないボサボサ頭を妄想で美しく結い直すのに忙しかったり・・・もう、アリステア兄ちゃん最高!(爆)
そしてミラベルの方も、まばゆいばかりのイケメンっぷりとファッションリーダーなアリステアの姿に萌え萌え~・・・なのだが、頭の回転が速い紳士顔負けの策士でありながら、どうも微妙に配線が違う(笑)。
そういう意味では、まさにアリステア兄ちゃんの為のような女性ともいえる?!(爆)
運河建設を巡っての対決でも、会話による丁々発止だけでも面白いのに、ファッション番長であるアリステアの性質を逆手に取っての「ダサダサ気散らし作戦」を実行したりして、もう二人のやりとりが傑作!
年上彼女と、年下彼氏の転がし転がされな展開がたまりません!!
それだけではなく、ワーテルローの激戦の後遺症による不眠症に苦しむアリステアをまるごと包み込むような肝っ玉なところと、亡き母親の思い出を抱き奮闘しながら悲しむ繊細なところの落差がこれまた秀逸なのだわミラベルってば。
天然のファッション音痴(笑)だろうが、そこすら愛さずにはいられない。
もっとも、アリステアは世話焼くのが楽しかろうて・・・とうとう結婚する事になって、花嫁衣裳を揃えましょう!となって付添志願したところは噴出してしまったよ・・・余りの未来の妻のイケてなさに嘆き節炸裂でガシガシ衣裳選びするヒーローって!(笑)
そして、恋愛結婚だった筈が、恋した相手が公爵令嬢の軽く十倍は持参金を持った女性だったと判明したのはおまけ?(^^ゞ
ミラベルの毒舌がステキだし。
「あなたはお金がかかるもの」(爆)。
騒動の原因の一つとなった植物オタクのミラベルの父親からはじまり、カッコイイ毒舌未亡人なミラベルの元家庭教師、元海軍大佐のミラベルの隣人、一から十を読み取るアリステアの従者、アリステアの親友ゴードモア・・・とにかく二人の周りの脇役もクセ者揃いで傑作すぎ!
キャラクター造詣の突出したのと、物語の達者さが相まって読み始めたら止まらない傑作でした♪♪
もう、きゅんきゅんしたまま、あの微笑ましいラストまで一気に駆け抜けましたよ!!
何度読んでもクスクス笑ってきゅんきゅんホロリ・・・ああ。超お気に入りだわ(^^)
こうなったら、やはりカーシントンものはがっちり翻訳続けて頂きたいわ~。
三作目は最高傑作と誉れ高いので余計。
誰の本かを書くと、ちとネタばれになるからここでは書かないけど(^^ゞ
そんなこんなで、是非とも今後も可愛い稚気あるヒーロー書かせたら右に出る者がいないロレッタ・チェイスの作品の翻訳をよろしくお願いします! > 出版社様
・・・さ。久々にルパートくん読むとすっか(笑)
しかも、すっ飛ばした1冊目っちゅう事で、嬉しさ二倍。
ファッション番長アリステア兄ちゃん、見参っ! とうっっ!!!(爆)
もう・・・笑った。腹抱えて笑った。
何が笑ったってアナタ、アリステア兄ちゃんですよ!
何ちゅうか、モロことのニーズすぎて、動悸息切れ眩暈もんですブラボー!(拍手)
ルパートくんの巻にて、とんでもアリステア兄ちゃんの話はちらほら出てきていたが、本人は噂のウン万倍ヤバかった(爆)。
カーシントン家の三男、「誰をも混乱させる男」アリステアくん、ワーテルローの戦いで脚に大怪我をおって帰国。
メロメロドッキューン体質ゆえに、女性とのトラブルが絶えず軍隊送りにされたんだが、いかんせんそこいらの放蕩者ヒーローと違うのは、本気も本気、ガチすぎてつっ走り自爆しまくるせいであって、決して浮気性というワケではなく・・・その猪突猛進さ(^^ゞ
さて、帰国してから負傷して切断寸前にまでなった脚を引き摺るコンプレックスからか、すっかり女性に見向きもしなくなってしまった。
代わりに彼の猪突猛進スイッチが入ったのが・・・ ファッション なんだが、これがまぁ、凄まじいにも程がある!
軍隊まるまる補給出来るような散財大魔王っぷりなものだから、父親であるハーゲイト伯爵もたまったもんではなく最後通牒なう!
女性相続人と結婚するか、財政的に自活しなけりゃ、今後は弟たちの相続する財産からお前の衣装代を出してやるぞ!!と。
さすがに、罪もない(?)弟たちの財産を食い潰すような外道にまではなりたくないアリステアくん、親友ゴードモア子爵の進めている運河建設計画に参加し財政的自立を目指す事に。
そして、運河建設予定場所に赴くのだが、その運河建設反対派として出会ったのが地元郷士の娘ミラベルだった・・・。
このミラベルとの出会いの場面のアリステア兄ちゃん・・・キターーーーーッ!
キタキタモエキターーッッ!!
何か、こんなピュアできゅんきゅんな一目惚れ場面、久々に拝ませてもらったかも・・・可愛いの!
しかも普通と違うのは、ミラベル本人から目が離せない以上に、彼女のファッションセンス皆無なそのダサい姿にクギヅケ!!(爆) なところかしら・・・笑うなっていう方が無理・・・何だよ、そのピーコも驚く細かい辛口ファッションチェックは!(爆)
脳内で正しく美しい衣装に着替え妄想に忙しかったり、ありえないボサボサ頭を妄想で美しく結い直すのに忙しかったり・・・もう、アリステア兄ちゃん最高!(爆)
そしてミラベルの方も、まばゆいばかりのイケメンっぷりとファッションリーダーなアリステアの姿に萌え萌え~・・・なのだが、頭の回転が速い紳士顔負けの策士でありながら、どうも微妙に配線が違う(笑)。
そういう意味では、まさにアリステア兄ちゃんの為のような女性ともいえる?!(爆)
運河建設を巡っての対決でも、会話による丁々発止だけでも面白いのに、ファッション番長であるアリステアの性質を逆手に取っての「ダサダサ気散らし作戦」を実行したりして、もう二人のやりとりが傑作!
年上彼女と、年下彼氏の転がし転がされな展開がたまりません!!
それだけではなく、ワーテルローの激戦の後遺症による不眠症に苦しむアリステアをまるごと包み込むような肝っ玉なところと、亡き母親の思い出を抱き奮闘しながら悲しむ繊細なところの落差がこれまた秀逸なのだわミラベルってば。
天然のファッション音痴(笑)だろうが、そこすら愛さずにはいられない。
もっとも、アリステアは世話焼くのが楽しかろうて・・・とうとう結婚する事になって、花嫁衣裳を揃えましょう!となって付添志願したところは噴出してしまったよ・・・余りの未来の妻のイケてなさに嘆き節炸裂でガシガシ衣裳選びするヒーローって!(笑)
そして、恋愛結婚だった筈が、恋した相手が公爵令嬢の軽く十倍は持参金を持った女性だったと判明したのはおまけ?(^^ゞ
ミラベルの毒舌がステキだし。
「あなたはお金がかかるもの」(爆)。
騒動の原因の一つとなった植物オタクのミラベルの父親からはじまり、カッコイイ毒舌未亡人なミラベルの元家庭教師、元海軍大佐のミラベルの隣人、一から十を読み取るアリステアの従者、アリステアの親友ゴードモア・・・とにかく二人の周りの脇役もクセ者揃いで傑作すぎ!
キャラクター造詣の突出したのと、物語の達者さが相まって読み始めたら止まらない傑作でした♪♪
もう、きゅんきゅんしたまま、あの微笑ましいラストまで一気に駆け抜けましたよ!!
何度読んでもクスクス笑ってきゅんきゅんホロリ・・・ああ。超お気に入りだわ(^^)
こうなったら、やはりカーシントンものはがっちり翻訳続けて頂きたいわ~。
三作目は最高傑作と誉れ高いので余計。
誰の本かを書くと、ちとネタばれになるからここでは書かないけど(^^ゞ
そんなこんなで、是非とも今後も可愛い稚気あるヒーロー書かせたら右に出る者がいないロレッタ・チェイスの作品の翻訳をよろしくお願いします! > 出版社様
・・・さ。久々にルパートくん読むとすっか(笑)
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