買い取られた伯爵 (オーロラブックス) (オーロラブックス)
2008年11月30日 新刊レビュー
オーロラブックス創刊ラインナップのもうひとつの片割れ、RITA賞作家のベディーナ・クラハンの初翻訳本、読了。
読んでて思ったのは「・・・何だか都合よすぎる昼メロのよーだ」(笑)。
いい人なんだか悪い人なんだか分かり辛いキャラ達が、金と爵位に踊らされるようにいろんな事が起こる、起承転結はあったようななかったような話?
だって、皆さん、これ読んで思わなかった?
で、結局あの最初の火事は誰の仕業?!(笑)
フランス侯爵が黒幕としても、あのバカ甥を使ったとして、そんな放火をソツなく出来るような人物かアイツ?!とか、弟ルイは単なるコマだったのか?とか、いろいろ考えれば考えるほどにミステリー・・・。
フランスの種馬男との結婚を避けるべく、先手必勝で別の男と結婚してしまおう!というイノシシのような行動力を持つヒロインのブライアンだが・・・何だかひっかかる箇所が多々(^^;
後先考えず、災難に飛び込むのにも程があるというか・・・自由な思考と、格式に囚われぬ職業を営む貴族令嬢・・・というのだが、後半になりヒーローに植民地アメリカでの暮らしを提案され、本国イギリスで暮らす父親の事を考えた次に地位が頭に浮かんだ時点で「おやぁ?キミは言ってる事と本音は違うのかなぁぁ?!」(語尾上げ気味)となったのはことのさんだけですかね。
そんなこんなで、最初のフランス男との無理やり結婚は保留するとして、二度目の強制の際に「田舎だからきっとここまで来ないわ大丈夫」と根拠なき自信から人の迷惑顧みず、知人ん家に転がり込む太さ??とか、彼女を心配してマメに動いてくれるヒーローに八つ当たり、逆ギレは当然!というその姿勢に首を傾げながら読んでみた(笑)。
そのお相手の、いつまでたっても反逆児な伯爵家の後継者ながら、海が好き!船が好き!!と言って、親の手を借りずに造船からやってみよう~というアーロン船長。
船を作るに足りない金を確保する為にブライアンと名義上の結婚をしたというのに・・・はじめて作った船にロマンチックな名前付けたりしてポエマーなカンジ(笑)。
というか、爵位の上にのんべんだらりな貴族が多い中、自分が働いて作ってしようとするその真逆を走る清々しさ(笑)。
金の工面状況が非常にアタタ(爆)なんだが、貯金してキチンと返そうとしているバカ正直な面も○(笑)。
このアーロンに関してのミステリーは、何と言っても名うての女たらし説だろうて。
・・・読んでいて、どうも噂ばかりが一人歩きしているフシが(^^;
こんな二人の雇い者や周囲の人が、これまた一癖二癖なのばかりで・・・驚いた(^^;
二人の災難と出会いの元凶ともいえる堅物なヒーロー父(伯爵)と、ぼんやりしている(あのぼんやり具合で本当にやり手実業家なのか?!と疑ってしまった。笑)ヒロイン父(伯爵)の・・・わーっはっはっは!
ありえない展開でした!!
いい年したエライお貴族様じいさん二人がボコりあって意気投合とは!(爆)
ひと昔前の少年マンガの定番「川原シーン」でしょうか?!(笑)
ある意味、一番笑ったのは予想しえなかった、このじいさん二人の「心の友よ~」(byジャイアン)オチかも(爆)。
あ。そうでないか。
この本の隠れた名キャラ・・・いるじゃないの。
フランス種馬が連れてきた、唯一の好材料。大きな身体でメロメロでかわいいダイソーくん(笑)。
ブライアン様を守る為ならえ~んやこ~ら、とばかりに縦横無尽の大活躍!
キレ者のアーロンに対してですら、あれやこれやを微笑ましく見守ってしまうその大物っぷり。
「ダイソーくんは何でも知っている~♪」と歌いながら、彼の場面は読んでしまいました(爆)。
・・・つまりは、どうなの?!
ロマンス的には「凡作」って言いたいの?!(笑)
次から次へとヒロインが絶体絶命になって、トコロテンに都合よく助かって野心を満足させるわらしべ長者ストーリーがお好きな方はどーぞ。
ことのさんは多分、再読はないけどね(爆)
読んでて思ったのは「・・・何だか都合よすぎる昼メロのよーだ」(笑)。
いい人なんだか悪い人なんだか分かり辛いキャラ達が、金と爵位に踊らされるようにいろんな事が起こる、起承転結はあったようななかったような話?
だって、皆さん、これ読んで思わなかった?
で、結局あの最初の火事は誰の仕業?!(笑)
フランス侯爵が黒幕としても、あのバカ甥を使ったとして、そんな放火をソツなく出来るような人物かアイツ?!とか、弟ルイは単なるコマだったのか?とか、いろいろ考えれば考えるほどにミステリー・・・。
フランスの種馬男との結婚を避けるべく、先手必勝で別の男と結婚してしまおう!というイノシシのような行動力を持つヒロインのブライアンだが・・・何だかひっかかる箇所が多々(^^;
後先考えず、災難に飛び込むのにも程があるというか・・・自由な思考と、格式に囚われぬ職業を営む貴族令嬢・・・というのだが、後半になりヒーローに植民地アメリカでの暮らしを提案され、本国イギリスで暮らす父親の事を考えた次に地位が頭に浮かんだ時点で「おやぁ?キミは言ってる事と本音は違うのかなぁぁ?!」(語尾上げ気味)となったのはことのさんだけですかね。
そんなこんなで、最初のフランス男との無理やり結婚は保留するとして、二度目の強制の際に「田舎だからきっとここまで来ないわ大丈夫」と根拠なき自信から人の迷惑顧みず、知人ん家に転がり込む太さ??とか、彼女を心配してマメに動いてくれるヒーローに八つ当たり、逆ギレは当然!というその姿勢に首を傾げながら読んでみた(笑)。
そのお相手の、いつまでたっても反逆児な伯爵家の後継者ながら、海が好き!船が好き!!と言って、親の手を借りずに造船からやってみよう~というアーロン船長。
船を作るに足りない金を確保する為にブライアンと名義上の結婚をしたというのに・・・はじめて作った船にロマンチックな名前付けたりしてポエマーなカンジ(笑)。
というか、爵位の上にのんべんだらりな貴族が多い中、自分が働いて作ってしようとするその真逆を走る清々しさ(笑)。
金の工面状況が非常にアタタ(爆)なんだが、貯金してキチンと返そうとしているバカ正直な面も○(笑)。
このアーロンに関してのミステリーは、何と言っても名うての女たらし説だろうて。
・・・読んでいて、どうも噂ばかりが一人歩きしているフシが(^^;
こんな二人の雇い者や周囲の人が、これまた一癖二癖なのばかりで・・・驚いた(^^;
二人の災難と出会いの元凶ともいえる堅物なヒーロー父(伯爵)と、ぼんやりしている(あのぼんやり具合で本当にやり手実業家なのか?!と疑ってしまった。笑)ヒロイン父(伯爵)の・・・わーっはっはっは!
ありえない展開でした!!
いい年したエライお貴族様じいさん二人がボコりあって意気投合とは!(爆)
ひと昔前の少年マンガの定番「川原シーン」でしょうか?!(笑)
ある意味、一番笑ったのは予想しえなかった、このじいさん二人の「心の友よ~」(byジャイアン)オチかも(爆)。
あ。そうでないか。
この本の隠れた名キャラ・・・いるじゃないの。
フランス種馬が連れてきた、唯一の好材料。大きな身体でメロメロでかわいいダイソーくん(笑)。
ブライアン様を守る為ならえ~んやこ~ら、とばかりに縦横無尽の大活躍!
キレ者のアーロンに対してですら、あれやこれやを微笑ましく見守ってしまうその大物っぷり。
「ダイソーくんは何でも知っている~♪」と歌いながら、彼の場面は読んでしまいました(爆)。
・・・つまりは、どうなの?!
ロマンス的には「凡作」って言いたいの?!(笑)
次から次へとヒロインが絶体絶命になって、トコロテンに都合よく助かって野心を満足させるわらしべ長者ストーリーがお好きな方はどーぞ。
ことのさんは多分、再読はないけどね(爆)
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