キャンディス・キャンプの新刊、読了~。
いや~ん、とっても好みな地味ヒーローと地味ヒロイン の、しかも手堅いまでのこじんまりとした古典ロマンスで大満足でした(笑)。

最初、手にして390ページ程度のこの本に「あら、薄いわね」と思ったあたり麻痺しているとは我ながら思うんですが(笑)。
あらすじを最初見て「あら。金持ち貴族になったヒーローと貧乏ヒロインの契約結婚ものかしら?」と思ったら・・・あらあらあら。
ボケで不器用なヒーローのニコラスの頓珍漢プロポーズ場面に「あーあ。やっちゃった(^^ゞ」とオネーサン、心配しちゃうぐらいアホだった(笑)。
再会してからというもの、古典コントのような、お互い初恋両思いの相手を慮って本音を言えず、ひたすら寸止め 連打のうずうずさがたまらんスマッシュでした!!(爆)
とっても純朴でね~。この二人。キラキラピュアピュアよ!(笑)

・・・おかしいわ。
あんな悲惨な過去から逃げ出し、独りぼっちで危ない橋も渡ったニコラスなのに、何故にあんなに気高くピュアなまんま?(笑)
それを言うならヒロインのジュリアナも、貧乏だわセクハラ受けまくるわの苦労人なのに、何故にあんなに健気にピュアなまんま?(笑)
すごいわー。おとぎ話のようだわー、とか思ってしまった。
悪人の一人が毒薬使いなところといい、心の捻じ曲がったところといい、悪役連中もテンプレ通りなカンジだし(笑)。
つうか、悪人の犠牲者たちも、よくよく読んでみれば裏が!ってあたり、二転三転・・・と目論んだんでしょうが、今回は余りに設定などがストレートすぎてすぐに分かったわ > 犯人

ぶ厚い本、捻った設定の本、イタイ本、難しい本、スカな本(爆)に出会った後なら、このマイペースでテンプレともいえるこじんまりとしたカワイイ1冊がいいかも。
ラノベに近い感じがしたな、うん。
ニコラスの、ジュリアナちゃんラブラブっぷりと寸止めっぷりだけでも読むべき(笑)。
奥さんになってからは萌えラヴ垂れ流しもいいトコです。。。

コメント