ISBN:4596911541 文庫 細郷 妙子 ハーレクイン 2005/11 ¥840

やっとこさ読めまっせ〜、モントフォード兄ちゃん本!
ラストでっせラスト!!

昨日の日記で「金太郎飴」とか言ったが、褒めてんのだ!
好きでなきゃ新刊で買いはしませんぜ、こんなに古本屋に落ちてくるのが早い(最短発売日から三日で古本屋で見た。爆)MIRA BOOKS!(爆)
50P読んで、オチまで想像つくような展開の本なのに!(爆)
それなのに新刊で買わせてしまうって、ちょっとスゴくない?!(笑)
つまり金太郎飴は飴でも、そんな辺り偉大な飴だと思ってるワケだよ、ことのさんは(屈折した人間が褒めるとこんなモノだ。爆)。

ところでこの兄ちゃん、かなり重度の災難体質とも言える。

フランス革命に巻き込まれ孤児→亡命時に熱病にかかり悪人の手によって受け継ぐべき爵位を奪われる→熱病から生還するが記憶を無くす→静かに馬丁として生活していたのに恋に落ちた相手は貴族のお嬢様→恋敵に殺されかかる→何とか生還したのに更に寝込みを襲われる→簀巻きにされて英国海軍の船に捨てられる→命からがら船から逃げてアメリカに着く

こっから先はまぁ、読んで頂くとして・・・。
この兄ちゃん、非常に叱られたところとかしょげているところがそそるタイプとか解釈していたりする辺り、ことのさんとんでもない読者か?(爆)

非常にご都合主義な活劇ロマンスとして(だって、絶対私が悪人なら兄ちゃん簀巻きにした際に石の靴履かせて速攻ドーバーに沈めるわよ。あんな甘い抜けた悪人見た事ない。爆)、ツッコミしながら楽しく最後まで読んで、ちょっと本を置いて考えてみたり。

ヒロイン側からこの本を斜め気味に要約してみたら、微妙な路線の類似点というか。

運命の恋人は、私の目の前で死んでしまったわ

もう、絶対に他の人なんて愛せないわ

そうよ。私は仕事にかけるのよ。あの人との思い出を胸に・・・

それなのに、どうしてこの男性に心惹かれるのかしら・・・

ええっ、貴方なの!10年前に死んだと思っていたのに!!

・・・どっかで聞いたような展開というか、セリフ筋というか・・・どこだっけ・・・。

あ、冬のソ○タじゃん、まるっきり(爆)
(本当に屈折した人間が盛り上がって褒めるとこんなモノだ。核爆)

んで、ラストがまたね。くくくっ(^m^)なワケだ。
お江戸の時代劇のラスト見ているようでない?(笑)
男前やアネキがシリーズ内に沢山いれど、一番カッコよかった人は、あのお方だったという事ね・・・貫禄勝ちでございました。

でも、シリーズものの弊害・・・それでなくても追いはぎ一味をはじめ、親戚多いモントフォードとファルコートが大勢いるのに、それが入り乱れてちゃ、物語ラストになると本当に章内に人口密度高くて圧迫感が出た。
次の翻訳は是非、息抜きで単発でお願いしたいですな、キャンプ先生(^^ゞ

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