誘惑の晩餐 (ソフトバンク文庫NV)
2009年11月8日 新刊レビュー
鮮烈なデビューを飾ったシェリー・トマスの2冊目、読了。
・・・疲れた。非常にいろんな意味で疲れた(^^;;
上手いんだろうけど、どうもことのさん的には読めば読む程に疲れた。
情報過多、感情過多・・・詰め込み過ぎとまではいかなくても、いい意味でなく空気が薄くなった感じがした作品だった。
とにかく、バックボーンと、その言動は本当に情報過多なぐらいデータ開示されているにも関わらず、全く性質的に深みのないキャラクター達が、あれやこれやとあのページ数で、章単位で波乱万丈連打展開なストーリーに振り回され、人物像に深みは全くなさず、まるでオールなしボートに放置のよう。
そうだな。
何だか ケータイ小説 のようなんですよ(笑)。
それ以上に、料理人のヒロインの作る料理に関する描写が・・・まるで 亜流の『美味しんぼ』(爆)にしか思えず、これがまさに描写過多の極み!!
この作者はもしかして、キャラクターに深みを与える為より、焦がしバターの焦げ具合に行数割きたいんか?!とか真剣に思いました(爆)。
ま、それ以上に 妙に現実感と説得力に欠けるヒロインの男遍歴 は、過去に娼婦してましたヒロインよりもある意味、読んでいて後味悪い(笑)。
16歳で馬丁の子供を妊娠しました、っていう事実はあっても、その少年との触れ合いやら、親族との確執は描写ナッシング(しかもその少年、流行病であっけなくお亡くなり。懐古台詞の中で一行で終わり。ここらへんが素人B級ケータイ小説ばり。笑)。
その後、極貧のまま出産、子供を養子に出して、その子供の近くにいたくてヒーロー異母兄のお屋敷に就職→愛人に・・・ここらへんもよく分からないまま。
美食家男と常日頃料理の話をするうちによろめいて・・・って、ここがまたアホらしい。
どんだけ下半身優先なんだ、この女、みたいな。
挙句、結婚断られて復讐の為にヒーローとデキてやろう、と考えた時点でアホ極めたり・・・どんだけ頭弱いんだ、とか思ったよ。
そこでお互い、本当の運命の相手と確信するヒーローとヒロインだが、ヒロインは彼の幸福を願って黙って姿を消す・・・って!!
残念ながら、そこらへんによろめきしんみり出来るほどに、私はデキた読者ではないので、どっちらけになっただけでした。ははは。
ヒーローはまだ小マシだが、ヒーロー婚約者も、何で不倫に走ったのかも不明、あれだけがっついて婚活していて、挙句そのオチかい!!みたいな、どうでもいい感が満々。
そして、ヒロイン伯母は・・・自分が全て正しい、とばかりに思い込みばかり言動ばかりで災難病原体もいいとこ。
ヒロインを外見的に葬り去る為に葬式までして、他人の死体を墓に埋葬しておく外道ばり完全仕事をやっておきながら、言い訳と御託だけは人の百倍。
自分の旦那が姪であるヒロインを溺愛していた事を知っていながら、その旦那が死の床について身動きも出来ない頃に真実を告白するあたり、外道核心犯 としか言い様がない。
「病でなければ、主人は姪を迎えにきた筈」・・・いや、アンタ、それを出来ない頃合見計らってゲロっておいて、何様?!(呆)
自分が精神的に楽になりたいから、っていうのがあからさますぎて、この人の最後の涙の告白タイムは読んでいて 単なる拷問タイム でした。
・・・いや、何よりも、ヨーロッパ中を唸らせるまでの名料理人まで上り詰めたヒロインの最終目的が 結婚出来れば他は何もいらないわ ってあたり、どっちらけ極めつけ。
ラストのあの、実家に帰れるし社交界に復帰出来るのね~、従弟の結婚式にも出席出来るし、いとこ達の子供にも会えるし~・・・って、何事?!
結局は腰掛け仕事でしたのね・・・仕事に対する意見をあれだけかましておいて、仕事に対する誇りは無かったとなると・・・トホホだわ(~_~;
強い女、というのとは違う。
ど厚かましい女が集団でウヨウヨしていた作品と思った。
かといって、それを補えるまでの男性キャラがパワーあるのか?!といったら、どうもそういいきれない。
ヒーローが一人頑張っても、補えないぐらいマイナス面が、女性陣に多すぎたのよ・・・とにかく、頭でっかちすぎて、バランス的にかなり読み苦しかった。
じゃ、サヨナラ。
・・・疲れた。非常にいろんな意味で疲れた(^^;;
上手いんだろうけど、どうもことのさん的には読めば読む程に疲れた。
情報過多、感情過多・・・詰め込み過ぎとまではいかなくても、いい意味でなく空気が薄くなった感じがした作品だった。
とにかく、バックボーンと、その言動は本当に情報過多なぐらいデータ開示されているにも関わらず、全く性質的に深みのないキャラクター達が、あれやこれやとあのページ数で、章単位で波乱万丈連打展開なストーリーに振り回され、人物像に深みは全くなさず、まるでオールなしボートに放置のよう。
そうだな。
何だか ケータイ小説 のようなんですよ(笑)。
それ以上に、料理人のヒロインの作る料理に関する描写が・・・まるで 亜流の『美味しんぼ』(爆)にしか思えず、これがまさに描写過多の極み!!
この作者はもしかして、キャラクターに深みを与える為より、焦がしバターの焦げ具合に行数割きたいんか?!とか真剣に思いました(爆)。
ま、それ以上に 妙に現実感と説得力に欠けるヒロインの男遍歴 は、過去に娼婦してましたヒロインよりもある意味、読んでいて後味悪い(笑)。
16歳で馬丁の子供を妊娠しました、っていう事実はあっても、その少年との触れ合いやら、親族との確執は描写ナッシング(しかもその少年、流行病であっけなくお亡くなり。懐古台詞の中で一行で終わり。ここらへんが素人B級ケータイ小説ばり。笑)。
その後、極貧のまま出産、子供を養子に出して、その子供の近くにいたくてヒーロー異母兄のお屋敷に就職→愛人に・・・ここらへんもよく分からないまま。
美食家男と常日頃料理の話をするうちによろめいて・・・って、ここがまたアホらしい。
どんだけ下半身優先なんだ、この女、みたいな。
挙句、結婚断られて復讐の為にヒーローとデキてやろう、と考えた時点でアホ極めたり・・・どんだけ頭弱いんだ、とか思ったよ。
そこでお互い、本当の運命の相手と確信するヒーローとヒロインだが、ヒロインは彼の幸福を願って黙って姿を消す・・・って!!
残念ながら、そこらへんによろめきしんみり出来るほどに、私はデキた読者ではないので、どっちらけになっただけでした。ははは。
ヒーローはまだ小マシだが、ヒーロー婚約者も、何で不倫に走ったのかも不明、あれだけがっついて婚活していて、挙句そのオチかい!!みたいな、どうでもいい感が満々。
そして、ヒロイン伯母は・・・自分が全て正しい、とばかりに思い込みばかり言動ばかりで災難病原体もいいとこ。
ヒロインを外見的に葬り去る為に葬式までして、他人の死体を墓に埋葬しておく外道ばり完全仕事をやっておきながら、言い訳と御託だけは人の百倍。
自分の旦那が姪であるヒロインを溺愛していた事を知っていながら、その旦那が死の床について身動きも出来ない頃に真実を告白するあたり、外道核心犯 としか言い様がない。
「病でなければ、主人は姪を迎えにきた筈」・・・いや、アンタ、それを出来ない頃合見計らってゲロっておいて、何様?!(呆)
自分が精神的に楽になりたいから、っていうのがあからさますぎて、この人の最後の涙の告白タイムは読んでいて 単なる拷問タイム でした。
・・・いや、何よりも、ヨーロッパ中を唸らせるまでの名料理人まで上り詰めたヒロインの最終目的が 結婚出来れば他は何もいらないわ ってあたり、どっちらけ極めつけ。
ラストのあの、実家に帰れるし社交界に復帰出来るのね~、従弟の結婚式にも出席出来るし、いとこ達の子供にも会えるし~・・・って、何事?!
結局は腰掛け仕事でしたのね・・・仕事に対する意見をあれだけかましておいて、仕事に対する誇りは無かったとなると・・・トホホだわ(~_~;
強い女、というのとは違う。
ど厚かましい女が集団でウヨウヨしていた作品と思った。
かといって、それを補えるまでの男性キャラがパワーあるのか?!といったら、どうもそういいきれない。
ヒーローが一人頑張っても、補えないぐらいマイナス面が、女性陣に多すぎたのよ・・・とにかく、頭でっかちすぎて、バランス的にかなり読み苦しかった。
じゃ、サヨナラ。
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