クリスティーナ・ドットの新シリーズ「ロスト・プリンセス・トリロジー」の1冊目、読了~♪
やっぱ好き好きドット節!(笑)
心と体に傷を負って戦場から帰還したスコットランド貴族ロバート・マッケンジーの治める領地にある日、一人の美しい女がやってきた。
その女・ボーモンターニュ王国の二番目の姫君クラリス。
祖国は革命の騒ぎで英国に三姉妹で英国に渡ったが、国との連絡が途絶えた挙句路頭に迷った貧乏姫君。
末っ子姫エイミーを相棒に、王室秘伝の美容クリームを売って糊口をしのいでたどり着いた先がこちら。
・・・というか、この作家、たまにすんごい突き抜けたお茶目さがあるんだが、この作品でも抜群。
ていうか、ロマンス本多くを読んでることのさんですら、こんな姫君はお目にかかった事がない。
ガマの油売りよろしく口先三寸で顧客を言いくるめ美容クリーム叩き売りの実演販売行商する高貴な姫君(爆)
いや、このクラリスの商売人っぷりが拍手喝采もん!
お金持ち寄宿学校から叩き出され、裏切り者に騙されてまだ少女だった彼女が妹の分の食いぶちを稼ぎ、いつかは祖国へと・・・と希望を捨てず、火事場の馬鹿力で雄々しくやりくりしていく様は天晴れ!
こんなまぶしいぐらいに活き活きしている彼女の元、マッケンジーのお屋敷の皆さんがだんだんと生気を取り戻していく具合が、家族のあり方とかを絡めて描かれていく。
とにかく一目彼女を見た時から、自分のものにしたくてうずうずしているロバートが、素直になれないところがまたかわいいんだよな(笑)。
どうせ彼女は嘘吐きの詐欺師で、姫君なんて嘘八百に決まっている!!とか最初は思っていたのに、所詮は根が正直なキャラの多いドットの書くヒーローらしく、改心もあっさり(笑)。
ロバートが自分自身を取り戻す過程ですら、雄雄しく気高くそして愛らしいクラリスががっつりサポート・・・いや、リードしているし!
いつも思うよ、ドット作品のヒーローの乙女度の高さとヒロインの兄貴度の高さってのは(爆)。
今回も、悪人に捉われて絶体絶命だったお姫様だが、一対一の対決で拳でボコられても負けずに 尿瓶を蹴り飛ばして威嚇、一旦身を潜めて、最後に体当たりでどついてあの世送りに という・・・尿瓶・・・尿瓶て・・・(^^;;
そんな兄貴な女性は他にもいたりするし。
最初は内気で影のようにいたロバートの姉ミリセントとか(^^ゞ
クラリスとの出会いがきっかけで本来の自分を前面に出すようになってくると、かつてより片思いしていた男前の貴族に声を掛けられる事になったり。
普通のロマンス本なら、ここで生まれ変わったように活き活きとした彼女はその男性とハッピーエンド・・・となるが、そこはドット。普通に終わらなかった(^^;
ミリセントの本性(笑)が、その男の箸にも引っかからない人間に深みのないところ、会話の質の低さが鼻にひっかかる、とばかりにいきなり憧れのイケメンの存在を軽く斬って捨て(笑)。
余りのミリセントの容赦なさ具合と、そのアテ馬っぷりに爆笑でした・・・(泣き笑い)。
挙句、おとなしかった筈のミリセントは本性のまま、本能のままに人を操る能力を今まで以上に開花させてしまい、最後にはエディンバラ社交界の黒幕的存在にまで上り詰める羽目に!(爆)
ああ、こんなカンジで細かいところまで笑えましたよ。
三姉妹の幼馴染にて、隣国の皇太子レインジャーの女傑難まっしぐらな運命とか(^^ゞ
かといって、笑いばかりではなくって、王室を嫌い自由を求め消えたエイミーの為に、自分が祖国に帰ってレインジャーと結婚しなければ、とロバートと悲しみの別れを決意するクラリスとか、泣ける場面もあり。
その緩急がたまりませんね。
ああ、本当に笑いの中に涙あり、みたいな。
2冊目は末っ子エイミーの1冊。
ドットらしく、この本のラストでとんでもない一行で終わっていて「早く読みたいーっっ!!」って気分になりますね。
ええ、ホンマ早く読みたいです!!
やっぱ好き好きドット節!(笑)
心と体に傷を負って戦場から帰還したスコットランド貴族ロバート・マッケンジーの治める領地にある日、一人の美しい女がやってきた。
その女・ボーモンターニュ王国の二番目の姫君クラリス。
祖国は革命の騒ぎで英国に三姉妹で英国に渡ったが、国との連絡が途絶えた挙句路頭に迷った貧乏姫君。
末っ子姫エイミーを相棒に、王室秘伝の美容クリームを売って糊口をしのいでたどり着いた先がこちら。
・・・というか、この作家、たまにすんごい突き抜けたお茶目さがあるんだが、この作品でも抜群。
ていうか、ロマンス本多くを読んでることのさんですら、こんな姫君はお目にかかった事がない。
ガマの油売りよろしく口先三寸で顧客を言いくるめ美容クリーム叩き売りの実演販売行商する高貴な姫君(爆)
いや、このクラリスの商売人っぷりが拍手喝采もん!
お金持ち寄宿学校から叩き出され、裏切り者に騙されてまだ少女だった彼女が妹の分の食いぶちを稼ぎ、いつかは祖国へと・・・と希望を捨てず、火事場の馬鹿力で雄々しくやりくりしていく様は天晴れ!
こんなまぶしいぐらいに活き活きしている彼女の元、マッケンジーのお屋敷の皆さんがだんだんと生気を取り戻していく具合が、家族のあり方とかを絡めて描かれていく。
とにかく一目彼女を見た時から、自分のものにしたくてうずうずしているロバートが、素直になれないところがまたかわいいんだよな(笑)。
どうせ彼女は嘘吐きの詐欺師で、姫君なんて嘘八百に決まっている!!とか最初は思っていたのに、所詮は根が正直なキャラの多いドットの書くヒーローらしく、改心もあっさり(笑)。
ロバートが自分自身を取り戻す過程ですら、雄雄しく気高くそして愛らしいクラリスががっつりサポート・・・いや、リードしているし!
いつも思うよ、ドット作品のヒーローの乙女度の高さとヒロインの兄貴度の高さってのは(爆)。
今回も、悪人に捉われて絶体絶命だったお姫様だが、一対一の対決で拳でボコられても負けずに 尿瓶を蹴り飛ばして威嚇、一旦身を潜めて、最後に体当たりでどついてあの世送りに という・・・尿瓶・・・尿瓶て・・・(^^;;
そんな兄貴な女性は他にもいたりするし。
最初は内気で影のようにいたロバートの姉ミリセントとか(^^ゞ
クラリスとの出会いがきっかけで本来の自分を前面に出すようになってくると、かつてより片思いしていた男前の貴族に声を掛けられる事になったり。
普通のロマンス本なら、ここで生まれ変わったように活き活きとした彼女はその男性とハッピーエンド・・・となるが、そこはドット。普通に終わらなかった(^^;
ミリセントの本性(笑)が、その男の箸にも引っかからない人間に深みのないところ、会話の質の低さが鼻にひっかかる、とばかりにいきなり憧れのイケメンの存在を軽く斬って捨て(笑)。
余りのミリセントの容赦なさ具合と、そのアテ馬っぷりに爆笑でした・・・(泣き笑い)。
挙句、おとなしかった筈のミリセントは本性のまま、本能のままに人を操る能力を今まで以上に開花させてしまい、最後にはエディンバラ社交界の黒幕的存在にまで上り詰める羽目に!(爆)
ああ、こんなカンジで細かいところまで笑えましたよ。
三姉妹の幼馴染にて、隣国の皇太子レインジャーの女傑難まっしぐらな運命とか(^^ゞ
かといって、笑いばかりではなくって、王室を嫌い自由を求め消えたエイミーの為に、自分が祖国に帰ってレインジャーと結婚しなければ、とロバートと悲しみの別れを決意するクラリスとか、泣ける場面もあり。
その緩急がたまりませんね。
ああ、本当に笑いの中に涙あり、みたいな。
2冊目は末っ子エイミーの1冊。
ドットらしく、この本のラストでとんでもない一行で終わっていて「早く読みたいーっっ!!」って気分になりますね。
ええ、ホンマ早く読みたいです!!
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