ISBN:4596511640 新書 長田 乃莉子 ハーレクイン ¥641

短編二本収録のD、読了〜。
元々これって三本あって、全てが「災害関連短編」だったのですが、今回この二本が収録。

前者のクリスティ・ゴールドですが、やっぱりことのさんは彼女はなんちゃってシークじゃない方が、しっくり読めるんだけどなぁ(笑)。
何か、短編だからどこにクライマックスをもってくるかっていうのもあるけど、これはハリケーンがくる前にヒーローもヒロインもお互いの気持ちを自覚しているので○。
災害で出会って、というものでなく、先に友人としての関係をしっかり確立していて、そこからプラスだからね。
いや、しかし、なかなか的を得ていていいじゃない?
「定員オーバー」っていうたとえ(笑)。
この話は及第点ね。

反面、後者のローラ・ライトは・・・駄目だった(~_~;
もうヒロインがね・・・私の話を聞いてくれかった!!って言ってるけど、その前に自分のやった事をまず客観的に見ろ、と思った(~_~;
ことのさんがヒーローでも同じようにたたき出すよ、コイツ(~_~;
よくある再会した時に彼女は妊娠してましたモノだが、いや・・・ヒーローよ、ホンマにこのヒロインでいいのか?!
彼の台詞の中に「君の過ちも、僕の過ちも乗り越えようと思えた」ってあるけど、これって先にヒロインが口にすべき言葉だったと思うんだけどねぇ・・・。
何だか読後感の良くない一本だった事は確かだな・・・。

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