薔薇色の女神―モアランド公爵家の秘密
2006年12月25日 新刊レビュー
ISBN:459691205X 文庫 平江 まゆみ ハーレクイン ¥840
キャンディス・キャンプのモアランド公爵シリーズ2冊目、読了〜(^^)
いや、前作以上に最初っから頓珍漢でコミカルな1冊でした(笑)
今回の主役は、前回のヒロインであるオリヴィアの姉キリア。
長身で赤毛の勝気な美女の彼女を見て「うっしっし(^m^)」となる辺りは、まぁ、レンガリアン末期というところで見逃して頂くという事で(^^ゞ
もうしょっぱなから妙なオウムとの追っかけっこで、モアランド家の破天荒さが垣間見えますな・・・ソロモン諸島からオウムを土産に持って帰ってくる長男、実験室をぶっぱなす長女、土産に算盤(そろばん)を貰う次男・・・ぷっ。
次女のキリアがえらく普通に見えるんですが、それはモアランド家を基準にした場合のみ?(^^;
前作ではバリバリのフェミニスト独身主義者のように書かれていたキリアですが、この作品ではそういう印象はなく、メインにきた事でイメージがやんわりな感じになったかな。
いや、固く孤高なイメージが払拭された理由は、あの困ったトラブルメーカーな双子の弟くん達コンとアレックス登場によるでしょうかね?
いやー、傑作ですわ、あの二人(笑)。
オリヴィアは前作でくっついたスティーヴンと新婚旅行に行っちゃって登場シーン少ないんですが、今回はそれ以外の家族のキャラが皆、面白おかしく書かれていて楽しかったですね♪
ことのさん、特にあの公爵夫人ことエメリーン・ママのアニキっぷりにうっとりしました(笑)。
そんなママに、普段は壺だ発掘品だにうつつをぬかしているのんびり公爵様なのに、結婚して33年もたつのに今だメロメロなのがまたよく分かる1冊でしたな〜(^m^)
女王様キリアのお相手となるのが、前作ラスト近くにて登場したスティーヴンの元共同経営者のアメリカ人レイフ・マッキンタイア。
苗字からお分かりの通り、南部に入植したスコッツ系と見受けられますな(笑)。
南北戦争で、故郷ヴァージニアを含む南軍でなく、奴隷制度反対の姿勢から北軍に志願し、希望と目標、そして故郷を失くした男とされていますが、のんびり作風のこの作品では余り深刻には描写されておらず、彼の口から語られるのがメインの程度。
もっとも、それを語ったのが知り合って間もないキリアってあたり、既にメロメロの様相です(笑)。
こういうところは手堅いのよね、キャンプ。
冒険もないけど、外しもしない。これって重要だわよ。
騒動の原因となったビザンチン様式の小箱、歴史や宗教、神話を絡めての話はなかなかテンポがよく、読み口のいいものでした。
そうよ、妙な創作神話に傾倒し広げるとかよりも、こういう歴史に沿った展開から楽しいフィクションを広げてくれるのは大好きなの。
古代エジプトやヒッタイト、メソポタミヤから十字軍、そんな話をしながらも、そこはキャンプなので固く重くなりすぎず、軽快に話を進めていってるんですよね。
でもラストの大騒動は・・・どれが敵か味方か分からないぐらいに入り乱れ過ぎた気も!(笑)
ロシア皇族はそんな気がしたんだけど(笑)。
次回はそろばん弾いてる次男リード(笑)。
普段からモアランド一家の騒動の後始末ばかりしている唯一の常識人・・・何となく、家族そっくりなはねっかえりに捕まってそげな気も(^^ゞ
ともかく、次巻も楽しみ♪
キャンディス・キャンプのモアランド公爵シリーズ2冊目、読了〜(^^)
いや、前作以上に最初っから頓珍漢でコミカルな1冊でした(笑)
今回の主役は、前回のヒロインであるオリヴィアの姉キリア。
長身で赤毛の勝気な美女の彼女を見て「うっしっし(^m^)」となる辺りは、まぁ、レンガリアン末期というところで見逃して頂くという事で(^^ゞ
もうしょっぱなから妙なオウムとの追っかけっこで、モアランド家の破天荒さが垣間見えますな・・・ソロモン諸島からオウムを土産に持って帰ってくる長男、実験室をぶっぱなす長女、土産に算盤(そろばん)を貰う次男・・・ぷっ。
次女のキリアがえらく普通に見えるんですが、それはモアランド家を基準にした場合のみ?(^^;
前作ではバリバリのフェミニスト独身主義者のように書かれていたキリアですが、この作品ではそういう印象はなく、メインにきた事でイメージがやんわりな感じになったかな。
いや、固く孤高なイメージが払拭された理由は、あの困ったトラブルメーカーな双子の弟くん達コンとアレックス登場によるでしょうかね?
いやー、傑作ですわ、あの二人(笑)。
オリヴィアは前作でくっついたスティーヴンと新婚旅行に行っちゃって登場シーン少ないんですが、今回はそれ以外の家族のキャラが皆、面白おかしく書かれていて楽しかったですね♪
ことのさん、特にあの公爵夫人ことエメリーン・ママのアニキっぷりにうっとりしました(笑)。
そんなママに、普段は壺だ発掘品だにうつつをぬかしているのんびり公爵様なのに、結婚して33年もたつのに今だメロメロなのがまたよく分かる1冊でしたな〜(^m^)
女王様キリアのお相手となるのが、前作ラスト近くにて登場したスティーヴンの元共同経営者のアメリカ人レイフ・マッキンタイア。
苗字からお分かりの通り、南部に入植したスコッツ系と見受けられますな(笑)。
南北戦争で、故郷ヴァージニアを含む南軍でなく、奴隷制度反対の姿勢から北軍に志願し、希望と目標、そして故郷を失くした男とされていますが、のんびり作風のこの作品では余り深刻には描写されておらず、彼の口から語られるのがメインの程度。
もっとも、それを語ったのが知り合って間もないキリアってあたり、既にメロメロの様相です(笑)。
こういうところは手堅いのよね、キャンプ。
冒険もないけど、外しもしない。これって重要だわよ。
騒動の原因となったビザンチン様式の小箱、歴史や宗教、神話を絡めての話はなかなかテンポがよく、読み口のいいものでした。
そうよ、妙な創作神話に傾倒し広げるとかよりも、こういう歴史に沿った展開から楽しいフィクションを広げてくれるのは大好きなの。
古代エジプトやヒッタイト、メソポタミヤから十字軍、そんな話をしながらも、そこはキャンプなので固く重くなりすぎず、軽快に話を進めていってるんですよね。
でもラストの大騒動は・・・どれが敵か味方か分からないぐらいに入り乱れ過ぎた気も!(笑)
ロシア皇族はそんな気がしたんだけど(笑)。
次回はそろばん弾いてる次男リード(笑)。
普段からモアランド一家の騒動の後始末ばかりしている唯一の常識人・・・何となく、家族そっくりなはねっかえりに捕まってそげな気も(^^ゞ
ともかく、次巻も楽しみ♪
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