薄情な花婿 (ハーレクイン・アフロディーテ 42)
2008年2月18日 新刊レビュー
ISBN:459630842X 新書 堺谷 ますみ ハーレクイン 2008/02 ¥720
ジェイン・A・クレンツの未訳分の中の1冊、読了〜。
最近、ぶ厚い本ばかり読んでいたのでこれは後回しにしていたけど、丁度よいボリュームでした(^^)
何ともクレンツらしい、いい年した主人公二人の生真面目ながら、微妙な頓珍漢恋愛ものなんですが・・・やってくれましたな。
結婚式からはじまるこの話、他の作家の本ならやれ政略結婚だ何だともめる設定な筈が、飄々と進んでいくんだな、これが(笑)。
ケイティの少女の頃の憧れだったギャレットと再会、そして結婚・・・と、ここまでは順調。
ギャレットも成長したケイティと再会した途端に、それまでになかった「結婚」の2文字が浮かぶんだな。
しかし「大事な一言」が足りなかったばかりに、新婚生活はあれやこれやで躓きっぱなし(^^ゞ
もう、ここでクレンツ・ヒーローらしさがこのジャレットにも顕著に現れるのがおかしいというか。
どう見ても奥さんのケイティにベタ惚れなのに、愛を知らない今までの人生のせいで、自分の気持ちも分からず、ましてやケイティの愛情に関する言い分にブチブチ言っては自爆気味に悶々(笑)。
でもって、また・・・いつもは犬とかのペットなんだが、今回はヒーロー、ヒロイン共にサラブレッドで生計を立てている愛馬家なためか、愚痴ったり会話する相手は年とった愛馬レッドくん(笑)。
もう、これだからクレンツ作品は楽しいんだな♪
ケイティも、これまたクレンツらしいヒロインというか。
しっかり者で、仕事が出来て、真面目で、それでいてとってもキュート。
一度好きになったら、そりゃあ彼の為にえんやこれやと頑張ってしまうんだな。その様が、非常に読んでいて愛らしくって微笑ましい(^^)
まぁ、今回は、自分たちの結婚の存続についてだから気合いも違うんですが(^^ゞ
長編も勿論良いのだが、このボリュームでもしっかりしたキャラクター設定、ストーリー展開とがあって、やはりクレンツは達者なのである。
二人の喧嘩から、お互いの心からの気持ちをぶつけ合い、そして見解を述べ合う場面なんて秀逸。
本当に、あの、思わず口から飛び出した言葉に驚いてしまって腕を広げたギャレットも、そこに飛び込んだケイティも、とってもきゅ〜んなのだ。
その後に、二人ふにふにハグハグとしているところがまたきゅんきゅん。
ああ、やっぱりクレンツの、この独特のやりとりとか好きだわ〜。
こんな良作の未訳発掘なら幾らでもしてほしい、と思うのですが(笑)。
いや、クレンツ愛読者でも全てが全てを認めているワケではないので、そこは慎重にはなるんですが・・・まぁ、どこかの大御所様のように、化石は化石のまま埋もれさせてくれてれば連打でないので、ひとまず良かった(爆)。
次のクレンツのアフロディーテ新刊は、SJ名義の新訳再販という話なんですが・・・まだあるんですがねぇ。クレンツ名義の未訳テンプテーション(--;;
つうか、あれだけ再販ライン持ってて、何故このアフロディーテで再販もの出すのかが謎。
とあるお友達が新訳改題に気付かず、新刊で買ってしまった・・・と嘆いていましたが、いかがなもんかなホント。
ジェイン・A・クレンツの未訳分の中の1冊、読了〜。
最近、ぶ厚い本ばかり読んでいたのでこれは後回しにしていたけど、丁度よいボリュームでした(^^)
何ともクレンツらしい、いい年した主人公二人の生真面目ながら、微妙な頓珍漢恋愛ものなんですが・・・やってくれましたな。
結婚式からはじまるこの話、他の作家の本ならやれ政略結婚だ何だともめる設定な筈が、飄々と進んでいくんだな、これが(笑)。
ケイティの少女の頃の憧れだったギャレットと再会、そして結婚・・・と、ここまでは順調。
ギャレットも成長したケイティと再会した途端に、それまでになかった「結婚」の2文字が浮かぶんだな。
しかし「大事な一言」が足りなかったばかりに、新婚生活はあれやこれやで躓きっぱなし(^^ゞ
もう、ここでクレンツ・ヒーローらしさがこのジャレットにも顕著に現れるのがおかしいというか。
どう見ても奥さんのケイティにベタ惚れなのに、愛を知らない今までの人生のせいで、自分の気持ちも分からず、ましてやケイティの愛情に関する言い分にブチブチ言っては自爆気味に悶々(笑)。
でもって、また・・・いつもは犬とかのペットなんだが、今回はヒーロー、ヒロイン共にサラブレッドで生計を立てている愛馬家なためか、愚痴ったり会話する相手は年とった愛馬レッドくん(笑)。
もう、これだからクレンツ作品は楽しいんだな♪
ケイティも、これまたクレンツらしいヒロインというか。
しっかり者で、仕事が出来て、真面目で、それでいてとってもキュート。
一度好きになったら、そりゃあ彼の為にえんやこれやと頑張ってしまうんだな。その様が、非常に読んでいて愛らしくって微笑ましい(^^)
まぁ、今回は、自分たちの結婚の存続についてだから気合いも違うんですが(^^ゞ
長編も勿論良いのだが、このボリュームでもしっかりしたキャラクター設定、ストーリー展開とがあって、やはりクレンツは達者なのである。
二人の喧嘩から、お互いの心からの気持ちをぶつけ合い、そして見解を述べ合う場面なんて秀逸。
本当に、あの、思わず口から飛び出した言葉に驚いてしまって腕を広げたギャレットも、そこに飛び込んだケイティも、とってもきゅ〜んなのだ。
その後に、二人ふにふにハグハグとしているところがまたきゅんきゅん。
ああ、やっぱりクレンツの、この独特のやりとりとか好きだわ〜。
こんな良作の未訳発掘なら幾らでもしてほしい、と思うのですが(笑)。
いや、クレンツ愛読者でも全てが全てを認めているワケではないので、そこは慎重にはなるんですが・・・まぁ、どこかの大御所様のように、化石は化石のまま埋もれさせてくれてれば連打でないので、ひとまず良かった(爆)。
次のクレンツのアフロディーテ新刊は、SJ名義の新訳再販という話なんですが・・・まだあるんですがねぇ。クレンツ名義の未訳テンプテーション(--;;
つうか、あれだけ再販ライン持ってて、何故このアフロディーテで再販もの出すのかが謎。
とあるお友達が新訳改題に気付かず、新刊で買ってしまった・・・と嘆いていましたが、いかがなもんかなホント。
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