(竹書房文庫)ラズベリー ハイランドの炎に掠われて (ラズベリーブックス)
2009年9月11日 新刊レビュー
ポーラ・クインの初翻訳本、読了~。
何というか、久々に古典なヒストリカルロマンスを読んだなぁ、という感想か。
多分、20年前に読んでも違和感なかったかも(笑)。
いや、確かに面白かったし、コンパクトにまとまっていたかな。
宿敵同士のクランの主人公たちのロマンス、クランの軋轢と悲劇、家族愛とかあらゆる要素を詰め込んでいたかな。
ただ、ヒロインがキャンベル・クラン、ヒーローがマクレガー・クランというのに焦点を集めすぎていたのかどうかは知らないが、絶対に物語配分が間違っている(笑)。
ラストの駆け足っぷりは、何だか余韻めいたものを感じるまでには余りにページ数が足りなかった(爆)。
・・・どうして、こんな秀作に対して、こんなに淡白なコメントを述べているのか?
それは簡単。
この作品、余りに固有名詞(クラン名、地名)が多すぎて、それを単なるスパイスとして読んでいる人はロマンスに集中出来るんだろうが、ことのさんは 気が散ってしょうがなかった というハナシです(^^;
いや、最初に追われたマクレガー一族が逃げ延びてスカイ島(クラン・マクドナルドの巣窟。マクドナルドはインナー・ヘブリディーズに勢力を誇っていた)に城を建てている、という設定に「・・・」となったのが皮切りでした(笑)。
マクレガーがキャンベルを「ローランダーが」というニュアンスで揶揄するが、いや。マクレガーもローランドがそもそも拠点のローランダーでないのか?とか(自分たちの領地をキャンベルに奪われたのが歴史の発端なんだし)、まぁ、ツッコミするのが 面白い 忙しいってのもあったから、読むのに時間がかかった(^^ゞ
ちなみに、キャンベルであるヒロインが伯爵の孫娘という設定はあり。
つまり、彼女のクランはキャンベルはキャンベルでも、その中でも実在する「キャンベル・オブ・アーガイル」ね。
タータン・ブックでキルト・パターン調べるのも楽しかったな。
もっとも、続編のグレアムの話の原書表紙のキルトを見て「・・・何、これ?(^^;;」とは思ったけど。
何故にあのキルトなのか知る為に、続編原書買おうかと一瞬考えました(爆)。
まともにこの本の本編を楽しむには、まだまだ修行が足りませんな(爆)。
いや、最後の慌しさとか入れても、ガチな本で良かったです。
たまには古典的なものでも、とか仰る方はどうぞ。
何というか、久々に古典なヒストリカルロマンスを読んだなぁ、という感想か。
多分、20年前に読んでも違和感なかったかも(笑)。
いや、確かに面白かったし、コンパクトにまとまっていたかな。
宿敵同士のクランの主人公たちのロマンス、クランの軋轢と悲劇、家族愛とかあらゆる要素を詰め込んでいたかな。
ただ、ヒロインがキャンベル・クラン、ヒーローがマクレガー・クランというのに焦点を集めすぎていたのかどうかは知らないが、絶対に物語配分が間違っている(笑)。
ラストの駆け足っぷりは、何だか余韻めいたものを感じるまでには余りにページ数が足りなかった(爆)。
・・・どうして、こんな秀作に対して、こんなに淡白なコメントを述べているのか?
それは簡単。
この作品、余りに固有名詞(クラン名、地名)が多すぎて、それを単なるスパイスとして読んでいる人はロマンスに集中出来るんだろうが、ことのさんは 気が散ってしょうがなかった というハナシです(^^;
いや、最初に追われたマクレガー一族が逃げ延びてスカイ島(クラン・マクドナルドの巣窟。マクドナルドはインナー・ヘブリディーズに勢力を誇っていた)に城を建てている、という設定に「・・・」となったのが皮切りでした(笑)。
マクレガーがキャンベルを「ローランダーが」というニュアンスで揶揄するが、いや。マクレガーもローランドがそもそも拠点のローランダーでないのか?とか(自分たちの領地をキャンベルに奪われたのが歴史の発端なんだし)、まぁ、ツッコミするのが
ちなみに、キャンベルであるヒロインが伯爵の孫娘という設定はあり。
つまり、彼女のクランはキャンベルはキャンベルでも、その中でも実在する「キャンベル・オブ・アーガイル」ね。
タータン・ブックでキルト・パターン調べるのも楽しかったな。
もっとも、続編のグレアムの話の原書表紙のキルトを見て「・・・何、これ?(^^;;」とは思ったけど。
何故にあのキルトなのか知る為に、続編原書買おうかと一瞬考えました(爆)。
まともにこの本の本編を楽しむには、まだまだ修行が足りませんな(爆)。
いや、最後の慌しさとか入れても、ガチな本で良かったです。
たまには古典的なものでも、とか仰る方はどうぞ。
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