ケイ・フーパーの新刊、読了〜。
といっても、初期作品のリプリント翻訳なんだけど。

いやー。
もう久々に内容が深くなく、プロット云々を追及せずひたすらリリカルと萌え萌え甘々を書いた中篇を読んだ、という気分です(褒めている。笑)。
そうですね。
休刊となっているシルエット・ロマンスを読んでいる錯覚を覚えたぐらい(^^ゞ
小柄でかわいい妖精のような外見に反して知的ヒロインCJという設定もまた古典のようでして。
何かこう、ケイ・フーパーがロマンス小説を書き始めた頃、自分が好きなロマンス作家さんにいい意味で影響されて勢いで書き上げたカンジがして好印象(笑)。
つまりは、まだ自分の方向性を模索しているんですが(笑) > のちにシャドウ・ファイル・シリーズというクールでイカしたスリラー作品を発表、その才能を開花させるんだが。

得てしてリリカル信奉者のことのさん、この手のぬるいロマンスをたまにムショーに読みたい衝動に駆られるのでいいタイミングゥ〜〜ッでした(エドはるみ風に。笑)。
いいじゃない?疲れている時のリリカル癒し系・・・しかも読めば読む程にアホだし←だから褒めてます(笑)。
あの寄生虫とレーザー治療の件は、あそこまで突き抜けられる度胸を褒めるべきです > あんな台詞をクソまじめにイケメン弁護士ヒーローに言わせた作家に(爆)。

大量のクセ者揃いのヒロインの女友達(しかもノーラ・ロバーツ系のパジャマ・パーティのノリ。笑)、女友達のダーリン達はこぞって「カワイイ妹(ここでは妹同様のヒロインを指す)を守る怒れる兄貴ーズ」(笑)、そしてデキるマメ男のメロメロドッキューンな男前ヒーロー、学術オタクなツンデレヒロイン・・・すごいカテゴリー・ロマンスのテンプレ!!とも思える設定がぬるく心地よい、かわいいエッチでラブラブ垂れ流しの1冊(笑)。

そうなのよね。
取扱の難しい初期作品という名の化石を発掘する際、「微笑ましい」という読後感は非常にポイント高いのだ。
それがプラス面なら尚更(笑)。
楽しく読ませてもらいました、と共に。

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