ハイランドの白い橋から (ヴィレッジブックス)
2009年7月7日 新刊レビュー
カレン・マリー・モニングのハイランダー・シリーズ五冊目、読了~。
前作と主人公も双子なら内容も双子な1冊(笑)。
そんなこんなで、今回は前作ドゥルスタンの双子弟ダゲウスのお話。
前作ラストにて、シルヴァン父ちゃんの衝撃の手紙という爆弾を落とされたドゥルスタン兄ちゃん。
ただし兄ちゃん、頭に血が上るとどうもヘタレ度がアップするらしく、肝心な部分を読まずに 食べちゃった~♪(by黒ヤギさん。爆) ポイ捨て!
・・・ああ、これがまさか混乱の一因になるとは(^^ゞ
思うに、ここん家の災難体質最右翼はこの長男ではなかろうか(笑)
そんなポイ捨てはつゆ知らず、自分の中に古の邪悪な魂を13匹も飼う羽目になったダゲウスは、現代のニューヨークでせっせこ古い文献を漁り、この呪いを解いて元の自分に戻るべく随意・・・泥棒中(^^;
そうだよな。どう考えても持ち出し禁止の国宝級の本ばかりであろう、一部マニアにしかウケなさそうな学術専門書ばかり。
押しても駄目なら引いてみな、引いても駄目なら盗んじゃえ!みたいな。
ここで、とある本が必要になり、とある美術館に賄賂がっぽりで依頼したところ、快く(?)承知してもらえる事に。
ただ、そこに勤務する無類の本オタクで古代の遺物マニアである職員クロエは違った。
まぁ、どこの成金のオッサンが(私の)大事な書物に傷でもつけやがったらどーすんの?!
モノ食いながら、ペラ読みして油汚れこすり付けする阿呆だったらどーすんのっ?!とばかりにおかんむり。
せめて、私自身がこのお宝を配達し、そのオッサンにクギを刺さねば!!と、意気込んで宅配モード。
そんな事とはつゆ知らずなダゲウス、その直前に偶然街で見かけたクロエに一目惚れ(^^ゞ
ややっこしいもん抜き!な、運命の相手を見つけた時のマッケルター一族の男の萌え萌えスイッチ入った状態で妄想大暴走。
しかし、この身はもしかしたら時空の狭間に消えるかもしれないし、あと数日いる程度の仮の住まい・・・ここで彼女を見なかった事に、と諦めようとする。
・・・飛んで火にいる夏の虫、ならぬ這ってベッドの下にいる遺物マニア・・・まさかそのクロエが自分ちのベッドの下で格闘しているとは!
わ~い、ラッキー?!(笑)
知的で専門的なこの二人の丁々発止のやりとりが最高に楽しい。
だんだんと己の中の邪悪なものに侵食されつつあるのは十分自覚しているのに、クロエの為なら我慢も出来るし頑張れる。
いやー、そんな強がりなダゲウスの、垣間見える弱いところが、セクシーダイナマイツなところ以上にグラッとクロエを揺さぶる描写は、読者の心もわし掴みもん。
だが、モニング作品はついついヒーロー中心に読んでしまうんだが、ヒロインが負けてないんだよね、いろんな意味で。
とにかくキャラがたってるし、強くてカワイイんだ。
今回のクロエも、ダゲウスではないが、思わず微笑ましくてハグりそうになっちゃうぐらいキュートなのに(盾に向かっての告白予行演習なんて、ダゲウスでなくても可愛すぎて悶えました)、肝が据わっているというか。
自分で「好奇心がすぎる」とは認めているが、それでも惚れた男の為なら!と、いかにも怪しいストーンサークルに飛び込む度胸ったら(^^ゞ
ま、いかにもマッケルター家向きだな(笑)。
しかも愛読書が、モニングらしく完全に読者を喰ってるが(笑)、その共通点が兄嫁とリンクしているあたりもキターッ!(爆)
マッケルター一族は相変わらずステキさんですが、今回、ことのさん的にはシルヴァン父ちゃんかな。
とにかく、父ちゃんとクロエのシンクロニティっぷりがツボ(笑)。
そうなのよー。本好きから見ると、本を丁寧に扱ってくれる人を見ると本当に嬉しいんだよね、父ちゃんがクロエに感じたように。
オタク類似っぷりとか、ユーモアセンスっぷりとか、何か実の娘以上だわ。
また、仙人のように思えた父ちゃんが、本当は父親として双子の片方をえこひいきなんてしちゃいけないって分かっていても、自分の愛の大部分は不器用な末息子のものだ、と告白する場面にうるり。
また後妻ネルさんへの純愛といい・・・うるうるり。
そして、そんな乙女系のシルヴァン父ちゃんをがっつり守っているDeki嫁のネルさん、今回はその有能っぷりが炸裂(笑)。
おめでた中のグウェンとドゥルスタン夫婦は、今回はカメオ出演に近かったけど、二人のその後が見れて満足。
とにかく、あのボリュームで喜怒哀楽が全て詰まっていて、もう泣いたり笑ったりと大満足な1冊でした。
ダゲウスの幸せなエンディングを心から喜んで・・・って、まだ出てくるんだったよ(笑)。
とうとう次回は本命ですぜ、皆さん。
そうです、アダム・ブラックが満を持しての主人公でございまーす!
もっともね、発売当初はすんごくもめたのよね、この本のクライマックスと結末には(^^ゞ
ことのさんは「あ、それもありかなー。でもちとモニング節から考えると残念な気も」とは思った。
・・・久々に読み返すか。あ、でも馬鹿ファンだから私、予約してハードカバーで買ってたんだ・・・本が重いよ(爆)。
前作と主人公も双子なら内容も双子な1冊(笑)。
そんなこんなで、今回は前作ドゥルスタンの双子弟ダゲウスのお話。
前作ラストにて、シルヴァン父ちゃんの衝撃の手紙という爆弾を落とされたドゥルスタン兄ちゃん。
ただし兄ちゃん、頭に血が上るとどうもヘタレ度がアップするらしく、肝心な部分を読まずに
・・・ああ、これがまさか混乱の一因になるとは(^^ゞ
思うに、ここん家の災難体質最右翼はこの長男ではなかろうか(笑)
そんなポイ捨てはつゆ知らず、自分の中に古の邪悪な魂を13匹も飼う羽目になったダゲウスは、現代のニューヨークでせっせこ古い文献を漁り、この呪いを解いて元の自分に戻るべく随意・・・泥棒中(^^;
そうだよな。どう考えても持ち出し禁止の国宝級の本ばかりであろう、一部マニアにしかウケなさそうな学術専門書ばかり。
押しても駄目なら引いてみな、引いても駄目なら盗んじゃえ!みたいな。
ここで、とある本が必要になり、とある美術館に賄賂がっぽりで依頼したところ、快く(?)承知してもらえる事に。
ただ、そこに勤務する無類の本オタクで古代の遺物マニアである職員クロエは違った。
まぁ、どこの成金のオッサンが(私の)大事な書物に傷でもつけやがったらどーすんの?!
モノ食いながら、ペラ読みして油汚れこすり付けする阿呆だったらどーすんのっ?!とばかりにおかんむり。
せめて、私自身がこのお宝を配達し、そのオッサンにクギを刺さねば!!と、意気込んで宅配モード。
そんな事とはつゆ知らずなダゲウス、その直前に偶然街で見かけたクロエに一目惚れ(^^ゞ
ややっこしいもん抜き!な、運命の相手を見つけた時のマッケルター一族の男の萌え萌えスイッチ入った状態で妄想大暴走。
しかし、この身はもしかしたら時空の狭間に消えるかもしれないし、あと数日いる程度の仮の住まい・・・ここで彼女を見なかった事に、と諦めようとする。
・・・飛んで火にいる夏の虫、ならぬ這ってベッドの下にいる遺物マニア・・・まさかそのクロエが自分ちのベッドの下で格闘しているとは!
わ~い、ラッキー?!(笑)
知的で専門的なこの二人の丁々発止のやりとりが最高に楽しい。
だんだんと己の中の邪悪なものに侵食されつつあるのは十分自覚しているのに、クロエの為なら我慢も出来るし頑張れる。
いやー、そんな強がりなダゲウスの、垣間見える弱いところが、セクシーダイナマイツなところ以上にグラッとクロエを揺さぶる描写は、読者の心もわし掴みもん。
だが、モニング作品はついついヒーロー中心に読んでしまうんだが、ヒロインが負けてないんだよね、いろんな意味で。
とにかくキャラがたってるし、強くてカワイイんだ。
今回のクロエも、ダゲウスではないが、思わず微笑ましくてハグりそうになっちゃうぐらいキュートなのに(盾に向かっての告白予行演習なんて、ダゲウスでなくても可愛すぎて悶えました)、肝が据わっているというか。
自分で「好奇心がすぎる」とは認めているが、それでも惚れた男の為なら!と、いかにも怪しいストーンサークルに飛び込む度胸ったら(^^ゞ
ま、いかにもマッケルター家向きだな(笑)。
しかも愛読書が、モニングらしく完全に読者を喰ってるが(笑)、その共通点が兄嫁とリンクしているあたりもキターッ!(爆)
マッケルター一族は相変わらずステキさんですが、今回、ことのさん的にはシルヴァン父ちゃんかな。
とにかく、父ちゃんとクロエのシンクロニティっぷりがツボ(笑)。
そうなのよー。本好きから見ると、本を丁寧に扱ってくれる人を見ると本当に嬉しいんだよね、父ちゃんがクロエに感じたように。
オタク類似っぷりとか、ユーモアセンスっぷりとか、何か実の娘以上だわ。
また、仙人のように思えた父ちゃんが、本当は父親として双子の片方をえこひいきなんてしちゃいけないって分かっていても、自分の愛の大部分は不器用な末息子のものだ、と告白する場面にうるり。
また後妻ネルさんへの純愛といい・・・うるうるり。
そして、そんな乙女系のシルヴァン父ちゃんをがっつり守っているDeki嫁のネルさん、今回はその有能っぷりが炸裂(笑)。
おめでた中のグウェンとドゥルスタン夫婦は、今回はカメオ出演に近かったけど、二人のその後が見れて満足。
とにかく、あのボリュームで喜怒哀楽が全て詰まっていて、もう泣いたり笑ったりと大満足な1冊でした。
ダゲウスの幸せなエンディングを心から喜んで・・・って、まだ出てくるんだったよ(笑)。
とうとう次回は本命ですぜ、皆さん。
そうです、アダム・ブラックが満を持しての主人公でございまーす!
もっともね、発売当初はすんごくもめたのよね、この本のクライマックスと結末には(^^ゞ
ことのさんは「あ、それもありかなー。でもちとモニング節から考えると残念な気も」とは思った。
・・・久々に読み返すか。あ、でも馬鹿ファンだから私、予約してハードカバーで買ってたんだ・・・本が重いよ(爆)。
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